アナスタシア「私は去年伝えたはずです。あなたにはネコアイドル普及委員会パッション部長としての自覚が足りないと」

未央「そういえばあったねそんな話」

アナスタシア「その時ミオは『刀折れ矢尽きるまで粉骨砕身、本田氏してもネコアイドルは氏せず』と快く返事をしてくれました」

未央「そこまで命懸けた覚えはないんだけどなあ」

アナスタシア「だというのにミオはいまだにその認識が甘いです。ミリオンシアターのパーフェクト判定並に甘いです」

未央「判定以外の部分を難しくしてバランスとってるからね」

アナスタシア「けものフレンズというアニメが流行したこともあり、ジヴォトネ（動物）アイドルの競争は激化の一途です」

未央「すごーい！」

アナスタシア「今年3月末にはふれあいフレンズガチャがありました」

未央「はい」

アナスタシア「その時アイコが仮装した動物は何でしたか？」

未央「…………」

アナスタシア「アイコの動物は？」

未央「……ハムスターです」

アナスタシア「ミウは？」

未央「……おサルさんです」

アナスタシア「オイ！！！」

未央「面目ございません！！」ﾄﾞｹﾞｻﾞ

アナスタシア「どうしますか！　同時にサチコまでサバーカ（犬）に取られてしまっているではないですか！」

未央「それは私のせいじゃないよ！？」

アナスタシア「思えば去年のノルヴェギア（ノルウェー）アイプロもこのための伏線だったのでは……！？」

未央「犬ぞり体験の時もさっちーは大量のわんこにモフられてたっけ……」

アナスタシア「極めつけはこれです！　つい先月のシルバースピリットリミテッドガチャ！」

未央「ああ、しぶりんもオオカミになっちゃったね」

アナスタシア「そこまでならばまだぎりぎり致命傷で済みますが……」

未央「氏んでるじゃん」

アナスタシア「問題はマイページでのこのセリフです」



凛『オオカミ好きも、犬派でいいのかな？』



アナスタシア「ウージャスッッ！！　リンまでもが犬に寝返ってしまいました！！」

未央「両方好きってだけでもともと犬派だよあの子は！！」

アナスタシア「前回は犬は怖くないと言ってましたが、もう犬も我らネコアイドルの敵です！」

未央「それでいいのかラブライカ！？」

アナスタシア「かくなる上は犬狩りです！　EX+を周回して全空のティラノスというティラノスを狩り尽くします！！」

未央「今回の古戦場は敵が土属性だからアーニャの出番はないよ！」

アナスタシア「アーニャではありません。ネコミミ伝承者あーにゃん先生と呼びなさい」

未央「はい……」

アナスタシア「しぶにゃんこ……しぶにゃんこはどこに行ってしまいましたか……？」

未央「ほ、ほらあーにゃん先生！　しぶにゃんこ要素はアニメで補完したから！」

アナスタシア「あのアニメの出来には少し納得がいきません」

未央「どうして？　5話で一気にネコミミ予備軍増えたよ？」

アナスタシア「その5話でネコミミを微妙な企画みたいな扱いにされたのが納得いきません」

未央「考え過ぎだってば……」

アナスタシア「検討中です、ではありません！　即日ゴーサインを出すべきでしょう！！」

未央「みくにゃんデビュー前にそれやっちゃったら本格的にアイデンティティがクライシスだよ！」

アナスタシア「せっかくの私の初のネコミミお仕事がまた幻になってしまいました……」

未央「5話は『この企画やろうって簡単に約束できたら苦労しないよね』っていうお話だったから仕方ないよ」

アナスタシア「それとミオの扱いが雑に感じました」

未央「ほら、あの手の話じゃ私がいちばん楽に動かせるだろうし、代わりにいい感じの役回りも貰ってたから……」

アナスタシア「5話の学校の場面でちゃんと制服姿を描かないのが雑です」

未央「そこは別によくない！？」

アナスタシア「よくありません！　何故あのダサ……コホン、いつものパーカーを羽織ったままですか！」

未央「おい今ダサいって言おうとしたな貴様」

アナスタシア「パーカー姿でないとモブキャラに埋もれて目立たないせいですかね？」

未央「やかましいわい！！　こちとら一応個性出そうといろいろ頑張ってるんだよ！！」

アナスタシア「せっかくスクールガールガチャで共演したときの制服が見られると思いましたが……」

未央「ちなみにあの時も制服の下にパーカー着てたからね」

アナスタシア「そもそも、アニメは私とみくの絡みが少なすぎます」

未央「全員集合のタイミング以外はユニットを越えた横の繋がりがあんまり描かれなかったね」

アナスタシア「危惧すべきクローリク（うさぎ）派であるチエリ、アンズへの諜報……もとい会話もほとんどできていません」

未央「人数の多さに比べて尺が足りなさすぎたから仕方ないね」

アナスタシア「ミナミィとルァンコばかり呼んでいた気がします」

未央「ちゃんと全体がまとまるまでを描くなら1年は必要だったと思うよ」

アナスタシア「なのにみくはナナやリイナとばかりあんなにたくさん……！」

未央「あーにゃん先生がアニメに対して辛口なのって大体それが理由だよね？」

アナスタシア「当たり前です！　ウサミン星人はみくを懐柔し、ネコアイドルの壊滅を目論むうさぎアイドルの手先です！」

未央「そんな大げさな……」

アナスタシア「現にみくがナナと関係を持ち始めてから、私とみくの絡みは明らかに少なくなっています！」

未央「たしかにスクールガールガチャあたりからあんまり一緒になってないね」

アナスタシア「ナナはちょっと可愛いからといって調子に乗りすぎです！」

未央「むしろだいぶ謙虚な方だと思うけれど……」

アナスタシア「いくらみくよりも小柄で童顔なのに熟れた肢体にラッソグラソヴァンニシチ（アンバランス）な色気があって」

未央「ん？」

アナスタシア「爛漫な少女のような振る舞いや、ふにゃっとした笑顔や、少し抜けていて隙のあるところが愛らしいかと思えば」

アナスタシア「オボルスティテルナヤ（蠱惑的）でヴェールナヤ（頼もしい）な一面も見せ」

アナスタシア「ミチター（夢）とディストリーチリニシチ（現実）の間で板挟みになり、悩み、苦しみ、もがき、傷つきながら」

アナスタシア「それでも諦めずに進み続ける姿に、誰もが輝く未来を掴んでほしいと思わずにいられない」

アナスタシア「泥臭くも美しくて、第7代シンデレラの呼び声も高く可愛いからといって」

アナスタシア「調子に乗りすぎです！」

未央「あーにゃん先生の褒める所はしっかり褒める姿勢は見習いたい」

アナスタシア「少し熱くなりすぎました……」

未央「大丈夫、ウサミンが強敵だってことはよく分かった」

アナスタシア「ウサミン星人を差し置いても、先月末にも名月ガチャでうさぎアイドルが増えました」

未央「5人も新鋭が来たんだっけ。季節ネタがあるのがうさぎの強みだね」

アナスタシア「SRアンズとRニナを入れることで、うさぎガチャを強く印象付ける手腕は敵ながら天晴れです……」

未央「特にはじはじの初の声付きSRが奪わちゃったのがネコ的にはかなり向かい風だよ」

アナスタシア「悔しいですが、今回のハジメはとても神秘的でした……」

未央「おとぎ話をそのまま切り抜いたみたいな、会心の一枚だったね」

アナスタシア「ダー。メイン石にするとアイテムドロップ率が高くなりそうな雰囲気があります」

未央「あーにゃん先生ちょくちょく話題がグラブるよね」

アナスタシア「お空の私は性能が優秀で、みく・ミナミィ・ルァンコ・コウメと掛け合いも充実で、ネコへの言及まであって大満足ですね？（ステマ）」

未央「私も調整で大幅強化されてるから火属性で戦うときはぜひ使ってみよう！（ステマ）」

アナスタシア「ユウコがうさぎに取られたのも痛手ですね……。サイキックを付ければ何でもしてくれそうだっただけに」

未央「さりげなくユッコのイメージが酷すぎる件」

アナスタシア「このように、他の強力な動物アイドルは着実に勢力を伸ばしています」

未央「他にもクマやシマウマやたぬきも増えてるね」

アナスタシア「それなのにパッションのネコアイドル事情は深刻です。スカチケで[ﾌﾏｼﾞﾒ／ﾈｺﾁｬﾝ]前川みくをお迎え出来ないことくらい深刻です」

未央「せめて去年のアイドルくらいはお迎えできてもよかったのに……」

未央「パッションばっかり言うけれど、他の属性のネコアイドルはどんな感じなの？」

アナスタシア「パッション以外はちゃんと動きがあります」

未央「たとえば？」

アナスタシア「キュートは去年のハロウィンでノリコがドーニャツという境地へたどり着きました」

未央「ネコとドーナツを組み合わせた全く新しいアイドルだ」

アナスタシア「クスターチ（そういえば）、ファンの間ではユカは押忍にゃんと呼ばれているそうです」

未央「某軽音楽部マンガの中野さん繋がりだね」

アナスタシア「つまりあとはユカリさえ陥落すればメロウ・イ工口ーは実質ネコユニットですね？」

未央「さすがに無理があるんじゃないかな……」

アナスタシア「クールではTake me☆Take youでみく自ら勧誘に赴き、ミユとノノを立派なネコミミアイドルへと進化させました」

未央「おおっ！　ついにトラだったみゆみゆも本格的なネコに！」

アナスタシア「これでトウコがネコミミになればバレンタイン反省会も実質ネコユニットに」

未央「瞳子さんはもうオオカミ枠だよ」

アナスタシア「チェールト（ちくしょうめ）ッッッ！！！」

アナスタシア「先ほどのリンといい、トウコにマナミにレイといい、クールアイドルにはヴォルク（狼）が多すぎます！」

未央「ネコアイドルが言えたことじゃないんじゃないかな……」

アナスタシア「なぜですか！　孤高で精悍でミスティチェスカヤ（神秘的）な魅力がクールにぴったりだからですか！」

未央「よく分かっていらっしゃる」

アナスタシア「そういえば、キュートもアツミやミレイがヴォルクですね……」

未央「パッションは仁奈ちゃんとか櫂ねぇとか、あとざっきーの初期R特訓後の尻尾も狼疑惑が」

アナスタシア「……これ地味にヴォルク枠も強敵なのでは？」

未央「ライバルは犬やうさぎばかりじゃないね」

アナスタシア「そう考えると、リンやミレイと関わりのあるノノがにゃんくぼになったのは意義深いです」

未央「別の動物からネコに転職できるって示せたのも大きな進歩だね」

アナスタシア「さらにクールといえば忘れてはならないのが、ネコミミ魔法少女マジカル奈緒にゃんです！」

未央「いい、笑顔です……」

アナスタシア「まさかこれほど素晴らしいSRが実装されるとは……ハラショー……マジハラショー……」

未央「かみやん自身が作品のファンだけあって、いつも以上にノリノリでしたなぁ」

アナスタシア「ナオがネコアイドルになったことは、今後の戦略に重要な意味を持ちます」

未央「残るはかれんにネコミミで」

アナスタシア「トライアドプリムスも」

未央・アナスタシア「「実質ネコユニット」」

アナスタシア「ナオはヒナととても親しいという点も発展がありそうです」

未央「はるにゃーとも仲良いから、今後ネコミミコスプレもワンチャンあるかも！」

アナスタシア「そうすれば虹色ドリーマーで、ウサミン星人を牽制できるようになりますね？」

未央「またウサミンか」

アナスタシア「それに比べ、1年間ネコミミ無しを成し遂げたパッションは……」

未央「ごめんってば……」

アナスタシア「どうしますか！　ポジパもサンノスもニュージェネも動物性の違いから解散の危機です！」

未央「あーちゃんはともかくみうみうは元からうさぎとかサメとか織田信長だし……」

アナスタシア「ミオは責任を取ってアカネとクミコをネコにするしかありません」

未央「実際くみちーはめちゃくちゃ似合うと思う」

アナスタシア「アカネはあまりネコという印象がないですね……」

未央「765プロの方の茜ちゃんはネコミミ実装済みなのに」

アナスタシア「とてもかわいいです」

未央「めっちゃ撫でくりまわしたい」

アナスタシア「あごの下ゴロゴロしたい」

未央「背景の茜ちゃん人形も一体ほしい」



野々原茜(16)

未央「い、いやほら！　パッションだっていろいろ頑張ってはいるんだよ？」

アナスタシア「たとえば、どんな？」

未央「876コラボのバレンタインユッキーが盛り付け皿に小さくねこっぴーを描いてくれたりとか！」

アナスタシア「ねこっぴー……ビイズボール……日ハム……」

未央「あっこれ今は野球の話振ったらダメなやつだ」

アナスタシア（日ハム5位）「ミオも人のことは言えません」

未央（千葉ロッテ6位）「……うん」

アナスタシア（首位と35.5ゲーム差）「とても……つらい、ですね……」

未央（首位と40ゲーム差）「来期に期待しつつ、精一杯応援しよっか……」

未央「あと見逃せないのが、先月出たジャガー系アイドル[ﾜｲﾙﾄﾞﾌﾚﾝｽﾞ]木村夏樹！」

アナスタシア「リンと同時に実装されましたね」

未央「なつきのワイルドでスタイリッシュな魅力をアピールしながらも」



夏樹『ネコ科だけど、水は怖くないんだ』



未央「というマイページ台詞でネコ要素もそれとなく回収！」

アナスタシア「ですがミオ、ジャガーはジャガーです。本当のネコではないですよ」

未央「ふっふっふ……甘いですぞあーにゃん先生。なつきはむしろネコではないことに意味があるのだよ！」

アナスタシア「どういうことですか？」

未央「この劇場をご覧なさい」

アナスタシア「ネコ科のじゃれ合い……！！」

未央「その通り！　以前別のネコ科を経験していて！　なつきとの関わりも深い百獣の女王たくみんをぶつけることでッ！」

未央「2人のイメージは『ネコ科であるがネコではない』から『ネコ科同士で絡みがあった』へと変わるのだよッッ！！」

アナスタシア「ハラショー！　ネコ科を強調しつつ、タクミをネコに引き戻す伏線ができました！」

未央「ここで重要なのは、なつきの衣装が強い動物だってこと」

アナスタシア「パジャールスタ……タクミのリエーフ（ライオン）の闘争心を煽ったのですね」

未央「イエス！　これがそのまんまネコだったらこうはいかなかったよ」

アナスタシア「素晴らしいです！　私はミオを見直しました！」

未央「うむうむ、もっと褒めるがよいぞ」ﾄﾞﾆｬｧ

アナスタシア「ですが、だいぶ行き当たりばったりな作戦ですね？」

未央「……うん、最後のコマのりーなとふじりなが超ファインプレーだった」

アナスタシア「パニャートナ……直接ネコアイドルは増えていませんが、パッションも今後の展開に期待が持てそうです」

未央（これでネコアイドル実装されなかったら本格的にヤバいから頼みますよちひろさん）ﾎﾞｿｯ

アナスタシア「ですが、今年に間に合いそうにないのは残念ですね……」

未央「今年何かあったっけ？」

アナスタシア「にゃん・にゃん・にゃんへの追い風が吹いています。見逃す手はありません」

未央「そういえば劇場でも3人の絡みがあったね」


アナスタシア「ダー。この時公式で初めてにゃん・にゃん・にゃんが3人で会話しました。快挙です」

未央「むしろ今まで会話なかったんだ……」

アナスタシア「初めて出た時はまだユニットの1人しか話せませんでしたから」

未央「そのあとは音沙汰なしだっけ」

アナスタシア「ダー。ナターリアの背景には出ましたが、丸4年待ちました……」

未央「長かったね、マジで……」

アナスタシア「7月のドリフではライバルユニットの☆スペーススターズ☆でのあと組みました」

未央「プラネタリウムで天体に興味を持ったやすやすも一緒だったね。でも、ウサミンも一緒じゃなかった？」




アナスタシア「このユニットは、私、のあ、ヤスハで初心者のナナに天体観測を教えるものでした」

アナスタシア「つまり、ネコアイドルがウサミンの主導権を握ることに成功しています」

未央（やすやすはひつじさん枠なんだけどなぁ）

アナスタシア「のあとの会話がないのは残念でしたが、とても意義のあるユニットです」

未央「でも、この辺のセリフを見る限り……」



菜々『今日は星を見るのにピッタリの日！　ウサミン星も見えますよ、キャハ☆』

アナスタシア『ウサミンの星…見るの、とても楽しみでした。私に、教えてください』






未央「あーにゃん先生もウサミンとかなり仲良さげに見えるけど」

アナスタシア「敵の本拠地の情報を得ようと思いましたが、はぐらかされてしまいました」

未央「そんな物騒な意図があったのこれ！？」

アナスタシア「その直後のロワイヤルでは、ライバルユニットとしてにゃん・にゃん・にゃんが再登場です！」




未央「おおっ！　新しいセリフ形式になって初めてだから、ここでもちゃんと3人で話してるね！」

アナスタシア「みくがミャウミャウとロシア風に鳴いてくれました」



みく『ミャウミャウミャウ！　ふっふっふ、これでみくもグローバルなネコチャンにゃあ！』






アナスタシア「ああ……尊い……無理……しんどい……つらい……」

未央「またあーにゃん先生が変なところから語彙を増やしてる……」

アナスタシア「のあのクールさとネコらしさが存分に発揮されていたことも素晴らしいです」



のあ『夜の帳に…………にゃんっ』






アナスタシア「ウラァァァァァァァ！！　アチャロヴァチェルナヤ（可愛い）！！　プリリェスナヤ（可愛い）！！　ハローシェンカヤ（可愛い）！！シンパティーチナヤ（可愛い）！！」

未央「あーにゃん先生落ち着いて！！」

アナスタシア「今ならこんなに可愛いのあにゃんがなんとスカウトチケットでお迎え出来ます！（ステマ）」

未央「あと1日しかないからみんな急げ！　10連1回分のお値段だ！（ステマ）」

アナスタシア「全国のプロデューサーは是非のあぴょんよりものあにゃんをお迎えするべきです！」

未央「よりによってたかみーの交換可能SRがミステリアスメイドとトランセンドバニーの2択……！」

アナスタシア「ユニット撃破時のセリフもとても目からウロコです！」



のあ『貴方は十分にネコだったわ。それ以上に、相手がネコだっただけ…』






未央「ごめん、意味が分かんない」

アナスタシア「つまりロワイヤルでにゃん・にゃん・にゃんNight!を倒したアイドルはもれなくネコです」

未央「暴論にもほどがあるよ！」

アナスタシア「暴論かもしれませんが、説得力があります」

未央「たしかに有無を言わせないパワーを感じるけれどさ……」

アナスタシア「ネコを増やすには、あのくらい強引でないといけません」

未央「強引にって、具体的にどうするのさ？」

アナスタシア「方法は調査済みです」

未央「どうやるの？」

アナスタシア「目当ての子を口説いて」

未央「待って」

アナスタシア「ベッドに連れ込んでいっぱい気持ち良くさせればよいと」

未央「ストップ！」

アナスタシア「プロデューサーが言っていました」

未央「やりやがったよあの野郎！！」

アナスタシア「冗談です、にゃんっ」

未央「なんでもにゃん付ければごまかせると思ってんじゃねーぞおい」

アナスタシア「アー、プロデューサーが言っていたのは本当ですよ？」

未央「そこが一番冗談であってほしかったよ！！」

アナスタシア「『俺はこれで何人もの男をメスにしてきた』と」

未央「そっちかぁ」

アナスタシア「ですがそのくらいの強引さは必要です」

未央「そういうものなのかな……」

アナスタシア「ネコアイドルは今まで、押し切ればネコになってくれそうな子を野放しにし過ぎています」

未央「たしかにあーちゃんとかたくみんとかアンジーとか、ネコ要素のある子をだいぶ取り逃しちゃってる気はする」

アナスタシア「ナツキだって劇場420話の時点でミオがちゃんとしていれば、回りくどいことをしなくてもよかったはずです」

未央「ぐぅの音も出ない」

アナスタシア「みくだってネコミミの配り方はとても無理やりです」

未央「そういえば、私もみくにゃんにいきなり渡されて……って感じだったかも」

アナスタシア「アイドルをネコにするの方法を考えること自体が間違っていたのかもしれません」

未央「まずネコにしてから考える、みたいな？」

アナスタシア「ダー」

未央「言われてみれば、今後パッションのネコアイドルを増やす上でもそっちの方がいいのかも」

アナスタシア「そうと決まれば善は急げです。まずは実践です」

未央「あ、それなら私狙いたい子が」

アナスタシア「心当たりがありますか？」

未央「うん。パッションじゃないんだけど、強引にいかないとすぐに逃げちゃいそうで」

未央「ちょうど私たち2人と一緒にお仕事したことがあって、気まぐれで、にゃんにゃん言ってて」

未央「なのにいまだにネコになる気配がない子―――――」

―――
――
―

―
――
―――

志希「おひさ～お正月以来かな？」

志希「カワイイ子を両手に侍らせて、アタシもモテ期ってやつだね♪　なーんて」

志希「侍らせるっていうか、羽交い締め？　ん～、ま、どっちでもいっか」

志希「ところで2人とも、キケンな感じのフェロモンがムンムンしてるね。なんていうか、話が通じなさそうな感じの」

志希「ねえ、何か言おうよ？　文明はこんなにも発達したけどさー、意思疎通のキホンはやっぱり対話だよ？」

志希「その手に持ってるいかがわしいアレとか物騒なソレとかもひとまず置いてさ」

志希「ねえってば」

志希「2人とも」

志希「ほんと」

志希「やめ」

志希「あっこれアタシもうだめなやつだ」





おわり
このあと滅茶苦茶にゃん・にゃん・にゃんした

志希にゃんかわいいにゃん

余談:犬アイドル輿水幸子について

未央「うさぎがのあにゃん的に危険なのはわかるけれど、やっぱり犬アイドルの方はそんなに敵視しなくてもいいんじゃない？」

アナスタシア「ニェット。犬はとても危険です。私は認識をあらためました」

未央「でも、今年補強されたのってさっちーとしぶりんくらいじゃない？」

アナスタシア「来年は戌年ですよ？　間違いなく犬推しが来ます」

未央「わぁいそうだった」

アナスタシア「ですが、どうして突然サチコは犬属性が強化されたのでしょう？」

未央「それなんだけど、ちょっと調べてみたら2013年の花火アイプロでこんなセリフがあって……」

小早川紗枝『かいらしい犬連れた人、いますなぁ。うちもあんな風に連れて歩きたいもんどすなぁ』



アナスタシア「…………」

未央「…………」

未央「……見なかったことにしようか」

アナスタシア「……ダー」

余談2:ネコミミが彼女たちに渡るまで



未央「そういえば、あーにゃん先生ってどういう経緯でにゃん・にゃん・にゃん入りしたの？」

アナスタシア「私は元々ママからアーニャと呼ばれていましたから」

未央「なるほど、そこにみくにゃんが目を付けたんだね」

アナスタシア「もしも私がロシア風に『ナスチャ』と呼ばれていたら今のようになっていなかったかも、ですね」

未央「日本とのハーフだったからこそって感じだね」

アナスタシア「ミオはどうだったのですか？」

未央「私は2ndアニバでいきなり渡されて」

アナスタシア「やはりそれまでもミオとみくは仲が良かったのですか？」

未央「ところがどっこい、実は私とみくにゃんってそれまでほとんど絡みがなかったんだよ」

アナスタシア「そうなのですか？」

未央「しぶりんやしまむーはデレラジで絡んでそこでネコミミになったりしてたから分かるんだけど」

アナスタシア「劇場21話でも共演がありますね」

未央「私は2人と同じニュージェネレーションだったからついでに渡した、って感じだったりして」

アナスタシア「きっとそんなことはないと思います」

未央「えへへ、冗談冗談」

アナスタシア「ですが、私は昔のみくを知らないので少し気になります」

未央「じゃあ、あーにゃん先生が来る前のみくにゃんの軌跡をちょっと振り返ってみようか」

アナスタシア「ダー。もしかしたら、ミオが気づいていない絡みがあるかもしれません」

未央「みくにゃんはプロデューサーが最初に必ず出会うチュートリアルのボスから始まって」

アナスタシア「この頃からずっと、みくは自分を曲げません」

未央「サービス開始から1月半でしぶりんに次ぐ早さでの再登場SR化で恒常入り」

アナスタシア「みんな大好きセクシーキャットです」

未央「第2弾CD内定の情報でバッチリ話題性を確保しながら第1回総選挙に突入」

アナスタシア「28位というみくにふさわしい順位でした」ﾆｬｰ

未央「そして1周年目の月末直前ガチャで、私の初再登場より一足早く3度目のSR化のチャーミングキャット登場」

アナスタシア「これが初のボイス実装SR、ですね？」

未央「……こうしてみると、みくにゃんって思ったより順風満帆に出世街道ど真ん中だ」

アナスタシア「当時のミオが出世街道から外れていただけなのでは」

未央「くそぅ」

アナスタシア「みくのボイス付きSRはニュージェネレーションミオより早かったのですね」

未央「みくにゃんにはワンダフルマジックが来るまで出番が周回遅れにされてたからねー」

アナスタシア「そこからは私も知っています。シーサイドキャットですね」

未央「あれ、そういえば、私のパーフェクトスターが出たのって……」

アナスタシア「みくと私の水着の2週間後ですね」

未央「ってことは、そこまで私の出番の直前には全部みくにゃんがいたわけで……」

アナスタシア「その次のお仕事が2ndアニバーサリーです」

未央「…………」

アナスタシア「…………」

未央「……私ってかなり早い段階からみくにゃんにマークされてた？」

アナスタシア「ちゃんとなるべくしてネコアイドルになっていましたね、ミオ」

今度こそ終わり
のあさんに声帯が付いてミステリアスメイド特訓前の「……………茶柱」が聞ける日を待ち望んでいる

HTML化依頼出してきます

乙にゃあ