250: 2010/11/01(月) 12:21:37.62 ID:8Y429yKl0
まさか残っているとは思いませんでした
皆さんの明太子への愛に敬意を表しつつ続きを書かせて頂きます
唯「あずにゃんは明太子ぶつけられるの好きだねぇ~」【前編】


257: 2010/11/01(月) 12:40:51.02 ID:8Y429yKl0
―――数週間後

―――放課後の部室

唯「・・・・・・」

紬「・・・・・・」

部室は静寂に包まれていた

あれほど日々姦しく賑わったあの軽音部の部室と、この静けさの痛い空間が同一のものだとは思えない

何がこの部屋をここまで変えてしまったのだろうか?

使い古したテーブルの上には3つのショートケーキと3つのカップが置かれている

カップには芳醇な香りを熱気と共に漂わせる紅茶が注がれていたが

その温もりは誰の口に触れる事もなく今や冷め切ってしまっていた

唯は椅子に座ったまま氏んだ魚の様な目で窓の外を眺めては気だるそうにギー太のペグを回していた

チューニングをしているわけでもない。ただ適当に回しているだけであり、その行為に意味があるとは到底思えない

紬もまた椅子に腰掛けてはいるが、頭はテーブルに突っ伏しており、細い腕を枕代わりにしていた

彼女の長い髪の毛が数本、カップの紅茶に浸ってしまっているのだが、それを注意する者は誰もいなかった

部室は静寂に包まれていた
けいおん! 1巻 (まんがタイムKRコミックス)
258: 2010/11/01(月) 12:49:02.45 ID:8Y429yKl0
これ以上ここにいても意味はない――

そう結論が出れば行動は早かった

"私"は椅子から立ち上がると、自分のカバンを掴み足早に部室の扉へ向かった

唯「・・・帰るの?」

唯が私にそう声をかける。久々に人の声を聞いた気がした

「・・・・」 ガラッ

私はそれを無視し、無言で部室を飛び出した

口を開けばどんな言葉が飛び出すか自分でも分からなかった

階段をタンタンと駆け下りながら、私は何故こんな事になってしまったのかを思い返していた

260: 2010/11/01(月) 12:57:36.76 ID:8Y429yKl0
事の始まりは数週間前

夜中のことだ。律から電話がかかってきた

私は丁度放課後ティータイムの新曲の歌詞を書いていて、まだ起きていた

澪「なんだ?こんな時間に・・・律のやつ・・・、もしもし?・・・・律?」

律『ホッwwwwwゥホホッwwwwww』

澪「は?おい、律。何時だと思ってるんだよ・・・ふざけてないで・・・」

律『ォホホホッwwwwホヘッwwwww』

澪「律・・・・・?」

私は律の声に何か違和感を覚えた

ふざけているだけだとは思えない

律とは幼少の頃からの付き合いだ

この些細な違和感は気のせいではないと直感していた

澪「・・・律・・・・。泣いてるのか・・・?」

律『wwwwwゥホホッwwwwww』

間違いない。彼女は泣いている

261: 2010/11/01(月) 12:58:22.45 ID:8Y429yKl0
すみません、仕事に戻りますのでまた後で書きます

284: 2010/11/01(月) 19:27:54.13 ID:8Y429yKl0
澪「律、今家か?」

律『ホホッwwwww』

澪「分かった。今から行くから待っててくれ」

私は電話を切ると書きかけの歌詞を投げ出して夜の町を走った

息が切れることなんて気にならなかった

愛すべき親友の危機に駆けつけること、頭の中にはそれしかなかった

そしては私は律の家でことのあらましを全て聞いた

夜の学校で唯と梓が愛し合っていたこと

ノートを取りに戻った律がそれに巻き込まれたこと

律の純潔が偶然と言えど、唯に奪われてしまったこと

澪「・・・・・・」

私は目の前が真っ暗になった

頭痛がした。吐き気さえ覚えた

自分に対して殺意を覚えた

ノートを忘れたという律に、取りに帰れと言ったのは、他ならぬ私だったのだ―――

285: 2010/11/01(月) 19:29:05.47 ID:8Y429yKl0
律「ウホホwwwwwホwww」

気にするな。と律は言う

自分が言葉さえまともに発することの出来ない程のショックを受けながら・・・

それでもなお、こいつは私のことを気遣っているのだ・・・

澪「うっ・・・うぅっ・・・律っ・・・りつぅ・・・」

私は律に抱きつき、嗚咽を漏らした

そして、気付いた。気付いてしまった

私は・・・律を・・・

澪「愛してる・・・」

律「ホッwwwホホホッwwwww」

澪「愛してるんだよ律!誰よりもお前のことを!」

律「wwwウホホwwww」

澪「冗談なんかじゃない!・・・本気だ。本気なんだ」

律「ウホホホッ!wwwホギャー!!!wwwウホギャギャー!!www」

澪「あぁ、もう、自分の心に嘘はつけないんだ・・・」

286: 2010/11/01(月) 19:29:37.36 ID:8Y429yKl0
律「ギャホホホァwwww」

律は私を受け入れてくれた

しばらく二人で抱き合い、互いの涙を交じらせ合いながら過ごした

そしてしばらくして、律がおもむろに口を開いてこう言った

律「ギャホwwwwww」

澪「・・・え?どういうことだ・・・?」

律「ホwww」

律は「今から私を愛してくれ」そう言うと部屋を出ていった

しばらくすると律は手にタッパーを持って戻ってきた

澪「・・・律?それは・・・」

律「ホギャギャアァ」カパッ

澪「これは・・・・!!」

288: 2010/11/01(月) 19:31:05.37 ID:8Y429yKl0
澪「・・・これは・・・・・・・数の子・・・?」

律が持ってきたタッパーの中には・・・そう、黄金に輝く数の子が

ひしめき合うように、ぎっしりと詰まっていた

律「ホホァwwwwwwww」

澪「なんだって・・・!?」

彼女は、この黄金の核弾頭を、己にぶつけろというのだ

澪「っ・・・ば、馬鹿な!そんなことをして何の意味が・・・!」

律「ンホァwwww」

彼女は言う「めっちゃ、気持ちえぇねん」

一瞬、私は彼女が何を言っているのか分からなかった

だがすぐに理解した

彼女は"数の子をぶつけられる"という行為に性的興奮を覚えるのだ

そして彼女は私にそれをしてほしいと言った

"私を愛してほしい"

その意味を私は理解し、そして受け入れた

290: 2010/11/01(月) 19:31:50.66 ID:8Y429yKl0
私と律の初夜が、今始まるのだ――――

澪「・・・いくぞ、律」

律「ホァ」

私は右手にタッパーを携え、左手に液体を滴らせた数の子を構えた

手のひらに生臭い液体が染み渡る感触・・・いや、これは汗か?

左手が微かに震えて・・・、私は緊張しているのか・・・くそ、情けない

いくら愛情表現とはいえ、愛する律に魚卵を投げつけるという行為に

未だ戸惑いが拭い切れていないのだ

静まれ・・・静まれ・・・、そう思うほどに震えは私を支配していく

澪「はっ・・・はっ・・・・っ・・・・ん・・・」

呼吸が乱れる、喉が渇く、目が泳ぐ、鳥肌が立つ

くそ・・・・、こんなことで・・・怯えるほど、私は弱かったのか・・・?

律の話では、唯は梓に明太子を全力でぶつけようとしていたらしい

私の律への思いは、唯の梓に対する思いに負けるというのか・・・?

291: 2010/11/01(月) 19:33:00.47 ID:8Y429yKl0
―――いや!そんなはずはない!!

私は、私は、だれよりも律を・・・律を愛している!!

そう言い聞かせて、キッと正面を見据える

そこには最愛の、彼女の顔があった

彼女は、微笑んでいた

私を信じて、やさしく見守ってくれていた

澪「・・・ふっ・・・、馬鹿だな、私は・・・・」

震えは、もう無かった

澪「いくぞおおぉぉぉおお律うぅううぅぅっ!!」

オ モ イ
数の子よ、届け――――

澪「えいっ」ブンッ

ズココッ

律「ンポァッ!!!」

292: 2010/11/01(月) 19:33:51.21 ID:8Y429yKl0
澪「・・・はっ・・・・はは・・・・」

数の子は律の可愛らしい鼻に直撃

数の子は衝撃で数多に砕け散り、その黄金の残滓が私たちに降り注いだ

それはさながら星屑の祝福。二人の新たな門出を、世界が認めた瞬間だった

澪「く・・・くく・・、嬉しい。・・・嬉しいよ律。もっと、もっと感じてくれ!!」

ブンッ ブンブンッ ブンッ!

ズコッ ズコココッ ズノコッ!!

律「ンホォッ!ハァッ!!ギャポポォッ!!ペパパァ!!」

澪「デコか!?デコがいいのか!!?えいっ!えいえいっ!!」

ズココォッ ズコッ ココココッ

律はその大きく露呈したデコが弱点のようだ

私はそれを悟るとそこに集中砲火、いや、集中放卵した

律「ンポルルァ!ペルァ!!ホギャギャォォ!!」

律「ウホォァwwwwwホァーーーーッ」

澪「何・・・?ヘディングで・・・・!?」

294: 2010/11/01(月) 19:34:36.19 ID:8Y429yKl0
なんと律は、ヘディングで数の子を飛ばし、自分のデコにぶつけてほしいという

これは非常に難しい要求だ・・・下手をすれば自分の額で数の子を粉砕してしまうだろう

だが・・・愛の前に壁は無い

誰にも私たちを止めることは出来ない!

それが例え、物理法則であろうと!!

澪「うおおおぁあぁぁあぁあああ!!」

左手で数の子を頭上に放り投げる―――

ゆっくりと落ちてくる数の子―――

私は大きく頭を後ろに反らし―――

額の中心に、――叩きつける!!

その瞬間!数の子は黄金のオーラを纏い、律のデコへと一直線に・・・

私のデコから律のデコへと一点のブレもなく架かる、黄金の橋

そして、それは一瞬の軌跡を残し、爆ぜる

ズノコォォッンン!!!!

律「ウキャキャギョァァアアァァァッッ!!!!!」

296: 2010/11/01(月) 19:41:46.72 ID:8Y429yKl0
律は達してしまったようだ

澪「い・・・・今のは・・・・?」

額に叩きつけたにも拘らず、わずかにも崩れること無く驚異的な威力で発射された数の子

普通では有り得ないことだが・・・・これが、愛のなせる業なのか・・・・

澪「数の子を超高速で射出する・・・・・、これが、私の能力・・・・」

澪「超数子砲(ヘディング・ロウ)」

―――――

――――

―――

――

その後、私は朝まで幾度となく律と愛し合った

朝の5時を過ぎた頃だったろうか

律は28回目の絶頂と共に気を失った

私は"超数子砲"を完全にマスターしていた

澪「この能力があれば・・・律をいくらでも愛してやる事が出来る・・・・」

297: 2010/11/01(月) 19:46:52.90 ID:8Y429yKl0
私は白目を剥き眠る律の隣に腰掛け、彼女の髪をそっと撫で、つぶやく

澪「愛してるよ・・・・律・・・・」

生臭いデコで数の子をぷちぷちとすり潰してやると、「ブヘヘwww」と律は微笑んだ

楽しい夢でもみているのだろうか・・・

律に寄り添い、目を閉じると私の意識はいつしか優しい闇に飲まれていった――

302: 2010/11/01(月) 19:55:01.79 ID:8Y429yKl0
―――朝

耳障りな音が脳を刺激する

酷く体が重い上に不快な音に意識を覚醒させられ、しぶしぶ目を開けた・・・

朝、か・・・?日差しが眩しく、うまく目を開けられないが、どうやら夜が明けたようだ

いつもと違う目覚ましの音・・・

いつもと違うベッド・・・

隣には律・・・

・・・

律!?

私の脳は瞬間吊り上げられたかのように覚醒した

澪「こ・・・・ここは・・・・、律の・・・部屋・・・・」

そうか・・・昨日の晩私たちはここで・・・・

思い返すと顔が紅潮するのがわかった

私は・・・律と愛し合ったんだ・・・

そう思うと雲の上を歩いているような現実感のない心地良さに心が溶かされていった

308: 2010/11/01(月) 20:05:15.65 ID:8Y429yKl0
澪「さぁ・・・ちょっとだるいけど・・・学校に行くか」

澪「って・・・今何時だ・・・?えぇぇえ!もうこんな時間!!!」

澪「律!!律起きろ!!おい!!ってクサっ!!!生臭っ!!!」

律は私たちの愛液とも言える液体に塗れており、なんとも言えない臭気を放っていた

また、部屋をよく見ると黄金の粒子が床や壁に幾何学的な模様を描いていた

澪「これは掃除が大変そうだな・・・」

澪「とりあえず律、起きろ!シャワーを浴びるぞ!!」

律「ホァ・・・・ホァアェwwwww ホォ・・・・」

澪「ええぃ!起きないか律!!もう!風呂場まで引っ張っていくからな!!」

私は言葉通り、律を引きずって風呂場まで運んだのだが

服を脱がし始めた辺りで、自分が何をしようとしているか気付き、一人で赤くなるのだった―――



澪「ふ、ふぅ・・・さっぱりした・・・。律、いい加減目は覚めたか?」

律「ンググwwwwww」

澪「じゃあ学校にいくぞ?走らないと間に合わないぞ!!」

309: 2010/11/01(月) 20:15:41.30 ID:8Y429yKl0
気だるい身体を引きずり、学校へと駆ける私たち

もう少しで到着というところで、律が私に声をかけてきた

澪「よーし、なんとか間に合いそうだな・・・」

律「ゥホホァホォwwwwホッホァwwwwwホァアアアンwwww」

澪「何?みんなとはいつも通りに接して欲しい?・・・・お前がそれでいいなら・・・でもどうして?」

律「ホギャギャァwwwwウホッッウホッwwww」

澪「みんなの関係を壊したくない・・・気まずくなりたくない・・・か、ホント、いい部長だよ、お前は」

律「ブホァwwwww」

澪「わかった。みんなの様子がおかしくても、いつも通りに接するように和やさわ子先生にも伝えておくよ」

律「ブフッwwwwブフフッwwww」

澪「や、やめろよ照れるだろ///」

そんなやり取りをし、私は律に言われたとおり、和や先生に詳しいことは言わないまま

"いつも通りに接してくれ"とだけ伝えた

二人とも深く追求する事もなく、首を縦に振ってくれた

私はいい友人と教師に恵まれたな・・・

310: 2010/11/01(月) 20:22:36.54 ID:8Y429yKl0
澪「さて・・・いつも通り・・・いつも通りに・・・・と」

澪「おはよう唯(何こいつ・・・・やべぇ・・・・)」

唯「アァァァァア゛ア゛ア゛アア!!!!!ア゛ア゛ァア!!!!アアァァァア゛ア゛ア゛ア゛アァ゛ア゛ァ゛ァ!!!!!!」

澪「おはよう律(愛してるよ律)」

律「ンホッwwwwホホッwwww」

澪「おはようムギ(・・・張り付いた笑顔が怖い・・・・)」

紬「うふふふふふふふふふふふふ」

澪「ははっみんな今日も元気だな(みんな想像以上に壊れててやばい)」

和「おはようみんな」

澪「あぁ、おはよう和(和が天使に見える)」

和「ちょっと律?あなた先週渡したプリント、提出しないと学際出れないわよ?」

律「ホホァwwwwww」

和「部長なんでしょ?もうちょっとしっかりなさいな」

唯「ア゛ァ゛アァ゛ア゛ア゛ア゛アアア!!!!ア゛ア゛アア゛゛ア゛ア゛ア゛ア゛アア゛アアア!!!!アアッ!!!」

澪「(何言ってんのか全然分からん)何言ってんだ唯、だったら二人ともしっかりすればいいだろ」

311: 2010/11/01(月) 20:29:16.09 ID:8Y429yKl0
――――授業

さわ子「えーと、じゃあここの問題を・・・・・平沢さん!」

唯「ア゛ァ゛アァ゛ア゛ア゛アアア!!!!ア゛ア゛アア゛゛ア゛ァアア!!!!アアアア!!!!!!アアァァアァッ!!!!!!」

さわ子「平沢さん聞いてるの?ったくもう!平沢さん!お・き・な・さ・い!!」

唯「アァアアア゛アア゛アア゛アアアア゛ア゛アアアアア!!!!!!!アアアアアアアアアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛アアアアア゛アアア゛アアアアアアアア!!!!」

さわ子「さわちゃんって呼ばない!はぁ・・・もういいわ、じゃあ、琴吹さん?」

紬「うふふふふふふふふふふふふふ」

さわ子「はい、正解ね!さすがね琴吹さん」

紬「うふふふふふふふふっふふ」

澪(すごいなさわ子先生・・・・何事もないかのように・・・・)

律「wwwホッwwwww」

澪「・・・・ん?なんだ律のやつ・・・・手紙?」

『ンホッwwwwwホホッwwwwwwホッ(帰ったら一緒に床と壁の数の子舐め取ろうな☆)』

澪「・・・ぷっ・・・くくっ・・・・り、りつぅ!!!ふざけるなよ!!」

さわ子「秋山さん!!なに騒いでるの!?」

313: 2010/11/01(月) 20:34:17.59 ID:8Y429yKl0
さわ子「――はい、今日の授業はここまで、みんな宿題を忘れちゃダメよ?」

澪「聞いたか唯?律?ちゃんとやってこいよ」

唯「ア゛ア゛アアアアアアアァァッ!!!」

律「ッホwwww」

澪(唯が完全に基地外だけど・・・まぁ慣れればいつもとあまり変わらないな)

さわ子「あー、あと、ちょっと宿題とは関係ないんだけど」

澪(?)

さわ子「今朝廊下で一面に明太子を撒き散らした形跡がありました」

澪(!?おいおいおいさわ子ォ!!そこに触れちゃ駄目だよ!!空気読もうよ!!)

唯「・・・・・・」

律「・・・・・・」

紬「・・・・・・」

澪(ど、どうする・・・もう手遅れか・・・?適当に流すか・・・)

澪「は?明太子?なんだそれ・・・」

澪(・・・本当になんだそれって感じだ・・・・明太子・・・律の純潔を奪った・・・・くそ・・・・)

315: 2010/11/01(月) 20:37:30.92 ID:8Y429yKl0
さわ子「食べ物を粗末にした上に、掃除をしてくれた人にも迷惑をかける最低なイタズラですね」

澪(あぁ、律を深く深く傷つけた最低のイタズラだよ)

さわ子「みんなの中にはこんな事をする人はいないと思うけど、一応伝えておきます!こんなことは絶対にしないように!」

澪(いるんだなそれが)

ガタッ!!

澪(!?)

紬「うるせぇえええぇボゲエエエェ!!!!これでも喰らえやババァアアアアアアアア!!!!」

さわ子「ギャブッ!?」

澪(!!?)

唯「さわちゃんがそんな事言うなんて思わなかったよ!!ほいっ!!ほいほいっ!!!」

さわ子「ゥボォア!!」

澪(!?!?!?)

律「さわちゃんサイテーだぜ!!」

さわ子「フンギッ」

澪(律!?しょ、正気に戻ったのか・・・・?)

317: 2010/11/01(月) 20:42:00.41 ID:8Y429yKl0
澪「み・・・みんな何やってるんだ!?先生!!大丈夫ですか!?」

さわ子「・・・・・・・・・・・・・・」

澪「せ、先生・・・・・?」

さわ子「予定を変更します」

澪「!?(先生?)」

さわ子「今から体育の授業を行います」

澪「!!?(は?)」

さわ子「今日やる競技はドッヂ明太子です」

澪「!?!!!?!?!?(め、明太子だって・・・・!?)」

律「ひゃっほーぃ!!さっすがさわちゃん!!話がわかるねぇ!!」

澪(り、律!?どうしたんだ・・・!?あんな目に遭わされた明太子に喜ぶなんて・・・!)

唯「わ~い!ドッヂ明太子なんて私はじめてだよー!!」

紬「私クラスのみんなでドッヂ明太子をやるのが夢だったの~」

澪(わ、わけが分からない・・・・)

澪「なにこれ・・・・・・・・・」

320: 2010/11/01(月) 20:54:23.65 ID:8Y429yKl0
それから実際にドッヂ明太子が行われた

一言で言えば"最悪"な競技だった

勝ちも負けもない。ひたすら明太子をぶつけ合う競技

だが、みんなの顔には愉悦の表情が浮かんでいた

私にはわかる。あれは・・・性的快感を得ている顔だ

あろう事か、さわ子先生や律まで、明太子の魅力とやらに取り付かれてしまっているようだった

このクラスは・・・私以外の全員が明太子に取り付かれてしまったのか・・・

私はこの赤黒い淫猥な物体が律を汚したのだと考えると、触れるのも嫌だった

まとわり付く臭気に吐き気がした

飛び散る粒が肌にへばり付くと鳥肌が立った

真っ赤に汚れて喜ぶ律を見ると、涙が零れそうになった

澪「律・・・・・・」

しかし律が幸せならそれを私は受け入れるべきなのではないだろうか?

私さえ耐えれば、律は幸せ、みんなは仲良し、私さえ、耐えれば・・・

全ては上手くいくのかも知れない

321: 2010/11/01(月) 20:57:03.54 ID:8Y429yKl0
――――放課後

唯「――ってなことがあったんだよ!」

律「楽しかったなぁ!ドッヂ明太子!」

唯「私、右肩はあがらないけど左でも結構投げられるんだよ!」

澪「あのぶつけられたときの・・・ぷちぷち!ってのがたまらないよな!!(私さえ、耐えれば・・・)」

紬「梓ちゃんとも一緒にやりたかったわぁ♪」

梓「ンギッ ゴッ ガギッ」

唯「えっ・・・・」

紬「梓ちゃん・・・・?」

梓「ンガッ! ギッ! ゴガギッ!!」

律「・・・・梓?」

澪「(そうか、梓はまだショックから抜け切っていないのか・・・)何言ってんのかわからんぞ梓」

梓「ゴギギッ ガッ!!! ンギギガギッ!!!」

紬「梓ちゃん・・・大丈夫?喉に何か詰まったの?」

梓「・・・・!!ゴッ・・・ィグッ・・・」

322: 2010/11/01(月) 21:00:16.43 ID:8Y429yKl0
律「おい梓、なんのあそびだ?」

澪「あんまりふざけるなよー?(なんかもう、どうでもいいや・・・)」

梓「ッ!!ッ!・・・・ギッ!!!」

ダッ   ポロポロ・・・

紬「あっ!梓ちゃん!?」

律「行っちまった・・・」

澪「・・・梓、泣いてたな・・・・(ははっ・・・泣け泣け・・・律を汚した罰だ)」

律「まぁーいいか!そのうち戻ってくるだろ!お茶にしようぜー!!」

澪「(もう全部どうでもいいや)そうだな!ムギ!今日のケーキはなんなんだ!?」

紬「今日は明太子ケーキに明太子ティーにしてみたのー♪」

律「おっ!これは美味そうだなー!!」

澪「(そう、律さえ・・・)うめー!!」モグモグ


――律さえ、私のそばで笑っていてくれるなら


――全部、どうでもいい

325: 2010/11/01(月) 21:14:31.01 ID:8Y429yKl0
――――

律「唯、梓を追っかけったきり戻ってこねーなー」

澪「待ってても仕方ないさ、律、一緒に帰ろう」

律「ん、あぁ~・・・・んじゃ帰るかー」

紬「私はもうちょっとだけ二人を待ってみるわー」

律「そうか?んじゃお先な!ケーキごっそさん!!」

澪「じゃあなムギ」

――――

澪「・・・・」

律「・・・・」

澪(な、なんだか気まずい・・・)

澪(・・・・律はどういうつもりでいるんだろう)

澪(あんなに、私と数の子で愛し合ったのに、あんなに、明太子に喜んで・・・)

澪(もう、私のことなんて、どうでもいいのかな・・・・)

律「なぁ、澪」

326: 2010/11/01(月) 21:24:29.11 ID:8Y429yKl0
澪「なっ!?なんだ!?」

律「・・・・私、思ったんだけどさ」

澪「う、・・・うん・・・」

律「明太子も、数の子も、魚の卵じゃん」

澪「ん・・・・・」

律「どっちも美味しい。どっちも気持ちいい。それでいいんじゃないかな」

澪「・・・・・」

律「自分勝手だって思うかもしれないけど・・・・、私、あの日・・・明太子の良さを身を持って知っちゃって」

澪「・・・・・」

律「澪にいっぱい愛してもらって・・・忘れたつもりになってたけど・・・今日のことで、思い出しちゃったんだ」

澪「・・・・・」

律「明太子も・・・数の子も・・・どっちも素敵な食材だよ・・・・。澪もそう・・・思わないか?」

澪(・・・・やっぱり)

澪(私さえ耐えれば・・・・全部、上手くいくんだ)

澪「あぁ、そうだな。明太子もいい食材だよ」

328: 2010/11/01(月) 21:32:20.14 ID:8Y429yKl0
律「だ、だよなー!澪なら分かってくれると思ってたぜー!!はは、ははは!」

澪「当たり前だ。何年お前と一緒にいると思ってるんだ?律の事ならなんでも理解できるさ」

律「な、なぁんだよー!照れちゃうなぁー!!ははは!・・はは・・・うぅ・・・うっ・・・」

澪「律?」

律「なんでも・・・ない・・・・うぅぅ・・・うっ・・・・、澪、ありがとう・・・・・な」

澪「なんだよ泣くなよ・・・・そんなに喜ばれるとこっちが恥ずかし・・・・・・、・・・・律?」

律「うぅ・・・・っ・・・・うぅっ・・・!!うっ・・・ぐ・・・ぇ・・・・・」

澪「お、おい律!!どうした!!おい!!!」

律「う・・・・・ぷ・・・・ぇ・・・・・、っ・・・・おえ゛ぇ゛えぇぇっ!!!」

澪「律!律!!しっかりしろ!!」

律「うぇぇおぉぉばばあぁぁあ!!!げぼええっぇえぇぇあぼぼぇぁあっっ!!!」

澪「律ーーーーーっ!!」

330: 2010/11/01(月) 21:39:20.48 ID:8Y429yKl0
――――

医師「田井中律さんは、妊娠しています」

澪「え・・・・・、ニン・・・・シ・・・・ン・・・・??」

医師「はい、こちらが、お腹の超音波写真です」

澪「・・・・う、うそ・・・・・・嘘・・・・・だ・・・・・」

澪「唯の・・・・唯の・・・・子・・・・・?ぁ・・・・あ・・・・あ・・・・・」

医師「それから・・・・」

澪「!?」

医師「お腹だけでなく、おデコも妊娠していますね」

澪「・・・え?お、おデコ・・・・!?」

医師「はい、こちらが、おデコの超音波写真です」

澪「これ・・・・・、これ・・・・、わ、私、・・・私と、律の・・・子・・・・!!!」

医師「同時に身体の二箇所が妊娠しており、母体に大変な負担がかかっております・・・」

医師「・・・・このままでは、母子共に危険でしょうな」

澪「な・・・・!そんな・・・・そん・・・な・・・・・・」

335: 2010/11/01(月) 21:54:56.61 ID:8Y429yKl0
律「澪・・・・、私の身体、どうだって?」

澪「・・・・妊娠」

律「え?」

澪「・・・・・妊娠、してるって」

律「ほ、本当にか!?わ、私が澪との・・・・子供を・・・・・!!」

澪「・・・・・・」

律「澪・・・!澪・・・!一緒に大切に育てような!名前は何にする!?二人から一文字ずつ取って・・・蜜?いや、理緒か!?」

澪「違う・・・・、違うんだ・・・・・」

律「あ、もしかして男の子か!?そうだよなーさすがに男の子に理緒は・・・・」

澪「違うッ!!!!!!!」

律「!!・・・・み、澪・・・?」

澪「違うんだ・・・・!律は・・・・、私と、唯の子供を、両方妊娠しているんだ・・・」

律「えっ」

澪「お腹と・・・・・おデコに・・・・」

律「えっ」

338: 2010/11/01(月) 22:04:38.48 ID:8Y429yKl0
澪「律・・・・・」

律「・・・・・」

澪「私は、律との子供を大切にしたい。律と一緒に育てたい」

律「・・・・・」

澪「このまま、両方とも成長してくると・・・・母子共に危険な状態になるって・・・・」

律「・・・・・」

澪「だ、だから・・・・・」

律「・・・・わたし、二人とも産みたい」

澪「えっ・・・・!?」

律「命に罪はないんだ・・・・私はどちらかを選ぶなんてできない」

澪「ばっ・・・・そんな!氏んじゃうかもしれないんだぞ!!」

律「それでも・・・・、それでも、産みたい」

澪「それじゃ・・・・どうするんだよ!!私と、唯と!3人で一緒に!!二人を育てるっていうのか!!?」

律「・・・・・唯にも相談してみる」

澪「・・・・・!り、律・・・・・!!ぅ・・・・・ぅう・・・・・」

340: 2010/11/01(月) 22:18:50.52 ID:8Y429yKl0
―――――

次の日、律は部活の時間にみんなに打ち明けて、唯と相談すると言っていた

・・・律はああ言うが・・・私は律を氏の危険にさらす様な真似はしたくない

なんで、律は私を選んでくれないのかな・・・

唯との子供は偶然出来てしまったもので・・・私のは、愛し合って出来た子供なのに・・・

いや、・・・・何考えてるんだろう私は・・・・

だから唯の子供を堕ろせなんて・・・そんな酷い事を・・・・

そうだ、律の言うとおり、唯とちゃんと相談しなきゃ・・・

―――――

澪「・・・・・・」

律「・・・・・・・」ソワソワ

澪(・・・・律、言い出しにくそうだな・・・・。よし、・・・ここは私が・・・)

澪「あ、あの・・・・」

唯「あのねみんな!」

澪「!?」

341: 2010/11/01(月) 22:23:08.45 ID:8Y429yKl0
律「ん、ど、どうした唯?」

唯「あのね・・・・あずにゃんが、・・・あずにゃんに子供ができたの」

澪・律・紬「!!!」

澪(な・・・・そんな、馬鹿な・・・・!)

紬「・・・・・・そう、梓ちゃんが・・・・」

澪(律・・・・・?律・・・どうするんだ・・・・!?)

律「まさか・・・・梓が妊娠なんてなぁ・・・・」

澪(律・・・・!駄目だ!ちゃんと言わなきゃ駄目だ!!)

澪「は?みんな何言ってんだ?妊娠?梓が?いつ?誰の?」

紬「それで・・・梓ちゃんは?」

唯「一人で考えたいって・・・・今日は学校を休んでるよ」

紬「そう・・・・」

澪(待て待て待て!!お前等何すんなり受け入れてるんだ!!)

唯「・・・・・どうするの?ムギちゃん」

紬「・・・・・・・・・」

342: 2010/11/01(月) 22:28:37.65 ID:8Y429yKl0
律「・・・・・・・」

澪(律・・・・・・)

澪「お、おいおい、冗談だろぉ~?みんなしてまた私をからかって~」

唯「どうすんのって聞いてんだよムギちゃん!!!!」

紬「・・・・・・・・・」

唯「黙ってちゃわかんねぇだろうがあぁぁ!!なんとか言えよ琴吹紬ィィィイッ!!!!!」

紬「わ、私は―――――」

紬「私は、元々梓ちゃんが好きでそういうことしたわけじゃなくて・・・」

唯「ッ!!――――」

律「唯!よせ!!」

澪「ぐっ・・・・ゆ、唯!!えらそうな事言ってるけどお前だってな――――!?」

律「やめて・・・・言うな、言わないでくれ、澪」

澪「な、なんでだよ律!!今言わないと!!」

律「いい・・・・いいんだ、しばらく、しばらく一人で考えるから・・・!」

澪「り、律・・・・!!」

344: 2010/11/01(月) 22:37:22.38 ID:8Y429yKl0
唯「じゃあいいよ!!あずにゃんの子供は私とあずにゃんで育てるから!!半分はあずにゃんの血が流れてるんだもん!愛せるよ!」

紬「・・・・・えぇ、なら・・・・そう、して・・・・」

唯「――ッ!さいてー!!さいてーだよムギちゃん!!!」

紬「・・・・・・・」

唯「わかった!!もういい!私はあずにゃんと一緒に生きてくから!!」

澪「くっ・・・・ぁ、、あぁあああああ!!!いい加減にしろよ唯イィッ!!!」

唯「!!?」

律「や、やめてくれ!!澪!!」

澪「止めるな律!!このままじゃお前一人が不幸になる!!!」

唯「な、さっきから・・・何の話を・・・・」

澪「律はなぁ!!!唯!!お前の子供を妊娠してるんだよッ!!!!!」

律「澪!!!」

唯「えっ!!?」

澪「梓と生きてくだぁ!?律は!!お前の子供がお腹にいる律はどうなるんだよッ!!」

唯「う、・・・嘘・・・・」

346: 2010/11/01(月) 22:47:48.01 ID:8Y429yKl0
澪「嘘!?何が嘘なもんか!!ふざけるなよ!さっきから聞いてれば自分の都合しか考えないでベラベラと!!」

律「澪・・・・・澪・・・・もういい、もういいんだ・・・・・」

澪「律はなぁ!!私たちの関係を壊したくなくて!!ずっと一人で悩んでたんだ!!」

澪「梓が妊娠したなんてお前が言い出すから!!相談したかった事も一人で抱え込もうとして・・・!!」

澪「聞いてんのかよ唯!!どうするんだよ!!まさか律を放っておいて梓と仲良く暮らすって言うのか!?」

唯「・・・・・・・・」

澪「黙ってちゃわかんねぇがろうがぁぁあ!!なんとか言えよ平沢唯イイイィィィイッ!!!」

律「もう・・・もうやめてくれ・・・・お願いだ・・・・・澪・・・・」

澪「律・・・・・・・」

律「ゆっくり考えよう・・・ゆっくり、さ・・・・」

唯「・・・・・・・」

律「私は、放課後ティータイムを壊したくないんだよ・・・」

紬「・・・・・・」

律「みんな、仲良くしてくれよ・・・・」

澪「・・・・・・」

349: 2010/11/01(月) 22:56:17.40 ID:8Y429yKl0
律「な・・・、頼むよ澪・・・・」

澪「・・・・あぁ、分かったよ・・・・。怒鳴って悪かったな・・・・唯・・・・」

唯「う、ううん・・・・私も・・・勝手な事ばっかり言った・・・。ムギちゃんも・・・怒鳴ってごめん」

紬「・・・・いいえ、最低なのは本当のことだし・・・・」

律「あぁ・・・それでいい、それでいいんだ・・・・ぅ、うぅっ・・!!っぷ・・・・!!!」

澪「り、律っ!!」

唯「ひっ・・・・り、りっちゃ・・・・」

律「うぇっ・・・・うげえぇぇえええ・・・・」

澪「ムギっ!!先生を!!早く!!」

紬「えっ、えぇ!!」

澪「律っ!!大丈夫か律っ!!」

律「大丈夫・・・・平気だ・・・・」

律「この子達は、産んでみせる・・・」

唯「・・・・」


354: 2010/11/01(月) 23:05:17.64 ID:8Y429yKl0
―――――

律はさわ子先生が病院へ連れて行った

私は付いていくといったが、律はさわ子先生だけで大丈夫だと言って私を止めた

部室に残ったのは唯、ムギ、私の3人

しばらくして、ムギが言った

「ケーキ余っちゃうけど、折角だしお茶入れるわね・・・・」

そういって3人分のケーキと紅茶を用意した

その日は明太子ケーキでも明太子ティーでもなかった

誰も口をつけなかった

次の日、律も梓も学校へ来なかった

部室は3人だった

ケーキと紅茶は3つだった

次の日も

次の日も

ケーキと紅茶は3つだった

356: 2010/11/01(月) 23:13:13.59 ID:8Y429yKl0
数週間が経った

ケーキと紅茶は3つだった

部室は静寂に包まれていた

――――

これがこの数週間の出来事だ

さわ子先生に聞いたところ、律も梓も病院にいるのは確かなようだ

だが、誰も会いにいかない。会いにいけない

あれから何一つ話は進んでいない

みんな自分がどうすればいいのか答えが出ていないのだ

もちろん私も

律に会ってなんと言えばいい?

いや―――

それは違う―――

私は、全てをもう決めている


気が付けば私は階段を下り終わっていた。長いようで短い回想だったようだ

361: 2010/11/01(月) 23:20:22.17 ID:8Y429yKl0
一階の廊下を歩き、昇降口へと向かう

今から私は、律に会いに行く

誰にどう思われようとも、私はもう決めたのだから

あぁ、私はよっぽど時間をかけて階段を降りていたらしい

後ろから普通に追いつかれるなんて

今日に限って声をかけてきたのもやっぱりそういうことか

こいつはたまに妙に鋭かったりするからなぁ

でも私はもう決めたんだぞ

誰にどう思われようとも、私はもう決めたのだから

だから・・・・邪魔をするなよ・・・・

   澪「唯」

  唯「・・・・・」



~ 第二部 完 ~

363: 2010/11/01(月) 23:28:23.98 ID:8Y429yKl0
次で最後です。ちょっと休憩したら書きます

365: 2010/11/01(月) 23:56:33.21 ID:v+Mkr3mV0

引用: 唯「あずにゃんは明太子ぶつけられるの好きだねぇ~」