1: 2013/08/02(金) 20:40:33 ID:gVQTw7hU
5: 2013/08/02(金) 20:57:35 ID:gVQTw7hU
ジャン「やっぱり突然告白してもダメだと思うんだよ……」
アニ「時期が早いってこと?」
ジャン「もって行き方とかもあるだろ?」
アニ「それはまあ……大事だと思うけど」
ジャン「今度デートして来い。その後でいいだろ」
アニ「と、唐突だね……」
ジャン「いいだろ別に?ラブストーリーは突然始まるんだよ」
アニ「時期が早いってこと?」
ジャン「もって行き方とかもあるだろ?」
アニ「それはまあ……大事だと思うけど」
ジャン「今度デートして来い。その後でいいだろ」
アニ「と、唐突だね……」
ジャン「いいだろ別に?ラブストーリーは突然始まるんだよ」
6: 2013/08/02(金) 20:58:37 ID:gVQTw7hU
アニ「いつ?」
ジャン「そんなの今度の休日以外にあるか?」
アニ「……解った」
ジャン「さて……かわいい私服のアニが見れるぞ」
アニ「あんたには見せたくないね……」
ジャン「まあ、精精楽しんできてくれ。俺のためにもな」
アニ「あんたに協力してると思うと楽しめないよ」
ジャン「ハッ、言ってろ」ガタッ
ジャン「そんなの今度の休日以外にあるか?」
アニ「……解った」
ジャン「さて……かわいい私服のアニが見れるぞ」
アニ「あんたには見せたくないね……」
ジャン「まあ、精精楽しんできてくれ。俺のためにもな」
アニ「あんたに協力してると思うと楽しめないよ」
ジャン「ハッ、言ってろ」ガタッ
7: 2013/08/02(金) 20:59:24 ID:gVQTw7hU
アニ「コーヒーあるけど持ってく?」スッ
ジャン「えっ」
アニ「えっ」
ジャン「俺とクリスタの甘い時間を知ってたのか?」
アニ「甘い物の時間でしょ?まったく……知らないと思うの?」
ジャン「解った。ありがたく貰っていくぜ」パシッ
アニ「ストロー?」
ジャン「ストローで飲むと歯が黒くならないらしい」
アニ「あっそフ-ン」
ジャン「……じゃあな」ツカツカ
ジャン「えっ」
アニ「えっ」
ジャン「俺とクリスタの甘い時間を知ってたのか?」
アニ「甘い物の時間でしょ?まったく……知らないと思うの?」
ジャン「解った。ありがたく貰っていくぜ」パシッ
アニ「ストロー?」
ジャン「ストローで飲むと歯が黒くならないらしい」
アニ「あっそフ-ン」
ジャン「……じゃあな」ツカツカ
8: 2013/08/02(金) 21:03:23 ID:gVQTw7hU
クリスタ「今日は奮発して自作パンをいっぱいもってきました!」ドサッ
ジャン「俺も今日は奮発して来たぞ!」
ジャン「しかしこんなにパンを……どうしたんだ?」
クリスタ「サシャと作ってるの。でも安心して?これは私の分だから」モムモム
ジャン「解ってる解ってる。んでエレンとアニなんだけどよ」ズズズ
ジャン「あっっっつい!!ストローで飲むとすっげぇあっついぜっ!!!」
クリスタ「うん……」
ジャン「つ、ついにデートに誘うんだが……どうなることやら」ズズズ
クリスタ「エレンのことだから、快諾するんじゃないかな?」モグモグ
ジャン「多分な。だが問題は兵舎を出た後だ」
9: 2013/08/02(金) 21:04:57 ID:gVQTw7hU
ジャン「あいつのことだ……一日街をぶらぶらして終わりだろ」
クリスタ「その後のことは……」
ジャン「一応、終わったらいい感じに告白に持って行けとは言ってあるんだけどな」
クリスタ「……不安しか残らないけど」モグモグ
ジャン「……アニの好プレイに期待するしかない」
ジャン「でもあいつ、格闘訓練でよくエレンと密着してるなって言った瞬間には真っ赤っかになるぜ」
クリスタ「それは……いい感じに告白に持っていくなんてとてもじゃないけど無理だね」
ジャン「……いいこと思いついた」
クリスタ「何?」モグモグ
ジャン「教えねぇよ」ズズズ
クリスタ「その後のことは……」
ジャン「一応、終わったらいい感じに告白に持って行けとは言ってあるんだけどな」
クリスタ「……不安しか残らないけど」モグモグ
ジャン「……アニの好プレイに期待するしかない」
ジャン「でもあいつ、格闘訓練でよくエレンと密着してるなって言った瞬間には真っ赤っかになるぜ」
クリスタ「それは……いい感じに告白に持っていくなんてとてもじゃないけど無理だね」
ジャン「……いいこと思いついた」
クリスタ「何?」モグモグ
ジャン「教えねぇよ」ズズズ
10: 2013/08/02(金) 21:05:32 ID:gVQTw7hU
クリスタ「何?そんなこと言われたら気になっちゃうじゃない」モグモグ
ジャン「言い方は悪いが、クリスタには全く関係ないからな」ズズズ
クリスタ「…………」
ジャン「もういいだろ?それより成功を祈ろうぜ」
クリスタ「成功するでしょ……」モグモグ
ジャン「まあそうだろうけどよ……」
クリスタ「ねえ」
ジャン「なんだ?」
ジャン「言い方は悪いが、クリスタには全く関係ないからな」ズズズ
クリスタ「…………」
ジャン「もういいだろ?それより成功を祈ろうぜ」
クリスタ「成功するでしょ……」モグモグ
ジャン「まあそうだろうけどよ……」
クリスタ「ねえ」
ジャン「なんだ?」
11: 2013/08/02(金) 21:06:15 ID:gVQTw7hU
クリスタ「口の中パサパサだから、それ頂戴?」
ジャン「いいぜ。ほら」スッ
クリスタ「……美味しいのかな……」ゴキュ
クリスタ「にっっっがいッ!!!!すっっっげぇ苦いッッ!!!」ゴトッ
ジャン「コーヒー。ブラックだ」
クリスタ「よく眉根一つ動かさず飲んでたね……」
ジャン「またやせ我慢してた」
クリスタ「ストローで飲んでたけど?」
ジャン「ストローで飲むと歯が黒くならないらしい」ズズズ
12: 2013/08/02(金) 21:07:39 ID:gVQTw7hU
クリスタ「ジャンのお父さんは歯医者さんなの?」
ジャン「いや?ただのおっさん」
クリスタ「歯に詳しいおっさん?」
ジャン「まあそうだな……歯医者を目指してたのかもな」
クリスタ「コーヒーとパンで口の中ぐちゃぐちゃ……だから」
ジャン「はいはい。俺がきれいにしてやるよ」
ユミル「こうして二人の夜の」ギイ
ジャン「もういいから。なんならついてくるか?」
ユミル「いや遠慮しとくわ。歯はもう磨いたし」
ジャン「じゃあな!」
13: 2013/08/02(金) 21:10:26 ID:gVQTw7hU
ユミル「このヒッチ!」バタン
クリスタ「おやすみ!」
クリスタ「ジャンのお父さんってどんな人?」シュッシュ
ジャン「ん?あんまりしゃべらねえ、歯に詳しいおっさんだ」シュッシュ
クリスタ「そうなんだ……」
ジャン「もう結婚のこととか考えてんのかな?」
クリスタ「私とジャンが?」
ジャン「エレンとミカサ。だったらもう俺は手は出さねぇ」
22: 2013/08/02(金) 21:36:36 ID:gVQTw7hU
クリスタ「どうして?」シュッシュ
ジャン「あいつら家族だって言ってるだろ?もう結婚して、幸せな家庭が目の前にあるんじゃねぇかって」
クリスタ「それはないんじゃない?二人とも調査兵団に行くらしいし」
ジャン「本当に巨人を駆逐するつもりなのか……」シュッシュ
クリスタ「できたらいいのにね」シュッシュ
ジャン「本当に出来たらな……」シュッシュ
23: 2013/08/02(金) 21:52:29 ID:gVQTw7hU
ジャン「さて、夜が来た」
アニ「……」
ジャン「小便は済ませたか?神様にお祈りは?」
アニ「それ……女の子に言う台詞じゃないでしょ」
ジャン「聞いただけだろうが……で、どうなんだ?心の準備は」
アニ「……最悪」ドキドキ
ジャン「キョーシンとかバファピンならアルミンに借りれるぞ?」
アニ「いらない……」
アニ「……」
ジャン「小便は済ませたか?神様にお祈りは?」
アニ「それ……女の子に言う台詞じゃないでしょ」
ジャン「聞いただけだろうが……で、どうなんだ?心の準備は」
アニ「……最悪」ドキドキ
ジャン「キョーシンとかバファピンならアルミンに借りれるぞ?」
アニ「いらない……」
24: 2013/08/02(金) 21:54:25 ID:gVQTw7hU
ジャン「ま、頑張んなさいねー」
アニ「む、無責任な……」
ジャン「そんな緊張するもんか?」
アニ「あんたがミカサを誘う時はどうなるの?」ガタッ
ジャン「そうなるな」スッ
アニ「じゃあ言わないでよ……じゃ、じゃあね」ガクガク
ジャン「膝が笑ってるぞー!」
アニ「黙れ!」ダッ
25: 2013/08/02(金) 21:55:11 ID:gVQTw7hU
エレン「どうした?そんなに俯いて……」
アニ「エ、エレン!」
エレン「なんだ?」
アニ「その……明日、一緒に町に行かない?」
エレン「いいぜ。休日といっても訓練以外することねぇからな……明日はよろしくな」
エレン「でも安心したぜ……アニが病気だったらどうしようかと」
アニ「エ、エレン!」
エレン「なんだ?」
アニ「その……明日、一緒に町に行かない?」
エレン「いいぜ。休日といっても訓練以外することねぇからな……明日はよろしくな」
エレン「でも安心したぜ……アニが病気だったらどうしようかと」
26: 2013/08/02(金) 21:56:32 ID:gVQTw7hU
アニ「じゃ、じゃあ!」ダッ
エレン「お、おい待てよ!」ギュッ
エレン「情報が少ねぇよ!待ち合わせ場所とか時間は?ルートは?」
アニ「えっと……お昼になったら……その……門の前に居て?ルートは任せるから」
エレン「ああ。解った!じゃあなアニ」タッタッタ
アニ「……適当すぎたかな?」
27: 2013/08/02(金) 21:57:11 ID:gVQTw7hU
アニ「じゃ、じゃあ!」ダッ
エレン「お、おい待てよ!」ギュッ
エレン「情報が少ねぇよ!待ち合わせ場所とか時間は?ルートは?」
アニ「えっと……お昼になったら……その……門の前に居て?ルートは任せるから」
エレン「ああ。解った!じゃあなアニ」タッタッタ
アニ「……適当すぎたかな?」
28: 2013/08/02(金) 21:57:59 ID:gVQTw7hU
クリスタ「へぇ……アニがそんなに緊張して……」ファフファフ
ジャン「……ドーナツか」ズズズ
クリスタ「あげないよ?」モグモグ
ジャン「いらねぇ。でも昨日のあれは見せたかったぜ?膝ガクガクで」ジュズルルル
クリスタ「結構アレなんだね。アレ」
ジャン「初心?」
クリスタ「そうそれ!」
ジャン「で、お前はどう思う?アニとエレン」
29: 2013/08/02(金) 21:59:45 ID:gVQTw7hU
クリスタ「デートに誘ったんだよね?見てたよ。アニ、すごくかわいかった」
ジャン「アニは問題じゃない。なんだかんだでやれるはずだ」ズズズ
クリスタ「でもエレンは……」
ジャン「そこが問題なんだよ。あいつそういう知識が全くないのか、全然興奮しねぇんだ……」ジュズルズル
クリスタ「例えば?」
ジャン「アニが格闘訓練中に、胸を意識的にあててみたら……アゴが肩に刺さってるって」
クリスタ「それはあまりにも……アルミンでももうちょっとマシな反応だと思うよ」モグモグ
ジャン「あれをデートに誘った所で……デートの意味も知ってるのかも不明だ」ズズズズ
30: 2013/08/02(金) 22:02:51 ID:gVQTw7hU
クリスタ「お昼に門の前に居たよね?どうしてあんな時間に?」
ジャン「初デートは時間がかかるんじゃねぇか?」ジュズズ
クリスタ「アニ面白い……」
クリスタ「やっぱり長くなりそうだね……」モグモグ
ジャン「正直不安だが、今回は二人に任せてる」
クリスタ「大丈夫かな……」モグモグ
ジャン「あの氏に急ぎ野郎でも……アニの私服を褒めてくれるのか?」ズズズ
31: 2013/08/02(金) 22:04:05 ID:gVQTw7hU
エレン「ん?アニか……遅れたか?」
アニ「うぅん、今来た所だから……」
エレン「そっか。良かった」
エレン「アニのよそ行きの服はそんな感じなんだな。いつもとは違ってかわいい感じだ!」
アニ「いつもは?」
エレン「キレイな感じかな…?かっこいい感じかもしれねぇけど。どっちも似合ってる」
アニ「その……ありがと」ボソッ
32: 2013/08/02(金) 22:05:36 ID:gVQTw7hU
エレン「ほら、早く行こうぜ!」スッ
アニ「え……?」
エレン「どうした?デートって、手を繋いでいろんな所に行くんだって教わったんだけど……嫌だったか?」
アニ「そ、そんなことないよ……早く行こう」ギュッ
アニ「はぁ……///」カァァ
エレン「ため息ついてどうしたんだ?やっぱり嫌だったかな……」
アニ「そそ、そんなことないからっ!」
33: 2013/08/02(金) 22:06:31 ID:gVQTw7hU
ジャン「い~や!ないない!」
クリスタ「エレンに限ってそれは……」
サシャ「話は聞かせてもらいました!」バァン!
サシャ「ジャン!クリスタ(のお菓子)を独り占めするのは許しませんよ!」バタン
ジャン「おい、何か持ってきたんだろうな?」
サシャ「紅茶とパンとラスクもありますよ?」ニヤッ
ジャン「お前金持ちだな」ズルズル
34: 2013/08/02(金) 22:07:43 ID:gVQTw7hU
サシャ「はい!食料庫で食いつないでますから!」
ジャン「それはお前……クリスタ」
ジャン「今のうちに全部食べとけ!」
クリスタ「もう食べてるよ!」モグモグモグ
サシャ「ぎゃあああ!!私のドーナッツゥ!!」
ジャン「お前のじゃねぇよ!」
ジャン「……で、何しに来た?」
サシャ「面白い二人が居たのでつい……」
クリスタ「確かに……休日に二人でお茶してたら勘違いもするよね」
35: 2013/08/02(金) 22:08:30 ID:gVQTw7hU
ジャン「まあ座れ座れ」
サシャ「お邪魔します……」スチャ
サシャ「二人はいつもここで?」
ジャン「ああ。といっても三回目だけどな」バリバリ
サシャ「私のラスク!!」
ジャン「んまいんまい」ボリボリ
サシャ「じゃあ、あんまり回数は重ねてないんですね」バリバリ
ジャン「落ちるから慎重に食べろよ……」
36: 2013/08/02(金) 22:09:37 ID:gVQTw7hU
クリスタ「昨日も今日もテーマは同じ。エレンとアニのことだよ」
ジャン「バリバリモグモグズルズルって……うるさくて悪いな」
サシャ「エレンとアニは一緒に出かけてるんですか」ズズズ
ジャン「俺がけしかけたんだが……上手く行ってる……はず」
クリスタ「今は気にしても仕方ないでしょ?だからこうやって雑談してるの」モグモグ
サシャ「私個人としてはあまりうまく行って欲しくは無いですけど」ズズズ
ジャン「ミカサとは友達だもんな」ジュズルズル
37: 2013/08/02(金) 22:10:36 ID:gVQTw7hU
クリスタ「ごめん……私たちはアニ派だから」
サシャ「でも一回のデートでエレンが落ちるとは思えませんけど……」ズズズ
ジャン「それは言えてる……」
五分後
クリスタ「暇だね……」
サシャ「しりとりでもしましょうか」
ジャン「あ?バカかよ」
クリスタ「それは酷くない?ジャン」
38: 2013/08/02(金) 22:12:35 ID:gVQTw7hU
サシャ「じゃあ、ほかに遊びといえば……」
ジャン「寝る!これしかねぇな!」
クリスタ「サシャのせいでドーナツ全部食べちゃったんだからね?」
サシャ「まあまあ、紅茶もありますし、お話しましょうよ!」
ジャン「女子の内情とかなら……あんまり知りたくねぇな」
クリスタ「そうなの?」
サシャ「私もリアルな男の子とか興味ありますけどね……」ズズズ
ジャン「この前女子寮に入ったんだ。忍び込んだんじゃねぇぞ?堂々とだぞ?」
ジャン「お前ら、部屋汚なすぎ……とくにサシャ、お前だお前」
39: 2013/08/02(金) 22:13:11 ID:gVQTw7hU
サシャ「片付けようとしたらどんどん散らかるんですよ!仕方ないじゃないですか!」
クリスタ「確かに、サシャはなんというか……おっさん」
ジャン「おっさんだな」
サシャ「二人とも酷いですよ!!ジャンの毒舌が移っちゃったんですか!?」
ジャン「夢を奪われたくない」ズズズ
ジャン「男子寮のほうが普通にキレイだった。まあ物が比較的少ないのもあるんだが」
クリスタ「サシャだって、特別汚いわけでもないけどね……」ズズズ
40: 2013/08/02(金) 22:13:52 ID:gVQTw7hU
サシャ「お、お二人はどういう関係なんですか?」ジィー
ジャン「紳士と淑女にしか見えねぇだろ」ズズズ
クリスタ「友達かな?」
ジャン「まあ、どっちにしろ恋愛感情はねえぞ?」
クリスタ「私は好きな人いるし、ジャンが好きな人も知ってるから割り切ってるよ」
サシャ「ドライですねぇ……」モグモグ
ジャン「ドライでもねぇぞ?っつーか、お前言動が唐突すぎんだよ」ズズズ
クリスタ「アニとエレンの話で盛り上がってた時点でお察しだと思うけど」
サシャ「すみません……じゃあエレンとアニに話題を戻しましょうか」モグモグ
41: 2013/08/02(金) 22:14:45 ID:gVQTw7hU
アニ「……」チラチラ
エレン「ん?これ欲しいのか?」スッ
アニ「う、うん……」
エレン「じゃあこれ下さい」
アニ「ごめん……」
エレン「謝るなって。今日は俺がもつから」
アニ「……ありがと」ニコッ
エレン「アニって笑うとかわいいのな」
アニ「えっ?」
42: 2013/08/02(金) 22:16:10 ID:gVQTw7hU
エレン「どうした?」
アニ「いや……なんでもないよ」プイッ
エレン「ごめん、嫌だったか?馴れ馴れしいよな……」
アニ「そ、そんな事ないよ。それより……それ、もう一個欲しい」
エレン「二つ要るのか?靴じゃあるまいし」
アニ「あんたと、私の分だよ……」
エレン「まあ、アニがそういうんなら……これ下さい」スッ
エレン「ありがとうございました」ツカツカ
エレン「よし、じゃあ目瞑って動くなよ?」スッ
アニ「?」キョロキョロ
43: 2013/08/02(金) 22:17:10 ID:gVQTw7hU
エレン「どうだ?ネックレス」
アニ「……似合ってるよ」
エレン「違うだろ?お前だよアニ」
アニ「本当だ……私もつけてる」
エレン「お揃いのネックレスをつけるのは意味があるらしいな」
アニ「そうだよ」
エレン「なんでもこういうことらしい――」
44: 2013/08/02(金) 22:19:08 ID:gVQTw7hU
ジャン「じゃあ歯を磨きましょう!」ガタッ
サシャ「ジャンって、いつもあんな感じなんですか?」ヒソッ
クリスタ「歯磨きが好きみたい」ヒソッ
サシャ「……じゃ、じゃあ行きましょうか」
サシャ「…………」ワッシワッシ
ジャン「お前強すぎだぞ……それじゃあ歯を痛める」シュッシュ
サシャ「そんなに優しくしないといけないんですか?」
ジャン「優しく、早くだぞ。できるか?」
クリスタ「慣れればすぐだよ?」シュッシュ
45: 2013/08/02(金) 22:19:52 ID:gVQTw7hU
サシャ「こうですか……?」シャッコシャッコ
ジャン「まだだ。もっと優しく、もっと早く」シュッシュ
サシャ「……」シュシュシュ
ジャン「その調子だ。……何してんだ俺」
クリスタ「これでまた一つ、虫歯を減らしたよ!」
ジャン「よし!じゃあサシャ!口ゆすいだらこっちこい!」
サシャ「じゃあちょっと待っててくださいね……」クチュクチュ
サシャ「ペッ……っと……なんですか?」
46: 2013/08/02(金) 22:21:22 ID:gVQTw7hU
ジャン「ちょっと口開けろ」
サシャ「こ、こうですか……?」パコッ
ジャン「もうちょっと……ほら、自分で広げろよ……そうしねぇと全部見えねぇだろ?」
サシャ「恥ずかしいですね……」カパー
ジャン「そうだ……ほら、ここはどうだ?」トン
サシャ「ひゃっ!?」
クリスタ「相変わらずの工口医者だね……CD頭につけてないけど」
ジャン「はいこれ虫歯ね……c3直前まできてるから、抜かないといけないかも」
サシャ「そんな!?」ガーン
47: 2013/08/02(金) 22:28:55 ID:gVQTw7hU
ジャン「おい、もっと広げろ」
サシャ「そんな……このままじゃ私……」 カパー
ジャン「はーいC1○C1C1C2C3○○」
サシャ「虫歯多いです!!」
ジャン「だからちゃんと優しく扱えよ?大事な体なんだから」
クリスタ「ジャン、発言が全部卑猥に聞こえるよ」
ジャン「そうかすまん……」
48: 2013/08/02(金) 22:29:47 ID:gVQTw7hU
ジャン「……お、帰ってきたみたいだぞ」
サシャ「丁度歯も磨き終わりましたし、行きましょうか」
クリスタ「さて、進展はあったのかな?」
エレン「なんだ?」
ミカサ「他の女の匂いがする……アニでしょ」
アルミン「ア、アニとはよく格闘訓練で密着するから……」ダラダラ
エレン「アニと出かけてたけど……それがどうした?」
ミカサ「」バタッ
アルミン「ミカサアアア!!氏ぬなミカサアアア!!」ユサユサ
サシャ「丁度歯も磨き終わりましたし、行きましょうか」
クリスタ「さて、進展はあったのかな?」
エレン「なんだ?」
ミカサ「他の女の匂いがする……アニでしょ」
アルミン「ア、アニとはよく格闘訓練で密着するから……」ダラダラ
エレン「アニと出かけてたけど……それがどうした?」
ミカサ「」バタッ
アルミン「ミカサアアア!!氏ぬなミカサアアア!!」ユサユサ
49: 2013/08/02(金) 22:30:56 ID:gVQTw7hU
エレン「また発作か……ごめんなミカサ」
ミカサ「最後に一つだけ……」
アルミン「なんだい!?なんでも言ってくれ!」
ミカサ「私の……ベッドの下の木箱を……私の棺桶に入れ……て」ガクッ
アルミン「逝くなああ!戻ってくるんだミカサアアア!!」ユサユサ
50: 2013/08/02(金) 22:32:26 ID:gVQTw7hU
アニ「みて、これ」ニヤ
ジャン「ムカつく顔だな……」イラッ
サシャ「おお、これはエレンとお揃いのネックレス!」
クリスタ「まさかエレンがここまで気を効かせたの?」
アニ「そう。お揃いのネックレスの意味もちゃんと知ってた」ドヤ
ジャン「……の割には宿に連れ込まれたりしてねぇぞ!」
アニ「そんなのまだ早いよ」
51: 2013/08/02(金) 22:33:05 ID:gVQTw7hU
サシャ「おめでとうございます!」
アニ「そ、そんなまだ早いよ……///」テレテレ
ジャン「で、告白は?まだなの?」
アニ「そんなのまだ早いよ……あっ」
ジャン「今度こそ成功したんだよな?」
アニ「ぐぬぬ……幸せすぎて忘れてた……」
クリスタ「ま、また今度にしよう!やっぱりまだ早いから!」アセアセ
サシャ「焦る必要はないですね。エレンは意外に鈍感でもなかったようですし」
52: 2013/08/02(金) 22:34:46 ID:gVQTw7hU
ジャン「お前……お前……」
アニ「解った解った!次にするから!それまで待っててよ」
ジャン「チクショウ!」
サシャ「ジャンってメンタル弱いのか強いのかわかりませんね……」
ジャン「人間ってそういうもんなんだよ!」ダッ
クリスタ「行っちゃった……」
サシャ「やっぱりクリスタってジャンが好きなんですか?」
クリスタ「強いて言えば……アルミン?」
アルミン「あ、何か今、ふと幸せを感じたよ」
おわり
53: 2013/08/02(金) 22:37:07 ID:eOII.Ilg
おつ
サシャ虫歯すぎワロタ
サシャ虫歯すぎワロタ
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります