1: 2013/08/11(日) 23:19:48 ID:TYHK6usY
※何番煎じか解らないネタ
※エレミカです
※キャラクター崩壊等注意
>>10巻までのネタバレ有り
ベルトルト『昔々、ある所にミカデレラという貧しい少女が居ました。』
ミカサ「私は貧しくても幸せだった。のに、両親は賊に殺されてしまった。」
ベルトルト『1人になってしまったミカデレラは、遠い親戚に育てられる事になりました。
ですが。』
※エレミカです
※キャラクター崩壊等注意
>>10巻までのネタバレ有り
ベルトルト『昔々、ある所にミカデレラという貧しい少女が居ました。』
ミカサ「私は貧しくても幸せだった。のに、両親は賊に殺されてしまった。」
ベルトルト『1人になってしまったミカデレラは、遠い親戚に育てられる事になりました。
ですが。』
2: 2013/08/11(日) 23:21:08 ID:TYHK6usY
ユミル「ほらミカデレラ、さっさと床を拭きな!」
ミカサ「……解りました、お母様。」
ユミル「たく、しっかりやれよ。」
ミカサ「適役過ぎて、怖い……。」ボソッ
ユミル「あ?なんか言ったか?」
ミカサ「なんでもありません。」フキフキ
ミカサ「……解りました、お母様。」
ユミル「たく、しっかりやれよ。」
ミカサ「適役過ぎて、怖い……。」ボソッ
ユミル「あ?なんか言ったか?」
ミカサ「なんでもありません。」フキフキ
3: 2013/08/11(日) 23:22:46 ID:TYHK6usY
サシャ「ごめんなさい、ミカデレラ。」
ミカサ「どうしたんでしょうか、お姉様。」
サシャ「間違えて、ミカデレラの分のパァンを食べてしまいました。
ごめんなさい、ふふふ」
ミカサ(絶対わざと……。)
ミカサ「いつもの事だから。」フキフキ
サシャ「本当にごめんなさい、ふふ。」
アニ「サシャ姉様。」
サシャ「」ビクゥ
サシャ「な、なんでしょうかアニ。」
ミカサ「どうしたんでしょうか、お姉様。」
サシャ「間違えて、ミカデレラの分のパァンを食べてしまいました。
ごめんなさい、ふふふ」
ミカサ(絶対わざと……。)
ミカサ「いつもの事だから。」フキフキ
サシャ「本当にごめんなさい、ふふ。」
アニ「サシャ姉様。」
サシャ「」ビクゥ
サシャ「な、なんでしょうかアニ。」
4: 2013/08/11(日) 23:24:15 ID:TYHK6usY
アニ「私の分のパンもありませんが。」
サシャ「」ギク
サシャ「あ、あれ?おかしいですね……。」
アニ「あれだけ、『食べるのはミカデレラのに』って言ったのに、姉様は……。」ブツブツ
ミカサ(アニの敬語、なんだか気持ち悪い……。)
アニ「ミカデレラ。」
ミカサ「アニお姉様もどうしたんですか。」
アニ「手を止めてないでさっさとおやり。」
ミカサ「かしこまりました。」フキフキ
アニ「……。」
アニ(こんなに順応なミカサ、気持ち悪いね……。)
サシャ「」ギク
サシャ「あ、あれ?おかしいですね……。」
アニ「あれだけ、『食べるのはミカデレラのに』って言ったのに、姉様は……。」ブツブツ
ミカサ(アニの敬語、なんだか気持ち悪い……。)
アニ「ミカデレラ。」
ミカサ「アニお姉様もどうしたんですか。」
アニ「手を止めてないでさっさとおやり。」
ミカサ「かしこまりました。」フキフキ
アニ「……。」
アニ(こんなに順応なミカサ、気持ち悪いね……。)
5: 2013/08/11(日) 23:25:06 ID:TYHK6usY
ベルトルト『引き取られた先で彼女は義母とその娘達に日々苛められたのです。
ですが、そんな彼女にはたった一つの希望がありました。』
アニ「そういえばミカデレラ。」
ミカサ「なんでしょう。」
アニ「なんでこんな暑いのに、毎日マフラーをつけるんだい?」
ミカサ「これは……私の宝物……。だからです。」
サシャ「変な宝物ですね」
ですが、そんな彼女にはたった一つの希望がありました。』
アニ「そういえばミカデレラ。」
ミカサ「なんでしょう。」
アニ「なんでこんな暑いのに、毎日マフラーをつけるんだい?」
ミカサ「これは……私の宝物……。だからです。」
サシャ「変な宝物ですね」
6: 2013/08/11(日) 23:26:20 ID:TYHK6usY
ユミル「宝物か。なんなら私が預かってやるよ。」
ミカサ「このマフラーは、両親を頃した賊から、助けてくれた人がくれた物です。
だから、渡す事は出来ません。」
ユミル「そう言わずに。」ガシッ
ミカサ「やめて。放して。」
ユミル「預かってやろうって言ってんだよ!」イライラ
ミカサ「嫌、やめて。お母様。」ゴゴゴゴ
ユミル「」ビクッ
ユミル「わ、解ったよ……。」パッ
ユミル(凄ぇ殺気……。)
ミカサ「……。」
ベルトルト『彼女の希望、それは命の恩人から貰ったマフラーです。
彼女はいつか、その命の恩人に会い、感謝を言う事を夢見ていました。』
ミカサ(いつか、感謝を――。)
ミカサ「このマフラーは、両親を頃した賊から、助けてくれた人がくれた物です。
だから、渡す事は出来ません。」
ユミル「そう言わずに。」ガシッ
ミカサ「やめて。放して。」
ユミル「預かってやろうって言ってんだよ!」イライラ
ミカサ「嫌、やめて。お母様。」ゴゴゴゴ
ユミル「」ビクッ
ユミル「わ、解ったよ……。」パッ
ユミル(凄ぇ殺気……。)
ミカサ「……。」
ベルトルト『彼女の希望、それは命の恩人から貰ったマフラーです。
彼女はいつか、その命の恩人に会い、感謝を言う事を夢見ていました。』
ミカサ(いつか、感謝を――。)
7: 2013/08/11(日) 23:27:07 ID:TYHK6usY
――――
――
ベルトルト『そんなある日の事でした。』
アルミン「ごめんくださーい。お手紙でーす。」コンコンコン
サシャ「ちょっとミカデレラ、取ってきてください。」
ミカサ「わかりました。」
ガチャ
ミカサ「……はい。」
アルミン「こんにちは。はい、これね。お城からの招待状。」
ミカサ「?お城から?」
アルミン「そうだよ。」
――
ベルトルト『そんなある日の事でした。』
アルミン「ごめんくださーい。お手紙でーす。」コンコンコン
サシャ「ちょっとミカデレラ、取ってきてください。」
ミカサ「わかりました。」
ガチャ
ミカサ「……はい。」
アルミン「こんにちは。はい、これね。お城からの招待状。」
ミカサ「?お城から?」
アルミン「そうだよ。」
8: 2013/08/11(日) 23:27:54 ID:TYHK6usY
ミカサ「でも、なぜ?」
アルミン「舞踏会のお知らせだよ。兼、王子の婚約者を決めるそうだ。」
ミカサ「成る程。有難う。」
アルミン「確かに渡したからね。じゃあ。」
バタン
サシャ「誰からでしたか?」
ミカサ「お城から。舞踏会の招待状。」
サシャ「!!」
アルミン「舞踏会のお知らせだよ。兼、王子の婚約者を決めるそうだ。」
ミカサ「成る程。有難う。」
アルミン「確かに渡したからね。じゃあ。」
バタン
サシャ「誰からでしたか?」
ミカサ「お城から。舞踏会の招待状。」
サシャ「!!」
9: 2013/08/11(日) 23:29:14 ID:TYHK6usY
サシャ「ぶ、舞踏会ですか!?」
ミカサ「はい。」
サシャ「それじゃあ、美味しいもの食べ放題……!」ジュルリ
サシャ「おっかあっさまー!!」バタバタバタ
ユミル「サシャ、ちょっと静かにしてくれ。……で、なんだ?」
サシャ「お城から、舞踏会の招待状が届きました!!」
ユミル「!!?そ、それは本当か?」
ミカサ「本当。はい、お母様。」
ユミル「有難よ。」ビリビリビリ
フムフム...
ユミル「マジだった……。しかも王子の婚約者選びでもあるのか!サシャ!!玉の輿のチャンスだ!」
サシャ「解ってますよ!!絶対に行きます!!」
ミカサ「はい。」
サシャ「それじゃあ、美味しいもの食べ放題……!」ジュルリ
サシャ「おっかあっさまー!!」バタバタバタ
ユミル「サシャ、ちょっと静かにしてくれ。……で、なんだ?」
サシャ「お城から、舞踏会の招待状が届きました!!」
ユミル「!!?そ、それは本当か?」
ミカサ「本当。はい、お母様。」
ユミル「有難よ。」ビリビリビリ
フムフム...
ユミル「マジだった……。しかも王子の婚約者選びでもあるのか!サシャ!!玉の輿のチャンスだ!」
サシャ「解ってますよ!!絶対に行きます!!」
12: 2013/08/11(日) 23:30:26 ID:TYHK6usY
ユミル「そうと決まれば、早速衣装を決めるぞ!」
サシャ「解りました!!」
ミカサ(やっぱり、気合い入ってる。そりゃ玉の輿、女の幸せ。)
ユミル「ミカデレラ。お前は勿論留守番だからな。」
ミカサ「解りました。」
ミカサ(……でも、私は興味ない。王子とか、そんなの知らない。
ただ、このマフラーの持ち主にさえ会えば。)ギュッ
サシャ「解りました!!」
ミカサ(やっぱり、気合い入ってる。そりゃ玉の輿、女の幸せ。)
ユミル「ミカデレラ。お前は勿論留守番だからな。」
ミカサ「解りました。」
ミカサ(……でも、私は興味ない。王子とか、そんなの知らない。
ただ、このマフラーの持ち主にさえ会えば。)ギュッ
13: 2013/08/11(日) 23:31:49 ID:TYHK6usY
――――
――
アニ「……おはよう。」
ミカサ「もう10時です、アニお姉様。おはようございます。」
アニ「あれ、母様と姉様は?」
ミカサ「ユミルお母様と、サシャお姉様は、衣装を買いに行きました。」
アニ「衣装?何の衣装だい?」
ミカサ「舞踏会の衣装。さっき、お城から招待状が届いて。」
アニ「え?」
アニ(ぶどうかい?)
――
アニ「……おはよう。」
ミカサ「もう10時です、アニお姉様。おはようございます。」
アニ「あれ、母様と姉様は?」
ミカサ「ユミルお母様と、サシャお姉様は、衣装を買いに行きました。」
アニ「衣装?何の衣装だい?」
ミカサ「舞踏会の衣装。さっき、お城から招待状が届いて。」
アニ「え?」
アニ(ぶどうかい?)
14: 2013/08/11(日) 23:32:36 ID:TYHK6usY
アニ(城で武道会?王様も妙な事やるもんだね……。)
ミカサ「しかも、それで王子の婚約者を決めるらしい。
だから二人とも張り切ってる。」
アニ「へぇ……。」
アニ(武道会か……。王子云々は興味無いけど、王国中の強者と闘えると考えたら、ウズウズするね。)
ミカサ「アニお姉様は行くんですか。」
アニ「話を聞いたら行きたくなって来たよ。後で母様に言わないと。」
ミカサ(アニ……。玉の輿とか、そっちの趣味あったんだ。)
ミカサ「しかも、それで王子の婚約者を決めるらしい。
だから二人とも張り切ってる。」
アニ「へぇ……。」
アニ(武道会か……。王子云々は興味無いけど、王国中の強者と闘えると考えたら、ウズウズするね。)
ミカサ「アニお姉様は行くんですか。」
アニ「話を聞いたら行きたくなって来たよ。後で母様に言わないと。」
ミカサ(アニ……。玉の輿とか、そっちの趣味あったんだ。)
15: 2013/08/11(日) 23:33:16 ID:TYHK6usY
サシャ「ただいま戻りました~。」
ミカサ「おかえりなさい、お母様、お姉様。」
ユミル「ただいまっと。」
タッタッタッ
アニ「母様。ミカデレラから話を聞きました。」
ユミル「アニ。もしかして嫌か?だが無理矢理でもつれて行くからな。」
ミカサ「おかえりなさい、お母様、お姉様。」
ユミル「ただいまっと。」
タッタッタッ
アニ「母様。ミカデレラから話を聞きました。」
ユミル「アニ。もしかして嫌か?だが無理矢理でもつれて行くからな。」
16: 2013/08/11(日) 23:34:15 ID:TYHK6usY
アニ「いや……その……。嫌じゃ……。」
ユミル「!!?
アニ、まさかお前も乗り気なのか!」
アニ「」コクン
ユミル「玉の輿に乗って欲しくて、嫌でも連れて行くつもりだったが、良かった良かった!」
サシャ「本当ですよ~。」
ユミサシャ(まさか舞踏会に興味あったとは。)
サシャ「兎も角、アニの分の衣装も買いましたから。」
アニ「有難う。」
ユミル「!!?
アニ、まさかお前も乗り気なのか!」
アニ「」コクン
ユミル「玉の輿に乗って欲しくて、嫌でも連れて行くつもりだったが、良かった良かった!」
サシャ「本当ですよ~。」
ユミサシャ(まさか舞踏会に興味あったとは。)
サシャ「兎も角、アニの分の衣装も買いましたから。」
アニ「有難う。」
17: 2013/08/11(日) 23:35:28 ID:TYHK6usY
アニ「でも、母様。ミカデレラを連れて行った方が……。」
アニ(筋肉割れてる程凄いから、きっと武道でも強い筈。)
ミカユミサシャ「「「」」」
ユミル「何言ってんだ。連れていく訳無いだろ。」
サシャ「そうですよ。」
サシャ(ご飯1人の取り分が少なくなりますし。)
ミカサ「私も興味無い。」
アニ「そ、そうかい……。」
アニ(あんなに筋肉質なのに、武道に興味無いなんて、どうかしてるよ……。)
アニ(筋肉割れてる程凄いから、きっと武道でも強い筈。)
ミカユミサシャ「「「」」」
ユミル「何言ってんだ。連れていく訳無いだろ。」
サシャ「そうですよ。」
サシャ(ご飯1人の取り分が少なくなりますし。)
ミカサ「私も興味無い。」
アニ「そ、そうかい……。」
アニ(あんなに筋肉質なのに、武道に興味無いなんて、どうかしてるよ……。)
18: 2013/08/11(日) 23:36:40 ID:TYHK6usY
ベルトルト『―――様々な誤解を生みつつ、とうとう舞踏会の日がやって来ました。』
アニ「ベルトルト。」
ベルトルト『何?』
アニ「ベルトルトはそうやって淡々と喋るだけなのかい?」
ベルトルト『みたいだ。』
ユミル「アニ!何ぶつぶつ独り言言ってんだよ!
早く支度しろ!」
アニ「解ってるよ。
……大変だね。」
ベルトルト『アニほどじゃ無いよ。』
アニ「ベルトルト。」
ベルトルト『何?』
アニ「ベルトルトはそうやって淡々と喋るだけなのかい?」
ベルトルト『みたいだ。』
ユミル「アニ!何ぶつぶつ独り言言ってんだよ!
早く支度しろ!」
アニ「解ってるよ。
……大変だね。」
ベルトルト『アニほどじゃ無いよ。』
20: 2013/08/11(日) 23:37:32 ID:TYHK6usY
サシャ「ふふ……。美味しいもの……。
タッパー持って行っておきましょう。」
ユミル「この阿呆!!
玉の輿したら毎日食べれるんだぞ!!」
サシャ「よく考えたら私、全然踊れないんですよね。
だから見初められる事は無いので、思う存分食べます。」
ユミル「ったく……。」
アニ「母様。」
ユミル「なんだよ、アニ。」
アニ「なんで……、ドレスなんですか。」
ユミル「は?」
タッパー持って行っておきましょう。」
ユミル「この阿呆!!
玉の輿したら毎日食べれるんだぞ!!」
サシャ「よく考えたら私、全然踊れないんですよね。
だから見初められる事は無いので、思う存分食べます。」
ユミル「ったく……。」
アニ「母様。」
ユミル「なんだよ、アニ。」
アニ「なんで……、ドレスなんですか。」
ユミル「は?」
21: 2013/08/11(日) 23:39:02 ID:TYHK6usY
ユミル「何でって……舞踏会だからだが。」
アニ「」
アニ「舞踏会!?武道会じゃなくて!!?
ミカデレラ、あんた武道会って……!」
ミカサ「ちゃんと舞踏会って言いました。
ちゃんと遡って見てください。」
アニ「……。
本当だ……。
わ、私は行かないよ!!舞踏会なんて!!」
ユミル「今更ボイコットすんなよ!!ドレスが勿体無い!!」
アニ「じゃあなんで母様はドレスじゃなくてよそ行きの格好なんですか!!?」
ユミル「そ、そりゃなあ……」
アニ「」
アニ「舞踏会!?武道会じゃなくて!!?
ミカデレラ、あんた武道会って……!」
ミカサ「ちゃんと舞踏会って言いました。
ちゃんと遡って見てください。」
アニ「……。
本当だ……。
わ、私は行かないよ!!舞踏会なんて!!」
ユミル「今更ボイコットすんなよ!!ドレスが勿体無い!!」
アニ「じゃあなんで母様はドレスじゃなくてよそ行きの格好なんですか!!?」
ユミル「そ、そりゃなあ……」
22: 2013/08/11(日) 23:40:24 ID:TYHK6usY
ユミル「私は一応人妻という設定だ。だから私こそ見初められる筈無いから、めかす必要無いだろうに。
第一、私がドレス似合う筈ないだろ……。」
アニ「私も似合う筈が無い!
そうだ、ミカデレラが私のドレスを着れば……!」
ミカサ「アニお姉様。
私と貴方じゃ身長が違い過ぎます。」172cm
アニ「」153cm
ユミル「ほら、つべこべ言わずに着ろ。」
アニ「うう……。」
ミカサ(成る程、彼女は勘違いしていた。だから行こうと思った。)
ミカサ「きっと、私を苛めたバツ。そう、そうに決まってる。」
サシャ「そうでしょうかねえ。」
第一、私がドレス似合う筈ないだろ……。」
アニ「私も似合う筈が無い!
そうだ、ミカデレラが私のドレスを着れば……!」
ミカサ「アニお姉様。
私と貴方じゃ身長が違い過ぎます。」172cm
アニ「」153cm
ユミル「ほら、つべこべ言わずに着ろ。」
アニ「うう……。」
ミカサ(成る程、彼女は勘違いしていた。だから行こうと思った。)
ミカサ「きっと、私を苛めたバツ。そう、そうに決まってる。」
サシャ「そうでしょうかねえ。」
23: 2013/08/11(日) 23:41:06 ID:TYHK6usY
ベルトルト『そんなこんなで、舞踏会に行く準備が出来ました。』
ユミル「じゃあ行ってくるよ。
ミカデレラ、留守番は頼んだからな。」
ミカサ「解りました。」
サシャ「私の隠してある芋を食べないでくださいね。」
ミカサ「別に、食べる気は無い。」
アニ「ミカデレラ、今からでもおそくn」
ミカサ「行ってらっしゃいませ。」ズイズイ
ミカサ「やっと1人になれた。」
ユミル「じゃあ行ってくるよ。
ミカデレラ、留守番は頼んだからな。」
ミカサ「解りました。」
サシャ「私の隠してある芋を食べないでくださいね。」
ミカサ「別に、食べる気は無い。」
アニ「ミカデレラ、今からでもおそくn」
ミカサ「行ってらっしゃいませ。」ズイズイ
ミカサ「やっと1人になれた。」
24: 2013/08/11(日) 23:43:11 ID:TYHK6usY
ミカサ「何しよう。……とりあえず、筋トレしようと思う。」ヨイショ
ベルトルト『1人になったミカデレラ。
彼女は舞踏会に行けなかった事を特に悲しむ訳では無く、家事をする訳では無く、最近訛っていた腹筋を鍛える事にしました。』
ライナー「アニのドレス、中々似合ってたな。」
ベルトルト『そうだね。
でも、一体どうしたのライナー。いきなり出てきて。』
ライナー「もうすぐ俺の出番らしい。」
ベルトルト『成る程……』
ベルトルト(何の役なんだろう……。)
ベルトルト『1人になったミカデレラ。
彼女は舞踏会に行けなかった事を特に悲しむ訳では無く、家事をする訳では無く、最近訛っていた腹筋を鍛える事にしました。』
ライナー「アニのドレス、中々似合ってたな。」
ベルトルト『そうだね。
でも、一体どうしたのライナー。いきなり出てきて。』
ライナー「もうすぐ俺の出番らしい。」
ベルトルト『成る程……』
ベルトルト(何の役なんだろう……。)
25: 2013/08/11(日) 23:44:51 ID:TYHK6usY
――――
――
ミカサ「321……322……」
ベルトルト『真夜中に1人で腹筋を続けるミカデレラ。
そんな彼女の前に突如……!』
クリスタ「呼ばれて無くてもじゃじゃじゃじゃーん!!」ポワワワン
ミカサ「!!」
ベルトルト『なんと、1人の……!』
ミカサ「不法侵入者……!!」
ベルトルト『不法侵入者が……!
え?』
クリスタ「え?」
――
ミカサ「321……322……」
ベルトルト『真夜中に1人で腹筋を続けるミカデレラ。
そんな彼女の前に突如……!』
クリスタ「呼ばれて無くてもじゃじゃじゃじゃーん!!」ポワワワン
ミカサ「!!」
ベルトルト『なんと、1人の……!』
ミカサ「不法侵入者……!!」
ベルトルト『不法侵入者が……!
え?』
クリスタ「え?」
26: 2013/08/11(日) 23:45:42 ID:TYHK6usY
ベルトルト『違う違う。』
ミカサ「え?違う?」
クリスタ「違う違う、全然違う!
――改めて、魔女っ子クリスタ登場☆」
ベルトルト『ミカデレラの前に、1人の魔女が現れました。』
ミカサ「魔女?魔女がどうしてここに?」
クリスタ「今からミカデレラを舞踏会に連れて行くためだよ。」
ミカサ「……舞踏会はいい。興味無いと何回m……。」
クリスタ「ところがどっこい。」
ミカサ「え?違う?」
クリスタ「違う違う、全然違う!
――改めて、魔女っ子クリスタ登場☆」
ベルトルト『ミカデレラの前に、1人の魔女が現れました。』
ミカサ「魔女?魔女がどうしてここに?」
クリスタ「今からミカデレラを舞踏会に連れて行くためだよ。」
ミカサ「……舞踏会はいい。興味無いと何回m……。」
クリスタ「ところがどっこい。」
33: 2013/08/11(日) 23:52:09 ID:TYHK6usY
クリスタ「ミカデレラのつけてるマフラー。その持ち主がお城に居るんだ。」
ミカサ「え?どうして……。」
クリスタ「それは行ってからのお楽しみ。
ね、そう聞いたら行きたいでしょ?」
ミカサ(このマフラーの持ち主に、私の命の恩人に会える……。
何年も願っていた人に……!)
ミカサ「……クリスタ。」
クリスタ「ん?」
ミカサ「私……行きたい。」
クリスタ「そうこなくちゃ。」
27: 2013/08/11(日) 23:46:37 ID:TYHK6usY
ミカサ「でも私、ドレス持ってない……。」
ベルトルト『舞踏会に行きたいミカデレラ。でも、彼女はドレスを持ってませんでした。
いつも着ている服は薄汚れたものばかり。そんなのでは行けません。』
クリスタ「私に任せなさい!
私が魔法でなんとかしましょう。」
ミカサ「本当?」
ミカサ(心配。)
クリスタ「まあ見てて。
チンカホイっ!」
ベルトルト『そう魔法を唱えると共に、持っていた半刃刀身を振りました。
すると……。』
ベルトルト『舞踏会に行きたいミカデレラ。でも、彼女はドレスを持ってませんでした。
いつも着ている服は薄汚れたものばかり。そんなのでは行けません。』
クリスタ「私に任せなさい!
私が魔法でなんとかしましょう。」
ミカサ「本当?」
ミカサ(心配。)
クリスタ「まあ見てて。
チンカホイっ!」
ベルトルト『そう魔法を唱えると共に、持っていた半刃刀身を振りました。
すると……。』
29: 2013/08/11(日) 23:48:33 ID:TYHK6usY
キラキラキラ
ミカサ「!!」
ベルトルト『なんと、ミカデレラのマフラーが赤いドレスに変わったのです。』
ミカサ「す、凄い……!」
クリスタ「へへへ。やっぱりミカデレラは身長が高いからドレス姿が映えるね。
これで舞踏会に行っても大丈夫。」
ベルトルト『しかし、ミカデレラにはまだ問題点がありました。』
ミカサ「ドレスになっても、このままだと、お城までの足が無い。」
クリスタ「そっか―…。
うーんうーん……。そうだ、カボチャってある?」
ミカサ「カボチャは無い。でも、サシャお姉様の秘密の芋がある。」
クリスタ「芋!?
――まあいいや。その芋を持ってきて。」
ミカサ「!!」
ベルトルト『なんと、ミカデレラのマフラーが赤いドレスに変わったのです。』
ミカサ「す、凄い……!」
クリスタ「へへへ。やっぱりミカデレラは身長が高いからドレス姿が映えるね。
これで舞踏会に行っても大丈夫。」
ベルトルト『しかし、ミカデレラにはまだ問題点がありました。』
ミカサ「ドレスになっても、このままだと、お城までの足が無い。」
クリスタ「そっか―…。
うーんうーん……。そうだ、カボチャってある?」
ミカサ「カボチャは無い。でも、サシャお姉様の秘密の芋がある。」
クリスタ「芋!?
――まあいいや。その芋を持ってきて。」
31: 2013/08/11(日) 23:49:36 ID:TYHK6usY
ミカサ「持ってきた。」
クリスタ「有難う。
えっと……秘密じゃないの?」
ミカサ「お姉様の隠す所はいつも決まってる。ので、ある意味秘密じゃない。」
クリスタ「成る程ね。
チ●カラホイ!」
ベルトルト『再び、唱えながら剣を振りました。
すると……。』
クリスタ「はい、芋の馬車の完成!」
ミカサ「凄い凄い。なんでも出来るんだ。」
クリスタ「魔女だからね。」
クリスタ「有難う。
えっと……秘密じゃないの?」
ミカサ「お姉様の隠す所はいつも決まってる。ので、ある意味秘密じゃない。」
クリスタ「成る程ね。
チ●カラホイ!」
ベルトルト『再び、唱えながら剣を振りました。
すると……。』
クリスタ「はい、芋の馬車の完成!」
ミカサ「凄い凄い。なんでも出来るんだ。」
クリスタ「魔女だからね。」
32: 2013/08/11(日) 23:50:37 ID:TYHK6usY
クリスタ「で、馬と馭者を連れてきて完璧だね。
馬は?」
ミカサ「無い。ここは訓練兵団でも、調査兵団でも無い。」
クリスタ「あ、そっか。
うーん、これ以上魔法使うの面倒だなあ。」
ベルトルト『どうやら魔女、ついに詰んでしまいました。
どうするの、クリスタ。』
クリスタ「仕方ない、奥の手使うよ。」
ミカサ「奥の手?」
クリスタ「ライナー!!」
ベルミカ「「」」
馬は?」
ミカサ「無い。ここは訓練兵団でも、調査兵団でも無い。」
クリスタ「あ、そっか。
うーん、これ以上魔法使うの面倒だなあ。」
ベルトルト『どうやら魔女、ついに詰んでしまいました。
どうするの、クリスタ。』
クリスタ「仕方ない、奥の手使うよ。」
ミカサ「奥の手?」
クリスタ「ライナー!!」
ベルミカ「「」」
35: 2013/08/11(日) 23:55:10 ID:TYHK6usY
ライナー「え?なんで俺呼ばれたんだ?」トコトコ
ベルトルト『解らない。因みにその格好は何の役?』
ライナー「馭者だが……。」
クリスタ「ライナー、お願いがあるの。ちょっと来て。」
ライナー「なんだなんだ……?」
クリスタ「」ボソボソボソボソ
ライナー「うん……、うん……え??て、なんでそれを??え??」
ベルトルト『どうしたんだろう。』
ミカサ「解らない。」
36: 2013/08/11(日) 23:56:13 ID:TYHK6usY
クリスタ「お願い、ライナー!!」
ライナー「嫌、クリスタのお願いでもそれは……。」
クリスタ「お願いのお願い!」ウルウル
ライナー「」ウッ
ベルトルト『きいてあげなよ、ライナー。』
ミカサ「」コクコク
クリスタ「一生のお願い!!」
ライナー「」ウウッ
ライナー「嫌、クリスタのお願いでもそれは……。」
クリスタ「お願いのお願い!」ウルウル
ライナー「」ウッ
ベルトルト『きいてあげなよ、ライナー。』
ミカサ「」コクコク
クリスタ「一生のお願い!!」
ライナー「」ウウッ
42: 2013/08/12(月) 00:02:49 ID:Zeh1p87g
ライナー「」ハァ
ライナー「解ったよ……。」
ベルトルト『流石ライナー!』
クリスタ「みんなの兄貴!」
ミカサ「ひゅーひゅー。」
ライナー「……びっくりするなよ?ふりとかじゃなくてな、絶対びっくりするなよ?」
ミカサ「解ってる。」
ライナー「解ったよ……。」
ベルトルト『流石ライナー!』
クリスタ「みんなの兄貴!」
ミカサ「ひゅーひゅー。」
ライナー「……びっくりするなよ?ふりとかじゃなくてな、絶対びっくりするなよ?」
ミカサ「解ってる。」
43: 2013/08/12(月) 00:03:32 ID:Zeh1p87g
クリスタ「それではいきます!
チンカラ●イ!」
ライナー「」ガリッ
ベルトルト『えっ』
ミカサ「えっ」
カッ――!!
チンカラ●イ!」
ライナー「」ガリッ
ベルトルト『えっ』
ミカサ「えっ」
カッ――!!
44: 2013/08/12(月) 00:05:48 ID:Zeh1p87g
シュウウゥウゥ...
鎧の巨人「」
ミカサ「」
クリスタ「この巨人に馬車を引いて貰ってね。」
ベルトルト『なんと魔法云々関係無く、ライナーが巨人に……!
……というより、なんでクリスタ知ってるの?』
クリスタ「それは私が魔女だからです!
大丈夫、ミカデレラ。この巨人は、私の魔法で貴方を襲わないようにしてるから。」
ミカサ「いや、そういう問題じゃなくて。」
鎧の巨人「」
ミカサ「」
クリスタ「この巨人に馬車を引いて貰ってね。」
ベルトルト『なんと魔法云々関係無く、ライナーが巨人に……!
……というより、なんでクリスタ知ってるの?』
クリスタ「それは私が魔女だからです!
大丈夫、ミカデレラ。この巨人は、私の魔法で貴方を襲わないようにしてるから。」
ミカサ「いや、そういう問題じゃなくて。」
45: 2013/08/12(月) 00:06:55 ID:Zeh1p87g
クリスタ「さて、馬車と巨人を繋げよう。」
ミカサ「……どうやって?」
クリスタ「……あっ。
つ、つべこべ言わず、巨人の上に乗りなさい!」
ミカサ「は、はあ……。」
ミカサ(馬車関係無くなった……。)
クリスタ「ミカデレラ。私の貴方との2つ約束、覚えておいてね。」
ミカサ「約束?」
クリスタ「まず1つ。例のマフラーの人に会っても自分の正体を明かさない事。バレると強制的に魔法がとけます。」
ミカサ「お礼も言っちゃ駄目?」
クリスタ「お礼だけなら大丈夫。
だけど正体を明かしちゃ駄目だからね。」
ミカサ「うん。」
ミカサ「……どうやって?」
クリスタ「……あっ。
つ、つべこべ言わず、巨人の上に乗りなさい!」
ミカサ「は、はあ……。」
ミカサ(馬車関係無くなった……。)
クリスタ「ミカデレラ。私の貴方との2つ約束、覚えておいてね。」
ミカサ「約束?」
クリスタ「まず1つ。例のマフラーの人に会っても自分の正体を明かさない事。バレると強制的に魔法がとけます。」
ミカサ「お礼も言っちゃ駄目?」
クリスタ「お礼だけなら大丈夫。
だけど正体を明かしちゃ駄目だからね。」
ミカサ「うん。」
46: 2013/08/12(月) 00:08:27 ID:Zeh1p87g
クリスタ「もう1つは、必ず真夜中の12時までには帰る事。
12時までしか私の魔法が効かないからね。」
ミカサ「思ったより役に立たないんだ。」
クリスタ「う、うるさい!
ともかく、12時以降になると、あのみすぼらしい姿に戻るからね。」
ミカサ「解った。では、行ってくる。」
クリスタ「行ってらっしゃい、気をつけて!!」
ベルトルト『そして、彼女は巨人に乗り舞踏会が行われているお城に向かいました――。』
12時までしか私の魔法が効かないからね。」
ミカサ「思ったより役に立たないんだ。」
クリスタ「う、うるさい!
ともかく、12時以降になると、あのみすぼらしい姿に戻るからね。」
ミカサ「解った。では、行ってくる。」
クリスタ「行ってらっしゃい、気をつけて!!」
ベルトルト『そして、彼女は巨人に乗り舞踏会が行われているお城に向かいました――。』
47: 2013/08/12(月) 00:09:11 ID:Zeh1p87g
ザッザッザッザッ
鎧の巨人「」
ミカサ「凄く、早い。」
ベルトルト『流石、ライナー……、じゃなかった鎧の巨人!
周りの木々を薙ぎ倒しながら、お城へに一直線へ進みます。』
ミカサ「でも、この巨人が私を待ってる間、お城の人が見つけたら、どうしよう。」
クリスタ『安心して。私の魔法で姿を隠すから。』
ミカサ「解った。」
ベルトルト『そんなこんなで、お城に到着しました。』
鎧の巨人「」
ミカサ「凄く、早い。」
ベルトルト『流石、ライナー……、じゃなかった鎧の巨人!
周りの木々を薙ぎ倒しながら、お城へに一直線へ進みます。』
ミカサ「でも、この巨人が私を待ってる間、お城の人が見つけたら、どうしよう。」
クリスタ『安心して。私の魔法で姿を隠すから。』
ミカサ「解った。」
ベルトルト『そんなこんなで、お城に到着しました。』
48: 2013/08/12(月) 00:09:55 ID:Zeh1p87g
~城の舞踏会会場~
サシャ「ううう、やっはりおひろのはへほほははいほうでふね。」モグモグ
ユミル「何行ってるのか解んねえよ。
アニは踊らないのかよ。」
アニ「ダンスは嫌、絶対嫌。」
ユミル「」ハァ...
ユミル(玉の輿が……。)
ザワザワザワ
アニ「入り口ホールが騒がしいね。」
サシャ「ううう、やっはりおひろのはへほほははいほうでふね。」モグモグ
ユミル「何行ってるのか解んねえよ。
アニは踊らないのかよ。」
アニ「ダンスは嫌、絶対嫌。」
ユミル「」ハァ...
ユミル(玉の輿が……。)
ザワザワザワ
アニ「入り口ホールが騒がしいね。」
49: 2013/08/12(月) 00:10:58 ID:Zeh1p87g
ハンナ「み、見て、あのご令嬢!凄く素敵!!」
フランツ「でも君の方がもっと素敵さ。」
ハンナ「フランツ……。」
ミーナ「でも一体どこご令嬢だろう?」
ザワザワザワ
ミカサ(みんなの目線が私に向かっている。
でも、そんな事はどうでもいい。私は……)
サシャ「ふほふひへひはおははへふへぇ」モグモグ
アニ「本当に何言ってるか解らない……。」
ユミル(……もしかしてミカデレラか?
嫌、そんな筈はない。あいつのドレスは買ってないし、第一マフラーをしてないからな。)
フランツ「でも君の方がもっと素敵さ。」
ハンナ「フランツ……。」
ミーナ「でも一体どこご令嬢だろう?」
ザワザワザワ
ミカサ(みんなの目線が私に向かっている。
でも、そんな事はどうでもいい。私は……)
サシャ「ふほふひへひはおははへふへぇ」モグモグ
アニ「本当に何言ってるか解らない……。」
ユミル(……もしかしてミカデレラか?
嫌、そんな筈はない。あいつのドレスは買ってないし、第一マフラーをしてないからな。)
50: 2013/08/12(月) 00:12:21 ID:Zeh1p87g
ミカサ(本当に、クリスタの言う通りに、マフラーの人が……。)
ジャン「ご令嬢。
もし良ければ自分とご一曲。」
ミカサ「ごめんなさい、私そんな暇なんてありません。」
ジャン「」
ジャン(そうだよ、どうせ俺はこんな役回りさ……。)
コニー「ジャンどんまいじゃん……。」
ジャン「うるせえよ……。なんだよその語尾」
ジャン(でも、本当にミカサ綺麗だな……。)
ジャン「ご令嬢。
もし良ければ自分とご一曲。」
ミカサ「ごめんなさい、私そんな暇なんてありません。」
ジャン「」
ジャン(そうだよ、どうせ俺はこんな役回りさ……。)
コニー「ジャンどんまいじゃん……。」
ジャン「うるせえよ……。なんだよその語尾」
ジャン(でも、本当にミカサ綺麗だな……。)
51: 2013/08/12(月) 00:14:15 ID:Zeh1p87g
ベルトルト『ところ変わってこの舞踏会の主人公……』
エレン「あああ、つまんねえな……。」
ベルトルト『エレン・イェーガー王子。ずっと椅子に座っています。
なんだかつまんない様子です。』
エレン「ったくまだ俺も若いのに、なんで婚約者なんか決めなきゃいけないんだよ……。」ブツブツ
マルコ「まあ僕達使えてる者は、グリシャ王の仰る事は逆らえませんから。」
エレン「あぁあ……。つまんねえ……。
ん?」
エレン「あああ、つまんねえな……。」
ベルトルト『エレン・イェーガー王子。ずっと椅子に座っています。
なんだかつまんない様子です。』
エレン「ったくまだ俺も若いのに、なんで婚約者なんか決めなきゃいけないんだよ……。」ブツブツ
マルコ「まあ僕達使えてる者は、グリシャ王の仰る事は逆らえませんから。」
エレン「あぁあ……。つまんねえ……。
ん?」
52: 2013/08/12(月) 00:16:14 ID:Zeh1p87g
エレン「あの女の人は……!」
マルコ「?
エレン王子、知り合いか何かですか?」
エレン「ああ……。」
ベルトルト『王子が見たもの。それは赤いドレスを身に纏った、ミカデレラの姿でした。
そして、彼の脳裏に浮かんだ物は、かつての記憶。』
エレン「なあマルコ。
俺、昔人を助けた事があったんだ。」
マルコ「人をですか。」
マルコ「?
エレン王子、知り合いか何かですか?」
エレン「ああ……。」
ベルトルト『王子が見たもの。それは赤いドレスを身に纏った、ミカデレラの姿でした。
そして、彼の脳裏に浮かんだ物は、かつての記憶。』
エレン「なあマルコ。
俺、昔人を助けた事があったんだ。」
マルコ「人をですか。」
53: 2013/08/12(月) 00:17:30 ID:Zeh1p87g
エレン「ああ。
確か、ミカデレラって名前だったけな。
そいつの親父は昔、俺の親父と仲良くしていたらしい。
俺と親父がミカデレラの家に行くと、そいつの両親が賊に殺されてたんだ。
ミカデレラはその賊に誘拐されてて。
親父に逃げろと言われて、たまたま入った小屋にそいつらが居たんだ。」
マルコ「じゃあ王子がそのミカデレラを助けたんですか?」
エレン「嫌、俺と2人でやっつけたような感じだよ。
で、身寄りが見つかるまで俺の別荘で預かってて、数日ほど一緒に暮らしたんだ。」
マルコ「成る程。」
確か、ミカデレラって名前だったけな。
そいつの親父は昔、俺の親父と仲良くしていたらしい。
俺と親父がミカデレラの家に行くと、そいつの両親が賊に殺されてたんだ。
ミカデレラはその賊に誘拐されてて。
親父に逃げろと言われて、たまたま入った小屋にそいつらが居たんだ。」
マルコ「じゃあ王子がそのミカデレラを助けたんですか?」
エレン「嫌、俺と2人でやっつけたような感じだよ。
で、身寄りが見つかるまで俺の別荘で預かってて、数日ほど一緒に暮らしたんだ。」
マルコ「成る程。」
54: 2013/08/12(月) 00:20:20 ID:Zeh1p87g
エレン「ミカデレラと別れ際、泣きそうなそいつに、俺は赤いマフラーを渡して。
……そっから会ってねえよ。」
マルコ「へえ。もしかして、あの、綺麗な赤いドレスを着てらっしゃる方がその人ですか?」
エレン「多分な。
俺の渡したマフラーもあんな色だったよ。
身分が全然違ったから、会えないとは思っていたがまさかここで会えるとは思わなかった。」
マルコ「一曲誘ってみたら如何ですか?」
エレン「……俺下手だけど。」
マルコ「大丈夫ですよ。エレン王子なら。」
……そっから会ってねえよ。」
マルコ「へえ。もしかして、あの、綺麗な赤いドレスを着てらっしゃる方がその人ですか?」
エレン「多分な。
俺の渡したマフラーもあんな色だったよ。
身分が全然違ったから、会えないとは思っていたがまさかここで会えるとは思わなかった。」
マルコ「一曲誘ってみたら如何ですか?」
エレン「……俺下手だけど。」
マルコ「大丈夫ですよ。エレン王子なら。」
55: 2013/08/12(月) 00:21:41 ID:Zeh1p87g
ミーナ「あ、座ってたエレン王子が立ち上がった!」
エレン「すみません。そこの赤いドレスの方。」
ミカサ(王子でも、私は関係無い……!)
ミカサ「私は踊る気なんて……。」ハッ
ミカサ「!!……まさか……。」
ミカサ(貴方は……あの時の、マフラーの人……!)
エレン「すみません。そこの赤いドレスの方。」
ミカサ(王子でも、私は関係無い……!)
ミカサ「私は踊る気なんて……。」ハッ
ミカサ「!!……まさか……。」
ミカサ(貴方は……あの時の、マフラーの人……!)
56: 2013/08/12(月) 00:23:08 ID:Zeh1p87g
エレン「もし宜しければ、ご一曲踊りませんか?」イチレイ
ミカサ(まさか、王子があの時のマフラーの人だなんて……!
でも、私ダンスなんて踊れない。)
クリスタ『それも安心して!私の魔法で踊れるようにしたから。』
ミカサ(本当に有難う。クリスタ。)
ミカサ「は、い……。」
ベルトルト『そして、2人は手を取り合い、ダンスを躍り出しました。』
ミカサ(まさか、王子があの時のマフラーの人だなんて……!
でも、私ダンスなんて踊れない。)
クリスタ『それも安心して!私の魔法で踊れるようにしたから。』
ミカサ(本当に有難う。クリスタ。)
ミカサ「は、い……。」
ベルトルト『そして、2人は手を取り合い、ダンスを躍り出しました。』
57: 2013/08/12(月) 00:25:53 ID:Zeh1p87g
ベルトルト『クリスタの魔法で、初めてに関わらず、ミカデレラの躍りは完璧でした。
どうやら王子にも魔法がかかっているらしく、二人のダンスは周りの人々を魅了させました。』
サシャ「素敵ですねえ」
アニ「うん。」
ベルトルト『そして2人の間に、甘やかな雰囲気が生まれていました。
ですが、楽しい時間ほど早く過ぎるもの。
いつの間にか、約束の時間の3分前になってました。』
ミカサ「……時間。帰らなくちゃ、駄目。」
エレン「せめて、あと一曲だけでも。」
ミカサ「……ごめんなさい。」
どうやら王子にも魔法がかかっているらしく、二人のダンスは周りの人々を魅了させました。』
サシャ「素敵ですねえ」
アニ「うん。」
ベルトルト『そして2人の間に、甘やかな雰囲気が生まれていました。
ですが、楽しい時間ほど早く過ぎるもの。
いつの間にか、約束の時間の3分前になってました。』
ミカサ「……時間。帰らなくちゃ、駄目。」
エレン「せめて、あと一曲だけでも。」
ミカサ「……ごめんなさい。」
58: 2013/08/12(月) 00:27:23 ID:Zeh1p87g
ベルトルト『王子の手を放すミカデレラ。少し距離を放した後。』
ミカサ「……あの時は有難うございました。」ペコリ
ダッ
ベルトルト『そう彼女は言い残すと去って行きました。』
エレン「待ってくれ!せめて、名前だけでも……!」
エレン(あの時のって、やっぱり本当に……!)
ベルトルト『王子はミカデレラを追い掛けますが、流石希に類を見ないような身体能力の持ち主。
あっと言う間に外に出てしまいました。』
ミカサ「ライナー、早く戻って。早く。」
鎧の巨人「」コクン
ザッザッザッザッ
ミカサ「……あの時は有難うございました。」ペコリ
ダッ
ベルトルト『そう彼女は言い残すと去って行きました。』
エレン「待ってくれ!せめて、名前だけでも……!」
エレン(あの時のって、やっぱり本当に……!)
ベルトルト『王子はミカデレラを追い掛けますが、流石希に類を見ないような身体能力の持ち主。
あっと言う間に外に出てしまいました。』
ミカサ「ライナー、早く戻って。早く。」
鎧の巨人「」コクン
ザッザッザッザッ
59: 2013/08/12(月) 00:28:18 ID:Zeh1p87g
ベルトルト『彼女は追い付かれない様に早く逃げようと急かします。
ですが、直ぐに魔法がとけてしまいました。』
ミカサ「あ……ドレスが……。」
ベルトルト『鎧の巨人はライナーに、赤いドレスはマフラーに、綺麗な姿だったミカデレラは、またあのみすぼらしい姿に戻ってしまったのです。』
ライナー「仕方ない。徒歩で帰るか。幸い、道はさっき木を薙ぎ倒して行ったのを辿ればいいしな。」
ミカサ「うん。
あっ」
ビュウゥウ
ベルトルト『その時です。突然物凄い強風が吹き、マフラーが飛んでいってしまいました。』
ですが、直ぐに魔法がとけてしまいました。』
ミカサ「あ……ドレスが……。」
ベルトルト『鎧の巨人はライナーに、赤いドレスはマフラーに、綺麗な姿だったミカデレラは、またあのみすぼらしい姿に戻ってしまったのです。』
ライナー「仕方ない。徒歩で帰るか。幸い、道はさっき木を薙ぎ倒して行ったのを辿ればいいしな。」
ミカサ「うん。
あっ」
ビュウゥウ
ベルトルト『その時です。突然物凄い強風が吹き、マフラーが飛んでいってしまいました。』
60: 2013/08/12(月) 00:29:14 ID:Zeh1p87g
ミカサ「待って!!」
ベルトルト『彼女はマフラーを追い掛けますが、努力は空しく。
マフラーは先ほどの城の敷地へと入ってしまいました。』
ミカサ「マフラーが……。」
ライナー「城の中に入ってしまったら仕方ない。諦めるんだミカサ。」
ミカサ「でも……。」
ライナー「例の人に居たんだろ?そいつの元に戻ったんだ。
だったらいいじゃねえか。」
ミカサ「……。」コクン
ライナー「帰ろうぜ。」
ミカサ「……。」コクン
ベルトルト『彼女はマフラーを追い掛けますが、努力は空しく。
マフラーは先ほどの城の敷地へと入ってしまいました。』
ミカサ「マフラーが……。」
ライナー「城の中に入ってしまったら仕方ない。諦めるんだミカサ。」
ミカサ「でも……。」
ライナー「例の人に居たんだろ?そいつの元に戻ったんだ。
だったらいいじゃねえか。」
ミカサ「……。」コクン
ライナー「帰ろうぜ。」
ミカサ「……。」コクン
61: 2013/08/12(月) 00:31:10 ID:Zeh1p87g
ベルトルト『その頃、ミカデレラを追いかけ、外に出ていたエレン王子。』
エレン「くそっ、足速すぎるだろ……。どこに行ったんだ……!
……ん?」
ベルトルト『彼は赤く長い物を見つけました。
近づき拾い上げると……。』
エレン「これは……!俺がミカデレラに上げたマフラーじゃねえか……!
やっぱり、あれはミカデレラだったのか……。」
ベルトルト『そして、彼はマフラーを握り締め、強く言いはなちました。』
エレン「必ず、ミカデレラを探し出してやる……!
国民1人残さず、探しきってやる……!」
ベルトルト『こうして、国を上げたミカデレラ探しが始まったのです。』
エレン「くそっ、足速すぎるだろ……。どこに行ったんだ……!
……ん?」
ベルトルト『彼は赤く長い物を見つけました。
近づき拾い上げると……。』
エレン「これは……!俺がミカデレラに上げたマフラーじゃねえか……!
やっぱり、あれはミカデレラだったのか……。」
ベルトルト『そして、彼はマフラーを握り締め、強く言いはなちました。』
エレン「必ず、ミカデレラを探し出してやる……!
国民1人残さず、探しきってやる……!」
ベルトルト『こうして、国を上げたミカデレラ探しが始まったのです。』
62: 2013/08/12(月) 00:32:23 ID:Zeh1p87g
ベルトルト『舞踏会が終わって数日がたちました。』
ユミル「おい、早く窓拭けよ、ミカデレラ。」
ミカサ「解りました、お母様。」
ミカサ「はあ……」フキフキ
ベルトルト『マフラーを無くした彼女は、あの日から意気消沈していました。』
アニ「ミカデレラ、一体どうしたんでだろうね?」
サシャ「それにマフラーもどっかやったみたいですし。」
ユミル「おい、早く窓拭けよ、ミカデレラ。」
ミカサ「解りました、お母様。」
ミカサ「はあ……」フキフキ
ベルトルト『マフラーを無くした彼女は、あの日から意気消沈していました。』
アニ「ミカデレラ、一体どうしたんでだろうね?」
サシャ「それにマフラーもどっかやったみたいですし。」
63: 2013/08/12(月) 00:33:58 ID:Zeh1p87g
コンコンコン
マルコ「すみませーん、ミカデレラ様居ますかー?」
ユミル「はいはい、居ますよっと。
ミカデレラ、お前に客だよ。」
ミカサ「解りました。」コクン
ギィイ
ミカサ「どなたですか……。」
マルコ「僕は、この国の王子に使えております、マルコと申します。
失礼ですが、貴方様がミカデレラでしょうか?」
ミカサ(王子?!)ドキッ
ミカサ「そうですけど……。」
マルコ(確かにこの間見た赤いドレスの人に似ている。)
ミカサ「あの、王子が何の様ですか……。」
マルコ「すみませーん、ミカデレラ様居ますかー?」
ユミル「はいはい、居ますよっと。
ミカデレラ、お前に客だよ。」
ミカサ「解りました。」コクン
ギィイ
ミカサ「どなたですか……。」
マルコ「僕は、この国の王子に使えております、マルコと申します。
失礼ですが、貴方様がミカデレラでしょうか?」
ミカサ(王子?!)ドキッ
ミカサ「そうですけど……。」
マルコ(確かにこの間見た赤いドレスの人に似ている。)
ミカサ「あの、王子が何の様ですか……。」
64: 2013/08/12(月) 00:36:13 ID:Zeh1p87g
ユミル「あ?王子の使いがミカデレラに何の用だ?」ヒョコ
マルコ「ミカデレラ様、先日の舞踏会でこのマフラーをお忘れになられましたよね?」スッ
ミカサ「!!」
ミカサ(確かに、私のマフラー……!!)
ユミル「あ?ミカデレラは舞踏会なんかに行ってなi」
ミカサ「……はい。」
ユミル「え?お前、舞踏会に行ったのか……?
まさか、あの赤いドレスの……。」
ミカサ「」コクン
マルコ「やっぱり。」
マルコ「ミカデレラ様、先日の舞踏会でこのマフラーをお忘れになられましたよね?」スッ
ミカサ「!!」
ミカサ(確かに、私のマフラー……!!)
ユミル「あ?ミカデレラは舞踏会なんかに行ってなi」
ミカサ「……はい。」
ユミル「え?お前、舞踏会に行ったのか……?
まさか、あの赤いドレスの……。」
ミカサ「」コクン
マルコ「やっぱり。」
65: 2013/08/12(月) 00:37:17 ID:Zeh1p87g
マルコ「ミカデレラ様、王子が貴方様に再び会いたいと仰ってます。」
ミカサ「エレン王子が……、私を……?」
マルコ「はい。なので、是非王子と謁見して頂きたいんですが、大丈夫でしょうか?」
ミカサ「はい……」コクン
ユミル「ちょ、お前……」
マルコ「それでは、ミカデレラ様をお連れしますね。
失礼しました。」
ユミル「は、はぁ……。」
パカラパカラパカラ...
ユミル「」アゼン
ミカサ「エレン王子が……、私を……?」
マルコ「はい。なので、是非王子と謁見して頂きたいんですが、大丈夫でしょうか?」
ミカサ「はい……」コクン
ユミル「ちょ、お前……」
マルコ「それでは、ミカデレラ様をお連れしますね。
失礼しました。」
ユミル「は、はぁ……。」
パカラパカラパカラ...
ユミル「」アゼン
66: 2013/08/12(月) 00:37:54 ID:Zeh1p87g
サシャ「どうしたんですか?」
ユミル「あの赤いドレスの人、ミカデレラだったみたいだ……。
その人の忘れ物として届けられたマフラーがあいつのだった……。」
アニ「えっ?うちにあんな赤いドレスなんてあったかい?
有りませんでしたよね、姉様。」
サシャ「有りません有りません。第一、ミカデレラは連れてってませんし。」
ユミル「それに、あの時マフラーなんかしてなかったよな?」
アニ「不思議な事もあるもんだね……。」
ユミル「あの赤いドレスの人、ミカデレラだったみたいだ……。
その人の忘れ物として届けられたマフラーがあいつのだった……。」
アニ「えっ?うちにあんな赤いドレスなんてあったかい?
有りませんでしたよね、姉様。」
サシャ「有りません有りません。第一、ミカデレラは連れてってませんし。」
ユミル「それに、あの時マフラーなんかしてなかったよな?」
アニ「不思議な事もあるもんだね……。」
67: 2013/08/12(月) 00:39:09 ID:Zeh1p87g
ベルトルト『そして、謁見の間。』
エレン「お前が、ミカデレラか。
久し振りだな。」
ミカサ「エレン王子……。
あの時は王子とは知らなかった、ですが沢山のご無礼を……!」
エレン「そんな事は気にするな。
……ずっとお前の事が気になってたんだ。」
ミカサ「そう、ですか……。」
ミカサ(私も気になってた……。)
エレン「お前が、ミカデレラか。
久し振りだな。」
ミカサ「エレン王子……。
あの時は王子とは知らなかった、ですが沢山のご無礼を……!」
エレン「そんな事は気にするな。
……ずっとお前の事が気になってたんだ。」
ミカサ「そう、ですか……。」
ミカサ(私も気になってた……。)
68: 2013/08/12(月) 00:39:44 ID:Zeh1p87g
エレン「ずっと身分も低くて、どうやって暮らしてるんだ、と考えてて……。
舞踏会なんかに来れる身分じゃないと思ってたのに、まさか会えるなんて思わなかった。」
ミカサ「私も、あの時のご恩を片時も忘れた事が有りません。
まさか、私も会えるなんて思いませんでした。」
エレン「何回も舞踏会に出たが、この間みたいに楽しい事は無かったな。」
ミカサ「そうなんですか……。私も、あんなにダンスが踊れるなんて……。」
舞踏会なんかに来れる身分じゃないと思ってたのに、まさか会えるなんて思わなかった。」
ミカサ「私も、あの時のご恩を片時も忘れた事が有りません。
まさか、私も会えるなんて思いませんでした。」
エレン「何回も舞踏会に出たが、この間みたいに楽しい事は無かったな。」
ミカサ「そうなんですか……。私も、あんなにダンスが踊れるなんて……。」
69: 2013/08/12(月) 00:43:47 ID:Zeh1p87g
エレン「俺もだ。
あんなに軽やかに踊れたのは初めてだ。
ミカデレラ。」
ミカサ「はい。」
エレン「俺はもしかすると、あの時からミカデレラに恋をしていたのかもしれない。
だから……その……結婚を前提に付き合ってくれ!!じゃなくてください!!」
ミカサ「えっ……!!
そんな、でも私なんて……。身分が低いし……、筋肉質だし……。」
ミカサ「でも私も、あのマフラーを貰った時から貴方の事が好きだったのかも知れない。
こんな私でよければ……。」
エレン「ミカデレラ……」
ミカサ「エレン……」
ベルトルト『お互いに見つめあう2人。そして、抱き合いました。
こうして二人は付き合い、結婚し、幸せに過ごしましたとさ。
めでたしめでたし。』
~完~
あんなに軽やかに踊れたのは初めてだ。
ミカデレラ。」
ミカサ「はい。」
エレン「俺はもしかすると、あの時からミカデレラに恋をしていたのかもしれない。
だから……その……結婚を前提に付き合ってくれ!!じゃなくてください!!」
ミカサ「えっ……!!
そんな、でも私なんて……。身分が低いし……、筋肉質だし……。」
ミカサ「でも私も、あのマフラーを貰った時から貴方の事が好きだったのかも知れない。
こんな私でよければ……。」
エレン「ミカデレラ……」
ミカサ「エレン……」
ベルトルト『お互いに見つめあう2人。そして、抱き合いました。
こうして二人は付き合い、結婚し、幸せに過ごしましたとさ。
めでたしめでたし。』
~完~
70: 2013/08/12(月) 00:44:02 ID:Zeh1p87g
お付き合いくださり有難うございました。
途中で抜けてしまったりとややこしくなってすみません。
改めてみると終わり方がぐだぐだだったり、変換ミスがあったりしてます…。
今違うSSを書いているのでそちらもよろしくお願いします(多分文体で解ります。
それでは失礼します。
最後に
進撃ほのぼのSS増えろ!!
途中で抜けてしまったりとややこしくなってすみません。
改めてみると終わり方がぐだぐだだったり、変換ミスがあったりしてます…。
今違うSSを書いているのでそちらもよろしくお願いします(多分文体で解ります。
それでは失礼します。
最後に
進撃ほのぼのSS増えろ!!
引用: 【進撃SS】ミカデレラ
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります