792: 2016/03/06(日) 03:44:40.43 ID:Yfksc1Kv0



最初:駆逐戦隊!ショキカンジャー!!
前回:第六話「ロボットがほしい!」後編

第七話「決戦!敵陣に乗りこめ!」

ショキカンジャー本拠地

吹雪「はいはい、それでは第七回ショキカンジャー会議を始めます」

……………

吹雪「…?」

漣「どったの吹雪ちゃん」

吹雪「…いや、何でもない」

漣「…」ニヤリ

叢雲(何こいつ)
海の画集 -「艦これ」公式イラスト集-

793: 2016/03/06(日) 03:45:17.33 ID:Yfksc1Kv0
五月雨「今日の議題は何?」

吹雪「この間、とうとう我々の鎮守府は襲撃を受けてしまいました」

吹雪「間一髪で大事には至りませんでしたが…とても危険な状態でした」

吹雪「今は敵の攻撃が途絶えていますが、油断はできません」

吹雪「だったら、今のうちにこちらから乗り込んでやろう、と考えました」

吹雪「そこで今日の議題。どうやって敵の居場所を探り、戦えばいいのか?」

電「とうとう敵陣に乗り込むのですか…」

794: 2016/03/06(日) 03:45:46.06 ID:Yfksc1Kv0
漣「ええ~」

叢雲「どうしたのよ、漣」

漣「戦隊で敵陣に乗り込むってあるっけ~?」

吹雪「…知らない」

漣「ラスボスとか、大体向こうの方から来てくれるじゃん。待とうよ~」

漣「いつもの採石場で」

電「どこなのです?いつもの採石場って」

漣「…さあ?」

795: 2016/03/06(日) 03:46:12.22 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「とにかく!このままだとまずいの!」

吹雪「待ってたらやられるよ!?」

五月雨「そうだね…また巨大化とかされたらもう無理だよ」

叢雲「ショキカンオーも、少なくとも今は使えないからね…」

電「何か手を打つ必要はあると思うのです」

漣「…仕方ないな~。やるよ、殴り込み」

吹雪「よし、それでいい」

796: 2016/03/06(日) 03:46:39.54 ID:Yfksc1Kv0
叢雲「で、どうするの?」

吹雪「まず、敵の本部の位置を探らないといけないんだけど…」

漣「そりゃー地下っしょ」

電「え?どうしてなのです?」

漣「こういうのは大体地下にあるもんだよ」

叢雲「えぇ…」

五月雨「でも…その可能性は高いよ」

吹雪「うん。少なくとも、普通の場所にはないだろうね」

797: 2016/03/06(日) 03:47:25.21 ID:Yfksc1Kv0
叢雲「…そうだ、この間の場所、まだ調べてないわよね?」

電「この間の場所って…防衛戦やったところですか?」

叢雲「ええ。あそこ、何かあるって言ってたけど、まだ調べてないでしょ?」

叢雲「もしかしたら敵の本部の位置の手がかりがつかめるかも…調べてみる価値はあると思うわ」

五月雨「確かに、なんやかんやでまだ調べてないね」

吹雪「そうだね…うん、何かわかるかも」

吹雪「わかった。今から調べてみよう」

798: 2016/03/06(日) 03:48:09.56 ID:Yfksc1Kv0
漣「で、来たわけですが」

電「本当に何かあるのでしょうか…?」

叢雲「そんなこと言っても仕方ないわ。とにかく、何か変わったものがないか調べてみましょう」


吹雪「うーん…ちょっと離れたとこまで来たけど、変わったものは何もないね」

五月雨「じゃあ、手掛かりなし?」

漣「えー、無駄骨~?」

叢雲「そんなことはないと思うんだけど…」

799: 2016/03/06(日) 03:48:59.71 ID:Yfksc1Kv0
電「…そういえば、この間…」

漣「ん?」

電「ここにリーさんが最初に来たとき…何か言ってませんでしたか?」

叢雲「そういえば…何か言ってたわね」

吹雪「確か…『出口埋まってる』とかなんとか…」

五月雨「…出口?」

電「何でしょう、出口って…」

五人「うーん…」

800: 2016/03/06(日) 03:49:37.00 ID:Yfksc1Kv0
叢雲「…」チラッ

叢雲「…?」

叢雲「ねえ、あそこ…地面の色おかしくない?」

漣「あれ、本当だ」

電「…怪しいのです」

吹雪「…どうする?」

五月雨「掘ってみようか」

叢雲「掘るって…どうやって」

漣「爆弾でも使う?」

電「それはちょっと…」

吹雪「地道に掘るしかないかな…」

801: 2016/03/06(日) 03:50:11.67 ID:Yfksc1Kv0
ザクッ ザクッ

五月雨「うぅ~…手が疲れるよ~…」

漣「やっぱり爆弾使った方が早かったんじゃ…」

吹雪「そんなこと言ったって…」

叢雲「これで何もなかったら、怒りをどこにぶつければ…」

電「危なくないぶつけ方でお願いします…」


ボコッ


電「…?穴が開いた…?」

802: 2016/03/06(日) 03:50:39.27 ID:Yfksc1Kv0
五月雨「もしかして、どこか空間につながった?」

漣「おお!キタコレ!」

吹雪「よし、じゃあ慎重に掘り進めて…」


ボコッ


吹雪「あれ?」

ヒューン

五人「うわああああああああ!!?」

ドテッ

803: 2016/03/06(日) 03:51:09.90 ID:Yfksc1Kv0
叢雲「いたたた…」

電「お、落ちたのです?」

五月雨「…大丈夫、そんなに深くない。すぐに戻れそう」

吹雪「…それより、みんな」

ゴォォォォォォォォォォ

そこには、門のような形の機械があった

漣「…何この機械?」

叢雲「誰かこれ知ってる?」

電「知らないのです」

804: 2016/03/06(日) 03:51:40.94 ID:Yfksc1Kv0
五月雨「…ん?ここに何か書いてあるよ」

五月雨「えっと…『転送装置』?」

吹雪「転送装置…?」

叢雲「つまり…ワープ装置ってこと?」

電「え!?そんなことできるのですか!?」

漣「うーん、向こうにも謎技術があったんだねぇ」

吹雪「多分、これを使ってワープする先は…」

五月雨「うん。ディープマリンの本部の可能性が高いよ」

五人「…」

805: 2016/03/06(日) 03:52:14.30 ID:Yfksc1Kv0

叢雲「すぐにでも乗り込めるけど…」

吹雪「…様子だけ、見に行ってみようか」

五月雨「わかった。このレバーを引くと、起動するみたい」

ガシャッ

ブォォォォォォォォォォォォォォ

電「…起動したのでしょうか?」

叢雲「多分ね」

漣「ここくぐればいいの?」

五月雨「うん…そうみたい」

吹雪「よし…みんな、行こう!」

ブォォォォォォォォォォォォォォン

806: 2016/03/06(日) 03:52:41.89 ID:Yfksc1Kv0
電「本当にワープしたのです…」

漣「うひょー、新感覚」

叢雲「オロロロロロロロロロロ」

吹雪「ええ!?どうしたの!?」

叢雲「酔ったわ…」

五月雨「え、今ので!?」

電「だ、大丈夫なのです?」

叢雲「だ、大丈夫よ…」

叢雲「それより…」

ヒュォォォォォォォォォ

叢雲「…地下通路、かしら?」

五月雨「やっぱり、この先にディープマリンが…」

吹雪「…進んでみようか」

807: 2016/03/06(日) 03:53:08.91 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「…どのくらい続いてるのかな?この通路」スタスタ

叢雲「さあ…」

五月雨「…何が起こるかわからない…気を付けて、みんな」

電「はい。敵陣ですからね…」

漣「いざとなったら尻尾巻いて逃げればいいんだよ」

叢雲「うまく逃げられればいいんだけどね…」

808: 2016/03/06(日) 03:53:34.88 ID:Yfksc1Kv0
電「…あれ?この先…何か空間につながってますね」

吹雪「あ、本当だ。どこかの部屋についたのかな?」

叢雲「じゃあ、尚更気をつけないとね…」

漣「…っていうか、入らないとダメ?今回は様子見に来ただけだし、もう帰っても…」

五月雨「そういえばそうだね…でも、この部屋に何かあるかも…」

吹雪「うーん、どうしようか…」


「フフフフ…」


五人「!!」

809: 2016/03/06(日) 03:54:06.12 ID:Yfksc1Kv0
電「な、何なのです?今の声…」

叢雲「…その部屋からね」


「そんなところに…突っ立ってないで…お入りなさいよ…」


漣「…ばれてるね、こりゃ」

五月雨「ど、どうする?今からでも逃げる?」

吹雪「…いや、入ってみよう」

叢雲「いいの?さすがに危険すぎない?」

吹雪「うん。だからすぐ逃げられるように…」

810: 2016/03/06(日) 03:54:32.95 ID:Yfksc1Kv0
五人が部屋の中に入ると、そこには巨大な直方体の空間が広がっていた

漣「うわ!?広っ!?」

叢雲「この間の倉庫の地下くらいの広さかしら…」

???「フフフ…驚いて…くれたようね…」

空間の中央に、何者かが立っている

吹雪「…あなたは?」

???「あら…自己紹介が…遅れたわね…」

ハクチ「私は…ハクチ…」

ハクチ「ディープマリン最後の幹部よ…」

811: 2016/03/06(日) 03:54:58.49 ID:Yfksc1Kv0
五月雨「ディープマリン最後の幹部…!?」

ハクチ「私たち幹部は…全部で六人…」

ハクチ「そのうち…五人を…あなたたちは…破ってきた…」

ハクチ「フフフ…見事よ、見事…素晴らしいわ…」

電「では…あなたを倒せば、終わりですか?」

ハクチ「…そういうわけじゃ、ないんだけどね…」

吹雪「…?」

812: 2016/03/06(日) 03:55:24.64 ID:Yfksc1Kv0
ハクチ「でも…そんなことは…考えなくていいのよ…」

叢雲「え…?」

ハクチ「だって…」


ハクチ「ここで…終わりだもの…!」ゴゴゴゴゴゴゴ

漣「!!なんか…やばい感じ…」

吹雪「みんな、行くよ!」

カチッ

五人「変身!」

デデッデデー デデッデデー デデー

シュィィィィン バァァァァァァン

813: 2016/03/06(日) 03:55:53.09 ID:Yfksc1Kv0
デデッデデー デデッデデーン

吹雪「吹雪レッド!」

叢雲「叢雲ブラック!」

漣「漣ピンク!」

電「電イ工口ー!」

五月雨「五月雨ブルー!」


吹雪「五人そろって!」

五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」

バァァァァァァン

吹雪「さあ、覚悟しなさい!」

814: 2016/03/06(日) 03:56:22.10 ID:Yfksc1Kv0
ハクチ「フフフ…面白い…」

ハクチ「あくまでも…立ち向かってくるというのね…」

ハクチ「だったら…見せてあげる…」

ハクチ「圧倒的な…力の差を!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

五人「!!?」

地面が巨大な手の形に隆起し、襲い掛かってきた!

815: 2016/03/06(日) 03:56:49.02 ID:Yfksc1Kv0
漣「なんぞこれ!?」

電「えーいっ!」ブンッ

ドゴォッ

電「くっ…ギリギリ防げましたが…」

ハクチ「フフフ…流石に…このくらいは…防ぐみたいね…」

ハクチ「でも…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

地面だけでなく、五人の近くの壁からも複数の腕が生えてきた!

五人「うわぁ!!?」

816: 2016/03/06(日) 03:57:21.20 ID:Yfksc1Kv0
ハクチ「私の…能力は…ご覧のとおり…」

ハクチ「基本は…地面や壁を…隆起させたりして…操る能力だけど…」

ハクチ「応用すると…このように…腕を生やせたり…するわ…」

叢雲「まずい…数が多すぎるわ」

五月雨「このまま襲われたら…」

ハクチ「まだまだ…こんなものでは…ないわよ…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

天井から、大砲のようなものが生えてきた!

817: 2016/03/06(日) 03:58:17.22 ID:Yfksc1Kv0
ハクチ「さあ…撃ちなさい…」

ドォォォォォォォォォォン

漣「うわっあぶな!?」ヒョイッ

五月雨「な、何なの!?これ!」

ハクチ「フフフ…」

ハクチ「行きなさい…!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

複数の腕が襲い掛かってきた!

818: 2016/03/06(日) 03:58:48.57 ID:Yfksc1Kv0
電「き、来たのです!」

叢雲「吹雪・・・!」

吹雪「うん…」


吹雪「撤退!てったーい!!」

五人「わあああああああ!!」

ダダダダダダダダダダダ

819: 2016/03/06(日) 03:59:19.29 ID:Yfksc1Kv0
ハクチ「…」

ハクチ「あら…逃げられちゃった…」

ハクチ「出口付近から…動かなかったのは…すぐ逃げるためね…」

ハクチ「…フフフ…」

ハクチ「まあ…いいわ…また来るでしょう…」

ハクチ「その時は…」

ハクチ「本気で…戦ってあげる…フフフフフ…」

820: 2016/03/06(日) 03:59:48.27 ID:Yfksc1Kv0
ショキカンジャー本拠地

吹雪「な、なんとか帰ってこれたね…」

五月雨「…全員、無事だよね?」

電「はい…」

漣「せんせー。叢雲ちゃんがいませーん」

吹雪「え!?」バッ

五月雨「ほ、本当だ!いない!」

電「ど、どこに行ったのです!?」


叢雲「お手洗い行ってただけよ」ガチャッ

漣「あ、もう帰ってきた」

821: 2016/03/06(日) 04:00:19.61 ID:Yfksc1Kv0
叢雲「あんたには言っておいたでしょうが」

漣「ちぇー」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

漣「…はっ」

吹雪・五月雨・電「…」

漣(この圧倒的なプレッシャー…!このままでは漣は…)

漣(氏ぬ…!殺されてしまう…!)

漣「なのでここで漣は逃走を」

ゴツンッ

822: 2016/03/06(日) 04:00:47.56 ID:Yfksc1Kv0
漣「…」シュゥゥゥゥ

吹雪「まったくもー!こんな時にふざけないでよー!」

五月雨「びっくりしたよ本当に…」

電「反省するといいのです…」

叢雲「い、いや、こいつにしか言ってなかった私も悪かったわ…」

吹雪「…とにかくみんな無事だね」

漣「…今、無事じゃなくなりました…」

吹雪「…」

漣「あ、すみません」

823: 2016/03/06(日) 04:01:17.16 ID:Yfksc1Kv0
五月雨「それにしても、最後の幹部か…」

電「少ししか戦いませんでしたが、とても強そうだったのです…」

叢雲「多分、本気を出したらあんなものじゃないでしょうね」

漣「…大井さんが言ってた隠し玉って、あの人のこと?」

五月雨「うん…そうだと思う」

吹雪「だったら…尚更気をつけないといけないね」

叢雲「今日だって、逃げるのが遅かったら不味かったかもしれないわね」

電「十分に対策を練ってまた挑んだ方が良いのです」

漣「対策って言ってもねぇ…」

吹雪「地面、床、天井…あらゆるところを操る能力…」

五月雨「かなり厄介だね」

叢雲「応用も効くみたいだし…どうしたものかしら」

五人「うーん…」

824: 2016/03/06(日) 04:01:48.40 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「…今までのことを、おさらいしてみる?」

五月雨「え?」

吹雪「何か戦いのヒントがあるかも…」

漣「ヒントねぇ…」

叢雲「そうね…今までのことで疑問点も多いし、いい機会かもね」

電「わかったのです。考えてみましょう」

825: 2016/03/06(日) 04:02:35.74 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「じゃあ、まずはディープマリンとの最初の接触…」

五月雨「イーと戦った時だね」

電「確か…偵察って言ってましたね」

叢雲「偵察か…別の仕事があるみたいなことも言ってたわね」

漣「多分、あの装置の設置のことだろうね」

漣「で、私たちに遭遇する前には、人通りが少ないところとかも探ってただろうね」

吹雪「え、何で?」

漣「だってほら、その次」

漣「クウボさんと戦った時…」

五月雨「あ、そうか」

叢雲「白雪を操って工具を運ばせるために、事前にルートを探ってたのね」

漣「そうそう、そういうこと」

826: 2016/03/06(日) 04:03:25.57 ID:Yfksc1Kv0
漣「あの時が三回目って言ってたし、それを一回目あたりで調べてたんだと思うよ」

電「よくバレなかったのです…」

吹雪「うちの警備ってそんなにザルだっけ?」

五月雨「で、次はさっきも言ってた、クウボさんとの戦いだね」

叢雲「工具を盗んで嫌がらせとは…地味ね」

電「どうしてそのようなことをしたのでしょうか?」

吹雪「ディープマリンは深海棲艦とつながってるんだよね?」

電「…そうだと、思いますが」

827: 2016/03/06(日) 04:03:52.32 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「工具が不足すると、装備の開発や修理に支障が出てくるからね」

吹雪「それで艦隊の行動を妨害してたんじゃないかな」

電「なるほど…そういうことですか」

叢雲「そういえば、無くなった工具って全部戻ってきてないわよね?」

漣「確かに、あの時取り返した分しかないよね」

五月雨「仕方ないから、無くなった分は新しく買ったらしいよ」

吹雪「あ、それで解決だったんだ」

電「簡単だったのです」

828: 2016/03/06(日) 04:04:23.84 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「で、あの時どうして戦うことになったんだっけ…」

電「確か…あそこで爆発音がしたのです」

漣「あー、そういえばそうだったね」

叢雲「で、あそこに行ったらあいつらがいたのよね」

五月雨「何やってたんだろう?」

叢雲「あの転送装置がらみじゃない?」

叢雲「設置しただか起動させただかで音が出ちゃったとか…」

829: 2016/03/06(日) 04:04:53.46 ID:Yfksc1Kv0
イー『このあたりなら大丈夫ですイー』

クウボ『本当に?見つからないでしょうね』

ロー『このあたりはほとんど人が来ないから大丈夫ですロー』

ハー『この装置無いと、いちいち泳いだり徒歩で工具取りに来るの大変なんですハー』

クウボ『確かに、今回も、前にあの子に石をつけに来た時もそうだったけど、いちいち来るの大変ね…』

クウボ『まあいいわ。音漏らさないようにしなさい』

ニー『じゃあ、つなげますニー』

ドカーン

830: 2016/03/06(日) 04:05:32.08 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「じゃあ、次…センスイと戦った時だね」

漣「地下にいつの間にあんな空間が…」

叢雲「どうやって作ったんでしょうね、あれ…」

電「手掘りじゃないでしょうし…」

五月雨「…もしかして、ハクチさんの能力じゃない?」

吹雪「…あ!それだ!」

電「あ、あんな空間を作ることもできるのですか?」

漣「でも、さっき行ったところも同じ感じだったね」

叢雲「あいつが作ったとなると合点がいくわね」

831: 2016/03/06(日) 04:05:59.36 ID:Yfksc1Kv0
五月雨「それで…異常現象の一つの地響きって、その時の音じゃない?」

吹雪「確かに、さっきもゴゴゴゴっていってたね」

電「あの音が地下から出ていた、ということですね」

漣「ということは、これで異常現象の謎は全て解けた?」

叢雲「そういうことね」

漣「やったー、バンザーイ」

四人「バンザーイ」

叢雲(…何これ)

832: 2016/03/06(日) 04:06:28.87 ID:Yfksc1Kv0
漣「でもそう考えると、やっぱり強力なんだねぇ、あの能力」

電「勝てるのでしょうか…」

吹雪「弱気になっても仕方ないよ。今できることをしないと」

叢雲「で、地下にあの空間を作って資材を隠してたのよね」

電「資材の件も嫌がらせですか?」

五月雨「いや…それだけじゃないみたいだよ」

吹雪「え、どういうこと?」

833: 2016/03/06(日) 04:07:04.12 ID:Yfksc1Kv0
五月雨「あの地下にあった資材は全部倉庫に戻したけど、無くなった分より減ってたんだって」

五月雨「つまり、いくつか持って帰ったってことだよ」

叢雲「でも、持って帰って何に使うのよ」

五月雨「それなんだけど…転送装置に使ったんじゃないかな?」

漣「アレに?作るのに必要だったってこと?」

五月雨「それもあるけど、あの装置、使うのにエネルギーとして燃料がいるみたい」

五月雨「帰る時に確認したんだけど、次使うときはまた補充しないといけないみたいだよ」

漣「ふーん…」

吹雪「じゃあ、燃料を用意しておかないといけないね」

834: 2016/03/06(日) 04:07:54.19 ID:Yfksc1Kv0
電「それで、また別の場所で戦いましたね」

叢雲「あの場所って、コウワンやホッポと戦った場所とも近いわよね」

漣「あのあたりにも何かあるって話だったけど…」

吹雪「今回のことを考えるに、転送装置があのあたりにももう一個あるんじゃないかな」

五月雨「もう一個?」

吹雪「うん。先にバレにくいあっちの方を作って、地下空間を作ったりして…」

吹雪「それでもう一個、鎮守府の近くに作ったとか」

叢雲「…確かめてみる?」

吹雪「いや、いいよ…必要なら調べるけど」

漣「面倒だよ~」

叢雲「いや、私もやりたくないからいいわ…」

835: 2016/03/06(日) 04:08:22.69 ID:Yfksc1Kv0
漣「んで、コウワンさんやホッポちゃん、リトウさんとも戦ったけど…」

五月雨「これらは特に変わったことは…ああそうだ!」

吹雪「え、どうしたの?」

五月雨「電ちゃん!ホッポちゃんからもらったペンダント、持ってる?」

電「あ、はい。持ってるのです」スッ

五月雨「…やっぱり」

漣「どうしたの?」

五月雨「…これ、この間レーからとった、弱点の石なんだけど…」スッ

叢雲「…!ペンダントの石と同じ…!」

五月雨「そう。見覚えがあると思ったら、これだったんだよね」

836: 2016/03/06(日) 04:08:50.43 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「…あ!今私も思い出した!」

電「え、どうしたのですか?」

吹雪「これ、クウボと戦った時に白雪ちゃんについてた石だよ!」

叢雲「それって、確か白雪を操ってた石よね」

吹雪「うん。あれはこのペンダントの石よりもう少し小さかったかな?」

漣「ということは…これ、ディープマリンの大事な石なんじゃないの?」

五月雨「レーはこれが弱点だったし、クウボさんは能力を使うのにこれが必要だった…」

電「パワー源のようなものなのでしょうか…」

吹雪「…とにかく、これはディープマリンにとって大事なものである可能性が高い」

吹雪「そのことを頭に入れておこう」

837: 2016/03/06(日) 04:09:21.11 ID:Yfksc1Kv0
漣「コウワンさんとの戦いは…特にないかな」

叢雲「あんたが面倒くさかったことくらいね」

漣「そ、その話は勘弁…」

吹雪「あの時は結構ギリギリだったね」

五月雨「そうそう。『来ないと鎮守府に攻めに行く』って言われたりしたねぇ」

電「そういえばそうでしたね…」

電「…あれ?」

叢雲「どうしたの?」

電「…どうして、攻めてこなかったんでしょうか」

838: 2016/03/06(日) 04:09:48.43 ID:Yfksc1Kv0
漣「え?」

吹雪「攻めてきたよ?この間」

電「いえ、そうではなくて…」

電「どうして…コウワンさんのような、強い幹部さんたちが、直接攻めに来なかったのかなって…」

四人「…」

五月雨「…そういえばそうだね」

漣「暗黙のルールってやつじゃないの?」

叢雲「いやいや…」

839: 2016/03/06(日) 04:10:42.46 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「確かに、今日会ったハクチみたいな、強力な能力を持った人が来れば」

吹雪「鎮守府壊滅まではいかなくても、深刻なダメージを与えることはできるよ」

電「ハクチさんに限っては、地下でしか能力を使えない可能性もありますが…」

吹雪「どちらにしても、普通の攻撃が効かないんだよ。イーたちに攻め込ませるだけでもそこそこのダメージは与えられる」

吹雪「なのになぜ…」

五月雨「この間来たように、攻め込むこと自体が無理ってわけじゃないだろうし」

漣「うーん、謎は深まるばかり…」


「クスクスクス…」

五人「!?」

840: 2016/03/06(日) 04:11:09.50 ID:Yfksc1Kv0
???「話に聞いたとおり、面白い子たちね」

部屋の中に、何者かがいつの間にか侵入していた!

吹雪「だ、誰ですか!?」

叢雲「いつの間に…!」

???「あら、ごめんなさい。自己紹介が遅れたわね」

センカン「私の名はセンカン…ディープマリンのボスよ」

五月雨「なっ…!」

電「あなたが、ディープマリンの…!」

漣「直接来るなんて…!」

841: 2016/03/06(日) 04:11:43.84 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「…何の用ですか」

センカン「安心して、今日は戦いに来たわけじゃないの」

センカン「ちょっとあいさつしに来ただけよ…」

叢雲「…」

センカン「…そこのあなた」

叢雲「!」

センカン「攻撃を加えようなんて、野暮なことはやめたほうが良いわよ」

叢雲「…くっ」

842: 2016/03/06(日) 04:12:10.03 ID:Yfksc1Kv0
センカン「あなたたち…面白い話をしていたわね」

センカン「そこまでわかるなんて…見事よ、素晴らしいわ」

センカン「謎解きのご褒美に…あなたたちの疑問に、いくつか答えてあげるわ」

五月雨「それはありがたいですね…」

センカン「そうね…まずは」

センカン「その、石について教えてあげる」

電「これ…ですか?」

センカン「そう、それよ」

843: 2016/03/06(日) 04:12:54.24 ID:Yfksc1Kv0
センカン「あなたたちの言う通り、それは私たちのパワーの源…」

センカン「それによって、私たちはそれぞれの能力を使ったりしているわ」

センカン「それには大本となるコアが私たちの基地にあってね…」

叢雲「コア?」

センカン「そう。莫大なエネルギーを持った、大きな塊が…」

センカン「そのコアを少しずつ削って、そんなふうに小さな石にして使っているのよ」

844: 2016/03/06(日) 04:13:28.96 ID:Yfksc1Kv0
センカン「次に…攻め込まない理由だったかしら」

センカン「正直、攻め込もうと思えばできるのよ」

吹雪「え!?」

センカン「でも、やらないのには理由があるの」

センカン「私たちは、さっき言ったコアから、長い間離れることができないの」

五月雨「長い間離れられない…?」

センカン「そう。つまり、あまり基地から離れられないということね」

五月雨「離れていると…どうなるんですか?」

センカン「…あなたたち以外の、艤装の攻撃も通るようになるわ」

五人「!?」

845: 2016/03/06(日) 04:13:54.16 ID:Yfksc1Kv0
センカン「いくらしばらくはほとんどの攻撃が効かないと言っても、鎮守府への攻撃は時間がかかるわ」

センカン「そうしているうちに、艤装での攻撃が通るようになってしまう…」

センカン「それは流石に不味いわ。特に、それで幹部を失ったら話にならない」

センカン「だからこの間は、仮に時間がかかっても大してこちらに損害がない戦闘員や怪人しか送り込まなかったのよ」

漣「…そんな弱点を教えてもいいんですか?」

センカン「そうね…普通なら教えないんだけど…」

センカン「どちらにしろ、これから私たちは基本的に基地から離れない」

センカン「あなたたちも攻めてきたことだしね…」

吹雪「…」

846: 2016/03/06(日) 04:14:22.95 ID:Yfksc1Kv0
センカン「それに…私たち、コアに近い方が力を発揮できるのよ」

センカン「だから私たちは攻め込まず、あなたたちを迎撃するつもりよ」

叢雲「…私たちが攻め込まない、という考えはないのかしら」

センカン「…わかってるでしょ?」

センカン「直接攻めなくても、あなたたちを妨害する手段は大量にある…」

センカン「私たちの手の内を全て明かしたつもりでしょうけど、まだ他にもできることはあるのよ」

センカン「今度は、もっと深刻なダメージを与えることだってできるわ」

センカン「そこで深海棲艦が攻めてきたら、どうなるでしょうね…?」

叢雲「…ッ」

847: 2016/03/06(日) 04:14:53.75 ID:Yfksc1Kv0
センカン「だから、あなたたちは来るしかないのよ」

五月雨「…そのコアを壊せば、あなたたちを倒せるんですか?」

センカン「ええ、そうよ」

センカン「でも私たちだってそうはさせないわ」

センカン「私たちは、あなたたちを葬り…」

センカン「邪魔がいなくなったところで、鎮守府を叩くつもりよ…」

電「そんなこと…させないのです…!」

センカン「クスクス…だったら、私たちに勝つことね」

センカン「まあそんなこと、できるわけがないけど…」

吹雪「…」

848: 2016/03/06(日) 04:15:23.10 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「もう一つ、疑問があります」

センカン「ええ、わかってるわ」

センカン「私たちの正体について、でしょう?」

吹雪「…はい」

センカン「…あなたたちも知っての通り、私たちディープマリンは深海棲艦と協力関係にある」

センカン「それは、私たちが深海棲艦によって生み出された存在だからよ」

漣「生み出された…!?」

センカン「ええ。深海棲艦の技術によりコアが作られ、そこから私たちが作り出された…」

センカン「艦娘や人間を滅ぼすために、今までとは違う方向から攻めてみる」

センカン「そのために、艤装での攻撃が通らないようにする…」

センカン「そういった目的で作られた存在よ」

849: 2016/03/06(日) 04:15:55.10 ID:Yfksc1Kv0
叢雲「…だったら」

叢雲「どうして…『ヒーロー』を模した攻撃が効くのかしら?」

センカン「…」

センカン「…実は、それだけは私たちにもわかっていないの」

電「え…?」

センカン「本当は、さっき言ったコアから長く離れられない、というのだけが欠点となるはずだったんだけど…」

センカン「なぜかこのようなことになってしまったのよ」

センカン「まあ、偶然これが弱点となった、と考えているわ」

センカン「どんなものにも弱点はある」

センカン「私たちの場合、『ヒーロー』を模したが弱点だった。それだけのことよ」

吹雪「…」

850: 2016/03/06(日) 04:17:03.13 ID:Yfksc1Kv0
五月雨「その攻撃が効くのも限られてるみたいですが…」

センカン「…さっきと同じように、はっきりはわからないけど」

センカン「鎮守府は、あなたたち艦娘にとって重要な場所」

センカン「そこに始めからいるあなたたちは、何らかの加護を受けているのかもしれない、と考えているわ」

センカン「さて…このくらいかしらね、私から言えることは」

吹雪「随分と話してくれたみたいですが…」

センカン「言ったでしょ。ここまでたどり着いたご褒美だって…」クスクス

851: 2016/03/06(日) 04:17:29.29 ID:Yfksc1Kv0
センカン「さて、私は帰らせてもらうわ」

吹雪「…」

センカン「…また会えるのを楽しみにしてるけど…」

センカン「その前に…ハクチに倒されないようにね」

シュンッ

852: 2016/03/06(日) 04:17:58.88 ID:Yfksc1Kv0
叢雲「…消えた」

漣「ボス自ら来るとはねぇ…」

電「…戦うしか、ないのですね」

五月雨「そのようだね…」

吹雪「…ディープマリンの思い通りにはさせない」

吹雪「みんな、頑張ろう!」

五人「オー!」

853: 2016/03/06(日) 04:18:33.49 ID:Yfksc1Kv0
漣「とは言っても、どうしましょうか」

叢雲「結局ハクチの弱点はわからずじまいだし…」

吹雪「やっぱり弱点はないのかなぁ…」

五月雨「まあ、それに関しては明日考えようよ」

電「とりあえず、明石さんたちに相談して、新しい武器などを考えてみましょう」

854: 2016/03/06(日) 04:19:02.23 ID:Yfksc1Kv0
漣「あ、そうだ。大井さんにも言わないと」

吹雪「そうだね。流石に今回は協力してもらわないと…」

叢雲「…今日はもうやめない?」

五月雨「確かに、今日はもう疲れちゃったよ…」

吹雪「じゃあ、今日はもう休んで、明日頼みに行こう」


大井「…」

855: 2016/03/06(日) 04:19:32.51 ID:Yfksc1Kv0
翌日  工廠

吹雪「こんにちはー」

明石「あら、いらっしゃい」

夕張「どうしたの?」

叢雲「実は…」


夕張「ふーん…新しい武器ねぇ…」

電「何とかならないでしょうか…」

856: 2016/03/06(日) 04:20:07.79 ID:Yfksc1Kv0
明石「…あ、そうだ」

五月雨「え、何かあるんですか?」

明石「うん。武器じゃないけど…」

夕張「ああ、昨日のアレですか?」

漣「アレ?」

夕張「うん。昨日大井さんが来て…」

吹雪「大井さんが!?」

857: 2016/03/06(日) 04:20:34.54 ID:Yfksc1Kv0
明石「ええ。ある物のメンテをしてほしいって」

夕張「強化フォーム…って言ってたっけ」

電「強化フォーム…?」

明石「結局問題なかったから、そのまま返したけど」

叢雲「そんなものがあったなんて…」

明石「直接見せてもらったら?」

五月雨「そうですね」

858: 2016/03/06(日) 04:21:08.81 ID:Yfksc1Kv0
漣「大井さん強化フォーム持ってたのかー」

叢雲「旧ショキカンジャーのものかしら」

吹雪「とにかく、大井さんを探して話を聞いてみよう」

電「でも、どこにいるのでしょうか…?」

五月雨「誰かに聞いてみようか」


北上「ん?大井っち?」

吹雪「は、はい…」

叢雲(一番知ってそうな人が近くにいた…)

859: 2016/03/06(日) 04:21:36.44 ID:Yfksc1Kv0
北上「あー、何か倉庫に行くって言ってたよ」

五月雨「倉庫…ですか?」

北上「うん。詳しくは知らないけど」

北上「…何か、今日の大井っち怖かったよ」

電「え…?」

北上「…いや、何でもない」

北上「んじゃねー」

漣「あ、ありがとうございました…」

860: 2016/03/06(日) 04:22:10.04 ID:Yfksc1Kv0
倉庫前

吹雪「大井さん、倉庫に何の用だろう?」

叢雲「さあ…」

五月雨「来たはいいけど、もう倉庫にはいないんじゃないかな…」

電「行くだけ行ってみるのです」

漣「じゃあとりあえず入って…」


球磨「何してるクマ?」

吹雪「あ、球磨さん」

861: 2016/03/06(日) 04:22:40.26 ID:Yfksc1Kv0
電「大井さんを探してるのです」

球磨「大井?さっき見たクマ」

五月雨「え、どこでですか?」

球磨「ここ。倉庫の前だクマ」

球磨「ドラム缶抱えてどっか行ったクマ」

漣「ドラム缶を…?」

叢雲「どこ行ったかはわからない?」

球磨「そこまではわからなかったクマ…」

862: 2016/03/06(日) 04:23:06.23 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「そうですか…ありがとうございます」

球磨「あー、でもあまり近づかないほうが良いかもしれないクマー」

五月雨「え?」

球磨「何か相当ピリピリしてたクマ。下手に近づいたら殺されるかもしれないクマー」

球磨「それじゃークマー」

五人「…」

863: 2016/03/06(日) 04:23:32.54 ID:Yfksc1Kv0
漣「大井さん、どこに行ったのかな?」

叢雲「ドラム缶、ってことは燃料よね」

電「補給用に運んでたのでしょうか?」

五月雨「どうかな…」

吹雪「しかも、機嫌が悪いというか…ピリピリしてるんだよね?」

漣「何ででしょう?」

五人「…」

五人「…!!」

吹雪「もしかして…!」

864: 2016/03/06(日) 04:24:00.84 ID:Yfksc1Kv0
大井「…」

ハクチ「…あら?あなた…昨日の子たちとは…違うみたいね…」

ハクチ「何の…用かしら…?」

大井「…」

大井「…変身」

シュィィィィン バァァァァァァン

大井「仇を…取りに来たわ」

ハクチ「…」

ハクチ「…ああ、その姿…思い出したわ…」

ハクチ「そう…あの時…逃げ帰った子ね…フフフフ…」

大井「…」ギリッ

大井「あなただけは…絶対に許さない…!」

865: 2016/03/06(日) 04:24:28.63 ID:Yfksc1Kv0
ハクチ「それで…私に…一人で…挑もうというの…?」

ハクチ「私の力を…知っておきながら…?」

ハクチ「素晴らしい…度胸ね…」

ハクチ「いいわ…その度胸に…応えてあげる…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ハクチ「…本気で…いくわよ…?」

大井「…来なさい」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

大井「…『トーピードーボム』!!」

866: 2016/03/06(日) 04:25:05.22 ID:Yfksc1Kv0
五月雨「…やっぱり!転送装置に燃料が補充されてる!」

叢雲「誰か、大井さんに昨日の話したの!?」

漣「い、いや!してないよ!」

電「電もしてないのです…」

吹雪「それより!早く追わないと!」

吹雪「一人なんて絶対無茶だよ!」

五月雨「待って!昨日と同じで、何の準備もない私たちが行っても、返り討ちにあうだけだよ!」

吹雪「でも、あのハクチの弱点なんて思いつかないよ!」

吹雪「ダメもとでも、行くしか…!」

五月雨「少ししか戦ってないのに、そうやって諦めるの!?」

吹雪「…っ」

867: 2016/03/06(日) 04:25:35.13 ID:Yfksc1Kv0
五月雨「…昨日、センカンさんが言ってたでしょ」

五月雨「どんなものにも弱点はあるって…」

吹雪「…」

叢雲「五月雨の言う通りよ、吹雪」

叢雲「何か手はあるはず…何も考えずに突っ込むのは、バカのすることよ」

漣「気持ちはわかるけど、まずは落ち着きなよ」

電「そうなのです。焦って戦ったって勝てないと思うのです」

吹雪「…」

吹雪「…そうだね…ごめん」

868: 2016/03/06(日) 04:26:04.09 ID:Yfksc1Kv0
五月雨「でも、急がないといけないのも事実だね」

叢雲「どうしたら…」

漣「…」

漣「あのさ…ちょっと、考えたことが…」




大井「ぐあっ!」ドンッ

ハクチ「フフフ…もう終わりかしら…?」

869: 2016/03/06(日) 04:26:30.16 ID:Yfksc1Kv0
大井「くっ…『パワーボム』!」ポイッ

ドカァァァァァァァァァン

ハクチ「フフフ…無駄よ…無駄無駄…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

大井(くっ…破壊しきれない)

大井(うまく腕を破壊できても、また新しいのが生えてくる…)

大井(やはり、本体を狙うしか…!)

大井「喰らいなさいっ!」ポイッ

ドカァァァァァァァァァン

870: 2016/03/06(日) 04:27:00.74 ID:Yfksc1Kv0
大井「よしっ!これで…」

シュゥゥゥゥゥゥゥ

大井「…!」

ハクチ「フフフ…危ない危ない…」

ハクチ「壁を作って…防がなかったら…危なかったわ…」

大井(地面を隆起させて、防御壁を…!)

ハクチ「ホラ…ホラァ…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

バシィッ

大井「うああ!?」

ハクチ「あなたの…武器は…どちらかと言えば…サポート向け…」

ハクチ「一人で戦うには…向いてないのよ…」

871: 2016/03/06(日) 04:27:27.04 ID:Yfksc1Kv0
大井(…ダメだ…)

大井(このままじゃ、勝てない…)

ハクチ「…あら…?諦めちゃった…?」

大井(…まだ手はある)

大井(でも…)

大井(…素直に、あの子たちと戦えばよかったかな…)

大井(でも…これは、私の戦い…)

大井(一人で逃げた、自分の罪を、少しでも償うための…)

大井(…)

872: 2016/03/06(日) 04:27:53.52 ID:Yfksc1Kv0
ハクチ「残念…もう少し…遊べると…思ったのに…」

ハクチ「じゃあ…これで…終りね…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

大井(…身体が…動かない)

大井(…諦めちゃった、のかな…)

大井(…ごめんなさい、みんな…)

大井(私は…ダメだった…)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




漣「させるかぁー!!」バシュッ

ドゴォォォォォォォォォォォォ

大井「!?」

ハクチ「!?」

873: 2016/03/06(日) 04:28:19.43 ID:Yfksc1Kv0
漣「よし、腕の動きが止まった!」

電「えーいっ!」ブンッ

ドゴォォォォォォォォォォォォ

電「まだなのです!」ブンブンッ

ドゴッ ドゴッ

大井「な、何で…」

吹雪「大井さん、大丈夫ですか!?」

大井「ど、どうして来たの!?あなたたち!」

叢雲「どうしてって…」

五月雨「どうしてでしょうね?」

874: 2016/03/06(日) 04:28:50.16 ID:Yfksc1Kv0
大井「あいつ、とんでもなく強いのよ!知ってるでしょ!?」

大井「今からでも遅くない!逃げ…」

漣「…大井さん、前に言いましたよね?」

大井「え…?」

漣「勇気と無謀は違う…」

漣「勝算のある戦いをしろって」

大井「…」

漣「自分で言ったことを守れないようでは、まだまだですな」

875: 2016/03/06(日) 04:29:17.30 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「大井さん。あなたは前に、私たちを助けてくれました」

吹雪「だから…今度は、私たちがあなたを助ける番です」

大井「…」

大井「…でも、どうやって…」

漣「大丈夫、今から見せてあげますよ」

漣「勝算のある戦いってやつを!」

漣「よし!みんな、さっき言った通りよろしく!」

四人「了解!」ババッ

876: 2016/03/06(日) 04:30:04.37 ID:Yfksc1Kv0
ハクチ「…思いがけない…ゲストだけど…」

ハクチ「問題ないわ…全員まとめて…」

ハクチ「潰してあげるわ…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

吹雪「よっ!」シュバッ

ハクチ「まだまだ…!」

ドォォォォォォォォォォン

叢雲「うわっ!」シュバッ

ハクチ「フフフ…逃げるだけで…精一杯かしら…?」

ハクチ「それだと…ジリ貧で…あっけなく…負けちゃうわよ…?」

大井(違う…あれは、ただ逃げてるわけじゃない)

大井(何か、目的がある…)

漣「よし、じゃあ大井さん。一旦この部屋に出てください」

大井「!え、ええ」

877: 2016/03/06(日) 04:30:32.01 ID:Yfksc1Kv0
漣「よし。ここなら、攻撃は来ないと思いますんで」

大井「それで…どうする気なの?」

漣「はい。今から作戦を説明します」

漣「それで…」

漣「大井さんの力を、貸してほしいんです」

大井「…」



漣「…ということなんですが」

大井「…確実じゃないじゃない…」

漣「ええ!?」

878: 2016/03/06(日) 04:31:04.07 ID:Yfksc1Kv0
大井「そのことが本当かわからないんでしょ?」

漣「でも、その可能性は高くて…」

大井「…でも、それしかないようね」

大井「いいわ、乗ってあげる」

漣「よーし!じゃあビシッとお願いします!」

879: 2016/03/06(日) 04:32:03.83 ID:Yfksc1Kv0
大井「…」

大井(今こそ、これを使うときね)ゴソッ

大井は、紋様が付いたブレスレットのようなものを腕にはめた!


大井「…第二改装!!」

シュィィィィン バァァァァァァン


大井「大井ホワイト、改二!!」

880: 2016/03/06(日) 04:32:36.39 ID:Yfksc1Kv0
漣「え!?もしかしてそれが、強化フォーム!?」

大井「じゃあ、やってくるわ」

漣「あっはい…」

漣(改二かぁ…いいなぁ…)



ハクチ「…?戻ってきた…?」

ハクチ「だったら…今度こそ…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

大井に地面からの複数の腕が襲い掛かる!

大井「はっ!」シュバッ

ハクチ「何…!?」

大井はそのまま、三メートルジャンプした!

881: 2016/03/06(日) 04:33:04.32 ID:Yfksc1Kv0
大井「そして喰らいなさい!『パワーボム』!」ポイッ

ドカァァァァァァァァァン

ハクチ「…!?さっきまでと…威力が違う…!?」

大井「そー、っれ!」ポイッ

ハクチ「!!こっちに…!」

ドカァァァァァァァァァン

大井「…」

ハクチ「…あ、危ない…」

ハクチ(でも…ギリギリ防げる…)

ハクチ(これなら…問題ない…!)

882: 2016/03/06(日) 04:33:31.74 ID:Yfksc1Kv0
大井「まだまだ!『パワーボム』!」ポイポイッ

ドカァァァァァァァァァン ドカァァァァァァァァァン

ハクチ「くっ…」

ハクチ「でも…破壊したところで…無駄よ…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ハクチ「今度こそ…とらえてくれる…!」

大井「…」ポイッ

ドカァァァァァァァァァン

ハクチ「甘いわ…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

大井「!」シュバッ

883: 2016/03/06(日) 04:33:58.38 ID:Yfksc1Kv0
ハクチ「そこっ…!」

ドォォォォォォォォォォン

大井「!!」

ドゴォ

大井「ぐあっ…」

ハクチ「フフフ…当たったわ…」

ハクチ「このまま…捕まえて…粉々に砕いてやるわ…!」

大井「…」ポイポイッ

ドカァァァァァァァァァン ドカァァァァァァァァァン

ハクチ「無意味よ…!」

884: 2016/03/06(日) 04:34:24.38 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「…!大井さん!」

大井「!!」ダダッ

ハクチ「…?どうしたのかしら…」

ハクチ「そういえば…この子たち…さっきから大人しく…」

ハクチ「…!」

ハクチ「まさか…!」

885: 2016/03/06(日) 04:34:51.01 ID:Yfksc1Kv0
漣『あの人、何で部屋の真ん中から動かないのかなーって、考えてたんだよね』

叢雲『そりゃあ動く必要がないからじゃない?』

漣『そうかもしれないけどさ。どちらかというと、動けないって感じだったと思うんだよね』

吹雪『動けない、ねぇ…』

漣『んで、もう一つ』

漣『どうしてディープマリンは、ハクチさんを今まで使わなかったのか?』

漣『あんだけ強いんなら、さっさとうちらと戦わせてつぶせばよかったんだよ』

五月雨『確かに、そうだね…』

漣『だから…』

漣『あの人を使いたくない理由が、あるんじゃないかな』

886: 2016/03/06(日) 04:35:21.11 ID:Yfksc1Kv0
電『使いたくない理由…ですか?』

叢雲『でも、それって何よ』

漣『…旧ショキカンジャーがハクチさんと戦った後、ディープマリンは何もしなくなった』

漣『それは…コアのエネルギーが、少なくなって、満足に活動できなくなったからじゃないの?』

四人『…!』

漣『そう、つまり…』

漣『あの能力には、莫大なエネルギーを消費する!』

887: 2016/03/06(日) 04:35:47.35 ID:Yfksc1Kv0
センカン『ちょっとハクチ…あなたエネルギー使いすぎよ』

ハクチ『ごめんごめん…ちょっと…張り切りすぎちゃって…』

センカン『まったく…これじゃ撃退できても意味ないじゃない』

センカン『コアのエネルギーが足りない…みんなの能力も使えなさそうだし、何もできないわね』

センカン『仕方ない。この鎮守府はもうあきらめましょう』

ハクチ『えー…?ここまで…やったのに…』

センカン『あなたのせいでしょ。次はもっと多めエネルギーをに溜めておいて、消費を抑えないとね』

ハクチ『はーい…努力します…』

888: 2016/03/06(日) 04:36:17.82 ID:Yfksc1Kv0
叢雲『じゃあ、エネルギー切れでも待つわけ?』

漣『いやいや。それは流石に分が悪い』

漣『そこで最初の話に戻るわけだけど、どうして動かないのか?』

吹雪『…エネルギー…』

五月雨『まさか…』

漣『うん…』

漣『あの人は…地面から、管か何かでエネルギーを補給してるんじゃないかな?』

889: 2016/03/06(日) 04:36:45.42 ID:Yfksc1Kv0
ハクチ『外に出るのも…久しぶりね…』

センスイ『そうねぇ。特にあなたは引きこもりだものね』

ハクチ『そんなこと…言われても…』

イー『ハクチ様。センスイ様。エネルギー管引き終わりましたイー』

センスイ『ご苦労様』

イー『いやー、転送装置がなかったら引くの大変でしたイー』

ハクチ『ていうか…無理でしょう…』

センスイ『じゃあ、よろしくね、ハクチ』

ハクチ『わかったわ…』

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

890: 2016/03/06(日) 04:37:12.03 ID:Yfksc1Kv0
電『でも、そうだとしたら、どうするのですか?』

叢雲『その管の場所わからないでしょ?そんなにボコボコ穴はあけられないわよ』

五月雨『穴あけてもすぐに修復されちゃうだろうし』

漣『そこで、大井さんに頼んで、爆弾でとにかく穴あけまくってもらおう』

漣『んで、その管を見つけた誰かが大井さんに知らせて、再び穴をあけてもらい、その管をぶった切る』

漣『っていう作戦なんだけど…どう?』

吹雪『…』

891: 2016/03/06(日) 04:37:40.72 ID:Yfksc1Kv0
漣『正直、ほとんど憶測だからわからないけど…』

吹雪『…それでいこう』

叢雲『そうね。時間もないし、それでいきましょ』

電『電も、大丈夫だと思うのです』

五月雨『うん、それでやってみよう』

漣『あざっす!』

吹雪『よし!みんな、頑張るよ!』

五人『オー!』

892: 2016/03/06(日) 04:38:10.20 ID:Yfksc1Kv0
大井「ここね?」

吹雪「はい!お願いします!」

ドカァァァァァァァァァン

吹雪「じゃあ…」

ハクチ「させない…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

吹雪「!!」

地面から腕が一本襲い掛かってきた!

893: 2016/03/06(日) 04:38:37.68 ID:Yfksc1Kv0
電「えいっ!」

ドゴォォォォ

電「吹雪さん、今のうちに!」

ハクチ「くっ…うっとおしい…!」

叢雲「はっ!」ブンッ

ハクチ「!!」

ガキィィィィィン

叢雲「ふん…壁で防いだか」

五月雨「たぁー!」ブンッ

ハクチ「…!」ガキィン

五月雨「吹雪ちゃん、早く!」

894: 2016/03/06(日) 04:39:15.43 ID:Yfksc1Kv0
吹雪「うん!」

吹雪「はぁぁっ!!」

ズバァッ


ゴゴゴゴゴゴ…

漣「…腕の動きが止まった」

ハクチ「馬鹿な…馬鹿なぁ…!」

895: 2016/03/06(日) 04:39:44.44 ID:Yfksc1Kv0
大井「さてと…」

ハクチ「…!ひぃっ…!」ダダッ

大井「逃がすか!『フリーズボム』!」ポイッ

ベチャッ

ハクチ「…!?う、動けない…!」

吹雪「さて…トドメです」

大井「覚悟しなさい」

ハクチ「ま…まって…!」

896: 2016/03/06(日) 04:40:10.39 ID:Yfksc1Kv0
電「アンカーハンマー!」ヒュンッ

漣「デッキチェリー!」ヒュンッ

叢雲「マストランス!」ヒュンッ

五月雨「キールブレード!」ヒュンッ

吹雪「ブリッジソード!」ヒュンッ

ピキィィィィィン ガッシィィィィィン

五人が投げた武器が空中で合体し、バズーカとなった!

五人「デストロイキャノン!」

897: 2016/03/06(日) 04:40:37.50 ID:Yfksc1Kv0
大井「…改二になったことで、もう一つ、とっておきの爆弾があるのよ」

大井「そのとっておきを使ってあげる…光栄に思うといいわ」

ハクチ「た…助けて…!」

大井「仲間たちの仇…」

大井「今!ここで討つ!!」

898: 2016/03/06(日) 04:41:03.24 ID:Yfksc1Kv0
漣「目標捕捉!」

電「照準よし!」

叢雲「充填完了!」

五月雨「発射準備完了!」


吹雪「ってぇー!!」


大井「『デストロイボム』!!」


ハクチ「う、うわあああああああああああああ!!!!」

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン

899: 2016/03/06(日) 04:41:56.79 ID:Yfksc1Kv0
大井「…」

漣「大井さん、大丈夫ですか?」

大井「…大丈夫…少し、疲れただけよ…」

吹雪「…私たちは、これから奥へと向かいます」

吹雪「一緒に…来てくれませんか?」

大井「…」

大井「ごめんなさい…」

大井「さっきのダメージが…予想以上に大きいみたい…」

大井「多分…戦えないわ…」

電「そう、ですか…」

叢雲「仕方ないわ。私たちだけで行きましょう」

五月雨「そうだね。大井さん、ありがとうございました」

900: 2016/03/06(日) 04:42:23.55 ID:Yfksc1Kv0
大井「…待って」

吹雪「…?」

大井「…これを」スッ

吹雪「…これは?」

大井「強化フォーム用の装備よ…あなたたちにも使えると思うわ」

大井「ただし、一個しかないから、一度に一人しか使えないわ」

大井「…きっと、役に立ってくれると思う」

吹雪「…ありがとうございます!」

大井「じゃあ…行きなさい」

大井「絶対に…勝つのよ…!」

五人「はい!」

901: 2016/03/06(日) 04:42:55.27 ID:Yfksc1Kv0
大井「…」

大井「…私の戦いは終わった…」

大井「これで…仇がとれたのかな…?」

大井「…」

大井「…強くなったわね、あの子たち」

大井「きっと…私たちの分も…戦ってくれるはず…」

大井「私たちができなかったことをしてくれるはず…」

大井「だから…」

大井「…勝つのよ…ショキカンジャーの名にかけて!」



第七話「決戦!敵陣に乗りこめ!」 艦

902: 2016/03/06(日) 04:43:47.93 ID:Yfksc1Kv0
次回予告

吹雪「いよいよ最終回!長かった戦いもこれで終わる!」

叢雲「結局勝つの?負けるの?」

電「それを言ったらダメなのです…」

五月雨「と、とにかく!みんな、頑張ろう!」

漣「戦隊モノでラスボスに負けるってないと思うけどね…」

吹雪「こらぁ!漣ちゃん!」


次回、最終話「ショキカンジャーよ、永遠なれ!」
最後までどうぞ、よろしくお願いします!

903: 2016/03/06(日) 04:45:13.23 ID:Yfksc1Kv0
というわけで今日はここまで
次も来週の土曜だと思います
1スレ終わりそうなので、終わりしだい新しいの建てます

904: 2016/03/06(日) 08:37:57.24 ID:eEHu2nXiO
乙!


引用: 駆逐戦隊!ショキカンジャー!!