1 :2012/03/11(日) 19:19:10.31 ID:ft2UV34b0
2年生組の出会いとかを、綾乃と千歳主体でゆる~い感じに書いてみた
特にキマシ展開も無いので、早々に投下していく


2 :2012/03/11(日) 19:19:40.42 ID:ft2UV34b0
~~~~~~~

<入学式の日>

【池田家】

千歳「千鶴?忘れ物あらへん?」

千鶴「大丈夫だよ姉さん」

千歳「そか~ ほな、行こうか~」
 ・
 ・
 ・
千鶴「ねぇ、姉さん? 入学式…緊張しない」

千歳「せやな~緊張しとる気もせえへんけど、それ以上に楽しみやな、中学生なるんは」

千鶴「姉さんってポジティブ」

千歳「千鶴は緊張しとるん?」

千鶴「なんていうか、私ってこんな性格だし…うまくやってけるかなって…」

千歳「大丈夫や! うちの知る限り千鶴は悪い子やあらへん すぐに友達できるて」

千鶴「… そうだね、うちもがんばるわ」





ゆるゆり、
3 :2012/03/11(日) 19:19:58.88 ID:ft2UV34b0
【学校】

千鶴「クラス張り出されてるよ姉さん」

千歳「せやな~どれどれ」

千鶴「あっ」

千歳「千鶴とは違う組やな」

千鶴(姉さんと離れちゃった…)

千歳「双子が同じクラスにいたら見分けつかんしな~しゃあないわ」

千鶴「うん…」シュン

千歳「千鶴? 元気だしぃ 6年生ん時も違うクラスやったろ~」

千鶴「でも…姉さんと一緒が…」モジモジ

千歳「ほんま千鶴は甘えん坊やな~」ニコニコ

千鶴「姉さん/// こんな所で言うたらあかん…恥ずかしい///」

千歳「千鶴と一緒やったら、毎回こうなるで~?」ニコニコ

千鶴「しゃあない/// うちも一人で頑張る…」

千歳「その意気や千鶴」


4 :2012/03/11(日) 19:20:37.62 ID:ft2UV34b0
千歳「千鶴って、動揺すると関西弁にならん?」

千鶴「そ、そんあことはあらへん…」アセアセ

千歳「今なってたよ?」

千鶴「えっ?本当に?」

千歳「直ったな~ なんかややこしいわ」

千鶴「しゃあない、これが私だもん」

千鶴「姉さんこそ、関西弁で喋ってたら皆に注目されるんじゃない?」

千歳「うちは別に気にせえへんけど、今更標準語に直すんも難儀やなぁ」

千鶴「まぁ、それなら良いんだけど」

千歳「あまり千歳も無理せえへんようにな~」

千鶴「うん」

千歳「じゃ、うちのクラスここやから、またな~」

千鶴「分かった、頑張ろうね姉さん」ガチガチ

千歳(千鶴が頑張りいや)フフフ


5 :2012/03/11(日) 19:22:45.80 ID:ft2UV34b0
ワイワイガヤガヤ

千歳「なんや、結構来てるみたいやな」

ガラッ

千歳「失礼します~」

シーン

ジー

千歳(やっぱ、この瞬間だけは慣れんわ~)アセアセ

ワイワイガヤガヤ

千歳「うちの席はどこや?」キョキョロ

コクバンニカイテマスヨー

千歳「おぉ、ありがとさん」ニコッ

アノコカンサイノコ? メヅラシー

千歳(早速話題なっとるな~)

千歳(ほんで、うちの机は…真ん中か~)


6 :2012/03/11(日) 19:24:14.91 ID:ft2UV34b0
千歳「よっこらしょっと…」

ワイワイガヤガヤ

千歳(なんや、みんな仲良うしとるな~)

千歳(千鶴もようやっててほしいわ)

ハジメマシテ トナリノセキノ…

千歳「あっ、池田千歳です~今日からよろくお願いします~」

イケダサンッテ カンサイノ…

千歳「そうなんよ、小さい頃は関西にいたんや~」

千歳「そう言えば、名前まだきいとらん…」

ワイワイガヤガヤ


7 :2012/03/11(日) 19:24:44.82 ID:ft2UV34b0
千歳「そうなん? うちは漬物が好きでな~」

ヘンナノー

千歳「よう言われるわ~」ハハハ

ガラッ

綾乃「…」ポカーン

シーン

ジー

綾乃「///」カッー

ガラッ ピシャ

千歳(何やあの娘? 戻ってってもうたわ)

ヘンナコー フフフ

千歳「恥ずかしがり屋さんなんやねぇ~」


8 :2012/03/11(日) 19:26:58.70 ID:ft2UV34b0
綾乃(どうしよう東照宮…)モジモジ

綾乃(あの視線はいったいなんなのよもぉ~///)カッー

綾乃(黒タイツ穿いてきたからかしら…?)

綾乃(あぁ~普通の靴下にしておけば良かったわ)ジタバタ

綾乃「余計入り辛くなっちゃったわ…」ハァ

オーイ

綾乃「!?」

ハヤク ハイリナサイ

綾乃「せ、先生!? す、すみません…」

ガラッ

綾乃「///(うぅぅ…こんな恥ずかしい思いをするなんて…)」トボトボ

センセイダ

アノコモキタワー

千歳(あの娘、顔真っ赤や)フフフ


9 :2012/03/11(日) 19:28:43.32 ID:ft2UV34b0
千歳(入学式、退屈やったな~)ポカーン

千歳(話ばっか聞いとるんは辛いわ)

デハ ジコショウカイヲー

千歳「自己紹介か~」

千歳(あの娘の名前何て言うんやろか)チラッ

綾乃(やばいわやばいわやばいわ!今のわたしに余裕ありま温泉よっ!!)キョロキョロ

千歳(なんや、緊張してるなぁ~)フフフ


10 :2012/03/11(日) 19:29:20.13 ID:ft2UV34b0
ツギ イケダサン
 ・
 ・
千歳「池田千歳って言います~ 友達一杯でけたら良えな思ってるんで、気軽に声掛けてくれはったら嬉しいです~」
 ・
 ・
ツギ スギウラサン
 ・
 ・
綾乃(やばい…何も考えて無かったわ…)

シーン

綾乃「えっ…すすっすすす杉浦…綾乃です…」

シーン

綾乃「えっ…あ、あの…以上です…」

シーン

ハイ アリガトウ ツギ…

綾乃(あぁ…もうダメ…わたしって何でこうもあがり症なのかしら///)プシュー

千歳(杉浦さんって言うんやね、ほんま可愛えなぁ~)


11 :2012/03/11(日) 19:32:41.00 ID:ft2UV34b0
【放課後】

千鶴「…」テクテク

千歳「千鶴~」

千鶴「んっ? 姉さん」

千歳「はぁはぁ…千鶴帰るの早いんとちゃう?」

千鶴「だって、今日は疲れたし…姉さんも帰ってると思った」

千歳「せやな…今日は色々疲れたわ~」

千歳「千鶴はクラスに馴染めたん?」

千鶴「まぁ、小学校の友達もいたから、そんなに緊張はしなかった」

千歳「朝はガチガチやったけどなぁ~」

千鶴「姉さん///」

千歳「ごめんな~」フフフ

千鶴「姉さんこそどうだったの?」

千歳「うん、うちも大丈夫やったで」

千歳「でもなぁ、気になる子がおってな…」


12 :2012/03/11(日) 19:35:47.43 ID:ft2UV34b0
千鶴「へぇ…」ブスー

千歳「なんか機嫌悪いで千鶴?」

千鶴「そんなことあらへんよ?」

千歳「さては千鶴…」ニヤニヤ

千鶴「な、なに姉さん?」

千歳「大丈夫や…うちは千鶴のこと大好きやで?」ニコッ

千鶴「な…そんな///」

千歳「あれ~違ったん? やきもち焼いてると思うたんやけど…」

千鶴「もう、姉さんのバカ!」

千歳「ごめんな~」


14 :2012/03/11(日) 19:37:46.92 ID:ft2UV34b0
千鶴「それで、その気になる人って?」

千歳「うん…なんだか内気な子なんよ~」

千鶴「ふ~ん」

千歳「なんだか放っておけないっちゅうかな…」

千歳「良い子そうなんやけども、まだクラスに馴染めてない感じなんよ」

千鶴「そうなんだ」

千鶴「声はかけてみたの?」

千歳「まぁ、今日は入学式やしドタバタしてもうたから、もうちょい落ち着いたら声掛けてみようか思うてな」

千鶴「姉さんが見込んだ人なら悪い人じゃないよ」

千鶴「朝に私にも言ってくれたしさ…」

千歳「そうやな…ありがと千鶴…やっぱ千鶴はうちの妹でよかったわ~」ナデナデ

千鶴「姉さん///」


15 :2012/03/11(日) 19:41:07.71 ID:ft2UV34b0
<後日>

【教室】

千歳「おはようさ~ん」

オハヨー オハヨーイケダサン

千歳(今日も一日頑張るか~)

千歳(大分、生活には慣れたし…そろそろ杉浦さんに声かけてみよかな)
 ・
 ・
 ・
ガラッ

綾乃「…」ガチガチ

千歳(杉浦さんまだ緊張してはるな~どれどれ…)

綾乃(あぁ…わたしったらダメダメじゃない…)シュン

綾乃(小学校の皆とはクラス離れちゃうし…)

綾乃(クラスの人とろくに話せもしないなんて…わたしやっていけるのかしら?)ハァー

千歳「どないしたん杉浦さん? ため息なんかついて?」

綾乃「!?」


16 :2012/03/11(日) 19:43:05.35 ID:ft2UV34b0
千歳「杉浦さん?」

綾乃「え…あぁ…くぁwせdrftgyふじこlp」

千歳「まずは、深呼吸しよか~」

綾乃「すぅ~はぁ~すぅ~はぁ~」

千歳「落ち着いた?」

綾乃「はい///」コクリ

千歳「ふふふ、杉浦さんって恥ずかしがり屋さんなんやねぇ」

綾乃「はい///」コクリ

千歳「なぁ、うちの名前わかる?」

綾乃「えぇ…と…(あぁ~、自己紹介の時に聞いてなかったわ…)」アセアセ

千歳「池田千歳やで、杉浦綾乃ちゃん?」

綾乃「えっ?」

千歳「どないしたん?」

綾乃「あ…あなた、わたしの名前も…覚えててくれたの?」

千歳「当たり前や~ なんだか、友達になりたいなぁ思うてな」ニコッ


18 :2012/03/11(日) 19:46:00.82 ID:ft2UV34b0
綾乃「…」

千歳「どないしたんや?」アセアセ

綾乃「ありがとう…池田さん…」ウルウル

千歳「杉浦さん…なんも泣くことあらへんよ~///」デヘヘ

綾乃「でも、わたしなんかで良いのかしら?」グスン

千歳「それはこっちのセリフや…うちと友達なってくれる?」

綾乃「えぇ…もちろんよ」

千歳「こちらこそ宜しく頼むわ~綾乃ちゃん」

綾乃「えっ…その…名前なんて、恥ずかしい///」

千歳「そんなん言いっこなしや~うちらはもう友達やで? 名前で呼ぼうな?」

綾乃「そう…ね…千歳…さん///」

千歳「綾乃ちゃん赤くなっとるで~」ウフフ

綾乃「もう///」プシュー


20 :2012/03/11(日) 19:46:46.07 ID:ft2UV34b0
【放課後】

千鶴「…」テクテク

ソレデナー ソウナンヨー

千鶴「あっ…姉さ…」

千鶴「!?」シュタ

ジー

千鶴(姉さんが友達と一緒に…)

千鶴(あれがこの前言ってた気になる娘?)

千鶴(姉さんには悪いけど…観察させてもらうよ)


21 :2012/03/11(日) 19:47:27.98 ID:ft2UV34b0
千歳「綾乃ちゃん、入学式の日に一回教室から出てったやろ?」

綾乃「えぇ…ちょっと、視線が恥ずかしかったから…」

千歳「でも後から入り辛かったんちゃう?」

綾乃「うん/// 失敗だったわ…あのまま入ってれば」

千歳「そういう所が綾乃ちゃんの可愛い所やで~」

綾乃「もう/// 池田さんったら…」

千歳「千歳やで~綾乃ちゃん?」

綾乃「ごめんね…ち、千歳さん///」

千歳「ふふ…綾乃ちゃん?あまり固くならんでリラックスや~」

綾乃「そ、そうね…」


22 :2012/03/11(日) 19:47:48.93 ID:ft2UV34b0
綾乃「それにしても、ち、千歳さんは凄いわね…」

千歳「何が~?」ニコッ

綾乃「わたしまだ中学生活に慣れなてなくて…学校の楽しみが分からないっていうか…」

綾乃「でも千歳さんはクラスに馴染んでて楽しそう…わたしも千歳さんみたいになぁって…」

千歳「大丈夫や綾乃ちゃん」

綾乃「えっ?」

千歳「うちが楽しくしたるで?」ニコッ

綾乃「千歳さん…」ウルウル

綾乃「わたし、千歳さんとお友達になれて嬉しいわ…」グスン

千歳「なんや綾乃ちゃん? こんな所で泣かれたら恥ずかしいわ///」
 ・
 ・
 ・
千鶴(なに…この姉さん…カッコ良い…眩し過ぎて直視できない)

カチャッ

千鶴(あの娘と姉さん…良いカップリング…これは…)ダバー

千鶴「はっ!? よ、よだれ…?」


23 :2012/03/11(日) 19:48:28.87 ID:ft2UV34b0
千歳「なぁ、綾乃ちゃん?」

綾乃「なに、千歳さん?」

千歳「お願いなんやけど…千歳さんって恥ずかしいわ///」モジモジ

綾乃「えっ…ごめんなさい…池田さん?」

千歳「そうやなくて…千歳って呼び捨てで良えよ?」

綾乃「そ…そんな…」

千歳「うちら友達やろ~? 小学校の時も親しい人は呼び捨てや無かった?」

綾乃「確かに…そう言われてみれば…」

千歳「せやろ?」

綾乃「…千歳?」

千歳「良えで良えで~」

綾乃「それだったら、ち、千歳もわたしのこと…呼び捨てで良いのよ?」

千歳「それは堪忍や~綾乃ちゃんは可愛いから、ちゃん付けやで~」

綾乃「千歳ぇ~///」プンプン


24 :2012/03/11(日) 19:49:33.29 ID:ft2UV34b0
千歳「ほな、また明日な~綾乃ちゃん」

綾乃「えぇ、気をつけてね…千歳///」
 ・
 ・
 ・
千鶴「姉さ~ん」ダバー

千歳「ち、千鶴!? よだれ出とるよ?」

千鶴「気にしないで…なんか出てると気分良い」

千歳「そうかぁ? それよりメガネは?」

千鶴「あっ…」カチャ

千歳(よだれ止まった…)

千鶴「姉さん、さっきの人は?」

千歳「あぁ~この前言うてた子や」

千歳「杉浦綾乃ちゃんって子でな、この前言うた通り、人見知りなんやけど可愛いんやで~」

千鶴「杉浦さん…と、姉さん…」カチャ

ダバー

千歳「なんや千鶴、またよだれでとるよぉ?」アセアセ


26 :2012/03/11(日) 19:50:16.02 ID:ft2UV34b0
【池田家】

千鶴「ねぇ、姉さん?」

千歳「なんや?」

千鶴「姉さんって部活動するの?」

千歳「せやね~別に得意な運動もあらへんし…千鶴は?」

千鶴「私は帰宅部」

千歳「なんもせえへんで良えの?」

千鶴「だって、おばあちゃん寂しがるし…本読みたいし…」

千歳「千鶴もそうならうちも帰宅部で良えな」

千鶴「でも良いの?杉浦さん?」

千歳「う~んせやな…綾乃ちゃんとも相談してみよかな明日」

千鶴「うん、できれば一緒の部活に入って」ダバー

千歳「千鶴…ほんま良え子…って、またよだれ」

千鶴「大丈夫、心配しないで」ダララー


27 :2012/03/11(日) 19:53:38.60 ID:ft2UV34b0
【杉浦家】

綾乃「はぁ~今日も疲れたわ…」モフッ
 ・
 ・
 ・
綾乃「でも、お友達できたし///」ワクワク

綾乃「明日から楽しめそうだわ~」ウキウキ

綾乃「池田千歳さん…ね…」

綾乃「なんだか、明るくて頼りになりそうな子だったわ…」

綾乃「でも、わたしもしっかりしなくちゃ…」

綾乃「千歳にふさわしいしっかりとした友人にならなきゃね!」

綾乃「いつまでもウジウジしてもられないわ」

綾乃「ファイトファイトファイファイビーチよ杉浦綾乃ぉ~」ジタバタ

アヤノウルサイワヨー

綾乃「あっ、ごめんなさ~い///」
 ・
 ・
 ・
綾乃「ありがとうね…千歳…こんな気分久しぶりだわ」


28 :2012/03/11(日) 19:55:25.42 ID:ft2UV34b0
<翌日>

【学校】

綾乃「おはよう千歳」

千歳「あ、綾乃ちゃん!?」

綾乃「なに驚いてるの?」

千歳「何か昨日よりも垢抜けたっちゅうか…」

綾乃「そうね…昨日、千歳に一杯元気もらったから、わたし色々考えてみたの…」

綾乃「千歳に面倒ばかりかけるんじゃなくて、わたしも友達として千歳に楽しい時間を過ごしてもらいたいっていうか…」

千歳「綾乃ちゃん…」

綾乃「なんか…偉そうなこと言っちゃったけど…わたしの決意よ!」

千歳「やっぱ、うち綾乃ちゃん大好きやわ」ニコッ

綾乃「ちょ…千歳/// こんなところで…///」カッー

千歳(綾乃ちゃんってああ見えて結構強い子なんやなぁ)

綾乃「でも、ありがとう…千歳がいてくれたから、わたしも気持ちが明るくなったわ」


30 :2012/03/11(日) 19:56:03.21 ID:ft2UV34b0
千歳「そう言えば綾乃ちゃん? 部活とかはどうするん?」

綾乃「そうね…もう、どの部も時期的に入りづらいわね…」

綾乃「と言っても、得意なスポーツは無いし…音楽や絵に長けてる訳でもないし…」

千歳「なんか得意なことはあらへんの?」

綾乃「う~ん…ギャグかしら?」

千歳「へ?」

綾乃「罰金バッキンガムとか安心アンコールワットとか…」

ピュー

千歳「なかなか…センスあるなぁ…」

綾乃「でしょう? 何気に世界遺産を使ってる所もセンスあると思わない?」ドヤッ

千歳(これって地雷や無いのかな…)


31 :2012/03/11(日) 19:57:27.22 ID:ft2UV34b0
綾乃「あぁ…そういえば、部活じゃないけど、生徒会役員の募集してたみたいだわ」

千歳「一年生誰もおらんのやろか?」

綾乃「そうみたいね…」

千歳「綾乃ちゃんは興味無いんか生徒会?」

綾乃「わたしみたいな優柔不断で弱気なのが入っても…」

千歳「でも、綾乃ちゃんは真っ直ぐな人やから、生徒会には向いてると思うなぁ~」

綾乃「そうかしら…わたしより千歳の方が向いてると思うわ…」

千歳「それなら二人で入れば良いやん」

綾乃「えっ!?」


36 :2012/03/11(日) 20:03:54.37 ID:ft2UV34b0
千歳「綾乃ちゃんをうちがサポートするし、うちを綾乃ちゃんがサポートする」

千歳「それに、いつも一緒にいられるで?」

綾乃「千歳と一緒?」

千歳「せやで、うちは綾乃ちゃんと一緒におりたいなぁ~」

綾乃「千歳/// ま、まぁ…千歳がそういうんなら…一緒に入ってあげてもいいわよ?」

千歳「綾乃ちゃん素直や無いな~」フフフ

綾乃「はっ!? ご、ごめんなさい/// いつもの癖で…偉そうに…」シュン

千歳「良えよ良えよ~綾乃ちゃんってツンドラ?とか言う奴なんかなぁ~」

綾乃「///」カッー

千歳「なんだか綾乃ちゃんが弱気なの嘘みたいに思うてきたわな~」フフフ

綾乃「もぉ~千歳ってば///」


38 :2012/03/11(日) 20:04:43.36 ID:ft2UV34b0
【帰り道】

千歳「生徒会って、なんだか凄い所やったな~」

綾乃「えぇ…副会長さんが何言ってるか聞こえなかったけど」

千歳「えっ? 副会長さんなんておったっけ?」

綾乃「へ?」ゾー

千歳「3年生の会長さんと西垣先生やったかな、その二人だけかと思うたけど…」

綾乃「∵」ガクブル

千歳「綾乃ちゃん疲れてるんとちゃう?」

綾乃「そうかもしれないわ…実力テストの勉強のし過ぎかしら…」

千歳「そういえばテストあったなぁ~」

綾乃「えぇ…入学早々、学力検査だなんて…」

綾乃「それでなんだけど…週末、良かったら一緒に勉強しない?」

千歳「え? うちと?」

綾乃「千歳以外に誰がいるっていうのよ///」

千歳「そんじゃ、遠慮なくお邪魔させてもらうわ~」ニコッ


39 :2012/03/11(日) 20:05:31.45 ID:ft2UV34b0
【杉浦家】

綾乃「たっだいま~」ルンルン

アララ ゴキゲンネー

綾乃「///」ニヤニヤ

ガチャ

綾乃「はぁ~今日は楽しかった~」モフッ

綾乃「千歳と一緒に生徒会か…」

綾乃「なんだか俄然やる気が出てきたわ!」

綾乃「それに…」モフッ

綾乃「千歳が週末、うちに来る…」

綾乃「楽しみだな~週末♪」


40 :2012/03/11(日) 20:06:41.38 ID:ft2UV34b0
【池田家】

千歳「ただいま~おばあちゃん」

アラ チトチャンオカエリ

千歳「千鶴は帰ってるやろかな~?」

ガチャ

千鶴「あっ、姉さん」

千歳「ただいま千鶴~」

千鶴「ご機嫌だね?何かあった?」

千歳「えぇ~とな、綾乃ちゃんと一緒に生徒会はいったんやで!」

千鶴「…」ゴクリ

千歳「それに、今度綾乃ちゃん家にお呼ばれされてな~テスト勉強や」

千鶴「…」カチャッ


41 :2012/03/11(日) 20:11:24.83 ID:ft2UV34b0
.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+

千歳『綾乃ちゃん…この問題わかる?』

綾乃『どれどれ…』

千歳『(X^2+Y^2-1)^3-X^2Y^3=0 なんやけど…』ドキドキ

綾乃『…これって…///』キュン

千歳『それがうちの気持ちや///』

綾乃『千歳…///』

千歳『綾乃ちゃん…愛の軌跡描いて行こうな?』

ギュッ

.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+



42 :2012/03/11(日) 20:12:17.34 ID:ft2UV34b0
千鶴「だばだばだー」ダバー

千歳「なんや、千鶴? トルコ行進曲か?」

千鶴「なんでもないよ大丈夫」

千鶴「姉さんと杉浦さんがいれば幸せ」グッ

千歳「なんのこっちゃ?」


43 :2012/03/11(日) 20:12:54.32 ID:ft2UV34b0
<週末>

【杉浦家】

ピンポーン

綾乃「は~い、ちょっと待ってて」

ガラー

綾乃「待ってたわよ千歳」

千歳「それじゃあ、お邪魔するで~」

綾乃「どうぞ、上がって」フワァ

千歳「綾乃ちゃん? 寝不足?」

綾乃「ちょっと…ワクワクしちゃって///」

千歳「なんやなんや、デートやあるまいし」


44 :2012/03/11(日) 20:14:05.13 ID:ft2UV34b0
ガチャ

千歳「綾乃ちゃんの部屋ってきれいやね~」

綾乃「ま、まぁ…(昨日掃除した甲斐があったわね)」

千歳「なんか良え匂いするし」

綾乃「そ、そんな///」

千歳「なんか、女の子っぽくて可愛えで~」ニコニコ

綾乃「もう、千歳ったら! 無駄な詮索は終わりよ!」

千歳「すまんな~ でも、綾乃ちゃん家初めてやし、うちもウキウキしてんよ」

綾乃「デートじゃないのよ今日は///」

千歳「あちゃ~綾乃ちゃんに一本とられてもうたわ~」ハハハ

綾乃「わたしだってやる時はやるわよ!」フンス

千歳「へへ~ ほな、始めよっか」


46 :2012/03/11(日) 20:15:11.73 ID:ft2UV34b0
カリカリ

綾乃「ねぇ、千歳って結構頭良いの?」

千歳「なんで~?」

綾乃「問題集、○ばっかだし…」

千歳「ま、まぁな~ あんま苦手な教科はあらへんよ」ヘヘヘ

千歳「綾乃ちゃんやって、結構問題解けてるやない」

綾乃「ぐ、偶然よ偶然」

千歳「そか~?」ガバッ

綾乃「ちょ…千歳、返して~」

千歳「算数に国語も、ほぼ100点やないの~」ペラペラ

綾乃「///」

千歳「あれ?なんやこれ?」

綾乃「えっ?」


47 :2012/03/11(日) 20:17:05.55 ID:ft2UV34b0
綾乃「はわわ///」

~池田千歳~

千歳「なんや綾乃ちゃん、うちの名前なんか書いたりして~」

綾乃「な、名前覚えるための練習よ///」

千歳「へへへ~こっちも恥ずかしいわ~///」

千歳「でも、そこまで思ってくれて嬉しいで綾乃ちゃん」ニコッ

綾乃「千歳…」

綾乃「わたしもあなたに出会えて本当に幸せよ…///」


48 :2012/03/11(日) 20:18:55.08 ID:ft2UV34b0
千歳「綾乃ちゃん今日は楽しかったで~」

綾乃「えぇ、わたしもよ、ありがとうね千歳」

千歳「ほな、また学校でな~」

スタスタ

綾乃「ち、千歳?」

千歳「なんや? 忘れ物でもあった~?」

綾乃「あの…良かったら、また来ても良いんだからね…///」モジモジ

千歳「はいはい、またお邪魔させてもらうわ~」

千歳「でも、今度は…」

綾乃「?」

千歳「勉強や無くて、一緒に遊ぼうな~?」

綾乃「うん!」ニコッ


50 :2012/03/11(日) 20:22:52.81 ID:ft2UV34b0
<後日>

【学校】

千鶴「姉さん、お疲れ」

千歳「うわっ!びっくりしたわ~千鶴」アセアセ

千鶴「ごめん、驚かせちゃって」

千鶴「ところで杉浦さんは?」

千歳「綾乃ちゃんは生徒会室におるで~ うちは資料室に用があってな」

千鶴「生徒会って大変なんだね」

千歳「少し忙しい気もせえへんけど、やり甲斐あるで?」

千鶴「それは何より、それより杉浦さんとはうまくやってるの?」

千歳「そうやな、いつも通り仲良くやっとるで?」

千歳「綾乃ちゃんなぁ、プリンが大好きで生徒会室の冷蔵庫にいれてたりでな~」

ベラベラ

千鶴(姉さんが幸せそうで良かった…)ダラー


51 :2012/03/11(日) 20:24:01.51 ID:ft2UV34b0
千歳「そういえば、千鶴はこんな所で何やってたん?」

千鶴「うん、この前のテストの結果が職員室前に張り出されてたから」

千歳「千鶴はどうやったん?」

千鶴「私は姉さんと違って頭は良くないし、ランクインして無かった…」

千歳「なんや千鶴~落ち込んでるや無いの」

千鶴「なっ、そんなことあらへん///」

千歳「今回は綾乃ちゃんと勉強してもうたから構ってやれへんかったけど…」

千歳「今度は一緒に勉強しような?」

千鶴「姉さん…ありがとう」

千鶴「でも、うちは姉さんと杉浦さんが一緒にいた方が幸せやし…気持ちだけありがたくもろうとくわ」

千歳「よう分からんけど、千鶴も素直やあらへんな~」

千鶴「気にせんといて それより、姉さんと杉浦さんの名前もあったから見に行ったら?」

千歳「せやな、後から綾乃ちゃんと見に行ってみるわ~」

千鶴「じゃ、私は先に帰ってるね」

千歳「気をつけてな~」


52 :2012/03/11(日) 20:26:13.36 ID:ft2UV34b0
ガラッ

千歳「綾乃ちゃん?」

綾乃「どうしたの千歳? 資料室に荷物運んでくれた?」

千歳「荷物はOKやで それより、この前のテストの結果が張り出されてるらしいで?」

綾乃「そ…そうなの」

千歳「見に行かへん?」

綾乃「でも、なんだか見ないほうが良さそうな気が…どうせ名前無さそうだし」

千歳「大丈夫や~綾乃ちゃんランクインしてるらしいで?」

綾乃「えっ?」ガーン

千歳「ガーンってなんや~誇らしいことやろ?」

綾乃「だって、なんか恥ずかしいっていうか…」

千歳「もう今更やで~綾乃ちゃん 堂々とせな~生徒会でもあるんやし」

綾乃「そ…そうね…いつまでもヘタレてもいられないわ」

千歳「綾乃ちゃんは真性のヘタレやけどな」ボソッ

綾乃「なんか言った?千歳!?」


53 :2012/03/11(日) 20:30:44.01 ID:ft2UV34b0
ワイワイガヤガヤ

千歳「結構人おるね~」

綾乃「やっぱり今度にしましょう…」

千歳「ここまで来て何言うとるん綾乃ちゃん?」

千歳「ほら、張り出されとるで~」

ジー

綾乃「嘘っ!?」

千歳「凄いな綾乃ちゃん! 学年2位なんて!!」

綾乃「信じられないナイアガラ…」ポカーン

千歳「1位と3点差だからもうちょっとやったな~」

千歳「でも、おめでとうな綾乃ちゃん」

綾乃「そんなこと無いわ…千歳こそ5位なんて頑張ったじゃない!」

千歳「ありがとさん、5位になったんも綾乃ちゃんのおかげや」

綾乃「わたしだって千歳にお世話になったし…その…感謝してるわよ///」


56 :2012/03/11(日) 20:34:22.02 ID:ft2UV34b0
綾乃「だけど、1位の歳納京子って人、相当頭が良いのね…」

千歳「せやな、綾乃ちゃんが481点で歳納さんが484点…」

綾乃「歳納京子…きっと、何でもできるような才色兼備な人なんでしょうね…」

千歳「せやな~ 眩し過ぎて直視できんかもな~」ハハハ

綾乃「えぇ、でも、どんな人か一目見てみたいわね」
 ・
 ・
 ・
結衣「うおっ、京子の名前載ってる!?」

京子「そんなはず無いよ~ 遊びまくって一夜漬けのわたしが…って、のおぉぉ!!?」

結衣「ありえない…1位だと…」

京子「まぁまぁ、船見君、君達下々の者とわたしでは頭の構造が違うんだよ~」ダハハ

結衣「おい、お前周りの皆を敵にまわしたぞ…」ジトー

京子「え?えっ…???」キョロキョロ

ギロッ

京子「ははは…えろうすんまへん」アセアセ


57 :2012/03/11(日) 20:36:01.22 ID:ft2UV34b0
千歳「綾乃ちゃん? あそこに歳納さんおるで??」

綾乃「…」ピキッ

千歳「綾乃ちゃん!??」

綾乃「うぅぅぅ~頭に来たわ!!!」ブチッ

トシノーキョーコー!!

結衣「おい、京子 お呼びだぞ…」アセアセ

京子「えっ…えええ!!?」

ジリジリ

綾乃「あなたが歳納京子ね!!」プンプン

京子「は…はい、そちらは…!?」アセアセ

綾乃「生徒会の杉浦綾乃よ!! よくもあんな事言って…」ガミガミ

ガラッ

京綾「!?」

ウルサイゾ チョットキナサイ

千歳「説教やなこりゃ…」


58 :2012/03/11(日) 20:39:55.25 ID:ft2UV34b0
結衣(あいつ、職員室の前でドンパチやらかすなんて…)ヤレヤレ

千歳「あのぉ…すまんね、うちの綾乃ちゃんが…」ペコペコ

結衣「あっ、いえいえ、こちらの京子もあんなこと言いまして…」ペコペコ

千歳「そういえば、名前は何ていいはりますの?」

結衣「あっ、遅れてごめんなさい、私は△組の船見結衣です」

千歳「うちは○組の池田千歳やで」

結衣「こんな出会いも珍しいし…」ヘヘヘ

千歳「せやね…これからもよろしゅうお願いしますわ」ニコッ

結衣「それにしても、杉浦さん?凄かったね…」

千歳「あぁ、いつもはヘタレなんやけど、たまに熱くなるんや」

千歳「歳納さんもびっくりしたで~イメージと違うっちゅうか…」

結衣「あぁ…あいつは昔からあんなヤツですよ…」

結衣「普段はズボラだけど、こんな時に限ってケロっとあんな結果出すって言うか…」

千歳「天才やな…やっぱし」

結衣「私もあいつには敵わない…」


61 :2012/03/11(日) 20:42:30.21 ID:ft2UV34b0
オマエラ ショクインシツノマエデ

綾乃(くぅ~コイツのせいで~!!)モンモン

京子(なんで、わたしまで怒られなきゃならないんだよ~)シクシク

ダイタイ ココハ ショウガッコウデハナク

綾乃(うぅ~わたしとした事が…)シュン

京子(あんなこと言うんじゃなかったよ…)ガクリ

トイウワケデ ハンセイブンヲ カキナサイ

京子「えっ?」

綾乃「聞いてなかったの? 指導室で反省文だって…」

京子「…」ガーン

綾乃(何よもう…こんな適当なヤツが学年1位なんて…)


62 :2012/03/11(日) 20:43:57.41 ID:ft2UV34b0
ガラッ

結衣「おっ、京子終わったか?」

京子「今から指導室で反省文…」シクシク

千歳「っちゅう事は、綾乃ちゃんも?」

綾乃「ええ、不覚を取ってしまったわ…」シュン

京子「結衣も来てくれよ~」

結衣「私は暇だから全然良いけど…杉浦さんもいるし」

千歳「良えで船見さん! うちも綾乃ちゃんに付き合うから」

綾乃「千歳…」

京子「結衣? その人?」

結衣「まぁまぁ、後からな…」

千歳「ほな行きますか~」


63 :2012/03/11(日) 20:46:34.53 ID:ft2UV34b0
千歳「うちは池田千歳、ほんで、こっちが杉浦綾乃ちゃんや」

綾乃「はじめまして…杉浦綾乃です///」

千歳「なんや綾乃ちゃん? さっきの威勢はどこに行ったんや?」

綾乃「だって、こんな改まって、お見合いみたいに///」

千歳「見ての通り恥ずかしがり屋さんやけど、良い子やから~」

結衣「ありがとう千歳、私は船見結衣…んで、こっちが」

京子「歳納京子ちゃんです!」キャピ

結衣「おいこら」バシッ

千歳「なんや歳納さんっておもろい人やな~」

京子「へへへ~ありがとう」

千歳「これからもよろしくな?」

京子「うん良いよ~」

千歳「ほら、綾乃ちゃんも~仲直りやで」

綾乃「待って千歳…」


65 :2012/03/11(日) 20:51:45.42 ID:ft2UV34b0
綾乃「まずは、わたしと歳納京子の決着よ!?」

千歳「まぁまぁ、綾乃ちゃん落ち着いてな~」

綾乃「いいや、千歳、これははっきりさせなきゃ、わたしのプライドが…」

京子「あぁ、あれはわたしが悪かったよ…ごめんね?」

綾乃「あ、あなた…何言って…」

京子「だから、わたしがあんなこと言っちゃってさ…反省してるよ…」

綾乃「歳納…京子…」ポカーン

千歳(綾乃ちゃん、えらい肩透かし食ろうたなぁ~)フフフ

結衣(いつもこうだよなコイツは…)フッ


66 :2012/03/11(日) 20:56:04.93 ID:ft2UV34b0
京子「それよりさ、わたしも…綾乃…と友達なりたいな?」

綾乃(えっ…綾乃!?…友達ぃ!?)ワナワナ

京子「どうかした?」アセアセ

綾乃「ととと歳納京子のバカ/// もうあなた生徒会のブラックリスト入りよ!」カッー

京子「へっ??」

千歳「綾乃ちゃん? 照れ隠し?」フヒヒ

綾乃「千歳っ///」ボコッ

千歳「はうっ」

綾乃「はぁはぁ…で、でも…歳納京子…特別にあなたと友達になってあげても良いわよ///」

京子「綾乃ってツンデレ?」

綾乃「もう!そんなんだから、あんな争いが起きたのよ///」カッー

綾乃「全部、あなたのせいよ!!歳納京子///」プンプン

京子「えへへ~ごめんごめん…でもさ、あんな言い合いしたけど」

京子「それがきっかけで、綾乃と友達になれてわたし嬉しいよ?」ニヘッ

綾乃「///」キュン


69 :2012/03/11(日) 21:01:29.94 ID:ft2UV34b0
千歳「綾乃ちゃん、なんも殴ること…メガネどこや~」

京子「嬉しいよ?」ニヘッ

綾乃「///」キュン

千歳「ななな…なんやこの、ベールに包まれた様なえも言われぬ情景…」タラー

.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+

京子『ごめんね綾乃…』

綾乃『もう、わたし怒っちゃったわ!ぷんぷん』

京子『じゃあ、綾乃…』

チュッ

綾乃『ひゃぁ…京子///』

京子『わたしのキスで許しておくれよ』

綾乃『うん///』

.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+

千歳「あかん!」ブワッシャー

結衣「おい!千歳大丈夫か!?」


70 :2012/03/11(日) 21:07:18.85 ID:ft2UV34b0
【保健室】

千歳「!?」

結衣「おっ、千歳起きたみたいぞ」

綾乃「千歳!?心配したわよ」ウルウル

千歳「船見さんに綾乃ちゃん…? ここどこや?」

京子「保健室だよ~ 大丈夫?千歳」

千歳「歳納さんもおったんか~ 指導室におったんやなかったっけ…」

結衣「いきなり鼻血噴き出して倒れたから、何事かと思ったよ」アセアセ

千歳「そんなことが…せやけど、なんだかえらい気分が良えんやわ」

千歳「歳納さんと綾乃ちゃんのおかげやで?」グッ

京子「いやいやそれ程でも~」エヘヘ

結衣「ちょっとは心配しろっちゅうの」ビシッ

綾乃「もう、心配かけさせないでよ千歳」グスン


72 :2012/03/11(日) 21:11:49.57 ID:ft2UV34b0
千歳「心配かけてごめんな~ そういえば、反省文はどないなん?」

結衣「あぁ、二人で乳繰り合って中々進まなかったけど…」

綾乃「ふ、船見さん///」

京子「えへへ~///」

結衣「うん、なんとか終わったよ」

千歳「そうなんや~ ちゅうか、みんな仲良うなったやないの~」

京子「綾乃とはただならぬ関係になったぜ!」キリッ

綾乃「歳納京子///」

京子「けんかするほど仲が良いって言うじゃん」

綾乃「わたしはまだ、あなたのこと認めてないんだからね///」

京子「そんな固い事言わずにさ~」ダキッ

綾乃「ちょっと離れなさいよあなた///」プシュー

結衣「まぁ、見ての通りだよ 私も綾乃と仲良くなれたしね」

千歳「良えやないの~」ダバダバ

結衣「ちょ…千歳」


73 :2012/03/11(日) 21:14:42.19 ID:ft2UV34b0
【帰り道】

トシノーキョーコー ヘヘーアヤノー

結衣「それにしても、京子と綾乃…」

千歳「せやなぁ~、今日知り合ってあんなに仲良くなって~」ダバー

結衣「千歳…はい、ティッシュ」

千歳「ありがとさん」グリグリ

千歳「綾乃ちゃんも初めは内気で話すのもまともやなかったんだけどな~」

結衣「へぇ、そうは思えないけど」

千歳「なんだか、明るくなって、うちも安心やわ」

結衣「わたしも、ちょっとは京子から解放されて何よりだよ…」
 ・
 ・
 ・
綾乃「千歳~ 置いて行くわよ」

京子「お~い結衣 早く来いよ~」
 ・
 ・
 ・
~~~~~~~


74 :2012/03/11(日) 21:17:35.86 ID:ft2UV34b0
<図書館>

千歳「すぴーすぴー」

綾乃「千歳、千歳っ!」グラグラ

千歳「ふぇ? 綾乃ちゃん、今行くで~?」

綾乃「何寝ぼけてるのよ」

千歳「へっ?」

綾乃「知らないうちに寝ちゃうなんて、千歳にしては珍しいわね?」

千歳「せやな~、なんだか懐かしい夢見てたわ」

綾乃「へ~どんな夢?」

千歳「よく覚え取らんけど…うちらが出会った頃のかな?」

千歳「モジモジしてた綾乃ちゃん久しぶりに見た気がするわ~」

綾乃「なんて夢なの/// 恥ずかしー///」カッー

千歳「それに、綾乃ちゃんと歳納さんの出会い!」ダラー

綾乃「千歳///」ボコッ

千歳「正夢や~」


76 :2012/03/11(日) 21:20:56.56 ID:ft2UV34b0
綾乃「それにしても、宿題難しかった割に寝ちゃうなんて余裕だったのね千歳は」

千歳「まぁ、得意な所やったからな~」

綾乃「良かったら、また今度一緒に宿題やりましょう?」

千歳「なに言うとるん? 次は歳納さん誘えば良えやんか」ダラー

綾乃「なに言ってんのはこっちのセリフよ」

綾乃「でもね、入学したての頃って千歳と一緒に勉強してて、とても楽しかったの覚えてるわ」

千歳「綾乃ちゃん…」

綾乃「その…歳納京子とも…あれだけど、千歳との時間も大切にしたいなって…」

千歳「ありがとうな 綾乃ちゃんはほんま大好きな友達やで~」ニコッ

綾乃「わたしも、千歳は…大好きよ…最高の親友だわ///」

千歳「大好きって歳納さんにも言うたら良えのになぁ~」ニヘラ

綾乃「もう千歳ったら///」プシュー

END


77 :2012/03/11(日) 21:21:24.97 ID:zr1E3tQw0
乙!


80 :2012/03/11(日) 21:26:18.77 ID:ft2UV34b0
支援してくださった方ありがとう
長くてゆるくて退屈だったかもしれませんが読んでくれた方にも感謝します