5: 2012/08/07(火) 20:58:13.67 ID:FdRCaXpdO
咏(どうなるかねぃ~知らんけど)ニヤニヤ

えり「? どうしましたか、三尋木プロ」

咏「いや知らんし」ニヤニヤ

えり「はぁ…(イラッ)」ゴクゴク

スタッフ「三尋木プロ、針生アナウンサー、出番ですよ」

えり「あ、はい」

咏(うは、タイミングすげー)

えり「行きますよ、三尋木プロ」

咏「へーい」ワクワク


咲-Saki- 25巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)

8: 2012/08/07(火) 21:01:36.16 ID:FdRCaXpdO
~試合中~

えり「…………っ」

えり「み、三尋木プロ」コソッ

咏「なんだいえりちゃん、マイク外して」

えり「あの、急にこの部屋、暑くなってませんか?」

咏「べっつに~?」

えり「そ、そうですか…」

咏「それよりほら、試合見る。あの子鳴いたよ。知らんけど」

えり「は、はい………」

咏(むふふ…効いてきた効いてきた)

9: 2012/08/07(火) 21:03:19.48 ID:FdRCaXpdO
……………

えり「り、流局ー!しかし親のテンパイにより二本場に突入。他校はこの追い上げを塞ぎきれるかー」

えり「…っ…はぁ…」

えり(なんで…声、張れない…暑いし…)

咏(顔赤くなってきたねぃ…)

10: 2012/08/07(火) 21:05:11.27 ID:FdRCaXpdO
…………

えり「中堅戦、終了~……!」

えり「…、…はぁ、はぁ…はぁ…」クラッ

咏「どうしたの~?」

えり「っ、なんでも、ありません……!」

えり(なんで、…なに、これぇ……!)

えり(からだ、あつい…し、…なんだか、…変な、気分に……!)

13: 2012/08/07(火) 21:07:18.87 ID:FdRCaXpdO
えり(っぅ…仕事、集中しないと…!)

えり「副将戦、選手の、しょうかぃ…です…」

咏「………」ニヤニヤ

………………

14: 2012/08/07(火) 21:09:17.50 ID:FdRCaXpdO
えり「ついに、オーラスです…」

えり(やっと、大将戦が、試合が終わる……!)

咏「…ねぇ」ボソッ

えり「ひゃうッ!?///」

観衆「!?」

えり「っ、失礼、しました…!」

えり「三尋木プロ!き、急に耳元で…囁かないでください!」マイクハズシ

咏「ごーめんごめん」

咏(本当はわざとだけどねぃ~♪)

咏(えりちゃんったらすっげー可愛い声出すなぁもう!家で録画予約しといてよかった~)

えり(なんなの、もう……!)

20: 2012/08/07(火) 21:13:27.57 ID:FdRCaXpdO
咏「でもさ、えりちゃん」ボソボソ

えり「ひッ……っっ、ぅ…」ビクッ

咏「本当に、どうしたん?顔赤いし」コソコソ

えり「ンン……ッ…ふ……っはぁあ…///」

えり(マイク、外さないと…!)

咏「えりちゃん?」

えり(なんでぇ……!?)

21: 2012/08/07(火) 21:14:15.11 ID:FdRCaXpdO
>>15
よくわかったな

>>17
多分無理

22: 2012/08/07(火) 21:16:56.57 ID:FdRCaXpdO
えり「みひろぎ、プロ…実況中です、私語は……!」マイクハズシ

咏「でもえりちゃん、なんかおかしいし」

えり「だいじょぶ、ですから…!お願いします…!」

咏(涙目で懇願してくるえりちゃんとかヤバイ)

23: 2012/08/07(火) 21:20:10.11 ID:FdRCaXpdO
えり「試合、しゅうりょ…ー!!」

えり(やっと、おわった……!)クタッ

咏「お疲れぃ♪」

えり「……っ、私は、これで…!」フラフラ

咏「このあと打ち合わせだよ?知らんけど」

えり「………!」

えり(…仕事を、怠るわけには……!)

咏(えりちゃんにはサボるなんて無理だよね~♪)

25: 2012/08/07(火) 21:24:28.34 ID:FdRCaXpdO
えり「………わかり、ました……」

咏「だよねぃ~♪」

…………

スタッフ「今日はどうしたんです、針生さん」

えり「…すみません、どうも、体が……」

スタッフ「…まぁ、普段凄く頑張っているからね。今日はこれで終わりですから、ゆっくり休んでください」

えり「……すみません……」

咏(ショボンとしてるえりちゃんかわいい)

咏(このあとホテル帰ってえりちゃんの部屋に行けば………)

咏(たっのしみだねぃ~♪)

26: 2012/08/07(火) 21:27:36.06 ID:FdRCaXpdO
咏「……と思ってたら見失った……!?」

咏(…やばくね?)

咏(せっかくえりちゃんと一夜を過ごすチャンスだったのに…)

咏「…ズルいこと考えて、バチが当たったのかな~…知らんけど…」

27: 2012/08/07(火) 21:30:52.08 ID:FdRCaXpdO
休憩所

えり「…っぅ………はぁ……」

えり(飲み物でも飲んだら落ち着くかと、思ったのに……)モジモジ

えり(なんで、急に……)

?「…あれ?針生さん?」

えり「!!」ビクッ

?「どうしたんです~?こんなところで」

えり「ぁ…あなたは…」

えり(あの酷い…新人の……)

えり「副与、アナ……?」

恒子「はい~」

32: 2012/08/07(火) 21:34:26.82 ID:FdRCaXpdO
恒子「珍しいですねーお一人なんて」

えり「…いぇ、そんな…ことは……」

えり(…お願い、一人にして…!)

恒子「あ、隣いいですか?」

えり「……ど、どうぞ…」

えり(ああ……もう……!)

恒子「失礼しまーす♪」

えり(…ぅぅ……)

恒子「そういえば、今日どうしたんですー?」

35: 2012/08/07(火) 21:38:57.18 ID:FdRCaXpdO
えり「……きょ…ぅ……?」

恒子「聞いてたんですけど、なんだか様子おかしかったですよね?」

えり「…ぁ………」

えり(…やっぱり、バレる…か…)

恒子「って、今もどうしたんです?顔真っ赤だし、かなり暑そうですよ!」

えり「……気に、しないでください…」

恒子「息も荒いみたいですし…もしかして、熱とかあります!?」

えり「だい、じょーぶ…です、…お願い、気にしないで…!」

37: 2012/08/07(火) 21:44:55.78 ID:FdRCaXpdO
恒子「大丈夫って…」

恒子(全然大丈夫って顔してないし……)

恒子(真面目な人だし、高熱出してるのに強がってるとか?)

恒子(倒れたらどうするの!?)

恒子「ちょっと失礼しますね?」オデコサワリ

えり「ひゃぁッ!///」ビクッ

恒子「へっ!?」

えり「ッ!///」

えり「失礼しますっ!!」

タッタッタッタ…

恒子「…………」

恒子「………へ?」

38: 2012/08/07(火) 21:48:58.37 ID:FdRCaXpdO
恒子(……あの、真面目で、いっつも無表情な針生さんが)

恒子(今「ひゃぁッ!///」って……)

恒子(…………)キュンッ

健夜「ごめん、遅くなっちゃった…」

健夜「……こーこちゃん?」

恒子「…ねぇ、すこやん」

恒子「これが…ギャップ萌えってやつ!?」ドキドキ

健夜「は?」

39: 2012/08/07(火) 21:50:43.91 ID:FdRCaXpdO
風呂入ってくる

ついでにどんな展開にしてほしいか聞いてみるテスト
自分は咏えりもしくはネコなえりちゃんしか書けません

48: 2012/08/07(火) 22:24:19.91 ID:FdRCaXpdO
>>43
ネコって受けって意味ね

ただいま ありがとう
流石VIPPER俺の書けそうなハードルを普通に越えてくる

50: 2012/08/07(火) 22:33:16.38 ID:FdRCaXpdO
えり(もう……もう…!)タッタッタッ…

えり(なんで、こんなことに……)タッタッタッ

?「」スッ

えり「―――ッ!」

ドンッ

えり「ぁ…ッ」フラッ

?「ご、ごめんなさい!」

えり「こちら、こそ……すみません……」

咲「お怪我ありませんか!?」

53: 2012/08/07(火) 22:38:15.32 ID:FdRCaXpdO
えり「ええ…ごめん、なさいね…?」

咲「私も、ボーッとしてて…」

咲「えーっと…針生アナウンサー…さん?」

えり「ええ……あなたは…?」

咲「清澄高校の、宮永咲です」

咲(…………)

①咲(針生さん…!大穴どころだね♪この王道シチュエーションだし…落とすしかないよ!)
→gtrz咲魔王

②咲(顔赤い…どうしたんだろ?)
→普通の咲さん

>>54さん選んで

56: 2012/08/07(火) 22:44:43.40 ID:FdRCaXpdO
咲(顔赤い…どうしたんだろ?)

えり「その…宮永、さん…?」

咲「は、はい?」

えり「私、いそいでいるので………」

咲「あ、はい!すみませんでした!」ペコッ

えり「じゃあ…」タッタッタッ…

咲「………あ」

咲「…ここがどこか聞いておけば良かったよ……」

咲「ここ……どこー?」オロオロ

~咲さんとのフラグ成立せず~

58: 2012/08/07(火) 22:49:51.01 ID:FdRCaXpdO
トイレの個室

えり「……ぁぁ…もぅ……」

えり(下着まで…濡れてる……)

えり(どうして、こんな体に…!)

えり「………///」オソルオソル

えり(…駄目ッ…仮にも仕事場の化粧室、そんなこと…)

えり(ホテルの部屋に戻ってから…なんとかしよう)

えり(……下着は……)

えり(…仕方、ない……)

えり(うっ…///スースーするぅ……)

えり(でも、すぐに帰ればいいの…!)カチャ

?「あら?」

えり「…ぁ…」


59: 2012/08/07(火) 22:54:29.21 ID:FdRCaXpdO
?「もしかして、針生アナ?」

えり「え、ええ…あなたは…清澄の制服…?」

久「清澄高校の竹井久です」ニコッ

えり「どうも…」

えり(…今日に限って、こんなにいろんな人と会うなんて……)

久(………)

①久(…なかなかソソる表情してるわね…)ゾクッ
→タラシの部長ルート

②久(どうして清澄の制服知ってるのかしら?)
→頼りになる部長ルート

>>61さん選んで

61: 2012/08/07(火) 22:55:20.03 ID:PHTtHoS8P

大人同士でなけれ納得せぬ!

64: 2012/08/07(火) 22:59:28.17 ID:FdRCaXpdO
久「あの…どうしてうちの高校の制服を?」

えり「ああ…さっき、清澄の子とぶつかってしまって」

久「…もしかして、ショートカットの?」

えり「ええ…宮永さん、とか」

久(あの子、来ないと思ってたら!道に迷ってたのね)

久「その子、どこに?」

えり「あっちの方に…」

久「ありがとうございます!」タッタッタッ

えり「……私も、早く帰ろう……」

66: 2012/08/07(火) 23:02:07.74 ID:FdRCaXpdO
~部長とのフラグ成立せず~


>>72さんと遭遇
→フラグは安価次第…?

②すぐホテルに帰れる
→咏「えりちゃんどこー!?」

>>69さん選んで

69: 2012/08/07(火) 23:03:16.84 ID:tNdMPbJa0
2

72: 2012/08/07(火) 23:03:55.60 ID:PHTtHoS8P
すこやん

76: 2012/08/07(火) 23:12:45.02 ID:FdRCaXpdO
ホテル

咏「ホテルにも帰ってないし……」

咏「あぁーもぉー!!えりちゃんどこー!?」

咏(…バチが、当たったのかな…)

咏(…告白する勇気がなくて、でも大好きで)

咏(大好きで、大好きで……!)

咏(妄想でえりちゃん何回も食べちゃってたまにふざけたふりして抱きついてクンカクンカして)

咏(手つないだ後の手とか洗わないでいたりむしろ舐めちゃったり)

咏(挙げ句の果てに媚薬盛っちゃったりして…!)

咏(バチが当たったんだなぁ…)ショボ

84: 2012/08/07(火) 23:21:10.05 ID:FdRCaXpdO
えり(………やっと……ホテル………)

えり(……長かった……本当に……)ホッ

えり(……あれ……)

えり「みひろぎ、ぷろ……?」

咏「!?」

えり「なんで…私の部屋、前に……?」フラフラ

咏「えりちゃん…!」

えり「すみませ…どいて、ください…帰らせて……」フラフラ

咏「あ、ご、ごめん……」

えり「………」カチャ

咏「………」

えり「…………」キィ

咏「……………」

えり(………なんで、入ってくるのぉ……)

89: 2012/08/07(火) 23:28:11.48 ID:FdRCaXpdO
えり「みひろぎ、ぷろ…?」

咏「……えりちゃん」


①咏「…身体、大丈夫?」ニコッ
→えりちゃんが来ない分こっちも焦らされてたんだよルート

②咏「…ごめんなさい…!」
→正直に謝る!…そう簡単にいく?ルート

>>94まで多数決

107: 2012/08/07(火) 23:35:26.24 ID:FdRCaXpdO
咏「…身体、大丈夫?」ニコッ

えり「は、はい……っぅ…///」

えり(下着、脱いだから…余計に……っ)

えり(せっかく、部屋についたのにぃ……!)

咏「…本当に?」

えり「…っ、ぃえ…あまり…大丈夫、じゃ…ない、ので…一人に、させ…」

咏「へー、一人でなにするのー?」

えり「なっ…そ、れは…」

咏「知ってるよ」

えり「…え…?」

咏「知ってる。だから」

咏「手伝ったげる」ニコ

えり「……!」ゾクッ

112: 2012/08/07(火) 23:40:52.83 ID:FdRCaXpdO
えり「け、結構です!だから、出ていっ…」

咏「ねーぇ、えりちゃん」

えり「…ッ…」

咏「打ち合わせが終わったあと、さー…」

えり「……こな、いで……くださ…」

咏「…どこ、行ってたの?」

えり「おね…がい…!」

咏「どうして、こんなに待たせたの?」ドサッ

えり「ぁっ…!」

116: 2012/08/07(火) 23:50:15.87 ID:FdRCaXpdO
えり「おね…が…!」

咏「…えりちゃん、ごめん。もう、待ちくたびれちゃった」

ニコ、と微笑みかけると、咏はえりの首にあるスカーフをほどいた。

えり「ひ、ゃ、ぁぁ…!」

少し布が擦れるだけでも甘い声がえりから漏れる。ある意味、当然といえば当然だった。
媚薬を盛られてすでに数時間、身体は敏感になりすぎて、咏の息でさえ反応しそうになる。

えり「みひろぎ、ぷろ…な、なにを…!」

スカーフを手にした咏は、えりの手を彼女の後ろへと導き、拘束した。

咏「…もう我慢できないから」

137: 2012/08/08(水) 00:27:56.34 ID:t3r1TffSO
……………

えり「…ん……朝……?」

えり「5時…?…まだ、時間…ある……」

えり「……………」

えり「!?」ガバッ

咏「…すぅ…すぅ……」zzZ

えり「……………」

えり「………なに、これ………」

142: 2012/08/08(水) 00:33:38.16 ID:t3r1TffSO
えり(え、っと…昨日は…昨日……)

えり(………あ………)

えり(…夢……)チラッ

咏「すぅ……んん、えりちゃーん…すぅ…」ニヘラ

えり(……じゃ、ない……)サァァ

えり(って私手首縛られたままだ!?)

えり「み、三尋木プロ、起きてください!三尋木プロ!!」

咏「ん~…?…おはよーえりちゃん……おやすみ…」

えり「寝惚けないでこれ外してください!!」

143: 2012/08/08(水) 00:34:24.83 ID:t3r1TffSO
咏「へ……?あー、うん…眼福だねぃ…知らんけど~…」

えり「え?……って私服着てない!?///」

えり「三尋木プロぉぉ!!起きてぇぇ!!」

咏「ちゅーしてくれたら~……」

えり(この……っ)イラッ

146: 2012/08/08(水) 00:38:51.36 ID:t3r1TffSO
……………

咏(…知らんけど…バイオレンスすぎる。この状況)

えり「……説明していただきましょうか」

咏「わ、わかんねーなー」

えり「…………」

咏「知らんしーっ」

えり「……………」ニコ

咏「………………」

えり「三 尋 木 プ ロ ?」

咏「すいませんでした」

148: 2012/08/08(水) 00:42:55.11 ID:t3r1TffSO
えり「…び…媚薬を……盛った……?」サァァ

咏「…ごめん。本当ごめん」

えり(…あたま、いたい…)ズキズキ

えり「……あなたは…そんなに私に嫌がらせを?」

咏「ち、違う!」

えり「じゃあ何故」

咏「……っ……」

えり「……………」

えり「……答えてくれないと、わかりません……」

咏「…………」ウル

151: 2012/08/08(水) 00:50:59.37 ID:t3r1TffSO
えり「……………」

咏「……あの、ね……」グスッ

えり「…はい」

咏「………………っ」グシグシ

えり「……大丈夫です」

咏「…………?」グスン

えり「……ちゃんと理由があるなら、聞きますから」

咏「……ん………」クスン

咏「……えりちゃんが、好きなの」

えり「…………」

咏「…大好き…なんだ。愛してる……!」

咏「…それが…抑えられ、なくて…」

154: 2012/08/08(水) 00:57:51.59 ID:t3r1TffSO
えり「………」

咏「…ごめんね…えりちゃん…ごめん…!」グスッ

えり「…だからと言って、許されることをしたとは思ってませんよね?」

咏「うん…ほんとに…ごめ…」

えり「…はぁ…もういいですよ」

咏「…え…?」

えり「もう謝らないでください。わかりましたから」

咏「…え…?…え?……」

えり「…私に喋らせてください」

158: 2012/08/08(水) 01:03:47.80 ID:t3r1TffSO
えり「えぇと、まずは…」

えり「三尋木プロの気持ち、嬉しいです。ありがとうございます」ペコッ

咏「あ、うん……」ペコッ

えり「…それで、一つ質問ですが…三尋木プロは、私とのどういう関係を望んでいるのでしょう?」

咏「えっ?」

えり「だから、その…、…ぅ…///」

えり「…昨日だけで満足だ、とか…これからも続けたい、だとか……」

えり「…あと、は……」

咏「ま、待った!えりちゃん」

160: 2012/08/08(水) 01:08:03.79 ID:t3r1TffSO
咏「……」スゥー

咏「……」ハァー

咏「……よし」

咏「……針生えりさん。私と、付き合ってください」

えり「………はい」

咏「………え?」

えり「…なんですか、その反応は」

咏「…ほんとに、いいの?」

えり「ええ」

咏「…マジ?」

えり「…何度も言わせないでください。…一応、恥ずかしいんですよ…?」

咏「~~~~~!」

咏「やったぁぁぁ!!!」

167: 2012/08/08(水) 01:21:38.19 ID:t3r1TffSO
咏「えりちゃぁぁん」ギューッ

えり「きゃっ……もう」

咏「絶対嫌われたと思ったぁぁ……!」

えり「……まぁ、普通はそうですよね」

咏「え゛」

えり「普通はそうなのに…」

えり「何故でしょう、すごく…スッキリしたんです」

咏「……わかんねー」

えり(…昨日、私は薬を飲まされていたとはいえ)

えり(相手があなたで……嫌じゃないって、むしろ受け入れている自分がいた)

えり(…そう。ずっとモヤモヤしていた)

えり「ええ。…そうですね。わかんないですね」

えり(……こんなこと、本人には絶対言えないけれど)

169: 2012/08/08(水) 01:25:36.22 ID:t3r1TffSO
咏「えりちゃん」ギュー

えり「はい?」

咏「呼んだだけー♪」ギュー

えり「…三尋木プロ?」

咏「なぁに?えりちゃん♪」ギュー

えり「……今、何時でしょう?」

咏「え?…………あ」ギュー

えり「……支度、しましょうか」

咏「…うん。そうだね」ギュー

えり「………」

咏「…………」ギュー

えり「……三尋木プロ?」

咏「………もうちょっと」

170: 2012/08/08(水) 01:28:11.07 ID:t3r1TffSO
えり「…だめです、遅刻します」

咏「えー」ギュー

えり「えーじゃないです。もう…」

咏「……今日仕事終わったら続き」ギュー

えり「……わかりましたから」

咏「うん♪」

172: 2012/08/08(水) 01:34:15.72 ID:t3r1TffSO
…………………

咏「ま、間に合ったぁ…」ゼェゼェ

えり「三尋木プロのせいですよ……」

咏「し、知らんしー…」

えり「もう……」

咏「……行こっか」

えり「……ええ」

?「針生さーーん!」

えり「え?」

174: 2012/08/08(水) 01:37:50.83 ID:t3r1TffSO
恒子「おはようございます!」

えり「あ、ああ…あなたは、福与アn」

恒子「恒子と!!」

えり「はい?」

恒子「恒子と呼んでください!」

えり「は、はぁ……え?」

恒子「だからぁ、そのぉ……針生さんのことも、えりさん、なんて……」

えり「え、えとぉ……何故?」

恒子「い、いやぁ!この機会にちょーっとでもお近づきになりたいなぁなんて!」テレテレ

えり(…どの機会?)

175: 2012/08/08(水) 01:41:18.26 ID:t3r1TffSO
恒子「それで、あの……失礼ながらぁ…」チラッチラッ

えり「え、ええ……」

恒子「……えいっ」オデコピトッ

えり「……はい?」

恒子「あ、あれ、おかしいな、昨日」

えり「昨日……?……あ。」

咏「………昨日……なに?」ムスッ

えり「あ、いえ、なんと言いますか…」

咏「……むー……」

176: 2012/08/08(水) 01:44:45.64 ID:t3r1TffSO
恒子「おっかしいなぁ…たしか昨日……」

えり「あの…福y」

恒子「こーこと!」

えり「…………」(イラッ)

えり「こーk」

咏「ダメッ!!」

恒子「はい?」

咏「えりちゃん、未だに三尋木プロって呼んでるのに、他人から下の名前なんてダメッ!!」

恒子「ほほぅ?」

咏「ふんっ」

えり(………え?)

180: 2012/08/08(水) 01:50:12.07 ID:t3r1TffSO
えり(……これは……)

通行人「なにあれ、修羅場ー?」

通行人「すげぇなぁオイ、見てみろよ」

通行人「三角関係ってやつ?」

えり「……………」

181: 2012/08/08(水) 01:51:09.26 ID:t3r1TffSO
えり「……」ガシッ

咏「へッ?」

えり「逃げましょう……!」

咏「え、何っなに!?わかんねー」

えり「いいから行きますよ!……咏さん!」

咏「!!……うんっ!」

恒子「ちょッまだ話の途中ーーッ」

健夜「こーこちゃんなにこんな所で油売ってるの!?」

恒子「だって、ギャップ萌え~~!!」

健夜「行くよ?」

恒子「もっかい見たかった~~!!」

おわり

184: 2012/08/08(水) 01:55:06.25 ID:adTL4VrU0
乙えり

引用: 咏「えりちゃんの飲み物に媚薬盛った」