1: 2010/11/12(金) 16:27:05.72 ID:Mm1gEe/o0
純「……」

梓「おはよー憂」

憂「梓ちゃんおはよ~」

純「……」

梓「今日も寒いねー」

憂「ねー。この時期は布団から出るのがつらいよー」

純「……」

梓「あ、私部室にギターおいてきちゃうから」

憂「うん、行ってらっしゃいー」

純「……」

純(……あれ?そういえばいつも私から話しかけてばかりのような気が…)
高3!
5: 2010/11/12(金) 16:33:48.23 ID:Mm1gEe/o0
梓「憂ー、お昼一緒にたべよ」

憂「うん。純ちゃんも一緒に食べよう?」

純「あ、うん」

梓「純どうしたの?今日はやけに静かじゃん」

純「……」

梓「…?あ、そういえば朝部室で唯先輩に会ってさー」

憂「うんうん」

ワイワイ

純「……」

純(何だろうこれ…私の想像してた展開と違う)

10: 2010/11/12(金) 16:43:14.46 ID:Mm1gEe/o0
純「このままじゃダメだ。なんとか2人きりになって私が無視してるって現実を梓につきつけなきゃ」

純「となるとまずは憂を排除しないと…うーん」

純「いっそ味方につけちゃうか…いやでもあの子優しいからなぁ。協力してくれないだろうなあ」

純「どうしたものか~」

―――――

憂「梓ちゃん梓ちゃん」

梓「ん、どうしたの?」

憂「なんか今日純ちゃんの様子おかしくなかった?」

梓「純の?んー……言われてみればやけに大人しかったような…」

憂「ちょっと心配だなぁ」

梓「うーん、それじゃあとでそれとなく聞いてみるよ」

11: 2010/11/12(金) 16:48:38.37 ID:Mm1gEe/o0
純「結局気づかれないまま放課後になっちゃった」

純「……はぁ、部活いこ」

梓「ねえ純」

純「!!」(来たーーっ!)

梓「ちょっといいかな」

純「……」

梓「……?おーい純?」

純「……プイッ」

梓「んー……ま、いいか。それじゃ私部活いくから。また明日ねー」

純「……」(えーもう引いちゃうの!?)

18: 2010/11/12(金) 18:12:30.61 ID:Mm1gEe/o0
梓「って感じでさ、ずっと上の空で全然私の言ってる事耳に入ってなかったみたいなんだよね」

憂「何か悩み事でもあるのかな?」

梓「わかんないけど…やっぱ相談に乗ってあげるべきかな」

憂「私はそっとしておいてあげたほうがいいと思うな」

梓「そっか、話しづらいことかもしれないもんね。あんまり無理に聞きださないほうがいいかも」

憂「うん。きっとそのうち話してくれるよ」

梓「そうだね。それじゃ私部活行くからまた明日」

憂「また明日ー」

20: 2010/11/12(金) 18:20:36.58 ID:Mm1gEe/o0
次の日!

純「昨日はイマイチだったけど放課後のアレできっと無視してるってことは梓に伝わったはず…」

純「よーし、今日こそがんばるぞー!」

梓「あ、おはよー」

純「……」

憂「純ちゃんおはよー」

純「おはよ」

梓「おはよう憂。ねえねえ昨日のアレ見た?」

憂「あーうん、みたみた。まさかあれがあそこでああなるとはねー」

梓「あはは、ほんとあれがそうなるとは思わなかったからびっくりだよ」

ワイワイ

純「……」

純(やっぱり全然こたえてない…?気づいてないはずはないよね……
  はっ!まさか憂と共謀して逆に私をハブる作戦!?)

純「あ、あの憂!ちょっといいかな…」

憂「ん?なあにー?」

22: 2010/11/12(金) 18:29:00.12 ID:Mm1gEe/o0
純「ここじゃなんだからちょっと…」

憂「?…あっ、うん、ごめんね梓ちゃん。ちょっと行ってくるね」

―――――

純「あのさ、ちょっと聞きたいんだけど…」

憂「うん」

純「梓のことなんだけどさ、何か聞いてる?その…昨日私のことで何か…」

憂(純ちゃん、梓ちゃんのことで何か悩んでたのかな?)

憂「うーん少しだけしか話してないからなんとも言えないんだけど…梓ちゃんがどうかしたの?」

純「いや、どうってことはないんだけどさ……もし梓と何か…っていうなら、そのー」

憂(……はっ!まさか純ちゃん梓ちゃんのこと…)

憂「大丈夫、私は純ちゃんの味方だよ!」

純「えっ?」

憂「だからできるだけ協力するね!」

純「あ、うん。ありがと……?」

25: 2010/11/12(金) 18:34:27.93 ID:Mm1gEe/o0
純(うーん…昨日梓が憂に相談したのは間違いなさそうだけど…
  話を聞いた上で私に協力するってことは、憂は何か梓に不満でもあるのかなあ)

純(ま、とにかく憂が味方についてくれれば百人力だね!これでようやく梓の反応が見られるよ
  プクク…楽しみだなぁ)

―――――

憂「そっかぁ、純ちゃんが梓ちゃんのこと…」

梓「憂?戻ってきてたんだ。純はなんていってたの?」

憂「あっ、ううん。なんでもないよ!」

梓「ふぅん?」

憂(んー、協力っていっても何すればいいのかなぁ)

26: 2010/11/12(金) 18:38:27.67 ID:Mm1gEe/o0
憂「純ちゃんお昼一緒に食べよう?」

純「お、食べよ食べよー」

梓「あ、私もー」

純「……」プイッ

憂「うん、梓ちゃんも一緒にたべよ」

純「なにぃ!?」

純(手伝うなんていっていきなりご飯に誘うなんて何考えて…
  はっ、あえて近くに置いて無視することでさらに疎外感を与える作戦か!憂、恐ろしい子っ……!)

梓「今日お弁当自分で作ってみたんだ」

憂「へぇーすごいね、おいしそう」

純「って普通に喋ってるし!」

27: 2010/11/12(金) 18:47:15.06 ID:Mm1gEe/o0

「その後も無視を続けるも最後まで気付かれないまま数日が過ぎ
 その間憂の見事な立ち回りにより気がついたら梓と付き合うことになってました」



おわり

28: 2010/11/12(金) 18:48:55.76 ID:gNlVMcc0O
純ちゃんモップ可愛い

30: 2010/11/12(金) 18:49:45.29 ID:sAbI4JDxO
まあ、乙

32: 2010/11/12(金) 18:50:04.87 ID:1gdyupxdO
憂すげえwwwww

引用: 純「梓を無視し続けたらどうなるか」