432: 2013/04/12(金) 16:43:12.09 ID:A91ZVwVDO


最初から:モバP「まゆのヤンデレを治す!」

前回:モバP「まゆのヤンデレを治す!」紗南ちゃん編

社長「紗南に飲ませたんだね。」

P「はい…」

社長「紗南は修理の間、何やってたんだろうね。」

P「一人遊びじゃないですかね。(ゲス顔)」

社長「君は本当に頭の修理をした方がいいんじゃないかな。」

P「お、紗南!」

紗南「あ、あの、ぴ、Pさん!!な、何か、よ、用!?」

P「いや、呼んだだけだ。」

紗南「そ、そうなんだ!じゃあね!!」パサッ

P「何か落ちてる?」

『Pさん攻略法』

社長「誰のだろうね。」

P「うーんと、Pさんと恋人になる→同棲フラグ立つまで…」

社長「紗南、ずっとこれ書いてたんだな。」

P「紗南…」

社長「心が痛むね。」

P「ええ、ちょっと。」

社長「ちょっとしか痛まないの!?本当に修理してもらえよ!!」

P「大丈夫です。」

社長「君の謎の自信が怖いよ!」
アイドルマスター シンデレラガールズ劇場 第3巻 [Blu-ray]

434: 2013/04/12(金) 17:38:28.72 ID:A91ZVwVDO
P「はぁ~、この薬使っても失敗続き。もうこの辺が潮時なのかなー。」

P「まゆも凄く怒ってたし。あんなに怒ったまゆ見たの初めてだ…」

P「もう、やめよう。これ以上まゆも迫って来ないだろうし。あれだけのことしたんだ。きっと嫌いになってるだろう…。そう考えると寂しいな…」

P「さ、こんな薬捨ててしまおう。」

ガッ

P「あっ。」

P(コードにつまづいた拍子に薬が一粒ビンから外に!!)

茄子「ふわあーあ…」

P(あくびしている茄子の方向へ…)

茄子「」パクッ ゴックン

P(飲んじゃった…)

茄子「あれ、今何か飲んだような…」

P(黙っておこう。関わりを持つとろくなことにならないし。)

435: 2013/04/12(金) 17:42:03.70 ID:A91ZVwVDO
まゆ「Pさん、実は私の父が転んで骨折したらしくて…」

P「それは大変だな!命に関わるのか!?」

まゆ「いえ、普通の骨折なので大丈夫だと…」

P「心配だったら帰っていいぞ。仕事も休みにして。」

まゆ「そんな…」

P「まゆもそんな状態じゃ仕事出来ないだろ。早く帰ってあげたら?」

まゆ「ありがとうございます。」

茄子「」クスッ

436: 2013/04/12(金) 17:56:21.55 ID:A91ZVwVDO
社長「急に仕事が来たから長野の取引先と話しに行かないといけなくなってしまったから、あとよろしく。」

ちひろ「今日は同窓会があるから早く上がります。」

凛「私はちょっとハナコが風邪ひいちゃって…。早めに帰るね。」

きらり「今日は、きらりんの大切な日だからお祝いするんだにぃ☆」

川島「わかるわ」

和久井「実はお見合いが入って…」

桃華「Pちゃま、実は本日水瀬グループとの合同パーティーに出席しなければいけませんの。」

幸子「宿題が終わりそうにないんです…」

志乃「今日、いいワインが群馬のお店に入るらしいから買いに行くわね。」

川島「わかるわ」

智絵里「あの…、今日は親戚が…」

かな子「あー、あの…、新発売のスイーツのレポートの予習に神奈川まで…」

藍子「今日は友達と約束があるから早く帰っていいですか?」

泰葉「前の事務所から契約破棄の書類もらって来ないと…」










P(結局、事務所に残っているのは私と茄子だけになってしまった。)

440: 2013/04/13(土) 09:02:37.96 ID:Bt7dQosDO
茄子「Pさん、今日はもう終わりにしませんか?」

P「みんな何かしらの用事があって帰ったからな。仕事はここら辺りで切り上げるか。」

茄子「では、私はこの辺りで…」

P「じゃ、事務所閉めるから先に出てくれないか?」

茄子「はい、分かりました。」

441: 2013/04/13(土) 09:21:42.97 ID:Bt7dQosDO
P「さて、事務所閉めたし帰るか…」

ブーン ガシャーン

P「うわっ、すぐ近くで事故が起こった!」

ワーワーナンダナンダ

P「ちょっ、野次馬に押されてる…、待って、ちょっと待ってください!!」

P「ふぅ~、やっと脱け出せた。」

警察「あの、すいません。事故があったとき近くにいたと聞いたんですが…」

P「は、はい…」

警察「ちょっと調書をとりたいので署の方までご同行願えませんか?」

P「分かりました。」

P(ついてないな…)

442: 2013/04/13(土) 10:12:45.08 ID:Bt7dQosDO
P「ようやく終わった…、警察署って意外に遠いんだな。あの警官スゲー怒られてたな。証言なんてその場でとれ、って。」

P「帰るか、疲れたなー。」

ドンッ

チンピラ「あ?」

P「すいません…」

チンピラ「すいませんじゃすまんねん!!どうしてくれるんじゃ!!ゴラァ!」

P「そ、そんなこと言われても…」

チンピラ「あ?」

P「ヒッ…」

チンピラ「金で誠意見せてもらおうか。」

P「…」

チンピラ「とりあえず財布渡せや。」

P「はい…」







チンピラ「へへ…儲かったな。」

巴「ようやく帰れたの、。早苗。」

早苗「そうね、巴ちゃん。」

チンピラ(ゲッ、あれは前に俺を捕まえたポリ公や!!)ダッ

早苗「ちょっと巴ちゃん、待っててね。」ダッ

巴「おお。」

ガシッ

早苗「なんで逃げるのかな?」

チンピラ「そ、それは…」

巴「ん、お前、ウチのところの下っぱちゃうんか?」

チンピラ「こ、このポリ公はお嬢の連れでっか!?」

早苗「同じ事務所のアイドルよ。で、その手に持ってる財布は何かな?」

チンピラ「ひ、拾ったんや…」

巴「この財布に見覚えが…」

早苗「Pくんの財布にそっくりね。」

巴「まさか、Pに何かしたんちゃうやろうな!!」

チンピラ「財布カツアゲしただけで…」

早苗「恐喝ね、すぐ近くに警察署があるわよ。」

巴「ま、自首せんというのなら親父に言うだけじゃしの。」

チンピラ「自首します…」

443: 2013/04/13(土) 10:20:37.16 ID:Bt7dQosDO
P「お金がない…、携帯は電池切れ…、ううっ…、どうしたらいいんだ…」

茄子「あ、Pさん。どうしたんですか?」

P「実はお金もなくて、携帯も電池切れなんだ…」

茄子「だったら、うちに来たらどうですか?緊急ですよね!」

P「いいのか!?」

茄子「いいんですよ、いつもお世話になってますし。」

P「茄子…、ありがとう…」

茄子「いえいえ…」

茄子「幸運過ぎてこちらがお礼したいぐらいですよ。」ボソッ

451: 2013/04/14(日) 16:30:31.23 ID:IrVbn1K+0
茄子「Pさん、何か食べます?」

P「あまり気を使わないでいいよ。」

茄子「いえ、たぶんおうちにも帰れないんでしょう。」

P「さすがにそこまでは…」

茄子「まあまあ、いいじゃないですか。」

P「そういうなら…」

P(茄子はヤンデレールを飲んでるから長居すると危険な気がする…)

454: 2013/04/15(月) 21:32:17.65 ID:uxiquM7+0
茄子「実は私、お見合いを申し込まれてて…」

P「はぁ…」

茄子「でも、私はアイドルを続けたいんです!!」

P「茄子…、親御さんは何て言ってるんだ?」

茄子「相手は超一流の企業の若きトップエリート。両親はこの縁談にすごく乗り気なんです。アイドルとしての活動もある意味、良い縁談を持ってくるための手段として考えていたようで…」

P「茄子、相談してくれるのは嬉しいんだが、今は財布も携帯もないし…、力になれることなんてないと思うんだ。」

茄子「大丈夫ですよ、Pさん。その縁談の時にPさんが彼氏のふりをしてもらえれば万事解決です。」

P「大丈夫なのか、それ?」

茄子「今から大丈夫にするんですよ、Pさん。」

P「茄子?」

茄子「既成事実を作りましょう。彼氏のふりなんて言わずに、ね。」

P(①超絶天才なPはここで反撃の1手を思いつく
 ②まゆがきっと助けに来てくれる
 ③BAD END。現実は非情である。)

472: 2013/04/18(木) 15:58:33.28 ID:PtQPqueDO
P(①超絶天才なPは反撃の手を思いついた!!逃げるんだよーッ!!)

ガチャガチャ

P(玄関が開かない…)

茄子「あら、ついてませんね。鍵がちょうど壊れているみたいで…」

P「茄子も出られないんだけど…」

茄子「私はそっちの方が…」

P(こういうこともあろうとヤンデレールジャマーが…ってあるわけねーじゃん!!)

茄子「何を探してるか分かりませんけど、ヤンデレールジャマーキャンセラーがありますよ。」

P「なんであるの!?」

茄子「偶然拾いました。」

P「なんで拾えるんだよ!!」

474: 2013/04/19(金) 07:39:58.24 ID:k9M8wU1DO
P(こうなったらやられる前にやる、って…本末大転倒じゃねーか!!どうする、どうするよ!)

茄子「Pさん、幸せになりましょうよ。ちょうどみんないないんですから…」

P(②まゆが助けに来てくれる。って言ってもまゆは仙台だしな…、しかも父親のお見舞いだから今日は帰って来れないはず…)

茄子「まるで神様が私達が一緒になるのをお祝いしてくれてるみたいですね。」

P(誰も助けに来てくれない…、ここから出る手段もない…、ってことは間違いなく③BAD END 現実は非情であるにまっしぐら…)

茄子「Pさん、何も怖くありませんよ。一緒に幸せになりましょう。幸せに幸せに…」

P(これは、終わったな…。)


ここまで読んで頂きありがとうございました。これにてこのSSは終了となります。>>1の次回作にご期待ください。

477: 2013/04/19(金) 09:08:35.12 ID:4OJDXcLB0
P(終わってないよ、むしろ終わらせないよ!!BAD ENDじゃん。茄子ENDじゃん!!どうしよう、打つ手がないよ…)

茄子「大丈夫ですよ、私と一緒ならずっと幸せに暮らせる、そんな気がするんです。」

P「気がするだけだろうが!!」

P(まゆ、ちひろさん、社長…、終わったよ、俺の人生が。)

茄子「Pさん、幸せって愛し合うあうことだと思うんです。Pさんとずっと一緒にいられることが私の幸運なんです。」

P「茄子、アイドルを続けたいんじゃ…」

茄子「Pさんといられるなら夢なんて捨てられます!!」

P「茄子…」

茄子「私にはPさんが…、Pさんが…、Pさんが…」

P「茄子、それは…」

晶葉「そうだな、確かに必要かもしれんな。」ビリッ

茄子「ど…うして…、晶葉ちゃんが…」バタッ

晶葉「まあ、好事魔多しというやつだ。」

478: 2013/04/19(金) 09:30:16.60 ID:4OJDXcLB0
P「晶葉、どうしてここが分かったんだ?」

晶葉「以前、君の携帯にPログという機能を付けただろう。そこから位置をわりだしたんだ。」

P「ああ、カレログの私バージョンか。でも、携帯の電池は切れていたような…」

晶葉「プロファイリングというやつだ。ま、早苗から連絡があって私も動いたんだが。」

P「早苗さんから?」

晶葉「ああ、そうだ。君の財布を取ったチンピラを捕まえたという連絡が入ってな。財布がないようだから迎えに行きたいんだが、居場所が分からないから居場所を割り出して欲しいと頼まれたのだよ。」

P「あ、あの時か。」

晶葉「ま、途中で携帯の電池が切れていたみたいだからな。近くの知り合いの家に転がり込んでるんじゃないかと思ってね。この辺り一帯のアイドルに連絡を取っていたんだよ。で、茄子から連絡がないものだからいるのか寝ているのか調べようと思ったらこのザマだ。」

P「誠に申し訳ありませんでした。」

晶葉「まあ、私は新型ピッキングマシンの性能を確かめることが出来てよかったという具合なのだが、早苗達が待たされて怒っていないかが心配だな。」

P「早苗さん達?」

晶葉「巴もいるぞ。」

P「私は歩いて帰ろうかな…」

晶葉「遠慮はするもんじゃないぞ、助手。」

P「ひええええええええええええ。」











P(もしかしたら、晶葉が来たことは茄子にとって幸運だったのかもしれない。もし、ずっと一緒になっていたならアイドルを茄子は続けられなかっただろう。最後に残った理性が自分を止めて欲しいと思って晶葉たちをよびよせたのかもしれない。私はそう考えることにした。)

479: 2013/04/19(金) 09:34:01.42 ID:4OJDXcLB0
茄子さん編終了です。もう二度と終わる終わる詐欺なんてしないよ。意外と文字うちって時間かかる…




次回:モバP「まゆのヤンデレを治す!」千秋さん編


引用: モバP「まゆのヤンデレを治す!」