26: 2015/05/21(木) 22:46:13.16 ID:7pzGf5rXo


前回:提督「艦娘にドッキリを?」青葉「はい」

提督「いやー、やっぱり時代は航空戦艦だな!うん!」

青葉「ちょろいですね司令官!」

提督「なんとでも言え!」

明石「まあ、艦娘のイメージアップとしてこれ以上ないような人でしたね」

提督「そうだな。……ところで俺、まだ縛られてるんだが……続けるのか?」

青葉「モチです!」

提督「懲りないな。次は氏ぬかも知れないぞ?」

青葉「ジャーナリズムの炎は剣でも銃でも砲撃でも消せないのです!……おっと。また誰か来ましたね」



↓2、氏因かなんかの指定あれば従うかも

28: 2015/05/21(木) 22:46:35.91 ID:JzUQ3U4YO
秋月
艦隊これくしょん -艦これ- 海色のアルトサックス(4) (角川コミックス・エース)
37: 2015/05/22(金) 14:19:04.37 ID:WsIp4AUdo
提督「秋月か……しっかりしているようだが大丈夫かな?」

青葉「さてさて!どうなりますかね!?」


――廊下・執務室前――


秋月「……」ドキドキ

秋月「スゥーッ、ハァーッ……よし!」

ガチャ

秋月「し、司令!おはようございます!……あれ、大淀さん?司令は……?」

大淀「あ、秋月ちゃん……?」ポロポロ

秋月「ど、どうしたんですか!?」オロオロ

大淀「秋月ちゃん……提督が、提督が……」ポロポロ

秋月「な、なんなんですか?司令が……?」

秋月(……なんだか、嫌な予感がする)

大淀「……取り乱してごめんなさい」

秋月「い、いえ……それで、司令に、何が……」

大淀「……。落ち着いて聞いてね。提督が、階段で足を踏み外して、亡くなったの」

秋月「……え?」


38: 2015/05/22(金) 14:20:57.91 ID:WsIp4AUdo
大淀「頭を、強く打ち付けてしまったみたい……」

秋月「……うそ」

秋月(……嘘だ)

秋月(……嘘だ。嘘だ、嘘だ、嘘だ。こんなの嘘だ!)

秋月「……嘘、ですよね……そんなこと、ありえないです」

大淀「嘘みたいだけど、本当のことなの……私も最初は信じられなかったわ」

秋月「そ、そんな……」

大淀「……もう少ししたら、艦隊の皆にも伝えるつもりよ」

秋月「う、うぁぁ、あぁぁぁぁぁ……」ペタン

秋月(大淀さんの声も、私自身の悲鳴も、私は何処か遠くで聞いていた。足元がバラバラに崩れていく感覚……)

39: 2015/05/22(金) 14:22:59.30 ID:WsIp4AUdo
――モニター室――

青葉「ちょっとこれはマズいかもしれないですねー……」

提督「おい青葉!ネタばらしだ!早く!」

青葉「ダメです」

提督「おい、おい!青葉!!」ジタバタ

青葉「大丈夫、秋月ちゃんはきっとだいじょうぶ、もう少し見ていましょう!」ニコニコ

提督「くっ、この縄さえなければ……!」ジタバタ

明石「すみません、提督……その程度で外れる縄じゃないんです」

提督「くっそぉ……!」

青葉「あ!執務室で動きがありましたよ!」


――執務室――

大淀「あ、秋月ちゃん……大丈夫?」

秋月「は、はい……大丈夫です……大丈夫。はい……」グス

大淀「明らかに大丈夫じゃないわよ……今は泣いたっていいの。私の胸ならいくらでも貸すわ」

秋月「大淀さん……う、ううう……うあぁ……」ギュッ

大淀(……ごめんね)ギュッ





40: 2015/05/22(金) 14:24:34.39 ID:WsIp4AUdo
大淀「落ち着いた?」

秋月「……はい、もう大丈夫です」

大淀(目が真っ赤……ごめんね、秋月ちゃん……)

秋月「大淀さん」

大淀「何?」

秋月「私、司令に、言いたいことがあったんです……」

大淀「……うん」

秋月「この鎮守府に来て、司令に出会えてから……私は、幸せでした」

秋月「聞いたことも無かったような美味しいごはんや、見たことも無かったようなきれいな風景。最高の時間を、司令はくれたんです」

大淀「……うん」

41: 2015/05/22(金) 14:26:48.43 ID:WsIp4AUdo
秋月「最近は幸せで……キラキラしていて……それがずっと続くと思ってて……」

秋月「ずっと言いたかったんです。『いつもありがとうございます。大好きです、司令』って」

秋月「でも、その一言が言えなかった……『明日でいいや』、『明日でいいや』ってずっと先延ばしにしてきて……」

秋月「『今日こそは』って思いました。どうしてかはわからないけど、今日なら言える気がしたんです」

秋月「そうしたら、司令はもういなくて……お礼なんて、もう言えないんです」

秋月「あは、あはは……!馬鹿みたいですよね、私……!」ポロポロ

秋月「色んなものを貰うだけで、何も返せなかった……!」ポロポロ

大淀「秋月ちゃん……」

42: 2015/05/22(金) 14:29:39.24 ID:WsIp4AUdo
――モニター室――

提督「ウオォォォーッ!ヤメロー!ヤメロー!」ジタバタ

提督「違う、違うぞ秋月ィィィィッ!!」バタバタ

青葉「もうちょっと続けたいところではありますが、司令官がそろそろ限界ですね……」

明石「浜辺に打ち上げられたイ級みたいな動きね」

青葉『大淀さん、司令官がもう限界みたいなのでネタばらしを』


――執務室――

大淀(うう……罪悪感)

大淀「秋月ちゃん、ちょっと来てくれるかしら?」

秋月「なん、ですか……?」ヒック

大淀「見てもらいたいものがあるの」

秋月「はい……」トボトボ

43: 2015/05/22(金) 14:32:26.08 ID:WsIp4AUdo
――モニター室――


大淀「これよ」

提督「秋月……すまない」

秋月「……えっ、司令?なんで縛られて……?」

青葉「はーい、ドッキリだいせーこー!」テッテレー

秋月「えっ」

~~ネタばらし~~

秋月「よ、よかったぁぁぁ……」ヘナヘナ

秋月「司令が無事で、よかったぁ……!」

提督(天使か)

秋月「……あれ?……ということは、あの事も、司令に……?」

司令「ああ、その……本当に申し訳ない」

秋月「う、うわあぁぁぁぁぁぁ!」カァー

秋月(は、恥ずかしい……!)

45: 2015/05/22(金) 14:33:47.60 ID:WsIp4AUdo
秋月(そうだ、一度聞かれたのなら……一度も二度も同じ事!今度こそ、司令にちゃんと言うんだ!)

秋月「司令!」

提督「あっ、はい!」ビクッ

秋月「大好きです!いつも、本当に感謝しています!ずっと一緒に……あっ!」カー

青葉「ずっと一緒に……?これはなかなか大胆な発言ですねぇ!」

秋月「あっ、いや、その、これは違っ、いやちがわないけど、そのっ……」アタフタ

提督「……秋月」

秋月「ひゃいっ!?」ビクーン

提督「さっきの言葉、あんな形で聞いてしまってごめんな。でも、全然そんなことはないんだ」

秋月「し、司令?」

提督「受けとっているのは俺の方なんだよ。俺の方こそ……」

秋月「……!」

提督「……いつもありがとう、大好きだ」

秋月「司令……っ!」パァァ

青葉(娘に向かっての「愛してる」みたいなノリなんでしょうねー……これは)





46: 2015/05/22(金) 14:36:11.99 ID:WsIp4AUdo

提督「あの、秋月?」

秋月「どうしましたか、司令?」ニコニコ

提督「なんで俺膝枕されてるの?」

秋月「縛られたままではお辛いでしょうし……秋月の膝で良ければ憩ってください。……お嫌、でしたか?」シュン

提督「いや、そんなことはないんだが……帰っていいんだぞ?」

秋月「いえ、秋月は司令のお側にいたいです!」

提督「ああ、うん……ならいいんだが」

秋月「それに……」

提督「ん?」

秋月「信頼出来ない方々もいるみたいですし、ね……」ジロリ

青葉・大淀・明石(……駆逐艦の眼力じゃない。怖い)ガクブル

青葉「で、ではでは?気を取り直していきましょう!次の艦娘だーれだ?」


提督「朝潮に死亡ドッキリ」

引用: 【艦これ】提督「艦娘にドッキリを?」青葉「はい」【安価】