262: 2017/08/28(月) 21:40:43.34 ID:TsJUXiuk0
最初から:モバP「アイドルたちが異能力者になったからなんとかしろって!?」
前回:モバP「二宮飛鳥、能力名『共鳴世界の存在論』」
PM10:25
P「まゆ、俺はもちろんまゆの事も大切だ。でも晶葉だって他のみんなだって大切で、誰が一番とか、そういうのは無いんだ。……分かってくれるか?」
まゆ「はい……まゆだって本当は分かってます。さっきは問い詰めてしまって、ごめんなさい……」
P「うん。じゃあ、結婚しようか」
まゆ「!」
幸子「えっ!?」
晶葉「な……」
裕子「ええっ!?」
まゆ「いいんですか……?」
P「『マイ・スイート・ハネムーン』があればこの先心強いからさ……そういう意味でいいなら」
まゆ「えいっ♪」ギュッ
P「おおっ!? い、いいんだな?」
まゆ「Pさんも抱き締めてください。でないと、『マイ・スイート・ハネムーン』は発動しませんよ?」
P「お、おう。じゃあ遠慮なく……」ギュウッ
裕子「お、おめでとうございます……でいいんです?」
幸子「まあ、いいんじゃないですかねぇ?」
晶葉「…………」
P「よし、10秒! サンキューな、まゆ!」
まゆ「氏がふたりを分かつまで、ずっと一緒です」
P「ははは、結婚式か? じゃあ誓いのキスでも────」
チュッ
まゆ「はい、します♪」
P「冗談だったのに……」
263: 2017/08/28(月) 21:53:34.03 ID:TsJUXiuk0
晶葉「……もういいか、助手?」
P「ん、ああ、先へ進もう。つってもこの部屋に先なんて無いはずなんだが……」
裕子「もしや、あの扉では?」
P「『運命の扉』か。開けても何も無いはずの扉だが……他に目ぼしい物も無いしな」
幸子「開けてみるだけならタダです!」タッタッタッ
P「ちょっ、おい幸子────」
ガチャ、ピカァァァァァッ!
幸子「眩しいっ! ……けど、先に部屋があるみたいですよ?」
晶葉「当たりのようだな」
P「よし、じゃあ先へ進むとしよう」
まゆ「あっ、ちょっと待ってください。みくちゃんはどうしますか?」
みく「」
P「あー、まだ気絶してるのか。面倒だけど、起きたら聞きたいこともあるし連れて行こう」
晶葉「そうなると、助手が背負って行くしかなくなるが……大丈夫か?」
P「それならいい方法があるよ。『おねだり Shall We ~?』!」ビイイイイイイッ
みく(猫)「」
裕子「なるほど、ネコさんにすれば連れて行くのも簡単ですね!」
P「そういうこと。じゃ、ユッコよろしく」
裕子「えっ、私ですかぁ!?」
キィーッ、スタスタスタ……
P「ん、ああ、先へ進もう。つってもこの部屋に先なんて無いはずなんだが……」
裕子「もしや、あの扉では?」
P「『運命の扉』か。開けても何も無いはずの扉だが……他に目ぼしい物も無いしな」
幸子「開けてみるだけならタダです!」タッタッタッ
P「ちょっ、おい幸子────」
ガチャ、ピカァァァァァッ!
幸子「眩しいっ! ……けど、先に部屋があるみたいですよ?」
晶葉「当たりのようだな」
P「よし、じゃあ先へ進むとしよう」
まゆ「あっ、ちょっと待ってください。みくちゃんはどうしますか?」
みく「」
P「あー、まだ気絶してるのか。面倒だけど、起きたら聞きたいこともあるし連れて行こう」
晶葉「そうなると、助手が背負って行くしかなくなるが……大丈夫か?」
P「それならいい方法があるよ。『おねだり Shall We ~?』!」ビイイイイイイッ
みく(猫)「」
裕子「なるほど、ネコさんにすれば連れて行くのも簡単ですね!」
P「そういうこと。じゃ、ユッコよろしく」
裕子「えっ、私ですかぁ!?」
キィーッ、スタスタスタ……
265: 2017/08/28(月) 22:12:54.74 ID:TsJUXiuk0
???
P(運命の扉の先には短い通路があり、その奥にどこかの部屋へと続いているだろう扉があった)
P「『Hotel Moonside』のときのような異空間なのか……?」スタッ
晶葉「おそらくはな。……この先に志希が居るはずだ」
まゆ「いよいよ、ですね」
P「ああ。……時に、ユッコ」
裕子「なんですか?」
P「最後の戦いに挑む前に、少し抱き締めていいか?」
裕子「えっ……?」
P「ちょっとだけ、ほんのちょっとだけだ。それでユッコが異能力者かどうか分かる」
裕子「わ、私は異能力者じゃなくてエスパーですから!」
P「大浴場で何かされたのがずっと気になってたんだよッ! 抱き締めれば分かるんだから!」
裕子「ええっ、で、でも恥ずかしいですしっ……プロデューサーさん、結婚してるじゃないですか!」
P「今なら、10秒だけなら大丈夫さ……な、まゆ?」
まゆ「別に怒ったりしないですよぉ」
P(「エヴリデイドリーム」は使うけど、っていうのは勘弁してね)
まゆ(使いません!)
裕子「それなら……優しくしてくださいね」
P「遠慮なく」ギュッ
P(運命の扉の先には短い通路があり、その奥にどこかの部屋へと続いているだろう扉があった)
P「『Hotel Moonside』のときのような異空間なのか……?」スタッ
晶葉「おそらくはな。……この先に志希が居るはずだ」
まゆ「いよいよ、ですね」
P「ああ。……時に、ユッコ」
裕子「なんですか?」
P「最後の戦いに挑む前に、少し抱き締めていいか?」
裕子「えっ……?」
P「ちょっとだけ、ほんのちょっとだけだ。それでユッコが異能力者かどうか分かる」
裕子「わ、私は異能力者じゃなくてエスパーですから!」
P「大浴場で何かされたのがずっと気になってたんだよッ! 抱き締めれば分かるんだから!」
裕子「ええっ、で、でも恥ずかしいですしっ……プロデューサーさん、結婚してるじゃないですか!」
P「今なら、10秒だけなら大丈夫さ……な、まゆ?」
まゆ「別に怒ったりしないですよぉ」
P(「エヴリデイドリーム」は使うけど、っていうのは勘弁してね)
まゆ(使いません!)
裕子「それなら……優しくしてくださいね」
P「遠慮なく」ギュッ
266: 2017/08/28(月) 22:36:53.48 ID:TsJUXiuk0
P「…………」パッ
裕子「ど、どうですか?」
P「……やっぱりユッコも異能力者だったよ」
裕子「そ、そんな……じゃあ本物のサイキックパワーだと思っていたのは、異能の力だったんですね……」ショボン
P「いや、あながちそうとは言えんのだが……」
裕子「本当ですか!?」バッ
晶葉「助手、裕子の異能はどんな能力だったんだ?」
P「……言いづらい」
まゆ「Pさん♪」
P「はいはいッ! 『対処の理性を弱めたあとラッキースOベ体質にする』、それが『ミラクルテレパシー』の能力!」
P(しかも、能力を持つ俺自身にも解除出来ない永続能力!)
まゆ「ラッキー、スOベ?」
晶葉「……そういえば」
幸子「何か、そんなことがあったような気が……」
裕子「ラッキースOベ、ってどんなラッキーなんです?」
P「……さすがに冗談だろ?」
裕子「ど、どうですか?」
P「……やっぱりユッコも異能力者だったよ」
裕子「そ、そんな……じゃあ本物のサイキックパワーだと思っていたのは、異能の力だったんですね……」ショボン
P「いや、あながちそうとは言えんのだが……」
裕子「本当ですか!?」バッ
晶葉「助手、裕子の異能はどんな能力だったんだ?」
P「……言いづらい」
まゆ「Pさん♪」
P「はいはいッ! 『対処の理性を弱めたあとラッキースOベ体質にする』、それが『ミラクルテレパシー』の能力!」
P(しかも、能力を持つ俺自身にも解除出来ない永続能力!)
まゆ「ラッキー、スOベ?」
晶葉「……そういえば」
幸子「何か、そんなことがあったような気が……」
裕子「ラッキースOベ、ってどんなラッキーなんです?」
P「……さすがに冗談だろ?」
268: 2017/08/28(月) 23:08:00.49 ID:TsJUXiuk0
P(にしても、これでかなりの数の異能をコピーしたな……全部でいくつだ?)
能力名:「To my darling…」
能力:カワイイと褒めるほど幸運になる
能力名:「華蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~」
能力:自身が描いたものを具現化する
能力名:「-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律」
能力:影をカラスに変化させて襲いかからせる(影が濃いほど強力に)
能力名:「おねだり Shall We ~?」
能力:相手を猫にする
能力名:「ニャンと☆スペクタクル」
能力:相手にネコミミを付ける
能力名:「共鳴世界の存在論」
能力:包帯を操り包んだ相手の声を奪うことで世界(ss)から追放する
能力名:「エヴリデイドリーム」
能力:Pの戦意を完全に喪失させる
能力名:「マイ・スイート・ハネムーン」
能力:10秒以上抱き合うことでPと一つになる
能力名:「ミラクルテレパシー」
能力:対象の理性を弱めたあとラッキースOベ体質にする(永続)
P(全部で9つ、これだけあれば複数人で来られてもなんとかなりそうだ。一つ二つ役に立たん異能も混じってはいるが……)
P(っていうか、「共鳴世界の存在論」の世界から追放するって結局どういうことなんだ? ss……?)
幸子「……というようなことです」
裕子「な、なるほど、そういうのをラッキースOベと言うんですね」
まゆ「でもそれが異能ってことは、テレポーテーションは裕子ちゃんが自力でやってるってことですよね?」
裕子「はいっ! やっぱり私、本物のエスパーだったんですね!」
晶葉「……信じられないが、そうなんだろう」
P「じゃあ裕子がモノホンのエスパーと分かったところで、そろそろ……行くか」
「ああ」「はい」「はいっ!」「はぁい」
P「…………」スッ
ガチャ、キィーッ……
能力名:「To my darling…」
能力:カワイイと褒めるほど幸運になる
能力名:「華蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~」
能力:自身が描いたものを具現化する
能力名:「-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律」
能力:影をカラスに変化させて襲いかからせる(影が濃いほど強力に)
能力名:「おねだり Shall We ~?」
能力:相手を猫にする
能力名:「ニャンと☆スペクタクル」
能力:相手にネコミミを付ける
能力名:「共鳴世界の存在論」
能力:包帯を操り包んだ相手の声を奪うことで世界(ss)から追放する
能力名:「エヴリデイドリーム」
能力:Pの戦意を完全に喪失させる
能力名:「マイ・スイート・ハネムーン」
能力:10秒以上抱き合うことでPと一つになる
能力名:「ミラクルテレパシー」
能力:対象の理性を弱めたあとラッキースOベ体質にする(永続)
P(全部で9つ、これだけあれば複数人で来られてもなんとかなりそうだ。一つ二つ役に立たん異能も混じってはいるが……)
P(っていうか、「共鳴世界の存在論」の世界から追放するって結局どういうことなんだ? ss……?)
幸子「……というようなことです」
裕子「な、なるほど、そういうのをラッキースOベと言うんですね」
まゆ「でもそれが異能ってことは、テレポーテーションは裕子ちゃんが自力でやってるってことですよね?」
裕子「はいっ! やっぱり私、本物のエスパーだったんですね!」
晶葉「……信じられないが、そうなんだろう」
P「じゃあ裕子がモノホンのエスパーと分かったところで、そろそろ……行くか」
「ああ」「はい」「はいっ!」「はぁい」
P「…………」スッ
ガチャ、キィーッ……
271: 2017/08/29(火) 13:32:56.46 ID:ihLrwBRno
モワワァ~ン
P「うわっ、なんだこりゃ!?」
晶葉「霧状の……アロマ、だな。大量のディフューザーが置いてあるようだ」
まゆ「なんというか、いい香りなんですけど……濃いですね」
幸子「……へくしゅっ! へくしゅ!」ズルズル
裕子「大丈夫ですか? 幸子ちゃん」
幸子「くしゅっ! こっ、この香り、何か、だ、くしゅっ! ダメかもしれませんっ!」
晶葉「マスクを着けるか? といっても防毒マスクだが」スッ
幸子「あ、はい……くしゅっ! ありがとうございます」シュコー
「にゃはは、とうとう見つかっちゃったね~」スタスタスタ
P「志希ッ!」
志希「すごいねキミ、数々の異能力者相手にここまで連戦連勝、負け無しじゃん!」
P「いや、まあ……うん。一応な」
P(まゆには完全に負けてたけど……)
P「うわっ、なんだこりゃ!?」
晶葉「霧状の……アロマ、だな。大量のディフューザーが置いてあるようだ」
まゆ「なんというか、いい香りなんですけど……濃いですね」
幸子「……へくしゅっ! へくしゅ!」ズルズル
裕子「大丈夫ですか? 幸子ちゃん」
幸子「くしゅっ! こっ、この香り、何か、だ、くしゅっ! ダメかもしれませんっ!」
晶葉「マスクを着けるか? といっても防毒マスクだが」スッ
幸子「あ、はい……くしゅっ! ありがとうございます」シュコー
「にゃはは、とうとう見つかっちゃったね~」スタスタスタ
P「志希ッ!」
志希「すごいねキミ、数々の異能力者相手にここまで連戦連勝、負け無しじゃん!」
P「いや、まあ……うん。一応な」
P(まゆには完全に負けてたけど……)
272: 2017/08/29(火) 13:33:48.46 ID:ihLrwBRno
晶葉「志希! 今回の事は全て君が起こしたのか!」
志希「ん~、この際だから正直に言うと……」
P「正直に言うと……?」
志希「『半分』だよ。あたしがやったのはね」
P「半分……!?」
晶葉「半分とはどういうことか、説明してもらおう!」
志希「ダメダメ、教えてあげないよ~♪ 教えて欲しかったら……」
P「戦うしかないってことだろ結局ッ! 容赦しないからな!」
志希「うん、あたしもそのつもりだよ?」
スタスタ……
まゆ「! 部屋の奥から誰か来ます」
智絵里・藍子「…………」
P「智絵里ッ! 藍子ッ! まさか────」
志希「そーゆーこと。二人ともつよーい異能を持ってたから、また異能力者にした!」
晶葉「まずいぞ、助手……藍子の異能は言わずもがな、智絵里も────」
P「……それ以上言う必要は無いぜ、晶葉」スッ
ピカァァァァァッ!
志希「ん~、この際だから正直に言うと……」
P「正直に言うと……?」
志希「『半分』だよ。あたしがやったのはね」
P「半分……!?」
晶葉「半分とはどういうことか、説明してもらおう!」
志希「ダメダメ、教えてあげないよ~♪ 教えて欲しかったら……」
P「戦うしかないってことだろ結局ッ! 容赦しないからな!」
志希「うん、あたしもそのつもりだよ?」
スタスタ……
まゆ「! 部屋の奥から誰か来ます」
智絵里・藍子「…………」
P「智絵里ッ! 藍子ッ! まさか────」
志希「そーゆーこと。二人ともつよーい異能を持ってたから、また異能力者にした!」
晶葉「まずいぞ、助手……藍子の異能は言わずもがな、智絵里も────」
P「……それ以上言う必要は無いぜ、晶葉」スッ
ピカァァァァァッ!
273: 2017/08/29(火) 13:34:17.72 ID:ihLrwBRno
P(「華蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~」ッ! スポットライトを具現化する!)
志希「それで目眩ましでもするつもり?」
P「スポットライトはアイドルを照らすためあるんだよ。……『LEGNE』ッ!」シュイイン!
影カラスたち「グアーッ!」 バサッバサッ
智絵里・藍子「きゃあっ!?」ドサッ
志希「!」
P「続いて『共鳴世界の存在論』ッ! 二人を拘束する!」シュルルル!
P(包帯はフリールームに山ほどあったッ!)
ギュウウッ!
藍子「っ、あっ……」カラッ、コトッ
智絵里「うぅ……」
P「藍子のカメラは床に落ちた。智絵里も身動きとれない以上異能は使えまい」
志希「…………」
P「このまま終わらせるッ! 『おねだり Shall We ~?』、藍子を猫にッ!」ビィィィッ
藍子(猫)「!」チョコン
P「そして『存在論』ッ!」
グルグルグルグル! ……シュルルル、パタッ
P「智絵里は『追放』した。もっとも、俺たちには関係ないらしいがな」
志希「それで目眩ましでもするつもり?」
P「スポットライトはアイドルを照らすためあるんだよ。……『LEGNE』ッ!」シュイイン!
影カラスたち「グアーッ!」 バサッバサッ
智絵里・藍子「きゃあっ!?」ドサッ
志希「!」
P「続いて『共鳴世界の存在論』ッ! 二人を拘束する!」シュルルル!
P(包帯はフリールームに山ほどあったッ!)
ギュウウッ!
藍子「っ、あっ……」カラッ、コトッ
智絵里「うぅ……」
P「藍子のカメラは床に落ちた。智絵里も身動きとれない以上異能は使えまい」
志希「…………」
P「このまま終わらせるッ! 『おねだり Shall We ~?』、藍子を猫にッ!」ビィィィッ
藍子(猫)「!」チョコン
P「そして『存在論』ッ!」
グルグルグルグル! ……シュルルル、パタッ
P「智絵里は『追放』した。もっとも、俺たちには関係ないらしいがな」
274: 2017/08/29(火) 13:35:07.08 ID:ihLrwBRno
裕子「すごい! あっという間に倒しちゃいました!」
まゆ「さすがPさん♪」ギュッ
P「先手を取れればこんなもんよ!」
晶葉「逆に言えば、これまでは相手が異能を使うのを待って後手に回っていたということだな」
P「う、まあそうなんだけど……」
志希「これは、予想以上……けど」ズサッ
P「志希ッ! ここまで来て逃げるつもりか!」
志希「逃げるんじゃないよ~? これを飲むだけ」コトッ
晶葉「何の薬だ……まさか、異能を目覚めさせる!」
P「異能が一つだけじゃあ俺に勝てないと踏んだか!?」
志希「違う違う、自分で自分を『支配』しないためのクスリっ」ゴクッ
P「支配……!?」
志希「この匂いで気づかなかったのかな~?」スンスン
晶葉「……!」ハッ
まゆ「さすがPさん♪」ギュッ
P「先手を取れればこんなもんよ!」
晶葉「逆に言えば、これまでは相手が異能を使うのを待って後手に回っていたということだな」
P「う、まあそうなんだけど……」
志希「これは、予想以上……けど」ズサッ
P「志希ッ! ここまで来て逃げるつもりか!」
志希「逃げるんじゃないよ~? これを飲むだけ」コトッ
晶葉「何の薬だ……まさか、異能を目覚めさせる!」
P「異能が一つだけじゃあ俺に勝てないと踏んだか!?」
志希「違う違う、自分で自分を『支配』しないためのクスリっ」ゴクッ
P「支配……!?」
志希「この匂いで気づかなかったのかな~?」スンスン
晶葉「……!」ハッ
275: 2017/08/29(火) 13:36:25.33 ID:ihLrwBRno
……ギュウッ
P「……まゆ?」
まゆ「『エヴリデイドリーム』」スッ
P「! な……に……!?」グタッ
晶葉「これアロマのような香りは『異能力者を支配下に置く薬』だったんだ! 部屋に入ってから私たちはそれを吸い続けた!」
志希「この部屋に入った時点で、キミたちは志希ちゃんの罠に嵌まっていたのだよ~っ! 」
P「く、ということはッ……」
裕子「ふふふ……エスパーユッコはサイキックの力でプロデューサーさんを倒さなきゃいけないようですね……!」ムムム
まゆ「Pさんは、まゆのためなら氏んでくれますよね……?」ギュウッ
P「なんとぉッ……!?」
幸子「プロデューサーさんっ!」ガシッ
まゆ「!」
ズルズルズル……
P「幸子……!? お前は────」
幸子「ボクはこのマスクを着けていたのでので大丈夫です! プロデューサーさんの味方ですよ!」
P「さ、幸子ぉ……!」ガシッ
幸子「フフーン! 幸運がボクを守ったんです!」
P「……まゆ?」
まゆ「『エヴリデイドリーム』」スッ
P「! な……に……!?」グタッ
晶葉「これアロマのような香りは『異能力者を支配下に置く薬』だったんだ! 部屋に入ってから私たちはそれを吸い続けた!」
志希「この部屋に入った時点で、キミたちは志希ちゃんの罠に嵌まっていたのだよ~っ! 」
P「く、ということはッ……」
裕子「ふふふ……エスパーユッコはサイキックの力でプロデューサーさんを倒さなきゃいけないようですね……!」ムムム
まゆ「Pさんは、まゆのためなら氏んでくれますよね……?」ギュウッ
P「なんとぉッ……!?」
幸子「プロデューサーさんっ!」ガシッ
まゆ「!」
ズルズルズル……
P「幸子……!? お前は────」
幸子「ボクはこのマスクを着けていたのでので大丈夫です! プロデューサーさんの味方ですよ!」
P「さ、幸子ぉ……!」ガシッ
幸子「フフーン! 幸運がボクを守ったんです!」
276: 2017/08/29(火) 13:37:04.71 ID:ihLrwBRno
志希「んん~? 幸子ちゃんはともかく、キミはどうして平気なままなのかな?」
P「っ、さぁな……」スタッ
晶葉「助手が飲んだのは私が作った薬だ。厳密には他の異能力者とは違う」
志希「ふむふむ、そっか……でも、キミに二人を倒せるかな~?」
P「くっ!」
P(サイキックがあるとはいえ、ユッコは攻撃性のある異能ではないし問題はない)
P(問題は……!)
まゆ「『エヴリデイドリーム』からは逃れられませんよ、Pさん……?」
P「くっ、あ……ぐ」グラッ
P(体から力が抜ける上、戦意まで喪失させるこの異能だッ! コピーしたから自力で解除出来るとはいえ────)
まゆ(解除しても無駄、です)スッ
P(同じことの繰り返し……先へ進めないッ……!)
裕子「ムムムム……火山の噴火口か、それとも南極にでも飛ばしてしまうのがいいでしょうか……」
P(ユッコまで何か恐ろしいことを呟き始めているじゃないかッ! 早く、まゆを止めなければ……!)
P「っ、さぁな……」スタッ
晶葉「助手が飲んだのは私が作った薬だ。厳密には他の異能力者とは違う」
志希「ふむふむ、そっか……でも、キミに二人を倒せるかな~?」
P「くっ!」
P(サイキックがあるとはいえ、ユッコは攻撃性のある異能ではないし問題はない)
P(問題は……!)
まゆ「『エヴリデイドリーム』からは逃れられませんよ、Pさん……?」
P「くっ、あ……ぐ」グラッ
P(体から力が抜ける上、戦意まで喪失させるこの異能だッ! コピーしたから自力で解除出来るとはいえ────)
まゆ(解除しても無駄、です)スッ
P(同じことの繰り返し……先へ進めないッ……!)
裕子「ムムムム……火山の噴火口か、それとも南極にでも飛ばしてしまうのがいいでしょうか……」
P(ユッコまで何か恐ろしいことを呟き始めているじゃないかッ! 早く、まゆを止めなければ……!)
277: 2017/08/29(火) 13:39:00.55 ID:ihLrwBRno
幸子「晶葉さん!」
晶葉「……ああ」
スタッ
P「二人とも……!」
幸子「フフーン、このボクに任せてください!」
晶葉「まゆの異能は助手以外に効果はない。私たち二人で抑えれば解毒剤を飲ませるくらいは出来る」
P「悪いな、ここまで来て……」
晶葉「何を言ってるんだ。君の異能は『シンデレラ』に『お願い』するんだろう?」
P「ふっ……じゃあ頼むぜ、シンデレラ……!」
志希「にゃは、熱いね~っ! でもキミたち、私を忘れてないかな?」
P(そうだ、志希の異能はまだどんな能力か分からないッ!)
志希「今の状況は3vs3、キミが実質戦えないことを考えれば2vs3だよ~? しかも、晶葉ちゃんは無能力者」
P「…………」
晶葉「確かに、まゆと裕子の異能が戦闘向きでないことを考えても状況は不利だな。だが、私たちはそんな状況を何度も乗り越えてきた!」
幸子「カワイイは最強、ラッキーは最強、『To my darling…』は最強の二乗です!」
志希「熱い、熱いって! ……でもそういうの、もう見飽きちゃった。あたしの周りに居た人、みんなそうだったから」
晶葉「……どういう意味だ」
志希「初めはあたしを越えてやるって意気込んでるんだけど、みーんなそのうち諦めちゃうんだ。『ギフテッドのお前には勝てない』って、つまんない」
P「…………」
志希「でもキミは違う匂いがした……だから楽しませてよね、言っとくけどあたし、異能もちょー強いよ?」
P「……ああ、なんと言われようが諦めはしない!」
志希「オッケー、志希ちゃんの異能発動! 『秘密のトワレ』!」
いよいよ大詰め、ちょー強い(!?)志希の異能、「秘密のトワレ」の能力とは!?
↓2
晶葉「……ああ」
スタッ
P「二人とも……!」
幸子「フフーン、このボクに任せてください!」
晶葉「まゆの異能は助手以外に効果はない。私たち二人で抑えれば解毒剤を飲ませるくらいは出来る」
P「悪いな、ここまで来て……」
晶葉「何を言ってるんだ。君の異能は『シンデレラ』に『お願い』するんだろう?」
P「ふっ……じゃあ頼むぜ、シンデレラ……!」
志希「にゃは、熱いね~っ! でもキミたち、私を忘れてないかな?」
P(そうだ、志希の異能はまだどんな能力か分からないッ!)
志希「今の状況は3vs3、キミが実質戦えないことを考えれば2vs3だよ~? しかも、晶葉ちゃんは無能力者」
P「…………」
晶葉「確かに、まゆと裕子の異能が戦闘向きでないことを考えても状況は不利だな。だが、私たちはそんな状況を何度も乗り越えてきた!」
幸子「カワイイは最強、ラッキーは最強、『To my darling…』は最強の二乗です!」
志希「熱い、熱いって! ……でもそういうの、もう見飽きちゃった。あたしの周りに居た人、みんなそうだったから」
晶葉「……どういう意味だ」
志希「初めはあたしを越えてやるって意気込んでるんだけど、みーんなそのうち諦めちゃうんだ。『ギフテッドのお前には勝てない』って、つまんない」
P「…………」
志希「でもキミは違う匂いがした……だから楽しませてよね、言っとくけどあたし、異能もちょー強いよ?」
P「……ああ、なんと言われようが諦めはしない!」
志希「オッケー、志希ちゃんの異能発動! 『秘密のトワレ』!」
いよいよ大詰め、ちょー強い(!?)志希の異能、「秘密のトワレ」の能力とは!?
↓2
279: 2017/08/29(火) 13:42:18.07 ID:4ue8Mtkto
好意そのものを操作する
280: 2017/08/29(火) 21:52:17.04 ID:ihLrwBRno
P「…………」
P(なんだ、何をされた!?)
志希「……♪」
P「……晶葉、幸子ッ! 何とも無い以上は今がチャンスだ!」
まゆ「プロデューサーさんはダメ、ですよ♪」スッ
P「ぐうっ……!」ガタッ
晶葉・幸子「…………」
P「晶葉、幸子どうした? ……やはり攻撃を受けたのかッ!?」
晶葉「いや、そうではない……」
P「そうか、だったらまゆを頼む。まゆさえ何とかすれば────」
晶葉「……どうして私がそんなことをしなければいけないんだ?」
P「え……?」
P(なんだ、何をされた!?)
志希「……♪」
P「……晶葉、幸子ッ! 何とも無い以上は今がチャンスだ!」
まゆ「プロデューサーさんはダメ、ですよ♪」スッ
P「ぐうっ……!」ガタッ
晶葉・幸子「…………」
P「晶葉、幸子どうした? ……やはり攻撃を受けたのかッ!?」
晶葉「いや、そうではない……」
P「そうか、だったらまゆを頼む。まゆさえ何とかすれば────」
晶葉「……どうして私がそんなことをしなければいけないんだ?」
P「え……?」
281: 2017/08/29(火) 21:53:30.69 ID:ihLrwBRno
幸子「そうですよねぇ……どうしてプロデューサーさんのためにそんな、ボクたちが……」
P「お、おいっ幸子! カワイイボクの力で助けてくれるんじゃないのかよッ!?」
幸子「……プロデューサーさんがボクに気安くカワイイなんて言わないでくれません? まあ、ボクがカワイイのは事実ですけど」ドヤッ
P「な……二人とも、どうして……」
P(待て、動揺するなッ! おそらくこれが志希の異能!)
P「……二人とも、俺の事がずっと嫌いだったのか!」
晶葉・幸子「………」
P「晶葉! さっき俺に言った『ありがとう』の言葉、本当は感謝なんて微塵もしてなかったのか!?」
晶葉「あり、がとう……? くっ、私は……」ウググ
P「幸子ォ! 俺は幸子を褒めて褒めて褒めて褒めちぎるまで逃がさないっていうのは、嘘だったのかよ!?」
幸子「ボクが、プロデューサーさんに褒めてもらいたい……? そんな、こと……」グヌヌ
P「お、おいっ幸子! カワイイボクの力で助けてくれるんじゃないのかよッ!?」
幸子「……プロデューサーさんがボクに気安くカワイイなんて言わないでくれません? まあ、ボクがカワイイのは事実ですけど」ドヤッ
P「な……二人とも、どうして……」
P(待て、動揺するなッ! おそらくこれが志希の異能!)
P「……二人とも、俺の事がずっと嫌いだったのか!」
晶葉・幸子「………」
P「晶葉! さっき俺に言った『ありがとう』の言葉、本当は感謝なんて微塵もしてなかったのか!?」
晶葉「あり、がとう……? くっ、私は……」ウググ
P「幸子ォ! 俺は幸子を褒めて褒めて褒めて褒めちぎるまで逃がさないっていうのは、嘘だったのかよ!?」
幸子「ボクが、プロデューサーさんに褒めてもらいたい……? そんな、こと……」グヌヌ
282: 2017/08/29(火) 21:54:22.37 ID:ihLrwBRn0
志希「やるね~、人の感情を操作する上で一番の弱点になる『記憶』をすぐに刺激するなんて」
P「志希、その異能を使うなら俺にしろッ! 晶葉や幸子が苦しむのは見たくない!」
志希「えぇ~? じゃあキミがそこの二人に『マイナスの好意』を持つようになってもいいのかな、そっちの方がもっと苦しい思うよー?」
P「マイナスの好意……!? 好意のマイナスってことは、敵意ってことか!」
志希「そそ。でも今度は『プラス』に振り切らせてみるかなー?」スッ
P(どうやらこの異能は防御出来ない! その上複数人を対象にすることも可能ッ! 全容は分からないが、「感情を操作」されるのは志希の言うとおり超強力……!)
晶葉「っ……! す、すまない助手! 私はまんまと志希の異能に……」スタッ
P「ああ、大丈夫だよ。それにおそらく、まだ攻撃は続いているッ!」
晶葉「うむ。……でも、本当に……ごめん」ギュッ
P「えっ! お、おう、落ち着けよ晶葉……」
P(「プラス」に振り切らせる、つまりこういうことなのか……!?)
幸子「……プロデューサーさん」スタッ
P「幸子、お前もとりあえず敵意は無くなった、か……?」
幸子「はい。だからボクを……ボクをもっともっと褒めてください!」
P「志希、その異能を使うなら俺にしろッ! 晶葉や幸子が苦しむのは見たくない!」
志希「えぇ~? じゃあキミがそこの二人に『マイナスの好意』を持つようになってもいいのかな、そっちの方がもっと苦しい思うよー?」
P「マイナスの好意……!? 好意のマイナスってことは、敵意ってことか!」
志希「そそ。でも今度は『プラス』に振り切らせてみるかなー?」スッ
P(どうやらこの異能は防御出来ない! その上複数人を対象にすることも可能ッ! 全容は分からないが、「感情を操作」されるのは志希の言うとおり超強力……!)
晶葉「っ……! す、すまない助手! 私はまんまと志希の異能に……」スタッ
P「ああ、大丈夫だよ。それにおそらく、まだ攻撃は続いているッ!」
晶葉「うむ。……でも、本当に……ごめん」ギュッ
P「えっ! お、おう、落ち着けよ晶葉……」
P(「プラス」に振り切らせる、つまりこういうことなのか……!?)
幸子「……プロデューサーさん」スタッ
P「幸子、お前もとりあえず敵意は無くなった、か……?」
幸子「はい。だからボクを……ボクをもっともっと褒めてください!」
283: 2017/08/29(火) 21:56:48.67 ID:ihLrwBRn0
P「なっ、お前この状況でな……!」
幸子「ボクはプロデューサーさんに褒めて欲しいんです、いつでも、いつまでも、ボクだけを!」
志希「にゃははは、忘れてたかもしれないけど幸子ちゃんは今、『理性を失っている』んだよ~?」
P(そうか、そうだったッ! 感情を操作されたことで本来の欲望がまた前面に出てしまったのか……!)
晶葉「そんなことをしている暇はないぞ幸子! 私と幸子で早くまゆを止めなければいけない!」
幸子「……なんですか晶葉さん、プロデューサーさんがボクばかりに構うのが嫌なんですか?」
晶葉「な、何を……!?」
幸子「ボクは知ってますよ? ボクやまゆさんがプロデューサーさんと仲良くしているときにずっと、拗ねたような顔をして睨んでましたよね?」
P「おい、何を言ってるんだ幸子! やめろ!」
幸子「自分が素直になれないだけなのに、どうしてボクが睨まれないといけないんでしょうねぇ……?」
志希「ふっふー、面白くなってきた~♪」スッ
晶葉「……お前こそ」
幸子「はい? 言いたいことがあるならはっきり言ってくれませんか?」
晶葉「お前こそ、いつもいつも助手にくっついて……! 本当は誰でもいいんだろう! ただ自分を褒めてくれるのに助手が都合いいというだけなんだ!」
幸子「あなたに言われたくありませんね!」
P「二人ともやめろッ! これは全て志希の異能によるものなんだ!」
幸子「ボクはプロデューサーさんに褒めて欲しいんです、いつでも、いつまでも、ボクだけを!」
志希「にゃははは、忘れてたかもしれないけど幸子ちゃんは今、『理性を失っている』んだよ~?」
P(そうか、そうだったッ! 感情を操作されたことで本来の欲望がまた前面に出てしまったのか……!)
晶葉「そんなことをしている暇はないぞ幸子! 私と幸子で早くまゆを止めなければいけない!」
幸子「……なんですか晶葉さん、プロデューサーさんがボクばかりに構うのが嫌なんですか?」
晶葉「な、何を……!?」
幸子「ボクは知ってますよ? ボクやまゆさんがプロデューサーさんと仲良くしているときにずっと、拗ねたような顔をして睨んでましたよね?」
P「おい、何を言ってるんだ幸子! やめろ!」
幸子「自分が素直になれないだけなのに、どうしてボクが睨まれないといけないんでしょうねぇ……?」
志希「ふっふー、面白くなってきた~♪」スッ
晶葉「……お前こそ」
幸子「はい? 言いたいことがあるならはっきり言ってくれませんか?」
晶葉「お前こそ、いつもいつも助手にくっついて……! 本当は誰でもいいんだろう! ただ自分を褒めてくれるのに助手が都合いいというだけなんだ!」
幸子「あなたに言われたくありませんね!」
P「二人ともやめろッ! これは全て志希の異能によるものなんだ!」
284: 2017/08/29(火) 21:58:34.05 ID:ihLrwBRn0
晶葉「助手、しかし……!」
P「おそらく志希の異能は俺たちの感情を自在にコントロールするという物ッ! だから惑わされるな、お互いに本心じゃないんだ!」
志希「それはどうなんだろうね~? 隠されてる本心を剥き出しにしてるだけかもよ?」
P「それならさっきまで俺を嫌っていた二人が急にくっ付いて来るなんてことはないッ!」
志希「あ、それはそうだね。失敗失敗♪」スッ
幸子「例え本心じゃなかったとしても、こんな人と協力するなんてボクには出来ません!」
晶葉「幸子……!」
P「幸子! 今お前と晶葉は互いへの敵意が膨らんで、反対に俺へは好意が強くなっているんだよ!」
幸子「それがどうしたんですか! ボクはプロデューサーさんが好きです! 晶葉さんは嫌いです! それで終わりじゃないですか!」
P「幸子……どうして分かってくれないんだ!」
幸子「プロデューサーさん、もっとボクを褒めてくださいっ! 晶葉さんなんかより、まゆさんなんかより、もっとボクを────」ギュッ
P「ッ、鬱陶しいんだよ……! 人の話も聞かないで!」バッ
幸子「えっ……」
P「! お、俺は……っ」
志希「傍観者のようにしてるけど、キミも既に異能を受けているんだよ? この場に居る人間は全員、あたしの手のひらの上♪」
P「おそらく志希の異能は俺たちの感情を自在にコントロールするという物ッ! だから惑わされるな、お互いに本心じゃないんだ!」
志希「それはどうなんだろうね~? 隠されてる本心を剥き出しにしてるだけかもよ?」
P「それならさっきまで俺を嫌っていた二人が急にくっ付いて来るなんてことはないッ!」
志希「あ、それはそうだね。失敗失敗♪」スッ
幸子「例え本心じゃなかったとしても、こんな人と協力するなんてボクには出来ません!」
晶葉「幸子……!」
P「幸子! 今お前と晶葉は互いへの敵意が膨らんで、反対に俺へは好意が強くなっているんだよ!」
幸子「それがどうしたんですか! ボクはプロデューサーさんが好きです! 晶葉さんは嫌いです! それで終わりじゃないですか!」
P「幸子……どうして分かってくれないんだ!」
幸子「プロデューサーさん、もっとボクを褒めてくださいっ! 晶葉さんなんかより、まゆさんなんかより、もっとボクを────」ギュッ
P「ッ、鬱陶しいんだよ……! 人の話も聞かないで!」バッ
幸子「えっ……」
P「! お、俺は……っ」
志希「傍観者のようにしてるけど、キミも既に異能を受けているんだよ? この場に居る人間は全員、あたしの手のひらの上♪」
285: 2017/08/29(火) 21:59:41.79 ID:ihLrwBRn0
P(クソッ、冷静になれ、これは異能のせいなんだ……!)
P「幸子……! すま、ない……」
幸子「い、いえ……」
晶葉「……いい気味だな」
幸子「はい? 何か言いました?」
晶葉「いい気味だな。はっきり言ったぞ?」
幸子「…………」スタッ
P「や、やめろと言ってるだろッ……!」ガシッ
幸子「! ど、どうしてボクを掴むんですか……?」ウルッ
P「!」
P(ダメだ、幸子に対して俺は確かに敵意を持ち始めているッ! 自分のアイドルを、嫌いになりかけている……ッ)
志希「ギスギスだね~? さっきまでは一致団結してたのに」スッ
P「クソッ、志希……!」
まゆ(……もうやめましょう、プロデューサーさん)
P「幸子……! すま、ない……」
幸子「い、いえ……」
晶葉「……いい気味だな」
幸子「はい? 何か言いました?」
晶葉「いい気味だな。はっきり言ったぞ?」
幸子「…………」スタッ
P「や、やめろと言ってるだろッ……!」ガシッ
幸子「! ど、どうしてボクを掴むんですか……?」ウルッ
P「!」
P(ダメだ、幸子に対して俺は確かに敵意を持ち始めているッ! 自分のアイドルを、嫌いになりかけている……ッ)
志希「ギスギスだね~? さっきまでは一致団結してたのに」スッ
P「クソッ、志希……!」
まゆ(……もうやめましょう、プロデューサーさん)
286: 2017/08/29(火) 22:00:44.46 ID:ihLrwBRn0
まゆ(志希さんには勝てません。でも素直に負けを認めれば、きっと志希さんも許してくれます)
P(お前……分かっているのか、それも志希の異能がそう思わせているんだぞ!)
まゆ(そうかもしれません。だけど、まゆはプロデューサーさんの事が本当に好きだから忠告を────)
P「黙れ! 洗脳されているんだろう、異能を喰らっているんだろう! そんな奴の言葉を聞き入れる奴が居るかよ!」
晶葉「!? 助手、どうした!」
P「晶葉、早くまゆを止めてくれ……いつまでグズグズ喧嘩しているんだ!」
晶葉「あ、ああ、すまない。だが……」
P「だがじゃないッ! いいからやれ!」
晶葉「…………」
P(なんなんだ……今まで仲良くやってきたはずなのに、俺はもう……!」
まゆ「……志希さん。『逆』にしてくれませんか?」
志希「ん、りょうかーい」スッ
P「!」
まゆ「『エヴリデイドリーム』……諦めて負けを認めてください。そして今度こそ、まゆとハネムーンに行きましょう」
P「あ……ま、まゆ……」スタスタ
晶葉「助手っ! 行くな、君はまだ戦えない!」
P(お前……分かっているのか、それも志希の異能がそう思わせているんだぞ!)
まゆ(そうかもしれません。だけど、まゆはプロデューサーさんの事が本当に好きだから忠告を────)
P「黙れ! 洗脳されているんだろう、異能を喰らっているんだろう! そんな奴の言葉を聞き入れる奴が居るかよ!」
晶葉「!? 助手、どうした!」
P「晶葉、早くまゆを止めてくれ……いつまでグズグズ喧嘩しているんだ!」
晶葉「あ、ああ、すまない。だが……」
P「だがじゃないッ! いいからやれ!」
晶葉「…………」
P(なんなんだ……今まで仲良くやってきたはずなのに、俺はもう……!」
まゆ「……志希さん。『逆』にしてくれませんか?」
志希「ん、りょうかーい」スッ
P「!」
まゆ「『エヴリデイドリーム』……諦めて負けを認めてください。そして今度こそ、まゆとハネムーンに行きましょう」
P「あ……ま、まゆ……」スタスタ
晶葉「助手っ! 行くな、君はまだ戦えない!」
287: 2017/08/29(火) 22:02:05.92 ID:ihLrwBRn0
まゆ「まゆの手を握ってください」
P「……」ギュッ
まゆ「一緒に言いましょう? もう戦わない、抵抗しない、だから許して欲しいって……」
P「……まゆ、本当に俺のことが好きか?」
まゆ「はい。本心です。本心で、プロデューサーさんに言っています」
P「そっか……強く言ってごめんな、俺もまゆのことが好きだ。ここに居る誰よりも……」
まゆ「はい♪」
スタ、スタ……
志希「にゃはは、これじゃあまるで結婚式だね。あたし、牧師の経験はないんだけど」
P(勝てない……まゆの言うとおりだ。俺が何をしても、志希には敵わない、もう戦うのも疲れた……)
晶葉「待つんだ助手! それ以上志希に近づくな!」
まゆ「晶葉ちゃんと幸子ちゃんを拘束してください」
P「…………」シュルルルル!
晶葉「ぐっ……!」
幸子「プロデューサー、さん……」グスッ
P(もうあんな晶葉や幸子は見たくない……それに、こんな俺も見せたくない……)
スタッ
P「……」ギュッ
まゆ「一緒に言いましょう? もう戦わない、抵抗しない、だから許して欲しいって……」
P「……まゆ、本当に俺のことが好きか?」
まゆ「はい。本心です。本心で、プロデューサーさんに言っています」
P「そっか……強く言ってごめんな、俺もまゆのことが好きだ。ここに居る誰よりも……」
まゆ「はい♪」
スタ、スタ……
志希「にゃはは、これじゃあまるで結婚式だね。あたし、牧師の経験はないんだけど」
P(勝てない……まゆの言うとおりだ。俺が何をしても、志希には敵わない、もう戦うのも疲れた……)
晶葉「待つんだ助手! それ以上志希に近づくな!」
まゆ「晶葉ちゃんと幸子ちゃんを拘束してください」
P「…………」シュルルルル!
晶葉「ぐっ……!」
幸子「プロデューサー、さん……」グスッ
P(もうあんな晶葉や幸子は見たくない……それに、こんな俺も見せたくない……)
スタッ
288: 2017/08/29(火) 22:03:22.74 ID:ihLrwBRn0
まゆ「さあ、プロデューサーさん」
志希「諦めちゃう? さっきの自分が言った言葉を、自分で裏切っちゃう?」
P「ああ。俺の、負けだ……だから異能を解いて、元に戻してくれ……」
志希「そっか、結局キミもそうなんだ。……つまんないの」
P「頼む志希、どれが本当の自分の感情なのか、もう分からないんだ……!」
志希「全部ホントだよ、そして全部ウソ。あたしの『秘密のトワレ』は『好意』そのものを操作する。誰が好きで、誰が嫌いか……人の感情なんてただの信号なのにねー」
P「説明なんてどうでもいい、早く……!」
志希「じゃあ、解毒剤を渡してもらおっか。それをキミに飲ませたら、元に戻してあげる」
P「……」
晶葉「ダメだ助手! それを渡したら本当に終わりだぞ!」
志希「さ、早く早く。まゆちゃんとハネムーンに行くんでしょー?」
まゆ「行き先はどこにしましょうか、うふふ……」
P「…………」スッ────
裕子「…サイキック来ました! サイキックパワーマックス! ムムムム~ン!」
P「え……?」
裕子「地の果てまで飛ばしますよ~……サイキック! 遠隔テレポーテーション!」
ピシュン!
志希「!」
まゆ「プロデューサーさん!?」
裕子「やりました! ……でも、どこにテレポーテーションしたんでしょう?」
志希「にゃはは! やっぱりこれくらいのサプライズが無いとね~!」
晶葉「助手っ……」
志希「諦めちゃう? さっきの自分が言った言葉を、自分で裏切っちゃう?」
P「ああ。俺の、負けだ……だから異能を解いて、元に戻してくれ……」
志希「そっか、結局キミもそうなんだ。……つまんないの」
P「頼む志希、どれが本当の自分の感情なのか、もう分からないんだ……!」
志希「全部ホントだよ、そして全部ウソ。あたしの『秘密のトワレ』は『好意』そのものを操作する。誰が好きで、誰が嫌いか……人の感情なんてただの信号なのにねー」
P「説明なんてどうでもいい、早く……!」
志希「じゃあ、解毒剤を渡してもらおっか。それをキミに飲ませたら、元に戻してあげる」
P「……」
晶葉「ダメだ助手! それを渡したら本当に終わりだぞ!」
志希「さ、早く早く。まゆちゃんとハネムーンに行くんでしょー?」
まゆ「行き先はどこにしましょうか、うふふ……」
P「…………」スッ────
裕子「…サイキック来ました! サイキックパワーマックス! ムムムム~ン!」
P「え……?」
裕子「地の果てまで飛ばしますよ~……サイキック! 遠隔テレポーテーション!」
ピシュン!
志希「!」
まゆ「プロデューサーさん!?」
裕子「やりました! ……でも、どこにテレポーテーションしたんでしょう?」
志希「にゃはは! やっぱりこれくらいのサプライズが無いとね~!」
晶葉「助手っ……」
289: 2017/08/29(火) 23:29:50.30 ID:ihLrwBRno
PM10:45
P「んがっ!?」ドサッ
ドサッ、ガサガサ……
P「痛たた、ユッコのやつ本格的なエスパーになってきたな……」スタッ
P(ここは……外のカフェテラスか。夕美と戦った中庭の近くだな)
P「……逃げ延びちまった」
P(「To my darling…」が幸運を引き寄せたのか? いや、そんなのどっちでもいい……)
P「はあ、どうすりゃいいんだ……」
ガサガサガサ!
P「! 誰かいるのか!?」
猫「ニャーッ! ニャーニャーニャー!」シュタッ
P「なんだ猫か。よし、こっちおいで」チッチッ
猫「フシャーッ!」ギラッ
P「痛ぁーっ!? テメー猫ごときが……ん? そういえばこの猫どっかで……」
猫「ニャッニャッ! ニャーニャ!」
P「あーっ、みくじゃねーか!」
みく(猫)「ニャーッ!」ピーン
P「んがっ!?」ドサッ
ドサッ、ガサガサ……
P「痛たた、ユッコのやつ本格的なエスパーになってきたな……」スタッ
P(ここは……外のカフェテラスか。夕美と戦った中庭の近くだな)
P「……逃げ延びちまった」
P(「To my darling…」が幸運を引き寄せたのか? いや、そんなのどっちでもいい……)
P「はあ、どうすりゃいいんだ……」
ガサガサガサ!
P「! 誰かいるのか!?」
猫「ニャーッ! ニャーニャーニャー!」シュタッ
P「なんだ猫か。よし、こっちおいで」チッチッ
猫「フシャーッ!」ギラッ
P「痛ぁーっ!? テメー猫ごときが……ん? そういえばこの猫どっかで……」
猫「ニャッニャッ! ニャーニャ!」
P「あーっ、みくじゃねーか!」
みく(猫)「ニャーッ!」ピーン
290: 2017/08/29(火) 23:30:33.83 ID:ihLrwBRno
P「悪い悪い、いま元に戻すよ」スッ
シュイイイイン
みく「……もうっ! Pチャン気付くのが遅い!」
P「すまんすまん、ユッコの近くに居たから一緒にテレポーテーションしたんだな」
みく「……テレポーテーション? みくは起きたらここに居たにゃ」
P「だからテレポーテーションだよ。志希が居た部屋からここに飛ばされた衝撃で目が覚めたんだろう」
みく「なるほど……って志希チャンの所に行ったの!?」
P「ああ。……それより、もう俺には攻撃してこないのか?」
みく「え、う、うん。もう異能は使えないし、頭の中がなんだかスッキリした感じだにゃ」
P「そうか。みくは多分、薬に加えて志希の異能で操作されていたんだろう、それで俺に敵意丸出しだったんだ」
みく「そうなのかにゃ……? 志希チャンからは異能が目覚める薬を貰ったけど……」
P「…………」
みく「あ、あのっ! ……ゴメンだにゃ、Pチャン。みく、悪いことしちゃったんだよね……」
P「別に。もういいよ、何とも思ってない」
みく「そ、そっか……ねえ、なんでみくとPチャンだけテレポーテーションしちゃったの?」
シュイイイイン
みく「……もうっ! Pチャン気付くのが遅い!」
P「すまんすまん、ユッコの近くに居たから一緒にテレポーテーションしたんだな」
みく「……テレポーテーション? みくは起きたらここに居たにゃ」
P「だからテレポーテーションだよ。志希が居た部屋からここに飛ばされた衝撃で目が覚めたんだろう」
みく「なるほど……って志希チャンの所に行ったの!?」
P「ああ。……それより、もう俺には攻撃してこないのか?」
みく「え、う、うん。もう異能は使えないし、頭の中がなんだかスッキリした感じだにゃ」
P「そうか。みくは多分、薬に加えて志希の異能で操作されていたんだろう、それで俺に敵意丸出しだったんだ」
みく「そうなのかにゃ……? 志希チャンからは異能が目覚める薬を貰ったけど……」
P「…………」
みく「あ、あのっ! ……ゴメンだにゃ、Pチャン。みく、悪いことしちゃったんだよね……」
P「別に。もういいよ、何とも思ってない」
みく「そ、そっか……ねえ、なんでみくとPチャンだけテレポーテーションしちゃったの?」
291: 2017/08/29(火) 23:31:00.42 ID:ihLrwBRno
P「……偶然だよ。ユッコのサイキックは俺だけを狙っていたはずだ」
みく「あれ? ユッコチャンってPチャンの仲間だったよね?」
P「……ああ。『だった』んだ」
みく「そう……なんだ」
P「……みく、お前は『黒幕からの刺客』だったよな」
みく「あー、それ恥ずかしいからあんまり言わないでほしいにゃ……」
P「教えてくれ。『黒幕』は志希なのか? 志希は『半分』だと言っていた」
みく「え、っと……ごめん、みくにはよく分からないにゃ。志希チャンの命令に従ってただけ……」
P「じゃあ『黒幕からの刺客』ってのも志希からそう名乗れと言われただけってことか?」
みく「うん……」
P「はあ、そうか……結局、志希を倒さなきゃ先へは進まないんだよな……」
みく「志希チャンとは戦わなかったの?」
P「戦ったよ。それで負けた、いや……自分から諦めたんだ」
みく「あれ? ユッコチャンってPチャンの仲間だったよね?」
P「……ああ。『だった』んだ」
みく「そう……なんだ」
P「……みく、お前は『黒幕からの刺客』だったよな」
みく「あー、それ恥ずかしいからあんまり言わないでほしいにゃ……」
P「教えてくれ。『黒幕』は志希なのか? 志希は『半分』だと言っていた」
みく「え、っと……ごめん、みくにはよく分からないにゃ。志希チャンの命令に従ってただけ……」
P「じゃあ『黒幕からの刺客』ってのも志希からそう名乗れと言われただけってことか?」
みく「うん……」
P「はあ、そうか……結局、志希を倒さなきゃ先へは進まないんだよな……」
みく「志希チャンとは戦わなかったの?」
P「戦ったよ。それで負けた、いや……自分から諦めたんだ」
292: 2017/08/29(火) 23:34:40.71 ID:ihLrwBRno
みく「そっか……だからPチャン元気無かったんだ」
P「アイドルにも酷い事言っちゃうしさ……踏んだり蹴ったりだよ」
みく「……それならきっと大丈夫だにゃ」
P「え?」
みく「だってPチャンはみくを許してくれたでしょ? Pチャンも謝れば、きっとみんなも許してくれるにゃ!」
P「そうか……そうだといいな」
みく「ほら、だったら謝るために行かないとダメだにゃ! 落ち込んでる暇なんてないにゃ!」
P「でも、志希には……」
みく「自分で諦めちゃったなら、最後まで戦ってみれば勝てるかもしれないよ!」
P「みく……」
みく「分からないけど、そう信じることが大事なんだにゃ!」
P「……なんだよ、急に仲間面して」
みく「なっ、倒したら敵が改心するのはよくある話……ってあれ? Pチャン、泣いてる……?」
P「ばっ、泣くかよこんなとこで!」ゴシゴシ
みく「えーっ、今絶対ウルッって来てたよ~?」
P「来てないッ! ……男の涙は、勝った時に嬉しくて流すんだよ」スタッ
みく「おおっ、じゃあ行くんだね!」
P「ああ。志希……今度こそお前を倒すッ!」
P(そのための作戦は────)
選択肢(二つ選んでください)
1.他のアイドルには一切目もくれず志希だけを狙う
2.最優先でまゆに解毒剤を飲ませる
3.強力な「LEGNE」を召喚しておく
4.「華蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~」で様々な道具を具現化しておく
5.やっぱり猫が好き
6.みく、合体してくれ!
7.俺と志希以外を追放するッ!
8.みんなと一つになる!
↓2
P「アイドルにも酷い事言っちゃうしさ……踏んだり蹴ったりだよ」
みく「……それならきっと大丈夫だにゃ」
P「え?」
みく「だってPチャンはみくを許してくれたでしょ? Pチャンも謝れば、きっとみんなも許してくれるにゃ!」
P「そうか……そうだといいな」
みく「ほら、だったら謝るために行かないとダメだにゃ! 落ち込んでる暇なんてないにゃ!」
P「でも、志希には……」
みく「自分で諦めちゃったなら、最後まで戦ってみれば勝てるかもしれないよ!」
P「みく……」
みく「分からないけど、そう信じることが大事なんだにゃ!」
P「……なんだよ、急に仲間面して」
みく「なっ、倒したら敵が改心するのはよくある話……ってあれ? Pチャン、泣いてる……?」
P「ばっ、泣くかよこんなとこで!」ゴシゴシ
みく「えーっ、今絶対ウルッって来てたよ~?」
P「来てないッ! ……男の涙は、勝った時に嬉しくて流すんだよ」スタッ
みく「おおっ、じゃあ行くんだね!」
P「ああ。志希……今度こそお前を倒すッ!」
P(そのための作戦は────)
選択肢(二つ選んでください)
1.他のアイドルには一切目もくれず志希だけを狙う
2.最優先でまゆに解毒剤を飲ませる
3.強力な「LEGNE」を召喚しておく
4.「華蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~」で様々な道具を具現化しておく
5.やっぱり猫が好き
6.みく、合体してくれ!
7.俺と志希以外を追放するッ!
8.みんなと一つになる!
↓2
294: 2017/08/29(火) 23:49:02.56 ID:lPBMyDo00
3
297: 2017/08/30(水) 16:18:57.27 ID:EPGKUVGTo
タッタッタッ……
P「いいかみく、お前が扉を開けたら俺が2体の『LEGNE』を突っ込ませる」
影カラス「グァーッ!」
影ネコ「グニャーッ!」
P(満月の光から生み出されたこの「LEGNE」は特別強力……そう簡単には消えない)
みく「うんうん、それでどうするの?」
P「みんなが怯んでいる隙に、何とかこの解毒剤をまゆに飲ませて欲しい。後は俺がやる」
みく「分かったにゃ!」
P(志希の異能の正体は分かっている。先制出来れば勝てるはず……!)
タッタッタッ……スタッ
P「…………」ゴクッ
みく「……いい、Pチャン?」
P「ああ……行くぞ!」
ガチャ……パシャリ!
P「いいかみく、お前が扉を開けたら俺が2体の『LEGNE』を突っ込ませる」
影カラス「グァーッ!」
影ネコ「グニャーッ!」
P(満月の光から生み出されたこの「LEGNE」は特別強力……そう簡単には消えない)
みく「うんうん、それでどうするの?」
P「みんなが怯んでいる隙に、何とかこの解毒剤をまゆに飲ませて欲しい。後は俺がやる」
みく「分かったにゃ!」
P(志希の異能の正体は分かっている。先制出来れば勝てるはず……!)
タッタッタッ……スタッ
P「…………」ゴクッ
みく「……いい、Pチャン?」
P「ああ……行くぞ!」
ガチャ……パシャリ!
298: 2017/08/30(水) 16:19:38.65 ID:EPGKUVGTo
P「!?」
P(み、みくが消えたッ!? いや、今の音は……!)
藍子(猫)「ニャオン?」ペラッ
P(藍子は猫になった! しかし猫でもカメラのシャッターは押せるッ!)
志希「やっほー。惜しかったねー、二人とも消すつもりだったのにキミは写ってなかったみたい」
P「読んでいたのか、俺の作戦をッ……!」
志希「ん~、さすがにあたしでも君の思考を完璧に読むなんて出来ないよ? でもこっちには『覗ける』子が居るから」
P「そうか、まゆ……!」
まゆ「プロデューサーさん……どうしてまだ戦うんですか……?」
P「どうして? そんなこと決まってる、勝つために、そしてちゃんとみんなに謝るために戦うんだ!」
志希「いいよー、その調子その調子。でも、キミが謝ったらみんな許してくれるとは限らないと思うけどなー?」
晶葉・幸子・裕子「…………」
P(み、みくが消えたッ!? いや、今の音は……!)
藍子(猫)「ニャオン?」ペラッ
P(藍子は猫になった! しかし猫でもカメラのシャッターは押せるッ!)
志希「やっほー。惜しかったねー、二人とも消すつもりだったのにキミは写ってなかったみたい」
P「読んでいたのか、俺の作戦をッ……!」
志希「ん~、さすがにあたしでも君の思考を完璧に読むなんて出来ないよ? でもこっちには『覗ける』子が居るから」
P「そうか、まゆ……!」
まゆ「プロデューサーさん……どうしてまだ戦うんですか……?」
P「どうして? そんなこと決まってる、勝つために、そしてちゃんとみんなに謝るために戦うんだ!」
志希「いいよー、その調子その調子。でも、キミが謝ったらみんな許してくれるとは限らないと思うけどなー?」
晶葉・幸子・裕子「…………」
299: 2017/08/30(水) 16:20:25.05 ID:EPGKUVGTo
P「みんな……!」
志希「晶葉ちゃんと幸子ちゃんはさっきキミが拘束してそのまま。あ、裕子ちゃんはサイキックが暴走しないように眠ってもらってるけど」
P「くっ……すまない二人とも、今拘束を────」
晶葉「その必要はない! ……私たちにはもう構うな、助手」
P「晶葉……」
志希「晶葉ちゃん、キミが諦めて負けを認めたのを見て相当ガックリ来てるみたいだよ?」
幸子「……プロデューサーさんは、ボクのことが嫌いだったんですか……?」
志希「幸子ちゃんもキミに酷い事を言われて傷ついちゃってるし、謝って終わり……なんて上手くいく? あたしは知らないけどねー」クスクス
P「…………」
志希「ところで、キミは二人のこと、どう思ってるのかな~?」スッ
P「……はぁ、まったく性格悪いぜ。本当に」
志希「おやおやぁ!? そんな風に言っちゃっていいの?」
P「お前だよ、志希。人の心を弄んで笑うマッドサイエンティストが……!」
志希「にゃははは!心外だなぁ、あたしは異能を最大限に活用してキミを倒そうとしているだけだよ?」
P「……だったら俺も、『作戦通り』お前を倒すッ!」シュルルルッ!
志希「晶葉ちゃんと幸子ちゃんはさっきキミが拘束してそのまま。あ、裕子ちゃんはサイキックが暴走しないように眠ってもらってるけど」
P「くっ……すまない二人とも、今拘束を────」
晶葉「その必要はない! ……私たちにはもう構うな、助手」
P「晶葉……」
志希「晶葉ちゃん、キミが諦めて負けを認めたのを見て相当ガックリ来てるみたいだよ?」
幸子「……プロデューサーさんは、ボクのことが嫌いだったんですか……?」
志希「幸子ちゃんもキミに酷い事を言われて傷ついちゃってるし、謝って終わり……なんて上手くいく? あたしは知らないけどねー」クスクス
P「…………」
志希「ところで、キミは二人のこと、どう思ってるのかな~?」スッ
P「……はぁ、まったく性格悪いぜ。本当に」
志希「おやおやぁ!? そんな風に言っちゃっていいの?」
P「お前だよ、志希。人の心を弄んで笑うマッドサイエンティストが……!」
志希「にゃははは!心外だなぁ、あたしは異能を最大限に活用してキミを倒そうとしているだけだよ?」
P「……だったら俺も、『作戦通り』お前を倒すッ!」シュルルルッ!
300: 2017/08/30(水) 16:21:18.14 ID:EPGKUVGTo
志希「まゆちゃん!」
まゆ「『エヴリデイドリーム』はもうプロデューサーさんを捉えています!」
P「……しかし、戦意が消えても既に俺が発動させた異能が消えるわけではないッ! 『LEGNE』!」
影ネコ「ニャーッ!」シュタタタッ
まゆ「きゃあっ!?」ドサッ
影カラス「グァーッ!」バサッガシッ
藍子「ニャ~? ニャニャ~!」ジタバタ
P「みんなすまない……攻撃させてもらう!」
グルグルグルグル!
志希「! どうするつもり……!?」
シュルルルルル……ドサッ、ドサッドサッ……
P「声を奪って『追放』した。……今この『世界』には俺と志希の二人だけだ」
まゆ「『エヴリデイドリーム』はもうプロデューサーさんを捉えています!」
P「……しかし、戦意が消えても既に俺が発動させた異能が消えるわけではないッ! 『LEGNE』!」
影ネコ「ニャーッ!」シュタタタッ
まゆ「きゃあっ!?」ドサッ
影カラス「グァーッ!」バサッガシッ
藍子「ニャ~? ニャニャ~!」ジタバタ
P「みんなすまない……攻撃させてもらう!」
グルグルグルグル!
志希「! どうするつもり……!?」
シュルルルルル……ドサッ、ドサッドサッ……
P「声を奪って『追放』した。……今この『世界』には俺と志希の二人だけだ」
301: 2017/08/30(水) 16:22:02.16 ID:EPGKUVGTo
志希「あたしとキミの二人だけでランデブーしようってこと? ふー♪」スッ
P「声を奪ってしまえば、もう誰の好意をどう操作しても言葉で傷つくことはない」
P(まゆの心の声も、今の俺には届かない……もちろん反対も)
志希「それは考えたね~♪ でも、肝心のあたしはどうやって倒すつもり?」スッ
P「…………」
志希「キミにあたしが攻撃出来────」
シュルルルルル!
志希「! なっ……」
P「俺のお前に対する好意をいくら操作しようと無駄だ、志希」
志希「どういう、こと……あたしの異能から、逃れられるはずは……」
P「確かにその通りだ。はっきり言って今お前のことがとても好きだよ、志希。包帯で縛り付けるのもかわいそうな位な」
志希「あはは……だったらこれ、解いて欲しいかな……っぐ」ギュウッ
P「……どれだけ好意を操られても、たった一つ変わらない物があるんだよ」
志希「へえ……教えてくれる……?」
P「『志希を倒さなくてはいけない』、その目的だけは頭の中から消えないのさ……!」タッタッタッ
ギュウッ!
P「声を奪ってしまえば、もう誰の好意をどう操作しても言葉で傷つくことはない」
P(まゆの心の声も、今の俺には届かない……もちろん反対も)
志希「それは考えたね~♪ でも、肝心のあたしはどうやって倒すつもり?」スッ
P「…………」
志希「キミにあたしが攻撃出来────」
シュルルルルル!
志希「! なっ……」
P「俺のお前に対する好意をいくら操作しようと無駄だ、志希」
志希「どういう、こと……あたしの異能から、逃れられるはずは……」
P「確かにその通りだ。はっきり言って今お前のことがとても好きだよ、志希。包帯で縛り付けるのもかわいそうな位な」
志希「あはは……だったらこれ、解いて欲しいかな……っぐ」ギュウッ
P「……どれだけ好意を操られても、たった一つ変わらない物があるんだよ」
志希「へえ……教えてくれる……?」
P「『志希を倒さなくてはいけない』、その目的だけは頭の中から消えないのさ……!」タッタッタッ
ギュウッ!
303: 2017/08/30(水) 16:23:26.03 ID:EPGKUVGTo
志希「にゃはっ、抱き締められちゃった」
P「……お前の負けだ、志希」
志希「そっか、これが敗北……ヘンな匂い」スンスン
P「気絶されると困る。解毒剤を飲ませる前に『半分』の意味を聞かせてもらうぞ」
志希「いいよ、教えてあげる……『異能力者を支配下に置く薬』を作ったのはあたしだけど、『異能力者になる薬』を作ったのはあたしじゃない。だから『半分』」
P「なに……! だったら志希も、誰かに薬を飲まされて異能力者になったのか!?」
志希「そゆことー。美味しかったな、あのお団子」
P「団子!? 志希、お前は『もう半分』の正体も知っているんだなッ!?」
志希「知ってるよ~? でもそれは、教えてあげない。んっ……」スッ……
P(なんだ!? 顔を近づけて……キス? いやッ!)バッ
シュルルルッ……バタッ
P「晶葉から解毒剤を奪っていたなッ! そしてキスで俺に飲ませようとしたッ!」
P(考える手はみんな同じってわけか……)
P「……お前の負けだ、志希」
志希「そっか、これが敗北……ヘンな匂い」スンスン
P「気絶されると困る。解毒剤を飲ませる前に『半分』の意味を聞かせてもらうぞ」
志希「いいよ、教えてあげる……『異能力者を支配下に置く薬』を作ったのはあたしだけど、『異能力者になる薬』を作ったのはあたしじゃない。だから『半分』」
P「なに……! だったら志希も、誰かに薬を飲まされて異能力者になったのか!?」
志希「そゆことー。美味しかったな、あのお団子」
P「団子!? 志希、お前は『もう半分』の正体も知っているんだなッ!?」
志希「知ってるよ~? でもそれは、教えてあげない。んっ……」スッ……
P(なんだ!? 顔を近づけて……キス? いやッ!)バッ
シュルルルッ……バタッ
P「晶葉から解毒剤を奪っていたなッ! そしてキスで俺に飲ませようとしたッ!」
P(考える手はみんな同じってわけか……)
304: 2017/08/30(水) 16:25:00.02 ID:EPGKUVGTo
志希「あーあ、バレちゃったかぁ。じゃあ大人しく……」ゴクッ
P「!」
P(自分から解毒剤を……!?)
志希「キミに好意を操られたら、志希ちゃん多分、喋っちゃうから、ね……」パタッ
P「…………」
カランカラン……プシューッ!
P「!?」
P(なんだこれは、アロマ、いやガス!?)
P「なんだ、どうした晶葉ッ!?」
P(「共鳴世界の存在論」解除ッ!)ヴィイイン!
晶葉「……催眠ガスだっ! これを着けろ!」ヒョイッ
P「あ、ああ! しかし晶葉、お前はいいのかッ!?」スチャッ
晶葉「マスクは二つだけだ、早く幸子と部屋を出ろ! おそらくそれを着けていても長くは────」
スチャッ
幸子「晶葉さん、行くのはあなたです」
P「!」
P(自分から解毒剤を……!?)
志希「キミに好意を操られたら、志希ちゃん多分、喋っちゃうから、ね……」パタッ
P「…………」
カランカラン……プシューッ!
P「!?」
P(なんだこれは、アロマ、いやガス!?)
P「なんだ、どうした晶葉ッ!?」
P(「共鳴世界の存在論」解除ッ!)ヴィイイン!
晶葉「……催眠ガスだっ! これを着けろ!」ヒョイッ
P「あ、ああ! しかし晶葉、お前はいいのかッ!?」スチャッ
晶葉「マスクは二つだけだ、早く幸子と部屋を出ろ! おそらくそれを着けていても長くは────」
スチャッ
幸子「晶葉さん、行くのはあなたです」
305: 2017/08/30(水) 16:25:42.28 ID:EPGKUVGTo
晶葉「幸子……!? どうして……」
幸子「ボクがついていっても、何も出来ないですから……それより、早く……」フラッ
P「晶葉、行くぞ!」
晶葉「ああ! ……ごめん、ありがとうっ」スタッ
P「他のみんなは────」
裕子「うぅん……」zzz…
智絵里「すぅ……」zzz…
藍子「ニャーゴ……」ゴロゴロ
P(そうだ、藍子は猫から元に戻しておかなくてはッ!)スッ
藍子「んん……」パタッ、zzz…
写真「」ヒラヒラ
P(……ヤバい、みくが写真に捕らわれたままだった!)
晶葉「助手っ!」
P「くっ……後から必ず戻ってくるッ! すまないみんな!」
まゆ(はい、ずっと待ってます、Pさん……)パタッ
ガチャ、バタン! タッタッタッ……
一ノ瀬志希「秘密のトワレ」────再起可能
幸子「ボクがついていっても、何も出来ないですから……それより、早く……」フラッ
P「晶葉、行くぞ!」
晶葉「ああ! ……ごめん、ありがとうっ」スタッ
P「他のみんなは────」
裕子「うぅん……」zzz…
智絵里「すぅ……」zzz…
藍子「ニャーゴ……」ゴロゴロ
P(そうだ、藍子は猫から元に戻しておかなくてはッ!)スッ
藍子「んん……」パタッ、zzz…
写真「」ヒラヒラ
P(……ヤバい、みくが写真に捕らわれたままだった!)
晶葉「助手っ!」
P「くっ……後から必ず戻ってくるッ! すまないみんな!」
まゆ(はい、ずっと待ってます、Pさん……)パタッ
ガチャ、バタン! タッタッタッ……
一ノ瀬志希「秘密のトワレ」────再起可能
306: 2017/08/30(水) 16:31:45.34 ID:AwVY0y5n0
しきにゃん真面目に強くて黒幕が霞みそう
307: 2017/08/30(水) 16:46:01.31 ID:F3BWrV2I0
志希戦面白かった(´・ω・`)
次回:モバP「星輝子、能力名『毒茸伝説』」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります