526: 2014/02/07(金) 22:12:00.49 ID:V1YqmdP80
527: 2014/02/07(金) 22:14:15.45 ID:V1YqmdP80
提督「────こ、高校生っ!?」
高雄「……提督、驚く気持ちは分かりますがここは店内ですよ? 他のお客様に迷惑です」
提督「そ、そうだな……」
提督「いや、それにしても……まさか高雄が女子高生やってるなんてなぁ……」
提督「高雄が女子高生ってことは愛宕もだろ? …………マジかぁ……」
高雄「愛宕からは聞いていらっしゃらなかったのですか?」
提督「あー……最初に皆に電話した時もそうなんだけど、どこでどうしてるかとかはあんまり聞いてないんだよ」
提督「愛宕が俺の家に来たときだって、ヲ級のことで精一杯だったし……」
高雄「そうだったのですか……」
高雄「そうすると提督は私達がどうしていると思っていたのですか?」
提督「社会人、は流石に無いから、普通に大学にでも通ってるんだと思ってたよ」
提督「年齢的にも妥当だろ?」
高雄「…………最初はそのつもりだったのですが、その……私と愛宕は頭の方には自信が無かったもので……」
提督「あぁ……なるほど」
提督(こいつらも普通の生活に戻ったときのことを考えて、自主的に勉強してたらしいけど……それだけじゃ不十分だもんな)
提督(しかし、高校生ねぇ……)
高雄「あの、提督? どうかされましたか?」
提督「いや、何でもないよ」
提督(最近の男子高校生はこの誘惑に耐えられるのか……?)
龍驤「……チチばっか栄養が行ってるからやな」
高雄「り、龍驤さんっ!?」
528: 2014/02/07(金) 22:15:10.64 ID:V1YqmdP80
提督「お前……今までの沈黙を破っての一言がそれか」
龍驤「ええやん、事実やろ?」
龍驤「まぁ、その点うちは良かったわ」
龍驤「入りたいとこ入れたし、年齢と学年も一致しとるし」
龍驤「いやぁ、幸せや……」
提督「龍驤、もういい。言動と表情が一致していない」
龍驤「うちかて……うちかてなぁ……!」
高雄「そ、そう言えば龍驤さんは高校三年生なんですよね! クラスではどうしているのですかっ」
龍驤「……ツッコミ役兼いじられ役や」
龍驤「認めるのも癪やけど、タッパ足りんから中学生として見られとんねん」
提督「…………」
高雄「…………」
龍驤「……今、心の中で『確かに』って思ったやろ?」
龍驤「……はぁ。まぁええわ」
龍驤「そういう高雄はどうなん? その顔にそのチチや、大層モテてるんとちゃう?」
高雄「え、ええと、それはその……」
龍驤「あーもう、言わんでええ。その反応で分かるわ」
提督「まぁ愛宕ほどの美人を放っておく男なんていないよな」
提督「……ん? どうした高雄? 俺の顔に何か付いてるのか?」
高雄「……いえ、何でもないです」
龍驤「提督、そういうのええから」
提督「ええー……?」
提督(俺、何か悪いことしたか?)
529: 2014/02/07(金) 22:16:40.38 ID:V1YqmdP80
──────────
──────────
「────メニューをお持ちしました」
高雄「ありがとうございます♪」
チキンロールキャベツ
イチゴミルク
龍驤「……さらに大きくする気かぁ!」
高雄「────ひああっ!?」
高雄「り、龍驤さんっ、や、やめっ」
龍驤「そないでかくしたいならうちが揉んだるわぁ!」
提督「…………」
提督(メニューで分かるとは……龍驤も試したんだろうな……)
提督(…………たゆんたゆんしてる)
提督(眼福眼福、っと)
530: 2014/02/07(金) 22:17:44.44 ID:V1YqmdP80
ヲ級「────ヲマタセ」
「おっ、今日も間宮さん達のお手伝いか!」
「若いのに偉いなぁ!」
ヲ級「ソレホドデモナイ」
「またまた謙遜しちゃって!」
「あのー、俺この子初めて見るんですけど…………」
「お前知らねえのか? この子は最近この店で仕事を手伝ってる────」
ヲ級「ヲ級、デス」
ヲ級「ヲッチャンッテ呼ンデ?」
531: 2014/02/07(金) 22:18:42.18 ID:V1YqmdP80
鳳翔「────ヲ級ちゃんも大分馴染んできましたね」
間宮「最初はどうなることやらと心配していましたが……あの頭のアレを取るだけで意外と分からないものなのですね……」
鳳翔「まぁ、何はともあれヲ級ちゃんが楽しそうで何よりです……♪」
鳳翔「…………ところでそこに置いてある件のそれは、結局何という名前なのでしょうか?」
間宮「……気になりますね」
ヲ級「────タダイマ戻ッタ」
ヲ級「……ヲチツク」
鳳翔(相変わらず戻ってくると被り直しますね……)
間宮(安心するのでしょうか?)
鳳翔「……ヲ級ちゃん?」
ヲ級「ヲ?」
鳳翔「それは何という名前なのですか?」
ヲ級「……コレ?」
ヲ級「コレハ……」
ヲ級「……………………」
間宮「ヲ級ちゃん?」
ヲ級「…………考エタコトモ無カッタ」
鳳翔「えーと、つまり名前は無いと」
間宮「そうみたいですね……」
ヲ級「……丁度良イ。間宮、名前付ケテ?」
間宮「わ、私ですか?」
ヲ級「……駄目?」
鳳翔「……大丈夫ですよ。間宮さんなら良い名前を付けてくれますから」
間宮「ほ、鳳翔さんっ!?」
間宮(どうしてハードルを上げるんですか!)
ヲ級「……ワクワク」
間宮「え、えーと……」
間宮(一体どうすれば────)
550: 2014/02/08(土) 23:55:15.88 ID:+EMMIPW90
榛名「────提督、お待たせ致しました!」
提督「おー、榛名。半日ぶりだな」
提督「朝と服装が変わってるみたいだけど、わざわざ着替えてきたのか?」
榛名「は、はい!」
榛名「……ええと、その……どうでしょうか……?」
提督「ん? ……ああ、そうだな…………」
提督「朝に見たときは綺麗だなぁ、って思ってたけど────」
榛名(き、綺麗っ!?)
提督「────今の榛名はいつにも増して可愛いよ」
榛名「か、かわっ────!?」
金剛「……My Sisterが褒められているのに素直に喜べないネー」
金剛「榛名はShoppingするだけと言ってましたが不安デース……」
霧島「榛名と提督に打診したのはお姉様じゃないですか。自業自得ですよ」
霧島「……それにしてもやっぱり、私のコーディネートに狂いはなかったわね」
比叡「……………………」
比叡(夜の街で建物の影から司令官と榛名の動向を監視する私達……)
比叡(どう見ても不審者ですよね……)
551: 2014/02/08(土) 23:55:58.01 ID:+EMMIPW90
提督「買い物に付き合って欲しい、だったっけ?」
提督「さーて、それじゃとりあえずどこに…………っと、どうした榛名?」
提督「何か気になることでもあるのか」
榛名「……あの、ここまで来ておいて言うのもアレなのですが……やっぱりお姉様達や霧島も一緒の方が良かったのではないでしょうか?」
榛名「榛名だけが提督とこうやって…………不公平ですよね」
提督「うーん、深く考え過ぎじゃないかな? そもそも今回のこれは金剛達が用意した場だろ?」
提督「思えば榛名と2人きりの時間ってのも久しぶりだしさ、今夜は余計なこと考えないで楽しまないか?」
榛名「で、でも…………」
提督「でもまぁ、あれだ。榛名がどうしても申し訳ないって思ってるなら、今度あいつらとの時間も作るよ」
提督「これなら公平だろ?」
榛名「そ、そうですね……それなら榛名も大丈夫ですね……」
提督「よし、じゃあこの話しはこれで終わりな!」
榛名「……………………」
榛名(…………皆とも、と思うと面白くなく感じてしまうなんて……)
榛名(……自分が嫌になります)
552: 2014/02/08(土) 23:56:44.41 ID:+EMMIPW90
金剛「……榛名は優しいネー」
金剛「でもこのChance、無駄にはしまセーン!」
霧島「まったく……榛名らしいわね」
霧島「────さて、せっかくの機会ですし、しっかりとプランを練らないと……」
比叡「提督と2人きり、ですか……」
比叡「手料理でも振る舞────」
「「やめて!」」
比叡「ひぇぇ……」
553: 2014/02/08(土) 23:57:26.51 ID:+EMMIPW90
──────────
──────────
554: 2014/02/08(土) 23:57:58.47 ID:+EMMIPW90
提督「夜だってのに人が多いな……」
榛名「そうですね……」
榛名「……鎮守府に居た頃はこんな人混みに紛れるなんてことも無かったので、こういう人が多いところは未だに苦手です…………」
提督「ふむ……」
提督「榛名、手貸して」
榛名「────て、提督っ!?」
提督「いやだって歩きにくそうだし、迷子になっても困るだろ?」
榛名「そ、それは、確かにそうですけど……」
提督「ほら、行くぞ」
榛名「は、はいっ……」
提督「……榛名? 顔が赤いけどどうした?」
榛名「こ、これはそのっ、熱くて、ですっ!」
提督「そうか、夏も近いもんな。そりゃ暑いよなぁ……」
榛名「あうぅ…………!」
566: 2014/02/09(日) 22:05:53.04 ID:ewODyu0t0
鳥海「────えっ、もうお戻りになられるのですか?」
提督「ああ、というか既に帰路についてるんだよね。今日鳥海に会いに来れたのも、ひとえにタイミングが良かったからだし……」
鳥海「そう、ですか……少し残念です……」
鳥海「司令官さんに会いに行くのも容易ではないですから……」
提督「すまんな……」
提督「俺ももうちょっとゆっくり皆のところを回りたかったんだけど、ヲ級のことをこれ以上ほったらかしにするわけにはいかないんだ」
鳥海「…………また、会えますよね?」
鳥海「会いに来てくれますよね?」
提督「もちろん」
鳥海「……ふふっ。それなら良いんです」
鳥海「────あっ」
鳥海「司令官さん、あれが例のお店ですよ!」
提督「ん? おおっ、あれか!」
鳥海「時間もギリギリですし、急ぎましょう。後ちょっとでシフトが変わってしまいます」
提督「よーし、突撃するぞ!」
567: 2014/02/09(日) 22:06:34.12 ID:ewODyu0t0
摩耶「いらっしゃいませー!」
摩耶「何名さ────っ!?」
提督「2名、禁煙でよろしく」
鳥海「摩耶さん、こんばんは」
568: 2014/02/09(日) 22:08:18.30 ID:ewODyu0t0
摩耶「────────…………」
提督「んー? どうしたんだ摩耶ー? 笑顔が固まってるぞぉ?」
摩耶「…………こ、ちらのお席にどうぞー……」
提督「おう」
摩耶(おい、鳥海! 聞いてねぇぞ!)
鳥海(だって言ってませんからね)
摩耶(そうゆう問答はいいから! 何であいつ連れて来てんだよ!)
鳥海(……摩耶さんも司令官さんも喜ぶと思いまして)
摩耶「んなわけあるかぁ!」
「ちょっと摩耶ちゃーん!」
「大声聞こえたけど何か問題ー?」
摩耶「な、何でもありませーん!」
提督「はい、仕事仕事。口より手を動かして?」
摩耶「てめっ、この……!」
摩耶「後で覚えてろよ……!」
提督「あ、ちょっと待て摩耶」
摩耶「……なんだよ」
提督「さっきの笑顔、可愛かったぞ」
提督「いつもそうしてれば良いのに」
摩耶「────っ!?」
提督「それにそのエプロンも似合ってるな。このお店では制服代わりにエプロンなのか?」
摩耶「────う、うっせえバーカ!」
摩耶「さっさと座って待ってろ!」
提督「アルバイト頑張れよー……」
鳥海「行っちゃいましたね……」
提督「…………いやぁ」
提督「やっぱあいついじるの楽しいな」
鳥海「……私もです♪」
569: 2014/02/09(日) 22:09:14.72 ID:ewODyu0t0
────────
────────
570: 2014/02/09(日) 22:11:16.50 ID:ewODyu0t0
提督「────ん? 摩耶からメールだ」
提督「仕事中に余裕だな」
鳥海「何と書かれているんですか?」
提督「ちょっと待て。えーと……」
提督「『鳥海のお気に入りの人形の名前は────』」
鳥海「きゃああああああぁぁぁっ!?」
提督「────ぬおっ!? ど、どうした鳥海っ!?」
鳥海「だ、駄目です! その先を見てはいけません!」
提督「えぇー……」
提督「でもそこまで言われると見たくな────」
鳥海「────えいっ」
提督「お、俺の携帯がぁぁぁっ!?」
「お、俺の携帯がぁぁぁっ!?」
摩耶(これは……提督の声だな)
摩耶(つーことは上手くいったってことか……)
摩耶「へっ、2人ともざまあみやがれ!」
「……摩耶ちゃんどうかした? 少し休む?」
摩耶「あっ、いえ! 何でもないです! はい!」
581: 2014/02/14(金) 22:02:10.87 ID:N/iAElud0
提督「……こんなところにいたのか」
龍田「……あら、見つかっちゃった?」
提督「2月とはいえまだ寒いんだ。こんなところにいないで中に入ったらどうだ?」
龍田「それもそうねぇ……」
龍田「……でも私、もうちょっとこうしてたいの」
提督「何だ? 悩み事でもあるのか?」
龍田「うふふ、悩み事というよりは考え事かしら?」
提督「そうか……」
提督「俺でよければ相談に乗るが……」
龍田「……………………」
龍田「……ねぇ、提督」
龍田「ちょっと聞いて欲しい話があるの」
提督「……いいぞ」
龍田「……あのね、あるところに1人の男の子と2人の女の子がいたの」
龍田「3人はとっても仲良しで、楽しいことも、苦しいことも、全部3人で分かち合っていたわ」
龍田「……でもある日、その2人の女の子の内の1人が、その男の子に告白されたの」
龍田「その女の子は、そのことがとっても嬉しかったけど……その告白を受けることを恐れたわ」
龍田「だってずっと3人でやってきたんだもの」
龍田「仲の良かった『3人』が、『2人と1人』になってしまうんじゃないかって、不安になったの……」
龍田「……結局、女の子はその告白を断ったわ」
龍田「男の子は……多分その返事が来ることを分かっていたのね」
龍田「……寂しそうに、微笑んでたわ」
提督「………………」
582: 2014/02/14(金) 22:02:58.86 ID:N/iAElud0
龍田「……でも、男の子は諦めなかった」
龍田「周りから何と言われようと、彼は自分の信念を貫いた」
龍田「そして…………今ここに立ってる」
龍田「……ねぇ、提督?」
提督「………………」
龍田「私のこと……好き?」
提督「好きだ」
龍田「……天龍ちゃんのことは?」
提督「好きだ」
龍田「私と、どっちが好き?」
提督「どちらも好きだ」
提督「天龍を、龍田を、俺は愛している」
龍田「……うふふっ」
龍田「1年前の今日に提督からもらったこの指輪、ずっと付けないで持ってたけど……」
龍田「天龍ちゃん、とっても似合ってたわ」
龍田「……私にも似合うかしら?」
提督「もちろん」
提督「似合うに決まってるさ」
龍田「うふふっ♪」
龍田「…………それじゃあ提督────
583: 2014/02/14(金) 22:03:48.39 ID:N/iAElud0
────これでずっと
────3人いっしょね♪
601: 2014/02/15(土) 22:10:11.40 ID:UiEZUxny0
提督「────本当にありがとうございました」
間宮「いえ、こちらこそヲ級ちゃんのおかげで非常に助かりました」
間宮「次の機会がありましたら、ぜひよろしくお願いいたしますね?」
提督「あはは、そう言っていただけるとありがたいです」
提督「…………ヲ級」
ヲ級「ヲ?」
提督「俺がいない間、頑張ってたんだな。偉いぞ」
ヲ級「……ムゥ」
提督「あれ? 撫でられるのは嫌か?」
ヲ級「……違ウ」
ヲ級「撫デルナラチャント撫デテ?」
提督「……ん? いや、俺今ちゃんと撫でてましたよね?」
鳳翔「提督、今撫でていたのはヲ級ちゃんではなく『ヲ頭(カシラ)』ですよ?」
提督「…………えーと、この帽子みたいなやつの名前ですかそれ?」
鳳翔「はい」
提督「へぇー……」
提督「こいつ『ヲ頭』っていうのか……」
鳳翔「ちなみに間宮さんが名付けました」
提督「……間宮さんが?」
間宮「は、はい……」
提督「……………………」
提督(ああ、なるほど……)
提督(『尾頭』ね)
提督(間宮さん、魚料理でもしてたんだろうな)
ヲ級「提督、マダ?」
提督「おおっ、すまんすまん」
提督「ほら、これならどうだ?」
ヲ級「ン……♪」
602: 2014/02/15(土) 22:11:04.05 ID:UiEZUxny0
ヲ級「────ヲウチ、帰ル?」
提督「まっすぐは帰らないな」
提督「何箇所か寄って、着くのは多分夜頃になる」
提督「お手伝いは疲れただろ? ゆっくり休んでてもいいぞ?」
ヲ級「……ン、大丈夫」
ヲ級「提督ト一緒、嬉シイカラ……」
提督「そうか? 無理するなよ?」
ヲ級「……了解」
提督「…………」
提督(……何だか雰囲気がちょっと変わったな)
提督(俺がいなくて寂しかったとかか?)
提督(さっきからこっちのことチラチラ見てるし……)
提督(甘えたいとか…? ……それはないか)
603: 2014/02/15(土) 22:11:48.06 ID:UiEZUxny0
ヲ級「ヲ……」
ヲ級(……モット)
ヲ級(モット撫デテ欲シイ……)
ヲ級(……寂シイ? コレガ?)
ヲ級(ナンダロウ……ムズムズスル……)
619: 2014/02/16(日) 21:30:33.48 ID:ZGUjBZJc0
能代「────提督、お久しぶりです!」
提督「久しぶりだな、能代」
提督「元気にしてたか?」
能代「はい、それはもちろん!」
能代「…………ところで、そちらが例のヲ級ですか?」
提督「ああ。ほら、ヲ級」
ヲ級「ヲ」
ヲ級「ドーモ、ヲ級デス」
ヲ級「ソレデコッチガヲカシラ」
ヲ級「今後トモ、ヨロシク」
能代「ヲ級ちゃん、よろしくお願いしますね!」
能代「……ふむふむ」
提督「どうかしたか?」
能代「いえ、特に何も」
能代「ただ私達が戦っていた空母ヲ級と、何かしら違いが有るのではないかと観察していただけです」
能代「……ですが、見る限りではサイズが小さいだけのようですね」
ヲ級「チッチャクナイヨ!」
能代「ふふっ、可愛らしいですね♪」
ヲ級「ムゥ……」
620: 2014/02/16(日) 21:31:48.96 ID:ZGUjBZJc0
提督「ところで能代。阿賀野はどうした?」
能代「……阿賀野姉ぇは今日のことを忘れていたみたいで…………」
提督「あいつ未だにそうなのか?」
能代「お恥ずかしい限りです」
能代「もう少しでこちらに到着するらしいので、阿賀野姉ぇが来たら…………提督、お昼ご飯はもう済ませておいでで?」
提督「いや、まだだな」
能代「それでは食べに行きましょう。オススメの店がありますので」
提督「おおっ、そりゃ楽しみだな」
提督「……あっ、でもヲ級の飯もどうにかしないといけないな」
能代「通常の食事では駄目なのですか?」
提督「食えるけど腹が膨れないらしい」
提督「うーん、どうするかなぁ……」
ヲ級「提督、ソレハ問題ナイ」
ヲ級「間宮ト鳳翔カラ貰ッタ『コレ』ガアルカラ」
能代「これは……ペットボトルに入った十円玉?」
提督「これってまさか……」
ヲ級「ヲ手伝イノヲ礼」
ヲ級「ソシテ私ノヲヤツ兼ヲ小遣イ」
ヲ級「……美味シイ♪」
提督(うわぁ、バリボリいってる……)
能代「ヲ級ちゃん、食事前にはちゃんと手洗いうがいしないと駄目ですよ?」
ヲ級「────ハッ!? 確カニソノ通リ……」
提督(あ、突っ込むところはそこなのね)
621: 2014/02/16(日) 21:33:08.87 ID:ZGUjBZJc0
ヲ級「────ヲッ!」
北上「はい、残念。そっちはババだよ」
ヲ級「ヲゥ……」
北上「次は私だねー……」
北上「……こっちかな?」
ヲ級「……♪」
北上「ふーん……」
北上「やっぱこっちで」
ヲ級「ヲッ!?」
北上「はい、また私の勝ちー」
ヲ級「……何故、一度モ勝テナイ?」
北上「……さあねぇ?」
北上「それより、もっかいやる?」
ヲ級「次コソ、負ケナイ!」
提督「北上の奴……意地が悪いな……」
提督「いちいち反応するヲ級も悪いっちゃ悪いけど、一度くらい勝たせてやってもいいだろうに……」
大井「北上さんはやるときは徹底的にやる人ですから」
大井「相手が子供とはいえ、負けたくないのだと思います」
提督「トランプよりも有意義なとこで発揮しろよその力は……」
622: 2014/02/16(日) 21:33:53.08 ID:ZGUjBZJc0
提督「ああそうだ。なあ大井、学校の方はどうだ?」
大井「学校ですか? 楽しくやってますよ、私も北上さんも」
提督「そりゃ結構。言っちゃあアレだけどさ、お前の性格のこともあるし、わりと心配してたんだ」
大井「……その言い分だと私に問題があるみたいですよね? ちょっと刺してもいいですか?」
提督「おい、ちゃんと『アレだけど』って前置きしただろうがっ」
提督「謝るからそのフォークを下げてくれっ」
大井「うふふっ、冗談ですよ♪」
提督「お前が言うと冗談に聞こえないんだよ……まったくもう…………」
大井「そう言う提督は最近どうですか?」
提督「俺か? 俺は、ねぇ……」
「はい、また私の勝ち」
「……分カッタ。トランプデ北上ニハ勝テナイ」
「ダカラ今度ハ戦艦ゲームデ勝負!」
「……私達がこれで戦うのって何か変な感じだよね」
「まぁいいけどさー」
623: 2014/02/16(日) 21:34:42.09 ID:ZGUjBZJc0
提督「んー……」
提督「ヲ級の世話も慣れてきたし、暇だっていうのが本音だな」
提督「正直どこでもいいから働きたいって思ってる」
大井「ですが今になって一般企業に就職するのは難しいですよね……」
提督「そうなんだよなぁ……」
大井「軍部に掛け合ってみては?」
提督「……ほら、蹴ってる手前、さ?」
大井「そういえばそうでしたね」
提督「もうアレだな。誰か良い人見つけて婿にでもなるか?」
大井「…………えっ」
提督「もういっそのこと身を固めちゃって」
提督「そして主夫として生きてく……うん、悪くない」
提督「大井はどう思────」
大井「────何か」
大井「何か言いましたか提督?」
提督「────い、いえ、何も……」
提督(えっ、何これ? めっちゃ怖い笑顔なんだけど!?)
提督(俺何か地雷踏んだ!?)
大井「……あくまで」
大井「私的な意見ですが、結婚するのであればもう二年……いえ、三年は待ちませんか?」
大井「深海棲艦が復活するという可能性も捨て切れませんし…………ね?」
提督「り、了解しました……」
大井「うふふっ♪」
「私ハ空母、ダカラ先制爆撃」
「うわ、ずっこい」
「……ん、でも外れたね」
「アッ」
「ふふーん♪ それじゃ私も先制雷撃ね♪」
「四十門だから四十回攻撃だよ♪」
「……ヒドイ」
624: 2014/02/16(日) 21:36:06.37 ID:ZGUjBZJc0
大井っちも立派な提督ラブ勢。
それではまた。
644: 2014/03/11(火) 21:27:07.74 ID:KQ5w9oIV0
例えばこんな、鎮守府の話
────────────────
提督「さーて、朝礼始めるぞー?」
鈴谷「はいはーい」
提督「毎回言ってるけど『はい』は一回な?」
提督「それじゃあ朝の挨拶ぅー…………おはようございます!」
鈴谷「ちぃーっす」
提督「こんにちは!」
鈴谷「うーっす」
提督「よろしくお願いします!」
鈴谷「よろしくぅー」
提督「申し訳ございません!」
鈴谷「めんごめんご」
提督「ありがとうございました!」
鈴谷「あざーっす」
提督「……よし、いつも通りだな」
鈴谷「……最近注意しなくなったよね」
提督「だって辞めないでしょ」
鈴谷「まあねー♪」
提督「ですよねー」
645: 2014/03/11(火) 21:27:59.05 ID:KQ5w9oIV0
提督「気を取り直して本日の予定の確認ー……」
提督「朝礼が終わったら朝食!」
鈴谷「ちなみに今日は何?」
提督「お茶漬けだ」
提督「ヘルシーで朝食にぴったりだろ?」
鈴谷「うわ、出たよ。提督の手抜き」
鈴谷「提督のそーいうめんどくさがりなとこ鈴谷的にポイント低いっすわー」
提督「なお夜ご飯はシーフードカレーです」
鈴谷「提督大好き! 愛してる!」
鈴谷「提督のそーいうとこ鈴谷的にポイント高い!」
提督「よせやい、照れるだろ?」
提督「そしてお昼前にウォーミングアップして、お昼食べた後に出撃してもらいまーす」
鈴谷「りょーかーい」
提督「鈴谷なら大丈夫だと思うけど油断はしないように」
鈴谷「へーきへーき」
鈴谷「……それにアレだね」
鈴谷「今日の出撃が終わったら提督に言わなきゃいけないこともあるしね……」
提督「露骨な氏亡フラグはむしろ生存フラグ」
提督「それに安心しろ、昨日の夜にお菓子をつまみ食いしたことならもう知ってるから」
鈴谷「ありゃ? バレてた?」
提督「ああ。だから三日間おやつ抜きな」
鈴谷「ひえぇ……」
646: 2014/03/11(火) 21:29:03.38 ID:KQ5w9oIV0
提督「ということで予定の確認終了ー」
提督「連絡事項はありますか?」
提督「……無いようなのでこれで朝礼を終わります」
提督「ありがとうございましたー」
鈴谷「あざーっす」
鈴谷「…………ぷはぁ」
提督「どうした鈴谷? 溜め息なんか吐いて」
鈴谷「だって朝礼の時の提督ってコレジャナイ感が凄いんだもん」
鈴谷「提督のですます調聞いてると何かもう息苦しくてたまんないよねー」
鈴谷「っていうかもうこれ辞めちゃおうよ?」
提督「いやしかし部隊の雰囲気を締めるためにもこういうことは必要だろ?」
鈴谷「あー、ハイハイ」
鈴谷「まったく……私一人しかいないのに何を言ってるんだか……」
提督「……ほら、新しい子が来るかもしれないじゃん」
鈴谷「そう言ってかれこれ一年経ってるんですけどー?」
提督「………………」
鈴谷「ですけどー?」
提督「よし、鈴谷。早く飯行くぞ飯!」
鈴谷「あっ、ちょっ!?」
鈴谷「逃げるなこらー!」
659: 2014/03/12(水) 23:25:54.63 ID:MsBRYcPd0
例えばこんな、鎮守府の話 夏
────────────────
鈴谷「夏っていったらやっぱかき氷っしょ!」
鈴谷「そーれごりごりぃー♪」
提督「おい待て鈴谷。もうちょいゆっくり回せ」
提督「削りが荒いと氷の粒が混じるだろうが」
鈴谷「んもー、提督は分かってないねぇ……。それが良いんじゃん!」
鈴谷「それに今日の製氷は私なんだから、注文は受け付けませーん♪」
提督「ったく……はぁ……」
提督「で、今日は何にする?」
鈴谷「今日はー……小豆ミルクで!」
提督「了解」
提督「小豆、と…………ん?」
鈴谷「提督? どしたのー?」
提督「あー、すまん。ミルク切れてる」
鈴谷「え、マジ? 私の舌もう小豆ミルクの準備出来てたんだけど……」
鈴谷「うわー、テンション下がるわー……」
提督「他ので我慢しろ」
提督「大体甘さだけなら小豆のみでも十分だろ?」
鈴谷「あのミルクのどろっとした感じが良いのになー」
鈴谷「────あ、そうだ」
鈴谷「なんなら提────」
提督「言 わ せ ね え よ ?」
660: 2014/03/12(水) 23:26:45.31 ID:MsBRYcPd0
鈴谷「────んーっ、美味い! 冷たい! 幸せ!」
提督「結局イチゴシロップか……」
鈴谷「いわゆる原点回帰ってやつだよ」
鈴谷「いろいろ試すのもいいけど、やっぱ一番は王道のイチゴだよねぇー」
提督「王道はレモン。異論は認めない」
鈴谷「いやいや、それはな────って何でミルク使ってんの!?」
鈴谷「もしかして嘘吐いたっ!?」
提督「こんなことで嘘なんか吐かねえよ」
提督「これはミルクじゃなくてカルピスだ。さしずめレモンカルピスってとこか」
鈴谷「何それ美味しそう!」
提督「ちなみにカルピスの原液を使うとこが個人的なポイントだ」
提督「……一口食うか?」
鈴谷「もらうもらうー♪」
鈴谷「……あっ、でも」
鈴谷「まさかとは思うけどこれって提────」
提督「だ か ら 言 わ せ ね え よ ?」
661: 2014/03/12(水) 23:27:33.25 ID:MsBRYcPd0
鈴谷「うぅ……頭がキーンってするぅ……」
提督「一気に食べるからだろ」
鈴谷「痛いよー痛いよー……」
鈴谷「提督ぅー、さすってぇー、なでなでしてぇー……」
提督「はいはい」
鈴谷「……えへへ♪」
674: 2014/03/16(日) 20:05:42.43 ID:OlIZUPPY0
例えばこんな、鎮守府の話 秋
────────────────
鈴谷「芸術の秋」
鈴谷「食欲の秋」
鈴谷「そして何より────」
鈴谷「────スポーツの秋!」
鈴谷「提督ぅー、秋だよー、秋っ!」
提督「知ってる」
提督「……で、このスポーツ用品の数々は何だ?」
鈴谷「そんなの遊ぶために決まってるじゃーん♪」
提督「やっぱりか……」
鈴谷「むぅ」
鈴谷「……だっていっつも出撃と遠征ばっかでしょ?」
鈴谷「今日一日くらいお休みしても罰は当たらないと思うんだけどなー?」
鈴谷「……ね?」
提督「まったく……」
提督「…………まぁいいか。ちょっとした気分転換くらいにはなるだろ」
鈴谷「あはっ、さっすが提督! 話が分かる!」
鈴谷「それじゃどうする? 何する?」
提督「うーん……」
提督「よく見ると全部2人で出来そうな物ばかりだな……」
提督「まずはバドミントンでもするか?」
鈴谷「さんせーい♪」
675: 2014/03/16(日) 20:06:26.65 ID:OlIZUPPY0
────三十分後
鈴谷「とりゃ!」
提督「このっ!」
鈴谷「うりゃ!」
提督「なんのっ!」
676: 2014/03/16(日) 20:07:16.02 ID:OlIZUPPY0
────一時間後
提督「スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフルボンバー!」
鈴谷「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム!」
提督「ビューティフルシャルロッテクールホーン'sミラクルスウィートウルトラファンキーファンタスティックドラマティ────」
鈴谷「長いっ!!」
提督「げふぅっ!?」
677: 2014/03/16(日) 20:08:00.02 ID:OlIZUPPY0
────三時間後
鈴谷「とおおおおぉぉぉおおうっ!」
提督「それはお前のセリフじゃない!」
678: 2014/03/16(日) 20:08:42.90 ID:OlIZUPPY0
提督「────疲れた……」
鈴谷「私もヘトヘト……」
提督「お前が瑞雲使い始めてからテンションがおかしくなったよな……」
鈴谷「提督が妖精さんとチーム組むからじゃん……」
提督「……はぁ…………あー、駄目だ。汗で体中べとべとして我慢できない」
提督「風呂入ってくる」
鈴谷「えぇっ!? もう辞めるの!?」
提督「いや、もう十分遊んだだろ?」
鈴谷「うーん……」
鈴谷「まだまだ使ってない道具余ってるんだけどなぁ……」
提督「また今度にしよう、な?」
鈴谷「むぅー……」
鈴谷「……いいよ。続きはまた今度で」
提督「ああ、助かる。それじゃ風呂入ってくるから」
鈴谷「ごゆっくりー♪」
鈴谷「……………………」
鈴谷「よーし、準備しますかぁ♪」
679: 2014/03/16(日) 20:09:42.93 ID:OlIZUPPY0
鈴谷「────じゃじゃーん!」
鈴谷「日頃の感謝その他諸々を込めて!」
鈴谷「お背中流しに来ましたー♪」
鈴谷「……あれ? 提督、前屈みになんかなっちゃってどうかしたの?」
提督「少 し は 隠 せ よ !」
この後お風呂上がりの卓球をして、また汗をかいたのでもう一度提督とお風呂に入りました。 鈴谷
680: 2014/03/16(日) 20:10:40.54 ID:OlIZUPPY0
次回から本編入ります。
それではまた。
682: 2014/03/16(日) 21:01:06.42 ID:zd+Mm+kJo
乙です
次回:【艦これ】提督「戦いが終わり……」【その6】
引用: 提督「戦いが終わり……」



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