1: 2009/11/01(日) 21:37:44.82 ID:2GN9YDXmO
古泉「……困ったものです……」
4: 2009/11/01(日) 21:44:10.69 ID:npkwHCEMO
15:30 放課後 -SOS団部室-
古泉「おはようございます」ガチャッ
キョン「なんだお前か」
古泉「おや、これは珍しい、あなただけですか」
キョン「ハルヒは職員室で説教。朝比奈さんは掃除。長門も掃除だ」
古泉「説教……というと?」
キョン「あいつ、何が気に喰わなかったのか、谷口の髪をむしりやがった」
古泉「……それは……」
古泉「おはようございます」ガチャッ
キョン「なんだお前か」
古泉「おや、これは珍しい、あなただけですか」
キョン「ハルヒは職員室で説教。朝比奈さんは掃除。長門も掃除だ」
古泉「説教……というと?」
キョン「あいつ、何が気に喰わなかったのか、谷口の髪をむしりやがった」
古泉「……それは……」
5: 2009/11/01(日) 21:44:34.83 ID:2GN9YDXmO
キョン「まぁ、あいつのことだ。説教なんて右耳から左耳へ流れてるだろ」
古泉「目に浮かびます」
古泉「それより、どうですか?ソリタリアでも……」
キョン「微妙なものを持ってきたな」
古泉「これなら、あなたにも負けませんよ」
キョン「どうかね……」
古泉「目に浮かびます」
古泉「それより、どうですか?ソリタリアでも……」
キョン「微妙なものを持ってきたな」
古泉「これなら、あなたにも負けませんよ」
キョン「どうかね……」
6: 2009/11/01(日) 21:50:27.39 ID:2GN9YDXmO
15:36 放課後 -SOS団部室-
キョン「俺の勝ち、だな……」
古泉「これは、負けてしまいましたね……」
キョン「お前が俺に、ゲームで勝てる日が来るのかね?」
古泉「いつか、負かせてみせますよ」
キョン「楽しみにしてるよ。……あ、カバンにジュースあったんだ」ガサガサ
古泉(また負けてしまいました……頑張ったのになぁ……)
キョン「朝比奈さんのお茶が飲みたいねぇ。喉が渇いて仕方がない」カシュッ
古泉(今度は何で勝負しよう……。黒髭……とか?)
キョン「んぐっ……んぐっ」ゴクゴク
古泉(人生ゲームは、……何げに悲惨な人生になると凹むんですよね……)
キョン「…………ぐっ!!」
古泉(そうだ、ダルマおとしだ!!)
キョン「俺の勝ち、だな……」
古泉「これは、負けてしまいましたね……」
キョン「お前が俺に、ゲームで勝てる日が来るのかね?」
古泉「いつか、負かせてみせますよ」
キョン「楽しみにしてるよ。……あ、カバンにジュースあったんだ」ガサガサ
古泉(また負けてしまいました……頑張ったのになぁ……)
キョン「朝比奈さんのお茶が飲みたいねぇ。喉が渇いて仕方がない」カシュッ
古泉(今度は何で勝負しよう……。黒髭……とか?)
キョン「んぐっ……んぐっ」ゴクゴク
古泉(人生ゲームは、……何げに悲惨な人生になると凹むんですよね……)
キョン「…………ぐっ!!」
古泉(そうだ、ダルマおとしだ!!)
7: 2009/11/01(日) 21:53:53.07 ID:2GN9YDXmO
キョン「ぐぐっ……げっ!!」
古泉「……ん?どうされました?」
キョン「ゲホッ!!ゲホッ!!う、げぇっ!!」ビシャビシャ
古泉「ち、血!?」
キョン「か、……かはっ……」
ドサッ
古泉「……あ、……あの……」
キョン「…………………………」
古泉「………………」
古泉「そんな……ばかな……」
15:40 放課後 -SOS団部室-
事件発生
古泉「……ん?どうされました?」
キョン「ゲホッ!!ゲホッ!!う、げぇっ!!」ビシャビシャ
古泉「ち、血!?」
キョン「か、……かはっ……」
ドサッ
古泉「……あ、……あの……」
キョン「…………………………」
古泉「………………」
古泉「そんな……ばかな……」
15:40 放課後 -SOS団部室-
事件発生
8: 2009/11/01(日) 21:56:39.34 ID:2GN9YDXmO
ハルヒ「ごっめーん!!遅れちゃった!!」バターン!!
みくる「おくれましたー」
長門「………………」
古泉「あ………………」
ハルヒ「………………」
みくる「………………」
長門「………………」
古泉「………………」
ハルヒ「………………キョン?」
ハルヒ「うそ、でしょ?キョン?」
古泉「涼宮さん、これは……」
ハルヒ「人頃し!!!!」
古泉「えぇっ!!」
みくる「おくれましたー」
長門「………………」
古泉「あ………………」
ハルヒ「………………」
みくる「………………」
長門「………………」
古泉「………………」
ハルヒ「………………キョン?」
ハルヒ「うそ、でしょ?キョン?」
古泉「涼宮さん、これは……」
ハルヒ「人頃し!!!!」
古泉「えぇっ!!」
11: 2009/11/01(日) 22:00:41.25 ID:2GN9YDXmO
ハルヒ「古泉君、いつかやるとは思ったけど……」
みくる「は、はわわわわ……」
古泉「誤解です!!僕ではありません!!」
ハルヒ「うそ!!古泉君の制服、血塗れじゃない!!」
古泉「これは!?そうか、彼が咳き込んだとき……」
長門「ソリタリアの盤面をみると、寸前まで彼らはゲームで遊んでいたと推測される」
ハルヒ「やっぱり、いつもゲームで負けていた恨みが……」
古泉「誤解です!!というか、僕が負けるのが当たり前みたいに言わないでください!!」
ハルヒ「あなたゲームへなちょこじゃない!!」
古泉「言わないでください!!」
みくる「は、はわわわわ……」
古泉「誤解です!!僕ではありません!!」
ハルヒ「うそ!!古泉君の制服、血塗れじゃない!!」
古泉「これは!?そうか、彼が咳き込んだとき……」
長門「ソリタリアの盤面をみると、寸前まで彼らはゲームで遊んでいたと推測される」
ハルヒ「やっぱり、いつもゲームで負けていた恨みが……」
古泉「誤解です!!というか、僕が負けるのが当たり前みたいに言わないでください!!」
ハルヒ「あなたゲームへなちょこじゃない!!」
古泉「言わないでください!!」
13: 2009/11/01(日) 22:04:36.67 ID:2GN9YDXmO
ハルヒ「みくるちゃん、警察を呼んで!!」
みくる「は、はい!!」
古泉(まずい、このままでは僕が犯人にされてしまう……)
ハルヒ「有希、古泉君を押さえて」
古泉(涼宮さんの様子だと、本当に僕が犯人にされてしまう)
古泉(もしかしたら、本物の証拠が、突然発生する可能性も……)
古泉(しかし、許せない……誰が彼を……彼をこんな目に……)
古泉(本当の犯人を見つけられるのは、今、僕だけ……)
古泉(捕まってなんて……いられない!!)
みくる「は、はい!!」
古泉(まずい、このままでは僕が犯人にされてしまう……)
ハルヒ「有希、古泉君を押さえて」
古泉(涼宮さんの様子だと、本当に僕が犯人にされてしまう)
古泉(もしかしたら、本物の証拠が、突然発生する可能性も……)
古泉(しかし、許せない……誰が彼を……彼をこんな目に……)
古泉(本当の犯人を見つけられるのは、今、僕だけ……)
古泉(捕まってなんて……いられない!!)
16: 2009/11/01(日) 22:07:03.59 ID:2GN9YDXmO
古泉「ぬわーーーーーーー!!」
ガシャーンパリーン!!
ハルヒ「窓から逃げた!!」
ドサッゴロゴロッ
古泉「ぐぁぁぁっ!!い、いったぁぁぁあああ!!」
ハルヒ「生きてる!!」
古泉「とりあえず、逃げるんだ!!」ダッ
ハルヒ「逃げた!!逃げたわ!!」
ガシャーンパリーン!!
ハルヒ「窓から逃げた!!」
ドサッゴロゴロッ
古泉「ぐぁぁぁっ!!い、いったぁぁぁあああ!!」
ハルヒ「生きてる!!」
古泉「とりあえず、逃げるんだ!!」ダッ
ハルヒ「逃げた!!逃げたわ!!」
17: 2009/11/01(日) 22:11:05.69 ID:2GN9YDXmO
ハルヒ「逃げられないわ。日本の警察は優秀だもの」
ハルヒ「そう、例えどんなに逃げても、町中の監視カメラを利用して捜し出すことが出来るの!!」
ハルヒ「踊る大捜査線でやってたわ!!」
長門「え」
ハルヒ「他にも、秘密の警察ロボが表れたりするの!!小さな探偵や、名探偵の孫も、警察に協力してくれるはず!!」
長門「……事実と、フィクションは違う」
ハルヒ「すべて事実よ!!」
長門「……そう」
ハルヒ「そう、例えどんなに逃げても、町中の監視カメラを利用して捜し出すことが出来るの!!」
ハルヒ「踊る大捜査線でやってたわ!!」
長門「え」
ハルヒ「他にも、秘密の警察ロボが表れたりするの!!小さな探偵や、名探偵の孫も、警察に協力してくれるはず!!」
長門「……事実と、フィクションは違う」
ハルヒ「すべて事実よ!!」
長門「……そう」
22: 2009/11/01(日) 22:13:56.00 ID:2GN9YDXmO
古泉「逃げなきゃ、逃げなきゃ!!」
古泉「アレは……彼の自転車!!こんなところに停めて登校していたんですか……」
古泉「………………」
古泉「少し、貸していただけますか?」
古泉「僕が、必ずあなたを頃した真犯人を探します」
古泉「少し、僕に自転車を貸してください」
古泉「鍵……この程度なら……っ!!」バキッ
古泉「さぁ、まず何処に行きましょうか……」
古泉「アレは……彼の自転車!!こんなところに停めて登校していたんですか……」
古泉「………………」
古泉「少し、貸していただけますか?」
古泉「僕が、必ずあなたを頃した真犯人を探します」
古泉「少し、僕に自転車を貸してください」
古泉「鍵……この程度なら……っ!!」バキッ
古泉「さぁ、まず何処に行きましょうか……」
25: 2009/11/01(日) 22:19:54.23 ID:2yOV6X700
16:00 夕刻 -アーケード街-
古泉「やみくもに逃げるより、まずは長期逃亡のため、食料を買い込みましょう」
谷口「ん……おぉ、古泉じゃないか?あの変な活動は休みか?」
古泉「あ、あなたは……。ええ、まぁ、そんなところです」
谷口「そっか。大変だよなお前も」
古泉「そうですね。……今まさにと言う感じです」
谷口「キョンも大変だぜ。まぁあいつは、毎日朝比奈さんのお茶のために行くって言ってたが」
古泉「はは、彼らしい言葉です」
古泉「でも……彼はもう……」
古泉「やみくもに逃げるより、まずは長期逃亡のため、食料を買い込みましょう」
谷口「ん……おぉ、古泉じゃないか?あの変な活動は休みか?」
古泉「あ、あなたは……。ええ、まぁ、そんなところです」
谷口「そっか。大変だよなお前も」
古泉「そうですね。……今まさにと言う感じです」
谷口「キョンも大変だぜ。まぁあいつは、毎日朝比奈さんのお茶のために行くって言ってたが」
古泉「はは、彼らしい言葉です」
古泉「でも……彼はもう……」
28: 2009/11/01(日) 22:21:41.74 ID:2GN9YDXmO
古泉(お茶……そういえば、彼は今日何かを飲んでいた……)
古泉(ジュース……確かそれを飲んで彼は……)
古泉「谷口さん、彼は今日何かジュースを買っていませんでしたか?」
谷口「あ?いや、あいつはたいていペットボトルのお茶を飲むから、ジュースは……」
古泉「そうですか」
谷口「いやまて、確か、昼休み自販機に国木田と行った気が……」
古泉「なっ!!それは本当ですか!?」
古泉(ジュース……確かそれを飲んで彼は……)
古泉「谷口さん、彼は今日何かジュースを買っていませんでしたか?」
谷口「あ?いや、あいつはたいていペットボトルのお茶を飲むから、ジュースは……」
古泉「そうですか」
谷口「いやまて、確か、昼休み自販機に国木田と行った気が……」
古泉「なっ!!それは本当ですか!?」
30: 2009/11/01(日) 22:27:08.19 ID:2GN9YDXmO
谷口「な、どうしたんだよ突然……。あぁ、確か国木田と自販機行くって、少し教室をでたよ」
谷口「俺は行かなかったからわからんが、国木田ならキョンが何買ったか知ってるんじゃないか?」
古泉「国木田さんですか。ありがとうございま……
??「そこまでだ古泉一樹!!」
古泉「なっ!?」
谷口「なんだ、警察?」
警察「お前は完全に包囲されている!!おとなしく投降しろ!!」
谷口「古泉、お前何したんだよ!?」
古泉(妙だ……この大人数、いつの間に?まるで、ここにはじめから僕がいたのを知っていたかのようだ……)
谷口「俺は行かなかったからわからんが、国木田ならキョンが何買ったか知ってるんじゃないか?」
古泉「国木田さんですか。ありがとうございま……
??「そこまでだ古泉一樹!!」
古泉「なっ!?」
谷口「なんだ、警察?」
警察「お前は完全に包囲されている!!おとなしく投降しろ!!」
谷口「古泉、お前何したんだよ!?」
古泉(妙だ……この大人数、いつの間に?まるで、ここにはじめから僕がいたのを知っていたかのようだ……)
32: 2009/11/01(日) 22:32:47.56 ID:2GN9YDXmO
同時刻 コンピ研部室
ハルヒ「逃がさないわよ、古泉くん」
部長「なんだこれ……なんで町中の監視カメラの映像が、僕らのパソコンで見られるんだ……?」
長門「警視庁のPCにアクセスしている」カタカタカタカタ
部長「警視庁……警察が、町の人間のプライバシーを侵害しているのか!?許されないだろ!!」
長門(勿論、こんなものは元から警視庁で行われていない)
長門(彼女が存在すると認知した結果、これは具現化しただけ)
みくる「古泉君、囲まれましたね」
ハルヒ「逃がさないわよ、絶対!!」
部長「……というか、何で僕らの部室にいるんだ?」
ハルヒ「パソコンいっぱいで、雰囲気出るでしょ?」
ハルヒ「逃がさないわよ、古泉くん」
部長「なんだこれ……なんで町中の監視カメラの映像が、僕らのパソコンで見られるんだ……?」
長門「警視庁のPCにアクセスしている」カタカタカタカタ
部長「警視庁……警察が、町の人間のプライバシーを侵害しているのか!?許されないだろ!!」
長門(勿論、こんなものは元から警視庁で行われていない)
長門(彼女が存在すると認知した結果、これは具現化しただけ)
みくる「古泉君、囲まれましたね」
ハルヒ「逃がさないわよ、絶対!!」
部長「……というか、何で僕らの部室にいるんだ?」
ハルヒ「パソコンいっぱいで、雰囲気出るでしょ?」
33: 2009/11/01(日) 22:36:09.49 ID:2GN9YDXmO
同時刻 -アーケード街-
古泉「まいりましたね……何か、涼宮さんに都合の良い力が働いているのでしょう」
谷口「おい、古泉……こりゃなんだよ!?」
古泉「……少し、協力していただけますか?」
谷口「は?何を……」
古泉「動くな!!動くと、この人質の目を潰すぞ!!」ガシッ
谷口「は?なにを……ぁ、いたっ、いだだだだだ!!目を押さえるな!!」
警察「ば、バカな真似はやめろ!!」
古泉「まいりましたね……何か、涼宮さんに都合の良い力が働いているのでしょう」
谷口「おい、古泉……こりゃなんだよ!?」
古泉「……少し、協力していただけますか?」
谷口「は?何を……」
古泉「動くな!!動くと、この人質の目を潰すぞ!!」ガシッ
谷口「は?なにを……ぁ、いたっ、いだだだだだ!!目を押さえるな!!」
警察「ば、バカな真似はやめろ!!」
34: 2009/11/01(日) 22:42:04.69 ID:2GN9YDXmO
古泉「出来るだけ痛そうにしてください……そこのゲームセンターに入ります」
谷口「痛そうじゃなくて痛いんだよぉぉぉおお!!」
古泉「いいか、ついてくるなよ!!」
警察「くそっ、人質とは……。最近の若者はなんて卑怯な……」
谷口「目が、メガァァァァァアアア!!!!」
古泉「その調子です!!」グググ
谷口「ひぎゃぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!」
谷口「痛そうじゃなくて痛いんだよぉぉぉおお!!」
古泉「いいか、ついてくるなよ!!」
警察「くそっ、人質とは……。最近の若者はなんて卑怯な……」
谷口「目が、メガァァァァァアアア!!!!」
古泉「その調子です!!」グググ
谷口「ひぎゃぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!」
35: 2009/11/01(日) 22:47:21.05 ID:2GN9YDXmO
16:15 夕刻 -スガイアミューズメントビル-
谷口「あー、エクストラレベル14いってんじゃん……」
谷口「……で?説明しろよ?お前何やらかしたんだ?」
古泉「実は…………」
………………………………d`ー゜
谷口「キョンが……マジかよ……」
古泉「残念ながら……真実です」
谷口「キョン…………」グスッ
古泉(そうだ、彼はもういない……)
古泉(また一緒にゲームをすることもないし、彼と肩を並べて歩くことも……)
古泉「………………」ジワッ
古泉(っ!!ダメだっ!!泣くな!!)ブンブン
古泉(泣くのは、すべてがおわってからだ……)
谷口「あー、エクストラレベル14いってんじゃん……」
谷口「……で?説明しろよ?お前何やらかしたんだ?」
古泉「実は…………」
………………………………d`ー゜
谷口「キョンが……マジかよ……」
古泉「残念ながら……真実です」
谷口「キョン…………」グスッ
古泉(そうだ、彼はもういない……)
古泉(また一緒にゲームをすることもないし、彼と肩を並べて歩くことも……)
古泉「………………」ジワッ
古泉(っ!!ダメだっ!!泣くな!!)ブンブン
古泉(泣くのは、すべてがおわってからだ……)
36: 2009/11/01(日) 22:50:39.44 ID:2GN9YDXmO
谷口「古泉……お前、本当にやってないのか?」
古泉「……彼に誓って言います。僕は、無実です」
古泉「……しかし、犯人を探そうにも、外がアレでは……」
谷口「……入り口が磨りガラスでよく見えないが、警察か?たくさんいるな……」
古泉「まずは、ここから逃げる算段を……」
谷口「……なぁ、古泉」
谷口「絶対真犯人、見つけてくれるか?」
古泉「…………はい」
谷口「……良い方法がある」
古泉「……彼に誓って言います。僕は、無実です」
古泉「……しかし、犯人を探そうにも、外がアレでは……」
谷口「……入り口が磨りガラスでよく見えないが、警察か?たくさんいるな……」
古泉「まずは、ここから逃げる算段を……」
谷口「……なぁ、古泉」
谷口「絶対真犯人、見つけてくれるか?」
古泉「…………はい」
谷口「……良い方法がある」
38: 2009/11/01(日) 22:53:33.80 ID:2GN9YDXmO
同時刻 -アーケード街-
警察「誰か出てくるぞ!!」
谷口「た、助けてくれぇぇぇ!!」
警察「人質だ!!人質が出てきたぞ!!」
谷口「あ、あいつ狂ってる!!二階のカラオケボックスの調理場で、ガス栓開きやがった!!」
警察「何!?」
谷口「自爆する気だ!!」
警察「は、離れろ!!離れるんだ!!」
警察「誰か出てくるぞ!!」
谷口「た、助けてくれぇぇぇ!!」
警察「人質だ!!人質が出てきたぞ!!」
谷口「あ、あいつ狂ってる!!二階のカラオケボックスの調理場で、ガス栓開きやがった!!」
警察「何!?」
谷口「自爆する気だ!!」
警察「は、離れろ!!離れるんだ!!」
40: 2009/11/01(日) 22:59:19.14 ID:2GN9YDXmO
同時刻 -スガイアミューズメントビル屋上-
古泉「アーケードでよく見えませんが、悲鳴からして、成功のようですね……」
回想――――――――――――――――――――
谷口「お前は屋上へ行け。俺は警察をビルから離す」
古泉「屋上……なるほど、アーケードが邪魔して、僕の姿は視認が難しくなる」
谷口「あと、俺が時間を稼ぎ、お前を逃がす。……あいつの自転車は、近くの公園に置いておく。取りに来い」
古泉「助かります」
谷口「あと、俺の番号」
古泉「番号?」
谷口「携帯だよ。お前、俺の知らないだろ?交換だ。何かあったら、情報を交換できる」
谷口「……絶対犯人を見つけろよ」
古泉「……ありがとうございます」
谷口「おうっ」ニカッ
古泉「アーケードでよく見えませんが、悲鳴からして、成功のようですね……」
回想――――――――――――――――――――
谷口「お前は屋上へ行け。俺は警察をビルから離す」
古泉「屋上……なるほど、アーケードが邪魔して、僕の姿は視認が難しくなる」
谷口「あと、俺が時間を稼ぎ、お前を逃がす。……あいつの自転車は、近くの公園に置いておく。取りに来い」
古泉「助かります」
谷口「あと、俺の番号」
古泉「番号?」
谷口「携帯だよ。お前、俺の知らないだろ?交換だ。何かあったら、情報を交換できる」
谷口「……絶対犯人を見つけろよ」
古泉「……ありがとうございます」
谷口「おうっ」ニカッ
42: 2009/11/01(日) 23:02:22.35 ID:2GN9YDXmO
古泉「しかし、ビルとビルはこんなに離れているのですか……」
古泉「落ちないように飛び越えないと……っほ!!」スタッ
古泉「ともかく、国木田さんですか。谷口さんの話だと、西区の方に住んでいると……」
古泉「事情も電話で話してくれているらしいし、本当、彼は良い友人を持ちました……」
古泉「……僕も、その友人に、入っていたのでしょうか?」
古泉「落ちないように飛び越えないと……っほ!!」スタッ
古泉「ともかく、国木田さんですか。谷口さんの話だと、西区の方に住んでいると……」
古泉「事情も電話で話してくれているらしいし、本当、彼は良い友人を持ちました……」
古泉「……僕も、その友人に、入っていたのでしょうか?」
43: 2009/11/01(日) 23:10:43.84 ID:2GN9YDXmO
16:10 -コンピ研部室-
ハルヒ「……おかしいわね。谷口が出てきて5分。動きがないわ」
みくる「ビルのなかにカメラはないんですか?」
ハルヒ「みくるちゃん、ノリ気ね、いいわ!!」
みくる「……私も、古泉君が許せませんから」
長門「映像、三番モニタに出力」
ハルヒ「……何よ、何処にもいないじゃない?」
みくる「もしかして、屋上?」
ハルヒ「っ!!それよ!!」
ハルヒ「……おかしいわね。谷口が出てきて5分。動きがないわ」
みくる「ビルのなかにカメラはないんですか?」
ハルヒ「みくるちゃん、ノリ気ね、いいわ!!」
みくる「……私も、古泉君が許せませんから」
長門「映像、三番モニタに出力」
ハルヒ「……何よ、何処にもいないじゃない?」
みくる「もしかして、屋上?」
ハルヒ「っ!!それよ!!」
44: 2009/11/01(日) 23:14:01.83 ID:2GN9YDXmO
ハルヒ「有希、さっきみたいに、よろしく」
長門「了解」
長門「警視庁より緊急通達。被疑者、古泉一樹、アーケード街ビル屋上を逃走中」
部長「はは、本当、信じられないよ」
部長「まさかこの部屋から、この町の警察、すべてを動かせるなんて!!」
ハルヒ「見てなさい、古泉君……」
みくる「………………」コソッ
長門「了解」
長門「警視庁より緊急通達。被疑者、古泉一樹、アーケード街ビル屋上を逃走中」
部長「はは、本当、信じられないよ」
部長「まさかこの部屋から、この町の警察、すべてを動かせるなんて!!」
ハルヒ「見てなさい、古泉君……」
みくる「………………」コソッ
45: 2009/11/01(日) 23:18:30.33 ID:2GN9YDXmO
同時刻 -アーケード街-
警察「……何?わかった」
警察「A班、B班、別れて西と東から屋上へ!!挟み撃ちだ!!」
谷口「なっ!!ち、ちょっと待て!!何でそんなことわかるんだ!?」
警察「教えられない」
谷口(おいおい、何か妙だぞ?)
谷口(電話はまずい……。確か、同じDoCoMoだよな?メールにするか……)
警察「……何?わかった」
警察「A班、B班、別れて西と東から屋上へ!!挟み撃ちだ!!」
谷口「なっ!!ち、ちょっと待て!!何でそんなことわかるんだ!?」
警察「教えられない」
谷口(おいおい、何か妙だぞ?)
谷口(電話はまずい……。確か、同じDoCoMoだよな?メールにするか……)
47: 2009/11/01(日) 23:22:10.11 ID:2GN9YDXmO
同時刻 -???-
古泉「メール?谷口さんから……」ピッ
『屋上はまずい。なぜかバレ。何かが妙だ』
古泉「……バレた?なぜ……。しかし、間一髪ですね」
ガチャ
古泉「服が血塗れのままではいけませんからね。着替えさせていただきました」
同時刻 -アーケード街・デパート・職員専用ロッカールーム-
古泉「メール?谷口さんから……」ピッ
『屋上はまずい。なぜかバレ。何かが妙だ』
古泉「……バレた?なぜ……。しかし、間一髪ですね」
ガチャ
古泉「服が血塗れのままではいけませんからね。着替えさせていただきました」
同時刻 -アーケード街・デパート・職員専用ロッカールーム-
48: 2009/11/01(日) 23:24:22.76 ID:2GN9YDXmO
古泉「誰の服かはわかりませんが、拝借しますよ」
古泉「おや、サングラス。ワックスまで……」
古泉「しばらくは、変装、とまではいきませんが、これで姿をかえましょう」
古泉「…………わりと良いんじゃないですかね?」
古泉「………………」
古泉「………………キラッ☆」
古泉「おや、サングラス。ワックスまで……」
古泉「しばらくは、変装、とまではいきませんが、これで姿をかえましょう」
古泉「…………わりと良いんじゃないですかね?」
古泉「………………」
古泉「………………キラッ☆」
50: 2009/11/01(日) 23:29:06.78 ID:2GN9YDXmO
16:30 夕刻 -西区-
古泉「姿を変えた途端、追ってくる気配がなくなりましたね」
古泉「では、なぜあの時、僕が屋上にいたのがバレたのか、考えてみましょう」
古泉「簡単に考えて、誰かに見られた。しかし、人はいなかった」
古泉「見るにしても、遠くから、近くから、様々なな見方があります」
古泉「加えて、最初に見つかったとき、一瞬で多くの警察に囲まれた」
古泉「つまり、誰かが僕を見付け、一度に大人数を呼ぶ事が出来る条件」
古泉「ふむ………………」
古泉「無理じゃね?」
古泉「姿を変えた途端、追ってくる気配がなくなりましたね」
古泉「では、なぜあの時、僕が屋上にいたのがバレたのか、考えてみましょう」
古泉「簡単に考えて、誰かに見られた。しかし、人はいなかった」
古泉「見るにしても、遠くから、近くから、様々なな見方があります」
古泉「加えて、最初に見つかったとき、一瞬で多くの警察に囲まれた」
古泉「つまり、誰かが僕を見付け、一度に大人数を呼ぶ事が出来る条件」
古泉「ふむ………………」
古泉「無理じゃね?」
52: 2009/11/01(日) 23:32:10.64 ID:2GN9YDXmO
古泉「そんなこと、監視カメラすべてを見ることが出来るならともかく……」
―――――――――――――――――――――――――――d`ー゜
古泉「涼宮さん、この映画おもしろいですよ」
ハルヒ「なにこれ?」
古泉「踊る大捜査線2です」
古泉(これで、退屈しないといいなぁ……)
―――――――――――――――――――――――――――d`ー゜
古泉「………………」
古泉「僕のバカ……」
―――――――――――――――――――――――――――d`ー゜
古泉「涼宮さん、この映画おもしろいですよ」
ハルヒ「なにこれ?」
古泉「踊る大捜査線2です」
古泉(これで、退屈しないといいなぁ……)
―――――――――――――――――――――――――――d`ー゜
古泉「………………」
古泉「僕のバカ……」
55: 2009/11/01(日) 23:36:29.57 ID:2GN9YDXmO
同時刻 -中央区コンビニ前-
谷口「あのままあの場所にいたら、事情聴取とかされたんだろうなぁ……」
谷口「なんとか逃げたけど……」
谷口「なんだろ、警察の動きが異様だったぜ」
谷口「……キョン、本当に氏んだのか?俺には信じられないな……」
谷口「……ん、あの後ろ姿……」
みくる「……」
谷口「朝比奈さん、帰るところか?」
谷口「……お、HUgE今月号だ」
谷口「あのままあの場所にいたら、事情聴取とかされたんだろうなぁ……」
谷口「なんとか逃げたけど……」
谷口「なんだろ、警察の動きが異様だったぜ」
谷口「……キョン、本当に氏んだのか?俺には信じられないな……」
谷口「……ん、あの後ろ姿……」
みくる「……」
谷口「朝比奈さん、帰るところか?」
谷口「……お、HUgE今月号だ」
56: 2009/11/01(日) 23:39:56.86 ID:2GN9YDXmO
同時刻 -コンピ研部室-
長門「使用説明は、以上」
ハルヒ「簡単ね!!」
部長「何で僕まで手伝わなきゃ……」
ハルヒ「やっぱり、こういう部隊を動かす仕事は私よね」
長門「帰っていい?今夜、おでんだから」
ハルヒ「うん、有希、ありがとね」
ハルヒ「絶対、キョンの仇を討つの!!」
長門「………………」
長門「そう」
長門「使用説明は、以上」
ハルヒ「簡単ね!!」
部長「何で僕まで手伝わなきゃ……」
ハルヒ「やっぱり、こういう部隊を動かす仕事は私よね」
長門「帰っていい?今夜、おでんだから」
ハルヒ「うん、有希、ありがとね」
ハルヒ「絶対、キョンの仇を討つの!!」
長門「………………」
長門「そう」
58: 2009/11/01(日) 23:43:53.69 ID:2GN9YDXmO
17:00 夕刻 -国木田宅-
国木田「谷口から……話は聞いてるよ」
古泉(目が赤くなってる……)
国木田「で、何を聞きたいの?」
古泉「彼と昼休み、自動販売機にいきましたね?」
国木田「うん、僕はコーヒーを買ったよ」
古泉「彼は、何を?」
国木田「何も買ってないよ」
古泉「……なんですって?」
国木田「キョンは、飲み物を買わなかった」
国木田「谷口から……話は聞いてるよ」
古泉(目が赤くなってる……)
国木田「で、何を聞きたいの?」
古泉「彼と昼休み、自動販売機にいきましたね?」
国木田「うん、僕はコーヒーを買ったよ」
古泉「彼は、何を?」
国木田「何も買ってないよ」
古泉「……なんですって?」
国木田「キョンは、飲み物を買わなかった」
59: 2009/11/01(日) 23:46:11.18 ID:2GN9YDXmO
古泉「彼は普段、飲み物を持って学校に?」
国木田「いや、キョンは昼に自動販売機で飲み物を買うんだ」
古泉「じゃあ、彼は何処からジュースを……」
国木田「多分、あれかな?」
古泉「あれ?」
国木田「自動販売機の前で、鶴屋さんに会ったんだ」
古泉「鶴屋さん?」
国木田「いや、キョンは昼に自動販売機で飲み物を買うんだ」
古泉「じゃあ、彼は何処からジュースを……」
国木田「多分、あれかな?」
古泉「あれ?」
国木田「自動販売機の前で、鶴屋さんに会ったんだ」
古泉「鶴屋さん?」
60: 2009/11/01(日) 23:50:23.45 ID:2GN9YDXmO
回送
キョン「たまには健康を考えないとな……」
国木田「キョン、ひょろいからね」
キョン「言うな。あれ、釣り切れ……まいった、大きいのしかない」
鶴屋「あっ、キョン君!!どうしたのかなっ!!」
キョン「あぁ、鶴屋さん。いや、釣り切れなんですが、大きいのしかなくて」
鶴屋「ふぅん。だったら、これ、いる?」
キョン「良いんですか?」
鶴屋「おう!!先輩からの、気前の良いオゴリだよっ!!」
キョン「そんな、ちゃんと後日返しますよ」
鶴屋「いいからっ!!」
キョン「じゃあ、遠慮なく……」
キョン「たまには健康を考えないとな……」
国木田「キョン、ひょろいからね」
キョン「言うな。あれ、釣り切れ……まいった、大きいのしかない」
鶴屋「あっ、キョン君!!どうしたのかなっ!!」
キョン「あぁ、鶴屋さん。いや、釣り切れなんですが、大きいのしかなくて」
鶴屋「ふぅん。だったら、これ、いる?」
キョン「良いんですか?」
鶴屋「おう!!先輩からの、気前の良いオゴリだよっ!!」
キョン「そんな、ちゃんと後日返しますよ」
鶴屋「いいからっ!!」
キョン「じゃあ、遠慮なく……」
61: 2009/11/01(日) 23:53:54.62 ID:2GN9YDXmO
古泉「まさか、じゃあっ!!」
国木田「その飲み物に、毒が……」
古泉「犯人は、まさか……」
国木田「……ねぇ、もしも、だよ」
国木田「鶴屋さんは、犯人じゃないとしたら?」
古泉「どういう事ですか?」
国木田「その飲み物に、鶴屋さんは、毒が入っていると知らなかった……としたら?」
古泉「まさか……じゃあ……」
古泉「鶴屋さんは、被害者?」
国木田「その飲み物に、毒が……」
古泉「犯人は、まさか……」
国木田「……ねぇ、もしも、だよ」
国木田「鶴屋さんは、犯人じゃないとしたら?」
古泉「どういう事ですか?」
国木田「その飲み物に、鶴屋さんは、毒が入っていると知らなかった……としたら?」
古泉「まさか……じゃあ……」
古泉「鶴屋さんは、被害者?」
65: 2009/11/01(日) 23:57:01.31 ID:2GN9YDXmO
古泉「……どちらにせよ、鶴屋さんに会う必要がありますね」
国木田「そうみたいだね」
古泉「ありがとうござい……っ!!」
国木田「どうしたの?」
古泉「い、いえ。ありがとうございました」
古泉(閉鎖空間?微量ながら、近い何かを感じた……)
古泉(涼宮さんの力で、何かが具現化したのか?)
ピリリリリリッ ピリリリリリッ
古泉「谷口さんから……電話」
国木田「そうみたいだね」
古泉「ありがとうござい……っ!!」
国木田「どうしたの?」
古泉「い、いえ。ありがとうございました」
古泉(閉鎖空間?微量ながら、近い何かを感じた……)
古泉(涼宮さんの力で、何かが具現化したのか?)
ピリリリリリッ ピリリリリリッ
古泉「谷口さんから……電話」
68: 2009/11/02(月) 00:00:58.81 ID:e9a12zwRO
谷口『よう。自転車、西区の公園に置いておいたぜ』
古泉「近くですね。ありがとうございます」
谷口『いいって。国木田にはあったか?』
古泉「はい。次は鶴屋さんです」
谷口『ふぅん。……そういや、さっき朝比奈さんを見たぜ』
古泉(涼宮さんと一緒じゃない?)
谷口『とにかく、俺は家に帰る。ニュースとかなってるかもしれん。内容あとで教えてやるよ』
古泉「助かります」
谷口『じゃぁな』
ブツッ
古泉「近くですね。ありがとうございます」
谷口『いいって。国木田にはあったか?』
古泉「はい。次は鶴屋さんです」
谷口『ふぅん。……そういや、さっき朝比奈さんを見たぜ』
古泉(涼宮さんと一緒じゃない?)
谷口『とにかく、俺は家に帰る。ニュースとかなってるかもしれん。内容あとで教えてやるよ』
古泉「助かります」
谷口『じゃぁな』
ブツッ
69: 2009/11/02(月) 00:06:32.70 ID:e9a12zwRO
17:20 夕刻 -西区公園-
古泉「自転車は……あれですね。……おや?」
みくる「………………」
古泉「あ、朝比奈さん……」
みくる「なんで、キョン君を頃したんですか……」
古泉「朝比奈さん、僕は……」
みくる「キョン君、可哀相なキョン君……」スラッ
古泉(アレは、ナイフ?にしては、妙な形を……。未来のものですかね)
みくる「キョン君を返して!!」ダッ
古泉(っ!!僕を頃すつもりだ!!)
古泉「自転車は……あれですね。……おや?」
みくる「………………」
古泉「あ、朝比奈さん……」
みくる「なんで、キョン君を頃したんですか……」
古泉「朝比奈さん、僕は……」
みくる「キョン君、可哀相なキョン君……」スラッ
古泉(アレは、ナイフ?にしては、妙な形を……。未来のものですかね)
みくる「キョン君を返して!!」ダッ
古泉(っ!!僕を頃すつもりだ!!)
71: 2009/11/02(月) 00:08:56.53 ID:e9a12zwRO
同時刻 -長門宅-
長門「ただいま」
朝倉「あ、おかえりなさい!!」
長門「おでん」
朝倉「へ?今日、おでんっていってましたっけ?」
長門「……」コクッ
朝倉「ご、ごめんなさい。わすれてて……野菜炒めに……」
長門「……っ!!」ジワリ
朝倉「ご、ごめんなさい!!」
長門「……おでん……」
長門「ただいま」
朝倉「あ、おかえりなさい!!」
長門「おでん」
朝倉「へ?今日、おでんっていってましたっけ?」
長門「……」コクッ
朝倉「ご、ごめんなさい。わすれてて……野菜炒めに……」
長門「……っ!!」ジワリ
朝倉「ご、ごめんなさい!!」
長門「……おでん……」
73: 2009/11/02(月) 00:14:20.76 ID:e9a12zwRO
同時刻 -西区公園-
みくる「うぅぅぅぅっ…………」グググ……
古泉(一レス跨いでる間に、マウントポジションをとられてしまいました……)
古泉(ナイフは、パチパチと音を立てている……スタンガンもかねてるのか……)
古泉(かするだけで危ない……)
みくる「ふににににぃぃぃぃ!!!!!!」
古泉「朝比奈さん、やめてください!!こんなこと、彼は望んでない!!」
みくる「私が望んでます!!」
古泉「鉄板と思われた台詞が無意味に終わりました」
みくる「ふにゅぅぅぅぅぅぅ!!」
古泉「助けてぇぇぇぇええ!!!!」
みくる「うぅぅぅぅっ…………」グググ……
古泉(一レス跨いでる間に、マウントポジションをとられてしまいました……)
古泉(ナイフは、パチパチと音を立てている……スタンガンもかねてるのか……)
古泉(かするだけで危ない……)
みくる「ふににににぃぃぃぃ!!!!!!」
古泉「朝比奈さん、やめてください!!こんなこと、彼は望んでない!!」
みくる「私が望んでます!!」
古泉「鉄板と思われた台詞が無意味に終わりました」
みくる「ふにゅぅぅぅぅぅぅ!!」
古泉「助けてぇぇぇぇええ!!!!」
74: 2009/11/02(月) 00:16:39.44 ID:e9a12zwRO
古泉「こうなれば、僕も本気を出します!!」
ドン!!
みくる「きゃっ!!」ドサッ
古泉「今のうちに逃げろ!!」
みくる「………………」キュウ
古泉「鶴屋さんの家は遠くない!!急がないと」シャカシャカ
みくる「………………」
ドン!!
みくる「きゃっ!!」ドサッ
古泉「今のうちに逃げろ!!」
みくる「………………」キュウ
古泉「鶴屋さんの家は遠くない!!急がないと」シャカシャカ
みくる「………………」
75: 2009/11/02(月) 00:18:12.10 ID:e9a12zwRO
同時刻 -長門宅-
朝倉「長門さーん、出てきて下さーい」
押入「………………」
朝倉「押入に籠もっちゃった……」
朝倉「長門さーん、出てきて下さーい」
押入「………………」
朝倉「押入に籠もっちゃった……」
76: 2009/11/02(月) 00:22:28.93 ID:e9a12zwRO
17:40 夕刻 -西区すずらん通り-
古泉「つ、疲れた……」
古泉「チェーンが外れるなんて……まいりましたね……」
古泉「えっと、ここを、こうして……こうで……」
バラバラバラ……
古泉「え、なんでチェーンバラバラになるん?」
古泉「……まいりましたね」
プップー!!
森「古泉君!!」
古泉「森さん!!」
新川「のるんだ!!」
古泉「助かります!!」
古泉「つ、疲れた……」
古泉「チェーンが外れるなんて……まいりましたね……」
古泉「えっと、ここを、こうして……こうで……」
バラバラバラ……
古泉「え、なんでチェーンバラバラになるん?」
古泉「……まいりましたね」
プップー!!
森「古泉君!!」
古泉「森さん!!」
新川「のるんだ!!」
古泉「助かります!!」
78: 2009/11/02(月) 00:26:57.16 ID:e9a12zwRO
同時刻 -コンピ研部室-
ハルヒ「どうなってるのよ!!何で見つからないの!?」
部長「か、考えられるのは、彼がカメラに見られていると気付き、対応をとったか、かな」
ハルヒ「たとえば?」
部長「変装、とか?」
ハルヒ「変装……。っ!!屋上に突撃したときの映像、アーケードの映像をみせて!!」
部長「あ、あぁ……」
ハルヒ「………………」
部長「なぁ、僕、帰っていいか?」
ハルヒ「黙って。みくるちゃんもどっか行っちゃったんだから、あんたはその代わりになって働きなさい
部長「……そんな」
ハルヒ「………………ん?」
ハルヒ「どうなってるのよ!!何で見つからないの!?」
部長「か、考えられるのは、彼がカメラに見られていると気付き、対応をとったか、かな」
ハルヒ「たとえば?」
部長「変装、とか?」
ハルヒ「変装……。っ!!屋上に突撃したときの映像、アーケードの映像をみせて!!」
部長「あ、あぁ……」
ハルヒ「………………」
部長「なぁ、僕、帰っていいか?」
ハルヒ「黙って。みくるちゃんもどっか行っちゃったんだから、あんたはその代わりになって働きなさい
部長「……そんな」
ハルヒ「………………ん?」
79: 2009/11/02(月) 00:28:48.46 ID:e9a12zwRO
ハルヒ「ちょっと、この男、アップ」
部長「はいはい……」
ハルヒ「……見つけた、こいつよ!!」
部長「西区に向かっているな」
ハルヒ「……アレを使いましょう」
部長「アレ?」
ハルヒ「有希の話によると、確かこのファイルを……」
部長「……?」
部長「はいはい……」
ハルヒ「……見つけた、こいつよ!!」
部長「西区に向かっているな」
ハルヒ「……アレを使いましょう」
部長「アレ?」
ハルヒ「有希の話によると、確かこのファイルを……」
部長「……?」
80: 2009/11/02(月) 00:33:08.86 ID:e9a12zwRO
17:45 夕刻 -すずらん通り2丁目-
古泉「助かりました」
森「そう、よかったわ」
古泉「今すぐ、鶴屋邸に行きましょう。お願いします、新川さん」
新川「………………」
古泉「新川さん?」
森「ごめんなさい、古泉君」
シャッ ガチャッ
古泉「な、防壁ガラス!?ドアにもロック!?なぜ僕を閉じ込めるんですか!?」
森「世界の……ためよ……」
古泉「……そういうことですか。そうですね、僕らは彼女をまもる、『機関』でしたね」
新川「すまない、古泉君」
古泉「助かりました」
森「そう、よかったわ」
古泉「今すぐ、鶴屋邸に行きましょう。お願いします、新川さん」
新川「………………」
古泉「新川さん?」
森「ごめんなさい、古泉君」
シャッ ガチャッ
古泉「な、防壁ガラス!?ドアにもロック!?なぜ僕を閉じ込めるんですか!?」
森「世界の……ためよ……」
古泉「……そういうことですか。そうですね、僕らは彼女をまもる、『機関』でしたね」
新川「すまない、古泉君」
81: 2009/11/02(月) 00:38:48.88 ID:e9a12zwRO
森「あなたが警察に捕まり、法に裁かれれば、彼女は平穏でいられるの」
新川「今、彼女はこの町のすべての警察を動かしています。そのうち、日本中、世界中を……」
森「そうなると、あなた一人のために、世界が彼女の手足になる」
新川「それは、避けるべきです」
シュゥゥゥウ
古泉(ガス!?)
森「安心して。あなたは裁かれない。裁かれた振りをするだけ。その後は……」
森「誰にも触れず、一人で暮らすの。氏ぬわけじゃないわ……」
新川「君のアフターケアは、機関がきちんとするよ」
森「一生、ね」
古泉「……冗談じゃない……」
新川「今、彼女はこの町のすべての警察を動かしています。そのうち、日本中、世界中を……」
森「そうなると、あなた一人のために、世界が彼女の手足になる」
新川「それは、避けるべきです」
シュゥゥゥウ
古泉(ガス!?)
森「安心して。あなたは裁かれない。裁かれた振りをするだけ。その後は……」
森「誰にも触れず、一人で暮らすの。氏ぬわけじゃないわ……」
新川「君のアフターケアは、機関がきちんとするよ」
森「一生、ね」
古泉「……冗談じゃない……」
85: 2009/11/02(月) 00:42:42.76 ID:e9a12zwRO
古泉(くそっ、眠くなってきた……けど、ダメだ!!)
古泉(誓ったんだ……真犯人を見つけると……)
古泉(彼に!!)
ざわっ
古泉(っ!!)
新川「微量の、閉鎖反応!!」
森「彼女、本気で古泉君を捕まえる気ね。今度は何が具現化されたの!?」
古泉「……どうやら、僕は助かるみたいですね……」
森「なにっ!?」
古泉「微弱な閉鎖空間。これで」
ボッ
古泉「力を使える!!」
古泉(誓ったんだ……真犯人を見つけると……)
古泉(彼に!!)
ざわっ
古泉(っ!!)
新川「微量の、閉鎖反応!!」
森「彼女、本気で古泉君を捕まえる気ね。今度は何が具現化されたの!?」
古泉「……どうやら、僕は助かるみたいですね……」
森「なにっ!?」
古泉「微弱な閉鎖空間。これで」
ボッ
古泉「力を使える!!」
86: 2009/11/02(月) 00:43:42.10 ID:e9a12zwRO
早くする→ばいばいさるさん→さらに遅くなる。
加減が難しいです。
加減が難しいです。
87: 2009/11/02(月) 00:47:09.56 ID:e9a12zwRO
ガッシャァァン!! ドサッ ゴロゴロ
古泉「痛っ~~~~!!ああぁぁぁあああ!!」
森「ドアを!!」
新川「なんてタイミングだ!!」
キキィッ!!
森「小泉君、大丈夫!!」
古泉「約束なんです……真犯人を捕まえる……それが、彼のためであり……」
古泉「彼女のためです……」
森「………………古泉君」
新川「………………」
??『やっと見つけたわよ、古泉くん』
古泉「痛っ~~~~!!ああぁぁぁあああ!!」
森「ドアを!!」
新川「なんてタイミングだ!!」
キキィッ!!
森「小泉君、大丈夫!!」
古泉「約束なんです……真犯人を捕まえる……それが、彼のためであり……」
古泉「彼女のためです……」
森「………………古泉君」
新川「………………」
??『やっと見つけたわよ、古泉くん』
88: 2009/11/02(月) 00:53:26.51 ID:e9a12zwRO
ゴウッ!!ガシャァァン!!
古泉「なっ!!」
森・新川「ロボット!!??」
ロボ『観念しなさい、古泉君!!』
古泉「す、涼宮さんなんですか!?」
ロボ『そうよ。警視庁特殊武装二足歩行機、略してSOSロボ!!』
古泉「何処を略したらそうなるんですか!?」
森「あのロボが、閉鎖空間の発生源」
新川「恐らく、彼女の願望が形づくられたものでしょうが……神人のそれに近いですね」
森「武装した神人ロボ?」
新川「どうやら、向こうからはこちらの様子を伺えているらしいですな」
森「なんですかそれ、私たち、相手できないじゃないですか!!」
新川「相手をしたら、正体がばれますからね」
森「最悪……」
古泉「なっ!!」
森・新川「ロボット!!??」
ロボ『観念しなさい、古泉君!!』
古泉「す、涼宮さんなんですか!?」
ロボ『そうよ。警視庁特殊武装二足歩行機、略してSOSロボ!!』
古泉「何処を略したらそうなるんですか!?」
森「あのロボが、閉鎖空間の発生源」
新川「恐らく、彼女の願望が形づくられたものでしょうが……神人のそれに近いですね」
森「武装した神人ロボ?」
新川「どうやら、向こうからはこちらの様子を伺えているらしいですな」
森「なんですかそれ、私たち、相手できないじゃないですか!!」
新川「相手をしたら、正体がばれますからね」
森「最悪……」
90: 2009/11/02(月) 01:05:12.14 ID:e9a12zwRO
ロボ『古泉君がかしてくれたアニメの通り、パトレイバーみたいなやつっているのね』
古泉「僕のバカ」
ロボ『さ、投降しなさい。さもなくば、この警視庁なんちゃらロボが、あなたを踏み潰すわ』
古泉「略したのに、忘れたんですか……」
森「………………」ザッ
新川「………………」ザザッ
古泉「………………え?」
古泉「僕のバカ」
ロボ『さ、投降しなさい。さもなくば、この警視庁なんちゃらロボが、あなたを踏み潰すわ』
古泉「略したのに、忘れたんですか……」
森「………………」ザッ
新川「………………」ザザッ
古泉「………………え?」
91: 2009/11/02(月) 01:08:12.00 ID:e9a12zwRO
森「行きなさい」
新川「ここは、私たちに任せなさい」
古泉「いいんですか?」
森「私たちだって、あなた一人が罪を背負うことを、よくは思わないわ」
新川「真実があるなら、それで君も、彼女も、彼も救われるなら」
森・新川「行きなさい!!」
古泉「………………」ジワッ
古泉「……っ!!」ブンブン
古泉「はいっ!!」
ダッ
新川「ここは、私たちに任せなさい」
古泉「いいんですか?」
森「私たちだって、あなた一人が罪を背負うことを、よくは思わないわ」
新川「真実があるなら、それで君も、彼女も、彼も救われるなら」
森・新川「行きなさい!!」
古泉「………………」ジワッ
古泉「……っ!!」ブンブン
古泉「はいっ!!」
ダッ
92: 2009/11/02(月) 01:11:17.77 ID:e9a12zwRO
ロボ『待ちなさいっ!!』
森「ピピーーーーッ!!」←笛
ロボ『へ?』
新川「はいはーい、ちょっと君良いかな?」
ロボ『な、なによ?』
森「免許証もってる?免許証?」
ロボ『め、免許証?』
新川「や、最近無免許ロボが多くてね」
ロボ『そ、そうなの?』
森「ほら、免許証、見して?」
ロボ『あ、あの、その……』
森「ピピーーーーッ!!」←笛
ロボ『へ?』
新川「はいはーい、ちょっと君良いかな?」
ロボ『な、なによ?』
森「免許証もってる?免許証?」
ロボ『め、免許証?』
新川「や、最近無免許ロボが多くてね」
ロボ『そ、そうなの?』
森「ほら、免許証、見して?」
ロボ『あ、あの、その……』
94: 2009/11/02(月) 01:14:38.90 ID:e9a12zwRO
同時刻 -コンピ研部室-
ハルヒ「どいするのよ!?免許証なんてないわよ!!」
部長「ぼ、僕だって!!というか、こんなロボ自体しらなかったし……」
ハルヒ「捕まっちゃうの!?捕まっちゃうの!?」
部長「運転してるのは君だろ!!遠隔操作でも、操作してるのは君だ!!」
ハルヒ「ど、どうしよう!!」
――――――――――――――――――――――――――――――
新川「勝ったな」
森「世間知らずの小娘相手なんて、わけ無いわ」
ハルヒ「どいするのよ!?免許証なんてないわよ!!」
部長「ぼ、僕だって!!というか、こんなロボ自体しらなかったし……」
ハルヒ「捕まっちゃうの!?捕まっちゃうの!?」
部長「運転してるのは君だろ!!遠隔操作でも、操作してるのは君だ!!」
ハルヒ「ど、どうしよう!!」
――――――――――――――――――――――――――――――
新川「勝ったな」
森「世間知らずの小娘相手なんて、わけ無いわ」
102: 2009/11/02(月) 01:30:31.83 ID:e9a12zwRO
18:00 夕刻 -鶴屋邸-
古泉「自動販売機で、買った?」
鶴屋「そっ。十本くらいいっぺんに買ったんだ。沢山買ったから何上げたか忘れちゃった」
古泉「そして、買ってすぐに……」
鶴屋「キョン君に会ったんだ」
古泉「となると……」
古泉(彼のカバンに入ってから、誰かが毒を?)
古泉「振り出しだ……」
鶴屋「よく解らないけど、聞きたいことは、それだけ?」
古泉「あ、はい……」
鶴屋「そっか!!ほいじゃね!!」
バタン
古泉「自動販売機で、買った?」
鶴屋「そっ。十本くらいいっぺんに買ったんだ。沢山買ったから何上げたか忘れちゃった」
古泉「そして、買ってすぐに……」
鶴屋「キョン君に会ったんだ」
古泉「となると……」
古泉(彼のカバンに入ってから、誰かが毒を?)
古泉「振り出しだ……」
鶴屋「よく解らないけど、聞きたいことは、それだけ?」
古泉「あ、はい……」
鶴屋「そっか!!ほいじゃね!!」
バタン
103: 2009/11/02(月) 01:34:21.71 ID:e9a12zwRO
古泉(訳が分からない……)
ピリリリリリッ ピリリリリリッ
古泉「谷口君?」
谷口『よう。何かわかったか?』
古泉「……何も分からなくなりました」
谷口『こっちもだ。ニュースになってるかと思いきや、平和なもんだぜ』
古泉(涼宮さんの力か?)
古泉(涼宮さんの力が、真犯人の証拠を消してる?)
古泉(僕を犯人にするために……)
谷口『今から、あえるか?そうだな、学校で待ち合わせしよう』
古泉「わかりました」
ピリリリリリッ ピリリリリリッ
古泉「谷口君?」
谷口『よう。何かわかったか?』
古泉「……何も分からなくなりました」
谷口『こっちもだ。ニュースになってるかと思いきや、平和なもんだぜ』
古泉(涼宮さんの力か?)
古泉(涼宮さんの力が、真犯人の証拠を消してる?)
古泉(僕を犯人にするために……)
谷口『今から、あえるか?そうだな、学校で待ち合わせしよう』
古泉「わかりました」
105: 2009/11/02(月) 01:37:01.94 ID:e9a12zwRO
19:00 夜 -学校前-
谷口「……よう。疲れてるな」
古泉「……まぁ」
国木田「大丈夫かい?」
古泉「国木田さんまで……」
谷口「なぁ、俺、今から最低の質問するぜ?」
古泉「…………どうぞ」
谷口「…………おまえ……」
谷口「やってないんだよな?」
古泉「…………その自信も、無くなりそうです」
谷口「……よう。疲れてるな」
古泉「……まぁ」
国木田「大丈夫かい?」
古泉「国木田さんまで……」
谷口「なぁ、俺、今から最低の質問するぜ?」
古泉「…………どうぞ」
谷口「…………おまえ……」
谷口「やってないんだよな?」
古泉「…………その自信も、無くなりそうです」
106: 2009/11/02(月) 01:40:51.16 ID:e9a12zwRO
国木田「十分だよ」
古泉「……正直、訳が分かりません」
谷口「あー、そういうときは、あれだ。整理しようぜ」
谷口「キョンは、ジュースを飲んで、氏んだ」
国木田「ジュースは、鶴屋さんが買ったもの」
古泉「鶴屋さんがジュースに毒を入れる隙はなかったはず」
谷口「ジュースは、現時点の情報で、キョンしか触っていない」
古泉「……そうですね」
谷口「なぁ」
谷口「ものすごく、見逃してる可能性が、一つあった」
国木田「え?」
谷口「それは、……あいつが……
警察「動くな!!」
古泉「……正直、訳が分かりません」
谷口「あー、そういうときは、あれだ。整理しようぜ」
谷口「キョンは、ジュースを飲んで、氏んだ」
国木田「ジュースは、鶴屋さんが買ったもの」
古泉「鶴屋さんがジュースに毒を入れる隙はなかったはず」
谷口「ジュースは、現時点の情報で、キョンしか触っていない」
古泉「……そうですね」
谷口「なぁ」
谷口「ものすごく、見逃してる可能性が、一つあった」
国木田「え?」
谷口「それは、……あいつが……
警察「動くな!!」
107: 2009/11/02(月) 01:47:12.86 ID:e9a12zwRO
納豆落としたのでちょっと待ってください
109: 2009/11/02(月) 01:50:44.33 ID:e9a12zwRO
古泉「警察!!」
ハルヒ「そこまでよ古泉君」
部長「これで帰れる……」
警察「殺人事件の容疑で、所まで来てもらう」
谷口「そんな、少し!!少しまってくれ!!」
国木田「もう少しで真犯人が分かるんだ!!」
ハルヒ「真犯人は古泉君。それ以外に無いわ。私がそう言うのだから、間違いないの!!」
谷口「こいつウゼェェェエッ!!!!」
国木田「谷口、本音漏れてる!!」
古泉「……わかりました」
谷口「古泉!!」
ハルヒ「そこまでよ古泉君」
部長「これで帰れる……」
警察「殺人事件の容疑で、所まで来てもらう」
谷口「そんな、少し!!少しまってくれ!!」
国木田「もう少しで真犯人が分かるんだ!!」
ハルヒ「真犯人は古泉君。それ以外に無いわ。私がそう言うのだから、間違いないの!!」
谷口「こいつウゼェェェエッ!!!!」
国木田「谷口、本音漏れてる!!」
古泉「……わかりました」
谷口「古泉!!」
110: 2009/11/02(月) 01:53:15.23 ID:e9a12zwRO
古泉「……僕はここまでですね」
国木田「そんな……」
古泉「二人とも、お願いがあります」
古泉「彼の友人として、真犯人を、捕まえてください」
国木田「古泉君……」
谷口「けっ!!ふざけんな!!何他人事になってやがる!!」
谷口「おまえも友達だろ!!」
古泉「……そうですか」
古泉「ありがとうございます」
国木田「そんな……」
古泉「二人とも、お願いがあります」
古泉「彼の友人として、真犯人を、捕まえてください」
国木田「古泉君……」
谷口「けっ!!ふざけんな!!何他人事になってやがる!!」
谷口「おまえも友達だろ!!」
古泉「……そうですか」
古泉「ありがとうございます」
112: 2009/11/02(月) 01:56:22.24 ID:e9a12zwRO
古泉「二人とも、お願いします」
国木田「古泉君!!」
谷口「古泉ぃぃぃぃっ!!」
キョン「古泉っ!!」
ハルヒ「古泉君……」
古泉「さようなら…………」
ハルヒ「……これで、よかったのよね」
キョン「さぁ。俺にはわからんな」
ハルヒ「……そうね。本当は、私にも分からないわ」
キョン「……あぁ」
国木田「古泉君!!」
谷口「古泉ぃぃぃぃっ!!」
キョン「古泉っ!!」
ハルヒ「古泉君……」
古泉「さようなら…………」
ハルヒ「……これで、よかったのよね」
キョン「さぁ。俺にはわからんな」
ハルヒ「……そうね。本当は、私にも分からないわ」
キョン「……あぁ」
113: 2009/11/02(月) 01:58:44.50 ID:e9a12zwRO
キョン「というか、俺には何がどうして古泉が逮捕されたのかわからん」
ハルヒ「あぁ、それはね、古泉君がキョンを頃しちゃったの」
キョン「マジか?」
ハルヒ「マジよ」
キョン「……そっかー」
ハルヒ「そうよ」
キョン「とまってー!!そのパトカーとまってぇぇええ!!!!」
ハルヒ「あぁ、それはね、古泉君がキョンを頃しちゃったの」
キョン「マジか?」
ハルヒ「マジよ」
キョン「……そっかー」
ハルヒ「そうよ」
キョン「とまってー!!そのパトカーとまってぇぇええ!!!!」
115: 2009/11/02(月) 02:01:58.95 ID:e9a12zwRO
国木田「谷口、さっき、何て言おうと思ったの。」
谷口「いや、あいつ、生きてるんじゃねって……」
国木田「涼宮さん、どうしてキョンが氏んでるって思ったの?」
ハルヒ「だ、だって、キョンが血の海に突っ伏して……動かなくて……」
国木田「脈は?」
ハルヒ「えっと……こ、混乱しちゃって、診てなかった、かも」
谷口「なぁ、キョンがもらったジュースって?」
国木田「健康考えて、……確か、トマトジュースを……」
三人「………………」
谷口「いや、あいつ、生きてるんじゃねって……」
国木田「涼宮さん、どうしてキョンが氏んでるって思ったの?」
ハルヒ「だ、だって、キョンが血の海に突っ伏して……動かなくて……」
国木田「脈は?」
ハルヒ「えっと……こ、混乱しちゃって、診てなかった、かも」
谷口「なぁ、キョンがもらったジュースって?」
国木田「健康考えて、……確か、トマトジュースを……」
三人「………………」
117: 2009/11/02(月) 02:05:29.81 ID:e9a12zwRO
古泉「い、生きてたんですか?」
キョン「生きてたもなにも、ちょっと気管に入ってむせただけだろ」
古泉「倒れたのは?」
キョン「むせて息できなくて、目眩して」
古泉「今まで出てこなかったのは?」
キョン「目眩して突っ伏して、そのまま寝た」
古泉「………………」
キョン「なんか、大変だったのか?」
古泉「……いいえ」
古泉「あなたが生きているなら、こんなの、全然平気です」
キョン「そ、そっか」
古泉「はい!!」
キョン「生きてたもなにも、ちょっと気管に入ってむせただけだろ」
古泉「倒れたのは?」
キョン「むせて息できなくて、目眩して」
古泉「今まで出てこなかったのは?」
キョン「目眩して突っ伏して、そのまま寝た」
古泉「………………」
キョン「なんか、大変だったのか?」
古泉「……いいえ」
古泉「あなたが生きているなら、こんなの、全然平気です」
キョン「そ、そっか」
古泉「はい!!」
118: 2009/11/02(月) 02:08:08.47 ID:e9a12zwRO
警察「話終わったか?行くぞ」
古泉「へ?」
キョン「ち、ちょっと待ってくれ!!俺は生きてるぞ!!古泉は俺を頃してない」
谷口「そうだ!!」
ハルヒ「キョンが生きてるなら、無罪よね?」
部長「帰りたい」
国木田「早く解放してよ」
警察「は?何言ってるんだ?こいつはな……」
警察「朝比奈みくる殺害容疑がかけられてるんだよ」
古泉「へ?」
キョン「ち、ちょっと待ってくれ!!俺は生きてるぞ!!古泉は俺を頃してない」
谷口「そうだ!!」
ハルヒ「キョンが生きてるなら、無罪よね?」
部長「帰りたい」
国木田「早く解放してよ」
警察「は?何言ってるんだ?こいつはな……」
警察「朝比奈みくる殺害容疑がかけられてるんだよ」
120: 2009/11/02(月) 02:13:47.43 ID:e9a12zwRO
同時刻 -長門宅-
朝倉「わーっ!!野菜炒めすごくおいしーわぁっ!!」
朝倉「さめちゃったらおいしくなくなっちゃうわよねぇ?全部たべちゃおう!!」
押入「………………」
長門「………………」ガラッ
朝倉(出てきた!!アマテラスお祭り作戦成功!!)
長門「食べる」
朝倉「はいはい。いまご飯よそいますよー」
長門「………………」ワクワク
終
朝倉「わーっ!!野菜炒めすごくおいしーわぁっ!!」
朝倉「さめちゃったらおいしくなくなっちゃうわよねぇ?全部たべちゃおう!!」
押入「………………」
長門「………………」ガラッ
朝倉(出てきた!!アマテラスお祭り作戦成功!!)
長門「食べる」
朝倉「はいはい。いまご飯よそいますよー」
長門「………………」ワクワク
終
引用: 古泉一樹の殺人
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