1: 2024/08/25(日) 20:07:47 ID:???00
とまマル
2: 2024/08/25(日) 20:08:47 ID:???00
マルガレーテ「冬毬、お待たせ」
冬毬「いえ、私も今来たところです」
マルガレーテ「さ、帰りましょう」
冬毬「はい」
マルガレーテ「ユニット練習、そっちはどうなの?」
冬毬「パフォーマンスがかなり仕上がってきました。皆さんの頑張りと千砂都先輩のご指導のおかげです。そちらは?」
冬毬「いえ、私も今来たところです」
マルガレーテ「さ、帰りましょう」
冬毬「はい」
マルガレーテ「ユニット練習、そっちはどうなの?」
冬毬「パフォーマンスがかなり仕上がってきました。皆さんの頑張りと千砂都先輩のご指導のおかげです。そちらは?」
3: 2024/08/25(日) 20:09:32 ID:???00
マルガレーテ「絶好調よ。恋先輩と可可先輩、そしてこの私がいるのだから、当然だけどね」
冬毬「外から見ていても、よいシナジーを生み出していると思います。何より、3人のアライアンスや一体感がより高まっているように思えます」
マルガレーテ「まあ、そうね」
冬毬「ん、なにか?」
マルガレーテ「二人とも、何かにつけて面倒見てくれるんだけど、少しお節介っていうか。年下扱いされているようで、調子が狂うわ」
冬毬「なるほど」
冬毬「外から見ていても、よいシナジーを生み出していると思います。何より、3人のアライアンスや一体感がより高まっているように思えます」
マルガレーテ「まあ、そうね」
冬毬「ん、なにか?」
マルガレーテ「二人とも、何かにつけて面倒見てくれるんだけど、少しお節介っていうか。年下扱いされているようで、調子が狂うわ」
冬毬「なるほど」
4: 2024/08/25(日) 20:10:02 ID:???00
可可先輩はスクールアイドルになるという夢を叶えるために日本へ留学。
恋先輩は、驚くことに、当初は部活のあり方の方針をめぐって、スクールアイドル部に強硬な姿勢を取っていたと聞きます。
そして、自らの道を突き進むべく、単身で日本のスクールアイドル界へ乗り込んだウィーン・マルガレーテ……
冬毬「先輩お二人がマルガレーテを可愛がる理由がわかった気がします」
マルガレーテ「どういうこと?」
冬毬「放っておけないのですよ、マルガレーテのことが」
恋先輩は、驚くことに、当初は部活のあり方の方針をめぐって、スクールアイドル部に強硬な姿勢を取っていたと聞きます。
そして、自らの道を突き進むべく、単身で日本のスクールアイドル界へ乗り込んだウィーン・マルガレーテ……
冬毬「先輩お二人がマルガレーテを可愛がる理由がわかった気がします」
マルガレーテ「どういうこと?」
冬毬「放っておけないのですよ、マルガレーテのことが」
5: 2024/08/25(日) 20:10:40 ID:???00
ラジオ収録前の雑談
マルガレーテ「はぁ?なに当然のこと言ってるの。私は常に最高よ!」
冬毬(かのん先輩に褒められて嬉しそうなマルガレーテ、可愛いです)
マルガレーテ「そうなんだ。ということは、そういうの誰にでも言ってるのね」
冬毬(ジェラシーするマルガレーテも可愛いです)
――――――――――――――
冬毬「かのん先輩、本日はありがとうございます」
かのん「えっ、私なにかした?」
マルガレーテ「はぁ?なに当然のこと言ってるの。私は常に最高よ!」
冬毬(かのん先輩に褒められて嬉しそうなマルガレーテ、可愛いです)
マルガレーテ「そうなんだ。ということは、そういうの誰にでも言ってるのね」
冬毬(ジェラシーするマルガレーテも可愛いです)
――――――――――――――
冬毬「かのん先輩、本日はありがとうございます」
かのん「えっ、私なにかした?」
6: 2024/08/25(日) 20:11:23 ID:???00
……………………………………
冬毬「マルガレーテ、くらげのキーホルダーです。プレゼントします」
マルガレーテ「くらげのキーホルダー…これ、私には可愛すぎない?冬毬がつければいいじゃない」
冬毬「私の分も買っていますよ。ほら」
マルガレーテ「ああ、いい感じね」
冬毬「そうでしょう。マルガレーテもぜひ」
マルガレーテ「ん…冬毬はくらげが好きだし、似合ってるからいいかもしれないけど」
冬毬「マルガレーテ、くらげのキーホルダーです。プレゼントします」
マルガレーテ「くらげのキーホルダー…これ、私には可愛すぎない?冬毬がつければいいじゃない」
冬毬「私の分も買っていますよ。ほら」
マルガレーテ「ああ、いい感じね」
冬毬「そうでしょう。マルガレーテもぜひ」
マルガレーテ「ん…冬毬はくらげが好きだし、似合ってるからいいかもしれないけど」
7: 2024/08/25(日) 20:11:49 ID:???00
冬毬「マルガレーテにも似合うと思ったので買いました。お気に召しませんか?」
マルガレーテ「そういうわけじゃないけど」
冬毬「そうですか、ぜひお揃いにと思ったのですが」
マルガレーテ「!」
冬毬「気が進まないのであれば仕方ありませんね、残念です…」
マルガレーテ「べ、別にいらないとは言ってないでしょ!」
マルガレーテ「そういうわけじゃないけど」
冬毬「そうですか、ぜひお揃いにと思ったのですが」
マルガレーテ「!」
冬毬「気が進まないのであれば仕方ありませんね、残念です…」
マルガレーテ「べ、別にいらないとは言ってないでしょ!」
8: 2024/08/25(日) 20:13:08 ID:???00
千砂都「でね、そのときかのんちゃんがうっかり手を滑らせて…あっ」
恋「どうかしましたか」
千砂都「あれ、見て見て」
恋「あ、冬毬さんとマルガレーテさんですね」
千砂都「カバンについてるキーホルダーに注目して。お揃いだよ。ふわふわ揺れてるみたい、くらげかな?」
恋「そのようです。おそろっちですね!うう、お二人ともすっかり仲良しになって…」
千砂都「あははっ、親心出ちゃってるよ」
恋「どうかしましたか」
千砂都「あれ、見て見て」
恋「あ、冬毬さんとマルガレーテさんですね」
千砂都「カバンについてるキーホルダーに注目して。お揃いだよ。ふわふわ揺れてるみたい、くらげかな?」
恋「そのようです。おそろっちですね!うう、お二人ともすっかり仲良しになって…」
千砂都「あははっ、親心出ちゃってるよ」
9: 2024/08/25(日) 20:13:35 ID:???00
……………………………………
可可「んー!やっぱり練習の後の冷たい飲み物は格別デス!」
恋「はい、体と心が潤っていくのを感じます」
マルガレーテ「可可先輩の言う、ワタルシミってやつね」
可可「ところで、マルマルは冬毬のことが好きデスよね」
マルガレーテ「げほっ、げほっ!?」
恋「マルガレーテさん、急に咳き込んで大丈夫ですか」
可可「んー!やっぱり練習の後の冷たい飲み物は格別デス!」
恋「はい、体と心が潤っていくのを感じます」
マルガレーテ「可可先輩の言う、ワタルシミってやつね」
可可「ところで、マルマルは冬毬のことが好きデスよね」
マルガレーテ「げほっ、げほっ!?」
恋「マルガレーテさん、急に咳き込んで大丈夫ですか」
10: 2024/08/25(日) 20:13:58 ID:???00
マルガレーテ「げほ、ごほ…く、可可先輩がいきなり変なこと言うから」
可可「ふっふっふ。その反応、どうやら図星のようデスね」
マルガレーテ「べ、別に…冬毬はそういうんじゃ」
恋「そうでしょうか。お二人はとても仲睦まじいですし、なにか特別な絆のようなものを感じます」
マルガレーテ「ま、まあ、冬毬は同級生だし、同い年だし。大切な仲間というか、友達というか、パートナーというか…」
可可「ふっふっふ。その反応、どうやら図星のようデスね」
マルガレーテ「べ、別に…冬毬はそういうんじゃ」
恋「そうでしょうか。お二人はとても仲睦まじいですし、なにか特別な絆のようなものを感じます」
マルガレーテ「ま、まあ、冬毬は同級生だし、同い年だし。大切な仲間というか、友達というか、パートナーというか…」
11: 2024/08/25(日) 20:14:23 ID:???00
可可「あらあら」
恋「うふふ」
マルガレーテ「って、二人して微笑ましい感じで見ないでよっ!」
恋「うふふ」
マルガレーテ「って、二人して微笑ましい感じで見ないでよっ!」
12: 2024/08/25(日) 20:15:25 ID:???00
……………………………………
冬毬「可可先輩、素敵なイラストをシェアしていただきありがとうございます」
可可「おお、冬毬!わざわざお礼を言いに来てくれたのデスか?」
冬毬「はい。私たちのことをとても可愛らしく描いていただき、ありがとうございます」
可可「このくらいはお安い御用デス!」
冬毬「可可先輩は絵もお上手なのですね」
可可「いやいや、スクールアイドル好きの嗜みというものデス!」
冬毬「可可先輩、素敵なイラストをシェアしていただきありがとうございます」
可可「おお、冬毬!わざわざお礼を言いに来てくれたのデスか?」
冬毬「はい。私たちのことをとても可愛らしく描いていただき、ありがとうございます」
可可「このくらいはお安い御用デス!」
冬毬「可可先輩は絵もお上手なのですね」
可可「いやいや、スクールアイドル好きの嗜みというものデス!」
13: 2024/08/25(日) 20:15:57 ID:???00
冬毬「以前、姉者が言っていました。可可先輩が描いたLiella!のイラストに、自分が描かれていたのがとても嬉しかったと。自分がスクールアイドルとして、Liella!の一員としてここに居てよいのだと認めてもらえた気がすると。私も今、同じ気持ちです」
可可「何を言いマスか!可可が認めるとか認めないとかではなく、冬毬も夏美も立派なスクールアイドルデス!もちろん、マルマルもデスよ」
冬毬「その言葉、マルガレーテが聞けばさらに喜ぶでしょう」
可可「マルマルはどんな様子デシタか?」
冬毬「イラストを見つめながら、珍しくほわっとした表情を浮かべていました。言葉にこそしませんでしたが、心から嬉しかったんだと思います」
可可「それは何よりデス!」
可可「何を言いマスか!可可が認めるとか認めないとかではなく、冬毬も夏美も立派なスクールアイドルデス!もちろん、マルマルもデスよ」
冬毬「その言葉、マルガレーテが聞けばさらに喜ぶでしょう」
可可「マルマルはどんな様子デシタか?」
冬毬「イラストを見つめながら、珍しくほわっとした表情を浮かべていました。言葉にこそしませんでしたが、心から嬉しかったんだと思います」
可可「それは何よりデス!」
14: 2024/08/25(日) 20:16:19 ID:???00
……………………………………
冬毬「ホオジロザメはその凶暴な見た目や印象とは裏腹に、基本的には大人しい生き物なのですよね」
マルガレーテ「ええ、食事以外で噛み付くことはまれのようね」
冬毬「むしろ、シャチやイルカに挑発されたり、襲われたりすることの方が多いのだとか」
マルガレーテ「そうなのよ。私に言わせれば、シャチやイルカはイメージで得してると思うわ」
冬毬「確かに、逆にサメはイメージで損をしている部分もありそうです」
マルガレーテ「まあ、そういうところも含めて私は好きなのだけど」
冬毬「ホオジロザメはその凶暴な見た目や印象とは裏腹に、基本的には大人しい生き物なのですよね」
マルガレーテ「ええ、食事以外で噛み付くことはまれのようね」
冬毬「むしろ、シャチやイルカに挑発されたり、襲われたりすることの方が多いのだとか」
マルガレーテ「そうなのよ。私に言わせれば、シャチやイルカはイメージで得してると思うわ」
冬毬「確かに、逆にサメはイメージで損をしている部分もありそうです」
マルガレーテ「まあ、そういうところも含めて私は好きなのだけど」
15: 2024/08/25(日) 20:16:38 ID:???00
冬毬「いじられ役というのは意外でしたが、マルガレーテを見ているとなんとなくわかるような気がします」
マルガレーテ「ちょっと、それどういう意味?」
冬毬「さあ、なぜでしょう。いつも先輩方に可愛がられているからでしょうか」
マルガレーテ「あのね、そういうことを言葉にするのはよくないのよ」
冬毬「どうして?」
マルガレーテ「いつ先輩たちが話を聞きつけてやってくるか、わかったものじゃないんだから」
マルガレーテ「ちょっと、それどういう意味?」
冬毬「さあ、なぜでしょう。いつも先輩方に可愛がられているからでしょうか」
マルガレーテ「あのね、そういうことを言葉にするのはよくないのよ」
冬毬「どうして?」
マルガレーテ「いつ先輩たちが話を聞きつけてやってくるか、わかったものじゃないんだから」
16: 2024/08/25(日) 20:17:13 ID:???00
可可「マルマルー!」
千砂都「マルー!」
冬毬「噂をすればご登場です」
マルガレーテ「ほら言わんこっちゃない!どっから出てきたのよ!」
可可「マルマルー、見つけマシタよ~」
千砂都「可可ちゃんにお団子ヘアになってもらったんだ。マルガレーテちゃんもぜひぜひ丸くなろうよ~、マルだけに!」
マルガレーテ「ちょ、撫でないでって!ああもう、冬毬が変なこと言うからー!」
冬毬「ふふっ。本日も世は並べてこともなし、ですね」
千砂都「マルー!」
冬毬「噂をすればご登場です」
マルガレーテ「ほら言わんこっちゃない!どっから出てきたのよ!」
可可「マルマルー、見つけマシタよ~」
千砂都「可可ちゃんにお団子ヘアになってもらったんだ。マルガレーテちゃんもぜひぜひ丸くなろうよ~、マルだけに!」
マルガレーテ「ちょ、撫でないでって!ああもう、冬毬が変なこと言うからー!」
冬毬「ふふっ。本日も世は並べてこともなし、ですね」
17: 2024/08/25(日) 20:17:35 ID:???00
……………………………………
可可「いいデスかマルマル。日本では大切な人のことを『俺の嫁』というのデス」
マルガレーテ「嫁?嫁って結婚相手のことを指す言葉じゃないの?」
可可「そこからの派生デス~。千砂都は俺の嫁、俺の嫁なんすよ…のように使いマス!」
マルガレーテ「そうなんだ、初めて知ったわ。いつもありがと、可可先輩。また色々教えてね」
可可「いいデスかマルマル。日本では大切な人のことを『俺の嫁』というのデス」
マルガレーテ「嫁?嫁って結婚相手のことを指す言葉じゃないの?」
可可「そこからの派生デス~。千砂都は俺の嫁、俺の嫁なんすよ…のように使いマス!」
マルガレーテ「そうなんだ、初めて知ったわ。いつもありがと、可可先輩。また色々教えてね」
18: 2024/08/25(日) 20:17:53 ID:???00
――――――――――――――
千砂都「それじゃ練習はじめよっか!暑くなりそうだから、タオル忘れずにねー!」
「「「「「はーい」」」」」「っす」「ですの」
マルガレーテ「…あれ?」
冬毬「マルガレーテ、どうかしましたか?」
マルガレーテ「私、タオル忘れて来ちゃったかも」
千砂都「それじゃ練習はじめよっか!暑くなりそうだから、タオル忘れずにねー!」
「「「「「はーい」」」」」「っす」「ですの」
マルガレーテ「…あれ?」
冬毬「マルガレーテ、どうかしましたか?」
マルガレーテ「私、タオル忘れて来ちゃったかも」
19: 2024/08/25(日) 20:18:13 ID:???00
冬毬「でしたら、私のをお貸しします」
マルガレーテ「そしたら冬毬のがなくなっちゃうじゃない」
冬毬「こういうこともあろうかと、予備を持っています。心配はご無用です」
マルガレーテ「なら、お言葉に甘えるわ。さすがは冬毬。私の嫁ね」
冬毬「…ふえっ?」
「「「「「!?!?!?!?」」」」」
マルガレーテ「えっ、な、なに?」
マルガレーテ「そしたら冬毬のがなくなっちゃうじゃない」
冬毬「こういうこともあろうかと、予備を持っています。心配はご無用です」
マルガレーテ「なら、お言葉に甘えるわ。さすがは冬毬。私の嫁ね」
冬毬「…ふえっ?」
「「「「「!?!?!?!?」」」」」
マルガレーテ「えっ、な、なに?」
20: 2024/08/25(日) 20:18:43 ID:???00
……………………………………
可可「いひゃい、いひゃいれす~」
マルガレーテ「可可先輩のせいで大恥かいたじゃない!どうしてくれるのよ!」
可可「ほ、ほはい、ほはいれふ。ふぅふぅははひもまひはったほといっへまへん~」
マルガレーテ「誤解ですって?現にみんなの誤解を招きまくってるでしょ!」
可可「れ、れすが、まるまるがとはりのほろをふひなのはひひふへ」
マルガレーテ「~!」
可可「むーっ!!ひ、ひふあっふれふ~!!」
恋「あらあら、うふふっ」
マルガレーテ「だから、そのほのぼのした感じで見るのはやめてってば!」
可可「いひゃい、いひゃいれす~」
マルガレーテ「可可先輩のせいで大恥かいたじゃない!どうしてくれるのよ!」
可可「ほ、ほはい、ほはいれふ。ふぅふぅははひもまひはったほといっへまへん~」
マルガレーテ「誤解ですって?現にみんなの誤解を招きまくってるでしょ!」
可可「れ、れすが、まるまるがとはりのほろをふひなのはひひふへ」
マルガレーテ「~!」
可可「むーっ!!ひ、ひふあっふれふ~!!」
恋「あらあら、うふふっ」
マルガレーテ「だから、そのほのぼのした感じで見るのはやめてってば!」
21: 2024/08/25(日) 20:19:59 ID:???00
……………………………………
冬毬「マルガレーテは狼も好きなのですよね」
マルガレーテ「ええ、狼は気高い生き物よ。強い動物には憧れるわ」
冬毬「確かに、狼には孤高というイメージがあります。一匹狼という言葉があるように、集団から距離を置き、単独行動を好む。我が道を行くタイプですね」
マルガレーテ「そう、ね」
冬毬「マルガレーテ?」
マルガレーテ「…我が道を突き進み、ラブライブを否定しようとしたローンウルフの私が、私を打ち破ったLiella!に身を置き、スクールアイドルの輝きを目指している。都合のいい話ね」
冬毬「マルガレーテは狼も好きなのですよね」
マルガレーテ「ええ、狼は気高い生き物よ。強い動物には憧れるわ」
冬毬「確かに、狼には孤高というイメージがあります。一匹狼という言葉があるように、集団から距離を置き、単独行動を好む。我が道を行くタイプですね」
マルガレーテ「そう、ね」
冬毬「マルガレーテ?」
マルガレーテ「…我が道を突き進み、ラブライブを否定しようとしたローンウルフの私が、私を打ち破ったLiella!に身を置き、スクールアイドルの輝きを目指している。都合のいい話ね」
22: 2024/08/25(日) 20:20:30 ID:???00
冬毬「そのような風評があることは知っています」
マルガレーテ「そんな私に、狼は似つかわしくないのかもしれない」
冬毬「逆ですよ。狼とは本来、家族や仲間を大切にする生き物です。そして、今のマルガレーテがLiella!やスクールアイドルを大切に思っていることは、周りのみなさんはちゃんと気付いています」
マルガレーテ「…本当?」
冬毬「はい。マルガレーテはLiella!の、結ヶ丘の一員であり、大切な仲間です。もちろん、私にとっても」
マルガレーテ「!」
マルガレーテ「そんな私に、狼は似つかわしくないのかもしれない」
冬毬「逆ですよ。狼とは本来、家族や仲間を大切にする生き物です。そして、今のマルガレーテがLiella!やスクールアイドルを大切に思っていることは、周りのみなさんはちゃんと気付いています」
マルガレーテ「…本当?」
冬毬「はい。マルガレーテはLiella!の、結ヶ丘の一員であり、大切な仲間です。もちろん、私にとっても」
マルガレーテ「!」
23: 2024/08/25(日) 20:20:46 ID:???00
冬毬「マルガレーテもそうだといいのですが」
マルガレーテ「…なによ。そんなの、いちいち言わせないでっ」
冬毬「ふふっ、失礼しました」
マルガレーテ「…でも、ありがとう」
冬毬「いえいえ」
マルガレーテ「…なによ。そんなの、いちいち言わせないでっ」
冬毬「ふふっ、失礼しました」
マルガレーテ「…でも、ありがとう」
冬毬「いえいえ」
24: 2024/08/25(日) 20:21:13 ID:???00
……………………………………
マルガレーテ「ねえ、冬毬。放課後に時間ある?」
冬毬「大丈夫です、なんでしょう」
マルガレーテ「気になるお店を見つけたの。エビフライが美味しいんだって。一緒に行かない?できれば、二人で」
冬毬「…?」
マルガレーテ「…ダメ?」
冬毬「いえ、今日は洋食気分だったので嬉しいです。お誘いありがとうございます」
マルガレーテ「ねえ、冬毬。放課後に時間ある?」
冬毬「大丈夫です、なんでしょう」
マルガレーテ「気になるお店を見つけたの。エビフライが美味しいんだって。一緒に行かない?できれば、二人で」
冬毬「…?」
マルガレーテ「…ダメ?」
冬毬「いえ、今日は洋食気分だったので嬉しいです。お誘いありがとうございます」
26: 2024/08/25(日) 20:23:03 ID:???00
マルガレーテ「そう、良かった。じゃ、また後でね」
冬毬「はい、また」
――――――――――――――
可可「見てクダサイ、レンレン!マルマルのあの嬉しそうな顔を!」
恋「はい。私もだんだんとマルガレーテさんの心の動きがわかるようになってきました」
可可「可愛いデスね~!」
恋「可愛いです!」
すみれ「あなたたち、すっかり保護者ねぇ。でも覗き見は関心しないわよ」
冬毬「はい、また」
――――――――――――――
可可「見てクダサイ、レンレン!マルマルのあの嬉しそうな顔を!」
恋「はい。私もだんだんとマルガレーテさんの心の動きがわかるようになってきました」
可可「可愛いデスね~!」
恋「可愛いです!」
すみれ「あなたたち、すっかり保護者ねぇ。でも覗き見は関心しないわよ」
28: 2024/08/25(日) 20:24:44 ID:???00
……………………………………
夕焼け空の帰り道、私は可可先輩の言葉を思い出していた。
可可『マルマルによる新しいスクールアイドル部の設立…非常に挑戦的、いえ、挑発的といえる試みデシタが、今にして思えば、可可がかつてしていたことと似ているかもしれマセン。あの時はかのんや千砂都、まあ一応すみれも一緒デシタし、今ではレンレンも仲良しデス!ぶつかり合うことや、支え合うことで、可可たちはここまで来ることができマシタ。冬毬、マルマルのこと、よろしくお願いしマスね!』
可可先輩の言葉が、ずっと胸の中で反響している。私は並んで歩くマルガレーテを見つめた。
マルガレーテ「…ん、なに、冬毬」
視線に気付いたマルガレーテが、不思議そうな表情をこちらに向けた。
夕焼け空の帰り道、私は可可先輩の言葉を思い出していた。
可可『マルマルによる新しいスクールアイドル部の設立…非常に挑戦的、いえ、挑発的といえる試みデシタが、今にして思えば、可可がかつてしていたことと似ているかもしれマセン。あの時はかのんや千砂都、まあ一応すみれも一緒デシタし、今ではレンレンも仲良しデス!ぶつかり合うことや、支え合うことで、可可たちはここまで来ることができマシタ。冬毬、マルマルのこと、よろしくお願いしマスね!』
可可先輩の言葉が、ずっと胸の中で反響している。私は並んで歩くマルガレーテを見つめた。
マルガレーテ「…ん、なに、冬毬」
視線に気付いたマルガレーテが、不思議そうな表情をこちらに向けた。
29: 2024/08/25(日) 20:25:23 ID:???00
冬毬「私たち、良い先輩に恵まれましたね」
マルガレーテ「そう?まあ、そうかもね」
マルガレーテはそっけない口ぶりで「お節介が多すぎるけど」と付け加え、小さく笑みをこぼした。
冬毬「明日も頑張りましょうね」
マルガレーテ「当然よ、さらなる高みを目指すんだから」
茜色に染まった夕暮れの下、二つの影は繋がるように長く伸びていた。
終わり
マルガレーテ「そう?まあ、そうかもね」
マルガレーテはそっけない口ぶりで「お節介が多すぎるけど」と付け加え、小さく笑みをこぼした。
冬毬「明日も頑張りましょうね」
マルガレーテ「当然よ、さらなる高みを目指すんだから」
茜色に染まった夕暮れの下、二つの影は繋がるように長く伸びていた。
終わり
30: 2024/08/25(日) 20:25:55 ID:???00
とまマルの日常短編でした。
この二人の呼び方はいくつかありますが、個人的にとまマル呼びが好きなので採用しています。
宣伝となり恐縮ですが、下記はとまマルの過去作です。よろしければ併せてお願いします。
マルガレーテ「冬毬クロニクル」
ありがとうございました。
この二人の呼び方はいくつかありますが、個人的にとまマル呼びが好きなので採用しています。
宣伝となり恐縮ですが、下記はとまマルの過去作です。よろしければ併せてお願いします。
マルガレーテ「冬毬クロニクル」
ありがとうございました。
31: 2024/08/25(日) 20:27:20 ID:???00
とまマル本当に助かる
引用: 冬毬「可愛い末っ子」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります