579: 2013/05/11(土) 16:54:07.30 ID:i8z6zh2i0
最初から:モバP「まゆのヤンデレを治す!」
前回:モバP「まゆのヤンデレを治す!」きらり編
小春「おはようございます。」
小春ちゃんがあいさつをする。そのとき、僕は小春ちゃんに抱かれていた。
P「おはよう、小春。ヒョウくんも元気そうだな。」
この人は小春ちゃんのプロデューサーだ。小春ちゃんはアイドルデビューをして、今人気の絶頂だ。
小春「でも、Pさんなんだか疲れてません?」
P「きらりを慰めていてちょっとな。」
小春「何かあったんですか?」
P「大丈夫、心配いらないよ。」
きらり「おはよー☆Pちゃん、おっす、おっす!!」
P「きらりおはよう。」
こうして、事務所は騒がしくなる。僕はこの雰囲気が大好きだ。
580: 2013/05/11(土) 17:38:38.46 ID:i8z6zh2i0
僕はケージに入れられる。仕方ないことかもしれないけど、ちょっと悲しい。
小春「Pさん…、何………ビタミ……ありがとう……ます。」
小春ちゃんの声が遠くから響く。小春ちゃんはが何かを食べているみたい。いいなぁ、僕も欲しいな。
P「………、仕事がある………、がんばれ……よ。」
途切れ途切れにしか聞こえないけど、プロデューサーさんと小春ちゃんは仲良くお話ししているみたいだ。最近、プロデューサーさんと話すことが多くなって、僕に前みたいに話しかけてくれなくなったな。あ、小春ちゃんだ。
小春「ヒョウくん、ちょっと小春はお出かけするのでお留守番しててね。」
ニコニコ笑ってるけど、いつもの小春ちゃんじゃないことは一目瞭然だった。
小春「Pさん…、何………ビタミ……ありがとう……ます。」
小春ちゃんの声が遠くから響く。小春ちゃんはが何かを食べているみたい。いいなぁ、僕も欲しいな。
P「………、仕事がある………、がんばれ……よ。」
途切れ途切れにしか聞こえないけど、プロデューサーさんと小春ちゃんは仲良くお話ししているみたいだ。最近、プロデューサーさんと話すことが多くなって、僕に前みたいに話しかけてくれなくなったな。あ、小春ちゃんだ。
小春「ヒョウくん、ちょっと小春はお出かけするのでお留守番しててね。」
ニコニコ笑ってるけど、いつもの小春ちゃんじゃないことは一目瞭然だった。
584: 2013/05/12(日) 16:51:42.00 ID:wh38qsp50
ガタッという音ともに目が覚めた。小春ちゃんだ。
小春「ヒョウくん、いい子ですね。きちんと待てて。でも、もうちょっと待っててね。」
小春ちゃんの笑顔がなんだかとても冷たい笑顔に見えた。さっきからずっとそうだ。小春ちゃんは小春ちゃんじゃなくなってる。
小春「小春はもうすぐお姫様になります。」
もう、誰に話しかけているのかも分からない。ただただ、うつろな目でプロデューサーさんを呼んでいるだけ。僕が必氏にケージを揺らしても知らんぷりしてる。
小春「ふふふ…」
その時、小春ちゃんの手に持ってるものが見えた。あれは…、銀色でぎらぎら光ってて尖ってる。たぶん、ナイフっていう道具だったはず。僕にだって分かる。とても危険なものだって。
小春「小春は今から…」
小春ちゃんはこれで何をするんだろう。悪い予感しかしない。
小春「ヒョウくん、いい子ですね。きちんと待てて。でも、もうちょっと待っててね。」
小春ちゃんの笑顔がなんだかとても冷たい笑顔に見えた。さっきからずっとそうだ。小春ちゃんは小春ちゃんじゃなくなってる。
小春「小春はもうすぐお姫様になります。」
もう、誰に話しかけているのかも分からない。ただただ、うつろな目でプロデューサーさんを呼んでいるだけ。僕が必氏にケージを揺らしても知らんぷりしてる。
小春「ふふふ…」
その時、小春ちゃんの手に持ってるものが見えた。あれは…、銀色でぎらぎら光ってて尖ってる。たぶん、ナイフっていう道具だったはず。僕にだって分かる。とても危険なものだって。
小春「小春は今から…」
小春ちゃんはこれで何をするんだろう。悪い予感しかしない。
585: 2013/05/12(日) 18:05:19.66 ID:wh38qsp50
揺らす、揺らす、揺らす。止められない、止められない、止められない。
小春「……、…………、すよ。」
小春ちゃんが遠くなる。なんでか分からないけど、小春ちゃんを止めないといけない!!なのに、ケージ
が開かない。誰も気づいてくれない!!
アッキー「わん、わん!!」
ガチャーン
あ、開いた。ありがとう、アッキーさん。
アッキー「わんわん。」(礼はお嬢ちゃんを止めてからいいな、坊主。)
アッキーさん…。小春ちゃん、絶対僕が止めてみせるからね。
優「あー、もう、アッキーったら…、ヒョウくんと喧嘩してるの!?」
アッキー「わん!」(早く行け!!)
うん、分かったよ。アッキーさん!!
小春「……、…………、すよ。」
小春ちゃんが遠くなる。なんでか分からないけど、小春ちゃんを止めないといけない!!なのに、ケージ
が開かない。誰も気づいてくれない!!
アッキー「わん、わん!!」
ガチャーン
あ、開いた。ありがとう、アッキーさん。
アッキー「わんわん。」(礼はお嬢ちゃんを止めてからいいな、坊主。)
アッキーさん…。小春ちゃん、絶対僕が止めてみせるからね。
優「あー、もう、アッキーったら…、ヒョウくんと喧嘩してるの!?」
アッキー「わん!」(早く行け!!)
うん、分かったよ。アッキーさん!!
586: 2013/05/12(日) 19:07:40.39 ID:aqblHfLHo
アッキーさんマジイケメン!!ww
590: 2013/05/13(月) 21:42:39.36 ID:vf/E6ESz0
アッキー「わんわん。」(ご主人様、そんなに心配ならきちんと坊主のようにケージに入れておけ。)
優「あー、ヒョウくん逃げてるー。小春ちゃん悲しんじゃうよー。」
アッキー「くぅ~ん。」(まあ、イグアナなんて逃げたところですぐ捕まるからな。心配いらないぜ、ご主人様。)
優「もう、小春ちゃんのところ行って謝ってくるね。」
アッキー(まずい…)ダッ
優「あ、ちょっとアッキーどこ行くの!!待ちなさい!!」
アッキー「わんわんわん!!」(クソッ、坊主。借りは高くつきそうだぜ。)
アッキーさんが時間を稼いでいる間に早く小春ちゃんを見つけないと…。
小春「Pさん……、小春は…」
あの部屋から小春ちゃんの声がする!!行こう!!
優「あー、ヒョウくん逃げてるー。小春ちゃん悲しんじゃうよー。」
アッキー「くぅ~ん。」(まあ、イグアナなんて逃げたところですぐ捕まるからな。心配いらないぜ、ご主人様。)
優「もう、小春ちゃんのところ行って謝ってくるね。」
アッキー(まずい…)ダッ
優「あ、ちょっとアッキーどこ行くの!!待ちなさい!!」
アッキー「わんわんわん!!」(クソッ、坊主。借りは高くつきそうだぜ。)
アッキーさんが時間を稼いでいる間に早く小春ちゃんを見つけないと…。
小春「Pさん……、小春は…」
あの部屋から小春ちゃんの声がする!!行こう!!
593: 2013/05/15(水) 13:36:16.62 ID:pIdHow4G0
小春「Pさんは、知ってますか?ロミオとジュリエットっていうお芝居。小春が氏んじゃったら、Pさんも一緒に…、なんて訳ありませんよね。私はシンデレラになりたいのに、みんなシンデレラで困っちゃいます。ジュリエットやシンデレラとかじゃくて、今、私がなれそうなお姫様は人魚姫です。だって、アイドルになったら横にライバルがいて、ライバルに王子様取られちゃって…、私はこれからその呪縛から解き放たれるためにPさんを…」
虚ろな目…、悲しい目…、寂びしそうな目…、僕に向けられるものとは全く違う表情をしている小春ちゃんは今にも壊れそうだった。
小春「でも、最後は殺せなくて人魚姫は氏んじゃうんですよね。でも、一瞬でもPさんのお姫様になれるような気がします。それがとてもうれしいです。」
小春ちゃんはそっと呟くと窓辺に足をかけた。危ないよ、小春ちゃん、落ちちゃうよ!!僕は小春ちゃんの方に走り寄って、服に飛びついた。
虚ろな目…、悲しい目…、寂びしそうな目…、僕に向けられるものとは全く違う表情をしている小春ちゃんは今にも壊れそうだった。
小春「でも、最後は殺せなくて人魚姫は氏んじゃうんですよね。でも、一瞬でもPさんのお姫様になれるような気がします。それがとてもうれしいです。」
小春ちゃんはそっと呟くと窓辺に足をかけた。危ないよ、小春ちゃん、落ちちゃうよ!!僕は小春ちゃんの方に走り寄って、服に飛びついた。
594: 2013/05/15(水) 22:21:25.66 ID:pIdHow4G0
小春「ヒョウくん、邪魔しないで下さい!!」
僕を必氏に振りほどこうとするけど、僕の爪はしっかりと小春ちゃんの服に引っかかっていた。小春ちゃんが暴れるたびにガチャンと窓の冊子が鳴り響く。でも、放したら小春ちゃんはそこから飛び降りちゃう!!誰か助けて!!お願い!!
アッキー「わんわんわん!!」(坊主、無事か!?)
アッキーさん!!
優「ちょっと、アッキー。待ってよ~。」
アッキー「わんわん。」(うちの御主人が来るまで粘れるか?)
やってみるよ、アッキーさん。小春ちゃん、踏みとどまって!!お願い!!
アッキー「ばうっ!!」(嬢ちゃん、バカなことはやめるんだ!!)
小春「二人とも放して!!」
僕を必氏に振りほどこうとするけど、僕の爪はしっかりと小春ちゃんの服に引っかかっていた。小春ちゃんが暴れるたびにガチャンと窓の冊子が鳴り響く。でも、放したら小春ちゃんはそこから飛び降りちゃう!!誰か助けて!!お願い!!
アッキー「わんわんわん!!」(坊主、無事か!?)
アッキーさん!!
優「ちょっと、アッキー。待ってよ~。」
アッキー「わんわん。」(うちの御主人が来るまで粘れるか?)
やってみるよ、アッキーさん。小春ちゃん、踏みとどまって!!お願い!!
アッキー「ばうっ!!」(嬢ちゃん、バカなことはやめるんだ!!)
小春「二人とも放して!!」
596: 2013/05/16(木) 02:15:25.05 ID:lMsguX/ho
あの顔でこの台詞ぱねぇあっきーさん
598: 2013/05/18(土) 11:23:18.72 ID:RQ2PW6aJ0
優「も~、アッキーったら…、って!!小春ちゃん、何やってるの!?やめなさい!!」
小春「は、放して下さい!!」
優「放すわけないじゃん!!ほら、降りて!!」
優さんに抱きかかえられ、小春ちゃんは窓辺から降ろされた。
その時、服がビリっと破れた。僕はそのまま落っこちて頭を打ってしまった。意識が遠のいていく…
アッキー「わん、わん。」(坊主、大丈夫か!?坊主!!)
小春「ヒョウくん…、ヒョウくん…?」
小春ちゃんに呼ばれた気がしたけど…、小春ちゃんのところへは行けそうになかった。
小春「は、放して下さい!!」
優「放すわけないじゃん!!ほら、降りて!!」
優さんに抱きかかえられ、小春ちゃんは窓辺から降ろされた。
その時、服がビリっと破れた。僕はそのまま落っこちて頭を打ってしまった。意識が遠のいていく…
アッキー「わん、わん。」(坊主、大丈夫か!?坊主!!)
小春「ヒョウくん…、ヒョウくん…?」
小春ちゃんに呼ばれた気がしたけど…、小春ちゃんのところへは行けそうになかった。
600: 2013/05/18(土) 21:05:15.84 ID:RQ2PW6aJ0
僕の目が覚めたとき見えたのは、Pさんは仮眠室からまゆさんに連れ出されているところだった。
まゆ「また飲ませましたねぇ!!」
P「ひえええええ…」
仮眠室からPさんが起こされて連れ出されたみたいだ。
まゆ「小春ちゃんが、いきなり飛び降り自殺なんておかしいと思ったんですよぉ。聞いたら人魚姫になるとか言ってたみたいですし、大方寝ているPさんのところに来て迷った挙句の行動じゃないんですかぁ?人魚姫は寝ている王子様を暗殺できずに海に飛び込むので。」
P「はい、誰もいない休憩時間なら寝ていて大丈夫だとおもったのでつい…」
まゆ「ついじゃありません!!その前に薬を飲ませるのはやめて下さい!!」
P「はい…」
Pさんが物凄く怒られてる…。でも、小春ちゃんが飛び降りなくて本当に良かった…
アッキー「わん。」(坊主、良かったな…。それにしても、王子様ねぇ…。いつになったらこのバカ王子は気付くんだろうか。いや、気付かされるか、かな…)
まゆ「また飲ませましたねぇ!!」
P「ひえええええ…」
仮眠室からPさんが起こされて連れ出されたみたいだ。
まゆ「小春ちゃんが、いきなり飛び降り自殺なんておかしいと思ったんですよぉ。聞いたら人魚姫になるとか言ってたみたいですし、大方寝ているPさんのところに来て迷った挙句の行動じゃないんですかぁ?人魚姫は寝ている王子様を暗殺できずに海に飛び込むので。」
P「はい、誰もいない休憩時間なら寝ていて大丈夫だとおもったのでつい…」
まゆ「ついじゃありません!!その前に薬を飲ませるのはやめて下さい!!」
P「はい…」
Pさんが物凄く怒られてる…。でも、小春ちゃんが飛び降りなくて本当に良かった…
アッキー「わん。」(坊主、良かったな…。それにしても、王子様ねぇ…。いつになったらこのバカ王子は気付くんだろうか。いや、気付かされるか、かな…)
601: 2013/05/18(土) 21:06:57.91 ID:RQ2PW6aJ0
小春ちゃん編終了です。遅筆に磨きがかかってる…。もう、ゴールして…いいよね…
早苗さん編は書き溜めて一気に投稿します。
早苗さん編は書き溜めて一気に投稿します。
602: 2013/05/19(日) 01:46:34.21 ID:mbe9UwjA0
Pにゴールがあるとでも
603: 2013/05/19(日) 08:39:54.47 ID:cwG4aRENo
ゴール(氏亡)
次回:モバP「まゆのヤンデレを治す!」早苗さん編
引用: モバP「まゆのヤンデレを治す!」
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