154: 2013/03/20(水) 20:41:55.37 ID:bYwODR8DO


最初から:モバP「まゆのヤンデレを治す!」

前回:モバP「まゆのヤンデレを治す!」菜々さん編

P「今日も朝からウサミンハーイ!!」

社長「戻れ」バチーン

P「へぶっ!!」

まゆ「ウサミン憲法…」

菜々「や、やめて!!」

社長「事務所がカオスなことになってる…」

P「ウサミン憲法が第500条を超えていることに驚きを隠せません。」

社長「君の反省のない行動にも驚きを隠せませんけどね!」

P「もう減俸されても使う。まゆにギャフンと言わせてやる。」

社長「本末大転倒だよ!!」
アイドルマスター シンデレラガールズ劇場 第3巻 [Blu-ray]

156: 2013/03/20(水) 21:17:37.59 ID:bYwODR8DO
木場「私もそのコメディ空間に混じりたいものだったな。」

P「いや、経験しないと分かりませんよ。」

木場「まあまあ、そう言うな。」

P「ううっ…」

木場「まったく君は見ていて飽きないよ。」

P「私はピ工口ですか!?」

158: 2013/03/20(水) 21:49:01.19 ID:bYwODR8DO
木場「今日はオフだったんだが、これを作っていたんだ。」

P「あっ、クッキーですね。ハロウィンの時以来だなぁ。あ、お返しです。」

木場「これは?」

P「ビタミン剤ですよ。」

木場「あまりこういうものは好まないんだが、他ならぬ君の好意を無下にするわけにはいかないからね。」

P「あ、ありがとうございます。」

木場「お礼なんていいさ。」

160: 2013/03/20(水) 22:29:14.24 ID:bYwODR8DO
木場「…」

P「どうしたんですか、木場さん?」

木場「いや、なんでもない。少々家の用事が出来た。帰らせてもらおう。」

P「あ、はい。分かりました。」




ガチャ

まゆ「どうしたんですか…んっ!!」

ドスッ


バタッ



「すまないね、打てる手は全て打っておきたいんだ。」

161: 2013/03/20(水) 22:31:04.46 ID:HHKBXzWuo
安定のまゆ落ちを無効化しただと(恐怖)

162: 2013/03/20(水) 22:46:52.39 ID:bYwODR8DO
「晶葉くん、作って欲しいものがあるんだ。」



「そんなものは作れない。どうしてだい?」



「悪用なんてしないさ。なんたって2人の愛をより確かにするためのものさ。」



「なおさら作れない?そうか、残念だ。」



ガシャン



「次は何を怖そうか、迷うな。壊しがいのありそうなものばかりだ。」



「作る、だって?嬉しいよ。君はとても良き友人だよ。」




池袋晶葉はこう語った。




木場真奈美という人物はよく研がれた包丁によく似ている。



正しく使えれば、人のためになるが、悪用すれば凶器となりうる、そんな存在だ。

163: 2013/03/20(水) 22:56:16.92 ID:bYwODR8DO
木場「ただいま。」

P「おかえりなさい、って木場さん、どうしたんですか?」

木場「やぁ、Pくん。少々相談があるんだ。」

P「なんですか、出来る範囲で手伝いますよ。」

木場「実は冷蔵庫を買い換えてね。古い方を外に出したいんだ。だからといって私一人で冷蔵庫を運ぶのはかなり難しい。」

P「あー、だから男手が欲しいってことですか。いいですよ。行きましょう。」

木場「そうか、それはとても助かるよ。」

P「いえ、木場さんにはお世話になってますから。」

木場「これからもっとお世話してあげるよ」ボソッ

P「何か言いました?」

木場「いいや、何も。」

164: 2013/03/20(水) 23:00:54.27 ID:bYwODR8DO
木場「まぁ、入ってくれ。」

P「おじゃましまーす。冷蔵庫どこですか?」

木場「玄関をこえて、リビングを挟んだ部屋がキッチンだ。」

P「はい、分かりました。」

木場「頼りにしてるよ。」

P「任してください。」




バタン

165: 2013/03/20(水) 23:12:14.33 ID:bYwODR8DO
P「木場さんの冷蔵庫の中身からじゃないけどいいんですか?」

木場「いいんだよ。これから2人で住むんだからね。」

P「な、何を…」

木場「嫌なら出て行くといい。出れるものならね。」

P「まったく、冗談きついですよ。」

ガチャ ビリッ

P「い゛っだぁあああ!!」

木場「すまんね、ドアノブに細工があるんだ。ひねると、強烈な電流が流れる仕組みでね。晶葉くんに作ってもらったよ。まぁ、つくらせたかな。どんな手段を用いたかはオイルまみれの靴を見てもらえば分かるだろう。」

P「き、木場さんもで、出れないんじゃ…」

木場「あくまで電流だ。ゴム手袋でなんとかなる。」

P「じゃあ…」

木場「させるとでも?」


P「ま、まゆなら…」

木場「事務所の物置小屋で眠ってるよ。口を押さえてみぞおちに一発だ。まぁ、身体能力の差といったところかな。」

P(ま、まゆまでいないなんて…)

168: 2013/03/20(水) 23:24:05.73 ID:bYwODR8DO
ガンガンガンガン

木場「ま、まさか…。佐久間くんは確かに…」

加蓮「Pさん、Pさん、大丈夫!?」

社長「木場さん、ダメだ!!」

輝子「P、P、は、早く帰るよ!!」

まゆ「Pさぁん、無事ですか!?Pさぁん、Pさぁん!!」

木場「」ギリッ

P「木場さん?」

木場「参ったね、最終手段をこんなに早く使わないといけないなんて…」

P「な、何を!!」

木場「これだよ。」


ビリビリビリ

170: 2013/03/20(水) 23:38:00.61 ID:bYwODR8DO
木場「鍵は開いている、入りたまえ。」

ガチャ

社長「P!大丈夫か…」

ドスッ ビリビリビリ

バタン

木場「ようこそ、2人の愛の巣へ。」

加蓮「木場さん、何やってるの!?」

木場「社長をこのスタンロッドで気絶させたこと以外何もやっていないんだが。」

まゆ「Pさんを返して…」

木場「Pは君のものじゃない!!」

輝子「」ビクッ

木場「すまない、取り乱した。まぁ、取り返したいというなら私を倒してからにした方がいい。」

加蓮「む、無理だよ!!あんな凶器持ってる木場さんに勝ち目はないって!!」

輝子「ど、どうする?」

まゆ「どうしましょうかねぇ…」

172: 2013/03/20(水) 23:48:12.88 ID:bYwODR8DO
木場「じゃあ一つ質問だ。なぜ、抜け出せたんだ?」
まゆ「簡単ですよぉ。まゆにも心配してくれる友達がいた。ただ、それだけのことですよぉ。」

木場「一人で来なかったのは予想外だが、来ることまでは分かっていた。さぁ、どうする?勝算はあるのかい?」

輝子「ど、どうするの?」

まゆ「格闘家は勝算のない戦いはしない、でしたかぁ、社長?」

ムクッ

社長「言ったっけ、そんなこと?」

木場「なっ…」

173: 2013/03/21(木) 00:00:41.47 ID:/wWRGq/DO
木場「グラップラー刃牙。懐かしい漫画だね。」

社長「分かるのか?」

木場「ああ、よく読んだよ。こういうことも学んだ!!」

バシィ

社長「」グラッ

木場「格闘技で最も速い技。それはボクシングの左ジャブ。どんな格闘家でも受けることを前提にしなければ…」

まゆ「今です、逃げますよぉ。」

輝子「は、早く、に、逃げるよ。」

木場「な、何っ!?いつの間に扉の外にPがっ!!」

まゆ「あんなにべらべらおしゃべりしていれば当たり前じゃないですかぁ。」

木場「逃がすかァアアアアアア!!」

社長「は、早く。」ガシッ

木場「くっ、邪魔をするなぁ!!」

まゆ「ありがとうございます。輝子ちゃん、早く、早く!!」

加蓮「社長は!?」

まゆ「社長を…信じましょう…」

社長「あ、俺おいてかれるの!?」

木場「離せ、離せぇええ!!」

175: 2013/03/21(木) 00:26:19.79 ID:/wWRGq/DO
木場「逃げられてしまったか…」

社長「もう一回、捕まえに行く?」

木場「社長が掴んでいる手を離したら、喜んでそうさせてもらうよ。」

社長「そっか…、フォローはいるかい?」

木場「いらないよ、もういい大人だからね。」

社長「じゃ、この手もいらないか…」

パッ

木場「P、待てェェェェエエエエエ!!」

社長「ハハッ、ワロス。っていうか、俺、本格的に留守番だわ…」



木場さんは薬が切れた後、泣いて晶葉に発明を壊したことやまゆを殴ってしまったこと、社長を気絶させた後に殴ってその上留守番までさせたことなどを謝った。みんな、薬のせいだと許してくれた。





Pは、どうなったか分からない…。

176: 2013/03/21(木) 00:30:23.05 ID:/wWRGq/DO
木場さんは木場さんより社長がぼこぼこにされただけのような…。





あいさんはもっと優しめに書きますかね…

177: 2013/03/21(木) 00:43:17.70 ID:mK6wrTQU0
社長の被害が今のところ一番でかい気がする

178: 2013/03/21(木) 00:43:48.91 ID:Tdbd6JdD0
これはP、木場さんに埋められてても文句言えないぞww


次回:モバP「まゆのヤンデレを治す!」あいさん編


引用: モバP「まゆのヤンデレを治す!」