1: 2012/03/07(水) 03:32:54.41 ID:Ex8HSlsvO
撫子「……」カチカチ

櫻子「あ~、もうっ!向日葵のばかばかばかばかばかばかばかばかばかっ!!」

櫻子「なんで、私に許可なく塾なんか通い始めるんだよう!?」

櫻子「今でも勉強、そこそこ出来るだろう!?」

櫻子「暇だし、勉強分かんないし、イライラするしぃ…」

櫻子「」チラッ

撫子「……」カチカチ

櫻子「ねーちゃん、さっきから携帯カチカチカチカチうるさいーーっ!!」バンッ

撫子「…櫻子の方がうるさいよ」
第11話 「わたしたちのごらく部」
2: 2012/03/07(水) 03:34:45.91 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「ねーちゃん、暇なら私に勉強教えろよぉ~!!」

撫子「自分の勉強くらい、自分でしな」カチカチ

櫻子「分かんないから、頼んでるんだよう!!」

撫子「櫻子は花子と違って、一々文句言うから相手したくないの」カチカチ

櫻子「だったら、もうどっか行ってよ!!」

撫子「」ピクン

撫子「…櫻子がどっか行けば?」

5: 2012/03/07(水) 03:36:53.97 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「私は行くとこ無いから、仕方なくここに居るの!!」バンッ

撫子「ふうん」カチカチ

櫻子「ねーちゃん、さっきの話聞いてなかったのかよ!?」

撫子「…アレ、私に言ってたの?」チラッ

櫻子「ねーちゃん以外に誰が居るんだよう!?」

撫子「さぁ?」

撫子「独り言かなんかかと思ってたよ」

櫻子「うぅぅぅぅぅ…」フルフル

6: 2012/03/07(水) 03:42:31.11 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「もう、ねーちゃん最悪!話しかけなきゃよかったぁ!!」

撫子「あっそ」ゴロン

撫子「私も櫻子なんかと喋りたくないから」カチカチ

櫻子「」プツン

櫻子「携帯禁止ぃ!!」パシン

撫子「!!」

撫子「…チッ」ムクッ

ドンッ

櫻子「わわっ!?」ドテッ

撫子「……」

7: 2012/03/07(水) 03:44:37.44 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「つつ…」

櫻子「ぼ、暴力振るうこと無いだろう!?」

ノシッ

櫻子「ぐぇっ!!」

櫻子「ねーちゃん、重゛い…」ピクピク

撫子「櫻子、あんた調子に乗りすぎだよ」

櫻子「私に乗ってんのは、ねーちゃんの方だろう!?」

撫子「はぁ…」

撫子「……」


グイッ

8: 2012/03/07(水) 03:46:44.61 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「ちょっ!?」

サワサワ

櫻子「ひゃっ、冷たい!!」ビクッ

撫子「…櫻子の胸、ほんと成長しないね」

櫻子「な゛っ、なにを~!?」

櫻子「ねーちゃんの胸よりかず~っとあるし!!」

撫子「なら、比べてみる?」

櫻子「ふぇ?」

スルスル


パサッ

9: 2012/03/07(水) 03:49:01.90 ID:Ex8HSlsvO
撫子「……」

櫻子「ねーちゃん、なに脱いでんの?」

撫子「脱がないと、大きさ比べられないでしょ?」

櫻子「そういうこと聞いてるんじゃなくてぇ!!」

ピトッ

櫻子「ふぇぇ!?」ビクッ

撫子「櫻子…」

櫻子「な…なんだよ、ねーちゃん?」








撫子「もし、私があんたのこと好きだって言ったらどうする?」

10: 2012/03/07(水) 03:51:40.16 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「……」

櫻子「……」

櫻子「…はっ?」

櫻子「ねーちゃんが私のこと好きとか、そんなのあるわけないじゃん」

撫子「いいから答えなよ」

櫻子「てゆーか、いきなり服脱いで抱きつくとか気持ち悪いんだよう!!」

櫻子「もう携帯カチカチしてていいから離れろよ!!」グイッグイッ

撫子「……」

櫻子「うわぁぁぁ、離れろ離れろぉぉぉ~!!」ジタバタ

12: 2012/03/07(水) 03:54:06.02 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「はぁ…はぁ……」ゼェゼェ

櫻子「もうやだ、訳分かんない!」

櫻子「さっきまで喧嘩してたのに、急に好きってなんなんだよう!?」

撫子「…あんなの、喧嘩じゃないよ」

撫子「一度だって、あんたのこと憎いなんて思ったことないし」

撫子「好きだっていうのも、急にじゃないから」

ドッドッド

櫻子「あっ…」

櫻子「ねーちゃん、心臓大丈夫?」

撫子「……」

14: 2012/03/07(水) 04:19:51.35 ID:Ex8HSlsvO
撫子「櫻子…」

撫子「これからすること、花子には内緒だよ」

櫻子「へっ?」

モソモソ

櫻子「……」

櫻子「…ねーちゃん?」チラッ

チュッ

櫻子「!!」ビリリ

櫻子「ふわぁ!?///」ビクン

16: 2012/03/07(水) 04:36:49.98 ID:Ex8HSlsvO


チューッ

櫻子「んんんーーっ!?///」

撫子「はぁ…はぁ……チュッ」

櫻子「ねーちゃん…やだ、怖いよ……」フルフル

撫子「チュッ…チュッ……はぁ……チュッ」

櫻子「ねーちゃん…なんか、言ってよ……ねぇ?」フルフル

18: 2012/03/07(水) 04:53:40.49 ID:Ex8HSlsvO
撫子「」ムクッ

櫻子「ねー…ちゃん……?」

櫻子「……」

櫻子「…出ていけなんて言ってごめんなさい、携帯叩き落としてごめんなさい」

モソモソ

櫻子「私の方がおっOいあるなんて言ってごめんなさい!」

櫻子「ねーちゃん抱きつくの気持ち悪いなんて言ってごめんなさい!」

スルスル

櫻子「昨日の食事当番サボってごめんなさい!!」

櫻子「ねーちゃんのお菓子勝手に食べてごめんなさい!!」

櫻子「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめ……あっ」ピクン


―――

――


21: 2012/03/07(水) 05:19:23.97 ID:Ex8HSlsvO
ジャー

櫻子「」ゴシゴシ

櫻子「」ゴシゴシ

櫻子「……」

ガチャ

櫻子「!!」ビクッ

花子「櫻子、いつまでお風呂入ってるし!」

櫻子「…花子か」

花子「もうすぐ夕ご飯なんだから、早く出るし!」

櫻子「いらない」

花子「……」

花子「…今、なんて言ったし?」

櫻子「夕ご飯いらないって言ってんの、ねーちゃんと2人で食べろよ」

花子「さ、櫻子がおかしくなったし!お姉ちゃ~ん!!」


バタン

26: 2012/03/07(水) 05:42:50.38 ID:Ex8HSlsvO
バフン

櫻子「……」

ゴロン

櫻子「……」

櫻子「…ねーちゃん」

櫻子「私が嫌だ、止めてって言っても止めてくれなかった」

櫻子「ねーちゃんは、私が怖がるのを見て喜んでたんだ」

櫻子「ここに居たら、またねーちゃんに乱暴される」フルフル

櫻子「ハッ!!」

櫻子「……」

櫻子「…家出、しよう。誰かの家に泊めてもらおう」スクッ

27: 2012/03/07(水) 05:58:19.36 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「」コソコソ

花子「櫻子?」

櫻子「!!」ドキッ

花子「こんな時間にどこへ行くし?」

櫻子「どこだっていいだろう」

花子「また、向日葵さんの家に遊びに行くし?」

櫻子「…向日葵」

櫻子「向日葵さえそばに居てくれれば、こんなことにはならなかったのに」フルフル

花子「?」

ガチャ

櫻子「花子、私しばらく帰らないから」

花子「櫻子、なに言ってるし?」

櫻子「」ダッ

花子「ハッ!!」

花子「お姉ちゃん、櫻子が家出する気だし!お姉ちゃ~ん!!」

31: 2012/03/07(水) 06:19:39.90 ID:Ex8HSlsvO
タッタッタ

櫻子「はぁ…はぁ……」

櫻子「……はぁ」

櫻子「ねーちゃん追っかけて来たりしてないよな?」クルッ

シーン

櫻子「……」

櫻子「…ふぅ」

櫻子「脱出成功!」

櫻子「後は、誰か泊めてくれる友達を探してっと」ゴソゴソ

櫻子「……」

櫻子「…あれ、無いっ、無いっ!?」ゴソゴソ

櫻子「あ~ん、携帯忘れたぁ~!!」ガーン


???「……」ユラリ

34: 2012/03/07(水) 06:46:37.65 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「家に戻ったら、もう外へは出してくれないだろうし」

櫻子「向日葵には…向日葵の前で、いつも通りで居られる自身無いし……」

櫻子「うぅ、どっかで野宿するしか無いのかぁ~!?」

???「いけないわ、女の子が野宿だなんて!」

櫻子「!!」ビクッ

櫻子「誰だ!?」バッ

???「うふふ、そんなに怖がらないで。ただのバイト帰りのお姉さんよ♪」ニコニコ

櫻子「バイト帰りのお姉さん?」

バイ姉「泊まる所が無いんだったら、私の家に来ない?」ニコニコ

櫻子「私、知らない人についてくほど馬鹿じゃないし!」プイッ

櫻子「」グゥ~

櫻子「……」

バイ姉「あらあら、お腹が空いてるのね?」ニコニコ

バイ姉「妹の為に買って来たワックのヤッTセットだけど、良ければ食べる?」

櫻子「た、食べ物で釣ろうとしたってぇ~…」ジュルリ

72: 2012/03/07(水) 14:25:19.04 ID:Ex8HSlsvO
バイ姉宅

櫻子「」モシャモシャ

バイ姉「美味しい?」ニコニコ

櫻子「はい、超美味しいですっ!!」キラキラ

バイ姉「ふふ、よっぽどお腹が空いてたのね♪」ニコニコ

櫻子「でも、いいんですか?」

櫻子「これ、妹さんの為に買ったんじゃ…」

バイ姉「今日は少しバイトが長引いちゃって、きっともう寝てるわよ」

バイ姉「それに、このヤッTセットのおもちゃさえ渡せれば問題ないもの♪」ニコッ

櫻子「うぅ、バイトのお姉さん優しい…」ジーン

75: 2012/03/07(水) 14:43:34.58 ID:Ex8HSlsvO
バイ姉「そうそう、まだあなたの名前を聞いていなかったわね」

バイ姉「良ければ、教えてくれないかしら♪」ニコッ

櫻子「……」

櫻子「…撫子」

バイ姉「えっ?」

櫻子「大室撫子です」

バイ姉「……」

櫻子「…バイトのお姉さん?」

バイ姉「ハッ!!」

バイ姉「そ、そう。素敵なお名前ね♪」ニコニコ

櫻子「……」

80: 2012/03/07(水) 15:07:38.69 ID:Ex8HSlsvO
バイ姉「そうだわ、撫子ちゃんお風呂入らない?」

櫻子「私、家出する前に入ったばかりなんですけど」

バイ姉「でも、外を歩いたし汗もかいていたわよね?」

バイ姉「こんな雪も降りそうな寒い日にそのままじゃ、風邪を引いちゃうわ!」

バイ姉「着替えは私が妹の服を用意してあげるから、ねっ♪」ニコッ

櫻子「……」

櫻子「…じゃあ、入ります」スクッ

バイ姉「お風呂はさっき手を洗った所にあるんだけど、分かるわよね?」

櫻子「はい、なんとなく分かりますから」スタスタ

ガチャ

パタン

バイ姉「……」

バイ姉「…うふふ、本当に『大室さん』そっくりだわ」パチン

バイ姉「『撫子ちゃん』には悪いけど、出来る連絡はさせて貰うわよ」カチカチ

バイ姉「大好きな妹が家出なんてしたら、心配だものね♪」ポチッ

84: 2012/03/07(水) 15:29:31.08 ID:Ex8HSlsvO
ポチャン

櫻子「……」

櫻子「…ねーちゃん」

ガチャ

櫻子「!!」ビクッ

バイ姉「撫子ちゃん、湯加減はどうかしら?」ニコニコ

櫻子「バイトのお姉さん…」

櫻子「どうして、裸なの?」

バイ姉「うふふ、湯船に浸かりながら撫子ちゃんとゆっくり話そうと思ってね♪」

キュッキュッ

ジャー

バイ姉「はぁ…。バイトの後のシャワーは生き返るわ…///」ゴシゴシ

櫻子「……」フルフル

90: 2012/03/07(水) 16:08:59.40 ID:Ex8HSlsvO
バイ姉「ちょっと狭くなるけど、大丈夫よね♪」チャプ

櫻子「!!」ビクッ

櫻子「こっち来んなっ!!」バシャ

バイ姉「えっ?」ピタッ

シーン

櫻子「ふぅぅ…ふぅぅぅ……」フルフル

バイ姉「…あらあら。どうしたの、撫子ちゃん?」アセアセ

櫻子「お前も、ねーちゃんみたいに私に乱暴する気なんだろう!?」

バイ姉「ら、乱暴って…」

櫻子「とぼけんなよっ!私のおっOいチューチュー吸ったりぃ!!」ペタン

バイ姉「!?///」ドキッ

櫻子「私のアソコをいじくり回したりするんだろう!?」

バイ姉「!!!///」ドキキン

バイ姉「わわわ分かったわ、入らない入らないから!」バッ

バイ姉「…ちょっと、その話詳しく聞かせて貰えないかしら?///」ドキドキ

95: 2012/03/07(水) 17:04:57.96 ID:Ex8HSlsvO
―――

――




バイ姉「…そう、そんなことが」

櫻子「……」

バイ姉「『大室さん』、やるわね。その行動力が羨ましいわ」

櫻子「へっ?」

バイ姉「ハッ!!」

バイ姉「い、嫌がる妹に手を上げるなんて同じ姉として許せないわね!///」アセアセ

櫻子「私のこと好きって言ったり、乱暴したり」

櫻子「ねーちゃんのことが分からなくて、それが怖いんです」

バイ姉「撫子ちゃん…」

バイ姉「……」

バイ姉「あなたのお姉さんの好きって言葉に嘘はないわ」

櫻子「はぁぁ!?」バシャ

97: 2012/03/07(水) 17:26:03.57 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「だって私は何度も止めてって、謝ったんですよ!」

櫻子「それなのに、ねーちゃん止めるどころかどんどんエスカレートしてって…」

櫻子「まるで私のことを食べ物か何かだと勘違いしてる、肉食獣のようでした!」

バイ姉「///」カァァ

バイ姉「…そ、それは撫子ちゃんのこと食べちゃいたいくらい好きなのよ!///」

バイ姉「姉って生き物はね、常に妹を食べちゃいたい衝動を抑えて生きてるの!」

櫻子「私の下にも妹居ますけど、別にそんなこと思ったことありませんよ?」

バイ姉「うっ…」

バイ姉「とにかく、あなたのお姉さんは撫子ちゃんの魅力に負けちゃったのよ!」

櫻子「私の魅力に負けた…あの、ねーちゃんが……?」

バイ姉「だって、撫子ちゃん可愛いじゃない♪」ニコッ

櫻子「バイトのお姉さん…」

100: 2012/03/07(水) 17:40:03.17 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「……」フルフル

櫻子「…まだ、怖さが無くなった訳じゃないけど」フルフル

櫻子「私に乱暴しないなら、入ってもいいですよ?」ジトッ

バイ姉「撫子ちゃん!」パァー

チャプ

ザバー

櫻子「わわっ、お湯がいっぱいこぼれちゃってますよ!?」

バイ姉「うふふ、構わないわよ♪」ニコッ

バイ姉「撫子ちゃん、私の上に座ってみる?」ニコニコ

櫻子「乱暴…」

バイ姉「しないしない」

櫻子「そ、それじゃあ…」ペタン

櫻子「!!」フニョン

バイ姉「まぁ、私の妹と同じ位の大きさで可愛いわ♪」ニコニコ

櫻子「……」フルフル

102: 2012/03/07(水) 17:47:55.86 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「」クルッ

バイ姉「?」

櫻子「お…」

バイ姉「お?」




櫻子「おっOい禁止ぃ!」バシャ

バイ姉「あらあら///」タユン

櫻子「おっOい禁止ぃ!!」バシャ

バイ姉「まぁまぁ///」タユン

櫻子「おっOい、禁止ぃ~っ!!」バシャ

バイ姉「うふふふふ///」タユン


―――

――


108: 2012/03/07(水) 18:19:04.27 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「あはは、このパンツお尻にくらげが描いてあるぅ~♪」

バイ姉「うふふ、あの子すっかり元気になったようね♪」ニコニコ

バイ姉「さて、返信は来たかしら?」パチン

バイ姉「着信が一件、きっと『大室さん』からね」カチカチ

バイ姉「…あら、知らないメールアドレスだわ」

ガチャ

櫻子「どうしたんですか、バイトのお姉さん?」

バイ姉「私の携帯に知らない人からメールが来たのよ」

櫻子「どれどれ?」チラッ

櫻子「……」

櫻子「ハッ!!」

櫻子「こ、これはっ!!」

バイ姉「撫子ちゃん、このメールの差出人知ってるの?」

櫻子「はい!これ、私の妹の花子の携帯のメールアドレスです!!」

111: 2012/03/07(水) 18:38:05.44 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「花子すげー!知らない人にメール送るとか、スーパーハカーかよ!?」

バイ姉「……」

櫻子「バイトのお姉さん、メール開いて見てもいいですか?」

バイ姉「…え、えぇ。構わないわよ」スッ

櫻子「それじゃ、さっそく!」ポチッ

―――――

櫻子、お姉ちゃん櫻子にしたこと反省してるし

だから、もう家に帰って来て欲しいし

―――――

櫻子「……」

櫻子「…返信しても」

バイ姉「いいわよ♪」ニコッ

櫻子「うぅ、なんか人の携帯だと打ちにくいなぁ」カチカチ

115: 2012/03/07(水) 18:54:44.96 ID:Ex8HSlsvO
―――――

ねーちゃん本当に反省してんの?????

だったら証拠見せるように言ってよ!!!!!

私を納得させるまでは絶っっっ対に帰らないから!!!!!!!!!!!!!!

―――――

櫻子「ふふん♪(満足げ)」パチン

バイ姉「撫子ちゃん、なんだか楽しそうね…」

櫻子「はぁぁ!?///」ドキッ

櫻子「私、別に嬉しくなんかないもん!///」

シャーシンヲトルト、カオガカークレルー、イツモ♪

櫻子「あっ、来た来た。ねーちゃんどんな反応するかなっ♪」パチン

櫻子「……」

櫻子「…ぷっ、バイトのお姉さんこれ見て下さい!」

バイ姉「あらあら、何かしら…?」チラッ

バイ姉「」ギョッ

120: 2012/03/07(水) 19:09:32.62 ID:Ex8HSlsvO
―――――

これで許して欲しいって言ってるし

※降り積もる雪の中、野外で土下座をする撫子の図

―――――

櫻子「あはははは、ねーちゃんいい気味だ!」

バイ姉「いい気味って、これは相当辛いわよ…」

バイ姉「と言うか、外は雪が降ってるのね」

櫻子「私がねーちゃんから受けた苦しみと比べたら、大したことありませんよ!」

櫻子「あっ、そうだ!!」カチカチ

―――――

ねーちゃん、随分とあったかそうな格好してるよね!!!??

全部脱いで裸で土下座すれば、許してあげるって言ってみて!!!!!!!!!

―――――

櫻子「へへへ、これは絶対に無理だろぉ~?」ニヤニヤ

バイ姉「何だか、すごく嫌な予感がするんだけど」

125: 2012/03/07(水) 19:30:29.65 ID:Ex8HSlsvO
シャーシンヲトルトー、カオガカークレルー、イツモ♪

櫻子「さぁ~て、ねーちゃんどんな言い訳するかなっと♪」パチン

櫻子「……」

櫻子「…嘘だろ?」ペタン

櫻子「私の為に、どうしてここまで…?」ポトッ

バイ姉「」ヒョイ

バイ姉「……」

―――――

2れど6んと宇に夜してくれるし?

※降り積もる雪の中、全裸で土下座する撫子の図

―――――

バイ姉「…撫子ちゃん」

バイ姉「あなたのお姉さんは、本気なのよ」

バイ姉「本気で、あなたのことを愛しているのよ!!」

櫻子「!!」ドキッ

131: 2012/03/07(水) 19:44:11.45 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「ねーちゃん…///」

ドッドッド

櫻子「あっ…これ……///」ペタン

櫻子「…そっか、ねーちゃんは本当に私のこと好きだったんだ///」ドキドキ

バイ姉「うふふ、すっかり見せつけられちゃったわね♪」ニコッ

櫻子「バイトのお姉さん、私帰ります!」スクッ

櫻子「早くねーちゃんに会って、家出したこと謝りたいです!」

バイ姉「外は雪が降ってるし、もう遅いから私が家まで着いて行くわよ♪」ニコニコ

櫻子「あ、ありがとうございます!」パァー

134: 2012/03/07(水) 19:54:33.51 ID:Ex8HSlsvO
ガチャ

シンシン

櫻子「うっわぁ…。すげー、雪景色…」

櫻子「あはは、地面が雪でフワフワしてるぅ~」

ザッザッ

???「櫻子…」

櫻子「!!」ドキッ

櫻子「ねー…ちゃん……?」

撫子「……」

バイ姉「撫子ちゃん、今コートを持ってきて…」

撫子「」ピクン

バイ姉「あら、あなた『大室さん』?」

撫子「」ペコッ

バイ姉「まさか『大室さん』、ずっと家の外で待ってて」

撫子「……」

137: 2012/03/07(水) 20:08:50.41 ID:Ex8HSlsvO
バイ姉「うふふ、それじゃ私の送りは必要ないわね♪」ニコッ

櫻子「バイトのお姉さん…」ジワリ

櫻子「うぅ、本当にありがとうございました!!」ペコッ

櫻子「ねーちゃん、行こ!」ギュッ

撫子「」ピクン

櫻子「ひゃっ、冷たい!」ビクッ

撫子「…櫻子があったかいだけだよ」

ザッザッ

撫子「……」ズズズズズ

櫻子「ねーちゃん、何飲んでるんだよう?」

撫子「お汁粉、あんたが出て来るまでお腹に入れてカイロ代わりにしてたの」

櫻子「わぁ、私も飲みた~い♪」キラキラ

撫子「…別に、いいけど」スッ

櫻子「へへへ、ヌルいけど甘くて美味しい♪」ズズズズズ

撫子「……」

139: 2012/03/07(水) 20:20:36.63 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「そういえば、花子は一緒じゃないの?」

撫子「」ピクン

撫子「…花子は、少し前に家に帰したよ」

櫻子「ふうん…?」

シンシン

櫻子「!!」ブルル

櫻子「寒っ、あっ、コート借り忘れたぁ~!!」ガーン

櫻子「うわぁぁ、凍え氏ぬぅ~!!」ブルブル

撫子「はぁ…」

撫子「……」

櫻子「わわっ!?」バサッ

櫻子「いきなり何すんだよ、ねーちゃん!!」

撫子「私のコート、いらないんなら返して貰うけど」

櫻子「普通に着るし!てゆーか、いらないなんて言ってないだろう!?」イソイソ

撫子「……」

142: 2012/03/07(水) 20:37:42.54 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「」スンスン

櫻子「…ねーちゃんの匂いがする///」トローン

櫻子「内側もヌクヌクしてて、ねーちゃんにくっつかれてるみたいだ///」ドキドキ

撫子「……」ジー

櫻子「ハッ!!」

櫻子「なぁ~んてこと、思う訳ないだろう!?///」カァァ

櫻子「さては、ねーちゃん私のことを洗脳してまた乱暴する気だな!?」

撫子「櫻子、いい加減うるさい。近所迷惑」

櫻子「うぅぅぅぅ…」フルフル

撫子「」クスッ

櫻子「ふぇ!?」ビクッ

櫻子「ねーちゃん、いま笑っただろう!?」

撫子「…笑ってないよ」

櫻子「いーやっ、絶対笑ったし!見てたし!聞いたし!」

撫子「しつこい」

145: 2012/03/07(水) 20:49:20.56 ID:Ex8HSlsvO
櫻子「もう、ねーちゃんのそういうところがムカつくんだよう!!」

撫子「私も、あんたのそういう過剰に反応するところが…」

撫子「好きかも」

櫻子「ちょっ!?///」ドキッ

撫子「ていうか、私は櫻子の何もかもが好きだよ」

櫻子「ねねねねーちゃん!?///」ドキドキ

撫子「あんたを押し倒したことも、反省はしてるけど後悔はしてないし」ソッ

櫻子「はわわわわわわ…///」ガクガク

撫子「こうして、櫻子との距離を縮めることが出来たから」グイ

櫻子「ねー……」








チュッ

151: 2012/03/07(水) 21:03:54.67 ID:Ex8HSlsvO
撫子「………………」

櫻子「……………………………」

撫子「…っはぁ」

櫻子「はぁ…はぁ……///」

撫子「私達の関係、花子には内緒だよ」

櫻子「……」

櫻子「…ねーちゃん」

撫子「花子が大きくなるまではね」

櫻子「!!」パァー

櫻子「うん♪///」ギュッ

撫子「ちょっと、もうすぐ家なのにいきなりバラす気?」

櫻子「家に帰る前にちょっとだけぇ~///」ギュ-ッ

撫子「…いいよ、勝手にしな」クスッ

櫻子「えへへ、ねーちゃん大好きっ///」ニコッ


お わ り !

154: 2012/03/07(水) 21:08:45.58 ID:1Q4wcptY0
乙!

158: 2012/03/07(水) 21:12:11.47 ID:Ex8HSlsvO
お ま け

櫻子「んっ、コートのポケットになんか入ってる?」ゴソゴソ

櫻子「!!」パッ

櫻子「…はは~ん、そういうことかぁ♪」

キライジャナイモン、キライジャナイモン、キライジャナイモ~ン♪

撫子「…着信?」パチン

―――――

花子の正体はねーちゃんだし!!!!!!!!!!!!!!

―――――

撫子「えっ!?」バッ

櫻子「」ニヤニヤ

撫子「///」ボッ

撫子「…先、帰る」スタスタ

櫻子「あ~ん。待ってよ、ねーちゃ~ん!ねーちゃ~~ん!!」


お わ り !!

引用: 櫻子「お姉ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」