1: ◆wuT5yxKGG. 2013/09/19(木) 23:58:32.79 ID:vJqE18yRo
君のハートにダンガンロンパSS



※原作の盛大なネタバレ注意
※キャラ崩壊や補正を含みます
※資料集やコミカライズネタもあります
※他作品ネタ、パロ、メタもあります
※つまんなかったら1がオシオキ
※白夜様の悪口言ったヤツはオシオキ


さぁ、始まるザマス!


2: 2013/09/20(金) 00:01:59.71 ID:zhiaPbyVo
俺の名前は十神白夜。

知らない奴はいるまい。
十神財閥のひとり息子…いわば【超高校級の御曹司】。
それが俺の肩書きだ。

誰しもが俺の名前を聞いてひれ伏す。
頭を垂れる。
俺に媚びへつらう。


ずっとそうだった。


今までは。

4: 2013/09/20(金) 00:04:14.93 ID:zhiaPbyVo
だが…おかしい。
この希望ヶ峰学園に来てからはそんな事が一切無い。

「あ、十神じゃん!おはよう!」
「よぉ十神っち、いつんなったら俺に内臓くれんだべ?」
「十神か…ふむ、やはりお主の体の線は細いな」


俺を…何だと思っているんだ…お前等…!


しかし。
こんな奴らと仲良くしたいと思っているのもまた事実だった。

俺は御曹司としての自分を保つためだけに、今までこいつらを否定していた。

5: 2013/09/20(金) 00:05:34.54 ID:zhiaPbyVo
ところが父は言う。

上に立つ者として、下の気持ちが分からねばならん。
と。


…ふん。
仕方がない。
俺が下の者の気持ちを知ってやろう。そして前例に無いほどの良い指導者になる。

まずは…そうだな、>>8のところに行くか。

9: 2013/09/20(金) 00:07:57.14 ID:UvPEKBah0
霧切

14: 2013/09/20(金) 00:14:08.95 ID:zhiaPbyVo
【視聴覚室】

…いた、霧切だ。
しかし、なぜこんな部屋にいるんだ?


霧切「…十神君?」


霧切はなぜ俺がここにいるのか分からない、と言う顔をした。
大方、俺のような【御曹司】が愚民に歩み寄った事実に驚いているんだろう。


十神「霧切か。こんなところでなにをしている」

霧切「…言わないといけないのかしら?」

十神「言いたくないのか?それとも、言えないような事情でも?」

霧切「>>17」

17: 2013/09/20(金) 00:17:20.58 ID:ys8rKIt80
みんなの輪に混ざれないからせめて記録を見て混ざった気分になってた

23: 2013/09/20(金) 00:21:46.59 ID:zhiaPbyVo
霧切「…みんなの輪に混ざれなかったから、せめて記録を見て混ざった気分になっていたのよ」

十神「…なんだと?」


可哀想。
一言目にそんな言葉が浮かんだ。
哀れな奴だ、霧切響子。
恐らくは誰よりも、才能があるというのにな…くくっ。


十神「…面白い事をしているじゃないか。どれ、何を見ていたんだ?」

霧切「あなたには関係ないわ。私が輪に混じる気分に浸っているだけだもの」

十神「本当に面白い奴だな、お前は。何の意味があると言うんだ?」

霧切「あなたには、…本当に関係ないじゃない。理由なんか聞いて楽しいの?」


さて、みんなの記録を…
1・見せてもらう。
2・見せてもらわず霧切と会話。
どっち?
>>27

27: 2013/09/20(金) 00:23:24.28 ID:ab4EiL+SO
1

31: 2013/09/20(金) 00:27:29.47 ID:zhiaPbyVo
ふん、この俺に隠し事とは。
霧切は俺に反発的で言う事を聞かない傾向がある。
今のうちにこいつの見ているものを共有すべきだ。
そうすれば俺は霧切の気持ちが分かるようになる。
素晴らしい指導者になるためだ、これは致し方がないだろう。


十神「ならば理由はどうでもいい。霧切…お前、何を見ていた?」

霧切「何でそんな事を気にするのかしら」

十神「ふっ、俺はお前の気持ちを理解するために行動するだけだ」

霧切「私の気持ちを理解…?」

十神「つべこべ言わず、その映像を見せろ」


霧切はいぶかしげな顔をしたものの、しばらくすると俺に映像を見せてきた。
その内容は>>34

34: 2013/09/20(金) 00:30:10.85 ID:FeGIUtoO0
苗木くんと同行している舞園さん視点の苗木くんの映像

40: 2013/09/20(金) 00:36:15.63 ID:zhiaPbyVo
その映像は、苗木の映像だった。


十神「…は?」


いや、違うな。
苗木を誰かが写している映像だ。
…舞園か?あいつらはやけにふたりで一緒にいる。
意味が分からん。


苗木『もう、何でずっとカメラ回してるの?』

舞園『ふふっ、苗木君のどんな姿も映像に残しておきたいからですよ』

霧切「それに同意だわ(ボソッ)」

十神「今…何と言った?」

舞園『それにしても苗木君はかっこいいですね!』

苗木『絵?あはは…そんな風に言ってくれるのは舞園さんだけだよ…』

霧切「違うわ、あなたはかっこいいわよ…苗木君…」


霧切がだんだん怖くなってきた。オカルトなんて信じてはいないが少し鳥肌を覚えた。
…このままにして一度、部屋を出るか。

58: 2013/09/20(金) 21:29:27.31 ID:zhiaPbyVo
霧切の様子は明らかにおかしかった。
例えて言うならば、あれは…
そうだな、『十神の戦いに勝った時の俺』に近かったかも知れない。

何かを得ようとする凄まじさを感じられたぞ。くくく…
さすがだ、霧切。
俺に認めさせた女なだけあるじゃないか。

さてと。

霧切は一度置いておいて、次は>>61のところに行ってやるとするか。

61: 2013/09/20(金) 21:31:54.37 ID:lvcVHmQ90
大神

63: 2013/09/20(金) 21:37:34.22 ID:zhiaPbyVo
そうだな、次は大神に会いに行くのが面白そうだ。
世界最強の高校生、あるいは【超高校級の格闘家】である大神さくら。

あいつの心の内を理解し、支配出来れば…。
そう、俺が力よりも知が勝る事を証明出来る。
そしてそれはごく近い内に達成されるだろうな。

にやりと笑みを浮かべて、俺は大神がいるであろうところを探しに行く。



【体育館】

やはりここか、大神。

64: 2013/09/20(金) 21:41:21.21 ID:zhiaPbyVo
十神「大神、ここにいたのか」

大神「む、十神…か」


大神はここでひとりトレーニングを行っていたらしい。
額からは滝のような汗を流している。
…ふっ、まだ強くなるつもりなのか、こいつは。

化け物、オーガなどと呼ばれるのも分かる。
とてもじゃないが、大神は普通の女子高生とは思えない。
俺はこんな化け物と交流を図る事が出来るのかいささか不安だった。


大神「して十神よ。普段は我に気も止めぬお主が、今日に限って何用だ?」


…ふむ、何故か不思議がられているらしいな。
仕方があるまい。俺が愚民どもの気持ちを理解しようと思い立ったのが先ほどなのだからな。
とりあえず、大神に何か言わなければ…

十神「>>67」

69: 2013/09/20(金) 21:49:00.50 ID:zhiaPbyVo
十神「大神…お前はこの俺が認める強さの持ち主だ。体も心もな。そこでひとつ聞きたい事がある」

大神「ほう?我に質問か?十神にしては珍しい…」


まるで明日は槍が降る、と言わんばかりの言い方をしてきた。
失礼な奴だ。
しかし、俺がこうして愚民に手を貸してもらおうとするのは確かに珍しい事だ。
何でも自分で解決できる俺が、そんな俺が、この大神にひとつ質問があるのだ。

何もかも、朝日奈のせいだぞ。


十神「…かませ、と呼ばれない為にはどうすればいい?」

大神「ぬ?」

十神「朝日奈が気まぐれに俺を『かませ眼鏡』などと呼び始めてから…」

十神「その呼び方で桑田や葉隠、セレスまでもが俺の気を害してくる。不愉快だ。だから…」

十神「この完璧な俺が、朝日奈ごときにかませと呼ばれないためにはどうすればいい?」

大神「>>73」

72: 2013/09/20(金) 21:51:46.23 ID:+lh8B7yZo
自分の強さを皆に証明するのだ

76: 2013/09/20(金) 21:55:52.28 ID:zhiaPbyVo
大神「自分の強さを皆に証明するのだ」

十神「…何だと?」

大神「つまりお主は今、朝日奈からかませ眼鏡…と呼ばれる事が不愉快なのだろう?」

十神「ああ、そうだ。一体俺のどこがかませだと言うんだ?」

大神「そこには我は敢えて触れぬが」

十神「………まあいい、続けろ」

大神「お主の強さを朝日奈や皆に証明する事が出来れば、次第にお主を噛ませ犬と呼ぶ者はいなくなるであろう」

十神「…お前も俺をかませだと思っているのか」

大神「お主は…自分では気付いておらんのだ」

十神「何?…一体何が言いたい?」


しかし、それ以上は大神は語らず、くるりと背を向け俺から遠ざかってしまった。
どころか、その場でヒンドゥースクワットを始めた。
…背中に鬼が宿っている。
それをそのまま見ているのも時間の無駄だ。
俺は体育館を後にした。

77: 2013/09/20(金) 21:59:05.69 ID:zhiaPbyVo
ふん、しかし全く…大神は何が言いたかったんだ?
あらゆる勝負に打ち勝った実力がある。
株のデイトレードに成功し、自分で使える資産もある。
事件が起きた時に容易く解決出来るだけの才能もある。

そんな俺に何を言おうとしていた?

学園の廊下を何か考えながら歩いていると、誰かが前方からやってきて俺の肩にぶつかった。
体の重心移動をすぐさま終えた俺はその場に倒れる事は無かったが…
無礼な奴には一言言っておかねばならんな。


十神「おいお前、どこを見て歩いている!」

>>80「ご、ごめん!」

80: 2013/09/20(金) 22:00:19.78 ID:KaV3yjfH0
むくろ

82: 2013/09/20(金) 22:07:38.23 ID:zhiaPbyVo
目の前からぶつかってきたそいつは、戦刃むくろ。
普段は戦場を駆け巡り、傷一つ負わずに軍隊を壊滅させていると聞いたんだがな。
…何故、今日は俺にぶつかったんだ?


戦刃「ご、ごめん!ちょっとぼーっとしちゃって…」

十神「ここが戦場だったらどうするつもりなんだ、戦刃?」

戦刃「大丈夫、そんな危険なところだったらぼーっとしないよ」

十神「俺はそう言う事を言いたいんじゃないんだが」

戦刃「そんな事より十神君、聞きたい事があるの」

十神「ほう、俺もだ。奇遇だな。」

戦刃「私から…いい、かな?」


妙に真剣な顔をしている戦刃。
一体何だ、俺に聞きたい事だと?

戦刃「>>85」

85: 2013/09/20(金) 22:09:03.18 ID:4ZajAJMF0
かませ眼鏡って響きがいいよね

90: 2013/09/20(金) 22:14:22.12 ID:zhiaPbyVo
戦刃「かませ眼鏡ってさ、響きがいいよね」

十神「…は?」

おまえはなにをいっているんだ
と言わんばかりの顔をしてしまう俺。
しかし戦刃は真剣だ。

戦刃「あれ、十神君は気に入ってないの?面白いあだ名だと思うけど…」

十神「どこがだ!俺はかませではないぞ」

戦刃「でも、そうやって呼ばれるのって、みんなが十神君の事を信頼してる証なんじゃないかなぁ」

十神「…なに?」

戦刃「つまり、十神君と仲良くなりたくてそんな風に呼んでるんじゃないの?」


ほら、私も残姉って呼ばれているでしょ?と戦刃。
いや、お前のと俺のは何かが違うと思うんだが。
…しかし、下の者に残酷な現実を突きつけないのも、また上の者の勤めだ。
黙って頷いて置く事にしておいてやろう。

92: 2013/09/20(金) 22:18:53.85 ID:zhiaPbyVo
戦刃「それで、十神君が聞きたい事って?」

十神「…そのかませ眼鏡と言うダサいあだ名を止めさせる方法を考えているところだ」

戦刃「え?止めさせちゃうの?いいあだ名だと思ったんだけどなぁ、かませめ」

十神「あまり連呼するな、戦刃?俺の不快な言動ばかり取るようなら、それなりの措置を考えておくが」

戦刃「…うん、ごめん…ね」

十神「…さて、戦刃。お前は俺が何をしたらそのあだ名を止めてもらえるんだ?」

戦刃「えー、止めるのはもったいないけど…そうだね…>>95かな」

95: 2013/09/20(金) 22:19:54.87 ID:fEfCbB5xo
私と10回戦って一度でも勝ったら

98: 2013/09/20(金) 22:30:00.42 ID:zhiaPbyVo
戦刃「私と10回戦って、一度でも勝てたら…かな」

十神「何っ!?お前、それは本気か?」

戦刃「うん、本気」


俺はかませではないが、自分の立場というのは分かっているつもりだ。
さすがの完璧な俺と言っても、この戦刃むくろは『超高校級の軍人』。
戦うなんて、いくらなんでも分が悪い。
それでもイーブンに持ち込める自信はあったが。

十神「待て、戦刃。戦うと言うのは…」

戦刃「勿論戦闘だよ。命を懸けた戦いでもいいけど?」

十神「………」


どうする、俺。
かませ眼鏡とは呼ばれたくはないが、かと言ってこのままでは無傷という訳にはいかなさそうだな。

Q戦う?戦わない?
>>101

101: 2013/09/20(金) 22:31:21.12 ID:UvPEKBah0
逃げたらそれこそかませだな
戦え!

107: 2013/09/20(金) 22:36:17.55 ID:zhiaPbyVo
…逃げれば、それこそ俺がかませだと言う証明になってしまう、か…。
大神にも言われたばかりじゃないか。
自分の強さを証明するべきだと。


十神「…いいだろう。戦ってやる」

戦刃「へ?」

十神「その代わり、一度でも勝ったなら、俺の事をかませと呼ぶのは金輪際止めろ」

戦刃「と、十神君、本気なの…?」

十神「俺はいつでも本気だ」

戦刃「そっか…分かった、ならここじゃ出来ない…体育館に行こう」

十神「体育館には大神がいたな。あいつに見届け人でもやらせろ」

戦刃「…止めておいた方がいいよ」


そう言った戦刃の顔は、いつものぼーっとした顔ではなかった。
軍人。
人を狩る事が出来る人間の顔だ。


戦刃「下手したら、酷い光景を見せる事になっちゃうから…」


こいつは本気だ。
本気で俺と戦う気だ。

110: 2013/09/20(金) 22:41:01.22 ID:zhiaPbyVo
【体育館】


あっと言う間にここに戻ってきてしまったな。
大神に事情を説明したが、あいつはピンと来ないようで、訝しげな顔をして俺を見ていた。
大方、俺が本気で強さの証明をしようとしていたのを理解していなかったのだろう。

大神(軍人と試合をすると…?十神、お主…プライドの為に氏ぬ気か…?)

とでも思っているのだろうか。
それならそれでもいい。そして俺は氏なない。


十神「戦刃、準備はいいか」

戦刃「うん。…これから組み手を10回やって、1回でも私が倒されたら、負け」

十神「随分なハンディをもらってしまったな、この十神白夜ともあろう俺が…」


だから一発で決める。

◆判定
>>113のレスのコンマ以下が
80以上だったら一発で勝てる
00だと十神君がケガする

113: 2013/09/20(金) 22:42:04.11 ID:KaV3yjfH0
どうだ

118: 2013/09/20(金) 22:44:39.75 ID:zhiaPbyVo
◆結果→コンマが11
◆失敗!勝てなかった!
◆ついでに数字がかなり悪いのでかなり負ける

119: 2013/09/20(金) 22:48:26.92 ID:zhiaPbyVo
一発で決める!

俺はそう決めると、勢いよく走り出した。直線のタックル。
狙ったのは、戦刃の足だ。
別に俺が足に何らかのフェチズムを持っていると言う事ではない。

片方でもいい、足を掴んで引っ張れば、倒せると思ったのだ。

しかし、そんな俺の動きは読めているらしい。
ましてや分かりやすく突っ込んでいるのだから、迎撃されるのは目に見えていた。

気が付いた時には、俺は仰向けに転がっていた。


戦刃「ご、ごめん!思いっきり蹴っちゃった…!」

大神「無事か?十神。今、一瞬意識が飛んでいたようだな」


くそっ、この十神の名を持つ俺が…!
女の蹴りで意識が飛んだ…?!

しかし、悔しがっている場合でもなく。
それから数回、戦刃と組み合おうとしたが、いずれも蹴り飛ばされた。

120: 2013/09/20(金) 22:53:45.37 ID:zhiaPbyVo
仕方がない。
次の作戦を考えねばならん。

しかし戦刃は常に臨戦態勢、気をゆるめそうな気配は一切無い。
それに大神がここにはいる。
この誇り高い俺が、どこかの誰かのように…戦刃に対して卑怯な戦法を取る事は万一にもないのだが
やろうとしたところで大神にすぐに見抜かれてしまうだろうな。

どちらにせよ今よりも傷が増えるだろう。


戦刃「も、もう止めようよ?十神君?」

十神「…まだだ、俺は俺のためにお前を倒す」

戦刃「何で?どうして?そんなに頑なになる事ないよ?」

十神「お前には分かるまい、残姉と呼ばれて平気な顔をしているお前にはな!」


…と威勢良く言ったものの、勝機はないな…。

◆判定
>>124のコンマ以下が
40から60の間なら勝機がある
40なら勝つ
80以上だと十神君気絶

124: 2013/09/20(金) 22:55:21.85 ID:UvPEKBah0
負けるな!

131: 2013/09/20(金) 23:03:19.86 ID:zhiaPbyVo
十神「俺は完璧であるはずなんだ…お前に負ける訳がない!」


勝機が無かった訳ではない。
明らかに戦刃は俺に手加減をし始めている。
ふふふ、馬鹿な女だ。
俺が今ここで本気を出せば、赤子の手を捻るように倒せてしまうのに。

そう思いながら俺は戦刃の眼前まで走る。


戦刃「何度も同じ手を…!」


勢いがある蹴りが繰り出されたが、俺はそれを寸前でかわした。
さっきから同じ手を繰り返しているのは、お前もだ。戦刃。

勢いよく、戦刃の蹴りの反対側に回り込む。
そしてそこから組
み付




132: 2013/09/20(金) 23:06:06.02 ID:zhiaPbyVo
戦刃「…あれ」

大神「お主…今、人間業とは思えぬ動きをしたが」

戦刃「あれだよ、左の蹴りが終わったと思ったら、右の蹴りが出てた、って奴…」

戦刃「修羅の門読んで真似してみたんだけど、案外出来るものだね」

大神「それはいいが…戦刃」

戦刃「あ」

戦刃「…技が出せた!よかった、って思った瞬間には、十神君のお腹を思いっきり蹴ってたから…」

大神「これは…完全に気を失っているな」

戦刃「そ、それは大変!」

大神「保健室に連れてゆくぞ、戦刃」

戦刃「う、うん…」

133: 2013/09/20(金) 23:09:21.96 ID:zhiaPbyVo
【保健室】


…見知らぬ、天井だ。


戦刃「…ごめんね、十神君…」


…お前…戦刃?何故ここにいる?
と言おうとした途端に、腹部に鈍痛が走った。


十神「っぐ…!お、前…」

戦刃「うん…私がやった。ごめん」

十神「まさか…あんな速度で蹴りが入るとは…な」

戦刃「10回もやってないけど…今回は私の勝ち、だね」

十神「…くくく…」

戦刃「十神君?」

十神「…いいだろう、今回はお前に勝ちをくれてやる」

十神「だが、次はこうは行かないぞ、戦刃むくろ…!」

十神「最後に勝つのは俺だ…!」


腹が痛むのを我慢しながら俺は宣言した。

◆戦刃さんと仲良くなれた…かもしれない

134: 2013/09/20(金) 23:12:17.87 ID:zhiaPbyVo
それからしばらくして、戦刃は俺の無事を確認すると保健室から出て行った。
まだ腹は痛むが…俺も休んでいる訳には行くまい。

部下が働いている時に、上司が休んでいたら、部下はどう思う?
どんな事情があるにせよ、イヤに思うに違いないのだ。
故に俺が休んでいる場合ではない。

何とか保健室から出る。
…さて、次はどの愚民の考えを理解しに行こうか。
そして最終的にはかませ眼鏡と呼ぶのを止めさせるのだ。
そう考えて歩き出す。向かったのは>>137のところだ。

137: 2013/09/20(金) 23:13:18.75 ID:M/g/2cmVo
腐川

144: 2013/09/20(金) 23:19:07.78 ID:zhiaPbyVo
【図書室】

かませ眼鏡呼ばわりを止めさせる。
そのためにハッキリさせるべき事があるはずだ。

そう考えてやってきたのは、腐川のところだった。

腐川は俺の事を、頼んでもいないのに崇拝している。気持ちが悪い。
しかもこいつは二重人格で、その裏の顔は猟奇的殺人鬼の【ジェノサイダー翔】だと言うじゃないか。
何でこんな女が俺に媚びへつらうのか理解が出来ない。
俺が媚びさせたいのはむしろ、お前なんかじゃない。


腐川「あ、ぇと…び、白夜様…」

十神「誰に許可を得て喋っている?俺にその臭い息をかけるな」

腐川「……っ!」


やはり理解出来ない。
何故こいつは俺の言う事に全て従うんだ?
…何か無茶苦茶な事を言っても、こいつは従うのか?


十神「>>148」

148: 2013/09/20(金) 23:21:08.89 ID:fEfCbB5xo
戦刃むくろの弱点を見つけ出して来い

155: 2013/09/20(金) 23:42:09.79 ID:zhiaPbyVo
十神「おい腐川」

腐川「…!」

十神「戦刃むくろの弱点を見つけ出して来い」

腐川「………」こくこく

十神「そして、お前はそれが出来るまで俺の前に姿を現すな。俺に話しかける事も禁ずる」

十神「…分かったな?」

腐川「……!」

十神「分かったのならすぐにでも行け。お前の姿を視界に入れる事は何よりも苦痛だ」


腐川は何度か頷いた後、急いで図書室から出て行った。
これで戦刃むくろの弱点が分かるだろう。
時間はかかってしまうだろうが…。

156: 2013/09/20(金) 23:44:54.84 ID:zhiaPbyVo
しかしとんだ無茶を要求してしまったものだ。
これが腐川でなかったら、皆口々に
「そんな事も出来ないの?だからお前はかませ眼鏡なんだ」
とやかましく吠え立ててくる。
全く、愚民は「やる事」と「出来る事」の意味をよくはき違える。
どうせ俺のように「頂点に立つ事」が出来ないのだから、そこから命令された事をやっていればいいのだ。


そうして俺が無茶な要求をして、大体3日程経った頃。


腐川「白夜様ぁぁあ!」

157: 2013/09/20(金) 23:46:13.19 ID:zhiaPbyVo
十神「…腐川か。俺はまだ喋ってもいいと許可を出していないはずだが?」

腐川「すみません、白夜様!しかし…わ、私はとても重要な事を白夜様にお伝えに…」

十神「用件は分かった。さっさと話せ」

腐川「い、戦刃むくろの弱点が分かりました…」

十神「それで、その弱点とは何だ?」

腐川「>>160」

160: 2013/09/20(金) 23:47:28.97 ID:+lh8B7yZo
苗木誠です!

162: 2013/09/20(金) 23:50:18.67 ID:zhiaPbyVo
腐川「苗木…」

十神「………何?もっとハッキリと喋れ。発声の仕方が分からないか?腹に力を込めて声を出すんだ」

腐川「な、苗木誠です!」

十神「は?」

腐川「い、戦刃むくろの弱点は…苗木誠です!」


…は?
ナエギマコトデス?

俺には全く理解が出来なかった。
それが示す事実も、この言葉の意味も、そう、全く。

164: 2013/09/20(金) 23:53:22.67 ID:zhiaPbyVo
さーて明日の十神君はー?


大和田「うーっす、俺だ。十神?知らねーな…」

遂に戦刃むくろの弱点を知った十神君。
これでいよいよ戦刃さんとのリベンジマッチか?
そして苗木に何をするつもりなのか?
明日も十神君から目が離せないぞ!


大和田「あとよぉ、俺はホ〇じゃねぇ…ただちょっと、男でもいいかなって思っただけだからな!」

桑田「もっとタチ悪ぃよ」


と言う訳で今日はここまで!また明日!
明日からiPhoneで投稿する予定ですん、今までより速度落ちてたらすいません

171: 2013/09/21(土) 21:31:08.24 ID:DI6AvUB3o
ここまでのあらすじ


~未成年の主張~

ナレ『次の主張をしてくれるのは、十神白夜君!果たしてその内容は⋯?』

いのっち「楽しみだねー」
三宅「どんな主張すんのかなwww」

十神「俺は今ー!隠している事がありまーす!」

\なーーにーー!?/

十神「それはー!この上から目線キャラの辞め時が分からなくなっている事でーす!」

\ワーーーー!白夜様ー!/

三宅「あれキャラだったんだwwwww」


はい再開

172: 2013/09/21(土) 21:36:53.70 ID:DI6AvUB3o
十神「戦刃むくろの弱点が、苗木⋯だと?」


俺は未だに理解が出来ず、呆然と腐川を眺めていた。
一体どう言う事だ?
何が起きた?

理解が出来ない。


腐川「で、ですから⋯今申し上げた通りなんです、白夜様ぁ⋯!」

十神「すると戦刃は⋯苗木に何かされると弱い⋯と言う事か⋯?」


いや、何かとは何だ?意味が分からん。
そもそも苗木に何かが起きて、それが戦刃とどう関係している?
無意味だろう?


ジェノ「そーそー、まこちんと白夜様の熱い熱い夜を想像するとアタシも弱いかもー?ゲラゲラゲラ!」

十神「いつ入れ替わった、ジェノサイダー翔」

ジェノ「まこちんになにかする、って言ってた辺りから」

十神「面倒な⋯」


腐川を褒めてやろうと思ったが、気が変わった。

173: 2013/09/21(土) 21:41:44.85 ID:DI6AvUB3o
十神「ちょうどいい、ジェノサイダー。お前に聞いておきたい事がある」

ジェノ「はいはい?アタシでよけりゃ何でも答えますよ?この根暗の事も!ゲラゲラゲラ!」


確か、腐川とジェノサイダー翔は記憶を共有出来ない。
つまり、なぜ俺と苗木が何かする、と言う話になっているのか聞いてきたが、
こいつの中では戦刃むくろが、この話には絡んでいない事はなってしまっている。

ややこしい。

だがある意味好都合か。


十神「戦刃むくろを効率よく倒すには、苗木を利用するべきだと聞いた。」

ジェノ「えっ誰から」

十神「黙れ。それで、お前なら苗木をどうすれば、戦刃を倒せると考える?」

ジェノ「>>176」

176: 2013/09/21(土) 21:44:55.14 ID:ANRzy5GVo
戦刃と恋仲にさせる

178: 2013/09/21(土) 21:53:05.42 ID:DI6AvUB3o
ジェノ「むくろんとまこちんをくっつけちゃえばいいんじゃないっすか?」

十神「なに?」

ジェノ「あのね白夜様、惚れた女っつーのは弱いんすよ。戦う気も起きなくなる位にはオンナになっちまうでーす!」

十神「⋯そうなのか?」

ジェノ「何?もしかして白夜様、そういうの信じてない系?オカルトだと思ってる系?」

十神「オカルトとは思わんが⋯くだらないな、人間の気持ちはそうそう簡単に変わるものじゃない」

十神「ましてや戦刃むくろだ。あいつは戦場を駆け抜ける氏神だろう?誰かを盲信する事などあるまい」

ジェノ「じゃー作戦が成功したら、白夜様はアタシと付き合ってくださる?」

十神「面白い賭けを要求するな、ジェノサイダー?⋯いいだろう、乗ってやる」


どうせ人間のこころはそう簡単に動きやしない。
戦刃が仮に本当に苗木に惚れて、苗木にもその気持ちが生まれたとしよう。
それで無力化出来ると言う発想がわけがわからない。


◆判定
>>181のコンマ以下が
00~25で大成功
80以上で失敗
それ以外はなんか何となくなるようになる

181: 2013/09/21(土) 21:56:55.46 ID:V5Arj5vzo
ほい

184: 2013/09/21(土) 22:03:53.02 ID:DI6AvUB3o
ジェノ「白夜様⋯何?むくろんとまこちんにくっついて欲しいって事?」

十神「色々と言葉を省けばそうなるな」

ジェノ「あいあいさー!それならアタシに任せて(はぁと)」


⋯全く信用が出来ないが、一応何か策があるようだ。
期待してはいないが、聞いてやろう。


ジェノ「白夜様はぁ、吊り橋効果ってご存知?」

十神「⋯なに?」


吊り橋効果。
つまり、怖い体験を男女でする事により、
心拍数の高まりを恋愛のものと勘違いしてしまう事らしい。

で、その吊り橋効果が何だと言うんだ?



ジェノ「例えばさぁ白夜様、男女がさむーい部屋に突然閉じ込められたりしたら⋯どうなると思います?」

十神「⋯はあ?」

185: 2013/09/21(土) 22:08:29.46 ID:DI6AvUB3o
【生物室】


その日、苗木と戦刃は十神に言われて生物室に来ていた。

十神「どうやらあの部屋の冷房装置を誰かがつけてしまったらしい。大方、葉隠辺りがボタンでも押し間違えたんだろう」

十神「だが俺はそんな寒いところに行くなんてごめんだ。そこでだ苗木。お前が行ってこい」

苗木「えっ?そんな、十神クン⋯」

十神「そうだな、お前ひとりで行かせるのは酷か。⋯戦刃でも一緒に連れて行け。あいつは目が効く」

十神「万一お前もボタンを押し間違えて、中が暗くなったりしても問題ないだろうからな」

苗木「何その嫌な予言?!」



そんな会話をして10分後。

彼らは今、凍えるように寒い生物室の中に閉じ込められていた!

186: 2013/09/21(土) 22:13:07.62 ID:DI6AvUB3o
苗木「おかしいな⋯どのボタン押しても、冷房装置が止まらない⋯?」

苗木「それに、なぜか入り口まで開かなく⋯なってる⋯」

戦刃「だいぶ体が冷えてるよ。苗木君、大丈夫?」

苗木「う、うん⋯ボクはまだ大丈夫、かな。戦刃さんは?」

戦刃「私は問題無い。こんな環境、何度も体験したから⋯」

苗木「⋯戦刃さんはすごいね」

戦刃「そんな事ないよ、私がやってきたのは、人の命を奪う事。褒めるような事じゃ」

苗木「ううん、でもやっぱり凄いと思うんだ。ボク達には出来ない事が出来るんだから」

戦刃「⋯苗木君」


そんなこんなで彼らは30分ほど、この生物室に閉じ込められた⋯。
ちなみに入り口は腐川が素手で塞いでた

188: 2013/09/21(土) 22:16:49.96 ID:DI6AvUB3o
そして翌日


戦刃「大好き。大好きだよ、苗木君」

苗木「⋯ありがとう、ボクも好きだよ⋯戦刃さん」


舞園「」
霧切「」

十神「」


腐川「人間なんてこんなもんよ⋯ふふ、ふふふ⋯」


おかしな位、上手く行った。
だが、問題はここからだ。
戦刃を無力化する事には成功したが⋯
だからと言って勝てるとは限らないんだからな。

◆もう再戦します?しません?
>>191

191: 2013/09/21(土) 22:18:39.40 ID:CDQ//L/AO
しない

192: 2013/09/21(土) 22:23:09.00 ID:DI6AvUB3o
⋯そうだな。
今、焦る必要はないだろう。
後からじっくり⋯戦刃が真に無力化されたその時に叩いてやるのも一興だ。

そう思った俺は、今すぐ戦刃へ再戦を要求する事は止めた。
その代わり、腐川には逐一チェックして報告するように言っておいた。
戦刃の弱点がさらに増えるような事があったらすぐに伝えろ、ともな。

⋯何か忘れているような気はするが、まぁいい。
戦刃が弱るのを待っている間に、別な愚民の話を聞こう。
そうだな⋯次は>>195のところへ行こう。

195: 2013/09/21(土) 22:24:41.34 ID:ZRMOUi4ao
セレス

213: 2013/09/22(日) 20:56:34.64 ID:qPib1xc0o
ここまでのいい加減なあらすじ


江ノ島「おっOい体操すれば、胸がデカくなるよ」

戦刃「ぜひ教えてほしい」

朝日奈「私も!」

腐川「爆乳魔人は黙ってなさい」


はい再開

214: 2013/09/22(日) 20:59:14.89 ID:qPib1xc0o
そうだな、今度はセレスにでも会いに行こう。
愚民どもの中では、割と優れている方であるはずのセレス。
俺が更なる高みに登るために、踏み台になってもらおう。
⋯大方今頃は、娯楽室での賭け事に勤しんでいるのだろうな。


と思ったら、本当にそこにいた。
まるでやつの根城にでもなってしまったかのような有様の娯楽室。
そこでセレスは、複数人の男相手に、勝っていた。

215: 2013/09/22(日) 21:06:20.77 ID:qPib1xc0o
【娯楽室】


セレス以外には興味がない。
と言う訳で、セレス以外がいなくなるのを待った。
やがて氏相の見える表情のバカな男共が1人、ふたりと部屋から出て行き⋯

セレス「またお待ちしていますわ」

と言う声のあと、完全に扉は閉まった。
その扉を、俺が開ける。


セレス「あら、賭けの品でしたらお返し出来ませんが⋯?」

十神「賭け事なんて興味ない」

セレス「まあ、十神君じゃありませんの」


どうです?一戦、と誘ってくるセレスを制する。
流れを取られたら負けだからな。


十神「そんな事よりも、セレス。俺がかませメガネと呼ばれないためにはどうすればいい?」

セレス「>>218」

218: 2013/09/22(日) 21:11:09.65 ID:qT0mIcAho
十神財閥の資産全てを賭けて、わたくしとギャンブルいたしましょう

220: 2013/09/22(日) 21:24:09.83 ID:qPib1xc0o
セレス「そう、ですわね」


セレスは何かを考えるそぶりをした。
わざとらしく。
思い切りわざとらしくだ。
そして、唇をにたりとゆがませた。


セレス「十神財閥の資産全てを賭けて、私とギャンブルをいたしましょう」

十神「⋯は?」

セレス「よろしいですか?」

セレス「十神君は、かませメガネと言う非常に不名誉な称号を返上したいのですわよね?」

十神「当たり前だろう。俺はかませではない」

セレス「でしたらなおのこと、ですわ」

セレス「私のギャンブルに打ち勝ってこそ⋯運に勝ってこそ、あなたはかませではない、と言えませんこと?」

セレス「それとも⋯あなたの才能では、私は倒せませんか?」


明らかに自分の稼ぎを考えている目をしている!
誘いに乗れば明らかな罠に飛び込む事になるが、かと言って断ればかませメガネの地を行く結果になる。
くそっ、どうする⋯?


◆やる?やらない?
>>223

223: 2013/09/22(日) 21:25:05.70 ID:19U7JkN00
やらん

225: 2013/09/22(日) 21:31:34.96 ID:qPib1xc0o
確かに賭けをしなければ、俺はかませメガネと呼ばれ続けるだろう。
だが⋯図に乗っているセレスが気に食わん。

十神「馬鹿か、お前は。わざわざ負けに行くやつなんかいるわけないだろう」

セレス「⋯残念ですわ、魂胆がバレていたなんて」

十神「やはりな。俺のプライドを刺激すれば勝負に乗ると思ったのか?だからお前は愚民なんだ」


十神として、セレスにいいアドバイスをくれてやった。
これでこいつはさらに高貴な存在になれるだろう。


セレス「ですが、やはり十神君がかませではなくなるためには、あなたの才能を見せつけなくてはいけませんわ」

十神「というと⋯」

セレス「あなたの品のよさ、それに、頭のよさ。例えばそうですわね⋯石丸君と、クイズでもしてみては?」

十神「はっ、高校生クイズなら飽きるほど見た。らき☆すたとダークライさえ知っていれば、俺に負けはない」

セレス「⋯?」


俺はセレスに感謝しながら、その場を後にした。
さて、ここから⋯


>>228
1石丸にこのまま会いに行く
2他の愚民と遊ぶ(その場合は誰なのか名前も)

228: 2013/09/22(日) 21:33:09.20 ID:JSMPv6If0
2 プランクトン

231: 2013/09/22(日) 21:39:23.46 ID:qPib1xc0o
俺は大和田のところへと向かった。
石丸を倒すなら、まずはその兄弟?とやらの大和田に接するのが一番だろう。
大海を泳ぐプランクトンほどの存在しかないが、しかし石丸にとっては大和田は大きな存在らしい。

俺以外にそんな人間がいてたまるか。


【武道場】


桜の咲くそこに、大和田はいた。

232: 2013/09/22(日) 21:42:50.35 ID:qPib1xc0o
大和田「⋯⋯⋯」

十神「大和田、ここだったのか」

大和田「あ?十神じゃねぇか⋯何だよ、俺を探してたのか」


どう言う風の吹きまわしだ、と大和田は包み隠さず聞いてきた。
まぁ、そうだろう。
俺が愚民と会話をする事はなかなかない。
⋯この数日に限っては結構増えたと思ったのだが。


十神「どうもこうもない。お前と話をしたかった」

大和田「⋯おい、ほんとにてめぇ十神か?」

十神「失礼な事を言うな。俺は十神白夜⋯こんな人間、何人もいてたまるか」

大和田「お、おう⋯まあそうだよな」

十神「単刀直入に聞こう。俺がかませメガネと呼ばれないためには、どうすればいいか⋯お前の考えが知りたい」

大和田「>>235」

243: 2013/09/22(日) 22:42:38.81 ID:FrAvg4XYo
ここまでのあらすじ


1がワインでベロベロになった

245: 2013/09/22(日) 22:45:04.73 ID:FrAvg4XYo
大和田「んなもん決まってんだろ?」


大和田は普段と何ら変わりのない、自信満々の表情で右の拳を握った。


大和田「漢を見せろ」

十神「⋯漢?」

大和田「あぁ、漢を見せてくれりゃ俺だっておめぇの事を認めてやるよ」


しかし漢を見せろとはどう言う意味だ?
何をしたらいいんだ?

とりあえず、>>249をしてみるか。

249: 2013/09/22(日) 22:47:22.70 ID:wPYUk8Pz0
焼き土下座

253: 2013/09/22(日) 22:54:52.38 ID:FrAvg4XYo
とりあえず、焼き土下座でもしてみるか。


十神「大和田、少し待ってろ」

大和田「あ?」


それから俺は、愚民どもをこき使い、
厨房で熱したかなり熱い鉄板を武道場まで運んだ。
熱気で向こう側がぼやけて見えるほどの熱さを持つ鉄板だったが、何とかここまで誰も怪我をせずに運び込んだ。
この間凡そ、6時間。
しかし大和田は武道場で俺を待っていた。と言うか、逃がさなかった。


大和田「zzzzz⋯」

十神「くっ、熱⋯だが大和田、見ていろ⋯これが十神白夜の答えだ!」


じゅううううう


俺の体が鉄板で溶けて行くのが分かる。
最初は靴や衣服だったが、そんなものはすぐになくなってしまった。
皮膚が焼ける。
自分が高級なステーキにでもなったかのような気分がした。
しかし、確かにそこに漂っていたのは、明らかに危険な香りだった。


大和田「zzz⋯っは?!お、おい!十神!?」

十神「ぐうぅ⋯っ、見ろ!これが十神の才能っ⋯!」


しばらく耐えたが、やがて俺は意識を失った。

254: 2013/09/22(日) 22:58:08.47 ID:FrAvg4XYo
やあ。
こんなところに来たって事は、君は氏んだんだろ?

十神クン。

十神白夜クン。

全くさぁ、なんでそんな無茶しちゃうかなぁ、もう。
愚民と仲良くするんじゃなかったの?
そもそも仲良くするってなんなの?
まぁ、そこはボクが突っ込むのはあえて止めておくけどね。

ほら、大和田クンも泣いちゃったじゃないか。
ひどい男だよね、君は。

仕方が無いから、今回はとりあえず蘇生させるけどさ?
無理したら次は知らないんだからね?

分かってんの?

257: 2013/09/22(日) 23:01:04.92 ID:FrAvg4XYo
【保険室】


変な夢を見た、


大和田「十神?!」


⋯どうやら夢でもなかったらしい。
聞いたところによると、俺はあの後モノクマに救われたんだと言う。
あいつが、俺を無償で治療した?
⋯どうにもにわかには信じがたい事が起きている。
モノクマは、学園のマスコットじゃなかったのか?

⋯それより何より気になるのは、俺がどこも怪我をしていない事だった。
完治?
まさか⋯ヤツにはこんな技術があるとでも?


◆大和田が泣いてた
◆大和田は十神を認めてくれたよ

258: 2013/09/22(日) 23:04:08.84 ID:FrAvg4XYo
体は万全だな。
氏んだとかなんだとか、俺には信じられない。
きっと氏んだなんてのは、言い過ぎなんだ。
どうせ瀕氏状態の俺を見て、大和田が騒いでいるだけに違いない。


しかし大和田のせいでひどい目にあってしまった。
ちっ。
さて、これからどうするか?

1石丸とクイズ勝負
2違う愚民と遊ぶ(その場合は名前の指定を)
3腐川の定期報告
>>261

261: 2013/09/22(日) 23:05:41.03 ID:vJ9m3NBr0
2ちーたん

263: 2013/09/22(日) 23:11:37.32 ID:FrAvg4XYo
⋯そうだな、ここは俺も認める天才のところへと行くとするか。
そう思い立った俺が向かったのは⋯


【不二咲の部屋】


ぴんぽん


不二咲「はぁい⋯」がちゃ

十神「邪魔するぞ」

不二咲「へっ?と、十神君?!」

十神「何だ、俺がお前の部屋に入るのは難しいのか?」

不二咲「そ、んな事はない⋯けど⋯待っててね」


そう言うと不二咲は扉を閉めてしまう。
大方、散らかった部屋でも片付けているのだろう、と思う事にした。

しばらくして、がちゃりと扉が開いた。


不二咲「ど、どうぞ⋯」


中に入ると、どうにも殺風景な部屋が広がっていた。

264: 2013/09/22(日) 23:15:04.03 ID:FrAvg4XYo
十神「これがお前の部屋か。ふん、つまらん部屋だな」

不二咲「えへへ⋯たまに言われるよぉ」

十神「そして、お前の机の上に置かれたパソコンに映っているのが⋯」

不二咲「うん、これがアルターエゴ⋯もうひとりのボク、みたいなものだよ」


不二咲の生首がパソコン画面の中に浮いているようにも見える。
しかしこれは、アルターエゴと言うプログラムだ。
不二咲を元に作ったらしい。


十神「ほう⋯ならばアルターエゴに聞こう」

十神「俺がかませメガネと呼ばれないためには、どうしたらいいと思う?人工知能の力でも答えを導けるか?」

アルター「>>267」

267: 2013/09/22(日) 23:16:43.87 ID:19U7JkN00
愚民達の悩みを解決すればいいと思う

271: 2013/09/22(日) 23:24:03.88 ID:FrAvg4XYo
アルター「そうだねぇ」

アルター「みんなの悩みを解決してあげればいいんじゃない?」

十神「なるほどな⋯そうすれば俺は頼り甲斐のあるリーダーシップに溢れた漢になれると言う訳か」

不二咲「そう、なの⋯?」

アルター「たぶん」

十神「なるほどな⋯」


話は早い。
>>274の悩みを解決しよう。

274: 2013/09/22(日) 23:25:08.75 ID:Axfy23RAo
ジェノサイダー

277: 2013/09/22(日) 23:34:09.53 ID:FrAvg4XYo
愚民ども、俺に睡眠薬を盛ったやつがいるなら今のうちに申し出ろ
まじで眠い⋯ね⋯る⋯で⋯⋯また⋯あした⋯

284: 2013/09/23(月) 21:37:15.46 ID:gzST4dkzo
話は早い。
まずは手近な人間の悩みを解消してやるのが、王としての務めか。
俺は不二咲とアルターエゴに感謝して、その場を離れた。


まずはジェノサイダーの悩みでも解決してやろう。
俺にならすぐにでも解決出来るだろうしな。


【図書室】

腐川「あ、び、白夜様⋯お待ちしてまし」

十神「腐川、ジェノサイダーを呼べ」

腐川「くしゅん」

285: 2013/09/23(月) 21:41:10.23 ID:gzST4dkzo
ジェノ「あっらぁぁぁぁ?!白夜様じゃなぁい!?」

十神「俺は今機嫌がいい⋯そこでだ、」

十神「ジェノサイダー、何か悩み事はないか?この俺が解決してやろう」

ジェノ「⋯なんだか白夜様が優しい⋯これって恋の予感?」

十神「そんなことはどうでもいい。早く言え」

ジェノ「んー?⋯アタシ、悩みなんて無いんですけどぉー」

十神「そうか、ならいい。俺は帰る」

ジェノ「>>288」

288: 2013/09/23(月) 21:42:32.75 ID:bROd/wSDO
百夜様と熱いセクロスしたい

289: 2013/09/23(月) 21:51:33.84 ID:gzST4dkzo
ジェノ「白夜様と熱いセッ◯スがしたいです」

十神「」

ジェノ「だぁかぁらぁ」

十神「それは悩みか?!ひょっとしてギャグで言ってるのか!?」

ジェノ「もー、アタシがふざけるわけないじゃなーい?」

十神「もうお前が何を考えているかが全く分からん!」


◆判定しまーす
>>292のコンマが
40から60の間なら中だしセクロス成功
70以上ならとりあえずセクロス

292: 2013/09/23(月) 21:53:19.11 ID:BExUTTQB0
不潔です!

295: 2013/09/23(月) 22:05:36.22 ID:gzST4dkzo
あれ?あれあれあれ?


十神「そんな事をしてたまるか!」

ジェノ「えぇ?アタシの悩みを解決してくれるんじゃなかったの?」

十神「お前とそんな卑猥な事が出来てたまるか!」

ジェノ「えー?」

十神「お前のそれは悩みなんかじゃないだろ!」

ジェノ「何よ⋯なら無理矢理でもやったるわよぉ!!」

十神「?!」


【良い子はBボタンでスキップしてね】

301: 2013/09/23(月) 22:35:38.63 ID:gzST4dkzo
十神「?!」

ジェノ「えぇーい!」

十神「な、何をするつもりだ⋯」

ジェノ「何って?白夜様のバイキングソーセージを⋯」

ジェノ「パックンチョするんじゃない」にやぁ


じゅぽっと卑猥な水音が部屋に響く。
男は床に倒されて、無理矢理に衣服を脱がされていた。
間も無く夜になろうかと言う頃合い、室内の明かりが男女の影を床に落とす。
どうやらリードを握っているのは女の方だ。

「どう?アタシの美技に酔いな!⋯なーんちゃって」

てへぺろ、と付け加えたその女の舌は、通常のそれよりも異常に長く見える。
男はその舌に絞り取られており、活きが荒くなっていた。

「く⋯っ、俺にこんな事をしてタダで済むと思っているのか?!」

「思ってますとも、アタシと白夜様は付き合うんでしょ?」

「⋯は?」

約束を忘れたとは言わせない。
確か、作戦が上手く行ったのならば、自分と彼は付き合うのではなかっただろか。
そんな事を言いながら、女は男の股間へ唇を重ねた。

それから何回、男が意識を失ったか分からない⋯。

302: 2013/09/23(月) 22:38:14.55 ID:gzST4dkzo
【こらこら!全年齢板でなにしてるんだい!これ以上は有料だよ!】


十神「」

ジェノ「あーん!白夜様が氏んだー!」

十神「」

ジェノ「⋯あれ、まだ息がある。よかったわぁ⋯」

十神「」


◆白夜様は意識を失った
◆部屋に送還されました

303: 2013/09/23(月) 22:40:56.39 ID:gzST4dkzo
【十神の部屋】

⋯ああ⋯?
俺、何をしていた⋯?

まあいい⋯。

何か忘れているような気がする。
だが、まあいいだろう。

⋯気を紛らわすためにも、誰かに会いに行くか。
分からんが、腐川に会いに行くのは危険だと俺は思う。
⋯とりあえずは>>306のところに行くぞ。

306: 2013/09/23(月) 22:41:30.13 ID:hJDQ7HwI0
はがくれ

307: 2013/09/23(月) 22:48:07.04 ID:gzST4dkzo
とりあえずは葉隠のところに行くとするか。
あいつは確かにバカだ。
だがあいつの才能は目に見張るものがある。
よし、あいつのところへ行こう。


【植物庭園】

308: 2013/09/23(月) 22:55:46.34 ID:gzST4dkzo
やはりここか。
ニワトリにエサをやりながらへらへらしていた。


十神「葉隠か」

葉隠「あ?⋯って、十神っちじゃねーか!珍しいべ、こんなとこ来るなんてよ」

十神「うるさい黙れ」

葉隠「」

十神「お前の頭はともかく、俺はお前の才能は買っている。分かるな?」

葉隠「難しい事言われても、よく分からんべ」

十神「俺がかませメガネと呼ばれないための方法を占え」

葉隠「⋯はあ?」

十神「つべこべ言わずにさっさとやれ!」


葉隠ははじめ、乗り気ではない表情だったが、やがて俺の気に押されていた仕方なく占い始めた。そして⋯

葉隠「出たべ!>>311」

311: 2013/09/23(月) 22:57:53.33 ID:BExUTTQB0
モノクマの黒幕になること

316: 2013/09/23(月) 23:03:50.95 ID:gzST4dkzo
葉隠「むむ?モノクマの黒幕になったらいいって出たべ!」

十神「俺が黒幕に?」

葉隠「だべ。間違いねぇ。俺の占いは3割当たる!」

十神「ああ、3割なんだよな?」


俺はその提案に⋯
1乗った。黒幕だなんて面白いな
2乗った。だが、黒幕?何をすればいい?(追加安価)
3乗らない。どうせ3割だろう?
4乗らない。お前の悩みを解決してやる(追加安価)
5その他
>>319

319: 2013/09/23(月) 23:04:39.42 ID:hJDQ7HwI0

321: 2013/09/23(月) 23:13:06.80 ID:gzST4dkzo
十神「⋯面白い、乗ってやるよ」

たかが3割、されど3割。
この男の言う事がどこまで真実になるのか、たまには信じてやってもいいのかもしれない。
普段信用していないからこその3割。

十神「で?俺は何をしたらいいんだ?」

葉隠「ん?」

十神「黒幕になればいいんだろう、それは分かった。だが、黒幕になって何をすればいいんだ?」

葉隠「お、十神っちが俺を信用してくれてるべ!いやー、いい傾向だべ!これで俺も十神家御用達に⋯」

十神 「黙れ。お前はただ、俺が黒幕になって何をすればいいか占えばいいんだ」

葉隠「⋯つめてーなー、十神っち」

葉隠「⋯⋯⋯!お、俺の占いには>>325」

325: 2013/09/23(月) 23:16:14.14 ID:fjFk/D2SO
学園から脱出させる

327: 2013/09/23(月) 23:19:39.20 ID:gzST4dkzo
葉隠「みんなを学園から脱出させれば全てが解決する、と出たべ!」

十神「」


第三部、完!

330: 2013/09/23(月) 23:25:27.06 ID:gzST4dkzo
そんな訳がないだろう。
と言うか、本当にそれで俺はかませメガネと呼ばれなくなるのか?
そもそもそれが怪しい。
まず、第一に黒幕なのに解放する?
そこがもはや意味が分からん。


十神「俺が黒幕になる、と言うのはよく分からん状況だな」

葉隠「ん?まあそうなんかなぁ?」

十神「そうだろう。黒幕と言うのはあくまでも悪さをするものだと俺は思ったのだが」

葉隠「いや、でもあれだろ?みんなが分からんうちに学園に閉じ込められてんのを助けたら、そりゃかませじゃねーだろ?」


一理ある、のか?
まあもういい。葉隠には用はない。
俺はこの場を後にし、>>333のところに行く事にした。

334: 2013/09/23(月) 23:27:05.61 ID:Q+rGow3M0
ちーたん

336: 2013/09/23(月) 23:28:38.30 ID:gzST4dkzo
安価下か?安価下だな?

342: 2013/09/23(月) 23:32:49.23 ID:gzST4dkzo
安価下にする。
俺がそう決めたんだからそれでいい。

俺は不二咲のところに向かった。


【情報処理室】


不二咲「あれぇ、十神君?どうしたのぉ?」

十神「不二咲か。お前ならば俺の力になれると思ってな」

不二咲「⋯何をする気なのぉ?」

十神「モノクマ、とやらを俺の配下にしたい。やり方を教えてくれ」

不二咲「⋯本気、なの?」

十神「当たり前だ。俺がそんな事を冗談で言うとでも?」

不二咲「うーん⋯>>346」

346: 2013/09/23(月) 23:35:11.06 ID:PMqsksfMo
かませメガネには無理だと思うよぉ

353: 2013/09/23(月) 23:42:09.57 ID:gzST4dkzo
不二咲「かませメガネには無理だと思うよぉ」

十神「」

不二咲「なんて言えばいいのかなぁ⋯十神君は、今はまだみんなにかませメガネだと思われてるし」

十神「」

不二咲「もっとみんなに認められないと無理だよぉ」

十神「そ、そうか⋯」


どうやらまだ俺には、それを出来ないと思われているらしい。
腹の立つ話だが、それも俺の怠慢なのかもしれない。
愚民どもに、俺の力を見せなかったがゆえにこうなってしまったのだ。
⋯ちっ。


十神「なら不二咲。お前は俺が何をしたら、かませメガネではなくなると考えている?」

不二咲「>>356」

356: 2013/09/23(月) 23:44:06.44 ID:lajLajmS0
鍛えて漢らしくなる

358: 2013/09/23(月) 23:56:13.97 ID:gzST4dkzo
不二咲「き、鍛えればいいんじゃないかなぁ」

十神「⋯ん?」

不二咲「体を鍛えて男になればいいと思うんだよね」

十神「体を鍛える⋯!」


なかなかいい案じゃないか。
やはり頼るべきはいつもバカより天才だな。

⋯男になる、なんていうのは誰かも言っていたな。
あながち間違いではないのかもしれない。

よし、こうなったら早速体を鍛えるべきだ。
俺はその足で、プール前にあるトレーニングルームへ向かった。

360: 2013/09/23(月) 23:58:53.37 ID:gzST4dkzo
【トレーニングルーム】


ふむ、この学園のトレーニングルームは、なかなかにものが揃っていた。
腹筋、背筋、足に腕に⋯あらゆる筋肉が鍛えられるように機材が揃っている。
ここなら俺の体もすぐに鍛えられるだろう。
まあ、数日はかかってしまうだろうがな。

そんなトレーニングルームに誰かが来た。
普段の俺なら、その誰かを追い払うところだが⋯
今は機嫌がいい。
一緒に鍛えるのも悪くはないな。

そんな俺のところに現れたのは>>364だった。

364: 2013/09/24(火) 00:00:09.73 ID:m3nDq1uT0
まいぞの

371: 2013/09/24(火) 00:08:31.13 ID:AUKLEv4jo
扉のところがガチャガチャとうるさい。
何をやっている?
中に入るならさっさと入ればいいものを。

いらだった俺は扉を開けた。

そこにいたのは、舞園だった。

舞園「あれ、と、十神君?!」

十神「何をしている?舞園、こちらは男性側だが」

舞園「知ってますよ」

十神「ならなぜ扉を開けようと?」

舞園「私でも扉が開けられたら、苗木君にいつでも会いにいけるじゃないですか」


けろっとして舞園は言う。
確か、このトレーニングルームは異性の部屋に入ろうとするとマシンガンが火を吹くんじゃなかったのか?
と思ったが、舞園は別に男性の手帳も持っていなかったし、何より扉には鍵がかかっていて中に入れないから制裁を加える意味がなかった。


十神「ちょうどいい。舞園、俺がかませメガネと呼ばれないためにはどうしたらいい?」

舞園「>>375」

375: 2013/09/24(火) 00:11:51.25 ID:2a0GnYV/o
焦らず驕らず、慎重に行動することだと思います

379: 2013/09/24(火) 00:17:55.23 ID:AUKLEv4jo
舞園「そう、ですね⋯」

難しい事を聞きますね、と舞園が一言つぶやく。
うるさい。

舞園「焦らず奢らず、慎重に行動する事をだと思います」

十神「⋯何?」

舞園「十神君は、自分が他人よりも優れていると思い込んでいるんです。そこがみんながとっつきにくくなってる原因ですよ」

舞園「だから、十神君は焦らずに、そして奢らずに⋯慎重に行動するべきです」

十神「⋯なるほど⋯俺のこの言動は、愚民どもには奢っていると思われているのか」

舞園「十神君本人がどう思っているかはさておいても、です」

十神「俺は奢っているつもりはない。俺は俺だ、普段通りだが」

舞園「それがいけないんですよ!」

十神「」

舞園「十神君は驕り高ぶっていますよ」

十神「⋯そう、だったのか⋯」

舞園「まず他人を愚民なんて呼んだらダメですから!」


そんな事をするなら刺しますよ、と言う舞園の顔は笑っていない。
おい、怖いぞ。

392: 2013/09/24(火) 20:55:05.02 ID:AUKLEv4jo
舞園「そもそも、十神君はかませメガネと呼ばれなくなって、何がしたいんですか?」

十神「何をしたいか?違うな、俺の立場を改めて分からせてやりたいだけだ」

舞園「それ!」

十神「…何?」

舞園「その態度がもうダメなんですよ!さっき言ったばかりですよ、驕り高ぶったらダメだ、って」


俺は舞園に言われて気付いた。
そうか、俺が高貴な存在である事を都度アピールするのが、愚民からすれば気に食わないのか。
それはそうだな。
一々ロレックスの時計を見せびらかしてくる社長に靡く社員などいない。
買ったばかりのiPhone片手にXperiaをいじるような人間に善意など無い。


舞園「分かりましたか?」

十神「…ああ、よく分かった。礼を言うぞ、舞園。俺は間違っていたんだな」

舞園「はい、思い切り間違えてましたよ!」


そのあと何度かそんな会話をして、舞園は帰った。
だが、あいつは俺の事をまだ認めてはないだろう。
…先は長いな。

393: 2013/09/24(火) 20:57:42.76 ID:AUKLEv4jo
さて。
舞園は帰ったものの、まだ俺の体を鍛えると言う目的は達成されていない。
一体どれだけの時間がかかるかは分からないが、とにかく体を鍛える。
と言っても、俺の体はそれなりには鍛えてあるぞ。
大和田くらいなら、無傷で制圧出来る自信がある。
が、それは口に出すとまた愚民どもが怒り狂うんだったな。
黙っておくとするか。


◆判定
>>396のコンマが
30以下ならケガする
80以上なら自分にあったトレーニング出来る

396: 2013/09/24(火) 20:59:22.22 ID:2a0GnYV/o
こいよ

398: 2013/09/24(火) 21:04:49.86 ID:AUKLEv4jo
にしても、色々なアイテムがある。
体をしっかり鍛えられそうだな。
よし。
まずはダンベルを…



ぐきっ


…ん?
何かイヤな音がしたが…?

ぐきっ?

◆ダンベルを取ろうとして足をくじいた!
◆おっちょこちょい

400: 2013/09/24(火) 21:07:25.78 ID:AUKLEv4jo
足をケガした。
ちっ、痛みで気が散る。

ダンベルを何度か振ったが、やっぱりダメだった。
今日はもう止めよう。


◆今日は寝る?愚民どもと遊ぶ?
>>404

404: 2013/09/24(火) 21:09:27.40 ID:iKM8JK1F0
山田と遊ぶ

406: 2013/09/24(火) 21:14:40.27 ID:AUKLEv4jo
…ふん、そうだな。
俺はもう、今日は体を動かす事は避けた方がいい。
それなら、体をあまり動かさない男のところへ、行ってみるか。


【美術室】


山田「うほっ」

十神「何の鳴き声だ?山田。この俺が来てやったのに」

山田「…いや、そんな言い方ないじゃないですかぁー///」

十神「何故喜んでいるアホが」

山田「して十神殿が僕のところに何のご用ですか?」

山田「もしかして同人誌?」


…こいつの本…同人誌、と言ったか?
それが愚民の楽しみなのか?
俺は…
1同人誌を買う。
2同人誌の作り方を聞く。
3同人誌焼く
4そのほか
>>409

409: 2013/09/24(火) 21:16:24.00 ID:m3nDq1uT0
4 メガネ交換

411: 2013/09/24(火) 21:19:55.20 ID:AUKLEv4jo
十神「…山田」

山田「はいぃ?」

十神「…メガネを貸せ」

山田「は?」

十神「お前のメガネはあまりにも品がなさすぎる。故に…俺のメガネと交換してやる」

山田「もしかして僕相手にフラグ立てようとしてます?」

十神「フラグ?何の事かは分からんが、とりあえず言われた通りにしろ。この…」


愚民が、と言う言葉を飲み込んだ。


十神「…とにかく、メガネを交換してやる」

山田「ありがたき幸せ…」


◆山田の好感度がちょっと上がった
◆このまま寝て翌日に飛びます


413: 2013/09/24(火) 21:22:21.39 ID:AUKLEv4jo
次の日の朝。
昨日くじいた右足は少し腫れているような気がするが、まぁいいだろう。
とりあえず今日も愚民…いや、クラスメイト共と話してやるとするか。
さて、今日は…


1石丸とクイズ
2葉隠の占い
3体を鍛える
4そのほか
>>416

416: 2013/09/24(火) 21:23:33.21 ID:iKM8JK1F0
1

421: 2013/09/24(火) 21:31:06.05 ID:AUKLEv4jo
この完璧な俺だ。
舞園のアドバイスでさらに完璧になった俺だ。
これならば、石丸にも勝てるだろうな。
俺ならば。
間違いなく今の俺ならば勝てるだろうと。


【体育館】


俺は、石丸を体育館に呼び出していた。

422: 2013/09/24(火) 21:35:08.68 ID:AUKLEv4jo
石丸「やあやあやあ、十神君!」

十神「着たか、石丸。ようやくお前を屈服させる事が出来る」

石丸「ん?十神君…一体何をしようとしているのか分からないが…しかし!」

石丸「今の僕から見る君は、完全に悪の表情をしているぞっ!悪即斬だっ!」

十神「ふん、お前が俺の想像の数倍バカだった事だけが計算外だ。だが」

十神「お前に俺の事を認めさせる!そして…」

石丸「ん?」

十神「俺の事をかませメガネとは呼ばせない!」


◆判定しまーす
コンマ以下が
奇数だといいこと起きる
偶数だと…えへへ…

423: 2013/09/24(火) 21:35:40.43 ID:AUKLEv4jo
あ、安価忘れたああああ
>>427で!

427: 2013/09/24(火) 21:37:44.76 ID:m3nDq1uT0
どうだ

429: 2013/09/24(火) 21:39:49.15 ID:AUKLEv4jo
葉隠はあんなに安価で救われたのに、何で十神はここまで安価に嫌われるんだ…マジで

432: 2013/09/24(火) 21:47:48.19 ID:AUKLEv4jo
石丸「いや、ちょっと待ってくれ、と、十神君?」

十神「いいか?お前の知識を…お前の努力を踏みにじってこそ俺は輝く!」

石丸「いや、十神君…君が僕をどう思っているかは分からないが」

石丸「僕は別に君をかませメガネだとは思ってないが?」

十神「…何…だと…?」

石丸「むしろ君はすごいとすら思うよ、努力を惜しまず、さらにはそれをひけらかさない!」

石丸「僕が嫌いな天才とは全く逆の存在じゃあないか!ハッハッハ!」


◆十神のやる気が下がった
◆弾道が下がった
◆石丸は元々かませメガネだとは思ってなかった

433: 2013/09/24(火) 21:49:48.01 ID:AUKLEv4jo
…おい、何だ?この展開は。
俺がやるべき事がひとつ減ってしまったじゃないか。
やる気が非常に減ってしまった。
はあ、何だかなぁ。
…まあいい。
次だ。
次の愚民のところへ行くぞ。
俺はまだまだ愚民どもを屈服させたとは言えない。
かませメガネ呼ばわりを完全に止めさせる。そのために次は>>437のところに向かうか。

437: 2013/09/24(火) 21:50:47.94 ID:m3nDq1uT0
あぽ

439: 2013/09/24(火) 21:57:40.26 ID:AUKLEv4jo
次はそうだな、桑田のところに行くか。
俺をかませメガネと呼ぶ愚民のひとり。
それが桑田だ。
こいつに関しては本当にちゃんと制裁すべきだろう。
だから俺はその足で、桑田のところへと向かった。
しかし…


【音楽室】


なんだってこんなところにいるんだ。
意味が分からん。
こいつは野球選手じゃあなかったのか?
何があった?

440: 2013/09/24(火) 22:02:07.25 ID:AUKLEv4jo
桑田「ピンチをーチャンスに変えていくー」

桑田「叫ぶビーオーライートー」


桑田が何故か歌っていた。
そこそこの歌だな。
まぁいい。


桑田「きっと大丈夫ー……って、十神!?」


そこまで歌って何故俺に気付かない。アホか。いや、アポか?


桑田「つか、何俺の歌の時間邪魔してんだよアホ」

十神「勝手にお前が歌っていただけだが。そこに入ってきて文句を言われる筋合いはない」

桑田「う、うるせぇ!アホアホ!」

十神「ところで桑田…ひとつ質問がある」

桑田「あ?ちょうどいいな、俺もおめーに質問があるんだよ」

十神「ほう?俺に質問だと?面白いから聞いてやる」

桑田「>>444」

444: 2013/09/24(火) 22:04:14.75 ID:VGSNW/VAO
俺ってイケてる?

446: 2013/09/24(火) 22:10:59.51 ID:AUKLEv4jo
桑田「俺って、イケてる?」

十神「は?」

桑田「マジでマジで!本音で頼むわ、御曹司!」

十神「…イケてる、の意味がよく分からないが…」

桑田「はあー?ノリ悪いなぁ、んな事言ってっから…かませメガネとか言われんだろ」

十神「何?」ぴくぴく

桑田「つかさ、マジでぶっちゃけ俺ってイケてんの?なぁ十神」

十神「く…愚民が…無価値な言葉を俺に投げかけるな…!」

桑田「だぁかぁらぁ、とにかく率直に答えてくれよ!今のアーティスティックな俺だったら」

桑田「さやかちゃんと付き合えるかな?!」

十神「………」


俺は……
1事実を言ってやる。お前には無理だ
2事実を隠す。ああ、お前はイケてる
3そのほか
>>449

449: 2013/09/24(火) 22:12:15.76 ID:aaisqIRAo
2

452: 2013/09/24(火) 22:18:04.31 ID:AUKLEv4jo
……桑田には事実を突きつけるのは可哀想だな。
ここは俺の優しさを最大限に見せてやろう。


十神「…ああ、そう言う意味ならお前はイケている。舞園位なら余裕だろう」

桑田「うっひょー!マジかよ!やっぱアーティストな才能が眠ってた俺ってマキシマムカッケーっす!」

十神「…そうだな、マキシマムカッケーぞ」


オウム返しの要領で桑田に言葉をかけてやる。
不思議なもので、こいつはそれに気付かない。
むしろキャッキャと子供のように喜んで、そしてガッツポーズなど取りながら


桑田「うっし!決めた!俺、さやかちゃんにコクってくるわ!ありがとな、十神!」


と言って勢い良く音楽室を出て行った。
やれやれ。頭の悪い人間とも付き合わないとならんのが、帝王の辛いところだ。

と一人思っていると、桑田が音楽室に戻ってきてーーー


桑田「…その、悪かったな、お前の事…ノリ悪ぃとか…、かませメガネとか言って…」


と、まるで独り言のような声で囁いて、去っていった。
…これだから頭の軽い人間は嫌いだ。
少し誉められただけでこれなんだからな。


◆桑田を手なづけた
◆こいつチョロいな

453: 2013/09/24(火) 22:19:28.40 ID:AUKLEv4jo
これで俺をかませメガネと呼ばなくなったのは…
大和田、桑田、あと石丸か。
と言うか、石丸はそもそも頭から俺をかませメガネとは思っていなかったんだが…まぁいいか。

とにかく次々と俺の事を認めさせてやる必要がありそうだな。
次はそうだな…>>458のところに行くとしよう。

462: 2013/09/24(火) 23:03:12.01 ID:AUKLEv4jo
全ての元凶。
そう、全ての始まりで、終わりの女。
朝日奈葵。
あいつのところに行くとする。
あいつさえ黙らせれば、もしかしたら全員かませメガネ呼ばわりを止めるかもしれない。


【プール】


俺のそれなりに引き締まった体が、海パンのおかげで余計に栄えて見える。
まあ、右の足首はまだ少し赤く腫れているが問題はないだろう。
さて、あいつはここか。


朝日奈「あ、十神だ!どっからどうみても十神っす!」


いた。
お前のせいで俺は常にかませメガネ呼ばわりをされてきたんだ。
許すまじ、朝日奈。

463: 2013/09/24(火) 23:06:12.51 ID:AUKLEv4jo
朝日奈「どうしたの?十神がプール来るとか珍しいよね!」

朝日奈「あ、もしかして十神も泳ぐとさっぱりするタイプだった?」

十神「そんな訳あるか。俺はお前に言いたい事があって来たんだ」

朝日奈「へ?私に?」

十神「お前が俺をかませメガネと呼んだせいで、俺の心が著しく傷ついた」

朝日奈「いやいや、言い過ぎでしょー…それにかませメガネは事実じゃん」

十神「黙れ!いいか?お前は何をどうしたら、俺をかませメガネと呼ばなくなるんだ!」

朝日奈「>>467」

467: 2013/09/24(火) 23:10:35.59 ID:RlnEIBva0
私に水泳で勝てたら

473: 2013/09/24(火) 23:16:51.71 ID:AUKLEv4jo
朝日奈「私に水泳で勝てたらいいよ」


勝機があるのか無いのか。
こいつは確か、超高校級のスイマーだよな?
俺が勝てるのか、若干の不安がある。
なんせ俺は確かに完璧な男だが、だからと言って自分の力を過信するつもりはない。

◆判定するでげす
>>477のコンマ以下が
30以下だと完敗します

477: 2013/09/24(火) 23:19:18.18 ID:RlnEIBva0
コンマに嫌われているからなぁ…

478: 2013/09/24(火) 23:19:30.25 ID:AUKLEv4jo
うそだろっ?!

480: 2013/09/24(火) 23:24:15.55 ID:AUKLEv4jo
俺は朝日奈の条件を飲んでしまった。
何て軽い男なんだと言われても仕方がないと思う。
だが、俺にはどうしても許せなかったのだ。
俺をナメやがって。

十神「いいだろう、相手をしてやる」

多少足首は痛むが何とかなるだろう。
そう思いながら俺はプールサイドに足をかける。

朝日奈「いいの?小細工なしで勝負だからね!」

そして俺は朝日奈とプールで競争を…




十神「うぐっ?!」







したのだが、途中で足が吊った。
まさかの棄権…!?


まさか。
俺が試合を放棄するような男だと思うか?

483: 2013/09/24(火) 23:28:11.05 ID:AUKLEv4jo
俺は足を引きずるように腕の力だけで泳いだ。
幸い?吊った足はくじいた右の方だ。
じんじんと痛むが、それだからと言って戦いを止めていいとは言われていない。


俺は帝王だぞ。


結局、朝日奈からは相当離されて負けてしまった。
惨敗だ。
まあ、溺れかけながら泳いでいたのだから当然と言えば当然か。
しかし…よく泳ぎ切ったものだ。
俺自身が驚いた。


朝日奈「うっそ…よく泳げたね?!溺れてたよ?!」


朝日奈の驚く顔が面白かった。

486: 2013/09/24(火) 23:31:27.46 ID:AUKLEv4jo
十神「ぜえ…わ、分かったか…俺は…かませメガネじゃ…はあ…無い…!」

朝日奈「わ、分かった!分かったから!」

朝日奈「あ、あんたはかませメガネじゃないよ!これでいい?」

十神「ああ…分かればいい…ぜえ…」

朝日奈「って言うか足首も腫れてるから!ほんとあんたどうやって泳いだの?!」

十神「ふん…この程度で動けなくなる俺ではない…はあ…はあ…」

朝日奈「も、もう喋らないで!とりあえず保健室行くよ!」


◆朝日奈が引いてる
◆これでいい…のか?

489: 2013/09/24(火) 23:35:54.71 ID:AUKLEv4jo
【保健室】


朝日奈「つーか、ダメだよ…無理したら」

十神「うるさい…俺はその程度の障害で負ける男じゃない」

朝日奈「結局負けたでしょ」

十神「…うるさい」

朝日奈「無理しないでって!あんた、足吊ってる上に足首も折れてるよ?」

十神「は?」

朝日奈「いやだから、足首折れてるから」

十神「…え?」


折れてる?
はあ?
俺の足首が?
いや、待て、確か足首はくじいただけだったんじゃあ…


朝日奈「だから無理して泳ぐからでしょ…」


◆白夜様の足首が逝ったぁぁぁぁ!!

◆どうします?
◆モノクマ流の技術で完治させます?

495: 2013/09/24(火) 23:43:44.47 ID:AUKLEv4jo
確かにな、このままだと可哀想だからな
超高校級のやぶ医者の力で十神君を完治させます
このままお待ちください

498: 2013/09/24(火) 23:47:31.05 ID:AUKLEv4jo
………。





気が付いたら、俺はまた保健室にいた。
違うのは、朝日奈がいない事だ。
そしてもうひとつ。

……右足が、治っている。
ケガひとつない。
恐ろしい位に。

今日はいいことがまだまだ起こりそうだ。
そうだな。
>>501のところに行こう。

501: 2013/09/24(火) 23:48:27.63 ID:RlnEIBva0
ぼっち

503: 2013/09/24(火) 23:52:57.52 ID:AUKLEv4jo
霧切のところに行こう。俺と似たような雰囲気を最近醸し出している、気がする。
それと、そう言えばかなり最初の頃に出会った霧切は…
何というか、危険だった。
今の内に後の憂いは断つべきだな。
よし、こいつに俺の力を見せるべきだ。


【学園長室】


そんなことを考えて霧切を捜したら、何故か学園長室にいた。
何してるんだ、お前は。

十神「安価で皆と仲良くなる」【後編】

引用: 十神「安価で皆と仲良くなる」