1: 2010/10/13(水) 23:02:00.94 ID:QLAq91N70
都内某所

中野邸の地下室に二人の少女の姿があった。

一人は小柄な中野梓。食材の入ったボウルを楽しそうに運んできたところだ。

そしてもう一人は鈴木純。・・・全裸で首輪をつけられている。

梓「今日はハンバーグを作ってあげようね。」

純「・・・」

ひき肉、卵、コショウ、みじん切りにした玉ねぎ、パン粉・・・

梓は楽しそうにハンバーグの具材をこね回している。

梓「純、もうちょっとでできるからね。おいしいよ?」

純「・・・」

少女は怯えたように何も答えない。
けいおん!Shuffle 3 (まんがタイムKRコミックス)
3: 2010/10/13(水) 23:11:24.16 ID:QLAq91N70
グチュリ グチュリ

ハンバーグの具材をこねる音だけが地下室に響く。

鮮やかなピンク色をしたひき肉が梓の指からにゅるりと飛び出す。

その感触がクセになってしまったようだ。

うっすらと笑みを浮かべながら具材をこね続ける。

・・・20分も経った頃だろうか、音がぴたりと止まった。

梓「純、ハンバーグは生がいい?それともレアかな?」

ニヤニヤと薄ら笑いを浮かべて梓が尋ねる。

4: 2010/10/13(水) 23:23:43.52 ID:QLAq91N70
純「・・・」

梓「純、おなか空いてないのかな?」

やさしい口調とは裏腹に目が全く笑っていない。

純がそろそろと後ずさりをはじめる。

その時だった。

ぐぅううううぅう

純の腹が大きな音をたてて鳴った。

その音を梓は聞き逃さなかった。

梓「やっぱりおなか空いてるんじゃない。ほら、食べさせてあげるよ」

ジュブッと音を立ててボールに手を突っ込むとピンク色の肉塊を掴み上げる。

紅を溶かしたような肉汁がぽたりと垂れて、生肉特有の臭いが鼻をつんと刺す。

純はいやいやをするように首を振った。

6: 2010/10/13(水) 23:36:33.37 ID:QLAq91N70
その首を小さな手が押さえつける。

梓「もう三日も食べてないでしょう?おいしいよ?」

そう言うと生肉を無理矢理に純の口に押し付けはじめた。

純「ぐぅ・・・ふうっ・・!」

必氏の抵抗を試みるも、三日も食事を与えられずに憔悴しきった体ではどうすることも出来ない。

ぐりぐりと押し付けられたひき肉が、唇の隙間を縫うようにして口内へ入り込んでくる。

梓「どうしたの?早くお食べ?」

梓は空いている手で純の鼻をつまむ。

息苦しさに耐えかねた純が口を開くのは時間の問題だ。

7: 2010/10/13(水) 23:40:49.13 ID:QLAq91N70
純「・・・がはっ!」

顔を真っ赤にした純がとうとう口を開いた。

待ってましたとばかりに口内へ流れ込む生臭い香りに、純がむせ返る。

梓「おいしいでしょう?まだたくさんあるからね。」

笑いながらそう言うと再びボウルに手を突っ込む。

「飼い主」による「ペット」への餌付けはその後一時間にも及んだ。


梓「いい子ね、純。ちょっとだけ寝てもいいわよ。」

言われるがまま横たわる。

薄れ行く意識のなか、純はぼんやりとした頭で考え続けた。

純(どうして・・・)

純(どうしてこんなことに・・・)

9: 2010/10/13(水) 23:45:43.18 ID:QLAq91N70
紬「っていう夢を見たの~!」

梓「勝手にヘンな夢見ないでください!」

律「あはは、確かに純ちゃんって犬っぽいかもなぁ。」

唯「だよねー。今度部室に呼んでお菓子あげてみよっか?」

紬「いいわね!今度最上級のひき肉を持ってくるわ!」

澪「ムギ・・・」

おしまい

22: 2010/10/14(木) 00:40:12.88 ID:jW1G8trq0
純「あずさ、ミルク持ってきてあげたよ」

純がペット用の皿に牛乳をなみなみと注いで持ってきた。

梓「あ、ありがと、純。」

純「あれ?あず猫はそんな口調だったかな?」

純がいたずらっぽい笑みを浮かべた。

全裸に首輪、頭には猫耳をつけた少女が恥じらいの表情でそれに答える。

梓「あ、ありがとにゃん・・」

純「ふふ。よくできました。ミルク飲んでいいよ?」

ピチャ ピチャ

梓は四つんばいになると、舌を出してミルクを舐めはじめる。

その姿をいつくしむように眺めながら、梓の髪を撫でる純。

ここ数日の、二人の放課後の風景である。

23: 2010/10/14(木) 00:48:31.66 ID:jW1G8trq0
純「あずさ、ミルクおいしい?」

いとおしそうに梓を眺めながら、指先でちゃぽちゃぽとミルクをかき混ぜてみせる。

梓「お、おいしい・・にゃん」

顔を赤くして梓が答える。

純「ふ~ん。私も飲んでみよっかな。」

そう言うと、梓と同様に、皿に舌を突っ込んで舐めはじめる。

牛乳が注がれた皿は二人の唾液が入り混じり、ほのかに泡立っている。

ぴちゃぴちゃ ぴちゃ

薄暗い地下室に二人がミルクを舐めとる音だけが響いた。

24: 2010/10/14(木) 00:54:18.07 ID:jW1G8trq0
そのときだった。

梓「んっ・・・」

純「あっ・・・」

互いの舌先に、あたたかくぬめぬめとした感触を感じた。

困惑する梓に、上気した顔で迫る純。

そのまま梓の唇にしゃぶりつく。

梓「ん・・クチュ・・じゅん・・」

純「クチュ・・あずさぁ・・」

割りいれた舌に、ミルクの香りを感じる。

25: 2010/10/14(木) 00:55:49.34 ID:jW1G8trq0
紬「っていう夢を見たの~!」

梓「勝手にヘンな夢見ないでください!」

律「あはは、確かに梓って猫っぽいかもなぁ。」

唯「だよねー。今度全裸に剥いてミルクあげてみよっか?」

紬「いいわね!今度最上級のミルクを持ってくるわ!」

澪「ムギ・・・」

おしまい

引用: 梓「純、エサの時間だよ」純「・・・わんわん」