61: 2013/08/03(土) 21:00:04 ID:XixfNHDY



注意事項


1 ジャン「また失敗か?」アニ「ぐぬぬ……」


2 ジャン「今度こそ成功したんだよな?」アニ「ぐぬぬ……」の続き



次で終わり


心理描写を徹底的に書かないので会話がわかりにくい


9割方ギャグのつもり

62: 2013/08/03(土) 21:07:59 ID:XixfNHDY


ジャン「大丈夫だ。すぐに終わる……できるだけ痛くしないようにするからな?」


アルミン「それなら……」


ジャン「じゃあ、これをくわえてくれ」スッ


アルミン「う、うん……」カプッ


ジャン「もっと口開けてくれ……動かせないだろ?」


アルミン「こへえいい?」カパッ


ジャン「ああ……でもアルミンは悪い子だ……もうここ、こんなだぜ?」トン


アルミン「ひっ!?」ビクッ


ジャン「おっと、動かない方がいいぜ?中が傷ついたら大変だからな」
進撃の巨人(34) (週刊少年マガジンコミックス)
63: 2013/08/03(土) 21:09:04 ID:XixfNHDY


アルミン「ひ、酷いじゃないか!痛くしないって言ったのに!」


ジャン「ちょっと位いいだろ?」


アルミン「良くないよ!」


ジャン「チッ……ここはどうだ?」トン


アルミン「んっ!!」ビクンッ


ジャン「そろそろ本番に……」


クリスタ「ねえジャン?」


ジャン「なんだ?」


クリスタ「これ、歯科検診だよね?」

64: 2013/08/03(土) 21:09:59 ID:XixfNHDY

ジャン「そうだ」


クリスタ「やめてよ……アルミンも嫌がってるでしょ?」


アルミン「……」


ジャン「チッ……」


サシャ「というか私たちが嫌がってます」


ジャン「いい所だったのにな……」


クリスタ「Sなの?」


ジャン「別に?」

65: 2013/08/03(土) 21:10:49 ID:XixfNHDY

アルミン「で、どうだった?」


ジャン「ボロボロ」


アルミン「そんな!?」


サシャ「ジャンって変Oだったんですね」


ジャン「そうだ」


クリスタ「不機嫌になっちゃった……」モグモグ


ジャン「帰る」ガタッ


サシャ「気にしないでください……気してたら負けですから」


クリスタ「変Oには近づいちゃダメだよ!」

66: 2013/08/03(土) 21:12:09 ID:XixfNHDY


アルミン「う、うん……」


ジャン「変O呼ばわりかよ」スチャ


クリスタ「あ、帰らないんだ……」ズズズ


ジャン「言っとくけどな!お前ら全員俺の患者だろうが」


サシャ「患者という言葉すら卑猥です」バリバリ


アルミン「僕は結果の方がショックだ……」

67: 2013/08/03(土) 21:13:37 ID:XixfNHDY


ジャン「そういえば大事な話をしてなかったな……」


クリスタ「ジャン!やるのね!?今……!!ここで!!」


アルミン「!?」


ジャン「アルミン、俺とアニに協力してくれ!!」


アルミン「!?」


アルミン「……もしかして、エレンのこと?」


ジャン「お!さすがに察しがいいな。つまりはそういうことだ」


アルミン「協力するよ!」

68: 2013/08/03(土) 21:14:42 ID:XixfNHDY
サシャ「私たちは面白がって見てるだけですけど」ズズズ


ジャン「おお!お前がいれば勝ったも同然だ!!」


クリスタ「ありがとうアルミン!」


アルミン「う、うん……それで僕は何を?」


ジャン「俺だけでは出来そうに無い根回しなんかをしてもらいたい」


アルミン「うん!任せてくれ!」


サシャ「でも変ですねぇ……アルミンが協力するとは」


アルミン「僕は……ミカサもそろそろエレン離れする必要があるかなって……」


クリスタ「お願いだよ!」


アルミン「もちろん!エレンとアニをくっ付けるための根回しをするんだったよね?」

69: 2013/08/03(土) 21:16:08 ID:XixfNHDY


ジャン「お前本当にやる気あるのか?」


アニ「ある」


ジャン「だったら……まあいい。次の作戦を考えようじゃねぇか」


アニ「次に出かけたときに告白するんじゃダメなの?」


ジャン「それも良いんだが、成功確率を少しでも上げるために……」


ジャン「エレンにお前を意識してもらわねぇと」

70: 2013/08/03(土) 21:17:23 ID:XixfNHDY


アニ「具体的には?」


ジャン「色々だ。幾つか試しつつ、俺と仲良く喋ってる姿を見せて様子を見る。これを繰り返す」


アニ「最初は?」


ジャン「目の前を重い荷物を抱えて通り過ぎるとか」


アニ「……」ニヤッ


ジャン「……」ニヤッ

71: 2013/08/03(土) 21:19:47 ID:XixfNHDY

アニ「よいしょ……重い……」テクテク


エレン「お、おいアニ!大丈夫か?手伝うぞ!」


アニ「いい。自分で持てる」プイッ


エレン「いやでも!お前にそんな……!」


アニ「あとちょっとだから……」テクテク


エレン「本当にいいんだな?」


アニ「しつこい」


エレン「そ、そうか……じゃあな」

72: 2013/08/03(土) 21:27:25 ID:XixfNHDY



ジャン「……」


アニ「重かった……」ドサッ


ジャン「重かったじゃない」


アニ「え?」


ジャン「何だあの大失態は!?やる気ねぇんだな!?そうだな!?」プンスカ


アニ「あるけど……恥ずかしい」


ジャン「何だよ!なんなんだよ!変な所で乙女になりやがって!」


アニ「……ごめん」


ジャン「……俺も言いすぎた。悪かった」

73: 2013/08/03(土) 21:29:10 ID:XixfNHDY


アニ「次はどうしようか?」


ジャン「次は手料理だな。エプロンとミトンと手料理でこう……胃袋を掴むんだよ」


アニ「幸い料理は結構できるほうだけど……そんな簡単に行く?」


ジャン「まあ……少なくとも好感度は上がるだろ」


アニ「じゃあ今度の休日に決行するとして……それまでは?」


ジャン「ちゃんと考えてある」ニヤッ


アニ「……」

74: 2013/08/03(土) 21:30:25 ID:XixfNHDY


ジャン「ラッキースOベ?」


アルミン「まあそうだね」ズズズ


サシャ「エレンはラッキーだと思うのでしょうか……」


クリスタ「そ、それで……?」


アルミン「まずエレンがアニを肩車する。口実は何でもいい」


ジャン「まあ、口実はこっちで考えておくぜ」


アルミン「そしてアニは上で暴れる。バランスを崩した二人は……」


ジャン「顔面騎乗位か……もしくは手とか顔が丁度胸にあたるように落ちてしまい――」


クリスタ「二人とも女の子がいるの忘れてない?」

75: 2013/08/03(土) 21:32:59 ID:XixfNHDY

サシャ「私は全然構いませんけど」ズズズ


ジャン「まあそういうことだろ?」


アルミン「成功すればエレンは顔を赤くして逃げる。失敗ならちょっと怒る」


ジャン「だろうな……成功すればだが」


アルミン「そこはアニにかかってるけど……出来そう?」


ジャン「さあな……」

76: 2013/08/03(土) 21:49:02 ID:XixfNHDY


アニ「あ、エレン!」ピョンピョン


エレン「どうしたんだアニ?」


アニ「その……肩車してくれない?」


エレン「いいけどよ……何でだ?」


アニ「これが……あの、落ちてて」


エレン「鳥の雛か」


エレン「解った。ほら、乗れよ」スッ

77: 2013/08/03(土) 21:50:04 ID:XixfNHDY



アニ「あ、エレン!」ピョンピョン


エレン「どうしたんだアニ?」


アニ「その……肩車してくれない?」


エレン「いいけどよ……何でだ?」


アニ「これが……あの、落ちてて」


エレン「鳥の雛か」


エレン「解った。ほら、乗れよ」スッ

78: 2013/08/03(土) 21:51:04 ID:XixfNHDY


アニ「よいしょ……」


エレン「どうだ?」


アニ「もうちょっと右」


エレン「解った……」ススス


アニ「あっ!ちょっと早く下ろして!!」


エレン「どうした!?」


アニ「親鳥が!あ、暴れて!」


エレン「おい!お前こそ暴れるなよ!」グラグラ


アニ「そんなこと言われたって!!」

79: 2013/08/03(土) 21:51:54 ID:XixfNHDY


エレン「落ちる落ちる!!!あっ」ドサッ


エレン「いてて……」モニュッ


アニ「……」


エレン「!!!??」ササササ


エレン「わ、悪いアニ!!別にこれはそんな……」アタフタ


アニ「不可抗力……って言いたいの?」


エレン「本当ごめんな!!じゃ、じゃあ!!」ダダダダ


アニ「……」

80: 2013/08/03(土) 21:53:14 ID:XixfNHDY
ジャン「作戦は成功したみたいだな」


アニ「まさに捨て身の作戦だった……」


ジャン「もうこれ脈アリだと思うんだが……」


アニ「やっぱりそうおもう?」


ジャン「だからもう言っちまえよ」


アニ「それは……まだ早いと思う」

81: 2013/08/03(土) 21:54:21 ID:XixfNHDY
アニ「それは……まだ早いと思う」


ジャン「あー解ったよ!次の休日だ!」


ジャン「料理作って一緒に食ったら!そこで告白しちまえ」


ジャン「いいな?もたもたしてたら卒業しちまうぞ!」


アニ「……解った。それまでに覚悟決めておくから……」


ジャン「よし!良く言った!」


アニ「じゃあねジャン」バタン


ジャン「ああ」

86: 2013/08/04(日) 12:15:39 ID:ItRV1faA


ジャン「かわいいよな……」


クリスタ「ありがとねジャン!」モグモグ


ジャン「いやアニがな……例の作戦、成功させたはいいがずっと顔赤かった」ズズズ


クリスタ「アニは良くやったよね。私なら恥ずかしくて出来ないよ……」


ジャン「そんだけ本気ってことだろ……正直怖いが」ズズズ


クリスタ「怖い?」


ジャン「今日で入団から二年と2ヶ月程だ。お前も初日からアニの事は知ってるだろ?」ズズズ


クリスタ「まあ……同じ部屋だし」


ジャン「その頃からあいつ無愛想だっただろ?なのに最近のあいつは何だ?」

87: 2013/08/04(日) 12:16:47 ID:ItRV1faA

ジャン「その頃からあいつ無愛想だっただろ?なのに最近のあいつは何だ?」 


クリスタ「なんというか……丸くなった、のかな?」


ジャン「丸くなってるって言うか……なんだろうな。とにかく変わってきてる」


クリスタ「その点ジャンは全然変わってないね……」モグモグ


ジャン「俺の場合入団初日からだからな……だからと言って変わったつもりはねぇが」


クリスタ「昔はもっと……おしとやかだったとかはないの?」


ジャン「おしとやかって……下ネタを言わないって事か?」


クリスタ「うん」モグモグ


ジャン「別に変わってねぇぞ?お前こそどうなんだよ」

88: 2013/08/04(日) 12:23:50 ID:ItRV1faA


クリスタ「私は……」


クリスタ「変わってないことも無いよ」


ジャン「ん?」


クリスタ「コニーとかサシャとかジャンの前では素で居られるようになったの」モグモグ


ジャン「……ユミルとかどうなんだ?」


クリスタ「信頼してるのは間違いないけど……ユミルはバカじゃないから」


ジャン「俺はバカか」ズズズ


クリスタ「違うけど、ジャンは嘘つかないから……」

89: 2013/08/04(日) 12:24:41 ID:ItRV1faA


ジャン「そうか?まあ確かに、損ばっかするぐらい正直者だな俺は」


クリスタ「そのせいでジャンのこと嫌ってる人もいるけど、私はジャンのいい所知ってるんだからね!」


ジャン「たとえばどんな?」


クリスタ「正直な所とか……一途な所?」


ジャン「……」


クリスタ「ほ、ほかには……えっと、優秀な所とか」


ジャン「……」

90: 2013/08/04(日) 12:27:43 ID:ItRV1faA



5分後


クリスタ「……」


ジャン「zzz」


クリスタ「あれ?寝ちゃったの?」


クリスタ「起きろジャンー」プニプニ


クリスタ「起きない……」


クリスタ「そういえば」チラ


クリスタ「何飲んでたんだろ……」ゴキュ

92: 2013/08/04(日) 12:29:07 ID:ItRV1faA


クリスタ「リンゴジュース……美味しい」


クリスタ「寝る前にリンゴジュースなんて飲んだら歯を磨かないと!」ユサユサ


クリスタ「もう……誰か男子は……」キョロキョロ


クリスタ「皆寝てるよね……」ポスッ


クリスタ「今日は医務室で寝てね?」


ジャン「嫌だ」


クリスタ「あれ?起きちゃった?」


ジャン「寝てない。それよりお前人のもの勝手に飲むなよ……」

93: 2013/08/04(日) 12:29:52 ID:ItRV1faA


クリスタ「もう!ジャンの意地悪!馬面!」


ジャン「ひでぇ……」


クリスタ「なんで寝たふりなんかしたの!?」


ジャン「あまりにも酷かったからな……拗ねた」


クリスタ「……ごめん」

94: 2013/08/04(日) 12:30:41 ID:ItRV1faA


ジャン「……」シュッシュ


クリスタ「もう慣れて来たね……」シュッシュ


ジャン「……俺憲兵団になれなかったら歯医者になる」


クリスタ「お医者さんなら内地で暮らせるかもしれないもんね……」シュッシュ


ジャン「自分でも意外だが、結構本気だ」シュッシュ


クリスタ「その時は私も歯科衛生士になろうかな!」


ジャン「ありがとな。クリスタが居れば繁盛間違い無しだ」シュッシュ

95: 2013/08/04(日) 12:31:34 ID:ItRV1faA
クリスタ「本気にしてないよね?」


ジャン「一応本気だ」シュッシュ


クリスタ「……そっか」


ユミル「こうして二人は結婚し、幸せな家庭を築きましたとさ」ヌッ


ジャン「は?雇うって言っただけだろうが!」


ユミル「歯科衛生士コスのクリスタ!アリだな!」


ジャン「アリだな!」


クリスタ「ユミル?歯磨きし忘れたの?」


ユミル「まあそんなとこだな。それよりジャン!!てめぇナメてんのか!?アァン!?」

96: 2013/08/04(日) 12:32:23 ID:ItRV1faA

ジャン「エァーーーーン?ヤンのかコラ!?」


ユミル「上等だコラ!!」クワッ


ジャン「夜露氏苦尾寝骸氏魔酢だコラ!!」


クリスタ「二人ともやめて!!」


ユミル「チッ……」


ジャン「ちゃんと歯磨けよ?俺が見てやろうか?」


ユミル「頭にCD付けてから言いやがれこの野郎が!!」


ジャン「アンだーーーン!?歯医者の卵ナメてんのかコラ!?」


ユミル「美人歯科衛生士侍らそうとしてんじゃねぇぞコラ!!」


クリスタ「ハァ……」

97: 2013/08/04(日) 12:33:34 ID:ItRV1faA


エレン「アニ遅いな……やっぱりアニが俺に料理作ってくれるはずないか」グデー


アニ「ご、ごめん……お待たせ」タッタッタッタ


エレン「ア、アニ!!……その……エプロンとか似合ってる……ぞ」


アニ「本当?……じゃなくて!料理の方を先に褒めて」


エレン「シチューか……俺、結構好きだぜ!」


アニ「う、うん……アルミンに教えてもらった……」


エレン「アルミンに聞かなくても、聞いてくれたらいくらでも教えたのに……」モグモグ

98: 2013/08/04(日) 12:34:40 ID:ItRV1faA


エレン「熱っ!」


アニ「もう……ゆっくり食べなよ」


エレン「じゃあちょっと覚ましてから……」フーッフー


アニ「……」


エレン「もういいか……」パクッ


エレン「おお!旨いぜアニ!お前も食べてくれよ!」


アニ「うん……」ポスッ


エレン「俺こういうのあこがれてたんだよ!!なんか新婚みたいだろ?」モグモグ

99: 2013/08/04(日) 12:36:06 ID:ItRV1faA


アニ「!!!」ズギュウゥン


アニ「……全く、あんたってやつは……そんなこというから好きになっちまうじゃないか」ムギュウゥゥ


エレン「いはいいはい!!」ジタバタ


エレン「……えっ?」


アニ「私……あんたのこと好きだよ、エレン」パッ


エレン「痛かった……っていうか今のって……」


アニ「三回も言わせるの?」

100: 2013/08/04(日) 12:36:38 ID:ItRV1faA


エレン「ハハ……悪い。幸せすぎて訳解らなかった」


エレン「……俺もだ。本当は俺から言おうと思ってたんだけど……ごめんな」


アニ「いいんだよ。それが聞けただけで良い」


サシャ「おめでとうございまーーーす!!」バァン


アルミン「おめでとうおめでとう!!」ズカズカ


ジャン「おめでとう二人とも!!!!」ドバドバ


クリスタ「おめでとう!」ピョンピョン


ユミル「なんで私が……」パチパチパチパチ


エレン「お前ら!まさか知ってたのか!?」

101: 2013/08/04(日) 12:37:49 ID:ItRV1faA


エレン「ハハ……悪い。幸せすぎて訳解らなかった」


エレン「……俺もだ。本当は俺から言おうと思ってたんだけど……ごめんな」


アニ「いいんだよ。それが聞けただけで良い」


サシャ「おめでとうございまーーーす!!」バァン


アルミン「おめでとうおめでとう!!」ズカズカ


ジャン「おめでとう二人とも!!!!」ドバドバ


クリスタ「おめでとう!」ピョンピョン


ユミル「なんで私が……」パチパチパチパチ


エレン「お前ら!まさか知ってたのか!?」

102: 2013/08/04(日) 12:39:03 ID:ItRV1faA


ジャン「そんなのどうでもいいだろうが!おめでとう二人とも!!」モグモグ


アニ「勝手に食うな!!」ビュオッ


ジャン「」チーン


サシャ「おめでとうございます!!」ジュルリ


エレン「サシャも食うなよ」


サシャ「……チッ」

103: 2013/08/04(日) 12:39:50 ID:ItRV1faA


クリスタ「長かったねアニ!」


アニ「結局一ヶ月近くかかっちまったね……」


エレン「お前らには迷惑かけちまったな……悪い」


アルミン「いいよ。エレンに彼女が出来てもミカサは生きていられるのか、実験したかっただけだから」


クリスタ「そんなこと考えてたの!?」


アルミン「冗談だよクリスタ」

104: 2013/08/04(日) 12:40:51 ID:ItRV1faA


ミカサ「エレン……どうして私じゃないの?どうしてアニなの?せめてアルミンなら許せた……」ブツブツ


アルミン「何をわけのわからないことを言っているんだミカサ!?」アセアセ


エレン「ごめんなミカサ……アニも」


アニ「私は気にしてないよ」


ジャン「自分が作った状況とはいえキッツいな……」


クリスタ「いざ見てみると想像以上に可哀想だね……ミカサ」


ユミル「私もクリスタが取られたら……ああなっちまうな」


ジャン「これチャンスなんだよな?攻めていいんだよな?」


サシャ「勝手にしたらどうですか?でもやっぱり止めておいた方が……」

105: 2013/08/04(日) 12:42:18 ID:ItRV1faA


ジャン「いいや!ここまで来たんだぞ!?やるしかねぇだろ!」ガタッ


クリスタ「ジャン……あなたのことは忘れない」


ユミル「お前……胸張って生きろよ」


ジャン「縁起でもねぇ事言うな!」





エレン「ミカサ!話を聞けよ!!」


ミカサ「いや……家族を失うのは嫌……」


エレン「もし……もし、家族が増えたらどうする?」


アルミン「そこまで考えていたのかエレン!?」


アニ「……!

106: 2013/08/04(日) 12:43:33 ID:ItRV1faA


エレン「さすがにそこまで考えるのは早ぇと思うけど……どうだ?」


ミカサ「いや……アニが家族になるなんて嫌だ……」フルフル


エレン「誰もお前の居場所を奪ったりしねぇよ!俺も!アニも!」


ミカサ「本……当……?」


エレン「本当だ。だから涙拭けよ……ついでに」シュルル


ミカサ「マフ……ラー……?」


エレン「この前アニと出かけたときに買ったんだ……あれ、古くなってただろ?」


ミカサ「…………」ポロポロ


ミカサ「暖かい……」ギュッ

107: 2013/08/04(日) 12:44:32 ID:ItRV1faA
エレン「だろ?だから安心してくれよ……俺とお前は家族だろ?絶対離れたりしねぇよ」




ジャン「こんなの……こんなの!!!」バンッ


ジャン「認めねぇぞチクショーーーー!!」ダッ


サシャ「メンタル弱いんですねジャンは……」


クリスタ「これも日常になってきたね」


ユミル「あいつどこいったんだ?」


クリスタ「気にした方が負けだよ?変Oのすることなんて」


ユミル「そうするか……無視だ無視!」

108: 2013/08/04(日) 12:45:20 ID:ItRV1faA


アニ「ミカサ」


ミカサ「何?アニ」


アルミン「切り替えが早いよミカサ……」


アニ「私は……エレンを独り占めにはしないから。本当はそうしたいけど……」


ミカサ「当然。私とエレンは家族だから」


アニ「?」

109: 2013/08/04(日) 12:46:46 ID:ItRV1faA


アルミン「アニ、気にしたら負けだよ。ミカサ理論(M理論)は」


アニ「そうさせてもらうよ……」


ミカサ「でもその……一応、エレンのために……仲良くさせてもらう」スッ


アニ「ハッ……よろしく」ギュッ


おわり

引用: ジャン「今度こそ成功したんだよな?」アニ「ぐぬぬ……」