1: 2012/03/23(金) 17:33:49.07 ID:/zmA2oPl0
――――教室


鳴「おはよ、榊原くん」

恒一「あっ、おはよう見崎」

鳴「うん」

恒一「……」ジー

鳴「……」

恒一「……」ジー…

鳴「……?」
Another 2001(下) (角川文庫)
2: 2012/03/23(金) 17:34:55.19 ID:/zmA2oPl0
鳴「榊原くん、どうかしたの?」

恒一「っ!? え、な、なにが?」

鳴「じっとこっち見てるけど……私の顔になにかついてる?」

恒一「あ……う、ううん、なんでもないよ」

鳴「……? そう?」

恒一「うん」

鳴「ならいいけど」

恒一「うん……」

恒一「……」

3: 2012/03/23(金) 17:36:07.59 ID:/zmA2oPl0
恒一(見崎、今日も可愛いなあ……)

恒一(こうやって話すだけでも十分幸せだけど)

恒一(できればもっと触れ合いたい……イチャつきたい)

恒一(……)

鳴「~♪」

恒一「……」

恒一(試しに>>5を見崎にしてみよう)

5: 2012/03/23(金) 17:37:50.64 ID:+IGqXtp70
スカートめくり

9: 2012/03/23(金) 17:40:56.49 ID:/zmA2oPl0
恒一(そうだ見崎のスカートをめくってみよう)

恒一(見崎、どういう反応するのかな……)

恒一「……ねえ見崎」

鳴「なに? 榊原くん」

恒一「ちょっとあっち向いてみてくれる?」

鳴「あっち?」クルッ

恒一「――! 今だ!」メクリッ

鳴「ひうっ!?」

11: 2012/03/23(金) 17:44:08.43 ID:/zmA2oPl0
鳴「っ――!」バッ

恒一「あっ……」

鳴「……」

恒一「……」

鳴「……榊原くん?」

恒一「……な、なに?」

鳴「なに……じゃないでしょ? 突然なにするの?」

恒一「あー……いや、その」

鳴「……最低」

恒一「え?」

鳴「最低。榊原くん、こんなことする人じゃないと思ってたのに」

12: 2012/03/23(金) 17:46:03.13 ID:/zmA2oPl0
鳴「……」タッ

恒一「あっ……見崎! どこいくの?」

鳴「どこでもいいでしょ、付いてこないで」


ガラッ ピシャンッ!


恒一「あっ……」

恒一「……」

恒一「……」

恒一「……」

恒一「……白、だったな」

14: 2012/03/23(金) 17:47:41.28 ID:/zmA2oPl0
恒一(しかしいきなり見崎を怒らせてしまった)

恒一(そりゃあいきなりスカートめくられたら怒るよね)

恒一(これじゃあイチャつくどころの話じゃないぞ)

恒一(……仕方ない)

恒一(見崎と仲直りするために>>16をしてみよう)

16: 2012/03/23(金) 17:48:52.11 ID:N3qKmee90
後ろからそっと抱きしめる

17: 2012/03/23(金) 17:51:15.49 ID:/zmA2oPl0
恒一「後ろからそっと抱きしめてみよう」

恒一「そうと決まれば見崎を追いかけないと」

恒一「……でも見崎が何処に行ったのかわからない」

恒一「とりあえず>>21にいってみるか」

21: 2012/03/23(金) 17:53:56.11 ID:r6KLCkFU0
女子トイレ

22: 2012/03/23(金) 17:56:45.15 ID:/zmA2oPl0
恒一「女の子の行き先と言ったら女子トイレだよね」

恒一「よし! 早速女子トイレに突撃だ!!」

恒一「……お邪魔しまーす!」


ガチャッ


鳴「……は?」

恒一「あ、いた」

23: 2012/03/23(金) 17:58:02.65 ID:DNHAUfRq0
いた


じゃねえよwww

24: 2012/03/23(金) 17:58:39.46 ID:/zmA2oPl0
鳴「……榊原くん?」

恒一「どうかした? 見崎」

鳴「どうかした、じゃなくて」

鳴「ここ……女子トイレなんだけど」

恒一「そうだね」

鳴「……」

恒一「……」

鳴「……もういい、取りあえずそこどいて」

恒一「え?」

鳴「トイレ出たいからそこどいてって言ってるの」

26: 2012/03/23(金) 18:01:03.49 ID:/zmA2oPl0
恒一「ちょっと待ってよ見崎、僕の話を聞いてくれ」

鳴「悪いけど変Oさんの話は聞きたくないの」

恒一「変O!?」

鳴「女子トイレに入ってくるなんて変O以外のなにものでもないじゃない」

恒一「違うよ! 僕は変Oなんかじゃない!」

鳴「どの口が……」

恒一「さっきのはちょっと魔がさしただけなんだ!!」

鳴「……」

27: 2012/03/23(金) 18:03:00.52 ID:/zmA2oPl0
鳴「……はぁ、もういい」

恒一「え?」

鳴「私、もう行くね……それと」

恒一「……それと?」

鳴「しばらく私に話しかけないでね」

恒一「えっ……そんな! ちょっと待って!」

鳴「それじゃ」タッ

恒一「……! 待って見崎!」ギュッ

鳴「!?」

28: 2012/03/23(金) 18:06:16.75 ID:/zmA2oPl0
鳴「えっ、なっ……さ、榊原くん?」

恒一「……」ギュゥウウ

鳴「……な、なんのつもり?」

恒一「ごめんよ、見崎」

鳴「……は?」

恒一「ちょっとしたいたずら心だったんだ」

鳴「……いたずら心?」

恒一「うん。それがこんなに怒るなんて……本当にごめん、見崎」

鳴「……」

29: 2012/03/23(金) 18:07:36.72 ID:S6973Nql0
とりあえずトイレから出ろ

31: 2012/03/23(金) 18:08:20.57 ID:/zmA2oPl0
鳴「……はぁ」

鳴「許すのは今回だけだからね」

恒一「……! ホント!?」

鳴「うん。だから取りあえず離れてくれる? 少し苦しいの」

恒一「……」

鳴「……? 聞いてる?」

恒一「……」

恒一(なんとか見崎の機嫌が直ったみたいだ)

恒一(折角だからこのまま>>36をやってみよう)

36: 2012/03/23(金) 18:09:29.33 ID:PLTIZu+V0
愛の言葉を囁く

41: 2012/03/23(金) 18:13:15.58 ID:/zmA2oPl0
恒一(……よし)

恒一(このまま愛の言葉を囁いてみよう)

恒一「見崎……好きだ」

鳴「……え?」

恒一「好きだよ」

鳴「とっ、突然なにっ!?」

恒一「なにって、見崎のことが好きって言ってるんだよ」

鳴「なっ……!」カァアア

恒一「愛してるよ、見崎」

鳴「っ……!!」カァアアアア

45: 2012/03/23(金) 18:14:32.39 ID:1StlGsaW0
チョロすぎワロチ

47: 2012/03/23(金) 18:16:43.13 ID:/zmA2oPl0
恒一「大好きだよ、この世で一番愛してる」

鳴「っ……!」

恒一「こうやって見崎のこと抱きしめてると凄い落ち着くよ」

鳴「っ……」

恒一「見崎の髪、いい匂い……」スー

鳴「……」

恒一「……あれ? 見崎?」

鳴「……」

恒一「見崎ー? おーい?」

48: 2012/03/23(金) 18:17:53.85 ID:/zmA2oPl0
鳴「……」

恒一(顔を真っ赤にして動かなくなってしまった)

恒一(どうしよう……)

恒一(>>55をすれば再起動するかな?)

55: 2012/03/23(金) 18:19:01.62 ID:r6KLCkFU0
頭を殴る

66: 2012/03/23(金) 18:22:26.11 ID:/zmA2oPl0
恒一「頭を殴ってみよう」

恒一「えいっ!」ポカッ

鳴「っ!?」

鳴「いたっ……え? なに? 何が起きたの?」

恒一「あ、起きた?」

鳴「えっ……榊原くん?」

恒一「どうかした?」

鳴「……榊原くん」

恒一「なに? 見崎」

鳴「……今、私の頭殴った?」

69: 2012/03/23(金) 18:24:55.79 ID:/zmA2oPl0
恒一「いや、殴ってないよ」

鳴「ホントに?」

恒一「うん、ホントホント」

鳴「……そう」

恒一「それより見崎、大丈夫? さっきから反応が無かったけど」

鳴「……ごめんなさい、ちょっとぼーっとしてたみたい」

恒一「そうなんだ」

鳴「……うん」

鳴「……そ、それより、榊原くん」

恒一「なに?」

71: 2012/03/23(金) 18:27:37.68 ID:/zmA2oPl0
鳴「さっき……わ、私のこと」

鳴「その……す、好きって……」ボソボソ

恒一「? ごめん良く聞こえないからもっと大きな声で言ってくれる?」

鳴「っ……! 好きって言った!?」

恒一「うん、言ったよ」

鳴「っ! そ、そう……」

恒一「……」

鳴「……」

恒一(沈黙が気まずい)

恒一(ここは>>75をして場を和ませよう)

75: 2012/03/23(金) 18:28:29.30 ID:PLTIZu+V0
頭を撫でてみる

79: 2012/03/23(金) 18:30:48.82 ID:/zmA2oPl0
恒一(頭を撫でてみよう)

恒一「……」スッ

鳴「っ!?」ビクッ

恒一「……」ナデ

鳴「あっ……」

恒一「……」ナデナデ

鳴「さ、榊原くん? んっ……」

恒一「……」ナデナデ

鳴「っ……」

恒一「……」ナデナデ

鳴「……」

81: 2012/03/23(金) 18:33:16.02 ID:/zmA2oPl0
恒一(見崎の髪、柔らかいなあ……)ナデナデ

鳴「……さ、榊原くんっ」

恒一「ん? なに?」ピタッ

鳴「あっ……あのね、榊原くん」

恒一「うん」

鳴「……私も」

恒一「?」

鳴「私も……その……さ、榊原くんのことが――」


ガチャッ


鳴「!?」

恒一「あれ、>>85さん」

85: 2012/03/23(金) 18:34:30.68 ID:r6KLCkFU0
中尾

92: 2012/03/23(金) 18:36:56.76 ID:mcBbAxRw0
中尾……氏んだな

94: 2012/03/23(金) 18:39:27.85 ID:9cQiCKMJ0
※女子トイレです

93: 2012/03/23(金) 18:38:18.88 ID:/zmA2oPl0
中尾「なっ!?」

恒一「あれ、中尾くん」

中尾「なっ、なにしてんだお前ら!?」

恒一「見てわからない? 見崎の頭を撫でてるんだけど」

中尾「お、おおそうか……じゃなくて!」

中尾「見崎はともかく、なんで男の榊原が女子トイレにいるんだよ!!」

恒一「いや、中尾くんも男じゃないか」

中尾「!? あ、そ、それはだな……俺にはちょっと女子トイレに用事があるというか……」

鳴「……」

98: 2012/03/23(金) 18:41:10.17 ID:/zmA2oPl0
恒一「なに? 赤沢さんの使用済みナプキンを回収に来たとか?」

中尾「なんでそれを!!?!?!?」

恒一「うわぁ……当てずっぽうだったのに……」

鳴「……きもっ」ボソッ

中尾「違う!! 誤解だ!! これは誰かの陰謀だ!!」

恒一「大丈夫、赤沢さんにはきっちり報告しておくから」

中尾「!? た、頼むそれだけは!!」

恒一「ついでにクラスの女子にも連絡網で回しておくよ」

中尾「うわああああああああ!?」

103: 2012/03/23(金) 18:43:46.65 ID:/zmA2oPl0
鳴「……榊原くん、私もう行くね」

恒一「え?」

鳴「それじゃまた後で」タッ

恒一「あっ、待ってみさ――」

ガチャッ タッタッタッタ…

恒一「行っちゃった……」

中尾「頼む榊原!! このことはどうか内密に!!」

恒一「……はぁ、仕方ないな。今回だけだよ?」

中尾「おお……!! 榊原、お前いい奴だったんだな!!」

恒一「一万ね」

中尾「え?」

恒一「だから、口止め料一万円」

104: 2012/03/23(金) 18:45:20.77 ID:/zmA2oPl0
恒一「さて、ちょっとした小遣いも手に入れたし」

恒一「また見崎を追いかけよう」

恒一「……と思ったけどそろそろホームルームが始まるな」

恒一「仕方ない、教室に戻ろう」

107: 2012/03/23(金) 18:47:13.30 ID:/zmA2oPl0
――――昼休み


恒一「さて、あっと言う間に昼休みだ」

恒一「……とりあえず見崎のところに行って>>115をするか」

115: 2012/03/23(金) 18:49:46.54 ID:TIX/rnu00
食べさせ合いっこ

119: 2012/03/23(金) 18:52:15.12 ID:/zmA2oPl0
恒一「よし、お昼に誘って食べさせ合いっこしよう」

恒一「おーい見崎ー」

鳴「なに?」

恒一「一緒にお昼食べようよ」

鳴「いいよ、どこで食べる?」

恒一「そうだなあ……じゃあ>>125で食べようか」

125: 2012/03/23(金) 18:53:38.80 ID:N3qKmee90
女子トイレ

139: 2012/03/23(金) 19:09:13.54 ID:/zmA2oPl0
恒一「女子トイレで食べよう!」

鳴「……は?」

恒一「いっぺん便所飯とかいうのをやってみたかったんだよ」

鳴「嫌よ、トイレなんて」

恒一「やっぱり?」

鳴「行くなら一人で行って」

恒一「えー……どうしよう?」

恒一「一人で便所飯に行くか、別の場所に誘うか」

恒一「>>145に決めて貰おう」


145: 2012/03/23(金) 19:10:26.90 ID:Mar7Asof0
アカザー

148: 2012/03/23(金) 19:13:36.40 ID:/zmA2oPl0
恒一「おーい赤沢さん!」

赤沢「あら? なに、恒一くん」

恒一「赤沢さん、お昼ご飯は何処で食べたい?」

赤沢「!? お、お昼……!?」

赤沢(え……もしかしてこれってお昼のお誘い!?)

恒一「突然で悪いけど答えてくれる?」

赤沢「あ……そ、そうね。>>150でいいんじゃないかしら?」

149: 2012/03/23(金) 19:13:59.02 ID:Mar7Asof0
自宅

154: 2012/03/23(金) 19:16:50.93 ID:/zmA2oPl0
赤沢「わ、私の家とかどうかしら……?」

恒一「え? 赤沢さんの家?」

赤沢「ええ。今日は午前授業だし……折角だからうちにこない?」

恒一「いいの? お邪魔しちゃって」

赤沢「もちろん! 恒一くんならいつでも歓迎するわ」

恒一「ありがとう赤沢さん、じゃあお邪魔しちゃおうかな」

赤沢「ええ、それで――」

恒一「おーい見崎! これから赤沢さんちに行こうよ!」

赤沢「…………え?」

157: 2012/03/23(金) 19:22:04.03 ID:/zmA2oPl0
鳴「え? 赤沢さんの家に?」

恒一「うん、お昼ごちそうしてくれるんだって」

鳴「ごちそう……」

赤沢「ちょちょちょ、ちょっと待って恒一くん!」

恒一「え? どうしたの赤沢さん?」

赤沢「どうしたじゃなくて……え? なに? 見崎さんも来るの?」

恒一「うん」

赤沢「な……なんで?」

恒一「え? なんでって……見崎が一緒じゃ駄目かな?」

赤沢「……>>160よ」


>>160 駄目orOK

160: 2012/03/23(金) 19:23:06.31 ID:ZBZmP9cN0
大歓迎

161: 2012/03/23(金) 19:24:28.52 ID:/zmA2oPl0
赤沢「大歓迎よ!!」

恒一「本当? ありがとう赤沢さん!」

赤沢「え、ええ……」

恒一「よかったね見崎!」

鳴「うん」

赤沢「……」

赤沢(嫌われたくないばかりに咄嗟に嘘を吐いてしまった……)

163: 2012/03/23(金) 19:25:51.02 ID:/zmA2oPl0
――――赤沢宅


恒一「わあ……赤沢さんの家、凄い大きいね」

鳴「豪邸……」

赤沢「それほどでもないわよ。ほら早く上がって」

恒一「お邪魔しまーす」

鳴「お邪魔します」

166: 2012/03/23(金) 19:29:51.47 ID:/zmA2oPl0
赤沢「今シェフに三人分の料理を作るよう言ったから、少し待っててね」

恒一「専属シェフまでいるのかあ……」

鳴「……」

赤沢「料理ができるまで暇ね……どうしようかしら?」

恒一「そうだねー……」

鳴「……」ソワソワ

恒一「……ん? どうしたの見崎?」

鳴「……あの、赤沢さん」

赤沢「なに?」

169: 2012/03/23(金) 19:31:29.57 ID:/zmA2oPl0
鳴「トイレ借りてもいい?」

赤沢「ああ……構わないわよ、場所はそこを出てすぐ左だから」

鳴「ありがとう」ガタッ


ガチャ タッタッタッタ…


赤沢「……」

恒一「……」

恒一(暇だな……)

恒一(暇つぶしに赤沢さんに>>175をしてみるか)

175: 2012/03/23(金) 19:33:05.79 ID:gQBXHCzB0
惚気話

183: 2012/03/23(金) 19:35:02.77 ID:/zmA2oPl0
恒一「ねえ赤沢さん」

赤沢「なにかしら?」

恒一「見崎って可愛いよね」

赤沢「…………………」

赤沢「…………………」

赤沢「…………………」

赤沢「…………………」

赤沢「……え?」

恒一「だから見崎は可愛いよねって話」

赤沢「え? え? なに?」

187: 2012/03/23(金) 19:39:05.70 ID:/zmA2oPl0
恒一「なんていうのかな、小動物的な可愛さと言うか」

赤沢「えっ、ちょっ、なんでいきなり見崎さんの話?」

恒一「最初は無口でミステリアスな子かと思ってたんだけどさ」

赤沢「え? 無視なの? スルーして続けるの?」

恒一「意外とイタズラ好きなところとかドジなところがあって」

赤沢「ねえ聞いてる? ねえ」

恒一「そのギャップが一層見崎の可愛さを引き出してるよね」

赤沢「あの」

恒一「それに以前見崎の家に言ったときにさ」

赤沢「」

191: 2012/03/23(金) 19:42:33.15 ID:/zmA2oPl0
――――十分後


恒一「あと僕前までは巨O派だったんだけど見崎とあってからは小さいのもいいかなって思うようになってきて」

赤沢「ちょっと!! 恒一くん!!」バンッ

恒一「っ!?」ビクッ

赤沢「なに? なんのつもりなの?」

恒一「え……な、なにが? 赤沢さんちょっと涙目になってるけど……」

赤沢「誰のせいよ!?」グスッ

恒一「? 誰のせいなの?」

赤沢「こいつ……!!」ワナワナ

197: 2012/03/23(金) 19:45:24.45 ID:/zmA2oPl0
赤沢「どういうつもりなのよ? いきなり見崎さんの話なんかして」

恒一「え? いや、赤沢さんにも見崎の魅力を知ってもらいたいなって思って」

赤沢「私がいつそんなこと知りたいなんて言ったのよ!?」バンッ

恒一「ひっ」ビクッ

赤沢「もういや……」

恒一「あっ……赤沢さん、取りあえず落ち着いて」

赤沢「……うっ、ぐすっ」

恒一「!?」

恒一(あ、赤沢さんが泣きだしてしまった!)

恒一(どうしよう……そうだ、ここは>>200をして慰めてあげよう)

200: 2012/03/23(金) 19:45:55.81 ID:U3yYF8Se0
ナデナデ

206: 2012/03/23(金) 19:49:19.53 ID:/zmA2oPl0
赤沢「うっ、ぐすっ……うぇええ……」

恒一(とりあえず小さい子にするみたいに頭を撫でてみよう)

恒一「……」ナデ

赤沢「っ!? ふぇ……?」

恒一「……」ナデナデ

赤沢「えっ、なっ、なに……?」

恒一「ごめんね、赤沢さん」ナデナデ

赤沢「な、なにが……」

恒一「僕が赤沢さんが傷つけちゃったみたいで……ホントにごめん」ナデナデ

赤沢「あ……」

209: 2012/03/23(金) 19:52:07.36 ID:/zmA2oPl0
恒一「……泣き止んでくれた?」ナデナデ…

赤沢「あっ……え、ええ」

恒一「じゃあそろそろ」スッ

赤沢「えっ……ま、待って!」

恒一「え?」

赤沢「もう少し……」

恒一「もう少し?」

赤沢「も、もう少しだけ……その、な、撫でて……欲しいんだけど」

恒一「……」

赤沢「……」

恒一「……わかった、もう少しだけね」ナデ

赤沢「んっ……」

215: 2012/03/23(金) 19:54:25.98 ID:/zmA2oPl0
恒一「……」ナデナデ

赤沢「……」

恒一「……」ナデナデ

赤沢「……」

恒一「……もうそろそろいいかな?」ナデナデ

赤沢「……だめ、あとちょっと」

恒一「ええー……」ナデナデ

恒一(なんだかそろそろ嫌な予感がするからやめたいんだけど)

恒一(どうしよう……無理矢理止めるか、このまま続けるか)


>>220 続けるor止める

220: 2012/03/23(金) 19:55:06.71 ID:rrpwn0Qs0
続ける

226: 2012/03/23(金) 19:57:06.36 ID:/zmA2oPl0
恒一(もう少しだけ続けておくか)

恒一「……赤沢さんの髪ってさらさらだね」ナデナデ

赤沢「っ……そ、そうかしら?」

恒一「うん、撫でてて気持ちいいよ」ナデナデ

赤沢「そ、そう……なら良かっ――」


ガチャッ


鳴「ただい……えっ?」

恒一「あっ」ナデナデ

赤沢「えっ?」

229: 2012/03/23(金) 19:59:59.13 ID:/zmA2oPl0
鳴「……」

恒一「……」ナデナデ

鳴「……榊原くん?」

恒一「……や、やあ見崎。トイレ随分長かったね」ナデナデ

鳴「少し家の中で迷ってただけ」

恒一「そうなんだ」ナデナデ

鳴「……それで?」

恒一「えっ?」ナデナデ

鳴「それで、榊原くんはなんで赤沢さんの頭を撫でててるの?」

恒一「あー……これはその、深い訳が」ナデナデ

鳴「取りあえず撫でる手を止めてから話してくれる?」

恒一「あ、はい」ピタッ

赤沢「あっ……」

232: 2012/03/23(金) 20:03:27.20 ID:/zmA2oPl0
鳴「……」ゴゴゴゴ

恒一(うわあ……なんか今までみたことない程冷たい顔してる)

赤沢「……」

鳴「……ほら、早く言い訳してみてくれる?」

恒一「あ、い、いやー……これはその」

恒一(どうする!? 見崎は何故か凄い怒ってるようだ……)

恒一(ここを切り抜けるには……>>240しかない!!)

240: 2012/03/23(金) 20:05:24.49 ID:r6KLCkFU0
腹パン

251: 2012/03/23(金) 20:06:54.05 ID:/zmA2oPl0
恒一「見崎、ちょっとこっち来て」

鳴「……? なんで?」

恒一「いいからちょっとこっち」

鳴「……? うん」スタスタ

恒一「せいっ!!」ドゴォ

鳴「ぐふっ!!?!?」

赤沢「!?」

294: 2012/03/23(金) 20:18:10.99 ID:/zmA2oPl0
恒一「赤沢さん」ブンッ

赤沢「ひっ!?」

恒一「少し静かにしててくれる? 余りうるさくされるとこの振り上げた手が滑っちゃうかもしれないからさ」

赤沢「っ……!!」

恒一「わかった?」

赤沢「……!」コクコク

恒一「そう……よかった、ありがとう赤沢さん」

赤沢「……」ブルブル

恒一(赤沢さん、すっかり怯えきっちゃったな)

恒一(折角だし、ここは赤沢さんに>>300をしてもらおうかな)

300: 2012/03/23(金) 20:19:15.08 ID:PousfBCY0
リスカ

313: 2012/03/23(金) 20:21:29.30 ID:/zmA2oPl0
恒一(女の子の自傷する姿って興奮するよね)

恒一「と言うわけで、はいコレ」スッ

赤沢「えっ……なにこれ? カッター?」

恒一「赤沢さん、それで自分の手首切ってみて?」

赤沢「……え?」

恒一「リストカットしてよ、僕の前で」

赤沢「り、リストカット!? なに言ってるの恒一くん!?」

恒一「ほら早く」

赤沢「ひっ……!」

恒一「ほら――」

赤沢「いやぁああああっ!!」ダッ

恒一「あっ」

318: 2012/03/23(金) 20:24:20.70 ID:/zmA2oPl0
赤沢「に、逃げっ――」

恒一「駄目だよ赤沢さん」ガシッ

赤沢「きゃっ!?」

恒一「どこに行く気?」グイッ

赤沢「い、いたっ……! はっ、放して!」

恒一「逃がさないよ」

赤沢「っ……!! 恒一くん! どういうつもりなの!」

恒一「どういうつもりって?」

赤沢「これはれっきとした犯罪よ!?」

恒一「……」

恒一(流石に自分でリスカさせるのは無理があったか)

恒一(よし、ここは先に>>325をするかな)

325: 2012/03/23(金) 20:25:10.36 ID:0wHjq4ta0
キス

331: 2012/03/23(金) 20:27:49.25 ID:/zmA2oPl0
恒一「赤沢さん」

赤沢「っ……な、なに?」

恒一「ちょっとこっち向いて」

赤沢「はあ? 何をするつも――んんっ!?」

恒一「んっ……」

赤沢「んぐっ……!? んっ、んんーっ!」

恒一「ちゅ、ちゅぱ……れろ」

赤沢「!? んあっ、やっ、め……!」

恒一「れろ、ちゅ……ちゅる」

赤沢「やっ……し、舌が……」

334: 2012/03/23(金) 20:31:45.92 ID:/zmA2oPl0
恒一「ちゅっ、れろ……じゅるる」

赤沢「んぐっ……んっ、んあっ」

恒一「じゅる……れろ、ちゅぱっ」

赤沢「んぐぐっ……や、やめてっ!」ドンッ

恒一「うわっ」ヨロッ

赤沢「一体なんのつもりなの!?」

恒一「なにって……」

赤沢「見崎さんを殴ったかと思えば、……」

赤沢「私にリスカを強要したり……挙句の果てには無理矢理キスするなんて!!」

恒一「……」

赤沢「異常だわ……あなた異常よ!」

赤沢「この――――人格破綻者!!!!!」

恒一「!!」

337: 2012/03/23(金) 20:33:27.71 ID:gE3z1KrZ0
さすがのイケメンにもこれは難しかったか

338: 2012/03/23(金) 20:33:58.35 ID:/zmA2oPl0
恒一「……」

恒一「そうか……僕は人格破綻者だったのか」




その後僕はシェフが呼んでいたパトカーに連れて行かれた

そしてその後精神に異常が見つかり精神病院に収容された

余り好き勝手やるとこんなことになるんだね、いい勉強になったよ





――――BAD END

引用: 恒一「見崎とイチャつきたい」