724: 2013/06/25(火) 18:57:36.37 ID:y+7EnqHDO
最初から:モバP「まゆのヤンデレを治す!」
前回:モバP「まゆのヤンデレを治す!」かな子編
和久井留美の1日は、彼と目が合うことから始まる。寝室の彼にそっとキスをして寝室を後にする。
リビングで朝食を済ませる。リビングには彼はいないがまた別の彼がいる。おいしいわね、と軽く微笑む。
台所、また別の彼が後ろで微笑んでいる。水がかからないように気を付けて食器を洗う。
洗面所で顔を洗う。彼はここにはいない。だって水が跳ねて彼にかかると危ないから。一回、後悔した。
着替える。彼の目から隠れるように着替える。ちょっと興奮してるのは秘密だ。
ドアの前の彼にそっとキスをする。そして彼と別れ家を出る。
そしてまた、事務所で彼に会うのだ。
728: 2013/06/25(火) 22:20:10.07 ID:9aHj8RjDo
あ、これ既にアカンやつや
729: 2013/06/26(水) 03:43:49.65 ID:Qrm3LBNDO
留美「おはようございます。」
誰もいない。タイミングが悪かったのであろうか?
留美「あら、これは?」
彼の机の上の一つの小瓶。これのおかげでいくつの惨劇が起こっただろうか。
留美(まぁ、利用できるものは利用しましょう。)
こっそりと一粒タブレットケースに入れ、仕事に出掛けた。
留美(これだけあればね…)
にやりと微笑むとそのまま仕事へと直行した。彼とはまた会えるだろうから。
誰もいない。タイミングが悪かったのであろうか?
留美「あら、これは?」
彼の机の上の一つの小瓶。これのおかげでいくつの惨劇が起こっただろうか。
留美(まぁ、利用できるものは利用しましょう。)
こっそりと一粒タブレットケースに入れ、仕事に出掛けた。
留美(これだけあればね…)
にやりと微笑むとそのまま仕事へと直行した。彼とはまた会えるだろうから。
730: 2013/06/26(水) 04:21:30.70 ID:Qrm3LBNDO
和久井留実は秘書だった。ずっとスケジュールとにらみ合い、嫌がらせに耐え、恋になんて見向きもせずに働いた。
気が付いたら、もう後戻りなんて出来なかった。生きているのが辛いくらい仕事が好きだった。氏んでも仕事がしたかった。
でも、仕事をやめた。なぜだろうか、当たり前だ。女の子を捨てきれなかった。後悔するかしないかのとき、彼と出会った。
基本的に運命なんて信じなかったか、アイドルにスカウトされた時はそんな女の子チックなものを感じてしまった。
翌日、壁一面に貼り付けられた予定表は全て無くなり、かわりに一枚。彼を貼った。
気が付いたら、もう後戻りなんて出来なかった。生きているのが辛いくらい仕事が好きだった。氏んでも仕事がしたかった。
でも、仕事をやめた。なぜだろうか、当たり前だ。女の子を捨てきれなかった。後悔するかしないかのとき、彼と出会った。
基本的に運命なんて信じなかったか、アイドルにスカウトされた時はそんな女の子チックなものを感じてしまった。
翌日、壁一面に貼り付けられた予定表は全て無くなり、かわりに一枚。彼を貼った。
732: 2013/06/26(水) 19:34:01.88 ID:Qrm3LBNDO
留美「お疲れ様でした。」
今日、最後の仕事が終わった。彼女は、事務所に直帰する。他の男性に目線を配る時間なんていらなかった。彼女の出す独特のオーラに誰も近付けないでいた。
留美「今、帰りました。」
事務所に到着した。社長が電話の対応に追われている。ちひろが札束を数えている。
留美「あら、Pくんは?」
ちひろ「今日は、遅くなるそうです。」
留美「そう。」
椅子に座って書類整理の手伝いをする。前の仕事で経験した作業なのでさほど苦には感じなかった。
ちひろ「すいません、いつも…」
留美「いいのよ。私も家に帰ったところでやることはないし。」
嘘だ。ただ彼に会って礼を言われたいがためにやっているだけだ。
留美「彼、遅いわね。」
社長「そうですね。後のことはやっておくんで、二人ともお帰りになっていいですよ。」
帰るはずがなかった。彼に会うことが最大の目的だからだ。ちひろを見送った後は社長が電話している横で仕事を続けた。
社長「すいません、ちょっと出るんであの鍵渡しておきますから好きな時間に帰ってください。もう今日は事務所に戻れないみたいなんで。」
留美「はい、分かりました。気をつけてくださいね。」
内心、突然舞い込んだ好機に笑いが止まらなかった。
今日、最後の仕事が終わった。彼女は、事務所に直帰する。他の男性に目線を配る時間なんていらなかった。彼女の出す独特のオーラに誰も近付けないでいた。
留美「今、帰りました。」
事務所に到着した。社長が電話の対応に追われている。ちひろが札束を数えている。
留美「あら、Pくんは?」
ちひろ「今日は、遅くなるそうです。」
留美「そう。」
椅子に座って書類整理の手伝いをする。前の仕事で経験した作業なのでさほど苦には感じなかった。
ちひろ「すいません、いつも…」
留美「いいのよ。私も家に帰ったところでやることはないし。」
嘘だ。ただ彼に会って礼を言われたいがためにやっているだけだ。
留美「彼、遅いわね。」
社長「そうですね。後のことはやっておくんで、二人ともお帰りになっていいですよ。」
帰るはずがなかった。彼に会うことが最大の目的だからだ。ちひろを見送った後は社長が電話している横で仕事を続けた。
社長「すいません、ちょっと出るんであの鍵渡しておきますから好きな時間に帰ってください。もう今日は事務所に戻れないみたいなんで。」
留美「はい、分かりました。気をつけてくださいね。」
内心、突然舞い込んだ好機に笑いが止まらなかった。
734: 2013/06/26(水) 21:48:17.34 ID:Qrm3LBNDO
留美「あら、Pくん。遅かったじゃない。」
時計を見れば12時。仕事帰りにしては遅い。
P「実はドッキリのせいで、テレビ局を錯乱した貴音さんが逃げ回るというハプニングが起こりまして…」
留美「それで社長が…」
P「それだけならまだしも行方不明のスタッフが出るわ、よく見れば次の仕事場行ってるわで…」
留美「大変だったのね。」
P「小梅に貴音さんを脅かす頼んだんです。貴音さんは怪談が苦手って言ってたので…」
留美「結果が見えるわね…」
P「番組スタッフ、社長、私、で平謝りですよ。」
留美「大変ね…」
P「流石に小梅は帰しましたが…。とにかくうかつだったんですよ。」
留美「次から抗議しておかなくっちゃね。」
P「ええ。ドッキリは自業自得ですが、スタッフの管理が…」
延々と仕事の話が続く。このまま時間が止まればいい。今まではそうだった。でも今日は違った。
留美「夜も遅いし、ちょっと車で送ってくれないかしら。」
P「いいですよ。」
ありがとう、という言葉にはどれだけの意味が込められていたのか。Pには知る術などなかった。
時計を見れば12時。仕事帰りにしては遅い。
P「実はドッキリのせいで、テレビ局を錯乱した貴音さんが逃げ回るというハプニングが起こりまして…」
留美「それで社長が…」
P「それだけならまだしも行方不明のスタッフが出るわ、よく見れば次の仕事場行ってるわで…」
留美「大変だったのね。」
P「小梅に貴音さんを脅かす頼んだんです。貴音さんは怪談が苦手って言ってたので…」
留美「結果が見えるわね…」
P「番組スタッフ、社長、私、で平謝りですよ。」
留美「大変ね…」
P「流石に小梅は帰しましたが…。とにかくうかつだったんですよ。」
留美「次から抗議しておかなくっちゃね。」
P「ええ。ドッキリは自業自得ですが、スタッフの管理が…」
延々と仕事の話が続く。このまま時間が止まればいい。今まではそうだった。でも今日は違った。
留美「夜も遅いし、ちょっと車で送ってくれないかしら。」
P「いいですよ。」
ありがとう、という言葉にはどれだけの意味が込められていたのか。Pには知る術などなかった。
736: 2013/06/27(木) 02:30:21.40 ID:B9aWNooDO
留美「ありがとう。そうだ、お礼がしたいわ。ちょっと上がって待っててくれない。」
P「ええ、分かりました。」
留美「暗いから電気をつけようかしら。」
電気がついた。悪夢みたいだった。無数の自分から見つめられていた。自分の写真がいたるところに貼られ、恐ろしくなった。
P「わ…く…い…さ…」
留美「ふふっ。恐縮しないで。」
P「は、はい…」
怖い。ただ怖い。もう帰れないんだろうかと思った。
留美「温かい飲み物よ。」
P「ありがとうございます。」
飲み干すことしか出来なかった。彼女の善意が伝わってきたからなおさらだ。
P「お、おいしいです。」
留美「ふふ、良かった。夜食もあるのよ。」
P「そ、そんなに…」
留美「遠慮しないで。」
夜食は簡素な料理だった。
P「お、おいしいです。」
留美「喜んでもらえて嬉しいわ。」
恐怖というものでここまで体を硬直させたのはいつぶりだろうか。思い出したくない。
P「ええ、分かりました。」
留美「暗いから電気をつけようかしら。」
電気がついた。悪夢みたいだった。無数の自分から見つめられていた。自分の写真がいたるところに貼られ、恐ろしくなった。
P「わ…く…い…さ…」
留美「ふふっ。恐縮しないで。」
P「は、はい…」
怖い。ただ怖い。もう帰れないんだろうかと思った。
留美「温かい飲み物よ。」
P「ありがとうございます。」
飲み干すことしか出来なかった。彼女の善意が伝わってきたからなおさらだ。
P「お、おいしいです。」
留美「ふふ、良かった。夜食もあるのよ。」
P「そ、そんなに…」
留美「遠慮しないで。」
夜食は簡素な料理だった。
P「お、おいしいです。」
留美「喜んでもらえて嬉しいわ。」
恐怖というものでここまで体を硬直させたのはいつぶりだろうか。思い出したくない。
743: 2013/07/03(水) 02:16:46.87 ID:OHOBvhNDO
留美「これが何か分かるかしら。」
一粒の錠剤。説明がなければそれが何であるかはわからないだろう。しかし、Pには予想がついた。
P「ヤンデレール…」
留美「その通り。」
その時に奪えば良かったのかもしれない。しかし、Pにはそれが出来なかった。なぜなら、この異常な空間にいる和久井さんに勝てる気がしなかったからである。体が強張って動かなかった。
留美「じゃあ、服用するわね。」
水の入ったコップ。口に運ばれる錠剤。止めるチャンスなんていくらでもあった。しかし、出来なかった。彼は、恐ろしさに震える子どもよりもさらに弱い存在と化していた。
留美「んっ…」
この一瞬が永遠に思えた。コマ単位でアニメを見たような気がした。しかし、目の前にあるのは非常な現実であった。
留美「飲んじゃった。」
P「実印持ってきてないんですよ。弱ったなー。」
留美「次、ふざけたら…。
誰かが氏ぬわよ。」
一粒の錠剤。説明がなければそれが何であるかはわからないだろう。しかし、Pには予想がついた。
P「ヤンデレール…」
留美「その通り。」
その時に奪えば良かったのかもしれない。しかし、Pにはそれが出来なかった。なぜなら、この異常な空間にいる和久井さんに勝てる気がしなかったからである。体が強張って動かなかった。
留美「じゃあ、服用するわね。」
水の入ったコップ。口に運ばれる錠剤。止めるチャンスなんていくらでもあった。しかし、出来なかった。彼は、恐ろしさに震える子どもよりもさらに弱い存在と化していた。
留美「んっ…」
この一瞬が永遠に思えた。コマ単位でアニメを見たような気がした。しかし、目の前にあるのは非常な現実であった。
留美「飲んじゃった。」
P「実印持ってきてないんですよ。弱ったなー。」
留美「次、ふざけたら…。
誰かが氏ぬわよ。」
744: 2013/07/03(水) 02:42:55.86 ID:OHOBvhNDO
宣告の意味はPには理解出来なかった。その誰かが自分なのか、和久井さんなのか、まゆなのか、それとも他の誰かなのか。
P「だ、誰が…」
留美「私の気分次第よ。」
和久井さんが気分なんて言葉を使うこと自体が驚きだった。それほどまで自分というものを見せてくれていなかったのだろうか、と考えてしまった。自分のプロデュース力のなさを恨んだ。何一つ分かっていなかった。
P「な、何かしてほしいこととかあります?」
留美「何もして欲しくないし、何かして欲しい。わがままね、私。」
P「い、いえ…」
留美「困らせるのもあれだから、一つお願いしようかしら。」
P「なんでしょうか?」
留美「留美って呼んでくれない?」
P「そ、それくらいなら…」
留美「ごめんなさいね、あなたを困らせるようなことをして。」
P「いえいえ、別にいいんですよ。」
留美「そう?じゃあ、二人っきりで飲みましょう。」
P「そうしましょうか、留美。」
留美「ありがと。」
P「だ、誰が…」
留美「私の気分次第よ。」
和久井さんが気分なんて言葉を使うこと自体が驚きだった。それほどまで自分というものを見せてくれていなかったのだろうか、と考えてしまった。自分のプロデュース力のなさを恨んだ。何一つ分かっていなかった。
P「な、何かしてほしいこととかあります?」
留美「何もして欲しくないし、何かして欲しい。わがままね、私。」
P「い、いえ…」
留美「困らせるのもあれだから、一つお願いしようかしら。」
P「なんでしょうか?」
留美「留美って呼んでくれない?」
P「そ、それくらいなら…」
留美「ごめんなさいね、あなたを困らせるようなことをして。」
P「いえいえ、別にいいんですよ。」
留美「そう?じゃあ、二人っきりで飲みましょう。」
P「そうしましょうか、留美。」
留美「ありがと。」
745: 2013/07/05(金) 01:53:31.29 ID:jQWIT3/DO
和久井さんと飲んだのはいつぶりだろうか。和久井さんはまゆの次に積極的だった。一対一で飲むのもかなり控えた。今、思えば全て間違いだったのだ。
留美「Pくんは最近、私と一対一で飲んでくれないわね。礼子さんや楓さんと一緒に飲む機会が増えたわ。」
P「あはは…」
留美「あれだけまゆちゃんに構えば仕方ないのでしょうけど。」
P「お恥ずかしい限りで…」
留美「こんなものまで使って…」
P「うう…」
留美「まあ、いいわ。今はあなたと私で二人っきり。とにかく飲みましょう。」
P「は、はい。」
留美「私、意外と貞操は固い女よ。酔ったところを襲うことなんてしないわ。それに泥酔するまで飲ませないわよ。」
P「はは…」
見透かされていた。この人には敵わない。本当に同年代なのかと疑ってしまう。
留美「襲ってくれてもいいのよ。でも、あまり嬉しくはないわね。もっとちゃんとした手続きを踏んで…、って我が儘言える立場じゃないわね。」
P「ま、まあ、襲いませんけどね。」
留美「そう…、それはそれで残念ね…」
P「冗談がきついですよ…」
留美「そうね、謝るわ。」
なぜ、ヤンデレールを飲んだのにここまで平静を保っているのかPには不思議でならなかった。
留美「Pくんは最近、私と一対一で飲んでくれないわね。礼子さんや楓さんと一緒に飲む機会が増えたわ。」
P「あはは…」
留美「あれだけまゆちゃんに構えば仕方ないのでしょうけど。」
P「お恥ずかしい限りで…」
留美「こんなものまで使って…」
P「うう…」
留美「まあ、いいわ。今はあなたと私で二人っきり。とにかく飲みましょう。」
P「は、はい。」
留美「私、意外と貞操は固い女よ。酔ったところを襲うことなんてしないわ。それに泥酔するまで飲ませないわよ。」
P「はは…」
見透かされていた。この人には敵わない。本当に同年代なのかと疑ってしまう。
留美「襲ってくれてもいいのよ。でも、あまり嬉しくはないわね。もっとちゃんとした手続きを踏んで…、って我が儘言える立場じゃないわね。」
P「ま、まあ、襲いませんけどね。」
留美「そう…、それはそれで残念ね…」
P「冗談がきついですよ…」
留美「そうね、謝るわ。」
なぜ、ヤンデレールを飲んだのにここまで平静を保っているのかPには不思議でならなかった。
749: 2013/07/08(月) 01:08:55.37 ID:OLhC2qEDO
留美「ベロベロじゃない。大丈夫なの?」
P「らい…ひょーぶえすよ…」
Pは酒でその場しのぎの回答をすることしかしなかった。というより、全ての話題が婚姻、結婚、全てが即氏級のものだったからだ。
P「これくらいいつものことひゃないれすか…」グー
留美「ちょっと、Pくん、Pくん!!」
今の状況は、丸々と太った草食動物がライオンの前でグースカといきなり眠り始めたようなものである。
留美「…」
襲えばひとたまりもなかった。襲えば、の話だ。彼女は宣言通り襲う気は毛頭なかった。カメラを手にとると、写真を一枚とった。彼のだらしない自分にだけ見せた寝顔だ。
留美「そうよね…」
ここで襲うことをしなかったは彼女がまだ女の子チックな恋に憧れを抱いていたからである。彼を敬愛している。溺愛している。でも、無理矢理なんてそんな節操のないことは出来なかった。彼女が思う女の子はそんなことはしないものだった。いつか、彼が迎えに来るのを信じていた。猛アタックの末にガールフレンドになりたかった。だから、和久井留美は襲わなかった。
留美「少しくらいなら…、いいわよね。」
頬に少しキスをする。まったく気付いていない。
さすがに風邪をひいたらいけないので、自分のベッドで寝かせる。
留美「重いわね…」
ベッドで寝ているPに抱きついてみる。彼の匂いがする。なんだか、安心する。
留美「わがままかもしれないけど…、最後に留美ちゃんなんて呼んで頭を撫でてくれないかな。」
少し呟いてみる。反応がない。当たり前だと思ってうとうとしたその時だった。
P「留美ちゃん…」ナデナデ
寝ぼけていたのだろうか。彼が留美の頭を撫でた。
留美「ありがとう…」
そのまま、留美の意識はなくなっていった。大分、酔いが回ったみたいだった。
P「らい…ひょーぶえすよ…」
Pは酒でその場しのぎの回答をすることしかしなかった。というより、全ての話題が婚姻、結婚、全てが即氏級のものだったからだ。
P「これくらいいつものことひゃないれすか…」グー
留美「ちょっと、Pくん、Pくん!!」
今の状況は、丸々と太った草食動物がライオンの前でグースカといきなり眠り始めたようなものである。
留美「…」
襲えばひとたまりもなかった。襲えば、の話だ。彼女は宣言通り襲う気は毛頭なかった。カメラを手にとると、写真を一枚とった。彼のだらしない自分にだけ見せた寝顔だ。
留美「そうよね…」
ここで襲うことをしなかったは彼女がまだ女の子チックな恋に憧れを抱いていたからである。彼を敬愛している。溺愛している。でも、無理矢理なんてそんな節操のないことは出来なかった。彼女が思う女の子はそんなことはしないものだった。いつか、彼が迎えに来るのを信じていた。猛アタックの末にガールフレンドになりたかった。だから、和久井留美は襲わなかった。
留美「少しくらいなら…、いいわよね。」
頬に少しキスをする。まったく気付いていない。
さすがに風邪をひいたらいけないので、自分のベッドで寝かせる。
留美「重いわね…」
ベッドで寝ているPに抱きついてみる。彼の匂いがする。なんだか、安心する。
留美「わがままかもしれないけど…、最後に留美ちゃんなんて呼んで頭を撫でてくれないかな。」
少し呟いてみる。反応がない。当たり前だと思ってうとうとしたその時だった。
P「留美ちゃん…」ナデナデ
寝ぼけていたのだろうか。彼が留美の頭を撫でた。
留美「ありがとう…」
そのまま、留美の意識はなくなっていった。大分、酔いが回ったみたいだった。
751: 2013/07/08(月) 02:03:37.03 ID:OLhC2qEDO
~翌朝~
留美「…」
P「…」
留美「な、何もしてないわよ。」
P「留美ちゃん」ボソッ
留美「っ…///」
P「ナデナデシテー」
留美「」プチッ
P「あ、あの…和久井さん?」
留美「で、出てけー!!」
P「わ、和久井さん!!す、すみません、すみません!!」
留美「次、ふざけたら誰かが氏ぬって言ったわよね。」
P「ええ…」
留美「あなたが氏ぬに変更よー!!」
P「ごめんなさい、ごめんなさい、時計を…置時計を投げないで下さい!!」
留美「ぜっっっったい許さない!!」
P「許して下さい、何でもしますから!!」
留美「なら、実印持ってきなさい!!」
P「そ、そんな無茶な!!」
留美「何でもするって言ったじゃない!!」
P「言いましたけど!!」
留美「責任よ、責任とりなさいよー!!」
P「許して下さい!!」
留美「ゆるせないわ!!」
川島「」ガタッ
まゆ「川島さん、一体どうしたんですかぁ?」
川島「何かインスピレーション的なものを感じたのよ。って、あなた達は何やってるの?」
まゆ「ドカポンですよぉ。」
ゆかり「あっ、魔法使いずるい!!」
智絵里「これで一位です。」
響子(次は智絵里ちゃんかな?)
まゆ「こうやって友情を深めてるんですよぉ。」
川島「友情が壊れていってるようにしか見えないんだけど…」
響子「深まってますよ…。まゆちゃん、次は智絵里ちゃん狙いよ。」
智絵里「ひどい…」
まゆ「抜け駆けは許しませんよぉ…」
ゆかり「恨み晴らしますから。」
川島「わからないわ」
留美「…」
P「…」
留美「な、何もしてないわよ。」
P「留美ちゃん」ボソッ
留美「っ…///」
P「ナデナデシテー」
留美「」プチッ
P「あ、あの…和久井さん?」
留美「で、出てけー!!」
P「わ、和久井さん!!す、すみません、すみません!!」
留美「次、ふざけたら誰かが氏ぬって言ったわよね。」
P「ええ…」
留美「あなたが氏ぬに変更よー!!」
P「ごめんなさい、ごめんなさい、時計を…置時計を投げないで下さい!!」
留美「ぜっっっったい許さない!!」
P「許して下さい、何でもしますから!!」
留美「なら、実印持ってきなさい!!」
P「そ、そんな無茶な!!」
留美「何でもするって言ったじゃない!!」
P「言いましたけど!!」
留美「責任よ、責任とりなさいよー!!」
P「許して下さい!!」
留美「ゆるせないわ!!」
川島「」ガタッ
まゆ「川島さん、一体どうしたんですかぁ?」
川島「何かインスピレーション的なものを感じたのよ。って、あなた達は何やってるの?」
まゆ「ドカポンですよぉ。」
ゆかり「あっ、魔法使いずるい!!」
智絵里「これで一位です。」
響子(次は智絵里ちゃんかな?)
まゆ「こうやって友情を深めてるんですよぉ。」
川島「友情が壊れていってるようにしか見えないんだけど…」
響子「深まってますよ…。まゆちゃん、次は智絵里ちゃん狙いよ。」
智絵里「ひどい…」
まゆ「抜け駆けは許しませんよぉ…」
ゆかり「恨み晴らしますから。」
川島「わからないわ」
752: 2013/07/08(月) 02:06:26.98 ID:OLhC2qEDO
和久井さん編終了です。可愛い和久井さんを書きたかったんです。許して下さい。好きな人の写真を壁中に貼るのは普通のことです(嘘)
ナンジョルノは辛いよ…。だって天使すぎる…
ナンジョルノは辛いよ…。だって天使すぎる…
753: 2013/07/08(月) 08:29:35.37 ID:hmKFxVH1o
ナンジョルノ激情態
754: 2013/07/08(月) 11:58:16.37 ID:VKSwMQ910
ゆるせないわ!は確かにkwsmさんに通じるものがあるな
755: 2013/07/08(月) 23:48:39.28 ID:j3+2vxEh0
Cuヤンデレ四天王がドカポンやってることがある意味恐怖だわwww
次回:モバP「まゆのヤンデレを治す!」南条光編
引用: モバP「まゆのヤンデレを治す!」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります