144: 2015/05/23(土) 23:48:50.01 ID:8yg6RwBSo
前回:提督「春雨に死亡ドッキリ」
最初から:提督「艦娘にドッキリを?」青葉「はい」
青葉「あ、司令官!執務室にまた艦娘が向かってますよ!」
提督「どうしてこうひっきりなしに。暇なのか……?」
↓2の艦娘 (氏因も指定があれば)
146: 2015/05/23(土) 23:48:55.26 ID:2xlTPmg9O
夕立 衰弱氏
172: 2015/05/24(日) 12:43:35.33 ID:cCymCmlzo
春雨「あれは……夕立姉さん、ですね」
明石「ちょっとどうなるか気になりますね」
青葉「しっかし駆逐艦に好かれてますねぇ司令官!もしかして……口リコンなのでは?」
提督「断じて違う」
青葉「まあそれは後々明らかにするとしますか。それでですね!今回は――――」
――廊下・執務室前――
夕立「ふんふーん♪」トットコ
夕立「今日の出撃もがんばったっぽい!提督さん、褒めてくれるかな~?」
ガチャ
夕立「失礼しまーす!」
シーン……
夕立「……あれ。提督さん……?いないっぽい?」
<ゴホッ!ゴホォーッ!
夕立「!……提督さん!?」
夕立「仮眠室からっぽい!」タタタタ
明石「ちょっとどうなるか気になりますね」
青葉「しっかし駆逐艦に好かれてますねぇ司令官!もしかして……口リコンなのでは?」
提督「断じて違う」
青葉「まあそれは後々明らかにするとしますか。それでですね!今回は――――」
――廊下・執務室前――
夕立「ふんふーん♪」トットコ
夕立「今日の出撃もがんばったっぽい!提督さん、褒めてくれるかな~?」
ガチャ
夕立「失礼しまーす!」
シーン……
夕立「……あれ。提督さん……?いないっぽい?」
<ゴホッ!ゴホォーッ!
夕立「!……提督さん!?」
夕立「仮眠室からっぽい!」タタタタ
173: 2015/05/24(日) 12:45:21.02 ID:cCymCmlzo
――仮眠室――
ガチャッ
夕立「提督さん!」
提督「ああ、夕立か……ゴホッ、ゴホッ……」
大淀「……」
夕立「て、提督さん!どうしたの?……風邪?」
提督「……そうだ。少し調子が悪くてな。すまん……ゴホッ!ゲホッ!」ビシャァ
夕立「て……提督さん?それ、血……!?」
大淀「……提督。夕立さんには本当のことを話したほうがいいでしょう」
提督「ああ、見られてしまったわけだしな……」
夕立「……ど、どうしちゃったの?提督さん、病気なの?」オロオロ
提督「ああ、そうだ。末期の癌らしくてな……実際もう氏ぬ」
夕立「嘘……嘘よ!昨日だって、あんなに元気にしてたっぽい!」
ガチャッ
夕立「提督さん!」
提督「ああ、夕立か……ゴホッ、ゴホッ……」
大淀「……」
夕立「て、提督さん!どうしたの?……風邪?」
提督「……そうだ。少し調子が悪くてな。すまん……ゴホッ!ゲホッ!」ビシャァ
夕立「て……提督さん?それ、血……!?」
大淀「……提督。夕立さんには本当のことを話したほうがいいでしょう」
提督「ああ、見られてしまったわけだしな……」
夕立「……ど、どうしちゃったの?提督さん、病気なの?」オロオロ
提督「ああ、そうだ。末期の癌らしくてな……実際もう氏ぬ」
夕立「嘘……嘘よ!昨日だって、あんなに元気にしてたっぽい!」
174: 2015/05/24(日) 12:46:54.16 ID:cCymCmlzo
大淀「実は、提督は今まで無理をしていたの。化粧をして、顔色をごまかして……。『せめて、次の提督が見つかるまでは』……って」
提督「ああ。だがもう後を託せる奴は見つかったんでな。気が緩んでしまった……うぐっ!」
夕立「提督さん!?」
大淀「提督!?」
夕立「嫌だ!氏なないで、提督さん!!」ポロポロ
提督「夕立……ごめん、な……」ガクッ
夕立「嫌……!提督さん!ていとくさん……っ!」ポロポロ
大淀「息も、心臓も止まってる。提督は、亡くなったわ……」グス
夕立「う、うわぁぁぁぁぁ……うわぁぁぁぁぁぁん……」ポロポロ
夕立「提督さん、ていとくさん……」ポロポロ
・
・
・
提督「ああ。だがもう後を託せる奴は見つかったんでな。気が緩んでしまった……うぐっ!」
夕立「提督さん!?」
大淀「提督!?」
夕立「嫌だ!氏なないで、提督さん!!」ポロポロ
提督「夕立……ごめん、な……」ガクッ
夕立「嫌……!提督さん!ていとくさん……っ!」ポロポロ
大淀「息も、心臓も止まってる。提督は、亡くなったわ……」グス
夕立「う、うわぁぁぁぁぁ……うわぁぁぁぁぁぁん……」ポロポロ
夕立「提督さん、ていとくさん……」ポロポロ
・
・
・
175: 2015/05/24(日) 12:48:07.28 ID:cCymCmlzo
……あれからどれだけ泣いたんだろう。多分、もう一生分くらいの涙は流したかな。
ぼやけた視界に提督さんの顔が映る。とても穏やかで、まるで寝ているみたい。私は少し不思議だった。
夕立「提督さんは、どうしてこんなに安らかな顔をしてるのかな」
大淀「……それは、きっと私達を信じてくれていたから。私達なら、提督が居なくても立派にやっていけるって」
夕立「……!」
そうか。提督さんは信じてくれているんだね。私達のことを……。
夕立「……」ゴシゴシ
涙を拭いて、立ち上がる。こんな泣き顔じゃダメ。笑わなきゃ。
大淀「夕立ちゃん?」
夕立「大丈夫だよ。大淀さん。夕立は、もう大丈夫」ニコッ
そうだ。提督さんは、夕立の笑顔が好きだって言ってくれていたから。
大淀「夕立ちゃん……」
夕立「私、分かったんだ。ここで座って泣いていたって、何も変わらないの」
夕立「立って、笑って生きていくよ」
夕立「それで……ずっと後で天国に行った時に、いっぱい褒めてもらうんだ!」ニコッ
もう、”ぽい”は卒業。『頑張る”っぽい”』じゃなくて、『頑張る』。
……見ててね、提督さん!夕立、もっと強くなるから!
ぼやけた視界に提督さんの顔が映る。とても穏やかで、まるで寝ているみたい。私は少し不思議だった。
夕立「提督さんは、どうしてこんなに安らかな顔をしてるのかな」
大淀「……それは、きっと私達を信じてくれていたから。私達なら、提督が居なくても立派にやっていけるって」
夕立「……!」
そうか。提督さんは信じてくれているんだね。私達のことを……。
夕立「……」ゴシゴシ
涙を拭いて、立ち上がる。こんな泣き顔じゃダメ。笑わなきゃ。
大淀「夕立ちゃん?」
夕立「大丈夫だよ。大淀さん。夕立は、もう大丈夫」ニコッ
そうだ。提督さんは、夕立の笑顔が好きだって言ってくれていたから。
大淀「夕立ちゃん……」
夕立「私、分かったんだ。ここで座って泣いていたって、何も変わらないの」
夕立「立って、笑って生きていくよ」
夕立「それで……ずっと後で天国に行った時に、いっぱい褒めてもらうんだ!」ニコッ
もう、”ぽい”は卒業。『頑張る”っぽい”』じゃなくて、『頑張る』。
……見ててね、提督さん!夕立、もっと強くなるから!
176: 2015/05/24(日) 12:52:40.52 ID:cCymCmlzo
ガチャ
青葉「はいどーもどーも!夕立さーん、ちょっといいですか?ー」
夕立「……あれ、青葉さん?」
青葉「実はですね……司令官は生きているんですよ!」
夕立「……えっ?」ポカーン
青葉「この秘孔を突けば……」グッ
提督「……ゴホッ、ゴホッ……」
夕立「提督さん?!」
提督「……もう嫌だ、こんなのってないぞ……大本営いい加減にしろよ……」ゴホッ
夕立「提督さーん!」ガバッ
提督「あぐぁ!?」ドスッ
提督「ちょっと待って、抱きしめるにしてももっと力を……病み上がりなんだって」
夕立「生きてた……ほんとうによかったよぉ!」ギュウウウ
提督「うぐ、うぐぐ……」タップタップ
青葉「はあい、感動の抱擁はそのくらいにして……夕立さん、これを」
夕立「なぁに?」スッ クルッ
提督「はぁ、助かった……」ホゥ
青葉「ドッキリ大成功ー!!」バヨエーン
夕立「えぇっ……?」
青葉「では、ネタばらしといきましょう!」
~~ネタばらし~~
青葉「はいどーもどーも!夕立さーん、ちょっといいですか?ー」
夕立「……あれ、青葉さん?」
青葉「実はですね……司令官は生きているんですよ!」
夕立「……えっ?」ポカーン
青葉「この秘孔を突けば……」グッ
提督「……ゴホッ、ゴホッ……」
夕立「提督さん?!」
提督「……もう嫌だ、こんなのってないぞ……大本営いい加減にしろよ……」ゴホッ
夕立「提督さーん!」ガバッ
提督「あぐぁ!?」ドスッ
提督「ちょっと待って、抱きしめるにしてももっと力を……病み上がりなんだって」
夕立「生きてた……ほんとうによかったよぉ!」ギュウウウ
提督「うぐ、うぐぐ……」タップタップ
青葉「はあい、感動の抱擁はそのくらいにして……夕立さん、これを」
夕立「なぁに?」スッ クルッ
提督「はぁ、助かった……」ホゥ
青葉「ドッキリ大成功ー!!」バヨエーン
夕立「えぇっ……?」
青葉「では、ネタばらしといきましょう!」
~~ネタばらし~~
177: 2015/05/24(日) 12:54:23.25 ID:cCymCmlzo
夕立「もう、酷いよ、提督さん!」ポカポカ
提督「ごめん、ごめんって……いた、いたた!」
夕立「もう許してあげないっぽい!」ツーン
あ、『ぽい』って言っちゃった。
提督「うぅ……ごめん、すまなかった。悪かったよ……」
夕立「……本当に?ほんとうにそう思ってる?」ジトー
青葉「誠意を見せるべきですよ司令官!」
提督「誠意と言っても……俺にできるくらいのことならなんでもするんだが……」
夕立「……!ふーん?」ニィ
夕立「うん!じゃあ、許してあげるっぽい」
提督「ぽ、『ぽい』か……」
夕立「うん、『ぽい』」
また出ちゃった。でも、いいよね。もう少しだけ。
提督「ごめん、ごめんって……いた、いたた!」
夕立「もう許してあげないっぽい!」ツーン
あ、『ぽい』って言っちゃった。
提督「うぅ……ごめん、すまなかった。悪かったよ……」
夕立「……本当に?ほんとうにそう思ってる?」ジトー
青葉「誠意を見せるべきですよ司令官!」
提督「誠意と言っても……俺にできるくらいのことならなんでもするんだが……」
夕立「……!ふーん?」ニィ
夕立「うん!じゃあ、許してあげるっぽい」
提督「ぽ、『ぽい』か……」
夕立「うん、『ぽい』」
また出ちゃった。でも、いいよね。もう少しだけ。
178: 2015/05/24(日) 12:55:35.52 ID:cCymCmlzo
提督「そ、そうか……それで、俺は何をすれば?」
夕立「まだ考え中っぽーい。後で教えるから楽しみにしててね!それじゃ、バイバイ!」パタパタ
提督「行ったか……」
春雨「流石に夕立姉さんは強かったですね……」
提督「そうだな。後半は完全に立ち直ってたし」
大淀「まるで戦艦の皆さんみたいな覚悟の決まり方でしたね。私も驚きました」
明石「清霜ちゃんじゃないですけど、駆逐艦でも戦艦になれそうだなんて思っちゃいましたよ!」
青葉「……青葉としては、夕立ちゃんによる提督への命令権が気になりますがね!」
提督「思い出させないでくれよ……一体俺は何をされるんだろうか」
春雨「大丈夫です、司令官。夕立姉さんはそんなに無茶な命令はしないと思います、はい」
提督「ならいいが……ん?」
ピコーン。カンムスガシツムシツニセッキンチュウ
夕立「まだ考え中っぽーい。後で教えるから楽しみにしててね!それじゃ、バイバイ!」パタパタ
提督「行ったか……」
春雨「流石に夕立姉さんは強かったですね……」
提督「そうだな。後半は完全に立ち直ってたし」
大淀「まるで戦艦の皆さんみたいな覚悟の決まり方でしたね。私も驚きました」
明石「清霜ちゃんじゃないですけど、駆逐艦でも戦艦になれそうだなんて思っちゃいましたよ!」
青葉「……青葉としては、夕立ちゃんによる提督への命令権が気になりますがね!」
提督「思い出させないでくれよ……一体俺は何をされるんだろうか」
春雨「大丈夫です、司令官。夕立姉さんはそんなに無茶な命令はしないと思います、はい」
提督「ならいいが……ん?」
ピコーン。カンムスガシツムシツニセッキンチュウ
179: 2015/05/24(日) 12:56:43.19 ID:cCymCmlzo
明石「あ、艦娘が接近中ですね」
提督「いつの間に音声通知が」
明石「出番なくて暇だったのでちょっと改善しときました!」
提督「すげぇな……さすが工作艦」
青葉「さーって!誰かな誰かなー?」
提督「五十鈴に死亡ドッキリ」
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