1: 2020/07/09(木) 21:50:45.69 ID:/nU8CY9l0
男「何っ!?」ガタッ

女神「最近の人は話が早くて助かります。それじゃああなたを所謂なろう的ファンタジー世界に」

男「待て!?いや待ってください女神様!」

女神「あ、スマホですか?それとも最弱スキル?」

男「いや違います!ノクターンと…あくまで純粋な疑問なんですが、ノクターンと言いましたか!」

女神「ええ、あのノクターンですねぇ」

男「あくまで純粋な疑問なんですが!ノクターンの世界とは!」

女神「ですから、なろうの世界よりえOちな世界になりますねぇ」



2: 2020/07/09(木) 21:51:54.80 ID:/nU8CY9l0
男「女神様、今の所俺はどんな世界に行く事になってるんですか?」

女神「特に希望が無ければ、あなた達の人間がいうなろう系の世界ですねぇ。中世風の世界観、剣と魔法、魔物に魔王…」

男「ま…まだ完全に決まってないんでしたら、ノクターンの世界を希望する事は!」

女神「うーん、でもそんなに変わりはしないんですけどねぇ…中世風の世界観、剣と魔法、魔物に魔王…」

男「…………」ゴクリ

女神「あとえOちな事が必須なぐらいで」

男「ノクターン世界を希望しまぁす!」

3: 2020/07/09(木) 21:52:25.40 ID:/nU8CY9l0
女神「えぇ…なろう系って言えばほぼ全員すぐ理解してたから最近ずっと省いてた異世界の説明しなきゃいけなくなるじゃないですかぁ…」

男「という事はノクターン世界は全然空いてるって事ですね!!!!」

女神「凄い食いつきですねぇ…とりあえずちゃっちゃか説明しちゃいますねぇ…」

男「はいっ!!」

女神「基本的にはあなた方の言うなろうファンタジーと変わりません…剣技と魔法とかがあって、魔物と魔王がいて、人間の他に色んな種族が共存している世界なんですねぇ…」

男「それで!」

女神「あー…久し振りの説明過ぎてもうだるいですねぇ…勿論敵対する魔物とか人とかもいるんですがぁ…重要な事が一つありまして」

男「何ですか!」

女神「子供を作る時に、が必要なんですねぇ」

男「なろう世界だと無いの!?」

4: 2020/07/09(木) 21:53:02.92 ID:/nU8CY9l0
女神「無駄が一つや二つ増えるぐらいなんで、私達側としてはなろう世界を勧めておきたいんですけどぉ」

男「ま、待って下さい女神様!なろう世界だとが不要なんですか!」

女神「え、当たり前じゃないんですかぁ?私達が観測してたり司ってる世界だったら…」

カップル男『好きだよマイハニー!子供を作ろう』

カップル女『愛しているわマイダーリン!子供を作りましょう!』





女神「……で、一緒のベッドで寝て起きて数ヵ月したら子供が出来ちゃう感じなんですねぇ」

男「」

女神「見える範囲ではずっとそんな感じですよー。これまで世界に送った皆様方もあまり気にしていないみたいですけど」

男「あ…危ない所だった……」

5: 2020/07/09(木) 21:53:45.19 ID:/nU8CY9l0
女神「ってそんなに必要なんです?それ関連の犯罪も発生しますし」

男「要ります!絶対に俺は要ると思ってますから是非ともノクターン世界に!」

女神「そこまで言うならまあ仕方ないですねぇ…じゃあ貴方はこれからノクターン世界に行く事になります」

男「はい!」

女神「中世風の世界観、剣と魔法、魔物と魔王、そしてのある世界」

男「はい!!」

女神「異世界に送り込む事になったおまけとしてちょっとしたスキルを付与する」

男「はい!!!」

女神「その上で、人間として転生する、これで問題無いですねぇ」

男「人間以外にもなれるっっって事なんですか!!?」ガタッ

女神「もの凄い鋭さを見せますねぇ、どうして若くして氏んだんでしょう…」

6: 2020/07/09(木) 21:55:38.49 ID:/nU8CY9l0
男「オークになれるんですか!?スライムになれるんですか!?ゴブリンに!触手生物に!魔王に!!」

女神「ちょっと落ち着いて下さいねぇ…ええ、一通りの転生は出来るんですが…説明が面倒ですねぇ……」

男「ふぅ、はぁ……失礼しました女神様、思わず気持ちが逸ってしまいまして」

女神「ちょっと落ち着き過ぎるのも怖いですねぇ。基本的には人間やエルフ、魔王以外の種族は扱いが低い世界ですのでぇ…」

男「おまけと称してより強いスキルを貰えるという事ですか!?」

女神「理解度が凄まじいのですねぇ…種族全員説明するのは面倒ですので、希望を色々まとめてくれたら嬉しいなって……」

男「はい!はい……はい!女神様!何か書くものと紙を下さい!!!」

女神「凄い情熱ですねぇ、一度氏んだのにここまでポジティブなのは初めて見ます」

7: 2020/07/09(木) 21:56:17.72 ID:/nU8CY9l0




男「出来たぁぁっ!これが新しい俺の!ノクターン世界で生き抜く新しい俺の希望です!」

女神「希望種族はゴブリン、欲しいスキルは『長寿』『全属性使用可能』『大賢者の知識』『繁殖力最高絶倫』『ビッグマグナム』ですかぁ」

女神「ゴブリンである事を差し引いて、この希望だと…」

男「…………」ゴクリ

女神「大体300年ぐらいの寿命になりますが、それでもよろしければこの通りにしますねぇ」

男「っよっしゃぁぁぁぁぁっ!!」

女神「あ、おまけで『性病無効』も付けられますけどぉ」

男「お願いします!是非ともお願いします!」

8: 2020/07/09(木) 21:57:00.76 ID:/nU8CY9l0
女神「では、貴方をゴブリンに変えてノクターン世界に送りますねぇ…」ミョミョミョ

男「うぐぅっ…ぐあぁぁぁぁぁ…!?お、俺の身体がゴブリンに…そしてノクターン世界にぃぃ……」

女神「何かご不満な点があってこっちが面倒じゃなかったら、出来る範囲でお答えしますのでー」

男「うわぁぁぁぁぁぁ!!?」







男「ギャ…ギャギャァッ!(これは…確かに俺はゴブリンになっている!ステータスも…)」

名前:なし 種族:ゴブリン 性別:オス
スキル:『長寿』『大賢者の知識』『全属性使用可能』『繁殖力最高絶倫』『ビッグマグナム』『性病無効』

男「ギャギャァァァァッ!(よっしゃぁぁぁっ!これで好き放題いやらしい事が出来るぞっ!)」

9: 2020/07/09(木) 21:58:02.94 ID:/nU8CY9l0
モブゴブリン「ギャッ!ギャギャギャッ!(近く女いた!襲う!子供作る!)」ピョンピョン

男「ギャギャギャァッ!(凄い!ゴブリンの言葉が分かる!よし、俺も行くぞっ!)」ピョンピョン

女騎士「…………む」

男「ギャガァァッ!(いたぁ!まさにアレは俺の理想の身体と工口いアーマーの――)」

女騎士「―ー――三倍音速斬(トリプルソニックスラッシュ)!!」

ズ     ォ     ッ

10: 2020/07/09(木) 22:00:12.41 ID:/nU8CY9l0
モブゴブリン「ギャ…」ズバー

男「ギャッ…!?(な……!?お、俺の、身体、が……)」

男「(さっきまで先行していたゴブリンが…真っ二つに……!い、痛い…痛い痛い痛いっ!)」

ザッ……ザッ……ザッ……

男「ギィィギャァァァッ!(あ、ああぁぁ!助けてくれ…!この身体を治す暇も……!)」

女騎士「まったく、どんな所でもゴブリンは湧くものだな…」チャキ

男「ギャ、ギャギャァァァッ!(違う!待ってくれ!俺は元は人間で―ー)」

ザシュッ

11: 2020/07/09(木) 22:01:34.37 ID:/nU8CY9l0
女神「……あ、世界に送った数がなろう世界より少なくて言い忘れてたんですけどぉ」

女神「『堕ちる時のギャップ』がどうとかで女性の方々はなろう世界最強クラスの能力を持ってる人がゴロゴロいるんですよねぇ」

女神「おまけにゴブリンである以上真正面から挑むのはどう考えても氏にに行く様な物でー」

女神「いかにも弱そうな迷い込んだ村の娘から手に掛けるとか、スライムを従えるとか、人質を取るとか」

女神「鍛錬的な努力は必要ないんですけどぉ、ゴブリンらしい悪知恵を伴った動きは長生きするには必須で……」

女神「あ……」

女神「あぁー……」

女神「まあ、世界的には山ほどいるゴブリンが二体減っただけですから何の影響もないんですがねぇ……」

女神「気晴らしに友達の淫女神ちゃんが作った高校2年生までなら初対面の人妻とでもいちゃラブックス出来る世界の田舎町でも見ようっと」

おわり

13: 2020/07/09(木) 23:27:07.60 ID:7AUHXkClo
一瞬でも冷静に考えていたらこんなことにはならなかったのに。。。
大賢者の知識もったいねえ

引用: 男「遂に俺もなろう異世界に転生か…」女神「ノクターン世界もありますけどねぇ」