849: 2017/12/30(土) 20:31:23.37 ID:W2ZlBet00
最初:駆逐戦隊!ショキカンジャー!!改
前回:第六話「ロボットがほしい!」後編
第七話「更なる力!?」
ショキカンジャー本拠地
吹雪「はいはい、それでは第七回ショキカンジャー会議を始めます」
……………
吹雪「……?」
漣「どったの吹雪ちゃん」
吹雪「……いや、何でもない」
漣「……」ニヤリ
叢雲(何こいつ)
850: 2017/12/30(土) 20:31:58.24 ID:W2ZlBet00
五月雨「それで、今日は何を話すの?」
吹雪「うん。この間攻めてきた敵の目的について……」
叢雲「なんか変な機械設置しようとしてたのよね」
電「あれって結局何だったのです?」
吹雪「明石さんたちに何の機械なのか調べてもらったんだけどね」
吹雪「いくつか分かったことがあるらしいから、今から聞きに行こう」
吹雪「うん。この間攻めてきた敵の目的について……」
叢雲「なんか変な機械設置しようとしてたのよね」
電「あれって結局何だったのです?」
吹雪「明石さんたちに何の機械なのか調べてもらったんだけどね」
吹雪「いくつか分かったことがあるらしいから、今から聞きに行こう」
851: 2017/12/30(土) 20:32:35.90 ID:W2ZlBet00
工廠
漣「というわけで来たゾイ、工学部コンビ」
夕張「誰が工学部コンビだ」
大井「大体あってるじゃない」
夕張「メカニックとお呼び!」
叢雲「……って、あれ?大井さん?」
電「大井さんも来たのです?」
吹雪「うん。やっぱり前回のことで大井さんの協力が必要だってわかったからね。情報共有のためにちゃんと呼ぼうと思って」
大井「まあ、他にもちょっと用事があったしね……」
漣「というわけで来たゾイ、工学部コンビ」
夕張「誰が工学部コンビだ」
大井「大体あってるじゃない」
夕張「メカニックとお呼び!」
叢雲「……って、あれ?大井さん?」
電「大井さんも来たのです?」
吹雪「うん。やっぱり前回のことで大井さんの協力が必要だってわかったからね。情報共有のためにちゃんと呼ぼうと思って」
大井「まあ、他にもちょっと用事があったしね……」
852: 2017/12/30(土) 20:33:13.48 ID:W2ZlBet00
五月雨「それで、あの機械が何かわかったんですか?」
明石「ええ、まあ一応ね」
明石「なんか……ウイルスみたいなのを散布する装置じゃないかって思うんだけど」
漣「は?ウイルス?」
夕張「そう、ウイルス。ナノマシンとかかもしれないけど」
吹雪「何ですか?それ」
叢雲「具体的には何なのよ」
明石「うーん、実はね……肝心の散布する中身が入ってなくて」
夕張「結局よくわかってないのよ」
夕張「しかも、それだけにしては余分なパーツが多いし……他にも何か用途があったのかも」
明石「ええ、まあ一応ね」
明石「なんか……ウイルスみたいなのを散布する装置じゃないかって思うんだけど」
漣「は?ウイルス?」
夕張「そう、ウイルス。ナノマシンとかかもしれないけど」
吹雪「何ですか?それ」
叢雲「具体的には何なのよ」
明石「うーん、実はね……肝心の散布する中身が入ってなくて」
夕張「結局よくわかってないのよ」
夕張「しかも、それだけにしては余分なパーツが多いし……他にも何か用途があったのかも」
853: 2017/12/30(土) 20:34:01.14 ID:W2ZlBet00
電「大井さん、前の時はこんなのなかったのです?」
大井「なかったわね……装置の製作自体はしてたかもしれないけど、少なくとも見たことはないわ」
五月雨「それじゃあ、目的はほとんどわからずじまいですね……」
明石「一つ考えられるのは、単純に艦娘を弱らせるためにインフルエンザみたいなウイルスをばらまくこと」
叢雲「あー……今までの奴らの手口を考えると、十分あり得そうね」
大井「もっと凶悪なウイルスである可能性はないの?」
吹雪「確かに、最悪氏に至らせるようなものとか……そういうものがあれば、それをばら撒くでしょうね」
明石「そうだね。まあ、そんな感じでバイオハザードを起こすってこと」
大井「なかったわね……装置の製作自体はしてたかもしれないけど、少なくとも見たことはないわ」
五月雨「それじゃあ、目的はほとんどわからずじまいですね……」
明石「一つ考えられるのは、単純に艦娘を弱らせるためにインフルエンザみたいなウイルスをばらまくこと」
叢雲「あー……今までの奴らの手口を考えると、十分あり得そうね」
大井「もっと凶悪なウイルスである可能性はないの?」
吹雪「確かに、最悪氏に至らせるようなものとか……そういうものがあれば、それをばら撒くでしょうね」
明石「そうだね。まあ、そんな感じでバイオハザードを起こすってこと」
854: 2017/12/30(土) 20:34:44.08 ID:W2ZlBet00
漣「仮にそうだったとしたら、超やばかったんじゃね?」
五月雨「うん。何とか回避できてよかったよ……」
夕張「いや、まだ油断はできないよ」
電「え、どうしてなのです?」
夕張「少なくとも、そういう何らかのウイルスだとかナノマシンだとかを持ってるってこと」
夕張「散布は止められたけど、今後の戦いで直接使われちゃったりする可能性もあるわけ」
吹雪「そうか……そのウイルス自体は無力化できてないわけですからね」
明石「ええ。だから、そのウイルスが何かによるけど……」
明石「……気を付けてね」
五月雨「うん。何とか回避できてよかったよ……」
夕張「いや、まだ油断はできないよ」
電「え、どうしてなのです?」
夕張「少なくとも、そういう何らかのウイルスだとかナノマシンだとかを持ってるってこと」
夕張「散布は止められたけど、今後の戦いで直接使われちゃったりする可能性もあるわけ」
吹雪「そうか……そのウイルス自体は無力化できてないわけですからね」
明石「ええ。だから、そのウイルスが何かによるけど……」
明石「……気を付けてね」
855: 2017/12/30(土) 20:35:29.26 ID:W2ZlBet00
叢雲「……気を付けるのはいいんだけど」
明石「ん?」
叢雲「いまだに吹雪が必殺技を使えないのどういうことなのよ」
明石「うっ……」
吹雪「そうですよ!私だけいつまでたっても使えないんじゃ、いくら気を付けても戦力的に不安なんですよ!」
夕張「だ、だって原因がわからないんだもの……」
五月雨「私が使えるようになったのもついこの間ですし……単純に武器の扱いだけの問題じゃないですよね?」
電「早めにどうにかしたいところなのです」
明石・夕張「うぅ……」
明石「ん?」
叢雲「いまだに吹雪が必殺技を使えないのどういうことなのよ」
明石「うっ……」
吹雪「そうですよ!私だけいつまでたっても使えないんじゃ、いくら気を付けても戦力的に不安なんですよ!」
夕張「だ、だって原因がわからないんだもの……」
五月雨「私が使えるようになったのもついこの間ですし……単純に武器の扱いだけの問題じゃないですよね?」
電「早めにどうにかしたいところなのです」
明石・夕張「うぅ……」
856: 2017/12/30(土) 20:36:07.22 ID:W2ZlBet00
大井「……いい加減白状したら?」
夕張「お、大井……」
吹雪「大井さん、何か知ってるんですか?」
大井「ええ、一応ね」
明石「わ、わかったよ、白状するよ……」
明石「本当は、どうして必殺技が使えないかは予想がついてるの」
漣「えぇ……」
夕張「お、大井……」
吹雪「大井さん、何か知ってるんですか?」
大井「ええ、一応ね」
明石「わ、わかったよ、白状するよ……」
明石「本当は、どうして必殺技が使えないかは予想がついてるの」
漣「えぇ……」
857: 2017/12/30(土) 20:36:53.55 ID:W2ZlBet00
明石「まず、最初に武器を作った段階で叢雲ちゃんが必殺技を使えなかったのは、敵さんが言ってた通り」
明石「単純に武器に慣れてなかったから、暴走しないようにリミッターがかかっちゃったわけ」
夕張「それは別としても、その時の戦いから武器の力不足を感じてたからさ」
夕張「武器をもっと改良しないといけないって二人で話してたんだけど……」
夕張「ちょうどその頃、戦隊パワーの解析に成功して、技術に組み込めるようになったんだよ」
電「そういえば、戦隊パワーは実在することがわかってたのです」
夕張「いやあ、みんなの持つ戦隊パワーはすごいよ……これはうまく使えば、戦力アップにつながるって思ったのよ」
五月雨「えっと、つまり……」
明石「……そう、つまり私たちは戦力増強のために武器とショキブレスを改造し!」
明石「戦隊パワーに比例して武器やスーツの性能を上げることに成功したのだぁ!!」
五人「な、なんだってーーー!!」
明石「単純に武器に慣れてなかったから、暴走しないようにリミッターがかかっちゃったわけ」
夕張「それは別としても、その時の戦いから武器の力不足を感じてたからさ」
夕張「武器をもっと改良しないといけないって二人で話してたんだけど……」
夕張「ちょうどその頃、戦隊パワーの解析に成功して、技術に組み込めるようになったんだよ」
電「そういえば、戦隊パワーは実在することがわかってたのです」
夕張「いやあ、みんなの持つ戦隊パワーはすごいよ……これはうまく使えば、戦力アップにつながるって思ったのよ」
五月雨「えっと、つまり……」
明石「……そう、つまり私たちは戦力増強のために武器とショキブレスを改造し!」
明石「戦隊パワーに比例して武器やスーツの性能を上げることに成功したのだぁ!!」
五人「な、なんだってーーー!!」
858: 2017/12/30(土) 20:37:32.26 ID:W2ZlBet00
吹雪「つ、つまり戦隊パワーが高まればその分強くなるってことですか!?」
明石「その通り!ただし戦隊パワーの高め方は未だによくわかんないけどね!」
叢雲「そこ一番肝心なところじゃないの」
漣「んで、そのことと吹雪ちゃんが必殺技使えないウーマンになってることにどんな関係が?」
夕張「それなんだけど……必殺技を使うには、それなりにエネルギーが必要なわけ」
夕張「で、こうして戦隊パワーをエネルギーとして使うことができるようになったから……」
五月雨「……ある程度戦隊パワーが高まらないと、必殺技が使えないってことですか?」
明石・夕張「その通り!!」
五人「……」
明石「その通り!ただし戦隊パワーの高め方は未だによくわかんないけどね!」
叢雲「そこ一番肝心なところじゃないの」
漣「んで、そのことと吹雪ちゃんが必殺技使えないウーマンになってることにどんな関係が?」
夕張「それなんだけど……必殺技を使うには、それなりにエネルギーが必要なわけ」
夕張「で、こうして戦隊パワーをエネルギーとして使うことができるようになったから……」
五月雨「……ある程度戦隊パワーが高まらないと、必殺技が使えないってことですか?」
明石・夕張「その通り!!」
五人「……」
859: 2017/12/30(土) 20:38:01.37 ID:W2ZlBet00
叢雲「……事情は分かったけど……」
吹雪「よ、要するに私の戦隊パワーが必殺技を使うのに十分高まってないってことですか!?」
明石「正確には『高まったことがない』かな。一定の戦隊パワーを検知すると、リミッターは外れるからね」
明石「そうしたら、比較的小さな戦隊パワーでも使えるようになるよ。負担は少し大きいけど」
電「どちらにしても、吹雪さんの戦隊パワーが足りていないわけですね」
漣「でも何でなん?さっきよくわかんないって言ってたけど、戦隊パワーってヒーローっぽい恰好とか言動とかで高まるんでしょ?」
五月雨「装備や戦い方でそこまで差がついてるとは思えないんですけど……」
吹雪「よ、要するに私の戦隊パワーが必殺技を使うのに十分高まってないってことですか!?」
明石「正確には『高まったことがない』かな。一定の戦隊パワーを検知すると、リミッターは外れるからね」
明石「そうしたら、比較的小さな戦隊パワーでも使えるようになるよ。負担は少し大きいけど」
電「どちらにしても、吹雪さんの戦隊パワーが足りていないわけですね」
漣「でも何でなん?さっきよくわかんないって言ってたけど、戦隊パワーってヒーローっぽい恰好とか言動とかで高まるんでしょ?」
五月雨「装備や戦い方でそこまで差がついてるとは思えないんですけど……」
860: 2017/12/30(土) 20:38:29.23 ID:W2ZlBet00
夕張「まず、装備とかで戦隊パワーが高まってるのは確かなんだけど……やっぱり、一概にそれだけで高まるとは言えないみたい」
大井「多分、直接的に装備や言動と、その……戦隊パワー?が関わってるわけではないと思うのよね」
明石「私たちもそう思うの。だから、差が付くとしたら装備とかは関係ないと思うね」
電「でも、どちらにしても吹雪さんだけ戦隊パワーが小さい理由がわからないのです」
夕張「いや……それがね」
漣「んお?」
夕張「昨日、みんなが訓練してるときに物陰からこっそりみんなの戦隊パワーを測定したんだけど……」
吹雪「そんなことできるんですか……」
夕張「結果、ほとんど差は見られなかったわ」
大井「多分、直接的に装備や言動と、その……戦隊パワー?が関わってるわけではないと思うのよね」
明石「私たちもそう思うの。だから、差が付くとしたら装備とかは関係ないと思うね」
電「でも、どちらにしても吹雪さんだけ戦隊パワーが小さい理由がわからないのです」
夕張「いや……それがね」
漣「んお?」
夕張「昨日、みんなが訓練してるときに物陰からこっそりみんなの戦隊パワーを測定したんだけど……」
吹雪「そんなことできるんですか……」
夕張「結果、ほとんど差は見られなかったわ」
861: 2017/12/30(土) 20:39:06.60 ID:W2ZlBet00
吹雪「え、じゃあ私だけ戦隊パワーが小さいわけじゃないってことですか?」
明石「そう。大井さんも含めて、通常戦闘時の戦隊パワーは大体同じみたい」
夕張「だから必殺技が使えないのは、また別の理由なのよ」
電「じゃあどうしてなのです?」
明石「それは……えーっと……」
叢雲「あーもう!回りくどいわね!わかってることをさっさと教えなさいな!」
五月雨「む、叢雲ちゃん落ち着いて!」
明石「ごめんごめん!結論を言うとね……」
明石「単純な話。吹雪ちゃんの必殺技だけ、要求する戦隊パワーが少しだけ大きいんだよ」
明石「そう。大井さんも含めて、通常戦闘時の戦隊パワーは大体同じみたい」
夕張「だから必殺技が使えないのは、また別の理由なのよ」
電「じゃあどうしてなのです?」
明石「それは……えーっと……」
叢雲「あーもう!回りくどいわね!わかってることをさっさと教えなさいな!」
五月雨「む、叢雲ちゃん落ち着いて!」
明石「ごめんごめん!結論を言うとね……」
明石「単純な話。吹雪ちゃんの必殺技だけ、要求する戦隊パワーが少しだけ大きいんだよ」
862: 2017/12/30(土) 20:39:36.50 ID:W2ZlBet00
吹雪「私だけ……ですか?」
明石「そう。まあ吹雪ちゃんのはかなり無茶する技だからね……万一のことがないように少しだけ高めに設定してるのよ」
漣「要するに、吹雪ちゃんだけちょっとリミッター強め……と」
夕張「そうそう。そういうこと」
吹雪「はあ……何となく理解はできましたけど……」
明石「だから解決策は二つ。要求度を下げるか……どうにかして吹雪ちゃんの戦隊パワーを上げるか」
明石「そう。まあ吹雪ちゃんのはかなり無茶する技だからね……万一のことがないように少しだけ高めに設定してるのよ」
漣「要するに、吹雪ちゃんだけちょっとリミッター強め……と」
夕張「そうそう。そういうこと」
吹雪「はあ……何となく理解はできましたけど……」
明石「だから解決策は二つ。要求度を下げるか……どうにかして吹雪ちゃんの戦隊パワーを上げるか」
863: 2017/12/30(土) 20:40:13.69 ID:W2ZlBet00
夕張「要求度は武器とショキブレスをちょっといじれば下げられるよ」
夕張「ただ、さっきも言った通りリミッターが強いのは負担を考えてのことだからね」
吹雪「……どうしよう」
五月雨「吹雪ちゃんのいいようにすればいいと思うよ」
電「そうなのです。吹雪さんが決めるのです」
吹雪「うーん……」
吹雪「……とりあえず、今のままでいいです。そのうち戦隊パワーも上がるかもしれないですから」
夕張「ただ、さっきも言った通りリミッターが強いのは負担を考えてのことだからね」
吹雪「……どうしよう」
五月雨「吹雪ちゃんのいいようにすればいいと思うよ」
電「そうなのです。吹雪さんが決めるのです」
吹雪「うーん……」
吹雪「……とりあえず、今のままでいいです。そのうち戦隊パワーも上がるかもしれないですから」
864: 2017/12/30(土) 20:40:39.16 ID:W2ZlBet00
叢雲「でも、戦隊パワーがほとんど同じなら……五月雨はどうしてこの間まで使えなかったのよ」
五月雨「あっ、確かに!どうしてなんですか?」
明石「その後に戦隊パワーがみんなと同じくらいまで上がったんじゃない?」
漣「ほう、シンプルないい答えだァ……」
吹雪「……って!それ、大事なことなんじゃないんですか!?」
吹雪「それで戦隊パワーを上げる方法がわかるかもしれないんじゃ……!」
夕張「おー、そうだね。って言っても、何かわかる?五月雨ちゃん」
五月雨「いえ、正直何も……」
大井「……とりあえず、具体的な話を聞かせてもらえるかしら」
五月雨「は、はい……」
五月雨「あっ、確かに!どうしてなんですか?」
明石「その後に戦隊パワーがみんなと同じくらいまで上がったんじゃない?」
漣「ほう、シンプルないい答えだァ……」
吹雪「……って!それ、大事なことなんじゃないんですか!?」
吹雪「それで戦隊パワーを上げる方法がわかるかもしれないんじゃ……!」
夕張「おー、そうだね。って言っても、何かわかる?五月雨ちゃん」
五月雨「いえ、正直何も……」
大井「……とりあえず、具体的な話を聞かせてもらえるかしら」
五月雨「は、はい……」
865: 2017/12/30(土) 20:41:12.57 ID:W2ZlBet00
──────────
──────
───
五月雨「……なので、正直私にもよく……」
大井「……なるほどね」
夕張「大井、何かわかったの?」
大井「ええ……まあ、大したことではないけどね」
大井「やっぱりその戦隊パワーは、以前言ったように特殊な精神エネルギーである可能性が高いわ」
大井「つまり、その強さは精神に寄与するってことね」
吹雪「精神……ですか」
大井「そう。何か迷いがあったりだとか、恐怖を感じたりだとか……」
大井「精神的に不安定だったりネガティブな感情を持っていたりすると、弱くなるんじゃないかってことよ」
五月雨「なるほど……」
漣「ブレイドのライダーシステムみたいなもんか」
──────
───
五月雨「……なので、正直私にもよく……」
大井「……なるほどね」
夕張「大井、何かわかったの?」
大井「ええ……まあ、大したことではないけどね」
大井「やっぱりその戦隊パワーは、以前言ったように特殊な精神エネルギーである可能性が高いわ」
大井「つまり、その強さは精神に寄与するってことね」
吹雪「精神……ですか」
大井「そう。何か迷いがあったりだとか、恐怖を感じたりだとか……」
大井「精神的に不安定だったりネガティブな感情を持っていたりすると、弱くなるんじゃないかってことよ」
五月雨「なるほど……」
漣「ブレイドのライダーシステムみたいなもんか」
866: 2017/12/30(土) 20:41:38.21 ID:W2ZlBet00
叢雲「じゃあ、精神が安定していれば戦隊パワーは高まるってわけ?」
大井「安定っていうか……『強い思い』を持つことがいいのかもしれないわね」
電「強い思い?」
大井「闘志を燃やす、って言ったらいいのかもしれないわね」
大井「とにかく、この戦隊パワーは精神状態によって左右するってことよ」
明石「なるほど、確かにそれは十分考えられるね」
夕張「ますますヒーローっぽくなってきたね」
吹雪「でも、そうなると戦隊パワーを高めることは簡単ではないですね……」
大井「そうね。まあ、気を張ることはないわ。あくまでも仮説だし」
大井「安定っていうか……『強い思い』を持つことがいいのかもしれないわね」
電「強い思い?」
大井「闘志を燃やす、って言ったらいいのかもしれないわね」
大井「とにかく、この戦隊パワーは精神状態によって左右するってことよ」
明石「なるほど、確かにそれは十分考えられるね」
夕張「ますますヒーローっぽくなってきたね」
吹雪「でも、そうなると戦隊パワーを高めることは簡単ではないですね……」
大井「そうね。まあ、気を張ることはないわ。あくまでも仮説だし」
867: 2017/12/30(土) 20:42:10.07 ID:W2ZlBet00
電「そういえば……どうしてこんな大事なことを明石さんたちは黙ってたのです?」
五月雨「本当ですよ!必殺技についたはこの間も相談したじゃないですか!」
明石「うぐっ!そ、それは……」
夕張「武器を改造した後、戦隊パワーのことみんなに伝えるのすっかり忘れてて……」
明石「怒られると思って、今更言い出しづらくて……」
叢雲「子供かっ!?」
漣「ないわぁ……」
五月雨「本当ですよ!必殺技についたはこの間も相談したじゃないですか!」
明石「うぐっ!そ、それは……」
夕張「武器を改造した後、戦隊パワーのことみんなに伝えるのすっかり忘れてて……」
明石「怒られると思って、今更言い出しづらくて……」
叢雲「子供かっ!?」
漣「ないわぁ……」
868: 2017/12/30(土) 20:42:45.75 ID:W2ZlBet00
大井「まあ、おかげであなたたちの戦力が増強してるのは事実よ」
大井「ただでさえでディープマリンに特効とされてる戦隊パワーに比例して、装備の性能まで上がるんだもの」
吹雪「はい。確かにそれは素晴らしいですし、すごく助けられたと思います」
電「でも、大事なことはちゃんと言ってほしいのです」
大井「その通りね。ちゃんと情報は伝えるべきよ」
漣「やめてよね」
明石・夕張「本当に申し訳ない……」
大井「ただでさえでディープマリンに特効とされてる戦隊パワーに比例して、装備の性能まで上がるんだもの」
吹雪「はい。確かにそれは素晴らしいですし、すごく助けられたと思います」
電「でも、大事なことはちゃんと言ってほしいのです」
大井「その通りね。ちゃんと情報は伝えるべきよ」
漣「やめてよね」
明石・夕張「本当に申し訳ない……」
869: 2017/12/30(土) 20:43:39.25 ID:W2ZlBet00
五月雨「それはともかく、色々とありがとうございました」
叢雲「そうね。なんかやばそうなもの持ってるかもっていうのはわかったし」
明石「うん。もしまた何かわかったら知らせるね」
吹雪「じゃあ、私たちは訓練に行きますね」
電「大井さんはどうするのです?」
大井「私は、まだこの二人と話があるからこのまま残るわ」
吹雪「何かあるんですか?」
漣「そりゃあ裏金取引よ……」ククク
大井「そんなわけないでしょ……」
叢雲「そうね。なんかやばそうなもの持ってるかもっていうのはわかったし」
明石「うん。もしまた何かわかったら知らせるね」
吹雪「じゃあ、私たちは訓練に行きますね」
電「大井さんはどうするのです?」
大井「私は、まだこの二人と話があるからこのまま残るわ」
吹雪「何かあるんですか?」
漣「そりゃあ裏金取引よ……」ククク
大井「そんなわけないでしょ……」
870: 2017/12/30(土) 20:44:06.91 ID:W2ZlBet00
大井「……全く、さっさと教えておきなさいよ」
夕張「そんなこと言ってー。大井だってあのこと隠してるじゃない」
大井「……別に隠してるわけじゃないわ。聞かれなかったから答えただけよ」
明石「まあちゃんと完成してから知らせた方が面白いからね!」
大井「……」
夕張「それで、どんな感じ?」
大井「ええ、そうね……」
夕張「そんなこと言ってー。大井だってあのこと隠してるじゃない」
大井「……別に隠してるわけじゃないわ。聞かれなかったから答えただけよ」
明石「まあちゃんと完成してから知らせた方が面白いからね!」
大井「……」
夕張「それで、どんな感じ?」
大井「ええ、そうね……」
871: 2017/12/30(土) 20:44:44.69 ID:W2ZlBet00
数日後
ショキカンジャー本拠地
吹雪「うーん……」ズーン
漣「どったの吹雪ちゃん。眉間にしわ寄せて」
叢雲「そうよ。かわいい顔が台無しよ」
吹雪「かっ、かわいい!?」ボンッ
五月雨「爆発したっ!?」
吹雪「なななな、なに言ってるの叢雲ちゃん!?お姉ちゃんをからかわないでよね!!」アセアセ
電「ちょろすぎるのです」
ショキカンジャー本拠地
吹雪「うーん……」ズーン
漣「どったの吹雪ちゃん。眉間にしわ寄せて」
叢雲「そうよ。かわいい顔が台無しよ」
吹雪「かっ、かわいい!?」ボンッ
五月雨「爆発したっ!?」
吹雪「なななな、なに言ってるの叢雲ちゃん!?お姉ちゃんをからかわないでよね!!」アセアセ
電「ちょろすぎるのです」
872: 2017/12/30(土) 20:45:21.92 ID:W2ZlBet00
五月雨「それで、本当にどうしたの」
吹雪「いや……戦隊パワーを上げるにはどうしたらいいか本当にわからなくて」
叢雲「精神に依存するかもって言ってたじゃない」
電「強い思いを持つのです」
吹雪「そうは言っても簡単にできることじゃないよ……」
漣「そりゃあ確かに、訓練したって無理でしょうな」
吹雪「……」
漣「しかし、実際の戦いの中でなら話は別だ……君には資質がある」
漣「いつか君も戦隊パワーを上げて、必殺技を使える時が来るだろう……私はそう信じている」
吹雪「漣ちゃん……?」
漣「だから戦うしかないのだ……ジョジョ」
吹雪「誰がジョジョだ」
吹雪「いや……戦隊パワーを上げるにはどうしたらいいか本当にわからなくて」
叢雲「精神に依存するかもって言ってたじゃない」
電「強い思いを持つのです」
吹雪「そうは言っても簡単にできることじゃないよ……」
漣「そりゃあ確かに、訓練したって無理でしょうな」
吹雪「……」
漣「しかし、実際の戦いの中でなら話は別だ……君には資質がある」
漣「いつか君も戦隊パワーを上げて、必殺技を使える時が来るだろう……私はそう信じている」
吹雪「漣ちゃん……?」
漣「だから戦うしかないのだ……ジョジョ」
吹雪「誰がジョジョだ」
873: 2017/12/30(土) 20:45:48.89 ID:W2ZlBet00
叢雲「言い方は変だけど、漣の言う通りよ」
吹雪「え、あんまり意味わかんなかったんだけど」
漣「要するに、今焦ってもしょうがないってことだよ。機を待つべし!」
吹雪「うーん……確かにその通りだよね……」
吹雪「……そうだよね。焦っても仕方ない。今はやるべきことを頑張ろう」
電「それがいいのです!」
吹雪「え、あんまり意味わかんなかったんだけど」
漣「要するに、今焦ってもしょうがないってことだよ。機を待つべし!」
吹雪「うーん……確かにその通りだよね……」
吹雪「……そうだよね。焦っても仕方ない。今はやるべきことを頑張ろう」
電「それがいいのです!」
874: 2017/12/30(土) 20:46:19.92 ID:W2ZlBet00
五月雨「って言っても、今やるべきことって何?」
叢雲「訓練……はほぼ毎日してるけど」
漣「なんかやんないといけないことあったっけ?」
電「パッとは思いつかないのです」
吹雪「強いて言えば、そろそろ敵の情報をこちらから掴みたいかな」
五月雨「あー……確かに、敵のことについてはあんまりわかってないもんね」
叢雲「そもそもあいつらどこから湧いて出てくんのよ?特に戦闘員!」
漣「それは突っ込んじゃダメダーメ」
叢雲「訓練……はほぼ毎日してるけど」
漣「なんかやんないといけないことあったっけ?」
電「パッとは思いつかないのです」
吹雪「強いて言えば、そろそろ敵の情報をこちらから掴みたいかな」
五月雨「あー……確かに、敵のことについてはあんまりわかってないもんね」
叢雲「そもそもあいつらどこから湧いて出てくんのよ?特に戦闘員!」
漣「それは突っ込んじゃダメダーメ」
875: 2017/12/30(土) 20:46:56.34 ID:W2ZlBet00
電「……そういえば、気になることがあるのです」
吹雪「え、何?」
電「あの時、コウワンさんはあそこで何をしていたのでしょう?」
叢雲「何って……私たちを待ち伏せしてたんじゃないの」
漣「ご丁寧にスピーカー付いた首輪をした猫まで用意して」
五月雨「その前にセンスイさんがあそこまで逃げてるから……私たちがあのあたりを調べに来ることはある程度予想できたかもね」
吹雪「でも、確かにそれだけのために来るかなっていうのはあるね……」
吹雪「え、何?」
電「あの時、コウワンさんはあそこで何をしていたのでしょう?」
叢雲「何って……私たちを待ち伏せしてたんじゃないの」
漣「ご丁寧にスピーカー付いた首輪をした猫まで用意して」
五月雨「その前にセンスイさんがあそこまで逃げてるから……私たちがあのあたりを調べに来ることはある程度予想できたかもね」
吹雪「でも、確かにそれだけのために来るかなっていうのはあるね……」
876: 2017/12/30(土) 20:47:28.31 ID:W2ZlBet00
漣「んじゃ、あの例の採石場であの人は何かしてたわけ?」
電「確信は持てないですけど……」
五月雨「あと一応あそこ採石場じゃないよ……」
漣「でも例の採石場に似てるじゃん」
叢雲「そうね……他にやることもないし、あそこを調べてみる価値はあるんじゃないかしら」
五月雨「うん。センスイさんがあっちの方に逃げてたのは事実だし、何かわかるかもね」
吹雪「よし、じゃあ今から行ってみようか」
電「確信は持てないですけど……」
五月雨「あと一応あそこ採石場じゃないよ……」
漣「でも例の採石場に似てるじゃん」
叢雲「そうね……他にやることもないし、あそこを調べてみる価値はあるんじゃないかしら」
五月雨「うん。センスイさんがあっちの方に逃げてたのは事実だし、何かわかるかもね」
吹雪「よし、じゃあ今から行ってみようか」
877: 2017/12/30(土) 20:48:25.08 ID:W2ZlBet00
例の採石場(っぽいところ)
漣「ほらやっぱり似てるよ」
五月雨「そう言われても……」
電「それで、どうやって調べるのです?」
吹雪「まあ怪しいところ、違和感を感じるところがあればそれを調べるのが一番だけど……」
叢雲「とにかく手分けして色々見てみましょう。場合によっては更に奥に……」
ゴゴゴゴゴ……
叢雲「……?」
漣「ほらやっぱり似てるよ」
五月雨「そう言われても……」
電「それで、どうやって調べるのです?」
吹雪「まあ怪しいところ、違和感を感じるところがあればそれを調べるのが一番だけど……」
叢雲「とにかく手分けして色々見てみましょう。場合によっては更に奥に……」
ゴゴゴゴゴ……
叢雲「……?」
878: 2017/12/30(土) 20:49:26.71 ID:W2ZlBet00
五月雨「どうしたの?」
叢雲「いえ……何か、地響きみたいな音が……」
電「地震なのです?」
叢雲「さあ……わからないけど」
漣「そういえば異常現象にありましたな、地響き」
吹雪「そういえばそうだっけ」
叢雲「いえ……何か、地響きみたいな音が……」
電「地震なのです?」
叢雲「さあ……わからないけど」
漣「そういえば異常現象にありましたな、地響き」
吹雪「そういえばそうだっけ」
879: 2017/12/30(土) 20:50:05.41 ID:W2ZlBet00
電「それって、まだ聞こえるのです?」
叢雲「いや……今は聞こえないわ」
漣「じゃあ気のせいだったんじゃない?」
叢雲「そうかもね……」
叢雲(気のせいねぇ……確かに聞こえたと思ったんだけど)
ゴゴゴゴゴ……
叢雲「!!」
叢雲「五月雨!!前方に飛びなさい!早く!!」
五月雨「!?」シュバッ
ボコォッ!
ドゴォォォォォォォォォォォォォ!!!
突然五月雨がいた地面が隆起し、槍のように突き出した!
叢雲「いや……今は聞こえないわ」
漣「じゃあ気のせいだったんじゃない?」
叢雲「そうかもね……」
叢雲(気のせいねぇ……確かに聞こえたと思ったんだけど)
ゴゴゴゴゴ……
叢雲「!!」
叢雲「五月雨!!前方に飛びなさい!早く!!」
五月雨「!?」シュバッ
ボコォッ!
ドゴォォォォォォォォォォォォォ!!!
突然五月雨がいた地面が隆起し、槍のように突き出した!
880: 2017/12/30(土) 20:50:41.44 ID:W2ZlBet00
五月雨「な、なにこれ!?」
電「地面が突然とんがったのです!?」
ゴゴゴゴゴ……
叢雲「気を付けて!まだ来るわ!」
ボコォッ! ボコォッ!
吹雪「うわぁっ!?」シュバッ
漣「なんぞこれー!!??」シュバッ
電「地面が突然とんがったのです!?」
ゴゴゴゴゴ……
叢雲「気を付けて!まだ来るわ!」
ボコォッ! ボコォッ!
吹雪「うわぁっ!?」シュバッ
漣「なんぞこれー!!??」シュバッ
881: 2017/12/30(土) 20:51:08.37 ID:W2ZlBet00
五月雨「敵の仕業だよね!?これ!!」
叢雲「多分ね……!だからどっかにこの地面を操ってるやつがいるはずよ!」
吹雪「!!叢雲ちゃん!!」
ボコォッ!
叢雲「っ!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォ!!
叢雲「ぐあああっ!!」ザシュッ!
叢雲「多分ね……!だからどっかにこの地面を操ってるやつがいるはずよ!」
吹雪「!!叢雲ちゃん!!」
ボコォッ!
叢雲「っ!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォ!!
叢雲「ぐあああっ!!」ザシュッ!
882: 2017/12/30(土) 20:51:50.68 ID:W2ZlBet00
電「叢雲さん、大丈夫なのです!?」
叢雲「くっ……大丈夫よ、少し腕をかすっただけ……」
五月雨「このままだとやられる……!変身しないと!」
吹雪「そうだね!みんな、いくよ!」チャキッ
四人「了解!!」チャキッ
叢雲「くっ……大丈夫よ、少し腕をかすっただけ……」
五月雨「このままだとやられる……!変身しないと!」
吹雪「そうだね!みんな、いくよ!」チャキッ
四人「了解!!」チャキッ
883: 2017/12/30(土) 20:52:20.91 ID:W2ZlBet00
五人「抜錨!!」
カチッ
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン…………
五人の体に、スーツが装着されていく!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
カチッ
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン…………
五人の体に、スーツが装着されていく!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
884: 2017/12/30(土) 20:52:46.99 ID:W2ZlBet00
ゴゴゴゴゴ……
ボコォッ! ボコォッ!
吹雪「ふっ!」シュバッ
電「はわわっ!」シュバッ
漣「変身したはいいけど、どっちにしろこのままじゃジリープアー(徐々に不利)だよ!」シュバッ
五月雨「どこにいるの!?操ってる人は!」シュバッ
叢雲「それがわかったら苦労しないわよっ!」シュバッ
ボコォッ! ボコォッ!
吹雪「ふっ!」シュバッ
電「はわわっ!」シュバッ
漣「変身したはいいけど、どっちにしろこのままじゃジリープアー(徐々に不利)だよ!」シュバッ
五月雨「どこにいるの!?操ってる人は!」シュバッ
叢雲「それがわかったら苦労しないわよっ!」シュバッ
885: 2017/12/30(土) 20:53:29.36 ID:W2ZlBet00
ボコォッ!
五月雨「うわぁっ!?」シュバッ
吹雪「こ、このままだと隆起した地面が邪魔で避けられなくなっちゃう!」
電「ハンマーで一つ一つ壊すのはキリがないのです……」
電「叢雲さん!衝撃波で何とかなりませんか!?」
叢雲「このくらいの範囲なら、なんとかなるかもしれないけど……みんなも巻き添えになるわよ!」
漣「だったら跳べばいいだろ!」
叢雲「はぁ!?」
漣「衝撃波は地面にしか走んないから、その時に漣たちはジャンプすりゃいいってこと!」
叢雲「あーもう、わかったわよ!巻き込まれないよう気を付けてよね!」
五月雨「うわぁっ!?」シュバッ
吹雪「こ、このままだと隆起した地面が邪魔で避けられなくなっちゃう!」
電「ハンマーで一つ一つ壊すのはキリがないのです……」
電「叢雲さん!衝撃波で何とかなりませんか!?」
叢雲「このくらいの範囲なら、なんとかなるかもしれないけど……みんなも巻き添えになるわよ!」
漣「だったら跳べばいいだろ!」
叢雲「はぁ!?」
漣「衝撃波は地面にしか走んないから、その時に漣たちはジャンプすりゃいいってこと!」
叢雲「あーもう、わかったわよ!巻き込まれないよう気を付けてよね!」
886: 2017/12/30(土) 20:54:10.07 ID:W2ZlBet00
叢雲「一、二の、三!!」ブオンッ!
ドゴォォォォォォォォォォォォォッ!!!
叢雲が地面に槍を突き刺すと、地面に衝撃波が走った!!
同時に、隆起していた地面も崩れ落ちる!
ガラガラガラガラ……
ドゴォォォォォォォォォォォォォッ!!!
叢雲が地面に槍を突き刺すと、地面に衝撃波が走った!!
同時に、隆起していた地面も崩れ落ちる!
ガラガラガラガラ……
887: 2017/12/30(土) 20:55:19.49 ID:W2ZlBet00
叢雲「ふぅ……何とかなったわね」
吹雪「ナイス叢雲ちゃん!」
五月雨「でも油断はできないよ!本体を叩いてないから、まだ攻撃は終わらないはず……!」
電「そうなのです!早く敵を見つけないと……!」
漣「くっそー!隠れてないで出てきやがれってんだー!!」
「……フフフ……」
五人「!!」
吹雪「ナイス叢雲ちゃん!」
五月雨「でも油断はできないよ!本体を叩いてないから、まだ攻撃は終わらないはず……!」
電「そうなのです!早く敵を見つけないと……!」
漣「くっそー!隠れてないで出てきやがれってんだー!!」
「……フフフ……」
五人「!!」
888: 2017/12/30(土) 20:55:58.53 ID:W2ZlBet00
泊地棲姫?「話に聞いていた通り……面白い……子たちね……」
泊地棲姫に似た人物が、背後から歩いてきた
叢雲「姿を現したわね……」
泊地棲姫?「隠れてて……ごめんなさいね……」
泊地棲姫?「あなたたちと……ちょっと……遊んでみたかったから……フフフ……」
五月雨「……ディープマリンの、最後の幹部ですか?」
泊地棲姫?「ええ、そうよ……私は……ハクチ……」
ハクチ「ディープマリン、最後の幹部……」
漣「っていうことは、大井さんが言ってた隠し玉……!?」
泊地棲姫に似た人物が、背後から歩いてきた
叢雲「姿を現したわね……」
泊地棲姫?「隠れてて……ごめんなさいね……」
泊地棲姫?「あなたたちと……ちょっと……遊んでみたかったから……フフフ……」
五月雨「……ディープマリンの、最後の幹部ですか?」
泊地棲姫?「ええ、そうよ……私は……ハクチ……」
ハクチ「ディープマリン、最後の幹部……」
漣「っていうことは、大井さんが言ってた隠し玉……!?」
889: 2017/12/30(土) 20:56:56.28 ID:W2ZlBet00
ハクチ「あなたたち……このあたりに何かあると思って……調べに来たんでしょうけど……」
ハクチ「でも……そんなことは……気にしなくていいのよ……」
叢雲「え……?」
ハクチ「だって……あなたたち……」
ハクチ「ここで……終わりだもの……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
五人「!!?」
地面が巨大な手の形に隆起し、襲い掛かってきた!
ハクチ「でも……そんなことは……気にしなくていいのよ……」
叢雲「え……?」
ハクチ「だって……あなたたち……」
ハクチ「ここで……終わりだもの……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
五人「!!?」
地面が巨大な手の形に隆起し、襲い掛かってきた!
890: 2017/12/30(土) 20:57:37.93 ID:W2ZlBet00
漣「な、なんぞこれ!?」
電「えーいっ!」ブンッ
ドゴォッ!
電「っ……ギリギリ防げましたが……」
ハクチ「フフフ……流石に……このくらいは……防ぐみたいね……」
ハクチ「でも……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
五人を取り囲むように、地面から複数の手が生えてきた!
五人「うわぁ!!?」
電「えーいっ!」ブンッ
ドゴォッ!
電「っ……ギリギリ防げましたが……」
ハクチ「フフフ……流石に……このくらいは……防ぐみたいね……」
ハクチ「でも……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
五人を取り囲むように、地面から複数の手が生えてきた!
五人「うわぁ!!?」
891: 2017/12/30(土) 20:58:42.95 ID:W2ZlBet00
ハクチ「私の……能力は……ご覧のとおり……」
ハクチ「基本は……地面を……隆起させたりして……操る能力だけど……」
ハクチ「応用すると……このように……腕を生やせたり……するわ……」
ハクチ「時間をかければ……もっとすごいことも……」
吹雪「まずい……数が多すぎる」
五月雨「このまま襲われたら……」
ハクチ「フフフ……」
ハクチ「行きなさい……!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
ハクチ「基本は……地面を……隆起させたりして……操る能力だけど……」
ハクチ「応用すると……このように……腕を生やせたり……するわ……」
ハクチ「時間をかければ……もっとすごいことも……」
吹雪「まずい……数が多すぎる」
五月雨「このまま襲われたら……」
ハクチ「フフフ……」
ハクチ「行きなさい……!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
892: 2017/12/30(土) 20:59:37.93 ID:W2ZlBet00
叢雲「でも甘いわね!衝撃波で壊せることは確認済みよ!」
漣「やっちゃえー!叢雲ちゅわーん!!」
叢雲「みんな!ちゃんと避けなさい……よっ!」ブォンッ!
ドゴォォォォォォォォォォォォォッ!!!
ガラガラガラ……
吹雪「よし、崩れた!」
叢雲「ふふん、ざっとこんな……」
叢雲「……っ!?」
ハクチ「フフフ……」
囲んでいた大量の手が崩れると、さらにその外側を大砲のようなものが五人を囲んでいたことに気が付いた!
漣「やっちゃえー!叢雲ちゅわーん!!」
叢雲「みんな!ちゃんと避けなさい……よっ!」ブォンッ!
ドゴォォォォォォォォォォォォォッ!!!
ガラガラガラ……
吹雪「よし、崩れた!」
叢雲「ふふん、ざっとこんな……」
叢雲「……っ!?」
ハクチ「フフフ……」
囲んでいた大量の手が崩れると、さらにその外側を大砲のようなものが五人を囲んでいたことに気が付いた!
893: 2017/12/30(土) 21:00:32.45 ID:W2ZlBet00
五月雨「な、なにこれ!?」
漣「こんなのも作れんのかよー!!」
ハクチ「当然でしょう……私は……大地を意のままに操れるのよ……」
ハクチ「さあ……撃ちなさい……!」バッ
囲んでいた大砲が、五人に向かって一斉射撃を放つ!
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!
「うわああああああああああああああ!!」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
漣「こんなのも作れんのかよー!!」
ハクチ「当然でしょう……私は……大地を意のままに操れるのよ……」
ハクチ「さあ……撃ちなさい……!」バッ
囲んでいた大砲が、五人に向かって一斉射撃を放つ!
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!
「うわああああああああああああああ!!」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
894: 2017/12/30(土) 21:01:09.35 ID:W2ZlBet00
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……
ハクチ「……」
ハクチ「……惜しかったわね……もう少しで……仕留められたのに……」
五人「……っ」
五人は、囲まれていたはずの大砲よりも、外側に移動していた!
五月雨「はぁ……はぁ……」
電「あいたた……」
吹雪「た、助かったよ五月雨ちゃん……」
五月雨「ご、ごめんみんな……加速してもこれが精一杯で……」
叢雲「大丈夫よ……あのままじゃどっちにしろやられてたし」
吹雪(砲撃の寸前、高速移動と水の射出を利用して、みんなを弾き飛ばして脱出……あの状況じゃ、これが最善手だよね)
吹雪(とにかく助かった……)
ハクチ「……」
ハクチ「……惜しかったわね……もう少しで……仕留められたのに……」
五人「……っ」
五人は、囲まれていたはずの大砲よりも、外側に移動していた!
五月雨「はぁ……はぁ……」
電「あいたた……」
吹雪「た、助かったよ五月雨ちゃん……」
五月雨「ご、ごめんみんな……加速してもこれが精一杯で……」
叢雲「大丈夫よ……あのままじゃどっちにしろやられてたし」
吹雪(砲撃の寸前、高速移動と水の射出を利用して、みんなを弾き飛ばして脱出……あの状況じゃ、これが最善手だよね)
吹雪(とにかく助かった……)
895: 2017/12/30(土) 21:01:56.23 ID:W2ZlBet00
ハクチ「まあ……この程度で終わるとは……思ってなかったけどね……」
ハクチ「あのお方が……いい加減……邪魔になって……消したくなるのもわかるわ……」
吹雪「あのお方……?」
漣「なんだ?ディープマリンのボスか?」
ハクチ「……そうよ……ディープマリンのボス……センカン様……」
ハクチ「あのお方が……あなたたちは……邪魔だっていうから……私が……消しに来たのよ……」
叢雲「ふん、そう簡単に消せるかしら?」
ハクチ「……確かに……このまま……遊んでても仕方ないものね……」
ハクチ「だから……そろそろ……」
ハクチ「お遊びは……終わりにしようかしら……」パチンッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!
ハクチ「あのお方が……いい加減……邪魔になって……消したくなるのもわかるわ……」
吹雪「あのお方……?」
漣「なんだ?ディープマリンのボスか?」
ハクチ「……そうよ……ディープマリンのボス……センカン様……」
ハクチ「あのお方が……あなたたちは……邪魔だっていうから……私が……消しに来たのよ……」
叢雲「ふん、そう簡単に消せるかしら?」
ハクチ「……確かに……このまま……遊んでても仕方ないものね……」
ハクチ「だから……そろそろ……」
ハクチ「お遊びは……終わりにしようかしら……」パチンッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!
896: 2017/12/30(土) 21:02:40.93 ID:W2ZlBet00
五月雨「また地響き!?しかも、さっきまでより大きい!」
電「というか、地面が揺れてるのです!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!
吹雪「ハクチ!一体何を……!」
ハクチ「フフフ……あれを……御覧なさい……」スッ
五人「……!?」
ハクチが指さした先では、遠くの小山の一部が変形し、岩石の巨人へと変化していた!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!
電「というか、地面が揺れてるのです!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!
吹雪「ハクチ!一体何を……!」
ハクチ「フフフ……あれを……御覧なさい……」スッ
五人「……!?」
ハクチが指さした先では、遠くの小山の一部が変形し、岩石の巨人へと変化していた!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!
897: 2017/12/30(土) 21:03:18.96 ID:W2ZlBet00
叢雲「何よあれ……!また巨大な敵!?」
漣「また出やがった!」
ハクチ「私が本気を出せば……あれくらいできるのよ……」
ハクチ「かなり疲れるし……時間もかかるから……前もって準備してたんだけどね……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!
ボゴォッ!!!
ズシィィィィィィィィィィィン……
岩石の巨人が完全に形作り、地面に降り立った!
漣「また出やがった!」
ハクチ「私が本気を出せば……あれくらいできるのよ……」
ハクチ「かなり疲れるし……時間もかかるから……前もって準備してたんだけどね……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!
ボゴォッ!!!
ズシィィィィィィィィィィィン……
岩石の巨人が完全に形作り、地面に降り立った!
898: 2017/12/30(土) 21:03:44.98 ID:W2ZlBet00
電「か、完成しちゃったのです!」
ハクチ「あの子は……自律して動いて……あなたたちを潰そうとするわ……」
ハクチ「せいぜい……踏みつぶされないように……することね……」スッ
叢雲「ちょっと!逃げるつもり!?待ちなさ……」
ドゴォォォォォォォォォォォォォ!!
五人「!?」
五人とハクチとの間で、地面が隆起して巨大な壁ができた!
叢雲「あーもう!邪魔よコレ!」ドカッ
五月雨「これは逃げられちゃったね……」
漣「どうする!?追う!?」
ズシィィィィィィィィィィィン…… ズシィィィィィィィィィィィン……
吹雪「いや、先にこっちをどうにかしないと!」
吹雪「明石さんたちに連絡して、ショキカンオーを呼ぼう!」
ハクチ「あの子は……自律して動いて……あなたたちを潰そうとするわ……」
ハクチ「せいぜい……踏みつぶされないように……することね……」スッ
叢雲「ちょっと!逃げるつもり!?待ちなさ……」
ドゴォォォォォォォォォォォォォ!!
五人「!?」
五人とハクチとの間で、地面が隆起して巨大な壁ができた!
叢雲「あーもう!邪魔よコレ!」ドカッ
五月雨「これは逃げられちゃったね……」
漣「どうする!?追う!?」
ズシィィィィィィィィィィィン…… ズシィィィィィィィィィィィン……
吹雪「いや、先にこっちをどうにかしないと!」
吹雪「明石さんたちに連絡して、ショキカンオーを呼ぼう!」
899: 2017/12/30(土) 21:04:17.64 ID:W2ZlBet00
ピピピピピピピッ
明石『はい、こちら明石!』
吹雪「明石さん!緊急事態です!」
明石『わかってる!ショキカンオーでしょ!?』
五月雨「え、なんでわかったんですか!?」
明石『なんか地震起こったと思ったら、変なでっかい巨人みたいなのが遠くに見えたから!』
明石『既にそっちの方に船発進させてるよ!』
漣「さすが明石さん!仕事が早いぜ!」
電「でもここ、水がないのにどうやって船が来るのです?」
明石『実はあれ飛べるから!』
五人「うそぉ!?」
明石『はい、こちら明石!』
吹雪「明石さん!緊急事態です!」
明石『わかってる!ショキカンオーでしょ!?』
五月雨「え、なんでわかったんですか!?」
明石『なんか地震起こったと思ったら、変なでっかい巨人みたいなのが遠くに見えたから!』
明石『既にそっちの方に船発進させてるよ!』
漣「さすが明石さん!仕事が早いぜ!」
電「でもここ、水がないのにどうやって船が来るのです?」
明石『実はあれ飛べるから!』
五人「うそぉ!?」
900: 2017/12/30(土) 21:05:14.28 ID:W2ZlBet00
ゴォォォォォォォォォォ……
五隻の船が、五人のもとへと飛んできた!
吹雪「うわあ、本当に来たよ!」
漣「そういや合体するときに飛ぶしな」
明石『あとは前回と同じようにやってね』
明石『あ、そうそう!もしかしたら大井さんがそっち向かってるかも!』
叢雲「大井さんが?」
明石『うん。さっきまで一緒に工廠にいたんだけど、なんかその巨人みたいなのを見た途端にどこかに行っちゃって……」
明石『そっちの方に向かったのかなって』
五月雨「わかりました……」
五隻の船が、五人のもとへと飛んできた!
吹雪「うわあ、本当に来たよ!」
漣「そういや合体するときに飛ぶしな」
明石『あとは前回と同じようにやってね』
明石『あ、そうそう!もしかしたら大井さんがそっち向かってるかも!』
叢雲「大井さんが?」
明石『うん。さっきまで一緒に工廠にいたんだけど、なんかその巨人みたいなのを見た途端にどこかに行っちゃって……」
明石『そっちの方に向かったのかなって』
五月雨「わかりました……」
901: 2017/12/30(土) 21:05:47.38 ID:W2ZlBet00
電「大井さん……こっちに向かってるのでしょうか?」
叢雲「多分そうだろうけど……でも、巨大戦力がないのにどうするつもりかしら?」
五月雨「……ハクチさんが、狙いなんじゃないかな」
吹雪「え?」
五月雨「だって……ハクチさんって、大井さんの仇なんでしょ?」
吹雪「……!そうか、大井さんの仲間はハクチに……」
漣「でも一人で戦うなんて危険じゃん!放っておくわけには……」
ズシィィィィィィィィィィィン…… ズシィィィィィィィィィィィン……
五月雨「……でも、こっちの方も放っておけないね」
吹雪「しょうがない……大井さんとハクチのことは気になるけど」
吹雪「急いでこの巨人を倒して、大井さんを助けに行こう!」
四人「了解!」
叢雲「多分そうだろうけど……でも、巨大戦力がないのにどうするつもりかしら?」
五月雨「……ハクチさんが、狙いなんじゃないかな」
吹雪「え?」
五月雨「だって……ハクチさんって、大井さんの仇なんでしょ?」
吹雪「……!そうか、大井さんの仲間はハクチに……」
漣「でも一人で戦うなんて危険じゃん!放っておくわけには……」
ズシィィィィィィィィィィィン…… ズシィィィィィィィィィィィン……
五月雨「……でも、こっちの方も放っておけないね」
吹雪「しょうがない……大井さんとハクチのことは気になるけど」
吹雪「急いでこの巨人を倒して、大井さんを助けに行こう!」
四人「了解!」
902: 2017/12/30(土) 21:06:13.90 ID:W2ZlBet00
五人「駆逐合体!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
ヒュォォォォォォォォォォ
五隻の船が空中で合体し、一つの巨大なロボットになる!!
ピキィィィィィン ガッシィィィィィン!!
五人「完成!ショキカンオー!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
ヒュォォォォォォォォォォ
五隻の船が空中で合体し、一つの巨大なロボットになる!!
ピキィィィィィン ガッシィィィィィン!!
五人「完成!ショキカンオー!!」
903: 2017/12/30(土) 21:06:54.81 ID:W2ZlBet00
その頃
例の採石場(っぽいところ)のはずれ
ハクチ「……なるほど……あんなものが……あったのね……」
ハクチ「でも……私の人形も……一筋縄では……いかないからね……」
ザッ
ハクチ「……あら……?」
大井「……」
例の採石場(っぽいところ)のはずれ
ハクチ「……なるほど……あんなものが……あったのね……」
ハクチ「でも……私の人形も……一筋縄では……いかないからね……」
ザッ
ハクチ「……あら……?」
大井「……」
904: 2017/12/30(土) 21:07:25.83 ID:W2ZlBet00
ハクチ「あなた……さっきの子たちの……お仲間……?」
ハクチ「何の……用かしら……?」
大井「……」パカッ
大井「……出撃」カチッ
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン…………
大井の体に、スーツが装着されていく!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
ハクチ「何の……用かしら……?」
大井「……」パカッ
大井「……出撃」カチッ
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン…………
大井の体に、スーツが装着されていく!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
905: 2017/12/30(土) 21:07:54.39 ID:W2ZlBet00
大井「仇を……取りに来たわ」
ハクチ「……」
ハクチ「……ああ、その姿……思い出したわ……」
ハクチ「そう……あの時……逃げ帰った子ね……フフフフ……」
大井「……」ギリッ
大井「あなただけは……絶対に許さない……!」
ハクチ「……」
ハクチ「……ああ、その姿……思い出したわ……」
ハクチ「そう……あの時……逃げ帰った子ね……フフフフ……」
大井「……」ギリッ
大井「あなただけは……絶対に許さない……!」
906: 2017/12/30(土) 21:09:27.59 ID:W2ZlBet00
ハクチ「それで……私に……一人で……挑もうというの……?」
ハクチ「私の力を……知っておきながら……?」
大井「……っ」
ハクチ「フフフ……素晴らしい……度胸ね……」
ハクチ「いいわ……その度胸に……応えてあげる……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
大井の周りの地面が変形し、無数の腕や大砲が大井を取り囲む!
ハクチ「……本気で……いくわよ……?」
大井「……来なさい」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
大井「……『トーピードーボム』!!」
ハクチ「私の力を……知っておきながら……?」
大井「……っ」
ハクチ「フフフ……素晴らしい……度胸ね……」
ハクチ「いいわ……その度胸に……応えてあげる……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
大井の周りの地面が変形し、無数の腕や大砲が大井を取り囲む!
ハクチ「……本気で……いくわよ……?」
大井「……来なさい」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
大井「……『トーピードーボム』!!」
907: 2017/12/30(土) 21:10:02.78 ID:W2ZlBet00
──────────
巨人「……」ブォンッ
ドゴォォォォォォォォォォォォォ!!
吹雪「うわぁっ!!」グラッ
漣「こなくそー!」グイッ
ショキカンオーは巨人に向けて剣を振り下ろす!
ガキィィィィィンッ!!
巨人「……」
叢雲「くっ……固いわね、こいつ」
電「押されてるわけではないですが、倒すのに時間がかかっちゃうのです!」
巨人「……」ブォンッ
ドゴォォォォォォォォォォォォォ!!
吹雪「うわぁっ!!」グラッ
漣「こなくそー!」グイッ
ショキカンオーは巨人に向けて剣を振り下ろす!
ガキィィィィィンッ!!
巨人「……」
叢雲「くっ……固いわね、こいつ」
電「押されてるわけではないですが、倒すのに時間がかかっちゃうのです!」
908: 2017/12/30(土) 21:10:45.58 ID:W2ZlBet00
五月雨「剣じゃ厳しい……明石さん!他に装備ってないんですか!?」
明石『あるよ!』
叢雲「あるの!?」
明石『電ちゃんの前の黄色いボタンを押して!』
電「は、はいなのです!」ポチッ
ウィィィィィィィィィィン ガッシィィィィィィィィィン!!
ショキカンオーの左腕のパーツが変形し、ドリルになった!
明石『あるよ!』
叢雲「あるの!?」
明石『電ちゃんの前の黄色いボタンを押して!』
電「は、はいなのです!」ポチッ
ウィィィィィィィィィィン ガッシィィィィィィィィィン!!
ショキカンオーの左腕のパーツが変形し、ドリルになった!
909: 2017/12/30(土) 21:11:26.42 ID:W2ZlBet00
漣「おードリル!いいですなー!」
吹雪「じゃあこれで……!」グイッ
キュィィィィィィィィ ガキィィィィィンッ!!
巨人「……」ヨロッ
五月雨「さっきより効いてる!ドリルの方が有効みたいだね……!」
漣「石にはドリルってことか!」
叢雲「このまま追撃を……」
巨人「……」ブォンッ
電「っ!?」
ズガァァァァァァァァァァァァァン!!
五人「うわああっ!?」グラグラ
吹雪「じゃあこれで……!」グイッ
キュィィィィィィィィ ガキィィィィィンッ!!
巨人「……」ヨロッ
五月雨「さっきより効いてる!ドリルの方が有効みたいだね……!」
漣「石にはドリルってことか!」
叢雲「このまま追撃を……」
巨人「……」ブォンッ
電「っ!?」
ズガァァァァァァァァァァァァァン!!
五人「うわああっ!?」グラグラ
910: 2017/12/30(土) 21:12:24.97 ID:W2ZlBet00
電「ゆ、油断はできないのです!確かにさっきよりは良い状況みたいですが……」
吹雪「簡単には勝たせてくれないってことだね……」
叢雲「くっ……!さっさとこいつを倒さないと……!」
五月雨「……大井さん……」
漣「……」
吹雪「簡単には勝たせてくれないってことだね……」
叢雲「くっ……!さっさとこいつを倒さないと……!」
五月雨「……大井さん……」
漣「……」
911: 2017/12/30(土) 21:13:04.40 ID:W2ZlBet00
──────────
大井「くっ……『パワーボム』!」バシュッ
ドカァァァァァァァァァン!!!
ハクチ「フフフ……無駄よ……無駄無駄……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
大井(くっ……破壊しきれない)
大井(うまく腕や大砲を破壊できても、また新しいのが生えてくる……キリがない!)
大井(やはり、ハクチ本体を狙うしか……!)スッ
大井「喰らいなさいっ!」バシュッ
ドカァァァァァァァァァン!!!
大井「くっ……『パワーボム』!」バシュッ
ドカァァァァァァァァァン!!!
ハクチ「フフフ……無駄よ……無駄無駄……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
大井(くっ……破壊しきれない)
大井(うまく腕や大砲を破壊できても、また新しいのが生えてくる……キリがない!)
大井(やはり、ハクチ本体を狙うしか……!)スッ
大井「喰らいなさいっ!」バシュッ
ドカァァァァァァァァァン!!!
912: 2017/12/30(土) 21:14:23.71 ID:W2ZlBet00
シュゥゥゥゥゥゥゥ……
大井「……!」
ハクチ「フフフ……危ない危ない……」
大井(地面を隆起させて、防御壁を……!)
ハクチ「ホラ……ホラァ……!」
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!
大井「うああ!?」ズザザッ
ハクチ「あなたの……武器は……どちらかと言えば……サポート向け……」
ハクチ「一人で戦うには……向いてないのよ……」
大井「……!」
ハクチ「フフフ……危ない危ない……」
大井(地面を隆起させて、防御壁を……!)
ハクチ「ホラ……ホラァ……!」
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!
大井「うああ!?」ズザザッ
ハクチ「あなたの……武器は……どちらかと言えば……サポート向け……」
ハクチ「一人で戦うには……向いてないのよ……」
913: 2017/12/30(土) 21:14:50.93 ID:W2ZlBet00
大井「……っ」フラッ
ハクチ「まだ……来るの……?しつこいわねえ……」
大井「黙りなさい……!」
ハクチ「それとも……あの子たちが……来るまで……粘っているのかしら……?」
大井「……」
大井「……これは、私の戦い」
大井「あの時……一人で逃げた自分の罪を……少しでも償うための……」
大井「……だから……あの子たちを巻き込むわけには……」
ハクチ「……ふぅん……」
ハクチ「まあ……なんでもいいけど……」スッ
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!
大井「ぐああ……っ!」ドザッ
ハクチ「まだ……来るの……?しつこいわねえ……」
大井「黙りなさい……!」
ハクチ「それとも……あの子たちが……来るまで……粘っているのかしら……?」
大井「……」
大井「……これは、私の戦い」
大井「あの時……一人で逃げた自分の罪を……少しでも償うための……」
大井「……だから……あの子たちを巻き込むわけには……」
ハクチ「……ふぅん……」
ハクチ「まあ……なんでもいいけど……」スッ
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!
大井「ぐああ……っ!」ドザッ
914: 2017/12/30(土) 21:15:23.37 ID:W2ZlBet00
ハクチ「……そろそろ……終わりにしようかしら……?」
大井「くっ……」
大井(まだ手はある……!まだ……)
大井(まだ……『アレ』を使うことができれば……!)スッ
ハクチ「……フフフ……」
大井「……ッ!」ビクッ
大井「くっ……」
大井(まだ手はある……!まだ……)
大井(まだ……『アレ』を使うことができれば……!)スッ
ハクチ「……フフフ……」
大井「……ッ!」ビクッ
915: 2017/12/30(土) 21:15:51.72 ID:W2ZlBet00
大井(……駄目ね……こんなことじゃ……)
大井(自分でわかる……今の私じゃ、『アレ』を使うためのエネルギーが足りていない……)
大井(自分で言ったもの……あの子たちが言う戦隊パワーは、精神に寄与するって……)
大井(……やっぱり、私は……)
大井(私は……あいつが怖い)
大井(氏ぬのが……怖い)
大井(こんなことで……戦えるわけがないわ……)
大井(自分でわかる……今の私じゃ、『アレ』を使うためのエネルギーが足りていない……)
大井(自分で言ったもの……あの子たちが言う戦隊パワーは、精神に寄与するって……)
大井(……やっぱり、私は……)
大井(私は……あいつが怖い)
大井(氏ぬのが……怖い)
大井(こんなことで……戦えるわけがないわ……)
916: 2017/12/30(土) 21:16:34.46 ID:W2ZlBet00
ズドォォォォォォォォォォォォォン……
彼方では、ショキカンオーの一撃により岩石の巨人が崩れ落ちていくのが見えた
大井「……!」
ハクチ「あらあら……あっちの方では……やられちゃったみたいね……」
ハクチ「でも……あの子たちが……すぐにこっちに向かったとしても……時間がかかるわ……」
ハクチ「あなたに……助けは……来ないのよ……」
大井「……だから言ってるでしょう」
大井「これは私の戦い。あの子たちは関係ないのよ……」
ハクチ「……そう……」
ハクチ「じゃあ……そろそろ……」
ハクチ「……とどめを……刺してあげるわ……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
大井の周りを、大砲が取り囲む!
大井「……っ」
917: 2017/12/30(土) 21:17:01.40 ID:W2ZlBet00
ハクチ「……フフフ……じゃあね……」
ハクチ「あなたも……一年前に頃した……あの子たちのもとへ……送ってあげるわ……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
大井「……」
大井(……もうダメ……みたいね……)
大井(……ごめんなさい、みんな……)
大井(私は……仇を、取れなかった……)
ハクチ「あなたも……一年前に頃した……あの子たちのもとへ……送ってあげるわ……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
大井「……」
大井(……もうダメ……みたいね……)
大井(……ごめんなさい、みんな……)
大井(私は……仇を、取れなかった……)
918: 2017/12/30(土) 21:17:27.86 ID:W2ZlBet00
「させるかぁーーーーーーーー!!!」
シュバババババババッ!!
突然、無数の矢が、大井を取り囲んでいた大砲を破壊した!
ズガァァァァァァァァァァァァァン!!!
大井「!?」
ハクチ「!?」
919: 2017/12/30(土) 21:18:06.69 ID:W2ZlBet00
漣「大井さん、無事ですか!?」
大井「あなた……どうして……!?」
ハクチ「馬鹿な……!あそこから……こんな短時間で来れるはずが……!」
漣「へっへーん。漣一人だけ途中で抜け出して、こっちに向かってたんだよ!」
漣「まあ、あのごつごつした奴は漣一人いなくても倒せるくらい弱っちかったってことだね!」
ハクチ「くっ……そんな……そんなこと……!」ギリッ
大井「あなた……どうして……!?」
ハクチ「馬鹿な……!あそこから……こんな短時間で来れるはずが……!」
漣「へっへーん。漣一人だけ途中で抜け出して、こっちに向かってたんだよ!」
漣「まあ、あのごつごつした奴は漣一人いなくても倒せるくらい弱っちかったってことだね!」
ハクチ「くっ……そんな……そんなこと……!」ギリッ
920: 2017/12/30(土) 21:18:44.09 ID:W2ZlBet00
大井「ど、どうして来たの!早く逃げなさい!」
漣「え、何で?」
大井「あいつ、とんでもなく強いのよ!知ってるでしょ!?」
大井「今からでも遅くない!逃げ……」
漣「そんな強いって知ってて、大井さんは一人で戦ってたんですか?」
大井「だって、私は……!」
大井「私は……こうでもしないと……自分を許せなくて……!」
漣「……」
漣「え、何で?」
大井「あいつ、とんでもなく強いのよ!知ってるでしょ!?」
大井「今からでも遅くない!逃げ……」
漣「そんな強いって知ってて、大井さんは一人で戦ってたんですか?」
大井「だって、私は……!」
大井「私は……こうでもしないと……自分を許せなくて……!」
漣「……」
921: 2017/12/30(土) 21:19:11.73 ID:W2ZlBet00
漣「……大井さん、前に言いましたよね?」
大井「え……?」
漣「勇気と無謀は違う……」
漣「勝算のある戦いをしろって」
大井「……」
漣「自分で言ったことを守れないようでは、まだまだですな」
大井「え……?」
漣「勇気と無謀は違う……」
漣「勝算のある戦いをしろって」
大井「……」
漣「自分で言ったことを守れないようでは、まだまだですな」
922: 2017/12/30(土) 21:19:55.86 ID:W2ZlBet00
ハクチ「この……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
漣「邪魔すんな!!」バシュバシュッ!
ズガァァァァァァァァァァァァァン!!!
ハクチ「くっ……!」
漣「……大井さん。はたから見ても、今のあなたはダメダメですよ。強がってるけど、ビビりまくりで……そんなんじゃ勝てません」
大井「な……っ」
漣「多分ですけど……一年前のあなたは、こんなダメダメじゃなかったはずです」
漣「どうしてか……わかりませんか?」
大井「……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
漣「邪魔すんな!!」バシュバシュッ!
ズガァァァァァァァァァァァァァン!!!
ハクチ「くっ……!」
漣「……大井さん。はたから見ても、今のあなたはダメダメですよ。強がってるけど、ビビりまくりで……そんなんじゃ勝てません」
大井「な……っ」
漣「多分ですけど……一年前のあなたは、こんなダメダメじゃなかったはずです」
漣「どうしてか……わかりませんか?」
大井「……」
923: 2017/12/30(土) 21:20:35.42 ID:W2ZlBet00
タッタッタ……
吹雪「漣ちゃん!大井さん!」
叢雲「何とか間に合ったみたいね……」
漣「おー、みんな乙乙。何とか勝ててよかったねー」
電「でもここからが本番なのです!」
ハクチ「また増えて……!厄介ね……!」
五月雨「覚悟してください!」
大井「……」
吹雪「漣ちゃん!大井さん!」
叢雲「何とか間に合ったみたいね……」
漣「おー、みんな乙乙。何とか勝ててよかったねー」
電「でもここからが本番なのです!」
ハクチ「また増えて……!厄介ね……!」
五月雨「覚悟してください!」
大井「……」
924: 2017/12/30(土) 21:21:03.79 ID:W2ZlBet00
──────────
──────
───
一年前
大井『ふぅ……』
『どうしたのさ大井さん。元気ないじゃん』
大井『いえ……ちょっと考え事してただけよ』
『ふーん……』
大井『……』
──────
───
一年前
大井『ふぅ……』
『どうしたのさ大井さん。元気ないじゃん』
大井『いえ……ちょっと考え事してただけよ』
『ふーん……』
大井『……』
925: 2017/12/30(土) 21:21:29.80 ID:W2ZlBet00
大井『ねえ』
『ん?』
大井『……どうやったら、あなたみたいに強くなれるの?』
『え?な、なに急に!?』
大井『いえ……ただ』
大井『あなたって、私たちの中で誰よりも強いし……』
大井『どんなに強い敵が現れても、立ち向かっていくから……』
大井『……どうしてそんななのか、気になっただけよ』
『ん?』
大井『……どうやったら、あなたみたいに強くなれるの?』
『え?な、なに急に!?』
大井『いえ……ただ』
大井『あなたって、私たちの中で誰よりも強いし……』
大井『どんなに強い敵が現れても、立ち向かっていくから……』
大井『……どうしてそんななのか、気になっただけよ』
926: 2017/12/30(土) 21:21:57.21 ID:W2ZlBet00
『うーん、別に私そんなに強くないんだけどなぁ……』
『むしろ私は、艦隊戦での大井さんの強さの方が気になるけどね』
大井『あれは北上さんを想っているからよ!他の鎮守府で頑張ってる北上さんに会うためにも、沈むわけにはいかないのよ!」
『ははは……大井さんらしいね』
『でも、多分基本的にそれと一緒だよ』
大井『え?』
『むしろ私は、艦隊戦での大井さんの強さの方が気になるけどね』
大井『あれは北上さんを想っているからよ!他の鎮守府で頑張ってる北上さんに会うためにも、沈むわけにはいかないのよ!」
『ははは……大井さんらしいね』
『でも、多分基本的にそれと一緒だよ』
大井『え?』
927: 2017/12/30(土) 21:22:53.04 ID:W2ZlBet00
『仲間や大切な人のことを思うとさ……その人たちのために頑張らなきゃって、思えるんだよね』
『だから負けちゃいけないって思えるし、怖気づいてる暇なんてない』
『どんな敵にも立ち向かっていけるんだよ』
大井『……そうなの?』
『うん、多分そう。あんまり考えたことないけど』
『でも……まあ、その思いは直接出てくるわけじゃないんだけどね』
『だから負けちゃいけないって思えるし、怖気づいてる暇なんてない』
『どんな敵にも立ち向かっていけるんだよ』
大井『……そうなの?』
『うん、多分そう。あんまり考えたことないけど』
『でも……まあ、その思いは直接出てくるわけじゃないんだけどね』
928: 2017/12/30(土) 21:23:39.45 ID:W2ZlBet00
大井『?どういうことよ?』
『うーん、なんていうか……』
『……まず私、弱くて自分一人じゃ戦えないと思ってるんだよね』
大井『え?』
『一人で戦っても多分どうにもなんないんだよ。そしてそれは、私だけじゃないと思う』
『大井さんだって、ね』
大井『……』
『うーん、なんていうか……』
『……まず私、弱くて自分一人じゃ戦えないと思ってるんだよね』
大井『え?』
『一人で戦っても多分どうにもなんないんだよ。そしてそれは、私だけじゃないと思う』
『大井さんだって、ね』
大井『……』
929: 2017/12/30(土) 21:24:29.06 ID:W2ZlBet00
『だったら、仲間と共に戦わないといけない。そして仲間の大切さに気付くんだよ』
『だから、私は大切な仲間のために頑張らないとって思う。そしてそれが「強さ」に繋がる』
『要するに、自分の「弱さ」を認めることで、何かしらの「強さ」にたどり着けるんじゃないかって、私は思うんだ』
大井『……』
『ほら、カーレンジャーのオープニングでもあったじゃん』
『自分にもある弱さを知れば、本当のヒーローって』
大井『……はぁ?』
『えぇ!?』
『だから、私は大切な仲間のために頑張らないとって思う。そしてそれが「強さ」に繋がる』
『要するに、自分の「弱さ」を認めることで、何かしらの「強さ」にたどり着けるんじゃないかって、私は思うんだ』
大井『……』
『ほら、カーレンジャーのオープニングでもあったじゃん』
『自分にもある弱さを知れば、本当のヒーローって』
大井『……はぁ?』
『えぇ!?』
930: 2017/12/30(土) 21:25:10.83 ID:W2ZlBet00
大井『なんだか一部よくわからなかったけど……』
『えー、残念だなぁ……』
『でも、大井さんならいつかわかってくれるって、私は信じてるよ』
大井『……そうなの……?』
『うん……いや』
『……本当は、もうわかってるのかもね』
『えー、残念だなぁ……』
『でも、大井さんならいつかわかってくれるって、私は信じてるよ』
大井『……そうなの……?』
『うん……いや』
『……本当は、もうわかってるのかもね』
931: 2017/12/30(土) 21:26:08.07 ID:W2ZlBet00
──────────
──────
───
大井(……本当はわかってた)
大井(一人で戦っても意味がない……ただ負けるだけだって)
大井(だって、私一人では『弱い』から)
大井(そして……立ち向かうために必要なものも……わかってたはずだったのに……)
漣『氏ぬのは、確かに怖い……だけど』
漣『仲間を失うのは、もっと怖い……!』
漣『漣は、大切な仲間を守りたいんです!』
大井(本当に馬鹿ね……私)
大井(あの子に偉そうに説教しておいて……自分で忘れちゃってるんだから)
──────
───
大井(……本当はわかってた)
大井(一人で戦っても意味がない……ただ負けるだけだって)
大井(だって、私一人では『弱い』から)
大井(そして……立ち向かうために必要なものも……わかってたはずだったのに……)
漣『氏ぬのは、確かに怖い……だけど』
漣『仲間を失うのは、もっと怖い……!』
漣『漣は、大切な仲間を守りたいんです!』
大井(本当に馬鹿ね……私)
大井(あの子に偉そうに説教しておいて……自分で忘れちゃってるんだから)
932: 2017/12/30(土) 21:26:49.38 ID:W2ZlBet00
大井「……あなたたち」
五人「!」
大井「……お願いがあるの」
大井「……私と一緒に……戦って」
大井「私一人じゃ……勝てないから」
五人「……」
五人「!」
大井「……お願いがあるの」
大井「……私と一緒に……戦って」
大井「私一人じゃ……勝てないから」
五人「……」
933: 2017/12/30(土) 21:27:22.81 ID:W2ZlBet00
五月雨「……当り前じゃないですか!」
叢雲「そうね。まだ借りも返せてないし」
電「そうなのです!前に電たちを助けてくれた分、お返しするのです!」
漣「ふふん、ようやく大井さんがデレたか!」
吹雪「大井さん……言われなくても、私たちは共に戦います」
吹雪「だって、私たち……」
吹雪「……仲間じゃないですか」
大井「……」
大井「……ええ、そうよね」
叢雲「そうね。まだ借りも返せてないし」
電「そうなのです!前に電たちを助けてくれた分、お返しするのです!」
漣「ふふん、ようやく大井さんがデレたか!」
吹雪「大井さん……言われなくても、私たちは共に戦います」
吹雪「だって、私たち……」
吹雪「……仲間じゃないですか」
大井「……」
大井「……ええ、そうよね」
934: 2017/12/30(土) 21:27:56.85 ID:W2ZlBet00
漣「……そうだ、大井さん。こっちからもちょーっとお願いがあるのですが?」
大井「え?」
漣「ゴニョゴニョ……」
大井「……」
漣「……駄目?」
大井「……はぁ……仕方ないわね」
大井「……今回だけよ」
大井「え?」
漣「ゴニョゴニョ……」
大井「……」
漣「……駄目?」
大井「……はぁ……仕方ないわね」
大井「……今回だけよ」
935: 2017/12/30(土) 21:28:40.86 ID:W2ZlBet00
ハクチ「ふん……でも……相手が何人でも……」
ハクチ「問題ないわ……少し……面倒なだけだもの……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
吹雪「よし……行くよ!みんな!!」
五人「了解!!」
ハクチ「問題ないわ……少し……面倒なだけだもの……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
吹雪「よし……行くよ!みんな!!」
五人「了解!!」
936: 2017/12/30(土) 21:29:07.55 ID:W2ZlBet00
デデッデデー デデッデデーン
吹雪「吹雪レッド!」
叢雲「叢雲ブラック!」
漣「漣ピンク!」
電「電イ工口ー!」
五月雨「五月雨ブルー!」
大井「大井ホワイト!」
吹雪「六人そろって!」
六人「ショキカンジャー!!!」
バァァァァァァァァァァァァァァン!!!
吹雪「吹雪レッド!」
叢雲「叢雲ブラック!」
漣「漣ピンク!」
電「電イ工口ー!」
五月雨「五月雨ブルー!」
大井「大井ホワイト!」
吹雪「六人そろって!」
六人「ショキカンジャー!!!」
バァァァァァァァァァァァァァァン!!!
937: 2017/12/30(土) 21:29:55.75 ID:W2ZlBet00
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
大井「……あなたたち!少しだけ時間を稼いで!」
叢雲「時間稼ぎ!?」
大井「少しでいいわ!そうすれば……!」
吹雪「……わかりました!」
電「生えてきた腕や大砲を壊すくらいなら、簡単なのです!」
大井「……あなたたち!少しだけ時間を稼いで!」
叢雲「時間稼ぎ!?」
大井「少しでいいわ!そうすれば……!」
吹雪「……わかりました!」
電「生えてきた腕や大砲を壊すくらいなら、簡単なのです!」
938: 2017/12/30(土) 21:30:49.15 ID:W2ZlBet00
大井「……」
大井(今こそ、これを使うときね)ゴソッ
大井は一枚のカードを取り出した!
大井(……大丈夫、今ならできる……)
大井(『仲間』のためにも……私は、やらなくちゃいけないのよ!!)
大井(今こそ、これを使うときね)ゴソッ
大井は一枚のカードを取り出した!
大井(……大丈夫、今ならできる……)
大井(『仲間』のためにも……私は、やらなくちゃいけないのよ!!)
939: 2017/12/30(土) 21:31:19.08 ID:W2ZlBet00
大井「……第二改装!!」
大井は、ショキフォンの横の溝に、取り出したカードをスラッシュした!
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン……
大井のスーツが変化し、より強化されていく!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
大井「大井ホワイト、改二!!」
大井は、ショキフォンの横の溝に、取り出したカードをスラッシュした!
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン……
大井のスーツが変化し、より強化されていく!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
大井「大井ホワイト、改二!!」
940: 2017/12/30(土) 21:31:53.09 ID:W2ZlBet00
五月雨「お、大井さん!?なんですかそれ!?」
大井「『強化フォーム』とだけ言っておくわ。詳しい説明はあとで夕張たちから聞いて!」
ハクチ「何をしても……無駄よ……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
大井「『パワーボム』!」バシュッ!
ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!
大井に迫っていた岩石の腕や大砲が一掃された!
大井「『強化フォーム』とだけ言っておくわ。詳しい説明はあとで夕張たちから聞いて!」
ハクチ「何をしても……無駄よ……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
大井「『パワーボム』!」バシュッ!
ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!
大井に迫っていた岩石の腕や大砲が一掃された!
941: 2017/12/30(土) 21:32:20.95 ID:W2ZlBet00
ハクチ「なっ……!?」
叢雲「ば、爆弾の威力が上がってる!?」
漣「さすが強化フォームだぜ!」
大井「漣!」バシュッ!
漣「!」
大井はハクチに向けて爆弾を射出した!
叢雲「ば、爆弾の威力が上がってる!?」
漣「さすが強化フォームだぜ!」
大井「漣!」バシュッ!
漣「!」
大井はハクチに向けて爆弾を射出した!
942: 2017/12/30(土) 21:32:46.54 ID:W2ZlBet00
ハクチ「!!ぼ、防壁……!」ゴゴゴ
ドカァァァァァァァァァン!!
ハクチ「あ、危ない……ギリギリ防げ……」
バシュッ!!
ハクチ「!!」
防壁が破壊された瞬間、矢がハクチへと飛んできた!
ドゴォォォォォォォォォォォォォォ!!!
ハクチ「ぐああああああああああああ!!!」
ドカァァァァァァァァァン!!
ハクチ「あ、危ない……ギリギリ防げ……」
バシュッ!!
ハクチ「!!」
防壁が破壊された瞬間、矢がハクチへと飛んできた!
ドゴォォォォォォォォォォォォォォ!!!
ハクチ「ぐああああああああああああ!!!」
943: 2017/12/30(土) 21:33:17.90 ID:W2ZlBet00
ハクチ「ぐぅ……!この程度……!」
ハクチ「こんなものでは……私は……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
岩石でできた無数の腕や武器が六人に襲い掛かる!
大井「五月雨!叢雲!」クイッ
五月雨「!はい!」
叢雲「わかったわ!」
ハクチ「こんなものでは……私は……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
岩石でできた無数の腕や武器が六人に襲い掛かる!
大井「五月雨!叢雲!」クイッ
五月雨「!はい!」
叢雲「わかったわ!」
944: 2017/12/30(土) 21:34:25.01 ID:W2ZlBet00
五月雨「やあぁーーーっ!!」
ザパァァァァァァァァァァ!
五月雨は、迫りくる腕や武器に向かって水をまき散らした!
ハクチ「その程度で……止まるとでも……!」
大井「『フロストボム』!!」バシュッ!
パリンッ カキィン……
大井が放った爆弾が破裂すると同時に、水が凍ってゆく!
ザパァァァァァァァァァァ!
五月雨は、迫りくる腕や武器に向かって水をまき散らした!
ハクチ「その程度で……止まるとでも……!」
大井「『フロストボム』!!」バシュッ!
パリンッ カキィン……
大井が放った爆弾が破裂すると同時に、水が凍ってゆく!
945: 2017/12/30(土) 21:35:03.87 ID:W2ZlBet00
ハクチ「なっ!?」
叢雲「凍ってもろくなったんなら、全部一気に壊せるわ……ねっ!」ブォンッ!
ドゴォォォォォォォォォォォォォッ!!!
叢雲が地面に槍を突き刺し、地面に衝撃波が走らせた!!
凍っていた岩石の腕や武器は、全て粉々に砕け散った!
ガラガラガラガラ……
叢雲「凍ってもろくなったんなら、全部一気に壊せるわ……ねっ!」ブォンッ!
ドゴォォォォォォォォォォォォォッ!!!
叢雲が地面に槍を突き刺し、地面に衝撃波が走らせた!!
凍っていた岩石の腕や武器は、全て粉々に砕け散った!
ガラガラガラガラ……
946: 2017/12/30(土) 21:36:11.62 ID:W2ZlBet00
ハクチ「そ、そんな……そんな馬鹿な……!」
大井「吹雪!電!」
吹雪「はい!」ダダッ
電「わかったのです!」ダダッ
ハクチ「来るな……来るなぁ……!」ゴゴゴゴ……
大井「防壁なんて張ったって無駄よ!」
大井「『フレイムボム』『エレキボム!』」バシュバシュッ!
パリィンッ ボォォォォォォォォォォォォ!! バチバチバチバチバチィ!!
大井が放った爆弾が吹雪と電の武器に当たり、二人の武器が纏っていた炎と雷が更に激しくなる!
大井「吹雪!電!」
吹雪「はい!」ダダッ
電「わかったのです!」ダダッ
ハクチ「来るな……来るなぁ……!」ゴゴゴゴ……
大井「防壁なんて張ったって無駄よ!」
大井「『フレイムボム』『エレキボム!』」バシュバシュッ!
パリィンッ ボォォォォォォォォォォォォ!! バチバチバチバチバチィ!!
大井が放った爆弾が吹雪と電の武器に当たり、二人の武器が纏っていた炎と雷が更に激しくなる!
947: 2017/12/30(土) 21:37:50.48 ID:W2ZlBet00
吹雪「はあああああああああああ!!」ブォンッ!
電「ええええええええええいっ!!」ブォンッ!
ドゴォォォォォォォォォォォォォッ!!!
二人の攻撃は防壁を簡単に打ち破り、そのままハクチに直撃する!
ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!
ハクチ「ぐああああああああああああああああ!!!!!」
電「ええええええええええいっ!!」ブォンッ!
ドゴォォォォォォォォォォォォォッ!!!
二人の攻撃は防壁を簡単に打ち破り、そのままハクチに直撃する!
ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!
ハクチ「ぐああああああああああああああああ!!!!!」
948: 2017/12/30(土) 21:39:04.32 ID:W2ZlBet00
ハクチ「う……あ……こんな……はずじゃ……」フラッ
ザッ
ハクチ「……!」
大井「……」
ハクチ「ひ、ひぃっ……!」ダダッ
大井「逃がすか!『フリーズボム』!」バシュッ!
ベチャッ
ハクチ「……!?う、動けない……!」グググ
吹雪「これで終わりです、ハクチ!」
大井「覚悟しなさい!」
ハクチ「ま……待って……!」
ザッ
ハクチ「……!」
大井「……」
ハクチ「ひ、ひぃっ……!」ダダッ
大井「逃がすか!『フリーズボム』!」バシュッ!
ベチャッ
ハクチ「……!?う、動けない……!」グググ
吹雪「これで終わりです、ハクチ!」
大井「覚悟しなさい!」
ハクチ「ま……待って……!」
949: 2017/12/30(土) 21:39:45.12 ID:W2ZlBet00
電「アンカーハンマー!」ヒュンッ
漣「デッキアロー!」ヒュンッ
叢雲「マストランス!」ヒュンッ
五月雨「キールブレード!」ヒュンッ
吹雪「ブリッジソード!」ヒュンッ
ピキィィィィィン ガッシィィィィィン!!!
五人が投げた武器が空中で合体し、バズーカとなった!
五人「デストロイキャノン!」
漣「デッキアロー!」ヒュンッ
叢雲「マストランス!」ヒュンッ
五月雨「キールブレード!」ヒュンッ
吹雪「ブリッジソード!」ヒュンッ
ピキィィィィィン ガッシィィィィィン!!!
五人が投げた武器が空中で合体し、バズーカとなった!
五人「デストロイキャノン!」
950: 2017/12/30(土) 21:40:37.26 ID:W2ZlBet00
大井「……もう一つ、とっておきの爆弾があるのよ」
大井「……そのとっておきを使ってあげる……光栄に思うといいわ」
ハクチ「た……助けて……!」
大井「……仲間の命を奪ったあなたの命乞いなんて……聞くと思ってる?」
ハクチ「ひぃっ……!」
大井「……終わりよ!!」
大井「……そのとっておきを使ってあげる……光栄に思うといいわ」
ハクチ「た……助けて……!」
大井「……仲間の命を奪ったあなたの命乞いなんて……聞くと思ってる?」
ハクチ「ひぃっ……!」
大井「……終わりよ!!」
951: 2017/12/30(土) 21:41:09.19 ID:W2ZlBet00
漣「目標捕捉!」
電「照準よし!」
叢雲「充填完了!」
五月雨「発射準備完了!」
吹雪「ってえええええええええええええええええええ!!!!!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!
大井「『デストロイボム』!!」
ハクチ「う、うわあああああああああああああ!!!!」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!
電「照準よし!」
叢雲「充填完了!」
五月雨「発射準備完了!」
吹雪「ってえええええええええええええええええええ!!!!!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!
大井「『デストロイボム』!!」
ハクチ「う、うわあああああああああああああ!!!!」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!
952: 2017/12/30(土) 21:42:02.45 ID:W2ZlBet00
大井「……」
吹雪「か、勝てた……」
叢雲「なかなかの強敵だったわね……」
五月雨「大井さん、すごかったです!」
電「本当なのです!強化フォームなんてあったのです!?」
漣「あったんなら教えてくれればよかったのにー。このこのー」グイグイ
大井「……」
漣「……?大井さん?」
バタッ
五人「!?」
吹雪「か、勝てた……」
叢雲「なかなかの強敵だったわね……」
五月雨「大井さん、すごかったです!」
電「本当なのです!強化フォームなんてあったのです!?」
漣「あったんなら教えてくれればよかったのにー。このこのー」グイグイ
大井「……」
漣「……?大井さん?」
バタッ
五人「!?」
953: 2017/12/30(土) 21:42:40.50 ID:W2ZlBet00
──────────
──────
───
吹雪「明石さん!大井さんは大丈夫なんですか!?」
明石「うん、大丈夫大丈夫。命に別状はないよ」
明石「ただ……しばらくは目は覚まさないと思う」
叢雲「どのくらいかかりそうなの?」
明石「具体的にはわからないけど……数日……もしかしたら、一週間以上は目を覚まさないかもね」
漣「そんなに……」
──────
───
吹雪「明石さん!大井さんは大丈夫なんですか!?」
明石「うん、大丈夫大丈夫。命に別状はないよ」
明石「ただ……しばらくは目は覚まさないと思う」
叢雲「どのくらいかかりそうなの?」
明石「具体的にはわからないけど……数日……もしかしたら、一週間以上は目を覚まさないかもね」
漣「そんなに……」
954: 2017/12/30(土) 21:43:34.37 ID:W2ZlBet00
五月雨「夕張さん。大井さんが『強化フォーム』って言ってたものがあったんですが……」
夕張「ええ、あれね」
夕張「とりあえずみんなには最初から説明しないといけないわね」
電「お願いするのです」
夕張「『強化フォーム』……ヒーローものではお決まりになってる物ね」
夕張「特殊な装備やエネルギーを使用して……まあ要するにパワーアップするっていうの」
夕張「そして、大井がいた旧ショキカンジャーは、それを作ってたんだって」
夕張「ええ、あれね」
夕張「とりあえずみんなには最初から説明しないといけないわね」
電「お願いするのです」
夕張「『強化フォーム』……ヒーローものではお決まりになってる物ね」
夕張「特殊な装備やエネルギーを使用して……まあ要するにパワーアップするっていうの」
夕張「そして、大井がいた旧ショキカンジャーは、それを作ってたんだって」
955: 2017/12/30(土) 21:44:18.66 ID:W2ZlBet00
明石「それで、その強化フォーム……『改二』に使われるのが、この『改装設計図』っていうカード」ピラッ
吹雪「確かに、大井さんはそれを使ってましたね」
漣「それって使うと減ったりしないんですか?」
夕張「しないよ。何回でも使い放題」
明石「まあよくできてたんだけど、戦隊パワーとの連動はしてなかったからね」
明石「みんなの武器とか必殺技とか……それと同じように扱えるようにしたら、さらにパワーアップが見込めると思ったんだよ」
夕張「それで色々改造したり調節したりしつつ、大井に色々テストしてもらってたわけ」
夕張「でも、まだ調整段階で……完成はしてなかったのよ」
明石「それを無理に使っちゃったから、その分余計にエネルギーを使って、ガタが来たんだろうね」
五月雨「それで眠ってる……ってことですか」
夕張「うん、そういうこと」
吹雪「確かに、大井さんはそれを使ってましたね」
漣「それって使うと減ったりしないんですか?」
夕張「しないよ。何回でも使い放題」
明石「まあよくできてたんだけど、戦隊パワーとの連動はしてなかったからね」
明石「みんなの武器とか必殺技とか……それと同じように扱えるようにしたら、さらにパワーアップが見込めると思ったんだよ」
夕張「それで色々改造したり調節したりしつつ、大井に色々テストしてもらってたわけ」
夕張「でも、まだ調整段階で……完成はしてなかったのよ」
明石「それを無理に使っちゃったから、その分余計にエネルギーを使って、ガタが来たんだろうね」
五月雨「それで眠ってる……ってことですか」
夕張「うん、そういうこと」
956: 2017/12/30(土) 21:44:51.89 ID:W2ZlBet00
叢雲「ずいぶん無茶するのね、あの人も……」
電「でも無茶してくれなかったら、電たちも危なかったのです」
吹雪「うん。大井さんがいてくれてよかった」
明石「それでね……調整はそろそろ終わるから、みんなの分も作ろうと思うんだけど」
漣「え、漣たちも改二になれるんですか?」
明石「……艦娘としての改二については提督に言ってね」
漣「チッ」
電「でも無茶してくれなかったら、電たちも危なかったのです」
吹雪「うん。大井さんがいてくれてよかった」
明石「それでね……調整はそろそろ終わるから、みんなの分も作ろうと思うんだけど」
漣「え、漣たちも改二になれるんですか?」
明石「……艦娘としての改二については提督に言ってね」
漣「チッ」
957: 2017/12/30(土) 21:45:27.00 ID:W2ZlBet00
夕張「必殺技と同じように、戦隊パワーがそれなりに高まらないと使えなくなるとは思うけど……」
夕張「きっと、みんなの戦いに役立つはずだよ」
吹雪「……わかりました。お願いします」
明石「よし、じゃあ早速改造に取り掛かろう。みんな、ショキブレス渡してね」
電「はいなのです」カチャッ
五月雨「……大井さんが戦えない分、頑張らないとね」
吹雪「……うん。そうだね」
吹雪「……」
夕張「きっと、みんなの戦いに役立つはずだよ」
吹雪「……わかりました。お願いします」
明石「よし、じゃあ早速改造に取り掛かろう。みんな、ショキブレス渡してね」
電「はいなのです」カチャッ
五月雨「……大井さんが戦えない分、頑張らないとね」
吹雪「……うん。そうだね」
吹雪「……」
958: 2017/12/30(土) 21:46:20.18 ID:W2ZlBet00
──────────
──────
───
大井「……あれ?」
大井は気が付くと、真っ白な空間に一人でいた
大井「なにこれ……夢?」
大井「えっと……たしかハクチを倒して……それから……」
大井「……思い出せないわ……」
──────
───
大井「……あれ?」
大井は気が付くと、真っ白な空間に一人でいた
大井「なにこれ……夢?」
大井「えっと……たしかハクチを倒して……それから……」
大井「……思い出せないわ……」
959: 2017/12/30(土) 21:46:48.49 ID:W2ZlBet00
「大井さん」
大井「!!」
「……やっぱり、わかってくれたんだね」
大井「あなたは……」
「大井さんなら、きっとわかってくれるって、信じてたから」
大井「……」
大井「!!」
「……やっぱり、わかってくれたんだね」
大井「あなたは……」
「大井さんなら、きっとわかってくれるって、信じてたから」
大井「……」
960: 2017/12/30(土) 21:47:27.80 ID:W2ZlBet00
大井「……でも、私は……」
大井「……私は、忘れてしまってたのよ。あなたの言葉も……大切な、仲間を思う気持ちも……」
大井「ただ、ハクチが……ディープマリンが憎くて……でも、恐怖から動けだせなくて……」
大井「大切なことは忘れて、何もできずにいた……」
大井「……本当、私って駄目よね……」
「……」
大井「……私は、忘れてしまってたのよ。あなたの言葉も……大切な、仲間を思う気持ちも……」
大井「ただ、ハクチが……ディープマリンが憎くて……でも、恐怖から動けだせなくて……」
大井「大切なことは忘れて、何もできずにいた……」
大井「……本当、私って駄目よね……」
「……」
961: 2017/12/30(土) 21:47:59.60 ID:W2ZlBet00
「……でも、思い出させてくれたんでしょ?」
大井「……」
大井「……ええ」
「だったら何も問題ないよ」
「あなたには、そうして大切なことを思い出させてくれる仲間がいる」
「そんな仲間がいれば、それがまた『強さ』につながっていくからね」
大井「……」
大井「……ええ」
「だったら何も問題ないよ」
「あなたには、そうして大切なことを思い出させてくれる仲間がいる」
「そんな仲間がいれば、それがまた『強さ』につながっていくからね」
962: 2017/12/30(土) 21:48:42.31 ID:W2ZlBet00
「……あの子たち、本当に強いね」
大井「……そうね。あんなに成長するとは思わなかったわ」
「あの子たちだったら……もしかしたら、ディープマリンを倒せるかもね」
大井「……それは違うわ」
「え?」
大井「絶対に倒せる。あの子たちならね」
「……ふふっ、そっか」
大井「……そうね。あんなに成長するとは思わなかったわ」
「あの子たちだったら……もしかしたら、ディープマリンを倒せるかもね」
大井「……それは違うわ」
「え?」
大井「絶対に倒せる。あの子たちならね」
「……ふふっ、そっか」
963: 2017/12/30(土) 21:49:08.29 ID:W2ZlBet00
「……でも、そのためには……あなたの力も必要だよ」
大井「私の……?」
「そう。私は言ったよね」
「『仲間と共に戦わないといけない』って」
「あなたもあの子たちの仲間なんでしょ?だから、あなたも共に戦わないといけない」
大井「……」
「別に、あの子たちの隣で戦う必要はないよ」
「場所は離れていても、できることはある。共に戦うことはできるよ」
大井「……そうね」
大井「私の……?」
「そう。私は言ったよね」
「『仲間と共に戦わないといけない』って」
「あなたもあの子たちの仲間なんでしょ?だから、あなたも共に戦わないといけない」
大井「……」
「別に、あの子たちの隣で戦う必要はないよ」
「場所は離れていても、できることはある。共に戦うことはできるよ」
大井「……そうね」
964: 2017/12/30(土) 21:49:43.89 ID:W2ZlBet00
「……そろそろ、行かないとね」
大井「……もう行ってしまうの?」
「うん。このままだと、大変なことが起っちゃうから」
大井「大変なこと……?」
「……それは、あなたの目が覚めた時にわかると思う」
大井「……」
大井「……もう行ってしまうの?」
「うん。このままだと、大変なことが起っちゃうから」
大井「大変なこと……?」
「……それは、あなたの目が覚めた時にわかると思う」
大井「……」
965: 2017/12/30(土) 21:50:21.26 ID:W2ZlBet00
「それじゃあね、大井さん……」
大井「……待って」
「……?」
大井「……ずっと謝りたかった。あの時のことを……」
「……あの時逃げてっていったの私だよ?」
大井「それでも、私は……逃げた自分が許せなかった」
大井「……本当に、ごめんなさい……っ」
「……」
大井「……待って」
「……?」
大井「……ずっと謝りたかった。あの時のことを……」
「……あの時逃げてっていったの私だよ?」
大井「それでも、私は……逃げた自分が許せなかった」
大井「……本当に、ごめんなさい……っ」
「……」
966: 2017/12/30(土) 21:50:53.09 ID:W2ZlBet00
大井「……それで、もう一つ」
「ん?」
大井「……あなたたちは、私にとって大切な仲間よ」
大井「それは今でも変わらないわ」
「……うん、そっか」
「ありがとう、大井さん。私も同じ気持ちだよ」
「あなたと……仲間でいれて、本当に良かった」
「ん?」
大井「……あなたたちは、私にとって大切な仲間よ」
大井「それは今でも変わらないわ」
「……うん、そっか」
「ありがとう、大井さん。私も同じ気持ちだよ」
「あなたと……仲間でいれて、本当に良かった」
967: 2017/12/30(土) 21:51:56.23 ID:W2ZlBet00
大井(……大切な仲間のために、私は戦う)
大井(自分の弱さも、強さに変えてくれる……仲間のために)
大井(それはきっと、いつまでも変わらない)
大井「……お礼を言うのはこっちよ」
大井「……本当にありがとう。『ショキカンジャー』」
第七話「更なる力!?」 艦
大井(自分の弱さも、強さに変えてくれる……仲間のために)
大井(それはきっと、いつまでも変わらない)
大井「……お礼を言うのはこっちよ」
大井「……本当にありがとう。『ショキカンジャー』」
第七話「更なる力!?」 艦
968: 2017/12/30(土) 21:52:33.31 ID:W2ZlBet00
次回予告!
リーダーのレッド、吹雪です
激闘の末、大井さんがしばらく戦闘不能になってしまいましたが……私たちの戦いは続きます
ディープマリンとの戦いもいよいよ大詰め。決戦の時が近づいています
でも……私には、気がかりなことが二つあります
一つは、未だに敵についてわからないことが多いこと
もう一つは……まだ、私の力が足りていないこと
強い思いを持てばいいって言われても……
私は……一体、どうしたらいいんだろう?
次回、第八話「燃える心」
次回も、よろしくお願いします!
リーダーのレッド、吹雪です
激闘の末、大井さんがしばらく戦闘不能になってしまいましたが……私たちの戦いは続きます
ディープマリンとの戦いもいよいよ大詰め。決戦の時が近づいています
でも……私には、気がかりなことが二つあります
一つは、未だに敵についてわからないことが多いこと
もう一つは……まだ、私の力が足りていないこと
強い思いを持てばいいって言われても……
私は……一体、どうしたらいいんだろう?
次回、第八話「燃える心」
次回も、よろしくお願いします!
969: 2017/12/30(土) 21:53:06.09 ID:W2ZlBet00
スペシャルコーナー『ショキカンジャーって?ああ!』
~大井ホワイト改二~
漣「始まったゾ」
叢雲「……何が?」
漣「もう言わなくてもわかるでしょ?」
吹雪「……飽きたの?」
漣「ちょっと」
~大井ホワイト改二~
漣「始まったゾ」
叢雲「……何が?」
漣「もう言わなくてもわかるでしょ?」
吹雪「……飽きたの?」
漣「ちょっと」
970: 2017/12/30(土) 21:53:34.39 ID:W2ZlBet00
五月雨「えっと……ショキカンジャーの強化フォーム、『改二』の説明をします」
電「この『改装設計図』というカードを、ショキブレスやショキフォンの側部にある溝にスラッシュすることで変身するのです」
漣「みーんな改装設計図いるのかよ……勲章溶けまくりじゃん」
吹雪「……この改装設計図は別に勲章を使って作っているわけではありません」
叢雲「使ってなくなるわけでもないわ」
五月雨「変身するには、ある程度戦隊パワーを高める必要があります」
電「この『改装設計図』というカードを、ショキブレスやショキフォンの側部にある溝にスラッシュすることで変身するのです」
漣「みーんな改装設計図いるのかよ……勲章溶けまくりじゃん」
吹雪「……この改装設計図は別に勲章を使って作っているわけではありません」
叢雲「使ってなくなるわけでもないわ」
五月雨「変身するには、ある程度戦隊パワーを高める必要があります」
971: 2017/12/30(土) 21:54:07.91 ID:W2ZlBet00
吹雪「改二になると、パワー、スピード、ジャンプ力、装甲など……全体的に性能が強化されます」
叢雲「強化にも個人差があるらしいから、どう強化されるかはやってみないとわからないわね」
電「武器も変化したりするのです」
電「ここで、具体例を挙げて説明したいのですが……」
漣「というわけで、大井さんの改二について説明します」
吹雪「大井さんまだ眠ったままなんだけど……」
漣「うん。だから我々が代わりに解説するのだ!」
叢雲「強化にも個人差があるらしいから、どう強化されるかはやってみないとわからないわね」
電「武器も変化したりするのです」
電「ここで、具体例を挙げて説明したいのですが……」
漣「というわけで、大井さんの改二について説明します」
吹雪「大井さんまだ眠ったままなんだけど……」
漣「うん。だから我々が代わりに解説するのだ!」
972: 2017/12/30(土) 21:54:45.92 ID:W2ZlBet00
五月雨「大井さんの改二の大きな特徴は、使用する爆弾の種類が増え、威力が上がることです」
吹雪「パワーボムの威力はかなり上がってたね」
叢雲「追加された爆弾について……まずは『フロストボム』よ」
電「炸裂した部分をカチコチに凍らせちゃうのです」
五月雨「私の水と組み合わせると、広範囲で凍らせられるよ」
漣「UREYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY……」
叢雲「……何言ってんの?」
漣「いや、凍らせると聞いて」
吹雪「パワーボムの威力はかなり上がってたね」
叢雲「追加された爆弾について……まずは『フロストボム』よ」
電「炸裂した部分をカチコチに凍らせちゃうのです」
五月雨「私の水と組み合わせると、広範囲で凍らせられるよ」
漣「UREYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY……」
叢雲「……何言ってんの?」
漣「いや、凍らせると聞いて」
973: 2017/12/30(土) 21:55:19.95 ID:W2ZlBet00
吹雪「次に『フレイムボム』と『エレキボム』」
五月雨「炸裂した部分に、炎や電気を発生させます」
電「普通に投擲してもよいのですが、電や吹雪さんの武器にぶつけることで、武器の炎や雷を強化するのです」
叢雲「つまり威力二倍ってことね」
漣「にばいにばーい」
五月雨「炸裂した部分に、炎や電気を発生させます」
電「普通に投擲してもよいのですが、電や吹雪さんの武器にぶつけることで、武器の炎や雷を強化するのです」
叢雲「つまり威力二倍ってことね」
漣「にばいにばーい」
974: 2017/12/30(土) 21:59:41.02 ID:W2ZlBet00
漣「最後に『デストロイボム』!!」
吹雪「強化されたパワーボムみたいなものだね」
叢雲「凄まじい威力の爆撃を相手にお見舞いするわ」
五月雨「デストロイキャノンとどっちが強いかな?」
電「わからないのです……」
漣「試してみるか」
叢雲「は?どうやって」
漣「漣が大井さんの変身アイテム使って変身して……」
吹雪「……やめた方がいいと思うよ」
吹雪「強化されたパワーボムみたいなものだね」
叢雲「凄まじい威力の爆撃を相手にお見舞いするわ」
五月雨「デストロイキャノンとどっちが強いかな?」
電「わからないのです……」
漣「試してみるか」
叢雲「は?どうやって」
漣「漣が大井さんの変身アイテム使って変身して……」
吹雪「……やめた方がいいと思うよ」
975: 2017/12/30(土) 22:00:53.77 ID:W2ZlBet00
漣「やってみねえとわかんないじゃん!早速やるぞい!」パカッ
五月雨「なんで持ってるの!?」
漣「えーっと、このボタン押せばいいんだよね?んじゃ……」
漣「出撃!」カチッ
『ERROR!!』
漣「え?」
バチバチィッ!!
漣「いたぁっ!?」
四人「……」
艦
五月雨「なんで持ってるの!?」
漣「えーっと、このボタン押せばいいんだよね?んじゃ……」
漣「出撃!」カチッ
『ERROR!!』
漣「え?」
バチバチィッ!!
漣「いたぁっ!?」
四人「……」
艦
976: 2017/12/30(土) 22:04:43.77 ID:W2ZlBet00
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