1: 2012/03/24(土) 12:54:34.08 ID:HIHNxQbj0
小椋「榊原くん、こっちよぉ~♪」

榊原「あははっ、待て待て~♪」

小椋「ほらっ、あたしをつかまえてごらんなさい♪」バシャバシャ

榊原「このぉ~♪」バシャバシャ

榊原「つかまえたぞぉ♪」

小椋「キャッ☆」

ザッパーン…


小椋「(ガバッ) ハッ…夢…!?」

小椋「ん…この感触……」

小椋「oh……おねしょ…」

5: 2012/03/24(土) 13:05:03.85 ID:HIHNxQbj0
みなさん、こんにちは!

あたしの名前は小椋由美!

ちょっと内気でとってもキュートな女の子!

好きな映画は仁義なき戦い、県警察対組織暴力、男たちの挽歌、

ゴッドファーザー3部作、グッドフェローズ、あとアンタッチャブルなんかも好きかなぁ☆

あたしには今、すっごく好きな男の子がいるのっ。

え?誰かって?

そ、そんなの恥ずかしくて言えないよぉ!

その人は榊原きゅんって言うんだけど、東京から来た転校生で超カッコイイの!

この物語は、

そんな榊原きゅんとあたしのラブロマンスです!

7: 2012/03/24(土) 13:10:06.73 ID:HIHNxQbj0
小椋「…ちくしょう……またやっちまった…。クソッ」

小椋「クソババアにバレたら怒られちまうじゃねぇか…」

小椋「とりあえず隠蔽工作だ!」

小椋「シーツを急いで庭に埋めよう!」


小椋「よいしょ、よいしょ」ザクッザクッ

小椋「へへっ、ちょろいちょろい」ザクッザクッ

小椋母「…何してんのアンタ」

小椋「ひっ…」

8: 2012/03/24(土) 13:16:51.89 ID:HIHNxQbj0
小椋「ち、違うのママ!これには深い訳が…!」

小椋母「何がどう違うって言うの!このバカ娘!!」

小椋「ひっ…」

小椋母「中学3年にもなってまたオネショなんかして!」

小椋「うう…」

小椋母「オネショはまだ良いとしても、何ですぐにそれを隠そうとするの!!」

小椋「ご、ごめんなさい……。えーんえーん」

小椋母「ったく…早くそのシーツ洗濯機に入れなさい。洗っておいてあげるから」

小椋「はいママ」



小椋「…あー、ウゼぇ。まさか見つかるとは思わなかったぜ」

小椋「ったくうるせぇクソババアがよー」

10: 2012/03/24(土) 13:26:34.16 ID:HIHNxQbj0
小椋「あーイライラするわー」

小椋「こんな時には……ふふっ♪」

ガサゴソ

小椋「じゃーんっ!榊原きゅんのプロマイド♪」


そう、あたしは机の引き出しの中に榊原きゅんの写真を入れている。

無性にムシャクシャする日は、この写真を見てこの乙女心を落ち着かせているのだ。


小椋「榊原きゅん、ちゅっちゅっ!ちゅっちゅっ!」チュッチュッ


あたしはよく、榊原きゅんの写真にキスをする。

頬擦りもするし、舐めたりもする。


小椋「……はぁ。本物の榊原きゅんとちゅっちゅっしたい…」

14: 2012/03/24(土) 13:38:46.44 ID:HIHNxQbj0
~学校・下駄箱~

小椋(はぁ…朝からとんだ失態をしてしまった…)トボトボ

綾野「由美ぃ、おっはよー!」

小椋「ん?ああ、何だ彩か」

綾野「何だ彩かって…今日はご機嫌ななめなのかな?」

小椋「…まあね」


榊原「…」

小椋(さ、榊原きゅん!!!!)

小椋(朝から榊原きゅんに会えるなんて超ラッキー☆)

16: 2012/03/24(土) 13:44:29.82 ID:HIHNxQbj0
見崎「おはよう、榊原くん」

榊原「あっ、おはよう見崎」


小椋「…」



彼には、仲の良い女がいる。

同じクラスの見崎鳴だ。

正直、ツライ。

榊原くんと見崎鳴が仲良く話しているところを見ると、胸がはちきれそうになる。

見崎鳴が、頃してやりたいほど憎い。

私はまだまともに会話すらしたことが無いのに。


榊原くんが好きすぎて、


ツライ。

19: 2012/03/24(土) 13:51:40.20 ID:HIHNxQbj0
久保寺「で、あるからして…」

小椋「…」グゥー

小椋(腹減ったなぁ…)

小椋(…食うか)ガサゴソ

米村「…?」

小椋「よし、今日はケンタッキー♪」

米村(何かいい匂いがすると思ってたら…)

小椋「~♪」

米村(うまそうだなぁ)ゴクッ

小椋「…何見とんじゃワレ」

米村(ひっ)サッ

小椋「あ、松子」クルッ

有田「な、何?」

小椋「あたし衣のついた皮しか食べないタイプだから、あんたに肉あげるわ」

有田「え…」(渡されても…)

21: 2012/03/24(土) 13:58:10.71 ID:HIHNxQbj0
小椋「んー、この衣が美味しいのよねー♪」モグモグ

久保寺「…小椋さん。何をしているんですか?」

小椋「何ってメシ食ってるに決まってんだろ。見てわからねーのか雑魚」

久保寺「…今は授業中ですよ?」

小椋「知ってる」モグモグ

小椋「あー、美味しかった」フキフキ

米村「ちょっと、僕の制服で手拭かないでよ」

26: 2012/03/24(土) 14:03:38.16 ID:HIHNxQbj0
榊原「あのさぁ…小椋さんって怖いよね」ヒソヒソ

望月「うん…ちょっとね」ヒソヒソ

王子「噂によると、親がヤクザらしいよ」ヒソヒソ

榊原「顔は可愛いのにね…態度が悪いのは残念だ」ヒソヒソ

小椋「!?」

小椋「す、すみませんでした先生…」

久保寺「え…?」

小椋「私ってば、お腹が空いちゃったもんだからつい…」

小椋「米村くんもごめんね、今制服ハンカチで拭くからね」フキフキ

米村「え」

36: 2012/03/24(土) 14:27:50.44 ID:HIHNxQbj0
見崎「榊原くん、屋上で食べましょう」

榊原「うん、いいよ!」

小椋「…」ギリッ

小椋(落ち着け、落ち着くのよ由美!)

小椋(マイケル・コルレオーネも言ってたじゃない。敵を憎むな…判断が鈍る…!)


小椋「今はまだ耐えなきゃ…!」

53: 2012/03/24(土) 15:00:47.50 ID:HIHNxQbj0
小椋「ハァ…胸が苦しい…」

有田「どしたの?元気ないね?」

小椋「あたしは恋する乙女だからね…」

有田「え?誰か好きな人でもできたの?」

小椋「よく分かったわね」

有田(いやだって恋する乙女とか言うから…)

小椋「いいわ。そんなに聞きたいなら教えてあげる」

有田(何も聞いてないんですけど…)

55: 2012/03/24(土) 15:08:05.81 ID:HIHNxQbj0
小椋「あたしの好きな人…それは、榊原くんよ」

有田「知ってるよ」

小椋「んなっ…何で知ってんのよ!」

有田「そりゃ、さっきの反応とか見れば一目瞭然だよ」

小椋「えっ、も、もしかして榊原きゅんにもバレてるかな…」

小椋「ねーねー!どう思う?」オロオロ

有田「へ、平気だと思うよ?…榊原くん鈍感だし」

小椋「何で鈍感だって言いきれるのよ!」ガタッ

有田「落ち着いてよ…」


有田(…だって、私の気持ちにも全然気付いてくれないし。榊原くん)

72: 2012/03/24(土) 15:55:22.24 ID:HIHNxQbj0
多々良「ネコパンチ……」

有田「…へ?」

多々良「いえ何でも」

75: 2012/03/24(土) 16:01:17.77 ID:HIHNxQbj0
小椋「…そう言えば、榊原くんって帰宅部なのよね」

有田「みたいだね」

小椋(そうだ…榊原くんを演劇部に取り込もう!)

小椋「…フッ」ニヤリ

有田(あ、また何か企んでるなこの子)

77: 2012/03/24(土) 16:05:22.91 ID:HIHNxQbj0
~放課後~

勅使河原「サカキ、一緒に帰らね?」

榊原「うん」

小椋「…」

榊原「…何?小椋さん…」

小椋「榊原くん、ここに入部届があります」

榊原「へ?」

小椋「あと、ここにボールペンがあります」

榊原「う、うん。あるね…」

小椋「じゃあ、書いて」

榊原「え?」

78: 2012/03/24(土) 16:11:10.76 ID:HIHNxQbj0
榊原(何か言われるがままに演劇部に入部させられてしまった…)

赤沢「あら恒一くん。どうしたの?」

小椋「榊原くんも演劇部に入ったの!」

綾野「えっ!本当に!?」

榊原「まあ、成り行きでね」

千曳「うむ…榊原くんなら顔立ちも良いし、主役向きだねぇ」

榊原「えっ、いきなり主役ですか?」

千曳「まだ決まりじゃないけどねぇ」

81: 2012/03/24(土) 16:21:34.74 ID:HIHNxQbj0
千曳「とりあえず、練習がてらシンデレラやってみるよぉ」

榊原「シンデレラ…ですか?」

赤沢「なら、私がシンデレラで決まりですね」

綾野「泉美は意地悪な姉の方が似合ってるよ」

赤沢「ちょっと、それどういう意味よ!」

小椋「シンデレラはあたしですよね、先生っ!」

千曳「由美ちゃんは魔女をやってもらうよ」

小椋「あ?」

千曳「シンデレラは私だよぉ」

87: 2012/03/24(土) 16:29:11.18 ID:HIHNxQbj0
千曳「それでは始めっ!」パンッ


千曳「はぁ…私の名前はシンデレラよん。いつも意地悪な姉たちにこき使われてのん」

赤沢「ちょっとシンデレラ。まだ埃残ってるじゃない!」

綾野「そうよそうよ!」

榊原「ほんと、やーよねー」(←王子様と姉3の2役)

千曳「ああんっ!蹴らないでくださいましぃ」ビクビクッ

ガタンッ バシャッ

赤沢「あっ、ごめんなさぁーい。バケツ蹴っちゃったぁ」

綾野「ちゃんと拭いておくのよシンデレラ」

榊原「おーほっほっほっ」


小椋(やだ…榊原きゅんちゅてき//)

88: 2012/03/24(土) 16:33:54.75 ID:HIHNxQbj0
綾野「お姉さま、今度お城で舞踏会があるらしいですわよ」

赤沢「あら、それは行かなきゃ駄目ね」

榊原「行くっきゃないわねでございますザマス!」

千曳「私も行ってみたいわーん」

綾野「アンタは駄目よシンデレラ!」

赤沢「そうよ。シンデレラみたいな汚い娘が行くところじゃないわ」

榊原「シンデレラはお留守番していやがれザマス」

千曳「そ、そんなぁ…シンデレラ悔しいっ!」

小椋(キモ…)

90: 2012/03/24(土) 16:38:09.82 ID:HIHNxQbj0
榊原「どうだったかな、僕の演技」

綾野「う、うん」

千曳「お、おう」

赤沢「ま、まあ…うん」

榊原「え…もしかして下手だった?」

小椋「そんな事ないよ!!」

榊原「小椋さん…?」

93: 2012/03/24(土) 16:44:59.76 ID:HIHNxQbj0
小椋「とっても上手だったよ☆榊原くんっ」

榊原「そ、そう?//」

小椋「オグデミー賞最優秀主演男優賞受賞だよ!」

榊原「よしてよ//」

千曳「まてまて、今の主演男優は私だろう?」

小椋「さーてと、帰ろうぜ!」

95: 2012/03/24(土) 16:51:45.12 ID:HIHNxQbj0
こうしてあたしは、榊原くんを演劇部に入部させた。

一緒にいる時間が増えて、幸せだった。

でも、

近くにいるのに、なぜか遠く感じていた。

あたしと榊原くんの間に、まるで深い溝があるように・・・。


榊原くんは、いつも笑顔を向けてくれた。

でも、それはきっと表面上の作り笑い。



彼の優しさが、痛かった。

97: 2012/03/24(土) 16:58:31.57 ID:HIHNxQbj0
川堀と辻井

という男たちをご存知だろうか。

そう、彼らは兄弟のように仲の良いガチホ〇であり、あたしの舎弟である。

ゴッドファーザーで言えばソニーとフレドのようなものだ。

そして榊原きゅんがマイケルなら、

あたしはケイ・アダムスなのだろう。


そんな舎弟の二人に、あたしはある指令を出した。

榊原きゅんの家に盗撮カメラを忍ばせさせたのだ。

これで榊原きゅんの私生活見放題・・・

きゃはっ☆ 由美ったら悪い子ッ

101: 2012/03/24(土) 17:05:30.48 ID:HIHNxQbj0
小椋「さてさて~今日の榊原きゅんは何してるのかなぁ~?」


榊原『…』

小椋「あっ、読書してる。きゃわいい~//」

榊原『…んー。やっぱキングは最高だなぁ。』

榊原『特にこのキャリーは何度読んでも飽きないな』

小椋「へぇ…キャリーか…」メモメモ

102: 2012/03/24(土) 17:09:04.31 ID:HIHNxQbj0
~翌日・教室~

小椋「ねえ、松子」クルッ

有田「ん?」

小椋「キャリーっていう小説、知ってる?」チラッ


榊原「!」ピクッ


有田「キャリー?うーん…タイトルだけなら聞いたことあるけど」

小椋「えぇー!あんなに面白い小説読んでないのー!?」

有田「う、うん。そんなに面白いの?」

小椋「そりゃもう、超面白いわよ!!」チラッ


榊原「…」ウズウズ

104: 2012/03/24(土) 17:12:39.49 ID:HIHNxQbj0
小椋(ウズウズしてる…かっわいい//)

小椋「主人公のキャリーが、すっごく可哀相なのよ。ホラーなのに哀愁が漂ってるの!」

有田「へー」


榊原「…」ウズウズ


小椋(我慢しなくてもいいのよ…榊原きゅん…)

小椋(ほら、こっちに来なさい…カモンッ、カモン!)


榊原「…」ガタッ

107: 2012/03/24(土) 17:17:20.26 ID:HIHNxQbj0
榊原「…」ツカツカ

小椋(来た!)

榊原「お、小椋さん」

小椋「ふぇ?な、なぁに?」

榊原「実は…僕も好きなんだ、キャリー」

小椋「えぇっ!?そうなのぉ!?」カチッ

榊原「ん…?何だ?今の音…」

有田「さあ?」

小椋(ぐふふっ…録音完了。今夜は楽しめそうね…)

109: 2012/03/24(土) 17:23:03.65 ID:HIHNxQbj0
榊原「小椋さんもキング好きなの?」

小椋「ううん、キング先生は初めて読んだのっ」

榊原「そうなんだ」

小椋「でね、あまりに面白いから昨日2回も読んじゃった♪」

榊原「わかるよ、その気持ち!」

小椋「パーティーで豚の血を浴びせられる所とか、最初は怖かったけど2回目は泣きそうになったわ」

榊原「うんうん。小椋さん、今度他のキング作品貸してあげるよ」

小椋「えぇっ!い、いいのぉ?」

榊原「もちろんだよ」ニコッ

小椋「ゆ、由美嬉しい!//」

112: 2012/03/24(土) 17:28:24.29 ID:HIHNxQbj0
小椋「今日は榊原きゅんといっぱいお喋りしちゃった…//」

小椋「…あっ、そうだ!」ゴソゴソ

小椋「ふふっ」カチッ

榊原『僕も好きなんだ』

小椋「ふぁぁ//」カチッ

榊原『僕も好きなんだ』

小椋「そ、そんな//」テレテレ

小椋「あたし…榊原くんが好きなの!」カチッ

榊原『僕も好きなんだ』

小椋「やはぁ//」ゴロゴロ 枕ギューッ

小椋「んもー!榊原きゅん、ちゅっちゅっ!」マクラニチュッチュッ

114: 2012/03/24(土) 17:33:54.96 ID:HIHNxQbj0
小椋「ハッ。そうだ今日の榊原きゅんチェックしなきゃ!」

小椋「ふふっ。何してるのかなぁ?」ワクワク



榊原『暇だなー』ゴロゴロ


小椋「やっだぁぁぁぁぁ// 榊原きゅんごろごろしてるぅぅぅ// きゅわわっ//」

117: 2012/03/24(土) 17:46:28.35 ID:HIHNxQbj0
榊原『暇だ暇だー』ゴロゴロ

ガツンッ

榊原『いっつぅ~!柱に頭ぶつけたっ!』


小椋「んもぉぉぉ!かわいぃぃぃ!!//」ジタバタ ジタバタ


榊原『あ、そうだ。お風呂に入らなきゃ』


小椋「!?」

小椋「か、カメラ切り替えなきゃ!」

119: 2012/03/24(土) 17:50:31.84 ID:HIHNxQbj0
小椋「えーと…どれだっけ…えっとえっとぉ」オロオロ



小椋「兄貴ぃ!!」バガーン

敦志「なんじゃい」カタカタ

小椋「カメラの切り替えどうやるんだっけ?」

敦志「えー?お前の部屋に機器設置した時に説明したろー?」カタカタ

小椋「いいから早く切り替えてよタコ!」

敦志「んもー」

122: 2012/03/24(土) 17:57:06.37 ID:HIHNxQbj0
敦志「ほら、ここに1から9までの番号がふってあるボタンがあるだろ?」

小椋「おう」

敦志「風呂場は7番。わかったか?」

小椋「オッケー。じゃあもう部屋に戻っていいよ」ポチッ

敦志「お、この子が榊原きゅん?なかなかのイケメンじゃんか」

小椋「いいからさっさと出てけよ!」

敦志「おー。盗撮もほどほどになー」

124: 2012/03/24(土) 18:04:04.17 ID:HIHNxQbj0
榊原『…』ヌギヌギ


小椋「oh…パンツ一丁…!」


榊原『あ、今日は何にしようかなぁ。登別にしようか、それとも別府に…』


小椋「いいから!いいから早く脱ぐんだ榊原きゅん!!」


榊原『別府にしておこう』ヌギッ


小椋「うおっしゃあああああああ!!見たぞおおおおおお!!」

小椋「おぉう…ほぉわぁ…//」ハァハァ

小椋「これが…これが…こういちんぽ//」ハァハァ

128: 2012/03/24(土) 18:11:41.23 ID:HIHNxQbj0
榊原『~♪』ゴシゴシ


小椋「へぇ…榊原きゅんは右腕から洗うタイプかぁ」メモメモ

小椋「んん~。良く見えないわね」

小椋「あっ、ズーム機能も搭載してたんだった!」カチカチカチッ

小椋「フォォォォォォォォォ!!」ガタッ

小椋「ふへへ…しゃぶりたい…」


榊原『ふぅ。いい湯だぁ』

131: 2012/03/24(土) 18:18:59.37 ID:HIHNxQbj0
怜子『恒一くん、冷凍庫の中にアイス買ってあるわよ』

榊原『本当ですか?』

榊原『あっ!チョコミントだ!やったぁ!』


小椋「やだ…私と好み一緒//」


榊原『んー冷たくって美味しい』


小椋「ああっ、スプーンになりたい…!」

小椋「そしたら榊原きゅんにしゃぶってもらえる…//」

134: 2012/03/24(土) 18:25:11.01 ID:HIHNxQbj0
榊原『よし、宿題終わった』


小椋「まあっ!いい子いい子♪」ナデナデ

小椋「わわっ、画面が指紋で汚れちゃった」フキフキ


榊原『…』

榊原『……』ガラッ


小椋「? トイレかな?」

小椋「カメラは…えっと3番だよね」ポチッ

小椋「あれ?トイレじゃない…?」

137: 2012/03/24(土) 18:32:35.72 ID:HIHNxQbj0
小椋「どこだろ…榊原きゅん…どこぉ?」オロオロ

小椋「んーと」ポチッ ポチッ ポチッ

小椋「あ!みーつけたっ♪なんだぁリビングにいたのかぁ」

榊原『…』

小椋「んもぉ!心配したんだからねっ!」プンプンッ


榊原『…』ピッ ウィーン


小椋「ビデオでも見るのかな?何見るんだろ?」

140: 2012/03/24(土) 18:38:12.49 ID:HIHNxQbj0
榊原『勅使河原には感謝しなきゃな…』


小椋「勅使河原?借りたのかな?」


アッ アアーン イクゥーッ

小椋「えっ」

小椋「ちょ、これって…まさか……えぇ!?」

小椋「AVってやつ…?」


榊原『いいねぇ』


146: 2012/03/24(土) 18:51:24.92 ID:HIHNxQbj0
榊原『さぁて、寝るかぁ』


小椋「ふふっ。おやすみ、榊原きゅん」チュッ

小椋「榊原きゅんの寝顔かわいいなぁ//」ジーッ

小椋「……ん?」

小椋「今、押入れが少し開いたような…」

小椋「…ズームしてみよ」カチカチカチッ


有田『…』



小椋「!!!!?」

158: 2012/03/24(土) 19:12:46.25 ID:HIHNxQbj0
有田『…』

小椋「な、何してんのよあの子…」

有田『…』

小椋「人の家に勝手に侵入するとか、立派な犯罪じゃない…」

有田『…』

小椋「人間、欲に溺れると何をしでかすか分からないわね…」

有田『…』


有田『…』チラッ


小椋「え…こっち見てる…?」



有田『…』ニヤッ

165: 2012/03/24(土) 19:17:08.40 ID:HIHNxQbj0
小椋「な、何なの…?まさかバレてる…?」


スーッ

有田『…』

小椋「押入れから出て来た…何するつもりなの?」

有田『…』チラッ ニヤッ

小椋「!?」


榊原『zzz』

有田『…』

167: 2012/03/24(土) 19:20:46.84 ID:HIHNxQbj0
有田『あなたの彼女は有田さん』

有田『あなたの彼女は有田さん』

有田『あなたの彼女は有田さん』

有田『あなたの彼女は有田さん』

有田『あなたの彼女は有田さん』


小椋「な、何囁いてのこの子…バカなの?氏ぬの?」


榊原『うーん…』ムニャムニャ

榊原『僕の彼女は有田さん』ムニャムニャ


小椋「!?!?!?」

170: 2012/03/24(土) 19:26:00.74 ID:HIHNxQbj0
有田『ふふっ。そうよ、あなたの彼女はワタシよ』

榊原『僕の彼女は…有田さん…』ムニャ


小椋「な、なんて卑劣な女なの!?」

小椋「ふんっ…たかが夢の中の話よね…寂しい女ね」

174: 2012/03/24(土) 19:34:31.65 ID:HIHNxQbj0
有田『ふふっ』チラッ


小椋「にゃろぉぉぉ!!」ギリギリッ


有田『あなたが好きなのは有田さん』

榊原『僕が好きなのは有田さん』ムニャ

有田『そうよ。うふっ』

榊原『僕が好きなのは…有田…さん…?』ムニャ

有田『そうそうっ』

榊原『…違う』ムニャ

有田『えっ』

榊原『僕が好きなのは…』

榊原『小椋さん』ムニャ


小椋「えっ」

183: 2012/03/24(土) 19:40:46.71 ID:HIHNxQbj0
有田『ち、違うでしょ榊原くん!』

有田『あなたが好きなのは有田さん!』

榊原『小椋さぁん…好きだぁ』ムニャ


小椋「えっ…えっ?えっ?」

小椋「よ…」

小椋「よっしゃあああああああああああああああ!!!!」


榊原『う~ん……ん?』

パリーンッ

榊原『なんだ?窓が割れてるぞ??』

185: 2012/03/24(土) 19:45:32.07 ID:HIHNxQbj0
怜子『何、今の音!?』

榊原『あ、怜子さん、窓が…』

怜子『…恒一くん、これは一体どういう事!?』

榊原『えっ』

怜子『怒りを物にぶつける年頃なのは分かるけど、こんな事しちゃ駄目でしょ!』

榊原『ぼ、僕はやってませんよ!』



小椋「ふふっ…榊原きゅん。今、会いにゆきます!!」

190: 2012/03/24(土) 19:50:12.57 ID:HIHNxQbj0
怜子「明日の晩ご飯は抜きです!」

榊原「そ、そんなぁ!」

ガラッ

小椋「こんばんは、叔母様。それに榊原くん//」

怜子「へ?」

榊原「お、おおおお小椋さん!?//」

196: 2012/03/24(土) 19:58:32.88 ID:HIHNxQbj0
小椋「榊原くん…あたしの手をとって//」

榊原「え…う、うん」

小椋「叔母様、これ窓の修理代です」ドサッ

怜子「わっ…札束…」

榊原「小椋さん…もしかして…僕と羽ばたいてくれるの?」

小椋「もちろん!」

榊原「僕たち」

小椋「あたしたちは」

榊原 小椋「飛び立ちます!!」



敦志「今日は夜空が綺麗だ…外の景色も久しぶりに見るなぁ」

キラン☆

敦志「ん?あれは……。ふふっ…そうか、由美のやつ…」

敦志「達者でな…。妹を頼むぞ、榊原きゅん」



199: 2012/03/24(土) 20:00:49.45 ID:HIHNxQbj0
小椋さんは計5回。もう封印するか…

209: 2012/03/24(土) 20:05:28.90 ID:HIHNxQbj0
昨晩のバトロワss見てたら、感化されてまた小椋√書いてしまった。反省してる
幽霊になった綾野ちゃんが恒一くんにちょっかい出すssとか書いてみたい

213: 2012/03/24(土) 20:08:10.40 ID:HIHNxQbj0
バトロワssは面白かった

引用: 小椋「榊原くんが好きすぎてツライ…」