457: 2009/03/16(月) 03:58:34.58 ID:67dsoevFO
のり「やばいわ…家計が火の車だわ」
458: 2009/03/16(月) 03:59:28.65 ID:67dsoevFO
真紅「のり、頭を抱えて悩み事?」
のり「真紅ちゃん!いえ、何でもないわ」
のり「あ、そろそろ9時よ?眠る時間じゃないの?」
真紅「……そうね、おやすみなさい、のり」
のり「ええ、おやすみ。真紅ちゃん」
のり「真紅ちゃん!いえ、何でもないわ」
のり「あ、そろそろ9時よ?眠る時間じゃないの?」
真紅「……そうね、おやすみなさい、のり」
のり「ええ、おやすみ。真紅ちゃん」
459: 2009/03/16(月) 04:00:56.80 ID:67dsoevFO
真紅「JUM、最近、のりの様子おかしいと思わない?」
JUM「んー?あいつはいつも通り脳天気だろー?」カチカチ
真紅「……はぁ、やっぱり何でもないのだわ。鈍感なJUMに聞いた私が愚かだったのだわ」
JUM「何だよ、その言い方」
真紅「おやすみなさい、JUM」
JUM「ああ」
真紅「JUMも早く寝るのだわ。遅くまでパソコンばっかりやってるんじゃないわよ」
JUM「わかった、わかった」
JUM「んー?あいつはいつも通り脳天気だろー?」カチカチ
真紅「……はぁ、やっぱり何でもないのだわ。鈍感なJUMに聞いた私が愚かだったのだわ」
JUM「何だよ、その言い方」
真紅「おやすみなさい、JUM」
JUM「ああ」
真紅「JUMも早く寝るのだわ。遅くまでパソコンばっかりやってるんじゃないわよ」
JUM「わかった、わかった」
461: 2009/03/16(月) 04:03:52.91 ID:67dsoevFO
翠星石「ふああ、おはようです」
のり「あら、翠星石ちゃん、おはよう」
翠星石「今日の朝ご飯は何ですか?手伝ってやるですぅ」
のり「えーっと、たまにはあっさりで納豆ご飯にしましょう」
翠星石「じゃあ、手伝うことはないですね。私は更に卵もかけて食べるですぅ」
のり(納豆かけて卵も……)
のり「ええ、翠星石ちゃん、その食べ方好きだものね」
のり「あら、翠星石ちゃん、おはよう」
翠星石「今日の朝ご飯は何ですか?手伝ってやるですぅ」
のり「えーっと、たまにはあっさりで納豆ご飯にしましょう」
翠星石「じゃあ、手伝うことはないですね。私は更に卵もかけて食べるですぅ」
のり(納豆かけて卵も……)
のり「ええ、翠星石ちゃん、その食べ方好きだものね」
462: 2009/03/16(月) 04:05:26.61 ID:67dsoevFO
翠星石「あー、のどが渇いたですぅ。のり、牛乳飲むからコップ取って下さいですぅ」
のり「はいどうぞ」
翠星石「ありがとうですぅ、あれ?冷蔵庫、ほっとんど空っぽですねぇ」
翠星石「ふふふ、のり、買い物行くの忘れてたですか?」
のり「え、ええ、そうなの。ほら、私って忘れん坊だから」
翠星石「まったく、しょうがないですねぇ」
のり「あ、あはは」
のり「はいどうぞ」
翠星石「ありがとうですぅ、あれ?冷蔵庫、ほっとんど空っぽですねぇ」
翠星石「ふふふ、のり、買い物行くの忘れてたですか?」
のり「え、ええ、そうなの。ほら、私って忘れん坊だから」
翠星石「まったく、しょうがないですねぇ」
のり「あ、あはは」
463: 2009/03/16(月) 04:06:30.33 ID:67dsoevFO
雛苺「のりー」
のり「あら、雛苺ちゃん。何かよう?」
雛苺「あのね、クレヨンがなくなっちゃったから帰りに買ってきてほしいの」
のり「……クレヨン?」
雛苺「うん!24色入りのやつね」
のり「……24色?」
のり「……」
雛苺「うゆ?どうしたの?」
のり「いえ、何でもないわ。24色入りね。買ってくるわ」
雛苺「変なのりなのー」
のり「あら、雛苺ちゃん。何かよう?」
雛苺「あのね、クレヨンがなくなっちゃったから帰りに買ってきてほしいの」
のり「……クレヨン?」
雛苺「うん!24色入りのやつね」
のり「……24色?」
のり「……」
雛苺「うゆ?どうしたの?」
のり「いえ、何でもないわ。24色入りね。買ってくるわ」
雛苺「変なのりなのー」
465: 2009/03/16(月) 04:09:42.56 ID:67dsoevFO
のり(まずいわ、今月乗り切れるかしら)
のり(食費や諸々を抑えて…)
のり(とはいえ、あんな小さい子供たちに貧乏を強いらせたくないし…)
ガチャ
のり「! JUM君!どうしたの」
JUM「別にただ風呂入りに来ただけだよ」
のり「お風呂って…、なんでみんなと同じ時間に入らなかったの?」
のり「お湯、もう冷めちゃってるわよ」
JUM「また沸かせばいいだけじゃないか」
のり「でも…、光熱費とか灯油代とかもかかるし…」
JUM「ケチくさいこというなよ。僕は僕の好きな時に入る。他人に強制なんてされたくないんだ」
のり「うう……」
のり(食費や諸々を抑えて…)
のり(とはいえ、あんな小さい子供たちに貧乏を強いらせたくないし…)
ガチャ
のり「! JUM君!どうしたの」
JUM「別にただ風呂入りに来ただけだよ」
のり「お風呂って…、なんでみんなと同じ時間に入らなかったの?」
のり「お湯、もう冷めちゃってるわよ」
JUM「また沸かせばいいだけじゃないか」
のり「でも…、光熱費とか灯油代とかもかかるし…」
JUM「ケチくさいこというなよ。僕は僕の好きな時に入る。他人に強制なんてされたくないんだ」
のり「うう……」
466: 2009/03/16(月) 04:11:41.52 ID:67dsoevFO
のり(JUM君、完全に昼夜逆転してるわね。それに一日中、
家にいるから明かりはつけっぱなしだし、エアコンも一日中稼動したままだし……)
のり(……でも、やっぱり無理強いなんてさせたくないわ。みんなにはのびのびと暮らしてもらいたいもの)
のり(……)
のり(……アルバイトしよう)
家にいるから明かりはつけっぱなしだし、エアコンも一日中稼動したままだし……)
のり(……でも、やっぱり無理強いなんてさせたくないわ。みんなにはのびのびと暮らしてもらいたいもの)
のり(……)
のり(……アルバイトしよう)
468: 2009/03/16(月) 04:13:52.67 ID:67dsoevFO
真紅「のり、日曜なのに朝早くから、どこか出かけるの?」
のり「ええ、ちょっとね」
真紅「……そう」
のり「お昼ご飯は作って置いたから温めて食べて、お夕飯までには帰るから」
真紅「わかったわ」
のり「ええ、ちょっとね」
真紅「……そう」
のり「お昼ご飯は作って置いたから温めて食べて、お夕飯までには帰るから」
真紅「わかったわ」
470: 2009/03/16(月) 04:16:55.39 ID:67dsoevFO
のり「……ふぅ、みんなー、ご飯できたわよー」
雛苺「わーいなのー」
翠星石「腹ペコですぅ」
のり「みんな、たくさん食べてね。成長期なんだから」
JUM「こいつらに成長期もクソもないだろう」
のり「それでも、子供は子供よう」
翠星石「……」
雛苺「わーいなのー」
翠星石「腹ペコですぅ」
のり「みんな、たくさん食べてね。成長期なんだから」
JUM「こいつらに成長期もクソもないだろう」
のり「それでも、子供は子供よう」
翠星石「……」
471: 2009/03/16(月) 04:17:51.39 ID:67dsoevFO
翠星石「……のり、何か疲れてないですか?」
のり「へ?」
JUM「僕は別にそうは見えないけどな」
雛苺「なんだか疲れた顔してるのよー」
のり「そんなことないわ!お姉ちゃん、元気バリバリよお!」
雛苺「うゆ……」
のり「そんな顔しないで、ご飯は楽しくいただきましょう!」
真紅「……」
のり「へ?」
JUM「僕は別にそうは見えないけどな」
雛苺「なんだか疲れた顔してるのよー」
のり「そんなことないわ!お姉ちゃん、元気バリバリよお!」
雛苺「うゆ……」
のり「そんな顔しないで、ご飯は楽しくいただきましょう!」
真紅「……」
472: 2009/03/16(月) 04:19:51.96 ID:67dsoevFO
真紅「のりはこれを見て悩んでいたのだわ。きっとこれに原因があるのだわ」
真紅「表紙には家計簿と書いてあるわね」
真紅「……数字や食べ物の名前などが書いてあるのだわ」
真紅「……どういう風に読むのかしら」
JUM「真紅、何見てるんだ」
真紅「JUM、ちょうどいいところに。この本の読み方を教えなさい」
JUM「家計簿?」
JUM「……」
真紅「表紙には家計簿と書いてあるわね」
真紅「……数字や食べ物の名前などが書いてあるのだわ」
真紅「……どういう風に読むのかしら」
JUM「真紅、何見てるんだ」
真紅「JUM、ちょうどいいところに。この本の読み方を教えなさい」
JUM「家計簿?」
JUM「……」
484: 2009/03/16(月) 06:55:34.10 ID:Bp3CLECU0
のり「ただいまー」
JUM「……」
のり「あれぇ、JUM君、何をして…」
のり「!」
JUM「……見たよ」
のり「……」
のり「そう」
JUM「……」
のり「あれぇ、JUM君、何をして…」
のり「!」
JUM「……見たよ」
のり「……」
のり「そう」
485: 2009/03/16(月) 06:56:55.34 ID:Bp3CLECU0
JUM「何で言ってくれなかったんだよ!家計が苦しいって!みんなに黙って一人でバイトまでして!協力できるもんも協力できないじゃないか!」
のり「それは……、JUM君や真紅ちゃんに無理をさせたくなかったから」
JUM「だからって、お前一人が無理することないだろ!」
のり「……ごめんなさい」
雛苺「うゆ?もしかして、ヒナたちがこの家に来たせいなの?」
のり「! 違うわ!そんなことはないわ!」
真紅「のり……。家族とは本来、協力しあうものなのだわ」
真紅「困っていることがあるなら、全員で解決するのだわ」
のり「それは……、JUM君や真紅ちゃんに無理をさせたくなかったから」
JUM「だからって、お前一人が無理することないだろ!」
のり「……ごめんなさい」
雛苺「うゆ?もしかして、ヒナたちがこの家に来たせいなの?」
のり「! 違うわ!そんなことはないわ!」
真紅「のり……。家族とは本来、協力しあうものなのだわ」
真紅「困っていることがあるなら、全員で解決するのだわ」
486: 2009/03/16(月) 06:57:53.60 ID:Bp3CLECU0
のり「……真紅ちゃん」
翠星石「翠星石たちをもっと頼るですぅ」
のり「……翠星石ちゃん」
雛苺「みんな、のりの味方なのよー」
のり「……雛苺ちゃん」
JUM「で、僕たちは具体的にはどうすればいいんだ?」
のり「JUM君まで……、ありがとう、ありがとう、お姉ちゃんは幸せものだわ」ホロリ
翠星石「翠星石たちをもっと頼るですぅ」
のり「……翠星石ちゃん」
雛苺「みんな、のりの味方なのよー」
のり「……雛苺ちゃん」
JUM「で、僕たちは具体的にはどうすればいいんだ?」
のり「JUM君まで……、ありがとう、ありがとう、お姉ちゃんは幸せものだわ」ホロリ
487: 2009/03/16(月) 06:58:33.04 ID:Bp3CLECU0
のり「そうね、まず、JUM君、昼夜逆転の生活を治して、朝はみんなと同じ時間にご飯とお風呂に入ること」
JUM「ああ」
のり「次に、JUM君はエアコン使うの禁止。寒かったらみんなと同じ場所にいるか、ジャンパーを着て」
JUM「わかった」
のり「あと、JUM君は間食をやめて、買ってきたお菓子とかを勝手に食べないこと」
JUM「あ、ああ」
のり「それに、JUM君は一日中、パソコンやり続けるの禁止。使うのは一時間以内にして、変な通販やすぐDVD買うこともやめること」
JUM「わかった、絶対守るよ」
JUM「ああ」
のり「次に、JUM君はエアコン使うの禁止。寒かったらみんなと同じ場所にいるか、ジャンパーを着て」
JUM「わかった」
のり「あと、JUM君は間食をやめて、買ってきたお菓子とかを勝手に食べないこと」
JUM「あ、ああ」
のり「それに、JUM君は一日中、パソコンやり続けるの禁止。使うのは一時間以内にして、変な通販やすぐDVD買うこともやめること」
JUM「わかった、絶対守るよ」
488: 2009/03/16(月) 07:00:07.36 ID:Bp3CLECU0
のり「……」
JUM「……」
真紅「……」
翠星石「……」
雛苺「……」
JUM「……」
真紅「……」
翠星石「……」
雛苺「……」
489: 2009/03/16(月) 07:00:37.31 ID:Bp3CLECU0
真紅「それで?JUM以外に私たちは何をすればいいの?」
のり「……以上!」
JUM「へ!?」
のり「JUM君がしっかりしてくれれば、家の家計は厳しいってことはないのよ、別に真紅ちゃんたちは贅沢をしているわけじゃないし」
JUM「……」
翠星石「全部、JUMが悪かったんですか」
雛苺「JUMはこの家の疫病神だったのー」
真紅「まったく、JUMったら」
のり「ありがとうね、JUM君」
雛苺「ちょっとかっこいいこと言ってたのにバカみたいなのー」
JUM「……」
雛苺「何とか言えなの。この金食い虫が!」
JUM「…………今後、気をつけます」
ーfinー
のり「……以上!」
JUM「へ!?」
のり「JUM君がしっかりしてくれれば、家の家計は厳しいってことはないのよ、別に真紅ちゃんたちは贅沢をしているわけじゃないし」
JUM「……」
翠星石「全部、JUMが悪かったんですか」
雛苺「JUMはこの家の疫病神だったのー」
真紅「まったく、JUMったら」
のり「ありがとうね、JUM君」
雛苺「ちょっとかっこいいこと言ってたのにバカみたいなのー」
JUM「……」
雛苺「何とか言えなの。この金食い虫が!」
JUM「…………今後、気をつけます」
ーfinー
引用: 蒼星石「僕が変態……?」
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