1: 2024/08/22(木) 18:00:00 ID:???00
《6》
花帆「──瑠璃乃ちゃん、瑠璃乃ちゃん! もう、そのお話はやめにしよ! このままじゃ、あたしが限界だよ……!」
瑠璃乃「んー……どうしよっかなぁ……?」ニヤニヤ
花帆「瑠璃乃ちゃんーー!」プンプン
ガチャ
小鈴「おはようございます、花帆先輩、瑠璃乃先輩! 何のお話をしていたんですか?」
花帆「あっ、小鈴ちゃん! なんていいタイミング! 実は今ね……」
花帆「──瑠璃乃ちゃん、瑠璃乃ちゃん! もう、そのお話はやめにしよ! このままじゃ、あたしが限界だよ……!」
瑠璃乃「んー……どうしよっかなぁ……?」ニヤニヤ
花帆「瑠璃乃ちゃんーー!」プンプン
ガチャ
小鈴「おはようございます、花帆先輩、瑠璃乃先輩! 何のお話をしていたんですか?」
花帆「あっ、小鈴ちゃん! なんていいタイミング! 実は今ね……」
2: 2024/08/22(木) 18:01:01 ID:???00
《8》
小鈴「怪談話、ですか……? そういえば、前に配信でもやりましたよね!」
瑠璃乃「うんうん、あのときは楽しかったよねー」ニコニコ
花帆「る、瑠璃乃ちゃんーー! あの配信、あたしは本当に、ほんっとうに、怖かったんだからね!!!」プンプン
瑠璃乃「あははっ、ごめんってー。でもルリ、あれ以来、怖い話をするのにハマっちゃっててさ」
瑠璃乃「せっかく小鈴ちゃんも来てくれたことだし、今からとびっきり怖い話をしちゃおっかな、って!」ウンウン
小鈴「おお! 怖い話チャレンジですね! 徒町、ぜひお話を聞きたいです!」
花帆「えええーーー!!」
小鈴「怪談話、ですか……? そういえば、前に配信でもやりましたよね!」
瑠璃乃「うんうん、あのときは楽しかったよねー」ニコニコ
花帆「る、瑠璃乃ちゃんーー! あの配信、あたしは本当に、ほんっとうに、怖かったんだからね!!!」プンプン
瑠璃乃「あははっ、ごめんってー。でもルリ、あれ以来、怖い話をするのにハマっちゃっててさ」
瑠璃乃「せっかく小鈴ちゃんも来てくれたことだし、今からとびっきり怖い話をしちゃおっかな、って!」ウンウン
小鈴「おお! 怖い話チャレンジですね! 徒町、ぜひお話を聞きたいです!」
花帆「えええーーー!!」
3: 2024/08/22(木) 18:02:01 ID:???00
《19》
花帆「ほら! やめようよ、そういう話は! こういうのって、大抵は必要以上に関わろうとしたせいで、呪いを受けちゃうんだって!!」
瑠璃乃「んー、そういうものかなぁ……?」
花帆「そうだよ! かえって話をすると、寄ってきちゃうんだって……! ほら、こういう窓とかから、入ってきたり……」コンコン
瑠璃乃「大丈夫だって! そんな分かりやすく、変なことは起きないし──」
花帆「ほら! やめようよ、そういう話は! こういうのって、大抵は必要以上に関わろうとしたせいで、呪いを受けちゃうんだって!!」
瑠璃乃「んー、そういうものかなぁ……?」
花帆「そうだよ! かえって話をすると、寄ってきちゃうんだって……! ほら、こういう窓とかから、入ってきたり……」コンコン
瑠璃乃「大丈夫だって! そんな分かりやすく、変なことは起きないし──」
4: 2024/08/22(木) 18:03:01 ID:???00
《9》
瑠璃乃「んん……これは、ルリのクラスメイトから聞いた話なんだけど……」
花帆「ひぃ……もう怖い……」ガクブル
小鈴「早くないですか?」
瑠璃乃「……その子が言うにはね、蓮ノ空に、ある異変が起きてるんだって」
花帆「い、異変……?」
瑠璃乃「うんうん。その異変についてなんだけどね……」
瑠璃乃「──二人はさ、最近、カワウソを校内で見たりした?」
瑠璃乃「んん……これは、ルリのクラスメイトから聞いた話なんだけど……」
花帆「ひぃ……もう怖い……」ガクブル
小鈴「早くないですか?」
瑠璃乃「……その子が言うにはね、蓮ノ空に、ある異変が起きてるんだって」
花帆「い、異変……?」
瑠璃乃「うんうん。その異変についてなんだけどね……」
瑠璃乃「──二人はさ、最近、カワウソを校内で見たりした?」
5: 2024/08/22(木) 18:04:02 ID:???00
《10》
花帆「カ、カワウソ……? ……あの、蓮ノ空にいる?」
瑠璃乃「そうそう。蓮ノ空にいる、あのカワウソ」ウンウン
小鈴「んー、最近は見かけないかもですね……?」
瑠璃乃「やっぱ、そうだよね……ルリも、最近カワウソが姿を見せなくなってる、って思うんだ」
花帆「カ、カワウソ……? ……あの、蓮ノ空にいる?」
瑠璃乃「そうそう。蓮ノ空にいる、あのカワウソ」ウンウン
小鈴「んー、最近は見かけないかもですね……?」
瑠璃乃「やっぱ、そうだよね……ルリも、最近カワウソが姿を見せなくなってる、って思うんだ」
6: 2024/08/22(木) 18:05:02 ID:???00
《16》《32》
小鈴「そういえば徒町、聞いたことがあります。カワウソは、人を化かす生き物だって」
瑠璃乃「そうそう、カワウソは昔、妖怪だと思われてたんだよね」
瑠璃乃「女の子に化けて、人を騙し連れ去った、みたいなカワウソの伝承もあるっぽいし……」
小鈴「そういえば徒町、聞いたことがあります。カワウソは、人を化かす生き物だって」
瑠璃乃「そうそう、カワウソは昔、妖怪だと思われてたんだよね」
瑠璃乃「女の子に化けて、人を騙し連れ去った、みたいなカワウソの伝承もあるっぽいし……」
7: 2024/08/22(木) 18:06:01 ID:???00
《11》
瑠璃乃「……これは、そんなカワウソについての、ある悲劇のお話……」
瑠璃乃「蓮ノ空の生徒……Aさんがね、ある放課後に偶然、怪我をしたカワウソを見つけたんだって」
瑠璃乃「カワウソはまだ息があって、ちゃんと処置してあげれば元気になれるはずだった」
瑠璃乃「でもAさんは丁度そのとき急いでたから、看病してあげる余裕もなくて……傷ついたカワウソを放置して、寮に帰っちゃったんだ」
瑠璃乃「その日の夜は酷い雨で、風も強く吹いてたから……何本も木が倒れ、いろいろ物も吹き飛ぶような、危ない状況だった」
瑠璃乃「だからかな、そのカワウソは倒れてきた木の下敷きになって、次の日の朝に……」
瑠璃乃「……これは、そんなカワウソについての、ある悲劇のお話……」
瑠璃乃「蓮ノ空の生徒……Aさんがね、ある放課後に偶然、怪我をしたカワウソを見つけたんだって」
瑠璃乃「カワウソはまだ息があって、ちゃんと処置してあげれば元気になれるはずだった」
瑠璃乃「でもAさんは丁度そのとき急いでたから、看病してあげる余裕もなくて……傷ついたカワウソを放置して、寮に帰っちゃったんだ」
瑠璃乃「その日の夜は酷い雨で、風も強く吹いてたから……何本も木が倒れ、いろいろ物も吹き飛ぶような、危ない状況だった」
瑠璃乃「だからかな、そのカワウソは倒れてきた木の下敷きになって、次の日の朝に……」
8: 2024/08/22(木) 18:07:01 ID:???00
《17》
花帆「わーわーわー!! 怖い怖い怖い! 無理無理、花帆はこれ以上聞きたくないよ!!!」ガタッ
小鈴「まだ、これからなのでは……?」
瑠璃乃「うんうん、ここからが重要なところでね……」
花帆「ストップストップ!! ……そうだ、二人とも! そう、こんな怖ーいお話なんてやめて、今からでもお茶会をやろう! うん、そうしよう!」ウンウン
瑠璃乃「花帆ちゃん、めちゃくちゃ逃げようとしてない?」
花帆「お茶はあたしが淹れるから! ほら、待ってて!」タタッ
瑠璃乃「あ、その棚の上、こずこず先輩のティーカップがあるから、落とさないように気をつけて──」
花帆「わーわーわー!! 怖い怖い怖い! 無理無理、花帆はこれ以上聞きたくないよ!!!」ガタッ
小鈴「まだ、これからなのでは……?」
瑠璃乃「うんうん、ここからが重要なところでね……」
花帆「ストップストップ!! ……そうだ、二人とも! そう、こんな怖ーいお話なんてやめて、今からでもお茶会をやろう! うん、そうしよう!」ウンウン
瑠璃乃「花帆ちゃん、めちゃくちゃ逃げようとしてない?」
花帆「お茶はあたしが淹れるから! ほら、待ってて!」タタッ
瑠璃乃「あ、その棚の上、こずこず先輩のティーカップがあるから、落とさないように気をつけて──」
9: 2024/08/22(木) 18:08:01 ID:???00
《20》
パリーン‼︎
瑠璃乃「!? わ、割れちゃった……」
花帆「え、え!? なんでなんで!?」
小鈴「花帆先輩が、ぶつかってしまったから、でしょうか……?」
花帆「そんな!? あたし、ぶつかってたかな……!?」
パリーン‼︎
瑠璃乃「!? わ、割れちゃった……」
花帆「え、え!? なんでなんで!?」
小鈴「花帆先輩が、ぶつかってしまったから、でしょうか……?」
花帆「そんな!? あたし、ぶつかってたかな……!?」
10: 2024/08/22(木) 18:09:02 ID:???00
《12》
瑠璃乃「あぁ、哀れにも、見るも無惨なバラバラな姿に……」
小鈴「……あの、瑠璃乃先輩! ……花帆先輩の様子が……」
花帆「うぅ……ど、どうしよう、どうしよう……!?」アワアワ
瑠璃乃「あぁ、哀れにも、見るも無惨なバラバラな姿に……」
小鈴「……あの、瑠璃乃先輩! ……花帆先輩の様子が……」
花帆「うぅ……ど、どうしよう、どうしよう……!?」アワアワ
11: 2024/08/22(木) 18:10:02 ID:???00
《2》
花帆「あたし、梢センパイに言われてたんだ……後で迎えに行くから、部室で宿題を終わらせておきなさい、って!」
花帆「大変だよ、瑠璃乃ちゃん! このままじゃ、あたし……何もかも梢センパイに怒られて、見捨てられちゃう……!」
瑠璃乃「あぁ……花帆ちゃん、夏休みの宿題さえも、全くやってなかったんだっけ?」
花帆「うぐっ……だ、だって、夏休みが最高に楽しいから、つい……」
瑠璃乃「あはは……いくら花帆ちゃんに甘いこずこずパイセンでも、それじゃ、何でもね……」ハハ
花帆「うぅ……梢センパイに怒られちゃう……怖い……」
花帆「あたし、梢センパイに言われてたんだ……後で迎えに行くから、部室で宿題を終わらせておきなさい、って!」
花帆「大変だよ、瑠璃乃ちゃん! このままじゃ、あたし……何もかも梢センパイに怒られて、見捨てられちゃう……!」
瑠璃乃「あぁ……花帆ちゃん、夏休みの宿題さえも、全くやってなかったんだっけ?」
花帆「うぐっ……だ、だって、夏休みが最高に楽しいから、つい……」
瑠璃乃「あはは……いくら花帆ちゃんに甘いこずこずパイセンでも、それじゃ、何でもね……」ハハ
花帆「うぅ……梢センパイに怒られちゃう……怖い……」
12: 2024/08/22(木) 18:11:02 ID:???00
《7》
小鈴「夏休みの宿題、ですか……」
瑠璃乃「そういえば、小鈴ちゃんは大丈夫そうなの?」
小鈴「あっ……え、えーと……」
花帆「! もしかして、小鈴ちゃんも、あたしと同じ……!」
小鈴「いえ! 吟子ちゃん、姫芽ちゃんに手伝ってもらって、まだ終わってはいませんが、あと少しといったところで……」
花帆「そんな……小鈴ちゃんも仲間かと思ったのになぁ……」ショボン
瑠璃乃「……それじゃあ、落ち込む花帆ちゃんに、もっと面白い話をしてあげようかな」
花帆「? 面白い話って?」
瑠璃乃「それはもちろん…………怪談話、だよ!」ウンウン
花帆「……いや、なんで!?」
小鈴「夏休みの宿題、ですか……」
瑠璃乃「そういえば、小鈴ちゃんは大丈夫そうなの?」
小鈴「あっ……え、えーと……」
花帆「! もしかして、小鈴ちゃんも、あたしと同じ……!」
小鈴「いえ! 吟子ちゃん、姫芽ちゃんに手伝ってもらって、まだ終わってはいませんが、あと少しといったところで……」
花帆「そんな……小鈴ちゃんも仲間かと思ったのになぁ……」ショボン
瑠璃乃「……それじゃあ、落ち込む花帆ちゃんに、もっと面白い話をしてあげようかな」
花帆「? 面白い話って?」
瑠璃乃「それはもちろん…………怪談話、だよ!」ウンウン
花帆「……いや、なんで!?」
13: 2024/08/22(木) 18:12:04 ID:???00
《21》
瑠璃乃「……こういっちゃなんだけど、この状況もしかしたら、本当の“呪い”なのかもな、って」
花帆「の、呪い……?」
瑠璃乃「うんうん、人も動物も、恨みの力ってすごくてね……」
瑠璃乃「さっきの話、亡くなっちゃったカワウソは……見頃しにした蓮ノ空の生徒を今も探してるんだって」
花帆「え、それって……」
瑠璃乃「──カワウソの霊が、今、花帆ちゃんを狙ってるってこと」
瑠璃乃「……こういっちゃなんだけど、この状況もしかしたら、本当の“呪い”なのかもな、って」
花帆「の、呪い……?」
瑠璃乃「うんうん、人も動物も、恨みの力ってすごくてね……」
瑠璃乃「さっきの話、亡くなっちゃったカワウソは……見頃しにした蓮ノ空の生徒を今も探してるんだって」
花帆「え、それって……」
瑠璃乃「──カワウソの霊が、今、花帆ちゃんを狙ってるってこと」
14: 2024/08/22(木) 18:13:00 ID:???00
《24》
花帆「る、瑠璃乃ちゃんー……!!」グスッ
瑠璃乃「あー! 嘘嘘、冗談だって……!」アワアワ
花帆「る、瑠璃乃ちゃんー……!!」グスッ
瑠璃乃「あー! 嘘嘘、冗談だって……!」アワアワ
15: 2024/08/22(木) 18:14:02 ID:???00
《4》
瑠璃乃「……あれ? でもそういや、こないだも花帆ちゃん、アイスの食べ過ぎでこずこずパイセンに注意されてなかったっけ?」
花帆「ぎくっ……」
瑠璃乃「他にも確か……廊下を走ってたとかで前にも怒られてたし、あとは……」
瑠璃乃「……あれ? でもそういや、こないだも花帆ちゃん、アイスの食べ過ぎでこずこずパイセンに注意されてなかったっけ?」
花帆「ぎくっ……」
瑠璃乃「他にも確か……廊下を走ってたとかで前にも怒られてたし、あとは……」
16: 2024/08/22(木) 18:15:01 ID:???00
《14》
花帆「し、仕方ないじゃん! 宿題しなきゃで、急いでて……」
瑠璃乃「か、花帆ちゃん……」
小鈴「花帆先輩……その、頑張ってください」グッ
花帆「あ、諦められてる!? まだ意外と大丈夫かもしれないよ! 今からなら、見つからないように隠れちゃう、という選択肢も……」
花帆「し、仕方ないじゃん! 宿題しなきゃで、急いでて……」
瑠璃乃「か、花帆ちゃん……」
小鈴「花帆先輩……その、頑張ってください」グッ
花帆「あ、諦められてる!? まだ意外と大丈夫かもしれないよ! 今からなら、見つからないように隠れちゃう、という選択肢も……」
17: 2024/08/22(木) 18:16:02 ID:???00
《26》
瑠璃乃「……無理じゃね?」
小鈴「徒町も、ここまで来たならいっそ、腹を括るのがいいかと思います……!」
花帆「うぅ……ダ、ダメかぁ……」
瑠璃乃「……無理じゃね?」
小鈴「徒町も、ここまで来たならいっそ、腹を括るのがいいかと思います……!」
花帆「うぅ……ダ、ダメかぁ……」
18: 2024/08/22(木) 18:17:01 ID:???00
《1》
花帆「はぁ……瑠璃乃ちゃん……窓の外の景色が綺麗だよ……」
瑠璃乃「おぉ、花帆ちゃんが現実逃避モードだ……おーい、花帆ちゃん?」
花帆「瑠璃乃ちゃん……! お願い、花帆を助けてー!」
花帆「はぁ……瑠璃乃ちゃん……窓の外の景色が綺麗だよ……」
瑠璃乃「おぉ、花帆ちゃんが現実逃避モードだ……おーい、花帆ちゃん?」
花帆「瑠璃乃ちゃん……! お願い、花帆を助けてー!」
19: 2024/08/22(木) 18:18:01 ID:???00
《27》
コンコンコン
花帆「──!?」
コンコンコン
花帆「──!?」
20: 2024/08/22(木) 18:19:03 ID:???00
《35》
────────
────
ガチャ
梢「失礼します……って、あら?」
シーン……
梢「部室に、誰もいない……? 花帆が来ていたはずなのだけれど……」キョロキョロ
梢「一体、どこに行ってしまったのかしら……?」
────────
────
ガチャ
梢「失礼します……って、あら?」
シーン……
梢「部室に、誰もいない……? 花帆が来ていたはずなのだけれど……」キョロキョロ
梢「一体、どこに行ってしまったのかしら……?」
21: 2024/08/22(木) 18:20:01 ID:???00
《18》
カタッ
花帆「あ、危ないところだった……」ホッ
カタッ
花帆「あ、危ないところだった……」ホッ
22: 2024/08/22(木) 18:21:01 ID:???00
《15》
小鈴「隠れても意味はないのでは……」
瑠璃乃「そうだよ、花帆ちゃん。もう逃げ場は、ないかもしれない……」
小鈴「隠れても意味はないのでは……」
瑠璃乃「そうだよ、花帆ちゃん。もう逃げ場は、ないかもしれない……」
23: 2024/08/22(木) 18:22:03 ID:???00
《31》
瑠璃乃「……あれ、そういえば……」
小鈴「瑠璃乃先輩?」
──
瑠璃乃「……あれ、そういえば……」
小鈴「瑠璃乃先輩?」
──
24: 2024/08/22(木) 18:23:01 ID:???00
《5》
瑠璃乃「こずこずパイセンが、最近、部室に置いておいたお茶菓子が勝手に無くなってて困ってるらしい──」
瑠璃乃「こずこずパイセンが、最近、部室に置いておいたお茶菓子が勝手に無くなってて困ってるらしい──」
25: 2024/08/22(木) 18:24:02 ID:???00
《33》
──
瑠璃乃「……って、話だったような……?」
──
瑠璃乃「……って、話だったような……?」
26: 2024/08/22(木) 18:25:02 ID:???00
《13》
花帆「あわわ……」ワタワタ
瑠璃乃「花帆ちゃん?」
花帆「その……それ、あたしかもしれない……」
瑠璃乃「……え?」
花帆「あわわ……」ワタワタ
瑠璃乃「花帆ちゃん?」
花帆「その……それ、あたしかもしれない……」
瑠璃乃「……え?」
27: 2024/08/22(木) 18:26:02 ID:???00
《25》
花帆「うわーー……!! もうこれ、完全に詰みだよね!! この状況を解決する方法、急いで考えなきゃ……!!!」アワアワ
小鈴「とはいうものの……できる手段も特にない、と言いますか……」
瑠璃乃「うんうん……実際、もう向き合うしかなくね?」
花帆「と、とにかく……! なんとか見つからずに、やり過ごすしか……」
花帆「うわーー……!! もうこれ、完全に詰みだよね!! この状況を解決する方法、急いで考えなきゃ……!!!」アワアワ
小鈴「とはいうものの……できる手段も特にない、と言いますか……」
瑠璃乃「うんうん……実際、もう向き合うしかなくね?」
花帆「と、とにかく……! なんとか見つからずに、やり過ごすしか……」
28: 2024/08/22(木) 18:27:01 ID:???00
《28》
「──花帆」
花帆「!?!? こ、梢センパイ!?」
「花帆、私の部屋にいらっしゃい。お話をしましょう」
「──花帆」
花帆「!?!? こ、梢センパイ!?」
「花帆、私の部屋にいらっしゃい。お話をしましょう」
29: 2024/08/22(木) 18:28:04 ID:???00
《22》
花帆「ひぇぇ……ど、どうしよう……」ガクブル
花帆「ひぇぇ……ど、どうしよう……」ガクブル
30: 2024/08/22(木) 18:29:03 ID:???00
《29》
瑠璃乃「おお、よかったぁ。こずこずパイセンが来たなら、大丈夫そうだね」ウンウン
小鈴「そうですね、梢先輩でしたら、なんとかしてくれます!」
瑠璃乃「おお、よかったぁ。こずこずパイセンが来たなら、大丈夫そうだね」ウンウン
小鈴「そうですね、梢先輩でしたら、なんとかしてくれます!」
31: 2024/08/22(木) 18:30:01 ID:???00
《23》
瑠璃乃「……じゃあ、ルリ達は帰ろっか!」
小鈴「はい!」
花帆「……え!? ふ、二人とも、あたしを置いてっちゃうの!? 逃げないでよー!」
瑠璃乃「うんうん、幸運を祈ってるぜ、花帆ちゃん!」グッ
花帆「瑠璃乃ちゃんーー!!」
瑠璃乃「……じゃあ、ルリ達は帰ろっか!」
小鈴「はい!」
花帆「……え!? ふ、二人とも、あたしを置いてっちゃうの!? 逃げないでよー!」
瑠璃乃「うんうん、幸運を祈ってるぜ、花帆ちゃん!」グッ
花帆「瑠璃乃ちゃんーー!!」
32: 2024/08/22(木) 18:31:02 ID:???00
《30》
「花帆?」
花帆「い、今行きます、梢センパイ!」ダッ
「花帆?」
花帆「い、今行きます、梢センパイ!」ダッ
33: 2024/08/22(木) 18:32:02 ID:???00
《34》
瑠璃乃「……」
小鈴「る、瑠璃乃先輩? どうかしましたか?」
瑠璃乃「あ、ううん、大したことじゃなくてね! ちょっと、どうでもいいこと考えてただけ……」
瑠璃乃「……」
小鈴「る、瑠璃乃先輩? どうかしましたか?」
瑠璃乃「あ、ううん、大したことじゃなくてね! ちょっと、どうでもいいこと考えてただけ……」
34: 2024/08/22(木) 18:33:01 ID:???00
《3》
瑠璃乃「結局、何よりも一番怖いのは、“鬼”ってことかぁ……」ウンウン
瑠璃乃「結局、何よりも一番怖いのは、“鬼”ってことかぁ……」ウンウン
35: 2024/08/22(木) 18:34:01 ID:???00
《36》
おしまい
おしまい
36: 2024/08/22(木) 18:34:21 ID:???00
※《》の数字が小さい順に並び替え再度読むと、また違った物語を楽しめます
37: 2024/08/22(木) 18:43:42 ID:???00
バラバラってそういう…
乙
良かった
乙
良かった
引用: 【SS】花帆「バラバラの物語」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります