713: 2012/02/13(月) 06:02:55.64 ID:9kLWxhpJ0
西垣「なぁ松本」
りせ「・・・?」
夕日の橙色の光がカーテンの隙間からまっすぐと伸びりせの白い肌を染める
細い首筋の玉のような汗、額に張り付いた乱れた黒髪が
その部屋で起きていた秘め事を表している
キッチンから西垣の声が聞こえる
いつも情事の後、彼女はりせから少し離れたところから声をかける
そして今日のようにコーヒーでも沸かしながら片手間を装いくだらない話で空気を和ませようとするのだった
りせ「・・・?」
夕日の橙色の光がカーテンの隙間からまっすぐと伸びりせの白い肌を染める
細い首筋の玉のような汗、額に張り付いた乱れた黒髪が
その部屋で起きていた秘め事を表している
キッチンから西垣の声が聞こえる
いつも情事の後、彼女はりせから少し離れたところから声をかける
そして今日のようにコーヒーでも沸かしながら片手間を装いくだらない話で空気を和ませようとするのだった
714: 2012/02/13(月) 06:09:21.60 ID:9kLWxhpJ0
でもその日は少し訳が違ったように思えた
中々話し出さないし、こちらを少しも見ようとしない
薬缶で湯を沸かす合間もコンロの青い火をボーっと見つめながらすこしかしこまった様にようやく声をかけてきた
西垣「松本、コーヒーを飲むか?」
りせ「・・・・・・」
西垣「牛乳はちょうど切らしててな・・・すまない」
りせ「・・・」
西垣「あぁ。砂糖ならまだある。すこし苦いかもしれないけど大人の味だよ、いいかな?」
りせ「・・・・・・」ムッ・・・
西垣「私から見ればまだまだ子供さ」
中々話し出さないし、こちらを少しも見ようとしない
薬缶で湯を沸かす合間もコンロの青い火をボーっと見つめながらすこしかしこまった様にようやく声をかけてきた
西垣「松本、コーヒーを飲むか?」
りせ「・・・・・・」
西垣「牛乳はちょうど切らしててな・・・すまない」
りせ「・・・」
西垣「あぁ。砂糖ならまだある。すこし苦いかもしれないけど大人の味だよ、いいかな?」
りせ「・・・・・・」ムッ・・・
西垣「私から見ればまだまだ子供さ」
718: 2012/02/13(月) 06:19:21.53 ID:9kLWxhpJ0
なんだか釈然としない気分になる。確かに私はまだ中学生だし子供だけど先生はそういう風な子ども扱いをあまりしなかった
何より私達の関係は歳不相応に大人だと思う
りせ「・・・、・・・・・・・」
西垣「ハハハ・・・そうだな」
「今更大人面なんておかしいよな」
りせ「・・・・・、・・・・・・」
西垣「変、か・・・たしかに変かもしれない」
りせ(・・・・・・)
駐車場で子供達の遊ぶ声が聞こえる。しかしかき消されることなくりせの声は彼女にだけしっかりと届く
西垣「・・・・・・なぁ松本」
何より私達の関係は歳不相応に大人だと思う
りせ「・・・、・・・・・・・」
西垣「ハハハ・・・そうだな」
「今更大人面なんておかしいよな」
りせ「・・・・・、・・・・・・」
西垣「変、か・・・たしかに変かもしれない」
りせ(・・・・・・)
駐車場で子供達の遊ぶ声が聞こえる。しかしかき消されることなくりせの声は彼女にだけしっかりと届く
西垣「・・・・・・なぁ松本」
719: 2012/02/13(月) 06:23:36.37 ID:9kLWxhpJ0
西垣「もうこれ以上はやめにしないか?」
りせ「」
「・・・、・・・・・・?」
西垣「・・・・・・何度も・・・言わせないでくれ」
「松本、お前は何にも悪くない、私がすべて悪いんだ。私はお前にとんでもない過ちを犯した」
「一生罪を負って生きていくつもりだ、だけど私は・・・・お前に申し訳ない気持ちで・・・こう、胸が破裂しそうなんだ」
りせ「・・・・・・」
りせ「」
「・・・、・・・・・・?」
西垣「・・・・・・何度も・・・言わせないでくれ」
「松本、お前は何にも悪くない、私がすべて悪いんだ。私はお前にとんでもない過ちを犯した」
「一生罪を負って生きていくつもりだ、だけど私は・・・・お前に申し訳ない気持ちで・・・こう、胸が破裂しそうなんだ」
りせ「・・・・・・」
721: 2012/02/13(月) 06:32:14.43 ID:9kLWxhpJ0
西垣「でもな・・・松本・・・」
「お前はまだ若い。それなのに私なんかとばかりいてはいけないと思う」
「まだまだ恋をして、・・・男の人でも、女の人でも構わない。」
「失敗もするべきだ。人生は何事も楽しい」
教師らしくつらつらと人生訓を語る西垣
りせ「・・・」
「お前はまだ若い。それなのに私なんかとばかりいてはいけないと思う」
「まだまだ恋をして、・・・男の人でも、女の人でも構わない。」
「失敗もするべきだ。人生は何事も楽しい」
教師らしくつらつらと人生訓を語る西垣
りせ「・・・」
722: 2012/02/13(月) 06:40:00.93 ID:9kLWxhpJ0
西垣「・・・お前にこんなことを教えてしまったことを悔やまない日はない」
「軽い気持でお前を愛したわけじゃない。これだけは誓う」
「だから・・・・・・」
「・・・お前のためなんだ。私とのことは忘れてー・・・
パチンッ
小さく破裂音のような音が響く
人を叩くことに慣れない小さな手のひらではうまく頬をはたくことはできなかった
西垣「松本・・・」
松本「・・・・・!」ハァッ・・・ハァ・・・!
「軽い気持でお前を愛したわけじゃない。これだけは誓う」
「だから・・・・・・」
「・・・お前のためなんだ。私とのことは忘れてー・・・
パチンッ
小さく破裂音のような音が響く
人を叩くことに慣れない小さな手のひらではうまく頬をはたくことはできなかった
西垣「松本・・・」
松本「・・・・・!」ハァッ・・・ハァ・・・!
723: 2012/02/13(月) 06:51:04.88 ID:9kLWxhpJ0
西垣「そうだ・・・私は最低だよ。叩いて済むならいくらでも叩いてくれ」
「うまく叩けるようよく狙うんだぞ」
西垣はわざとおどけて煽るように続けた
そうしてすこし赤くなった右の頬をもう一度向けて顔をそらす。叩きやすいよう背をかがめる
松本「・・・・・・!」ジワッ
バチーーーーンッ!!!
今度はクリーンヒットした。乾燥した小気味いい音が部屋に響き渡る。痛みはそれほどでもない
西垣は面くらいながらも正面を向き涙を浮かべながら笑いかける
西垣「二回目にしては中々上手なもんだな・・・才能があるよ」
そういうと頭を撫でようと手を伸ばした
「うまく叩けるようよく狙うんだぞ」
西垣はわざとおどけて煽るように続けた
そうしてすこし赤くなった右の頬をもう一度向けて顔をそらす。叩きやすいよう背をかがめる
松本「・・・・・・!」ジワッ
バチーーーーンッ!!!
今度はクリーンヒットした。乾燥した小気味いい音が部屋に響き渡る。痛みはそれほどでもない
西垣は面くらいながらも正面を向き涙を浮かべながら笑いかける
西垣「二回目にしては中々上手なもんだな・・・才能があるよ」
そういうと頭を撫でようと手を伸ばした
724: 2012/02/13(月) 07:09:52.67 ID:9kLWxhpJ0
松本「・・・・・・!!」
突然飛びつくように首に手を回すりせ。
バランスを崩し、前のめりになる形でりせに覆いかぶさるように二人が倒れこむ
驚く西垣、息をつく間も声を上げるまもなく・・・
・・・チュッ・・・
西垣「松本・・・」
松本「・・、・・・・!」
目に大粒の涙を溜めてにらめつける
西垣「いや・・・でも・・・」
松本「・・・・!」
西垣「・・・・・・」
「・・・りせ・・・」
突然飛びつくように首に手を回すりせ。
バランスを崩し、前のめりになる形でりせに覆いかぶさるように二人が倒れこむ
驚く西垣、息をつく間も声を上げるまもなく・・・
・・・チュッ・・・
西垣「松本・・・」
松本「・・、・・・・!」
目に大粒の涙を溜めてにらめつける
西垣「いや・・・でも・・・」
松本「・・・・!」
西垣「・・・・・・」
「・・・りせ・・・」
732: 2012/02/13(月) 09:28:55.98 ID:9kLWxhpJ0
西垣「りせ、これはお前のために言ってるんだぞ・・・?」
「お前はまだまだ若すぎる。一時の感情のせいで人生を誤らないでほしいんだ」
松本「・・・・・・!!」
西垣「わかったおちつけ!叩いてもいいから私の話を聞け!」
松本「・・・!!」
西垣「だまっ・・・あのなりせ!大人の言うことは聞くもんだぞ!」
倒れたまま、喧嘩をする二人。喧嘩をすることも罵倒することも下手な二人の争いはただただ静かに繰り広げられ、
この世界の誰にも聞こえることはない
「お前はまだまだ若すぎる。一時の感情のせいで人生を誤らないでほしいんだ」
松本「・・・・・・!!」
西垣「わかったおちつけ!叩いてもいいから私の話を聞け!」
松本「・・・!!」
西垣「だまっ・・・あのなりせ!大人の言うことは聞くもんだぞ!」
倒れたまま、喧嘩をする二人。喧嘩をすることも罵倒することも下手な二人の争いはただただ静かに繰り広げられ、
この世界の誰にも聞こえることはない
734: 2012/02/13(月) 09:32:18.04 ID:9kLWxhpJ0
松本「・・・・・・!!」
西垣「・・・わかった。お前の言う通りだ・・・確かに私のような人間が大人面するもんじゃない」
「でもな・・・世界中誰が聞いても私たちの関係は正しくない。」
「好きな気持ちだけじゃどうにもならないのが『大人』ってことなんだ。」
「だからお前に負け組な人生を送らせてしまう責任を私はとれない・・・!」
言い終わらぬうちりせはめいいっぱい西垣を引き寄せる
そして耳に口を近づけ彼女のありったけの声で西垣に声を吹き込んだ
『・・・どうして・・・先生は私のためにすべてを賭けてくれないんですか・・・?』
『私はもう・・・とっくに覚悟しているのに・・・』
西垣「・・・わかった。お前の言う通りだ・・・確かに私のような人間が大人面するもんじゃない」
「でもな・・・世界中誰が聞いても私たちの関係は正しくない。」
「好きな気持ちだけじゃどうにもならないのが『大人』ってことなんだ。」
「だからお前に負け組な人生を送らせてしまう責任を私はとれない・・・!」
言い終わらぬうちりせはめいいっぱい西垣を引き寄せる
そして耳に口を近づけ彼女のありったけの声で西垣に声を吹き込んだ
『・・・どうして・・・先生は私のためにすべてを賭けてくれないんですか・・・?』
『私はもう・・・とっくに覚悟しているのに・・・』
735: 2012/02/13(月) 09:38:45.19 ID:9kLWxhpJ0
フッと力が抜けたように西垣が抵抗しなくなる
続けてりせは彼女に囁きかける
松本「・・・・・・・・・、・・・」(生徒に手を出しておいて今更責任とれないなんて先生は私なんかよりよっぽど子供ですよ、先生)
・・・二人の初めての衝突はりせの方が上手だったようだ。西垣はりせを引き寄せる
「ハァ・・・大人を本気にさせたことを後悔するんじゃないぞ、りせ」
少しだけ強引に唇を重ねる西垣に、またひとつ大人の二人なった気がするりせだった
ホントに残り3レスで寝てしまったグダってすまぬ、すまぬ・・・・
続けてりせは彼女に囁きかける
松本「・・・・・・・・・、・・・」(生徒に手を出しておいて今更責任とれないなんて先生は私なんかよりよっぽど子供ですよ、先生)
・・・二人の初めての衝突はりせの方が上手だったようだ。西垣はりせを引き寄せる
「ハァ・・・大人を本気にさせたことを後悔するんじゃないぞ、りせ」
少しだけ強引に唇を重ねる西垣に、またひとつ大人の二人なった気がするりせだった
ホントに残り3レスで寝てしまったグダってすまぬ、すまぬ・・・・
738: 2012/02/13(月) 10:12:56.14 ID:nqTJEXux0
西りせすばらしい
おつおつ
おつおつ
752: 2012/02/13(月) 11:50:59.59 ID:g1aMnFo+0
りせ「…」チラチラ
あかり「な、なんですか?」
りせ「…」チラチラ
あかり「?」
りせ「…」ニタァ
あかり「な、なんですかっ」
りせ「…」スタスタスタ
あかり「な、なんですか?」
りせ「…」チラチラ
あかり「?」
りせ「…」ニタァ
あかり「な、なんですかっ」
りせ「…」スタスタスタ
757: 2012/02/13(月) 11:57:11.86 ID:g1aMnFo+0
あかり「ちょ、ちょっと会長?胸さわんないでくださいっ」
りせ「…、…」サワサワ
あかり「ひっ」
りせ「…」ニタァ
あかり「…、…」ガクブル
りせ「…」ニッコリ
あかり「か、会長やめてくださいっ」
りせ「…」スリスリ
りせ「…、…」サワサワ
あかり「ひっ」
りせ「…」ニタァ
あかり「…、…」ガクブル
りせ「…」ニッコリ
あかり「か、会長やめてくださいっ」
りせ「…」スリスリ
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