54: 2013/08/07(水) 02:29:02.60 ID:PYkv6ttd0


前回:モバP「好きな子ほどいじめたくなりますよね」3日目

 ドア「がちゃ」

ちひろ「……おはようございます、今日はいい天気ですね」

>>56

56: 2013/08/07(水) 02:38:35.90 ID:2pIXY3CSo
ケイト

57: 2013/08/07(水) 02:52:21.83 ID:PYkv6ttd0

ケイト「ハァイ!ちひろ」

ちひろ「ハァイ、ケイトとケイトPさん」

ケイトP「おはよう、ちひろ君」

ケイト「ところでちひろ?今日の天気は曇りデス?」

ちひろ「あー、まぁ日本人は話題が無い時に天気の話をしたがる人種なの」

ケイト「フゥン?そういうものデス?」

P「強ち間違ってもいないが……ちひろ君、何かあったのかい?」

ちひろ「察して下さい」

P「あー……月のモノか、私は比較的軽い方だから何とも言えないが……その、お大事に」

ケイト「……プロデューサーは変なところで男っぽいネ」

ちひろ「……わかるわ」


アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(9) (電撃コミックスEX)

59: 2013/08/07(水) 03:00:51.04 ID:PYkv6ttd0

P「男っぽいとは何だ、男っぽいとは」

ちひろ「ウチの中でヅカ系女子と言われて思い付くアイドルは誰ですか?」

P「……あい君と真奈美君、だな」

ケイト「プロデューサーは二人よりもツケメンだと思うネ!」

ちひろ「……ケイト、イケメンイケメン」

ケイト「Oh!アイムソーリー」

P「正す部分が間違っていると思うのは私だけだろうか?」

ちひろ「でもホント、Pさんってそこらの男より格好良いですよね……言い寄られたら女性ってこと忘れちゃいそう」

P「やめてくれ!学生の頃、この見てくれと言動のおかげで危うく道を誤るところだったんだぞ!?」

ケイト「?」

ちひろ「……押しに弱い、っと」

P「ちひろ君!?」

61: 2013/08/07(水) 03:07:00.72 ID:PYkv6ttd0

ちひろ「という夢を見たんですよ」

P「度し難いよ、全く」

ちひろ「でもその喋り方だとあいさんとか真奈美さんとかヅカ系女子とかそういう人が遣うような喋り方じゃないですか?」

ケイト「私、日本の文化そこまで詳しくないけど、プロデューサーの喋り方嫌いじゃないヨ?」

P「ケイト……ありがとう」

62: 2013/08/07(水) 03:18:39.10 ID:PYkv6ttd0

P「別にいいだろう?私がどんな喋り方であろうと、それがケイトのプロデュースに影響を及ぼしているわけでも無し」

ケイト「プロデューサー、お芝居とかしないデス?」

ちひろ「あーね」

P「む、どういうことだ?」

ケイト「この前、お仕事終わった後にスタッフから『ケイトちゃんのとこのプロデューサーさんって貴族の役とか似合いそうだよねー、口調的に』って」

P「……自分で言うのも難だが、私は大根だぞ?」

ケイト「ダイコン?」

ちひろ「嗚呼、a hamってことよ」

ケイト「I see!プロデューサーは演技が下手なのネ!」

P「ぐっ、口に出して言われると込み上げるものがあるが……嗚呼、そうだ」

ちひろ「一々台詞めいた喋り方だから、割と簡単にこなせそうな気もしますけどねー」

ケイト「私もそう思うヨ」

P「……無理なものは無理だよ、私はプロデューサーであってアクターではないからね」

64: 2013/08/07(水) 03:32:03.36 ID:PYkv6ttd0

ちひろ「さてと、仕事仕事」

P「急にどうしたんだ、ちひろ君」

ちひろ「いやだって私さっきまで仕事してましたので」

ケイト「事務員は大変ネ……ちひろ、頑張って!」

P「……仕事熱心なのは構わないが、ことある毎にドリンク販促するのは如何なものだろうか?」

ケイト「プロデューサー?」

P「嗚呼、すまない」

65: 2013/08/07(水) 03:41:58.74 ID:PYkv6ttd0

ケイト「プロデューサー、私、アキバハラに行ってみたいデス!」

P「藪から棒だね、いきなりどうしたんだ」

ケイト「ン!」

P「雑誌を広げてどうし……なに?ニンジャ、スシ、ゲOシャの時代はもう終わった?今はヲタク、メイド、ボカロの時代だ?」

ケイト「私、気になるデス!」

P「何だこれは」

ケイト「日本のカルチャー雑誌ネ」

P「……まぁ強ち間違っているとも思えんが」

ケイト「Really!?」

P「ヲタク、と総称しているが、日本はサブカルチャーが日本人特有の1から10を生み出すその技術力を手に入れたことにより、世界レベルの文化として成り立っているわけで」

ケイト「プロデューサー、私、むつかしい日本語苦手デス」

P「すまない、要するに……一度体験した方がわかりやすいだろう」

88: 2013/08/07(水) 16:46:06.46 ID:6tOhio7g0

ケイト「これは……メイド服デス?」

P「前にそういう仕事のオファーが来てただろう?その時の衣装の予備だが」

ケイト「ワォ!プロデューサー、コレ、私が着てもいいんでしょ?」

P「ん、まぁそうだが……ケイトはこういう衣装を着るのに、抵抗や羞恥心は無いのか?」

ケイト「んー、日本の文化を体験する手段がたまたまこれだっただけネ!私、この衣装可愛いと思うヨ?」

P「……そうか、ケイトがそう言うなら構わないが……」

ケイト「じゃあ着替えてくるヨ!」

89: 2013/08/07(水) 16:55:14.95 ID:6tOhio7g0

ケイト「プロデューサー!ドウ?似合ってる?」

P「…………」

ケイト「プロデューサー?」

P「可愛い、是非我が家に仕えて欲しい」

ケイト「!?」

P「ケイト」

ケイト「な、なに?プロデューサー?目が怖いヨ?」

P「お帰りなさいませ、旦那様、と言ってくれ」

ケイト「お、オーケーデス……お、お帰りなさいマセ、旦那……様?」

P「」

154: 2013/08/14(水) 00:11:58.27 ID:jXLWG2zD0


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ケイト「…………」

P「思った以上に破壊力がぱないの」

ちひろ「なんか本当にお屋敷仕えてそうな感じですね」

P「あぁん?何俺のケイトdisってるの?何?ケイトが卑しい身分だとか言いたいの?」

ちひろ「いやほらこういう感じのメイドさんってよくいるじゃないですか」

P「わかる、白人だから作りははっきりしているけど、イギリス系薄幸の美少女的な」

ケイト(……プロデューサーとチヒロにひたすら写真を撮られてるネ……恥ずかしいヨ……)

P「ケイト!ケイト!ご主人様って呼んでくれ!!」

ちひろ「あ、私もお嬢様って言ってほしい!」

P「いやちひろさんがお嬢様は無いわ」

ちひろ「お?」

ケイト「プロデューサーもチヒロも大人っぽく無いネ!は、恥ずかしいけど……それくらい、呼んであげるデス」

P(俯いてもじもじするケイトかわいい)

ちひろ(もっとこうオッケー!的な感じでホイホイ着るかと思ったら、ケイトちゃんてば結構物怖じするのね)

ケイト(うぅ~……見るのと着るのとだと、だいぶ違うヨォ……)

155: 2013/08/14(水) 00:18:26.10 ID:jXLWG2zD0

P「俺は既に気付いていたけど、ケイトはどっちかっていうと頼子とか文香みたいなタイプなんだろうな」

ちひろ「外国人はフランクだって言いますけど、やっぱり性格的なものは万国共通ですね」

ケイト「……衣装だと思えば……うぅ、やっぱり恥ずかしいヨ……」

P「そんなケイトには羞恥心メーターを振り切らせるいいものをあげよう」

ケイト「ン?ぷ、プロデューサー?私の頭に何を……カチュー、シャ?」

156: 2013/08/14(水) 00:27:48.04 ID:jXLWG2zD0

ちひろ(あっ……)

P「鏡、見てみ?」

ケイト「What……ッ!?」

P「おかえりニャさいませ、ご主人様」

ケイト「…………」

P「Repeat after me?」

ケイト「……お」

P「お?」

ケイト「おかえり……ニャさいませ、ご主人、様……?」

P「ケイトにゃんかわいい」

ケイト「にゃ!?」

P「かわいい」

ケイト「……うぅ~」

ちひろ「はぁ……仕事しよ」

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前川みく「えっ!?普通このパターンだとみくの出番があるでしょ!!」

高峯のあ「みく、にゃにを言っているの?」

アナスタシア「にゃー」



モバP「好きな子ほどいじめたくなりますよね」最終日

引用: モバP「好きな子ほどいじめたくなりますよね」