1: 2009/08/18(火) 21:40:21.46 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「な、何よいきなり…」
キョン「どうすんだ?受けるか受けないか、二つに一つだぞ」
ハルヒ「む…」
ハルヒ「…そんなの、受けるに決まってんじゃないの!」
キョン「決まりだな。罰ゲームは有りでいいよな?」
ハルヒ「ふん。すぐに後悔させてやるわ!」
キョン「ずいぶん威勢がいいな、ハルヒよ」
ハルヒ「当たり前よ。あんたからあたしに勝負を仕掛けて来るなんて、こんなにワクワクする事ないもの!」
キョン「そりゃ良かった。で、勝負内容なんだが…」
ハルヒ「いいわ。あんたが決めて。いかなる勝負でも、団長であるこのあたしが負ける事は無いからね」
キョン「はは、恐い恐い。じゃあ、こういうのはどうだ?」
キョン「俺と手を…いや、腕を組んで、校内探索」
キョン「一時間、そうしていられたらたらお前の勝ちだ。俺が罰ゲームでもなんでもやってやる」
キョン「もし出来なかったら……、俺が考えた罰ゲームをやってもらうぞ」
キョン「どうすんだ?受けるか受けないか、二つに一つだぞ」
ハルヒ「む…」
ハルヒ「…そんなの、受けるに決まってんじゃないの!」
キョン「決まりだな。罰ゲームは有りでいいよな?」
ハルヒ「ふん。すぐに後悔させてやるわ!」
キョン「ずいぶん威勢がいいな、ハルヒよ」
ハルヒ「当たり前よ。あんたからあたしに勝負を仕掛けて来るなんて、こんなにワクワクする事ないもの!」
キョン「そりゃ良かった。で、勝負内容なんだが…」
ハルヒ「いいわ。あんたが決めて。いかなる勝負でも、団長であるこのあたしが負ける事は無いからね」
キョン「はは、恐い恐い。じゃあ、こういうのはどうだ?」
キョン「俺と手を…いや、腕を組んで、校内探索」
キョン「一時間、そうしていられたらたらお前の勝ちだ。俺が罰ゲームでもなんでもやってやる」
キョン「もし出来なかったら……、俺が考えた罰ゲームをやってもらうぞ」
2: 2009/08/18(火) 21:41:32.85 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「腕…!?」
ハルヒ「そ、そんなの!!」
キョン「出来ないのか?」
ハルヒ「…!」
キョン「勝負内容を決めていいって言ったのはお前だぞ?」
ハルヒ「ぐ…」
キョン「ただ腕組んで一緒に歩くだけなんだ、かなりお前に有利な勝負だと思ったんだがな」
ハルヒ「……」
キョン「ほら、行くぞ」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ。腕かせよ」
ハルヒ「…………のよ」
キョン「…え?」
ハルヒ「罰ゲームは何かって聞いてんの!!」
ハルヒ「そ、そんなの!!」
キョン「出来ないのか?」
ハルヒ「…!」
キョン「勝負内容を決めていいって言ったのはお前だぞ?」
ハルヒ「ぐ…」
キョン「ただ腕組んで一緒に歩くだけなんだ、かなりお前に有利な勝負だと思ったんだがな」
ハルヒ「……」
キョン「ほら、行くぞ」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ。腕かせよ」
ハルヒ「…………のよ」
キョン「…え?」
ハルヒ「罰ゲームは何かって聞いてんの!!」
6: 2009/08/18(火) 21:45:33.15 ID:fQGRY+xAO
キョン「…なんだ、俺の勝ちか?」
ハルヒ「……」
キョン「そんなに俺と腕組んで歩くのが嫌なら、仕方ないな」
ハルヒ「! ちが、そんな訳じゃ…!」
キョン「まあいいさ。それで、罰ゲームなんだが」
キョン「これ」
ハルヒ「……何コレ…?」
キョン「そこに書いてある通り、『ツンデレカルタ』ってやつだ」
キョン「これからお前には、それと同じセリフを一字一句間違えずに言ってもらう」
ハルヒ「ツンデレ、カルタ?」
キョン「そう。ただ同じ事を言うだけだ。簡単だろ?」
キョン「まあ一回聞いてみてくれよ」
ハルヒ「…分かったわ」
キョン「よし、再生するぞ」
カチ
ハルヒ「……」
キョン「そんなに俺と腕組んで歩くのが嫌なら、仕方ないな」
ハルヒ「! ちが、そんな訳じゃ…!」
キョン「まあいいさ。それで、罰ゲームなんだが」
キョン「これ」
ハルヒ「……何コレ…?」
キョン「そこに書いてある通り、『ツンデレカルタ』ってやつだ」
キョン「これからお前には、それと同じセリフを一字一句間違えずに言ってもらう」
ハルヒ「ツンデレ、カルタ?」
キョン「そう。ただ同じ事を言うだけだ。簡単だろ?」
キョン「まあ一回聞いてみてくれよ」
ハルヒ「…分かったわ」
キョン「よし、再生するぞ」
カチ
11: 2009/08/18(火) 21:48:18.77 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「……」
ハルヒ「……!」
ハルヒ「や、やだ!嫌!言いたくない!」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「無理よこんなの!」
キョン「罰ゲームなんだから、しっかり受けろよな」
キョン「お前は勝負に負けた、違うか?」
ハルヒ「違くないけど!」
キョン「勝負の事も、罰ゲームの事も俺はちゃんとお前に同意をとったぞ。そうだろ?」
ハルヒ「そうだけど……」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「……」
キョン「ちゃんと、感情込めろよ」
ハルヒ「……!」
ハルヒ「や、やだ!嫌!言いたくない!」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「無理よこんなの!」
キョン「罰ゲームなんだから、しっかり受けろよな」
キョン「お前は勝負に負けた、違うか?」
ハルヒ「違くないけど!」
キョン「勝負の事も、罰ゲームの事も俺はちゃんとお前に同意をとったぞ。そうだろ?」
ハルヒ「そうだけど……」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「……」
キョン「ちゃんと、感情込めろよ」
14: 2009/08/18(火) 21:53:52.99 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「あんたなんて、豆腐の角に頭ぶつけて氏んじゃえばいいのよ!」
キョン「深いな」
ハルヒ「な…何がよ」
キョン「豆腐の角に頭ぶつけて氏ぬか?」
ハルヒ「…氏ぬ訳無いじゃない」
キョン「そういう事だ」
ハルヒ「…は?」
キョン「まあ、これならお前もすんなり言えただろ。最初だしな。最初」
ハルヒ「そうね。否定はしないわ」
キョン「さ、次行こうぜ」
ハルヒ「……」
キョン「深いな」
ハルヒ「な…何がよ」
キョン「豆腐の角に頭ぶつけて氏ぬか?」
ハルヒ「…氏ぬ訳無いじゃない」
キョン「そういう事だ」
ハルヒ「…は?」
キョン「まあ、これならお前もすんなり言えただろ。最初だしな。最初」
ハルヒ「そうね。否定はしないわ」
キョン「さ、次行こうぜ」
ハルヒ「……」
17: 2009/08/18(火) 21:58:20.24 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「いい加減目覚まし時計で起きなさいよね!…なんでいつも私が起こさなきゃいけないのよ!」
キョン「あー、いいな」
ハルヒ「……変O」
キョン「変Oじゃないと思うが」
ハルヒ「ばか!」
キョン「はいはい、照れんな。別に、お前が俺を毎朝起こしに来てる訳じゃ無いんだし」
ハルヒ「照れてないっ!!」
キョン「お?それなら、次行こうぜ」
ハルヒ「ぐ……」
キョン「あー、いいな」
ハルヒ「……変O」
キョン「変Oじゃないと思うが」
ハルヒ「ばか!」
キョン「はいはい、照れんな。別に、お前が俺を毎朝起こしに来てる訳じゃ無いんだし」
ハルヒ「照れてないっ!!」
キョン「お?それなら、次行こうぜ」
ハルヒ「ぐ……」
18: 2009/08/18(火) 22:03:05.19 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「うるさいうるさいうるさい、うるさーい!!」
キョン「お前今若干本気だったな」
ハルヒ「ふんだ。知らないわよ」
キョン「そう怒るなって」
ハルヒ「怒ってない。次いくわよ」
キョン「お、ノリノリじゃないか」
ハルヒ「バカ!氏ね!早く終わらせたいだけよ!」
キョン「へいへい…」
キョン「お前今若干本気だったな」
ハルヒ「ふんだ。知らないわよ」
キョン「そう怒るなって」
ハルヒ「怒ってない。次いくわよ」
キョン「お、ノリノリじゃないか」
ハルヒ「バカ!氏ね!早く終わらせたいだけよ!」
キョン「へいへい…」
20: 2009/08/18(火) 22:09:33.66 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「選んだのは私で、あんたじゃないんだからねっ」
キョン「これは…」
ハルヒ「ど、どういう状況なの?」
キョン「お前は、どういう状況を想像したんだ?」
ハルヒ「えっ…」
キョン「こういうのもいいな。妄想が膨らむ膨らむ」
ハルヒ「……」
キョン「ま、お前が言うからなのかもな」
ハルヒ「……へ?」
キョン「何でもないぞ。さ、早く続きを頼む」
ハルヒ「…?」
キョン「これは…」
ハルヒ「ど、どういう状況なの?」
キョン「お前は、どういう状況を想像したんだ?」
ハルヒ「えっ…」
キョン「こういうのもいいな。妄想が膨らむ膨らむ」
ハルヒ「……」
キョン「ま、お前が言うからなのかもな」
ハルヒ「……へ?」
キョン「何でもないぞ。さ、早く続きを頼む」
ハルヒ「…?」
22: 2009/08/18(火) 22:13:12.01 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「『おはよう』じゃなくて、『おはようございます』でしょ!」
キョン「おはようございます」
ハルヒ「……」
キョン「って言っちゃうよな。そんな事言われたらさ。反則だよ」
ハルヒ「…呆れた。あんたってホントアホね」
キョン「お前の演技が妙に凝ってるのが悪い!」
ハルヒ「あ、あたしのせい!?」
キョン「ああちくしょうこのやろう!」
ハルヒ「何一人で興奮してんのよ…」
キョン「よし次!ハルヒ!早く!」
ハルヒ「…分かったわよ」
キョン「おはようございます」
ハルヒ「……」
キョン「って言っちゃうよな。そんな事言われたらさ。反則だよ」
ハルヒ「…呆れた。あんたってホントアホね」
キョン「お前の演技が妙に凝ってるのが悪い!」
ハルヒ「あ、あたしのせい!?」
キョン「ああちくしょうこのやろう!」
ハルヒ「何一人で興奮してんのよ…」
キョン「よし次!ハルヒ!早く!」
ハルヒ「…分かったわよ」
24: 2009/08/18(火) 22:19:47.09 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「勘違いしないでよね!…別に、あんたのためにやったわけじゃないんだから」
キョン「ありがとな」
ハルヒ「……もう嫌」
キョン「まあそう言うな。いいじゃないか別に」
ハルヒ「良くないわよ!得してんのあんただけじゃない!」
キョン「……ホントにそうか?」
ハルヒ「えっ」
キョン「ハルヒ。……いや、何でも無い」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……キョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「勘違いしないでよね。…別に、あんたの為に言ってあげてるんじゃないんだから」
キョン「ありがとな」
ハルヒ「……もう嫌」
キョン「まあそう言うな。いいじゃないか別に」
ハルヒ「良くないわよ!得してんのあんただけじゃない!」
キョン「……ホントにそうか?」
ハルヒ「えっ」
キョン「ハルヒ。……いや、何でも無い」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……キョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「勘違いしないでよね。…別に、あんたの為に言ってあげてるんじゃないんだから」
27: 2009/08/18(火) 22:26:55.71 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「き、きききキスなんて百年早いわよっ!」
ハルヒ「ぁあぁあ!有希ー!みくるちゃーん!古泉くーん!」
キョン「……」
ハルヒ「なんで今日に限ってみんな来ないのよぉ!連絡も無いし!」
キョン「俺にも分からん。誰からも、何も聞いてないからな」
ハルヒ「ぅう…」
キョン「ハルヒ、お前、その…キスとかってした事あんのか?」
ハルヒ「き、きききキス!?」
キョン「あ、ああ」
ハルヒ「そ、そんなの、あああんたには百億年早いわよっ!!」
キョン「いや、俺じゃなくてだな……」
ハルヒ「ぁあぁあ!有希ー!みくるちゃーん!古泉くーん!」
キョン「……」
ハルヒ「なんで今日に限ってみんな来ないのよぉ!連絡も無いし!」
キョン「俺にも分からん。誰からも、何も聞いてないからな」
ハルヒ「ぅう…」
キョン「ハルヒ、お前、その…キスとかってした事あんのか?」
ハルヒ「き、きききキス!?」
キョン「あ、ああ」
ハルヒ「そ、そんなの、あああんたには百億年早いわよっ!!」
キョン「いや、俺じゃなくてだな……」
28: 2009/08/18(火) 22:29:33.23 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「くぅ……胸の事を…!」
キョン「これは…違うな」
ハルヒ「もしかして、この子貧Oなのかしら」
キョン「だろうな」
ハルヒ「ふーん…」
キョン「……」
ハルヒ「工口キョン」
キョン「はぁ!?」
ハルヒ「視線がキモいのよバカ」
キョン「ぅぐ…」
ハルヒ「……あんたってさ」
キョン「ん?」
ハルヒ「貧Oの子の方が……好きなの?」
キョン「……別に」
ハルヒ「……そう」
キョン「これは…違うな」
ハルヒ「もしかして、この子貧Oなのかしら」
キョン「だろうな」
ハルヒ「ふーん…」
キョン「……」
ハルヒ「工口キョン」
キョン「はぁ!?」
ハルヒ「視線がキモいのよバカ」
キョン「ぅぐ…」
ハルヒ「……あんたってさ」
キョン「ん?」
ハルヒ「貧Oの子の方が……好きなの?」
キョン「……別に」
ハルヒ「……そう」
30: 2009/08/18(火) 22:33:17.09 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「怪我でもされたら、私が困るじゃない…」
キョン「でもな。怪我してまでも、守ってやりたいんだよ。お前を」
ハルヒ「誰に言ってんのよ」
キョン「お前だよ」
ハルヒ「ん…?」
ハルヒ「…えっ!?」
キョン「お前っていうか、まあ今このセリフ言ったのがお前だったからな」
ハルヒ「…あんた、このセリフ言えば誰でもいいの?」
キョン「いいや。んな訳ねぇだろ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……ばっかじゃないの」
キョン「でもな。怪我してまでも、守ってやりたいんだよ。お前を」
ハルヒ「誰に言ってんのよ」
キョン「お前だよ」
ハルヒ「ん…?」
ハルヒ「…えっ!?」
キョン「お前っていうか、まあ今このセリフ言ったのがお前だったからな」
ハルヒ「…あんた、このセリフ言えば誰でもいいの?」
キョン「いいや。んな訳ねぇだろ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……ばっかじゃないの」
34: 2009/08/18(火) 22:41:34.94 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「このばか!……私の気持ちも知らないで…」
キョン「ホントにバカだな、そいつは。俺がぶん殴りに行ってやりたいね」
ハルヒ「……」
ハルヒ「じゃあ今あんた自分を殴りなさいよ」
キョン「は?」
ハルヒ「早く!」
キョン「な、なんでそんなに怒ってんだよ。罰ゲームだろ?」
ハルヒ「……っ!」
ハルヒ「このばか!!」
キョン「ホントにバカだな、そいつは。俺がぶん殴りに行ってやりたいね」
ハルヒ「……」
ハルヒ「じゃあ今あんた自分を殴りなさいよ」
キョン「は?」
ハルヒ「早く!」
キョン「な、なんでそんなに怒ってんだよ。罰ゲームだろ?」
ハルヒ「……っ!」
ハルヒ「このばか!!」
36: 2009/08/18(火) 22:46:43.69 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「さよならなんて、言ってあげないんだから!」
キョン「分かった。一生、お前の傍に居てやる」
ハルヒ「何でそうなったのよ…」
キョン「分からんのかお前には」
ハルヒ「……」
キョン「ったく、お前もちょっとはこの子を見習えよ」
ハルヒ「…嫌よ」
キョン「……」
ハルヒ「あたしはあたし。誰かの真似事なんかしたくないわ」
キョン「……」
ハルヒ「な、何で笑ってんのよ」
キョン「いや…なんか、つい、な」
ハルヒ「……」
キョン「分かった。一生、お前の傍に居てやる」
ハルヒ「何でそうなったのよ…」
キョン「分からんのかお前には」
ハルヒ「……」
キョン「ったく、お前もちょっとはこの子を見習えよ」
ハルヒ「…嫌よ」
キョン「……」
ハルヒ「あたしはあたし。誰かの真似事なんかしたくないわ」
キョン「……」
ハルヒ「な、何で笑ってんのよ」
キョン「いや…なんか、つい、な」
ハルヒ「……」
37: 2009/08/18(火) 22:50:41.17 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「し、心配なんてしてないんだからね!」
キョン「…いいなぁ」
ハルヒ「な、何が?」
キョン「そういえばさ」
ハルヒ「ん?」
キョン「俺が階段から落ちて、入院した事あっただろ?」
ハルヒ「あったけど…。っていうか、あたしの質問に答えなさいよ!」
キョン「あの時は心配かけてすまなかった。お前が一番心配してくれたらしいじゃないか」
ハルヒ「…!べ!別にあんたを心配した訳じゃない!」
ハルヒ「その…団長として団員を気遣ってやるのは当然の事なの!」
キョン「そういう事だ」
ハルヒ「え…?えっ?」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「…何よ」
キョン「ありがとな」
キョン「…いいなぁ」
ハルヒ「な、何が?」
キョン「そういえばさ」
ハルヒ「ん?」
キョン「俺が階段から落ちて、入院した事あっただろ?」
ハルヒ「あったけど…。っていうか、あたしの質問に答えなさいよ!」
キョン「あの時は心配かけてすまなかった。お前が一番心配してくれたらしいじゃないか」
ハルヒ「…!べ!別にあんたを心配した訳じゃない!」
ハルヒ「その…団長として団員を気遣ってやるのは当然の事なの!」
キョン「そういう事だ」
ハルヒ「え…?えっ?」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「…何よ」
キョン「ありがとな」
45: 2009/08/18(火) 22:58:32.21 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「すっ、好きでこんな格好してる訳じゃないんだからねっ。あんたの前だけょ…」
ハルヒ「もぅ…!ばか…」
キョン「……」
キョン「さ い こ う だ !」
ハルヒ「脱ぐっ!脱ぐ!!」
キョン「いやぁ、わさわざメイド服まで着てくれて…最高すぎるな」
ハルヒ「誰があんたなんかのためにこんな格好!!」
キョン「不本意なのは分かってる。すまんな」
ハルヒ「……別にいいけど!もう二度と着ないから!あんたの前では!!」
キョン「ああ。朝比奈さんだけで十分だ」
ハルヒ「…!!」
ハルヒ「ばかっ!着替えるから出てけ!」
ハルヒ「もぅ…!ばか…」
キョン「……」
キョン「さ い こ う だ !」
ハルヒ「脱ぐっ!脱ぐ!!」
キョン「いやぁ、わさわざメイド服まで着てくれて…最高すぎるな」
ハルヒ「誰があんたなんかのためにこんな格好!!」
キョン「不本意なのは分かってる。すまんな」
ハルヒ「……別にいいけど!もう二度と着ないから!あんたの前では!!」
キョン「ああ。朝比奈さんだけで十分だ」
ハルヒ「…!!」
ハルヒ「ばかっ!着替えるから出てけ!」
48: 2009/08/18(火) 23:03:17.04 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「全力で来なさいよ?叩き潰してあげるから」
キョン「あの、ハルヒさん?」
ハルヒ「何かしら?」
キョン「目が本気なんだが…」
ハルヒ「何の事?」
キョン「はは、はは…」
ハルヒ「ふふふ」
キョン「……」
キョン「…ハルヒ、まず、その高く振り上げた右腕を下ろそうな」
ハルヒ「嫌よ」
キョン「……」
キョン「あの、ハルヒさん?」
ハルヒ「何かしら?」
キョン「目が本気なんだが…」
ハルヒ「何の事?」
キョン「はは、はは…」
ハルヒ「ふふふ」
キョン「……」
キョン「…ハルヒ、まず、その高く振り上げた右腕を下ろそうな」
ハルヒ「嫌よ」
キョン「……」
49: 2009/08/18(火) 23:09:10.18 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「傍に居なさいっ!一生よ!いいわね!?」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……何か言いなさいよ」
キョン「……えっと、」
キョン「妙にお前の演技が凝ってるのは何故なんだ?」
ハルヒ「!?」
キョン「その、なんか…」
ハルヒ「何でもない!何でもないのよっ!」
キョン「だ、だよな」
ハルヒ「あ、あんた、棒読みじゃ面白く無いでしょ!?」
キョン「まぁ、そうだな」
ハルヒ「…そういう事よ!」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……何か言いなさいよ」
キョン「……えっと、」
キョン「妙にお前の演技が凝ってるのは何故なんだ?」
ハルヒ「!?」
キョン「その、なんか…」
ハルヒ「何でもない!何でもないのよっ!」
キョン「だ、だよな」
ハルヒ「あ、あんた、棒読みじゃ面白く無いでしょ!?」
キョン「まぁ、そうだな」
ハルヒ「…そういう事よ!」
52: 2009/08/18(火) 23:16:11.23 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「誕生日プレゼントなんて、誰にも貰えないだろうから…。はい!」
ハルヒ「これ…プレゼント…」
キョン「欲しい。こう言われて欲しい」
ハルヒ「もう言ってあげたじゃない」
キョン「違う。そう言われながら、プレゼントが欲しいって事だ」
ハルヒ「ふーん…」
キョン「興味なさそうだな」
ハルヒ「当たり前じゃない。あんたの趣味なんか知らないわよ」
キョン「ま、そりゃそうだよな」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…キョン」
キョン「…何だ」
ハルヒ「あんた、誕生日いつだっけ?」
ハルヒ「これ…プレゼント…」
キョン「欲しい。こう言われて欲しい」
ハルヒ「もう言ってあげたじゃない」
キョン「違う。そう言われながら、プレゼントが欲しいって事だ」
ハルヒ「ふーん…」
キョン「興味なさそうだな」
ハルヒ「当たり前じゃない。あんたの趣味なんか知らないわよ」
キョン「ま、そりゃそうだよな」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…キョン」
キョン「…何だ」
ハルヒ「あんた、誕生日いつだっけ?」
54: 2009/08/18(火) 23:21:02.38 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「ちょっと待ちなさいよこの鈍感男!!」
ハルヒ「…なんで、…なんで気付かないのよぉ!」
キョン「鈍感は罪だ!」
ボカ
キョン「な、何故殴った!」
ハルヒ「なんかむかついたからよ」
キョン「お前なぁ…!」
ハルヒ「あんたが言うな!」
キョン「は?」
ハルヒ「ホントにあんたってやつは…!いつもいつも!」
キョン「おい…ハルヒ?」
ハルヒ「この…」
ハルヒ「鈍感男っ!!」
ハルヒ「…なんで、…なんで気付かないのよぉ!」
キョン「鈍感は罪だ!」
ボカ
キョン「な、何故殴った!」
ハルヒ「なんかむかついたからよ」
キョン「お前なぁ…!」
ハルヒ「あんたが言うな!」
キョン「は?」
ハルヒ「ホントにあんたってやつは…!いつもいつも!」
キョン「おい…ハルヒ?」
ハルヒ「この…」
ハルヒ「鈍感男っ!!」
58: 2009/08/18(火) 23:25:38.34 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「ついでだから、あんたも誘ってあげるわ!」
キョン「これはお前も言いそうだな。谷口あたりに」
ハルヒ「確かに言うかもね」
キョン「つー事は、お前谷口の事が」
ハルヒ「なぁっ!?ば、バカな事言ってんじゃないわよ!」
キョン「だよな。『お前が』ってのが有り得んし、『谷口を』ってのも有り得んな」
ハルヒ「…最初のは余計よ」
キョン「…お前、いつだったか精神病だか言ってなかったか?」
ハルヒ「言ったわよ。今でもそう思ってるわ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…でもね」
キョン「……」
ハルヒ「…やっぱり、なんでもない」
キョン「これはお前も言いそうだな。谷口あたりに」
ハルヒ「確かに言うかもね」
キョン「つー事は、お前谷口の事が」
ハルヒ「なぁっ!?ば、バカな事言ってんじゃないわよ!」
キョン「だよな。『お前が』ってのが有り得んし、『谷口を』ってのも有り得んな」
ハルヒ「…最初のは余計よ」
キョン「…お前、いつだったか精神病だか言ってなかったか?」
ハルヒ「言ったわよ。今でもそう思ってるわ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…でもね」
キョン「……」
ハルヒ「…やっぱり、なんでもない」
63: 2009/08/18(火) 23:31:35.49 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「電話なんかして来なくても、淋しくなんてないんだから」
キョン「電話してやりてぇ…!」
ハルヒ「そ、そういうもんなの?」
キョン「そういうもんだ。ああこの野郎…」
ハルヒ「誰に対していらついてんのよ」
キョン「電話と言えばハルヒ」
ハルヒ「何?」
キョン「お前、俺に二日に一回のペースで電話してくるってのはどうなんだ。多過ぎないか?」
ハルヒ「…!いいでしょ別に!よ、用事があるから電話してんじゃない!」
キョン「いや、でもな、『今日新しい消しゴム買った』とかで電話して来た時は、ちょっと驚いたと言うか…」
ハルヒ「何よ…。あたしの勝手でしょそんなの」
キョン「それはそうだが…」
ハルヒ「もういい!分かったわよ!もうあんたに電話しない!これでいいんでしょ!?」
キョン「……」
キョン「電話してやりてぇ…!」
ハルヒ「そ、そういうもんなの?」
キョン「そういうもんだ。ああこの野郎…」
ハルヒ「誰に対していらついてんのよ」
キョン「電話と言えばハルヒ」
ハルヒ「何?」
キョン「お前、俺に二日に一回のペースで電話してくるってのはどうなんだ。多過ぎないか?」
ハルヒ「…!いいでしょ別に!よ、用事があるから電話してんじゃない!」
キョン「いや、でもな、『今日新しい消しゴム買った』とかで電話して来た時は、ちょっと驚いたと言うか…」
ハルヒ「何よ…。あたしの勝手でしょそんなの」
キョン「それはそうだが…」
ハルヒ「もういい!分かったわよ!もうあんたに電話しない!これでいいんでしょ!?」
キョン「……」
66: 2009/08/18(火) 23:36:17.17 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「隣に来ないでよ…。恥ずかしいじゃない…」
キョン「抱きしめてやりたいな。そしてその時の反応を楽しむ。これが至高だ」
ハルヒ「…変O」
キョン「そうか?」
ハルヒ「そういう事、口に出さないでよ」
キョン「せっかくお前が言ってくれてるんだ、感想言わないと、さ」
ハルヒ「でもそれ、あたしに対してじゃないわよね」
キョン「…前も言ったが、今言ってるのがお前なんだから、お前に対して俺は感想を言ってるって事じゃないか?」
ハルヒ「…!」
ハルヒ「…あっそ」
キョン「…ま、どうでもいいよな」
キョン「抱きしめてやりたいな。そしてその時の反応を楽しむ。これが至高だ」
ハルヒ「…変O」
キョン「そうか?」
ハルヒ「そういう事、口に出さないでよ」
キョン「せっかくお前が言ってくれてるんだ、感想言わないと、さ」
ハルヒ「でもそれ、あたしに対してじゃないわよね」
キョン「…前も言ったが、今言ってるのがお前なんだから、お前に対して俺は感想を言ってるって事じゃないか?」
ハルヒ「…!」
ハルヒ「…あっそ」
キョン「…ま、どうでもいいよな」
72: 2009/08/18(火) 23:43:40.58 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「な…なによあいつ!私というものがありながら…! ぅう…!」
キョン「浮気か」
ハルヒ「違うんじゃない?」
キョン「それにしても、お前の『ぅう…!』がなかなか良かったぞ」
ハルヒ「あっそ」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……ハルヒ?まだ怒ってんのか?」
ハルヒ「別に?」
キョン「電話で人と話すのが好きだなんて、お前も意外と女々しいところあるんだな」
ハルヒ「…ほっといてよ」
キョン「浮気か」
ハルヒ「違うんじゃない?」
キョン「それにしても、お前の『ぅう…!』がなかなか良かったぞ」
ハルヒ「あっそ」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……ハルヒ?まだ怒ってんのか?」
ハルヒ「別に?」
キョン「電話で人と話すのが好きだなんて、お前も意外と女々しいところあるんだな」
ハルヒ「…ほっといてよ」
80: 2009/08/18(火) 23:50:58.76 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「逃げないで、話くらいちゃんと聞きなさいよね」
キョン「人と話す時は、目を見て話をしないとな」
ハルヒ「目を逸らすのはいっつもあんたじゃない」
キョン「そうか?」
ハルヒ「そうよ。嫌な顔してさ。あたしの話、ちゃんと聞いてる?」
キョン「ん、まあまあ、だな」
ハルヒ「ほーら逸らした!」
キョン「じゃあ言わせて貰うがな、人の話を聞かないのはむしろお前の方だ!」
ハルヒ「…べ、別にそんな事…」
キョン「はい逸らした」
ハルヒ「この…!」
キョン「人と話す時は、目を見て話をしないとな」
ハルヒ「目を逸らすのはいっつもあんたじゃない」
キョン「そうか?」
ハルヒ「そうよ。嫌な顔してさ。あたしの話、ちゃんと聞いてる?」
キョン「ん、まあまあ、だな」
ハルヒ「ほーら逸らした!」
キョン「じゃあ言わせて貰うがな、人の話を聞かないのはむしろお前の方だ!」
ハルヒ「…べ、別にそんな事…」
キョン「はい逸らした」
ハルヒ「この…!」
83: 2009/08/18(火) 23:58:00.81 ID:fQGRY+xAO
ハルヒ「盗まれたのは、私の……」
ハルヒ「ぅ、もー!知らないバカ!何言わせんのよ!」
キョン「ハルヒ、お前、誰かに心盗まれた事あるか?」
ハルヒ「ど、どういう質問の仕方してんのよ」
キョン「いや、状況に合わせたらこうなった」
ハルヒ「そういうあんたは?」
キョン「質問を質問で返すなよ」
ハルヒ「キョンのくせに、生意気になったわね」
キョン「なんだ、ハルヒのくせに言うようになったな」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…はい逸らした」
ハルヒ「…!」
ハルヒ「ぅ、もー!知らないバカ!何言わせんのよ!」
キョン「ハルヒ、お前、誰かに心盗まれた事あるか?」
ハルヒ「ど、どういう質問の仕方してんのよ」
キョン「いや、状況に合わせたらこうなった」
ハルヒ「そういうあんたは?」
キョン「質問を質問で返すなよ」
ハルヒ「キョンのくせに、生意気になったわね」
キョン「なんだ、ハルヒのくせに言うようになったな」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…はい逸らした」
ハルヒ「…!」
88: 2009/08/19(水) 00:03:17.85 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「寝起きに何してんのよぉ!!」
キョン「このセリフ……落書きじゃないのは確かだな」
ハルヒ「…あれ、よね」
キョン「…あれ、だな」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「そ、そういえばさ」
キョン「俺がストーブ取りに行った日あっただろ?」
ハルヒ「…!」
キョン「あの時お前…」
ハルヒ「だ!だめ!その話は無し!」
キョン「一体、どういう嫌がらせをしたんだお前は」
ハルヒ「……」
キョン「このセリフ……落書きじゃないのは確かだな」
ハルヒ「…あれ、よね」
キョン「…あれ、だな」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「そ、そういえばさ」
キョン「俺がストーブ取りに行った日あっただろ?」
ハルヒ「…!」
キョン「あの時お前…」
ハルヒ「だ!だめ!その話は無し!」
キョン「一体、どういう嫌がらせをしたんだお前は」
ハルヒ「……」
91: 2009/08/19(水) 00:08:57.51 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「『NO』とは、言わせないわよ?」
キョン「いかにもお前らしいな」
ハルヒ「別にあたしツンデレじゃないわよ!」
キョン「そうとは言ってないだろ」
ハルヒ「い、言ったわよ!」
キョン「分かったから落ち着け。いいか?そこでむきになる意味が分からんぞ」
ハルヒ「むきになってなんか無いっ!」
キョン「そういう事だ」
ハルヒ「あ、ちが、今の無し!」
キョン「それで?」
ハルヒ「むきになってなんか、ないんだからねっ!」
キョン「あれ…?」
ハルヒ「え…?」
キョン「いかにもお前らしいな」
ハルヒ「別にあたしツンデレじゃないわよ!」
キョン「そうとは言ってないだろ」
ハルヒ「い、言ったわよ!」
キョン「分かったから落ち着け。いいか?そこでむきになる意味が分からんぞ」
ハルヒ「むきになってなんか無いっ!」
キョン「そういう事だ」
ハルヒ「あ、ちが、今の無し!」
キョン「それで?」
ハルヒ「むきになってなんか、ないんだからねっ!」
キョン「あれ…?」
ハルヒ「え…?」
99: 2009/08/19(水) 00:18:13.24 ID:BV6O4HoZO
中庭
古泉「おや、皆さんお揃いで」
みくる「古泉君…!」
長門「……」
古泉「やはりここにいましたか」
みくる「はい。…何故か、今部室に行きたくないんです」
古泉「僕もです。ただ、理由は無しに、行きたくないんですよね」
長門「わたしも。涼宮ハルヒの影響だと思われる」
古泉「はい。きっと今涼宮さんは、誰にも部室に来て欲しくないんでしょう」
みくる「キョン君もですか?」
古泉「その可能性は低いと思います。長門さん」
長門「彼は今涼宮ハルヒと部室に居る」
みくる「…!」
古泉「いや、実にほほえましい事ですよ」
古泉「おや、皆さんお揃いで」
みくる「古泉君…!」
長門「……」
古泉「やはりここにいましたか」
みくる「はい。…何故か、今部室に行きたくないんです」
古泉「僕もです。ただ、理由は無しに、行きたくないんですよね」
長門「わたしも。涼宮ハルヒの影響だと思われる」
古泉「はい。きっと今涼宮さんは、誰にも部室に来て欲しくないんでしょう」
みくる「キョン君もですか?」
古泉「その可能性は低いと思います。長門さん」
長門「彼は今涼宮ハルヒと部室に居る」
みくる「…!」
古泉「いや、実にほほえましい事ですよ」
103: 2009/08/19(水) 00:32:09.74 ID:BV6O4HoZO
古泉「…長門さん、涼宮さんの監視はいいのですか?」
長門「わたしにはどうも出来ない」
みくる「やっぱり、そうですよね…」
古泉「残念です。今お二方がやっている事を、ビデオカメラに録画しておきたかったのですが」
みくる「今やってる事ですか?」
古泉「なんだと思います?僕は…、そうですね、やっぱり彼が涼宮さんにこき使われてるんじゃないでしょうか」
古泉「彼の困った顔が安易に想像出来ますよ」
みくる「で、でも逆にキョン君が涼宮さんをいじめてたり…」
古泉「はは。どうでしょうね」
みくる「やっぱり、違いますよね…」
古泉「わかりませんよ?二人だけですからね」
みくる「二人だけ…」
長門「……」
古泉「……長門さん。良かったら、僕のですけど……読みます?」
長門「……ありがとう」
長門「わたしにはどうも出来ない」
みくる「やっぱり、そうですよね…」
古泉「残念です。今お二方がやっている事を、ビデオカメラに録画しておきたかったのですが」
みくる「今やってる事ですか?」
古泉「なんだと思います?僕は…、そうですね、やっぱり彼が涼宮さんにこき使われてるんじゃないでしょうか」
古泉「彼の困った顔が安易に想像出来ますよ」
みくる「で、でも逆にキョン君が涼宮さんをいじめてたり…」
古泉「はは。どうでしょうね」
みくる「やっぱり、違いますよね…」
古泉「わかりませんよ?二人だけですからね」
みくる「二人だけ…」
長門「……」
古泉「……長門さん。良かったら、僕のですけど……読みます?」
長門「……ありがとう」
106: 2009/08/19(水) 00:34:49.21 ID:BV6O4HoZO
みくる「こ、古泉君!」
古泉「はい?」
みくる「ひょひょうぶしましょう!」
古泉「ひょ…ひょうぶ…ですか…?」
みくる「勝負、です勝負!」
古泉「ああ、勝負ですか」
みくる「どうですか?あ、嫌ならいいんですよ?」
古泉「珍しい事もあるもんですね。いいでしょう。その勝負、受けてたちますよ」
古泉「…で、その勝負内容とは?」
みくる「…長門さん」
みくる「長門さんを先に笑わせれた方の勝ちです!」
古泉「…!」
長門「……」ペラ
古泉「はい?」
みくる「ひょひょうぶしましょう!」
古泉「ひょ…ひょうぶ…ですか…?」
みくる「勝負、です勝負!」
古泉「ああ、勝負ですか」
みくる「どうですか?あ、嫌ならいいんですよ?」
古泉「珍しい事もあるもんですね。いいでしょう。その勝負、受けてたちますよ」
古泉「…で、その勝負内容とは?」
みくる「…長門さん」
みくる「長門さんを先に笑わせれた方の勝ちです!」
古泉「…!」
長門「……」ペラ
109: 2009/08/19(水) 00:37:47.83 ID:BV6O4HoZO
古泉「長門さんを…」
みくる「もちろん、罰ゲームも有りですからね!」
古泉「それはいいんですが…」
古泉「長門さんを笑わせるなんて僕に出来るのでしょうか?もう現時点で興味無し、ですからね」
長門「……」ペラ
みくる「だ、大丈夫ですよ!…多分」
古泉「まあ、努力はしますが」
長門「……」
みくる「古泉君、何の本貸したんですか?」
古泉「『ミッキーマウスの憂鬱』です」
みくる「……」
古泉「……」
長門「……」ペラ
みくる「もちろん、罰ゲームも有りですからね!」
古泉「それはいいんですが…」
古泉「長門さんを笑わせるなんて僕に出来るのでしょうか?もう現時点で興味無し、ですからね」
長門「……」ペラ
みくる「だ、大丈夫ですよ!…多分」
古泉「まあ、努力はしますが」
長門「……」
みくる「古泉君、何の本貸したんですか?」
古泉「『ミッキーマウスの憂鬱』です」
みくる「……」
古泉「……」
長門「……」ペラ
114: 2009/08/19(水) 00:45:47.74 ID:BV6O4HoZO
古泉「長門さん。すいません、お話を一つしてもよろしいでしょうか」
長門「……何」
古泉「読みながらで構いませんよ。では」
古泉「僕の友達が先日、ある用事で僕の家に電話をかけたのですが」
古泉「かけた瞬間、慌てて『間違えました』とだけ言い、すぐ切ってしまったんです」
古泉「…何故だと思いますか?」
長門「……」
長門「わからない」
古泉「実はですね、彼は、間違って自分の家にかけてしまったのです」
古泉「動揺した彼は、あくまで他人のふりをし、なるべく低い声で『間違えました』と言ったんです」
古泉「まあ、すぐにばれてしまったようですがね」
長門「……」
古泉「……」
古泉「…これじゃ駄目…ですか」
みくる「古泉君…」
長門「……何」
古泉「読みながらで構いませんよ。では」
古泉「僕の友達が先日、ある用事で僕の家に電話をかけたのですが」
古泉「かけた瞬間、慌てて『間違えました』とだけ言い、すぐ切ってしまったんです」
古泉「…何故だと思いますか?」
長門「……」
長門「わからない」
古泉「実はですね、彼は、間違って自分の家にかけてしまったのです」
古泉「動揺した彼は、あくまで他人のふりをし、なるべく低い声で『間違えました』と言ったんです」
古泉「まあ、すぐにばれてしまったようですがね」
長門「……」
古泉「……」
古泉「…これじゃ駄目…ですか」
みくる「古泉君…」
118: 2009/08/19(水) 00:50:27.15 ID:BV6O4HoZO
古泉「ではこういうのはどうでしょうか」
みくる「古泉君!駄目ですよ!順番です!」
古泉「これは失礼」
みくる「な、長門さん、これ」
長門「…!」
みくる「キョン君が変な顔してる時、チャンスだと思って黙って撮っちゃいました」
古泉「これは…!」
みくる「ふふ。どうですか?」
長門「……」
長門「……ユニーク」
みくる「そ、それだけ?」
古泉「なかなかシビアですね、この勝負」
みくる「ま、負けませんから!」
古泉「ふふ、それは僕もですよ」
みくる「古泉君!駄目ですよ!順番です!」
古泉「これは失礼」
みくる「な、長門さん、これ」
長門「…!」
みくる「キョン君が変な顔してる時、チャンスだと思って黙って撮っちゃいました」
古泉「これは…!」
みくる「ふふ。どうですか?」
長門「……」
長門「……ユニーク」
みくる「そ、それだけ?」
古泉「なかなかシビアですね、この勝負」
みくる「ま、負けませんから!」
古泉「ふふ、それは僕もですよ」
121: 2009/08/19(水) 00:57:22.83 ID:BV6O4HoZO
みくる「あ、そうだ…罰ゲーム…何にしますか?」
古泉「そうですね…」
みくる「……」
古泉「……」
長門「古泉一樹は涼宮ハルヒに告白。朝比奈みくるは彼に告白」
古泉「!!」
みくる「!!」
長門「罰ゲームとはそういうものだと聞いた」
古泉「そ、それは」
みくる「禁則じゃ…」
古泉「…!」
古泉「いや、大丈夫ですよ朝比奈さん」
みくる「え?」
古泉「『告白』すればいいんです。『告白』ですよ」
古泉「そうですね…」
みくる「……」
古泉「……」
長門「古泉一樹は涼宮ハルヒに告白。朝比奈みくるは彼に告白」
古泉「!!」
みくる「!!」
長門「罰ゲームとはそういうものだと聞いた」
古泉「そ、それは」
みくる「禁則じゃ…」
古泉「…!」
古泉「いや、大丈夫ですよ朝比奈さん」
みくる「え?」
古泉「『告白』すればいいんです。『告白』ですよ」
122: 2009/08/19(水) 01:01:31.79 ID:BV6O4HoZO
―――
――
―
古泉「全然駄目ですね」
長門「……」
みくる「はい…」
長門「……」ペラ
古泉「お手上げです。やはり、長門さんを笑わせる事が出来るのは彼か涼宮さんだけのようだ」
みくる「…罰ゲームは…どうしましょう」
古泉「そうですね、この際です。二人でやりませんか?」
みくる「うん…結局二人共笑わせられなかったから…」
古泉「では、涼宮さんの入室許可を待つ事にしましょう」
長門「頑張って」
みくる「!!」
古泉「い!今…長門さん…!」
みくる「笑った…!?」
――
―
古泉「全然駄目ですね」
長門「……」
みくる「はい…」
長門「……」ペラ
古泉「お手上げです。やはり、長門さんを笑わせる事が出来るのは彼か涼宮さんだけのようだ」
みくる「…罰ゲームは…どうしましょう」
古泉「そうですね、この際です。二人でやりませんか?」
みくる「うん…結局二人共笑わせられなかったから…」
古泉「では、涼宮さんの入室許可を待つ事にしましょう」
長門「頑張って」
みくる「!!」
古泉「い!今…長門さん…!」
みくる「笑った…!?」
123: 2009/08/19(水) 01:06:37.29 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「恥ずかしいけど、てって、手くらい繋いであげてもいいわよ。…ほら」
キョン「……」
ギュ
ハルヒ「んな!?何マジで繋いでんのよ変O工口キョン!!」
キョン「え!?あ、す、すまん!」
ハルヒ「……」
キョン「い、いや、ホントに手出すからさ…繋いでいいのかと」
ハルヒ「良い訳ないでしょバカ…!」
キョン「はは、だよな…ははは…」
ハルヒ「へらへらしてんなっ!!」
キョン「いでっ!!」
ハルヒ「だ、駄目だわ…ホントにもう最悪よスOベ…」
キョン「手を握っただけでスOベ呼ばわりされたくないが……すまん」
ハルヒ「ああもぅ…最低最悪な奴よあんた……このバカぁ…!」
キョン「……」
ギュ
ハルヒ「んな!?何マジで繋いでんのよ変O工口キョン!!」
キョン「え!?あ、す、すまん!」
ハルヒ「……」
キョン「い、いや、ホントに手出すからさ…繋いでいいのかと」
ハルヒ「良い訳ないでしょバカ…!」
キョン「はは、だよな…ははは…」
ハルヒ「へらへらしてんなっ!!」
キョン「いでっ!!」
ハルヒ「だ、駄目だわ…ホントにもう最悪よスOベ…」
キョン「手を握っただけでスOベ呼ばわりされたくないが……すまん」
ハルヒ「ああもぅ…最低最悪な奴よあんた……このバカぁ…!」
126: 2009/08/19(水) 01:10:48.33 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「ひっ…!ひざ枕ぁ!?」
ハルヒ「ぅう…。い、一分だけだからねっ」
キョン「ありがとうハルヒ」
ハルヒ「してあげないわよアホ!」
キョン「ちげぇよ。このセリフを言ってくれた事に対して礼を言ったんだ」
ハルヒ「な、なんだ…」
キョン「ん?いいのか?」
ハルヒ「頃すわよ」
キョン「冗談だから、冗談でもそんな物騒な言葉を口に出すのは程々にしとけ」
ハルヒ「今なら、あたし一瞬の躊躇も無くあんたをやれるわよ」
キョン「やれるわよ…ってなあ、マジで物騒だからやめろ。お前じゃやりかねなくない」
ハルヒ「やりかねなくない?」
キョン「お前でもさすがに人を危める事はしないと思ってな」
ハルヒ「なんか返答に困るわね。だからとりあえず殴っていい?」
キョン「どういう事だそれは」
ハルヒ「ぅう…。い、一分だけだからねっ」
キョン「ありがとうハルヒ」
ハルヒ「してあげないわよアホ!」
キョン「ちげぇよ。このセリフを言ってくれた事に対して礼を言ったんだ」
ハルヒ「な、なんだ…」
キョン「ん?いいのか?」
ハルヒ「頃すわよ」
キョン「冗談だから、冗談でもそんな物騒な言葉を口に出すのは程々にしとけ」
ハルヒ「今なら、あたし一瞬の躊躇も無くあんたをやれるわよ」
キョン「やれるわよ…ってなあ、マジで物騒だからやめろ。お前じゃやりかねなくない」
ハルヒ「やりかねなくない?」
キョン「お前でもさすがに人を危める事はしないと思ってな」
ハルヒ「なんか返答に困るわね。だからとりあえず殴っていい?」
キョン「どういう事だそれは」
130: 2009/08/19(水) 01:17:16.31 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「ふ…二人しかいないんなら…」
ハルヒ「今日は、仕方ないわね…」
キョン「今の俺達って感じだな」
ハルヒ「はぁ!?」
キョン「そうだろ。俺とお前だけだと、なんか変なテンションになるんだよな」
ハルヒ「何それ…」
キョン「んで、今に至る」
ハルヒ「た、確かにこんな状況滅多にあるもんじゃないわよね」
キョン「これこそ不思議だな」
ハルヒ「で、その不思議なテンションのどこが、今のあたし達みたいなの?」
キョン「さあ?」
ハルヒ「えっ?」
キョン「……」
ハルヒ「…あれっ?」
ハルヒ「今日は、仕方ないわね…」
キョン「今の俺達って感じだな」
ハルヒ「はぁ!?」
キョン「そうだろ。俺とお前だけだと、なんか変なテンションになるんだよな」
ハルヒ「何それ…」
キョン「んで、今に至る」
ハルヒ「た、確かにこんな状況滅多にあるもんじゃないわよね」
キョン「これこそ不思議だな」
ハルヒ「で、その不思議なテンションのどこが、今のあたし達みたいなの?」
キョン「さあ?」
ハルヒ「えっ?」
キョン「……」
ハルヒ「…あれっ?」
132: 2009/08/19(水) 01:23:15.17 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「変O変O変O変O変Oバカ大変O!! …もう、知らない!」
キョン「……すまん」
ハルヒ「今のセリフはとっても言いやすかったわ!特に最初の方!」
キョン「すまん!」
ハルヒ「あーこれならもっかい言ってあげてもいいわ!」
キョン「え…」
キョン「マジか!?」
ハルヒ「……」
キョン「た、頼む!」
ハルヒ「…仕方ないわね。変O変Oへんt」
キョン「あ、ハルヒちょっと待った!」
ハルヒ「…何よ」
キョン「『変O』っつー字がゲシュタルト崩壊してきた…」
ハルヒ「……」
キョン「……すまん」
ハルヒ「今のセリフはとっても言いやすかったわ!特に最初の方!」
キョン「すまん!」
ハルヒ「あーこれならもっかい言ってあげてもいいわ!」
キョン「え…」
キョン「マジか!?」
ハルヒ「……」
キョン「た、頼む!」
ハルヒ「…仕方ないわね。変O変Oへんt」
キョン「あ、ハルヒちょっと待った!」
ハルヒ「…何よ」
キョン「『変O』っつー字がゲシュタルト崩壊してきた…」
ハルヒ「……」
134: 2009/08/19(水) 01:27:43.63 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「ボケーっとしてるんじゃないわよ!もう!蹴り飛ばすわよ!」
キョン「これまたお前らしいな」
ハルヒ「ねえキョン。さっきからお前お前って、やめてくんない?あたしにはちゃんと名前あるわ」
キョン「…ちょくちょく名前で呼んでるだろ」
ハルヒ「そうだっけ?まあ、とりあえずあんたは今から『お前』禁止ね」
キョン「断る」
ハルヒ「断る事を断るわ」
キョン「断る事を断る事を断る!」
ハルヒ「断る事を断る事を断る事を断るわ!!」
キョン「ああ今度は『断』がゲシュタルト崩壊…」
ハルヒ「さっきから何言ってんのよあんたは…」
キョン「これまたお前らしいな」
ハルヒ「ねえキョン。さっきからお前お前って、やめてくんない?あたしにはちゃんと名前あるわ」
キョン「…ちょくちょく名前で呼んでるだろ」
ハルヒ「そうだっけ?まあ、とりあえずあんたは今から『お前』禁止ね」
キョン「断る」
ハルヒ「断る事を断るわ」
キョン「断る事を断る事を断る!」
ハルヒ「断る事を断る事を断る事を断るわ!!」
キョン「ああ今度は『断』がゲシュタルト崩壊…」
ハルヒ「さっきから何言ってんのよあんたは…」
136: 2009/08/19(水) 01:33:20.91 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「ま、まあ…あなたがどうしてもって言うなら、仕方ないけど?」
キョン「どうしても!」
ハルヒ「なんか恥ずかしい事言う事に慣れてきたわ」
キョン「だからちょっと俺の近くに来てくれ」
ハルヒ「あと気持ち悪いバカキョンをシカトするのにも慣れてきたわ」
キョン「いや、ハルヒ。お前なかなかやるな。声優とか目指してみたらどうだ」
ハルヒ「はい今『お前』って言った!」
キョン「言ってねぇよ」
ハルヒ「言ったわよ」
キョン「……」
ハルヒ「はい目逸らした!」
キョン「お前は何がしたいんだ」
ハルヒ「キョンをもっともっといじめたいわっ!」
キョン「笑顔で言うな!」
キョン「どうしても!」
ハルヒ「なんか恥ずかしい事言う事に慣れてきたわ」
キョン「だからちょっと俺の近くに来てくれ」
ハルヒ「あと気持ち悪いバカキョンをシカトするのにも慣れてきたわ」
キョン「いや、ハルヒ。お前なかなかやるな。声優とか目指してみたらどうだ」
ハルヒ「はい今『お前』って言った!」
キョン「言ってねぇよ」
ハルヒ「言ったわよ」
キョン「……」
ハルヒ「はい目逸らした!」
キョン「お前は何がしたいんだ」
ハルヒ「キョンをもっともっといじめたいわっ!」
キョン「笑顔で言うな!」
139: 2009/08/19(水) 01:39:50.46 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「見せたい訳じゃないんだからっ!…あんただから…」
ハルヒ「有希ー!みくるちゃーん!古泉くーん!なんで来ないのよぉ!」
キョン「照れ隠ししなくても、照れてる事は承知の上だぞ」
ハルヒ「もうやだやだやだ…」
キョン「おいおい、さっき慣れてきたとか言ってたのは、どこのどいつだ」
ハルヒ「古泉くーん!キョンがあたしの事いじめる…」
キョン「何だ、おま……ハルヒと古泉ってそんな関係だったのか」
ハルヒ「違うわ」
キョン「だよな」
ハルヒ「有希ー!キョンがあたしの事いじめる…」
キョン「何だ、ハルヒと長門ってそんな関係だったのか」
ハルヒ「違うわ」
キョン「だよな」
ハルヒ「みくるちゃーん!キョンが…」
キョン「ハルヒ、もういいから。分かったから」
ハルヒ「有希ー!みくるちゃーん!古泉くーん!なんで来ないのよぉ!」
キョン「照れ隠ししなくても、照れてる事は承知の上だぞ」
ハルヒ「もうやだやだやだ…」
キョン「おいおい、さっき慣れてきたとか言ってたのは、どこのどいつだ」
ハルヒ「古泉くーん!キョンがあたしの事いじめる…」
キョン「何だ、おま……ハルヒと古泉ってそんな関係だったのか」
ハルヒ「違うわ」
キョン「だよな」
ハルヒ「有希ー!キョンがあたしの事いじめる…」
キョン「何だ、ハルヒと長門ってそんな関係だったのか」
ハルヒ「違うわ」
キョン「だよな」
ハルヒ「みくるちゃーん!キョンが…」
キョン「ハルヒ、もういいから。分かったから」
142: 2009/08/19(水) 01:46:19.63 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「無視しないでよぉ!謝るから…!」
キョン「無視って、酷いな」
ハルヒ「そうね。あたし、中学の時はみんなに無視されてたし」
キョン「ぁ…」
キョン「…すまん」
ハルヒ「ばーか」
キョン「…!」
ハルヒ「嘘に決まってんじゃない」
キョン「よ、良かった…」
ハルヒ「逆にむかつくわよそれ」
キョン「ハルヒ。俺、ずっとお前の味方でいてやるからな」
ハルヒ「えっ…」
キョン「はい逸らした」
ハルヒ「ばっ…バカ!」
キョン「無視って、酷いな」
ハルヒ「そうね。あたし、中学の時はみんなに無視されてたし」
キョン「ぁ…」
キョン「…すまん」
ハルヒ「ばーか」
キョン「…!」
ハルヒ「嘘に決まってんじゃない」
キョン「よ、良かった…」
ハルヒ「逆にむかつくわよそれ」
キョン「ハルヒ。俺、ずっとお前の味方でいてやるからな」
ハルヒ「えっ…」
キョン「はい逸らした」
ハルヒ「ばっ…バカ!」
143: 2009/08/19(水) 01:51:51.13 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「目から汗が出てるだけなんだから…!涙じゃないわよぉ!」
キョン「流石に無理があるぞこれ」
ハルヒ「普通、目にゴミが入った…とかよね」
キョン「言ったお前が言うなよ」
ハルヒ「言わされてんのよ」
キョン「そういうお前も、ノリノリじゃないか」
ハルヒ「……」
キョン「…何だその人を見下すような目は。やめなさい」
ハルヒ「見下してんのよ」
キョン「じゃあ俺は見上げるぞ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…こ、こらっ、アホキョン!やめなさい!」
キョン「流石に無理があるぞこれ」
ハルヒ「普通、目にゴミが入った…とかよね」
キョン「言ったお前が言うなよ」
ハルヒ「言わされてんのよ」
キョン「そういうお前も、ノリノリじゃないか」
ハルヒ「……」
キョン「…何だその人を見下すような目は。やめなさい」
ハルヒ「見下してんのよ」
キョン「じゃあ俺は見上げるぞ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…こ、こらっ、アホキョン!やめなさい!」
148: 2009/08/19(水) 01:58:50.14 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「もー!バカバカバカ!そんな事するなんて…知らない知らない知らない!!」
キョン「どんな事されたんだろうか」
ハルヒ「…知らない」
キョン「いや、だから今考えてみるんだよ」
ハルヒ「何であたしがあんたの趣味の巻き添えくらってんのよ」
キョン「いいだろハルヒ。…嫌なのか?」
ハルヒ「嫌よ」
キョン「ぐむ…」
ハルヒ「もうしーらない」
キョン「分かったよ。一人で考える。…やっぱりこの子、浮気されたんじゃないか?」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「ね、寝てる間に、その…き、キスとかされたんじゃないの?」
キョン「!!」
キョン「どんな事されたんだろうか」
ハルヒ「…知らない」
キョン「いや、だから今考えてみるんだよ」
ハルヒ「何であたしがあんたの趣味の巻き添えくらってんのよ」
キョン「いいだろハルヒ。…嫌なのか?」
ハルヒ「嫌よ」
キョン「ぐむ…」
ハルヒ「もうしーらない」
キョン「分かったよ。一人で考える。…やっぱりこの子、浮気されたんじゃないか?」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「ね、寝てる間に、その…き、キスとかされたんじゃないの?」
キョン「!!」
149: 2009/08/19(水) 02:07:14.86 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「妬いてる訳じゃないわよ?…違うって言ってるじゃない!」
キョン「…いいな」
ハルヒ「……」
キョン「なんか、抱きしめたくなるな。こう、ぎゅーっと」
ハルヒ「あんたそれ前も言った」
キョン「嘘だろ」
ハルヒ「ホントよ」
キョン「まあどっちでもいいか。という訳だハルヒ、ちょっと…」
ハルヒ「嫌よ」
キョン「…まだ何も言ってないんだが」
ハルヒ「どうせろくでもない事なんでしょ?」
キョン「……」
ハルヒ「あんたの事なんか、全てお見通しよ」
キョン「なぁハルヒ…」
ハルヒ「駄目よ」
キョン「…いいな」
ハルヒ「……」
キョン「なんか、抱きしめたくなるな。こう、ぎゅーっと」
ハルヒ「あんたそれ前も言った」
キョン「嘘だろ」
ハルヒ「ホントよ」
キョン「まあどっちでもいいか。という訳だハルヒ、ちょっと…」
ハルヒ「嫌よ」
キョン「…まだ何も言ってないんだが」
ハルヒ「どうせろくでもない事なんでしょ?」
キョン「……」
ハルヒ「あんたの事なんか、全てお見通しよ」
キョン「なぁハルヒ…」
ハルヒ「駄目よ」
151: 2009/08/19(水) 02:12:51.04 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「優柔不断な奴は嫌いだからねっ」
キョン「うん。よし。はいはい」
ハルヒ「安心しなさい。優柔不断よあんた」
キョン「何?俺のどこが優柔不断だって?」
ハルヒ「目の前でみくるちゃんと有希が溺れてました。片方しか助ける事が出来ません」
ハルヒ「さて、キョンはどっちを助けるのかしら」
キョン「そ、それは……」
ハルヒ「ほらね」
キョン「…そういう事じゃないだろ。こんな問題、誰でも迷うって」
ハルヒ「……」
キョン「ま、俺は優柔不断でいいや。別にハルヒに嫌われたってなんともないしな」
ハルヒ「…!」
ハルヒ「あ、あたしは言わされてるだけよ!そこにあたしの意思は微塵も関係して無い!!」
キョン「…ハルヒ、唾かかってるぞ」
キョン「うん。よし。はいはい」
ハルヒ「安心しなさい。優柔不断よあんた」
キョン「何?俺のどこが優柔不断だって?」
ハルヒ「目の前でみくるちゃんと有希が溺れてました。片方しか助ける事が出来ません」
ハルヒ「さて、キョンはどっちを助けるのかしら」
キョン「そ、それは……」
ハルヒ「ほらね」
キョン「…そういう事じゃないだろ。こんな問題、誰でも迷うって」
ハルヒ「……」
キョン「ま、俺は優柔不断でいいや。別にハルヒに嫌われたってなんともないしな」
ハルヒ「…!」
ハルヒ「あ、あたしは言わされてるだけよ!そこにあたしの意思は微塵も関係して無い!!」
キョン「…ハルヒ、唾かかってるぞ」
154: 2009/08/19(水) 02:21:51.99 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「よくないわよ。あたしの事、好きでも嫌いでもないっ、なんて言うのは!」
キョン「俺はおm……ハルヒの事、嫌いじゃないぞ」
ハルヒ「!?」
キョン「ほぼ毎日顔合わせてんだ、いいところもたくさん知ってるつもりだ」
ハルヒ「あ、あたしはあんたの事なんか大ッキライよ!」
キョン「お前なぁ…」
ハルヒ「は!はいっ!今お前って言った!」
キョン「話を逸らすな。なんだ、俺の事がそんなに嫌いか。なら、俺明日から部室来ないからな」
ハルヒ「…ぁ……」
ハルヒ「ダメっ!!」
キョン「…?」
ハルヒ「ダメよ絶対ダメだからね!いい!?分かった!?」
キョン「ハルヒ…?」
ハルヒ「な…、め、目から汗が出ただけよバカ…!」
キョン「俺はおm……ハルヒの事、嫌いじゃないぞ」
ハルヒ「!?」
キョン「ほぼ毎日顔合わせてんだ、いいところもたくさん知ってるつもりだ」
ハルヒ「あ、あたしはあんたの事なんか大ッキライよ!」
キョン「お前なぁ…」
ハルヒ「は!はいっ!今お前って言った!」
キョン「話を逸らすな。なんだ、俺の事がそんなに嫌いか。なら、俺明日から部室来ないからな」
ハルヒ「…ぁ……」
ハルヒ「ダメっ!!」
キョン「…?」
ハルヒ「ダメよ絶対ダメだからね!いい!?分かった!?」
キョン「ハルヒ…?」
ハルヒ「な…、め、目から汗が出ただけよバカ…!」
157: 2009/08/19(水) 02:27:15.71 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「ラーメン伸びるわよ?早く食べなさいよ!」
ハルヒ「…え?ふーふーしてくれ? …ばか!」
ハルヒ「あー恥ずかしい…!」
キョン「怒りの矛先を俺に向けるな!落ち着け!」
ハルヒ「怒ってないわよ。照れてんのよ」
キョン「お前のその表情のどこが照れてんだよ」
ハルヒ「『お前』じゃない」
キョン「悪い。ハルハルだった」
ハルヒ「ぶっ飛ばすわよ?」
キョン「すまん。ラーメンふーふーしてやるから、ちょっと…」
ボカ
キョン「いっでぇなぁ!!」
ハルヒ「あら、キョン君にたんこぶできちゃったわねぇ。ふーふーしてあげよっか?ね、キョン君?」
キョン「このやろ…!」
ハルヒ「…え?ふーふーしてくれ? …ばか!」
ハルヒ「あー恥ずかしい…!」
キョン「怒りの矛先を俺に向けるな!落ち着け!」
ハルヒ「怒ってないわよ。照れてんのよ」
キョン「お前のその表情のどこが照れてんだよ」
ハルヒ「『お前』じゃない」
キョン「悪い。ハルハルだった」
ハルヒ「ぶっ飛ばすわよ?」
キョン「すまん。ラーメンふーふーしてやるから、ちょっと…」
ボカ
キョン「いっでぇなぁ!!」
ハルヒ「あら、キョン君にたんこぶできちゃったわねぇ。ふーふーしてあげよっか?ね、キョン君?」
キョン「このやろ…!」
161: 2009/08/19(水) 02:33:44.25 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「利用するに値しないわね。あんたなんか」
キョン「分かった。分かったから見下すな」
ハルヒ「……」
キョン「…いいのか?お前が見下すんなら、俺は見上げるぞ?」
ハルヒ「なっ…」
キョン「んでもって、そのまま抱きしめてやるぞ?」
ハルヒ「だき…!?」
キョン「ん?ん?どうなんだハルヒ」
ハルヒ「ぅ……」
キョン「……」
ハルヒ「……キョン…?」
キョン「何だハルヒ」
ハルヒ「その…だき、抱きしめるって…」
キョン「えっ?」
ハルヒ「あっ」
キョン「分かった。分かったから見下すな」
ハルヒ「……」
キョン「…いいのか?お前が見下すんなら、俺は見上げるぞ?」
ハルヒ「なっ…」
キョン「んでもって、そのまま抱きしめてやるぞ?」
ハルヒ「だき…!?」
キョン「ん?ん?どうなんだハルヒ」
ハルヒ「ぅ……」
キョン「……」
ハルヒ「……キョン…?」
キョン「何だハルヒ」
ハルヒ「その…だき、抱きしめるって…」
キョン「えっ?」
ハルヒ「あっ」
164: 2009/08/19(水) 02:41:12.74 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「瑠璃色のリボン貰っても、全然嬉しくないんだからっ」
キョン「ハルヒはどうなんだ?」
ハルヒ「どうって?」
キョン「リボン。貰って嬉しいか?」
ハルヒ「人によるわね。SOS団の誰かから貰ったら…そりゃ、嬉しいんじゃない?」
キョン「じゃあ俺がプレゼントしてやるよ。罰ゲームとは言え、俺の我が儘に付き合ってくれた礼だ」
ハルヒ「あ、あんたは例外だから」
キョン「なにぃ!?」
ハルヒ「要らないわよそんなの…特にあんたからは!」
キョン「やれやれ…折角人が良心働かせたっつーのに…」
ハルヒ「べ、別にプレゼントなんか貰ったって嬉しくないわよ」
キョン「ホントかよ。少なくとも俺は嬉しいが」
ハルヒ「あんたの意見は聞いてない!」
キョン「へいへい」
キョン「ハルヒはどうなんだ?」
ハルヒ「どうって?」
キョン「リボン。貰って嬉しいか?」
ハルヒ「人によるわね。SOS団の誰かから貰ったら…そりゃ、嬉しいんじゃない?」
キョン「じゃあ俺がプレゼントしてやるよ。罰ゲームとは言え、俺の我が儘に付き合ってくれた礼だ」
ハルヒ「あ、あんたは例外だから」
キョン「なにぃ!?」
ハルヒ「要らないわよそんなの…特にあんたからは!」
キョン「やれやれ…折角人が良心働かせたっつーのに…」
ハルヒ「べ、別にプレゼントなんか貰ったって嬉しくないわよ」
キョン「ホントかよ。少なくとも俺は嬉しいが」
ハルヒ「あんたの意見は聞いてない!」
キョン「へいへい」
166: 2009/08/19(水) 02:50:45.17 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「連絡くらいよこしなさいよ。心配…、したんだから…」
キョン「些細な事で心配してくれる人が、なんつーか…傍に居て欲しいよな。もちろん家族以外でさ」
ハルヒ「もうあんたの妄想も聞き飽きたわ…」
キョン「妄想じゃない。想像だ」
ハルヒ「言い変えても無駄よ。今更って感じね」
キョン「でも、言い変えって結構偉大だよな」
ハルヒ「例えば?」
キョン「俺は今非常に興奮している」
キョン「俺は今エキサイティングな感じだぜ」
キョン「…な?」
ハルヒ「あんたってホントに馬と鹿に似てるわよね」
キョン「馬鹿って言いたいのか」
ハルヒ「言い換えたのよ。ソフトな感じに」
キョン「なんかもう全体的に間違ってるな」
キョン「些細な事で心配してくれる人が、なんつーか…傍に居て欲しいよな。もちろん家族以外でさ」
ハルヒ「もうあんたの妄想も聞き飽きたわ…」
キョン「妄想じゃない。想像だ」
ハルヒ「言い変えても無駄よ。今更って感じね」
キョン「でも、言い変えって結構偉大だよな」
ハルヒ「例えば?」
キョン「俺は今非常に興奮している」
キョン「俺は今エキサイティングな感じだぜ」
キョン「…な?」
ハルヒ「あんたってホントに馬と鹿に似てるわよね」
キョン「馬鹿って言いたいのか」
ハルヒ「言い換えたのよ。ソフトな感じに」
キョン「なんかもう全体的に間違ってるな」
167: 2009/08/19(水) 02:57:11.38 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「ろくな事がないわね。…あんたと一緒に居られるのは、私くらいなんだから」
キョン「ハルヒと一緒に居られるのは、なんやかんやで俺ぐらいだろ。自惚れかもしれんが」
ハルヒ「!!」
キョン「んで、なんやかんやでこのポジションを誰かに譲る気は無い」
キョン「だから、覚悟しとけよハルヒ。何があっても俺はお前の事、見ててやるからな」
ハルヒ「ぅ…、あ!い、今お前って言った!」
キョン「話をはぐらかすなって」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…当たり前じゃない。あんたも一応、SOS団員なんだから。一人でも欠けちゃならないのよ」
キョン「ああ。そうだな」
ハルヒ「あ、あんたは永遠に雑用だからね。あたしの言う事に従ってればいいの!」
キョン「はいはい、分かったよ団長さん」
ハルヒ「はい、は一回!」
キョン「はーい」
ハルヒ「こらっ!」
キョン「ハルヒと一緒に居られるのは、なんやかんやで俺ぐらいだろ。自惚れかもしれんが」
ハルヒ「!!」
キョン「んで、なんやかんやでこのポジションを誰かに譲る気は無い」
キョン「だから、覚悟しとけよハルヒ。何があっても俺はお前の事、見ててやるからな」
ハルヒ「ぅ…、あ!い、今お前って言った!」
キョン「話をはぐらかすなって」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…当たり前じゃない。あんたも一応、SOS団員なんだから。一人でも欠けちゃならないのよ」
キョン「ああ。そうだな」
ハルヒ「あ、あんたは永遠に雑用だからね。あたしの言う事に従ってればいいの!」
キョン「はいはい、分かったよ団長さん」
ハルヒ「はい、は一回!」
キョン「はーい」
ハルヒ「こらっ!」
170: 2009/08/19(水) 03:05:27.94 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「わ、私だけを見てればいいのよ!」
キョン「分かった。見てる」
ボカ
キョン「ぅぐぅあ…」
ハルヒ「調子乗んなっ」
キョン「殴る事無いだろ…!」
ハルヒ「えへへ…、気持ち悪かったから、つい」
キョン「お茶目でもなんでもないからな」
ハルヒ「きゃーキョンこわーい」
キョン「こらーハルヒー俺は怒ってるぞー、こわいんだぞー」
ハルヒ「ダメよ。これ以上の悪ふざけはこのあたしが許さないわ」
キョン「……」
キョン「…まてハルヒー、俺は今とってもこわいんだぞー」
ハルヒ「こらっ」
キョン「分かった。見てる」
ボカ
キョン「ぅぐぅあ…」
ハルヒ「調子乗んなっ」
キョン「殴る事無いだろ…!」
ハルヒ「えへへ…、気持ち悪かったから、つい」
キョン「お茶目でもなんでもないからな」
ハルヒ「きゃーキョンこわーい」
キョン「こらーハルヒー俺は怒ってるぞー、こわいんだぞー」
ハルヒ「ダメよ。これ以上の悪ふざけはこのあたしが許さないわ」
キョン「……」
キョン「…まてハルヒー、俺は今とってもこわいんだぞー」
ハルヒ「こらっ」
173: 2009/08/19(水) 03:10:36.86 ID:BV6O4HoZO
キョン「え?もう終わり?」
ハルヒ「ちゃんと『わ』まで言ったわよ」
キョン「ああ残念だ…」
ハルヒ「アホキョン。また今度ね」
キョン「えっ?」
ハルヒ「その、あ、あんたが言って欲しいなら別にいいって言ってんのよ。あ、今はダメだからね」
キョン「あ、ああ…?」
ハルヒ「間抜け顔」
キョン「……」
ハルヒ「ふふ」
キョン「と、とにかくお疲れさん。よくやってくれたよお前は」
ハルヒ「何よそれ」
キョン「素直に礼を言ってやったんだ。受け取っておけよ」
ハルヒ「なんか腑に落ちないわ」
キョン「まあそう言うな」
ハルヒ「ちゃんと『わ』まで言ったわよ」
キョン「ああ残念だ…」
ハルヒ「アホキョン。また今度ね」
キョン「えっ?」
ハルヒ「その、あ、あんたが言って欲しいなら別にいいって言ってんのよ。あ、今はダメだからね」
キョン「あ、ああ…?」
ハルヒ「間抜け顔」
キョン「……」
ハルヒ「ふふ」
キョン「と、とにかくお疲れさん。よくやってくれたよお前は」
ハルヒ「何よそれ」
キョン「素直に礼を言ってやったんだ。受け取っておけよ」
ハルヒ「なんか腑に落ちないわ」
キョン「まあそう言うな」
174: 2009/08/19(水) 03:19:25.26 ID:BV6O4HoZO
キョン「今思うと、なんで俺はこんな事したのだろうか」
ハルヒ「あんたなんでこんなの持ってんのよ」
キョン「ああ…それ、実は俺バージョンもあるんだよ」
ハルヒ「はぁ!?」
キョン「ツンデレカルタッ!?」
キョン「ってやつ」
ハルヒ「な、何それ…」
キョン「興味があるなら聞いてみてくれ。…いや、やっぱり聞かないでくれ」
ハルヒ「どっちなのよ」
キョン「駄目だアレは。この世に生かしておいてはいけない」
ハルヒ「ちょっとあたし聞いてみるわね!」
キョン「おいこら駄目だハルヒ!検索するんじゃありません!」
ハルヒ「離しなさい!あたし、これ聞いたら幸せになれる気がするの!」
キョン「俺は不幸になれる気がする!不思議!」
ハルヒ「あんたなんでこんなの持ってんのよ」
キョン「ああ…それ、実は俺バージョンもあるんだよ」
ハルヒ「はぁ!?」
キョン「ツンデレカルタッ!?」
キョン「ってやつ」
ハルヒ「な、何それ…」
キョン「興味があるなら聞いてみてくれ。…いや、やっぱり聞かないでくれ」
ハルヒ「どっちなのよ」
キョン「駄目だアレは。この世に生かしておいてはいけない」
ハルヒ「ちょっとあたし聞いてみるわね!」
キョン「おいこら駄目だハルヒ!検索するんじゃありません!」
ハルヒ「離しなさい!あたし、これ聞いたら幸せになれる気がするの!」
キョン「俺は不幸になれる気がする!不思議!」
176: 2009/08/19(水) 03:25:30.66 ID:BV6O4HoZO
ガチャ
古泉「失礼。お邪魔でしたか」
キョン「おい待てこのやろう」
古泉「呼びました?」
キョン「勘違いするなよ?俺はこいつの愚行を止めていただけだ」
ハルヒ「こいつって何よアホ!」
古泉「そういう事にしておきましょう。それより、朝比奈さんがあなたに話があるようですよ」
キョン「俺に?」
古泉「はい。あなたにです」
キョン「すぐ行く。3びょ……いや、2秒だ」
ハルヒ「キョン。あんた分かってんでしょうね」
キョン「分かってるさ。お前に言われなくても何もしねぇよ」
古泉「仲が良くてなによりです。では、僕は涼宮さんに話がありますので」
キョン「…?」
ハルヒ「え、あたし!?」
古泉「失礼。お邪魔でしたか」
キョン「おい待てこのやろう」
古泉「呼びました?」
キョン「勘違いするなよ?俺はこいつの愚行を止めていただけだ」
ハルヒ「こいつって何よアホ!」
古泉「そういう事にしておきましょう。それより、朝比奈さんがあなたに話があるようですよ」
キョン「俺に?」
古泉「はい。あなたにです」
キョン「すぐ行く。3びょ……いや、2秒だ」
ハルヒ「キョン。あんた分かってんでしょうね」
キョン「分かってるさ。お前に言われなくても何もしねぇよ」
古泉「仲が良くてなによりです。では、僕は涼宮さんに話がありますので」
キョン「…?」
ハルヒ「え、あたし!?」
178: 2009/08/19(水) 03:30:44.98 ID:BV6O4HoZO
キョン「あ、朝比奈さん」
みくる「キョン君、涼宮さんと何してたんですかぁ?」
キョン「い、いえ、特に何も…」
みくる「ふふ、そうですか。なんでもないです」
キョン「それで、話って…」
みくる「そうでした。…あたし、朝比奈みくるはキョン君に告白します!」
キョン「!?」
みくる「キョン君には、もう少し素直になってくれればいいなぁって、前から思ってました。…それだけです」
キョン「え?……えっ?」
みくる「えっと、告白終了です」
キョン「こ、告白って……それだけですか?」
みくる「はい。これだけです」
キョン「……」
みくる「……キョン君?」
キョン「……」
みくる「あ、あれ…?キョン君…?」
みくる「キョン君、涼宮さんと何してたんですかぁ?」
キョン「い、いえ、特に何も…」
みくる「ふふ、そうですか。なんでもないです」
キョン「それで、話って…」
みくる「そうでした。…あたし、朝比奈みくるはキョン君に告白します!」
キョン「!?」
みくる「キョン君には、もう少し素直になってくれればいいなぁって、前から思ってました。…それだけです」
キョン「え?……えっ?」
みくる「えっと、告白終了です」
キョン「こ、告白って……それだけですか?」
みくる「はい。これだけです」
キョン「……」
みくる「……キョン君?」
キョン「……」
みくる「あ、あれ…?キョン君…?」
180: 2009/08/19(水) 03:34:15.02 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「キョン!みくるちゃんと何話したのか言いなさい!」
キョン「なんでもねぇよ。だから落ち着けハルヒ」
ハルヒ「むぅ…」
キョン「……」
古泉「恐いですね。何もしてませんから、そう睨まないで下さい」
キョン「睨んでない。で、お前はハルヒに何の話をしたんだ」
古泉「安心して下さい。きっと、朝比奈さんがあなたに話した事と同じですから」
キョン「…『告白』か」
古泉「ええ。その通りです」
ハルヒ「なーに二人でボソボソ話してんの!気になるじゃないの!」
キョン「こいつにオセロの勝ち方を伝授してただけだ」
古泉「ええ。かなり為になる話でした」
ハルヒ「……ホント?」
キョン「ああ。本当だとも」
ハルヒ「ふーん…」
キョン「なんでもねぇよ。だから落ち着けハルヒ」
ハルヒ「むぅ…」
キョン「……」
古泉「恐いですね。何もしてませんから、そう睨まないで下さい」
キョン「睨んでない。で、お前はハルヒに何の話をしたんだ」
古泉「安心して下さい。きっと、朝比奈さんがあなたに話した事と同じですから」
キョン「…『告白』か」
古泉「ええ。その通りです」
ハルヒ「なーに二人でボソボソ話してんの!気になるじゃないの!」
キョン「こいつにオセロの勝ち方を伝授してただけだ」
古泉「ええ。かなり為になる話でした」
ハルヒ「……ホント?」
キョン「ああ。本当だとも」
ハルヒ「ふーん…」
182: 2009/08/19(水) 03:43:52.23 ID:BV6O4HoZO
長門「……」ペラ
古泉「では僕は帰ります。今日は用事があるので」
ハルヒ「えっ?古泉君?」
みくる「あ、私も帰ります。ごめんなさい、どうしても外せない用事があって…」
キョン「朝比奈さんまで…」
長門「……」
古泉「ふふ。長門さん、本はいつでもいいですよ」
長門「そう」
長門「……」
長門「…わたしも帰る」
キョン「長門…」
長門「見たいドラマがある」
ハルヒ「…ドラマ?」
キョン「……」
長門「また明日」
古泉「では僕は帰ります。今日は用事があるので」
ハルヒ「えっ?古泉君?」
みくる「あ、私も帰ります。ごめんなさい、どうしても外せない用事があって…」
キョン「朝比奈さんまで…」
長門「……」
古泉「ふふ。長門さん、本はいつでもいいですよ」
長門「そう」
長門「……」
長門「…わたしも帰る」
キョン「長門…」
長門「見たいドラマがある」
ハルヒ「…ドラマ?」
キョン「……」
長門「また明日」
183: 2009/08/19(水) 03:48:24.36 ID:BV6O4HoZO
キョン「なんなんだあいつら…」
ハルヒ「みんな用事用事って…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…あたしも、帰ろうかしら」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「…何よ」
キョン「勝負しないか?」
ハルヒ「…!」
キョン「勝負内容は…そうだな、前と同じでどうだ?」
ハルヒ「みんな用事用事って…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…あたしも、帰ろうかしら」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「…何よ」
キョン「勝負しないか?」
ハルヒ「…!」
キョン「勝負内容は…そうだな、前と同じでどうだ?」
188: 2009/08/19(水) 03:53:02.31 ID:BV6O4HoZO
ハルヒ「……罰ゲームは何よ」
キョン「俺の勝ちだな?罰ゲームは…」
ハルヒ「……」
キョン「二日に一回、必ず俺に電話する事。時間、内容は自由」
キョン「これで決まりだな」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…罰ゲームなら、仕方ないわね」
ハルヒ「あんたの為に電話するんじゃないからね?…覚悟しておきなさいよ!」
ハルヒ「今夜は、寝かせてあげないから!」
終わり
キョン「俺の勝ちだな?罰ゲームは…」
ハルヒ「……」
キョン「二日に一回、必ず俺に電話する事。時間、内容は自由」
キョン「これで決まりだな」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…罰ゲームなら、仕方ないわね」
ハルヒ「あんたの為に電話するんじゃないからね?…覚悟しておきなさいよ!」
ハルヒ「今夜は、寝かせてあげないから!」
終わり
199: 2009/08/19(水) 08:45:17.33 ID:StXAcJxAO
乙
引用: キョン「ハルヒ、勝負しないか?」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります