503: 2015/02/27(金) 21:57:11.22 ID:vL7eaASE0

504: 2015/02/27(金) 22:15:16.05 ID:vL7eaASE0
【艦娘にだって】>>2レス以上続きます

 ―夜、執務室―

五月雨「提督、今日の遠征の報告書、できました!」

提督「ん、ご苦労さん」

リリリリリン

提督「はい、南関東―」ガチャ

??『やあやあどうもどうも』

提督「…その声、貴様…」

五月雨「?」

第玖鎮守府提督(以下玖督)『どうも~、第玖鎮守府の玖督ですよぉ?』

提督「やっぱテメェか…」


[第玖鎮守府提督・玖督]

南関東ブロック第玖鎮守府を統括する提督。艦娘の事をただの兵器としか見ておらず、人間と同じく心を持っているとは微塵も考えていない。

しかもエリート気取り。だがホントにエリートだから困る。他人を見下すような言動をし、海軍学校時代からコイツの事を知っている第参鎮守府の提督は、

この玖督を嫌っている。


提督「何の用だ」

五月雨(誰と話してるんだろう…)ササッ

玖督『いや、この前の特別作戦の話だよ。近況報告ってヤツ?じゃあ聞くけど、ぶっちゃけキミ、どこまで行ったかな?』

提督「…丙作戦で、第2海域まで解放。第3海域でリタイア。それがどうした」
 
玖督『ええ?最低ランクの丙作戦でクリアできたのが、たったの2海域だけ?いやぁ、さすが海軍学校でワースト三位だった提督さんですなあ』

五月雨(この人…何か喋り方が気色悪い…)ヒソヒソ

提督(安心しろ、それは俺も思っていた事だ)ヒソヒソ

玖督『んん?そこに誰かいるのかな?』

提督「いや、ちょっと咳がしたんでな。それより、そんな事を聞いてどうする気だ」

玖督『いやぁ、やっぱり君は落ちこぼれさ。ボクなんて、甲作戦で全海域をクリアしたんだからね?』

提督「アーハイハイソーデスカー」

玖督『それに、海域解放報酬で配属された天城って艦娘も使えるねぇ。まあ、色々な意味で』

五月雨(もしかして…この人…)ヒソヒソ

提督(お前が知るにはまだ早い)ヒソヒソ

玖督『ああ、そう言えば…』

提督「何だよまだ何かあるのか?」
艦隊これくしょん -艦これ- 海色のアルトサックス(4) (角川コミックス・エース)
505: 2015/02/27(金) 22:25:23.59 ID:vL7eaASE0



玖督『この特別作戦をしている間にさぁ、第一海域で五月雨って駆逐艦娘を沈めちゃったんだよねぇ』



提督「」

五月雨「!」

玖督『まあでも、たかが駆逐艦娘だし?それにいくらでも代わりはいるし、それほど珍しい奴でもなかったから別にどうでもいいんだけどさ』

五月雨「う…っ…」

提督(五月雨、もう聞くのはやめておけ…)ヒソヒソ

玖督『そもそも、奴らは所詮"兵器"だし、アイツが氏のうがどうなろうが別に関係ないんだけどさ』

五月雨「あ…ああ…」

提督「………」

玖督『って言うか、一番簡単な第一海域で沈むなんて、とんだ役立たずだよ。アイツ」

五月雨「ああ…ああああ…」

提督「………」

玖督『抱き心地も良くなかったし、ホントこっちの手を煩わせてくれるだけだったよ。あの五月雨って役立たず』

提督「……そうか。お前はそう言うやつだったよな、そう言えば」

玖督『何を今さら』

提督「…ちょっと、しばらくはそこから動くなよ」

玖督『んん?どうする気だい?」

提督「ああ、今までの会話、聞いてたのは俺だけじゃないからな』

玖督『はぁ?何を言って―』

ガチャン

提督「……五月雨…」

五月雨「…ひぅ…ぐすっ…うぁ…」ガタガタ

提督「…五月雨、今日はもう休んでろ。明日の朝礼、出撃、遠征、訓練は全部休んでいいから。俺はちょっと野暮用ができたから、片付けてくる」

五月雨「……こんな遅くに、どちらへ…?」グスッ

提督「あの下衆野郎の場所だ」

バタン

506: 2015/02/27(金) 22:45:04.98 ID:vL7eaASE0
 ―翌朝6時30分、第参鎮守府正門―

提督「いててて…やり過ぎたか…あいつまさか合気道の資格持っていたなんて…」ヨロヨロ

提督(朝礼に出るのは傷が誤魔化せないから無理か…秘書艦の加賀に言って、朝礼には出れないって言っとこうか…。いろいろ説教されるだろうが…。

   …って、ん?)


五月雨「……提督」


提督「…五月雨、なんでここにいるんだ?」

五月雨「…ふと窓の外を見たら、提督が向かってくるのが見えて…」

提督「…そっか、出迎えありがとう」

提督(多分…一晩中待っていてくれたのかもな…)

五月雨「…その傷は、どうなさったんですか?」

提督「ああ、これは―」

五月雨「あの後、第玖鎮守府に行ったんでしょ?」

提督「………」

五月雨「…そして、あの玖督を殴り込みに行ったんですよね?」

提督「…ご明察」

五月雨「何で…そんな事を…」

提督「…あのクソ野郎に、艦娘にも人間と同じ命と心があるって事を知らしめるためさ」

五月雨「…それだけの為に、そんな傷を負って…」

提督「ああ、大したことじゃ―」

五月雨「私の事を考えてやってくれたんですか?」

提督「……そうとも言える」

五月雨「…やっぱり…ですか」

提督「あのバカ、俺が殴っている最中に"艦娘なんて所詮いくらでも代わりがいる兵器だ!そんな兵器を沈めて何が悪い!"ってのたまっていたから、

   顔面に2、3発お見舞いしてやったら動かなくなっちまった」

五月雨「………」

507: 2015/02/27(金) 22:54:14.45 ID:vL7eaASE0
提督「そしたら俺は、"艦娘だって笑ったり、泣いたり、怒ったりするんだ!俺達と同じように感情ってもんがあるんだよ!それが何で分からないんだ!"

   って言ってやったよ」

五月雨「…そう…ですか…」グスッ

提督「…ほら、そんな感じにな」

五月雨「…ええ」

提督「…多分、お前は昨日のあのクソ野郎が言っていた言葉を忘れる事はできないだろう。周りがいくら忘れろと言ってもな」

五月雨「………」

提督「…もし、お前がアイツが言っていた言葉を思い出して、泣きたくなったら、いつでも俺の所に来い」

五月雨「……はい…」グスッ

提督「お前の悲しみを、受け止めてやるから」

五月雨「…はいっ…!」

提督「よっし、さて…っと?」ヨロッ

五月雨「提督!」

提督「やべぇ…傷が深かったかな…?」

五月雨「すぐに医務室に運びますんで!頑張ってください!」

提督「すまんな…」

五月雨「よいしょ…よいしょ…」


 ―医務室―

加賀「そんな事が…」

五月雨「…はい」

加賀「まったく…この提督は…」ジロッ

提督「…ZZZ」

加賀「…まあ、今回は見逃してあげましょう。五月雨、あなたは今日は休んでいなさい」

五月雨「それでしたら…提督のお世話をします!」

加賀「…では、提督の事をお願いします」

五月雨「はい!」


【END】

508: 2015/02/27(金) 23:02:43.79 ID:vL7eaASE0
【世話役】>>2レス続きます

話は戻って、まるゆ着任時。

 ―工廠―

木曾「おい、失礼するぜ」ギッ

提督「木曾か、どうしたんだ?」

木曾「いや、明石さんに頼んでいた、整備を頼んでいた俺の艤装を引き取りに」

明石「ああ、今取ってきます!」

まるゆ「こ、こんにちは!」

木曾「ん?何だこのちっこいの」

まるゆ「陸軍から派遣されました、三式潜航輸送艇、まるゆです!」ビシッ

木曾「…潜水艦?」

まるゆ「はい、モグラ輸送なら任せてください!」

木曾「何だか潜水艦の割には小せぇなぁ…」

まるゆ「」グサッ

木曾「おまけに弱そうだし…」

まるゆ「」グサッ

木曾「…と言うかお前、ホントに潜れんのか?」

まるゆ「」ガーン

木曾「ああそれと…」

提督「それ以上はやめろ!まるゆのダメージがデカすぎる!」

まるゆ「あうう…」

木曾「あ、す、済まなかったな。言い過ぎたよ」

まるゆ「いえ…別に…」グスッ

509: 2015/02/27(金) 23:10:10.40 ID:vL7eaASE0
提督「ああもう…木曾、お前まるゆに色々この鎮守府の事とか海軍の事とか教えてやってくれ」

木曾「お、俺がか!?」

提督「いや、いずれコイツの世話は誰かがやる事になっていたし」

木曾「ならお前がやれよ!」

提督「俺は書類仕事とかがあるからコイツに一日ついてやれねぇんだよ。それにお前初対面でまるゆを泣かせたんだし責任取ってやれよ?」

木曾「く…っ!分かったよ…」

提督「よっしゃ」

木曾「たく…。ほら、まるゆだっけか?さっきは悪かったよ。とりあえず俺がこの鎮守府の事とか海軍の事とか教えてやるから」

まるゆ「ふえ…ホントですか?」

木曾「ああ、もうお前はこの鎮守府の仲間だからな!それくらいは当然の事さ!」

提督(さっきまでまるゆの事を弱いだのなんだのと言っていた奴の言葉とは思えないな…)

まるゆ「は、はい!ありがとうございます!」

明石「木曾さーん、艤装持ってきましたよ?」

木曾「ああ、どうも。じゃあ提督、早速コイツを案内してくるぜ?」

提督「ああ、頼むわ」

木曾「じゃ、行くぞ、まるゆ」

まるゆ「はい!」

明石「あれ、木曾さんにまるゆさんを押し付けたんですか?」

提督「人聞きの悪い言い方をするな。任せたんだよ」


木曾「じゃあ早速鎮守府を案内してやるからな!その後はカレーの練習だ!」

まるゆ「カレー?何でですか?」

木曾「カレーは艦娘、いや海軍にとって重要なものだ!しっかりマスターしないとな!」

まるゆ「は、はい!ご指導お願いします!」

木曾「ああ、それと部屋は俺と同じ部屋でいいか?俺今1人部屋だから、お前一人分のスペースぐらい何ともないし。お前の世話役として、

   きっちり世話してやるぜ?」

まるゆ「え?いいんですか?じゃあ、不束者ですが、お世話になります!」

木曾「おいおい、そんな改まるなって…」


提督「…なんか…見てて和むわ」

明石「まったくですねぇ」


【END】

510: 2015/02/27(金) 23:19:20.67 ID:vL7eaASE0
【第1回・艦娘知識試験~採点~その18】

ジャンル:社会

問18.『12月25日のクリスマスは、ある人物の降誕を祝う祭でもある。そのある人物とは誰か』


・陸奥の答え 『イエス・キリスト』

 提督のコメント:正解です。ちなみにイエス・キリストとはギリシャ語で、『キリストであるイエス』『イエスはきりすとである』

         と言う意味も持っています。


・摩耶の答え 『ノー・キリスト』

 提督のコメント:なんて間違い方をするんですか。


・足柄の答え 『そうだ!クリスマスはイエス・キリストの降誕を祝う祭りの日だ!カップル共がイチャつく日じゃないんだよぉ!」

 提督のコメント:一応問題に答えているという点が腹立たしいです。


提督(次のクリスマスは足柄と一緒に過ごそうかな…)

511: 2015/02/27(金) 23:25:55.88 ID:vL7eaASE0
【一日1人、キャラ紹介】

≪木曾≫

球磨型軽巡洋艦五番艦。普段は威圧的な口調をするが、本当は心優しい。不良みたいな性格故か、駆逐艦娘達や小動物に対しては優しくなる。

個性的な姉達がいるのが悩みだが、自分もあまりまともではない(主に外見)なので、強く出ることができない。まるゆが着任した後からは、

提督に世話役を任せられる。しかも、何だかんだでまるゆの世話をするのを楽しんでいる。天龍とはあまり仲が良くない。

好きな言葉は『正々堂々』。

512: 2015/02/27(金) 23:31:21.14 ID:vL7eaASE0
今日はここまでにします。

五月雨をリクエストしてくれた方、若干鬱要素が入ってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?

ご期待に添えられなかった場合は、また別の話を書きますので、感想を書いて下さると嬉しいです。

さて、キリ番安価にあった『提督の休日』ですが、>>1は提督がどこかへ外出するという方向で書いていくつもりです。

そこで多数決です。

↓3 提督の外出に誰か艦娘がついていく?(ついて行くと答えた場合はそのついて行く艦娘も)



それではまた明日。

木曾がまるゆの世話役になるのは世の常な気がするのは>>1だけだろうか?

525: 2015/02/28(土) 21:37:46.08 ID:5DQc7Rge0
【休日】>>2レス以上続きます

 ―ある日の朝、執務室―

提督「身体測定?」

加賀「はい。今日は艦娘の一年に一回行う身体測定の日です」

提督「艦娘もそんな事をするんだ」

加賀「ええ。曲りなりにも私達は人に近しい存在ですから。色々なところが成長するのですよ」

提督「体重とか、身長とか?」

加賀「まあ、そうですね」

加賀「…胸とか?」チラッ

加賀「消しますよ」

提督「すいません。で、俺はどうしていればいいんだ?」

加賀「貴方なら大丈夫だろうと思いますが、私達の身体測定を覗き見る等と言う不埒な行為をしないとは限らないので、今日の夕方まで、

   この鎮守府内にいるのは控えていただけますか?」

提督「そりゃつまり、今日だけこの鎮守府から出ていけと?」

加賀「言い方が多少アレですが…その通りです」

提督「その間に俺の仕事は?」

加賀「とりあえず、今週の秘書艦である私がやっておきますので」

提督「そりゃつまり、今日俺は臨時休業って事か…よっしゃ、今日は日々の疲れを癒す事にしますかね」

加賀「明日からはまたいつも通りに仕事をしてもらいますので」

提督「分かってるって。じゃ、俺は出かける用意をするとしますか。じゃ、加賀。後は頼むぞ」

加賀「分かりました」

バタン

提督「さって、この1日と言う短い期間で疲れをとるとすれば、やっぱり温泉だよなぁ」

提督「じゃ、準備してさっさと行こう。○×温泉するか」

526: 2015/02/28(土) 21:48:39.70 ID:5DQc7Rge0
 ―提督サイド・道中―

ブロロロロ

提督(しまった…うっかり軍服のまま出てきちまったが…ま、別に何かあるわけでもないしいいか)

提督「あ、あったあった。あの角を曲がれば…おお、久々に来たぞ」

提督「いやぁ~ここに来るのホント久しぶりだよなぁ…」



 ―鎮守府サイド・鎮守府、体育館―

明石「ではこれより身体測定を開始しますので、艦種毎に並んでください!」

ザワザワ

龍驤(大丈夫や…毎日牛乳も飲んどるし、自分で揉んだし。大丈夫大丈夫…)

加賀(正直…お腹のあたりが若干だらしなくなっていたんですよね…心配です…)


 ―提督サイド・温泉、脱衣所―

提督(ここの炭酸泉お気に入りなんだよ~)

??「お、ちょっとそこのアンタ」

提督「はい?何か?」

??「その服…アンタ、海軍の奴かね?」

提督「ええ…。そうですけど…」

??「おお…そうかそうか。アンタ海軍だったのか!」

提督「あなたは…?」

漁師「俺はこのあたりで漁師をやってんだよ」

提督「ああ、漁師の方でしたか」

漁師「いやぁ、アンタ、確か艦娘って言う女の子を率いて海に潜む敵と戦ってるんだよな?」

提督「ええ。そうですね」

漁師「よかったら、風呂入りながら話でもしねぇか?」

提督「ええ、私でよければ構いませんけど」

527: 2015/02/28(土) 22:02:44.02 ID:5DQc7Rge0
 ―鎮守府サイド・鎮守府、医務室―

吹雪「やった!身長ちょっとだけだけど伸びた!」

白雪「よかったですね」

吹雪(これで…皆よりちょっとだけ目立てる…!」

白雪「吹雪ちゃん…?本音が聞こえてますよ…?」


 ―提督サイド・温泉、浴場―

カッポーン

提督「へー…もう20年も漁師をやってるんですか…」

漁師「おうよ。このあたりにゃいい漁場があるんだよなぁ。そこにいるサバやらイワシやらが絶品でよ」

提督「そうなんですか…」

提督(帰ったら大淀とかに聞いてみようかな…)

漁師「…けど、深海棲艦とやらが現れてから、その漁場も荒らされるようになっちまって…」

提督「…そうでしたか…」

漁師「だけど、お前さん達海軍の奴らが頑張ってくれたおかげで、何とか漁場を取り戻す事ができて、漁も再開する事が出来たんだよ」

提督「…よかったですね…」

漁師「何言ってるんだ。お前さんら海軍のおかげだよ。海軍にはいくら感謝の言葉を言っても感謝しきれねぇよ」

提督「そんな…ありがとうございます…」

漁師「気にすんなって。多分、俺ら漁師だけじゃなくて、皆も海軍に感謝してるんじゃねぇのか?」

提督「…そうでしょうか」


 ―鎮守府サイド、鎮守府・医務室―

古鷹「右…左斜め下…上…左…」

医療妖精「お疲れさん。すごい視力だねぇ」

古鷹「ありがとうございます…」

加古「古鷹ってさ、もしかしたら写○眼でも開眼できるんじゃねぇの?」

古鷹「そんな…」

528: 2015/02/28(土) 22:14:56.32 ID:5DQc7Rge0
 ―提督サイド・温泉、玄関―

漁師「そうだ、これも何かの縁だし、俺の家に寄ってくか?昼飯も出してやるよ」

提督「え?そんな、迷惑でしょう?」

漁師「気にすんなっての。少しだけでもお礼をさせてくれ」

提督「じゃ、じゃあ。よろしくお願いします」

漁師「よっしゃ!アンタ車で来たか?」

提督「ええ」

漁師「じゃ、俺のトラックについてきな?」

提督「は、はい!」


 ―鎮守府サイド、鎮守府・医務室外―

瑞鶴「…測定結果は…」ペラッ

瑞鶴「あ…ちょっとだけ大きくなってる」

龍驤&瑞鳳&大鳳&夕張「!!!」ギロッ

瑞鶴(あっ…これマズいフラグだわ…)


 ―提督サイド、漁師の家―

提督「ご馳走様でした。魚料理、とても美味しかったです」

漁師「あたりめぇよ。俺の獲る魚は超美味いって、近所でも噂だぜ?」

提督「その超美味い魚を二匹もいただいちゃって、本当にいいんですか?」

漁師「構わねぇよ。艦娘達へのお礼って事で。鎮守府の皆で、食うといいさ」

提督「本当に、ありがとうございます!」

漁師「礼を言うのはこっちさ。俺達の大切な漁場を取り返してくれたんだから。じゃ、またいつか会おうぜ?」

提督「はい、では、失礼します!」

漁師「おう、じゃあな!」

529: 2015/02/28(土) 22:20:20.13 ID:5DQc7Rge0
 ―夕方、執務室―

提督「ただいまー…って」

加賀「」ドヨーン

提督「加賀、どうしたんだ?」

加賀「体重が…体重が…」ヨヨヨ

提督「なんだその程度の事か…」

加賀「その程度とは何ですか、その程度とは。私達女の子にとって体重の事はとてもデリケートな事なんですよ?それを、その程度の事なんて…、

   あなたは本当にデリカシーがありませんね」

提督「…いや、済まなかった」

加賀「…ダイエットしないと…」

提督「そう言えば、温泉で知り合った漁師のおっちゃんに魚を貰ったんだがさ―」

加賀「今日の夕食にしましょう」

提督「おいダイエットはどうした」

加賀「明日からやります」

提督「はぁ…」


 ―夕食、食堂―

提督「で、どうして瑞鶴はボロボロなんだ?」

瑞鶴「…ちょっと成長しただけで…」

提督「?」


【END】

530: 2015/02/28(土) 22:28:43.80 ID:5DQc7Rge0
【やっぱり】

 ―執務室―

提督「どうだ最近。空母の奴らと仲良くなれたか?」

秋月「はい。この前も空母の方々と一緒にお茶会もしましたし、間宮さんの所でスイーツも一緒に食べましたし。順調にお付き合いできてます」

提督「上手くいってるみたいだな。よかったよ」

秋月「?」

提督「最初のころは空母の奴らから毛嫌いされていたのに、今じゃそこまで親しくなれたんだから」

秋月「そこまででしたか…」

提督「じゃ、この後の出撃は空母の奴らと一緒だから、頑張れよ」

秋月「はい!頑張ります!」


 ―出撃時―

秋月「では皆さん!頑張りましょう!」←対空装備装着済み

瑞鶴「わああああああ!艦載機絶対頃すウーマンだぁ!」

龍驤「う、ウチらの艦載機は落とさせへんで!」

秋月「ええ…!?ちょっと…」

瑞鶴「近寄るなぁぁぁあぁぁぁぁぁ!」


 ―執務室―

秋月「…と言うわけで出撃できませんでした…」

提督「対空装備をつけてるとダメなのか…」


【END】

531: 2015/02/28(土) 22:39:04.39 ID:5DQc7Rge0
【カレー】

 ―昼、執務室―

鈴谷「提督ー、腹減ったー。カレー食べようよカレー」

提督「お前…昨日もカレーだったじゃないか」

鈴谷「それが何ー?」

提督「2日連続でカレーなんて食べて、飽きないのか?」

鈴谷「ぜーんぜん?」

提督「海軍で金曜日にカレーを食べるのは、海の上で狂いやすい曜日感覚を思い出すためなんだぞ?それを毎日のように食べていたら…」

鈴谷「でも鈴谷は飽きないし。カレーにも色々な味があるから問題ナッシング」

提督「俺は問題ありだがな」

鈴谷「あ、そうだ!これから毎日夕食をカレーにしようよ!」

提督「断固拒否する」

鈴谷「何で!」

提督「皆が嫌がるだろうが。そんな毎日カレー漬けなんて」

鈴谷「毎日カレー漬け…イイじゃん」

提督「まったく…」

鈴谷「ねー頼むよ提督ぅー」

提督「…1つ、条件を満たせば考えてやる」

鈴谷「おおっ!何するの?ナニするの?カレーの為なら鈴谷何でもするから!」

提督「そう言う言い方は卑猥な響きがするからやめろ。その条件とは…」

鈴谷「条件とは…?」

提督「…比叡の作ったのカレーを完食しろ」

鈴谷「意見具申を撤回します」

提督「思い直してくれたようで何よりだ」ポン


【END】

533: 2015/02/28(土) 22:44:57.15 ID:5DQc7Rge0
【第1回・艦娘知識試験~採点~その19】

ジャンル:芸能

問19.『次の(  )に当てはまる、2013年の流行語大賞に選ばれた適切な言葉を1つ入れよ。

    やられたらやり返す、(   )』


・天龍の答え 『倍返しだ!』

 提督のコメント:正解です。


・伊58の答え 『じぇじぇじぇ』

 提督のコメント:自分の発言に驚いてどうするんですか。


・夕張の答え 『それが孤高なる鮫の流儀だ!』

 提督のコメント:ふざけるな凌牙!

535: 2015/02/28(土) 22:50:05.87 ID:5DQc7Rge0
【一日1人、キャラ紹介】

≪瑞鶴≫

翔鶴型正規空母二番艦。不幸な姉に対して、コチラは幸運。しかし、自分が幸運なせいで翔鶴が不幸なのではないかと心配になっている。というか心配性。

自分の事を五航戦と言って小馬鹿にしてくる加賀とはそりが合わないが、できれば仲良くなりたいと思っている。対空装備ガン積みの秋月が着任した時は、

自分の艦載機が落されると思い込んでしまい、秋月の事を『艦載機絶対頃すウーマン』と名付ける。しかし、装備を外している時だけ仲良くなれる。

胸が最近若干大きくなった。

好きな言葉は『青天の霹靂』。

536: 2015/02/28(土) 22:53:53.32 ID:5DQc7Rge0
今日はここまでにします。

提督の休日、秋月、鈴谷と書いていきましたが、ご期待に応えられましたでしょうか?

応えられたようでしたら幸いです。


ここで、>>532に指摘されて気づいた誤字です。

>>525

 加賀「…胸とか?」チラッ→提督「…胸とか?」チラッ

 脳内変換お願いします。自作自演じゃないか…。

明日は鳥海、大和、(後できれば雷)の話を書いていきますのでよろしくお願いします。

それではまた明日。



瑞鶴のボイス「さーんきゅっ!」が可愛い。

539: 2015/03/01(日) 21:57:23.15 ID:INu28JWq0
【後悔】

 ―夕方、執務室―

鳥海「第一艦隊、帰投しました。損傷は、摩耶が中破、他は損傷無しです」

提督「そうか…。摩耶、ご苦労だったな」

摩耶「ったく、こんなになるまでこき使いやがって、クソが!」

提督「…すまなかった…、今回は俺の立てた作戦が甘かったせいだな」

摩耶「当たり前だろうが!次回からはもっとマシな作戦を立ててくれよな!」

提督「…もちろんだ。それより摩耶、入渠ドックに行って来い。その恰好は目のやり場に困る」

摩耶「な…っ…!?こんの、氏ねぇ!」

バタン

鳥海「…申し訳ありません、提督。姉がいつも無礼な態度をとってしまって…」

提督「…いや、摩耶の言う事にも一理あるからな。俺の作戦が甘々だった事も原因だしな」

鳥海「気を遣わせてしまって、すみません」

提督「別にいいさ。それより鳥海、出撃の報告書を頼んだぞ」

鳥海「わかりました。失礼します」

ガチャ バタン

鳥海「あれ…?」

摩耶「ハァ…」

鳥海「姉さん、まだ入渠ドックに行ってなかったのですか?」

摩耶「…また、やっちまった…」

鳥海「?」

摩耶「また…提督にあんな態度とっちまった…」

鳥海「…え?」

摩耶「アイツの事は認めているのに…どうしてもキツイ態度をとっちまう…」

鳥海「ええ…?」

鳥海(もしかして、姉さん提督の事が…)

摩耶「鳥海教えてくれ!どうやったら提督と仲良くなれると思う!?」

鳥海「…その態度や口調を直せば…」

摩耶「それは無理!それ以外でだ!」

鳥海(多分それじゃ仲良くなれないと思うけど…)


【END】

540: 2015/03/01(日) 22:10:04.54 ID:INu28JWq0
【パッド】

 ―大和着任時―

大和「大和型戦艦、一番艦、大和。推して参ります!」

提督「おお…君が史上最強の艦娘、大和…」

大和「はい、よろしくお願いします」

提督「君が来れば百人力だよ!これから、この鎮守府で頑張ってくれ!」

大和「分かりました!貴方のご期待の応えられるよう、頑張ります!」

提督(にしても…ホントに大和撫子って感じだよな…)

提督(長く艶やかな髪、傘のようなアンテナ、綺麗な花の髪飾り、整った体つき…どこをとっても美人としか言いようがない…ん?)

提督(何か違和感が…)

吹雪「あの~司令官…盛り上がっているところ申し訳ないのですが…」

提督「ん?何だ?」

吹雪「…資材がすっからかんです」

提督「」


 ―翌日12時、廊下―

提督「食堂の限定セットを逃すわけにはいかない…ッ!」ダダダダ

大和「~♪限定セット~な~にかな~♪」スタスタ

提督「大和っ!?まずっ―」

大和「へ?」

ドスッ カーン

提督「痛ってててて…」ドサッ

大和「だ、大丈夫ですか!?」

提督「ああ。大和の方は?」

大和「私は別に…」

提督「…ん?カーン?」

大和「」ギクッ

提督「…俺確か大和の胸辺りにぶつかって…そんでカーンって音がして…」

大和「………///」

提督「大和…もしかしてその胸って、パッ―」

大和「いやあああああああああっ!!!///」ブンッ

提督「かかと落としィィィィッ!?」ゲスッ

提督「」チーン

大和「すみませんでしたっ!!」タタタタタ

提督(そうか…初めて大和を見た時の違和感は…あの異様に張った胸だったのか…)


【END】

541: 2015/03/01(日) 22:21:26.39 ID:INu28JWq0
【ダメ提督製造機】

 ―食堂―

提督「えー、軽巡、重巡、戦艦、空母の皆が出撃やら遠征やら入渠やらでいないので、君達駆逐艦娘の中から今週の秘書艦を決めたいと思います」

オオー

雷「誰にするの?司令官?」

提督「そうだな…誰にするか…」

雷「私にするといいわよ!絶対に、提督に苦労はさせないから!仕事なんて、私が皆片づけちゃうわよ!」

提督「雷か…そうだな…」

提督(いや、待てよ…)


 ―妄想―

提督『さーって今日の書類はっと』

雷『司令官、今日の書類は全部片づけちゃったわよ!』

提督『マジで!?』


提督『よっし、昼飯にすっか!』

雷『そんな司令官に、この私特製のお弁当を食べさせてあげるわ!』

提督『えっ、いいのか?ありがとうな!』


提督『ああ疲れた…今日はもう寝よう…』

雷『司令官、膝枕はどう?』

提督『おお助かるわ…』

雷『もし…私でよかったら、夜戦もいいのよ…?』

提督『何ですとぉ!?』


 ―妄想終了―

提督(なんてことになるんだろうが…いや、最後の方は分からんが…)

雷「司令官?」

提督(それはダメだ!俺、そこまで気を遣われたらダメ人間になっちゃう!それは断固として避けたい!)

雷「司令官?どうしたの?」

提督(俺は将来奥さんを見つけて結婚したいが、ただ養われるだけの存在になるのは虫酸が走るくらい嫌いなんだ!)

提督「いや…雷は、休んでいてくれ」

雷「そんなぁー!」

 結局、今週の秘書艦は綾波になった。


【END】

550: 2015/03/02(月) 22:06:06.00 ID:feAx5An70
【鈍足】

 ―夕方、執務室―

長良「司令官!第一艦隊、遠征から帰ってきたよ!」

提督「おう、お疲れ―って、夕張は?」

初春「夕張なら、『私足が遅いから先に行ってていいよ』と言うてたから、夕張の持っていた装備をわらわ達が受け取って…」

子日「子日達だけ先に帰ってきた!」

若葉「夕張はおいてきた」

初霜「夕張さん、鎮守府に着くのに後数十分はかかると言っていました」

提督「まったく…とろい…」


 ―数十分後、執務室―

夕張「ごめん提督、遅れちゃった!」

提督「もうこれで何回目だよ…夕張1人だけ遅れてくるの」

夕張「何とか精一杯スピードを出したんだけど、どうもみんなから離されちゃって…」

提督「…夕張」

夕張「何?」

提督「次の遠征からは、お前が旗艦をやれ」

夕張「ええっ!?この、足の遅い私が?」

提督「だからこそだよ」

夕張「どういう事?」

提督「山登りと同じだよ。遅い奴が先頭を行けば、着いてくる皆もそのペースに合わせて動けるから疲れが出なくて済むんだ」

夕張「ああ…そういう…」

提督「だから、次からはお前が旗艦になってくれ。随伴艦の疲労も減るから。後、無理にスピードを出そうとしなくていいからな。島風みたいに」

夕張「…分かったわ!」


 ―数日後、執務室―

夕張「ではこれより、夕張率いる第二遠征艦隊、艦隊決戦援護作戦に向かいます!」ビシッ

提督「おう、頑張ってこい」


 ―翌日、執務室―

赤城「提督、夕張さんから、到着が2時間ほど遅れるという通信が…」

提督「ええー…」


【END】

551: 2015/03/02(月) 22:21:39.95 ID:feAx5An70
【ビッグ7】

 ―カムラン半島、戦闘海域付近―

祥鳳「艦載機より通信!敵艦隊発見、距離約9000!」

長門「ほう、敵の艦種は?」

祥鳳「軽空母ヌ級2、重巡リ級2、駆逐ハ級2、です」

長門「何だその程度か」

秋月「その程度の敵、長門さんなら大丈夫ですよね?」

長門「フッ、当たり前だ。この私を誰だと思っている?」

瑞鳳「普段は真面目なように振舞っていて、実は可愛いものが大好きな―」

長門「何だって?聞こえなかったなあ」ギロッ

瑞鳳「…何でもない…です」ビクブル

長門「この私は世界に誇れるビッグ7だぞ?その程度の奴に翻弄されるわけがないだろう」

天龍「人はそれを、フラグって言うんだぜ?」

長門「そんなフラグ、この私がへし折ってくれるわ!」

祥鳳「敵艦隊発見!」

全員「!」

祥鳳「攻撃隊、発艦してください!」

バルルルルル…ドドドド

祥鳳「くっ…重巡リ級に至近弾か…」

瑞鳳「軽空母ヌ級に夾叉…私も、まだまだかな…」

長門「なぁに、案ずるな。後はこのビッグセブンに任せておけ!」

祥鳳「お願いします!」

瑞鳳「頑張ってください!」

長門「ビッグ7の力、侮るなよ。喰らえ、41㎝三連装砲の威力を!」ダダダダダダダダ

ヒュンヒュンヒュン

ヌ級「?」

長門「」

瑞鳳「…完っ全にヌ級の遥か左側を飛んでいきましたね」

長門「まっ、まあいい!次の攻撃で―」ガシャン

ズドォン

長門「っ…敵艦隊もなかなかやるな…」中破

秋月「…やったの、駆逐ハ級ですけどね」

長門「」

天龍「…オイ、誰が世界に誇れるビッグ7だって?」

長門「……すまん」


【END】

552: 2015/03/02(月) 22:31:38.82 ID:feAx5An70
【いつの間にか】>>2レス以上続きます

 ―午後3時、甘味処・間宮―

提督「いやぁ、もう3月になってしまいましたね」

間宮「そうですねぇ」

提督「世間は春だというのに、未だに気温が上がらないなぁ」

わるさめ「ソウダネー」

提督「雨の日も多いし、全然春になったって言う実感がないよなぁ」

ヲ級「本当にねー」

提督「しかも、未だに海は平和にならないし…」

泊地棲姫「確カニネー」

提督「と言うか、海が平和にならないのって、お前達のせいなんだぞ?」

空母棲姫「ハイハイ」

提督「大体お前ら、何で春夏秋冬1回ずつ現れてくるんだよ」

装甲空母姫「ソレガ仕様デスカラー」

提督「お前達に苦労させられて、俺達の資材はカツカツなんだぞー」

北方棲姫「カツ?トンカツ?ソレトモ串カツ?」

提督「そのカツじゃねぇよ。まったく、可愛い奴だなーお前はー」ナデナデ

港湾棲姫「アノ、ウチノホッポチャンニ気安ク触ラナイデクレマス?」

提督「あ、すんません」

港湾棲姫「マッタク」フン

戦艦棲姫「スミマセンネ…コノ子、ホッポチャンノ事ヲトテモ可愛ガッテイルカラ…」ペコリ

提督「ああ、別にいいっすよ。それにこのほっぽちゃん、本当に可愛いですからねー」

レ級「コノろりこんメー」

提督「そう言う事は言うなっての。まったく、はっはっはっはー」

間宮「うふふふふふ~」

深海棲艦組「あははははははははは~」

提督「…って…」

提督以外「?」

553: 2015/03/02(月) 22:42:16.61 ID:feAx5An70
提督「何でお前らここにいるんだよ!」

泊地棲姫「何カ問題デモ?」キョトン

提督「大ありだよ!何で深海棲艦が勝手に間宮さんの店で俺達と和気藹々と話をしてるんだ!」

空母棲姫「エ?問題ナニカアル?」

提督「むしろ問題しかないんだが」

北方棲姫「エ…?モシカシテ、私達、邪魔?」ウルッ

提督「いやそう言うわけでは…」

港湾棲姫「チョット、何ホッポチャン口説イテイルンデスカ?」

提督「口説いていないからね!?どこをどう聞いてどう見たらそんな状況になるんだよ!」

戦艦棲姫「ア、コノ大福美味シイデス」モキュモキュ

間宮「本当ですか?ありがとうございますね」

提督「ちょっと間宮さん!何であなたはそんな普通に深海棲艦と触れ合えるんですか!?」

間宮「え?でもこの方達、別に敵意があるようには…」

戦艦棲姫「オ茶モ美味シイシ」

レ級「羊羹モ美味シー」

提督「コイツ…ッ!≪甘味処・間宮≫でも最高級の和菓子、羊羹を…ッ!」

間宮「まあまあ提督、そうかっかせずに…」

装甲空母姫「ソウデスヨ、提督。ホラ、コノあいすヲ食ベテ気ヲ鎮メテクダサイ」

提督「あ、どうもありが―違う!なんで俺ささっと深海棲艦にいいように扱われてるんだ!」

空母ヲ級「別にいいじゃないの」

わるさめ「ソウダヨ。コンナノモイイジャナイ」

提督「こいつら…春になったから浮かれていて危機感を覚えられないのか…?」

554: 2015/03/02(月) 22:53:18.43 ID:feAx5An70
 ―閑話休題―

提督「で、何でお前らここに来たんだよ?」

装甲空母姫「…今日ハ、アナタ達ニ頼ミタイ事ガアッテ来タノヨ」

提督「頼みだと?」

泊地棲姫「エエ。デモ安心シテ?別ニソレホド難シイ事ジャナイワ」

港湾棲姫「ソノ通リデス。アナタニナラデキルト思ッテルカラ」

提督(何を頼む気だこいつら…まさか、海軍の情報を寄越せとか言うんじゃ…)

装甲空母姫「私達ヲ、ココニ住マワセテクダサイ!」

提督「帰れ」

装甲空母姫「即答…ダト…!?」

戦艦棲姫「ナ、何デデスカ!」

提督「いや、普通に考えて無理だろう」

レ級「デ、デモ駆逐棲姫チャンヤを級チャンハ住マワセテイルジャナイ!」

提督「アイツらは特例だからなぁ…。一人は皆の意志だし、もう一人はある奴の独断だし…」

北方棲姫「ソ、ソンナァ…」グスッ

港湾棲姫「チョット、何ホッポチャンヲ泣カセテルノ」

提督「お前はほっぽちゃんの親か何かか」

泊地棲姫「…実ハネ…」

提督「?」

泊地棲姫「駆逐棲姫チャンカラ手紙ヲ貰ッテネ…」

提督「…おい」

わるさめ「テヘッ☆」

泊地棲姫「ソノ手紙デ、アナタノ鎮守府ハ病ミツキニナルホド楽シイ場所ダッテ知ッタワ」

提督(お前何を書いたんだ)ヒソヒソ

わるさめ(別ニソンナ事ヲ書イタツモリハ無インダケド…)ヒソヒソ

泊地棲姫「ダカラ、楽シミトカソウイウ明ルイ事ガ無イ深海ノ私達ハ、ソコデ暮ラセタラナッテ思ッタノヨ」

提督「………」

555: 2015/03/02(月) 23:02:34.30 ID:feAx5An70
泊地棲姫「…ソウイウ、楽シク明ルイ場所デ暮ラスノガ私達ノ夢ダッタカラ…ダカラ、ココニ住マワセテクダサイ!」

提督「…そうか…」

戦艦棲姫(落ちる?落ちるかな?)

装甲空母姫(落ちてほしいなあホントに落ちてほしいなあ)

北方棲姫(落ちて、落ちて)

提督「いやしかしな…そうホイホイ深海棲艦を受け入れるわけにはいかないんだよな…」

港湾棲姫「モウ!何デソウ頑ナニ受ケ入レテクレナイノデスカ!コウナッタラ、モウ体ヲ売ッテデモ…」ヌギッ

提督「ちょちょちょちょっと待て!ここで脱ごうとするんじゃない!」

レ級「ワー、こーわんサンヲ脱ガセヨウトシテルー」

提督「誤解を招くような言い方はやめろ!ええい、クソッ、分かった!」

泊地棲姫「!分カッタ…トハ?」

提督「俺の艦隊と演習をして、お前らが勝ったら受け入れてやる!負けたら金輪際ウチの鎮守府に近寄るな!」

泊地棲姫「ホント!?ヨーッシ、オ姉サン頑張ッチャウゾー!」

レ級「チョット待ッテ」

泊地棲姫「何?」

提督「ん?」

レ級「ソンナ普通ニ決メルノハ面白クナイジャン?ココハ1ツ、変ワッタ勝負ヲシヨウジャナイ」

提督「ほう…?その変わった勝負とは…?」

レ級「ソレハ…」

レ級以外「それは?」

556: 2015/03/02(月) 23:12:36.82 ID:feAx5An70
レ級「デュエルダ!」

提督「テメェはデュエル脳か。大体、そんなカードを持っている奴なんて」

提督以外「私持ッテルー」

提督「な、何ぃ!?」

レ級「提督モヤッテルンデショ?」

提督「何で知ってる」

レ級「コノ前、風ノ便リデサラット。ダカラサ、提督トウチラノ誰カガサシデ勝負ヲシテ、提督ガ勝テバ私達ハ引キ下ガル。ダケド、私ラ側ガ勝テバ、

   ココニ住マワセテ?」

提督「……分かった…いいだろう」

レ級「ヤタッ!」

提督(まあぶっちゃけ、演習じゃこいつらには勝てないだろうからな…正直ほっとした…)

提督「で、そっち側は誰がやるんだ?」

提督(まさか、戦艦レ級とかか?コイツは史上最凶の深海棲艦とか言われているからさぞや強いデッキなのだろう…あるいは深海棲艦のリーダー的な、

   泊地棲姫か…?)

レ級「ヤルノハー、ホッポチャンデース!」

提督「な、なにぃ!?」

北方棲姫「サ、ヤロ!」

提督「いやしかし…」

レ級「出場辞退ハ負ケトミナスヨー?」

提督「チッ…分かったよ」

提督(マジかよ…ほっぽちゃんかよ…。よりにもよって…いくら敵でもこんな子供を俺の最強デッキで泣かせるのは気が引けるし…。

   ここは二番目に強いデッキで何とかするか…というか)

港湾棲姫「提督?ホッポチャンヲ負カシタラ、タ・ダ・ジャ・済マシマセンカラネ?」

提督(どうあがいても絶望)


【続く】

557: 2015/03/02(月) 23:21:11.08 ID:feAx5An70
【VSほっぽちゃん①】>>2レス以上続きます。

 ―中庭―

提督「そのディスク、サイズ合ってるー?」

北方棲姫「うん、大丈夫ー!」←片言だと色々面倒くさいので、デュエル時のみ流暢にします。

提督(っつーか…明石さんいきなり"北方棲姫の腕のサイズに合ったデュエルディスク造って!"って言ったら数十分で作ってくれるとは…)

提督「よっし、準備はいいな?」

北方棲姫「もちろん!」

提督「じゃ…」

提督&北方棲姫「デュエル!!」

提督 LP4000

北方棲姫 LP4000

港湾棲姫「ホッポチャーン、頑張レー!」ブンブン

※その他の深海棲艦組は、≪甘味処・間宮≫間宮で談笑中。

北方棲姫「うん、頑張るー!」

提督「じゃ、先攻は譲るよ」

北方棲姫「分かったー!じゃ、私のターン!」

 ―Turn1―

北方棲姫「私はカードを3枚伏せて、ターンエンド!」

ヴヴヴン

提督「ええっ!?」

北方棲姫「どうしたの?」

提督「い、いや…」

提督(モンスターを召喚しないのか?)

558: 2015/03/02(月) 23:32:59.11 ID:feAx5An70
 ―Turn2―

提督「…俺のターン、ドロー!」シュッ

提督(おお…いい手札だ…よし)

提督「俺は、≪ハンマー・シャーク≫を召喚!」

 ハンマー・シャーク ATK1700 ☆×4

提督「≪ハンマー・シャーク≫の効果発動!自分のメインフェイズ時に、このカードのレベルを1つ下げる事で、

   手札からレベル3以下の水属性モンスター1体を特殊召喚する!」

 ハンマー・シャーク ☆×4→3

提督「俺は手札から、レベル3の≪ビッグ・ジョーズ≫を特殊召喚!」

 ビッグ・ジョーズ ATK1800 ☆×3

北方棲姫「カウンター罠発動!≪昇天の黒角笛(ブラックホーン)≫!」

提督「え?」

北方棲姫「相手モンスター1体の特殊召喚を無効にして、破壊する!」

パァン

提督「くそっ…なら≪ハンマー・シャーク≫で―」

北方棲姫「永続罠発動!≪※レベル制限C地区≫!このカードは、レベルを持つモンスターを全て守備表示にする!」

提督「何!?」


レベル制限C地区
永続罠
「レベル制限C地区」はフィールドに1枚しか存在できない。
①:フィールドのレベルを持つモンスターは全て守備表示になる。


 ハンマー・シャーク ATK1700→DEF1500


提督(この子…まさかロックデッキか?いや、まだそれを決めるには早すぎる…)

提督「…俺はカードを2枚伏せて、ターンエンドだ…」

北方棲姫「ふっふーん♪」


【続く】

563: 2015/03/03(火) 21:46:53.61 ID:FV9NMyx20
【VSほっぽちゃん②】※地文あり、2レス以上続きます

 ―Turn3―

北方棲姫「私のターン、ドロー!」シャッ

提督(さあ、どう出る?)

北方棲姫「私はカードを2枚伏せて、ターンエンド!」

ヴヴン

提督(またセットするだけ…。こいつ…モンスターを召喚しないのか?)


 ―Turn4―

提督「俺のターン、ドロー!」

提督「俺は≪海皇の突撃兵≫を召喚!」

 海皇の突撃兵 ATK1400 ☆×3

北方棲姫「だけど、≪レベル制限C地区≫の効果で、レベルを持つモンスターは全て守備表示になる!」

 海皇の突撃兵 ATK1400→DEF0

提督「関係あるか!俺は、レベル3の≪ハンマー・シャーク≫と≪海皇の突撃兵≫で、オーバーレイ!」

 提督が宣言すると、その2体は青色の光に包まれ、天へと舞う。そして、提督の足元に銀河のような渦が出現してそこに吸い込まれていく。

そして、渦の中心から光の柱が突き出る。

提督「エクシーズ召喚!現れろ、ランク3!≪虚空海竜リヴァイエール≫!!」

 虚空海竜リヴァイエール ATK1800 ★×3

北方棲姫「カウンター罠、≪※エクシーズ・ホール≫発動!」

提督「!?」

北方棲姫「相手がエクシーズモンスターを特殊召喚した時、その特殊召喚を無効にして破壊!さらに、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを、

     相手に与える!」

提督「何ィ!?」


エクシーズ・ホール
カウンター罠
①:相手がエクシーズモンスターを特殊召喚した場合に発動できる。
その特殊召喚を無効にして破壊し、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与える。


パァン

提督「"リヴァイエール"が…!」

北方棲姫「さらに、提督に"リヴァイエール"の攻撃力の半分、900ポイントのダメージを与える!」

提督「チ…ッ」

提督 LP4000→3100 手札×2

564: 2015/03/03(火) 22:01:02.91 ID:FV9NMyx20
北方棲姫「さらにこのカードは、自分がカウンター罠を発動した時、手札から特殊召喚できる。私は≪※逆天使カウンター・ライト≫を、

     守備表示で特殊召喚!」

 逆天使カウンター・ライト DEF0 ☆×6

北方棲姫「さらに"カウンター・ライト"の効果で、カードを1枚ドロー!」シャッ

北方棲姫「そしてドローしたカードがカウンター罠カードの場合、そのカードをお互いに確認する事でさらにもう1枚ドローできる!」

北方棲姫「ドローしたカードは、≪神の宣告≫。よってもう1枚ドロー!」


逆天使カウンター・ライト
レベル×6 ATK0 DEF0 属性光 種族天使
特殊召喚/効果
このカードは通常召喚できない。
自分がカウンター罠カードを発動した時に手札から特殊召喚できる。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから1枚ドローする。
そのカードがカウンター罠カードの場合、そのカードをお互いに確認する事で、
もう1枚ドローする。


提督(≪神の宣告≫だと…?)

提督「速攻魔法≪終焉の地≫を発動!相手がモンスターを特殊召喚した時、デッキからフィールド魔法カードを発動する!

   俺はデッキから、≪伝説の都アトランティス≫を発動!」

 そう言うと提督はデッキからカードを1枚選んでディスクに差し込む。

 すると、中庭全体が大量の水に包まれ、遺跡のような建物が現れる。

北方棲姫「…きれい…」

港湾棲姫「…海ヲ思イ出スワ…」

 フィールドの変わり具合に、見ていた港湾棲姫も驚きの声を上げる。

北方棲姫「別にこの程度は構わないけど、もうのカードは発動しているわ!」

提督「?」チラッ

北方棲姫「永続罠、≪※カウンター・ブラスター≫!このカードは、1ターンに1度、自分がカウンター罠カードを発動した時に、

     このカードにカウンターを1つ置く」

北方棲姫「そして自分のメインフェイズにこのカードを墓地へ送る事で、乗っていたカウンターの数×1000のダメージを相手に与える!」

提督「な…っ!?」


カウンター・ブラスター
永続罠
「カウンター・ブラスター」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分がカウンター罠カードを発動した場合、このカードにカウンターを1つ置く。
②:自分メインフェイズに、このカードを墓地へ送って発動できる。
このカードに乗っていたカウンターの数×1000ダメージを相手に与える。


北方棲姫「私はこのカードを≪エクシーズ・ホール≫を発動する前に発動していた。よって、≪カウンター・ブラスター≫にカウンターが1つ置かれる!」

 カウンター・ブラスター Counter1

提督(なんてこった…つまり、後ほっぽちゃんにカウンター罠を3回使われたら、あのカードの効果で俺のライフは0になるって事か…)

提督「俺はこれでターンエンド!」

565: 2015/03/03(火) 22:11:15.59 ID:FV9NMyx20
 ―Turn5―

北方棲姫「私のターン、ドロー!」シャッ

北方棲姫「私は墓地の≪昇天の黒角笛≫をゲームから除外し、≪逆天使カウンター・ブレイズ≫を特殊召喚!」

 逆天使カウンター・ブレイズ DEF0 ☆×6

北方棲姫「"カウンター・ブレイズ"の効果で、お互いに1000ポイントのダメージを受ける」


逆天使カウンター・ブレイズ
レベル×6 ATK0 DEF0 属性光 種族天使
特殊召喚/効果
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地のカウンター罠カード1枚をゲームから除外する事で、手札から特殊召喚できる。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
お互いは1000ダメージを受ける。


提督「何…ッ!?」

北方棲姫「ん…ッ」

提督 LP3100→2100 手札×2

北方棲姫 LP4000→3000 手札×2

北方棲姫「私はカードを1枚伏せて、ターンエンド」

提督「今だ!罠発動!≪※スペシャル・タイフーン≫!相手がモンスターを特殊召喚したターンのエンドフェイズ時、相手フィールド上の魔法・罠カードを、

   全て破壊する!」


スペシャル・タイフーン
通常罠
①:相手がモンスターを特殊召喚したターンのエンドフェイズに発動できる。
相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。


北方棲姫「甘いわ!カウンター罠≪※テリトリー・バリア≫発動!このカードは、私のターン中に発動した相手の魔法・罠カードの発動を無効にして、

     破壊する!」

提督「え!?」


テリトリー・バリア
カウンター罠
「テリトリー・バリア」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分のターン中に相手が魔法・罠カードを発動した場合に発動できる。
そのカードの発動と効果を無効にして破壊する。


北方棲姫「カウンター罠が発動した事で、≪カウンター・ブラスター≫にもカウンターが置かれる」

 カウンター・ブラスター Counter1→2

566: 2015/03/03(火) 22:23:35.81 ID:FV9NMyx20
提督(ちくしょう…これじゃみすみす≪カウンター・ブラスター≫にカウンターを置いてやったようなモノじゃねーか…)


 ―Turn6―

提督「俺のターン、ドロー!」シャッ

提督「≪伝説の都アトランティス≫の効果で、手札及びフィールド上の水属性モンスターのレベルは1つ下がっている。

   俺は手札から、レベル5から4となった≪シャーク・ザ・クルー≫を召喚!」

 シャーク・ザ・クルー ATK1800 ☆×5→4

北方棲姫「≪レベル制限C地区≫の効果!」

 シャーク・ザ・クルー ATK1800→DEF2200

提督「"アトランティス"のもう1つの効果、フィールド上の水属性モンスターの攻撃力・守備力は200アップする!」

 シャーク・ザ・クルー DEF2200→2400

提督「カードを1枚伏せて、ターンエンド」

ヴン

北方棲姫「ふふん。私のカウンター罠が怖いのかな?」


 ―Turn7―

北方棲姫「私のターン、ドロー!」シャッ

北方棲姫「私は手札から≪神の宣告≫を墓地へ送って、≪※逆天使カウンター・ヴォイド≫を特殊召喚!」

提督「≪神の宣告≫を墓地に!?」

 逆天使カウンター・ヴォイド DEF0 ☆×6

北方棲姫「このモンスターは特殊召喚に成功した時、相手のデッキの一番上のカードを墓地へ送る!」


逆天使カウンター・ヴォイド
レベル×6 ATK0 DEF0 属性光 種族天使
特殊召喚/効果
このカードは通常召喚できない。
手札からカウンター罠カード1枚を墓地へ送る事で、手札から特殊召喚できる。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手のデッキの一番上のカード1枚を墓地へ送る。


提督「くそっ…」

提督(ああ…"ダイダロス"が…)

567: 2015/03/03(火) 22:40:06.00 ID:FV9NMyx20
北方棲姫「さらに私は、レベル6の"カウンター・ライト"、"カウンター・ブレイズ"、"カウンター・ヴォイド"でオーバーレイ!」

 北方棲鬼がそう言うと、3体のモンスターが光に包まれ、天へと舞う。そして、北方棲姫の足元に銀河のような渦が出現してそこに吸い込まれていく。

そして、渦の中心から光の柱が突き出る。

北方棲姫「エクシーズ召喚!現れろ、ランク6!≪※束縛の支配者マネカル・ルーラー≫!!」

 束縛の支配者マネカル・ルーラー DEF3100 ★×6

提督「守備力3100だと…!?」

北方棲姫「"マネカル・ルーラー"の効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ取り除き、デッキからカウンター罠カードを手札に加える!」


束縛の支配者マネカル・ルーラー
ランク×6 ATK0 DEF3100 属性光 種族天使
エクシーズ/効果
光属性・天使族レベル6モンスター×3
「束縛の支配者マネカル・ルーラー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキからカウンター罠カード1枚を選んで手札に加える。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。


北方棲姫「私は手札に加えたこのカードをそのまま伏せて、ターンエンド!」

北方棲姫(フフッ、伏せたカードは≪※反幻鏡≫。攻撃モンスターの攻撃を無効にして、攻撃力分のダメージを与えるカード…。

     例え提督が"マネカル・ルーラー"の守備力を超える攻撃力のモンスターを出してこようと、そのモンスターが攻撃した瞬間に、

     提督のライフは0に…)


反幻鏡
カウンター罠
「反幻鏡」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:相手モンスターの攻撃宣言時、自分の手札が0枚の場合に発動できる。
その攻撃を無効にし、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。


北方棲姫(提督…次があなたのラストターンよ…!)

571: 2015/03/04(水) 16:07:50.52 ID:97juVvOE0
【VSほっぽちゃん③】※地文あり、2レス以上続きます。

 ―Turn8―

提督(クソッ…何か、逆転のカードを…)

提督「俺のターン、ドロー!」シャッ

提督(ゲッ…ここでこのカードかよ…)

北方棲姫「カウンター罠発動!≪強烈なはたき落とし≫!」

提督「ん?」

北方棲姫「相手がデッキから手札に加えたカードをそのまま墓地へ送る!」

提督「おっ。じゃ、≪※深海竜の怨霊≫を墓地へ送る」カシュ

北方棲姫「さらに、カウンター罠が発動した事で、≪カウンター・ブラスター≫にもカウンターが置かれる!」

 カウンター・ブラスター Counter2→3

提督「へへっ。ありがとな、ほっぽちゃん」

北方棲姫「何?」

提督「墓地より、≪深海竜の怨霊≫の効果を発動!このカードは、カード効果で墓地へ送られた場合、特殊召喚できる!」

北方棲姫「しまった…っ!」

 深海竜の怨霊 DEF0→200 ☆×5→4


深海竜の怨霊
レベル×5 ATK100 DEF0 属性水 種族海竜
効果
①:このカードが相手のカードの効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを自分フィールドに特殊召喚する。
②:自分メインフェイズに、①の効果で特殊召喚されたこのカードをゲームから除外して発動できる。
自分の墓地の「深海竜の怨霊」以外の水属性モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は、このターンのみ無効化される。


提督「さらに、この≪深海竜の怨霊≫をゲームから除外する事で、墓地から水属性モンスター1体を守備表示で特殊召喚する!復活しろ、

   ≪海竜(リバイアドラゴン)‐ダイダロス≫!!」

 海竜‐ダイダロス DEF1500→1700 ☆×7→6

北方棲姫(確か…"ダイダロス"には、"海"をコストにフィールドのカードを破壊する効果を持ってる…マズイ…)

提督「この効果で特殊召喚したモンスターの効果は、このターンの間だけ無効になる」

北方棲姫「ほっ…」

提督「だが、これから特殊召喚するモンスターは別だ」

北方棲姫「え?」

572: 2015/03/04(水) 16:27:11.23 ID:97juVvOE0
提督「俺は、"ダイダロス"をリリースして、≪海竜神‐ネオダイダロス≫を守備表示で特殊召喚!」

 海竜神‐ネオダイダロス DEF1600→1800 ☆×8→7

提督「さらに俺は魔法カード、≪アクア・ジェット≫を発動!水族・海竜族・魚族モンスター1体の攻撃力を、永続的に1000アップさせる!」

 海竜神‐ネオダイダロス ATK2900→3100→4100

北方棲姫「いくら攻撃力を上げても、≪レベル制限C地区≫がある限り、レベルを持つモンスターは全て守備表示になる!」

提督「だが"ネオダイダロス"の前ではそんなカードは無力!"ネオダイダロス"は、≪海≫を墓地へ送る事で、お互いの手札と"ネオダイダロス"以外の、

   フィールド上のカードを全て墓地へ送る!」

北方棲姫「な…に…?」

提督「そして、≪伝説の都アトランティス≫は、カード名を≪海≫としても扱うのさ。よって、"ネオダイダロス"の効果を発動!」

 "ネオダイダロス"が咆哮を上げる。すると、"アトランティス"によって生み出されていた水が大きな渦を巻く。その渦にお互いのカードが吸い込まれる。

北方棲姫「うっ…」

港湾棲姫「ク…ッ」

 そして、渦が消えると、フィールドには"ネオダイダロス"以外何も残っていなかった。

 海竜神‐ネオダイダロス ATK4100→3900 DEF1800→1600 ☆×7→8

提督「これで、形勢は一気に転がった。俺はこのままターンエンド」

北方棲姫「く…っ」


 ―Turn9―

北方棲姫「私のターン、ドロー」カシュ

北方棲姫「私はカードを1枚伏せて、ターンエンド…」

提督「打つ手なし、か」

北方棲姫(もう、これしか打つ手がない…)

573: 2015/03/04(水) 16:37:09.01 ID:97juVvOE0
 ―Turn10―

提督「俺のターン、ドロー!」シャッ

提督(あのリバースカード…多分カウンター系のカードだろう…。迂闊に攻撃したら、逆にこっちが損害を受けかねんが…)チラッ

提督(俺のドローしたカードは≪アトランティスの戦士≫…。こいつを墓地へ送れば、≪伝説の都アトランティス≫をデッキからサーチでき、発動した後、

   再び"ネオダイダロス"の効果でフィールドを一掃して、リバースカードの脅威を無くす事はできる…)

提督(だが…)


泊地棲姫『楽シミトカソウイウ明ルイ事ガ無イ深海ノ私達ハ、ソコデ暮ラセタラナッテ思ッタノヨ』

泊地棲姫『…ソウイウ、楽シク明ルイ場所デ暮ラスノガ私達ノ夢ダッタカラ…』


提督(………)

提督「…俺は、"ネオダイダロス"を攻撃表示に変更!」

 海竜神‐ネオダイダロス DEF1600→ATK3100

提督「このダイレクトアタックが決まれば、ほっぽちゃんのライフは全て尽きる!」

北方棲姫 LP3000 手札×0

北方棲姫「くっ…」

提督「バトルだ!"ネオダイダロス"で、ダイレクトアタック!」

 提督の言葉に反応し、"ネオダイダロス"が口を開け、水色の波動を吐き出す。

北方棲姫「罠発動!≪魔法の筒(マジック・シリンダー)≫!相手モンスターの攻撃を無効にし、その攻撃力分のダメージを相手に与える!」

 現れた2つの筒の内、片方に波動が吸収され、もう片方の筒から波動が飛び出してくる。

提督(やっぱり、な)

574: 2015/03/04(水) 16:43:32.82 ID:97juVvOE0
 だが、向かってくる波動を提督はもろに受けて、そのまま後ろに吹き飛ばされた。

提督 LP2100→0 手札×1

北方棲姫 WIN!!

北方棲姫&港湾棲姫「ヤッター!」

提督「あててててて…負けちまった…」

北方棲姫「やった!勝てた!」

港湾棲姫「ヤッタワネ、ホッポチャン!」ギュッ

北方棲姫「オ姉チャン、チョット苦シイ…」

提督「見事だったよ、ほっぽちゃん。じゃ、約束通り、君達をこの鎮守府に受け入れるよ」

北方棲姫&港湾棲姫「バンザーイ!!」

提督「…やれやれ。じゃ、この事を間宮さんのとこにいる奴らに―」

加賀「…提督」

提督「あ」

加賀「…一体いつまで休憩をしているつもりなんですか?」

提督「それは―」

加賀「それと、何でここに深海棲艦がいるのですか」

 結局1から説明した後、加賀から2、3発殴られた。


【END】

578: 2015/03/04(水) 22:11:20.85 ID:97juVvOE0
【艦載機ラブ】

 ―12時、執務室―

提督「むぅ…書類が終わらない…」ガリガリ

瑞鳳「提督ぅ、失礼するわよ?」ガチャ

提督「何だ瑞鳳。艦載機の整備の手伝いは断るぞ」

瑞鳳「そんな事させないわよ。飛鷹や隼鷹じゃないんだから。その、書類片付けるの忙しいんでしょ?だから、差し入れで卵焼きを作ってきたのよ」

提督「おおっ、マジか?助かる!」

瑞鳳「はい、どうぞ」コトッ

提督「おお、美味しそうだ…。じゃ一口…」パクッ

提督「ん。やっぱ美味しい」

瑞鳳「ホント?ありがと!」

提督「じゃ、お礼と言っては何だがこれ」ペラ

瑞鳳「これは?」

提督「新しい艦載機、彩雲の運用許可証」

瑞鳳「え、いいの?私が彩雲を使ってもいいの?」

提督「ああ、あくまで試験運用だけどな」

瑞鳳「それでも十分よ!私、色々な艦載機の運用に興味があったんだから」

提督「そうだったのか…」パクッ

瑞鳳「何度も言うけど、艦載機には色々な魅力があるのよ。例えば九九艦爆は脚が可愛いし、天山はプロペラが可愛いしー」

提督「ほうほう…」モグモグ

瑞鳳「烈風は羽が微妙に曲がっている所がカッコいいのよね。ああ、この彩雲って言うのも、翼がピシーッと真っ直ぐなのがスマートでいいし」

提督「ふむ…ふむ…」モキュモキュ

瑞鳳「あ、あと紫電改二は少しずんぐりした感じのカタチがまた―」

提督(…卵焼きの味に集中できないんだが)


【END】

579: 2015/03/04(水) 22:27:32.76 ID:97juVvOE0
【姉妹を探せ】>>2レス続きます

 ―講堂―

提督「この前の大規模作戦で我が艦隊の仲間になった、長波だ」

長波「夕雲型駆逐艦四番艦、長波サマだよ!」

『長波さーん!』

『仲良くなろー!』

『ひゃっはー!これで歓迎会が開けるぜー!』

長波「んん?」キョロキョロ

提督「どうしたんだ?」

長波「いや、あたしの姉妹艦の夕雲姉さんや巻雲、朝霜、早霜、清霜がいないなーって思ってさ」

提督「あー…すまんな、彼女達はまだウチの艦対にはいないんだ…」

長波「そっか…」シュン

提督「…そんなに姉妹が恋しいのか?」

長波「…いやさ、自分がせっかく皆の仲間になれたって言うのに、その中に自分の姉妹がいないって言うのは何だか寂しくてね…」

艦娘達「………」

提督「………」

長波「ま、だけど皆がいるからあんまり寂しくないしね。じゃあ皆、こんなあたしと一緒に―」


提督「よっしテメェら!全力で長波の姉妹艦を探すぞぉぉぉぉぉぉ!!」

艦娘達「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


長波「ええっ!?」

提督「重巡洋艦と軽巡洋艦を軸とした艦隊はバシー島沖と沖ノ島Extra海域へ行け!戦艦を運用しても構わん!」

妙高「了解しました!」

長波「え、ちょっ―」

提督「大淀、他の鎮守府に連絡して、長波の姉妹艦を持っている奴がいないか確認しろ!もしいたら資材と交換するように伝えるんだ!」

大淀「かしこまりました!」

長波「ええっ、何この出撃祭りは!?」

提督「安心しろ!俺達はお前の寂しさを拭い去りたいだけさ!お前が気に病む必要はないぞ!」

長波「ええええ…!?」

580: 2015/03/04(水) 22:28:21.00 ID:97juVvOE0
 ―数日後―

夕雲「夕雲型一番艦、夕雲、着任しました」

巻雲「夕雲型駆逐艦、巻雲と言います」

朝霜「よお!あたいは、夕雲型駆逐艦十六番艦の朝霜さ。

早霜「夕雲型駆逐艦、早霜、着任しました」

清霜「どうも!夕雲型の最終艦、清霜です」

長波「」

提督「どうだ…長波…お前の姉妹艦を全員着任させたぞ…」ゼーゼー

長波「…提督やるじゃんか」ハハッ


【吹雪「司令官…過度の出撃と他の鎮守府との取引で資材が底を尽きました…」 提督「…オーマイガッ…」】

581: 2015/03/04(水) 22:44:44.92 ID:97juVvOE0
【バレた】

 ―執務室―

提督「どうしてお前は出撃の度に白旗を振るんだ…」

リットリオ「え…だって敵の攻撃怖いし…」

コンコン

提督「ん?」

伍督「やっほ、失礼するぜ」ガチャ

提督「何だお前か…アポなしで来るなよ…あと返事もしてねぇのに開けるな」

伍督「気にすんな―って、そこの女の方は?」

提督(あ、ヤバッ…できるだけ他の鎮守府にはリットリオの存在を知られたくないんだよなぁ…)

提督「ああ、コイツは―」

リットリオ「Ciao!私はイタリアの戦艦、リットリオだよー!」キュピーン

提督「おいバカ―ッ!!」

伍督「……え?イタリアの戦艦?」

提督「あー!あー!あー!それは嘘で―」

リットリオ「そうだよ!私は生粋のイタリア戦艦!得意料理はパスタだよっ♪」

提督(ああ…もうダメだ…)

伍督「…提督…何でお前がイタリアの艦娘を持ってるんだ…」

提督「…大型建造で偶然できて…」

伍督「…そうか」

提督「…悪かった。今まで黙っていて…もし、リットリオの存在がバレれば色々面倒な事になると思って…」

伍督「…資材配分は?」

提督「え…?燃料4000、弾薬と鋼材が6000ずつ、ボーキが2000で開発資材が20。シオイレシピと同じだけど…」

伍督「…時間は?」

提督「…7時間」

伍督「よっしゃ!俺もそのレシピで回してみるぞー!!」

提督「ほぇっ!?」

伍督「はっはっはぁ!!俺もその美人なイタリアの艦娘をゲットするぜー!!」

バタン

リットリオ「何か、人生楽しんでそうな人だったよねぇー」

提督(ま、そんなほいほいリットリオが出てくるとは思えないし…放っといていいか)


 ―翌日―

伍督『なあ…何か建造時間9時間ってのが出てきて、不気味だからそっちで引き取ってくんね?』

提督「うぉい!!」


【続くのだろうか】

582: 2015/03/04(水) 22:49:37.74 ID:97juVvOE0
【第1回~艦娘知識試験~その20】

ジャンル:理科

問20.『漢字で"希土類元素"と表される、携帯電話等の電子機器に含まれている物質は何か』


・明石の答え 『レア・アース』

 提督のコメント:その通りです。


・瑞鳳の答え 『ホロレア・アース』

 提督のコメント:2文字余計です。


・夕張の答え 『レア・メタル』

 提督のコメント:もはや別の物質になっています。

583: 2015/03/04(水) 22:56:10.44 ID:97juVvOE0
【一日1人、キャラ紹介】

≪リットリオ≫

リットリオ級戦艦。提督が伊401を建造しようとしたところ、偶然建造されてしまった艦娘。すぐに抱き付くのはイタリア式の挨拶だと言い張っている。

当時のイタリア兵のようにヘタレで、敵艦隊の攻撃で(例え当たらなくても)震え上がってしまい白旗を振り命乞う。パスタやピッツァを作るのが得意。

ビスマルクの事を上官並みに信頼している。当然ながら>>1のオリジナル艦でゲームには登場していない。

好きな言葉は『隣人を愛しなさい』。

592: 2015/03/05(木) 22:02:53.23 ID:JIc3IPUS0
【さらなる海外艦】※地文、2レス以上続きます

 ―18時、執務室―

提督「そろそろか…」

 提督は壁に掛けられた時計を見ながらそう呟いた。

 この第参鎮守府の明石が、第伍鎮守府で建造される奇妙な艦娘を引き取りに行ったのだ。その明石から伝えられた、明石が帰ってくる時間が18時なのだ。

そして、明石が第伍鎮守府に引き取りに行った奇妙な艦娘と言うのは、建造時間が9時間という、前例の無い艦娘である。

 なぜ、第伍鎮守府でそのような艦娘が建造されたのかと言うと、第参鎮守府にやってきた第伍鎮守府の提督が、そこで偶然見かけたリットリオが欲しくて、

提督にリットリオを建造した時のレシピを聞き、自分の鎮守府でも建造しようと試みたのだ。

 だが、その同じレシピで建造された艦娘は、建造所要時間が9時間。建造時間が7時間のリットリオではなかった。

 そして伍督は、謎の艦娘が来るのが怖くて、既にリットリオがいる第参鎮守府の提督に引き取ってもらう事にしたのだ。

 すると、ドアがコンコン、とノックされる。

明石「提督、失礼します」

 入ってきたのは、やはり明石だった。

提督「どうだった?」

明石「どうやら、海外の艦娘のようです。既に、ドアの傍で待機させています」

提督「よし、ご苦労だったな」

 提督は明石にねぎらいの言葉を言うと、ドアに向かって声をかける。

提督「入ってきてくれ!」

 そう言うと、ドアがノックされ、「失礼します」という声の後にドアが開かれる。

593: 2015/03/05(木) 22:15:20.75 ID:JIc3IPUS0
 入ってきたのは、長い銀髪が特徴のスラリと高い背の女性だった。均整の取れた顔、出るところは出ている身体。上はワインレッドを基調とした、

ドレスのように華やかな服。下はグレーのスカート。両手には白い手袋が嵌められている。

 その女性は、ビシッと日本式の海軍の敬礼をして、言う。


マジェンダ「Enchante(アンシェンテ:初めまして)。私はマジェンダ級装甲艦、マジェンダ。フランスより推参致しました。以後、お見知り置きを」


 マジェンダ、と名乗った女性の自己紹介を聞いて、提督は聞き返した。

提督「装甲艦?」

明石「鉄や鋼の装甲が施された戦艦だそうです」

提督「つまり、装甲が硬い戦艦って事か?」

マジェンダ「そう言う事ですね」

 提督は、明石の説明を聞いた後、さらにまた考えた。

提督(よかった…この人は何だか真面目そうだな…。ビスマルクは生真面目すぎる奴だし、リットリオはスキンシップが過剰だし…)

 提督はそう安心しきると、また考え直す。

提督(いや待て…そう考えてはダメだ。絶対こいつも一癖ある艦娘なんだろう…)

マジェンダ「提督」

 マジェンダに言われて提督は慌てて返事をする。

提督「な、何だ?」

マジェンダ「私の事を、他の艦娘のように一癖ある性格だと思っているでしょう?」

提督「し、失礼な!そんな事は断じてないぞ!」

マジェンダ「まあ、別に構いませんけど。1つ、よろしいですか

594: 2015/03/05(木) 22:19:24.55 ID:JIc3IPUS0
提督「ん?」

マジェンダ「この艦隊にイギリスの艦娘はいますか?」

提督「え?ああ、イギリスからの帰国子女、金剛がいるけど」

マジェンダ「分かりました。では、私とその金剛さんとやらを同じ艦隊に所属させないでください」

提督「え、何で?」

マジェンダ「何か…イギリスからの帰国子女…って言うだけで何か虫唾が走るような感じがするんですよね…」

提督(…コイツもやっぱりまともじゃないか)

 提督は心の中でそっと思った。

【END】

595: 2015/03/05(木) 22:25:53.46 ID:JIc3IPUS0

引用: 【艦これ】提督「この平和な鎮守府の日常」