509: 2017/08/22(火) 22:39:47.12 ID:Tvp+ntiK0
最初:駆逐戦隊!ショキカンジャー!!改
前回:第四話「六人目の戦士!?」後編
第五話「合体技がほしい!」
ショキカンジャー本拠地
吹雪「はい、それでは第五回ショキカンジャー会議を始めます」
ピロピロピロピロピロピロピロピロ ゴーウィーゴーウィ
吹雪「……」
漣「あ、すみませぇん……」
電「今日は何を話し合うのです?」
吹雪「漣ちゃんが提案があるって言ってたけど……」
漣「あー、はいはい。ございますよ」
510: 2017/08/22(火) 22:40:24.50 ID:Tvp+ntiK0
漣「ほら、この間のコウワンさんみたいな人がまた来たら嫌じゃん?」
漣「なので、さらなる強化をしたいと考えていたのですが……」
漣「ここは戦隊モノらしく、合体技をしたいと思いまして」
電「合体技、ですか」
漣「定番の一つだよ。トドメに使うやつ」
五月雨「具体的にどんなの?」
漣「それを今から話し合いたいと思いまして」
漣「なので、さらなる強化をしたいと考えていたのですが……」
漣「ここは戦隊モノらしく、合体技をしたいと思いまして」
電「合体技、ですか」
漣「定番の一つだよ。トドメに使うやつ」
五月雨「具体的にどんなの?」
漣「それを今から話し合いたいと思いまして」
511: 2017/08/22(火) 22:40:55.21 ID:Tvp+ntiK0
吹雪「合体技かぁ……」
叢雲「どんなのがあるの?」
漣「いろいろなパターンがあるけど、大体こんな感じ」
1.爆弾をパスしあって敵にぶち込む
2.エネルギーの塊をぶち込む
3.連携、一斉攻撃をぶち込む
4.必殺バズーカをぶち込む
漣「他にもあるけど、とりあえずこれ」
叢雲「どんなのがあるの?」
漣「いろいろなパターンがあるけど、大体こんな感じ」
1.爆弾をパスしあって敵にぶち込む
2.エネルギーの塊をぶち込む
3.連携、一斉攻撃をぶち込む
4.必殺バズーカをぶち込む
漣「他にもあるけど、とりあえずこれ」
512: 2017/08/22(火) 22:41:36.03 ID:Tvp+ntiK0
吹雪「この爆弾をパスしあうってのは?」
漣「ゴレンジャーが元祖なんだけどさ」
漣「爆弾、もしくはボールをパスしあって、最後に誰かが敵に向かって蹴り込んで爆発させる技です」
叢雲「ああ、何か見たことあるわそれ。パロディで」
漣「なかなか面白い技だと思いますヨ」
五月雨「……でも、なんでパスしあうの?」
漣「えっ」
電「一人が爆弾を投げ込めばいいのでは?」
漣「え、えっと、それはメンバー全員のパワーを集めてですね……」
叢雲「なーんか曖昧ね……」
吹雪「とりあえず、次考えようか」
漣「ゴレンジャーが元祖なんだけどさ」
漣「爆弾、もしくはボールをパスしあって、最後に誰かが敵に向かって蹴り込んで爆発させる技です」
叢雲「ああ、何か見たことあるわそれ。パロディで」
漣「なかなか面白い技だと思いますヨ」
五月雨「……でも、なんでパスしあうの?」
漣「えっ」
電「一人が爆弾を投げ込めばいいのでは?」
漣「え、えっと、それはメンバー全員のパワーを集めてですね……」
叢雲「なーんか曖昧ね……」
吹雪「とりあえず、次考えようか」
513: 2017/08/22(火) 22:42:28.94 ID:Tvp+ntiK0
五月雨「エネルギーの塊を……って何?」
漣「これは、全員が光の塊みたいなのになって相手に攻撃、という技です」
吹雪「何それ怖い」
漣「ダイナマンのスーパーダイナマイトがこんな感じかな」
電「そ、それ大丈夫なのですか?」
漣「正直わかんない。多分明石さんたちに頼めばうまいことできるだろうけど……」
叢雲「でも調整に時間かかりそうね」
漣「まあ謎技術がどこまで通用するか、というのが問題ですな」
五月雨「それよりは他のを考えたほうが良いんじゃない?」
漣「そうだね。とりあえず保留」
漣「これは、全員が光の塊みたいなのになって相手に攻撃、という技です」
吹雪「何それ怖い」
漣「ダイナマンのスーパーダイナマイトがこんな感じかな」
電「そ、それ大丈夫なのですか?」
漣「正直わかんない。多分明石さんたちに頼めばうまいことできるだろうけど……」
叢雲「でも調整に時間かかりそうね」
漣「まあ謎技術がどこまで通用するか、というのが問題ですな」
五月雨「それよりは他のを考えたほうが良いんじゃない?」
漣「そうだね。とりあえず保留」
514: 2017/08/22(火) 22:43:05.22 ID:Tvp+ntiK0
電「次の、連携、一斉攻撃というのは……」
五月雨「この間やらなかった?」
漣「いやー、それとは違うんだよ」
漣「もっとこう……凄まじいコンビネーションとアグレッシブな攻撃で……」
吹雪「よくわからないよ……」
漣「例を挙げると、ハリケンの影の舞とか」
叢雲「ふーん……なかなか練習が必要そうね」
漣「そうだね。さっきのボールとかこれは練習要るかも」
五月雨「この間やらなかった?」
漣「いやー、それとは違うんだよ」
漣「もっとこう……凄まじいコンビネーションとアグレッシブな攻撃で……」
吹雪「よくわからないよ……」
漣「例を挙げると、ハリケンの影の舞とか」
叢雲「ふーん……なかなか練習が必要そうね」
漣「そうだね。さっきのボールとかこれは練習要るかも」
515: 2017/08/22(火) 22:43:35.44 ID:Tvp+ntiK0
吹雪「そして、必殺バズーカ……」
五月雨「これは何となくわかる気がする」
電「全員でバズーカを撃つんですよね?」
漣「そうそう。武器を組み合わせるか、別で用意するかは考えないといけないけど」
叢雲「これは別に問題ないんじゃない?」
吹雪「そうだね。強そうだし、いいと思うよ」
電「……叢雲さんの案だと、電はこれを撃つことになってたのです」
叢雲「わ、悪かったわよ……」
漣「よし、じゃあ候補、と」
516: 2017/08/22(火) 22:44:27.30 ID:Tvp+ntiK0
吹雪「どうする?今のところバズーカが一番よさそうだけど」
電「戦隊と言えばこれのイメージが強いので、これでいいと思うのです」
漣「バズーカはロマンだしな!」
五月雨「じゃあバズーカの方向で……とりあえず、夕張さんと明石さんに相談しに行こうか」
叢雲「そうね……でも必殺バズーカなんて簡単にできるのかしら?」
漣「これまでの謎技術をお忘れで?」
叢雲「……そうね」
電「戦隊と言えばこれのイメージが強いので、これでいいと思うのです」
漣「バズーカはロマンだしな!」
五月雨「じゃあバズーカの方向で……とりあえず、夕張さんと明石さんに相談しに行こうか」
叢雲「そうね……でも必殺バズーカなんて簡単にできるのかしら?」
漣「これまでの謎技術をお忘れで?」
叢雲「……そうね」
517: 2017/08/22(火) 22:45:15.42 ID:Tvp+ntiK0
工廠
夕張「待ってたぜェ!この瞬間をよォ!!」
明石「必殺バズーカ……ククク、腕が鳴るわ!」
五人「……」
吹雪「えっと……できるんですか?」
夕張「ふふふ、私たちを誰だと思ってるの?」
叢雲「変人」
明石「グハァッ!」
漣「おーっと!ここで叢雲選手の強烈な一撃が決まったぁー!」
明石「ひ、否定できない……」
叢雲「しなさいよ」
夕張「待ってたぜェ!この瞬間をよォ!!」
明石「必殺バズーカ……ククク、腕が鳴るわ!」
五人「……」
吹雪「えっと……できるんですか?」
夕張「ふふふ、私たちを誰だと思ってるの?」
叢雲「変人」
明石「グハァッ!」
漣「おーっと!ここで叢雲選手の強烈な一撃が決まったぁー!」
明石「ひ、否定できない……」
叢雲「しなさいよ」
518: 2017/08/22(火) 22:45:42.44 ID:Tvp+ntiK0
五月雨「じゃあ、今回もお願いしていいんですね?」
夕張「もちろんよ。じゃあ、それ用に改造するからみんなのショキブレス貸してー」
電「はいなのです」スッ
夕張「今回も三日くらいかかると思うから。期待して待っててねー」
漣「はーい、お願いしまーす」
夕張「もちろんよ。じゃあ、それ用に改造するからみんなのショキブレス貸してー」
電「はいなのです」スッ
夕張「今回も三日くらいかかると思うから。期待して待っててねー」
漣「はーい、お願いしまーす」
519: 2017/08/22(火) 22:46:09.45 ID:Tvp+ntiK0
吹雪「どうする気なんだろうね、バズーカ……」
五月雨「大丈夫だとは思うけど、なんか、ちょっと不安……」
漣「まあ大丈夫っしょ。それより、これからどうしようか?」
電「また、異常現象を調査しますか?」
叢雲「そうね、まだ半分くらいしか解決できてないし」
電「えっと……確か」
・工具がなくなる(解決!)
・屋根裏や床下から変な音
・地響きが聞こえる
・資材がなくなる(解決!)
五月雨「大丈夫だとは思うけど、なんか、ちょっと不安……」
漣「まあ大丈夫っしょ。それより、これからどうしようか?」
電「また、異常現象を調査しますか?」
叢雲「そうね、まだ半分くらいしか解決できてないし」
電「えっと……確か」
・工具がなくなる(解決!)
・屋根裏や床下から変な音
・地響きが聞こえる
・資材がなくなる(解決!)
520: 2017/08/22(火) 22:47:23.25 ID:Tvp+ntiK0
吹雪「さて、天井裏に入れるところへ来たわけだけど」
吹雪「……誰が入る?」
五人「……」
叢雲「わ、私は嫌よ!服が汚れるわ!」
五月雨「私も、虫とかいたら嫌だし……」
電「電も、虫さんや鼠さんはちょっと……苦手なのです」
漣「よし、ここは吹雪ちゃんが行くしかない!」ポンッ
吹雪「ええ!?何で私が!私だって嫌だよ!」
漣「漣も嫌だよ。変なのがいたら嫌だし」
吹雪「……誰が入る?」
五人「……」
叢雲「わ、私は嫌よ!服が汚れるわ!」
五月雨「私も、虫とかいたら嫌だし……」
電「電も、虫さんや鼠さんはちょっと……苦手なのです」
漣「よし、ここは吹雪ちゃんが行くしかない!」ポンッ
吹雪「ええ!?何で私が!私だって嫌だよ!」
漣「漣も嫌だよ。変なのがいたら嫌だし」
521: 2017/08/22(火) 22:48:08.89 ID:Tvp+ntiK0
叢雲「どうやら、全員行きたくないようね……」
五月雨「どうする?」
吹雪「どうするって……」
電「じゃんけんで決めますか?」
漣「ああ……限定じゃんけんで……!」
吹雪「何で!?」
五月雨「どうする?」
吹雪「どうするって……」
電「じゃんけんで決めますか?」
漣「ああ……限定じゃんけんで……!」
吹雪「何で!?」
522: 2017/08/22(火) 22:49:38.53 ID:Tvp+ntiK0
屋根裏
ノソノソ
吹雪(……結局じゃんけんで負けちゃった……)ノソノソ
吹雪(思ったよりは汚れてないけど、立てないから動きづらい……)
吹雪(早く調査終わらせたいなぁ……)
吹雪(……音がしたらいいんだけどな)
吹雪(音の調査に来たんだもん。あの音がすれば……)
吹雪(確か、羽音みたいな……)
ブゥゥゥゥゥゥン
吹雪(!!)
ノソノソ
吹雪(……結局じゃんけんで負けちゃった……)ノソノソ
吹雪(思ったよりは汚れてないけど、立てないから動きづらい……)
吹雪(早く調査終わらせたいなぁ……)
吹雪(……音がしたらいいんだけどな)
吹雪(音の調査に来たんだもん。あの音がすれば……)
吹雪(確か、羽音みたいな……)
ブゥゥゥゥゥゥン
吹雪(!!)
523: 2017/08/22(火) 22:50:09.18 ID:Tvp+ntiK0
吹雪(あっちの方からだ!)ノソノソ
吹雪(……生き物かもしれない。音を立てず、ゆっくり近づいて……)
ブゥゥゥゥゥゥン
吹雪(……このあたりかな?)
吹雪(……!)
音のする方を見ると、深海棲艦の艦載機そっくりな物体が浮かんでいた!
吹雪(……生き物かもしれない。音を立てず、ゆっくり近づいて……)
ブゥゥゥゥゥゥン
吹雪(……このあたりかな?)
吹雪(……!)
音のする方を見ると、深海棲艦の艦載機そっくりな物体が浮かんでいた!
524: 2017/08/22(火) 22:50:40.75 ID:Tvp+ntiK0
吹雪(!?か、艦載機!?深海棲艦の!?何でこんなところに!?)
吹雪(大きさは小さい……手のひらサイズかな)
吹雪(も、もう少し近くで……)
ギシッ
艦載機?「!!」ピューン
吹雪「ああっ!?」
吹雪「……行っちゃった」
吹雪「……とりあえず、戻ろうかな」
吹雪(大きさは小さい……手のひらサイズかな)
吹雪(も、もう少し近くで……)
ギシッ
艦載機?「!!」ピューン
吹雪「ああっ!?」
吹雪「……行っちゃった」
吹雪「……とりあえず、戻ろうかな」
525: 2017/08/22(火) 22:51:26.77 ID:Tvp+ntiK0
漣「おかえりー、どうだった?」
吹雪「それが……かくかくしかじかで」
叢雲「深海棲艦の艦載機、ねぇ……」
電「今までのことから考えると、やっぱりディープマリンがかかわっているのでしょうか……」
五月雨「その可能性は大きいね。いろいろなものが深海棲艦にそっくりだから」
漣「どうする?床下も調べる?」
吹雪「うーん……いや、やめておこう」
五月雨「どうして?」
吹雪「多分、床下にも同じものがあると思うんだよね」
吹雪「それが……かくかくしかじかで」
叢雲「深海棲艦の艦載機、ねぇ……」
電「今までのことから考えると、やっぱりディープマリンがかかわっているのでしょうか……」
五月雨「その可能性は大きいね。いろいろなものが深海棲艦にそっくりだから」
漣「どうする?床下も調べる?」
吹雪「うーん……いや、やめておこう」
五月雨「どうして?」
吹雪「多分、床下にも同じものがあると思うんだよね」
526: 2017/08/22(火) 22:52:01.46 ID:Tvp+ntiK0
吹雪「あの艦載機……誰かが操ってる感じだった」
吹雪「私に見つかったことで警戒してるかもしれない。尻尾をつかむなら、やっぱり……」
叢雲「油断したところを一気に、でしょ?」
吹雪「うん、そのほうが良いと思って……」
電「確かにその通りなのです。ショキブレスが戻ってくるまで待ったほうが良いのです」
五月雨「そうだね……じゃあ、調査はひとまずここまでにしようか」
漣「じゃあ戻って大富豪でもしようか」
叢雲「ダメよ。あれローカルルールで差が激しいから」
電「え、そういう問題なのです?」
吹雪「私に見つかったことで警戒してるかもしれない。尻尾をつかむなら、やっぱり……」
叢雲「油断したところを一気に、でしょ?」
吹雪「うん、そのほうが良いと思って……」
電「確かにその通りなのです。ショキブレスが戻ってくるまで待ったほうが良いのです」
五月雨「そうだね……じゃあ、調査はひとまずここまでにしようか」
漣「じゃあ戻って大富豪でもしようか」
叢雲「ダメよ。あれローカルルールで差が激しいから」
電「え、そういう問題なのです?」
527: 2017/08/22(火) 22:52:52.72 ID:Tvp+ntiK0
三日後 工廠
五月雨「こんにちはー」
夕張「おー、みんな。できてるよー」
吹雪「本当ですか?」
明石「はい、これ。返すね」スッ
電「どんな感じになったのです?」
夕張「実際に出して説明するから、外に行こうか」
五月雨「こんにちはー」
夕張「おー、みんな。できてるよー」
吹雪「本当ですか?」
明石「はい、これ。返すね」スッ
電「どんな感じになったのです?」
夕張「実際に出して説明するから、外に行こうか」
528: 2017/08/22(火) 22:53:45.72 ID:Tvp+ntiK0
夕張「まず、バズーカを武器の組み立て式にしたんだけどさ」
夕張「それぞれの武器のどこかに、ボタンがあるでしょ?」
漣「あ、本当だ」
夕張「それを押して、順番に空中に放り投げれば出来上がるわ」
叢雲「え!?どういう原理で!?」
明石「あまり深く考えたらだめよ」
夕張「それぞれの武器のどこかに、ボタンがあるでしょ?」
漣「あ、本当だ」
夕張「それを押して、順番に空中に放り投げれば出来上がるわ」
叢雲「え!?どういう原理で!?」
明石「あまり深く考えたらだめよ」
529: 2017/08/22(火) 22:54:26.29 ID:Tvp+ntiK0
夕張「投げる順番は、電ちゃん、漣ちゃん、叢雲ちゃん、五月雨ちゃん、吹雪ちゃんの順番ね」
夕張「じゃあ実際にやってみようか。スイッチ押してー」
カチッ
電「い、電からですよね?」
夕張「そうそう。やっちゃってー」
電「え、えいっ!」ヒュンッ
漣「とうっ」ヒュンッ
叢雲「それっ」ヒュンッ
五月雨「たぁっ」ヒュンッ
吹雪「えいっ」ヒュンッ
ピキィィィィィン ガッシィィィィィン!!!
五人が投げた武器が空中で合体し、バズーカとなった!
夕張「……はい、完成!これがショキカンジャーの必殺バズーカ、『デストロイキャノン』よ!」
五月雨「え!?何がどうなって!?」
明石「あまり深く考えたらだめよ」
夕張「じゃあ、撃ち方を説明するから、海上に出ようか」
夕張「じゃあ実際にやってみようか。スイッチ押してー」
カチッ
電「い、電からですよね?」
夕張「そうそう。やっちゃってー」
電「え、えいっ!」ヒュンッ
漣「とうっ」ヒュンッ
叢雲「それっ」ヒュンッ
五月雨「たぁっ」ヒュンッ
吹雪「えいっ」ヒュンッ
ピキィィィィィン ガッシィィィィィン!!!
五人が投げた武器が空中で合体し、バズーカとなった!
夕張「……はい、完成!これがショキカンジャーの必殺バズーカ、『デストロイキャノン』よ!」
五月雨「え!?何がどうなって!?」
明石「あまり深く考えたらだめよ」
夕張「じゃあ、撃ち方を説明するから、海上に出ようか」
530: 2017/08/22(火) 22:54:59.56 ID:Tvp+ntiK0
一時間後
夕張「うん。いい感じいい感じ」
明石「あとは、実戦で撃つだけだね」
五人「……」
夕張「ん?どうしたの、みんな?」
吹雪「……すごく、疲れました……」
明石「え?」
夕張「……あ!そうだった!」
夕張「これ、発射するごとに体力がゴリゴリ奪われるんだった!」
叢雲「は、早く言いなさいよ……」
夕張「うん。いい感じいい感じ」
明石「あとは、実戦で撃つだけだね」
五人「……」
夕張「ん?どうしたの、みんな?」
吹雪「……すごく、疲れました……」
明石「え?」
夕張「……あ!そうだった!」
夕張「これ、発射するごとに体力がゴリゴリ奪われるんだった!」
叢雲「は、早く言いなさいよ……」
531: 2017/08/22(火) 22:55:30.41 ID:Tvp+ntiK0
明石「あー、結構撃っちゃったからねぇ」
夕張「まあ、これだけ使えるようになったから大丈夫。問題ないよ」
電「そ、そうですか……」
明石「じゃあ私たちは戻るから。お疲れー」ザァァァ
五人「……」
吹雪「……とりあえず、戻ろうか」
五月雨「そうだね……」
夕張「まあ、これだけ使えるようになったから大丈夫。問題ないよ」
電「そ、そうですか……」
明石「じゃあ私たちは戻るから。お疲れー」ザァァァ
五人「……」
吹雪「……とりあえず、戻ろうか」
五月雨「そうだね……」
532: 2017/08/22(火) 22:55:59.99 ID:Tvp+ntiK0
ショキカンジャー本拠地
漣「体力の限界……千代の富士……」
叢雲「何言ってるのよあんた」
吹雪「これはもう今日は無理そうだね……」
電「調査は、明日にするのです……」
五月雨「それがいいよ……」
漣「じゃあ今日は人生ゲームでもしましょうか」
吹雪「あ、じゃあ私銀行やるね」
叢雲「ふふっ、今日もぶっちぎりでゴールしてやるわ!」
電「早くゴールしても負けるときは負けるのです」
五月雨「実際叢雲ちゃんこの間負けてたし」
叢雲「う、うるさいわね!職業がずっとフリーターだったのがいけないのよ!」
漣「体力の限界……千代の富士……」
叢雲「何言ってるのよあんた」
吹雪「これはもう今日は無理そうだね……」
電「調査は、明日にするのです……」
五月雨「それがいいよ……」
漣「じゃあ今日は人生ゲームでもしましょうか」
吹雪「あ、じゃあ私銀行やるね」
叢雲「ふふっ、今日もぶっちぎりでゴールしてやるわ!」
電「早くゴールしても負けるときは負けるのです」
五月雨「実際叢雲ちゃんこの間負けてたし」
叢雲「う、うるさいわね!職業がずっとフリーターだったのがいけないのよ!」
533: 2017/08/22(火) 22:56:34.47 ID:Tvp+ntiK0
ブゥゥゥゥゥゥン
電「……?」
電(……あの音なのです)
漣「次、電ちゃんの番だよー」
電「あ、はいなのです」
電「……?」
電(……あの音なのです)
漣「次、電ちゃんの番だよー」
電「あ、はいなのです」
534: 2017/08/22(火) 22:57:05.19 ID:Tvp+ntiK0
その夜
電(……忘れ物しちゃったのです)
電(夜風が気持ちいいので、散歩にちょうど良かったかもしれません)
電(確か、このあたりに持ってきて……)
ブゥゥゥゥゥゥン……
電「……!」
電(この音は……)
電(……忘れ物しちゃったのです)
電(夜風が気持ちいいので、散歩にちょうど良かったかもしれません)
電(確か、このあたりに持ってきて……)
ブゥゥゥゥゥゥン……
電「……!」
電(この音は……)
535: 2017/08/22(火) 22:58:06.85 ID:Tvp+ntiK0
電(あっちの方から……)
ブゥゥゥゥゥゥン……
電「!!」
電(敵艦載機が飛んでる……?いや、あれがもしかして、吹雪さんが言ってた……)
ブゥゥゥゥゥゥン
電「……飛んで行っちゃったのです」
電「一体、誰が、何の目的であんなものを……?」
ブゥゥゥゥゥゥン……
電「!!」
電(敵艦載機が飛んでる……?いや、あれがもしかして、吹雪さんが言ってた……)
ブゥゥゥゥゥゥン
電「……飛んで行っちゃったのです」
電「一体、誰が、何の目的であんなものを……?」
536: 2017/08/22(火) 22:58:55.91 ID:Tvp+ntiK0
翌日
吹雪「このあたり?電ちゃんが昨日見たっていうのは」
電「はい。ここなのです」
五月雨「どっちの方に飛んで行ったの?」
電「あっちの方なのです」
漣「あれ?あっちの方って……」
吹雪「うん……前、コウワンやセンスイと戦った場所の方向……」
叢雲「これで、ディープマリンが関わっている可能性が高くなったわね」
五月雨「どうする?行ってみる?」
漣「いやあ、その艦載機っぽいのをまた見つけて、追うのがいいんじゃないかな」
電「でも、結構速かったので見失うかもしれません」
五人「う~ん」
吹雪「このあたり?電ちゃんが昨日見たっていうのは」
電「はい。ここなのです」
五月雨「どっちの方に飛んで行ったの?」
電「あっちの方なのです」
漣「あれ?あっちの方って……」
吹雪「うん……前、コウワンやセンスイと戦った場所の方向……」
叢雲「これで、ディープマリンが関わっている可能性が高くなったわね」
五月雨「どうする?行ってみる?」
漣「いやあ、その艦載機っぽいのをまた見つけて、追うのがいいんじゃないかな」
電「でも、結構速かったので見失うかもしれません」
五人「う~ん」
537: 2017/08/22(火) 23:00:07.75 ID:Tvp+ntiK0
五月雨「……ここは専門家に頼んでみよう」
吹雪「専門家?」
五月雨「空母の誰かに頼んで、偵察してもらおう」
叢雲「なるほど。艦載機には艦載機を、ってことね」
五月雨「うん。名付けて『タクシー!前の車を追ってくれ!作戦』」
漣「え、何それ」
吹雪「何そのよくわからない作戦名」
叢雲「やっぱり五月雨はちょっとずれてるわ……」
電「ボケたのです?」
五月雨「ち、違うよ!ほら、早く誰かに頼みに行こう!」
吹雪「専門家?」
五月雨「空母の誰かに頼んで、偵察してもらおう」
叢雲「なるほど。艦載機には艦載機を、ってことね」
五月雨「うん。名付けて『タクシー!前の車を追ってくれ!作戦』」
漣「え、何それ」
吹雪「何そのよくわからない作戦名」
叢雲「やっぱり五月雨はちょっとずれてるわ……」
電「ボケたのです?」
五月雨「ち、違うよ!ほら、早く誰かに頼みに行こう!」
538: 2017/08/22(火) 23:01:05.34 ID:Tvp+ntiK0
吹雪「というわけで、赤城さんお願いできますか?」
赤城「なるほど。いいですよ」
電「あ、ありがとうございます!」
赤城「ボーキのお礼もあるので!」
叢雲「……そういえば、そんなこともあったわね」
五月雨「それではお願いします」
漣「タクシー!前の車を追ってくれ!」
五月雨「……」
漣「あ、ごめんなさい許してください」
赤城「なるほど。いいですよ」
電「あ、ありがとうございます!」
赤城「ボーキのお礼もあるので!」
叢雲「……そういえば、そんなこともあったわね」
五月雨「それではお願いします」
漣「タクシー!前の車を追ってくれ!」
五月雨「……」
漣「あ、ごめんなさい許してください」
539: 2017/08/22(火) 23:02:08.65 ID:Tvp+ntiK0
赤城「しかし、まずは見つけないと追えませんよ」
吹雪「そういえばそうですね……」
叢雲「屋根裏に飛ばすことは?」
赤城「暗いので無理でしょうね……」
電「だったら、飛び出してくるのを待つしかないのでしょうか?」
赤城「いえ……それは難しいと思いますよ」
五月雨「どうしてですか?」
赤城「そのようなものが昼間に飛び立っていたとすれば、今までに誰かが見ているはずです」
赤城「しかし、そのような報告はありません」
吹雪「そういえばそうですね……」
叢雲「屋根裏に飛ばすことは?」
赤城「暗いので無理でしょうね……」
電「だったら、飛び出してくるのを待つしかないのでしょうか?」
赤城「いえ……それは難しいと思いますよ」
五月雨「どうしてですか?」
赤城「そのようなものが昼間に飛び立っていたとすれば、今までに誰かが見ているはずです」
赤城「しかし、そのような報告はありません」
540: 2017/08/22(火) 23:03:04.77 ID:Tvp+ntiK0
赤城「電さんがそれを見たのは、夜でしたね?」
電「はい、そうなのです」
赤城「ということは、昼には屋根裏や床下に潜伏し、夜に飛び立っている可能性が高いです」
叢雲「なるほど……」
赤城「そして、夜には私の艦載機も飛ばせません」
漣「うーん、困りましたな」
電「はい、そうなのです」
赤城「ということは、昼には屋根裏や床下に潜伏し、夜に飛び立っている可能性が高いです」
叢雲「なるほど……」
赤城「そして、夜には私の艦載機も飛ばせません」
漣「うーん、困りましたな」
541: 2017/08/22(火) 23:03:37.71 ID:Tvp+ntiK0
電「……あの、こういうのはどうでしょう?」
吹雪「ん?」
電「赤城さん。艦載機に何か乗せることはできますか?」
赤城「……はい。あまり重くないものなら」
電「偵察機に軽いライトを取り付ければ、暗くても大丈夫なのではないでしょうか?」
叢雲「え、そんなのありなの」
赤城「……そうですね、それならできると思います」
漣「大丈夫なんですか?」
赤城「今回は艦隊戦ではないので、何かを乗せてスピードを落としても問題ないはずです。追うくらいのスピードは出ると思いますし」
赤城「屋根裏や床下なら少しライトで照らすだけで十分なはずなので、いいと思いますよ」
吹雪「ん?」
電「赤城さん。艦載機に何か乗せることはできますか?」
赤城「……はい。あまり重くないものなら」
電「偵察機に軽いライトを取り付ければ、暗くても大丈夫なのではないでしょうか?」
叢雲「え、そんなのありなの」
赤城「……そうですね、それならできると思います」
漣「大丈夫なんですか?」
赤城「今回は艦隊戦ではないので、何かを乗せてスピードを落としても問題ないはずです。追うくらいのスピードは出ると思いますし」
赤城「屋根裏や床下なら少しライトで照らすだけで十分なはずなので、いいと思いますよ」
542: 2017/08/22(火) 23:04:21.17 ID:Tvp+ntiK0
電「では、お願いするのです」
赤城「はい。ところで、屋根裏と床下どちらに飛ばしましょう?」
五月雨「そうですね……確認が取れてる屋根裏に飛ばしてもらう?」
吹雪「いや、床下の状況も確認がてら、床下に飛ばしてもらおうよ」
叢雲「そうね……一応床下のほうもちゃんと確認しておきたいものね」
赤城「じゃあ、床下に飛ばしますね。少し待っててください」
赤城「はい。ところで、屋根裏と床下どちらに飛ばしましょう?」
五月雨「そうですね……確認が取れてる屋根裏に飛ばしてもらう?」
吹雪「いや、床下の状況も確認がてら、床下に飛ばしてもらおうよ」
叢雲「そうね……一応床下のほうもちゃんと確認しておきたいものね」
赤城「じゃあ、床下に飛ばしますね。少し待っててください」
543: 2017/08/22(火) 23:04:55.27 ID:Tvp+ntiK0
赤城「……では、準備ができたので……飛ばしてみます」
赤城「では、お願いしますね」
妖精「……」ビシッ
ブゥゥゥゥゥゥン
赤城「……うまく床下に入れましたね」
漣「どうです?何かありました?」
赤城「いえ……まだ、何も発見はないです……」
赤城「では、お願いしますね」
妖精「……」ビシッ
ブゥゥゥゥゥゥン
赤城「……うまく床下に入れましたね」
漣「どうです?何かありました?」
赤城「いえ……まだ、何も発見はないです……」
544: 2017/08/22(火) 23:05:27.03 ID:Tvp+ntiK0
ブゥゥゥゥゥゥン
赤城「……?これは……」
叢雲「どうしたの?」
赤城「穴……穴がありますね」
漣「穴?」
赤城「はい。少し大きいですね……床下の、更に下……地面へとつながっている穴です」
五月雨「地面、ですか……」
赤城「自然にできた穴とは思えませんね。不自然です」
赤城「……?これは……」
叢雲「どうしたの?」
赤城「穴……穴がありますね」
漣「穴?」
赤城「はい。少し大きいですね……床下の、更に下……地面へとつながっている穴です」
五月雨「地面、ですか……」
赤城「自然にできた穴とは思えませんね。不自然です」
545: 2017/08/22(火) 23:06:11.80 ID:Tvp+ntiK0
電「穴、ですか……吹雪さんが屋根裏に上がったときはあったのです?」
吹雪「うーん、少なくとも見てはいないよ。でも、私も屋根裏全部を見たわけじゃないから……」
赤城「私たちが追っているものと関係があるなら、屋根裏にもあるかもしれませんね」
赤城「どうしましょう?入ってみましょうか?」
叢雲「でも、肝心な奴らがまだ見つかってないんでしょう?」
漣「そこってそいつらの出入り口なんじゃね?だったらその辺で待ってたらそのうち来るんじゃないかな」
赤城「わかりました。少し、張ってみますね」
吹雪「うーん、少なくとも見てはいないよ。でも、私も屋根裏全部を見たわけじゃないから……」
赤城「私たちが追っているものと関係があるなら、屋根裏にもあるかもしれませんね」
赤城「どうしましょう?入ってみましょうか?」
叢雲「でも、肝心な奴らがまだ見つかってないんでしょう?」
漣「そこってそいつらの出入り口なんじゃね?だったらその辺で待ってたらそのうち来るんじゃないかな」
赤城「わかりました。少し、張ってみますね」
546: 2017/08/22(火) 23:06:47.13 ID:Tvp+ntiK0
赤城「……あ、何か来ましたね」
赤城「なるほど、敵艦載機にそっくり……あ!」
漣「どうしたんですか?」
赤城「気づかれました!穴に入って逃げました!」
叢雲「すぐに追って!」
赤城「大丈夫です、もう追ってます!」
吹雪「……ライト点けてたから気づかれたんだよね?」
五月雨「しーっ」
赤城「なるほど、敵艦載機にそっくり……あ!」
漣「どうしたんですか?」
赤城「気づかれました!穴に入って逃げました!」
叢雲「すぐに追って!」
赤城「大丈夫です、もう追ってます!」
吹雪「……ライト点けてたから気づかれたんだよね?」
五月雨「しーっ」
547: 2017/08/22(火) 23:07:28.95 ID:Tvp+ntiK0
赤城「……地上……しかも、鎮守府の外に出ました。そのまま空へと飛んで行ってますね……」
赤城「予想通りの方角です。速いですが、何とか追えてます」
赤城「このまま……あれ?」
電「どうしたのです?」
赤城「高度を落として……地面の方に降りていきましたね。森の中に……」
赤城「……誰か、いる……?」
赤城「予想通りの方角です。速いですが、何とか追えてます」
赤城「このまま……あれ?」
電「どうしたのです?」
赤城「高度を落として……地面の方に降りていきましたね。森の中に……」
赤城「……誰か、いる……?」
548: 2017/08/22(火) 23:08:01.27 ID:Tvp+ntiK0
叢雲「誰か……?」
五月雨「もしかして、ディープマリン?」
吹雪「その可能性は高いね……」
電「直接行ってみるのです」
漣「赤城さん。場所、わかりますか?」
赤城「待っててください。艦載機を戻して、そのまま案内します」
五月雨「もしかして、ディープマリン?」
吹雪「その可能性は高いね……」
電「直接行ってみるのです」
漣「赤城さん。場所、わかりますか?」
赤城「待っててください。艦載機を戻して、そのまま案内します」
549: 2017/08/22(火) 23:08:32.93 ID:Tvp+ntiK0
ブゥゥゥゥゥゥン
五人は、戻ってきた艦載機に案内され、謎の人物がいる森へと向かっていた
吹雪「この間、コウワンと戦った場所の近くだね」
叢雲「やっぱり、このあたりに何かあるのかしら」
艦載機「……」ピタッ
五月雨「……どうやら、この近くにいるみたいだね」
叢雲「じゃあここまでね」
電「ありがとうなのです」
ブゥゥゥゥゥゥン……
五人は、戻ってきた艦載機に案内され、謎の人物がいる森へと向かっていた
吹雪「この間、コウワンと戦った場所の近くだね」
叢雲「やっぱり、このあたりに何かあるのかしら」
艦載機「……」ピタッ
五月雨「……どうやら、この近くにいるみたいだね」
叢雲「じゃあここまでね」
電「ありがとうなのです」
ブゥゥゥゥゥゥン……
550: 2017/08/22(火) 23:09:13.37 ID:Tvp+ntiK0
ブゥゥゥゥゥゥン……
電「……近くで、あの音がするのです」
吹雪「!あそこ……誰かいるね」
北方棲姫?「……」
電「……今度は、北方棲姫そっくりな人がいるのです」
漣(ちっちゃい……)
叢雲「戦闘員は周りにいないけど……」
五月雨「敵艦載機っぽいのがいっぱい飛んでるね」
ブゥゥゥゥゥゥン……
電「……近くで、あの音がするのです」
吹雪「!あそこ……誰かいるね」
北方棲姫?「……」
電「……今度は、北方棲姫そっくりな人がいるのです」
漣(ちっちゃい……)
叢雲「戦闘員は周りにいないけど……」
五月雨「敵艦載機っぽいのがいっぱい飛んでるね」
ブゥゥゥゥゥゥン……
551: 2017/08/22(火) 23:09:44.48 ID:Tvp+ntiK0
吹雪「……どうしようか?」
叢雲「まあ、あいつもディープマリンでしょ。とりあえず奇襲よ奇襲」
五月雨「乱暴だなぁ……」
電「では、変身を……」
北方棲姫?「……誰だ」
五人「!!」
叢雲「まあ、あいつもディープマリンでしょ。とりあえず奇襲よ奇襲」
五月雨「乱暴だなぁ……」
電「では、変身を……」
北方棲姫?「……誰だ」
五人「!!」
552: 2017/08/22(火) 23:10:17.62 ID:Tvp+ntiK0
北方棲姫?「そこにいるのはわかってる。出てこい」
五月雨「ど、どうしよう?」
叢雲「どうするって……」
吹雪「うーん……仕方ない、出ていこう」
ガサガサッ
北方棲姫?「……何だ、お前ら」
漣「いやあ、ちょっとお花を摘みにお散歩をしていたら……」
北方棲姫?「嘘つけ」
五月雨「ど、どうしよう?」
叢雲「どうするって……」
吹雪「うーん……仕方ない、出ていこう」
ガサガサッ
北方棲姫?「……何だ、お前ら」
漣「いやあ、ちょっとお花を摘みにお散歩をしていたら……」
北方棲姫?「嘘つけ」
553: 2017/08/22(火) 23:10:43.11 ID:Tvp+ntiK0
電「あ、あなたこそ何をしているのです?」
北方棲姫?「……なんだっていいだろう」
北方棲姫?「用がないならさっさとカエレ。わかったか」
五月雨「……用なら、あるよ」
叢雲「あんた、ディープマリンでしょ?」
北方棲姫?「!?」
吹雪「何か悪いことをしてるなら……私たちは、それを止めないといけないからね」
北方棲姫?「……なんだっていいだろう」
北方棲姫?「用がないならさっさとカエレ。わかったか」
五月雨「……用なら、あるよ」
叢雲「あんた、ディープマリンでしょ?」
北方棲姫?「!?」
吹雪「何か悪いことをしてるなら……私たちは、それを止めないといけないからね」
554: 2017/08/22(火) 23:11:12.99 ID:Tvp+ntiK0
北方棲姫?「……何者か知らないけど、邪魔をする気なら……」
北方棲姫?「……力ずくで、帰ってもらう」スクッ
電「っ!戦う気なのです……!」
漣「はー、結局こうなるのね……」
五月雨「まあ仕方ないよ」
吹雪「よし……みんな、いくよ!」
北方棲姫?「……力ずくで、帰ってもらう」スクッ
電「っ!戦う気なのです……!」
漣「はー、結局こうなるのね……」
五月雨「まあ仕方ないよ」
吹雪「よし……みんな、いくよ!」
555: 2017/08/22(火) 23:11:49.88 ID:Tvp+ntiK0
五人「抜錨!!」
カチッ
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン…………
五人の体に、スーツが装着されていく!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
カチッ
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン…………
五人の体に、スーツが装着されていく!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
556: 2017/08/22(火) 23:12:20.03 ID:Tvp+ntiK0
デデッデデー デデッデデーン
吹雪「吹雪レッド!」
叢雲「叢雲ブラック!」
漣「漣ピンク!」
電「電イ工口ー!」
五月雨「五月雨ブルー!」
吹雪「五人そろって!」
五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」
バァァァァァァァァァァァァァァン!!!
吹雪「吹雪レッド!」
叢雲「叢雲ブラック!」
漣「漣ピンク!」
電「電イ工口ー!」
五月雨「五月雨ブルー!」
吹雪「五人そろって!」
五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」
バァァァァァァァァァァァァァァン!!!
557: 2017/08/22(火) 23:12:52.32 ID:Tvp+ntiK0
北方棲姫?「……!お前らが、ショキカンジャー……!」
北方棲姫?「前に、お姉ちゃんをいじめたやつら……!」
五月雨「え、お姉ちゃん?」
電「コウワンさんの妹さんなのです?」
北方棲姫?「よくもお姉ちゃんを……!」
北方棲姫?「許さん!カエレ!」
叢雲「だから、帰んないって言ってるでしょ!」
北方棲姫?「前に、お姉ちゃんをいじめたやつら……!」
五月雨「え、お姉ちゃん?」
電「コウワンさんの妹さんなのです?」
北方棲姫?「よくもお姉ちゃんを……!」
北方棲姫?「許さん!カエレ!」
叢雲「だから、帰んないって言ってるでしょ!」
558: 2017/08/22(火) 23:13:22.46 ID:Tvp+ntiK0
北方棲姫?「お前ら、かかれーっ!」
ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!
敵艦載機のようなものが、一斉に襲い掛かってきた!
漣「うわ、なんか来た!」
吹雪「いくよ!みんな!」
ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!
敵艦載機のようなものが、一斉に襲い掛かってきた!
漣「うわ、なんか来た!」
吹雪「いくよ!みんな!」
559: 2017/08/22(火) 23:13:49.33 ID:Tvp+ntiK0
ヒュンヒュンッ!
叢雲「くそっ!すばしっこ……」
ドカッ!
敵艦載機?がぶつかってきた!
叢雲「いたぁっ!?」
叢雲「このっ!」ブンッ
シュンッ!
叢雲「くっ……当たらない!」
吹雪「的が小さいし、動きも速いから……」ブンッ
五月雨「このままじゃ攻撃できないよ!」ブンッ
叢雲「くそっ!すばしっこ……」
ドカッ!
敵艦載機?がぶつかってきた!
叢雲「いたぁっ!?」
叢雲「このっ!」ブンッ
シュンッ!
叢雲「くっ……当たらない!」
吹雪「的が小さいし、動きも速いから……」ブンッ
五月雨「このままじゃ攻撃できないよ!」ブンッ
560: 2017/08/22(火) 23:14:22.03 ID:Tvp+ntiK0
ドカッ!
電「くぅっ……!」
吹雪「電ちゃん!」
ドカッ!
吹雪「痛っ!?」
電「ふ、吹雪さん!」
電「皆さん、自分の身をとにかく守るのです!」
北方棲姫?「フッフッフ……手も足も出ないだろう」
北方棲姫?「このままボコボコにしてやる!」
電「くぅっ……!」
吹雪「電ちゃん!」
ドカッ!
吹雪「痛っ!?」
電「ふ、吹雪さん!」
電「皆さん、自分の身をとにかく守るのです!」
北方棲姫?「フッフッフ……手も足も出ないだろう」
北方棲姫?「このままボコボコにしてやる!」
561: 2017/08/22(火) 23:14:48.27 ID:Tvp+ntiK0
ヒュンヒュンッ!
吹雪「くっ……このぉ!」
ボォォォォォォォォォォォォォ!!!
吹雪は敵艦載機?に向かって、剣から炎を放出した!
敵艦載機?「ギャアアアアアアアア!!!」
吹雪「え、これ声出るの!?」
漣「断末魔みたいだね」
叢雲「何かいやね……」
吹雪「くっ……このぉ!」
ボォォォォォォォォォォォォォ!!!
吹雪は敵艦載機?に向かって、剣から炎を放出した!
敵艦載機?「ギャアアアアアアアア!!!」
吹雪「え、これ声出るの!?」
漣「断末魔みたいだね」
叢雲「何かいやね……」
562: 2017/08/22(火) 23:15:31.69 ID:Tvp+ntiK0
敵艦載機?「ヒー、アツイー!」メラメラ
北方棲姫?「グヌヌ……よくもこいつらを!」
吹雪「と、とにかく効いたみたい……」
吹雪「みんな!普通に武器を振り回しただけじゃだめだよ!特殊能力を使って……!」
五月雨「わかった!」
ザパァァァァァァァァァァァァァァ!!!
敵艦載機?「ヒーッ!ヤメテー!」
五月雨「……なんか、やだね」
叢雲「何でかしらね」
北方棲姫?「グヌヌ……よくもこいつらを!」
吹雪「と、とにかく効いたみたい……」
吹雪「みんな!普通に武器を振り回しただけじゃだめだよ!特殊能力を使って……!」
五月雨「わかった!」
ザパァァァァァァァァァァァァァァ!!!
敵艦載機?「ヒーッ!ヤメテー!」
五月雨「……なんか、やだね」
叢雲「何でかしらね」
563: 2017/08/22(火) 23:16:29.07 ID:Tvp+ntiK0
ヒュンヒュンッ!
漣「あー、もうあったま来た!」カチャッ
漣は、アンカーパーツをデッキアローに取り付けた!
漣「くらえ、ファイナルベント!」シュバババババッ!!
大量の矢をコントロールし、次々と敵艦載機?に命中させていく!
バシュバシュバシュバシュゥッ!!!
敵艦載機?「ギャアアアアアアアア!!!」
漣「見たか、この圧倒的な力を!カラテにカラテをかけて100倍だ!わかるか?この算数が。エエッ?」
漣「あー、もうあったま来た!」カチャッ
漣は、アンカーパーツをデッキアローに取り付けた!
漣「くらえ、ファイナルベント!」シュバババババッ!!
大量の矢をコントロールし、次々と敵艦載機?に命中させていく!
バシュバシュバシュバシュゥッ!!!
敵艦載機?「ギャアアアアアアアア!!!」
漣「見たか、この圧倒的な力を!カラテにカラテをかけて100倍だ!わかるか?この算数が。エエッ?」
564: 2017/08/22(火) 23:17:30.93 ID:Tvp+ntiK0
北方棲姫?「くっこのままだと……」
北方棲姫?「奥の手だ、お前ら!集まって来い!」
敵艦載機?たち「ラジャー!」ワラワラ
敵艦載機?たちが北方棲姫?の周りに集まってきた!
電「な、何をする気なのです!?」
叢雲「なんか、ヤバい感じね……」
北方棲姫?「フッフッフ、お姉ちゃんとこいつらをいじめたことを、後悔させてやる!」
北方棲姫?「お前ら!準備を……」
ポタ ポタ……
吹雪「……ん?」
ザァァァァァァァァァァァァァァァ
五月雨「……雨?」
吹雪「急に降ってきたね……」
北方棲姫?「奥の手だ、お前ら!集まって来い!」
敵艦載機?たち「ラジャー!」ワラワラ
敵艦載機?たちが北方棲姫?の周りに集まってきた!
電「な、何をする気なのです!?」
叢雲「なんか、ヤバい感じね……」
北方棲姫?「フッフッフ、お姉ちゃんとこいつらをいじめたことを、後悔させてやる!」
北方棲姫?「お前ら!準備を……」
ポタ ポタ……
吹雪「……ん?」
ザァァァァァァァァァァァァァァァ
五月雨「……雨?」
吹雪「急に降ってきたね……」
565: 2017/08/22(火) 23:19:04.20 ID:Tvp+ntiK0
北方棲姫?「雨が何だ!そんなの関係な……」
ザァァァァァァァァァァァァァァ
ピカッ! ゴロゴロゴロ……
北方棲姫?「……っ!」
叢雲「雷まで・・・」
電「これは、早めにどうにかした方がよさそうなのです」
ピカッ! ゴロゴロゴロ……
漣「うわっ、今の結構近かったなぁ」
566: 2017/08/22(火) 23:19:59.20 ID:Tvp+ntiK0
北方棲姫?「……」ブルブル
五月雨「……あれ?何か様子が……」
北方棲姫?「……か……」
吹雪「か?」
北方棲姫?「カミナリ怖いいいいいいいいい!!」ピューン
敵艦載機?たち「アッ、マッテー!」ピューン
五人「……」
五月雨「……あれ?何か様子が……」
北方棲姫?「……か……」
吹雪「か?」
北方棲姫?「カミナリ怖いいいいいいいいい!!」ピューン
敵艦載機?たち「アッ、マッテー!」ピューン
五人「……」
567: 2017/08/22(火) 23:20:30.27 ID:Tvp+ntiK0
叢雲「……どうする?」
漣「どっか行っちゃったし、もう帰る?」
吹雪「うーん……」
電「一応、探してみませんか?」
五月雨「そうだね。ここまで来たんだし……」
吹雪「よし。別れて探してみよう」
吹雪「見つかったらすぐに通信を入れてね」
四人「了解」
漣「どっか行っちゃったし、もう帰る?」
吹雪「うーん……」
電「一応、探してみませんか?」
五月雨「そうだね。ここまで来たんだし……」
吹雪「よし。別れて探してみよう」
吹雪「見つかったらすぐに通信を入れてね」
四人「了解」
568: 2017/08/22(火) 23:21:21.26 ID:Tvp+ntiK0
ガサガサ
電「えーっと、どこに行ったのでしょうか……」キョロキョロ
電「……」
電「あの子、今までの幹部さんと少し違ったのです」
電「……どうして、そう思ったんでしょうか……?」
ピカッ! ゴロゴロゴロ……
電「!!」ビクッ
電「はわわ、ビックリしたので……」
「ヒィッ!!」
電「!」
電「えーっと、どこに行ったのでしょうか……」キョロキョロ
電「……」
電「あの子、今までの幹部さんと少し違ったのです」
電「……どうして、そう思ったんでしょうか……?」
ピカッ! ゴロゴロゴロ……
電「!!」ビクッ
電「はわわ、ビックリしたので……」
「ヒィッ!!」
電「!」
569: 2017/08/22(火) 23:21:52.09 ID:Tvp+ntiK0
電(あっちの方から……声が?)
電(……洞窟があるのです)
北方棲姫?「うう、カミナリ怖い……」ブルブル
電(……中にいるのです)
電(雷が怖くて、避難している、といったところでしょうか)
電(そういえば、周りにいた艦載機さんたちもいないのです)
電(途中ではぐれたのでしょうか……?)
電(そうだ、通信を……)
北方棲姫?「……」ブルブル
電「……」
電(……洞窟があるのです)
北方棲姫?「うう、カミナリ怖い……」ブルブル
電(……中にいるのです)
電(雷が怖くて、避難している、といったところでしょうか)
電(そういえば、周りにいた艦載機さんたちもいないのです)
電(途中ではぐれたのでしょうか……?)
電(そうだ、通信を……)
北方棲姫?「……」ブルブル
電「……」
570: 2017/08/22(火) 23:22:21.49 ID:Tvp+ntiK0
電「……大丈夫ですか?」
北方棲姫?「!!」
電「あ、安心するのです!襲う気はないのです!」
北方棲姫?「う、嘘つけ!本当は周りに仲間がいるんだろう!袋叩きにするんだろう!」
電「違うのです!そんなことしないのです!」
北方棲姫?「まあどっちでもいい!外に出て、お前をボコボコに……」
ピカッ! ゴロゴロゴロ……
北方棲姫?「ヒィッ!」ビクッ
北方棲姫?「!!」
電「あ、安心するのです!襲う気はないのです!」
北方棲姫?「う、嘘つけ!本当は周りに仲間がいるんだろう!袋叩きにするんだろう!」
電「違うのです!そんなことしないのです!」
北方棲姫?「まあどっちでもいい!外に出て、お前をボコボコに……」
ピカッ! ゴロゴロゴロ……
北方棲姫?「ヒィッ!」ビクッ
571: 2017/08/22(火) 23:22:52.76 ID:Tvp+ntiK0
電「外はまだ危ないのです。ここにいたほうが良いのです」
北方棲姫?「で、でも……」
電「大丈夫なのです。安心していいのです」
北方棲姫?「……」
電「……となり、座っていいですか?」
北方棲姫?「……好きにしろ」
電「では、失礼しますね」スッ
北方棲姫?「で、でも……」
電「大丈夫なのです。安心していいのです」
北方棲姫?「……」
電「……となり、座っていいですか?」
北方棲姫?「……好きにしろ」
電「では、失礼しますね」スッ
572: 2017/08/22(火) 23:24:25.02 ID:Tvp+ntiK0
電「……お名前は、何ていうんですか?」
ホッポ「……ホッポ」
電「ホッポちゃんですか。私は電なのです」
ホッポ「イナズマ……カミナリ!?」ザザッ
電「ち、違うのです!電は怖くないのです!」
ホッポ「カミナリ、怖い……」ブルブル
電(……どうしましょう)
ホッポ「……ホッポ」
電「ホッポちゃんですか。私は電なのです」
ホッポ「イナズマ……カミナリ!?」ザザッ
電「ち、違うのです!電は怖くないのです!」
ホッポ「カミナリ、怖い……」ブルブル
電(……どうしましょう)
573: 2017/08/22(火) 23:25:25.36 ID:Tvp+ntiK0
電「さっきまで周りにいた方たちはどうしたのですか?」
ホッポ「……途中ではぐれた」
電「そうですか……」
電「あの方たちのお名前は?」
ホッポ「……私は、キーって呼んでる」
電(艦載機の機からとってるんでしょうか……)
ホッポ「……何故、私を襲わない?」
電「え?」
ホッポ「……途中ではぐれた」
電「そうですか……」
電「あの方たちのお名前は?」
ホッポ「……私は、キーって呼んでる」
電(艦載機の機からとってるんでしょうか……)
ホッポ「……何故、私を襲わない?」
電「え?」
574: 2017/08/22(火) 23:27:16.45 ID:Tvp+ntiK0
ホッポ「私は、お姉ちゃんみたいに一人じゃ戦えない……」
ホッポ「キーたちの力を借りて、ああして戦える」
ホッポ「今、キーたちはいない……私を襲うなら今のうちだろ?」
電「……そうですね」
電「でも、電はあなたと戦いたくないのです」
ホッポ「……え?」
電「できることなら、戦いたくはないのです……」
ホッポ「……」
ホッポ「キーたちの力を借りて、ああして戦える」
ホッポ「今、キーたちはいない……私を襲うなら今のうちだろ?」
電「……そうですね」
電「でも、電はあなたと戦いたくないのです」
ホッポ「……え?」
電「できることなら、戦いたくはないのです……」
ホッポ「……」
575: 2017/08/22(火) 23:27:46.51 ID:Tvp+ntiK0
キーA「アッ、ボス!ブジデシタカ!」
ホッポ「ん、キーたち。来てくれたか」
キーB「アッ、テメエ!ボスニナニカシテネエダロウナ!」
電「え!?いや、その……」
キーC「イマカラボコボコニシテ……」
ホッポ「おい、やめろ」
キーC「!!ス、スミマセン」
ホッポ「……雨も上がったな」
ホッポ「ん、キーたち。来てくれたか」
キーB「アッ、テメエ!ボスニナニカシテネエダロウナ!」
電「え!?いや、その……」
キーC「イマカラボコボコニシテ……」
ホッポ「おい、やめろ」
キーC「!!ス、スミマセン」
ホッポ「……雨も上がったな」
576: 2017/08/22(火) 23:28:12.34 ID:Tvp+ntiK0
ホッポ「……イナズマ」
電「!」
ホッポ「今日の所は、見逃してやる」
ホッポ「今日はもうカエレ」
電「は、はい……」
ホッポ「じゃあな」
ザッ ザッ
電「……」
電「!」
ホッポ「今日の所は、見逃してやる」
ホッポ「今日はもうカエレ」
電「は、はい……」
ホッポ「じゃあな」
ザッ ザッ
電「……」
577: 2017/08/22(火) 23:28:47.82 ID:Tvp+ntiK0
ショキカンジャー本拠地
吹雪「ふぅ……見つからなかったね」
叢雲「まあ、恐らくあのあたりにいるから、また今度行きましょう」
漣「くぅ、あのタコヤキども……許せる!」
五月雨「許してどうするの」
電「……」
吹雪「電ちゃん?」
電「……え!?な、なんですか!?」
叢雲「どうしたのよ。様子がおかしいわよ」
吹雪「ふぅ……見つからなかったね」
叢雲「まあ、恐らくあのあたりにいるから、また今度行きましょう」
漣「くぅ、あのタコヤキども……許せる!」
五月雨「許してどうするの」
電「……」
吹雪「電ちゃん?」
電「……え!?な、なんですか!?」
叢雲「どうしたのよ。様子がおかしいわよ」
578: 2017/08/22(火) 23:29:31.34 ID:Tvp+ntiK0
五月雨「体調でも悪い?」
電「い、いえ、何でもないのです」
漣「どうしたの?足の小指箪笥の角にぶつけた?」
電「ぶつけてないのです……」
五月雨「とにかく、次に行く前に対策を練っておこうよ」
吹雪「そうだね。あの奥の手も気になるし……」
叢雲「何とか隙を作ってバズーカを撃ちこめば勝てるんじゃないかしら」
漣「とりあえず今日は終わりにしよーよ」
吹雪「うん。じゃあ、また明日ね」
電「……」
電「い、いえ、何でもないのです」
漣「どうしたの?足の小指箪笥の角にぶつけた?」
電「ぶつけてないのです……」
五月雨「とにかく、次に行く前に対策を練っておこうよ」
吹雪「そうだね。あの奥の手も気になるし……」
叢雲「何とか隙を作ってバズーカを撃ちこめば勝てるんじゃないかしら」
漣「とりあえず今日は終わりにしよーよ」
吹雪「うん。じゃあ、また明日ね」
電「……」
579: 2017/08/22(火) 23:30:11.46 ID:Tvp+ntiK0
翌日
電は一人で、昨日ホッポと戦った場所へ来ていた
電「えっと……確かこのあたりだったのです」
ブゥゥゥゥゥゥン……
電「……!」
昨日と同じように、ホッポはキーたちと一緒にいた
電は一人で、昨日ホッポと戦った場所へ来ていた
電「えっと……確かこのあたりだったのです」
ブゥゥゥゥゥゥン……
電「……!」
昨日と同じように、ホッポはキーたちと一緒にいた
580: 2017/08/22(火) 23:30:59.08 ID:Tvp+ntiK0
電「やっぱり、ここにいたのです」ガサガサッ
キーA「……アッ!オマエキノウノ!」
キーB「テメエナニシニキタ!」
電「え、えっと、その……」
ホッポ「……やめろ、お前ら」
キーA「……アッ!オマエキノウノ!」
キーB「テメエナニシニキタ!」
電「え、えっと、その……」
ホッポ「……やめろ、お前ら」
581: 2017/08/22(火) 23:32:17.46 ID:Tvp+ntiK0
キーB「エ、デモ……」
ホッポ「……お前ら全員、どっか行ってろ」
キーC「ソ、ソンナ!ボス!」
ホッポ「いいから、行ってこい」
キーC「……ワカリマシタ」
ブゥゥゥゥゥゥン……
ホッポ「……お前ら全員、どっか行ってろ」
キーC「ソ、ソンナ!ボス!」
ホッポ「いいから、行ってこい」
キーC「……ワカリマシタ」
ブゥゥゥゥゥゥン……
582: 2017/08/22(火) 23:33:07.61 ID:Tvp+ntiK0
ホッポ「……何しに来た?」
電「……えっと、その……」
電「……なんとなく、来てみたのです」
ホッポ「はぁ?」
電「い、いや、その!何というか……」
ホッポ「……」
ホッポ「……戦いに来たのか?」
電「い、いいえ!違うのです!」
ホッポ「……そうか」
ホッポ「まあいい。座れ」
電「はい……」スッ
電「……えっと、その……」
電「……なんとなく、来てみたのです」
ホッポ「はぁ?」
電「い、いや、その!何というか……」
ホッポ「……」
ホッポ「……戦いに来たのか?」
電「い、いいえ!違うのです!」
ホッポ「……そうか」
ホッポ「まあいい。座れ」
電「はい……」スッ
583: 2017/08/22(火) 23:33:42.61 ID:Tvp+ntiK0
ホッポ「……お前は、変わってるな」
電「え?」
ホッポ「お前、私のことを敵だってわかってるだろ?」
電「それはそうですけど……」
ホッポ「なのに、こうして有利な状況にあるにもかかわらず、襲ってこない」
ホッポ「敵を倒そうとしない。だから変わってるって言ったんだ」
電「ははは、そうかもしれないのです」
ホッポ「……」
電「え?」
ホッポ「お前、私のことを敵だってわかってるだろ?」
電「それはそうですけど……」
ホッポ「なのに、こうして有利な状況にあるにもかかわらず、襲ってこない」
ホッポ「敵を倒そうとしない。だから変わってるって言ったんだ」
電「ははは、そうかもしれないのです」
ホッポ「……」
584: 2017/08/22(火) 23:34:26.38 ID:Tvp+ntiK0
電「いつも、ここにいるのですか?」
ホッポ「ん、いつもいるわけじゃない」
電「そうなのですか?」
ホッポ「ここには、仕事で来る」
電「仕事、ですか」
ホッポ「お前ら……キーを追ってここに来たんだろ?」
電「!」
ホッポ「その時も仕事中だった」
ホッポ「……キーを追ってきたなら、仕事が何か、わかるだろ?」
ホッポ「ん、いつもいるわけじゃない」
電「そうなのですか?」
ホッポ「ここには、仕事で来る」
電「仕事、ですか」
ホッポ「お前ら……キーを追ってここに来たんだろ?」
電「!」
ホッポ「その時も仕事中だった」
ホッポ「……キーを追ってきたなら、仕事が何か、わかるだろ?」
585: 2017/08/22(火) 23:35:13.00 ID:Tvp+ntiK0
電「……半分わかって、半分はわかりません」
ホッポ「……どういうことだ」
電「あなたの仕事がキーさんたちを鎮守府へ飛ばすこと……というのはわかります」
電「しかし、その目的がわかりません」
ホッポ「そうだろう。昨日も聞いてきたからな」
電「……目的は、何ですか?」
ホッポ「教えるわけないだろ」
電「はは、そうですよね」
ホッポ「……どういうことだ」
電「あなたの仕事がキーさんたちを鎮守府へ飛ばすこと……というのはわかります」
電「しかし、その目的がわかりません」
ホッポ「そうだろう。昨日も聞いてきたからな」
電「……目的は、何ですか?」
ホッポ「教えるわけないだろ」
電「はは、そうですよね」
586: 2017/08/22(火) 23:35:53.07 ID:Tvp+ntiK0
電「では、なぜここまで来るのですか?」
ホッポ「キーたちは、あまり遠くまで飛べないんだ」
電「そうなのですか?」
ホッポ「私からあまり離れられない。遠くに行くと力が弱くなる」
ホッポ「その代わり、近いとすごい力になる」
ホッポ「ここは力と距離を考えると、ちょうどいい場所なんだ」
電「へぇ……そうだったのですね」
ホッポ「キーたちは、あまり遠くまで飛べないんだ」
電「そうなのですか?」
ホッポ「私からあまり離れられない。遠くに行くと力が弱くなる」
ホッポ「その代わり、近いとすごい力になる」
ホッポ「ここは力と距離を考えると、ちょうどいい場所なんだ」
電「へぇ……そうだったのですね」
587: 2017/08/22(火) 23:36:31.56 ID:Tvp+ntiK0
ホッポ「さて、私は教えたぞ」
電「え?」
ホッポ「次は、お前たちのことについて教えろ」
電「……」
ホッポ「人に聞いておいて、自分は答えない気か?」
電「……いいえ、そうではありません」
電「電も、重要なことは教えられませんが、ある程度お答えするのです」
ホッポ「……」
電「……?どうしたのです?」
ホッポ「……やっぱり変わってるな」
電「え?」
ホッポ「いや、何でもない」
電「え?」
ホッポ「次は、お前たちのことについて教えろ」
電「……」
ホッポ「人に聞いておいて、自分は答えない気か?」
電「……いいえ、そうではありません」
電「電も、重要なことは教えられませんが、ある程度お答えするのです」
ホッポ「……」
電「……?どうしたのです?」
ホッポ「……やっぱり変わってるな」
電「え?」
ホッポ「いや、何でもない」
588: 2017/08/22(火) 23:36:58.81 ID:Tvp+ntiK0
ホッポ「じゃあ、お前たちの武器から出ていた炎や水……あれは何だ?」
電「あれは電たちの武器の特殊能力なのです」
電「それぞれの属性があって、それを武器にまとわせたり、放出したりできます」
ホッポ「ふーん、お前は何なんだ?」
電「雷なのです」
ホッポ「!!??」
電「だ、大丈夫ですよ!襲いませんから!」
電「あれは電たちの武器の特殊能力なのです」
電「それぞれの属性があって、それを武器にまとわせたり、放出したりできます」
ホッポ「ふーん、お前は何なんだ?」
電「雷なのです」
ホッポ「!!??」
電「だ、大丈夫ですよ!襲いませんから!」
589: 2017/08/22(火) 23:37:26.68 ID:Tvp+ntiK0
ホッポ「うぅ、カミナリ……」
電「ホッポちゃんは、雷が苦手なのですね」
ホッポ「……笑いたかったら笑え」
電「笑いませんよ。誰だって、苦手なものはあるのです」
ホッポ「そ、そうか……?」
電「はい。電だって茄子が苦手なのです」
ホッポ「……そうか」
電「ホッポちゃんは、雷が苦手なのですね」
ホッポ「……笑いたかったら笑え」
電「笑いませんよ。誰だって、苦手なものはあるのです」
ホッポ「そ、そうか……?」
電「はい。電だって茄子が苦手なのです」
ホッポ「……そうか」
590: 2017/08/22(火) 23:38:16.07 ID:Tvp+ntiK0
電「では、好きなものはありますか?」
ホッポ「好きなもの?そうだな……」
ホッポ「……アップルパイが好きだ」
電「へぇ、アップルパイですか」
電「アップルパイはとっても美味しいのです」
ホッポ「できたても美味しいが、冷めても美味しい」
ホッポ「アップルパイは奥が深い食べ物だ」
電「ははは、そうですか」
ホッポ「好きなもの?そうだな……」
ホッポ「……アップルパイが好きだ」
電「へぇ、アップルパイですか」
電「アップルパイはとっても美味しいのです」
ホッポ「できたても美味しいが、冷めても美味しい」
ホッポ「アップルパイは奥が深い食べ物だ」
電「ははは、そうですか」
591: 2017/08/22(火) 23:38:45.41 ID:Tvp+ntiK0
電「そういえば、キーさんたちはホッポちゃんのお友達なのですか?」
ホッポ「友達?いや……違う」
ホッポ「どっちかというと……部下」
電「部下、ですか」
ホッポ「うん。私の命令をよく聞く、部下」
ホッポ「一緒にいると楽しいけど、友達ではないと思う」
ホッポ「……私に友達は……いない」
電「……」
ホッポ「友達?いや……違う」
ホッポ「どっちかというと……部下」
電「部下、ですか」
ホッポ「うん。私の命令をよく聞く、部下」
ホッポ「一緒にいると楽しいけど、友達ではないと思う」
ホッポ「……私に友達は……いない」
電「……」
592: 2017/08/22(火) 23:39:27.09 ID:Tvp+ntiK0
電「なら、電がお友達になるのです」
ホッポ「え……?」
電「電とホッポちゃんは、今からお友達なのです」
ホッポ「……お前、本気か……?」
電「はい、電はいつだって本気なのです」
ホッポ「私たちは敵同士……昨日と同じように、戦わなければならないんだぞ?」
電「わかってます……でも」
電「電は、あなたとお友達になりたいのです」
ホッポ「……」
ホッポ「え……?」
電「電とホッポちゃんは、今からお友達なのです」
ホッポ「……お前、本気か……?」
電「はい、電はいつだって本気なのです」
ホッポ「私たちは敵同士……昨日と同じように、戦わなければならないんだぞ?」
電「わかってます……でも」
電「電は、あなたとお友達になりたいのです」
ホッポ「……」
593: 2017/08/22(火) 23:39:57.61 ID:Tvp+ntiK0
電「……ダメでしょうか?」
ホッポ「……」
ホッポ「……そこまで、言うなら……」
電「!ありがとうなのです!」
ホッポ「じゃ、じゃあ今日はもうカエレ!」
電「はい、お邪魔しました」
ホッポ「……明日も、ここにいる」
電「……わかりました、また来るのです」
ホッポ「……」
ホッポ「……そこまで、言うなら……」
電「!ありがとうなのです!」
ホッポ「じゃ、じゃあ今日はもうカエレ!」
電「はい、お邪魔しました」
ホッポ「……明日も、ここにいる」
電「……わかりました、また来るのです」
594: 2017/08/22(火) 23:40:41.33 ID:Tvp+ntiK0
鎮守府 ショキカンジャー本拠地前
電(結構長居しちゃいましたね)
電(あまり長い間いないと、怒られちゃうのです)
ガチャッ
電「すみません、遅くな……」
四人「……」ギロッ
電「!!」
595: 2017/08/22(火) 23:41:17.54 ID:Tvp+ntiK0
電「ど、どうしたのですか……?」
吹雪「電ちゃん……」
五月雨「一体、どこに行ってたの……?」
電「え、えっと……」
叢雲「……あんたがいなかったせいで……」
電(い、電はもしかして……)
電(取り返しのつかないことを……!?)
漣「山手線ゲーム飽きちゃったじゃーん!!」
電「……」
電「……はい?」
吹雪「電ちゃん……」
五月雨「一体、どこに行ってたの……?」
電「え、えっと……」
叢雲「……あんたがいなかったせいで……」
電(い、電はもしかして……)
電(取り返しのつかないことを……!?)
漣「山手線ゲーム飽きちゃったじゃーん!!」
電「……」
電「……はい?」
596: 2017/08/22(火) 23:41:45.15 ID:Tvp+ntiK0
吹雪「いや、訓練しながら電ちゃん待ってて、それでも来なかったから山手線ゲームしてたんだけど……」
叢雲「もういいお題が見つからなくてね」
五月雨「別のゲームを模索してたところだよ」
漣「もー、罰ゲームもやりつくしちゃったよー!」
電「そ、そうなんですか、すみません……」
吹雪「まあいいよ。ほら、座って座って」
電「はい……」スッ
電(お、怒られるかと思いました……びっくりしたのです)
吹雪「さーて、じゃあ話してもらおうか」
電「え?」
吹雪「……さっきまで、何をしてたのか……」
電「……!」
叢雲「もういいお題が見つからなくてね」
五月雨「別のゲームを模索してたところだよ」
漣「もー、罰ゲームもやりつくしちゃったよー!」
電「そ、そうなんですか、すみません……」
吹雪「まあいいよ。ほら、座って座って」
電「はい……」スッ
電(お、怒られるかと思いました……びっくりしたのです)
吹雪「さーて、じゃあ話してもらおうか」
電「え?」
吹雪「……さっきまで、何をしてたのか……」
電「……!」
597: 2017/08/22(火) 23:42:19.06 ID:Tvp+ntiK0
五月雨「安心して。別に悪いことしてたと思ってるわけじゃないから」
叢雲「今日、どこかへ向かっているあんたを漣が目撃してね」
叢雲「方角的に、昨日言ったところへ向かってるみたいだったから」
漣「情報を売ってしまいましたぁ……」
電「……そう、ですか」
吹雪「……それで、どうしたの?」
叢雲「今日、どこかへ向かっているあんたを漣が目撃してね」
叢雲「方角的に、昨日言ったところへ向かってるみたいだったから」
漣「情報を売ってしまいましたぁ……」
電「……そう、ですか」
吹雪「……それで、どうしたの?」
598: 2017/08/22(火) 23:42:53.08 ID:Tvp+ntiK0
──────────
──────
───
叢雲「ふーん、なるほどね」
電「すみません、敵に情報を渡してしまって……」
五月雨「いや、全然大したことじゃないよ」
吹雪「そうだよ。ていうか、もう見せてるから関係ないし」
漣「でも、友達になるなんてねぇ」
叢雲「そうね。もしかしたら、重要な情報を聞き出せるかもしれないわ」
──────
───
叢雲「ふーん、なるほどね」
電「すみません、敵に情報を渡してしまって……」
五月雨「いや、全然大したことじゃないよ」
吹雪「そうだよ。ていうか、もう見せてるから関係ないし」
漣「でも、友達になるなんてねぇ」
叢雲「そうね。もしかしたら、重要な情報を聞き出せるかもしれないわ」
599: 2017/08/22(火) 23:43:26.63 ID:Tvp+ntiK0
五月雨「でも、もっと重要なのは……」
吹雪「うん、そうだね」
電「……?」
吹雪「……戦わなくて済むかもしれないってことだよ」
電「……!」
五月雨「私たちだって、できれば戦いたくないよ」
漣「それは電ちゃんも一緒でしょ?」
電「……はい」
叢雲「無用な戦いは、したくないからね」
吹雪「うん、そうだね」
電「……?」
吹雪「……戦わなくて済むかもしれないってことだよ」
電「……!」
五月雨「私たちだって、できれば戦いたくないよ」
漣「それは電ちゃんも一緒でしょ?」
電「……はい」
叢雲「無用な戦いは、したくないからね」
600: 2017/08/22(火) 23:44:12.34 ID:Tvp+ntiK0
吹雪「……でもね」
電「?」
吹雪「それがうまくいくかどうか……電ちゃんにかかってるの」
電「……!」
吹雪「……頑張ってね」
電「……はい、わかりました」
電「?」
吹雪「それがうまくいくかどうか……電ちゃんにかかってるの」
電「……!」
吹雪「……頑張ってね」
電「……はい、わかりました」
601: 2017/08/22(火) 23:44:42.23 ID:Tvp+ntiK0
漣「よーし!改めて、カタンでもすっかー!」
五月雨「え、ルール知らない」
叢雲「やってるうちに何となくわかるわ」
吹雪「ていうか、何でこんなにボードゲームがあるの?」
電「……」
漣「?電ちゃん、どうしたの?」
電「……ふふ、何でもないのです」
電(……みんな、わかってくれてたのです)
電(きっと、あの子とも仲良くなれるはずです)
電(……戦いたく、ありませんからね)
五月雨「え、ルール知らない」
叢雲「やってるうちに何となくわかるわ」
吹雪「ていうか、何でこんなにボードゲームがあるの?」
電「……」
漣「?電ちゃん、どうしたの?」
電「……ふふ、何でもないのです」
電(……みんな、わかってくれてたのです)
電(きっと、あの子とも仲良くなれるはずです)
電(……戦いたく、ありませんからね)
602: 2017/08/22(火) 23:45:23.35 ID:Tvp+ntiK0
翌日
ガサガサッ
ホッポ「ん、来たか」
電「来たのです」
キーA「オ、キヤガッタナコノヤロウ」
電「は、はわわ……」
キーB「キノウハワルカッタナ。ホラ、ガムクウカ?」スッ
電「あ、ありがとうございます……」
ホッポ「昨日、お前のことを話したら、わかってくれたみたいだ」
電「そうなのですか。それは良かったのです」
ホッポ「……今日は、こいつらも一緒でいいか?」
電「もちろんです。多い方が楽しいのです」
ガサガサッ
ホッポ「ん、来たか」
電「来たのです」
キーA「オ、キヤガッタナコノヤロウ」
電「は、はわわ……」
キーB「キノウハワルカッタナ。ホラ、ガムクウカ?」スッ
電「あ、ありがとうございます……」
ホッポ「昨日、お前のことを話したら、わかってくれたみたいだ」
電「そうなのですか。それは良かったのです」
ホッポ「……今日は、こいつらも一緒でいいか?」
電「もちろんです。多い方が楽しいのです」
603: 2017/08/22(火) 23:45:49.85 ID:Tvp+ntiK0
ホッポ「……友達って、何するんだ?」
電「そうですね……おしゃべりしたり、一緒に遊んだりするのです」
キーC「イツモオレラトシテルコトトカワンナイッスネ」
ホッポ「うるさい!」ドカッ
キーC「イタイッ!」
電「ははは……」
電「いつもキーさんたちと遊んでるのですか?」
ホッポ「……まあ、そうかな」
キーD「イツモシリトリトカシテルゼ!」
電「なるほど・・・では、カルタを持ってきたので、それでもしましょうか」ゴソゴソ
ホッポ「カルタ……?」
電「知りませんか?ルールはですね……」
電「そうですね……おしゃべりしたり、一緒に遊んだりするのです」
キーC「イツモオレラトシテルコトトカワンナイッスネ」
ホッポ「うるさい!」ドカッ
キーC「イタイッ!」
電「ははは……」
電「いつもキーさんたちと遊んでるのですか?」
ホッポ「……まあ、そうかな」
キーD「イツモシリトリトカシテルゼ!」
電「なるほど・・・では、カルタを持ってきたので、それでもしましょうか」ゴソゴソ
ホッポ「カルタ……?」
電「知りませんか?ルールはですね……」
604: 2017/08/22(火) 23:46:54.74 ID:Tvp+ntiK0
電「では次読むのです」
電「『前門のタイガー、後門のバッファロー』……」
キーE「アッ、コレダ!」パシッ
ホッポ「ぐっ、しまった!」
電「次行くのです。『急いだヒキャクがカロウシした』……」
キーF「メノマエニアルゼ!」パシッ
ホッポ「くっ……!」
電(……漣さんから借りたカルタなのですが、何かおかしいのです)
ホッポ「ふう、なんとか勝てたぞ……」
キーE「チクショウ、ボスニマケルナンテ……」
電「お見事なのです」
電「『前門のタイガー、後門のバッファロー』……」
キーE「アッ、コレダ!」パシッ
ホッポ「ぐっ、しまった!」
電「次行くのです。『急いだヒキャクがカロウシした』……」
キーF「メノマエニアルゼ!」パシッ
ホッポ「くっ……!」
電(……漣さんから借りたカルタなのですが、何かおかしいのです)
ホッポ「ふう、なんとか勝てたぞ……」
キーE「チクショウ、ボスニマケルナンテ……」
電「お見事なのです」
605: 2017/08/22(火) 23:48:17.73 ID:Tvp+ntiK0
電「……そういえば、コウワンさんはお姉さんなのですよね?」
ホッポ「ん?そうだ」
ホッポ「一緒に遊んでくれたり、料理を作ってくれたりする……いいお姉ちゃんだ」
ホッポ「最近は忙しくてあまり構ってくれないけど……」
電「そうなのですか……」
ホッポ「お前には、姉妹はいるのか?」
電「いますよ。お姉さんが三人いるのです」
ホッポ「三人!そんなにか!」
電「もっと姉妹が多い人もいますよ。19人姉妹とか」
ホッポ「ええ!?」
ホッポ「それは大変だな……」
電「よく部屋割りでもめてるのを見るのです」
ホッポ「ん?そうだ」
ホッポ「一緒に遊んでくれたり、料理を作ってくれたりする……いいお姉ちゃんだ」
ホッポ「最近は忙しくてあまり構ってくれないけど……」
電「そうなのですか……」
ホッポ「お前には、姉妹はいるのか?」
電「いますよ。お姉さんが三人いるのです」
ホッポ「三人!そんなにか!」
電「もっと姉妹が多い人もいますよ。19人姉妹とか」
ホッポ「ええ!?」
ホッポ「それは大変だな……」
電「よく部屋割りでもめてるのを見るのです」
606: 2017/08/22(火) 23:48:52.65 ID:Tvp+ntiK0
ホッポ「お前の姉はどんな奴なんだ?」
電「そうですね……一番上の暁ちゃんは、大人のレディを目指してるけど、子供っぽいとよくからかわれますね」
電「二番目の響ちゃんは、いつもクールで……時々変わった行動をしますね。鍋をかぶったりとか」
電「三番目の雷ちゃんは、しっかり者で面倒見がいいけど、人を甘やかしすぎちゃうお姉さんです」
ホッポ「……個性が強いな」
電「はは、そうですね」
電「……でも、みんな、思いやりがあって、優しくて……」
電「頼りになる……いいお姉ちゃんたちなのです」
ホッポ「……そうか」
電「そうですね……一番上の暁ちゃんは、大人のレディを目指してるけど、子供っぽいとよくからかわれますね」
電「二番目の響ちゃんは、いつもクールで……時々変わった行動をしますね。鍋をかぶったりとか」
電「三番目の雷ちゃんは、しっかり者で面倒見がいいけど、人を甘やかしすぎちゃうお姉さんです」
ホッポ「……個性が強いな」
電「はは、そうですね」
電「……でも、みんな、思いやりがあって、優しくて……」
電「頼りになる……いいお姉ちゃんたちなのです」
ホッポ「……そうか」
607: 2017/08/22(火) 23:49:31.72 ID:Tvp+ntiK0
ホッポ「この間来た奴らの中に、お前の姉はいるのか?」
電「いいえ、居ませんよ」
電「あの四人は、みんな大事なお友達です」
電「ホッポちゃんと同じ、お友達です」
ホッポ「……友達、か……」
ホッポ「……私には、周りそうなるような存在がいなかった」
電「そうなのですか?」
ホッポ「キーたちは部下、クウボやセンスイたちは……友達というよりは、仕事仲間という感じだから」
ホッポ「それぐらいしか、居ないから……」
電「……」
電「いいえ、居ませんよ」
電「あの四人は、みんな大事なお友達です」
電「ホッポちゃんと同じ、お友達です」
ホッポ「……友達、か……」
ホッポ「……私には、周りそうなるような存在がいなかった」
電「そうなのですか?」
ホッポ「キーたちは部下、クウボやセンスイたちは……友達というよりは、仕事仲間という感じだから」
ホッポ「それぐらいしか、居ないから……」
電「……」
608: 2017/08/22(火) 23:50:01.56 ID:Tvp+ntiK0
ホッポ「……今まで、友達なんて必要ないと思ってきたけど……」
電「?」
ホッポ「……友達というのも、悪くないかもな」
電「……!」
ホッポ「……ん、今日はそろそろカエレ」
電「……はい、また、明日」
ホッポ「……うん」
電「?」
ホッポ「……友達というのも、悪くないかもな」
電「……!」
ホッポ「……ん、今日はそろそろカエレ」
電「……はい、また、明日」
ホッポ「……うん」
609: 2017/08/22(火) 23:50:48.17 ID:Tvp+ntiK0
翌日
ホッポ「くっ……これが、ババ抜き……!」
キー「ハッハー!ドウシタンデス?ボス!マダズイブンカードモッテルジャナイデスカー!」
電(……どうやってカード持ってるんでしょうか)
ホッポ「ダマレ!私が本気を出せば、このくらい……!」
ホッポ「ババ抜きでは勝てなかったよ……」
キー「コレガソクオチッテヤツカ……」
電「運が悪かっただけなのです……次は違うゲームをするのです」
ホッポ「くっ……これが、ババ抜き……!」
キー「ハッハー!ドウシタンデス?ボス!マダズイブンカードモッテルジャナイデスカー!」
電(……どうやってカード持ってるんでしょうか)
ホッポ「ダマレ!私が本気を出せば、このくらい……!」
ホッポ「ババ抜きでは勝てなかったよ……」
キー「コレガソクオチッテヤツカ……」
電「運が悪かっただけなのです……次は違うゲームをするのです」
610: 2017/08/22(火) 23:51:37.08 ID:Tvp+ntiK0
ホッポ「くっ……これが、ウノ……!」
キー「ハッハー!ドウシタンデス?ボス!マダズイブンカードモッテルジャナイデスカー!」
電(……デジャヴ)
ホッポ「ダマレ!私が本気を出せば、このくらい……!」
キー「……」
ホッポ「……なんか、ごめん」
電「ドロー4の4連発は仕方ないのです……」
キー「ハッハー!ドウシタンデス?ボス!マダズイブンカードモッテルジャナイデスカー!」
電(……デジャヴ)
ホッポ「ダマレ!私が本気を出せば、このくらい……!」
キー「……」
ホッポ「……なんか、ごめん」
電「ドロー4の4連発は仕方ないのです……」
611: 2017/08/22(火) 23:52:14.07 ID:Tvp+ntiK0
ホッポ「なかなか面白いな……仕事をするのも忘れてしまう」
電「仕事?この間言っていたものですか?」
ホッポ「そうだ。まあ正直、他のメンバーの仕事と比べると、重要ではない……のかな?」
電「そうなのです?」
ホッポ「多分な。詳しいことは知らないが……」
電「……」
ホッポ「よし、次は何のゲームだ?」
電「はい。次はですね……」
電「仕事?この間言っていたものですか?」
ホッポ「そうだ。まあ正直、他のメンバーの仕事と比べると、重要ではない……のかな?」
電「そうなのです?」
ホッポ「多分な。詳しいことは知らないが……」
電「……」
ホッポ「よし、次は何のゲームだ?」
電「はい。次はですね……」
612: 2017/08/22(火) 23:52:44.06 ID:Tvp+ntiK0
翌日
電「こんにちは、なのです」
ホッポ「ん、来たか。とりあえず座れ」
キーG「ボス!コイツ、ナニカモッテマスゼ!」
キーA「バクダンジャネェダロウナ!」
電「ち、違うのです!そんなもの持ってないのです!」
ホッポ「落ち着けお前ら」
電「今日は、おやつがあるのです」
ホッポ「おやつ?」
電「はい、アップルパイなのです」スッ
ホッポ「!?アップルパイ……だと……!」
電「こんにちは、なのです」
ホッポ「ん、来たか。とりあえず座れ」
キーG「ボス!コイツ、ナニカモッテマスゼ!」
キーA「バクダンジャネェダロウナ!」
電「ち、違うのです!そんなもの持ってないのです!」
ホッポ「落ち着けお前ら」
電「今日は、おやつがあるのです」
ホッポ「おやつ?」
電「はい、アップルパイなのです」スッ
ホッポ「!?アップルパイ……だと……!」
613: 2017/08/22(火) 23:53:17.64 ID:Tvp+ntiK0
電「お口に合うかわかりませんが……」
ホッポ「……お前が作ったのか?」
電「はい……頑張ったのです」
ホッポ「……」モグモグ
ホッポ「……うまい」
電「よかったのです!キーさんたちもよかったら……」
キーC「ヒャッハー!イタダクゼー!」
キーE「ウマソウナアポパイダー!」
電「はいはい、落ち着いて食べるのです」
ホッポ「……ありがとう」
電「いえいえ、どういたしまして」
ホッポ「……お前が作ったのか?」
電「はい……頑張ったのです」
ホッポ「……」モグモグ
ホッポ「……うまい」
電「よかったのです!キーさんたちもよかったら……」
キーC「ヒャッハー!イタダクゼー!」
キーE「ウマソウナアポパイダー!」
電「はいはい、落ち着いて食べるのです」
ホッポ「……ありがとう」
電「いえいえ、どういたしまして」
614: 2017/08/22(火) 23:53:56.06 ID:Tvp+ntiK0
ホッポ「……お前、料理もできたのか」
電「ははは……実は、結構失敗しちゃったのです」
電「その中で、出来がよかったものを……」
ホッポ「……」
ホッポ「どうして、私なんかのためにここまでする?」
電「お友達だから、です」
ホッポ「……そうか」
電「ははは……実は、結構失敗しちゃったのです」
電「その中で、出来がよかったものを……」
ホッポ「……」
ホッポ「どうして、私なんかのためにここまでする?」
電「お友達だから、です」
ホッポ「……そうか」
615: 2017/08/22(火) 23:54:45.11 ID:Tvp+ntiK0
翌日
電「こんにち……あれ?」
キーA「ヨウ」
電「あれ?ホッポちゃんはいないのですか?キーさんもお一人だけ……」
キーA「イマ、ボスハスコシデカケテル。オレハルスバンダ」
電「出かけてる?それって、お仕事ですか?」
キーA「イヤ、チガウゼ」
キーA「ソノシゴトッテイウノハ、ボスハココカラウゴクヒツヨウハナイカラナ」
電「こんにち……あれ?」
キーA「ヨウ」
電「あれ?ホッポちゃんはいないのですか?キーさんもお一人だけ……」
キーA「イマ、ボスハスコシデカケテル。オレハルスバンダ」
電「出かけてる?それって、お仕事ですか?」
キーA「イヤ、チガウゼ」
キーA「ソノシゴトッテイウノハ、ボスハココカラウゴクヒツヨウハナイカラナ」
616: 2017/08/22(火) 23:55:48.51 ID:Tvp+ntiK0
電「……キーさんたちが鎮守府へ飛んで行ってるんですよね?」
キーA「ン?ソウダゾ」
電「何やってるのです?」
キーA「アー……ソウダナ」
キーA「カンタンニイウト……トウチョウ」
電「トウチョウ……盗聴ですか?」
キーA「ウン。オマエラノカンタイノジョウキョウトカヲヌスミギキシテ、シラセル」
電「でも、あなたたちディープマリンがそれを知ってもどうしようも……」
キーA「ウン、ソウナンダケド、ソレヲマタドコカニシラセテルミタイナンダ」
電「どこかに……知らせる?」
キーA「ドコカハシランガナ」
電「……そうですか」
キーA「ン?ソウダゾ」
電「何やってるのです?」
キーA「アー……ソウダナ」
キーA「カンタンニイウト……トウチョウ」
電「トウチョウ……盗聴ですか?」
キーA「ウン。オマエラノカンタイノジョウキョウトカヲヌスミギキシテ、シラセル」
電「でも、あなたたちディープマリンがそれを知ってもどうしようも……」
キーA「ウン、ソウナンダケド、ソレヲマタドコカニシラセテルミタイナンダ」
電「どこかに……知らせる?」
キーA「ドコカハシランガナ」
電「……そうですか」
617: 2017/08/22(火) 23:56:17.67 ID:Tvp+ntiK0
ガサガサッ
電「!!」
ホッポ「ん、来てたのか」
電「え、ええ」
電「どこに行ってたのです?」
ホッポ「ん、ちょっとな……」
ホッポ「……イナズマ」
電「はい?」
ホッポ「……これやる」スッ
電「!!」
ホッポ「ん、来てたのか」
電「え、ええ」
電「どこに行ってたのです?」
ホッポ「ん、ちょっとな……」
ホッポ「……イナズマ」
電「はい?」
ホッポ「……これやる」スッ
618: 2017/08/22(火) 23:56:56.13 ID:Tvp+ntiK0
電「……これは?」
ホッポ「……その辺で拾った石で作った、ペンダント」
ホッポ「昨日のアップルパイの……お返しだ」
電「はわわ……すごく、綺麗な石なのです……」
電「……いいのですか?」
ホッポ「……いらないんなら、いい」
電「いいえ……」
電「ありがとうございます」ニコッ
ホッポ「……こんなものしかやれなくて、ごめん」
電「いいえ。とても……とっても、うれしいのです」
ホッポ「……そうか」
ホッポ「それなら……よかった」
ホッポ「……その辺で拾った石で作った、ペンダント」
ホッポ「昨日のアップルパイの……お返しだ」
電「はわわ……すごく、綺麗な石なのです……」
電「……いいのですか?」
ホッポ「……いらないんなら、いい」
電「いいえ……」
電「ありがとうございます」ニコッ
ホッポ「……こんなものしかやれなくて、ごめん」
電「いいえ。とても……とっても、うれしいのです」
ホッポ「……そうか」
ホッポ「それなら……よかった」
619: 2017/08/22(火) 23:57:33.91 ID:Tvp+ntiK0
その日の夕刻 ショキカンジャー本拠地
吹雪「じゃあ、ずいぶん仲良くなったんだね」
電「はい!」
五月雨「本当にきれいな石だね……」
漣「これは宝石と騙れば高く売れるかも……」
叢雲「やめなさい」バシッ
漣「いったぁ……冗談だよう!」
電「このまま、戦わないで済むといいのですが……」
吹雪「……だと、いいんだけどね」
吹雪「じゃあ、ずいぶん仲良くなったんだね」
電「はい!」
五月雨「本当にきれいな石だね……」
漣「これは宝石と騙れば高く売れるかも……」
叢雲「やめなさい」バシッ
漣「いったぁ……冗談だよう!」
電「このまま、戦わないで済むといいのですが……」
吹雪「……だと、いいんだけどね」
620: 2017/08/22(火) 23:58:02.94 ID:Tvp+ntiK0
五月雨「それにしても、盗聴されてたなんて……」
漣「本当、びっくりだね」
電「艦隊情報なんて、一体誰に渡しているのでしょうか……」
叢雲「わからない?」
電「え?」
吹雪「私たちの情報を得て、得をするのは限られてるよね」
電「……まさか」
叢雲「そう……深海棲艦の可能性が高いわ」
漣「本当、びっくりだね」
電「艦隊情報なんて、一体誰に渡しているのでしょうか……」
叢雲「わからない?」
電「え?」
吹雪「私たちの情報を得て、得をするのは限られてるよね」
電「……まさか」
叢雲「そう……深海棲艦の可能性が高いわ」
621: 2017/08/22(火) 23:58:29.85 ID:Tvp+ntiK0
五月雨「やっぱり、関係があるんだろうね……」
漣「ここまで来て全く関係がなかったら拍子抜けだけどね」
電「……」
吹雪「とにかく、目的がわかっただけでも一歩前進。もっと情報を集めないと」
電「そうですね……頑張ります」
漣「ここまで来て全く関係がなかったら拍子抜けだけどね」
電「……」
吹雪「とにかく、目的がわかっただけでも一歩前進。もっと情報を集めないと」
電「そうですね……頑張ります」
622: 2017/08/22(火) 23:59:10.40 ID:Tvp+ntiK0
翌日
ホッポ「……なあ、イナズマ」
電「はい?」
ホッポ「お前、どうして戦ってるんだ?」
電「え……?」
ホッポ「艦娘としてでも、ショキカンジャーとしてでも……どうしてだ?」
電「……」
電「……どうして、でしょうか」
ホッポ「……」
ホッポ「……なあ、イナズマ」
電「はい?」
ホッポ「お前、どうして戦ってるんだ?」
電「え……?」
ホッポ「艦娘としてでも、ショキカンジャーとしてでも……どうしてだ?」
電「……」
電「……どうして、でしょうか」
ホッポ「……」
623: 2017/08/22(火) 23:59:59.87 ID:Tvp+ntiK0
電「戦う理由……電は、ずっと考えてきました」
電「きっと……多くの人が、考えていることでしょう」
電「でも……ずっと考えても、わかりません」
電「何のために、どうして、戦っているのか……」
ホッポ「……」
電「ただ……」
ホッポ「……?」
電「きっと……多くの人が、考えていることでしょう」
電「でも……ずっと考えても、わかりません」
電「何のために、どうして、戦っているのか……」
ホッポ「……」
電「ただ……」
ホッポ「……?」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります