99: 2017/06/19(月) 21:23:09.66 ID:HYIVVTZ00
最初:駆逐戦隊!ショキカンジャー!!改
前回:第二話「変身したい!」前編
その夜 吹雪と白雪の部屋
吹雪「……」
白雪「?どうかしたの?吹雪ちゃん。難しい顔して……」
吹雪「いや……」
吹雪(……聞いたほうが良いのかな……)
吹雪(……でも……)
吹雪「……白雪ちゃん、何か私に、隠してることない?」
白雪「……」
白雪「……ッ」ポロポロ
吹雪「え!?ど、どうしたの!?」
100: 2017/06/19(月) 21:23:38.43 ID:HYIVVTZ00
白雪「ご、ごめんね、吹雪ちゃん……」
白雪「急に……泣いたりして……」
吹雪「……」
ギュッ
白雪「……!」
吹雪「……大丈夫、大丈夫だから……」
白雪「……吹雪ちゃん……」グスッ
白雪「急に……泣いたりして……」
吹雪「……」
ギュッ
白雪「……!」
吹雪「……大丈夫、大丈夫だから……」
白雪「……吹雪ちゃん……」グスッ
101: 2017/06/19(月) 21:24:07.40 ID:HYIVVTZ00
吹雪「……落ち着いた?」
白雪「うん……ありがとう」
吹雪「……言いたくないなら、言わなくてもいいよ」
白雪「いいえ……言うわ」
白雪「吹雪ちゃん……実は私……」
白雪「最近……昼間、意識がなくなるの……」
吹雪「!!」
白雪「ある時、ふっと意識がなくなって……気が付いたら、時間が経ってて……」
白雪「その間、記憶がないの……」
吹雪「……」
白雪「うん……ありがとう」
吹雪「……言いたくないなら、言わなくてもいいよ」
白雪「いいえ……言うわ」
白雪「吹雪ちゃん……実は私……」
白雪「最近……昼間、意識がなくなるの……」
吹雪「!!」
白雪「ある時、ふっと意識がなくなって……気が付いたら、時間が経ってて……」
白雪「その間、記憶がないの……」
吹雪「……」
102: 2017/06/19(月) 21:24:35.18 ID:HYIVVTZ00
白雪「吹雪ちゃん……私、怖いよ……」
白雪「どうして、こんなことになってるのか……わかんないよ……」
吹雪「……」
吹雪「……大丈夫だよ、白雪ちゃん」
白雪「吹雪ちゃん……?」
吹雪「私が……絶対、助けるから……」
吹雪「……安心して」
白雪「……うん」
白雪「ありがとう……」
吹雪「……」
白雪「どうして、こんなことになってるのか……わかんないよ……」
吹雪「……」
吹雪「……大丈夫だよ、白雪ちゃん」
白雪「吹雪ちゃん……?」
吹雪「私が……絶対、助けるから……」
吹雪「……安心して」
白雪「……うん」
白雪「ありがとう……」
吹雪「……」
103: 2017/06/19(月) 21:25:03.98 ID:HYIVVTZ00
翌日
吹雪「……ということらしいよ」
叢雲「なるほど……あいつらに、何かされたのかしら?」
五月雨「そうだったら、許せないことだよ」
漣「白雪ちゃんは利用されていた、ということか……」カシャッ
電「なんでブラインドから外覗いてるのです?」
漣「刑事ドラマっぽいかと」
吹雪「それにしても、変身アイテムは今どうなってるんだろ?」
電「工廠に行ってみるのです」
吹雪「……ということらしいよ」
叢雲「なるほど……あいつらに、何かされたのかしら?」
五月雨「そうだったら、許せないことだよ」
漣「白雪ちゃんは利用されていた、ということか……」カシャッ
電「なんでブラインドから外覗いてるのです?」
漣「刑事ドラマっぽいかと」
吹雪「それにしても、変身アイテムは今どうなってるんだろ?」
電「工廠に行ってみるのです」
104: 2017/06/19(月) 21:25:29.25 ID:HYIVVTZ00
工廠
吹雪「こんにちはー」
夕張「あ、みんな!できたよ、変身アイテムが!」
明石「じゃーん!」
五人「おおっ」
夕張「腕輪型にしてみましたー」
漣「ふむ、無難なところですな」
明石「これが、私たちの血と汗と涙と欲望と希望をコンクリートミキサーにかけてぶちまけた変身アイテム!」
明石「その名も……『ショキブレス』!!」
吹雪「こんにちはー」
夕張「あ、みんな!できたよ、変身アイテムが!」
明石「じゃーん!」
五人「おおっ」
夕張「腕輪型にしてみましたー」
漣「ふむ、無難なところですな」
明石「これが、私たちの血と汗と涙と欲望と希望をコンクリートミキサーにかけてぶちまけた変身アイテム!」
明石「その名も……『ショキブレス』!!」
105: 2017/06/19(月) 21:26:03.74 ID:HYIVVTZ00
叢雲「え、これ使うと本当に変身できるの?」
夕張「うん。戦闘用の強化スーツが瞬時に装着されます」
電「そのスーツってどこから来るのです?」
明石「その変身アイテム内に圧縮、収納されてて、そこから……」
漣「デンジマンかな?」
夕張「変身機能の他に、通信機能とかもつけたよ」
五月雨「通信?どうやって使うんですか?」
夕張「ここを押すと……」カチッ
ピピピピッ
吹雪「うわっ!?」
夕張「こうやって呼び出し音が鳴るから、そのボタンを押すと通信できるよ。もちろん、メンバー全員と通話可能ね」
叢雲「……呼び出し音大きすぎない?」
明石「え、そう?」
吹雪「びっくりしましたよ……」
夕張「うん。戦闘用の強化スーツが瞬時に装着されます」
電「そのスーツってどこから来るのです?」
明石「その変身アイテム内に圧縮、収納されてて、そこから……」
漣「デンジマンかな?」
夕張「変身機能の他に、通信機能とかもつけたよ」
五月雨「通信?どうやって使うんですか?」
夕張「ここを押すと……」カチッ
ピピピピッ
吹雪「うわっ!?」
夕張「こうやって呼び出し音が鳴るから、そのボタンを押すと通信できるよ。もちろん、メンバー全員と通話可能ね」
叢雲「……呼び出し音大きすぎない?」
明石「え、そう?」
吹雪「びっくりしましたよ……」
106: 2017/06/19(月) 21:26:32.73 ID:HYIVVTZ00
五月雨「そういえば、さっき戦闘用の強化スーツって言ってましたけど……」
明石「ああ、うん。見た目が戦隊っぽければいいって話だったけど」
明石「ただの服だけだと不安だったから、スーツも特殊なものにしたよ」
夕張「その名も『ショキスーツ』!みんなの体にそれぞれフィットするようにできてるよ」
夕張「これを身にまとうことで、身体能力を何倍にもアップできるわ」
夕張「当然防御面も完璧。熱に強いし、普通の銃弾や刃物くらいじゃ傷一つつかないよ」
漣「いつも衣服が弾け飛んでる我々からすれば、画期的なスーツですな」
電「そ、そんなすごい物作れたのです?」
明石「謎技術に突っ込みを入れるのは無粋よ、電ちゃん」
吹雪「これ、普段の出撃でも使えないんですか?」
夕張「それが、どうも艤装との相性が悪いみたいなんだよね……艤装を扱うには、普段の格好が一番ってことね」
叢雲「そういうものなのね……」
明石「ああ、うん。見た目が戦隊っぽければいいって話だったけど」
明石「ただの服だけだと不安だったから、スーツも特殊なものにしたよ」
夕張「その名も『ショキスーツ』!みんなの体にそれぞれフィットするようにできてるよ」
夕張「これを身にまとうことで、身体能力を何倍にもアップできるわ」
夕張「当然防御面も完璧。熱に強いし、普通の銃弾や刃物くらいじゃ傷一つつかないよ」
漣「いつも衣服が弾け飛んでる我々からすれば、画期的なスーツですな」
電「そ、そんなすごい物作れたのです?」
明石「謎技術に突っ込みを入れるのは無粋よ、電ちゃん」
吹雪「これ、普段の出撃でも使えないんですか?」
夕張「それが、どうも艤装との相性が悪いみたいなんだよね……艤装を扱うには、普段の格好が一番ってことね」
叢雲「そういうものなのね……」
107: 2017/06/19(月) 21:26:59.52 ID:HYIVVTZ00
明石「さあ、お待ちかねの変身機能の説明だー!!」
漣「ヨッシャー!キタコレ!」
夕張「やり方はとっても簡単!ショキブレスを左腕に装着して、このレバーを引くだけ!」
夕張「そしてその時に、『抜錨』って言ってね!」
吹雪「え、言わないとダメですか?」
夕張「ダメです」
吹雪「えぇ……」
夕張「ほーら、やったやった!私たちも変身見てみたいんだから!」
吹雪「わ、わかりましたよ……それじゃあ」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!
一同「!!?」
漣「ヨッシャー!キタコレ!」
夕張「やり方はとっても簡単!ショキブレスを左腕に装着して、このレバーを引くだけ!」
夕張「そしてその時に、『抜錨』って言ってね!」
吹雪「え、言わないとダメですか?」
夕張「ダメです」
吹雪「えぇ……」
夕張「ほーら、やったやった!私たちも変身見てみたいんだから!」
吹雪「わ、わかりましたよ……それじゃあ」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!
一同「!!?」
108: 2017/06/19(月) 21:27:45.22 ID:HYIVVTZ00
吹雪「爆発音!?」
叢雲「砲撃音……ではなさそうね」
電「あまり大きくなかったですが……確かにしたのです!」
五月雨「ど、どこから!?」
漣「どうせ工廠じゃね?」
明石「いや、工廠ここだから!それに私たち、そんなに危険なもの作ってないから!」
叢雲「今の音の感じだと、結構距離あるわね。鎮守府のはずれの方じゃない?」
吹雪「……鎮守府のはずれ……」
五人「……!!」
五月雨「夕張さん、明石さん!すみません、ちょっと私たち行ってきます!」
夕張「え、ちょっと!?」
明石「まだ変身シーン見てないのにー!」
叢雲「砲撃音……ではなさそうね」
電「あまり大きくなかったですが……確かにしたのです!」
五月雨「ど、どこから!?」
漣「どうせ工廠じゃね?」
明石「いや、工廠ここだから!それに私たち、そんなに危険なもの作ってないから!」
叢雲「今の音の感じだと、結構距離あるわね。鎮守府のはずれの方じゃない?」
吹雪「……鎮守府のはずれ……」
五人「……!!」
五月雨「夕張さん、明石さん!すみません、ちょっと私たち行ってきます!」
夕張「え、ちょっと!?」
明石「まだ変身シーン見てないのにー!」
109: 2017/06/19(月) 21:28:15.20 ID:HYIVVTZ00
タッタッタ……
吹雪「はぁ……はぁ……」
叢雲「……この辺よね、この間、あの黒いのと戦ったの」
電「はい。そして、白雪さんが鞄を置いていったのも……」
五月雨「!誰かいるよ!」
空母棲姫?「もう、あんたたち!失敗しないでって言ったでしょーが!」
イ級?「すみませんイー……」
ロ級?「頑張ったんですがロー」
ハ級?「どうにもなりませんでしたハー」
二級?「まあ、仕方ないですニー」
叢雲「……!あの黒いのがいるわね」
吹雪「予想通り……しかも、仲間もいるみたいだね」
電「……あの人、空母棲姫に似てるのです」
漣「この間のイ級に加えて、ロ級、ハ級、二級がいるし……」
吹雪「はぁ……はぁ……」
叢雲「……この辺よね、この間、あの黒いのと戦ったの」
電「はい。そして、白雪さんが鞄を置いていったのも……」
五月雨「!誰かいるよ!」
空母棲姫?「もう、あんたたち!失敗しないでって言ったでしょーが!」
イ級?「すみませんイー……」
ロ級?「頑張ったんですがロー」
ハ級?「どうにもなりませんでしたハー」
二級?「まあ、仕方ないですニー」
叢雲「……!あの黒いのがいるわね」
吹雪「予想通り……しかも、仲間もいるみたいだね」
電「……あの人、空母棲姫に似てるのです」
漣「この間のイ級に加えて、ロ級、ハ級、二級がいるし……」
110: 2017/06/19(月) 21:28:43.99 ID:HYIVVTZ00
空母棲姫?「開き直ってんじゃないわよ!これで気づかれたら……」 クルッ
空母棲姫?「あっ」
五人「あっ」
空母棲姫?「ほら、見つかったじゃないのー!」ポカポカ
ハ級?「いてて!やめてくださいハー」
叢雲「何こいつら……」
空母棲姫?「あっ」
五人「あっ」
空母棲姫?「ほら、見つかったじゃないのー!」ポカポカ
ハ級?「いてて!やめてくださいハー」
叢雲「何こいつら……」
111: 2017/06/19(月) 21:29:12.17 ID:HYIVVTZ00
漣「あのー、どちら様ですかね?」
電「ここで何してたのです?」
空母棲姫?「ぐぅっ!え、えーと……」
空母棲姫?「あ、そう!お花見よお花見!桜を見てたのよ!」
五月雨「もう夏ですよ」
空母棲姫?「え、あ……ほ、本当は海水浴に来てたの!泳ごうと思って!」
吹雪「そんな怪しい恰好で、わざわざ鎮守府まで来て?」
空母棲姫?「ぐぬぬ……」
電「ここで何してたのです?」
空母棲姫?「ぐぅっ!え、えーと……」
空母棲姫?「あ、そう!お花見よお花見!桜を見てたのよ!」
五月雨「もう夏ですよ」
空母棲姫?「え、あ……ほ、本当は海水浴に来てたの!泳ごうと思って!」
吹雪「そんな怪しい恰好で、わざわざ鎮守府まで来て?」
空母棲姫?「ぐぬぬ……」
112: 2017/06/19(月) 21:29:51.58 ID:HYIVVTZ00
叢雲「まったく……あんたたちが何かやってることはわかってんのよ」
電「工廠の工具を盗んでたのはあなたたちなのです?」
空母棲姫?「っ!!も、もしかして一昨日から妨害してたのは……」
漣「その通りだァ……」ニヤリ
空母棲姫?「くっ……よくも邪魔してくれたわね!」
五月雨「どうしてこんなことを!?あなたたちは、何者なんですか!?」
空母棲姫?「ふん、答える必要はないわ!とにかく、気付かれたからには消えてもらうしかないわね!」ザッ
五人「!!」
イ級?「イー……クウボ様。ここは我々にお任せくださいイー」ザッ
ロ級?「そうですロー。こんな小娘たち、我々だけで十分ですロー」
クウボ「そう……じゃあ、イー、ロー、ハー、二―。任せたわよ」
吹雪「……やっぱり、戦うしかないみたいだね」
電「工廠の工具を盗んでたのはあなたたちなのです?」
空母棲姫?「っ!!も、もしかして一昨日から妨害してたのは……」
漣「その通りだァ……」ニヤリ
空母棲姫?「くっ……よくも邪魔してくれたわね!」
五月雨「どうしてこんなことを!?あなたたちは、何者なんですか!?」
空母棲姫?「ふん、答える必要はないわ!とにかく、気付かれたからには消えてもらうしかないわね!」ザッ
五人「!!」
イ級?「イー……クウボ様。ここは我々にお任せくださいイー」ザッ
ロ級?「そうですロー。こんな小娘たち、我々だけで十分ですロー」
クウボ「そう……じゃあ、イー、ロー、ハー、二―。任せたわよ」
吹雪「……やっぱり、戦うしかないみたいだね」
113: 2017/06/19(月) 21:30:24.19 ID:HYIVVTZ00
吹雪「仕方ない、みんな、変身するよ!」チャキッ
叢雲「ええ!」チャキッ
漣「ほいっ!」チャキッ
電「はいっ!」チャキッ
五月雨「うん!」チャキッ
五人は、それぞれショキブレスを左手に装着した!
叢雲「ええ!」チャキッ
漣「ほいっ!」チャキッ
電「はいっ!」チャキッ
五月雨「うん!」チャキッ
五人は、それぞれショキブレスを左手に装着した!
114: 2017/06/19(月) 21:31:07.66 ID:HYIVVTZ00
五人「抜錨!!」
カチッ
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン……
五人の体に、スーツが装着されていく!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
クウボ「!?な、何!?」
吹雪「ほ、本当に変身した……」
五月雨「なんだか体も軽いし……これが、スーツの力……」
漣「ヨッシャー!このまま名乗りいくよー!!」
カチッ
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン……
五人の体に、スーツが装着されていく!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
クウボ「!?な、何!?」
吹雪「ほ、本当に変身した……」
五月雨「なんだか体も軽いし……これが、スーツの力……」
漣「ヨッシャー!このまま名乗りいくよー!!」
115: 2017/06/19(月) 21:31:34.07 ID:HYIVVTZ00
デデッデデー デデッデデーン
吹雪「吹雪レッド!」
叢雲「叢雲ブラック!」
漣「漣ピンク!」
電「電イ工口ー!」
五月雨「五月雨ブルー!」
吹雪「五人そろって!」
五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」
バァァァァァァァァァァァァァァン!!!
吹雪「吹雪レッド!」
叢雲「叢雲ブラック!」
漣「漣ピンク!」
電「電イ工口ー!」
五月雨「五月雨ブルー!」
吹雪「五人そろって!」
五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」
バァァァァァァァァァァァァァァン!!!
116: 2017/06/19(月) 21:32:01.55 ID:HYIVVTZ00
クウボ「ショキカンジャー!?あなたたちが……!?」
叢雲「あれ、何で知ってるの?」
イー「先日お前らに殺された、イーの仲間が持って行った通信機器から記録されていたんだイー!」
漣「あいつ氏ぬ前にそんなことしてたのか……」
電「気付かなかったのです」
クウボ「なるほど……私たちについて、いくらか知っているわけね」
クウボ「いいわ……お前たち!やっておしまい!」
「イー!」「ロー!」「ハー!」「ニー!」シュババッ
五月雨「来た!」
吹雪「よし……!みんな、行くよ!」
叢雲「あれ、何で知ってるの?」
イー「先日お前らに殺された、イーの仲間が持って行った通信機器から記録されていたんだイー!」
漣「あいつ氏ぬ前にそんなことしてたのか……」
電「気付かなかったのです」
クウボ「なるほど……私たちについて、いくらか知っているわけね」
クウボ「いいわ……お前たち!やっておしまい!」
「イー!」「ロー!」「ハー!」「ニー!」シュババッ
五月雨「来た!」
吹雪「よし……!みんな、行くよ!」
117: 2017/06/19(月) 21:32:29.04 ID:HYIVVTZ00
イー「イー!」バッ
吹雪「ていっ!」ドゴォ!
イー「イーーーーーーーーッ!!」ズザァッ
吹雪「よし、通った!」
五月雨「仮説は合ってたみたいだね!」
五月雨「よっと!」ドカッ!
ロー「ローーーッ!!」
吹雪「ていっ!」ドゴォ!
イー「イーーーーーーーーッ!!」ズザァッ
吹雪「よし、通った!」
五月雨「仮説は合ってたみたいだね!」
五月雨「よっと!」ドカッ!
ロー「ローーーッ!!」
118: 2017/06/19(月) 21:32:58.01 ID:HYIVVTZ00
ハー「ハッ!ハッ!」ブンッブンッ
叢雲「あーもう!うっとうしいわね!」
ガシッ
ハー「ハ?」
叢雲「大人しく…」
ブンッ!
叢雲はハ級?を背負い投げした!
叢雲「しなさああああああい!!」
ズドォォォォォォォンッ!
ハー「ハーーーーーーーーッ!!」
叢雲「あーもう!うっとうしいわね!」
ガシッ
ハー「ハ?」
叢雲「大人しく…」
ブンッ!
叢雲はハ級?を背負い投げした!
叢雲「しなさああああああい!!」
ズドォォォォォォォンッ!
ハー「ハーーーーーーーーッ!!」
119: 2017/06/19(月) 21:33:26.66 ID:HYIVVTZ00
ニー「ニーッシッシ…お前が一番弱そうだ二ー」
電「はわわ……」
ニー「お前から頃してやるニー!!」ダッ
漣「あー、やめといたほうがいいよ」
ニー「え?」
漣「隙あり!」ドカッ
ニー「ニーーーーッ!!?」ドザァッ
漣「はい、電ちゃんトドメよろしく」
電「はわわ……えっと……」ダダッ
ニー「ニ……?」ムクッ
電「ご、ごめんなさい、なのです!」ドゴォ
ニー「ニッーーーーーーーーー!!??」
いつものが決まった
電「はわわ……」
ニー「お前から頃してやるニー!!」ダッ
漣「あー、やめといたほうがいいよ」
ニー「え?」
漣「隙あり!」ドカッ
ニー「ニーーーーッ!!?」ドザァッ
漣「はい、電ちゃんトドメよろしく」
電「はわわ……えっと……」ダダッ
ニー「ニ……?」ムクッ
電「ご、ごめんなさい、なのです!」ドゴォ
ニー「ニッーーーーーーーーー!!??」
いつものが決まった
120: 2017/06/19(月) 21:33:52.68 ID:HYIVVTZ00
電「うう……やっぱり痛いのです」ヒリヒリ
叢雲「あなたは普通に戦うことを覚えたほうが良いわ」
クウボ「くっ……戦闘員が全滅とは……」
吹雪「残るはあなただけです!覚悟しなさい!」ダッ
クウボ「っ!!こうなったら……!」パチン
吹雪「はぁっ!」バッ
シュバッ
吹雪「!?」
???「……」
ガシィッ
何者かが吹雪の腕をつかんだ!
叢雲「あなたは普通に戦うことを覚えたほうが良いわ」
クウボ「くっ……戦闘員が全滅とは……」
吹雪「残るはあなただけです!覚悟しなさい!」ダッ
クウボ「っ!!こうなったら……!」パチン
吹雪「はぁっ!」バッ
シュバッ
吹雪「!?」
???「……」
ガシィッ
何者かが吹雪の腕をつかんだ!
121: 2017/06/19(月) 21:34:19.08 ID:HYIVVTZ00
吹雪「くっ!離し……」バッ
吹雪「……!?」
クウボ「ふぅ……ここまで呼んでおいてよかったわ……」
吹雪「ど、どうして……?」
吹雪「どうして……白雪ちゃんが……?」
白雪「……」グググ
吹雪「……!?」
クウボ「ふぅ……ここまで呼んでおいてよかったわ……」
吹雪「ど、どうして……?」
吹雪「どうして……白雪ちゃんが……?」
白雪「……」グググ
122: 2017/06/19(月) 21:34:50.57 ID:HYIVVTZ00
白雪「……」ドカッ!
吹雪「グハッ!」
叢雲「吹雪!」
吹雪「く……私は大丈夫……」
吹雪「でも……」
白雪「……」
白雪「……」ブンッ
吹雪「くっ」シュバッ
クウボ「ヲホホ!やっぱり私が操ってる方が、戦闘員より役に立つわ!」
吹雪「なっ……!あなたが操ってるの!?」
クウボ「そうよ。私は人を操る能力を持っているの」
叢雲「それで白雪を利用して……!」
白雪「……」ドゴォ!
吹雪「ぐ……!」
電「吹雪さん!」
吹雪「グハッ!」
叢雲「吹雪!」
吹雪「く……私は大丈夫……」
吹雪「でも……」
白雪「……」
白雪「……」ブンッ
吹雪「くっ」シュバッ
クウボ「ヲホホ!やっぱり私が操ってる方が、戦闘員より役に立つわ!」
吹雪「なっ……!あなたが操ってるの!?」
クウボ「そうよ。私は人を操る能力を持っているの」
叢雲「それで白雪を利用して……!」
白雪「……」ドゴォ!
吹雪「ぐ……!」
電「吹雪さん!」
123: 2017/06/19(月) 21:35:50.05 ID:HYIVVTZ00
吹雪「わ、私は大丈夫だから……」
吹雪「あの人を倒して……!」
五月雨「わかった!」ダダッ
漣「漣の本気を見せてやるぅ!!」ダダッ
クウボ「ふふ……そう簡単にいくかしら?」
叢雲「なんですって?」
イーたち「イッー!!」ワラワラ
吹雪「あの人を倒して……!」
五月雨「わかった!」ダダッ
漣「漣の本気を見せてやるぅ!!」ダダッ
クウボ「ふふ……そう簡単にいくかしら?」
叢雲「なんですって?」
イーたち「イッー!!」ワラワラ
124: 2017/06/19(月) 21:36:34.80 ID:HYIVVTZ00
電「うわぁ!いっぱい来たのです!」
五月雨「援軍!?そんな……さっきより多い!」
クウボ「ヲーッホッホッホ!こんなこともあろうかと、さっき呼んでおいたのよ!」
漣「ありゃりゃ……まいったなぁ……」
イーたち「イーッ!!」ワラワラ
五月雨「ちょっと!……やー!」ドゴッ
叢雲「くそっ……これじゃ、奴に……」バキッ
電「近づけない……のです……!」ドンッ
イーたち「イーッ!!」ワラワラ
五月雨「援軍!?そんな……さっきより多い!」
クウボ「ヲーッホッホッホ!こんなこともあろうかと、さっき呼んでおいたのよ!」
漣「ありゃりゃ……まいったなぁ……」
イーたち「イーッ!!」ワラワラ
五月雨「ちょっと!……やー!」ドゴッ
叢雲「くそっ……これじゃ、奴に……」バキッ
電「近づけない……のです……!」ドンッ
イーたち「イーッ!!」ワラワラ
125: 2017/06/19(月) 21:37:03.93 ID:HYIVVTZ00
白雪「……」ガッ
白雪は吹雪の首をつかんだ
吹雪「ぐっ……!」ギリギリ
吹雪(いつもの白雪ちゃんとは全然違う……!かなり力が強い……)
吹雪(どうにかして抵抗しないと!)グッ
白雪「……」
吹雪「……っ」
白雪は吹雪の首をつかんだ
吹雪「ぐっ……!」ギリギリ
吹雪(いつもの白雪ちゃんとは全然違う……!かなり力が強い……)
吹雪(どうにかして抵抗しないと!)グッ
白雪「……」
吹雪「……っ」
126: 2017/06/19(月) 21:37:52.00 ID:HYIVVTZ00
ググググ……
吹雪「うう……」
クウボ「どうやらあなたは、その子を傷つけられないようね」
クウボ「その甘さが命取りよ。そのまま氏になさい……!」
白雪「……」ギリギリ
吹雪「ぐ……うう……」
吹雪「白雪……ちゃ……ん……」
吹雪「うう……」
クウボ「どうやらあなたは、その子を傷つけられないようね」
クウボ「その甘さが命取りよ。そのまま氏になさい……!」
白雪「……」ギリギリ
吹雪「ぐ……うう……」
吹雪「白雪……ちゃ……ん……」
127: 2017/06/19(月) 21:38:18.62 ID:HYIVVTZ00
白雪『吹雪ちゃん……私、怖いよ……』
白雪『どうして、こんなことになってるのか……わかんないよ……』
吹雪(ああ、そうか……)
吹雪(白雪ちゃんは……ずっと、この人に操られて……)
吹雪(ずっと……苦しんできたんだ……)
白雪『どうして、こんなことになってるのか……わかんないよ……』
吹雪(ああ、そうか……)
吹雪(白雪ちゃんは……ずっと、この人に操られて……)
吹雪(ずっと……苦しんできたんだ……)
128: 2017/06/19(月) 21:39:06.25 ID:HYIVVTZ00
吹雪『……大丈夫だよ、白雪ちゃん』
白雪『吹雪ちゃん……?』
吹雪『私が……絶対、助けるから……』
吹雪『安心して……』
白雪『……うん』
白雪『ありがとう……』
吹雪「……!」
吹雪(そうだ……白雪ちゃんは、今も苦しんでるんだ……)
吹雪(……だったら、私が……)
吹雪(私が……白雪ちゃんを……)
吹雪(助けるんだ……!)
白雪『吹雪ちゃん……?』
吹雪『私が……絶対、助けるから……』
吹雪『安心して……』
白雪『……うん』
白雪『ありがとう……』
吹雪「……!」
吹雪(そうだ……白雪ちゃんは、今も苦しんでるんだ……)
吹雪(……だったら、私が……)
吹雪(私が……白雪ちゃんを……)
吹雪(助けるんだ……!)
129: 2017/06/19(月) 21:39:34.75 ID:HYIVVTZ00
吹雪「白雪……ちゃん……」
白雪「……」ギリギリ
吹雪「大丈夫……だよ……」
吹雪「私が……」
吹雪「助ける……から……!!」
白雪「……」
白雪(……ふ、ぶ、き……ちゃん……?)
白雪「……」ギリギリ
吹雪「大丈夫……だよ……」
吹雪「私が……」
吹雪「助ける……から……!!」
白雪「……」
白雪(……ふ、ぶ、き……ちゃん……?)
130: 2017/06/19(月) 21:40:19.60 ID:HYIVVTZ00
キラッ
吹雪「!!」
白雪の首元に、赤く光る何かを見つけた!
吹雪(……!もしかして…!)ガッ
白雪「……!」
吹雪「えいっ!」グイッ
吹雪は、白雪の首元にあった物をつかみ取り、そのまま引き抜いた!
クウボ「何!?」
白雪「……っ」フッ
吹雪「白雪ちゃん!」サッ
吹雪「……よかった、気を失ってるだけだ……」
吹雪「!!」
白雪の首元に、赤く光る何かを見つけた!
吹雪(……!もしかして…!)ガッ
白雪「……!」
吹雪「えいっ!」グイッ
吹雪は、白雪の首元にあった物をつかみ取り、そのまま引き抜いた!
クウボ「何!?」
白雪「……っ」フッ
吹雪「白雪ちゃん!」サッ
吹雪「……よかった、気を失ってるだけだ……」
131: 2017/06/19(月) 21:41:04.77 ID:HYIVVTZ00
吹雪「!これは……」
白雪の首元についていたのは、敵艦載機そっくりな、小さな石であった!
吹雪「なるほど、これを白雪ちゃんにつけることで操っていたんだね……」バキッ!
クウボ「ま、まさか気が付くなんて……」
吹雪「確かに小さくて見えづらかったけど……残念でしたね」
吹雪「これで、白雪ちゃんは操れないでしょう?」
白雪の首元についていたのは、敵艦載機そっくりな、小さな石であった!
吹雪「なるほど、これを白雪ちゃんにつけることで操っていたんだね……」バキッ!
クウボ「ま、まさか気が付くなんて……」
吹雪「確かに小さくて見えづらかったけど……残念でしたね」
吹雪「これで、白雪ちゃんは操れないでしょう?」
132: 2017/06/19(月) 21:41:33.83 ID:HYIVVTZ00
クウボ「クッ……だ、だったら、戦闘員!行きなさい!」
クウボ「戦闘員!何してるの!せんと……あれ?」
イーたち「イー……」ピクピク
クウボが気が付かないうちに、戦闘員は全滅していた
叢雲「これで残るはあんただけよ」
五月雨「覚悟してください!」
クウボ「そ、そんな……」
クウボ「戦闘員!何してるの!せんと……あれ?」
イーたち「イー……」ピクピク
クウボが気が付かないうちに、戦闘員は全滅していた
叢雲「これで残るはあんただけよ」
五月雨「覚悟してください!」
クウボ「そ、そんな……」
133: 2017/06/19(月) 21:42:00.25 ID:HYIVVTZ00
吹雪「はあああああああああ!!」ダダッ
クウボ「!!」
吹雪「吹雪パァァァァンチ!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!
クウボ「ぐあああああああああ!!!」
クウボ「!!」
吹雪「吹雪パァァァァンチ!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!
クウボ「ぐあああああああああ!!!」
134: 2017/06/19(月) 21:42:44.08 ID:HYIVVTZ00
吹雪「はぁ……はぁ……」
クウボ「くっ……この……」フラッ
イー「イー……クウボ様……」
クウボ「……分が悪いわね……」
クウボ「撤退よ!ここは引くわ!」
イーたち「イー!!」ワラワラ
叢雲「あっ!逃げる気!?」
クウボ「くっ……この……」フラッ
イー「イー……クウボ様……」
クウボ「……分が悪いわね……」
クウボ「撤退よ!ここは引くわ!」
イーたち「イー!!」ワラワラ
叢雲「あっ!逃げる気!?」
136: 2017/06/19(月) 21:43:52.00 ID:HYIVVTZ00
クウボ「……ショキカンジャー!!特にレッド!!」
五人「!!」
クウボ「……覚えてらっしゃい!」
シュンッ
電「あっ!消えたのです!?」
五月雨「瞬間移動……?そんなこともできるなんて」
叢雲「もうわけわからないわね……」
漣「戦闘員は海の方に逃げていったけど……どうする?追う?」
吹雪「いや……やめておこう」
吹雪「正直、こっちもギリギリだし……」
五人「!!」
クウボ「……覚えてらっしゃい!」
シュンッ
電「あっ!消えたのです!?」
五月雨「瞬間移動……?そんなこともできるなんて」
叢雲「もうわけわからないわね……」
漣「戦闘員は海の方に逃げていったけど……どうする?追う?」
吹雪「いや……やめておこう」
吹雪「正直、こっちもギリギリだし……」
137: 2017/06/19(月) 21:44:26.02 ID:HYIVVTZ00
夕張「あー!もう終わってる!」ダダッ
明石「変身シーンも戦闘シーンも見れなかったー……」
夕張「せっかくいいカメラ持って来たのにー」
吹雪「あ、二人とも。これ、すっごく役に立ちました!」
五月雨「本当にありがとうございます!」
夕張「え?そう?」
明石「まあ、役だったんならよかったよ。大切にしてね」
明石「変身シーンも戦闘シーンも見れなかったー……」
夕張「せっかくいいカメラ持って来たのにー」
吹雪「あ、二人とも。これ、すっごく役に立ちました!」
五月雨「本当にありがとうございます!」
夕張「え?そう?」
明石「まあ、役だったんならよかったよ。大切にしてね」
138: 2017/06/19(月) 21:44:54.76 ID:HYIVVTZ00
叢雲「さて、吹雪……」
吹雪「うん……」
──────────
──────
───
白雪「っ!!」バッ
白雪(ここは……部屋?)
吹雪「あ、起きた?白雪ちゃん」
白雪「吹雪……ちゃん……」
吹雪「うん……」
──────────
──────
───
白雪「っ!!」バッ
白雪(ここは……部屋?)
吹雪「あ、起きた?白雪ちゃん」
白雪「吹雪……ちゃん……」
140: 2017/06/19(月) 21:45:22.54 ID:HYIVVTZ00
白雪「私…どうしちゃったの……?」
吹雪「うん。急に倒れちゃったんだ」
吹雪「明石さんに診てもらったけど、問題ないって」
吹雪「これから意識がなくなることもないと思うよ」
白雪「そう……」
白雪(でも……何だか……ぼんやりと……)
吹雪「じゃあ、私は行くね?ゆっくり休んでね」ガチャッ
白雪「ふ、吹雪ちゃん!」
吹雪「……」ピタッ
吹雪「うん。急に倒れちゃったんだ」
吹雪「明石さんに診てもらったけど、問題ないって」
吹雪「これから意識がなくなることもないと思うよ」
白雪「そう……」
白雪(でも……何だか……ぼんやりと……)
吹雪「じゃあ、私は行くね?ゆっくり休んでね」ガチャッ
白雪「ふ、吹雪ちゃん!」
吹雪「……」ピタッ
141: 2017/06/19(月) 21:45:56.67 ID:HYIVVTZ00
白雪「私……覚えてないの……覚えてないけど……」
白雪「わかるよ……吹雪ちゃんが、助けてくれたんだって……」
吹雪「……」
吹雪「違うよ……」
白雪「違わないよ!吹雪ちゃん、助けてくれるって言ってたから……」
白雪「それに、私……ぼんやりと覚えてるよ」
白雪「私が苦しんでるとき、誰かが……『ヒーロー』が、助けてくれたって……」
白雪「記憶はないけど……」
白雪「……心で覚えてるよ」
白雪「わかるよ……吹雪ちゃんが、助けてくれたんだって……」
吹雪「……」
吹雪「違うよ……」
白雪「違わないよ!吹雪ちゃん、助けてくれるって言ってたから……」
白雪「それに、私……ぼんやりと覚えてるよ」
白雪「私が苦しんでるとき、誰かが……『ヒーロー』が、助けてくれたって……」
白雪「記憶はないけど……」
白雪「……心で覚えてるよ」
142: 2017/06/19(月) 21:46:28.07 ID:HYIVVTZ00
吹雪「……」
白雪「……だから」
白雪「ありがとう、吹雪ちゃん」
吹雪「……」
吹雪「どういたしまして、白雪ちゃん」
バタン
白雪「……もう……」
白雪「……だから」
白雪「ありがとう、吹雪ちゃん」
吹雪「……」
吹雪「どういたしまして、白雪ちゃん」
バタン
白雪「……もう……」
143: 2017/06/19(月) 21:46:59.83 ID:HYIVVTZ00
吹雪「……」
吹雪(私は、もっと強くなりたい……)
吹雪(艦娘としても……『ヒーロー』としても……!)
吹雪(大切な人を守るために……!)
吹雪「よーし!」
吹雪「ショキカンジャー、レッドの吹雪!頑張るぞー!」
第二話「変身したい!」 艦
吹雪(私は、もっと強くなりたい……)
吹雪(艦娘としても……『ヒーロー』としても……!)
吹雪(大切な人を守るために……!)
吹雪「よーし!」
吹雪「ショキカンジャー、レッドの吹雪!頑張るぞー!」
第二話「変身したい!」 艦
144: 2017/06/19(月) 21:47:26.38 ID:HYIVVTZ00
次回予告!
切り込み隊長のブラック、叢雲よ
何か、切り込み隊長に任命されたらしいわ……まあ漣が勝手に言ってるだけだけど
いよいよ敵の幹部まで出てきたわ。十分に準備しないと危険ね
変身できるようになって戦闘服はできたけど、まだ不十分だわ
何か、もっと戦闘に役立つような……
何?電。え?これ?これは……いや、違うわよ
次回、第二話「武器がほしい!」
次回も見ないと、酸素魚雷を食らわせるわよ!
切り込み隊長のブラック、叢雲よ
何か、切り込み隊長に任命されたらしいわ……まあ漣が勝手に言ってるだけだけど
いよいよ敵の幹部まで出てきたわ。十分に準備しないと危険ね
変身できるようになって戦闘服はできたけど、まだ不十分だわ
何か、もっと戦闘に役立つような……
何?電。え?これ?これは……いや、違うわよ
次回、第二話「武器がほしい!」
次回も見ないと、酸素魚雷を食らわせるわよ!
145: 2017/06/19(月) 21:47:59.29 ID:HYIVVTZ00
スペシャルコーナー『ショキカンジャーって?ああ!』
~ショキブレスと抜錨~
漣「はい、ちゅーわけでですね。始まりました、『ショキカンジャーって?ああ!』のコーナー」
吹雪「……え、なにこれ」
漣「ショキカンジャーの装備、戦力とかについていろいろ説明するコーナーです」
五月雨「ああ、デカレンジャーみたいなの?」
漣「そうそう、そんな感じ」
叢雲「誰に説明するのよ」
漣「世の中」
~ショキブレスと抜錨~
漣「はい、ちゅーわけでですね。始まりました、『ショキカンジャーって?ああ!』のコーナー」
吹雪「……え、なにこれ」
漣「ショキカンジャーの装備、戦力とかについていろいろ説明するコーナーです」
五月雨「ああ、デカレンジャーみたいなの?」
漣「そうそう、そんな感じ」
叢雲「誰に説明するのよ」
漣「世の中」
146: 2017/06/19(月) 21:48:29.23 ID:HYIVVTZ00
電「それで……何について説明するのです?」
漣「はい、今回説明するのはこちら!」デデン
漣「『ショキブレス』です!」
叢雲「まあ、それしかないわよね」
吹雪「明石さんと夕張さんが作ってくれた、変身アイテムだね」
漣「うん。これについて詳しく解説していきましょう」
漣「はい、今回説明するのはこちら!」デデン
漣「『ショキブレス』です!」
叢雲「まあ、それしかないわよね」
吹雪「明石さんと夕張さんが作ってくれた、変身アイテムだね」
漣「うん。これについて詳しく解説していきましょう」
147: 2017/06/19(月) 21:49:09.45 ID:HYIVVTZ00
五月雨「形状は、戦隊モノとしてはオーソドックスな腕輪(ブレス)型。全長は大体15cmくらいかな」
電「あと、先端上部にアンカー型のパーツが付いているのです」
吹雪「装着は簡単。ベルトを左手の手首につけるだけだね」チャキッ
吹雪「ちなみに変身後も装着は解除されずに、そのままつけてるよ」
叢雲「……これ、変身後にブレス壊れたらどうするの?」
漣「一生変身したままなんじゃね?」
吹雪「いやいや……そもそも壊れないで欲しいんだけど」
電「あと、先端上部にアンカー型のパーツが付いているのです」
吹雪「装着は簡単。ベルトを左手の手首につけるだけだね」チャキッ
吹雪「ちなみに変身後も装着は解除されずに、そのままつけてるよ」
叢雲「……これ、変身後にブレス壊れたらどうするの?」
漣「一生変身したままなんじゃね?」
吹雪「いやいや……そもそも壊れないで欲しいんだけど」
148: 2017/06/19(月) 21:49:40.70 ID:HYIVVTZ00
叢雲「機能は二つ。まず一つ目は通信よ」
漣「ブレスの外側にある、五色のボタンを押すことで通信できます」
五月雨「通信したい相手の色のボタンを押すと、呼び出し音が鳴るよ」カチッ
ピピピピッ
電「はわわっ!?」
五月雨「あ……ごめん、電ちゃん」
吹雪「やっぱり呼び出し音大きいよね……」
叢雲「呼び出し音が鳴ると、通信してきた相手の色のボタンが点滅するわ」
電「て、点滅してるボタンを押すと、通信が開始されるのです……。もう一度ボタンを押すと、通信は終了するのです」
漣「ブレスの外側にある、五色のボタンを押すことで通信できます」
五月雨「通信したい相手の色のボタンを押すと、呼び出し音が鳴るよ」カチッ
ピピピピッ
電「はわわっ!?」
五月雨「あ……ごめん、電ちゃん」
吹雪「やっぱり呼び出し音大きいよね……」
叢雲「呼び出し音が鳴ると、通信してきた相手の色のボタンが点滅するわ」
電「て、点滅してるボタンを押すと、通信が開始されるのです……。もう一度ボタンを押すと、通信は終了するのです」
149: 2017/06/19(月) 21:50:22.12 ID:HYIVVTZ00
漣「複数人と通信するには、ボタンを同時押し。全部同時に押せば、全員と通信できるよ」
電「……あれ?自分の色を押すとどうなるのです?」
漣「自分と会話できます」
吹雪「えぇ……」
漣「もう一人の僕……!」
五月雨「……本当は、明石さんや夕張さんと通信できるらしいよ」
叢雲「何かトラブルがあったときに使うといいわね」
電「……あれ?自分の色を押すとどうなるのです?」
漣「自分と会話できます」
吹雪「えぇ……」
漣「もう一人の僕……!」
五月雨「……本当は、明石さんや夕張さんと通信できるらしいよ」
叢雲「何かトラブルがあったときに使うといいわね」
150: 2017/06/19(月) 21:50:57.04 ID:HYIVVTZ00
吹雪「さて、もう一つの機能は変身。ショキブレスが作られたのはこのためだね」
叢雲「まず、ブレスの内側……つまり、右手側にあるボタンを押すわ」カチッ
叢雲「そうすると、レバーが引き出されるの」
電「あとは左腕を下に向けて、『抜錨!』と言って、右手でレバーを引くのです」
五月雨「そうするとブレスのアンカー型パーツが上がって、変身が始まるよ」
漣「……なんか、動きがキュウレンジャーと被ってんね」
叢雲「そういやあんたの口癖も被ってるわね」
漣「ち、違うんじゃ……!向こうが、向こうがパクったんじゃ……!」
吹雪「えぇ……」
叢雲「まず、ブレスの内側……つまり、右手側にあるボタンを押すわ」カチッ
叢雲「そうすると、レバーが引き出されるの」
電「あとは左腕を下に向けて、『抜錨!』と言って、右手でレバーを引くのです」
五月雨「そうするとブレスのアンカー型パーツが上がって、変身が始まるよ」
漣「……なんか、動きがキュウレンジャーと被ってんね」
叢雲「そういやあんたの口癖も被ってるわね」
漣「ち、違うんじゃ……!向こうが、向こうがパクったんじゃ……!」
吹雪「えぇ……」
151: 2017/06/19(月) 21:51:23.74 ID:HYIVVTZ00
五月雨「変身すると、戦闘用強化スーツ『ショキスーツ』が装着されるよ」
電「夕張さんたちが言っていたように、身体能力が向上させ、防御力にも優れたスーツなのです」
吹雪「私たちの体にフィットするようにデザインされていて、動きやすいようになっているよ」
漣「ただ、こういうものには必ず代償があるのですよ……」ククク
叢雲「え、あるの?」
漣「使いすぎると……ジョーカーアンデッドになって」
叢雲「……」ポカッ
漣「痛ぁっ!?」
電「夕張さんたちが言っていたように、身体能力が向上させ、防御力にも優れたスーツなのです」
吹雪「私たちの体にフィットするようにデザインされていて、動きやすいようになっているよ」
漣「ただ、こういうものには必ず代償があるのですよ……」ククク
叢雲「え、あるの?」
漣「使いすぎると……ジョーカーアンデッドになって」
叢雲「……」ポカッ
漣「痛ぁっ!?」
152: 2017/06/19(月) 21:51:56.92 ID:HYIVVTZ00
吹雪「えっと……本当は、体にそれなりの負担がかかるってだけらしいよ」
叢雲「あら、そうだったの?」
五月雨「確かにこの前戦った時、結構疲れたよね……」
吹雪「まあ艤装つけた時と同じくらいらしいから、あんまり気にしなくていいと思うけど」
電「無理に長時間使わないようにしないといけないのです」
漣「あ、あとダメージを受けすぎると変身が解除されるらしいよ」
叢雲「へぇ。どうして?」
漣「ある程度精神を集中させてないと、変身が持たないんだって」
漣「んで、ダメージを受けすぎると体力も精神も消耗しちゃって、意識も集中できなくなることがあるから、そうなっちゃうんだってさ」
叢雲「あら、そうだったの?」
五月雨「確かにこの前戦った時、結構疲れたよね……」
吹雪「まあ艤装つけた時と同じくらいらしいから、あんまり気にしなくていいと思うけど」
電「無理に長時間使わないようにしないといけないのです」
漣「あ、あとダメージを受けすぎると変身が解除されるらしいよ」
叢雲「へぇ。どうして?」
漣「ある程度精神を集中させてないと、変身が持たないんだって」
漣「んで、ダメージを受けすぎると体力も精神も消耗しちゃって、意識も集中できなくなることがあるから、そうなっちゃうんだってさ」
153: 2017/06/19(月) 21:52:30.86 ID:HYIVVTZ00
五月雨「……あ、思ったんだけどさ」
吹雪「どうしたの?」
五月雨「変身するとき、『抜錨!』って言うよね?」
叢雲「そうだけど……それがどうかしたの」
五月雨「言わずに変身しようとするとどうなるの?」
電「え?普通に変身できるのでは?」
漣「よし、やってみるか」カチッ
吹雪「うわ、行動速い」
吹雪「どうしたの?」
五月雨「変身するとき、『抜錨!』って言うよね?」
叢雲「そうだけど……それがどうかしたの」
五月雨「言わずに変身しようとするとどうなるの?」
電「え?普通に変身できるのでは?」
漣「よし、やってみるか」カチッ
吹雪「うわ、行動速い」
154: 2017/06/19(月) 21:52:57.51 ID:HYIVVTZ00
漣「何やってんの?みんなもやるんだよ!」
五月雨「えぇ?」
叢雲「まあいいけれど……」
カチャカチャ カチッ
電「準備できたのです」
吹雪「じゃあ、やってみようか……」
吹雪「掛け声なしでの、変身!」
五月雨「えぇ?」
叢雲「まあいいけれど……」
カチャカチャ カチッ
電「準備できたのです」
吹雪「じゃあ、やってみようか……」
吹雪「掛け声なしでの、変身!」
155: 2017/06/19(月) 21:53:26.62 ID:HYIVVTZ00
カチッ
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン……
吹雪「……ん?」
五月雨「あ、あれ!?これって、まさか……!」
叢雲「と、止めて!止めてよ!」
漣「無理無理!外れないし!」グイグイ
電「は、はわわ……」
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン……
吹雪「……ん?」
五月雨「あ、あれ!?これって、まさか……!」
叢雲「と、止めて!止めてよ!」
漣「無理無理!外れないし!」グイグイ
電「は、はわわ……」
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
156: 2017/06/19(月) 21:53:56.32 ID:HYIVVTZ00
ガチャッ
夕張「ごめーんみんな!一個言い忘れたことがあった!」
夕張「変身するときに、『抜錨』って言わないと……」
夕張「スーツが装着されるどころか……逆に服が……脱げ……」
五人「……」スッポンポーン
夕張「……あっ」
夕張「ごめーんみんな!一個言い忘れたことがあった!」
夕張「変身するときに、『抜錨』って言わないと……」
夕張「スーツが装着されるどころか……逆に服が……脱げ……」
五人「……」スッポンポーン
夕張「……あっ」
157: 2017/06/19(月) 21:54:54.57 ID:HYIVVTZ00
五人「……」
夕張「……」
夕張「……着替え、持ってくるわね」バタン
五人「……」
この機能は改善され、掛け声なしでも普通に変身できるようになった
しかし、五人は心に軽いトラウマが残され、変身する際には必ず掛け声を言うようになった……
艦
夕張「……」
夕張「……着替え、持ってくるわね」バタン
五人「……」
この機能は改善され、掛け声なしでも普通に変身できるようになった
しかし、五人は心に軽いトラウマが残され、変身する際には必ず掛け声を言うようになった……
艦
158: 2017/06/19(月) 21:56:37.32 ID:HYIVVTZ00
というわけで今日はここまで。続きは多分来週
序盤はあんまり変わってないことに気づきました。でも勘弁してください
序盤はあんまり変わってないことに気づきました。でも勘弁してください
159: 2017/06/20(火) 00:13:04.62 ID:gMiGoycc0
乙。期待
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