418: 2017/07/30(日) 22:29:20.52 ID:xqhiU0Kd0
最初:駆逐戦隊!ショキカンジャー!!改
前回:第四話「六人目の戦士!?」前編
鎮守府 工廠
吹雪「……明石さん。漣ちゃん、大丈夫ですか?」
明石「入渠させたし、傷はもうないわ」
明石「……ただ」
叢雲「ただ?」
明石「……かなり、精神がやられてるみたいね」
五月雨「精神が……ですか?」
明石「会ってもらえばわかるわ。こっちよ」
419: 2017/07/30(日) 22:29:48.94 ID:xqhiU0Kd0
漣「……」
電「……漣さん。大丈夫なのです?」
漣「……うん。ごめん……みんな、ありがとう……」
吹雪「……どうしたの?」
漣「……」
五月雨「まだ、どこか悪いところが……」
漣「違うよ。もう体のほうは大丈夫……だけど」
漣「……ごめん。みんな……漣は……」
漣「もう、戦えない……」
四人「!!?」
電「……漣さん。大丈夫なのです?」
漣「……うん。ごめん……みんな、ありがとう……」
吹雪「……どうしたの?」
漣「……」
五月雨「まだ、どこか悪いところが……」
漣「違うよ。もう体のほうは大丈夫……だけど」
漣「……ごめん。みんな……漣は……」
漣「もう、戦えない……」
四人「!!?」
420: 2017/07/30(日) 22:30:35.06 ID:xqhiU0Kd0
叢雲「な、何言ってるのよ!?」
叢雲「あんたが言い出したことなんでしょ!?」
漣「……ごめん」
叢雲「謝ってほしいわけじゃない!理由を言いなさい!」
漣「……」
叢雲「このっ……!」
五月雨「叢雲ちゃん、落ち着いて!」
叢雲「くっ……」
叢雲「あんたが言い出したことなんでしょ!?」
漣「……ごめん」
叢雲「謝ってほしいわけじゃない!理由を言いなさい!」
漣「……」
叢雲「このっ……!」
五月雨「叢雲ちゃん、落ち着いて!」
叢雲「くっ……」
421: 2017/07/30(日) 22:31:13.57 ID:xqhiU0Kd0
吹雪「……理由、言えないの?」
漣「……」
漣「……怖くなったんだよ」
吹雪「え……?」
漣「……氏ぬのが」
電「氏ぬのが……ですか?」
漣「……大井さんが言ってたよね」
漣「自分たちが思っている以上に、氏と隣り合わせだって」
漣「今日だって、みんなが助けてくれなかったら、氏んでたかもしれない……」
漣「だから……」
漣「……」
漣「……怖くなったんだよ」
吹雪「え……?」
漣「……氏ぬのが」
電「氏ぬのが……ですか?」
漣「……大井さんが言ってたよね」
漣「自分たちが思っている以上に、氏と隣り合わせだって」
漣「今日だって、みんなが助けてくれなかったら、氏んでたかもしれない……」
漣「だから……」
422: 2017/07/30(日) 22:31:54.35 ID:xqhiU0Kd0
叢雲「そんなの、今までだってそうだったでしょ!?」
叢雲「いつ沈むかわからない、戦争をしてきたんだもの!」
叢雲「それを今更……!」
漣「……」
吹雪「……そっか」
吹雪「わかった。漣ちゃん……」
吹雪「あとは私たちに任せて」
叢雲「ちょっと!吹雪!」
吹雪「……五月雨ちゃん。電ちゃん」
五月雨「はーい」ガッ
電「了解なのです」ガッ
叢雲「え!?ちょっ……離しなさいよ!こらー!」ズルズル
叢雲「いつ沈むかわからない、戦争をしてきたんだもの!」
叢雲「それを今更……!」
漣「……」
吹雪「……そっか」
吹雪「わかった。漣ちゃん……」
吹雪「あとは私たちに任せて」
叢雲「ちょっと!吹雪!」
吹雪「……五月雨ちゃん。電ちゃん」
五月雨「はーい」ガッ
電「了解なのです」ガッ
叢雲「え!?ちょっ……離しなさいよ!こらー!」ズルズル
423: 2017/07/30(日) 22:33:18.10 ID:xqhiU0Kd0
漣「……ごめんね、吹雪ちゃん」
吹雪「いいよ。……仕方ないよ」
漣「……本当にごめん」
吹雪「いいって。じゃあ、私も行くね」
吹雪「……漣ちゃん」
漣「……」
吹雪「もしも……もしもだけど」
吹雪「また……一緒に戦ってくれるんなら」
吹雪「いつでも……待ってるから」
漣「……」
ガチャッ バタン
漣「……っ」
吹雪「いいよ。……仕方ないよ」
漣「……本当にごめん」
吹雪「いいって。じゃあ、私も行くね」
吹雪「……漣ちゃん」
漣「……」
吹雪「もしも……もしもだけど」
吹雪「また……一緒に戦ってくれるんなら」
吹雪「いつでも……待ってるから」
漣「……」
ガチャッ バタン
漣「……っ」
424: 2017/07/30(日) 22:34:12.78 ID:xqhiU0Kd0
ショキカンジャー本拠地
叢雲「あー、もう!漣の奴、どうしちゃったのよ!」
電「まあまあ。落ち着くのです」
五月雨「でも、困ったよね」
吹雪「あんな状態だと、普通の艦娘としても戦えないよ……」
電「司令官も、困っていたのです」
叢雲「……どうして、今更」
吹雪「うーん、どうしよう……」
五月雨「五人でもギリギリなのに、人数が減っちゃったら……」
叢雲「まあ、負けるでしょうね」
叢雲「またコウワンみたいなやつに会ったら」
叢雲「あー、もう!漣の奴、どうしちゃったのよ!」
電「まあまあ。落ち着くのです」
五月雨「でも、困ったよね」
吹雪「あんな状態だと、普通の艦娘としても戦えないよ……」
電「司令官も、困っていたのです」
叢雲「……どうして、今更」
吹雪「うーん、どうしよう……」
五月雨「五人でもギリギリなのに、人数が減っちゃったら……」
叢雲「まあ、負けるでしょうね」
叢雲「またコウワンみたいなやつに会ったら」
425: 2017/07/30(日) 22:34:51.42 ID:xqhiU0Kd0
ショキカンジャー本拠地
叢雲「あー、もう!漣の奴、どうしちゃったのよ!」
電「まあまあ。落ち着くのです」
五月雨「でも、困ったよね」
吹雪「あんな状態だと、普通の艦娘としても戦えないよ……」
電「司令官も、困っていたのです」
叢雲「……どうして、今更」
吹雪「うーん、どうしよう……」
五月雨「五人でもギリギリなのに、人数が減っちゃったら……」
叢雲「まあ、負けるでしょうね」
叢雲「またコウワンみたいなやつに会ったら」
叢雲「あー、もう!漣の奴、どうしちゃったのよ!」
電「まあまあ。落ち着くのです」
五月雨「でも、困ったよね」
吹雪「あんな状態だと、普通の艦娘としても戦えないよ……」
電「司令官も、困っていたのです」
叢雲「……どうして、今更」
吹雪「うーん、どうしよう……」
五月雨「五人でもギリギリなのに、人数が減っちゃったら……」
叢雲「まあ、負けるでしょうね」
叢雲「またコウワンみたいなやつに会ったら」
426: 2017/07/30(日) 22:35:28.96 ID:xqhiU0Kd0
コンコン
吹雪「ん?」
五月雨「どうぞー」
バンッ!
曙「叢雲ぉ!あんた、漣に何したのよ!?」
叢雲「は!?な、何で私!?」
曙「このメンバーの中で一番何かしそうなのがあんただからよ!」
叢雲「はぁ!?勘違いも甚だしいわね!」
潮「あ、曙ちゃん落ち着いて……」
電「叢雲さんも落ち着くのです!」
吹雪「ん?」
五月雨「どうぞー」
バンッ!
曙「叢雲ぉ!あんた、漣に何したのよ!?」
叢雲「は!?な、何で私!?」
曙「このメンバーの中で一番何かしそうなのがあんただからよ!」
叢雲「はぁ!?勘違いも甚だしいわね!」
潮「あ、曙ちゃん落ち着いて……」
電「叢雲さんも落ち着くのです!」
427: 2017/07/30(日) 22:36:26.02 ID:xqhiU0Kd0
叢雲「そもそも、私たちのせいじゃないんだけど!?」
曙「嘘つけ!青葉さんがそう言ってたわよ!」
曙「あんたたちが漣を工廠に連れて行って、それから漣が落ち込んでるって!」
曙「きっとカツアゲされたって言ってたわよ!」
電「青葉さん……」
叢雲「そ、それは誤解よ!あんた何でそんなのほいほい信じるのよ!あんたバカじゃないの!?」
曙「何だとぉ!?」
叢雲・曙「ガルルル……!」
潮「曙ちゃん、ちょっと……!」グイグイ
電「は、はわわ……」
曙「嘘つけ!青葉さんがそう言ってたわよ!」
曙「あんたたちが漣を工廠に連れて行って、それから漣が落ち込んでるって!」
曙「きっとカツアゲされたって言ってたわよ!」
電「青葉さん……」
叢雲「そ、それは誤解よ!あんた何でそんなのほいほい信じるのよ!あんたバカじゃないの!?」
曙「何だとぉ!?」
叢雲・曙「ガルルル……!」
潮「曙ちゃん、ちょっと……!」グイグイ
電「は、はわわ……」
428: 2017/07/30(日) 22:36:51.55 ID:xqhiU0Kd0
吹雪「な、何事……!?」
ガチャッ
朧「あー、もう曙ったら……」
五月雨「あ、朧ちゃん。どうしたの?」
朧「ごめんごめん。曙が青葉さんから変なこと吹き込まれて、ここに突撃しに来ちゃった」
吹雪「青葉さん……」
五月雨「……朧ちゃんたちは、漣ちゃんと会ったの?」
朧「うん……」
朧「ついさっき会ったんだけど、落ち込んでたっていうか……怯えてたね、あれは」
朧「で、そのあと青葉さんに会って、曙が走り出して、潮が止めに行って……今に至る」
吹雪「な、なるほど……」
朧「それで、詳しいことは知らないんだけど……何があったの?」
吹雪「うん、実は……」
ガチャッ
朧「あー、もう曙ったら……」
五月雨「あ、朧ちゃん。どうしたの?」
朧「ごめんごめん。曙が青葉さんから変なこと吹き込まれて、ここに突撃しに来ちゃった」
吹雪「青葉さん……」
五月雨「……朧ちゃんたちは、漣ちゃんと会ったの?」
朧「うん……」
朧「ついさっき会ったんだけど、落ち込んでたっていうか……怯えてたね、あれは」
朧「で、そのあと青葉さんに会って、曙が走り出して、潮が止めに行って……今に至る」
吹雪「な、なるほど……」
朧「それで、詳しいことは知らないんだけど……何があったの?」
吹雪「うん、実は……」
429: 2017/07/30(日) 22:37:20.87 ID:xqhiU0Kd0
──────────
──────
───
朧「……なるほど」
朧「昨日の夜から様子がおかしかったのはそれか……」
吹雪「え?昨日?」
五月雨「確かに、昨日は体調が悪いって言ってたよね」
朧「うん。そう聞いてたんだけど、やっぱり様子がおかしかったから……」
吹雪「でも、どうして今になって、怖がるようになったのかな」
五月雨「普段の漣ちゃんからは、想像できないよね」
朧「それは、漣は普段はそういうところを絶対に人に見せようとしないから」
朧「普段は明るく振る舞ってるけど、それは不安や恐怖を忘れようとするため」
朧「耐えられないくらいの不安や恐怖があっても、一人で抱え込もうとするんだ」
吹雪「そうだったんだ……」
──────
───
朧「……なるほど」
朧「昨日の夜から様子がおかしかったのはそれか……」
吹雪「え?昨日?」
五月雨「確かに、昨日は体調が悪いって言ってたよね」
朧「うん。そう聞いてたんだけど、やっぱり様子がおかしかったから……」
吹雪「でも、どうして今になって、怖がるようになったのかな」
五月雨「普段の漣ちゃんからは、想像できないよね」
朧「それは、漣は普段はそういうところを絶対に人に見せようとしないから」
朧「普段は明るく振る舞ってるけど、それは不安や恐怖を忘れようとするため」
朧「耐えられないくらいの不安や恐怖があっても、一人で抱え込もうとするんだ」
吹雪「そうだったんだ……」
430: 2017/07/30(日) 22:37:57.37 ID:xqhiU0Kd0
朧「……本当は、漣は人一倍臆病なんだよ。それを隠しているだけで」
朧「沈むことへの恐怖なんかも、本当はすごく強い」
朧「最近はそんなそぶりは見せないけど……以前、綾波姉さんに何かを相談してたりするのは見たなぁ」
五月雨「じゃあ、何で今まではこんなことがなかったの?」
五月雨「漣ちゃんだって、大破したことくらいあるよね?」
朧「うーん……漣じゃないから、本当のことはわからないけど」
朧「多分……そうやって振る舞っているうちに、本当に不安や恐怖を忘れてしまったんじゃないかな」
吹雪「忘れてしまった……?」
朧「うん。この鎮守府で沈んだ艦は今のところいないし、漣自身も今まで何とかなってきたから」
朧「自分が沈むはずがない、氏ぬはずがない……って、無意識のうちに思うようになったんだと思う」
朧「だから、今まではこんなに恐怖を感じることはなかった」
朧「沈むことへの恐怖なんかも、本当はすごく強い」
朧「最近はそんなそぶりは見せないけど……以前、綾波姉さんに何かを相談してたりするのは見たなぁ」
五月雨「じゃあ、何で今まではこんなことがなかったの?」
五月雨「漣ちゃんだって、大破したことくらいあるよね?」
朧「うーん……漣じゃないから、本当のことはわからないけど」
朧「多分……そうやって振る舞っているうちに、本当に不安や恐怖を忘れてしまったんじゃないかな」
吹雪「忘れてしまった……?」
朧「うん。この鎮守府で沈んだ艦は今のところいないし、漣自身も今まで何とかなってきたから」
朧「自分が沈むはずがない、氏ぬはずがない……って、無意識のうちに思うようになったんだと思う」
朧「だから、今まではこんなに恐怖を感じることはなかった」
431: 2017/07/30(日) 22:38:25.43 ID:xqhiU0Kd0
朧「でも、今回……大井さんの話を聞いて、その恐怖がよみがえったんだと思う」
朧「そこに追い打ちをかけるように、自分の命への危機が来て……」
朧「そうして、今まで忘れていたものを思い出してしまった……」
朧「本当は、ずっとため込んでたんだと思う。そういった不安や恐怖を」
朧「それが、爆発しちゃったんじゃないかな」
五月雨「……」
朧「朧がわかることはこれぐらいだよ」
吹雪「うん……ありがとう」
朧「そこに追い打ちをかけるように、自分の命への危機が来て……」
朧「そうして、今まで忘れていたものを思い出してしまった……」
朧「本当は、ずっとため込んでたんだと思う。そういった不安や恐怖を」
朧「それが、爆発しちゃったんじゃないかな」
五月雨「……」
朧「朧がわかることはこれぐらいだよ」
吹雪「うん……ありがとう」
432: 2017/07/30(日) 22:38:51.77 ID:xqhiU0Kd0
朧「……あ、そうだ。曙を止めに来たんだった」
吹雪「そうだ!叢雲ちゃんと喧嘩してて……」
曙「覚悟はいい?叢雲……」
叢雲「いいわよ、来なさい」
曙「私のターン!」シュッ
吹雪・五月雨(またか……)
吹雪「そうだ!叢雲ちゃんと喧嘩してて……」
曙「覚悟はいい?叢雲……」
叢雲「いいわよ、来なさい」
曙「私のターン!」シュッ
吹雪・五月雨(またか……)
433: 2017/07/30(日) 22:39:18.42 ID:xqhiU0Kd0
曙「くっ……!まさか、クェーサーを出されるなんて……」
叢雲「ふふ、私の勝ちね」
曙「もう一回よ!私のブルーアイズが負けるはずがないわ!」
叢雲「融合もまともにできないようじゃ、無理なんじゃないかしら?」
曙「何だとぉ!?」
曙「もう一回よ!次はマスタールール4やるわ!」
叢雲「うっ!それは……」
朧「はいはい、そこまで。帰ろうねー」ズルズル
曙「あ!?ちょっと、離しなさいよ、朧!」
潮「ご、ごめんね、みんな……!お邪魔しました!」
吹雪「ああ、うん……」
バタン
叢雲「ふふ、私の勝ちね」
曙「もう一回よ!私のブルーアイズが負けるはずがないわ!」
叢雲「融合もまともにできないようじゃ、無理なんじゃないかしら?」
曙「何だとぉ!?」
曙「もう一回よ!次はマスタールール4やるわ!」
叢雲「うっ!それは……」
朧「はいはい、そこまで。帰ろうねー」ズルズル
曙「あ!?ちょっと、離しなさいよ、朧!」
潮「ご、ごめんね、みんな……!お邪魔しました!」
吹雪「ああ、うん……」
バタン
434: 2017/07/30(日) 22:40:11.97 ID:xqhiU0Kd0
叢雲「ふん、大したことなかったわね!」フンス
三人「……」ジトッ
叢雲「な、何よその目は」
五月雨「ところで叢雲ちゃん、電ちゃん。さっきの話、聞いてた?」
叢雲「え?」
電「はい。電は対戦を見ながら聞いてたのです」
吹雪「そっか。じゃあいいね」
叢雲「……何の話?」
五月雨「……叢雲ちゃんは、漣ちゃんより遊戯王のほうが大切なんだね」
叢雲「ちょ、ちょっと!?五月雨!?」
吹雪「失望したよ……」
電「なのです」
叢雲「ええ!?」
叢雲「た、対戦しながら聞けるわけないでしょ!ちゃんと話してよ!」
三人「……」ジトッ
叢雲「な、何よその目は」
五月雨「ところで叢雲ちゃん、電ちゃん。さっきの話、聞いてた?」
叢雲「え?」
電「はい。電は対戦を見ながら聞いてたのです」
吹雪「そっか。じゃあいいね」
叢雲「……何の話?」
五月雨「……叢雲ちゃんは、漣ちゃんより遊戯王のほうが大切なんだね」
叢雲「ちょ、ちょっと!?五月雨!?」
吹雪「失望したよ……」
電「なのです」
叢雲「ええ!?」
叢雲「た、対戦しながら聞けるわけないでしょ!ちゃんと話してよ!」
435: 2017/07/30(日) 22:40:43.36 ID:xqhiU0Kd0
──────────
──────
───
叢雲「なるほど……そういうことね」
吹雪「これ、私たちでどうにかできる問題だと思う?」
五月雨「正直、漣ちゃん本人がどうにかしないと無理だよね」
電「やっぱり、何もできないのでしょうか……」
叢雲「……」
吹雪「叢雲ちゃん?どうしたの?」
叢雲「……ん?いや、何でもないわ」
電「……もしかして、デッキ構築について考えてたのです?」
五月雨「うわぁ……」
叢雲「え!?ち、違うわよ!」
吹雪「まあ、今日はもう解散しよう。これからどうするかは、また明日考えよう」
五月雨「そうだね」
叢雲「……」
──────
───
叢雲「なるほど……そういうことね」
吹雪「これ、私たちでどうにかできる問題だと思う?」
五月雨「正直、漣ちゃん本人がどうにかしないと無理だよね」
電「やっぱり、何もできないのでしょうか……」
叢雲「……」
吹雪「叢雲ちゃん?どうしたの?」
叢雲「……ん?いや、何でもないわ」
電「……もしかして、デッキ構築について考えてたのです?」
五月雨「うわぁ……」
叢雲「え!?ち、違うわよ!」
吹雪「まあ、今日はもう解散しよう。これからどうするかは、また明日考えよう」
五月雨「そうだね」
叢雲「……」
436: 2017/07/30(日) 22:41:09.63 ID:xqhiU0Kd0
その夜 ショキカンジャー本拠地
ガチャッ
漣「……」
漣「……はぁ……」
「……こんな時間に、何やってるのかしら?」
漣「!?」
漣「……叢雲ちゃん」
叢雲「はろー」
ガチャッ
漣「……」
漣「……はぁ……」
「……こんな時間に、何やってるのかしら?」
漣「!?」
漣「……叢雲ちゃん」
叢雲「はろー」
437: 2017/07/30(日) 22:42:14.36 ID:xqhiU0Kd0
叢雲「朧が言ってたらしいわ。漣は臆病だって」
漣「……とうとうバレちゃいましたか」
叢雲「知らなかったわ。あんた、いつも異常なくらいに明るいから」
漣「まあ、そんなもんだよ……」
叢雲「ふーん……」
叢雲「昼間は、その……ごめんなさい。怒鳴ったりして」
漣「……ううん、漣が悪いから……」
漣「急に、こんなことになったりして……」
漣「……ごめんね」
叢雲「……」
漣「……とうとうバレちゃいましたか」
叢雲「知らなかったわ。あんた、いつも異常なくらいに明るいから」
漣「まあ、そんなもんだよ……」
叢雲「ふーん……」
叢雲「昼間は、その……ごめんなさい。怒鳴ったりして」
漣「……ううん、漣が悪いから……」
漣「急に、こんなことになったりして……」
漣「……ごめんね」
叢雲「……」
438: 2017/07/30(日) 22:42:52.78 ID:xqhiU0Kd0
漣「本当は、ずっと怖かったはずだった」
漣「でも、それに目を向けたくなくて、ずっとごまかしてたんだ」
漣「そうしないと……きっと、耐えられなかったから」
叢雲「……」
漣「……そうやって、ずっと目を背けてきたから」
漣「こんなことに、なっちゃったのかな」
叢雲「……」
漣「……ねえ、叢雲ちゃん」
漣「どうしたら……氏ぬのが、怖くなくなるのかな」
叢雲「……」
漣「でも、それに目を向けたくなくて、ずっとごまかしてたんだ」
漣「そうしないと……きっと、耐えられなかったから」
叢雲「……」
漣「……そうやって、ずっと目を背けてきたから」
漣「こんなことに、なっちゃったのかな」
叢雲「……」
漣「……ねえ、叢雲ちゃん」
漣「どうしたら……氏ぬのが、怖くなくなるのかな」
叢雲「……」
439: 2017/07/30(日) 22:43:22.45 ID:xqhiU0Kd0
叢雲「一つだけ言っておくわ」
漣「?」
叢雲「氏ぬのが怖くない奴なんて、居ないのよ」
漣「……!」
叢雲「誰だって、氏ぬのは怖い。沈むのは怖い」
叢雲「みんな、その恐怖と戦っているの」
叢雲「私だって、吹雪だって、電だって、五月雨だって……」
叢雲「みんな、心のどこかで恐怖を感じながら、戦っているのよ」
漣「?」
叢雲「氏ぬのが怖くない奴なんて、居ないのよ」
漣「……!」
叢雲「誰だって、氏ぬのは怖い。沈むのは怖い」
叢雲「みんな、その恐怖と戦っているの」
叢雲「私だって、吹雪だって、電だって、五月雨だって……」
叢雲「みんな、心のどこかで恐怖を感じながら、戦っているのよ」
440: 2017/07/30(日) 22:44:00.05 ID:xqhiU0Kd0
漣「……」
漣「……だったら」
漣「恐怖を感じながら……どうして、戦えるの……?」
叢雲「どうして、か……」
叢雲「……」
叢雲「……もっと、恐ろしいことがあるからよ」
漣「……え?」
叢雲「私から言えることはこれだけよ。今日はもう寝なさい」
漣「……うん」
叢雲「じゃあね」
バタン
漣「……」
漣「……だったら」
漣「恐怖を感じながら……どうして、戦えるの……?」
叢雲「どうして、か……」
叢雲「……」
叢雲「……もっと、恐ろしいことがあるからよ」
漣「……え?」
叢雲「私から言えることはこれだけよ。今日はもう寝なさい」
漣「……うん」
叢雲「じゃあね」
バタン
漣「……」
441: 2017/07/30(日) 22:44:27.85 ID:xqhiU0Kd0
三日後 ショキカンジャー本拠地
吹雪「はー……さて、今日も訓練しようか」
叢雲「そうね……でも、普通のやり方だと飽きてきたわね」
五月雨「え?じゃあ、どうするの?」
叢雲「……チェーンデスマッチ形式でやるとか」
電「なんか物騒なのです」
吹雪「……今日も、漣ちゃん来ないね」
五月雨「仕方ないよ……簡単にどうにかなる問題じゃないし」
叢雲「早く復活してくれるといいんだけど、そうもいかないしね……」
電「うーん……とっても心配なのです」
吹雪「はー……さて、今日も訓練しようか」
叢雲「そうね……でも、普通のやり方だと飽きてきたわね」
五月雨「え?じゃあ、どうするの?」
叢雲「……チェーンデスマッチ形式でやるとか」
電「なんか物騒なのです」
吹雪「……今日も、漣ちゃん来ないね」
五月雨「仕方ないよ……簡単にどうにかなる問題じゃないし」
叢雲「早く復活してくれるといいんだけど、そうもいかないしね……」
電「うーん……とっても心配なのです」
442: 2017/07/30(日) 22:45:33.06 ID:xqhiU0Kd0
吹雪「私たちが心配しても仕方ない。漣ちゃん自身がどうにかするしかないんだから」
叢雲「そうね。気長に待ちましょう」
電「じゃあ、そろそろ行くのです?」
五月雨「そうだね。じゃあ……」
「にゃーん」
四人「……!」
吹雪「猫……?いつの間に……」
電「そこの窓から入ってきたのです?」
叢雲「そのようね。少し空いてるし」
叢雲「そうね。気長に待ちましょう」
電「じゃあ、そろそろ行くのです?」
五月雨「そうだね。じゃあ……」
「にゃーん」
四人「……!」
吹雪「猫……?いつの間に……」
電「そこの窓から入ってきたのです?」
叢雲「そのようね。少し空いてるし」
443: 2017/07/30(日) 22:46:04.43 ID:xqhiU0Kd0
五月雨「……あれ?この猫……この間の猫じゃない?」
吹雪「え?」
叢雲「……本当ね。この間、コウワンと会った時の猫だわ」
電「ここまで、どうやって来たのでしょうか……?」
『普通に運んだだけよ』
四人「!」
吹雪「え?」
叢雲「……本当ね。この間、コウワンと会った時の猫だわ」
電「ここまで、どうやって来たのでしょうか……?」
『普通に運んだだけよ』
四人「!」
444: 2017/07/30(日) 22:46:32.44 ID:xqhiU0Kd0
吹雪「……やっぱり、あなたですか」
叢雲「本当だわ、スピーカーもついてる」
猫『フフフ、また驚かせちゃった?ごめんなさいね』
電「それで・・・何の用なのです?」
猫『ちょっとあなたたちに、お願いがあるのよ』
五月雨「お願い?」
猫『この間戦ったところまで来て、私と戦いなさい』
猫『応じない場合は、私がそちらまで行くわ』
吹雪「!そんなことしたら……」
猫『そう。鎮守府はただじゃすまないでしょうね』
猫『それじゃあ、待ってるわ』プツッ
叢雲「本当だわ、スピーカーもついてる」
猫『フフフ、また驚かせちゃった?ごめんなさいね』
電「それで・・・何の用なのです?」
猫『ちょっとあなたたちに、お願いがあるのよ』
五月雨「お願い?」
猫『この間戦ったところまで来て、私と戦いなさい』
猫『応じない場合は、私がそちらまで行くわ』
吹雪「!そんなことしたら……」
猫『そう。鎮守府はただじゃすまないでしょうね』
猫『それじゃあ、待ってるわ』プツッ
445: 2017/07/30(日) 22:47:27.01 ID:xqhiU0Kd0
吹雪「……」
五月雨「吹雪ちゃん……」
吹雪「うん……行こう」
叢雲「四人で勝てるかしら……」
電「それでも、やるしかないのです」
漣「……」
漣は、部屋の前まで来ていた
五月雨「吹雪ちゃん……」
吹雪「うん……行こう」
叢雲「四人で勝てるかしら……」
電「それでも、やるしかないのです」
漣「……」
漣は、部屋の前まで来ていた
446: 2017/07/30(日) 22:48:05.72 ID:xqhiU0Kd0
その後、四人は以前コウワンと戦った場所まで来ていた
コウワン「フフフ、来たわね」
吹雪「……どうして、呼び出したりしたんですか?」
コウワン「特に意味はないわ……ただ、あなたたちと戦うのが面白い……それだけよ」
叢雲「……ふん」
コウワン「……あら?あのピンクの子は?」
叢雲「……あいつが来るまでもないってことよ」
コウワン「フフフ、そう……」
コウワン「この間、やりすぎちゃったかしら?残念ね」
コウワン「フフフ、来たわね」
吹雪「……どうして、呼び出したりしたんですか?」
コウワン「特に意味はないわ……ただ、あなたたちと戦うのが面白い……それだけよ」
叢雲「……ふん」
コウワン「……あら?あのピンクの子は?」
叢雲「……あいつが来るまでもないってことよ」
コウワン「フフフ、そう……」
コウワン「この間、やりすぎちゃったかしら?残念ね」
447: 2017/07/30(日) 22:48:33.30 ID:xqhiU0Kd0
電「……四人ででも、あなたを倒します」
五月雨「覚悟してください……!」
コウワン「あら、怖い怖い」
コウワン「それじゃあ、早速……始めましょう?」
吹雪「みんな、行くよ!」
四人「抜錨!」
五月雨「覚悟してください……!」
コウワン「あら、怖い怖い」
コウワン「それじゃあ、早速……始めましょう?」
吹雪「みんな、行くよ!」
四人「抜錨!」
448: 2017/07/30(日) 22:49:00.32 ID:xqhiU0Kd0
その頃 鎮守府
漣「……」
朧「……どうしたの、漣」
漣「……いや、何でもないよ」
朧「嘘ついてもだめだよ。漣、すぐ顔に出るから」
漣「……」
朧「……言いたくないなら、いいけどさ」
漣「……」
朧「……どうしたの、漣」
漣「……いや、何でもないよ」
朧「嘘ついてもだめだよ。漣、すぐ顔に出るから」
漣「……」
朧「……言いたくないなら、いいけどさ」
449: 2017/07/30(日) 22:49:36.25 ID:xqhiU0Kd0
漣「……ねえ、朧」
朧「ん?」
漣「……どうしたらいいと思う?」
朧「何が?」
漣「悩んでて、何も行動できない時……どうしたらいいと思う?」
朧「……」
朧「……そうだね……」
朧「詳しくはわからないから、はっきりとは言えないけど……」
朧「漣にとって、何が大切なのか……考えてみなよ」
漣「何が、大切か……?」
朧「うん。そうすれば、自ずと答えは見えてくるはず……多分」
漣「……」
朧「ん?」
漣「……どうしたらいいと思う?」
朧「何が?」
漣「悩んでて、何も行動できない時……どうしたらいいと思う?」
朧「……」
朧「……そうだね……」
朧「詳しくはわからないから、はっきりとは言えないけど……」
朧「漣にとって、何が大切なのか……考えてみなよ」
漣「何が、大切か……?」
朧「うん。そうすれば、自ずと答えは見えてくるはず……多分」
漣「……」
450: 2017/07/30(日) 22:50:03.93 ID:xqhiU0Kd0
漣(漣にとって、大切なもの……)
叢雲『……もっと、恐ろしいことがあるからよ』
漣「……!」
漣「ありがとう、朧!ちょっと出てくる!」ダダッ
朧「はーい、いってらっしゃーい」
朧「……まったく、世話が焼けるなぁ」
叢雲『……もっと、恐ろしいことがあるからよ』
漣「……!」
漣「ありがとう、朧!ちょっと出てくる!」ダダッ
朧「はーい、いってらっしゃーい」
朧「……まったく、世話が焼けるなぁ」
451: 2017/07/30(日) 22:50:30.65 ID:xqhiU0Kd0
漣「はぁ……はぁ……」ダダダ
漣「もう少しで……あそこに……」
漣「……みんな!」バッ
漣「……!」
吹雪「ぐ……」
叢雲「ダメだ、隙が突けない……」
電「このままだと……」
五月雨「でも、まだ……!」
コウワン「フフフ、そんなものなの?」
漣が到着したころには、全員疲弊しきっていた……
漣「もう少しで……あそこに……」
漣「……みんな!」バッ
漣「……!」
吹雪「ぐ……」
叢雲「ダメだ、隙が突けない……」
電「このままだと……」
五月雨「でも、まだ……!」
コウワン「フフフ、そんなものなの?」
漣が到着したころには、全員疲弊しきっていた……
452: 2017/07/30(日) 22:50:57.27 ID:xqhiU0Kd0
コウワン「……あら?来たのね」
四人「……!」
吹雪「さ、漣ちゃん……!」
漣「み、みんな……!」
叢雲「来たのね……!」
電「でも……状況が悪いのです……」
五月雨「どうすれば……」
コウワン「来たはいいけど、大ピンチね」
コウワン「あなた以外は全員疲弊しきっている……つまり、実質一人で戦うということよ」
漣「……っ!」ジリッ
四人「……!」
吹雪「さ、漣ちゃん……!」
漣「み、みんな……!」
叢雲「来たのね……!」
電「でも……状況が悪いのです……」
五月雨「どうすれば……」
コウワン「来たはいいけど、大ピンチね」
コウワン「あなた以外は全員疲弊しきっている……つまり、実質一人で戦うということよ」
漣「……っ!」ジリッ
453: 2017/07/30(日) 22:51:59.84 ID:xqhiU0Kd0
叢雲(……漣、やっぱり、まだ……)
叢雲「……漣!逃げなさい!」
漣「!?」
叢雲「こいつの言う通り、ほとんど一人で戦うことになるわ!」
叢雲「それに……あんた、まだ……!」
漣「!!」
漣「で、でも……」
叢雲「そんな状態で戦っても、殺されるだけよ!だから、あんただけでも……!」
漣「……」
漣「……!」
ダダッ
叢雲「……漣!逃げなさい!」
漣「!?」
叢雲「こいつの言う通り、ほとんど一人で戦うことになるわ!」
叢雲「それに……あんた、まだ……!」
漣「!!」
漣「で、でも……」
叢雲「そんな状態で戦っても、殺されるだけよ!だから、あんただけでも……!」
漣「……」
漣「……!」
ダダッ
454: 2017/07/30(日) 22:52:26.78 ID:xqhiU0Kd0
叢雲「……よし」
吹雪「……やっぱり、ダメだったか……」
電「仕方ないのです……」
五月雨「この四人で、どうにかするしか……!」
コウワン「あらあら、結局逃げちゃうのね」
コウワン「仕方ない……もう少し、楽しませてね?」
吹雪「……やっぱり、ダメだったか……」
電「仕方ないのです……」
五月雨「この四人で、どうにかするしか……!」
コウワン「あらあら、結局逃げちゃうのね」
コウワン「仕方ない……もう少し、楽しませてね?」
455: 2017/07/30(日) 22:53:07.89 ID:xqhiU0Kd0
鎮守府
漣「はぁ……はぁ……」
漣「……いた!」
漣「大井さん!」ダダッ
大井「……?あなた……どうしたの?」
大井「……ただ事じゃないようね」
漣「……ディープマリンの、幹部が……!」
大井「!!」
漣「今、みんな戦ってて、ピンチなんです!」
漣「漣だけじゃ、どうしようもなくて……!だから……!」
大井「……ごめんなさい」
漣「!」
漣「はぁ……はぁ……」
漣「……いた!」
漣「大井さん!」ダダッ
大井「……?あなた……どうしたの?」
大井「……ただ事じゃないようね」
漣「……ディープマリンの、幹部が……!」
大井「!!」
漣「今、みんな戦ってて、ピンチなんです!」
漣「漣だけじゃ、どうしようもなくて……!だから……!」
大井「……ごめんなさい」
漣「!」
456: 2017/07/30(日) 22:53:34.01 ID:xqhiU0Kd0
大井「この間言ったとおり、私はもう戦えない」
大井「悪いけど……」クルッ
漣「……ッ!」
漣「怖いんですか!?」
大井「……!」ピタッ
漣「氏ぬのが怖いから、戦えないんですか……!?」
大井「……」
大井「悪いけど……」クルッ
漣「……ッ!」
漣「怖いんですか!?」
大井「……!」ピタッ
漣「氏ぬのが怖いから、戦えないんですか……!?」
大井「……」
457: 2017/07/30(日) 22:54:19.10 ID:xqhiU0Kd0
漣「……大井さんは、自分の目の前で仲間が殺されてしまった……」
漣「普段の艦隊戦とは違う戦いへの、恐怖を覚えてしまった……」
漣「……漣も、さっきまでそうでした」
漣「漣は、もう、艦隊戦もできなくなるんじゃないかというくらい、怖かったです……」
漣「でも、さっき……気が付いたんです」
漣「氏ぬのは、確かに怖い……だけど」
漣「仲間を失うのは、もっと怖い……!」
大井「……!」
漣「漣は、大切な仲間を守りたいんです!」
漣「だから……!」
大井「……」
漣「普段の艦隊戦とは違う戦いへの、恐怖を覚えてしまった……」
漣「……漣も、さっきまでそうでした」
漣「漣は、もう、艦隊戦もできなくなるんじゃないかというくらい、怖かったです……」
漣「でも、さっき……気が付いたんです」
漣「氏ぬのは、確かに怖い……だけど」
漣「仲間を失うのは、もっと怖い……!」
大井「……!」
漣「漣は、大切な仲間を守りたいんです!」
漣「だから……!」
大井「……」
458: 2017/07/30(日) 22:54:48.98 ID:xqhiU0Kd0
『大井さん!もう、私たちはダメ……!だから……』
大井『嫌よ!あなたたちを置いて、逃げるなんて……』
『あなただけでも生き残って……!このままじゃ、全滅しちゃう……!』
大井『でも……』
『誰かが、このことを伝えないといけない!それができるのは、あなただけなの!』
『鎮守府のみんなを、守れるのは……!』
大井『……!』
『ぐ、ああああああああああああ!!!』
グシャッ
大井『!!』
大井『……ッ!!』ダダッ
大井『嫌よ!あなたたちを置いて、逃げるなんて……』
『あなただけでも生き残って……!このままじゃ、全滅しちゃう……!』
大井『でも……』
『誰かが、このことを伝えないといけない!それができるのは、あなただけなの!』
『鎮守府のみんなを、守れるのは……!』
大井『……!』
『ぐ、ああああああああああああ!!!』
グシャッ
大井『!!』
大井『……ッ!!』ダダッ
459: 2017/07/30(日) 22:55:17.04 ID:xqhiU0Kd0
大井「……」
スタスタ
漣「大井さん……!」
大井「……」
漣「……くっ!」ダダッ
スタスタ
漣「大井さん……!」
大井「……」
漣「……くっ!」ダダッ
460: 2017/07/30(日) 22:55:45.94 ID:xqhiU0Kd0
吹雪「……う……」
コウワン「そろそろ限界かしら?」
叢雲「ま、まだよ……まだ、負けてない……」
コウワン「だったら、そこから動いて見せたらどう?」
叢雲「……くそぉ……!」
電「も、もう……ダメなのですか……?」
五月雨「あきらめちゃダメ……!まだ……何かできるはず……!」
コウワン「そんな状態で言ってもねぇ……無理があるわよ」
コウワン「そろそろ限界かしら?」
叢雲「ま、まだよ……まだ、負けてない……」
コウワン「だったら、そこから動いて見せたらどう?」
叢雲「……くそぉ……!」
電「も、もう……ダメなのですか……?」
五月雨「あきらめちゃダメ……!まだ……何かできるはず……!」
コウワン「そんな状態で言ってもねぇ……無理があるわよ」
461: 2017/07/30(日) 22:56:12.16 ID:xqhiU0Kd0
コウワン「さて、そろそろ、トドメかしら?」ヒョイッ
吹雪「……ぐっ……」
叢雲「吹雪……!」
コウワン「まずはあなたから、あの世へ送ってあげる……」グググ
吹雪「ぐあああああああ!!」
シュバババッ!!
コウワン「!!」バッ
コウワンは、飛んで来た矢をガードし、思わず手を離した!
吹雪「……ぐっ……」
叢雲「吹雪……!」
コウワン「まずはあなたから、あの世へ送ってあげる……」グググ
吹雪「ぐあああああああ!!」
シュバババッ!!
コウワン「!!」バッ
コウワンは、飛んで来た矢をガードし、思わず手を離した!
462: 2017/07/30(日) 22:56:41.80 ID:xqhiU0Kd0
吹雪「ぐっ!げほっげほっ……」ドサッ
五月雨「吹雪ちゃん!大丈夫!?」
吹雪「だ、大丈夫……」
電「い、今のは……」
コウワン「……命知らずとは、まさにこのことね」
漣「みんなから離れろ!漣が相手だ!」
吹雪「漣ちゃん……!」
叢雲「馬鹿!どうして戻ってきたの!」
漣「……氏ぬのは、怖い……怖いけど……」
漣「みんなが氏んでいくのを、黙って見ているなんてできない!」
五月雨「吹雪ちゃん!大丈夫!?」
吹雪「だ、大丈夫……」
電「い、今のは……」
コウワン「……命知らずとは、まさにこのことね」
漣「みんなから離れろ!漣が相手だ!」
吹雪「漣ちゃん……!」
叢雲「馬鹿!どうして戻ってきたの!」
漣「……氏ぬのは、怖い……怖いけど……」
漣「みんなが氏んでいくのを、黙って見ているなんてできない!」
463: 2017/07/30(日) 22:57:09.31 ID:xqhiU0Kd0
コウワン「いい度胸ね……わざわざ戻ってくるなんて」
コウワン「わかった・・・それじゃあ」
コウワン「あなたから頃してあげるわ!」シュンッ
漣「!!」バシュッ
コウワン「ほらほら、どうしたの?当たってないわよ」シュンッ
漣「くぅ……!」バシュバシュッ
コウワン「他に近接攻撃されているときに、あなたの矢が来るのは厄介だけど……」シュンッ
コウワン「あなただけなら、問題ないわね」
漣「このぉ!」バシュッ
コウワン「わかった・・・それじゃあ」
コウワン「あなたから頃してあげるわ!」シュンッ
漣「!!」バシュッ
コウワン「ほらほら、どうしたの?当たってないわよ」シュンッ
漣「くぅ……!」バシュバシュッ
コウワン「他に近接攻撃されているときに、あなたの矢が来るのは厄介だけど……」シュンッ
コウワン「あなただけなら、問題ないわね」
漣「このぉ!」バシュッ
464: 2017/07/30(日) 22:57:44.30 ID:xqhiU0Kd0
コウワン「ほら、もっとよく狙いなさい」シュンッ
コウワン「そうだわ。サービスしてあげる」
コウワン「あと十発……あなたが矢を撃つまで、攻撃はしないであげる」
コウワン「精々頑張って当てることね」
漣「馬鹿にして……!」バシュッ
コウワン「ほーら、あと九発よ」
漣「くっ……」
漣(やっぱり、漣だけじゃだめだ……)
コウワン「フフフ、氏にに来たようなものね」
漣(どうしたら……?)
コウワン「そうだわ。サービスしてあげる」
コウワン「あと十発……あなたが矢を撃つまで、攻撃はしないであげる」
コウワン「精々頑張って当てることね」
漣「馬鹿にして……!」バシュッ
コウワン「ほーら、あと九発よ」
漣「くっ……」
漣(やっぱり、漣だけじゃだめだ……)
コウワン「フフフ、氏にに来たようなものね」
漣(どうしたら……?)
465: 2017/07/30(日) 22:58:11.82 ID:xqhiU0Kd0
コウワン「……あら?もう終わり?攻撃しないの?」
漣「……!」ギリギリ
漣(こうなったら、一か八かアレを……!)
漣(でもスキがなさすぎる……外したら、もう……)
漣「……っ」
「そんな挑発に乗って、どうするのかしら?」
漣「!?」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
漣「……!」ギリギリ
漣(こうなったら、一か八かアレを……!)
漣(でもスキがなさすぎる……外したら、もう……)
漣「……っ」
「そんな挑発に乗って、どうするのかしら?」
漣「!?」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
466: 2017/07/30(日) 22:58:40.09 ID:xqhiU0Kd0
コウワン「!?な、何!?これは!」
吹雪「な、何今の爆発!?」
叢雲「!あ、あれって……」
漣「あなたは……!」
ホワイト「私はホワイト……正義の味方よ」
電「……あれって」
五月雨「大井さん……だよね」
叢雲「一応メットで、顔はわからないけど……」
吹雪「な、何今の爆発!?」
叢雲「!あ、あれって……」
漣「あなたは……!」
ホワイト「私はホワイト……正義の味方よ」
電「……あれって」
五月雨「大井さん……だよね」
叢雲「一応メットで、顔はわからないけど……」
467: 2017/07/30(日) 22:59:08.52 ID:xqhiU0Kd0
漣「き、来てくれたんですか!?」
ホワイト「何のことかしら?」
ホワイト「私は、ただの通りすがりの正義の味方よ」
ホワイト「それより、奴を倒すことが優先よ」
ホワイト「仲間を……守るんでしょ?」
漣「……はい!」
ホワイト「何のことかしら?」
ホワイト「私は、ただの通りすがりの正義の味方よ」
ホワイト「それより、奴を倒すことが優先よ」
ホワイト「仲間を……守るんでしょ?」
漣「……はい!」
468: 2017/07/30(日) 23:00:16.65 ID:xqhiU0Kd0
コウワン「あら……まだ味方がいたのね」
ホワイト「……あなたね?悪の組織の幹部は」
コウワン「そうよ……あなた、どこかで見たことあるわね」
ホワイト「……」
コウワン「まあいいわ……あなたも後で頃してあげるわ」
ホワイト「それは遠慮しておくわ」バシュッ!
コウワン「……?一体何を」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
コウワン「!!?」
吹雪「ば、爆弾!?」
五月雨「あれが、大井さんの武器……?」
ホワイト「……あなたね?悪の組織の幹部は」
コウワン「そうよ……あなた、どこかで見たことあるわね」
ホワイト「……」
コウワン「まあいいわ……あなたも後で頃してあげるわ」
ホワイト「それは遠慮しておくわ」バシュッ!
コウワン「……?一体何を」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
コウワン「!!?」
吹雪「ば、爆弾!?」
五月雨「あれが、大井さんの武器……?」
469: 2017/07/30(日) 23:00:42.79 ID:xqhiU0Kd0
コウワン「く……油断したわ」
ホワイト「まだまだ!」バシュッ
コウワン「!」シュンッ
ドカァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
コウワン「ぐあぁ!!」ズザッ
叢雲「……!そうか、奴はあくまでも高速移動しているだけ!」
電「攻撃範囲の大きい爆弾は、有効なのです!」
ホワイト「まだまだ!」バシュッ
コウワン「!」シュンッ
ドカァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
コウワン「ぐあぁ!!」ズザッ
叢雲「……!そうか、奴はあくまでも高速移動しているだけ!」
電「攻撃範囲の大きい爆弾は、有効なのです!」
470: 2017/07/30(日) 23:01:14.97 ID:xqhiU0Kd0
ホワイト「ほら、何ボサッとしているの」
漣「あ、はい!」バシュッ!
ドガァッ!!
コウワン「ぐっ!!」
コウワン(まずい……爆弾にやられたせいで、隙ができてしまう)
コウワン(しかし……)
バシュッ!
コウワン「!!」シュンッ
ドカァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!
コウワン「ぐっ……!」
漣(!!近づいてきた!)
漣「あ、はい!」バシュッ!
ドガァッ!!
コウワン「ぐっ!!」
コウワン(まずい……爆弾にやられたせいで、隙ができてしまう)
コウワン(しかし……)
バシュッ!
コウワン「!!」シュンッ
ドカァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!
コウワン「ぐっ……!」
漣(!!近づいてきた!)
471: 2017/07/30(日) 23:01:40.96 ID:xqhiU0Kd0
コウワン「フフフ、残念だったわね!」
コウワン「この距離なら、近すぎて爆弾は放てまい!」
コウワン「ここからさらに近づいて攻撃を……」
ホワイト「あー、ちょっと目をつむってて」
漣「え?」
バシュッ!
コウワン「ん?何を……」
ピカァァァァァァァァァァァ!!
コウワン「うわっ!?な、何、これは!?目が……!」
コウワン「この距離なら、近すぎて爆弾は放てまい!」
コウワン「ここからさらに近づいて攻撃を……」
ホワイト「あー、ちょっと目をつむってて」
漣「え?」
バシュッ!
コウワン「ん?何を……」
ピカァァァァァァァァァァァ!!
コウワン「うわっ!?な、何、これは!?目が……!」
472: 2017/07/30(日) 23:02:07.00 ID:xqhiU0Kd0
ホワイト「ほら、今のうちに」
漣「はい!」バシュッ!
コウワン「うあああああああ!!」ビュンッ ドザザザ!
ホワイト「よーし、何とか距離が取れたわね」
漣(よし、風をうまく使えば吹っ飛ばすこともできる……これで何とか)
漣(それにしても、大井さん、すごい……戦いなれている)
コウワン「ぐぅ……何なの、その爆弾は!?」ヨロッ
ホワイト「これは、私の武器『トーピードーボム』。複数の種類を持つ爆弾よ」
ホワイト「それ、『パワーボム』!!」バシュッ!
ドカァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
コウワン「……ッ!くっ……!」
漣「はい!」バシュッ!
コウワン「うあああああああ!!」ビュンッ ドザザザ!
ホワイト「よーし、何とか距離が取れたわね」
漣(よし、風をうまく使えば吹っ飛ばすこともできる……これで何とか)
漣(それにしても、大井さん、すごい……戦いなれている)
コウワン「ぐぅ……何なの、その爆弾は!?」ヨロッ
ホワイト「これは、私の武器『トーピードーボム』。複数の種類を持つ爆弾よ」
ホワイト「それ、『パワーボム』!!」バシュッ!
ドカァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
コウワン「……ッ!くっ……!」
473: 2017/07/30(日) 23:02:33.74 ID:xqhiU0Kd0
ホワイト「そして、『フラッシュボム』!」ポイッ
ピカァァァァァァァァァァァ!!
コウワン「しまった!また目が……!」
バシュンッ!
コウワン「!?ぐああっ……!」ドンッ
ホワイト「よーし、攻撃するタイミングもわかってきたみたいね」
漣「えへへ、おかげさまで」
ピカァァァァァァァァァァァ!!
コウワン「しまった!また目が……!」
バシュンッ!
コウワン「!?ぐああっ……!」ドンッ
ホワイト「よーし、攻撃するタイミングもわかってきたみたいね」
漣「えへへ、おかげさまで」
474: 2017/07/30(日) 23:03:01.06 ID:xqhiU0Kd0
コウワン「お、思い出したわ、あなた……!」
コウワン「前に襲った鎮守府にいた……!」
ホワイト「……あの時よりは強いみたいだけど、あなた一人じゃ私……」
ホワイト「……いえ、私たちにはかなわないわ」
コウワン「ぐっ……!」
コウワン「前に襲った鎮守府にいた……!」
ホワイト「……あの時よりは強いみたいだけど、あなた一人じゃ私……」
ホワイト「……いえ、私たちにはかなわないわ」
コウワン「ぐっ……!」
475: 2017/07/30(日) 23:03:33.47 ID:xqhiU0Kd0
コウワン「くそぉ……!こうなったら!」シュンッ
叢雲「んなっ!」ガッ
吹雪「叢雲ちゃん!」
コウワン「フフフ、どう!?私を攻撃したら、この子に当たるかもしれないわよ!」
五月雨「またこんな手を……!」
電「卑怯なのです!」
コウワン「フフ、何とでも言うがいいわ!」
叢雲「んなっ!」ガッ
吹雪「叢雲ちゃん!」
コウワン「フフフ、どう!?私を攻撃したら、この子に当たるかもしれないわよ!」
五月雨「またこんな手を……!」
電「卑怯なのです!」
コウワン「フフ、何とでも言うがいいわ!」
476: 2017/07/30(日) 23:04:09.11 ID:xqhiU0Kd0
ホワイト「く……困ったわね。パワーボムは威力は大したことないとはいえ、どうか……」
ホワイト「フラッシュボムもいい加減効かないでしょうし、どうしたら……」
漣「……あとは、どんな爆弾があるんですか?」
ホワイト「……敵をその場から動かなくさせる爆弾があるわ」
漣「では、それをお願いします」
ホワイト「……わかったわ」
ホワイト「『フリーズボム』!」バシュッ
コウワン「フフフ、今更何をしようと……」
ビチャッ!
コウワン「!?な、何これは……!」グググ
コウワン「う、動けない!まさか……とりもち!?」
ホワイト「フラッシュボムもいい加減効かないでしょうし、どうしたら……」
漣「……あとは、どんな爆弾があるんですか?」
ホワイト「……敵をその場から動かなくさせる爆弾があるわ」
漣「では、それをお願いします」
ホワイト「……わかったわ」
ホワイト「『フリーズボム』!」バシュッ
コウワン「フフフ、今更何をしようと……」
ビチャッ!
コウワン「!?な、何これは……!」グググ
コウワン「う、動けない!まさか……とりもち!?」
477: 2017/07/30(日) 23:04:59.45 ID:xqhiU0Kd0
ホワイト「さて、これでいいはずよ」
漣「はい、ありがとうございます」ギリギリ
ホワイト「……外したら、あの子が危ないわよ?」
漣「大丈夫です」
漣「……守ってみせます」
ホワイト「……」
バシュンッ
ドガァァァァッ!!!
コウワン「!?ば、馬鹿な……!」
漣は、叢雲に当たらないギリギリの所を射抜いた!
漣「はい、ありがとうございます」ギリギリ
ホワイト「……外したら、あの子が危ないわよ?」
漣「大丈夫です」
漣「……守ってみせます」
ホワイト「……」
バシュンッ
ドガァァァァッ!!!
コウワン「!?ば、馬鹿な……!」
漣は、叢雲に当たらないギリギリの所を射抜いた!
478: 2017/07/30(日) 23:05:26.55 ID:xqhiU0Kd0
漣「まだまだぁ!」バシュバシュッ
コウワン「ぐあああああああ!!な、何故だ!なぜ……!」グサグサッ
叢雲「漣……!」
コウワン「く……とりもちなら、地面を破壊すればいい!そうすれば動けるようになって、もう当たらないわ!」
コウワン「えーい、あなた、邪魔よ!」ポイッ
叢雲「うわっ!?」ドザッ
電「だ、大丈夫なのです!?」
叢雲「いたた……だ、大丈夫よ」
叢雲「それにしても、あいつ……」
五月雨「うん、フラグだよね……」
コウワン「ぐあああああああ!!な、何故だ!なぜ……!」グサグサッ
叢雲「漣……!」
コウワン「く……とりもちなら、地面を破壊すればいい!そうすれば動けるようになって、もう当たらないわ!」
コウワン「えーい、あなた、邪魔よ!」ポイッ
叢雲「うわっ!?」ドザッ
電「だ、大丈夫なのです!?」
叢雲「いたた……だ、大丈夫よ」
叢雲「それにしても、あいつ……」
五月雨「うん、フラグだよね……」
479: 2017/07/30(日) 23:05:59.24 ID:xqhiU0Kd0
コウワン「せいっ!」ブンッ
ズガァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
コウワン「よし、これで動け……」
ビュンッ
コウワン(!矢が、もう飛んできている……!?)
コウワン(は、早くモードを切り替えて……)シュルルル
コウワン(……!や、矢が飛んできているどころか……!?)
漣が放った何本もの矢が、コウワンを取り囲んでいた!
コウワン「何いいいいいいいい!?」
ズガァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
コウワン「よし、これで動け……」
ビュンッ
コウワン(!矢が、もう飛んできている……!?)
コウワン(は、早くモードを切り替えて……)シュルルル
コウワン(……!や、矢が飛んできているどころか……!?)
漣が放った何本もの矢が、コウワンを取り囲んでいた!
コウワン「何いいいいいいいい!?」
480: 2017/07/30(日) 23:06:39.39 ID:xqhiU0Kd0
漣「いけええええええええええええええ!!!!」
コウワンを取り囲んでいた矢たちが、一斉に襲い掛かった!!
ドゴォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!
コウワン「う、うわあああああああああああああああああ!!!!」
矢にまとわりついていた風が、そのままコウワンを吹っ飛ばす!
バビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!
コウワン「お、覚えてなさああああああああああい!!」ヒューン
キラーン……
漣「汚ねえ花火だ……」
コウワンを取り囲んでいた矢たちが、一斉に襲い掛かった!!
ドゴォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!
コウワン「う、うわあああああああああああああああああ!!!!」
矢にまとわりついていた風が、そのままコウワンを吹っ飛ばす!
バビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!
コウワン「お、覚えてなさああああああああああい!!」ヒューン
キラーン……
漣「汚ねえ花火だ……」
481: 2017/07/30(日) 23:07:09.58 ID:xqhiU0Kd0
吹雪「……大井さん、ありがとうございました」
ホワイト「大井?誰かしら」
ホワイト「私はホワイト。通りすがりの正義のみか……」
漣「えいっ」スポッ
大井「……」
五人「……」
大井「ちょっと!何でとるのよ!こういうのはとっちゃいけないでしょ!」
漣「うひー、すみません」
ホワイト「大井?誰かしら」
ホワイト「私はホワイト。通りすがりの正義のみか……」
漣「えいっ」スポッ
大井「……」
五人「……」
大井「ちょっと!何でとるのよ!こういうのはとっちゃいけないでしょ!」
漣「うひー、すみません」
482: 2017/07/30(日) 23:07:50.27 ID:xqhiU0Kd0
五月雨「どうして、助けてくれたんですか?」
大井「……別に。ちょっと癪だっただけよ」
大井「自分が逃げたままでいるのがね」
漣「……」
叢雲「何はともあれ、助かったわ」
電「本当に、ありがとうございました」
大井「……別に。ちょっと癪だっただけよ」
大井「自分が逃げたままでいるのがね」
漣「……」
叢雲「何はともあれ、助かったわ」
電「本当に、ありがとうございました」
483: 2017/07/30(日) 23:08:16.53 ID:xqhiU0Kd0
吹雪「……大井さん、やっぱり、一緒に戦ってくれないんですか?」
大井「……そうね」
大井「戦わない理由はもうないけど、あなたたちとは別行動で奴らについて調査しようと思うの」
大井「その方が小回りがきくし、それに……」
漣「それに?」
大井「……私にとって、『ショキカンジャー』は、一つだけだから」
吹雪「……そうですか」
大井「……そうね」
大井「戦わない理由はもうないけど、あなたたちとは別行動で奴らについて調査しようと思うの」
大井「その方が小回りがきくし、それに……」
漣「それに?」
大井「……私にとって、『ショキカンジャー』は、一つだけだから」
吹雪「……そうですか」
484: 2017/07/30(日) 23:08:43.48 ID:xqhiU0Kd0
大井「それに、あなたたち……」
五人「?」
大井「……『駆逐戦隊』って言ってるじゃない」
五人「……」
五人(……そうだった!)
大井「とにかく、あなたたちの戦隊には入らないけど……」
大井「一応味方だから、困ったときは……助けてあげるわ」
吹雪「……ありがとうございます!」
大井「北上さんとの用事があるなら、そっちを優先するけど」
五人(ですよねー)
五人「?」
大井「……『駆逐戦隊』って言ってるじゃない」
五人「……」
五人(……そうだった!)
大井「とにかく、あなたたちの戦隊には入らないけど……」
大井「一応味方だから、困ったときは……助けてあげるわ」
吹雪「……ありがとうございます!」
大井「北上さんとの用事があるなら、そっちを優先するけど」
五人(ですよねー)
485: 2017/07/30(日) 23:09:12.27 ID:xqhiU0Kd0
大井「じゃあ、私はもう帰るわ」
漣「……本当に、ありがとうございました」
大井「……今回の奴より、もっと手強い奴がいる」
大井「それを忘れないでおくことね」
ザッザッ
漣「……」
漣「……本当に、ありがとうございました」
大井「……今回の奴より、もっと手強い奴がいる」
大井「それを忘れないでおくことね」
ザッザッ
漣「……」
486: 2017/07/30(日) 23:09:39.28 ID:xqhiU0Kd0
吹雪「……漣ちゃん、よかった……」
漣「……みんな、ごめんね」
五月雨「いいよいいよ。気にしないで」
叢雲「それにしても……漣、ありがとう」
漣「いえいえ、礼には及びませんな」
電「叢雲さんだけをよけて矢を撃つなんて……どうやったのです?あれ」
漣「何かよくわからんけどできた」
叢雲「えぇ……」
漣「……みんな、ごめんね」
五月雨「いいよいいよ。気にしないで」
叢雲「それにしても……漣、ありがとう」
漣「いえいえ、礼には及びませんな」
電「叢雲さんだけをよけて矢を撃つなんて……どうやったのです?あれ」
漣「何かよくわからんけどできた」
叢雲「えぇ……」
487: 2017/07/30(日) 23:10:19.48 ID:xqhiU0Kd0
漣「それに、お礼を言うのはこっちもだよ」
漣「ありがとう、叢雲ちゃん」
叢雲「……そう。まあ、いいのよ、別に」
吹雪「え?何かあったの?」
漣「あー、何かね、この前……」
叢雲「オラァ!」ドゴォ
漣「へぁっ!?」
漣「ちょ……何するのさー?」
叢雲「何かいやだったから……」
漣「ありがとう、叢雲ちゃん」
叢雲「……そう。まあ、いいのよ、別に」
吹雪「え?何かあったの?」
漣「あー、何かね、この前……」
叢雲「オラァ!」ドゴォ
漣「へぁっ!?」
漣「ちょ……何するのさー?」
叢雲「何かいやだったから……」
488: 2017/07/30(日) 23:11:26.50 ID:xqhiU0Kd0
漣「いやー、それにしても……」
漣「……」
四人「……?」
漣「……なんでもない!帰るぞ!」ダダッ
叢雲「はぁ?ちょ、待ちなさいよ!」
漣(よかった……ちゃんと、皆を守ることができた)
漣「……」
四人「……?」
漣「……なんでもない!帰るぞ!」ダダッ
叢雲「はぁ?ちょ、待ちなさいよ!」
漣(よかった……ちゃんと、皆を守ることができた)
489: 2017/07/30(日) 23:11:52.84 ID:xqhiU0Kd0
──────────
──────
───
漣「はぁ……弓を空母の方々に教えてもらえることになったけど……」
漣「やっぱしんどいわー……萎え~……」
大井「あら、ずいぶんお疲れね」
漣「あ、大井さん」
大井「そんなことでは、すぐに負けちゃうわよ」
漣「はーい、わかってまーす……」
──────
───
漣「はぁ……弓を空母の方々に教えてもらえることになったけど……」
漣「やっぱしんどいわー……萎え~……」
大井「あら、ずいぶんお疲れね」
漣「あ、大井さん」
大井「そんなことでは、すぐに負けちゃうわよ」
漣「はーい、わかってまーす……」
490: 2017/07/30(日) 23:12:38.62 ID:xqhiU0Kd0
大井「……そういえば、この間は言わなかったけど」
漣「はい?」
大井「あなた……すごいわね」
漣「え!?な、なんですか急に!?」
漣「漣はおだてても木に登りませんよ!」
大井「何言ってるのよ……」
漣「はい?」
大井「あなた……すごいわね」
漣「え!?な、なんですか急に!?」
漣「漣はおだてても木に登りませんよ!」
大井「何言ってるのよ……」
491: 2017/07/30(日) 23:13:04.75 ID:xqhiU0Kd0
大井「……あなた、最初に仲間の元へ向かったあと、私を呼んで、一人で戻って行ったのよね」
漣「はい、そうです」
大井「……私なら、一人で戻るなんて、怖くてできなかった」
大井「私だって、以前、それはできたはずなのに……」
大井「仲間を助けたかったはずなのに、勇気が足りなかった」
漣「……」
大井「でもあなたは、それをやってのけた」
大井「あなたには、それを成し遂げるだけの勇気があったのよ」
漣「……そうですか」
漣「はい、そうです」
大井「……私なら、一人で戻るなんて、怖くてできなかった」
大井「私だって、以前、それはできたはずなのに……」
大井「仲間を助けたかったはずなのに、勇気が足りなかった」
漣「……」
大井「でもあなたは、それをやってのけた」
大井「あなたには、それを成し遂げるだけの勇気があったのよ」
漣「……そうですか」
492: 2017/07/30(日) 23:13:30.99 ID:xqhiU0Kd0
漣「漣には……勇気があったかどうかなんて、わかりません」
漣「ただ……仲間を守りたかった……助けたかった」
漣「それしか考えてなかったから……」
大井「でも、そこから動くことができた」
大井「あなたは、氏ぬことが怖かったはずなのに、助けに行った」
大井「その、『仲間を守りたい』という思いから行動するための力……」
大井「それが、勇気よ」
漣「……」
大井「勇気は、とても強力な力となるわ」
大井「でも、簡単に手に入るものではない……でも、あなたはそれを手に入れた」
大井「だから、すごいって言ったのよ」
漣「そう、ですか……」
漣「ただ……仲間を守りたかった……助けたかった」
漣「それしか考えてなかったから……」
大井「でも、そこから動くことができた」
大井「あなたは、氏ぬことが怖かったはずなのに、助けに行った」
大井「その、『仲間を守りたい』という思いから行動するための力……」
大井「それが、勇気よ」
漣「……」
大井「勇気は、とても強力な力となるわ」
大井「でも、簡単に手に入るものではない……でも、あなたはそれを手に入れた」
大井「だから、すごいって言ったのよ」
漣「そう、ですか……」
493: 2017/07/30(日) 23:13:59.37 ID:xqhiU0Kd0
大井「で、も!」ピンッ
漣「あうっ!」バシッ
大井「勇気と無謀は違うのよ!」
大井「今回はどうにかなったけど、正直、私がいなかったら負けてたわ!」
大井「勝算のある戦いをしなさい!」
漣「は、はい……」ヒリヒリ
大井「勇気だけあっても仕方ない、だから……」
大井「……強くなりなさい」
漣「……!」
漣「あうっ!」バシッ
大井「勇気と無謀は違うのよ!」
大井「今回はどうにかなったけど、正直、私がいなかったら負けてたわ!」
大井「勝算のある戦いをしなさい!」
漣「は、はい……」ヒリヒリ
大井「勇気だけあっても仕方ない、だから……」
大井「……強くなりなさい」
漣「……!」
494: 2017/07/30(日) 23:14:28.15 ID:xqhiU0Kd0
大井「これは、ヒーローとしても、艦娘としても、どちらにも言えることよ」
大井「その勇気、無駄にしないためにも……」
大井「強くなることね」
漣「……はい!」
大井「じゃ、私はこれで」スタスタ
漣「……ありがとうございました!」
大井「その勇気、無駄にしないためにも……」
大井「強くなることね」
漣「……はい!」
大井「じゃ、私はこれで」スタスタ
漣「……ありがとうございました!」
495: 2017/07/30(日) 23:14:55.48 ID:xqhiU0Kd0
漣(……もっと、強くなりたい……)
漣(仲間を守るため、勇気を持って戦うため!)
漣「よーし!」
漣「ショキカンジャー、ピンク、漣!いっくぞー!」
第四話「六人目の戦士!?」 艦
漣(仲間を守るため、勇気を持って戦うため!)
漣「よーし!」
漣「ショキカンジャー、ピンク、漣!いっくぞー!」
第四話「六人目の戦士!?」 艦
496: 2017/07/30(日) 23:15:21.99 ID:xqhiU0Kd0
次回予告!
ショキカンジャーのマスコットの電なのです
ま、マスコットって何なのです!?戦隊関係ないのです!え、あるのです?
大井さんは戦隊に入ってくれませんでしたが、敵は容赦なく襲ってくるのです
特に、今回みたいに幹部さんが強いときは……
え?戦隊モノの定番がまだ残ってる?それって何なのです!?
次回、第五話「合体技がほしい!」
次回も、電の本気を見るのです!
ショキカンジャーのマスコットの電なのです
ま、マスコットって何なのです!?戦隊関係ないのです!え、あるのです?
大井さんは戦隊に入ってくれませんでしたが、敵は容赦なく襲ってくるのです
特に、今回みたいに幹部さんが強いときは……
え?戦隊モノの定番がまだ残ってる?それって何なのです!?
次回、第五話「合体技がほしい!」
次回も、電の本気を見るのです!
497: 2017/07/30(日) 23:15:48.02 ID:xqhiU0Kd0
スペシャルコーナー『ショキカンジャーって?ああ!』
~大井ホワイトの装備~
漣「はい、今回も始まりました、『ショキカンジャーって?ああ!』のコーナー」
叢雲「早くも三回目ね……」
漣「今回はスペシャルゲストをお呼びしました!早速ご紹介しましょう!」
漣「大井ホワイトこと、大井さんです!」
大井「……なにこれ?」
吹雪「……なんか、ごめんなさい大井さん」
~大井ホワイトの装備~
漣「はい、今回も始まりました、『ショキカンジャーって?ああ!』のコーナー」
叢雲「早くも三回目ね……」
漣「今回はスペシャルゲストをお呼びしました!早速ご紹介しましょう!」
漣「大井ホワイトこと、大井さんです!」
大井「……なにこれ?」
吹雪「……なんか、ごめんなさい大井さん」
498: 2017/07/30(日) 23:16:20.73 ID:xqhiU0Kd0
五月雨「えっと……ということは、大井さんの装備とかについての解説?」
漣「まあそういうことです」
大井「そう言われてもねぇ……」
電「だ、ダメなのです?」
大井「いや、ダメってわけじゃないけれど、急に言われても……」
吹雪「そりゃそうですよね……」
叢雲「とりあえず漣、場を持たせるためにあんたの必殺技の解説しなさい」
漣「ああ、あれ?はいはーい」
漣「まあそういうことです」
大井「そう言われてもねぇ……」
電「だ、ダメなのです?」
大井「いや、ダメってわけじゃないけれど、急に言われても……」
吹雪「そりゃそうですよね……」
叢雲「とりあえず漣、場を持たせるためにあんたの必殺技の解説しなさい」
漣「ああ、あれ?はいはーい」
499: 2017/07/30(日) 23:16:47.70 ID:xqhiU0Kd0
漣「漣のデッキアローは、ショキブレスのアンカーパーツを取り付けることで矢を操れるようになります」
吹雪「軌道をコントロールできるってこと?」
漣「まあそうだね。半分黄色で半分青みたいな感じ?」
叢雲「は?」
電「それって複数操れるのです?」
漣「うん。今回コウワンさん相手にやったように、複数の矢を操ることができます」
漣「んで、複数の矢で相手を取り囲んで、一気にブスリ……ってできるわけ」
五月雨「なるほどね」
吹雪「軌道をコントロールできるってこと?」
漣「まあそうだね。半分黄色で半分青みたいな感じ?」
叢雲「は?」
電「それって複数操れるのです?」
漣「うん。今回コウワンさん相手にやったように、複数の矢を操ることができます」
漣「んで、複数の矢で相手を取り囲んで、一気にブスリ……ってできるわけ」
五月雨「なるほどね」
500: 2017/07/30(日) 23:17:14.61 ID:xqhiU0Kd0
漣「っていう感じの解説をお願いします、大井さん」
大井「……まあ、いいわ」
大井「まず、私の変身アイテムはこれ。ショキフォンよ」パカッ
五月雨「携帯電話型ですか?」
大井「ええ。これで変身や通信ができるわ」
叢雲「……真ん中に大きく『出撃』って書かれたボタンがある……」
大井「これを押すと変身が始まるのよ」
大井「……まあ、いいわ」
大井「まず、私の変身アイテムはこれ。ショキフォンよ」パカッ
五月雨「携帯電話型ですか?」
大井「ええ。これで変身や通信ができるわ」
叢雲「……真ん中に大きく『出撃』って書かれたボタンがある……」
大井「これを押すと変身が始まるのよ」
501: 2017/07/30(日) 23:17:46.42 ID:xqhiU0Kd0
大井「特定のキーを入力することで、変身しなくても武器が取り出せるわ」ピピピッ
大井「こんな風にね」シュンッ
電「この間の戦いで使っていた武器なのです」
吹雪「名前は……トーピードーボム、でしたっけ?」
大井「ええ。魚雷発射管型の装備ね。腕に取り付けることができるわ」
大井「そこから、魚雷型の爆弾を射出することで攻撃するわ」
大井「こんな風にね」シュンッ
電「この間の戦いで使っていた武器なのです」
吹雪「名前は……トーピードーボム、でしたっけ?」
大井「ええ。魚雷発射管型の装備ね。腕に取り付けることができるわ」
大井「そこから、魚雷型の爆弾を射出することで攻撃するわ」
502: 2017/07/30(日) 23:18:15.89 ID:xqhiU0Kd0
漣「爆弾には種類がいくつかあるんでしたよね?」
大井「ええ。まず通常の爆発を起こす『パワーボム』」
大井「閃光弾のように、光を放って敵の目をくらます『フラッシュボム』」
大井「とりもちを発射して、相手の動きを封じる『フリーズボム』」
大井「以上の三種類を使い分けて戦うわ」
五月雨「どちらかといえば、サポート向けの武器ですね」
大井「ええ。以前の戦いでも主に仲間のサポートをしていたわ」
大井「ええ。まず通常の爆発を起こす『パワーボム』」
大井「閃光弾のように、光を放って敵の目をくらます『フラッシュボム』」
大井「とりもちを発射して、相手の動きを封じる『フリーズボム』」
大井「以上の三種類を使い分けて戦うわ」
五月雨「どちらかといえば、サポート向けの武器ですね」
大井「ええ。以前の戦いでも主に仲間のサポートをしていたわ」
503: 2017/07/30(日) 23:18:42.60 ID:xqhiU0Kd0
叢雲「……ところで、この爆弾って限りはないの?」
大井「え?……そういえば、考えたことなかったわね」
大井「爆弾が切れたことは……今までなかったと思うわ」
吹雪「……どうなってるんですか?」
漣「漣の矢みたく、エネルギーを射出してるとか?」
電「でももっと物質的な感じがするのです」
五月雨「……じゃあ、どこから補充されてるの?」
六人「……」
大井「え?……そういえば、考えたことなかったわね」
大井「爆弾が切れたことは……今までなかったと思うわ」
吹雪「……どうなってるんですか?」
漣「漣の矢みたく、エネルギーを射出してるとか?」
電「でももっと物質的な感じがするのです」
五月雨「……じゃあ、どこから補充されてるの?」
六人「……」
504: 2017/07/30(日) 23:19:25.67 ID:xqhiU0Kd0
吹雪「気になるけど……」
五月雨「……なんか、触れちゃいけない部分な気がする……」
大井「……まあ、あれよ」
大井「特撮では、『それどこから出したの?』っていうの多いでしょ」
大井「そういうアレだと思えば……」
叢雲「いや、何の解決にもなってないから……」
とりあえず、気にしないことにした六人だった
艦
五月雨「……なんか、触れちゃいけない部分な気がする……」
大井「……まあ、あれよ」
大井「特撮では、『それどこから出したの?』っていうの多いでしょ」
大井「そういうアレだと思えば……」
叢雲「いや、何の解決にもなってないから……」
とりあえず、気にしないことにした六人だった
艦
505: 2017/07/30(日) 23:22:29.79 ID:xqhiU0Kd0
今回はここまで。続きは……いつだろう
更新が大幅に遅れてしまって申し訳ないです。その割には改変部分ほとんどなかったですが……
更新が大幅に遅れてしまって申し訳ないです。その割には改変部分ほとんどなかったですが……
506: 2017/07/30(日) 23:25:19.18 ID:IkCBSlgk0
乙
再開したと知ってたがやっと追いつけた
再開したと知ってたがやっと追いつけた
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります