46: 2015/05/22(金) 14:36:11.99 ID:WsIp4AUdo
前回:提督「秋月に死亡ドッキリ」
最初から:提督「艦娘にドッキリを?」青葉「はい」
提督「あの、秋月?」
秋月「どうしましたか、司令?」ニコニコ
提督「なんで俺膝枕されてるの?」
秋月「縛られたままではお辛いでしょうし……秋月の膝で良ければ憩ってください。……お嫌、でしたか?」シュン
提督「いや、そんなことはないんだが……帰っていいんだぞ?」
秋月「いえ、秋月は司令のお側にいたいです!」
提督「ああ、うん……ならいいんだが」
秋月「それに……」
提督「ん?」
秋月「信頼出来ない方々もいるみたいですし、ね……」ジロリ
青葉・大淀・明石(……駆逐艦の眼力じゃない。怖い)ガクブル
青葉「で、ではでは?気を取り直していきましょう!次の艦娘だーれだ?」
↓2 艦娘(氏因かなんか指定あったら受けます)
>>44
あわー本当だ……すみません
48: 2015/05/22(金) 14:36:21.80 ID:BE4bPnqiO
朝潮
61: 2015/05/22(金) 21:06:47.05 ID:WsIp4AUdo
青葉「おっ、朝潮ちゃんですね!」
明石「これまた忠誠心高そうな娘が来ましたね……」
青葉「さてさて、どうなりますことやら!楽しみですねぇ!」
提督「くぅぅ……胃が痛いよお」キリキリ
秋月「大丈夫ですよ、司令。あんまり酷ければ私がなんとかしますから」ナデナデ
青葉「縄で巻かれて駆逐艦に膝枕&撫でられ……いいですね司令官!実にいいですよ!」
提督「やめて。自覚してるから」
青葉「あ、来ましたね……今回は青葉も仕掛け人やりますので!ご安心を!」
提督「不安しか無い」
――執務室――
朝潮「失礼します。今日の遠征のことでお話が……」ガチャ
大淀「あら、朝潮ちゃん。おはよう。提督ならまだ来てないわよ。ここで待つ?」
朝潮「大淀さん、おはようございます!司令官はまだ見えないのですね。では、お言葉に甘えて待たせていただきます」
・
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明石「これまた忠誠心高そうな娘が来ましたね……」
青葉「さてさて、どうなりますことやら!楽しみですねぇ!」
提督「くぅぅ……胃が痛いよお」キリキリ
秋月「大丈夫ですよ、司令。あんまり酷ければ私がなんとかしますから」ナデナデ
青葉「縄で巻かれて駆逐艦に膝枕&撫でられ……いいですね司令官!実にいいですよ!」
提督「やめて。自覚してるから」
青葉「あ、来ましたね……今回は青葉も仕掛け人やりますので!ご安心を!」
提督「不安しか無い」
――執務室――
朝潮「失礼します。今日の遠征のことでお話が……」ガチャ
大淀「あら、朝潮ちゃん。おはよう。提督ならまだ来てないわよ。ここで待つ?」
朝潮「大淀さん、おはようございます!司令官はまだ見えないのですね。では、お言葉に甘えて待たせていただきます」
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62: 2015/05/22(金) 21:08:07.42 ID:WsIp4AUdo
大淀「遅いわね、提督。もうとっくに仕事を始めているはずの時間なのに」
朝潮「……まさか、司令官の身に何か!?」
大淀「それこそまさかよ。とはいえ、こうも遅いと心配になってくるわね……連絡してみましょうか」
朝潮「お願いします!」
<プルルルルルルル……プルルルルルルル……
大淀「……出ないわね」
朝潮「!……私、確認してきます!」
大淀「大丈夫。どうせ寝坊して、急いでここに向かっているとかそんなところでしょう。……ほら」
タッタッタッタッタ……
朝潮「そのようですね……」ホッ
63: 2015/05/22(金) 21:13:28.19 ID:WsIp4AUdo
ガチャ!
朝潮「司令官、おはよ――青葉「大淀さん大変です!」――青葉、さん……?」
大淀「そんなに血相を変えて……どうしたんですか青葉さん?」
朝潮(あの青葉さんが、必氏な形相で息も乱しているなんて。一体なにが……?)
青葉「し……司令官が!司令官が、自室で……!倒れて……!」
朝潮「ッ!?」
大淀「えっ?……どうして!?」
青葉「急性の脳出血らしいです……」
朝潮「青葉さん!司令官のご容態は!?」
青葉「どうやら命に別条はないみたいです。でも……」
朝潮「『でも』、とは……?」
青葉「……司令官、まだ目を覚まさないんです……いつ目をさますのかもわからないって、お医者様が……」グスッ
朝潮「……え?」サー
朝潮「司令官、おはよ――青葉「大淀さん大変です!」――青葉、さん……?」
大淀「そんなに血相を変えて……どうしたんですか青葉さん?」
朝潮(あの青葉さんが、必氏な形相で息も乱しているなんて。一体なにが……?)
青葉「し……司令官が!司令官が、自室で……!倒れて……!」
朝潮「ッ!?」
大淀「えっ?……どうして!?」
青葉「急性の脳出血らしいです……」
朝潮「青葉さん!司令官のご容態は!?」
青葉「どうやら命に別条はないみたいです。でも……」
朝潮「『でも』、とは……?」
青葉「……司令官、まだ目を覚まさないんです……いつ目をさますのかもわからないって、お医者様が……」グスッ
朝潮「……え?」サー
64: 2015/05/22(金) 21:15:48.12 ID:WsIp4AUdo
大淀「そんな……嘘でしょう!?」
朝潮「青葉さん……それは、本当なのですか?」
青葉「はい……一年後か、十年後か。もしかすると、一生……」
大淀「そ、そんな……そんなことって……!」グス
朝潮「う……」ウルウル
大淀「朝潮ちゃん……」
朝潮「……っ」グッ
朝潮(泣いちゃダメだ!司令官に笑われてしまう……!)
大淀「……朝潮ちゃん?」
朝潮「……失礼します。そろそろ、遠征の時間ですから」
大淀(拳を強く握ってる。血が滲みそうなくらいに……。必氏で、涙をこらえてるのね)
青葉「朝潮ちゃん……大丈夫なんですか?」
朝潮「……はい。海上護衛は、とても重要な任務です。これを疎かには出来ません。司令官も、いつもそうおっしゃっていました」
朝潮(そうだ。司令官ならきっと大丈夫。私は私のやるべきことをしよう。司令官がお目覚めになった時に誇れるように)
朝潮「青葉さん……それは、本当なのですか?」
青葉「はい……一年後か、十年後か。もしかすると、一生……」
大淀「そ、そんな……そんなことって……!」グス
朝潮「う……」ウルウル
大淀「朝潮ちゃん……」
朝潮「……っ」グッ
朝潮(泣いちゃダメだ!司令官に笑われてしまう……!)
大淀「……朝潮ちゃん?」
朝潮「……失礼します。そろそろ、遠征の時間ですから」
大淀(拳を強く握ってる。血が滲みそうなくらいに……。必氏で、涙をこらえてるのね)
青葉「朝潮ちゃん……大丈夫なんですか?」
朝潮「……はい。海上護衛は、とても重要な任務です。これを疎かには出来ません。司令官も、いつもそうおっしゃっていました」
朝潮(そうだ。司令官ならきっと大丈夫。私は私のやるべきことをしよう。司令官がお目覚めになった時に誇れるように)
65: 2015/05/22(金) 21:16:47.35 ID:WsIp4AUdo
――モニター室――
明石「日向さんコースでしたね」
提督「いや……」
秋月「そう、でしょうか」
明石「え?」
秋月「かなり危なっかしく見えます。表面は気丈でも、きっと……」
提督「ああ。朝潮のようなタイプは内に溜め込んでしまうから、な」チラ
秋月(……そうか、私もきっとこうだったんだろうな)
提督「秋月。限界だと思ったら、助け舟を出しに行ってやってくれ」
秋月「了解です、司令」
明石「日向さんコースでしたね」
提督「いや……」
秋月「そう、でしょうか」
明石「え?」
秋月「かなり危なっかしく見えます。表面は気丈でも、きっと……」
提督「ああ。朝潮のようなタイプは内に溜め込んでしまうから、な」チラ
秋月(……そうか、私もきっとこうだったんだろうな)
提督「秋月。限界だと思ったら、助け舟を出しに行ってやってくれ」
秋月「了解です、司令」
66: 2015/05/22(金) 21:19:05.63 ID:WsIp4AUdo
――執務室――
朝潮「では。失礼しま……っ?」ヘタリ
大淀「朝潮ちゃん?」
朝潮(あれ?おかしいな。脚に、力が……)
青葉「朝潮ちゃん。我慢しなくたっていいんです。悲しい時は、泣いたらいいんです」ギュッ
朝潮「あおばさん……」ギュッ
朝潮「うっ……うう……司令、官……」グス
朝潮「司令官、しれいかん……うわあぁぁぁぁっ……」ポロポロ
――モニター室――
提督「おい……青葉のやつトドメ刺しやがったぞ」
明石「子供みたいに泣く朝潮ちゃん……初めて見ました。普段しっかりしてる分、色々と我慢して溜め込んでたんでしょうね……」
秋月「……そろそろ潮時だと思います。朝潮さんたちを呼んできます」
提督「ああ、頼むよ。これ以上青葉が何かしでかさないうちに終わらせよう」
朝潮「では。失礼しま……っ?」ヘタリ
大淀「朝潮ちゃん?」
朝潮(あれ?おかしいな。脚に、力が……)
青葉「朝潮ちゃん。我慢しなくたっていいんです。悲しい時は、泣いたらいいんです」ギュッ
朝潮「あおばさん……」ギュッ
朝潮「うっ……うう……司令、官……」グス
朝潮「司令官、しれいかん……うわあぁぁぁぁっ……」ポロポロ
――モニター室――
提督「おい……青葉のやつトドメ刺しやがったぞ」
明石「子供みたいに泣く朝潮ちゃん……初めて見ました。普段しっかりしてる分、色々と我慢して溜め込んでたんでしょうね……」
秋月「……そろそろ潮時だと思います。朝潮さんたちを呼んできます」
提督「ああ、頼むよ。これ以上青葉が何かしでかさないうちに終わらせよう」
67: 2015/05/22(金) 21:23:24.65 ID:WsIp4AUdo
――執務室――
ガチャ
朝潮「!……。秋月さん……?」グスッ
青葉(あちゃー、もうダメですかぁ……もう少しやっていたかったんですが。まあ仕方ないですね)
秋月「朝潮さん。付いて来てください。司令の元までご案内します」
朝潮「えっ……でも……司令官は……それに、遠征にも……」グスッ
大淀「大丈夫よ。海上護衛任務は、他の艦娘に替わってもらったわ」
朝潮「大淀さん……ありがとうございます!」
秋月「では、行きましょう」
朝潮「……」ゴシゴシ
朝潮「はい」
・
・
・
68: 2015/05/22(金) 21:26:07.85 ID:WsIp4AUdo
――モニター室――
朝潮「ここは……?こんなところに司令官が?」
秋月「ええ。あちらを」
提督「やぁ、朝潮……。ごめんな」
朝潮「司令官……!」ダキッ
朝潮「司令官、司令官、司令官……!うあぁぁぁぁ……」ポロポロ
・
・
・
提督(朝潮は俺を抱いて泣き続けた。安堵の涙だ。安心のあまり、なぜ無事なのか?なぜ縛られているのか?ということには頭が回らないようだ)
提督(ひと通り泣いたあと、朝潮は落ち着いたのか泣き止んだ。心なしか顔もスッキリしているようだ)
朝潮「お見苦しいところをお見せして申し訳ありません、司令官」
提督「いや、いいんだ。謝るのは俺の方だよ」
朝潮「そういえば……司令官、どうしてここに……」ハッ!
朝潮「……まさか、全て嘘だったのですか?」
青葉「イエー!ドッキリ大成功ー!」テーレッテレー
提督「……この通りだ。本当に申し訳ない……」
朝潮「ドッキリ……?それはいいとしても、何故縛られているのですか?」
提督「ああ、詳しく話すと長くなるんだが……」
69: 2015/05/22(金) 21:27:09.47 ID:WsIp4AUdo
~~ネタばらしタイム~~
朝潮「なるほど……。大本営からの指令、ですか」
提督「心配させてすまなかった!俺にできる詫びならなんでもする!」
秋月「!?」
朝潮「かまいませんよ。指令が指令ですし、司令官を責めるつもりはありません」
秋月「……」ホッ
提督「でも朝潮、お前本当にそれでいいのか?遠慮なんてしなくていいんだぞ。というか、お咎め無しだと逆に俺が辛いんだ」
朝潮「ふふっ、司令官らしいですね……でしたら、また何か辛いことがあった時司令官に甘えてもいいですか?」
提督「ああ、もちろんだとも!いつだって来い!」
朝潮「はい。では朝潮、これで失礼致します!」ケイレイビシッ
・
・
・
提督「ええ子やぁ……」シミジミ
明石「ですねー」
青葉「いやあよかったよかった!今回は実に平和でしたね!」
提督「お前の行動で俺はハラハラしっぱなしだったんだが」
秋月「朝潮さんにとどめを刺したのは青葉さんでしたしね」
青葉「気にしない気にしない!……おっと、新しい艦娘が来たみたいですよ!誰でしょうね?」
提督「イムヤに死亡ドッキリ」
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