4: 2009/09/16(水) 21:09:03.40 ID:RmY9NNPJO
9: 2009/09/16(水) 21:14:36.52 ID:RmY9NNPJO
~おまけ~
キョン「ふわぁぁぁ」パチッ
古泉「ふむ……」パチッ
キョン「はぁ……王手だ」パチッ
古泉「っ!?……長考させてもらっても?」
キョン「いや、いくら考えようがそれもう詰んでる」
古泉「相変わらずお強いですね」
キョン「お前が弱いんだ」
ピロロロロ ピロロロロ
キョン「……ん?電話か?……はい」
伸恵「もしもし、キョンか?」
キョン「ああ、なんか用か?」
キョン「ふわぁぁぁ」パチッ
古泉「ふむ……」パチッ
キョン「はぁ……王手だ」パチッ
古泉「っ!?……長考させてもらっても?」
キョン「いや、いくら考えようがそれもう詰んでる」
古泉「相変わらずお強いですね」
キョン「お前が弱いんだ」
ピロロロロ ピロロロロ
キョン「……ん?電話か?……はい」
伸恵「もしもし、キョンか?」
キョン「ああ、なんか用か?」
10: 2009/09/16(水) 21:17:32.65 ID:RmY9NNPJO
伸恵「前に湖のとこのケーキ屋行っただろ?」
キョン「ああ、あそこか」
伸恵「今そこにいるんだけどさ、今から来てくんない?」
キョン「今からか?遠いだろ」
伸恵「いや、違う違う。そういう事じゃない」
キョン「は?」
伸恵「今から来い」
ブチッ ピー ピー
キョン「……」
キョン「ああ、あそこか」
伸恵「今そこにいるんだけどさ、今から来てくんない?」
キョン「今からか?遠いだろ」
伸恵「いや、違う違う。そういう事じゃない」
キョン「は?」
伸恵「今から来い」
ブチッ ピー ピー
キョン「……」
12: 2009/09/16(水) 21:23:18.52 ID:RmY9NNPJO
古泉「どうされたのですか?」
キョン「ああ、用事が出来てしまった。俺今日はもう帰るな」
古泉「なっ!?ま、まさかあの女の所に行くのですか!?」
長門「……」ピクッ
キョン「どの女だよ……」
古泉「許しません!そんなのは許しませんよ!」
キョン「なんだお前は……気持ち悪い」
古泉「目を覚ましてください!あなたが非行にはしったら悲しむ人が大勢いるんですよ!」
キョン「それじゃあお先に失礼します」
みくる「えっ、は、はい」
キョン「じゃあな長門」
長門「……」コクッ
古泉「待ってください!まだ話は終わっ」
バタン
古泉「……」
キョン「ああ、用事が出来てしまった。俺今日はもう帰るな」
古泉「なっ!?ま、まさかあの女の所に行くのですか!?」
長門「……」ピクッ
キョン「どの女だよ……」
古泉「許しません!そんなのは許しませんよ!」
キョン「なんだお前は……気持ち悪い」
古泉「目を覚ましてください!あなたが非行にはしったら悲しむ人が大勢いるんですよ!」
キョン「それじゃあお先に失礼します」
みくる「えっ、は、はい」
キョン「じゃあな長門」
長門「……」コクッ
古泉「待ってください!まだ話は終わっ」
バタン
古泉「……」
14: 2009/09/16(水) 21:28:29.58 ID:RmY9NNPJO
みくる「あのぉ、古泉君。キョン君が非行にはしるって一体……」
古泉「ええ、実は……」
―――――
――――
―――
――
―
みくる「そんな……」
古泉「信じがたいかもしれませんが事実です」
みくる「そんな……キョン君がタバコを吸ってるなんて……
それにヘルメットも着けずにスクーターに乗って、無免許運転の車にまで……」
古泉「はい……」
みくる「剰え何人もの小さい女の子にまで……」
古泉「……」
みくる「そんな!信じられません!キョン君はそんなことしません!」
古泉「僕も信じたくありませんが……この目で見てしまいました……」
古泉「ええ、実は……」
―――――
――――
―――
――
―
みくる「そんな……」
古泉「信じがたいかもしれませんが事実です」
みくる「そんな……キョン君がタバコを吸ってるなんて……
それにヘルメットも着けずにスクーターに乗って、無免許運転の車にまで……」
古泉「はい……」
みくる「剰え何人もの小さい女の子にまで……」
古泉「……」
みくる「そんな!信じられません!キョン君はそんなことしません!」
古泉「僕も信じたくありませんが……この目で見てしまいました……」
15: 2009/09/16(水) 21:29:30.69 ID:RmY9NNPJO
>>8
はい、進みました。
はい、進みました。
17: 2009/09/16(水) 21:37:22.57 ID:RmY9NNPJO
―――――
――――
―――
――
―
伸恵「おお、やっと来たか」
キョン「いきなり呼び出してなんだお前は」
伸恵「いや、ケーキでも奢ってやろうかと思ってな」
キョン「いきなりだな……」
伸恵「早く入るぞ」
キョン「ああ」
~木の影~
みくる「あの人がそうなんですか?」
古泉「ええ、彼を悪の道へと誘う不良です」
みくる「あまりそんな風には見えませんが」
古泉「外見に惑わされてはいけません」
――――
―――
――
―
伸恵「おお、やっと来たか」
キョン「いきなり呼び出してなんだお前は」
伸恵「いや、ケーキでも奢ってやろうかと思ってな」
キョン「いきなりだな……」
伸恵「早く入るぞ」
キョン「ああ」
~木の影~
みくる「あの人がそうなんですか?」
古泉「ええ、彼を悪の道へと誘う不良です」
みくる「あまりそんな風には見えませんが」
古泉「外見に惑わされてはいけません」
18: 2009/09/16(水) 21:43:34.69 ID:RmY9NNPJO
キョン「季節のケーキ限定8個か」
伸恵「すいませーん。これ2つください」
キョン「限定という言葉は何故こんなにも魅力的なのだろうか」
伸恵「なにごちゃごちゃ言ってんだ。早く座れよ」
キョン「そんなに急かすな」
~木の影~
みくる「中に入っちゃいましたね」
古泉「僕らも中に入りましょう」
みくる「えっ、でもそんな事したらばれちゃいますよぉ」
古泉「大丈夫です。こういう時のために備えて変装道具がありますから」
みくる「わぁ、凄いですねぇ」
古泉「さぁ、早く変装して中に入りますよ」
みくる「はい」
伸恵「すいませーん。これ2つください」
キョン「限定という言葉は何故こんなにも魅力的なのだろうか」
伸恵「なにごちゃごちゃ言ってんだ。早く座れよ」
キョン「そんなに急かすな」
~木の影~
みくる「中に入っちゃいましたね」
古泉「僕らも中に入りましょう」
みくる「えっ、でもそんな事したらばれちゃいますよぉ」
古泉「大丈夫です。こういう時のために備えて変装道具がありますから」
みくる「わぁ、凄いですねぇ」
古泉「さぁ、早く変装して中に入りますよ」
みくる「はい」
22: 2009/09/16(水) 21:55:43.69 ID:RmY9NNPJO
キョン「これ中になにが入ってるんだ?」
伸恵「さぁ」モグモグ
キョン「というかお前酒飲んだか?」
伸恵「ああ、お前を待ってる間に」
キョン「お前は……」
カランカラン イラッシャイマセー
キョン「ん?客か……」チラッ
伸恵「こんな時間に珍し……なんだ?あの怪しいのは」
キョン「……」
客A「これ2つお願いします」
客B「ふぇぇ」
キョン「……」
伸恵「さぁ」モグモグ
キョン「というかお前酒飲んだか?」
伸恵「ああ、お前を待ってる間に」
キョン「お前は……」
カランカラン イラッシャイマセー
キョン「ん?客か……」チラッ
伸恵「こんな時間に珍し……なんだ?あの怪しいのは」
キョン「……」
客A「これ2つお願いします」
客B「ふぇぇ」
キョン「……」
23: 2009/09/16(水) 22:00:24.79 ID:RmY9NNPJO
キョン「……」
伸恵「どうしたんだ?急に固まって」
客A「ふぅ、ケーキ楽しみですね」
客B「はぃぃ」
キョン「……おい」
客A「っ!?な、なにか?」ビクッ
キョン「なにかじゃねーよ!何してんだよこんな所で!」
古泉「ひ、人違いじゃないでしょうか?」
キョン「うるせーよ!マスクとサングラスかけただけじゃねーか!」
みくる「ふぇぇ、なんでばれちゃったんですかぁ」
キョン「ああ、朝比奈さん。あなたはいいんですよ」
伸恵「……」
みくる「ふぇぇ」
伸恵「これ私のー!」ダキッ
キョン「っ!?」
伸恵「どうしたんだ?急に固まって」
客A「ふぅ、ケーキ楽しみですね」
客B「はぃぃ」
キョン「……おい」
客A「っ!?な、なにか?」ビクッ
キョン「なにかじゃねーよ!何してんだよこんな所で!」
古泉「ひ、人違いじゃないでしょうか?」
キョン「うるせーよ!マスクとサングラスかけただけじゃねーか!」
みくる「ふぇぇ、なんでばれちゃったんですかぁ」
キョン「ああ、朝比奈さん。あなたはいいんですよ」
伸恵「……」
みくる「ふぇぇ」
伸恵「これ私のー!」ダキッ
キョン「っ!?」
25: 2009/09/16(水) 22:06:20.49 ID:RmY9NNPJO
キョン「なにしてんだお前!?」
伸恵「これ私のー!」ダキッ
みくる「ふぇぇ」
キョン「はっ、まさかこれが千佳ちゃんが言っていた、酒を飲むと変Oになるというやつか!?」
みくる「ふぇぇ」
キョン「おい、なに朝比奈に抱きついている」ガシッ
―――――
――――
―――
――
―
伸恵「いやぁ、ごめんね。つい」
みくる「はい、大丈夫です」
キョン「ついじゃねーだろ。で、お前はなにをしに来たんだ」
古泉「いえ、そのですね」
伸恵「あっ、痴漢野郎」
みくる「ふぇ?痴漢?」
伸恵「これ私のー!」ダキッ
みくる「ふぇぇ」
キョン「はっ、まさかこれが千佳ちゃんが言っていた、酒を飲むと変Oになるというやつか!?」
みくる「ふぇぇ」
キョン「おい、なに朝比奈に抱きついている」ガシッ
―――――
――――
―――
――
―
伸恵「いやぁ、ごめんね。つい」
みくる「はい、大丈夫です」
キョン「ついじゃねーだろ。で、お前はなにをしに来たんだ」
古泉「いえ、そのですね」
伸恵「あっ、痴漢野郎」
みくる「ふぇ?痴漢?」
28: 2009/09/16(水) 22:21:20.54 ID:RmY9NNPJO
―――――
――――
―――
――
―
みくる「そんな……古泉君がそんなことを……」
キョン「お前……似たような手口で朝比奈さんにまで手を出そうとするとは」
古泉「ちょっ!待ってください!誤解です!」
伸恵「さたけの餌にしてやる」ガシッ
古泉「ひっ!」
キョン「古泉、罰をきちんと罰を受け猛省しろ」
古泉「同じ相手に二度も不覚はとりまっ!あっ!いたっ!やめっ!ごめ!なさ!」
キョン「良かったです。朝比奈さんは未遂ですんで」
みくる「実際に被害にあわれた人も……」
キョン「ええ……こいつの妹たちが」
みくる「そんな……」
古泉「あっ!助け!おふっ!」
――――
―――
――
―
みくる「そんな……古泉君がそんなことを……」
キョン「お前……似たような手口で朝比奈さんにまで手を出そうとするとは」
古泉「ちょっ!待ってください!誤解です!」
伸恵「さたけの餌にしてやる」ガシッ
古泉「ひっ!」
キョン「古泉、罰をきちんと罰を受け猛省しろ」
古泉「同じ相手に二度も不覚はとりまっ!あっ!いたっ!やめっ!ごめ!なさ!」
キョン「良かったです。朝比奈さんは未遂ですんで」
みくる「実際に被害にあわれた人も……」
キョン「ええ……こいつの妹たちが」
みくる「そんな……」
古泉「あっ!助け!おふっ!」
29: 2009/09/16(水) 22:23:02.72 ID:RmY9NNPJO
―――――
――――
―――
――
―
~機関:本部~
古泉「やめます」ボロッ
森「考え直してくれない?」
――――
―――
――
―
~機関:本部~
古泉「やめます」ボロッ
森「考え直してくれない?」
30: 2009/09/16(水) 22:28:58.91 ID:RmY9NNPJO
~帰り道~
キョン「ごちそうさま。今日はなんか騒がしくなっちまったな」
伸恵「いやぁ、可愛い子に会えたし構わない。あぁ、可愛かったなぁ」
キョン「朝比奈さんは俺らより先輩だぞ」
伸恵「え゛っ?」
キョン「1つ上の学年だ」
伸恵「あんなに可愛いのに?」
キョン「そうだ」
伸恵「……世の中には不思議なことがあるんだな」
キョン「……」(まぁ……実際の年齢は分からないんだが)
キョン「ごちそうさま。今日はなんか騒がしくなっちまったな」
伸恵「いやぁ、可愛い子に会えたし構わない。あぁ、可愛かったなぁ」
キョン「朝比奈さんは俺らより先輩だぞ」
伸恵「え゛っ?」
キョン「1つ上の学年だ」
伸恵「あんなに可愛いのに?」
キョン「そうだ」
伸恵「……世の中には不思議なことがあるんだな」
キョン「……」(まぁ……実際の年齢は分からないんだが)
32: 2009/09/16(水) 22:34:29.79 ID:RmY9NNPJO
キョン「お前スクーターだろ?俺に気使わないで乗って帰っていいぞ。引いて歩くの大変だろ」
伸恵「別に」
キョン「まぁ、お前がそれでいいのなら構わないが」
伸恵「やっぱり重い……」
キョン「重そうだな」
伸恵「後ろ乗れよ」
キョン「ヘルメットないんだろ?」
伸恵「ないけど」
キョン「じゃあダメだ」
伸恵「細けーなー」
キョン「ほらっ、変わりにひいてやるから貸せ」
伸恵「ん?ああ、ありがとう……」
伸恵「別に」
キョン「まぁ、お前がそれでいいのなら構わないが」
伸恵「やっぱり重い……」
キョン「重そうだな」
伸恵「後ろ乗れよ」
キョン「ヘルメットないんだろ?」
伸恵「ないけど」
キョン「じゃあダメだ」
伸恵「細けーなー」
キョン「ほらっ、変わりにひいてやるから貸せ」
伸恵「ん?ああ、ありがとう……」
35: 2009/09/16(水) 22:48:05.67 ID:RmY9NNPJO
~翌日~
キョン「ふぅ、今日は折角の休日だし用事を済ませちまうか」
千佳「お兄ちゃーん!」
キョン「ん?……ああ、千佳ちゃん」
千佳「何してるの?」
キョン「ああ、ちょっと街の方に用事があってな」
千佳「へー、いいなぁ。なにしに行くの?」
キョン「ああ、自転車を見に行くんだ」
千佳「そうなんだ。それじゃあ私も着いてってもいい?」
キョン「別に構わないが面白いものでもないぞ?」
千佳「うん」
キョン「まぁ千佳ちゃんが良いなら構わないが」
キョン「ふぅ、今日は折角の休日だし用事を済ませちまうか」
千佳「お兄ちゃーん!」
キョン「ん?……ああ、千佳ちゃん」
千佳「何してるの?」
キョン「ああ、ちょっと街の方に用事があってな」
千佳「へー、いいなぁ。なにしに行くの?」
キョン「ああ、自転車を見に行くんだ」
千佳「そうなんだ。それじゃあ私も着いてってもいい?」
キョン「別に構わないが面白いものでもないぞ?」
千佳「うん」
キョン「まぁ千佳ちゃんが良いなら構わないが」
38: 2009/09/16(水) 22:59:17.28 ID:RmY9NNPJO
千佳「私街の方に来るの久々だよ」
キョン「そうか」
千佳「楽しみー」
キョン「折角だから色々まわるか?」
千佳「いいの!?」
キョン「ああ、構わないぞ」
千佳「やったー!ありがとうお兄ちゃん!」
キョン「もう少しで着くな」
千佳「うん、バス代とか出してもらってごめんね」
キョン「なに、子供はそういうことは気にするな」
千佳「もう、私だってもう12歳だよ」
キョン「そうかい」
千佳「もう、なによその態度ー」
キョン「はは、すまんすまん」
キョン「そうか」
千佳「楽しみー」
キョン「折角だから色々まわるか?」
千佳「いいの!?」
キョン「ああ、構わないぞ」
千佳「やったー!ありがとうお兄ちゃん!」
キョン「もう少しで着くな」
千佳「うん、バス代とか出してもらってごめんね」
キョン「なに、子供はそういうことは気にするな」
千佳「もう、私だってもう12歳だよ」
キョン「そうかい」
千佳「もう、なによその態度ー」
キョン「はは、すまんすまん」
40: 2009/09/16(水) 23:07:53.58 ID:RmY9NNPJO
千佳「服とか見ていいー?」
キョン「ああ、構わないぞ」
千佳「ありがとうお兄ちゃん!」
キョン「ほらっ、そんなに走ったら危ないぞ」
千佳「ねぇ、お兄ちゃん」
キョン「なんだ?」
千佳「手繋いでもいい?」
キョン「ああ、別に構わないぞ。迷子になったら大変だからな」
千佳「もう、迷子になんかならないよーっだ」
キョン「はは、すまんすまん」
谷口「……」
国木田「……」
キョン「ああ、構わないぞ」
千佳「ありがとうお兄ちゃん!」
キョン「ほらっ、そんなに走ったら危ないぞ」
千佳「ねぇ、お兄ちゃん」
キョン「なんだ?」
千佳「手繋いでもいい?」
キョン「ああ、別に構わないぞ。迷子になったら大変だからな」
千佳「もう、迷子になんかならないよーっだ」
キョン「はは、すまんすまん」
谷口「……」
国木田「……」
41: 2009/09/16(水) 23:12:31.25 ID:RmY9NNPJO
国木田「……」
谷口「……」
国木田「ねぇ」
谷口「なんだ?」
国木田「今日僕たちはなにも見てないよね?」
谷口「ああ、親友が小さい女の子と仲良く手を繋いで歩いているのなんて見てないぞ」
国木田「昨日電話で誘った時、用事があるって言ってたんだ」
谷口「ああ、きっと家族と田舎にでも帰ってるか、涼宮たちに捕まってるんだろ」
国木田「きっとそうだね」
キョン「あはははは」
千佳「あはははは」
谷口「……」
国木田「……」
谷口「……」
国木田「ねぇ」
谷口「なんだ?」
国木田「今日僕たちはなにも見てないよね?」
谷口「ああ、親友が小さい女の子と仲良く手を繋いで歩いているのなんて見てないぞ」
国木田「昨日電話で誘った時、用事があるって言ってたんだ」
谷口「ああ、きっと家族と田舎にでも帰ってるか、涼宮たちに捕まってるんだろ」
国木田「きっとそうだね」
キョン「あはははは」
千佳「あはははは」
谷口「……」
国木田「……」
44: 2009/09/16(水) 23:22:49.22 ID:RmY9NNPJO
キョン「なにかいいのあったか?」
千佳「いっぱいあったよー」
キョン「どれか欲しいのあるか?」
千佳「えっとねー」
キョン「どれ……」
千佳「えっ、いいよ。そんな」
キョン「子供が遠慮するな」
千佳「もぉ、だから私そんなに子供じゃないもん」
キョン「ははっ、悪いな、まぁいつも美味しいお菓子を食べさせてもらってるからな。気にするな」
千佳「うん……ありがとうお兄ちゃん」
キョン「気にせずゆっくり選べよ」
千佳「いっぱいあったよー」
キョン「どれか欲しいのあるか?」
千佳「えっとねー」
キョン「どれ……」
千佳「えっ、いいよ。そんな」
キョン「子供が遠慮するな」
千佳「もぉ、だから私そんなに子供じゃないもん」
キョン「ははっ、悪いな、まぁいつも美味しいお菓子を食べさせてもらってるからな。気にするな」
千佳「うん……ありがとうお兄ちゃん」
キョン「気にせずゆっくり選べよ」
47: 2009/09/16(水) 23:31:10.62 ID:RmY9NNPJO
佐々木「はぁ……これから予備校で授業だというのに」テクテク
佐々木「キョンはタバコなど吸っていないと言っていたが……」
佐々木「はぁ……ん?キョンの声がした気が……」
千佳「お兄ちゃんこれなんかどうかな?」
キョン「似合ってると思うぞ」
千佳「じゃあこれは?」
キョン「それも似合ってると思うぞ」
千佳「もう、さっきからそれしか言ってないじゃない」
佐々木「……」
佐々木「いや、あれはきっと妹さんだ。キョンが口リコンなわけは……
……まさかあれだけ鈍いのは幼い子にしか興味がないからとか……
いや!僕がキョンを信じなくてどうする!」
佐々木「そうだ妹さんに決まっている。あの年代の女の子は少し見ないうちに別人のように変わるからな」
佐々木「……」
佐々木「うわぁぁぁぁぁあああああん!キョンのばかぁぁぁぁあああああ!」タッタッタッタ
佐々木「キョンはタバコなど吸っていないと言っていたが……」
佐々木「はぁ……ん?キョンの声がした気が……」
千佳「お兄ちゃんこれなんかどうかな?」
キョン「似合ってると思うぞ」
千佳「じゃあこれは?」
キョン「それも似合ってると思うぞ」
千佳「もう、さっきからそれしか言ってないじゃない」
佐々木「……」
佐々木「いや、あれはきっと妹さんだ。キョンが口リコンなわけは……
……まさかあれだけ鈍いのは幼い子にしか興味がないからとか……
いや!僕がキョンを信じなくてどうする!」
佐々木「そうだ妹さんに決まっている。あの年代の女の子は少し見ないうちに別人のように変わるからな」
佐々木「……」
佐々木「うわぁぁぁぁぁあああああん!キョンのばかぁぁぁぁあああああ!」タッタッタッタ
51: 2009/09/16(水) 23:41:47.70 ID:RmY9NNPJO
~飲食店~
キョン「良かったな、いいのが見つかって」
千佳「うん、ありがとうお兄ちゃん。大事にするね」
キョン「ああ」
千佳「後でお菓子とかの器具も見ていい?」
キョン「ああ、いいぞ。千佳ちゃんお菓子作るの本当に好きだな」
千佳「うん」
ピロロロロ ピロロロロ
千佳「あっ、電話……お姉ちゃんからだ」
ピッ
千佳「もしもし、どうしたのお姉ちゃん?」
伸恵「お前今どこいるんだ?コンビニに行ってから大分たってるぞ」
千佳「今、街にいるんだ」
伸恵「街!?1人でか!?」
千佳「ううん、キョンお兄ちゃんと」
キョン「良かったな、いいのが見つかって」
千佳「うん、ありがとうお兄ちゃん。大事にするね」
キョン「ああ」
千佳「後でお菓子とかの器具も見ていい?」
キョン「ああ、いいぞ。千佳ちゃんお菓子作るの本当に好きだな」
千佳「うん」
ピロロロロ ピロロロロ
千佳「あっ、電話……お姉ちゃんからだ」
ピッ
千佳「もしもし、どうしたのお姉ちゃん?」
伸恵「お前今どこいるんだ?コンビニに行ってから大分たってるぞ」
千佳「今、街にいるんだ」
伸恵「街!?1人でか!?」
千佳「ううん、キョンお兄ちゃんと」
52: 2009/09/16(水) 23:49:57.67 ID:RmY9NNPJO
伸恵「キョンと?なんであいといるんだ?」
千佳「説明すると長くなっゃんだけどね」
伸恵「まぁいい。ちょっとキョンにかわれ」
千佳「うん」
キョン「ん?俺か?」
伸恵「もしもし、キョンか?」
キョン「ああ」
伸恵「悪いな、千佳が世話になっちまって」チイチャンハワタシノダゾ--!!
キョン「なに、気にするな」
伸恵「千佳に手出してないだろうな」カエセー!!
キョン「俺にそんな趣味などない」
伸恵「冗談だよ。まぁ千佳も兄貴が出来たみたいで嬉しいんだろ。よろしく頼むよ」ワタシモマチイキタイ--!!
キョン「ああ、それじゃあな」
伸恵「うん」
千佳「説明すると長くなっゃんだけどね」
伸恵「まぁいい。ちょっとキョンにかわれ」
千佳「うん」
キョン「ん?俺か?」
伸恵「もしもし、キョンか?」
キョン「ああ」
伸恵「悪いな、千佳が世話になっちまって」チイチャンハワタシノダゾ--!!
キョン「なに、気にするな」
伸恵「千佳に手出してないだろうな」カエセー!!
キョン「俺にそんな趣味などない」
伸恵「冗談だよ。まぁ千佳も兄貴が出来たみたいで嬉しいんだろ。よろしく頼むよ」ワタシモマチイキタイ--!!
キョン「ああ、それじゃあな」
伸恵「うん」
56: 2009/09/17(木) 00:05:55.24 ID:T6BhNUCeO
―――――
――――
―――
――
―
千佳「今日はありがとね、お兄ちゃん」
キョン「なに、気にするな」
千佳「楽しかったー」
伸恵「おーい、ちぃー!」
千佳「あっ、お姉ちゃんだ。ただいまー!」
伸恵「面倒かけたな今日は」
――――
―――
――
―
千佳「今日はありがとね、お兄ちゃん」
キョン「なに、気にするな」
千佳「楽しかったー」
伸恵「おーい、ちぃー!」
千佳「あっ、お姉ちゃんだ。ただいまー!」
伸恵「面倒かけたな今日は」
57: 2009/09/17(木) 00:09:17.32 ID:T6BhNUCeO
キョン「なに、俺も楽しかったさ」
千佳「見てー!お兄ちゃんに買ってもらっちゃったー」
伸恵「ちゃんとお礼言ったか?」
千佳「言ったよー」
伸恵「悪いな、こんなものまで買ってもらって」
キョン「なに、気に」
美羽「ちぃちゃんばっかりずるいぞー!私にも買えー!」ドカッ
キョン「おふっ!」
千佳「見てー!お兄ちゃんに買ってもらっちゃったー」
伸恵「ちゃんとお礼言ったか?」
千佳「言ったよー」
伸恵「悪いな、こんなものまで買ってもらって」
キョン「なに、気に」
美羽「ちぃちゃんばっかりずるいぞー!私にも買えー!」ドカッ
キョン「おふっ!」
59: 2009/09/17(木) 00:12:04.50 ID:T6BhNUCeO
~帰り道~
キョン「わざわざ見送りなんてしないで構わんのだが」
伸恵「私もコンビニに用があるし」
キョン「そうか」
伸恵「今日はちぃが世話になったな」
キョン「構わないさ」
伸恵「そういや、お前は何しに街に行ったんだ?」
キョン「……あ」
伸恵「?」
キョン「すっかり用事を済ますのを忘れていた……」
伸恵「ばかかお前は」
キョン「うるさい」
キョン「わざわざ見送りなんてしないで構わんのだが」
伸恵「私もコンビニに用があるし」
キョン「そうか」
伸恵「今日はちぃが世話になったな」
キョン「構わないさ」
伸恵「そういや、お前は何しに街に行ったんだ?」
キョン「……あ」
伸恵「?」
キョン「すっかり用事を済ますのを忘れていた……」
伸恵「ばかかお前は」
キョン「うるさい」
61: 2009/09/17(木) 00:20:18.88 ID:T6BhNUCeO
伸恵「今度街行くぞ」
キョン「は?」
伸恵「私も街に用事あるし」
キョン「そうかい。まぁ別に構わないが」
伸恵「ああ、それじゃあな」
キョン「ああ」
―――――
――――
―――
――
―
キョン「ん?あそこを歩いてるのはアナちゃんか?」
アナ「あっ、キョンお兄さま」
キョン「は?」
伸恵「私も街に用事あるし」
キョン「そうかい。まぁ別に構わないが」
伸恵「ああ、それじゃあな」
キョン「ああ」
―――――
――――
―――
――
―
キョン「ん?あそこを歩いてるのはアナちゃんか?」
アナ「あっ、キョンお兄さま」
63: 2009/09/17(木) 00:25:17.33 ID:T6BhNUCeO
アナ「奇遇ですね。なにをしていらっしゃったのですか?」
キョン「ああ、今日は偶然千佳ちゃんと会って一緒街に行って来てんだ。今はその帰りだ」
アナ「羨ましいですわ、千佳さん。街ではなにをしてらっしゃったのですか?」
キョン「服を見たりCDを見たりだな」
アナ「お兄さまはどんな音楽を聴くのですか?」
キョン「音楽はあまり聴かないな」
アナ「そうなんですか。もしよろしければ今から家にいらっしゃいませんか?お勧めの洋楽がたくさんあるんですの」
キョン「ご両親はいないのか?」
アナ「ええ、仕事ですわ」
キョン「そうだな。それじゃあお勧めを貸してもらえるか?」
アナ「はい、是非」
キョン「ああ、今日は偶然千佳ちゃんと会って一緒街に行って来てんだ。今はその帰りだ」
アナ「羨ましいですわ、千佳さん。街ではなにをしてらっしゃったのですか?」
キョン「服を見たりCDを見たりだな」
アナ「お兄さまはどんな音楽を聴くのですか?」
キョン「音楽はあまり聴かないな」
アナ「そうなんですか。もしよろしければ今から家にいらっしゃいませんか?お勧めの洋楽がたくさんあるんですの」
キョン「ご両親はいないのか?」
アナ「ええ、仕事ですわ」
キョン「そうだな。それじゃあお勧めを貸してもらえるか?」
アナ「はい、是非」
65: 2009/09/17(木) 00:29:16.62 ID:T6BhNUCeO
~アナ宅~
キョン「お邪魔します。相変わらず広い家だな」
アナ「いらっしゃいませ」
キョン「うわっ、凄いたくさんCDあるな」
アナ「えっと……お勧めはこれと……これと……」
キョン「見てもいいか?」
アナ「はい、どうぞ」
キョン「うわっ……歌詞カードとか何も読めないな。なぁ、アナちゃん。これはなんて書いてあるんだ?」
アナ「……」zzz zzz
キョン「アナちゃん?立ったまま寝てるのか?」
キョン「お邪魔します。相変わらず広い家だな」
アナ「いらっしゃいませ」
キョン「うわっ、凄いたくさんCDあるな」
アナ「えっと……お勧めはこれと……これと……」
キョン「見てもいいか?」
アナ「はい、どうぞ」
キョン「うわっ……歌詞カードとか何も読めないな。なぁ、アナちゃん。これはなんて書いてあるんだ?」
アナ「……」zzz zzz
キョン「アナちゃん?立ったまま寝てるのか?」
136: 2009/09/17(木) 21:04:49.55 ID:T6BhNUCeO
保守ありがとうございます。
再開します。
再開します。
139: 2009/09/17(木) 21:12:29.16 ID:T6BhNUCeO
キョン「ん?奥になにか子供用的なCDが……」
アナ「ああ!それはダメです!」
キョン「っ!?」ビクッ
アナ「キョンお兄さまはお客様なんですから座っていてください」
キョン「あ、ああ……いきなり目覚めるんだなアナちゃんは」
アナ「今お茶をお持ちしますね」
キョン「ああ、すまんな」
アナ「ああ!それはダメです!」
キョン「っ!?」ビクッ
アナ「キョンお兄さまはお客様なんですから座っていてください」
キョン「あ、ああ……いきなり目覚めるんだなアナちゃんは」
アナ「今お茶をお持ちしますね」
キョン「ああ、すまんな」
140: 2009/09/17(木) 21:16:01.34 ID:T6BhNUCeO
キョン「洋楽か……さっぱり分からんな」
キョン「こいつらは一体何人なんだ?」
キョン「最早グループ名すら正しい読み方が分からん」
アナ「お持ちしましたわ」
キョン「ああ、ありがとな」
アナ「いえ」
キョン「なぁ、アナちゃん」
アナ「はい、なんでしょう?」
キョン「これなんて書いてあるんだ?」
アナ「……」zzz zzz
キョン「……」
アナ「……」zzz zzz
キョン「アナちゃんはいきなり寝るな」
キョン「こいつらは一体何人なんだ?」
キョン「最早グループ名すら正しい読み方が分からん」
アナ「お持ちしましたわ」
キョン「ああ、ありがとな」
アナ「いえ」
キョン「なぁ、アナちゃん」
アナ「はい、なんでしょう?」
キョン「これなんて書いてあるんだ?」
アナ「……」zzz zzz
キョン「……」
アナ「……」zzz zzz
キョン「アナちゃんはいきなり寝るな」
143: 2009/09/17(木) 21:29:17.17 ID:T6BhNUCeO
キョン「アナちゃんはイギリスから来たんだよな」
アナ「はい、コーンウォールというところから来たのですわ」
キョン「へぇ、じゃあやっぱり米とかよりパンとかの方が好きなのか?」
アナ「納……いえ、おみそし……ち、千佳さんの作ったクッキーとか大好きですわ!」
キョン「ああ、千佳ちゃん料理上手だよな」
アナ「はい。とっても上手ですわ」
キョン「全くあいつも少しは千佳ちゃんを見習えばいいのにな」
アナ「伸恵お姉さまですか?」
キョン「ああ」
アナ「伸恵お姉さまは、かっこいいお姉さまですわー」
キョン「アナちゃんはあんな風になっちゃダメだかなー」
アナ「はい、コーンウォールというところから来たのですわ」
キョン「へぇ、じゃあやっぱり米とかよりパンとかの方が好きなのか?」
アナ「納……いえ、おみそし……ち、千佳さんの作ったクッキーとか大好きですわ!」
キョン「ああ、千佳ちゃん料理上手だよな」
アナ「はい。とっても上手ですわ」
キョン「全くあいつも少しは千佳ちゃんを見習えばいいのにな」
アナ「伸恵お姉さまですか?」
キョン「ああ」
アナ「伸恵お姉さまは、かっこいいお姉さまですわー」
キョン「アナちゃんはあんな風になっちゃダメだかなー」
145: 2009/09/17(木) 21:33:17.40 ID:T6BhNUCeO
―――――
――――
―――
――
―
キョン「今日はありがとな。CDすぐに返すよ」
アナ「いえ、お気になさらず」
キョン「そうか、それじゃあまたな」
アナ「ええ」
――――
―――
――
―
キョン「今日はありがとな。CDすぐに返すよ」
アナ「いえ、お気になさらず」
キョン「そうか、それじゃあまたな」
アナ「ええ」
146: 2009/09/17(木) 21:38:18.85 ID:T6BhNUCeO
~翌日~
ピロロロロ ピロロロロ
キョン「んぅ……ん?電話か……はい」ピッ
伸恵「よっ」
キョン「お前か、なんか眠そうだな」
伸恵「今起きたからな」
キョン「そうか、俺はお前にたった今起こされたところだ」
伸恵「今から公園に集合な」
キョン「は?いや、だから今起きたばかりだと」
伸恵「私だってそうだよ。街の方に行くぞ」
キョン「街?」
伸恵「それじゃあな」ブチッ
キョン「……」
キョン「全く……」
ピロロロロ ピロロロロ
キョン「んぅ……ん?電話か……はい」ピッ
伸恵「よっ」
キョン「お前か、なんか眠そうだな」
伸恵「今起きたからな」
キョン「そうか、俺はお前にたった今起こされたところだ」
伸恵「今から公園に集合な」
キョン「は?いや、だから今起きたばかりだと」
伸恵「私だってそうだよ。街の方に行くぞ」
キョン「街?」
伸恵「それじゃあな」ブチッ
キョン「……」
キョン「全く……」
149: 2009/09/17(木) 21:51:20.04 ID:T6BhNUCeO
~公園~
キョン「……」
伸恵「待ったか?」
キョン「大分な」
伸恵「悪かったよ」
キョン「だいたいなんでスクーターなんだ?バスで行くんじゃないのか?」
伸恵「ほらっ」
キョン「なんだこれ?」
伸恵「見りゃ分かんだろ。ヘルメットだろ」
キョン「ああ、わざわざ用意してくれたのか。すまんな」
伸恵「それはお前のだ」
キョン「は?」
伸恵「ヘルメットないとお前うるさいからな。買った」
キョン「そうか、わざわざすまんな」
伸恵「別に」
キョン「……」
伸恵「待ったか?」
キョン「大分な」
伸恵「悪かったよ」
キョン「だいたいなんでスクーターなんだ?バスで行くんじゃないのか?」
伸恵「ほらっ」
キョン「なんだこれ?」
伸恵「見りゃ分かんだろ。ヘルメットだろ」
キョン「ああ、わざわざ用意してくれたのか。すまんな」
伸恵「それはお前のだ」
キョン「は?」
伸恵「ヘルメットないとお前うるさいからな。買った」
キョン「そうか、わざわざすまんな」
伸恵「別に」
152: 2009/09/17(木) 22:01:42.49 ID:T6BhNUCeO
―――――
――――
―――
――
―
ブロロロロ
キョン「高くなかったのか?」
伸恵「別に」
キョン「ありがとな」
伸恵「ああ……」
キョン「事故るなよ」
伸恵「分かってるよ」
――――
―――
――
―
ブロロロロ
キョン「高くなかったのか?」
伸恵「別に」
キョン「ありがとな」
伸恵「ああ……」
キョン「事故るなよ」
伸恵「分かってるよ」
156: 2009/09/17(木) 22:12:53.58 ID:T6BhNUCeO
~街~
伸恵「着いたぞ」
キョン「ああ。しかし俺にヘルメットなんてそんなに頻繁に乗るわけじゃないんだし別によかったんだが」
伸恵「別にいいだろ」
キョン「まぁ、悪いとは言ってないが」
伸恵「だいたいここ最近毎日会ってるだろ」
キョン「ああ、そう言われればそうだな」
伸恵「全く……なんでお前と毎日顔を会わさなきゃいけないんだよ」
キョン「悪かったな。だいたい今日だってお前から電話してきたんだろ」
伸恵「早く行くぞ」
キョン「なっ、待て!置いていくな!」
伸恵「着いたぞ」
キョン「ああ。しかし俺にヘルメットなんてそんなに頻繁に乗るわけじゃないんだし別によかったんだが」
伸恵「別にいいだろ」
キョン「まぁ、悪いとは言ってないが」
伸恵「だいたいここ最近毎日会ってるだろ」
キョン「ああ、そう言われればそうだな」
伸恵「全く……なんでお前と毎日顔を会わさなきゃいけないんだよ」
キョン「悪かったな。だいたい今日だってお前から電話してきたんだろ」
伸恵「早く行くぞ」
キョン「なっ、待て!置いていくな!」
160: 2009/09/17(木) 22:38:44.85 ID:T6BhNUCeO
キョン「お、なんか服売ってるぞ。見ていくか?」
伸恵「んー」
キョン「なんだ興味ないのか?」
伸恵「なくはないけど」
店員「いらっしゃいませー」
キョン「え、あ、はい」
ウィーン
伸恵「おい、なに入ってんだよ!」
伸恵「んー」
キョン「なんだ興味ないのか?」
伸恵「なくはないけど」
店員「いらっしゃいませー」
キョン「え、あ、はい」
ウィーン
伸恵「おい、なに入ってんだよ!」
164: 2009/09/17(木) 22:48:43.96 ID:T6BhNUCeO
伸恵「ったく……」
キョン「お前いつもジーパンとかだよな。スカートとかワンピースとか履かないのか?」
伸恵「いいだろ、別に」
―――――
――――
―――
――
―
伸恵「勘弁してくれ……」
キョン「……」
伸恵「何だよ」
キョン「いや、予想以上に似合っていたんでな。驚いただけだ」
伸恵「なっ……」
キョン「似合ってるぞ」
伸恵「い、嫌だよこんなの。股がスースーする」
キョン「女の子の台詞かそれ。すいません、これください」
伸恵「なっ!?」
キョン「お前いつもジーパンとかだよな。スカートとかワンピースとか履かないのか?」
伸恵「いいだろ、別に」
―――――
――――
―――
――
―
伸恵「勘弁してくれ……」
キョン「……」
伸恵「何だよ」
キョン「いや、予想以上に似合っていたんでな。驚いただけだ」
伸恵「なっ……」
キョン「似合ってるぞ」
伸恵「い、嫌だよこんなの。股がスースーする」
キョン「女の子の台詞かそれ。すいません、これください」
伸恵「なっ!?」
169: 2009/09/17(木) 23:05:26.52 ID:T6BhNUCeO
キョン「それぐらい買ってやるよ。ヘルメットのお礼だ」
伸恵「い、いいよ別に……」
店員「袋にお入れしますか?」
キョン「いえ、そのまま着ていくんで大丈夫です」
伸恵「なっ、お前……なに勝手に……」
店員「ありがとうございましたー」
キョン「なにしてんだ?早く行くぞ」
伸恵「ああ……ありがとう……」
キョン「なに、気にするな」
伸恵「い、いいよ別に……」
店員「袋にお入れしますか?」
キョン「いえ、そのまま着ていくんで大丈夫です」
伸恵「なっ、お前……なに勝手に……」
店員「ありがとうございましたー」
キョン「なにしてんだ?早く行くぞ」
伸恵「ああ……ありがとう……」
キョン「なに、気にするな」
174: 2009/09/17(木) 23:23:36.31 ID:T6BhNUCeO
伸恵「股がスースーする」スー プハー
キョン「普段制服着てるだろ」
伸恵「そういうのとは違うんだよ」スー プハー
キョン「そうかい」
伸恵「まぁ……ありがとう」
キョン「気にするな。それとなんだ、そういう服着てるとお前、女の子らしいぞ」
伸恵「なっ……」
キョン「タバコ吸っていなければだがな」
伸恵「……」
キョン「普段制服着てるだろ」
伸恵「そういうのとは違うんだよ」スー プハー
キョン「そうかい」
伸恵「まぁ……ありがとう」
キョン「気にするな。それとなんだ、そういう服着てるとお前、女の子らしいぞ」
伸恵「なっ……」
キョン「タバコ吸っていなければだがな」
伸恵「……」
180: 2009/09/17(木) 23:33:00.91 ID:T6BhNUCeO
キョン「そういえば俺飯食ってないんだった。腹減ったな。お前はなんか食ってきたか?」
伸恵「いや、なにも」
キョン「じゃあ昼飯にでもするか」
伸恵「そうだな」
―――――
――――
―――
――
―
キョン「さて、なに食うかな」
伸恵「腹減ったー」
キョン「えっとメニュー……はっと……ん?」
伸恵「どれにしようかなー」
キョン「……」
伸恵「……ん?なんだよ」
伸恵「いや、なにも」
キョン「じゃあ昼飯にでもするか」
伸恵「そうだな」
―――――
――――
―――
――
―
キョン「さて、なに食うかな」
伸恵「腹減ったー」
キョン「えっとメニュー……はっと……ん?」
伸恵「どれにしようかなー」
キョン「……」
伸恵「……ん?なんだよ」
183: 2009/09/17(木) 23:39:54.22 ID:T6BhNUCeO
キョン「なぁ……」
伸恵「だからなんだよ」
キョン「今お前はワンピースを着てるわけだよな」
伸恵「見りゃ分かんだろ」
キョン「ワンピースでその座り方は……如何なものかと」
伸恵「え…………っ!?」バッ
キョン「……」
伸恵「お前、歯食い縛れ」
キョン「いや!見てない!見てないぞ!」
伸恵「うるさい」
キョン「誤解だ!見えなかったから本当に見てないぞ!そもそも位置的に見るのは不可能だ!俺はただお前の座り方を注意しただけだ」
伸恵「ほぉ……見ようとしたわけか」
キョン「……っ!?」(しまった……!!)
伸恵「よし、歯食い縛れ」
キョン「誤解だから!俺はただお前に注意しただけで決して疾しい気持ちなど一切なっ!あっ!痛い!やめっ!」
伸恵「だからなんだよ」
キョン「今お前はワンピースを着てるわけだよな」
伸恵「見りゃ分かんだろ」
キョン「ワンピースでその座り方は……如何なものかと」
伸恵「え…………っ!?」バッ
キョン「……」
伸恵「お前、歯食い縛れ」
キョン「いや!見てない!見てないぞ!」
伸恵「うるさい」
キョン「誤解だ!見えなかったから本当に見てないぞ!そもそも位置的に見るのは不可能だ!俺はただお前の座り方を注意しただけだ」
伸恵「ほぉ……見ようとしたわけか」
キョン「……っ!?」(しまった……!!)
伸恵「よし、歯食い縛れ」
キョン「誤解だから!俺はただお前に注意しただけで決して疾しい気持ちなど一切なっ!あっ!痛い!やめっ!」
185: 2009/09/17(木) 23:45:46.43 ID:T6BhNUCeO
―――――
――――
―――
――
―
キョン「全く……ひどい目にあったぜ」
伸恵「自業自得だ」
キョン「冤罪だ。俺はただお前の座り方の注意をしただけだ」
伸恵「まだ言うかっうわっ!」
キョン「大丈夫か?なに転んでるんだよ」
伸恵「ちょっとつまずいただけだ。こういう服あんまり慣れてないんだよ」
キョン「ほらっ、捕まれ」スッ
伸恵「えっ……」
キョン「なにやってんだ、早く捕まれ」
伸恵「うん……」ソッ
――――
―――
――
―
キョン「全く……ひどい目にあったぜ」
伸恵「自業自得だ」
キョン「冤罪だ。俺はただお前の座り方の注意をしただけだ」
伸恵「まだ言うかっうわっ!」
キョン「大丈夫か?なに転んでるんだよ」
伸恵「ちょっとつまずいただけだ。こういう服あんまり慣れてないんだよ」
キョン「ほらっ、捕まれ」スッ
伸恵「えっ……」
キョン「なにやってんだ、早く捕まれ」
伸恵「うん……」ソッ
188: 2009/09/17(木) 23:54:24.86 ID:T6BhNUCeO
キョン「よっと……」
伸恵「ありがと……」
キョン「さて、行くか」
伸恵「ああ」
キョン「……」
伸恵「……」
キョン「……」
伸恵「おい」
キョン「なんだ?」
伸恵「手、離さないのか?」
キョン「まだ慣れてないんだろ?ならこのままでもいいだろ」
伸恵「うん……」
伸恵「ありがと……」
キョン「さて、行くか」
伸恵「ああ」
キョン「……」
伸恵「……」
キョン「……」
伸恵「おい」
キョン「なんだ?」
伸恵「手、離さないのか?」
キョン「まだ慣れてないんだろ?ならこのままでもいいだろ」
伸恵「うん……」
191: 2009/09/18(金) 00:04:01.52 ID:IiHSTaHgO
佐々木「はぁ……昨日も予備校の授業が頭に入らなかった……」
佐々木「キョン……あれは妹さんだったんだよね」
佐々木「……ん?キョンの声がした気が……」チラッ
キョン「自転車見てもいいか?もう古くてな」
伸恵「自転車屋なんかあったか?」
佐々木「……」
佐々木「キョンが……また女性と手を繋いで歩いている……」
佐々木「ああ、そうか妹さんか。うん、少し見ないうちに大きくなったな」
キョン「ああ、向こうとデパートの中にあるんだ」
伸恵「へぇ、知らなかったな」
佐々木「くつくつ、仲が良い兄弟だ」
佐々木「……」
佐々木「うわぁぁぁぁぁぁぁあああああん!キョンのばかぁぁぁぁぁぁあああああ!」タッタッタッタ
佐々木「キョン……あれは妹さんだったんだよね」
佐々木「……ん?キョンの声がした気が……」チラッ
キョン「自転車見てもいいか?もう古くてな」
伸恵「自転車屋なんかあったか?」
佐々木「……」
佐々木「キョンが……また女性と手を繋いで歩いている……」
佐々木「ああ、そうか妹さんか。うん、少し見ないうちに大きくなったな」
キョン「ああ、向こうとデパートの中にあるんだ」
伸恵「へぇ、知らなかったな」
佐々木「くつくつ、仲が良い兄弟だ」
佐々木「……」
佐々木「うわぁぁぁぁぁぁぁあああああん!キョンのばかぁぁぁぁぁぁあああああ!」タッタッタッタ
195: 2009/09/18(金) 00:18:34.52 ID:IiHSTaHgO
キョン「おお、あったあった」
伸恵「なんだこれ?」
キョン「自転車の部品だ。最近古くて壊れがちだからな」
伸恵「そんなのがあるのか」
キョン「ああ。すいません、これください」
店員「かしこまりましたー」
―――――
――――
―――
――
―
キョン「そろそろ帰るか」
伸恵「そうだな」
キョン「ふぅ、やっと自転車の部品を買えたな」
伸恵「なんだこれ?」
キョン「自転車の部品だ。最近古くて壊れがちだからな」
伸恵「そんなのがあるのか」
キョン「ああ。すいません、これください」
店員「かしこまりましたー」
―――――
――――
―――
――
―
キョン「そろそろ帰るか」
伸恵「そうだな」
キョン「ふぅ、やっと自転車の部品を買えたな」
196: 2009/09/18(金) 00:22:58.59 ID:IiHSTaHgO
ブロロロロ
伸恵「今日は……」
キョン「なんだ?」
伸恵「ありがとな……これ」
キョン「なんだ?なんて言ってるんだ?全く聞こえん」
ブロロロロ
伸恵「……」
キョン「おい」
伸恵「だから……」
キョン「ああ」
伸恵「服!ありがとな!って言ったんだよ!」
キョン「ああ、そんなことか。なに、気にするな」
伸恵「今日は……」
キョン「なんだ?」
伸恵「ありがとな……これ」
キョン「なんだ?なんて言ってるんだ?全く聞こえん」
ブロロロロ
伸恵「……」
キョン「おい」
伸恵「だから……」
キョン「ああ」
伸恵「服!ありがとな!って言ったんだよ!」
キョン「ああ、そんなことか。なに、気にするな」
199: 2009/09/18(金) 00:31:45.97 ID:IiHSTaHgO
―――――
――――
―――
――
―
キョン「悪かったな。わざわざ家の前まで送ってもらっちまって」
伸恵「ああ、それじゃあまたな」
キョン「おい」
伸恵「なんだ?」
キョン「明日も休みだろ?」
伸恵「そうだけど」
キョン「明日も俺1人なんだ。良かったらまた飯でも食わないか?」
伸恵「お前は寂しがり屋じゃないんじゃなかったのか?」
キョン「どうやら……お前のがうつってしまったらしい。困ったことにな」
伸恵「なんだよそれ。それじゃあ……また明日な。午前中はどっか行くぞ」
キョン「全く……ああ、それじゃあまた明日な」
――――
―――
――
―
キョン「悪かったな。わざわざ家の前まで送ってもらっちまって」
伸恵「ああ、それじゃあまたな」
キョン「おい」
伸恵「なんだ?」
キョン「明日も休みだろ?」
伸恵「そうだけど」
キョン「明日も俺1人なんだ。良かったらまた飯でも食わないか?」
伸恵「お前は寂しがり屋じゃないんじゃなかったのか?」
キョン「どうやら……お前のがうつってしまったらしい。困ったことにな」
伸恵「なんだよそれ。それじゃあ……また明日な。午前中はどっか行くぞ」
キョン「全く……ああ、それじゃあまた明日な」
202: 2009/09/18(金) 00:43:03.66 ID:IiHSTaHgO
~翌日~
ピンポーン
キョン「うおっ、思ったより早く来たな」
ガチャ
伸恵「よっ」
キョン「……」
伸恵「なんだよ」
キョン「昨日のワンピース、着てきたんだな」
伸恵「……悪いかよ」
キョン「いや……」
キョン「似合ってるぞ」
お し ま い
ピンポーン
キョン「うおっ、思ったより早く来たな」
ガチャ
伸恵「よっ」
キョン「……」
伸恵「なんだよ」
キョン「昨日のワンピース、着てきたんだな」
伸恵「……悪いかよ」
キョン「いや……」
キョン「似合ってるぞ」
お し ま い
203: 2009/09/18(金) 00:43:58.05 ID:Bpnk8LFy0
乙。しかし・・・コッポラは?
204: 2009/09/18(金) 00:44:27.08 ID:IAwEbaS40
おつ
207: 2009/09/18(金) 00:46:03.36 ID:IiHSTaHgO
終わりました。
長くなってしまいましたがおまけ(後日談)でした。
保守や支援などありがとうございました。
それではお付き合いありがとうございました。
長くなってしまいましたがおまけ(後日談)でした。
保守や支援などありがとうございました。
それではお付き合いありがとうございました。
217: 2009/09/18(金) 01:39:39.69 ID:IiHSTaHgO
ありがとうございます。
まだ未定ですがまたそのうちおまけ(後日談)的なものを載せれたら載せるかもしれません。
その時はよろしくお願いします。
それではありがとうございました。
まだ未定ですがまたそのうちおまけ(後日談)的なものを載せれたら載せるかもしれません。
その時はよろしくお願いします。
それではありがとうございました。
引用: キョン「アナ」
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