1: 2011/02/20(日) 01:15:32.54 ID:/PgqX6QG0
シャル「身の程を知った方がいいよ」

7: 2011/02/20(日) 01:26:38.60 ID:IMkOFJooO
箒「何でそんなことお前に言われなくちゃいけないんだ?!」

セシリア「そうですわ!!あなたもしかして……女の子なんじゃ…?」

鈴「そうだとしたら大問題ね!!化けの皮をはがしてやるわ!!」

シャル「ちょ…ちょっとみんな落ち着いてよ!!助けて一夏ー!!!!」
IS<インフィニット・ストラトス>(8) (サンデーGXコミックス)
12: 2011/02/20(日) 01:36:48.79 ID:IMkOFJooO
箒「待て!!!!」
ガシッ!!

シャル「わっ!?は…離してよ、シノノノノさん!!」

セシリア「離しちゃいけませんわよ、シノノノノノさん」

鈴「こいつを拷問にかけて男か女かはっきりさせるしかないわ、シノノノノノノ」

箒「お前ら…拷問か……うん、それがいいな」

シャル「ひっ!?や…やめ…一夏ぁぁぁ!!!!!!!!」

セシリア「黙りなさい!!」
ペチッ…

シャル「痛っ!!!!う…うわぁぁん!!!!」

13: 2011/02/20(日) 01:42:35.60 ID:IMkOFJooO
鈴「黙れって言ってるのがわからないの!?」
パチンッ!!

シャル「うああああぁぁ!!!!痛いっ……痛いよ……っ…うぅ……」

箒「おい!!ホッチキスはやりすぎではないのか?」

セシリア「そんなことありませんわ、それよりも……あまり声を出されては誰かに気付かれるかもしれませんわね」

鈴「場所移動しようか!?」

箒「それはいい考えだな」

16: 2011/02/20(日) 01:48:46.47 ID:IMkOFJooO
――――――――――

鈴「ここなら誰にも気付かれないわね」

箒「こんな場所があったとは…」

シャル「もうやめてよ!!僕が何したっていうの……?」

セシリア「何をした…?まだ自分の罪に気が付いてないようですわね」

鈴「このっ!!このっ!!」
パチン!!パチン!!パチン!!

シャル「ぎゃっ!!ああぁぁぁ!!!!!!!ひぐっ……うっ……」

箒「だからホッチキスはやめろ!!そんな生ぬるいものじゃ拷問にならないだろ」

鈴「悪い…つい優しさが出ちゃった」

18: 2011/02/20(日) 01:53:40.00 ID:IMkOFJooO
箒「痛め付けるのなら後でたっぷりできる、それよりもまずは」

セシリア「そうでしたわ……この方が男性か女性か確かめるでしたわね…」

鈴「あたしとしたことが忘れてたよ…くっ!!このっ!!このっ!!」
パチン!!パチン!!

シャル「いたっ…いたぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!!ひぎゅっ……ぎぎぁ……っ!!!!」

箒「まったく……鈴は仕方がないな」

20: 2011/02/20(日) 02:00:32.64 ID:IMkOFJooO
セシリア「鈴さん……、そろそろよろしいですか?」

鈴「ん?ああ、とりあえずこいつひんむいちゃったらいいんでしょ?」

箒「そうだな」

鈴「んじゃあたしに魔カセテよ」
グイッ…

シャル「ひっ!?!!やめて!!お願い!!それだけはやめてよ!!!!」

鈴「抵抗…………すんなぁ!!!!このっ!!このっ!!このっ!!」
パチン!!パチン!!パチン!!

シャル「ぐぎゃああああああああ……!!!!!!!!うぎっ…ぎぁ……ぁ……っ……!!」

鈴「さっさと脱げっての!!」

シャル「ひぐっ……やめっ……見ないで……っ……ひっく……」

箒「こいつ……!?」

セシリア「やっぱり女性のようですわね」

21: 2011/02/20(日) 02:08:30.10 ID:IMkOFJooO
セシリア「でもどうして男性になりすましてここへ?」

鈴「一夏に近づくために決まってるわよ!!同性の方が親しくなりやすいからね!!」

箒「くっ……!!私は部屋を別々にされたのにこいつはぬけぬけと一夏と……」

箒「絶対に許さない!!はああああぁぁぁ!!!!」
グサッ!!グサッ!!グサッ!!

シャル「ぎぃやああああああああああ!!!!!!!あがっ……ぐ…っ……かはっ……っ……!!!!」

セシリア「落ち着いてください!!」

鈴「マジでコンパスはマズイって!!」

24: 2011/02/20(日) 02:14:09.50 ID:IMkOFJooO
箒「はぁ…はぁはぁ……」

シャル「ひぐっ……ひぎっ……っ……」

セシリア「あなたは転校してきたばかりだから知らなくて当然ですわね…」

シャル「な……なんのこ……と……?」

鈴「一夏に対する私たち女子の鉄の掟のことよ!!」

箒「第一条、抜け駆けは禁止」

セシリア「第二条、恋心を悟られてはいけないですわ」

鈴「第三条、破ったものには氏よりも恐ろしい罰が…」

シャル「そ…そんな……」

25: 2011/02/20(日) 02:18:19.31 ID:IMkOFJooO
セシリア「でも知らなかったんならしょうがないですわね」

箒「おいセシリア!!」

鈴「知らなかったで済む問題じゃないっての!!!!このっ!!」
パチン!!!!

シャル「痛ぁぁぁぁ!!!!あぎ……ぎぐっ……はぁ……は……っ……うぅっ……!!」

セシリア「誰も許すなんて言ってませんわ」

箒「どうする気だ?」

セシリア「あなたには一夏さんに嫌われてもらいますわ」

27: 2011/02/20(日) 02:23:11.64 ID:IMkOFJooO
シャル「そ…そんなの嫌だよ!!僕は一夏のことが……ぐふっ!!!!あ…あっ……ぐ……」

セシリア「何か言いましたの?わたくしはこの二人ほど甘くはありませんわよ」

シャル「うっ……く……わ…わかったよ、それで何をすればいいn――うぐぁああああああああ!!!!!!!!!!!!!」

セシリア「そんなこと自分で考えればよろしくてよ」

シャル「ひゅ……っ……かはっ……わ…わかったよ……」

28: 2011/02/20(日) 02:27:26.53 ID:IMkOFJooO
――――――――――

ガチャ…

シャル「…………」

一夏「シャルル、何処行ってたんだ?一緒に飯でも食おうかと…」

シャル「あ……うん……」

一夏「どうした?何か元気ないみたいだけど」

シャル「別に…」

一夏「おい、シャルル……」

シャル「もう僕に構わないで!!一夏なんて大嫌いだよ!!!!」

一夏「シャルル……?悪い、何か気に触ったなら謝る」

シャル「…………」

シャル(ごめん…ごめんね、一夏……)

30: 2011/02/20(日) 02:34:42.32 ID:IMkOFJooO
シャル「着替えるからあっち向いてて」

一夏「お…おう」

シャル(一夏……)

シャル「うっ……ひっく……」

一夏「シャルル!?」
バッ!!

シャル「一夏!?み…見ないで!!!!」

一夏「わ…悪い////え……!?お前、そのアザや傷どうしたんだよ!?!!」

シャル「うっ……うぅ……っ……ひぐっ……」

32: 2011/02/20(日) 02:37:26.17 ID:IMkOFJooO
シャル「な…なんでもないよ……」

一夏「何でもないってことはないだろ!?誰にやられた?」

シャル「違うよ…階段で転んだだけ…」

一夏「そんなわけあるか!!あいつだな…あいつにやられたんだな!!!!」

一夏「くそっ!!ぶっ飛ばしてやる!!」
ダダダダッ!!!!

シャル「あ…ちょっと一夏……!!」

34: 2011/02/20(日) 02:41:40.64 ID:IMkOFJooO
――――――――――

一夏「お前!!俺のことが気に入らないなら直接俺のとこへ来ればいいだろ!?」

ラウラ「…………?何のことだ?」

一夏「とぼけたって無駄だ……俺はあいつの傷を見ちまった」

ラウラ「何の話だがわからないが私とやろうということか?」

一夏「ああ、やってやるよ!!ただし今じゃねえ!!学年別トーナメントでお前を倒す!!」

ラウラ「ふんっ…まぁいいだろう」

36: 2011/02/20(日) 02:48:45.64 ID:IMkOFJooO
――――――――――

千冬「学年別トーナメントはペア同士で戦ってもらう」

千冬「尚、ペアが決まらなかったものは決まらなかった者同士で組んでもらう、以上だ」

一夏「ペアか……」

女子「オリムラくーん!!!!私と組もう!!!!」

女子「ずるいわよ!!オリムラくん私とペア組もうよ」

女子「シャルルくん!!!!」

一夏「悪い、俺はシャルルと組むから」

女子「そっか……まぁ他の女子と組まれるよりかは全然いいしね」

一夏「ふぅ……」

シャルル「…………」

37: 2011/02/20(日) 02:52:46.92 ID:IMkOFJooO
シャル(一夏に嫌われなくちゃ……またセシリアさんたちに……)

一夏「シャルル!!今から特訓だ!!二人でラウラのやつをぶっ倒そうぜ!!」

シャル「いや…僕は……」

箒「シャルルは私と組むことになってるんだ、悪いな一夏」

一夏「なっ!?そうなのか?シャルル」

シャル「う…うん、実はそうなんだ…僕は弱いひとと組みたくないから……」

一夏「」

39: 2011/02/20(日) 02:57:11.69 ID:IMkOFJooO
一夏「そっか、お前に認めてもらえるように俺も頑張らないとな!!」

一夏「てかはやくペア見つけなきゃ知らないやつと組まされちまう」

――――――――――

セシリア「すみません一夏さん、わたくしペアはもう決まっていますの」

一夏「そうか……」

――――――――――

鈴「あたし?あたしはセシリアと組むよ!!一夏はてっきりシャルルと組むのかと思ってたから……」

一夏「それにしてもお前らいつの間にそんなに仲良くなったんだ?」

40: 2011/02/20(日) 03:00:01.54 ID:IMkOFJooO
――――――――――

千冬「なんだ?オリムラはペアが決まってないのか?」

一夏「ああ、まあ……出遅れちまって……」

千冬「仕方のないやつだ……お前の他にペアが決まってないやつがひとりいる、そいつと組め」

一夏「わかったよ、で…誰なんだ?」

千冬「ラウラ、来い!!」

一夏「なっ…!?あいつとだと……?」

41: 2011/02/20(日) 03:03:37.61 ID:IMkOFJooO
ラウラ「教官!!納得できません!!!!何でこの私がこのようなやつと」

千冬「文句を垂れるな餓鬼が!!お前に友達がいないのが悪い」

ラウラ「ぐっ……」

千冬「まぁ友達がいないもの同士というのも妙な情がわかなくてやりやすいだろう」

一夏「千冬ねぇ!!俺は別に友達がいないわけじゃ」

千冬「学校では先生と呼べ!!クソ虫が!!!!」

46: 2011/02/20(日) 03:10:53.94 ID:IMkOFJooO
――――――――――

一夏「おい」

ラウラ「なんだ?」

一夏「何処行くんだよ!?特訓しないのかよ?」

ラウラ「ふんっ…貴様の用な雑魚の相手をするくらいなら本を読んでいた方がまだ効率的だ」

一夏「ぐっ……」

ラウラ「あ…言い忘れていたがトーナメントなど私ひとりで十分だ」

一夏「なんだと?」

ラウラ「貴様は私の戦いの邪魔にならないようにだけしていろ」


48: 2011/02/20(日) 03:16:32.60 ID:IMkOFJooO
――――――――――

箒「おい、あの眼帯女が一夏と二人きりになってるじゃないか」

セシリア「こ…これは想定外でしたわ」

鈴「でもまぁあの女なら一夏をたぶらかしたりしないだろうから問題ないんじゃない?」

箒「いやしかし、男女がふたりきりというのは…」

セシリア「私は信じていますわ、一夏さんがあのような品の無い女性となんて…」

シャル「ね…ねぇ…僕たちも特訓」

鈴「うるさいうるさいうるさい!!!!」
パチン!!パチン!!パチン!!

シャル「ぐぎゃああああああああ!!!!!!!!!!」

49: 2011/02/20(日) 03:24:16.38 ID:IMkOFJooO
――――――――――

箒「このままではマズイ……まさか学年別トーナメントがペア戦になるなんて」

『一夏……私が優勝したら付き合ってもらう!!』

箒「あんなことを言ってしまったからには必ず優勝しなくては……」

箒「シャルルに足を引っ張ってもらっては困るな……」

――――――――――

シャル「な…なに……?こんな夜中に……」

箒「特訓をする」

50: 2011/02/20(日) 03:27:19.79 ID:IMkOFJooO
シャル「こんな時間にしなくても明日すれば」
ビリビリビリ!!!!

シャル「ぎゃ……!!!!あああああああああああああああああ!!!!!!!!」

箒「いいか?必ず優勝するんだ」

箒「これからトーナメントまでの間、ミスをしたり私に逆らったりしたらその都度このスタンガンをお見舞いする」

シャル「そんな……酷すぎるよ……」

箒「ふんっ!!」
ビリビリ

シャル「ぎゃひっ!!!!!!!ひぐぇぇぇ!!!!!」

51: 2011/02/20(日) 03:31:55.89 ID:IMkOFJooO
箒「さっさと立ち上がれ、特訓を始める」

シャル「う……うん」

箒「まずはISを起動してみろ」

シャル「わ…わかったよ……」

ビリビリ
シャル「ぐぎゃああああああああ!!!!!ひっ……ひっ……ぃ」

箒「動作が遅い、剣道なら試合が終わっているぞ」

シャル「ご…ごめん」

箒「うむ、起動させたな…では」

シャル「あの……」

箒「なんだ?」

シャル「シノノノさんはIS起動しないの?」

箒「私は専用のISを持っていない」

シャル「」

52: 2011/02/20(日) 03:36:20.05 ID:IMkOFJooO
箒「何か問題でもあるのか?」

シャル「い…いや別に問題なんてな」
ビリビリ

シャル「ひぎぃやぁぁぁああああああああああ!!!!!!!!かはっ……うぐっ……!!」

箒「ふんっ…専用機を持ってるからっていい気になるな」

シャル「ぼ…僕は何も言ってな……い」

箒「まぁいい、始めるぞ」

シャル「うん、何をすればいいのかな?」

箒「ちっ……」
ビリビリ

シャル「ぎゃひああああっ……ぐぎゃああああああああ!!!!!!」

55: 2011/02/20(日) 03:40:35.82 ID:IMkOFJooO
箒「そんなこともわからないで代表候補生だと……?」

シャル「ご…ごめん……」

箒「一夏……ラウラ……鈴……いや、まずはセシリアだな……」

シャル「……??」

箒「セシリアからだ、行け」

シャル「ちょ…何がなんだかわからないよ!!」

箒「ちっ……」

シャル「スタンガンはもうやめてよ!!!!」

箒「セシリアのISをぶっ壊してこいて言っている」

57: 2011/02/20(日) 03:45:50.60 ID:IMkOFJooO
シャル「へ……?」

箒「お前は耳が聞こえないのか?」
ビリビリ

シャル「や…やめ…ぐぎゃあぎぎぎがががががはっ!!!!!!!!!!!」

箒「いいか…セシリアと鈴のペアは強力だ、まともにぶつかっては勝ち目は薄い」

シャル「でも…そんな卑怯なこと……」

箒「これだから外国人は……いいか日本にはこういう言葉がある、『不意討ち』と……」

シャル「で…でも不意討ちにも程があr…ふぎいいいいぃぃあやああああああああああ!!!!!!!!!」

59: 2011/02/20(日) 03:51:32.48 ID:IMkOFJooO
――――――――――
シャル「うぅ……ごめんね、セシリアさん」
ガシャッ…ガシャッ…

シャル「こうしないと僕の命が……」
ガシャッ…ガシャッ…

セシリア「ん……んん……うるさい……ですわ…ね……むにゅ……」

シャル「わわっ!!気付かれちゃうよ!!」
アワワワ…
ガシャ…ガシャ…

セシリア「はっ!!シャルル……寝込みを襲おうなんて」

シャル「違う…違うんだ……セシリアさん」
ガシャガシャガシャ…

61: 2011/02/20(日) 03:59:04.90 ID:IMkOFJooO
セシリア「昨日の報復にきたというわけですわね……」

シャル「ちがっ……これは…しの…」

シャル(はっ…!!ここでシノノノさんに脅されてなんて言ったらまたスタンガンが……)

シャル「うっ……うぅ……」

セシリア「言い訳しないとはさすが男性のふりをしていただけありますわね」

シャル「ごめん……」

62: 2011/02/20(日) 04:11:12.54 ID:IMkOFJooO
シャル「うぐっ……あ……っ……熱い……熱いよ……」

セシリア「それなりの罰を与えてあげませんと……ほーほっほ」

シャル「あぐっ…熱…っ…やめ…て……セシリア…さん……ひぎっ……熱い…熱い……」

セシリア「わたくしに楯突く者は皆こうなりますのよ」

シャル「うぐぅあぁぁっ……!!!ひっ…ひ…熱……熱いっ!!も…もうやめてよおおお!!!!!!!!」
ガシャガシャ…

63: 2011/02/20(日) 04:15:11.82 ID:IMkOFJooO
シャル「ひぎぃぃ……っ……熱っ熱ぁぁぁっ!!!!!!ふぐっ……ひっ……いやあああああああああああああ!!!!!!!」

セシリア「はぁ……今日はこれくらいにしてさしあげますわ」

セシリア「夜更かしはお肌に良くありませんの……」

シャル「ひっ……ひぐっ……うぅっ……」
ガシャガシャ……

ガシャ…カ…シャ……

……………

シャル「あ……」

64: 2011/02/20(日) 04:17:13.81 ID:IMkOFJooO
――――――――――

箒「遅い…」
イライラ

箒「ん?やっと帰ってきたか……今日のうちにあと5台は壊さなくてはいけないのに…」

シャル「ひぐっ……ひっく……」

箒「遅い!!」
ビリビリ

シャル「ふぎいいいいぃぃあやああああああああああ!!!!!!!!!!!」

65: 2011/02/20(日) 04:23:35.05 ID:IMkOFJooO
箒「なんだと?セシリアに見つかって…焼かれ……ISが壊れただと……?」

シャル「うぅ……ひぐっ……ぼ…僕のIS…」

箒「ふざけるな」
ビリビリ

シャル「ぐぎゃああうおうういああああああああいあ!!!!!!!!!!」

箒「しかし…あの耐熱性に優れたISが壊れるほどの熱だと?」

箒「一体何をした……セシリア」

シャル「……っ……ひっく……」

箒「くそっ!!お前のせいで!!お前のせいで!!私の計画がめちゃくちゃだ!!!!」
ビリビリ
ビリビリ
ビリビリ

シャル「ぴぎゃっ……がはっ……ごやあああああ……っ……あああああぎゃああうおうういああああああああいあ!!!!!!!!!!」

66: 2011/02/20(日) 04:31:00.39 ID:IMkOFJooO
箒「くそっ!!これで私たちはトーナメントに出場できなくなってしまった」

シャル「ごめん…」

箒「なんとかして鈴のISだけでも壊しておかなければ…」

シャル「なっ!?まだやるの?!!!」

箒「あ゙あ゙ぁ!?」
ビリビリ

シャル「ひぎぃやぁぁぁあ……!!!!!!!!ごめんなさい!!!!ごめんなさい!!!!」

箒「お前がヘマをするから」

シャル「そ…そうだ…ね、僕のせい……だよね……」

箒「ちっ……」

67: 2011/02/20(日) 04:35:48.78 ID:IMkOFJooO
箒「はやく行け」

シャル「で…でも僕のISは壊れちゃったし…どうやって」

箒「これを使えば一発だ」

シャル「これは…?」

箒「このリモコンのボタンを対象のISに向けて押すと緊急停止モードになりそのISは一ヶ月は使えなくなる」

シャル「そんなものがあるなら最初から」

ビリビリ
シャル「ふぎいいいいぃぃあやああああああああああ!!!!!!!ひぐっ…ひぐっ……!!!!」

68: 2011/02/20(日) 04:40:12.26 ID:IMkOFJooO
――――――――――

シャル「今度は気付かれないようにしなくちゃ……」
ソーッ……

鈴「むにゃむにゃ………zzz……」

シャル「ごめんね鈴さん、僕だってこんなことはしたくない…」

シャル「よし……このくらい近づけば大丈夫かな……あとはこのボタンを押せば」
ポチッ…

ブーブーブーブーブー!!!!!!!!!!キュインキュインキュインキュインキュインキュインキュイン!!!!!!!!!!

シャル「はわわわわわ!!!!!!す…すごい音が鳴っちゃったよ!!!!」

鈴「ひゃっ!!!!一体何なの!?!!」

シャル「あー……」

69: 2011/02/20(日) 04:47:33.42 ID:IMkOFJooO
鈴「シャルル!?何したのよ!?」

シャル「えっ…その……僕は…僕は……」

鈴「もう許さないわ!!IS起動!!ってあれ……?」

鈴「嘘!?あたしのISが……あんたね……?!よくも…よくも……」

シャル「ま…待って……違う……」

鈴「このっ!!このっ!!このっ!!このっ!!このっ!!」
パチン!!パチン!!パチン!!パチン!!パチン!!

シャル「うあああああっ……!!!!!ひぎっ…ぎゃああうおうういああああああああいあ!!!!!!!!!!」

71: 2011/02/20(日) 04:56:13.99 ID:IMkOFJooO
千冬「何事だ!?」

鈴「ちっ……あんた覚えておきなさいよ」

シャル「ひっ…ひいぃ……」

千冬「何時だと思っている…さっさと寝ろ、糞餓鬼どもが!!氏ね!!!!」

シャル「す…すみません……」

73: 2011/02/20(日) 05:14:46.82 ID:IMkOFJooO
――――――――――

千冬「優勝はオリムラ・ラウラペア!!以上をもって学年別トーナメントを終了する」

一夏「やったな、ラウラ」

ラウラ「ふんっ…」

千冬「よくやったラウラ、しかしオリムラお前はもう少しなんとかならなかったのか?」

一夏「え…?」

千冬「あれではラウラがひとりで戦ってるのと同じだ」

一夏「はは……ははは……」

ラウラ「くっくっく」

74: 2011/02/20(日) 05:18:08.22 ID:IMkOFJooO
――――――――――

鈴「あーもうむかつくー!!!!」

セシリア「鈴さんがISを壊されたりするからですわ!!」

箒「まったくだ……貴様のせいで私たちはトーナメントに出場すらできなかったのだぞ」

シャル「ご…ごめんね……」

セシリア「ごめんで済むんでしたら戦争は起こりませんことよ」

75: 2011/02/20(日) 05:24:24.75 ID:IMkOFJooO
箒「しかしこの憤りはどこにぶつければいいものか…」

鈴「そんなん決まってんじゃん!!あたし、今朝ホッチキスの芯新しく詰めたばかりなのよねー」

箒「私のスタンガンも充電MAXだ、この学校の超電磁砲と呼ばれた私の腕がなるな」

セシリア「このわたくしも昔は炎髪灼眼のセシリアと恐れられてたんですのよ、ねぇアラストール?」

シャル「うわっ……やめ…助けて…誰か助けてよおおおおおおお!!!!!!!!」

一夏「そういうことだったのか」

77: 2011/02/20(日) 05:28:33.45 ID:IMkOFJooO
箒「一夏!?」

セシリア「一夏さん!?」

鈴「一夏ぁ!?」

箒「ど…どうしてここに……」

一夏「最近、シャルルの様子がおかしかったからな」

一夏「どういうことか説明してもらうぞ!!!!」

シャル「い…一夏!!シノノノさんたちを怒らないであげて…」

一夏「え…!?」

78: 2011/02/20(日) 05:34:27.85 ID:IMkOFJooO
一夏「何言ってんだ……?あの傷だって…酷いことされたんだろ?!」

シャル「僕が悪いんだ……僕が性別を偽ってたから……」

一夏「そんなことは関係……」

千冬「その通りだな」

一夏「千冬ねぇ!?」

千冬「デュノアわかってるな?」

シャル「はい……」

一夏「おい!!千冬ねぇ何言って――」
ビリビリ

一夏「ぐぎゃああああああああ!!!!!!!!!」

千冬「学校では先生と呼べと言ってるだろう!!この虫けらが!!!!」

80: 2011/02/20(日) 05:37:54.10 ID:IMkOFJooO
千冬「デュノア貴様は退学だ、これ以上ここに置いておくことはできん」

シャル「はい…短い間でしたがお世話になりました」

一夏「なんだよ、これ……」

箒「一夏……」

セシリア「一夏さん……」

一夏「こんなのってねぇよ!!!!!!!!!!」

84: 2011/02/20(日) 05:42:13.11 ID:IMkOFJooO
最終章―旅立ちの刻―

シャル「それじゃあ一夏、元気でね」

一夏「なんでだよ…なんでお前がこんな目に……」

シャル「一夏……」

一夏「全部あいつらのせいじゃねえか…なんでシャルルだけが……」

シャル「一夏、僕はね…一夏のことが大好きなんだ」

一夏「え……?」

シャル「僕はこんな一夏見たくないな、一夏にはいつでも笑っていてほしいから」

86: 2011/02/20(日) 05:45:15.57 ID:IMkOFJooO
シャル「僕からの最初で最後のお願い聞いてくれる?」

一夏「ああ、何だって聞いてやる!!」

シャル「あの3人を許してあげて」

一夏「なっ!?それは……」

シャル「もう行かなきゃ……一夏なら必ず守ってくれるって信じてるよ……」

一夏「シャルル……」

シャル「じゃあね…一夏」

87: 2011/02/20(日) 05:48:43.93 ID:IMkOFJooO
――――――――――

千冬「いいのか?」

シャル「はい…」

シャル「転校先の学校探してくださってありがとうございます」

千冬「うむ…、達者でな……」

――――――――――

シャル「なんとか迷わずに着いたな」


シャル「ここが学園都市か……」

ビリビリ

ビリビリ

――――完――――

88: 2011/02/20(日) 05:49:53.70 ID:1lvGy5Bc0
お、おう

引用: シャル「3人ともいい加減に一夏のことはあきらめなよ」