785: 2013/07/21(日) 21:49:54.64 ID:Zge4TPBDO


最初から:モバP「まゆのヤンデレを治す!」

前回:モバP「まゆのヤンデレを治す!」ちひろさん編

凛「プロデューサーの嘘つき…、ずっと一緒にって言ったのに…」

凛「もう許さない、まゆも、プロデューサーも、みんな、みんな許さない…」

凛「プロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサープロデューサー…」

凛「許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない…」

凛「まゆなんて氏んじゃえばいいんだ。他のアイドルなんて消えちゃえばいいんだ。」

凛「プロデューサー、プロデューサーが一番後悔する最期を見せてあげるね…」





カラン


興味本意だったのだろうか、それとも確信を持って飲んだのであろうか?それは誰にも分からなかった。ただ一つのビンがそこに一つ転がっているだけ。事実はそれだけだった。
アイドルマスター シンデレラガールズ劇場 第3巻 [Blu-ray]

786: 2013/07/22(月) 00:13:22.53 ID:SL8XwKaio
ひっ

787: 2013/07/22(月) 02:50:02.55 ID:dTJpiuKDO
凛「プロデューサーの机…。」

中から出てきたのは一枚の写真。凛とプロデューサーのツーショットだ。初めてのアイドルの記念に、と社長が撮影してくれたものだ。

凛「こんなもの、意味がないよ…」ボソッ

凛(グシャグシャにして捨てよう。)

凛「…、捨てられないよ…、やっぱり…」

凛「戻して…、ん?」

プリクラ、城ヶ崎姉妹と写っているもの、唯と写っているもの、菜々と写っているもの。どれも腹立たしかったが、最も許せない一枚があった。

『まゆ P ずっと一緒』

ラクガキも腹立たしかったが、それをPが持っていたという事実が一番許せなかった。

凛「…、覚悟はしてもらわないと、ね…」

788: 2013/07/22(月) 10:14:23.21 ID:DDslM+vzo
用法容量はまもって…くだ……さい?

789: 2013/07/22(月) 18:38:06.20 ID:dTJpiuKDO
P「お、凛。人の机の前でどうしたんだ?」

凛「…、なんでもないよ。」

P「そ、そうか…」

凛「ねぇ、プロデューサー。相談があるんだけど。」

P「なんだ?」

凛「実は欲しいものがあってさ。」

P「何が欲しいんだ?」

凛「目の前にあるのに届かなくて」

P「うーん、お金が足りないのか?」

凛「いつも私のそばにいるのに」

P「いる?もしかして携帯とか壊れたのか?」

凛「今もこうして恋が焦がれてる。」

P「お小遣いを上げてもらえるように親御さんに頼んだらどうだ?」

凛「お金じゃ買えないの?」

P「うーん、そういうのは難しいかな?」

凛「大丈夫、もうここにいるから。」

P「え、何が?」

凛「プロデューサー、わざとなの?それとも本当に気づいてないの?」

P「お、おい…、凛…」

凛「じゃあ、しょうがないよね。」ギリッ

791: 2013/07/23(火) 02:57:24.21 ID:gAmRLBUDO
凛「プロデューサー。」

P「どうした、凛?」

凛「プロデューサーは変わっちゃったね。」

P「え…」

凛「凛、凛、凛ってずっと呼んでいてくれたのに…」

P「いや、もう凛はアイドルとしてさ、その…」

凛「うるさい。今は私の目の前でもまゆまゆまゆ…」

P「そんなことは…」

凛「ずっと一緒にいてくれるって約束したのに…」

P「凛…」

凛「プロデューサーの嘘つき。」

P「凛はそれはちが…」

凛「何が違わないの?」

P「アイドルでいる間はずっとっていう…」

凛「誤魔化せないよ。」

P「凛!!」

凛「許さない…、あなた達は絶対に許さない…」

792: 2013/07/24(水) 13:00:07.30 ID:BEfFkEsDO
凛「プロデューサー…」スッ

P「お、おい、凛…」

凛「大丈夫、このナイフでプロデューサーには危害を加える気はないから。」

P「やめろよ…」

凛「何を?」

P「そのナイフでやろうとしていることを、だよ…」

凛「じゃあ、私だけのプロデューサーになってくれる?」

P「そ、そんな…、無茶苦茶な…」

凛「」ギリッ

793: 2013/07/26(金) 14:27:00.10 ID:kRKGiSVDO
凛「プロデューサーを私のものにする。」

P「なんで少しずつ近づいてきてるんだ!?」

凛「大丈夫、プロデューサーはケガ一つしないから。」

P「他のアイドルやちひろさんには…」

凛「多分、大丈夫。」

P「そうか…。社長はどうでも良かったが、他のアイドルやちひろさん達に危害をくわえないと分かっただけでも…」

凛「…」ビリッ

P「り、り…ん…」

凛「大丈夫、私だけのプロデューサーにしてあげる。」

794: 2013/07/26(金) 14:31:45.43 ID:kRKGiSVDO
凛「よしっ…、と…」

凛「これで、プロデューサーにナイフを持たせて…」

凛「他のアイドルやちひろさん達には危害をくわえない。Pさんにも危害はくわえない。ついでに社長にも、ね。」

凛「ふふっ…」

凛「いつでもどこでも誰といても…、一緒。私の存在を感じ続ける…」

凛「プロデューサー、最期だからキスしてもいいかな?」

凛「答えは聞かないよ…」










凛「ありがと…、さよなら…」

796: 2013/07/26(金) 15:15:03.92 ID:qa4DTVlW0
ど、どういうことだってばよ?誰かわかりやすく説明してくれ

797: 2013/07/26(金) 16:56:12.79 ID:6UZydeXKo
たすけてまゆちゃん

800: 2013/07/27(土) 21:40:04.12 ID:+QJKiKTDO
凛「プロデューサー、起きた?」

P「う、うーん…」

P(し、縛られてる!?しかも、手にはナイフが…)

凛「プロデューサー。」

P「な、なんだ、凛?」

凛「さよなら、今までありがとう。」

P「ちょっと待て、凛。何を言っているのか、さっぱり…」

凛「大丈夫、すぐに分かるから。」

P「近付くな、ナイフが…」

凛「分かってる。だって、私がぐるぐる巻きにして固定したから。」

P「凛!!」

凛「あなたをずっと支配するにはこれしかないかな、って。」

P「考えなおせ!!」

凛「もう遅いよ。ナイフが服に触れてるもの。」

P「やめろ、やめてくれ…、頼むから…」

凛「嫌、絶対に。」

801: 2013/07/28(日) 02:08:32.41 ID:fS6JMVIDO
凛「さよなら、プロデューサー。そして、これからもよろしく。」

P「やめろーーーーー!!」
バン

凛「!!」

P「社長!?」

凛「鍵は開かないはずなのに…」

社長「壊したよ。」

P「と、とりあえず、社長。この状況を…」

社長「あっ、すまんすまん。」

凛「近付いたら氏ぬよ。」

社長「…、なんとかならない?」

凛「なんともならない。」

社長「じゃあ、最後に写真を一枚撮っていいかな?凛とPのツーショット。生きてる間に撮っておきたいからさ。」

凛「いいよ、別に。」

P「しゃ、社長…」

社長「P、笑えよ…。最後のツーショットだぜ…」

P「…、はい。」

凛「早く撮ってね。」

社長「分かったよ。笑って、はい、チーズ。」

パシャ

社長「携帯電話で撮ったから送っておくよ。」

凛「さあ…、プロデューサーこれで…」

早苗「えいっ!!」

凛「えっ…」

P(早苗さんが凛の腕を固めている…)

社長「じゃあ、後で二人のケータイに送っておくね。」

早苗「社長が写真を撮ってる間に息を頃して、ドアから入って来たかいがあったわね。」

凛「痛っ…、ほどいて、ほどいてよ…、プロデューサーを私のものにできないでしょ!!私が一番、プロデューサーと長くいたのに!!どうして…、どうして…、まゆなのよ…、なんでまゆなのよ…、私が一番、側にいたのに…、プロデューサー、プロデューサー、プロデューサー…」

P「凛…」

早苗「とりあえず…、色男のPくんは後でシメる♪」

P「えっ…、ひどくない…」

802: 2013/07/28(日) 19:27:25.03 ID:fS6JMVIDO
凛「プロデューサー…」


P(落ち着いたのか?)

早苗「とりあえず、君の拘束は後で社長が解いてくれるとして…」

凛「なんで…、早苗さんがいるの?今日はオフだったはず…」

早苗「あー、それはね。まゆちゃんから電話があったの?」

まゆ『まゆは、ちょっといけないので早苗さんにお願いしたいことがあって…』

早苗『何?』

まゆ『…、実は…Pさんと凛ちゃんと…連絡が…とれないんです…』

早苗『え?』

まゆ『だから、事務所に行って二人…の予定を…見てきて下さい…』

早苗『分かったわ。』

早苗「で、来てみたら社長が鍵を壊してたの。そして、社長から事の顛末を聞いて、忍びこんで凛ちゃんを押さえることになったの。」

P「ん、まゆはどうして行けなかったんでしょう?まゆも今日はオフですよ。」
早苗「体調が悪かったんじゃないかしら。だって、電話越しに嗚咽が聞こえたもの。」

凛「最後のヤンデレールを飲んだのは私だから。まゆにヤンデレールことビタミン剤が渡ることなんてないはず…。だから、体調不良を装っても無駄なのに…」
P「えっ…、私が最後に見た時には二粒あったんだけど…」

凛「うそ…」

P「じゃあ、誰が…」

凛「まゆだよ。」

P「え?」

凛「多分、まゆ。プロデューサーをこらしめる、とかなんかそんなことを言ってるのを聞いたから…」

P「凛、ありがとう。拘束が解けたらまゆのところへ行ってみる。」

凛「…」

社長「P、今、拘束を解くからな。…、よし。解けた!!」

P「社長、ちょっとまゆのところへ行ってきます。」
社長「え、あっ、ちょっと待て!!」

803: 2013/07/30(火) 22:13:02.75 ID:Uuvq3LZDO
凛「プロデューサー、なんで一緒にいてくれないの…。一番私が近くにいたのに…、一番、私があなたと長くいたのに…、ううっ」ウルッ

社長「凛…」

早苗「凛ちゃん…」

凛「うわあああああああん」ポロポロ

早苗(普段はクールな凛ちゃんがこんなに大声をあげて泣くなんて…)

社長「…、早苗さん。凛をお願いします。」

早苗「ちょっと社長!!」

社長「Pのやり残した事務所の仕事を片付けないといけませんので…」

早苗「仕事よりも大切なことがあると思いますが?」

社長「こんな状況でも私は日常をこなさければならない。辛い仕事ですよ。社長っていう仕事は。なんせ、背負っている人数はプロデューサー以上なんで…」


凛「社長…」

社長「どうした、凛?」

凛「プロデューサーと一緒にまた写真を撮ってくれる?」

社長「トップアイドルになったらな。」

凛「わかった。レッスン行ってくる。」

社長「今日は休みにしておきなさい。明日から頑張ればいい。こんな調子じゃ逆効果だ。」

凛「…、はい…」

早苗「凛ちゃん。泣いていいのよ。」

凛「早苗さん…、ぐすっ。」

社長(さっさと邪魔者は退散しますかね。これ以上いても仕方ないし…)





凛はずっとプロデューサーへの思いを呟きながら泣き続けた。誰が来ても構わず泣き続けた。

804: 2013/07/30(火) 22:14:27.96 ID:Uuvq3LZDO
凛編終了しました。いや、ちょっとスケジュールが…


まゆ編、ラストを一気に書き上げるので時間を下さい。

806: 2013/07/30(火) 23:04:59.56 ID:UVcRkYyoo
乙舞ってる


次回:モバP「まゆのヤンデレを治す!」佐久間まゆ編 最終章


引用: モバP「まゆのヤンデレを治す!」