1: 2024/08/31(土) 23:22:53.737 ID:B7qfQLUU0.net
居間の机の上
そこには一羽の黒いうさぎがいた。
ずんだもん「これはなんなのだ?ずん子?」
ずん子「わかりません。空から降ってきたんですが何故か飼育しないといけない気がしました」
ずん子「名前は……そうですね。“あんこ”にしましょう」
きりたん「ずん姉様。なんか王冠被ってますしどっかのペットじゃ…」
きりたんの言葉が終わる前に“あんこ”はきりたんの顔面に飛び掛った。
それはさながらエイリアンのフェイスハガーのようであった。
きりたん「~~~~~」
あんこ「・・・」
きりたんは顔面にへばりつく“あんこ”を必氏に引き剥がそうとするが、“あんこ”はビクともしなかった。
そこには一羽の黒いうさぎがいた。
ずんだもん「これはなんなのだ?ずん子?」
ずん子「わかりません。空から降ってきたんですが何故か飼育しないといけない気がしました」
ずん子「名前は……そうですね。“あんこ”にしましょう」
きりたん「ずん姉様。なんか王冠被ってますしどっかのペットじゃ…」
きりたんの言葉が終わる前に“あんこ”はきりたんの顔面に飛び掛った。
それはさながらエイリアンのフェイスハガーのようであった。
きりたん「~~~~~」
あんこ「・・・」
きりたんは顔面にへばりつく“あんこ”を必氏に引き剥がそうとするが、“あんこ”はビクともしなかった。
2: 2024/08/31(土) 23:25:50.611 ID:B7qfQLUU0.net
ずんだもん「ずん子。助けなくていいのだ?」
ずん子「ずいぶんときりたんが気に入ったみたいですね。それにきりたんもあんなに嬉しそうにして」
ずん子「その子の小屋が出来るまできりたんの部屋で飼いましょう」
ずん子は笑顔で倒れて動かなくなったきりたんに向かいそう言った。
ずんだもんは“あんこ”が若干痙攣しているように見えたが、何も見なかったことにした。
この家ではずん子が絶対だからである。
ずん子「ずいぶんときりたんが気に入ったみたいですね。それにきりたんもあんなに嬉しそうにして」
ずん子「その子の小屋が出来るまできりたんの部屋で飼いましょう」
ずん子は笑顔で倒れて動かなくなったきりたんに向かいそう言った。
ずんだもんは“あんこ”が若干痙攣しているように見えたが、何も見なかったことにした。
この家ではずん子が絶対だからである。
7: 2024/08/31(土) 23:31:08.410 ID:B7qfQLUU0.net
ずん子「“あんこ”。ご飯ですよ」
そう言いながらずん子は“あんこ”の前にずんだ餅を置く
きりたん「姉様。ウサギにこれは」
きりたんが言い終わるより先に“あんこ”は置かれたずんだ餅にガッツキ出す
きりたんの顔から剥がした後は、ずっとまるで置物のように動かなかったのに。
そして瞬く間にずんだ餅を平らげてしまった。
ずんだもん「やめるのだ。これは僕のなのだ」
そしてそれだけでは足りなかったのか、“あんこ”はずんだもんのずんだ餅
さらには頭の枝豆も貪り食らってしまった
残念。ずんだもんの冒険はここで終わってしまった。
そう言いながらずん子は“あんこ”の前にずんだ餅を置く
きりたん「姉様。ウサギにこれは」
きりたんが言い終わるより先に“あんこ”は置かれたずんだ餅にガッツキ出す
きりたんの顔から剥がした後は、ずっとまるで置物のように動かなかったのに。
そして瞬く間にずんだ餅を平らげてしまった。
ずんだもん「やめるのだ。これは僕のなのだ」
そしてそれだけでは足りなかったのか、“あんこ”はずんだもんのずんだ餅
さらには頭の枝豆も貪り食らってしまった
残念。ずんだもんの冒険はここで終わってしまった。
8: 2024/08/31(土) 23:38:12.414 ID:B7qfQLUU0.net
きりたんはあんこと一緒に寝ることになった。
“あんこ”は妖精状態となったずんだもんに興奮し抱きついたまま離れないので、ずんだもんも一緒にである
きりたんはもうこれは明日茜さんにこのうさぎを押し付けに行こうと思いながら眠りについた
“あんこ”は妖精状態となったずんだもんに興奮し抱きついたまま離れないので、ずんだもんも一緒にである
きりたんはもうこれは明日茜さんにこのうさぎを押し付けに行こうと思いながら眠りについた
9: 2024/08/31(土) 23:40:53.786 ID:B7qfQLUU0.net
茜「で、事情は分かったけどなんでうちに?」
きりたん「茜さんはずん姉様のお気に入りですから」
茜「うちはかまわへんけど、葵がきっと嫌がるで?」
きりたん「じゃあどうしたら」
茜「ずんだもんがやられたんやったらめたんのところ行ってみたらどうや?」
きりたん「茜さんはずん姉様のお気に入りですから」
茜「うちはかまわへんけど、葵がきっと嫌がるで?」
きりたん「じゃあどうしたら」
茜「ずんだもんがやられたんやったらめたんのところ行ってみたらどうや?」
10: 2024/08/31(土) 23:43:53.739 ID:B7qfQLUU0.net
きりたんはかついでるきりたんぽを“あんこ”に食われながらもあちこちを回った。
そしてもうあかりさんに押し付けよう
あかりさんならきっとすぐウサギ鍋にしてくれるはずだ
そうなれば証拠隠滅も出来る
そう思いながらサイレントヒルへ向うのであった
そしてもうあかりさんに押し付けよう
あかりさんならきっとすぐウサギ鍋にしてくれるはずだ
そうなれば証拠隠滅も出来る
そう思いながらサイレントヒルへ向うのであった
11: 2024/08/31(土) 23:46:47.721 ID:B7qfQLUU0.net
サイレントヒルに到着したきりたんと“あんこ”
きりたん「とりあえず少し休みたいです」
きりたんはどこか休める場所を探す
きりたん「あそこでいいですか」
そこには甘味処があった
店の看板には「甘兎庵」と書かれてある
きりたんが扉を開け入店すると店員の「いらっしゃいませ」と言う声が店内に響く
どこか聞き覚えのある声だった
きりたん「とりあえず少し休みたいです」
きりたんはどこか休める場所を探す
きりたん「あそこでいいですか」
そこには甘味処があった
店の看板には「甘兎庵」と書かれてある
きりたんが扉を開け入店すると店員の「いらっしゃいませ」と言う声が店内に響く
どこか聞き覚えのある声だった
13: 2024/08/31(土) 23:49:16.677 ID:B7qfQLUU0.net
きりたん「はわわわわ。ずん姉様。違うんです。これには深い事情が。決して“あんこ”を捨てようとしてたわけじゃ」
千夜「?」
千夜「なんだかよくわからないけど落ち着いて?あとあんこお帰りなさい」
千夜「?」
千夜「なんだかよくわからないけど落ち着いて?あとあんこお帰りなさい」
14: 2024/08/31(土) 23:58:35.768 ID:B7qfQLUU0.net
その少女は姉のずん子によく似ていたが別人であった。
この店の看板娘であり、名前は“千夜”というらしい
千夜「そうだったの。ここ数日あんこの姿が見えないから心配してたんだけど、わざわざ連れてきてくれてありがとう」
あんこ「・・・」
きりたん「はい」
きりたんは千夜がお礼として用意してくれた中二ネーム全開スイーツを食べながらもどこか心ここに在らずであった。
そうだ。この人がずん姉様なわけがない。
もしずん姉様ならずんだ餅以外の和菓子を出すはずなどないのだから……
きりたんが黙々とパフェを食べる真横で“あんこ”もまた甘兎庵特製羊羹を貪っていた
きりたん「これでお別れですね“あんこ”」
散々迷惑をかけられずんだもんは一回休みとなってしまった。
それでもきりたんは、この別れに若干の寂しさを覚えるのであった
きりたんが“あんこ”の頭を最後に撫でようと手を差し出した時であった
あんこ「!!」
あんこは羊羹をガッツクのを止めドコかへと走り出していった。
きりたん「あ」
きりたんの手は“あんこ”の頭に触れることはなく空を切る。
この店の看板娘であり、名前は“千夜”というらしい
千夜「そうだったの。ここ数日あんこの姿が見えないから心配してたんだけど、わざわざ連れてきてくれてありがとう」
あんこ「・・・」
きりたん「はい」
きりたんは千夜がお礼として用意してくれた中二ネーム全開スイーツを食べながらもどこか心ここに在らずであった。
そうだ。この人がずん姉様なわけがない。
もしずん姉様ならずんだ餅以外の和菓子を出すはずなどないのだから……
きりたんが黙々とパフェを食べる真横で“あんこ”もまた甘兎庵特製羊羹を貪っていた
きりたん「これでお別れですね“あんこ”」
散々迷惑をかけられずんだもんは一回休みとなってしまった。
それでもきりたんは、この別れに若干の寂しさを覚えるのであった
きりたんが“あんこ”の頭を最後に撫でようと手を差し出した時であった
あんこ「!!」
あんこは羊羹をガッツクのを止めドコかへと走り出していった。
きりたん「あ」
きりたんの手は“あんこ”の頭に触れることはなく空を切る。
15: 2024/09/01(日) 00:03:11.591 ID:RhbJchwn0.net
千夜「あらあら。ごめんなさいね。きりたんちゃん」
きりたん「いえ。はぁ最後まで振り回されましたが楽しかったのでいいです」
その後きりたんは千夜としばらく談笑をした後に甘兎庵を後にした
その際どこからか「ノオオオオオオオオオオオオオオ」「いやあああああああああああああ
という叫び声が聞こえた気がしたが、きっと気のせいだと思いながら帰路につくのであった。
優しい眼差しを向けてくる一匹の柴犬に見送られながら。
~~終わり~~
きりたん「いえ。はぁ最後まで振り回されましたが楽しかったのでいいです」
その後きりたんは千夜としばらく談笑をした後に甘兎庵を後にした
その際どこからか「ノオオオオオオオオオオオオオオ」「いやあああああああああああああ
という叫び声が聞こえた気がしたが、きっと気のせいだと思いながら帰路につくのであった。
優しい眼差しを向けてくる一匹の柴犬に見送られながら。
~~終わり~~
16: 2024/09/01(日) 00:06:05.077 ID:RhbJchwn0.net
自分で書いておいてなんだが
なんだこれ
なんだこれ
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