2: 2012/03/10(土) 22:01:29.19 ID:zg9wYd9p0
見崎「……それってどういう意味?」

榊原「べ、別に深い意味はないよ。ただ、綺麗だなって思っただけ」アセアセ

見崎「ふーん」

榊原「僕の母さんはもういないからさ……。やっぱり、少し憧れるんだ」

見崎「……」
第6話 Face to face <二人>

4: 2012/03/10(土) 22:03:33.28 ID:zg9wYd9p0
見崎「っていうことがね。この間あったの」

赤沢「そう。恒一君も辛かったのね」

小椋「両親が健在って幸せなことよね」

杉浦「普段はなかなかわからないけどね」

見崎「それでね。榊原君、最近よく私の家にくるの」

見崎「けど、私とお話しててもずっとそわそわしてるの」

赤沢(あれ?もしかして自慢されてる?)

5: 2012/03/10(土) 22:05:25.83 ID:zg9wYd9p0
見崎「たまにね、お母さんが顔をみせると、とても嬉しそうにするの」

見崎「いろいろ質問したりして。なんだか楽しそうにね」

見崎「どう思う?」

赤沢「なんだか、スルーできない所があったけど、今は置いておくわね」

小椋「それってつまり……」

杉浦「榊原君は、見崎さんのお母さんのことが」

赤沢「待ってっ!それ以上言わないで」

杉浦「まあ、そうよね……。まだ断定はできないわよね」

小椋「うんうん、そうよね。さすがに年の差がありすぎるもの」

7: 2012/03/10(土) 22:07:24.65 ID:zg9wYd9p0
見崎「私もね、そう考えたの。一応、娘でもあるしね」

見崎「けどね、この年頃の男子は年上に惹かれるって聞いたことがあるの」

赤沢「それって、誰から聞いたの?」

見崎「勅使河原君」

赤沢「あいつか!」

9: 2012/03/10(土) 22:09:15.80 ID:zg9wYd9p0
赤沢「おいっ、勅使河原。ちょっとこっち来い」ガタッ

勅使河原「はいっ、何でしょう……」ヘコヘコ

杉浦「勅使河原君って年上が好きなの?」

勅使河原君「え?何、突然」

赤沢「聞いてるんだけど」イライラ

勅使河原君「え~、俺はこだわらないけど、この年頃だと多いんじゃね(望月とか)」

12: 2012/03/10(土) 22:12:09.14 ID:zg9wYd9p0
小椋「やっぱり、そうなるのかな」

赤沢「何か確かめる術が欲しいわね」

小椋「直接も聞きづらいしね」

勅使河原君「いったい、何の話?」

杉浦「実はね……」

―――――
―――


勅使河原「なるほど。サカキがねぇ~」ニヤニヤ

見崎「まだ、決まってない」ムッ

14: 2012/03/10(土) 22:14:55.70 ID:zg9wYd9p0
勅使河原「……なら、こういう方法はどうよ」ヒラメキ

赤沢「なに?!くだらない案だったら……」ピキ

勅使河原「だ、大丈夫だって」アセアセ

―――――
―――


小椋「ほ、本当なのその話?!」

杉浦「そこは半信半疑だけど、他に方法は思いつかないし」

赤沢「……そうね。試してみる価値はあるかも」

見崎「……賛成」

勅使河原「よしっ!」

小椋(なんとかして……)

赤沢(恒一君を真人間に……)

見崎(戻してみせる)

15: 2012/03/10(土) 22:16:52.47 ID:zg9wYd9p0
~放課後~

赤沢「恒一君、ちょっといい?」

榊原「なに、赤沢さん」

赤沢「今週の日曜日、あなたの家で対策係の会議をしたいの」

榊原「え?!なんで」

赤沢「そこはほら、あれ……早急な対策のため寸暇を惜しんでられないってことよ」

榊原「僕の家でする必要は……それに僕は対策係じゃないし」

赤沢「クラスのためなのよ!今すぐ、はいって言いなさい」

榊原「わ、わかったよ。予定はないから、いいよ。これでいい?」

赤沢「ええ」

赤沢(思えば、恒一君の家に行くのは初めてよね……なんだかドキドキしてきた//)

18: 2012/03/10(土) 22:18:22.21 ID:zg9wYd9p0
~日曜日・恒一宅~

赤沢「こんにちは」

榊原「いらっしゃい。どうぞ入って」

一同「おじゃましまーす」

榊原「ここが僕の部屋」ガラッ

杉浦「へぇ~」

見崎「……片付いてるのね」

25: 2012/03/10(土) 22:27:28.75 ID:zg9wYd9p0
赤沢『どうなの?勅使河原』ヒソヒソ

勅使河原『定番はベッドの下だが、サカキの部屋は布団か……。それに家具も少ないな』ヒソヒソ

勅使河原『あるとすれば、机の引き出しか……押し入れの中だな』ヒソヒソ

赤沢『そう。分かった』ヒソヒソ

27: 2012/03/10(土) 22:29:40.87 ID:zg9wYd9p0
榊原「それじゃ、僕は飲み物の用意してくるね」

赤沢『勅使河原、足止め』ボソッ

勅使河原「サカキ、俺も手伝うよー」

榊原「え、座ってていいよ」

勅使河原「いいからいいから」スタスタ

30: 2012/03/10(土) 22:32:09.60 ID:zg9wYd9p0
赤沢「……作戦成功ね」

小椋「それで、どうなの?」

赤沢「勅使河原が言うには、引き出しと押し入れだそうよ」

小椋「なら、あたしは引き出しを調べる」

杉浦「私と見崎さんは押し入れね」

見崎「うん」

赤沢「私は他を探すわ」

ガサゴソガサゴソ

31: 2012/03/10(土) 22:34:13.39 ID:zg9wYd9p0
小椋「……見つからない」

杉浦「こっちもダメ」

見崎「……」フルフル

赤沢「やっぱり、恒一君はそんなもの持ってないのかも」

見崎「……まって、あそこ」

赤沢「端の畳だけ他のものより盛り上がってる?」

杉浦「とりあえず、めくってみましょう」

小椋「せーのっ!」ガバッ

33: 2012/03/10(土) 22:36:40.04 ID:zg9wYd9p0
赤沢「?!」

『友達のお母さん~イケナイ遊び~』『母子相姦~濡れた母親~』

杉浦「うわ~、何この本……」ヒキッ

見崎「……榊原君」シツボウ

小椋「……正直ショックだわ」

赤沢「いやああああああ」グスッ

37: 2012/03/10(土) 22:39:31.48 ID:zg9wYd9p0
杉浦「まだ何かある……ってこれ、下着?!」

見崎「たぶん、怜子さんのだと思う」

小椋「怜子さん?」

見崎「この家に住んでる榊原君の叔母さん」

杉浦「うわ~~」

赤沢「恒一君の馬鹿……馬鹿……馬鹿……馬鹿」ブツブツ

40: 2012/03/10(土) 22:41:43.38 ID:zg9wYd9p0
杉浦「……ちょっと待って、足音が聞こえる」

小椋「戻ってきた。早く隠してっ」

見崎「うん」

―――――
―――


42: 2012/03/10(土) 22:44:25.72 ID:zg9wYd9p0
一同「おじゃましましたー」

榊原「うん。また明日」


勅使河原「で、どうだったんだよ」ワクワク

赤沢「…………っさい」

勅使河原「え?」

赤沢「うっさいって言ってんの!!」ボカッ

勅使河原「ぶべっ!!」バタンキュー

45: 2012/03/10(土) 22:46:21.12 ID:zg9wYd9p0
~翌日~

小椋「……」ズーン

見崎「……」ズズーン

赤沢「……」ズズズーン

杉浦「あ~、……元気だして。ほら、きっと一時的なものだって」

三人「・・・」

47: 2012/03/10(土) 22:48:31.24 ID:zg9wYd9p0
杉浦「たぶんアレよ!母親のいない寂しさと恋愛感情がごっちゃになってるだけよ」

杉浦「だから、ね……」

赤沢「それよ……」ピクッ

杉浦「え?」

赤沢「そうよ!思いついた!こうすればいいの!皆、ちょっと聞いて」

49: 2012/03/10(土) 22:50:47.24 ID:zg9wYd9p0
~放課後~

赤沢「恒一君!」

榊原「何?」

赤沢「重ねて申し訳ないんだけど、今週の土日の予定教えてもらえる。御家族の予定も」

榊原「えぇ?!また。それに家族まで……」

赤沢「改めて話し合いたいことがあるの。お願いっ」ペコリ

52: 2012/03/10(土) 22:53:27.94 ID:zg9wYd9p0
榊原(赤沢さんがここまでするなんて……。本当は見崎の家に行きたかったけど、正直に言おう……)

榊原「赤沢さん、頭上げて。……今週は確か半ドンはなかったよね」

赤沢「ええ」

榊原「土日はおじいちゃんのデイサービスがあるんだ。将来のことを考えて、今回は宿泊体験もあって、おばあちゃんも付き添い」

53: 2012/03/10(土) 22:55:41.49 ID:zg9wYd9p0
榊原「怜子さんは友達と泊まりの旅行に行くって言ってたっけ」

榊原「だから、土日は僕一人で暇してるよ」

赤沢「それって……」

榊原「予定あいてるから、付き合うよ」

赤沢「あ、ありがとうっ」アクシュ

58: 2012/03/10(土) 22:58:01.14 ID:zg9wYd9p0
~土曜日・恒一宅~

赤沢「こんにちは」

榊原「こんにちは。あれ?今日は勅使河原いないんだね」

赤沢「ええ。今日は4人だけ」

榊原「それになんだか大荷物だけど……」

赤沢「ちょっと……ね」

60: 2012/03/10(土) 23:01:09.85 ID:zg9wYd9p0
~恒一宅・リビング~

赤沢「今日一日、私たちが恒一君のお母さんになります!」

榊原「へ?!…………えええええぇぇぇ??!!」

榊原「ど、どうしたのっ。いきなり!」

見崎「榊原君、お母さんがいなくて寂しいって言ってたでしょ」

小椋「だから、あたしたちが代わりに体験させてあげるの」

64: 2012/03/10(土) 23:03:32.56 ID:zg9wYd9p0
杉浦「まあ、私はなりゆきの付き添いなんだけど」

赤沢「いいわよね。いいって言いなさい!」ズイッ

榊原「わ、分かったよ……」タジタジ

赤沢「それじゃあ、一人ずつお母さん役をやっていくってことで。その間、外野は口出し禁止ね」

赤沢「まずは、見崎さんから」

赤沢(これで寂しさを埋めれば、同年代の子が好きになるはず)

69: 2012/03/10(土) 23:06:06.23 ID:zg9wYd9p0
~見崎鳴の場合~

見崎「榊原君……違った、こういち、朝ご飯つくるね」

榊原「呼び方も変えるんだ……」

榊原(なんだか、妙なことが始まったなぁ。それにしても、見崎、料理できるのかな?)

―――――
―――


71: 2012/03/10(土) 23:08:45.75 ID:zg9wYd9p0
見崎「できた。食べなさい」

榊原(口調も意識してる……)

榊原「いただきます」

榊原(ともあれ、まずは味噌汁から)ズズッ

榊原(薄い……というか出汁とってないなこれ。見崎、本当に料理しないんだな)

見崎「……どう?」

榊原「う~ん、ちょっと薄いかな」

見崎「そう」

73: 2012/03/10(土) 23:11:32.90 ID:zg9wYd9p0
榊原(次は焼き魚と)パク

榊原(中が、中がシャリシャリしてる……。表面はちゃんと焼けてるのに)

見崎「どう?」

榊原「う~ん、ちょっと生焼けかな」

見崎「そう……」

榊原(さて、問題はこの炭の塊だな。……卵焼き、だよな?)パク

榊原(や、やっぱりただの炭だ……。マズイ……)

79: 2012/03/10(土) 23:14:24.90 ID:zg9wYd9p0
見崎「それについては感想はいいよ。さすがに分かるから……」

榊原「そっか。そうだよね。それじゃあ、これは」

見崎「た・だ・し、残さず食べるの」

榊原「えぇ?!それはちょっ」

見崎「好き嫌いはダメ。ほら、口あけて」

榊原「わ、見崎、待ってっ」

83: 2012/03/10(土) 23:16:43.34 ID:zg9wYd9p0
見崎「お・か・あ・さ・ん」ズズイ

榊原「ま、待って、お母さ、自分で、うわー」

86: 2012/03/10(土) 23:18:45.83 ID:zg9wYd9p0
~小椋由美の場合~

榊原(次は小椋さんか……)

小椋「こ、恒一、掃除を手伝って」

榊原「分かったよ(僕の家なんだけどな)」スタスタ

榊原「……って僕の部屋か」

小椋「そうよ。ほら、窓拭きお願い。あたしは掃除機かけるから」

榊原「はい」

小椋(なんとかして寂しさを埋めてあげないと……そうだ!)

87: 2012/03/10(土) 23:21:29.86 ID:zg9wYd9p0
小椋「……恒一」

榊原「ん?」

小椋「これはなに?」ピラーン

榊原(れ、怜子さん下着?!どうしてっ、隠してあったのに!とにかく誤魔化さないと)

榊原「アッレ~、ナんでソんなものガ。間違えて紛れ込んじゃったのカナ~?」

89: 2012/03/10(土) 23:23:52.02 ID:zg9wYd9p0
小椋「……恒一、いいから座りなさい」

榊原「は、はい……」

小椋「目を瞑りなさい」

榊原「う、うん」

90: 2012/03/10(土) 23:26:17.35 ID:zg9wYd9p0
小椋「……っ、このバカ息子ーーー!!」バシンバシン

榊原「痛っ!痛いって!お尻叩かないでっ」

小椋(これで合ってるよね。マンガやドラマで見たし)バシバシ

榊原「ご、ごめん、だから、もう、やめっ」

小椋(あたし、お母さんしてるー!)ビシンビシン

榊原「痛ーーーーーっ!!!」

92: 2012/03/10(土) 23:30:01.09 ID:zg9wYd9p0
~赤沢泉美の場合~

榊原(酷い目にあった……。次は赤沢さんか、小椋さんよりきつそうだな)

赤沢「恒一、お昼ご飯できてるから食べなさい」

榊原「へ~、チャーハンかぁ。いただきます」パク

榊原「うん、おいしい!おいしいよこれ」

赤沢「よかった。少し心配してたの」

94: 2012/03/10(土) 23:32:54.46 ID:zg9wYd9p0
榊原「そんなことないよ。十分だよ」

赤沢「そ、そう//」

―――――
―――


榊原「ごちそうさま」

赤沢「恒一、こっちに来て」

榊原「何?」

96: 2012/03/10(土) 23:35:19.02 ID:zg9wYd9p0
赤沢「こ、ここに横になって」ポンポン

榊原「そ、そこって……もしかして、膝枕?」

赤沢「いいから、早くっ//」

榊原「うん……//」ゴロン

98: 2012/03/10(土) 23:37:27.72 ID:zg9wYd9p0
赤沢「み、耳かきするから」

榊原「そういうことか……」

赤沢「じっとしてて」ホジホジ

榊原(ふともも柔らかい……。それに、なんだか変な感じだ……)

赤沢「動かないでね。他人にするのって初めてだし、怖いんだから」ホジホジ

榊原(くすぐったいけど、気持ちいい)

99: 2012/03/10(土) 23:40:08.28 ID:zg9wYd9p0
赤沢「終わりっと…………こーくんの髪、やわらかくて、サラサラね」ナデナデ

榊原(な、なんでだろ、ちょっと涙がでてきた。……すごく心があったかい)

赤沢「次、もう片方の耳するわよ」

榊原「ま、待って!……もう少し、このまま」グスッ

赤沢「……分かった。もう少し……ね」ナデナデ

101: 2012/03/10(土) 23:42:29.18 ID:zg9wYd9p0
~杉浦多佳子の場合~

杉浦「どう、皆のお母さんぶりは?」

榊原「ま、まあまあかな(泣いてしまったのは秘密にしとこう)」

杉浦「ふーん」

杉浦「次は私の番だけど、正直なりゆきなの。けど、やるからにはそれらしくと思って……」

杉浦「これ、勉強ね」ジャン

榊原「勉強か……」

杉浦「さ、始めるわよ」

103: 2012/03/10(土) 23:44:55.33 ID:zg9wYd9p0
杉浦「どう、どこかわからないとこある?恒一」ズイッ

榊原「あ、あの杉浦さん。距離が近い……」

杉浦「そう?私、あんまり気にしないから。あ、あとお母さんね」

榊原「はい……」

杉浦(榊原君って近くで見ると、可愛い顔してるわね……)

104: 2012/03/10(土) 23:47:14.13 ID:zg9wYd9p0
杉浦「けど、余裕ね。もしかして、頭いい?」

榊原「それはわからないけど、東京の学校の方が進んでたかな」

杉浦「なるほど。でも、私も全国模試ではけっこう上位なのよ」

杉浦「だから、特製の問題集作ってきたの。これでテストしましょう」

―――――
―――


106: 2012/03/10(土) 23:49:31.64 ID:zg9wYd9p0
杉浦「点数、発表します」

榊原「うん」ドキドキ

杉浦「79点!」

榊原「う~ん、惜しかったかな」

杉浦「ダメね、ケアレスミスが多い。ギリギリ不合格。だから……」

榊原「えーと、その30cm定規は一体……?」アセアセ

109: 2012/03/10(土) 23:52:21.67 ID:zg9wYd9p0
杉浦「おしおきねっ!」バシン

榊原「痛いっ!ってまた、こんな、痛っ!」

杉浦(あれ、なんか榊原君を叩いてると楽しい?!)バシンビシン

杉浦(それに、泣き顔も可愛い……)ゾクゾク

榊原「もう、やめてって!」

杉浦「……ご、ごめんなさい。なんだかノッテきちゃって」ペコリ

榊原「うん……これからは、気を付けて」

110: 2012/03/10(土) 23:55:06.00 ID:zg9wYd9p0
~リビング・夕食後~

榊原「あのさ、皆はいつ帰るの?」

赤沢「今日は帰らないわよ」

榊原「え?!」

赤沢「言ったでしょう。今日一日、お母さんだって」

見崎「……だからね、泊まっていくの」

111: 2012/03/10(土) 23:57:28.12 ID:zg9wYd9p0
榊原「それはまずいんじゃ……」

杉浦「大丈夫。親には泉美の家でお泊まり会だって言ってあるから」

小椋「そうそう。ちょうど、お風呂も沸かしたから恒一入ってきて」

榊原「けど……」

赤沢「いいから、入る!」

113: 2012/03/11(日) 00:00:23.18 ID:zg9wYd9p0
~風呂場~

榊原(大荷物の理由はそういうことだったのか)

榊原(でも、この後はどうするんだろう)

赤沢「恒一、入るわよ」ガチャ

榊原「ええぇ?!ちょっと待ってっ!なんで?!」

見崎「大丈夫、水着だから」

115: 2012/03/11(日) 00:03:02.51 ID:F2ESNJk40
榊原「そんなこと言っても、僕は裸だし……」

杉浦「私は気にしないわよ」

小椋「親子なら、背中を流すくらい当然でしょ」

榊原「もういいです……。何を言っても聞いてくれないだろうし」

116: 2012/03/11(日) 00:05:44.50 ID:F2ESNJk40
杉浦「なら、私が背中ね」

赤沢「それなら私は前ね。多佳子、後で交代ね」

見崎「(皆早い……)腕、洗うね」

小椋「それじゃあ、もう片方」

ゴシゴシ ゴシゴシ

榊原(この状況は一体……?!)

120: 2012/03/11(日) 00:08:18.91 ID:F2ESNJk40
杉浦「ふう、よいしょ……」ムニュ

榊原(背中ー!胸が、あたって?!)

赤沢「ふふっ、キレイにしましょうね」ムニュ

榊原(ま、前も?!ダメだ、このままじゃ……)

杉浦「?!……あれ、なんだか股の所のタオルが盛り上がってる」

見崎「……ホントね。ここ大きくなってる」

小椋「興奮してるの?」

123: 2012/03/11(日) 00:11:17.62 ID:F2ESNJk40
杉浦「おしおき」ズブッ

榊原「あっ!お、お尻に……指……っ」

見崎「……イケナイ子ね」シコシコ

榊原「し、扱か……ない……でっ」

小椋「私も、乳O舐めてあげる」チロチロ

赤沢「こーくん、顔真っ赤でかわいそう。ほら、甘えていいからね」ムギュ

榊原(赤沢さん、胸、苦しい……)

126: 2012/03/11(日) 00:13:52.13 ID:F2ESNJk40
グリグリ シコシコ チロチロ ムギュー

榊原(あっ、もう、ダメだ……で、でるっ……!)ビュビュ

見崎「きゃっ……、男の人ってこうなるのね」

杉浦「本当に白いのね」

小椋「ふふっ、やらしー」

赤沢「頑張ったわね。いい子いい子」ナデナデ

榊原「」グッタリ

129: 2012/03/11(日) 00:16:33.74 ID:F2ESNJk40
~寝室~

赤沢「ほら、恒一は真ん中に寝て」

榊原「うん」

見崎「……隣は私」

赤沢「もちろん、もう片方は私よ」

小椋「ずるい、泉美」

杉浦「しょうがない。今日は譲るわ」

130: 2012/03/11(日) 00:18:41.59 ID:F2ESNJk40
赤沢「子守唄、歌ってあげるわ」

見崎「……私も歌ってあげる」

赤沢「ね~んねんころりよ~♪」

見崎「おこ~ろ~り~よ~♪」

榊原(まただ……、心がすごくあったかい)

榊原(これがお母さんなのかな……。このまま、ずっと……続けば……)スピー

132: 2012/03/11(日) 00:21:15.16 ID:F2ESNJk40
榊原『それからも、この倒錯の宴は毎週のように続いた。それどころか、平日の放課後など少しの暇をみつけては、僕たちはこの行為に耽っていった。そして―――』

135: 2012/03/11(日) 00:23:48.95 ID:F2ESNJk40
見崎「こういち。オムツ換えようね」

榊原「は~い」

赤沢「こーくん、まんま出来たわよ」

榊原「まんまー」

小椋「食べ終わったら、遊びましょうね」

杉浦「その後は、ご本読んであげるわね」

榊原「わーい」

138: 2012/03/11(日) 00:26:22.29 ID:F2ESNJk40
見崎「一緒にお昼寝して」

小椋「一緒にご飯食べて」

杉浦「一緒にお風呂入って」

赤沢「また、一緒に寝ましょうね」

榊原「うん。ママ、だ~いすき!」

赤沢見崎小椋杉浦「「「「ママもだ~い好き!」」」」


夜見山奇譚 了

141: 2012/03/11(日) 00:30:00.40 ID:F2ESNJk40
なんとかリベンジできました。ありがとうございます
それとスレタイ詐欺でした。すみません
私の記憶では1998年は2週に一回、半ドンがありました

142: 2012/03/11(日) 00:31:14.51 ID:UzHku0mf0

3時間授業とかなつかしい

143: 2012/03/11(日) 00:32:10.30 ID:a8NrSGGT0
恒一堕ちててワロタww

145: 2012/03/11(日) 00:33:14.38 ID:F2ESNJk40
以前立てたスレなので、放送が進んだ今ではキャラの性格が
いまいち違う感じになったかも。ごめんなさい

引用: 榊原「見崎のお母さんって美人だよね」