984: 2018/04/25(水) 23:39:37.14 ID:8GV7vgnz0
最初:駆逐戦隊!ショキカンジャー!!改
前回:第七話「更なる力!?」
第八話「燃える心」
ディープマリン アジト
コウワン「……まさか、ハクチがやられるなんてね」
ホッポ「連中、思ったよりも力をつけてるみたいだな」
センスイ「……どうするの?正直、邪魔ってレベルじゃなくなってきてるわ」
クウボ「ここまでとはね……前回の鎮守府よりもかなり厄介ね」
リトウ「本格的に潰すことを考えないと。そのための作戦は……」
「……フフフ」
985: 2018/04/25(水) 23:40:05.92 ID:8GV7vgnz0
クウボ「……センカン様?」
センカン「……ああ、ごめんなさいね。つい……」
センカン「あなたたちが、そんなに焦るなんて……珍しいと思ってね」
リトウ「……ただ、連中が厄介で面倒なだけですよ」
ホッポ「それ、向こうも同じこと考えてると思うぞ」
センカン「……厄介でも面倒でも、その力は確かなものね」
コウワン「ええ……しかしお任せください。我々が必ず奴らを……」
センカン「いいえ、私も動くわ」
五人「!?」
センカン「……ああ、ごめんなさいね。つい……」
センカン「あなたたちが、そんなに焦るなんて……珍しいと思ってね」
リトウ「……ただ、連中が厄介で面倒なだけですよ」
ホッポ「それ、向こうも同じこと考えてると思うぞ」
センカン「……厄介でも面倒でも、その力は確かなものね」
コウワン「ええ……しかしお任せください。我々が必ず奴らを……」
センカン「いいえ、私も動くわ」
五人「!?」
986: 2018/04/25(水) 23:40:35.57 ID:8GV7vgnz0
センスイ「せ、センカン様のお手を煩わせるわけにはいきません!」
クウボ「そうです!我々にお任せを……!」
センカン「そう言ってもいられない状況でしょ。いつまでもここで待っているのも飽きたわ」
センカン「それに……ショキカンジャーの『力』にも興味があるしね」
リトウ「例の『力』……ですか?」
センカン「ええ。私たちに対抗するためのあの力……」
センカン「……私たちが、利用させてもらうとしましょう」
クウボ「そうです!我々にお任せを……!」
センカン「そう言ってもいられない状況でしょ。いつまでもここで待っているのも飽きたわ」
センカン「それに……ショキカンジャーの『力』にも興味があるしね」
リトウ「例の『力』……ですか?」
センカン「ええ。私たちに対抗するためのあの力……」
センカン「……私たちが、利用させてもらうとしましょう」
987: 2018/04/25(水) 23:41:02.38 ID:8GV7vgnz0
ショキカンジャー本拠地
吹雪「……それでは、第八回ショキカンジャー会議を始めます」
ワーワー ドンドン パフパフ
吹雪「それ前もやらなかったっけ?」
漣「原点回帰」
電「会議……改めてこれからの方針の確認なのです?」
吹雪「うん、それもあるけど……漣ちゃんが何かあるって」
叢雲「は?また?」
漣「まあまあそうカッカしないで!」
吹雪「……それでは、第八回ショキカンジャー会議を始めます」
ワーワー ドンドン パフパフ
吹雪「それ前もやらなかったっけ?」
漣「原点回帰」
電「会議……改めてこれからの方針の確認なのです?」
吹雪「うん、それもあるけど……漣ちゃんが何かあるって」
叢雲「は?また?」
漣「まあまあそうカッカしないで!」
988: 2018/04/25(水) 23:41:28.07 ID:8GV7vgnz0
五月雨「それで何なの?漣ちゃん」
漣「うむ!ズバリこちら!」
ドドン!!
漣「『それぞれの必殺技の名前を考えよう』のコーナーーーーー!!!」
四人「……」
漣「……あり?」
漣「うむ!ズバリこちら!」
ドドン!!
漣「『それぞれの必殺技の名前を考えよう』のコーナーーーーー!!!」
四人「……」
漣「……あり?」
989: 2018/04/25(水) 23:41:54.07 ID:8GV7vgnz0
叢雲「……漣。あんたが空気読めないところがあるのは知ってたわ」
電「でもこれはあんまりなのです……」
漣「……え?いや、ちょ……」
吹雪「い、いや!私は気にしてないよ別に!」
五月雨「……」ジトッ
漣「え、えっとその……」
電「でもこれはあんまりなのです……」
漣「……え?いや、ちょ……」
吹雪「い、いや!私は気にしてないよ別に!」
五月雨「……」ジトッ
漣「え、えっとその……」
990: 2018/04/25(水) 23:42:22.23 ID:8GV7vgnz0
漣「ち、違うんじゃ!これは別に空気読めなかったわけでも吹雪ちゃんを煽りたかったわけでもないんじゃ!」
叢雲「じゃあ何なのよ。ボケたの?」
漣「ちがわい!」
漣「この空気!この空気がいけないのだ!」
電「……?どういうことなのです?」
漣「いくら吹雪ちゃんが自分だけ特殊能力、及び必殺技を使えず取り残されたことを気にしていると言っても!」
吹雪「い、いやだから私は別に気にして」
漣「腫れものを触るようなこの態度がいけない!」
叢雲「じゃあ何なのよ。ボケたの?」
漣「ちがわい!」
漣「この空気!この空気がいけないのだ!」
電「……?どういうことなのです?」
漣「いくら吹雪ちゃんが自分だけ特殊能力、及び必殺技を使えず取り残されたことを気にしていると言っても!」
吹雪「い、いやだから私は別に気にして」
漣「腫れものを触るようなこの態度がいけない!」
991: 2018/04/25(水) 23:42:48.92 ID:8GV7vgnz0
五月雨「うーん……確かにそうだね。焦っても仕方ないって言ったのは私たちだし」
漣「でしょでしょ?」
漣「むしろ触れていくべきだと漣は思うね!吹雪ちゃんドMだから!」
吹雪「違うよっ!?」
叢雲「まあ私たちが気にしてもしょうがないわね」
電「それで、必殺技に名前をつけてみるってことですか?」
漣「うん。名前を叫ぶことでもしかしたら戦隊パワーが上がるかもしんないしね!」
吹雪「……それは否定できないね」
漣「でしょでしょ?」
漣「むしろ触れていくべきだと漣は思うね!吹雪ちゃんドMだから!」
吹雪「違うよっ!?」
叢雲「まあ私たちが気にしてもしょうがないわね」
電「それで、必殺技に名前をつけてみるってことですか?」
漣「うん。名前を叫ぶことでもしかしたら戦隊パワーが上がるかもしんないしね!」
吹雪「……それは否定できないね」
992: 2018/04/25(水) 23:43:17.05 ID:8GV7vgnz0
吹雪「わかったよ。じゃあとりあえずそれぞれの必殺技を確認しようか」
五月雨「まず叢雲ちゃんは……槍を振り回すとエネルギーがたまる特殊能力だっけ?」
叢雲「そうね。必殺技ってなると、その状態で敵を攻撃するか、強い衝撃波を地面に放つか……かしらね」
電「……あれ?そういえば叢雲さんも失敗してたのです?」
叢雲「え?……ああ、確かに最初は失敗したわね」
漣「ってことは叢雲ちゃんも吹雪ちゃんと同類なのでは?」
叢雲「……襲撃の時に何回か使ったわよ」
漣「あ、そうなの?」
叢雲「何で知らないのよ……」
漣「……さあ?」
五月雨「まず叢雲ちゃんは……槍を振り回すとエネルギーがたまる特殊能力だっけ?」
叢雲「そうね。必殺技ってなると、その状態で敵を攻撃するか、強い衝撃波を地面に放つか……かしらね」
電「……あれ?そういえば叢雲さんも失敗してたのです?」
叢雲「え?……ああ、確かに最初は失敗したわね」
漣「ってことは叢雲ちゃんも吹雪ちゃんと同類なのでは?」
叢雲「……襲撃の時に何回か使ったわよ」
漣「あ、そうなの?」
叢雲「何で知らないのよ……」
漣「……さあ?」
993: 2018/04/25(水) 23:43:50.31 ID:8GV7vgnz0
電「漣さんは、矢がコントロールできるようになる特殊能力なのです?」
漣「うむ。複数操ることもできるゾ!」
吹雪「必殺技としては、複数の矢を放って一気に攻撃するアレになるのかな」
五月雨「複数の敵にも、単体の敵にも有効だね」
漣「まーそうだね。結構集中力いるけど」
叢雲「あんたに一番欠けてるものね」
漣「ん?なんか言った?」
叢雲「……別に」
漣「うむ。複数操ることもできるゾ!」
吹雪「必殺技としては、複数の矢を放って一気に攻撃するアレになるのかな」
五月雨「複数の敵にも、単体の敵にも有効だね」
漣「まーそうだね。結構集中力いるけど」
叢雲「あんたに一番欠けてるものね」
漣「ん?なんか言った?」
叢雲「……別に」
994: 2018/04/25(水) 23:44:25.89 ID:8GV7vgnz0
吹雪「電ちゃんは重力操作だっけ」
電「そうなのです。と言っても、重くすることしかできないのですが……」
叢雲「ハンマーを重くしてガンッてやるのが必殺技よね」
漣「かなり痛いですよコレは」
五月雨「しかも重力操作で敵を動けなくしてからの一撃だからね……」
吹雪「……怖い」
電「そ、そんなに恐ろしい技じゃないのです!」
電「そうなのです。と言っても、重くすることしかできないのですが……」
叢雲「ハンマーを重くしてガンッてやるのが必殺技よね」
漣「かなり痛いですよコレは」
五月雨「しかも重力操作で敵を動けなくしてからの一撃だからね……」
吹雪「……怖い」
電「そ、そんなに恐ろしい技じゃないのです!」
995: 2018/04/25(水) 23:44:53.43 ID:8GV7vgnz0
叢雲「五月雨は超高速移動よね」
五月雨「うん。高速で移動して、何度も敵を斬りつけるよ」
吹雪「加速してるから、一撃一撃が強くなってるのかな?」
漣「それが味方に飛ぶと考えると……必殺技使う時くらいはドジらないでよね」
五月雨「そ、そんなことしないって!気を付けるから!」
電「五月雨さんのドジは気を付けてどうにかなるものじゃないのです……」
五月雨「うん。高速で移動して、何度も敵を斬りつけるよ」
吹雪「加速してるから、一撃一撃が強くなってるのかな?」
漣「それが味方に飛ぶと考えると……必殺技使う時くらいはドジらないでよね」
五月雨「そ、そんなことしないって!気を付けるから!」
電「五月雨さんのドジは気を付けてどうにかなるものじゃないのです……」
996: 2018/04/25(水) 23:45:20.09 ID:8GV7vgnz0
五月雨「……それで、吹雪ちゃんの武器の特殊能力は……」
吹雪「えっと、あの時渡された説明書によると……」
吹雪「『一定時間能力二倍』……だって」
叢雲「……二倍?」
漣「……能力が?」
電「力もスピードも全部二倍なのです?」
吹雪「そうらしいよ。でもかなり体への負担は大きいらしいね」
五月雨「『かなり無茶する技』って言ってたしね」
叢雲「そりゃあ要求する戦隊パワーも大きくなるわよね……」
吹雪「えっと、あの時渡された説明書によると……」
吹雪「『一定時間能力二倍』……だって」
叢雲「……二倍?」
漣「……能力が?」
電「力もスピードも全部二倍なのです?」
吹雪「そうらしいよ。でもかなり体への負担は大きいらしいね」
五月雨「『かなり無茶する技』って言ってたしね」
叢雲「そりゃあ要求する戦隊パワーも大きくなるわよね……」
997: 2018/04/25(水) 23:46:02.81 ID:8GV7vgnz0
漣「それで、その能力から繰り出される必殺技はなんなん?」
吹雪「え?……何だろう」
叢雲「火だるまになってタックルでもする?」
五月雨「一人スーパーダイナマイト?」
吹雪「なんで!?せめて武器は使わせてよ!」
電「じゃあ強化された状態での一撃ってことでいいのです?」
吹雪「それでいいと思うよ……下手なことしたくないもん」
漣「まあ百火繚乱みたいな感じで」
吹雪「え?……何だろう」
叢雲「火だるまになってタックルでもする?」
五月雨「一人スーパーダイナマイト?」
吹雪「なんで!?せめて武器は使わせてよ!」
電「じゃあ強化された状態での一撃ってことでいいのです?」
吹雪「それでいいと思うよ……下手なことしたくないもん」
漣「まあ百火繚乱みたいな感じで」
998: 2018/04/25(水) 23:46:33.28 ID:8GV7vgnz0
吹雪「とりあえずみんなの必殺技はこんな感じだね」
五月雨「どうする?武器の時みたいにみんなそれぞれで考える?」
漣「いや、みんな自分のだけ考えよう」
電「え、どうしてなのです?」
漣「何となく」
叢雲「えぇ……」
漣「ぶっちゃけ名前全部考えるの面倒くさい」
吹雪「ちょっと発案者!」
電「ま、まあ確かに武器の時と違って全員分考えるのは少し大変なのです!ここは自分のだけ考えるのです!」
五月雨「どうする?武器の時みたいにみんなそれぞれで考える?」
漣「いや、みんな自分のだけ考えよう」
電「え、どうしてなのです?」
漣「何となく」
叢雲「えぇ……」
漣「ぶっちゃけ名前全部考えるの面倒くさい」
吹雪「ちょっと発案者!」
電「ま、まあ確かに武器の時と違って全員分考えるのは少し大変なのです!ここは自分のだけ考えるのです!」
999: 2018/04/25(水) 23:47:23.49 ID:8GV7vgnz0
数分後
吹雪「みんなできた?」
五月雨「できたよー」
叢雲「じゃあ一斉に……」
吹雪 『ブリッジバスター』
叢雲 『強い槍撃』
漣 『†粛清†』
電 『ごっつんこ』
五月雨 『五月雨斬り』
五人「……」
吹雪「みんなできた?」
五月雨「できたよー」
叢雲「じゃあ一斉に……」
吹雪 『ブリッジバスター』
叢雲 『強い槍撃』
漣 『†粛清†』
電 『ごっつんこ』
五月雨 『五月雨斬り』
五人「……」
1000: 2018/04/25(水) 23:47:49.50 ID:8GV7vgnz0
吹雪「いや、予想はしてたけど……これはひどい」
叢雲「吹雪の安直すぎない?武器がブリッジソードだからって……」
吹雪「いや、叢雲ちゃんは安直ってレベルじゃないよ!やる気ゼロじゃない!」
五月雨「漣ちゃんのこれは何なの?ダガーマークついてるけど……」
漣「中二っぽいかなーって」
電「どうして戦隊で中二が出てくるのです……」
漣「ああ、小二にすべきだったか」
吹雪「そういう問題じゃなーい!」
叢雲「吹雪の安直すぎない?武器がブリッジソードだからって……」
吹雪「いや、叢雲ちゃんは安直ってレベルじゃないよ!やる気ゼロじゃない!」
五月雨「漣ちゃんのこれは何なの?ダガーマークついてるけど……」
漣「中二っぽいかなーって」
電「どうして戦隊で中二が出てくるのです……」
漣「ああ、小二にすべきだったか」
吹雪「そういう問題じゃなーい!」
2: 2018/04/25(水) 23:48:38.31 ID:8GV7vgnz0
叢雲「電のは『ごっつんこ』なんて可愛いものじゃないでしょ絶対……」
漣「『ぐちゃっ』だよね」
電「そんな音しないのです!?」
吹雪「五月雨ちゃん、どうして自分の名前入れたの?」
五月雨「え!?いやそういうつもりじゃなくて、五月雨突きとか五月雨撃ちみたいな感じで……」
叢雲「ダブルミーニングになってるわねこれ」
漣「『ぐちゃっ』だよね」
電「そんな音しないのです!?」
吹雪「五月雨ちゃん、どうして自分の名前入れたの?」
五月雨「え!?いやそういうつもりじゃなくて、五月雨突きとか五月雨撃ちみたいな感じで……」
叢雲「ダブルミーニングになってるわねこれ」
3: 2018/04/25(水) 23:49:04.21 ID:8GV7vgnz0
吹雪「……で、どうしよう」
五月雨「さすがに全部このままってわけにもいかないし……」
電「……そういえば、武器の名前って誰がつけたんでしたっけ?」
漣「確か明石さんと夕張さんだね。武器もらうときに教えてもらった」
叢雲「そうね。安直だけど、割とすぐに定着して……」
五人「……」
五月雨「さすがに全部このままってわけにもいかないし……」
電「……そういえば、武器の名前って誰がつけたんでしたっけ?」
漣「確か明石さんと夕張さんだね。武器もらうときに教えてもらった」
叢雲「そうね。安直だけど、割とすぐに定着して……」
五人「……」
4: 2018/04/25(水) 23:49:31.51 ID:8GV7vgnz0
工廠
夕張「こんなのでどう?」
吹雪 『ブリッジバスター』
叢雲 『マストブレイク』
漣 『デッキシュート』
電 『アンカークラッシュ』
五月雨 『キールスラッシュ』
漣「うん、やっぱり戦隊の技名はわかりやすいのが一番ということだな」
叢雲「吹雪のはそのままなのね」
夕張「うん、これに統一しようと思ってね」
夕張「こんなのでどう?」
吹雪 『ブリッジバスター』
叢雲 『マストブレイク』
漣 『デッキシュート』
電 『アンカークラッシュ』
五月雨 『キールスラッシュ』
漣「うん、やっぱり戦隊の技名はわかりやすいのが一番ということだな」
叢雲「吹雪のはそのままなのね」
夕張「うん、これに統一しようと思ってね」
5: 2018/04/25(水) 23:49:58.54 ID:8GV7vgnz0
吹雪「ありがとうございました……すみません、お忙しいのに」
夕張「あー気にしないで。ちょうどみんなに用事あったし」
五月雨「そうなんですか?」
夕張「ええ。多分明石がそろそろ来て……」
明石「ん?呼んだ?」ガラッ
電「あ、来たのです」
夕張「あー気にしないで。ちょうどみんなに用事あったし」
五月雨「そうなんですか?」
夕張「ええ。多分明石がそろそろ来て……」
明石「ん?呼んだ?」ガラッ
電「あ、来たのです」
6: 2018/04/25(水) 23:50:47.22 ID:8GV7vgnz0
明石「ああ、みんな来てたのね。じゃあちょうどよかった」ゴソゴソ
明石「ジャーン!ショキブレスに改二機能を追加したよ!」
吹雪「え!?もうできたんですか!」
夕張「もうほとんど大井の時にできてたしね。細かい調整をすればよかっただけだから」
明石「使い方は大井さんのとほぼ一緒。この『改装設計図』をショキブレスの横の溝にスラッシュするだけ」
五月雨「これも特殊能力と一緒で、戦隊パワーがある程度必要なんですよね?」
夕張「ええ。だから簡単には使えないかな」
明石「ジャーン!ショキブレスに改二機能を追加したよ!」
吹雪「え!?もうできたんですか!」
夕張「もうほとんど大井の時にできてたしね。細かい調整をすればよかっただけだから」
明石「使い方は大井さんのとほぼ一緒。この『改装設計図』をショキブレスの横の溝にスラッシュするだけ」
五月雨「これも特殊能力と一緒で、戦隊パワーがある程度必要なんですよね?」
夕張「ええ。だから簡単には使えないかな」
7: 2018/04/25(水) 23:51:13.90 ID:8GV7vgnz0
吹雪「……」
叢雲「……吹雪?」
吹雪「……あ、いや、なんでもない」
吹雪(……正直、今の状態でうまく使える気がしないなぁ……)
吹雪(まあ使わなくて済むに越したことはないけど……)
電「そういえば、改二の状態でも特殊能力は使えるのです?」
夕張「当然使えるわよ。より強力な効果を使えるはず」
五月雨「……吹雪ちゃんの特殊能力も、ですか?」
叢雲「……吹雪?」
吹雪「……あ、いや、なんでもない」
吹雪(……正直、今の状態でうまく使える気がしないなぁ……)
吹雪(まあ使わなくて済むに越したことはないけど……)
電「そういえば、改二の状態でも特殊能力は使えるのです?」
夕張「当然使えるわよ。より強力な効果を使えるはず」
五月雨「……吹雪ちゃんの特殊能力も、ですか?」
8: 2018/04/25(水) 23:51:41.64 ID:8GV7vgnz0
明石「うーん、それなんだけど……」
明石「使えるには使えるはず。でも、正直おすすめはしないかな」
吹雪「え?どういうことですか?」
夕張「いくら調整したって言っても、改二を使うことでそれなりに身体に負担はかかるの」
夕張「そこで吹雪ちゃんの特殊能力使うと倍プッシュだからねぇ……」
電「身体のためにも、やらないほうがいいわけですね……」
漣「オデノカラダハボドボドダ!」
吹雪「……わかりました」
明石「でもそれは吹雪ちゃん以外にも言えることだよ。無茶するとすぐにエネルギー切れを起こしちゃうと思うから」
叢雲「状況やタイミングを考えて使わないとダメってことね……」
明石「使えるには使えるはず。でも、正直おすすめはしないかな」
吹雪「え?どういうことですか?」
夕張「いくら調整したって言っても、改二を使うことでそれなりに身体に負担はかかるの」
夕張「そこで吹雪ちゃんの特殊能力使うと倍プッシュだからねぇ……」
電「身体のためにも、やらないほうがいいわけですね……」
漣「オデノカラダハボドボドダ!」
吹雪「……わかりました」
明石「でもそれは吹雪ちゃん以外にも言えることだよ。無茶するとすぐにエネルギー切れを起こしちゃうと思うから」
叢雲「状況やタイミングを考えて使わないとダメってことね……」
9: 2018/04/25(水) 23:52:11.00 ID:8GV7vgnz0
叢雲「ショキブレスは戻ってきたわけだけど、どうする?」
電「一応、これからの方針を話し合う予定でしたけど……」
吹雪「ああ、うん。そうだったそうだった」
吹雪「もう一度、あそこを調べに行こうと思うんだけど」
五月雨「あそこって?」
吹雪「ほら、センスイとかコウワンとかハクチとかと戦ったところ」
漣「……ああ、例の採石場か」
吹雪「……まあ、そうだね」
電「一応、これからの方針を話し合う予定でしたけど……」
吹雪「ああ、うん。そうだったそうだった」
吹雪「もう一度、あそこを調べに行こうと思うんだけど」
五月雨「あそこって?」
吹雪「ほら、センスイとかコウワンとかハクチとかと戦ったところ」
漣「……ああ、例の採石場か」
吹雪「……まあ、そうだね」
10: 2018/04/25(水) 23:52:37.12 ID:8GV7vgnz0
五月雨「確かに調べようとしたら、ハクチさんに襲われちゃったもんね」
叢雲「なんかいっつもこんな感じよね、私たち……」
漣「でもやっぱりあそこ、なんかありそうなんだよなぁ……」
吹雪「だよね?鎮守府襲撃の場所にも方角的には近いし……」
電「……もしかして、あそこにディープマリンのアジトがあるとか?」
四人「え?」
叢雲「なんかいっつもこんな感じよね、私たち……」
漣「でもやっぱりあそこ、なんかありそうなんだよなぁ……」
吹雪「だよね?鎮守府襲撃の場所にも方角的には近いし……」
電「……もしかして、あそこにディープマリンのアジトがあるとか?」
四人「え?」
11: 2018/04/25(水) 23:53:06.32 ID:8GV7vgnz0
五月雨「……まさか」
叢雲「さすがにそんなことは……」
電「い、電もないとは思いますが……」
漣「そんな近くの悪の組織のアジトがあるわけないっつーの!」
吹雪「な、ないよね?そんなこと……」
五人「……」
叢雲「さすがにそんなことは……」
電「い、電もないとは思いますが……」
漣「そんな近くの悪の組織のアジトがあるわけないっつーの!」
吹雪「な、ないよね?そんなこと……」
五人「……」
12: 2018/04/25(水) 23:54:10.18 ID:8GV7vgnz0
例の採石場
吹雪「どう?敵影は……」
五月雨「……とりあえずないね」
電「今のところ異常はなさそうなのです」
叢雲「……どうする?また張り込みでもしてみる?」
漣「それは見当違いだった場合やばいことになるからやめとこう」
五月雨「そうだね……じゃあ隠れずに、色々調べてみようか」
吹雪「敵に見つかったときはもう仕方ない。その時に対処しよう」
吹雪「どう?敵影は……」
五月雨「……とりあえずないね」
電「今のところ異常はなさそうなのです」
叢雲「……どうする?また張り込みでもしてみる?」
漣「それは見当違いだった場合やばいことになるからやめとこう」
五月雨「そうだね……じゃあ隠れずに、色々調べてみようか」
吹雪「敵に見つかったときはもう仕方ない。その時に対処しよう」
13: 2018/04/25(水) 23:54:44.25 ID:8GV7vgnz0
電「それにしても、先日の一件でここもひどいことになってるのです」
叢雲「そうね……。凸凹が激しいし、大きな壁だとか大砲だとかが転がってるわね」
漣「特にあのでっかいやつの残骸がやばいんだけど」
五月雨「これ、戦いが終わったら私たちがどうにかしないとダメかなぁ……」
吹雪「ダメだろうね……」
吹雪「……ん?」
叢雲「そうね……。凸凹が激しいし、大きな壁だとか大砲だとかが転がってるわね」
漣「特にあのでっかいやつの残骸がやばいんだけど」
五月雨「これ、戦いが終わったら私たちがどうにかしないとダメかなぁ……」
吹雪「ダメだろうね……」
吹雪「……ん?」
14: 2018/04/25(水) 23:55:11.40 ID:8GV7vgnz0
五月雨「どうかしたの?」
吹雪「いや……」
吹雪「あそこに洞窟みたいなのがあって」
叢雲「洞窟?」
吹雪「ほら、あそこ」
吹雪が指さした先には、確かに洞窟のような横穴があった
吹雪「いや……」
吹雪「あそこに洞窟みたいなのがあって」
叢雲「洞窟?」
吹雪「ほら、あそこ」
吹雪が指さした先には、確かに洞窟のような横穴があった
15: 2018/04/25(水) 23:55:39.98 ID:8GV7vgnz0
電「え、あんなのあったのです?」
吹雪「うん。今まで気づかなかっただけか、この間の戦いでできたのかはわからないけど……」
叢雲「……気にはなるわね。とりあえず覗いてみましょうか」
漣「えー、変なのいたらどうすんの」
五月雨「変なのって?」
漣「イカーゲンとか」
叢雲「なんでそのチョイスなのよ……」
電「でも、実際敵がいる可能性があるのです。注意するに越したことはないのです」
五月雨「そうだね……とにかく近づいてみようよ」
吹雪「うん。今まで気づかなかっただけか、この間の戦いでできたのかはわからないけど……」
叢雲「……気にはなるわね。とりあえず覗いてみましょうか」
漣「えー、変なのいたらどうすんの」
五月雨「変なのって?」
漣「イカーゲンとか」
叢雲「なんでそのチョイスなのよ……」
電「でも、実際敵がいる可能性があるのです。注意するに越したことはないのです」
五月雨「そうだね……とにかく近づいてみようよ」
16: 2018/04/25(水) 23:56:05.07 ID:8GV7vgnz0
五人は横穴へと近づき、中を覗いてみた
漣「……なんか見える?」
電「真っ暗で奥の方は何も見えないのです……」
五月雨「少なくとも、それなりの深さはあるみたいだね」
吹雪「覗くだけじゃよくわからないし……入ってみようか」
叢雲「……誰から?」
五人「……」
漣「……なんか見える?」
電「真っ暗で奥の方は何も見えないのです……」
五月雨「少なくとも、それなりの深さはあるみたいだね」
吹雪「覗くだけじゃよくわからないし……入ってみようか」
叢雲「……誰から?」
五人「……」
17: 2018/04/25(水) 23:56:34.29 ID:8GV7vgnz0
五月雨「……なんか、前もこんなことなかった?」
電「天井裏に入ろうとした時なのです」
漣「じゃああんときと同じで、吹雪ちゃん行ってこーい」
吹雪「何で!?全員で入ればいいでしょ、狭いわけじゃないんだから!」
叢雲「いやいや……ここはやっぱりリーダーが先に行くべきじゃない?」
吹雪「またこんな時だけリーダー扱いを……」
漣「叢雲ちゃん、そんなときは『お願い、お姉ちゃん(はぁと)」って言うもんですよ」
叢雲「え、絶対嫌」
吹雪「そしてお姉ちゃん呼びは拒否するの!?」
電「天井裏に入ろうとした時なのです」
漣「じゃああんときと同じで、吹雪ちゃん行ってこーい」
吹雪「何で!?全員で入ればいいでしょ、狭いわけじゃないんだから!」
叢雲「いやいや……ここはやっぱりリーダーが先に行くべきじゃない?」
吹雪「またこんな時だけリーダー扱いを……」
漣「叢雲ちゃん、そんなときは『お願い、お姉ちゃん(はぁと)」って言うもんですよ」
叢雲「え、絶対嫌」
吹雪「そしてお姉ちゃん呼びは拒否するの!?」
18: 2018/04/25(水) 23:57:41.93 ID:8GV7vgnz0
五月雨「冗談はここまでにして、そろそろ行こうか」
吹雪「はぁ……敵との決戦が近いのに、こんな調子なんて……」
漣「別にいーじゃん。どんなテンションでも戦いは避けらんないし」
電「気を張りすぎてもよくないのです」
吹雪「そうだけど……」
叢雲「じゃあ、そろそろ中に行き……」スッ
叢雲「……っ!」ピタッ
吹雪「はぁ……敵との決戦が近いのに、こんな調子なんて……」
漣「別にいーじゃん。どんなテンションでも戦いは避けらんないし」
電「気を張りすぎてもよくないのです」
吹雪「そうだけど……」
叢雲「じゃあ、そろそろ中に行き……」スッ
叢雲「……っ!」ピタッ
19: 2018/04/25(水) 23:58:13.37 ID:8GV7vgnz0
吹雪「……?どうしたの叢雲ちゃ……っ!」
叢雲「……みんな、気付いた?」
五月雨「……うん。誰かいる」
電「……やっぱり、ここで当たりなのです?」
漣「かもねぇ……」
「……フフフ」
叢雲「……みんな、気付いた?」
五月雨「……うん。誰かいる」
電「……やっぱり、ここで当たりなのです?」
漣「かもねぇ……」
「……フフフ」
20: 2018/04/25(水) 23:58:39.68 ID:8GV7vgnz0
戦艦棲姫?「聞いていた以上に、面白そうな子たちね……」
洞窟の奥から、戦艦棲姫に似た人物が歩いてきた
電「戦艦棲姫、そっくりなのです……」
叢雲「ということは、もしかして……」
吹雪「……あなたが、センカンですか?」
センカン「……ええ、その通りよ。ショキカンジャー」
洞窟の奥から、戦艦棲姫に似た人物が歩いてきた
電「戦艦棲姫、そっくりなのです……」
叢雲「ということは、もしかして……」
吹雪「……あなたが、センカンですか?」
センカン「……ええ、その通りよ。ショキカンジャー」
21: 2018/04/25(水) 23:59:07.50 ID:8GV7vgnz0
センカン「私はセンカン。一応、ディープマリンのボスってことになってるわ」
叢雲「……じゃあ、あんたを倒せばそれで終わりってことね」
センカン「……まあ、そういうことになるのかしらね」
センカン「何?私と戦う気なの?」
漣「こうしてのこのこ出てきたってことは戦う気満々なんでしょ?」
センカン「フフフ……まあ、それもそうね」
叢雲「……じゃあ、あんたを倒せばそれで終わりってことね」
センカン「……まあ、そういうことになるのかしらね」
センカン「何?私と戦う気なの?」
漣「こうしてのこのこ出てきたってことは戦う気満々なんでしょ?」
センカン「フフフ……まあ、それもそうね」
22: 2018/04/25(水) 23:59:36.07 ID:8GV7vgnz0
センカン「私はね……あなたたちの『力』に興味があるの」
五月雨「私たちの、力……?」
センカン「そう……私たちに対抗できる、不安定だけど強力な力……」
センカン「その力のせいで、私たちはここまで追いつめられることになった」
センカン「あなたたちの力は、私たちの想像以上よ」
吹雪「……」
五月雨「私たちの、力……?」
センカン「そう……私たちに対抗できる、不安定だけど強力な力……」
センカン「その力のせいで、私たちはここまで追いつめられることになった」
センカン「あなたたちの力は、私たちの想像以上よ」
吹雪「……」
23: 2018/04/26(木) 00:00:04.67 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「……だからその力」
センカン「……私にも、見せてもらおうかしら?」
シュンッ
センカンは、凄まじいスピードで五人に接近してきた!
五人「!!」
ズガァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!
センカン「……私にも、見せてもらおうかしら?」
シュンッ
センカンは、凄まじいスピードで五人に接近してきた!
五人「!!」
ズガァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!
24: 2018/04/26(木) 00:00:46.75 ID:Cvyn+IyZ0
電「……う……」ヨロッ
叢雲「みんな……無事……?」
五月雨「な、なんとか……」
漣「吹っ飛ばされただけだから、ダメージはそんなにない……と思う」
センカン「……フフフ」
センカンは吹き飛ばされた五人へと近づいてきている
吹雪「……逃げられそうにもないね」
吹雪「みんな!こうなったら真っ向から戦うしかない!行くよ!」チャキッ
四人「了解!」チャキッ
叢雲「みんな……無事……?」
五月雨「な、なんとか……」
漣「吹っ飛ばされただけだから、ダメージはそんなにない……と思う」
センカン「……フフフ」
センカンは吹き飛ばされた五人へと近づいてきている
吹雪「……逃げられそうにもないね」
吹雪「みんな!こうなったら真っ向から戦うしかない!行くよ!」チャキッ
四人「了解!」チャキッ
25: 2018/04/26(木) 00:01:17.52 ID:Cvyn+IyZ0
五人「抜錨!!」
カチッ
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン……………………
五人の体に、スーツが装着されていく!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
カチッ
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン……………………
五人の体に、スーツが装着されていく!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
26: 2018/04/26(木) 00:01:50.68 ID:Cvyn+IyZ0
デデッデデー デデッデデーン
吹雪「吹雪レッド!」
叢雲「叢雲ブラック!」
漣「漣ピンク!」
電「電イ工口ー!」
五月雨「五月雨ブルー!」
吹雪「五人そろって!」
五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」
バァァァァァァァァァァァァァァン!!!
吹雪「吹雪レッド!」
叢雲「叢雲ブラック!」
漣「漣ピンク!」
電「電イ工口ー!」
五月雨「五月雨ブルー!」
吹雪「五人そろって!」
五人「駆逐戦隊!ショキカンジャー!!」
バァァァァァァァァァァァァァァン!!!
27: 2018/04/26(木) 00:02:30.96 ID:Cvyn+IyZ0
叢雲「はぁっ!」ブォンッ
漣「ていっ!」バシュッ
センカン「……」
シュバッ
叢雲「っ!外したか……でもまだ!」シュバババッ
漣「こっちの攻撃は終わってない!」バシュバシュッ
センカン「……」
ババババッ!
センカンは二人の攻撃をたやすく避けている!
叢雲「なっ……!」
漣「ていっ!」バシュッ
センカン「……」
シュバッ
叢雲「っ!外したか……でもまだ!」シュバババッ
漣「こっちの攻撃は終わってない!」バシュバシュッ
センカン「……」
ババババッ!
センカンは二人の攻撃をたやすく避けている!
叢雲「なっ……!」
28: 2018/04/26(木) 00:03:00.51 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「終わりかしら?」
センカン「だったら、次はこっちの番よ!」ブォンッ
叢雲「!!」
ガシッ!
叢雲(!……重い!!)
ググググ……
電「えーいっ!!」ブォンッ!
センカン「!!」シュバッ
電の攻撃を、センカンはギリギリでかわす!
センカン「だったら、次はこっちの番よ!」ブォンッ
叢雲「!!」
ガシッ!
叢雲(!……重い!!)
ググググ……
電「えーいっ!!」ブォンッ!
センカン「!!」シュバッ
電の攻撃を、センカンはギリギリでかわす!
29: 2018/04/26(木) 00:03:30.19 ID:Cvyn+IyZ0
電「……っ」
センカン「ふぅ……危ない危ない」
吹雪「はぁっ!」ブォンッ!
五月雨「やぁーっ!」ブォンッ!
センカン「!!」
電の攻撃を避けたセンカンに、背後から二人が武器を振り下ろす!
ズガァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!
センカン「ふぅ……危ない危ない」
吹雪「はぁっ!」ブォンッ!
五月雨「やぁーっ!」ブォンッ!
センカン「!!」
電の攻撃を避けたセンカンに、背後から二人が武器を振り下ろす!
ズガァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!
30: 2018/04/26(木) 00:04:00.36 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪(よし、当たった……!)
五月雨(二人同時の攻撃……ただじゃすまないはず!)
センカン「……」
センカン「……痛いわね」
ブォンッ
吹雪・五月雨「!?」
センカンは二人に拳を叩きこみ、吹き飛ばした!
ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!
二人「うわあああああああああっ!?」
五月雨(二人同時の攻撃……ただじゃすまないはず!)
センカン「……」
センカン「……痛いわね」
ブォンッ
吹雪・五月雨「!?」
センカンは二人に拳を叩きこみ、吹き飛ばした!
ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!
二人「うわあああああああああっ!?」
31: 2018/04/26(木) 00:04:47.01 ID:Cvyn+IyZ0
叢雲「吹雪、五月雨!……このっ!」ブォンッ!
電「今度は命中させるのです!」ブォンッ!
漣「くたばれこの野郎ーーっ!!」バシュバシュッ!
三人の攻撃が同時にセンカンに襲い掛かる!
センカン「……そうねぇ……」
ガシッ
センカンは叢雲の槍を掴んだ!
叢雲「!?」
電「今度は命中させるのです!」ブォンッ!
漣「くたばれこの野郎ーーっ!!」バシュバシュッ!
三人の攻撃が同時にセンカンに襲い掛かる!
センカン「……そうねぇ……」
ガシッ
センカンは叢雲の槍を掴んだ!
叢雲「!?」
32: 2018/04/26(木) 00:05:14.35 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「そして……!」グイッ
ブォンッ!!
叢雲「んなっ!?」
電「えっ!?」
センカンはそのまま、槍ごと叢雲を電の方へ振り回した!
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!
叢雲「ぐああああっ……!」
電「うぅっ……!」
ブォンッ!!
叢雲「んなっ!?」
電「えっ!?」
センカンはそのまま、槍ごと叢雲を電の方へ振り回した!
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!
叢雲「ぐああああっ……!」
電「うぅっ……!」
33: 2018/04/26(木) 00:05:55.32 ID:Cvyn+IyZ0
漣「む、叢雲ちゃん!電ちゃん!」
漣(なんてことを……!しかも叢雲ちゃんを振り回したときに漣の矢まで弾いた!)
センカン「さて……」クルッ
漣「!!」バシュッ!
センカン「遅い!」シュバッ
センカンは漣の矢を避け、一気に漣へと接近する!
ズドォォォォォォォォォン!!!
漣「うあああああ!!」ドサッ
漣(なんてことを……!しかも叢雲ちゃんを振り回したときに漣の矢まで弾いた!)
センカン「さて……」クルッ
漣「!!」バシュッ!
センカン「遅い!」シュバッ
センカンは漣の矢を避け、一気に漣へと接近する!
ズドォォォォォォォォォン!!!
漣「うあああああ!!」ドサッ
34: 2018/04/26(木) 00:06:28.36 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「ぐっ……みんな……」
吹雪「攻撃が……効いてない!?どうして!?」
五月雨「防御もされてない……もろに当たったはずなのに……!」
センカン「ええ、なかなかの攻撃だったわ。さすがに私も避けることはできなかった」
センカン「でもパワー不足よ。こんなものじゃ私を倒すことはできないわ」
吹雪「……っ」
吹雪(この人、これまでの幹部や怪人とは違う……特殊な力を使ってるわけでもないと思うのに……)
吹雪(強い……今まで戦った誰よりも……!)
吹雪「攻撃が……効いてない!?どうして!?」
五月雨「防御もされてない……もろに当たったはずなのに……!」
センカン「ええ、なかなかの攻撃だったわ。さすがに私も避けることはできなかった」
センカン「でもパワー不足よ。こんなものじゃ私を倒すことはできないわ」
吹雪「……っ」
吹雪(この人、これまでの幹部や怪人とは違う……特殊な力を使ってるわけでもないと思うのに……)
吹雪(強い……今まで戦った誰よりも……!)
35: 2018/04/26(木) 00:06:55.90 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪(どうする……普通の攻撃じゃ、多分ほとんどダメージを与えられない)
吹雪(このまま戦っても、ジリ貧にしかならない……)
吹雪(だったら……)
センカン「強力な一撃を与えるしかない……って、思っているのかしら?」
吹雪「っ!?」
センカン「あなたたちが強力な技を持っていることは聞いているわ。合体技なんてものもあるらしいじゃないの」
センカン「強力ではあるけど……隙も大きいし、とどめくらいにしか使えないらしいわね」
センカン「残念だけど、それを食らってあげるほど私もお人好しじゃないの」
吹雪「……っ」
吹雪(このまま戦っても、ジリ貧にしかならない……)
吹雪(だったら……)
センカン「強力な一撃を与えるしかない……って、思っているのかしら?」
吹雪「っ!?」
センカン「あなたたちが強力な技を持っていることは聞いているわ。合体技なんてものもあるらしいじゃないの」
センカン「強力ではあるけど……隙も大きいし、とどめくらいにしか使えないらしいわね」
センカン「残念だけど、それを食らってあげるほど私もお人好しじゃないの」
吹雪「……っ」
36: 2018/04/26(木) 00:07:28.27 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「そうねぇ……今戦ってみて、あなたたちの力により興味がわいてきたところだけど……」
センカン「……やっぱり、五人同時に相手するのは面倒ね」
五月雨「……?」
叢雲「何よ……一騎打ちでもするつもり?」
センカン「一騎打ち……それも面白そうね」
漣「そんなの、するわけないけど!?」
センカン「フフフ……大丈夫よ。こっちもそんなことするつもりはないわ」
センカン「ちょっと一人、貸してもらうだけよ」
センカン「……やっぱり、五人同時に相手するのは面倒ね」
五月雨「……?」
叢雲「何よ……一騎打ちでもするつもり?」
センカン「一騎打ち……それも面白そうね」
漣「そんなの、するわけないけど!?」
センカン「フフフ……大丈夫よ。こっちもそんなことするつもりはないわ」
センカン「ちょっと一人、貸してもらうだけよ」
37: 2018/04/26(木) 00:08:37.20 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「……?どういうこと……?」
ドガッ
吹雪「ッ!?」
ドサッ
センカン「……こういうことよ、ショキカンレッド」
ドガッ
吹雪「ッ!?」
ドサッ
センカン「……こういうことよ、ショキカンレッド」
38: 2018/04/26(木) 00:09:04.78 ID:Cvyn+IyZ0
──────────
──────
───
『ねえ、吹雪ちゃんはどうして戦うの?』
『え?どうしてって……』
『……そうだね、それはきっと……』
『……そっか』
『だったら、私も……』
──────
───
『ねえ、吹雪ちゃんはどうして戦うの?』
『え?どうしてって……』
『……そうだね、それはきっと……』
『……そっか』
『だったら、私も……』
39: 2018/04/26(木) 00:09:31.43 ID:Cvyn+IyZ0
──────────
──────
───
吹雪「……」
吹雪「……う……」ヨロッ
吹雪「……ここは?」
吹雪が目を覚ますと、怪しげな機械が置かれた黒い部屋にいた
吹雪「確か私……センカンと戦ってて、それで……」
吹雪「……誰かに、後ろから殴られた……?」
「目が覚めたみたいね」
吹雪「!!」
──────
───
吹雪「……」
吹雪「……う……」ヨロッ
吹雪「……ここは?」
吹雪が目を覚ますと、怪しげな機械が置かれた黒い部屋にいた
吹雪「確か私……センカンと戦ってて、それで……」
吹雪「……誰かに、後ろから殴られた……?」
「目が覚めたみたいね」
吹雪「!!」
40: 2018/04/26(木) 00:10:03.59 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「センカン……!」
センカン「随分早かったわね。クウボが手加減したのかしら?」
吹雪「……っ!他のみんなは!?ここは一体!?何の目的で私を!?」
センカン「あらあら、元気ね」
吹雪「答えなさい!!」
センカン「そうね……いいわ、一つずつ答えてあげる」
センカン「随分早かったわね。クウボが手加減したのかしら?」
吹雪「……っ!他のみんなは!?ここは一体!?何の目的で私を!?」
センカン「あらあら、元気ね」
吹雪「答えなさい!!」
センカン「そうね……いいわ、一つずつ答えてあげる」
41: 2018/04/26(木) 00:10:48.92 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「まずここは私たちディープマリンのアジトの……まあ、ほぼ最深部ね」
センカン「ここへあなたを連れてきたのは、あなたの『力』を見せてもらうため」
吹雪「力……?さっきも言っていたけど」
吹雪「特別な力なんて何も……」
センカン「そうね……確かに特別ではないかもしれないわ」
センカン「それは、あなたたち艦娘は皆持っている力だから」
センカン「ここへあなたを連れてきたのは、あなたの『力』を見せてもらうため」
吹雪「力……?さっきも言っていたけど」
吹雪「特別な力なんて何も……」
センカン「そうね……確かに特別ではないかもしれないわ」
センカン「それは、あなたたち艦娘は皆持っている力だから」
42: 2018/04/26(木) 00:11:14.67 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「もしかして……戦隊パワーのこと?」
センカン「フフフ……あなたたちはそう呼んでるのね。恐らくそれよ」
センカン「艦娘には二つの特別なエネルギーがある。一つは、艤装を扱うために必要なエネルギー」
センカン「そしてもう一つは、精神状態……感情によって変化するエネルギー」
センカン「私が言っているのは後者のことよ。あなたたちは、このエネルギーで艤装での攻撃を強化することがあるらしいわね」
吹雪「そんなことが……」
センカン「確かに艦娘は皆持っているけれども、あなたたち……ショキカンジャーは別格よ」
センカン「一体どうしてそんなにも大きなエネルギーを持っているのか、気になるところではあるわね」
センカン「フフフ……あなたたちはそう呼んでるのね。恐らくそれよ」
センカン「艦娘には二つの特別なエネルギーがある。一つは、艤装を扱うために必要なエネルギー」
センカン「そしてもう一つは、精神状態……感情によって変化するエネルギー」
センカン「私が言っているのは後者のことよ。あなたたちは、このエネルギーで艤装での攻撃を強化することがあるらしいわね」
吹雪「そんなことが……」
センカン「確かに艦娘は皆持っているけれども、あなたたち……ショキカンジャーは別格よ」
センカン「一体どうしてそんなにも大きなエネルギーを持っているのか、気になるところではあるわね」
43: 2018/04/26(木) 00:11:46.20 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「もちろんただの偶然かもしれないけど、大きなエネルギーを持っているのは事実」
センカン「その強大な力に、私は興味を持ったのよ」
吹雪「……っ」
吹雪「でもいくら私たちが大きな力を持っていたとしても、あなたたちにはどうすることもできないでしょ!?」
センカン「いいえ、できるわ。それが私の力であり、使命だもの」
44: 2018/04/26(木) 00:12:16.95 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「力であり、使命……?」
センカン「ええ。まず、私たちディープマリンは、簡単に言うと深海棲艦の仲間。亜種みたいなものよ」
吹雪「……やっぱり、深海棲艦と関係があったんですね」
センカン「そうよ……私たちは深海棲艦よりも後に生まれたの。突然変異のようにね」
センカン「私たちと深海棲艦には、色々と違いがあるけれど……その最たるものが使う『力』なのよ」
吹雪「……確かに、あなたたちは深海棲艦のように艦隊戦はしてきませんからね」
センカン「その通り。深海棲艦はその力で艦隊戦を行い、勢力を拡大していった」
センカン「……でも、そんな中であなたたち艦娘が邪魔をしてきたわけよ」
センカン「ええ。まず、私たちディープマリンは、簡単に言うと深海棲艦の仲間。亜種みたいなものよ」
吹雪「……やっぱり、深海棲艦と関係があったんですね」
センカン「そうよ……私たちは深海棲艦よりも後に生まれたの。突然変異のようにね」
センカン「私たちと深海棲艦には、色々と違いがあるけれど……その最たるものが使う『力』なのよ」
吹雪「……確かに、あなたたちは深海棲艦のように艦隊戦はしてきませんからね」
センカン「その通り。深海棲艦はその力で艦隊戦を行い、勢力を拡大していった」
センカン「……でも、そんな中であなたたち艦娘が邪魔をしてきたわけよ」
45: 2018/04/26(木) 00:12:43.11 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「深海棲艦にしたら、艦娘は邪魔で仕方ない存在だわ。まあ、それは当然なんだけど……」
吹雪「……」
センカン「どうにかして艦娘を妨害したい、陥れたい……そう考えていた時」
吹雪「……あなたたち、ディープマリンの出番ってことですか」
センカン「そうよ。私たちは深海棲艦のような艦隊戦を行うことはできないけれど、別の『力』を持っていたからね」
吹雪「……それで、その力を駆使して、私たちの鎮守府や大井さんがいた鎮守府を襲って……」
吹雪「艦娘の妨害をしていた……っていうことですか……」
センカン「……フフフ」
吹雪「……」
センカン「どうにかして艦娘を妨害したい、陥れたい……そう考えていた時」
吹雪「……あなたたち、ディープマリンの出番ってことですか」
センカン「そうよ。私たちは深海棲艦のような艦隊戦を行うことはできないけれど、別の『力』を持っていたからね」
吹雪「……それで、その力を駆使して、私たちの鎮守府や大井さんがいた鎮守府を襲って……」
吹雪「艦娘の妨害をしていた……っていうことですか……」
センカン「……フフフ」
46: 2018/04/26(木) 00:13:14.57 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「……っ!何がおかしいの……!?」
センカン「フフフ……いや、ごめんなさいね……」
センカン「……あなた、一つ勘違いをしているわ」
吹雪「勘違い……?」
センカン「……私たちの力は、センスイの透明化とか……コウワンの高速移動とか……」
センカン「そういった力のことじゃないの。それは後から私たちが身に着けた力なの」
吹雪「え……?」
センカン「私たち……いえ、さっきも言った通り、私の力と言った方が正しいわね」
センカン「私は……あなたたち艦娘や艤装のエネルギーを奪い、自らのものにすることができる能力を持っているの」
センカン「フフフ……いや、ごめんなさいね……」
センカン「……あなた、一つ勘違いをしているわ」
吹雪「勘違い……?」
センカン「……私たちの力は、センスイの透明化とか……コウワンの高速移動とか……」
センカン「そういった力のことじゃないの。それは後から私たちが身に着けた力なの」
吹雪「え……?」
センカン「私たち……いえ、さっきも言った通り、私の力と言った方が正しいわね」
センカン「私は……あなたたち艦娘や艤装のエネルギーを奪い、自らのものにすることができる能力を持っているの」
47: 2018/04/26(木) 00:13:56.94 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「エネルギーを奪う……!?もしかして、さっき言ってた……!?」
センカン「ええ。と言っても、元々は艤装そのもののエネルギーしか奪えなかったんだけどね」
センカン「……私たちは、生まれた時にはまだ小さな力しかもっていなかったわ」
センカン「でも私は、艦娘の艤装の破片、資材、工具……そういったものから少しずつ艤装のエネルギーを奪っていったの」
センカン「本当は艤装そのものを盗むのがいいんだろうけど……なかなかうまくいかなくてね」
吹雪「もしかして、工具や資材を盗んでたのは、単なる妨害の為だけじゃなくて……」
センカン「ええ、あなたたちの力を奪わせてもらってたわ」
センカン「そして私は、奪ったエネルギーを他のディープマリンに分け与えることもできる。そうして私たちは力を増していったわ」
センカン「ええ。と言っても、元々は艤装そのもののエネルギーしか奪えなかったんだけどね」
センカン「……私たちは、生まれた時にはまだ小さな力しかもっていなかったわ」
センカン「でも私は、艦娘の艤装の破片、資材、工具……そういったものから少しずつ艤装のエネルギーを奪っていったの」
センカン「本当は艤装そのものを盗むのがいいんだろうけど……なかなかうまくいかなくてね」
吹雪「もしかして、工具や資材を盗んでたのは、単なる妨害の為だけじゃなくて……」
センカン「ええ、あなたたちの力を奪わせてもらってたわ」
センカン「そして私は、奪ったエネルギーを他のディープマリンに分け与えることもできる。そうして私たちは力を増していったわ」
48: 2018/04/26(木) 00:14:22.62 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「……あなたたちに艤装の攻撃が効かないのは、力を増した結果ですか……?」
センカン「まあ、そうね。艤装そのもののエネルギーを取り込んだから、とも言えるかしら」
センカン「でも効率的にはかなり悪いのよ、そうやって艤装のエネルギーを取り込むのは」
センカン「だからリトウに大量の艦娘をとらえて貰おうとしてたんだけど……あなたたちに邪魔されちゃったわね」
吹雪「もしかして、あの装置はそのために……」
センカン「そう。あれがうまくいけば大量の艦娘を一時的に操り人形にできたんだけどね……残念」
センカン「でも、それももう必要なさそうね」
センカン「まあ、そうね。艤装そのもののエネルギーを取り込んだから、とも言えるかしら」
センカン「でも効率的にはかなり悪いのよ、そうやって艤装のエネルギーを取り込むのは」
センカン「だからリトウに大量の艦娘をとらえて貰おうとしてたんだけど……あなたたちに邪魔されちゃったわね」
吹雪「もしかして、あの装置はそのために……」
センカン「そう。あれがうまくいけば大量の艦娘を一時的に操り人形にできたんだけどね……残念」
センカン「でも、それももう必要なさそうね」
49: 2018/04/26(木) 00:14:51.41 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「……私のエネルギーを奪う気?」
センカン「ええ、そうよ。特にその……『戦隊パワー』だったかしら?」
センカン「あなたのその力を奪えば、私は強大な力を手に入れることができるわ」
吹雪「でも、戦隊パワーはあなたたちの弱点であるはず……それを奪うことなんてできるんですか!?」
センカン「……そうね。確かに、その力は私たちの弱点」
センカン「艤装に強くなった分、そっちに耐性がなくなったのかしらね」
センカン「でも……だからと言って奪えないわけじゃない。奪うのはエネルギーだけなんだもの」ジリッ
吹雪「ッ!」ジリッ
センカン「ええ、そうよ。特にその……『戦隊パワー』だったかしら?」
センカン「あなたのその力を奪えば、私は強大な力を手に入れることができるわ」
吹雪「でも、戦隊パワーはあなたたちの弱点であるはず……それを奪うことなんてできるんですか!?」
センカン「……そうね。確かに、その力は私たちの弱点」
センカン「艤装に強くなった分、そっちに耐性がなくなったのかしらね」
センカン「でも……だからと言って奪えないわけじゃない。奪うのはエネルギーだけなんだもの」ジリッ
吹雪「ッ!」ジリッ
50: 2018/04/26(木) 00:15:17.17 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「あら、そんなに構えなくてもいいのよ」
吹雪「近寄らないで……!そんなこと、絶対にさせない……!」
センカン「フフフ……まあ、そうなるわよね」
センカン「いいわ、少し遊びましょうか。あなたの力、もっと引き出せそうだしね」
吹雪「っ……」
吹雪(……でも、一人で戦って勝てるような相手じゃない……隙を見て逃げて、みんなとどうにか合流しないと……)
吹雪「近寄らないで……!そんなこと、絶対にさせない……!」
センカン「フフフ……まあ、そうなるわよね」
センカン「いいわ、少し遊びましょうか。あなたの力、もっと引き出せそうだしね」
吹雪「っ……」
吹雪(……でも、一人で戦って勝てるような相手じゃない……隙を見て逃げて、みんなとどうにか合流しないと……)
51: 2018/04/26(木) 00:15:55.21 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「あなたは他の子たちと違って、すぐに壊れないわよね?」
吹雪「……」
吹雪「……え?」
52: 2018/04/26(木) 00:16:41.49 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「ど、どういうこと……?」
センカン「ああ、そういえば質問に一つ答えてなかったわね」
センカン「あなたが起きるまでに、他の子たちの力も見ておこうと思ったんだけど……」
センカン「思ったよりもろかったわね、あの子たち」
吹雪「……!?う、嘘だ!」
吹雪「みんなが……そんな簡単に負けるはずない!」
センカン「ああ、そういえば質問に一つ答えてなかったわね」
センカン「あなたが起きるまでに、他の子たちの力も見ておこうと思ったんだけど……」
センカン「思ったよりもろかったわね、あの子たち」
吹雪「……!?う、嘘だ!」
吹雪「みんなが……そんな簡単に負けるはずない!」
53: 2018/04/26(木) 00:17:07.84 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「……ふぅん」
センカン「まあ、信じなくてもいいけどね……」ゴソゴソ
センカン「でも、これを見てもそんなこと言ってられる……?」ポイッ
カラン……
吹雪「……!!!」
そこには、破損したショキブレスが四つ投げ捨てられた……
センカン「……本当……惨めに消えていったわ」
センカン「まあ、信じなくてもいいけどね……」ゴソゴソ
センカン「でも、これを見てもそんなこと言ってられる……?」ポイッ
カラン……
吹雪「……!!!」
そこには、破損したショキブレスが四つ投げ捨てられた……
センカン「……本当……惨めに消えていったわ」
54: 2018/04/26(木) 00:17:33.98 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「……るな」
センカン「ん?」
吹雪「……ふざけるな」
カチッ
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン……………………
吹雪の体に、スーツが装着されていく!
吹雪「ふざけるなああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
センカン「ん?」
吹雪「……ふざけるな」
カチッ
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン……………………
吹雪の体に、スーツが装着されていく!
吹雪「ふざけるなああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
55: 2018/04/26(木) 00:18:21.46 ID:Cvyn+IyZ0
シュンッ
センカン「っ!!」
ガキィンッ!!
センカンは吹雪の剣を拳で防ぐ!
センカン(速い……!さっきよりも……)
吹雪「よくも……よくもおおおおおおおおおおおおお!!!」
ガキィンッ!! ガキィンッ!!
センカン「くっ……」
センカン「っ!!」
ガキィンッ!!
センカンは吹雪の剣を拳で防ぐ!
センカン(速い……!さっきよりも……)
吹雪「よくも……よくもおおおおおおおおおおおおお!!!」
ガキィンッ!! ガキィンッ!!
センカン「くっ……」
56: 2018/04/26(木) 00:19:03.99 ID:Cvyn+IyZ0
ガキィンッ!! グググ……
センカン(がむしゃらに攻めて来てるけど……パワーもスピードもさっきまでと違う……)
センカン(エネルギーが上昇している……!)
吹雪「許さない……絶対に……!!!!」グググ
センカン「っ……」
ドゴォッ!!
吹雪「!!」ズザッ
センカン(がむしゃらに攻めて来てるけど……パワーもスピードもさっきまでと違う……)
センカン(エネルギーが上昇している……!)
吹雪「許さない……絶対に……!!!!」グググ
センカン「っ……」
ドゴォッ!!
吹雪「!!」ズザッ
57: 2018/04/26(木) 00:19:32.75 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「まだ……まだだぁああああああああ!!!」ブォンッ
センカン「ふんっ!」ガシッ
吹雪「!!」
センカン「はぁっ!」ドカッ!!
吹雪「ぐっ……!」ヨロッ
センカン「……」
センカン「少し驚いたけど……でも、さすがに一人で私を倒せるほどではないわね」
センカン「ふんっ!」ガシッ
吹雪「!!」
センカン「はぁっ!」ドカッ!!
吹雪「ぐっ……!」ヨロッ
センカン「……」
センカン「少し驚いたけど……でも、さすがに一人で私を倒せるほどではないわね」
58: 2018/04/26(木) 00:21:00.96 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「……許さない」
センカン「……?」
吹雪「絶対に……許さないんだから……!!!」スッ
吹雪は改装設計図を取り出した!
センカン「!?」
センカン「な……何をする気!?」
センカン「……?」
吹雪「絶対に……許さないんだから……!!!」スッ
吹雪は改装設計図を取り出した!
センカン「!?」
センカン「な……何をする気!?」
59: 2018/04/26(木) 00:21:32.22 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪は、ショキブレスの横の溝に、改装設計図をスラッシュした!
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン…………
吹雪のスーツが変化し、より強化されていく!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
シュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン…………
吹雪のスーツが変化し、より強化されていく!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
60: 2018/04/26(木) 00:22:12.14 ID:Cvyn+IyZ0
センカン(姿が変わった……!?どういうこと……?)
センカン(……もしや、前の鎮守府でも見た『強化形態』……?)
センカン(まだ隠していた力があったなんて……想定外だわ)
吹雪「はああああぁっ!!」ブォンッ
センカン「!!」
ガキィンッ!!!
センカン(っ!!重い……!!)
吹雪「はあっ!!はああああああああっ!!」
ガキィンッ!! ガキィンッ!!
センカン(……もしや、前の鎮守府でも見た『強化形態』……?)
センカン(まだ隠していた力があったなんて……想定外だわ)
吹雪「はああああぁっ!!」ブォンッ
センカン「!!」
ガキィンッ!!!
センカン(っ!!重い……!!)
吹雪「はあっ!!はああああああああっ!!」
ガキィンッ!! ガキィンッ!!
61: 2018/04/26(木) 00:22:47.92 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「くっ……」ヨロッ
吹雪「はあああああああああああああああああああああっ!!!!」ブォンッ!
センカン「っ!!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォッ!!!
センカン「っ!!!!」ドザッ
吹雪「はあああああああああああああああああああああっ!!!!」ブォンッ!
センカン「っ!!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォッ!!!
センカン「っ!!!!」ドザッ
62: 2018/04/26(木) 00:23:27.67 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「……っ」
吹雪「はぁ……はぁ……」
センカン(少し状況が悪くなってきたわね……最悪エネルギーを奪わず頃す羽目になるかもしれないわ)
センカン(もしくは……)
「センカン様!!」
センカン「!!クウボ……!」
クウボ「すみません、待機するよう言われておりましたが……センカン様のお声が聞こえて」
センカン「いいえ、ちょうどいいところに来てくれたわ」
吹雪「はぁ……はぁ……」
センカン(少し状況が悪くなってきたわね……最悪エネルギーを奪わず頃す羽目になるかもしれないわ)
センカン(もしくは……)
「センカン様!!」
センカン「!!クウボ……!」
クウボ「すみません、待機するよう言われておりましたが……センカン様のお声が聞こえて」
センカン「いいえ、ちょうどいいところに来てくれたわ」
63: 2018/04/26(木) 00:23:58.75 ID:Cvyn+IyZ0
クウボ「あれ……ショキカンレッド……ですよね?」
センカン「ええ、そうよ」
クウボ「……私が知ってるのとちょっと違うんですけど……」
センカン「どうやら、まだ隠してた力があったみたい。もしくは新しく手に入れたか……」
センカン「クウボ、足止めをお願い。その隙に私が……」
クウボ「っ!!センカン様!!ショキカンレッドが……!」
センカン「……?」
センカン「ええ、そうよ」
クウボ「……私が知ってるのとちょっと違うんですけど……」
センカン「どうやら、まだ隠してた力があったみたい。もしくは新しく手に入れたか……」
センカン「クウボ、足止めをお願い。その隙に私が……」
クウボ「っ!!センカン様!!ショキカンレッドが……!」
センカン「……?」
64: 2018/04/26(木) 00:24:25.94 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「……」スッ
吹雪はアンカーパーツをショキブレスから取り外した
吹雪「……」
明石『使えるには使えるはず。でも、正直おすすめはしないかな』
吹雪『え?どういうことですか?』
夕張『いくら調整したって言っても、改二を使うことでそれなりに身体に負担はかかるの』
夕張『そこで吹雪ちゃんの特殊能力使うと倍プッシュだからねぇ……』
吹雪はアンカーパーツをショキブレスから取り外した
吹雪「……」
明石『使えるには使えるはず。でも、正直おすすめはしないかな』
吹雪『え?どういうことですか?』
夕張『いくら調整したって言っても、改二を使うことでそれなりに身体に負担はかかるの』
夕張『そこで吹雪ちゃんの特殊能力使うと倍プッシュだからねぇ……』
65: 2018/04/26(木) 00:25:04.05 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪(危険かもしれないけど……)
吹雪(もう……どうなってもいいや)
吹雪(あの人を倒せれば……もうそれでいい)
吹雪(……だから)
吹雪「私に……力を……!!!」
カチャッ
吹雪は、アンカーパーツを剣に取り付けた!
吹雪(もう……どうなってもいいや)
吹雪(あの人を倒せれば……もうそれでいい)
吹雪(……だから)
吹雪「私に……力を……!!!」
カチャッ
吹雪は、アンカーパーツを剣に取り付けた!
66: 2018/04/26(木) 00:25:31.23 ID:Cvyn+IyZ0
ボォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!
アンカーパーツを取り付けた途端、吹雪の周りに炎が吹き上がる!
クウボ「何……?まだ何かあるの……!?」
ブォンッ
センカン「!!クウボ、伏せなさい!」
クウボ「っ!」サッ
ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
クウボが伏せた途端、クウボの頭上で爆発が起きた!!
アンカーパーツを取り付けた途端、吹雪の周りに炎が吹き上がる!
クウボ「何……?まだ何かあるの……!?」
ブォンッ
センカン「!!クウボ、伏せなさい!」
クウボ「っ!」サッ
ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
クウボが伏せた途端、クウボの頭上で爆発が起きた!!
67: 2018/04/26(木) 00:25:59.35 ID:Cvyn+IyZ0
クウボ「なっ!?」
吹雪「はあああああああああああああ!!!」
ブォンッ
吹雪が剣を振り回すと、強烈な炎がクウボに向かっていく!
クウボ「!!」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
クウボ「ぐあああああああああああああっ!!!」
吹雪「はあああああああああああああ!!!」
ブォンッ
吹雪が剣を振り回すと、強烈な炎がクウボに向かっていく!
クウボ「!!」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
クウボ「ぐあああああああああああああっ!!!」
68: 2018/04/26(木) 00:26:28.76 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「クウボ!」
クウボ「っ……だ、大丈夫です……直撃は免れました」
センカン「……少し下がってなさい。私が抑えておくわ」
クウボ「……申し訳ありません」
センカン(……明らかに最初と違う。また別の力を使ったみたいだけど……それだけじゃない)
センカン(精神エネルギーも高まっているわね……)
センカン(あえて怒らせて、エネルギーを高まらせるのはうまくいったけど……正直、想像以上だわ)
クウボ「っ……だ、大丈夫です……直撃は免れました」
センカン「……少し下がってなさい。私が抑えておくわ」
クウボ「……申し訳ありません」
センカン(……明らかに最初と違う。また別の力を使ったみたいだけど……それだけじゃない)
センカン(精神エネルギーも高まっているわね……)
センカン(あえて怒らせて、エネルギーを高まらせるのはうまくいったけど……正直、想像以上だわ)
69: 2018/04/26(木) 00:27:01.46 ID:Cvyn+IyZ0
シュンッ
センカン「!!」
吹雪「はああああああああああ!!」
センカン(突っ込んできた……!また受け止め……)
ブォンッ!
センカン「!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!
センカン「!!」
吹雪「はああああああああああ!!」
センカン(突っ込んできた……!また受け止め……)
ブォンッ!
センカン「!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!
70: 2018/04/26(木) 00:27:33.52 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「……」
センカン「……っ」
センカン(ダメね……下手に受け止められないくらい危険な攻撃だわ)
センカン(でも、避けることは十分できる……だったら)
吹雪「……逃げるな!!」ブォンッ
センカン「っ!」シュバッ
センカン(隙をついて、一気に仕留める!!)
センカンは吹雪の横に回り、強烈な蹴りを叩きこんだ!
ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!
センカン「……っ」
センカン(ダメね……下手に受け止められないくらい危険な攻撃だわ)
センカン(でも、避けることは十分できる……だったら)
吹雪「……逃げるな!!」ブォンッ
センカン「っ!」シュバッ
センカン(隙をついて、一気に仕留める!!)
センカンは吹雪の横に回り、強烈な蹴りを叩きこんだ!
ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!
71: 2018/04/26(木) 00:28:04.18 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「……っ!」ヨロッ
センカン「まだ終わりじゃないわよ!このまま一気に……」
ブォンッ!
センカン「!?」
吹雪はセンカンの攻撃に体勢を崩しながらも、剣を振り回す!!
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!
センカン「ぐああああああああっ……!!」
センカン「まだ終わりじゃないわよ!このまま一気に……」
ブォンッ!
センカン「!?」
吹雪はセンカンの攻撃に体勢を崩しながらも、剣を振り回す!!
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!
センカン「ぐああああああああっ……!!」
72: 2018/04/26(木) 00:28:48.85 ID:Cvyn+IyZ0
センカン(くっ……今の一撃、それなりに効いていたはず……)
センカン(それでも攻め切るなんて……なんて執念なの)
吹雪「はぁっ!!」ブォンッ
センカン「!!」シュバッ
吹雪「はぁっ!!はああああっ!!」
ブォンッ! ブォンッ!
吹雪はセンカンへと近づきながら、剣を連続して振るっている!
センカン(それでも攻め切るなんて……なんて執念なの)
吹雪「はぁっ!!」ブォンッ
センカン「!!」シュバッ
吹雪「はぁっ!!はああああっ!!」
ブォンッ! ブォンッ!
吹雪はセンカンへと近づきながら、剣を連続して振るっている!
73: 2018/04/26(木) 00:29:28.67 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「くっ……」シュバッ シュバッ
センカン(いつまでも避けてても駄目ね……早く打開策を……)
ドンッ
センカン「!!」
センカンは攻撃を避けていくうちに、壁際へと追い詰められていた!
センカン「しまっ……」
センカン(いつまでも避けてても駄目ね……早く打開策を……)
ドンッ
センカン「!!」
センカンは攻撃を避けていくうちに、壁際へと追い詰められていた!
センカン「しまっ……」
74: 2018/04/26(木) 00:30:22.24 ID:Cvyn+IyZ0
ボォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!
センカン「!!」
吹雪「はああああああああああああああああああああ!!!!」
ボォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!
吹雪の剣から激しく炎が燃え上がり、振り下ろそうとしている!
センカン「!!」
吹雪「はああああああああああああああああああああ!!!!」
ボォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!
吹雪の剣から激しく炎が燃え上がり、振り下ろそうとしている!
75: 2018/04/26(木) 00:30:49.17 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「……っ!」グッ
センカンは身構え、迎撃の態勢をとった!
吹雪「これで……終わりだあああああああああああああああああああああああああ!!!!」
ボォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!
センカンは身構え、迎撃の態勢をとった!
吹雪「これで……終わりだあああああああああああああああああああああああああ!!!!」
ボォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!
76: 2018/04/26(木) 00:31:16.37 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪「……あ……」
ドサッ
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ……
77: 2018/04/26(木) 00:32:45.87 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「……」
クウボ「セ、センカン様!無事ですか!?」
センカン「……ええ。危なかったけどね」
センカン「あの一撃を食らっていたら、ただじゃ済まなかったでしょうね……」
クウボ「……一体、どうしたんでしょうか?」
センカン「まあ、体に負担がかかりすぎたってところかしら」
センカン「あれだけの力をいきなり引き出すんだもの……当然かなりのリスクがあるわ」
クウボ「セ、センカン様!無事ですか!?」
センカン「……ええ。危なかったけどね」
センカン「あの一撃を食らっていたら、ただじゃ済まなかったでしょうね……」
クウボ「……一体、どうしたんでしょうか?」
センカン「まあ、体に負担がかかりすぎたってところかしら」
センカン「あれだけの力をいきなり引き出すんだもの……当然かなりのリスクがあるわ」
78: 2018/04/26(木) 00:33:21.07 ID:Cvyn+IyZ0
センカン「……想像以上だったわ。この子の力」
クウボ「ええ。わざわざリトウに偽のブレスレットを作らせた甲斐がありましたね」
クウボ「偽物だとバレなくて良かったです」
センカン「さて……じゃあ今のうちにエネルギーを奪わせてもらうとしましょう」
センカン「高まっているうちに貰わないとね」スッ
センカンは倒れている吹雪に手をかざした
シュォォォォォォォォォォォォォォォ
センカン「……フフフ、ご馳走様」
クウボ「ええ。わざわざリトウに偽のブレスレットを作らせた甲斐がありましたね」
クウボ「偽物だとバレなくて良かったです」
センカン「さて……じゃあ今のうちにエネルギーを奪わせてもらうとしましょう」
センカン「高まっているうちに貰わないとね」スッ
センカンは倒れている吹雪に手をかざした
シュォォォォォォォォォォォォォォォ
センカン「……フフフ、ご馳走様」
79: 2018/04/26(木) 00:34:02.63 ID:Cvyn+IyZ0
クウボ「……こいつ、どうしますか?」
センカン「そうね……もう戦う力は残ってないはずだから……」
センカン「クウボ。あなたの力で操り人形にしなさい。もしも他のショキカンジャーが攻めてきたとき、盾くらいにはなるはずよ」
クウボ「はい、了解しました」
クウボ「……しかし、ここまで攻めてくることなんてあるんでしょうか?」
クウボ「恐らく、コウワンたちが既に処理しているかと……」
センカン「フフフ……まあ、念には念を入れて、ね」
センカン「そうね……もう戦う力は残ってないはずだから……」
センカン「クウボ。あなたの力で操り人形にしなさい。もしも他のショキカンジャーが攻めてきたとき、盾くらいにはなるはずよ」
クウボ「はい、了解しました」
クウボ「……しかし、ここまで攻めてくることなんてあるんでしょうか?」
クウボ「恐らく、コウワンたちが既に処理しているかと……」
センカン「フフフ……まあ、念には念を入れて、ね」
80: 2018/04/26(木) 00:34:36.67 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪(……)
吹雪(……もう……駄目……)
吹雪(身体、全然動かないや……)
吹雪(叢雲ちゃん……)
吹雪(漣ちゃん……)
吹雪(電ちゃん……)
吹雪(五月雨ちゃん……)
吹雪(……ごめんね、みんな……)
吹雪(……ごめんね)
吹雪(……もう……駄目……)
吹雪(身体、全然動かないや……)
吹雪(叢雲ちゃん……)
吹雪(漣ちゃん……)
吹雪(電ちゃん……)
吹雪(五月雨ちゃん……)
吹雪(……ごめんね、みんな……)
吹雪(……ごめんね)
81: 2018/04/26(木) 00:35:27.26 ID:Cvyn+IyZ0
吹雪(……)
『ねえ、吹雪ちゃんはどうして戦うの?』
吹雪(……)
吹雪(……どうして、だったかな)
第八話「燃える心」 艦
『ねえ、吹雪ちゃんはどうして戦うの?』
吹雪(……)
吹雪(……どうして、だったかな)
第八話「燃える心」 艦
82: 2018/04/26(木) 00:36:01.06 ID:Cvyn+IyZ0
次回予告!
電「た、大変なのです!吹雪さんが連れ去られちゃったのです!」
叢雲「あんのおばさんめ!絶対許さないんだから!」
漣「こりゃあアジトに乗り込むっきゃないけど……」
五月雨「……そう簡単には、行かせてくれないよね」
五月雨「でも、立ち止まるわけにはいかない。吹雪ちゃんを助けるために!」
次回、第九話「守りたいもの」
次回も見てくださいね!
電「た、大変なのです!吹雪さんが連れ去られちゃったのです!」
叢雲「あんのおばさんめ!絶対許さないんだから!」
漣「こりゃあアジトに乗り込むっきゃないけど……」
五月雨「……そう簡単には、行かせてくれないよね」
五月雨「でも、立ち止まるわけにはいかない。吹雪ちゃんを助けるために!」
次回、第九話「守りたいもの」
次回も見てくださいね!
83: 2018/04/26(木) 00:36:29.42 ID:Cvyn+IyZ0
スペシャルコーナー『ショキカンジャーって?ああ!』
~最終回~
明石「はい、始まりました。『ショキカンジャーって?ああ!』のコーナー」
夕張「わー」パチパチ
明石「七回と長く続いたこのコーナーですが、なんと今回で最終回でーす」
夕張「えー、なんだってー」
明石「じゃあ気合、入れて!始めていきましょー」
夕張「……ちょっと待って」
~最終回~
明石「はい、始まりました。『ショキカンジャーって?ああ!』のコーナー」
夕張「わー」パチパチ
明石「七回と長く続いたこのコーナーですが、なんと今回で最終回でーす」
夕張「えー、なんだってー」
明石「じゃあ気合、入れて!始めていきましょー」
夕張「……ちょっと待って」
84: 2018/04/26(木) 00:37:17.13 ID:Cvyn+IyZ0
明石「え、何?」
夕張「何で私たちがこのコーナーやってんの?」
明石「いや、あの子たち今忙しいから」
夕張「んでもって最終回って……いいの?それ」
明石「いいのいいの。じゃあ始めるよー」
夕張「何で私たちがこのコーナーやってんの?」
明石「いや、あの子たち今忙しいから」
夕張「んでもって最終回って……いいの?それ」
明石「いいのいいの。じゃあ始めるよー」
85: 2018/04/26(木) 00:37:44.63 ID:Cvyn+IyZ0
明石「今回はお便りが来ています」
夕張「え、どこから?」
明石「えー、ペンネーム『黒幕鬼畜眼鏡』さんからです」
夕張「……ん?」
明石「『質問です。吹雪の特殊能力と改二って何が違うんですか?どっちもパワーアップじゃないですか』」
明石「『何か違いがあるなら教えてもらいたいです。よろしくお願いします』」
夕張「え、どこから?」
明石「えー、ペンネーム『黒幕鬼畜眼鏡』さんからです」
夕張「……ん?」
明石「『質問です。吹雪の特殊能力と改二って何が違うんですか?どっちもパワーアップじゃないですか』」
明石「『何か違いがあるなら教えてもらいたいです。よろしくお願いします』」
86: 2018/04/26(木) 00:38:13.23 ID:Cvyn+IyZ0
夕張「確かにどっちもパワーアップよね。違いがわからない人もいるでしょうね」
明石「そうね。質問ありがとうございます」
明石「まず一番の違いは『安定して使える時間』です」
夕張「特殊能力の『全能力二倍』は、長い間は使えないわ。せいぜい3分ってところかしらね」
明石「無理して長時間使おうとすると、それだけ体に負担がかかるわけです」
明石「一方改二は、比較的安定して長時間使うことができます。30分くらいはまあ大丈夫かな」
夕張「でもその分能力の上昇率は特殊能力の方が改二より上。伸び率をとるか安定をとるか……そこが違いね」
明石「それと、改二はスーツも強化されるので、装甲も固くなります」
明石「そうね。質問ありがとうございます」
明石「まず一番の違いは『安定して使える時間』です」
夕張「特殊能力の『全能力二倍』は、長い間は使えないわ。せいぜい3分ってところかしらね」
明石「無理して長時間使おうとすると、それだけ体に負担がかかるわけです」
明石「一方改二は、比較的安定して長時間使うことができます。30分くらいはまあ大丈夫かな」
夕張「でもその分能力の上昇率は特殊能力の方が改二より上。伸び率をとるか安定をとるか……そこが違いね」
明石「それと、改二はスーツも強化されるので、装甲も固くなります」
87: 2018/04/26(木) 00:39:43.09 ID:Cvyn+IyZ0
明石「えー、続いてのお便り。ペンネーム『野良うーちゃん』さんからです」
夕張「隠す気ないじゃん」
明石「『武器名と必殺技の名前ダサくね?』」
夕張「ンだとコラ!?」
明石「でも否定はできないよね」
夕張「……まあ、そうね」
明石「でも戦隊モノの武器名とか必殺技の名前とか、そんなもんだと思うの。かっこいいのも多いけど」
夕張「天火星・稲妻炎上破とか好き」
夕張「隠す気ないじゃん」
明石「『武器名と必殺技の名前ダサくね?』」
夕張「ンだとコラ!?」
明石「でも否定はできないよね」
夕張「……まあ、そうね」
明石「でも戦隊モノの武器名とか必殺技の名前とか、そんなもんだと思うの。かっこいいのも多いけど」
夕張「天火星・稲妻炎上破とか好き」
88: 2018/04/26(木) 00:40:36.15 ID:Cvyn+IyZ0
明石「最後のお便り。ペンネーム『通りすがりの仮面提督』さんからです」
夕張「え、あの人何してんの」
明石「『最近のスーパー戦隊どう思う?』」
夕張「何この答えづらい質問」
明石「ちょっとお答えできないので、別のお便り行きましょうか」
明石「ペンネーム『お前は誰だ』さんからです」
夕張「お前が誰だよ」
明石「『アマゾンズの映画楽しみだね』」
明石「そうですね」
夕張「何でライダーの話になってるの!?質問ですらないし!」
夕張「え、あの人何してんの」
明石「『最近のスーパー戦隊どう思う?』」
夕張「何この答えづらい質問」
明石「ちょっとお答えできないので、別のお便り行きましょうか」
明石「ペンネーム『お前は誰だ』さんからです」
夕張「お前が誰だよ」
明石「『アマゾンズの映画楽しみだね』」
明石「そうですね」
夕張「何でライダーの話になってるの!?質問ですらないし!」
89: 2018/04/26(木) 00:41:15.76 ID:Cvyn+IyZ0
明石「じゃあ今度こそ最後のお便り。ペンネーム『ピンク髪のピンク』さんからです」
夕張「ん?」
明石「『ショキカンジャーに何か一言オナシャス』」
夕張「……」
明石「……」
明石「敵を倒すまであと一歩!ピンチが何だ乗り越えて見せろ!」
夕張「頑張れ!負けるな!ショキカンジャー!!」
艦
夕張「ん?」
明石「『ショキカンジャーに何か一言オナシャス』」
夕張「……」
明石「……」
明石「敵を倒すまであと一歩!ピンチが何だ乗り越えて見せろ!」
夕張「頑張れ!負けるな!ショキカンジャー!!」
艦
90: 2018/04/26(木) 00:42:55.26 ID:Cvyn+IyZ0
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