544: 2013/05/01(水) 04:03:35.30 ID:Vco8kBUj0


最初から:モバP「まゆのヤンデレを治す!」

前回:モバP「まゆのヤンデレを治す!」のあさん編

P「のあさんが催眠術とか洗脳についての本にはまっているとかなんとか聞きましたが…」

社長「知らねーよ。いちいち報告来るなって言ってんだろうが。忙しいの、こっちも。」

P「またまたー。」

社長「人が暇しているみたいに言うんじゃない!!まったく。」

P「そういえば営業成績ですが、絶賛赤字です。」

社長「当たり前だよ。事務所の備品いくつ壊れたと思ってるんだ。この数ヶ月でよ。」

P「まあ、数えてたらきりないですよね。」

社長「だいたい、テメーのせいなのにどうしてそんなにへらへら出来るんだ。」

P「アイドルをプロデュースすることに命かけてますから!!」

社長「何誤魔化そうしてるんだ!!何もごまかせてないだろうが!!」

P「減給だけは…、減俸だけは…」

社長「減給20%、決定だね。」

P「そ、そんなー。」

社長「解雇できねーかなー、こいつ。」
アイドルマスター シンデレラガールズ劇場 第3巻 [Blu-ray]

545: 2013/05/01(水) 04:13:28.46 ID:Vco8kBUj0
きらり「にょわー、Pちゃん☆今日もハピハピすうぅ?」

P「きらり、おはよう。今日はハピハピな気分じゃないんだ…」

きらり「どうしてー。」

P「お給料減らされちゃった。」

きらり「それは、かわいそうだにぃ。きらりがよしよししてあげるからこっちに来るんだにぃ。」

P「きらり、ありがとう。」

きらり「よし、よし。」

グキッ

P「きらり、頭持ってかれてるから。もうちょっと優しくして。首から鳴っちゃいけない音がしたから。」

きらり「分かったんだにぃ!!」

グキ、バキ

P「ストーップ、きらり、ストーップ!!」


546: 2013/05/02(木) 03:12:11.76 ID:EZ0KThOd0
P「ちょっと首痛めたから湿布取ってくるよ。」

きらり「ごめんなんだにぃ。」

P「気にするなよ。ただ、きらりはちょっと背が高いから、よしよしするときは気を付けないといけないぞ。杏は痛がるだろうから。」

きらり「了解ー☆。」

P「じゃあ、待っててくれ。すぐに取ってくるから。」

きらり「Pちゃん、いっちゃった。これは何だろ、きらり気になるー☆」

きらり「そういえば、杏ちゃんから聞いたことがあるにぃ。これはPちゃんに対してハピハピが止まらない薬だって。きらり気になるー☆」

きらり「ちょっとだけ、飲んでも怒られないよね。Pちゃんと今日はハピハピだよ!!」

552: 2013/05/03(金) 15:12:57.45 ID:Lae1gzKZ0
P「きらり、今戻ったぞ。」

きらり「Pちゃん、大丈夫?」

P「まだ痛いけど大丈夫!!」

きらり「良かったにぃ。じゃあ、今日はきらりとハピハピするしよ!」

P「例のごとく仕事があるからな。勘弁してくれ。」

ガシッ

きらり「どうして、どうしてきらりとハピハピしないって言うの?」

P「きらり、腕を握るのはやめるんだ。痛い、痛いから。」

きらり「Pちゃんはきらりのこと嫌い?」

P「いや、そんなわけないだろう!!」

きらり「だったら、なぜなのかな?」

P「きらり、今日ちょっとおかしいぞ。」

きらり「きらりはいつも通りだよ。おかしいのはPちゃんの方だにぃ。」

P(まさか…、いやいや、そんなはずは…)

556: 2013/05/05(日) 00:38:27.02 ID:yEemNtf80
まゆ「こんにちは、Pさん。今日もあなたのまゆが来ましたよぉ。」

P「ま、まゆ。」

きらり「にょわー…」

まゆ「きらりさん?」

きらり「今日はね、きらりがね、Pちゃんとハピハピする日なんだよ。」

まゆ「そんなこと知りませんよぉ。だって、Pさんは…、私の…」

ガッ

きらり「まゆちゃん、聞こえなかったのかにぃ?今日は、きらりがPちゃんとハピハピするんだにぃ。」

まゆ「く、首を…」

P「きらり、やめろ!!まゆ、大丈夫か?」

まゆ「まゆのことはいいので、早く逃げて下さい…」

P「まゆ、出来る訳ないだろ、そんなこと!!」

きらり「にょわー…」グイグイ

まゆ「くっ…」

559: 2013/05/06(月) 10:09:22.28 ID:Jjk3LjqX0
きらり「Pちゃん、今日はきらりとハピハピすうぅ?」

まゆ「私は…、ここで…、氏んでもいいです…。あなたのために[ピーーー]るのなら…、それで…」

P「まゆ!!きらり、やめろ!!」

きらり「じゃあ、きらりとハピハピしてくれる?」

P「する、するから、まゆを放してくれ…」

きらり「うーん、分かったよ。Pちゃん。」

P「そうか。」

きらり「まゆちゃんは絶対に放さないから。ここで放したらPちゃんはまゆちゃんの方に行ってしまうにぃ。」

P「き、きらり!!」

まゆ「グ…、ウ…」

563: 2013/05/07(火) 20:05:09.26 ID:cBu8Gsdy0
きらり「まゆちゃん、Pちゃんはきらりのものだよ。だからさ、ね。」

まゆ「氏んでも渡しません…」

P「きらり、やめてくれ!!まゆが氏んじゃうだろう!!」

きらり「やめない、絶対にやめないよ。」

まゆ「絶対に…、Pさんは渡さな…」ガクッ

P「まゆ…、まゆ!!」

きらり「気絶しちゃったにぃ。仕方ないからそこに置いておくんだにぃ。」

P「まゆ!!」

きらり「Pちゃん、まゆちゃんがどうなってもいいの?」

P「…、分かったよ。きらり、行こう。」

きらり「やったー、Pちゃんだーいすき☆」

566: 2013/05/08(水) 21:15:13.27 ID:N4RCnRLr0
きらり「Pちゃんと今日はハピハピだよ☆」

P「きらり、いい加減にしてくれ。一体何がしたいんだ!?」

きらり「きらりはPちゃんとハピハピすゆよ。」

P「ハピハピって、何を…」

きらり「ちゅーとかしたら最高にハピハピだね、Pちゃん☆」

P「そ、それは、まずいぞ、きらり!!」

きらり「どうして、Pちゃん。あー、ファンのため、それとも…、まゆちゃんのため?きらり気になるー☆」

P「ファンのためにきまってるじゃないか!!」

きらり「Pちゃんの嘘つき。いつも、Pちゃんはまゆちゃんのためー、とか言ってまゆちゃんの方ばっか見てるよ。きらりも見て欲しいのにPちゃんは何かつけて、まゆちゃん、まゆちゃん、まゆちゃん、まゆちゃん、ばーっかり。きらり、つまんなーい。」

P「そ、そんなことは…」

きらり「だから、もうきらりのことしか見れないようにしてあげるね。Pちゃん。」

P「な、何をするつもりだ!?」

きらり「何って言わせる気、Pちゃん?きらり、セクハラとかはNGだよ☆」

P(間違いない、既成事実ってやつをつくるつもりだ。きらりも17だからな。知らない方がおかしいか…)

567: 2013/05/08(水) 21:43:06.73 ID:N4RCnRLr0
きらり「きらりはPちゃんが大好きだけど、Pちゃんもきらりのことが大好きだよね。」

P「ああ、アイドルとして大好きだよ。」

きらり「じゃあ、まゆちゃんは?」

P「きらり、その話は…」

きらり「きらりは、Pちゃんが嘘ついてるの分かるよ。ここからすぐにでもまゆちゃんのところに行きたいんでしょ。でも、ダメ。Pちゃんはきらりのものだよ。これからも、ね。」

P「きらり、バカなことは止せ!!」

きらり「バカなこと、か。Pちゃんはいつもそう。きらりの気持ちも、杏ちゃんの気持ちも、まゆちゃんの気持ちも、みんなの気持ちも全然わかってない。分かろうともしない。アイドルとの交際はご法度だー、って言い訳して本当に私達と向き合ってくれない。みんなPちゃんのこと大好きなんだよ。みんな、Pちゃんのこと心配してるんだよ。なのに、どうして、分かろうとしないの!?Pちゃん、答えてよ、ねえ、ねえ、ねえってば!!」

P「それは、その…」

きらり「結局、Pちゃんは今が壊れるのが怖いだけ。今のまま楽しく事務所で働ければいいと思ってるだけ。Pちゃんは、アイドルの未来なんかより、自分の今の方がずーっと大事なんだ!!」

P「それは違うぞ、きらり。」

きらり「違わないよ。Pちゃんは臆病だね。大丈夫、きらりがずーっと守ってあげる。きらりがずーっと傍にいてあげる。きらりがずーっと大好きでいてあげる。だから、Pちゃん。ハピハピしよ☆」

P「絶対に嫌だ。みんなが大好きだからこそ、今を壊したくないんだ。自分のためなんかじゃない。今がなければ、未来もないんだ。分かるだろ、きらり?」

きらり「いやだ、分かりたくないよ。だって、認めたら永遠にPちゃんときらりは結ばれないよ。そんなのイヤ。絶対にイヤーッ!!」

570: 2013/05/10(金) 00:18:33.19 ID:yMOx538V0
きらり「Pちゃんは、嫌でしょ。きらりとハピハピできないの。」

P「いや、そんなことは…」

きらり「ふーん。」

グッ

P「き…ら…り…、首を絞めるのはやめろ…」

きらり「結局、Pちゃんは氏ななきゃきらりに素直になれない照れ屋さんなんだね。」

P「グッ…、ガッ…、ゴホッ…」

きらり「さあ、早くきらりとハピハピしよっ☆」

P「…、や…」

きらり「早く、早く、きらりとハピハピハピハピハピハピハピハピハピハピ…」

P「グアッ…」

きらり「きらりが手を伸ばすとPちゃんでも押し倒せない距離にあるもんね。だから、きらりはPちゃんともうすぐハピハピできるよ☆」

木場「そこまでだ。」トスッ

きらり「あっ…」バタン

P「木場さん!!」

木場「まゆ君が倒れていたものでね。何かあったんじゃないかと思って来てみたんだ。大変だったね。まあ、私も人に言えた義理ではないが、まゆ君が倒れてると何かしらあるんだ。」

P「ありがとうございます…、げほっ。」

木場「無理はするなよ。まあ、後は君に任せるから。」

P「承知しました。」







きらりはその日一日起きることはなかった。いや、起きようとはしなかった。ずっと、泣いていた。薬が抜けても、ずっとずっと…





まゆは、意外と早く復活しました。


571: 2013/05/10(金) 00:23:52.67 ID:yMOx538V0
はい、きらり編終わりました。疲れたなんて甘いことは言わないことにしています(謎)






早苗さんか小春ちゃんになるかもしれないです。

572: 2013/05/10(金) 00:35:16.34 ID:eRtEwEdao
乙!


次回:モバP「まゆのヤンデレを治す!」小春ちゃん編

引用: モバP「まゆのヤンデレを治す!」