1: 2010/05/23(日) 23:33:04.99 ID:ND7TlmqA0
34: 2010/05/24(月) 00:42:06.09 ID:OnWL/vDM0
自分用まとめ
○現代
デ口リアン(梓ピック入り)と遭遇
↓
唯・梓閉じ込め
唯が軽音部に入らななかった「現代」になる
↓
○改変現代
翌日、唯・梓デ口リアンのところへ
ダッシュボードに梓の字でタイムスリップの仕方のメモ
↓
唯が1年の時にタイムスリップ
↓
○過去
梓・1年唯に軽音部について説明←歴史改変
↓
再びタイムスリップ、現代へ
↓
○改変現代
デ口リアンとの遭遇シーン
↓
未来を変えた事に気づく
再び過去へ
↓
○改変過去
1年唯が梓から軽音部について聞いた直後
↓
3年唯、軽音部入部のため部室へ
○現代
デ口リアン(梓ピック入り)と遭遇
↓
唯・梓閉じ込め
唯が軽音部に入らななかった「現代」になる
↓
○改変現代
翌日、唯・梓デ口リアンのところへ
ダッシュボードに梓の字でタイムスリップの仕方のメモ
↓
唯が1年の時にタイムスリップ
↓
○過去
梓・1年唯に軽音部について説明←歴史改変
↓
再びタイムスリップ、現代へ
↓
○改変現代
デ口リアンとの遭遇シーン
↓
未来を変えた事に気づく
再び過去へ
↓
○改変過去
1年唯が梓から軽音部について聞いた直後
↓
3年唯、軽音部入部のため部室へ
3: 2010/05/23(日) 23:34:15.03 ID:ND7TlmqA0
一年唯「んーどうしよう」
梓「ちょ、唯先輩隠れて!」
唯「へ? なんで?」
梓「いいから! この掲示板の裏に!!」
グイッ
唯「わわっ…」
一年唯「んっ?」
梓「……!」(見つかった…?)
一年唯「あの」
梓「……は、はい!!?」
一年唯「もしかして……同じ一年生?」
梓「ちょ、唯先輩隠れて!」
唯「へ? なんで?」
梓「いいから! この掲示板の裏に!!」
グイッ
唯「わわっ…」
一年唯「んっ?」
梓「……!」(見つかった…?)
一年唯「あの」
梓「……は、はい!!?」
一年唯「もしかして……同じ一年生?」
5: 2010/05/23(日) 23:35:03.02 ID:ND7TlmqA0
梓「え、あ、はい! そ、そうです!!」
一年唯「部活とかもう入ってるのー?」
梓「えっ、あ…軽音部に……」
一年唯「軽音部? なにする部活なの?」
梓「ライブで演奏とかやったり……」
一年唯「ライブかぁ。私には無理だなあ」
梓「……」
一年唯「ありがとー、じゃあねー」
タッタッタッタ
一年唯「部活とかもう入ってるのー?」
梓「えっ、あ…軽音部に……」
一年唯「軽音部? なにする部活なの?」
梓「ライブで演奏とかやったり……」
一年唯「ライブかぁ。私には無理だなあ」
梓「……」
一年唯「ありがとー、じゃあねー」
タッタッタッタ
7: 2010/05/23(日) 23:37:52.09 ID:ND7TlmqA0
梓「……ふぅ……」
唯「あ、あずにゃん…! 今のは……」
梓「どうみても唯先輩……でしたね、でも私と同じくらいの歳でした」
唯「と、ととということは……本当に……」
梓「タイムスリップしたみたいですね……」
唯「一年の頃の私ってあんな感じだったのかぁ」
梓「何のんきなこと言ってるんですか! はやく帰りましょうよ!」
唯「えー、もうちょっとみていこうよー」
梓「ダメです! もし未来に関わる重要なことしちゃったらどうするんですか!
映画や漫画でよくあるパターンです」
唯「えー」
梓「とにかく、さっきの車まで戻りましょう」
唯「あ、あずにゃん…! 今のは……」
梓「どうみても唯先輩……でしたね、でも私と同じくらいの歳でした」
唯「と、ととということは……本当に……」
梓「タイムスリップしたみたいですね……」
唯「一年の頃の私ってあんな感じだったのかぁ」
梓「何のんきなこと言ってるんですか! はやく帰りましょうよ!」
唯「えー、もうちょっとみていこうよー」
梓「ダメです! もし未来に関わる重要なことしちゃったらどうするんですか!
映画や漫画でよくあるパターンです」
唯「えー」
梓「とにかく、さっきの車まで戻りましょう」
11: 2010/05/23(日) 23:39:15.97 ID:ND7TlmqA0
ガサガサ
唯「ここだー」
梓「運転覚えてますよね? はやく行きましょう」
唯「うーん」
梓「……先輩?」
唯「ホントにこのまま帰っちゃっていいのかなぁ」
梓「何言ってるんですか。さっきも言ったじゃないですか、未来が変わっちゃったら大変です」
唯「そーじゃなくてー」
梓「ダメなものはダメです!」
唯「ぶー わかったよー」
唯「ここだー」
梓「運転覚えてますよね? はやく行きましょう」
唯「うーん」
梓「……先輩?」
唯「ホントにこのまま帰っちゃっていいのかなぁ」
梓「何言ってるんですか。さっきも言ったじゃないですか、未来が変わっちゃったら大変です」
唯「そーじゃなくてー」
梓「ダメなものはダメです!」
唯「ぶー わかったよー」
12: 2010/05/23(日) 23:41:56.57 ID:ND7TlmqA0
唯「ここに行きたい日時を入れればいいの?」
梓「たぶんです。だってこれ以外にそれっぽいものないし……」
ゴォォォォォォ
梓「結局わからずじまいでしたね」
唯「へ?」
梓「あのメモの意味ですよ。そりゃタイムスリップしましたけど……」
唯「元へ帰ったらりっちゃんたち元に戻ってるかなあ」
梓「どうでしょうね……」
梓「たぶんです。だってこれ以外にそれっぽいものないし……」
ゴォォォォォォ
梓「結局わからずじまいでしたね」
唯「へ?」
梓「あのメモの意味ですよ。そりゃタイムスリップしましたけど……」
唯「元へ帰ったらりっちゃんたち元に戻ってるかなあ」
梓「どうでしょうね……」
13: 2010/05/23(日) 23:45:08.22 ID:ND7TlmqA0
ゴォォォォ
バシュッバシュッ
バァン
梓「も、戻りました?」
唯「うん、あ、ここ……」
梓「あっ…」
唯「例の路地だね」
梓「あ!」
唯「へ?」
梓「あ、あれ」
五人『うーん……』
唯「わ、私たちだ!」
バシュッバシュッ
バァン
梓「も、戻りました?」
唯「うん、あ、ここ……」
梓「あっ…」
唯「例の路地だね」
梓「あ!」
唯「へ?」
梓「あ、あれ」
五人『うーん……』
唯「わ、私たちだ!」
14: 2010/05/23(日) 23:50:18.68 ID:ND7TlmqA0
梓「唯先輩! ちゃんと日にちあわせたんですか!!」
唯「え、あ、一日間違えてる!」
梓「もー!! はやく逃げましょう!!」
唯「わ、わかった!」
ウィィンン
ダッ
唯梓「……」
紬『凍ってるわね…』
澪『あ、ちょっとムギ、近づいて大丈夫なのか?』
唯『ちべたっ!』
律『あれ、誰も乗ってねーな…?』
唯「え、あ、一日間違えてる!」
梓「もー!! はやく逃げましょう!!」
唯「わ、わかった!」
ウィィンン
ダッ
唯梓「……」
紬『凍ってるわね…』
澪『あ、ちょっとムギ、近づいて大丈夫なのか?』
唯『ちべたっ!』
律『あれ、誰も乗ってねーな…?』
15: 2010/05/23(日) 23:56:19.24 ID:ND7TlmqA0
梓『あのときと……同じ、ですね』
唯『ということは……』
唯『みてみてりっちゃん! 乗ってみた』
澪『ちょっと唯!』
梓「そろそろですね…」
ガシャン!
唯「あ、ドアがしまった! たしかここだよね?」
梓「そうです。これで外にでたらみんながいなくなってて……」
16: 2010/05/23(日) 23:57:40.75 ID:ND7TlmqA0
澪紬律『……』
梓「!」
澪『あれ? なんで私こんなとこに……』
律『ん? 澪今日文芸部じゃなかったのか?』
紬『?』
澪『ん? ムギも? 今日合唱部の練習あるって言ってなかったけ』
紬『そうだわ、なんでこんなとこにいるのかしら……』
律『意味わかんねーな、帰ろうぜ』
澪『あっ! 律ー!』
唯梓「……」
梓「みんな突然記憶がなくなったようですね…」
唯「み、みんな……」
梓「!」
澪『あれ? なんで私こんなとこに……』
律『ん? 澪今日文芸部じゃなかったのか?』
紬『?』
澪『ん? ムギも? 今日合唱部の練習あるって言ってなかったけ』
紬『そうだわ、なんでこんなとこにいるのかしら……』
律『意味わかんねーな、帰ろうぜ』
澪『あっ! 律ー!』
唯梓「……」
梓「みんな突然記憶がなくなったようですね…」
唯「み、みんな……」
19: 2010/05/24(月) 00:01:44.07 ID:ND7TlmqA0
ウィィン
唯『うーん、いくらりっちゃんでもさすがにそれはないと思うけどなー…』
梓『私もそう思いますけど……とりあえずさっき来た道に戻ってみましょう』
梓「ちょ、こっちにきます」
唯「隠れようあずにゃん!!」
ダッ
梓「やりすごし……ました?」
唯「うん、もう誰もいないよ」
梓「……」
唯「……」
梓「だめ、でしたね…」
唯「なにがいけなかったんだろう……」
唯『うーん、いくらりっちゃんでもさすがにそれはないと思うけどなー…』
梓『私もそう思いますけど……とりあえずさっき来た道に戻ってみましょう』
梓「ちょ、こっちにきます」
唯「隠れようあずにゃん!!」
ダッ
梓「やりすごし……ました?」
唯「うん、もう誰もいないよ」
梓「……」
唯「……」
梓「だめ、でしたね…」
唯「なにがいけなかったんだろう……」
20: 2010/05/24(月) 00:06:18.54 ID:F+QeWFp/0
梓「やっぱり、あの車が原因ですよね……、なにか…先輩たちが変わってしまうような…
軽音部がなくなってしまったような……」
唯「うーん……どうすればいいのかなぁ?」
梓「……!」
唯「ん?」
梓「今、なんていいました?」
唯「えっ、どうすればいいのかなーって」
梓「……」
唯「へ? どうしたの?」
梓「もしかして……あれが原因、でしょうか……」
唯「あれ?」
22: 2010/05/24(月) 00:11:11.54 ID:F+QeWFp/0
梓「唯先輩が軽音部に入ろうと思ったきっかけってなんですか?」
唯「えーっとね、たしか、軽音部の張り紙をみたんだよ。
それで軽音楽を勘違いして、私でもできるかもーって思って!」
梓「それって、さっき一年生の唯先輩にあった場所じゃないんですか?」
唯「へ、うーん、そうだったような……そうじゃなかったような……」
梓「もしかして、私、唯先輩が軽音部に入るきっかけをなくしてしまったんじゃ……」
唯「え!? そんなわけないよ! だって私が入ってないとしても軽音部がないのはおかし……」
唯「あ!」
梓「なんですか…?」
唯「あのとき、部員が足りなくて、私が入らなきゃ廃部になるはずだった……」
梓「えっ…それじゃあやっぱり……」
唯「あ、あずにゃんは悪くないよ! 一年生の私が悪いんだよ!」
梓「……」
唯「あ、あずにゃん……?」
梓「戻りましょう」
唯「えっ…?」
梓「過去へ戻りましょう」
23: 2010/05/24(月) 00:15:19.68 ID:F+QeWFp/0
バシュンッ バシュンッ
バァァン!
梓「スムーズにいけましたね」
唯「なれたもんよ! ドライバーっぽい?」
唯「で、どこに降りればいいのー?」
梓「学校の裏……じゃあダメですね、どこか別の場所にしましょう」
唯「……で、どうやって降りれば……」
梓「えぇ!!」
26: 2010/05/24(月) 00:18:56.63 ID:F+QeWFp/0
ガコン!
ウィィィィン
梓「毎回肝心なところは忘れてるんですね……」
唯「へへーすごいでしょ~」
梓「ほめてないです……」
タッタッタッタッタ
唯「今回は普通に門から入るんだね」
梓「堂々とします…あっ!」
唯「ん?」
梓「さっきの私たちです! こっちの木に隠れて!」
唯「ここんとこ隠れること多くない?」
梓「早く!」
ウィィィィン
梓「毎回肝心なところは忘れてるんですね……」
唯「へへーすごいでしょ~」
梓「ほめてないです……」
タッタッタッタッタ
唯「今回は普通に門から入るんだね」
梓「堂々とします…あっ!」
唯「ん?」
梓「さっきの私たちです! こっちの木に隠れて!」
唯「ここんとこ隠れること多くない?」
梓「早く!」
28: 2010/05/24(月) 00:24:07.05 ID:F+QeWFp/0
梓『ライブで演奏とかやったり……』
一年唯『ライブかぁ。私には無理だなあ』
梓『……』
一年唯『ありがとー、じゃあねー』
タッタッタッタ
唯『えー』
梓『とにかく、さっきの車まで戻りましょう』
タッタッタッタ
唯「……」
梓「……」
唯「い、行ったね…? こうしてみるとへんな気分…私が二人…いや三人!」
梓「先輩……」
唯「へ?」
梓「重いです…」
唯「あ、ああ! ごめんね! 思わず…」
梓「ふぅ……とりあえず、あの一年生の唯先輩を、どうにかして軽音部に入部させなきゃいけません」
30: 2010/05/24(月) 00:29:21.55 ID:F+QeWFp/0
唯「でも、どうすればいいの? あ、もう一度軽音部の張り紙をみせれば! 私単純だからっ!」
梓「どうでしょうか……私のせいでライブなんて無理って思わせちゃったようですし……」
唯「あ、そうだ! じゃあ今の私が昔の私にかわって入部すればいいんじゃない!?
それなら軽音部は少なくともなくならないよ!」
梓「でも、それだと一年生の唯先輩が戸惑いませんかね…?」
唯「私ならきっと大丈夫だよ!」
梓「うーん……」
梓「とりあえず今のとこそれしか思いつきません…。
一年生の唯先輩には悪いですけど、やってみましょう」
梓「どうでしょうか……私のせいでライブなんて無理って思わせちゃったようですし……」
唯「あ、そうだ! じゃあ今の私が昔の私にかわって入部すればいいんじゃない!?
それなら軽音部は少なくともなくならないよ!」
梓「でも、それだと一年生の唯先輩が戸惑いませんかね…?」
唯「私ならきっと大丈夫だよ!」
梓「うーん……」
梓「とりあえず今のとこそれしか思いつきません…。
一年生の唯先輩には悪いですけど、やってみましょう」
31: 2010/05/24(月) 00:32:46.56 ID:F+QeWFp/0
唯「よっしゃ! じゃあさっそく軽音部の部室に行ってくるね!」
梓「はい」
唯「あれ、あずにゃんはこないの?」
梓「だって、まだ生徒でもない私が行ったらまずいじゃないですか…」
唯「えー一緒にいこーよー」
梓「私はここで待ってます。」
唯「ぶー! あずにゃんのケチ」
32: 2010/05/24(月) 00:35:48.91 ID:F+QeWFp/0
軽音部室
律「……入部希望者、いねーな……」
澪「やっぱりダメなんだよ…」
紬「もうちょっと、粘ってみましょうよ…」
バタンッ!
唯「たのもーー!!」
三人「!?」
唯「入部しにやってまいりました!」
律「!!!」
律「マジで!? えっと、お名前は?」
唯「さ……一年生! 平沢唯です!」
律「おぉ! ありがとう!!」
紬「やったわね、りっちゃん」
律「おう! これで廃部しなくてすむぜ!」
35: 2010/05/24(月) 00:43:17.69 ID:F+QeWFp/0
澪「平沢さん、なにか楽器はやってるの?」
唯「楽器はね! ギターができるよ!」
律「おお! 丁度良いにもほどがあるな!」
和「あ、唯」
唯「え、あ、和ちゃん」
和「どうしたの? こんなところで」
唯「むふふ、和ちゃんちっちゃいなー。和ちゃんこそどうしたの?」
和「私はこのあとの新入生歓迎会にでるかどうか聞きに来たんだけど……
偶然少し時間が開いちゃってね、合唱部かどこかが歌でも歌ってくれれば、
と思ったんだけど、ここじゃなかったみたいね。それで、唯は?」
唯「私はね! 軽音部に入りに来たんだよ!」
和「軽音部? なんで唯が?」
律「平沢さんギター上手いんでしょ? だからだよね!」
和「唯がギター? ええ、そんなの初耳だけど」
37: 2010/05/24(月) 00:48:25.62 ID:F+QeWFp/0
律「えっ」
唯「え、なに言ってるの和ちゃ…」(あ、そうか、今はまだ…)
和「苦し紛れに嘘つくのもいいけど、ちゃんとバレない嘘つかなきゃダメよ」
唯「……」
律「……」
和「じゃあね、今度は合唱部あたってみるわ」
バタン
唯「え、えーと……」
律「いいんだよ平沢さん! 入ってくれるだけで嬉しいよ!」
紬「そうよ! おかげで廃部にならないですむわ!」
澪「みんな歓迎してるぞ!」
唯「あははは……」(ホントに弾けるんだけどなー)
38: 2010/05/24(月) 00:50:22.03 ID:F+QeWFp/0
梓「ふぅー……唯先輩大丈夫かな……」
一年唯「あ」
梓「ビクッ!」
一年唯「さっきの人だー。まだそこにいたのー?」
梓「あ、う、うん。せんぱ……じゃなくて、あなたはなんで戻ってきたの?」
一年唯「もう帰ろうと思って…えーと名前…」
梓「あず…いや……中野……いや…………ギー太?」
一年唯「えっ!?」
梓「あ、いや、」(思わず意味分かんないこと言っちゃった…! ど、どうしよう…!)
一年唯「ギー太ちゃん? あだ名かな。変わった名前だね」
梓(信じるんだ……)
一年唯「そっかー、じゃあ一緒に帰らない? 和ちゃんもう生徒会入っちゃったし…」
梓「えっ!? えーと私、人待ってるから……」
一年唯「うーん、わかった。あ、じゃあその人が来るまで、ちょっとだけお話してようよ!」
梓「え、うん…」
一年唯「あ」
梓「ビクッ!」
一年唯「さっきの人だー。まだそこにいたのー?」
梓「あ、う、うん。せんぱ……じゃなくて、あなたはなんで戻ってきたの?」
一年唯「もう帰ろうと思って…えーと名前…」
梓「あず…いや……中野……いや…………ギー太?」
一年唯「えっ!?」
梓「あ、いや、」(思わず意味分かんないこと言っちゃった…! ど、どうしよう…!)
一年唯「ギー太ちゃん? あだ名かな。変わった名前だね」
梓(信じるんだ……)
一年唯「そっかー、じゃあ一緒に帰らない? 和ちゃんもう生徒会入っちゃったし…」
梓「えっ!? えーと私、人待ってるから……」
一年唯「うーん、わかった。あ、じゃあその人が来るまで、ちょっとだけお話してようよ!」
梓「え、うん…」
39: 2010/05/24(月) 00:56:58.89 ID:F+QeWFp/0
軽音部室
律「ふぅーこれで四人揃ったわけだし、とりあえず安心だな」
澪「そうだなー…一回、みんなで合わせてみないか?」
紬「あ、いいわねそれ」
唯「わあ! やろうやろう!」
律「あ、でも平沢さん楽器できないんだっけ……」
唯「あ」(ギー太…)
紬「ここ音楽室でしょ。探せばギターくらいあるんじゃないかしら
とりあえず形だけでも触ってみたらどう?」
律「そうだな、探せー!」
40: 2010/05/24(月) 01:09:16.88 ID:F+QeWFp/0
澪「奥から古いのがでてきたぞ」
律「うわーカビくせー大丈夫かこれ」
紬「とりあえず、平沢さん持ってみて?」
唯「よいしょっと……」
律「おお! 似合ってる!似合ってる!」
澪「なんか弾いてみてよ」
唯「え、えーと……」
ボロンボロン
三人「……」
唯「……」(ギー太じゃないと上手く弾けない…)
律「まあ初心者だしな。これから上手くなればいいよ!」
澪「そうだな、よし、じゃあ一回やってみるか」
律「よし! せーの…」バタン!
律「ん?」
律「うわーカビくせー大丈夫かこれ」
紬「とりあえず、平沢さん持ってみて?」
唯「よいしょっと……」
律「おお! 似合ってる!似合ってる!」
澪「なんか弾いてみてよ」
唯「え、えーと……」
ボロンボロン
三人「……」
唯「……」(ギー太じゃないと上手く弾けない…)
律「まあ初心者だしな。これから上手くなればいいよ!」
澪「そうだな、よし、じゃあ一回やってみるか」
律「よし! せーの…」バタン!
律「ん?」
42: 2010/05/24(月) 01:16:04.56 ID:F+QeWFp/0
和「あのー」
唯「和ちゃん?」
和「少しお願いがあるんだけど……」
~掲示板近く~
一年唯「へー、それでギター始めたんだ」
梓「うん…まあまだまだまだなんだけど…」
一年唯「ギターかー…
かっこいいなー私もやってみようかなー」
梓「!」
梓「いいよ! やるべきだよ!」
唯「和ちゃん?」
和「少しお願いがあるんだけど……」
~掲示板近く~
一年唯「へー、それでギター始めたんだ」
梓「うん…まあまだまだまだなんだけど…」
一年唯「ギターかー…
かっこいいなー私もやってみようかなー」
梓「!」
梓「いいよ! やるべきだよ!」
44: 2010/05/24(月) 01:22:23.30 ID:F+QeWFp/0
軽音部室
律唯紬澪「ええ!? 新勧ライブ!?」
和「そうなのよ、悪いんだけど、もう軽音部しかなくて……」
律「いや、むしろ私たちが新入生なんだけど…」
澪「というかライブなんて絶対無理……」
和「そうは言っても、どうしてもこの時間埋めなきゃならないのよ。
部員勧誘もかねて、なにか簡単な曲でいいから、ね」
紬「うーん…少し練習した曲ならできるかもしれないけど……平沢さん、弾ける?」
唯「えっ、私? んー…」(ギー太があればできるんだけど……)
和「じゃ、お願いね! 20分後に体育館で、機材はこっちで用意しとくわ」
バタン
46: 2010/05/24(月) 01:25:41.21 ID:F+QeWFp/0
律「……」
澪「……」
紬「……」
律「大丈夫かよ……いきなりライブなんて……」
澪「た、倒れそう……もう帰っていい?」
律「ダメに決まってんだろ! それに、ボーカルはどうする? まだ何も決まってないぞ」
唯「あ、なら私がボーカルやるよ! それならできるし」
律「おお。じゃあ頼むぜ」
紬「曲はこれなんだけど……」
澪「……」
紬「……」
律「大丈夫かよ……いきなりライブなんて……」
澪「た、倒れそう……もう帰っていい?」
律「ダメに決まってんだろ! それに、ボーカルはどうする? まだ何も決まってないぞ」
唯「あ、なら私がボーカルやるよ! それならできるし」
律「おお。じゃあ頼むぜ」
紬「曲はこれなんだけど……」
47: 2010/05/24(月) 01:37:39.85 ID:F+QeWFp/0
一年唯「待ってる人こないねー」
梓「う、うん…平沢さんは帰らなくて大丈夫なの?」
一年唯「私はまだ大丈夫だよー。それよりさー、部活に入ろうと思うんだけど、なにがいいかなぁ」
梓「…! 軽音部、とかどうかな」
一年唯「軽音部? んー…でも私楽器弾けないし…」
梓「平沢さんなら大丈夫だよ! きっと上手くなる! ていうか絶対うまくなる!」
一年唯「んーどうしよっかなぁ…」
生徒A「ねえねえ、新勧行く?」
梓「!」
生徒B「いこーかな。なんか軽音部もやるらしいけど、全員一年生なんだって」
生徒A「なにそれーw 新勧じゃないじゃんw」
梓(先輩…?)
48: 2010/05/24(月) 01:43:17.99 ID:F+QeWFp/0
一年唯「ねえ、今の聞いた? 新入生歓迎会だって、私知らなかった~」
梓「え、どうするの?」
一年唯「いこーよ。たのしそーだよー」
梓(軽音部がやるってことは……もしかして、唯先輩……)
一年唯「あ、ギー太ちゃん人待ってるんだっけ…? じゃあ私だけで行くね。」
梓「ちょっとまって! 私も行くから!」
梓(鉢合わせはまずい……気がする…!)
49: 2010/05/24(月) 01:45:41.59 ID:F+QeWFp/0
律「やっぱギターないのは寂しいよなー」
唯「……」
律「あ、別に平沢さんを攻めてるわけじゃないよ。ボーカルやってくれるしね!」
唯(うーん、やっぱりギター弾きたい…!)
澪「そ、そそそれより、本当にやるのか? …ライブ……」
律「当たり前じゃん! もうこれはチャンスだぜ! 一気に新入部員獲得の」
唯(そうだ! ギー太は背負ったまま下校して、あの車の中に置いてたから、
きっと車に戻ればギー太が手に入る!)
紬「ちゃんと弾けるかしら…」
50: 2010/05/24(月) 01:47:13.49 ID:F+QeWFp/0
ピピピピピ
梓「!」
梓(唯先輩からメール…)
一年唯「?」
梓(『車からギー太取ってきて』、って……)
一年唯「メール? さっきの待ってた人から?」
梓「うん、私ちょっと行かなきゃいけないけど……あの……」
一年唯「うん?」
梓「戻ってくるまで体育館入らない……でってのは…だめ、だよね…?」
一年唯「ええ!? なんで?」
梓「いやー、その…一緒にみたいから……」
一年唯「うーん……うん、いいよ! でもなるべく早く戻ってきてね」
梓「うん! ありがとう!」
ダッ
51: 2010/05/24(月) 01:49:55.40 ID:F+QeWFp/0
唯(あずにゃん、間に合うかなぁ……)
律「おーい。もうそろそろ時間だぞ。」
紬「次ね」
澪「うーん……」
タッタッタ
梓(いそげっ! いそげ!)
体育館前
ざわざわ
一年唯「うーん、中、どうなってるのかなぁ……」
一年唯「チラッ」
『バスケ部の発表は終ります。続きまして、柔道部より…』
一年唯「うーん、ギー太ちゃんまだかなぁ…」
律「おーい。もうそろそろ時間だぞ。」
紬「次ね」
澪「うーん……」
タッタッタ
梓(いそげっ! いそげ!)
体育館前
ざわざわ
一年唯「うーん、中、どうなってるのかなぁ……」
一年唯「チラッ」
『バスケ部の発表は終ります。続きまして、柔道部より…』
一年唯「うーん、ギー太ちゃんまだかなぁ…」
52: 2010/05/24(月) 01:52:34.43 ID:F+QeWFp/0
律「これの次だよ、次!」
唯「うん、一応聞いとくけど、ギターってやっぱりあったほうがいいよね?」
律「当たり前だろー あ、でも無理しなくてもいいんだぞ」
唯「大丈夫」
『次は、軽音部の発表です』
紬「いよいよね」
澪「うーん……」
律「とりあえず、できることまでしようぜ」
バタン!
唯「!」
梓「先輩っ! 持ってきました!」
唯「おお!! ギー太っ!」
律「ギー太? 誰その子?」
梓「来年分かります!律先輩! 唯先輩! 澪先輩! 紬先輩! 頑張ってください!!」
律「どうして私らのことを……」
唯「うん、一応聞いとくけど、ギターってやっぱりあったほうがいいよね?」
律「当たり前だろー あ、でも無理しなくてもいいんだぞ」
唯「大丈夫」
『次は、軽音部の発表です』
紬「いよいよね」
澪「うーん……」
律「とりあえず、できることまでしようぜ」
バタン!
唯「!」
梓「先輩っ! 持ってきました!」
唯「おお!! ギー太っ!」
律「ギー太? 誰その子?」
梓「来年分かります!律先輩! 唯先輩! 澪先輩! 紬先輩! 頑張ってください!!」
律「どうして私らのことを……」
53: 2010/05/24(月) 01:54:18.89 ID:F+QeWFp/0
唯「よしっ! りっちゃん! やるよー!!」
律「りっちゃん…?」
『軽音部、どうぞー』
パチパチパチパチ
一年唯「あぁ、ギー太ちゃんの言ってた軽音部始まっちゃうよう…
まだかな、まだかな…」
一年唯(音だけ、音だけなら……)
54: 2010/05/24(月) 01:55:34.75 ID:F+QeWFp/0
律「1,2,3!」
唯「ギュイイイン」
三人「!?」
澪(上手っ…)
一年唯(……!)
一年唯(音楽……ギター……すごいっ)
一年唯(私もっ……)
一年唯(こんな風に弾けたら……)
一年唯(できるように……なりたいっ……!)
唯「ギュイイイン」
三人「!?」
澪(上手っ…)
一年唯(……!)
一年唯(音楽……ギター……すごいっ)
一年唯(私もっ……)
一年唯(こんな風に弾けたら……)
一年唯(できるように……なりたいっ……!)
55: 2010/05/24(月) 02:00:14.39 ID:F+QeWFp/0
ジャラ~ン
タッタッタ
梓「はぁ……はぁ……」
一年唯「あ、ギー太ちゃん」
梓「ご、ごめんね…間に合わなくて……」
一年唯「ううん、音だけなら外から聞こえたから……」
梓「うん、それで…」
一年唯「私軽音部に入ろうと思うんだ!」
梓「えっ?」
一年唯「あのギター弾いてた人、姿は見えなかったけど、すっごいいい音だったよね!
私もあんなふうになりたいな~って思って……」
梓「……」
一年唯「やっぱ無理かなぁ……」
梓「ううん! そんなことない。絶対なれるよ、私が保証する」
一年唯「へへ、ありがとー」
58: 2010/05/24(月) 02:03:05.32 ID:F+QeWFp/0
梓「それじゃあ、悪いんだけど、私人を呼びに行かないといけないから、行くね」
一年唯「うん、また会えるよね?」
梓「もちろん」
梓「あ」
一年唯「?」
梓「平沢さんが軽音部に入って二年生になったとき、新入部員の子が来るんだけど、
その子が練習しろってうるさくしても、気を悪くしないでね?」
一年唯「へへ、分かった。約束するー」
梓「うん、じゃあ」
ダッ
一年唯「うん、また会えるよね?」
梓「もちろん」
梓「あ」
一年唯「?」
梓「平沢さんが軽音部に入って二年生になったとき、新入部員の子が来るんだけど、
その子が練習しろってうるさくしても、気を悪くしないでね?」
一年唯「へへ、分かった。約束するー」
梓「うん、じゃあ」
ダッ
59: 2010/05/24(月) 02:07:34.49 ID:F+QeWFp/0
律「おい、すげえじゃん平沢さん…いや、唯!」
唯「へへ~ギー太だと上手く弾けるんだ~」
澪「こんな上手いとは思わなかったな、びっくりしちゃった」
紬「すごいわ~唯ちゃん」
バタン!
梓「先輩!」
唯「あ、あずにゃん」
梓「行きましょう!」
唯「へ? もういいの?」
梓「あっちの唯先輩は大丈夫です。帰りましょう」
60: 2010/05/24(月) 02:08:41.69 ID:F+QeWFp/0
律「おいおい、もう帰っちゃうの? このあとどこか行かないかー?」
唯「お、いいね~」
梓「ダメです! 早くしないと、……鉢合わせちゃいますよ」
唯「ちぇー、あずにゃんのケチー」
澪「帰るって、家に? まだ時間あるのに」
梓「…バックトゥザフューチャーです!」
グイッ
タッタッタッタ
61: 2010/05/24(月) 02:12:23.47 ID:F+QeWFp/0
ゴォォォォォォォォ
梓「一年生の先輩、すごいやる気でしたよ」
唯「私もやるときはやるんだよ!」
梓「とりあえず、これで……未来の先輩たちも元に……」
バシュッバシュッ
バンッ!
唯「……」
梓「……」
唯「戻って……来たよね?」
梓「とりあえず降りて下さい」
唯「しょうち!」
ゴォォォォォォォォ
梓「ふぅ……やっとうまくいきましたね」
唯「へへー」
?『あ! あの銀色の車かっこいいね!外国の車?』
二人「!」
梓「一年生の先輩、すごいやる気でしたよ」
唯「私もやるときはやるんだよ!」
梓「とりあえず、これで……未来の先輩たちも元に……」
バシュッバシュッ
バンッ!
唯「……」
梓「……」
唯「戻って……来たよね?」
梓「とりあえず降りて下さい」
唯「しょうち!」
ゴォォォォォォォォ
梓「ふぅ……やっとうまくいきましたね」
唯「へへー」
?『あ! あの銀色の車かっこいいね!外国の車?』
二人「!」
62: 2010/05/24(月) 02:15:23.48 ID:F+QeWFp/0
梓「ちょ、また日にち間違えてるじゃないですか!」
唯「あは~やっちゃった」
梓「そうじゃなくて、早く逃げて下さい!」
唯「え、でもでも」
梓「なんですか!」
唯「地面はどうやって走るのか分かんない……」
梓「もー! ちょっと変わって下さい!」
グイッ
唯「え、あずにゃん運転できるの?」
梓「こんなものハンドル握ってここ踏むだけでしょ!」グッ!
シーン……
唯「逆だよ」
梓「……」
唯「あは~やっちゃった」
梓「そうじゃなくて、早く逃げて下さい!」
唯「え、でもでも」
梓「なんですか!」
唯「地面はどうやって走るのか分かんない……」
梓「もー! ちょっと変わって下さい!」
グイッ
唯「え、あずにゃん運転できるの?」
梓「こんなものハンドル握ってここ踏むだけでしょ!」グッ!
シーン……
唯「逆だよ」
梓「……」
65: 2010/05/24(月) 02:20:59.12 ID:F+QeWFp/0
ブオン!
梓「わっ! 動いた!」
唯「お、結構上手いね~」
梓「こ、これ怖いですね……近くに車がいなくてよかった……」
梓「……逃げきりました?」
唯「もう見えないね~」
梓「怖いからまた運転変わって下さい」
唯「え~私空しか運転できないよ?」
梓「それでもいいので……」
ゴォォォォォォォ
梓「……これから、どうするんです?」
唯「とりあえず、明日へ行っちゃダメかな?」
梓「そうですね、このままここにいてもしょうがないし……」
梓「わっ! 動いた!」
唯「お、結構上手いね~」
梓「こ、これ怖いですね……近くに車がいなくてよかった……」
梓「……逃げきりました?」
唯「もう見えないね~」
梓「怖いからまた運転変わって下さい」
唯「え~私空しか運転できないよ?」
梓「それでもいいので……」
ゴォォォォォォォ
梓「……これから、どうするんです?」
唯「とりあえず、明日へ行っちゃダメかな?」
梓「そうですね、このままここにいてもしょうがないし……」
66: 2010/05/24(月) 02:24:24.21 ID:F+QeWFp/0
バシュッバシュッ!
バンッ!
唯「……」
梓「……ちゃんと明日、ですよね?」
唯「とりあえず! 早くみんなを確認しにいこう!」
梓「そ、そうですね! 降りて下さい」
ゴォォォォン
梓「学校裏ですか、ていうか、なんで夕方にしたんですか?」
唯「だって私たちが過去にいったのもこれくらいの時間でしょ? そのほうがいいかなーって」
梓「先輩もけっこう考えてますね」
唯「当たり前だよ!」
バンッ!
唯「……」
梓「……ちゃんと明日、ですよね?」
唯「とりあえず! 早くみんなを確認しにいこう!」
梓「そ、そうですね! 降りて下さい」
ゴォォォォン
梓「学校裏ですか、ていうか、なんで夕方にしたんですか?」
唯「だって私たちが過去にいったのもこれくらいの時間でしょ? そのほうがいいかなーって」
梓「先輩もけっこう考えてますね」
唯「当たり前だよ!」
67: 2010/05/24(月) 02:26:19.41 ID:F+QeWFp/0
タッタッタッタ
唯「軽音部の部室……部室……」
梓「ちゃんと元に戻ってるといいですね…」
唯「ついた!」
バンッ!
紬「!」
澪「!」
律「!」
唯「みんないる……!」
梓「よかった……じゃあこれで……」
紬「平沢さん? 体調、大丈夫だった?」
唯「え?」
唯「軽音部の部室……部室……」
梓「ちゃんと元に戻ってるといいですね…」
唯「ついた!」
バンッ!
紬「!」
澪「!」
律「!」
唯「みんないる……!」
梓「よかった……じゃあこれで……」
紬「平沢さん? 体調、大丈夫だった?」
唯「え?」
68: 2010/05/24(月) 02:29:28.25 ID:F+QeWFp/0
律「平沢さん熱とかあったのか。どおりで今日変だと思ったよ」
澪「ちゃんと体調は気をつけないと……」
唯「え? え?」
梓「……」
律「それよりさー、どうする? 次の日曜」
紬「ピクニックもいいわね~」
澪「遊園地なんてどうかな」
唯「え? え?」
梓「……」
唯「あずにゃん…? ……どういう」
梓「あの! すみません!」
三人「!」
紬「なにかしら」
梓「便箋もってませんか」
澪「ちゃんと体調は気をつけないと……」
唯「え? え?」
梓「……」
律「それよりさー、どうする? 次の日曜」
紬「ピクニックもいいわね~」
澪「遊園地なんてどうかな」
唯「え? え?」
梓「……」
唯「あずにゃん…? ……どういう」
梓「あの! すみません!」
三人「!」
紬「なにかしら」
梓「便箋もってませんか」
69: 2010/05/24(月) 02:30:46.42 ID:F+QeWFp/0
紬「便箋……あったかしら……」
律「あ、それなら澪が持ってきた奴が部室にあるだろ」
澪「そこの棚にしまってたと思う。ほしかったらあげるよ」
梓「ありがとうございます! さ、唯先輩いきましょう!」
唯「…へ…? いくってどこに?」
梓「あの路地です!」
律「あ、それなら澪が持ってきた奴が部室にあるだろ」
澪「そこの棚にしまってたと思う。ほしかったらあげるよ」
梓「ありがとうございます! さ、唯先輩いきましょう!」
唯「…へ…? いくってどこに?」
梓「あの路地です!」
71: 2010/05/24(月) 02:37:10.79 ID:F+QeWFp/0
ゴォォォォォォォォン
梓「よかった、まだ私たち来てない」
唯「あ、あずにゃん? どういうことなの? もうりっちゃん達戻らないの?」
梓「大丈夫です。忘れたんですか、私たちがはじめてタイムスリップしたときのこと」
唯「そういえば……日にちでいうと今日だね……あ!」
梓「そうです。今からきっと私たちがここに来ます。だから、この車を渡すんです」
唯「な、なるほど」
梓「そこまでしなきゃ、きっと先輩たちは戻りません!」
梓「先輩、ペン持ってますか?」
唯「あるよ~はい」
梓「『車の後ろの白い機械にゴミを入れ、時速140km』 っと」
唯「やっぱり、あずにゃんの字だったんだね」
梓「先輩すごいです」
梓「あ! 来ました! 隠れて」
梓「よかった、まだ私たち来てない」
唯「あ、あずにゃん? どういうことなの? もうりっちゃん達戻らないの?」
梓「大丈夫です。忘れたんですか、私たちがはじめてタイムスリップしたときのこと」
唯「そういえば……日にちでいうと今日だね……あ!」
梓「そうです。今からきっと私たちがここに来ます。だから、この車を渡すんです」
唯「な、なるほど」
梓「そこまでしなきゃ、きっと先輩たちは戻りません!」
梓「先輩、ペン持ってますか?」
唯「あるよ~はい」
梓「『車の後ろの白い機械にゴミを入れ、時速140km』 っと」
唯「やっぱり、あずにゃんの字だったんだね」
梓「先輩すごいです」
梓「あ! 来ました! 隠れて」
72: 2010/05/24(月) 02:40:20.25 ID:F+QeWFp/0
唯『勘だよ!』
梓『勘って……』
唯「こうしてみると、おもしろいね」
梓「全然おもしろくないです! 大変でしたよ!」
唯「でも、私はこうしてあずにゃんと冒険できたんだから、少しは楽しかったなぁ」
梓「な、なにいってるんですか」
ゴォォォォォォォ
唯「あ、とんでく」
梓「不器用な運転ですね」
唯「そ、そんなことないよ!」
バシュッバシュッ
バンッ!
梓『勘って……』
唯「こうしてみると、おもしろいね」
梓「全然おもしろくないです! 大変でしたよ!」
唯「でも、私はこうしてあずにゃんと冒険できたんだから、少しは楽しかったなぁ」
梓「な、なにいってるんですか」
ゴォォォォォォォ
唯「あ、とんでく」
梓「不器用な運転ですね」
唯「そ、そんなことないよ!」
バシュッバシュッ
バンッ!
73: 2010/05/24(月) 02:42:48.23 ID:F+QeWFp/0
梓「行った……」
唯「じゃあ、こんどこそ……」
?「あ、唯ー! 梓ー?」
二人「!」
律「なにしてんだ? こんなとこで二人で」
唯「り、りりりり、りっちゃん!!」
梓「それに……」
澪「あぶないことはやめとけよー」
紬「ふふ、いつも通り仲良いわね」
唯「みんなぁぁぁぁ」
唯「じゃあ、こんどこそ……」
?「あ、唯ー! 梓ー?」
二人「!」
律「なにしてんだ? こんなとこで二人で」
唯「り、りりりり、りっちゃん!!」
梓「それに……」
澪「あぶないことはやめとけよー」
紬「ふふ、いつも通り仲良いわね」
唯「みんなぁぁぁぁ」
75: 2010/05/24(月) 02:45:31.37 ID:F+QeWFp/0
律「ちょ、どうしたんだよ」
唯「りっちゃぁぁぁん!! この温もりがなつかしいよぉぉぉぉぉ!!」
律「な、なにいってんだ…」
梓「……よかった……」
澪「梓、なんかあったのか?」
梓「……大丈夫です。ちょっと先輩と冒険してただけですから」
紬「気になる言い方ねっ」
律「それよりさー、日曜、どこいく?」
梓「受験生なのに遊んでいいんですか」
唯「気にしちゃだめだよ~ あずにゃーん」
澪「まったく……」
紬「ふふ」
おわり
唯「りっちゃぁぁぁん!! この温もりがなつかしいよぉぉぉぉぉ!!」
律「な、なにいってんだ…」
梓「……よかった……」
澪「梓、なんかあったのか?」
梓「……大丈夫です。ちょっと先輩と冒険してただけですから」
紬「気になる言い方ねっ」
律「それよりさー、日曜、どこいく?」
梓「受験生なのに遊んでいいんですか」
唯「気にしちゃだめだよ~ あずにゃーん」
澪「まったく……」
紬「ふふ」
おわり
78: 2010/05/24(月) 02:48:41.42 ID:9TLUYlZZ0
元の状態に戻せた事は理解出来た。乙
79: 2010/05/24(月) 03:00:18.88 ID:XIK0PoSD0
色々突っ込み所あるけど面白かった乙
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