1: 2012/03/22(木) 13:35:37.39 ID:iarkSCLz0
ソーニャ「あぁ、あるぞ」

やすな「えーーーーっ!?ソーニャちゃんパンツ食ったことあるの!?ひゃーはっはっwwwwww」

ソーニャ「だからあるって、というか今食ってるし お前の」アーン

やすな「え」
キルその7「ぶんかおてだま できばせん」

8: 2012/03/22(木) 13:38:20.86 ID:iarkSCLz0
やすな「そ・・・そういやスカートの中がスースーしてるような・・・」

ソーニャ「確かめてみろよ」

やすな「う・・・うん・・・ちょっとトイレ行ってくるね」

ソーニャ「いや、今、ここで」

やすな「え」

13: 2012/03/22(木) 13:40:19.01 ID:iarkSCLz0
やすな「いやいや・・・それはちょっと・・・」

ソーニャ「何で?」

やすな「いや・・・恥ずかしいし・・・」

ソーニャ「恥ずかしがってる方がそそられるだろ」

やすな「え」

15: 2012/03/22(木) 13:42:21.59 ID:iarkSCLz0
ソーニャ「ほら 早くしろよ」

やすな「ま・・・待って!せめて教室はやめようよ!」

ソーニャ「チッ、まあいい じゃあ一緒に屋上でも行くか」

やすな「え」

19: 2012/03/22(木) 13:46:22.21 ID:iarkSCLz0
ろうか

やすな「うぅ・・・これ絶対私今パンツ履いてないよ・・・人多いし恥ずかしい・・・」

ソーニャ「誰もお前のスカートの中なんて見てないし、見てみないことには分からないだろ」

やすな「履いてなかったらソーニャちゃんが食べちゃったってことでしょ・・・」

ソーニャ「よし 階段を登るぞ」

やすな「え」

21: 2012/03/22(木) 13:49:37.53 ID:iarkSCLz0
やすな「ま、待って!待ってよソーニャちゃん!」

ソーニャ「何だやかましい」

やすな「困るよ!人多いし!スカートの中見られたら・・・」

ソーニャ「じゃあここで確認するか?」

やすな「・・・でもソーニャちゃんが私のパンツを食べるなんて・・・そんな変Oだなんて信じたくないよ」

ソーニャ「・・・」

22: 2012/03/22(木) 13:52:32.22 ID:iarkSCLz0
やすな「私はどうすればいいの・・・?ソーニャちゃんを信じて階段を登っていいの?」

ソーニャ「・・・それは・・・」

やすな「・・・・・・・・・・・・・」

ソーニャ「・・・・・・・・・・・・・・」

23: 2012/03/22(木) 13:55:30.79 ID:iarkSCLz0
やすな「私・・・・・・ソーニャちゃんを信じるよ」

ソーニャ「!!」

やすな「ソーニャちゃんは頃し屋だし、すぐ暴力ふるうし、すぐ怒るし、頃し屋だけど・・・」

やすな「きっと私が嫌がるようなことはしないって・・・信じるよ」

ソーニャ「・・・やすな・・・」

24: 2012/03/22(木) 13:58:21.60 ID:iarkSCLz0
やすな「・・・早く登らないと・・・昼休みが終わっちゃう」

やすな「ねえソーニャちゃん・・・」

ソーニャ「…なんだ?」

やすな「私・・・この階段を登り切って屋上にたどり着いたら・・・ソーニャちゃんに言いたいことがあるんだ・・・」

ソーニャ「・・・・・・・」

27: 2012/03/22(木) 14:01:43.95 ID:iarkSCLz0
やすな「私、きっと登ってみせる!この階段を!そして・・・」

やすな「きっと証明するよ!ソーニャちゃんは私の一番の親友だってこと・・・」

ソーニャ「・・・・・・」

やすな「よし・・・行くぞ・・・」

29: 2012/03/22(木) 14:07:12.93 ID:iarkSCLz0
やすな「・・・ハァ・・・ハァ・・・」

やすなの手には汗が滲み、足は震え、思考は階段を登るただ一点に集中されている
屋上へたどり着くための一本の道筋が恐ろしく長いような錯覚を覚えるほど、やすなの脳は張りつめていた

やすな「・・・・・・・ハァ・・・・・・・ハァ・・・・・・・」

30: 2012/03/22(木) 14:14:53.49 ID:iarkSCLz0
やすなは自らの汗にまみれた手を臀部へ運ぶようなことはせず、ゆっくりと、しかし堂々と階段を登って行った

やすな(私はソーニャちゃんを信じてる・・・きっとソーニャちゃんはパンツを食べてなんかいない・・・)

ここでやすなが臀部を押さえること・・・それはすなわちソーニャへの疑心を意味するのだとやすなは無意識のうちに考えていた

ソーニャ「お・・・おいやすな 辛そうだぞ大丈夫か 息もあがってるし・・・」

やすな「ハァ・・・ハァ・・・大丈夫だよソーニャちゃん 私まだまだ動ける」

32: 2012/03/22(木) 14:21:44.05 ID:iarkSCLz0
瞬間、やすなの細枝のような脚は階段の真ん中辺りで脆くも崩れ落ちてしまった 

ソーニャ「や・・・やすな・・・もうやめろ!これを見ろ!!」

ソーニャはやすなの元まで駆け上り、自らの口内から唾液にまみれた布を取り出して言った

ソーニャ「これは・・・これは紛れもない・・・お前のパンツだ・・・お前は・・・お前は私を真っ直ぐに信じてくれていたのに・・・」

ソーニャ「私はお前を裏切ったんだ!!私はとんでもない変Oなんだ!!だからもうこんなことやめろ!!!」

39: 2012/03/22(木) 14:28:33.20 ID:iarkSCLz0
やすな「ハァ・・・ハァ・・・ソー・・・ニャ・・・ちゃん・・・」

ソーニャ「・・・軽蔑しただろ?だから・・・もう・・・もうやめてくれ・・・」

ソーニャの声には嗚咽が混じっていた
それは自らのプライドが汚されたがゆえの涙ではない 
それは頃し屋という仕事につきながらも自らを慕ってくれた親友を裏切った自分への情けなさからくる涙だった
それはこんな自分を馬鹿げているほど信じ切ってくれていた親友への申し訳なさからくる涙だった

40: 2012/03/22(木) 14:32:39.29 ID:iarkSCLz0
長い沈黙が流れた それは一瞬だったかもしれないが二人にとっては季節が一巡りするほど長い沈黙のように思えた

やすな「・・・何だ・・・じゃあ・・・一緒だね・・・」

ソーニャ「・・・・・・え?」

やすな「・・・私も・・・公衆の面前で・・・ノーOンで歩くような・・・とんでもない変Oだよ・・・」

やすな「私・・・ソーニャちゃんと一緒だね・・・・・やっぱり一番の親友だよ・・・」

ソーニャ「や・・・やすな・・・やすな・・やすなぁ・・・」

45: 2012/03/22(木) 14:37:03.50 ID:iarkSCLz0
やすな「・・・・私・・・行かなきゃ・・・」

ソーニャ「・・・え・・・?」

やすな「屋上に・・・」

ソーニャ「な・・・何言ってんだ!?もうハッキリしたじゃないか!お前は今ノーパンで!私は変Oなんだ!だからもう・・・」

やすな「そうじゃないよ・・・ソーニャちゃん・・・」

ソーニャ「え・・・?」

やすな「言ったでしょ・・・?私・・・ソーニャちゃんに言いたいことがあるって」

やすな「だから・・・行かなくちゃ」

49: 2012/03/22(木) 14:41:33.05 ID:iarkSCLz0
やすなはヨレヨレの体で再び立ちあがり屋上へ繋がる一枚のドアを凛とした視線で見つめた

ソーニャ「やすな・・・」

やすな「ソーニャちゃん・・・私・・・行くよ!!」

53: 2012/03/22(木) 14:48:02.00 ID:iarkSCLz0
一陣の風が吹き抜け、埃が舞い、砂粒が踊った

一瞬切り離されたソーニャの意識が戻ってきたとき、彼女が真っ先に確認できたのはそれだった

まばゆい光が、さわやかな風が、ソーニャの目の前に降り注いだ

そしてそれらを纏った一人の親友がスカートをたなびかせながら、いつもと変わらずこちらを向いてはにかんでいた

54: 2012/03/22(木) 14:49:12.58 ID:iarkSCLz0



やすな「ソーニャちゃん、大好きだよ!」



                               おわり

55: 2012/03/22(木) 14:50:13.78 ID:alO4Q2rx0
泣いた

56: 2012/03/22(木) 14:50:15.85 ID:RVuAXa480
イイハナシダナー
おつ

61: 2012/03/22(木) 14:54:02.05 ID:iarkSCLz0
取り立てて言うことはないけどあぎりさん出せなかったのはホントごめん

引用: やすな「ソーニャちゃん、パンつくったことある?」