209: 2015/04/30(木) 21:11:03.06 ID:KxSiqBEO0

210: 2015/04/30(木) 21:22:05.72 ID:KxSiqBEO0
【祝杯】

 ―18時、鎮守府への帰路―

隼鷹「いやぁ、綾波凄いねぇ。敵の大将に止めを刺して作戦完了とは」

綾波「いえ、そんな…私の力なんて…」

那智「いや、隼鷹の言う通りだ。今回のMVPはお前だ」

千歳「そうねぇ。じゃあ今夜は、綾波ちゃんの勝利を祝ってあげましょうか」

綾波「え、そんな…いいですよ。私の力なんて微々たるもので…」

隼鷹「よーっし、じゃあ帰って補給したら鳳翔さんの店行こう!」

那智「ふむ。それはいいな」

千歳「賛成~」

綾波「え、ええっ!?」


 ―19時、≪居酒屋・鳳翔≫

隼鷹「それじゃぁ~」

那智「綾波の今回の栄誉ある戦いぶりと、」

千歳「私達鎮守府の初陣の勝利を記念して―」

隼鷹&那智&千歳「かんぱーい!!」

綾波「か、かんぱ~い」


 ―数時間後―

隼鷹「ほらぁ、綾波ぃ!私のお猪口に酒が入ってないぞぉ!」

綾波「は、はいぃ~」

那智「綾波!今回の作戦でMVPを取ったからと言ってうかうかしてると―」クドクドクドクド

綾波「ええ、はい、その通りです…」

千歳「綾波ちゃぁん、こっちのグラスにビールが入ってないわよぉ~?早く注いでちょうだいよぉ~!」

綾波「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…」


 ―翌朝8時、執務室―

提督「…と言う話を綾波から聞いてな。あいつ、泣きながら言ってたぞ」

隼鷹&那智&千歳「……………誠に申し訳ございませんでした。今後はこのような事がないよう精進していきます」セイザ

提督「お前らこの作戦が終了するまで、"酒"と言う単語を発するのも、酒を見るのも、飲むのも禁止な」

隼鷹&那智&千歳「!!?」


【END】
艦隊これくしょん -艦これ- 海色のアルトサックス(4) (角川コミックス・エース)
211: 2015/04/30(木) 21:32:06.16 ID:KxSiqBEO0
【マント】

 ―13時、カレー洋―

ズドォォン

木曾「ちっ…なかなか手強いな…」

吹雪「敵も強くなっていっていますからね…」

長良「うん…。重巡Flagは強いからね…」

木曾「仕方ねぇ。俺の真の力を見せてやるか」

時雨「し、真の力?」

夕立「何それ、見てみたいっぽい!」

木曾「ふっ。じゃ、見せてやるよ。この木曾様の真の力を」プチッ

木曾以外「………」ドキドキ

木曾「吹雪、これ持っててくれ」バサッ

吹雪「…マント?」

木曾「よっし、行くぞオラァ!!」ザザン

ズザザザザザザザザザザザザザザザザ

吹雪「え、すごい!」

時雨「さっきよりも動きが速い!すごい!」

長良「説明しよう!木曾さんの改二装備のマントは、自身の動きを拘束する器具でもあり、そのマントを外すとその速さは島風をも凌ぐ速さになるのだ!

   (超オリジナル設定)」

木曾「ハハハハハハ!これが俺の本当の力だ!喰らえ!」ガオォォォン

ドゴォォン

重巡リ級Flagship「オアアアアアアッ!?」撃沈

木曾「オラオラァ!雑魚共もまとめて片付けてやる!ありがたく思え!」

ズダダダダダダダダ

軽巡へ級elite「グォァッ!?」撃沈

駆逐イ級×3「アヴァッ!?」撃沈

木曾「ざっと、こんなもんか」ザザッ

吹雪「すごい…敵を1人で全滅させるなんて…」

木曾「…吹雪」

吹雪「は、はい?」

木曾「…マント返してくれ。寒い」

吹雪「……どうぞ」

木曾「ん。さんきゅ」バサッ


【END】

212: 2015/04/30(木) 21:44:31.09 ID:KxSiqBEO0
【第2回・艦娘知識試験採点⑤】

ジャンル:数学

問5.『円周率を分かる範囲で書け』


・綾波の答え 『3.1415926…』

 提督のコメント:正解です。一般レベルでは、5桁ぐらいが良いそうです。


・隼鷹の答え 『π』

 提督のコメント:それは反則です。


・大鳳の答え 『3.141592653589793238462643383279502884197169399375105820974944592307816406286208998628034825342117067982148086→』

 提督のコメント:無理してそこまで書かなくても結構です。しかしそこまで覚えているのはすごいですね…。


・龍驤の答え 『3.141592653589793238462643383279502884197169399375105820974944592307816406286208998628034825342117067982148086→』

 提督のコメント:あの文字を書かない理由が分かってしまい、切ないです。

214: 2015/04/30(木) 21:50:24.16 ID:KxSiqBEO0
【艦娘シミュレーション~その時○○だったら~『買い物』】

[ケース7]
間宮さんから夕飯の買い物を任された艦娘。一体どれくらいの時間がかかるだろうか。


≪青葉の場合≫

青葉「チラシは持っていけばいいですよね」バサッ

青葉「えっと、あれ…?玉ねぎが見つからない…あ、あった」

青葉「次はジャガイモっと…」

青葉:1時間。特に問題なく買い物を終える事ができる。



≪大和の場合≫

大和「さてと…今からあのスーパーへ行くのにはどれくらい時間がかかるでしょうか…」カチコチ

大和「えーと、次に…チラシを見て安い食品を見定めなければ…それで代金はいくらくらいかな…」バサッ

大和「スーパーの中はこのルートで回れば効率的だし…」

大和「よし、準備万端!」

結論:2時間。万全の状態で買い物に行くため、行くまでに時間がかかる。スーパーで買い物をする時間は結構短い。

215: 2015/04/30(木) 21:55:44.81 ID:KxSiqBEO0
≪金剛の場合≫

金剛「まっかせて下サーイ!」

金剛「Potato、onion、carrot…今日はcurryの日ですカネー?」ガサガサ

金剛「あ、テートクのためにcurryを作ってあげればポイントが上がるかも…?」

金剛「思い立ったがlucky dayネ!それなら提督用のcurryの材料も買わないト…」

結論:1時間半。任された買い物にかける時間は少ないのに、余計なものを買う時間がプラスされてしまう。


≪初雪の場合≫

初雪「えー、めんどくさい…」

間宮「でもね、初雪ちゃん…。お買い物してくれないと、今夜の夕飯が作れなくてね…?」

初雪「なら、吹雪か深雪に任せればいいのに…」

間宮「いやでもね…」

結論:4時間。説得するのに滅茶苦茶時間がかかる。おまけに動作が鈍い。しかし、スーパーに行ったら行ったで手早く買い物をこなしてくる。


≪比叡の場合≫

結論:そもそも食糧関係の買い物を任されない。

216: 2015/04/30(木) 22:00:29.73 ID:KxSiqBEO0
【一日1人、キャラ紹介】

≪那智≫

妙高型重巡洋艦二番艦。艦娘No.56(改二は192)。ルールや規則をきっちり守るしっかり者。そして自分にも周りにも厳しい。大のお酒好きで、

飲む量は隼鷹と同等。酔っ払っても顔色があまり変わらない。しかし、真の酒癖は超乙女になる事。隼鷹、千歳とは飲み仲間。提督には仕事上、

厳しく接するが最終的には甘やかす。結構ネコや犬など可愛い物が好き。

好きな言葉は『群雄割拠』。

217: 2015/04/30(木) 22:04:10.05 ID:KxSiqBEO0
今日はここまでにします。

>>201-202
  朝までちゃんぽん勢、木曾改二の話、いかがでしたか?朝までちゃんぽん勢とは、ネットで調べると飲兵衛艦娘達の事らしかったので、

  あの三人にしました。お気に召さないようでしたら、すみません。

他の方も、感想等があればお気軽にどうぞ。

>>207
  >>1は、まだ大規模作戦に慣れていないのと、艦娘の損傷や資材の減少を避けるために丙作戦にしていますので…。


それではまた明日。



ちなみに、E-1でボスに止めを刺したのは綾波でした。綾波の事、見直しましたよ。

221: 2015/05/01(金) 21:15:48.13 ID:6jah6FqU0
【焦燥】

 ―14時、執務室―

加賀「作戦完了。連合艦隊が帰投しました。損傷は―」

提督「…そうか。分かった。大鳳を下がらせて瑞鶴を投入してくれ」

加賀「分かりました」

早霜「………」


 ―数十分後―

赤城「連合艦隊、出撃いたします!」

提督「頑張ってくれ。健闘を祈る!」

パタン

早霜「……ハァ」

提督「早霜?どうしたんだ?」

早霜「…大規模作戦が始まってから、空母や戦艦の方々は結構な頻度で出撃してますね」

提督「そうだな。今は連合艦隊で出撃してるから、入れ替わりに出撃しているし、この後の海域でもさらに頻度は増えるだろうな」

早霜「…それに、私より前からこの鎮守府にいる駆逐艦の子達も出撃してますね」

提督「随伴艦隊が水雷戦隊だからな。敵も強力だし、必然的に錬度の高い艦娘が出撃する事になる」

早霜「…私、何だか落ち着いてられません…」

提督「………」

早霜「皆さんが最前線に出て氏ぬ気で頑張っているって言うのに、私は今秘書艦として提督の傍で書類整理をしているだけ…。同じ艦娘であっても、

   これには私も落ち着けないんです…」

提督「…確かに、まだ錬度が比較的低いお前を最前線に出すわけにはいかない。それに焦りを覚えるって事もわかる」

早霜「じゃあ…!」

提督「それでも、出撃させる事はできないよ。そんな、お前が氏ぬようなリスクを背負ってまで出撃させるなんて、間違ってる」

早霜「………」

提督「今は耐えろ。そして、演習とか通常海域の出撃とかでゆっくりと錬度を上げていけばいい。そうすれば、お前も皆と一緒に最前線で活躍できるよ」

早霜「……はい」

提督「…よし、いい子だ」

早霜「…じゃあ私、ちょっと演習に行ってきます!」ダッ

提督「……まったく…。さてと、どこか演習を受け付けてる鎮守府は無いかな…」ペラペラ


【END】

222: 2015/05/01(金) 21:28:04.62 ID:6jah6FqU0
【誘惑】

 ―10時、執務室―

愛宕「提督ぅ~?疲れていませんかぁ~?」スリスリ

提督「あ、愛宕…ちょっと引っ付き過ぎだ。離れてくれ…色々ヤバい」

愛宕「またまた~、遠慮しちゃってぇ。甘えん坊さんしてもいいんですよ?」プルン

提督「!」メソラシ

愛宕「提督ぅ~?遠慮しなくていいんですよ~?」ナデナデ

提督「くぅ…!」


 ―13時、執務室―

陸奥「提督、疲れていないかしらぁ?」チラッ

提督「前かがみになるな。色々見えそうだぞ」メソラシ

陸奥「あら、別に見ちゃってもいいのよ?」ギュッ

提督「何流れるように腕に抱き付いてやがれる離れろ色々当たってるから」

陸奥「当ててるのよ♪」

提督「くぉぉ…!」


陸奥「―って感じで私達提督の事誘惑してるじゃない?」

愛宕「そうねぇ。でも彼、全然釣れないわよねぇ~」

陸奥「だから、まあ、その…何?提督って色々、溜まってるんじゃないかしら…?」

愛宕「あー…」


 ―22時、執務室前―

陸奥「これでこっそり1人でやってたら、提督を脅せ―あ、違った。弱みを握れるわよね?」

愛宕「言っている意味が何一つ変わってないわよ…?」

陸奥「それじゃぁ…」カチャ

愛宕「観察ターイm―」



提督「……………………………………………」ガンゴンガンゴンガンゴン

(無表情で机に頭を何度も打ち付けている提督の図)



陸奥&愛宕「」

提督「煩悩、消えろっ!煩悩、消えろっ!煩悩、消えろっ!」ガン!ゴン!ドゴッ!バキッ!ガスッ!ベキッ!

提督「ふぅ…。全く陸奥と愛宕め…。毎日毎日俺を誘惑しやがって…。雑念を払うために頭を何度も打ってるけど、おかげで机が凹んじまったじゃねぇか」

提督「…っていかん。また思い出しちまった…セイッ!」バキィ

提督「煩悩、消えろっ!煩悩、消えろっ!煩悩、消えろっ!」ガン!ゴン!ドゴッ!バキッ!ガスッ!ベキッ!


陸奥「……提督を誘惑するの、もうやめようかしら…」

愛宕「その方が、提督の為よね…肉体的に」

パタン


【END】

223: 2015/05/01(金) 21:41:04.19 ID:6jah6FqU0
【肩叩き】

 ―15時、執務室―

提督「…………」カリカリカリ

コンコン

提督「はい?」

港湾棲姫「失礼スルワ」ガチャ

提督「港湾か。どうしたんだ?」

港湾棲姫「肩ヲ叩イテ貰エナイカシラ…?肩ガ凝ッチャッテ…」

提督「…それくらいなら構わんけど…。他の奴らにやってもらった方が…」

港湾棲姫「コウイウノッテ、男ノ人ニヤッテ貰ウノガ良イト聞イテネ」

提督「…ま、いいけど。それより何で肩凝りに?」

港湾棲姫「……ソノ、コウ胸ガ大キイト、結構キツクテ…」

提督(よし、今の会話は忘れる事にしよう)

提督「じゃあそこ座ってー」

港湾棲姫「ウン」ストン

提督「じゃあ叩くぞー」トン、トン、トン

港湾棲姫「ン…。丁度良イ強サト速サ…。気ニ入ッタワ」

提督「まだ初めて10秒も経ってないぞ。もっと味わってからにしたらどうだ?」トン、トン、トン

港湾棲姫「デモ、コノ肩叩キ、トテモ心地ガイイワ…」

提督「そう言えば、ほっぽちゃんとかにはやって貰わなかったのか?」

港湾棲姫「…最初ハアノ子ニオ願イシタンダケドネ…」


 ―1時間前、特別艦娘寮・港湾棲姫&北方棲姫の部屋―

北方棲姫『トン、トン、トン、トン、トン、トン!』ドン、ガン、ゴン、ガン、ゴン

港湾棲姫『チョ、チョットホッポチャン…。強スギ、強スギテ肩ガ外レソウ…ゥ!』

北方棲姫『アレ?オネーチャン苦シソウ…。ヨーシ、ぱわーヲ上ゲヨウ』テレレレッテレー

港湾棲姫『チョ、待ッテ!はんまーデ叩クノハ止メテ!マジデヤメ―』

ゴォン



港湾棲姫「…他ノ皆ニモ頼ンデミタケド、大シテ変ワラナクッテ、ムシロ肩凝リガ悪化シテ…」

提督「…まあ、アイツら曲りなりにも軍艦並みの強さを持ってるからな…」


【END】

224: 2015/05/01(金) 21:46:22.81 ID:6jah6FqU0
【第2回・艦娘知識試験採点⑥】

ジャンル:地理

問6.『次の(      )に語句を入れなさい。

    ヨーロッパにある国、イギリスの正式名称は(      )です』


・霧島の答え 『グレートブリテン及び北アイルランド連合王国』

 提督のコメント:正解です。実はイギリスと言う名前は、日本にしかありません。世界では、UK(United Kingdom)と略されています。


・金剛の答え 『the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland』

 提督のコメント:まさか英語で書いてくるとは思いませんでした。ですが、スペルにミスもなく正解です。すごいですね。


・マジェンダの答え 『無駄に長い』

 提督のコメント:確かにそうですけど。

225: 2015/05/01(金) 21:50:22.19 ID:6jah6FqU0
【一日1人、キャラ紹介】

≪陸奥≫

長門型戦艦二番艦。艦娘No.2。姉の長門と同じく(?)意外としっかり者。皆の頼れるお姉さんのようなポジション。しかし三番砲塔の謎の爆発は、

トラウマ。 そのせいで、映画とかで爆発ドッカーン系のアクション映画が大の苦手。提督に対しては、誘惑するような態度や仕草を取る。だが、

なかなか釣れない。その色気のある雰囲気は、駆逐艦の子達の憧れの的。決してシOタコンではない。

好きな言葉は『念には念を入れよ』。

234: 2015/05/03(日) 21:01:56.01 ID:8wr8ItDB0
【相棒】

 ―18時、カレー用リランカ島沖―

ズドォォン

蒼龍「くそ…ヲ級Flagshipやっぱり強い…!」

飛龍「そうだね…。攻撃がほとんど通らない…」

大鳳「敵機接近!距離、7000!」

蒼龍「えっ、もうすぐこっちに―」

ズダダダダダ

飛龍「きゃっ!?」

蒼龍「飛龍!」

飛龍「痛たたた…やられちゃった…」中破

蒼龍「ちっ…どうするか…ん?」

蒼龍(あの敵機…照準を飛龍に合わせてる…!?)

蒼龍「飛龍、危ないっ!」

飛龍「え―きゃ!」ドン

ズガガガガガガガ

蒼龍「キャァァァッ!」大破


 ―数時間後、入渠ドック―

蒼龍「はぁ…疲れちゃった…」

飛龍「何であの時、私を庇ったの…?」

蒼龍「…飛龍、それ聞いちゃう?」

飛龍「…仲間だから、とかそう言う理由?」

蒼龍「まぁ、そう言う理由もあるけど、まだ理由はあるよ?」

飛龍「?」

蒼龍「飛龍は私にとっても、かけがえのない存在、相棒だからただ守りたかったってだけだよ」

飛龍「蒼龍…ありがとう…」ジワッ

蒼龍「どういたしまして」ニコッ


 ―同時刻、執務室―

蒼龍:入渠時間11:08:18  修復資材:鋼材457,ボーキサイト513

飛龍:入渠時間10:24:05  修復資材:鋼材498,ボーキサイト501

提督「……はぁ…禿げそう…」


【END】

235: 2015/05/03(日) 21:14:35.60 ID:8wr8ItDB0
【ヘイ】

 ―11時、執務室―

提督「次の作戦の難易度も、丙で行こうかな…。皆に負担はかけたくないし、何より第2海域で大分バケツを使っちゃったからな…。次からは、

   無茶の無いように出撃をさせなくちゃ…」


―12時、執務室―

金剛「Hey、テートクゥ!Launchを持ってきたネー!今日のmenuはFish-and-Chipsだヨー!」

提督「…いただきます」


 ―13時、執務室―

金剛「Hey、テートクゥ!You've Got Mail!Love letterは許さないからネ!」

提督「……ありがとう」


 ―14時、執務室―

金剛「Hey、戦果Resultが挙がったヨー!」

提督「………」


 ―20時、執務室―

提督「金剛にバカにされてる…」

加賀「?なぜですか?」

提督「アイツの俺の事、"丙(ヘイ)提督"だの"丙"って…。難易度の一番低い丙作戦を選んだからって俺をチキン野郎呼ばわりかよ…」

加賀「ええと…」

提督「俺はただ…皆の負担を減らそうと思丙作戦を選んだのに…。それの何が気に食わないって言うんだよ…。そりゃあバケツ使ってすぐ出撃させたりと、

   酷い事もしたよ…。けど俺は今それを悔いている。無茶な作戦をして謝ってほしいならそう言ってほしかったけど…バカにされるのはな…」

加賀(後で金剛さんの事は叱っておきましょうか…)


【END】

236: 2015/05/03(日) 21:24:12.97 ID:8wr8ItDB0
【試験中の一コマ】

 ―10時過ぎ、講堂(艦娘知識試験中)・ビスマルクSIDE―

ビスマルク「…………」サラサラ

ビスマルク(さてと、次の問題は…)

問6.『次の(      )に語句を入れなさい。

    ヨーロッパにある国、イギリスの正式名称は(      )です』

ビスマルク(げっ…イギリスの正式名称か…。あの国やたら長くて書くのめんどくさいのよね…)

ビスマルク(…日本語はまだ書くのは難しいから、ドイツ語で書いておこう。"Vereinigtes Königreich Großbritannien und Nordirland"っと)サラサラ


 ―リットリオSIDE―

リットリオ「…………」カキカキ

リットリオ(よーっし、ここまで順調!次の問題はっと…)

問6.『次の(      )に語句を入れなさい。

    ヨーロッパにある国、イギリスの正式名称は(      )です』

リットリオ(むむっ…。あの国昔から"怖い、強い"って教えられたからなぁ…。嫌でも覚えちゃうんだよね…)

リットリオ(とりあえず書いちゃってこの記憶は忘れよう…。"Regno Unito di Gran Bretagna e Irlanda del Nord"…)カキカキ


 ―マジェンダSIDE―

マジェンダ「…………」カリカリ

マジェンダ(結構簡単な問題が多いわね…。これなら何とかなりそう…。じゃあ、次の問題は…)

問6.『次の(      )に語句を入れなさい。

    ヨーロッパにある国、イギリスの正式名称は(      )です』

マジェンダ(………………………………………………)

マジェンダ(……………"無駄に長い"、と。うん、問題ナッシング)カリカリ


 ―響SIDE―

響「…………」スラスラ

響(うん…。悪くない出来だ。よし、じゃあ、次の問題は?)

問6.『次の(      )に語句を入れなさい。

    ヨーロッパにある国、イギリスの正式名称は(      )です』

響(何だ、簡単な問題じゃないか)

響(答えは…)スラスラ


【艦娘知識試験採点に続く】

237: 2015/05/03(日) 21:29:03.02 ID:8wr8ItDB0
【第2回・艦娘知識試験採点⑥₂】

ジャンル:地理

問6.『次の(      )に語句を入れなさい。

    ヨーロッパにある国、イギリスの正式名称は(      )です』


・リットリオの答え 『Regno Unito di Gran Bretagna e Irlanda del Nord』

 提督のコメント:正解です。日本には慣れましたか?日本語が自由に書けるようになると良いですね。※ググってみたら正解でした。


・ビスマルクの答え 『Vereinigtes Königreich Großbritannien und Nordirland』

 提督のコメント:読みは分かりませんけど、何となくカッコいい響きだというのは分かります。※レーベに見てもらい、正解だと言う事が分かりました。


・響の答え 『Соединенное Королевство Великобритании и Северной Ирландии』

 提督のコメント:貴女には日本語で書いて欲しかったです。

238: 2015/05/03(日) 21:33:37.58 ID:8wr8ItDB0
【一日1人、キャラ紹介】

≪金剛≫

金剛型戦艦一番艦。艦娘No.21(改二は149)。イギリスからの帰国子女で、英語は堪能だが日本語は少し至らないところもある。提督LOVE勢の筆頭で、

提督の幸せが自分の幸せであり、提督の不幸が自分の不幸。料理の腕はいい方。戦闘の腕は戦艦勢では一二を争うほどに強力。提督への想いが暴走すると、

誰にも止められなくなる。フランスの艦娘・マジェンダは、話した数分後に吐血するくらい嫌い。

好きな言葉は『明日は明日の風が吹く』。

250: 2015/05/04(月) 21:07:33.65 ID:LrCDutA20
【旅行】>>2レス以上続きます

 ―(大規模作戦前)8時、執務室―

提督「じゃあ、鳳翔さん。行ってきますんで。俺のいない間は鎮守府の事をお願いします。まあ、一泊だけですけどね」

鳳翔「行ってらっしゃいませ。提督も、陸奥さんも、お気をつけてくださいね」ペコリ

陸奥「ありがとうね」

提督「よし、じゃあ行くぞ」

陸奥「了解っと♪」


 ―9時、道中列車内―

ガタンゴトン

提督「ふぅ…」

陸奥「おっさん臭い溜め息ね」

提督「ほっとけ。ここ最近書類ばっかり書いていたから疲れてんだよ」

陸奥「疲れてるなら着くまで寝ててもいいわよ?」

提督「お、そうか。じゃあ、着いたら起こしてくれ」

陸奥「分かったわ」

提督「それ…な…ZZZ…」コテ

陸奥「もう寝ちゃった…ふふふ…」

251: 2015/05/04(月) 21:18:46.44 ID:LrCDutA20
 ―11時、目的地駅―

提督「結構田舎だな…」

陸奥「そうね。山の中腹辺りにあるらしいから…」

提督「…旅館まではどうやって行くんだ?まさか徒歩とかだったら地獄だぞ」

陸奥「そんなわけないわよ。確か近くに送迎バスが―あ、あそこにいたわ」

提督「よし、乗ろう」


 ―12時前、旅館―

提督「今気づいたけど、あまり不幸な事に遭わないな。扶桑とかよりも運が低いのに」

陸奥「そう言えばそうね…不思議だわ…。電車が遅延したり、バスがエンストしたり、って事にならなかったから…」

提督(まさか旅館で色々不幸な目に遭うなんて事にはならないよな…)

女将「いらっしゃいませ。お待ちしておりました」

提督&陸奥「あ、こんにちは」

女将「では早速ですが、お部屋の方へお通しいたしますね」

提督「ありがとうございます」

スタスタ

提督(山の中だからか、木の葉のざわめきとかが良く聞こえるな…)

陸奥「たまには海じゃなくて山って言うのも、良いモノよね」

提督「そうだなぁ」

女将「こちらのお部屋になります」ガラッ

提督「おっ、和室か…」

陸奥「鎮守府は基本的に洋室だから、新鮮ね…」

252: 2015/05/04(月) 21:28:31.90 ID:LrCDutA20
女将「鎮守府…?もしかしてあなた方は海軍関係の方でしょうか…?」

提督「え、ああ、はい。そうですけど」

女将「私達は内陸の方ですからあまり深海棲艦というのは実際に見た事はありませんけど…貴方達が海の平和を守っているというのは噂に聞いております。

   私達の国を守って下さって、本当にありがとうございます」ペコリ

陸奥「いえいえ…。私達にできる事なんて…ほんのわずかですので…」

女将「また、ご謙遜なさって…」フフッ


 ―数時間後―

提督「どうも静かだと思ったら、ほとんど客がいないのか…」

陸奥「まあ、今はシーズンじゃないからね…」

提督「どうする?麓に降りて色々見て回るか?」

陸奥「それもいいけど…。ちょっと寝かせて…ふわぁ…」

提督「何だ眠かったのか。眠ればよかったのに」

陸奥「だって、2人揃って爆睡して乗り過ごすなんて事になりたくはなりたくなかったからね」

提督「…すまんな。じゃあ、少しの間寝てていいぞ」

陸奥「じゃあお言葉に甘えて…っと、その前に提督、ちょっといいかしら?」

提督「ん?」

陸奥「…膝枕、してくれないかしら?」

提督「えーっと、座布団は―」

陸奥「ちぇっ、釣れないわね…」

253: 2015/05/04(月) 21:37:27.37 ID:LrCDutA20
 ―19時過ぎ、部屋―

陸奥「……で、提督も寝ちゃって2人揃って寝過ぎちゃった、と」

提督「…ホントにすまん。木々のざわめきに耳を傾けていたら、うとうとしちまってそのまま…」ドゲザ

陸奥「何ロマンチックに満ちた言葉言ってるのやら…。でも、最近はこんなにゆっくり休める時間は無かったから、一杯寝れて疲れも少し取れたわね」

提督「そうかい。そりゃよかった」

陸奥「ところで、夕食ってもうできてるのかしら…?」

提督「パンフだともうできてるらしいけど…。食堂に行くか」

陸奥「そうね。丁度お腹も空いちゃったところだし」

提督「ああ、俺もだ」


 ―夕食後、廊下―

提督「やっぱり山の中だからか、山菜料理が結構あったな」

陸奥「川魚の料理もあったわね」

提督「でもま、結構美味かったよな」

陸奥「そうね。つい食べ過ぎちゃったかも…」スリスリ

提督「さてと、この旅館は温泉も目玉らしいけど」

陸奥「あら、それは楽しみね」

提督「じゃあ、少し休んだら入りに行くか」

陸奥「そうね。あ、覗いたりしたらダメよ?」

提督「はっ、今まで散々誘っているくせに今さら何言ってんだか。覗かないけど」

陸奥「………」シュン

提督「何で残念そうな顔をしやがる」

254: 2015/05/04(月) 21:44:21.21 ID:LrCDutA20
 ―数十分後、浴場前―

提督「じゃあ1時間後に部屋でな」

陸奥「ええ、それじゃ。覗きたくなったら、覗いてもお姉さんはOKなんだゾ?」

提督「下らねぇ…」

陸奥「ホント、いじり甲斐の無い提督ねぇ」

提督「提督にいじり甲斐とかを求めるんじゃない」


 ―脱衣所―

提督「………ハッ」ヌギヌギ

提督(これはまさか…比叡の時みたいに露天風呂が混浴とか言う事になってはいないだろうな…)

提督(いやいや、落ち着け落ち着け。この旅館のパンフには温泉の概要も書かれていたが、露天風呂が混浴なんて書かれてはいなかった)

提督(つまり、裸の陸奥と遭遇するなんて事にはならないはず…。ふふふ、比叡の時の二の鉄は踏みませんの事よ!)

提督「よし、うん。問題ない。どこにも混浴って言う立札は無いし、中を見る限り誰もいない。うん、問題ない。ではでは、ここの温泉をゆっくりと、

   堪能するとしますかね」

ガチャ

255: 2015/05/04(月) 21:52:11.68 ID:LrCDutA20
提督「おお…結構広―」

ギィ

陸奥「へっ?」←すっぽんぽん

提督「…え?」←腰にタオル一枚

陸奥「」

提督「」

提督(どういう…ことだ…。確かにパンフには混浴とは書かれていなかったはずなのに…どうして…?)

女将「あ、すみませんね」ヒョコッ

提督「お、女将さん…?」

女将「最近ここの温泉を混浴に改装しましてね?パンフやウェブの更新をするのを忘れちゃって…けど、お二人でゆっくり楽しんでくださいね~」ススス

提督「お、おい陸奥。聞いた通りだ。俺は悪くない。だからその握り締めている拳を緩めて風呂にでも入ろう!寒いから!」

陸奥「そ、そうね…。風呂に入りましょう。あ、こっち見ないでよ!」

提督「お、おう」

チャプン

提督「…つーか、散々俺の事を誘惑しておいて、実際に裸見られることに関してはまったく免疫ないんだな」

陸奥「し、仕方ないじゃない!男の人に裸見られるなんて…そんなの恥ずかしいし…」

提督「羞恥心の基準が狂っていないか?」

陸奥「…ふぅ。少し冷静になれたわ」

提督「でもま、少しの間不幸から解放されたんじゃないのか?」

陸奥「…そうね。確かに、ここに来るまでも来てからも、不幸な事には遭わなかったわね…」

提督「俺に裸を見られたことに関しては不幸じゃないのか」

陸奥「あっ…それも、不幸に入る…けど…」

256: 2015/05/04(月) 21:59:14.77 ID:LrCDutA20
 ―数十分後、部屋―

陸奥「ふぅ…気持ちよかったわねぇ」ホカホカ

提督(浴衣姿、結構工口イなぁ…」ホコホコ

陸奥「え…そうかしら…?///」

提督「あ、すまん!口に出てたか!」

陸奥「い、いえ…。別にいいけど…///」

ガチャ

提督「………………………」

陸奥「………………………」


提督&陸奥(部屋に布団が1つしか置かれていない…だとっ…!?)


提督「…あの女将さんの有難迷惑…違う、お気遣いによって布団が1つしか置かれていなかったのか…」

陸奥「…………」

提督「…押入れにも布団が無い…仕方ない。女将さんに言って布団をもう一組貰ってくるから、お前は先に布団に―」

陸奥「待って」ギュッ

提督「……?」

陸奥「……その、いいわよ…///」

提督(まさか…)

陸奥「私と一緒に寝ても…いいわよ…?///」ウルッ

提督(この涙目上目遣いを無視できる男がいるだろうか。いや、いないだろう。ただの1人も。多分)

提督「…寝るにはまだ早い。少し、テレビでも見ようぜ」

陸奥「う、うん…///」


 ―数時間後―

陸奥「さ、さて。いい感じの時間になったわね…///」

提督「そ、そうだな…」

陸奥「じゃ、じゃあ…。寝ましょうか…///」

提督「何度も言うが俺を誘惑しておいて、一緒に寝るくらいで何を…」

陸奥「いいから、早く入りなさいよっ!///」

提督「はいっ」

257: 2015/05/04(月) 22:06:33.32 ID:LrCDutA20
提督「…お邪魔しまーす…」ゴソゴソ

提督(背中合わせで寝よう。それなら間違いを起こさないはず…!)

陸奥「………………………」

提督「………………………」

陸奥「………………………」

提督「……すまんな、陸奥」

陸奥「え、何が?」

提督「…この旅館に来てから、寝すぎて観光できなかったり、俺に裸を見られたり、俺と一緒の布団で寝る事になったり…とにかくお前を不幸にさせて…」

陸奥「…そんな、いいのに…」

提督「……でも…」

陸奥(それに、むしろ不幸じゃなくて嬉しいって…)ボソボソ

提督「………陸奥」

陸奥「え、何?」

提督「………聞こえてんだけど///」

陸奥「あっ///」

提督「………陸奥、まさかとは思うが…お前もしかして…」

陸奥「………何で、いつも提督の事を誘惑してるんだと思う?」

提督「………俺の反応を見るのが好きだからか」

陸奥「………それもあるけど、もう1つ理由があるのよ」ゴロン

提督「…………………………」ジッ

258: 2015/05/04(月) 22:16:31.84 ID:LrCDutA20



陸奥「貴方の事が、異性として好きだからよ///」



提督「………何で俺みたいな奴の事を…」

陸奥「……最初にそう思ったのは、前の大規模作戦の時かしら…」

提督「…?」

陸奥「私が大破して、同じ艦隊の子達に抱えられて鎮守府に戻って来て、それで提督はずっと私の傍で看病をしてくれて…。それから私を傷つけた事に、

   頭を下げて懺悔して…。私なんかにここまでしてくれる貴方に、惚れちゃったのよね…///」

提督「そんな事で…」

陸奥「そんな事って、それでも私にとっては十分嬉しかった。それから、貴方と一緒に鎮守府で過ごしているうちに、ますます貴方の事が好きになった…。

   貴方を誘惑してきたのも、私に振り向かせるための事だったの…///」

提督「…そうだったのか」

陸奥「……以上が、理由よ///」

提督「………ありがとう。俺みたいな奴の事を、好きになってくれて」

陸奥「………でね、提督///」シュル

提督「!!」グルン

陸奥「あら、その先の展開もしてみたいと思わないの?///」

提督「……俺は、そう言うのは…」

陸奥「…比叡とはもうやったのに?」

提督「……あの後、俺は後悔した。そう言うのは、ちゃんとした関係にならなきゃダメだって。だから、俺はもうあの時みたいな過ちは犯さない」

陸奥「……なら、こう言うのはどうかしら?」

提督「……?」

259: 2015/05/04(月) 22:29:11.50 ID:LrCDutA20
陸奥「提督から手を出したんじゃなくって、私から手を出したんだって事にすれば、問題ないじゃない///」シュルリ

提督「なっ…な…!?///」

陸奥「私から仕掛けた事なんだから、提督は気に病む必要はないのよ?///」シュルッ、パサッ

提督「お、おい…///」

陸奥「さあ、お姉さんと刺激的な夜を過ごしましょう?」

 陸奥は提督の上に跨ると、帯を解き、着ていた浴衣も脱ぎ捨てる。その浴衣が取り払われた身体h

  no title

261: 2015/05/04(月) 22:33:32.33 ID:LrCDutA20
 ―翌朝6時―

提督「………ハッ!」ガバッ

陸奥「あら…起きたのね…」ムクッ

提督「陸奥…本当にすまない…」

陸奥「いいのよ、別に。私は元々貴方としたいと思っていたから、それに、最初に手を出したのは私の方なんだから。前にも言ったけど、貴方は別に、

   気に病む必要はないのよ」

提督「でも、俺は…っ」

陸奥「大丈夫よ、別に。艦娘である限り子供は孕まないでしょうし(多分)」

提督「……もう、こういう事はお前とちゃんとした関係になるまでしない。それは約束する」

陸奥「うん。よろしい♪」

提督「これでいいのだろうか…」

陸奥「でも途中から、提督結構ノリノリだったけどね」ボソッ

提督「クゥッ!」


【END】

263: 2015/05/04(月) 22:45:17.96 ID:LrCDutA20
【最終兵器】

 ―(時間は戻って大規模作戦中)11時、執務室―

加賀「戦果の報告です。我が連合艦隊は、金剛、榛名が大破、飛龍が中破、大鳳が小破。随伴艦隊の損傷は、夕立が大破。以上です」

提督「…次の出撃はヒトロクマルマル(16時00分)。入渠時間が3時間以上の奴にはバケツを使ってくれ」

加賀「…わかりました」

提督「やはり…敵も後一撃で潰せるというのに…そこまで行くのに時間がかかり過ぎてるな…」

加賀「そうですね…。編成もより強固なものへと進化していっています」

提督「…もう何度も一撃大破で撤退させられているし…ここはもう最終兵器を使うしかあるまい…」

加賀「最終、兵器…?」


 ―1時間後、執務室―

間宮「提督?どうなさったんですか?」

伊良湖「私まで呼び出すなんて…何かあったんですか?」

提督「……間宮さん、伊良湖。貴女達には、例の戦意高揚アイスと最中を連合艦隊の皆に振舞ってほしい」

間宮「わ、わかりました!」

伊良湖「精一杯作りますね!」


 ―15時、≪甘味処・間宮≫―

飛龍「うーん…このアイスとっても美味しい~!」パクパク

大鳳「この最中も…こしあんがとても…」モクモク

加賀「まったく…こんなお菓子なんかで戦意を高揚させるなんて…」カチャカチャ

蒼龍「そう言いながらもちゃっかり食べてますね」


 ―16時過ぎ、カレー洋リランカ島沖―

加賀「気分が滅茶苦茶高揚してヒーハー!!」バルルルルルルル

ズドドドドドドド

装甲空母姫「ガァッ!?」←鎮守府に住んでいるけど出勤中

飛龍「ウォッシャァアアアアアアアア!!!」

ドゴォォォォォン

装甲空母姫「ウェェェァァァァァァァァ…」撃沈(したけど復活するのさ!)

大鳳「…海域制圧、ですね」


 ―同時刻、執務室―

間宮「では提督。今回の請求書です」ピラッ

提督「高ぇ……」

伊良湖「そりゃ、最高級の材料を使っていますから」


【END】

264: 2015/05/04(月) 22:54:49.33 ID:LrCDutA20
【第2回・艦娘知識試験採点⑦】

ジャンル:生物

問7.『地球上の多くの生物において遺伝情報の継承と発現を担う高分子生体物質・DNAは何の略か』


・吹雪の答え 『デオキシリボ核酸』

 提督のコメント:その通りです。構造は覚えなくとも、名称だけは覚えておくとよいでしょう。


・天龍の答え 『デキシ核酸』

 提督のコメント:溺れそうな酸ですね。


・ぷらずma…電の答え 『硫酸』

 提督のコメント:あなたはここ最近で強く頭を打ちませんでしたか?なぜ人体を構成する物質の名称を答える問題で、

          人体を溶かす物質の名称を記入したのでしょう。

265: 2015/05/04(月) 22:58:43.37 ID:LrCDutA20
【一日1人、キャラ紹介】

≪加賀≫

加賀型正規空母一番艦。艦娘No.7。いつも冷静沈着で表情を表に出さないが、ただ感情表現が苦手なだけで、本当は感情表現豊か、人一倍気が熱い。

五航戦の翔鶴と瑞鶴を毛嫌いし、赤城の事をとても信頼している。常に規律と秩序を守り、自分にも相手にも厳しい。赤城と同等もしくはそれ以上に、

大食い。その真面目さを提督に買われて、よく秘書艦を勤める事がある。加賀の満面の笑みを見た者は未だにいない。

好きな言葉は『鎧袖一触』。

267: 2015/05/04(月) 23:04:22.85 ID:LrCDutA20
今日はここまでにします。

>>132
  陸奥の話、いかがでしたか?

他の方も、感想・リクエスト等があればお気軽にどうぞ。


リクエストで、飛龍、航空戦艦、皐月、最上型がリクエストされました。これらのリクエストは漸次消化していきます。

如月・夕雲の話は忘れてはいません。ただ話の構成を練るのが難しいだけですので。すみません。

それではまた明日。



書けば出るって噂は本当だったのか…(>>1鎮守府に清霜着任)

イベント海域報酬ゲットの達成感はハンパない(E-2クリア&葛城GET)。しかも>>1提督史上初めての報酬艦娘。

まさかのE-2ゲージ破壊の秘訣は間宮と伊良湖による戦意高揚という…。

280: 2015/05/05(火) 21:13:22.77 ID:IhjA5MyE0
【炭酸泉】>>2レス以上続きます

 ―17時、執務室―

加賀「報告します。本日ヒトロクフタサン(16時23分)をもって、カレー洋リランカ島沖の制圧に成功しました。それに伴い次の第3海域・ベーグル湾が、

   解放されました」

提督「おお、よくやったな!不慣れな連合艦隊で皆よく頑張ってくれた!本当にありがとう!と言うわけで、今回連合艦隊で出撃した皆には少しの間、

   ゆっくり休んでくれ」

艦娘達「おお~やったぁ~」

加賀「それと、この海域を解放した事によってこの鎮守府に配属される正規空母・葛城が、1階の応接室にて待機しております」

提督「ああ、じゃあ後でこっちに通してくれ。それと、飛龍」

飛龍「は、はい?」損傷微小

提督「すまなかったな。錬度が皆に比べてまだ足りないのに、無理に出撃させちゃって…」

飛龍「あ、いえ…別にこんなの大した事ないですけど?」

提督「いや、その錬度でよく奮戦してくれた。ありがとう。だからそのお礼と言っては何だけど、入渠ドックに特別なドックを用意してあるから、

   飛龍は終わったら第一号ドックへ行ってくれ」

飛龍「特別なドック?」

提督「よし、じゃあ加賀。報告書は明日の夜まででいいから、皆各自ゆっくり休んでくれ!損傷しているものはドックへ!第一号ドックの他にも、」

   各ドックに色々用意してあるから」

艦娘「はいっ!」

飛龍「?」


 ―数分後、入渠ドック―

蒼龍「いやー疲れちゃったねぇ…」小破

飛龍「うん、私もちょっと疲れちゃったかも…」

蒼龍「でも、提督から特別なドックを用意してくれるなんて、何だろうね?私は2号ドックって言われたけど…」

飛龍「何なんだろう、特別なドックって…」

蒼龍「じゃあ後でね~」2号ドック

飛龍「うん、それじゃあね」

大鳳「何かしら…?特別なドックって…食べ物を食べながら入れるとか?(3号ドック行き)」

夕立「それじゃ返って気持ち悪くなるっぽい…(4号ドック)」

281: 2015/05/05(火) 21:25:33.87 ID:IhjA5MyE0
 ―1号ドック―

飛龍「何があるのかなぁ?」ヌギヌギ

飛龍「じゃ、失礼しまーす」ガラッ

飛龍「?特に何も変わっていない感じが…」

飛龍「でも、入ってみないと分からないかも…」チャプ

シュワッ

飛龍「な、何コレ!?何か足から泡がいっぱい出てきた!?」

ドック妖精「それは私が説明しましょう」テケテケ

飛龍「妖精さん…これは一体…?」

ドック妖精「このドックは、炭酸泉ドックです」

飛龍「炭酸泉?」

ドック妖精「炭酸泉には、肩凝りや疲労、ストレスを和らげる効力があるんです。入渠ドックの仕組みは温泉とほぼ変わりませんから、それを利用しました」

飛龍「そ、そうなんですか…」

ドック妖精「ささ、入ってみてください。入ったら体に泡が出てきますけど、健康に悪影響は及ぼさないので、ご安心を。あまり体は動かさないように」

飛龍「は、はい」チャプン

飛龍「あ…確かに何か疲れが取れていくような…」ホワァ∼ン

ドック妖精「そうでしょう?」

[1号ドック入渠時間:残り00:23:17]

ドック妖精「あ、丁度良い時間ですね。この炭酸泉は10分から20分くらい浸かっていると、さらに効果が効くんです」

飛龍「へぇ~、そうなんですか。でも、気持ちいい~」ノビー

ドック妖精「提督さんに言われて、改造した甲斐がありました」

飛龍「ちなみに、他のドックはどんな風になってるの?」

ドック妖精「2号ドックは電気マッサージ風呂、3号ドックはジェットバスのマッサージ風呂です」

飛龍「4号ドックは?」

ドック妖精「クラゲセラピーって知ってますか?」

夕立『ぽいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!?』

飛龍「あ、はい。でも、この炭酸泉ホント気持ちいいなぁ~。もう何時間でも浸かってられそう…」


 ―数十分後―

飛龍「うにゅ~…多門丸ぅ…」グデー

ドック妖精「明石さん!飛龍さんがのぼせました!急いでタンカを!」

明石『はい、了解しました!』


【END】

283: 2015/05/05(火) 21:32:29.87 ID:IhjA5MyE0
【三姉妹】

 ―19時、執務室―

葛城「雲龍型航空母艦、三番艦、葛城よ!」

提督「俺がこの鎮守府の提督だ。よろしく頼む」

葛城「…何か、ヒョロい提督ねぇ」

提督「失礼だな。それにしても、雲龍型って事は、雲龍の妹か」

ガチャ

雲龍「あら、呼びましたか?提督?」

提督「お前地獄耳か」

雲龍「あら…あなた、まさか葛城?」

葛城「えっ…もしかして雲龍姉さん?」

雲龍「久しぶりね」ダキッ

葛城「ええ。本当ね…こんな形で出会えるなんて…」ダキッ

雲龍「分からない事があったら何でも言ってね?」

葛城「うん、分かったわ―あれ?」

雲龍「どうかしたの?」

葛城「私、雲龍型航空母艦三番艦よね?」

雲龍「そうね、私が一番艦よ」

葛城「…二番艦の天城姉さんは?」

雲龍「あ…」

葛城「ねぇ、そこのヒョロい提督。天城姉さんは?」

提督「あー…すまん」

葛城「?」

提督(言えない…前の大規模作戦で第2海域で心が折れて天城までたどり着けてないなんて言えない…)


【END】

284: 2015/05/05(火) 21:40:01.73 ID:IhjA5MyE0
【MVP】

 ―15時、執務室―

榛名「報告します。榛名率いる第一艦隊がベーグル湾より帰投しました。損傷は、隼鷹が小破、最上・木曾が軽微な損傷です。MVPは青葉でした」

提督「へぇ、青葉がMVPか。すごいな…。じゃあ榛名、報告書は後でいいから、お前も補給して来い」

榛名「はい、わかりました」


 ―十数分後、休憩室―

青葉「ふぅ…青葉、ちょっと疲れちゃいました…」

提督「青葉」

青葉「あ、司令官!どうもです!」

提督「聞いたぞ?MVPを取ったんだって?」

青葉「え、あ、あんなの偶然と運ですって!」

提督「いや、MVPが取れるのは、そいつの実力さ。つまり青葉、お前はそこまで力をつけてきたって事だよ」

青葉「そんな…いや…」テレテレ

提督「青葉、お前は本当にすごいよ。これからも頑張ってくれよ」ナデナデ

青葉「あ、どうも…///」

青葉(ナチュラルに頭を撫でてくれるなんて…)

提督「俺、青葉の事を見直したよ」

青葉「ありがとうございますね…」

提督「今までは、パパラッチとか、トラブルメーカーとか、他人のゴシップやスキャンダルでメシがウマい下衆な新聞記者とか思っていたから…」

青葉「台無しですよぅ!!」


【END】

285: 2015/05/05(火) 21:45:03.93 ID:IhjA5MyE0
【第2回・艦娘知識試験採点⑧】

ジャンル:国語

問8.『次の(     )に言葉を入れよ。

    "犬も歩けば(     )に当たる"とは、でしゃばると思わぬ災難に遭うという意味を持つことわざである』


・青葉の答え 『棒』

 提督のコメント:正解です。このように、私達も勝手に出しゃばらないように注意しましょう。


・望月の答え 『電柱』

 提督のコメント:とても現実的な答えですね。


・深雪の答え 『電』

 提督のコメント:なんて事を書くんですか。

286: 2015/05/05(火) 21:51:10.93 ID:IhjA5MyE0
【一日1人、キャラ紹介】

≪青葉≫

青葉型重巡洋艦一番艦。艦娘No.54。スキャンダルやスクープ、噂話などが大好きなマスコミ根性の艦娘。よくゴシップやスキャンダルを記事にしては、

そのネタにされた人にこっぴどく怒られる。だけどそれはもっと皆と一緒に居たいという気持ちの表れ。人の事をおちょくるのは得意だが、根が乙女な故、

自分がおちょくられるのは滅法弱い。『日刊青葉』を自費出版している。戦闘では主に記録係、イベントでは司会進行を務める事が多い。

好きな言葉は『百聞は一見に如かず』。


[日刊青葉]

第参鎮守府で青葉が自費出版している新聞。一部130円。内容は主にゴシップやスキャンダルだが、最近ではほのぼのとしたネタも取り入れるようになった。

ゴシップやスキャンダルのほとんどは、根も葉もないうわさ。

297: 2015/05/06(水) 21:19:57.92 ID:v9aMkEBG0
【風邪】

 ―10時、南西諸島海域―

皐月「さぁ皆!あともう少しだよ、頑張ろう!」

望月「ちょっと皐月、あんた張り切り過ぎ。もうちょっとゆっくりと…」

皐月「そんな事言ってる場合じゃないよ!前線に出てる皆はボク達よりもずっと頑張っているんだ。でも今ボク達にできる事と言ったら、

   こうやって遠征で資源を集めたり、帰投した先輩達を励ます事ぐらいしかできない。だったら、それを一生懸命やるべきだよ!」

望月「まぁ…そう言やーそうだけど」

皐月「でしょ?だから、がんばろー!」

望月「んじゃー、ちょこっとだけど本気出そうかなー」

夕張「ちょ、待って…速すぎぃ…」ゼーハー

文月「皐月大丈夫かな…。最近無理してる気がするけど…」


 ―翌朝8時、駆逐艦寮・皐月の部屋―

提督「完全に風邪だな…」

皐月「ごめんね…司令官…こほっ」

提督「いや、最近お前達駆逐艦達には、大規模作戦で遠征に出してばっかりで少し無理をさせちゃったようだ…。これじゃ、提督失格だな」

皐月「そんな事ないよ!」ガバッ

提督「?」

皐月「司令官はちゃんと、皆に無理のないような出撃や遠征をさせてるし、ちゃんとローテーションも組んでる。ボク達の事を大切に思ってるんでしょ?

   だったら、ボク達はもうそれだけで十分だよ。司令官は、立派な司令官だよ!」

提督「皐月…」

皐月「だから…ハッ…」

提督「ハッ?」

皐月「ハックション!!」


 ―翌朝7時、執務室―

皐月「ごめんね…司令官」

提督「いや、大丈夫だ。問題ない」

皐月「ボクのせいで風邪引くなんて…」

提督「……大規模作戦中に風邪を引くとは…これこそ提督失格じゃないか…」


【END】

298: 2015/05/06(水) 21:29:48.54 ID:v9aMkEBG0
【実話②】

 ―18時、執務室―

提督「加賀、俺の嫌いな損傷の度合いって何だと思う?」

加賀「?」

提督「中破だよ」

加賀「…なぜでしょうか」

提督「小破だったらまだ進軍する事もできるし、大破は、連合艦隊で誰かが大破したら艦隊司令部施設を使って損傷を負った艦娘を撤退させる事もできる。

   それに、大破だったらもうキッパリと諦める事ができるんだ。このまま進んだら沈んでしまうから、諦めようって」

加賀「…まあ、そうですね」

提督「けど、中破は違うんだ。まだ戦闘を行う事はできるけど、空母だったら艦載機を飛ばせない。それに、中破で進軍したら沈んでしまうという事実も、

   まだ明確になっていない。沈むか生きるかは五分五分。だから、進軍か撤退かを真剣に悩まなくっちゃならない。その葛藤が、嫌いなんだ」

加賀「……言っている意味は、何となく解りますが」

提督「ああ、つまり俺は、中破が嫌いって言う事だよ」


提督「なあ、蒼龍」


蒼龍「しょうがないじゃない!だって敵のヲ級flagship超強いんだもん!」

提督「お前には烈風に天山、天山(六○一空)、それに電探も積んだだろう!それなのになぜ中破する!」

蒼龍「それは、飛龍を庇おうとして…」

提督「何だ…そんな理由か」

蒼龍「飛龍を庇おうとしたらうっかりこけちゃってその隙をつかれて…」

提督「バカヤロー!!」


【END】

299: 2015/05/06(水) 21:35:42.51 ID:v9aMkEBG0
今日はここまでにします。

>>243
 皐月の話、いかがでしたか?

他の方々も、感想をいただけると嬉しいです。


ここで、これまでのリクエストをまとめると、以下の通りになります。

・伊勢 ・日向 ・扶桑 ・山城 ・伊58 ・摩耶 ・金剛四姉妹 ・駆逐艦愛好会 ・如月&夕雲

これらのリクエストは漸次消化していきます。

>>295
  具体的には誰が出てくるのでしょうか…?


ここで、300レスになりますので、キリ番安価を取ります。範囲は、>>301-304です。

なるべく、上記の艦娘やこれまでにキリ番安価を取った艦娘は書かないでいただけると嬉しいです。


また、明日は>>1の都合上投下する事はできません。次の投下は明後日5月8日の予定です。

ご了承ください。

それではまた次の投下で会いましょう。



ついにLittorioの手に入る第4海域へ…。しかし道中中破撤退で全然ボスに行けない…。


次回:【艦これ】提督「この平和な鎮守府の日常」吹雪「その2」【4】


引用: 【艦これ】提督「この平和な鎮守府の日常」2