1: 2013/08/18(日) 01:51:45 ID:3.8oo2bc
男「おい女さん。授業始まるよ」

女「zzz」

男「…」ポコ

女「!?」ビクン

男「おお、ビクってなった」

女「ファー」

男「すっげえ欠伸…それにしてもヨダレ垂らして寝るとは」

女「!?///」

男「あ、嘘です」

女「」イラッ
江戸前エルフ(1) (少年マガジンエッジコミックス)
2: 2013/08/18(日) 01:52:52 ID:3.8oo2bc
男「だが貴重な女さんの寝顔は撮影しました」

女「!」

男「しかしうっかりしてたのか眼鏡をしたまま寝るとは」

女「?」メガネカケテナイヨ?

男「そりゃあ撮影後回収させてもらったんで」眼鏡装着

女「!」ピョンピョン

男「はっはっは。届かない届かない」

女「~!」ピョンゴス

男「がふっ」バターン

3: 2013/08/18(日) 01:53:46 ID:3.8oo2bc
女「…」

女「…」スッ

女「…」カチャ

女(眼鏡)「…」ヨシ


先生「はーい授業始めるぞー…なんで男のやつは床で寝てんだ?」

男「」

4: 2013/08/18(日) 01:54:41 ID:3.8oo2bc
女「…」読書中

男「女さーん」

女「…」

男「聞こえてないのか?そこの眼鏡が似合う美少女」

女「…」

男「ダメか…」


男「そんなに猫に向かってにゃーにゃー話しかけてるところ見られたのがショックなの?」

女「…」バシーン

男「いて!ハードカバーはやめて!」

5: 2013/08/18(日) 01:55:40 ID:3.8oo2bc
男「いや、いいと思うよ?女の子らしく可愛げがあって」

女「…」

男「うん、そこいらの野郎なら惚れてしまうわ」

女「…」

男「だから機嫌なおしてくれよ、おんにゃさん」

女「…」バシ!バシ!

男「ちょ!角!本の角はしゃれにならない!」

6: 2013/08/18(日) 01:57:26 ID:3.8oo2bc
調理実習

男「さて、まずは野菜を切るか…女さん、ちょっと台の上で横になってくれ」

女「?」ドウシテ?

男「いやほら、女さんの胸…もといまな板を有効活用するときが来たからさ」

女「…」ブンブン

男「待って!フライパンは振り回さないで…ごふぁ!」ゴーン!

7: 2013/08/18(日) 01:58:43 ID:3.8oo2bc
男「ふと思ったが、女さんて兄弟いるの?」

女「…」クビフリ

男「そうか」


男「それはそうと俺の弟が女さんを可愛いって褒めてたぞ」

女「!?///」

男「ちなみに俺に弟はいません」

女「…」ゲシゲシ

男「なんで蹴る!いいじゃん可愛いのは事実なんだし!」

女「…」ホント?

男「ウ・ソ☆」

女「…」ゴスッ

男「脛が!脛がぁああ!!」ゴロゴロ

9: 2013/08/18(日) 01:59:46 ID:3.8oo2bc
男「女さんっていつもおさげにしてるよな」

女「?」ソレガ?

男「いや、もっと他の髪型にチャレンジしないのかなーって」

女「…」メンドイ

男「女を捨ててるな」フッ

女「…」プイッ

男「…いつもみたいに暴力は?」シュン

女「!?」

10: 2013/08/18(日) 02:00:32 ID:3.8oo2bc
街中

女「…」テクテク

男「おやおや女さん。奇遇ですな」

女「…」ゲッ

男「そんな露骨に嫌な顔しないでも…」

女「…」スタスタ

男「今日はどこ行くの?本屋?」スタスタ

女「…」タタタタ

男「俺もついていっていい?」タタタタ

女「…」ダッ!

男「荷物持ちくらい引き受けるよ」ダッ!

11: 2013/08/18(日) 02:01:31 ID:3.8oo2bc
女「ゼェーゼェー」

男「運動不足?息上がるの早いね」フー

女「ゼェーゼェー」ポカ

男「どうしたどうした?力がこもってないぞ!」

女「フン!」キン

男「はお!」

女「スーハー」深呼吸

男「軽くでも金的は…金的は…」プルプル

12: 2013/08/18(日) 02:02:11 ID:3.8oo2bc
本屋

男「結局ついてきました」

女「チッ」

男「さて、俺も何か買おうかな」スタスタ

女「…」コレニシヨウ

女「…」ペラペラ

男「ねえねえ!これって女さんに似てない!?」

女「?」ドレ?

13: 2013/08/18(日) 02:02:56 ID:3.8oo2bc
『18禁!放課後の教室で真面目な眼鏡っ娘が…』


女「///」ボン

男「うお、一瞬で真っ赤に。おもしれー」

女「///」オロオロ

男「あはは、うろたえてる」

女「///」アタフタ

男「さて、これ買うか」

女「~~~」

14: 2013/08/18(日) 02:04:04 ID:3.8oo2bc
男「そこから先の記憶?そんなものありゃしませんよ」

男「あと、何故か頭に凄いコブができてるんだよね。誰がやったんだろう」

男「俺何か悪いことしたのかな?」

15: 2013/08/18(日) 02:04:48 ID:3.8oo2bc
男友「男よ、お前は女の子のどこが好きだ?」

男「そうだな…胸、尻、足、うなじ…考えればキリがないが…」

男「やっぱり眼鏡かな」ウン

男友「それはオプションパーツのため含まれておりません」

男「え~」

16: 2013/08/18(日) 02:05:39 ID:3.8oo2bc
男友「ちなみに胸の大きさはどれくらいが理想?」

男「まな板」キリッ

男友「お、おう…即答かよ」

男「当たり前だ。これは譲れん」

男友「さいでっか」

17: 2013/08/18(日) 02:06:18 ID:3.8oo2bc
男友「髪型とかは?」

男「うーん、なかなか難しいが…」

男「しいて挙げるならばおさげかな。これが一番そそる」

男友「そそるとか言うな」

18: 2013/08/18(日) 02:07:01 ID:3.8oo2bc
男友「なあ、お前の好みって…」

男友「まんま女さんじゃね?」

男「まあな。どストライクだ」

男友「!?」


女「!?」←たまたま聞こえた

19: 2013/08/18(日) 02:07:50 ID:3.8oo2bc
男「いやー本当あれだけ俺の理想を兼ね備えているとね、もう性欲がやばいよな」

女「///」ドキドキ

男友「性欲って…じゃあ、いつも女さんをからかっているのは気を引くため?」

男「まあ…そんなところだ」

女「///」エッ?

男友「じゃあいっそのこと告白すれば?俺から見てもいい感じだと思うぜ?」

女「///」コクハク…

男「いやそれはないな」

男友「え?」

女「え?」

20: 2013/08/18(日) 02:08:38 ID:3.8oo2bc
男「だってさ、女さんからしたら俺なんかせいぜいうっとうしい鼻糞Aだぜ?」

男「そんなやつから告白されてもな」

男「それにだ、もしも俺に気があるならどうして俺に暴力振るうんだよ」

男友(いやそれはただの照れ隠しでは…むしろ気がないとやらねえよ)

男友(それにしても気が無いと思っていてもちょっかいを出さずにはいられないとは…不憫なやつ)

男友「お前は器用そうに見えて不器用なんだな」

男「?」


女「…」

21: 2013/08/18(日) 02:09:18 ID:3.8oo2bc
次の日

男「おっす女さん!おはよう!」

女「…」

男(相変わらず無視か…別にいいけど)

女「…お」

男「ん?」

女「お、おはよ…」ぎこちない笑顔

男「」

22: 2013/08/18(日) 02:10:23 ID:3.8oo2bc
男「女さん…」

女「?」

男「それは愛の告白と受け取っていいのか!?」

女「!?」

男「ならばそれに全力で応えよう!」ガバッ

女「…」ベキッ

男「痛い!嬉しい!」


終わり

25: 2013/08/18(日) 02:12:55 ID:YYhuRiSE

引用: 女「zzz」男「寝てるのか?」