1: 2009/07/17(金) 20:59:48.05 ID:eKbDuUCU0
ジ「おい・・・いくぞッ!」
翠「はぁ・・・はぁ・・・ダメですぅ・・・!」
紅「なにやっているの?」
ジ「真紅も手伝え!こいつを外へ連れて行くんだよ!」
翠「嫌ですぅ!おうちの中が一番ですぅ!!」
紅「えーと・・・どういうことかしら?」
ジ「こいつが『お外っていいですねぇ』って言うから連れて行こうとしてるんだよ」
翠「翠星石は『いい』って言っただけで出たいなんて言ってないです!」
紅「・・・はぁ・・・」
翠「はぁ・・・はぁ・・・ダメですぅ・・・!」
紅「なにやっているの?」
ジ「真紅も手伝え!こいつを外へ連れて行くんだよ!」
翠「嫌ですぅ!おうちの中が一番ですぅ!!」
紅「えーと・・・どういうことかしら?」
ジ「こいつが『お外っていいですねぇ』って言うから連れて行こうとしてるんだよ」
翠「翠星石は『いい』って言っただけで出たいなんて言ってないです!」
紅「・・・はぁ・・・」
2: 2009/07/17(金) 21:04:31.71 ID:eKbDuUCU0
紅「ジュン、冷静に考えて頂戴」
ジ「何を」
紅「私たちローゼンメイデンがむやみやたらに外にでられるわけないでしょう」
翠「そうですぅ!翠星石たちみたらあまりのかわいさに気絶しちゃうですぅ」
紅「・・・いやそうじゃなくて、一般人からすれば私たち人形が自動で動いているのを不思議がるでしょう」
ジ「そういえばそうだったな・・・でも、翠星石あたりなら4~5歳の子供と思えば」
翠「翠星石は立派なレディです!ガキンチョを一緒にするなです!」
紅「まぁ翠星石は私たち姉妹の中じゃ背は大きい方だから、見えなくもないけど・・・」
ジ「何を」
紅「私たちローゼンメイデンがむやみやたらに外にでられるわけないでしょう」
翠「そうですぅ!翠星石たちみたらあまりのかわいさに気絶しちゃうですぅ」
紅「・・・いやそうじゃなくて、一般人からすれば私たち人形が自動で動いているのを不思議がるでしょう」
ジ「そういえばそうだったな・・・でも、翠星石あたりなら4~5歳の子供と思えば」
翠「翠星石は立派なレディです!ガキンチョを一緒にするなです!」
紅「まぁ翠星石は私たち姉妹の中じゃ背は大きい方だから、見えなくもないけど・・・」
3: 2009/07/17(金) 21:07:09.21 ID:eKbDuUCU0
翠「し、真紅まで・・・!」
紅「でもジュン、私たちは人形よ。外になんか出られないわ」
ジ「そうか・・・おまえたちもこの青空と空気を味わってもらいたかったんだが・・・」
翠「ヒキコモリがよくそんなこと言えるですね」
ジ「ヒキコモリじゃない。自宅警備員って言え」
紅「あなたが心配しなくてもこの町の空気はきれいってことぐらいわかるわ」
ガラガラ
蒼「真紅!聞いた!?」
紅「RPGゲームの町民みたいなこと言わないで頂戴。どうしたの蒼星石」
紅「でもジュン、私たちは人形よ。外になんか出られないわ」
ジ「そうか・・・おまえたちもこの青空と空気を味わってもらいたかったんだが・・・」
翠「ヒキコモリがよくそんなこと言えるですね」
ジ「ヒキコモリじゃない。自宅警備員って言え」
紅「あなたが心配しなくてもこの町の空気はきれいってことぐらいわかるわ」
ガラガラ
蒼「真紅!聞いた!?」
紅「RPGゲームの町民みたいなこと言わないで頂戴。どうしたの蒼星石」
5: 2009/07/17(金) 21:11:21.32 ID:eKbDuUCU0
蒼「金糸雀がすごいものを開発したそうだよ」
翠「オバカナリアが?どうせ失敗作ですぅ」
蒼「それが、背が大きくなる薬らしいよ」
ジ「雑誌の裏表紙にありそうな薬だな」
紅「誰から聞いたの?」
蒼「僕はマスターから聞いたんだ。マスターは常連のお客さんから・・・」
紅「ちょっとまって。あなたのマスターの常連が私たちローゼンメイデンを知っているの?」
蒼「う、うん・・・そうみたい・・・」
翠「誰ですか?」
翠「オバカナリアが?どうせ失敗作ですぅ」
蒼「それが、背が大きくなる薬らしいよ」
ジ「雑誌の裏表紙にありそうな薬だな」
紅「誰から聞いたの?」
蒼「僕はマスターから聞いたんだ。マスターは常連のお客さんから・・・」
紅「ちょっとまって。あなたのマスターの常連が私たちローゼンメイデンを知っているの?」
蒼「う、うん・・・そうみたい・・・」
翠「誰ですか?」
7: 2009/07/17(金) 21:15:12.77 ID:eKbDuUCU0
元「ワシはあのー・・・ほれ、し、しろ・・・しろた・・・?」
蒼「マスターしっかりして!」
翠「ネジ切れかけてるんじゃねぇですか?」
蒼「やめてよ翠星石!」
紅「ねじ穴はここかしら」
蒼「真紅まで!マスターのおしりを指ささないで!」
ジ「・・・それって、白崎って人じゃないですか?」
元「おおそうじゃ!山崎って人じゃ!」
蒼「マスターちょっと奥へ行きましょうか」
蒼「マスターしっかりして!」
翠「ネジ切れかけてるんじゃねぇですか?」
蒼「やめてよ翠星石!」
紅「ねじ穴はここかしら」
蒼「真紅まで!マスターのおしりを指ささないで!」
ジ「・・・それって、白崎って人じゃないですか?」
元「おおそうじゃ!山崎って人じゃ!」
蒼「マスターちょっと奥へ行きましょうか」
8: 2009/07/17(金) 21:18:25.81 ID:eKbDuUCU0
白「え?ああそうそう、みっちゃんさんから聞いたよ」
ジ「つながったな」
紅「その話は本当なの?」
白「みたいだよ。さすがローゼンの作った人形だね。そんな薬を作れるほどの才能をもっているなんて」チラッ
槐「おい白崎今私を見ただろ」
ジ「金糸雀はその薬を作ってどうするつもりなんだ?」
白「さあ?金糸雀ちゃんが自分で使うんじゃないかな」
翠「人形用なんですか?」
白「みっちゃんさんは背のことで悩んでもいないし、人形用っていうのが筋じゃないかな」
ジ「つながったな」
紅「その話は本当なの?」
白「みたいだよ。さすがローゼンの作った人形だね。そんな薬を作れるほどの才能をもっているなんて」チラッ
槐「おい白崎今私を見ただろ」
ジ「金糸雀はその薬を作ってどうするつもりなんだ?」
白「さあ?金糸雀ちゃんが自分で使うんじゃないかな」
翠「人形用なんですか?」
白「みっちゃんさんは背のことで悩んでもいないし、人形用っていうのが筋じゃないかな」
10: 2009/07/17(金) 21:24:38.09 ID:eKbDuUCU0
紅「よかったじゃない翠星石」
翠「何がですか?」
紅「その薬を使えばジュンと外に出られるわよ」
翠「べべべ別に翠星石はそんなこと望んじゃいねーです!」
紅「あらそう。なら私が使ってジュンとデートさせてもらうわ」
翠「なっ・・・!」
白「モテる男は辛いね、ジュンくん」ポン
ジ「別に人形にモテたって・・・」
白「まあ、世の中には自分の娘が一番だっていう世間知らずな人もいるぐらいだから」チラッ
槐「!?う・・・うおおぉぉぉぉぉぉ!!!」ガタッ!
翠「何がですか?」
紅「その薬を使えばジュンと外に出られるわよ」
翠「べべべ別に翠星石はそんなこと望んじゃいねーです!」
紅「あらそう。なら私が使ってジュンとデートさせてもらうわ」
翠「なっ・・・!」
白「モテる男は辛いね、ジュンくん」ポン
ジ「別に人形にモテたって・・・」
白「まあ、世の中には自分の娘が一番だっていう世間知らずな人もいるぐらいだから」チラッ
槐「!?う・・・うおおぉぉぉぉぉぉ!!!」ガタッ!
11: 2009/07/17(金) 21:30:36.76 ID:eKbDuUCU0
紅「とりあえず金糸雀のところへ行ってみましょう」
翠「そうですね」
ジ「おまえら本当に薬欲しいのか?」
紅「多少なりと興味があるわ」
翠「ところで雛苺は?さっきからまったくセリフがねぇです」
ジ「雛苺なら柏葉の家に行っただろう。忘れたのか?」
翠「そういえばそうでした」
紅「行くわよジュン」
ジ「外歩いて行こうぜ・・・太陽の光浴びようぜ・・・」
翠「そうですね」
ジ「おまえら本当に薬欲しいのか?」
紅「多少なりと興味があるわ」
翠「ところで雛苺は?さっきからまったくセリフがねぇです」
ジ「雛苺なら柏葉の家に行っただろう。忘れたのか?」
翠「そういえばそうでした」
紅「行くわよジュン」
ジ「外歩いて行こうぜ・・・太陽の光浴びようぜ・・・」
13: 2009/07/17(金) 21:36:56.48 ID:eKbDuUCU0
スタッ
紅「金糸雀の家に着いたわ」
翠「ここどこです?」
ジ「衣装部屋みたいだな・・・うわ、みっちゃんさんこんなの着てるんだ・・・」
紅「レディの服を勝手に見ない!」ピシッ
ジ「痛っ」
?『なんかみっちゃんの部屋からヘンな音がしたかしら?』
紅「ばれたのだわ」
ジ「ばれたって別にやましいことしてるわけじゃないだろ・・・」
ガチャ
紅「金糸雀の家に着いたわ」
翠「ここどこです?」
ジ「衣装部屋みたいだな・・・うわ、みっちゃんさんこんなの着てるんだ・・・」
紅「レディの服を勝手に見ない!」ピシッ
ジ「痛っ」
?『なんかみっちゃんの部屋からヘンな音がしたかしら?』
紅「ばれたのだわ」
ジ「ばれたって別にやましいことしてるわけじゃないだろ・・・」
ガチャ
14: 2009/07/17(金) 21:42:26.45 ID:eKbDuUCU0
金「あれ、真紅たち?」ボンキュッボンッッ!!!
紅「おじゃましt・・・誰だあんたはぁぁぁ!?」
金「ひっ!?」
翠「真紅どうしたんでs・・・ほあああああ!!!」
金「しっ真紅たち落ち着くかしら!ちょっと背が高くなっただけかしら!」
ジ「おまえ身長どころかスタイルまで変わってんじゃないか・・・」
金「あれ?ジュンもいたかしら・・・って、そのポケットから出てる布はまさか・・・」
ジ「ああハンカチだ気にするな」スッ
紅「おじゃましt・・・誰だあんたはぁぁぁ!?」
金「ひっ!?」
翠「真紅どうしたんでs・・・ほあああああ!!!」
金「しっ真紅たち落ち着くかしら!ちょっと背が高くなっただけかしら!」
ジ「おまえ身長どころかスタイルまで変わってんじゃないか・・・」
金「あれ?ジュンもいたかしら・・・って、そのポケットから出てる布はまさか・・・」
ジ「ああハンカチだ気にするな」スッ
16: 2009/07/17(金) 21:47:12.62 ID:eKbDuUCU0
紅「で、説明して頂戴」
金「カナは背の高くなる薬を開発したかしら。だからそれを使用した結果が今かしら」
翠「出るとこ出てるですぅ」
ジ「ゴクリ」
金「まさかココまでの効果があるとは思わなかったかしら。タンポポの根っこいれすぎたかしら」
紅「か、金糸雀・・・別に興味は無いんだけど、その薬、いただけるのかしら?」
翠「真紅!?抜け駆けは良くないですぅ!」
金「ごめんかしら。試作品しか作ってないから、カナが使ってそれっきりかしら」
紅「・・・れよ」
金「え?」
紅「作りなさいって言ってるのよ!!わかったら早く行きなさい!」
金「ええええ!?姉をなんだと思っているかしら!?」
金「カナは背の高くなる薬を開発したかしら。だからそれを使用した結果が今かしら」
翠「出るとこ出てるですぅ」
ジ「ゴクリ」
金「まさかココまでの効果があるとは思わなかったかしら。タンポポの根っこいれすぎたかしら」
紅「か、金糸雀・・・別に興味は無いんだけど、その薬、いただけるのかしら?」
翠「真紅!?抜け駆けは良くないですぅ!」
金「ごめんかしら。試作品しか作ってないから、カナが使ってそれっきりかしら」
紅「・・・れよ」
金「え?」
紅「作りなさいって言ってるのよ!!わかったら早く行きなさい!」
金「ええええ!?姉をなんだと思っているかしら!?」
17: 2009/07/17(金) 21:50:44.12 ID:eKbDuUCU0
翠「作れ!作れ!」
金「いや、適当な分量で作ったからもう作れない・・・かしら・・・」
ジ「おまえたちも許してやれよ」
紅「・・・デコが」
翠「空気・・・」
金「(すごくひどいこと言われてる・・・)」ズーン
紅「ジュン行くわよ。もうこんなとこ用はないわ」
ジ「僕はもうちょっと居てもいいけど」チラチラ
翠「・・・この色ブタが!色目使いやがって!ですぅ!」
金「え?カナのことかしら?」
金「いや、適当な分量で作ったからもう作れない・・・かしら・・・」
ジ「おまえたちも許してやれよ」
紅「・・・デコが」
翠「空気・・・」
金「(すごくひどいこと言われてる・・・)」ズーン
紅「ジュン行くわよ。もうこんなとこ用はないわ」
ジ「僕はもうちょっと居てもいいけど」チラチラ
翠「・・・この色ブタが!色目使いやがって!ですぅ!」
金「え?カナのことかしら?」
19: 2009/07/17(金) 21:56:11.88 ID:eKbDuUCU0
み「ただいまー」
金「あ、みっちゃんおかえりかしら」
み「カナまだ小さくならないの?」
金「うーん、薬の効果が意外と長いかしら」
み「大変ねぇ・・・あれ?真紅ちゃんたちも来てたの?」
紅「おじゃましているのだわ。でももう帰るのだわ」
み「そう、残念ねぇ。せっかく新作の衣装着てもらおうと思ったのに・・・」
金「カナは大きくてもう着れないかしら」ユサユサ
み「んもうカナったら!人間サイズの衣装もこうなったら買ってこようかな?」
金「あ、みっちゃんおかえりかしら」
み「カナまだ小さくならないの?」
金「うーん、薬の効果が意外と長いかしら」
み「大変ねぇ・・・あれ?真紅ちゃんたちも来てたの?」
紅「おじゃましているのだわ。でももう帰るのだわ」
み「そう、残念ねぇ。せっかく新作の衣装着てもらおうと思ったのに・・・」
金「カナは大きくてもう着れないかしら」ユサユサ
み「んもうカナったら!人間サイズの衣装もこうなったら買ってこようかな?」
20: 2009/07/17(金) 21:59:32.82 ID:eKbDuUCU0
ジ「・・・」
紅「ジュン!行くわよ!」
翠「こんな牛舎に用事はねぇですぅ!」
ジ「あともうちょっと・・・」
紅「ふんっ!」ベシィ!!
ジ「ぎゃあああ!目が!目があああ!!」
紅「失礼するのだわ」
金「ばいばいかしら」
み「また来てねぇ」
翠「なんのために金糸雀の家に行ったかわからなくなったですぅ!」
紅「ジュン!行くわよ!」
翠「こんな牛舎に用事はねぇですぅ!」
ジ「あともうちょっと・・・」
紅「ふんっ!」ベシィ!!
ジ「ぎゃあああ!目が!目があああ!!」
紅「失礼するのだわ」
金「ばいばいかしら」
み「また来てねぇ」
翠「なんのために金糸雀の家に行ったかわからなくなったですぅ!」
22: 2009/07/17(金) 22:03:17.28 ID:eKbDuUCU0
紅「もうこうなったら、そのままの姿で外出るしかないのだわ」
翠「ちょ!?翠星石は外出るなんて言ってないです!」
紅「ちょっと無理があるけど、妹ととかそういう設定はどうかしら」
ジ「こんなわがままな妹はいらない」
翠「な!?今のは聞き分けねぇです!!」
紅「それなら、近所の子?」
ジ「いまいち」
紅「親戚の子」
ジ「まぁ妥当だろう」
翠「何勝手に話進めてるんですか!!」
翠「ちょ!?翠星石は外出るなんて言ってないです!」
紅「ちょっと無理があるけど、妹ととかそういう設定はどうかしら」
ジ「こんなわがままな妹はいらない」
翠「な!?今のは聞き分けねぇです!!」
紅「それなら、近所の子?」
ジ「いまいち」
紅「親戚の子」
ジ「まぁ妥当だろう」
翠「何勝手に話進めてるんですか!!」
24: 2009/07/17(金) 22:07:21.66 ID:eKbDuUCU0
紅「ジュン、子供服は無いかしら」
ジ「物置に姉ちゃんのと僕のとあると思う」
翠「き、着替えるですか?」
紅「その格好で外に出かけるつもり?」
翠「うっ・・・いや、外に出ないです!」
ジ「何が嫌なんだ?」
翠「そ、その・・・ちび人間と二人って言うのが・・・恥ずかしいですぅ・・・」
紅「困ったわね」
ジ「真紅、おまえがついてk」
紅「嫌よ」
ジ「物置に姉ちゃんのと僕のとあると思う」
翠「き、着替えるですか?」
紅「その格好で外に出かけるつもり?」
翠「うっ・・・いや、外に出ないです!」
ジ「何が嫌なんだ?」
翠「そ、その・・・ちび人間と二人って言うのが・・・恥ずかしいですぅ・・・」
紅「困ったわね」
ジ「真紅、おまえがついてk」
紅「嫌よ」
26: 2009/07/17(金) 22:11:31.32 ID:eKbDuUCU0
ジ「僕と二人っきりが嫌とはショックだな」
翠「ち、違うです・・・」
ガラガラ
銀「何よ今日あっついわねぇ・・・涼ませてもらうわぁ」
紅「・・・」
銀「あー生き返るわぁ・・・全く、黒い服なんて着るんじゃなかったわぁ」
ジ「・・・」
銀「設定温度28度?23度に下げるわね」ピッピッ
翠「・・・そ、そうだ!水銀燈ならやれるですぅ!」
銀「ワレワレハウチュウj・・・何?」
翠「ち、違うです・・・」
ガラガラ
銀「何よ今日あっついわねぇ・・・涼ませてもらうわぁ」
紅「・・・」
銀「あー生き返るわぁ・・・全く、黒い服なんて着るんじゃなかったわぁ」
ジ「・・・」
銀「設定温度28度?23度に下げるわね」ピッピッ
翠「・・・そ、そうだ!水銀燈ならやれるですぅ!」
銀「ワレワレハウチュウj・・・何?」
29: 2009/07/17(金) 22:17:00.52 ID:eKbDuUCU0
銀「はぁ?子供のフリして外へでる?」
紅「そうよ。協力して頂戴」
銀「嫌よ。なんで私が人間のフリしなきゃならないのよ?」
翠「そういわずに、お願いですぅ」
銀「私は空を飛んで常に外に出ているわ。わざわざ地面を歩く必要なんてないわぁ」
翠「むぅぅ・・・」
ジ「翠星石あきらめろ。途中でお菓子買ってやるから」
翠「お菓子なんかで買収される安い女じゃねぇですぅ!」
銀「・・・お菓子ですって・・・?」ゴキュリ
紅「そうよ。協力して頂戴」
銀「嫌よ。なんで私が人間のフリしなきゃならないのよ?」
翠「そういわずに、お願いですぅ」
銀「私は空を飛んで常に外に出ているわ。わざわざ地面を歩く必要なんてないわぁ」
翠「むぅぅ・・・」
ジ「翠星石あきらめろ。途中でお菓子買ってやるから」
翠「お菓子なんかで買収される安い女じゃねぇですぅ!」
銀「・・・お菓子ですって・・・?」ゴキュリ
32: 2009/07/17(金) 22:24:14.55 ID:eKbDuUCU0
紅「しかたがないわね、片付けましょう」
銀「待ちなさい真紅」
紅「何?」
銀「その服どうせ捨てるんでしょ?それなら私がもらってやってもいいわぁ」
ジ「それ捨てはしないんだけd」
銀「なおかつ、今まさに着てあげるわぁ。勘違いしないで頂戴。私は黒い服が暑いから着替えるだけであって」
紅「別になにも言ってないのだわ」
銀「あーあっついあっつい。早くこの半袖とスカートに着替えたいわぁ」
ジ「・・・隣の部屋どうぞ・・・」
銀「待ちなさい真紅」
紅「何?」
銀「その服どうせ捨てるんでしょ?それなら私がもらってやってもいいわぁ」
ジ「それ捨てはしないんだけd」
銀「なおかつ、今まさに着てあげるわぁ。勘違いしないで頂戴。私は黒い服が暑いから着替えるだけであって」
紅「別になにも言ってないのだわ」
銀「あーあっついあっつい。早くこの半袖とスカートに着替えたいわぁ」
ジ「・・・隣の部屋どうぞ・・・」
33: 2009/07/17(金) 22:28:12.95 ID:eKbDuUCU0
ガチャッ
銀「あー涼しいわぁ」
紅「(ホントに着替えたし)」
翠「す、水銀燈が着替えたってことは・・・」
銀「涼しいとなんだかおなかが空いてくるわねぇ」
ジ「(何でだよ)」
銀「そこの人間、ちょっとお菓子買ってきなさい」
紅「素直になればいいのに・・・」
銀「なっなんのこと?」
紅「翠星石、水銀燈は着替えたわよ・・・」
翠「す、水銀燈が付いてくるなら・・・着替えるですぅ・・・」
銀「あー涼しいわぁ」
紅「(ホントに着替えたし)」
翠「す、水銀燈が着替えたってことは・・・」
銀「涼しいとなんだかおなかが空いてくるわねぇ」
ジ「(何でだよ)」
銀「そこの人間、ちょっとお菓子買ってきなさい」
紅「素直になればいいのに・・・」
銀「なっなんのこと?」
紅「翠星石、水銀燈は着替えたわよ・・・」
翠「す、水銀燈が付いてくるなら・・・着替えるですぅ・・・」
37: 2009/07/17(金) 22:34:39.53 ID:eKbDuUCU0
翠「着替えたですぅ」
紅「あら、かわいいワンピースね」
翠「すーすーするですぅ」
銀「さぁ人間、案内しなさぁい」
紅「待ちなさい水銀燈!」
銀「何?お菓子ならあげないわよ?」
紅「今あなたは一人の子供に扮しているのよ?ジュンに向かって『人間』なんて言ったら違和感あるでしょ」
銀「だから何?関係ないじゃなぁい」
紅「お菓子は人間の子供にしか売ってくれないのだわ」
銀「!!」
ジ「そうなのか?」
銀「えと・・・ジ、ジュン・・・って言えばいいの?」
紅「いいえ、『お兄ちゃん』と言うべきよ」
紅「あら、かわいいワンピースね」
翠「すーすーするですぅ」
銀「さぁ人間、案内しなさぁい」
紅「待ちなさい水銀燈!」
銀「何?お菓子ならあげないわよ?」
紅「今あなたは一人の子供に扮しているのよ?ジュンに向かって『人間』なんて言ったら違和感あるでしょ」
銀「だから何?関係ないじゃなぁい」
紅「お菓子は人間の子供にしか売ってくれないのだわ」
銀「!!」
ジ「そうなのか?」
銀「えと・・・ジ、ジュン・・・って言えばいいの?」
紅「いいえ、『お兄ちゃん』と言うべきよ」
43: 2009/07/17(金) 22:41:48.09 ID:eKbDuUCU0
翠「おおおおおお兄ちゃん!?」
銀「ちょっと、身内でもないのになんでそんなこと言わなきゃならないのよ!」
紅「水銀燈あなたは勘違いしているわ。『お兄ちゃん』というのは身内じゃなくても十分使えるのだわ」
翠「そ、そうなんですか?」
紅「あの元力士の若乃花だって『お兄ちゃん』って言われているでしょ?それと同じよ」
ジ「(若干違う気がするが)」
銀「そ、そうなのね」
翠「善処するですぅ」
紅「それじゃ、気をつけていってらっしゃい、『お兄ちゃん』」
ジ「!!」ドキッ
銀「ちょっと、身内でもないのになんでそんなこと言わなきゃならないのよ!」
紅「水銀燈あなたは勘違いしているわ。『お兄ちゃん』というのは身内じゃなくても十分使えるのだわ」
翠「そ、そうなんですか?」
紅「あの元力士の若乃花だって『お兄ちゃん』って言われているでしょ?それと同じよ」
ジ「(若干違う気がするが)」
銀「そ、そうなのね」
翠「善処するですぅ」
紅「それじゃ、気をつけていってらっしゃい、『お兄ちゃん』」
ジ「!!」ドキッ
47: 2009/07/17(金) 22:49:30.02 ID:eKbDuUCU0
バタン
翠「・・・」ガタガタ
銀「震えてるのあなた?」
翠「すすすす水銀燈は怖くねぇですか?」
銀「いつも外に出てるからなんてことはないわぁ」
ジ「おい、行くぞ」
翠「ど、どこへですか?」
ジ「近所のスーパーだよ。お菓子買うんだろ?」
銀「そうねぇ、行きましょ」ぎゅっ
ジ「お、おい・・・」
銀「あら?手もつないだこと無いの?ウブねぇ」
翠「!!す、翠星石もつなぐですぅ!」ぎゅぅ
翠「・・・」ガタガタ
銀「震えてるのあなた?」
翠「すすすす水銀燈は怖くねぇですか?」
銀「いつも外に出てるからなんてことはないわぁ」
ジ「おい、行くぞ」
翠「ど、どこへですか?」
ジ「近所のスーパーだよ。お菓子買うんだろ?」
銀「そうねぇ、行きましょ」ぎゅっ
ジ「お、おい・・・」
銀「あら?手もつないだこと無いの?ウブねぇ」
翠「!!す、翠星石もつなぐですぅ!」ぎゅぅ
48: 2009/07/17(金) 22:55:55.82 ID:eKbDuUCU0
銀「(何買ってもらおうかしら?やっぱりヨーグルぅ?)」
翠「(いきおいに任せてジュンと手を握っちゃったですぅ!!)」
ジ「(何黙ってるんだこいつら・・・)」
婆「あらジュンちゃん!!おっきくなったわねぇ!」
ジ「あ、こんにちは・・・」
翠「!!」
婆「まー、かわいい子供ねぇ?ジュンちゃんの子供?」
ジ「違います。従姉妹です」
婆「従姉妹・・・ジュンちゃんのところにこのくらいの子供いたかしら?」
ジ「あー・・・っと、海外の方の親戚です」
婆「あらそうなの!だから髪の毛の色がヘンなのねぇ?」
銀「(失礼なババアね・・・)」
翠「(いきおいに任せてジュンと手を握っちゃったですぅ!!)」
ジ「(何黙ってるんだこいつら・・・)」
婆「あらジュンちゃん!!おっきくなったわねぇ!」
ジ「あ、こんにちは・・・」
翠「!!」
婆「まー、かわいい子供ねぇ?ジュンちゃんの子供?」
ジ「違います。従姉妹です」
婆「従姉妹・・・ジュンちゃんのところにこのくらいの子供いたかしら?」
ジ「あー・・・っと、海外の方の親戚です」
婆「あらそうなの!だから髪の毛の色がヘンなのねぇ?」
銀「(失礼なババアね・・・)」
51: 2009/07/17(金) 23:01:37.66 ID:eKbDuUCU0
婆「名前なんて言うの?」
銀「水銀燈よぉ」
翠「す、翠星石です・・・」
婆「・・・?変わった名前ね?外国だから?」
ジ「ち、中国系なんです」
婆「あらそうなの?」
銀「私はれっきとしたローゼンメイデンよ!」
婆「ろーぜん・・・え?」
ジ「そういう地名なんです!ぼ、僕ら急いでますので、じゃあ!」
婆「車には気をつけなさいよ!」
銀「ちょっと!離しなさいよ!」
ジ「余計なことを言うな!」
銀「水銀燈よぉ」
翠「す、翠星石です・・・」
婆「・・・?変わった名前ね?外国だから?」
ジ「ち、中国系なんです」
婆「あらそうなの?」
銀「私はれっきとしたローゼンメイデンよ!」
婆「ろーぜん・・・え?」
ジ「そういう地名なんです!ぼ、僕ら急いでますので、じゃあ!」
婆「車には気をつけなさいよ!」
銀「ちょっと!離しなさいよ!」
ジ「余計なことを言うな!」
55: 2009/07/17(金) 23:04:15.06 ID:eKbDuUCU0
ジ「おまえらが本当のこと言うからおばさん混乱してただろ!」
銀「あのババア失礼なのよ!髪の毛ヘンだって言ったりぃ」
ジ「あーもう!お菓子買うまでがまんしろ!」
翠「・・・」
ジ「大丈夫か翠星石・・・顔青いぞ」
翠「ににに人間があんな近くに・・・」ガクガク
ジ「僕も人間なんだが・・・ほら、行くぞ」ぎゅっ
翠「あっ・・・」
銀「ふん、つまんなぁい」ぎゅっ
銀「あのババア失礼なのよ!髪の毛ヘンだって言ったりぃ」
ジ「あーもう!お菓子買うまでがまんしろ!」
翠「・・・」
ジ「大丈夫か翠星石・・・顔青いぞ」
翠「ににに人間があんな近くに・・・」ガクガク
ジ「僕も人間なんだが・・・ほら、行くぞ」ぎゅっ
翠「あっ・・・」
銀「ふん、つまんなぁい」ぎゅっ
56: 2009/07/17(金) 23:07:44.93 ID:eKbDuUCU0
ごめん、人を迎えに行かないと行けなくなった。
1時間30分くらい席離れます。
1時間30分くらい席離れます。
74: 2009/07/18(土) 00:16:08.39 ID:dAkyutOu0
銀「早くお菓子買ってぇ」
ジ「まだスーパーに着いてないから」
翠「ううう、人がいっぱいいるですぅ」
ジ「町中だからな」
男「・・・ちょっと君、いいかい?」
ジ「え?」
男「その子たちは、君とどういう関係かな?」
ジ「(ヤバイ!なんか不審者に見られているっぽい!)」
銀「・・・『お兄ちゃん』よぉ」
ジ「!!」
男「おっと、兄弟だったか」
ジ「まだスーパーに着いてないから」
翠「ううう、人がいっぱいいるですぅ」
ジ「町中だからな」
男「・・・ちょっと君、いいかい?」
ジ「え?」
男「その子たちは、君とどういう関係かな?」
ジ「(ヤバイ!なんか不審者に見られているっぽい!)」
銀「・・・『お兄ちゃん』よぉ」
ジ「!!」
男「おっと、兄弟だったか」
76: 2009/07/18(土) 00:24:26.07 ID:dAkyutOu0
ジ「いえ、親戚の子です。そこのスーパーへ買い物しに来たんです」
男「そうか・・・君は?」
翠「え!?あ・・・あぇ・・・」
銀「・・・この子恥ずかしがり屋なのよぉ」
男「ごめんよ。邪魔して悪かったね」スタスタ
ジ「(『防犯』って書かれた腕章を付けてる・・・不審者っぽく見えるのかな僕)」
銀「ふん、助けてやったんだから感謝しなさぁい」
ジ「あ、あぁ、助かったよ水銀燈」
銀「あんなのに邪魔されたらお菓子が買えないじゃなぁい」
翠「す、水銀燈すげぇ勇気ですね・・・」
銀「あんたが臆病すぎるのよ」
男「そうか・・・君は?」
翠「え!?あ・・・あぇ・・・」
銀「・・・この子恥ずかしがり屋なのよぉ」
男「ごめんよ。邪魔して悪かったね」スタスタ
ジ「(『防犯』って書かれた腕章を付けてる・・・不審者っぽく見えるのかな僕)」
銀「ふん、助けてやったんだから感謝しなさぁい」
ジ「あ、あぁ、助かったよ水銀燈」
銀「あんなのに邪魔されたらお菓子が買えないじゃなぁい」
翠「す、水銀燈すげぇ勇気ですね・・・」
銀「あんたが臆病すぎるのよ」
77: 2009/07/18(土) 00:29:20.41 ID:dAkyutOu0
ジ「スーパーに着いたぞ」
銀「うふふ」
翠「うれしそうですねぇ」
銀「ばっ馬鹿言わないで!そんなわけないでしょ!?」
ジ「おまえら店先でケンカするな。中に入るぞ」
ガーッ
店「っしゃっせーwwwww」
翠「!!」ビクゥ!
ジ「落ち着け。ちょっと頭がアレなバイトがいるだけだ」
銀「そこらじゅうに食べ物が・・・」ジュルリ
銀「うふふ」
翠「うれしそうですねぇ」
銀「ばっ馬鹿言わないで!そんなわけないでしょ!?」
ジ「おまえら店先でケンカするな。中に入るぞ」
ガーッ
店「っしゃっせーwwwww」
翠「!!」ビクゥ!
ジ「落ち着け。ちょっと頭がアレなバイトがいるだけだ」
銀「そこらじゅうに食べ物が・・・」ジュルリ
78: 2009/07/18(土) 00:33:51.04 ID:dAkyutOu0
ジ「翠星石、なんなら今日の夕飯のおかず買っていってもいいぞ」
翠「え」
ジ「今日は姉ちゃん部活で遅くなるらしいから」
翠「そ、そうですね・・・何が食べたいですか?」
ジ「たまにはさっぱりしたものが食べたい」
翠「豚しゃぶにでもしますか」
銀「豚・・・」グゥゥ
ジ「・・・」
銀「はっ!・・・こ、これは靴ずれの音よぉ・・・」
ジ「無理すんな」
翠「え」
ジ「今日は姉ちゃん部活で遅くなるらしいから」
翠「そ、そうですね・・・何が食べたいですか?」
ジ「たまにはさっぱりしたものが食べたい」
翠「豚しゃぶにでもしますか」
銀「豚・・・」グゥゥ
ジ「・・・」
銀「はっ!・・・こ、これは靴ずれの音よぉ・・・」
ジ「無理すんな」
79: 2009/07/18(土) 00:38:54.56 ID:dAkyutOu0
翠「豚肉と、水菜と、あとレタスも」
ジ「こっちか?」
翠「んー、それはあまり新鮮じゃないですぅ。こっちに変えるです」
銀「みんな同じじゃない?」
翠「違うんです!新鮮な方がおいしいです!」
ジ「まあ値段が変わらないのならおいしい方がいいな」
銀「・・・早く買い物済ませて、お菓子買いなさいよ」
ジ「わかってるよ」
翠「これで材料はそろったです」どさっ
ジ「お金足りるかな・・・」
ジ「こっちか?」
翠「んー、それはあまり新鮮じゃないですぅ。こっちに変えるです」
銀「みんな同じじゃない?」
翠「違うんです!新鮮な方がおいしいです!」
ジ「まあ値段が変わらないのならおいしい方がいいな」
銀「・・・早く買い物済ませて、お菓子買いなさいよ」
ジ「わかってるよ」
翠「これで材料はそろったです」どさっ
ジ「お金足りるかな・・・」
80: 2009/07/18(土) 00:42:16.34 ID:dAkyutOu0
ジ「ほら、好きな菓子買え」
銀「これもおいしそうねぇ・・・あっこれも・・・」
ジ「・・・ったく」
翠「普段の水銀燈の意外な一面が見れたですね」
ジ「・・・本当は姉妹仲良くしたいんだろ?ヘンなプライドが邪魔してるんだろう」
翠「・・・素直じゃないですね・・・翠星石も・・・」
ジ「なんか言ったか?」
翠「なっなんでもないです!翠星石もお菓子選ぶです!」
ジ「あまり高いのは買うなよ?」
銀「これも捨てがたいわぁ・・・この練るお菓子もなかなか・・・」
銀「これもおいしそうねぇ・・・あっこれも・・・」
ジ「・・・ったく」
翠「普段の水銀燈の意外な一面が見れたですね」
ジ「・・・本当は姉妹仲良くしたいんだろ?ヘンなプライドが邪魔してるんだろう」
翠「・・・素直じゃないですね・・・翠星石も・・・」
ジ「なんか言ったか?」
翠「なっなんでもないです!翠星石もお菓子選ぶです!」
ジ「あまり高いのは買うなよ?」
銀「これも捨てがたいわぁ・・・この練るお菓子もなかなか・・・」
82: 2009/07/18(土) 00:46:09.94 ID:dAkyutOu0
ジ「決まったか」
銀「これにするわぁ」
翠「翠星石はこれでいいです」
ジ「ん・・・よし、会計だな」ギシッ
翠「あ・・・」
ジ「なんだ?買い忘れあるのか?」
翠「ち、違うです・・・」
ジ「・・・そうか」
翠「(片手にかごを持ったら、手を握れないですぅ)」
銀「・・・翠星石、私はジュンのかごを支えるから、あなたジュンと手をつなぎなさぁい」
翠「えっ」
銀「あなた一人にすると危なっかしいから、ちゃんとジュンにくっついてなさい」
翠「水銀燈・・・」
銀「『お兄ちゃん』、かご重たそうだから支えてあげるわぁ」
ジ「ん?ああ、ありがとう」
銀「これにするわぁ」
翠「翠星石はこれでいいです」
ジ「ん・・・よし、会計だな」ギシッ
翠「あ・・・」
ジ「なんだ?買い忘れあるのか?」
翠「ち、違うです・・・」
ジ「・・・そうか」
翠「(片手にかごを持ったら、手を握れないですぅ)」
銀「・・・翠星石、私はジュンのかごを支えるから、あなたジュンと手をつなぎなさぁい」
翠「えっ」
銀「あなた一人にすると危なっかしいから、ちゃんとジュンにくっついてなさい」
翠「水銀燈・・・」
銀「『お兄ちゃん』、かご重たそうだから支えてあげるわぁ」
ジ「ん?ああ、ありがとう」
84: 2009/07/18(土) 00:50:31.24 ID:dAkyutOu0
ジ「よっと、結構買ったな」
銀「早く帰りましょう」
ジ「そうだな・・・」
翠「(また、買い物袋を片手で持ってるです・・・)」
銀「翠星石、あなたg」
翠「ジ、ジュン『お兄ちゃん』!翠星石が荷物持つですぅ!」
ジ「・・・は?いや重たいから無理だろ」
翠「いや!翠星石が持つです!水銀燈、ジュン『お兄ちゃん』と手をつなぐです!」
銀「・・・はぁ」
銀「早く帰りましょう」
ジ「そうだな・・・」
翠「(また、買い物袋を片手で持ってるです・・・)」
銀「翠星石、あなたg」
翠「ジ、ジュン『お兄ちゃん』!翠星石が荷物持つですぅ!」
ジ「・・・は?いや重たいから無理だろ」
翠「いや!翠星石が持つです!水銀燈、ジュン『お兄ちゃん』と手をつなぐです!」
銀「・・・はぁ」
85: 2009/07/18(土) 00:55:34.07 ID:dAkyutOu0
銀「『お兄ちゃん』、私と翠星石と二人で持つわ」
翠「水銀燈!?」
ジ「え、でも・・・」
銀「ここは二人に任せて頂戴」
ジ「・・・荷物引きずるなよ」
銀「わかってるわよぉ」ギシッ
翠「・・・」
銀「ほら早く片方持ちなさい。重いんだから」
翠「水銀燈、どうして・・・」
銀「私はあなたに気を遣われるほど落ちぶれていないわ」
翠「なっ・・・」
銀「私は姉なんだから」
翠「水銀燈、おめぇ・・・」
銀「今日だけよ。あなたと仲良くしてあげるのは」
翠「水銀燈!?」
ジ「え、でも・・・」
銀「ここは二人に任せて頂戴」
ジ「・・・荷物引きずるなよ」
銀「わかってるわよぉ」ギシッ
翠「・・・」
銀「ほら早く片方持ちなさい。重いんだから」
翠「水銀燈、どうして・・・」
銀「私はあなたに気を遣われるほど落ちぶれていないわ」
翠「なっ・・・」
銀「私は姉なんだから」
翠「水銀燈、おめぇ・・・」
銀「今日だけよ。あなたと仲良くしてあげるのは」
86: 2009/07/18(土) 00:59:00.09 ID:dAkyutOu0
ジ「ホントおまえら、仲のいい姉妹だな」
翠「どういう意味ですか!?」
ジ「二人で荷物もって仲良く歩いていれば、そう見えるだろう?」
銀「私はお菓子のためよ。あなたを楽させるためじゃないわぁ」
ジ「強がるな」
翠「水銀燈、初めてお姉さんぽく見えたですぅ」
銀「余計なお世話よ」
ジ「(このままアリスゲームなんてせずにいれば、ずっと仲良くいられるだろうに・・・)」
翠「どういう意味ですか!?」
ジ「二人で荷物もって仲良く歩いていれば、そう見えるだろう?」
銀「私はお菓子のためよ。あなたを楽させるためじゃないわぁ」
ジ「強がるな」
翠「水銀燈、初めてお姉さんぽく見えたですぅ」
銀「余計なお世話よ」
ジ「(このままアリスゲームなんてせずにいれば、ずっと仲良くいられるだろうに・・・)」
87: 2009/07/18(土) 01:02:12.99 ID:dAkyutOu0
翠「ただいまですぅ」
銀「帰ったわぁ」
紅「お帰りなさい。遅かったわね」
ジ「こいつら荷物を持っていたんだけど、途中でケンカ初めて買い物袋落としやがったんだ」
紅「ふぅん・・・それで二人とも頭にこぶが出来ているのね」
翠「不覚ですぅ」
銀「げんこつって結構きついのね」
紅「それより、早く夕飯の準備をして頂戴。おなかが空いたのだわ」
ジ「(自分で準備すればいいのに)」
銀「帰ったわぁ」
紅「お帰りなさい。遅かったわね」
ジ「こいつら荷物を持っていたんだけど、途中でケンカ初めて買い物袋落としやがったんだ」
紅「ふぅん・・・それで二人とも頭にこぶが出来ているのね」
翠「不覚ですぅ」
銀「げんこつって結構きついのね」
紅「それより、早く夕飯の準備をして頂戴。おなかが空いたのだわ」
ジ「(自分で準備すればいいのに)」
88: 2009/07/18(土) 01:06:46.08 ID:dAkyutOu0
ぐつぐつ・・・
翠「・・・水銀燈」
銀「なによ」ねるねる
翠「今日は楽しかったです」
銀「・・・何よ気持ち悪いわね」ねるねる
翠「アリスゲームをやめたら、ずっとこうしていけるです」
銀「私はアリスゲームをやめないわ」
翠「水銀燈・・・」
銀「あなたたちの言う、アリスゲーム以外でアリスになる方法なんて興味ないわ」
翠「・・・水銀燈」
銀「なによ」ねるねる
翠「今日は楽しかったです」
銀「・・・何よ気持ち悪いわね」ねるねる
翠「アリスゲームをやめたら、ずっとこうしていけるです」
銀「私はアリスゲームをやめないわ」
翠「水銀燈・・・」
銀「あなたたちの言う、アリスゲーム以外でアリスになる方法なんて興味ないわ」
89: 2009/07/18(土) 01:10:46.37 ID:dAkyutOu0
銀「ま、誰かが勝ち残る前に見つかったらそれはそれで仕方がないわね」
翠「・・・え?」
銀「ところでその豚肉茹ですぎじゃなぁい?」
翠「ほわ!?いいいい急いで冷水に・・・!」
銀「はぁ、あぶなっかしいわね。貸してみなさい」サッ
翠「おお、手早いですぅ」
銀「できの悪い妹を持つと大変だわぁ・・・」
翠「むっ!」
紅「なら水銀燈、翠星石をきっちり指導してあげて頂戴」
銀「嫌よ、あなたがしなさぁい」
ジ「(なんだかんだで仲良くやってるな)」
翠「・・・え?」
銀「ところでその豚肉茹ですぎじゃなぁい?」
翠「ほわ!?いいいい急いで冷水に・・・!」
銀「はぁ、あぶなっかしいわね。貸してみなさい」サッ
翠「おお、手早いですぅ」
銀「できの悪い妹を持つと大変だわぁ・・・」
翠「むっ!」
紅「なら水銀燈、翠星石をきっちり指導してあげて頂戴」
銀「嫌よ、あなたがしなさぁい」
ジ「(なんだかんだで仲良くやってるな)」
91: 2009/07/18(土) 01:15:54.06 ID:dAkyutOu0
翠「出来たですぅ!」
ジ「水銀燈、食べていくか?」
銀「ふん!私に手伝わせておいて食べさせないわけ?当然いただくわぁ」
紅「素直じゃないわね」
銀「あなたもねぇ」
ジ「ほら、ケンカすんな」
翠「では、いっただっきまーs」
ガラッ!
蒼「翠星石!大きくなれる薬の居場所がわかったよ!金糸雀のうちだよ!」
翠「・・・もういらないし、知ってるんですけど・・・」
蒼「あれ?」
おわり
ジ「水銀燈、食べていくか?」
銀「ふん!私に手伝わせておいて食べさせないわけ?当然いただくわぁ」
紅「素直じゃないわね」
銀「あなたもねぇ」
ジ「ほら、ケンカすんな」
翠「では、いっただっきまーs」
ガラッ!
蒼「翠星石!大きくなれる薬の居場所がわかったよ!金糸雀のうちだよ!」
翠「・・・もういらないし、知ってるんですけど・・・」
蒼「あれ?」
おわり
93: 2009/07/18(土) 01:22:07.29 ID:dAkyutOu0
時間帯的にぐだぐだになり始めてきたので絞めました。
むしろこっちも眠たくなってきてボーッとしてきた。
ヘンな終わり方ですみません。長時間ありがとうございました。
あと保守してくださった方々にお礼申し上げます。
むしろこっちも眠たくなってきてボーッとしてきた。
ヘンな終わり方ですみません。長時間ありがとうございました。
あと保守してくださった方々にお礼申し上げます。
95: 2009/07/18(土) 01:42:31.55 ID:jfdiZQ0O0
乙
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