つかさ「っていうか、のぶちゃんって未成年なんじゃ……私より２つ年下だし」

伸恵「まあ、そうなんだけど中学の時からずっと吸ってて今更止められなくてね。バイト始めた目的もタバコ代稼ぐ為だし」

つかさ「タバコって今は専用のカード無いと自動販売機じゃ買えないんでしょう？　どうしてるの？」

伸恵「レジの人がバイトの兄ちゃんとかだったら普通に売ってくれるよ」

つかさ「(汗)」

伸恵「そういや柊さんはどうしてアルバイトを始めようと思ったの？　あたしと同じで欲しい物か何かあって？」

つかさ「実は……」

伸恵の年は漫画版の１６才仕様でいってみる

本当だったららき☆すたキャラと苺ましまろキャラの住んでる所は結構離れてますｗ(埼玉県と静岡県)

～回想～

かがみ「つかさ！　高校３年生になったからにはもっと勉強頑張りなさいよっ。受験生だって言う自覚あるの!?」

つかさ「べ、別に１流大学を目指すお姉ちゃんと違って　私は今までどおりの勉強量でも
　　　　第一志望の料理の専門学校には十分いけるもん」

かがみ「いくら受験が楽だからって周りが頑張ってるのに堕落した生活送ってちゃダメよ」

つかさ「勉強の時間は減らしてる訳じゃないのにそんな事言われたくないよっ」

ただお「………」

つかさ「何で!?　何でお姉ちゃんだけおこずかいアップして私が下がるの!?」

みき「かがみは勉強を凄く頑張ってるからよ。つかさもかがみ位頑張ればおこずかいアップしてあげるわよ」

つかさ「そんなのズルいよ……」

かがみ「それならつかさももっと勉強頑張りなさい」

つかさ「私だってそんなに悪い成績じゃないもん……第一志望の学校には十分いけるんだし
　　　　これ以上いい成績とっても意味も無いよ……」

みき「あのねつかさ、勉強は考える力を身に着けるためにするものなの」

つかさ「私より勉強してない人なんて沢山いるもんっ　そこまで勉強しなくちゃ身につかない力なんていらないよ」

ただお「今の成績が問題ないからって勉強を疎かにするつもりか!?　そうしたいのなら好きなだけすればいいが
　　　　小遣いはやらんし携帯代も出さんっ」

つかさ「………っ………」

かがみ「つかさ、ここは謝ってちゃんと勉強に打ち込みなさい。じゃないと……」

つかさ「そ、それなら私、アルバイトするもんっ」

ただお「家の神社でアルバイトというのはダメだぞ」

つかさ「い、いいもん、自分で探すもんっ」

かがみ「つかさっ　あんたにアルバイトなんて無理よっ」

つかさ「が、がんばるもんっ！」

ただお「……勝手にしなさい。その代わりもう小遣いは無しだ」

～回想終了～

つかさ「っていう感じでお父さんとお母さん、あとお姉ちゃんと喧嘩してしまって
　　　　携帯代と元々もらってたおこずかいの分だけでも稼がないといけなくなったの」

伸恵「そ、そりゃ壮絶だ……身近にクソ真面目がいるとキツそうだな……」

つかさ「のぶちゃんの家の親はどんな感じ？」

伸恵「うちは基本的に放任主義だからのんびりやってるよ。　
　　　年の離れたクソ真面目な妹がいるけどあたしの方が上だし」

つかさ「そっか……あっ、もう行かないと店長さんに怒られちゃうね」

伸恵「かったるいけどタバコの為に頑張りますか(ｺﾞｿｺﾞｿ　ｼｭﾎﾞｯ)」

つかさ「の、のぶちゃんタバコ……」

伸恵「あぁ、つい……ﾁｯ」

『お疲れ様でしたー』

つかさ「うぅぅ……全然ダメだったよ……」
伸恵「まあ、最初はそんなもんだって」
つかさ「のぶちゃんは初日なのに凄く要領よかったね……うぅ…私より年下なのに～」

伸恵「やっとタバコが吸えるー！　(ｺﾞｿｺﾞｿ　ｼｭﾎﾞｯ　ｽｩｰ)」
つかさ「あ、あはは……(汗」
伸恵「それじゃあたし原付で帰るから」
つかさ「あ、うん　それじゃあまた明日ねー」


つかさ「緊張したけどのぶちゃんと一緒なら頑張れそうかな？」

みWIKI「こうしてつかささんは、伊藤伸恵さんと知り合うのでした。
　　　　初めてのアルバイトに色々と不安を抱いていたつかささんですが
　　　　伊藤さんの存在にかなり勇気付けられ、最初は失敗が多かったものの
　　　　伊藤さんを見習い、少しずつですが確実にウェイトレスの仕事を覚えていきました。
　　　　……ですが別れの時は突然訪れてしまうのです」

つかさ「ありがとうございましたー」
ｶﾗﾝｶﾗﾝ

つかさ「ふぅー、何とか仕事に慣れてきたかなー」
ｶﾗﾝｶﾗﾝ

つかさ「あ、いらっしゃいませー何名さまですかー？」


　「４名様でぇ～す」

つかさ「(小学生位の女の子だけって珍しいな)こちらのお席へどーぞ」

美羽「あ、喫煙席をお願いしまーす」

つかさ「ふぇ!?　え、えっとと、未成年の方は……」

千佳「みっちゃんっ！　店員さんをからかっちゃダメだよ。す、すいません」

つかさ「は、はい……」

つかさ（あれ？　さっきの子達とのぶちゃんが何か話してる？）

信恵「誰だ、あたしがここでバイトしてるの言ったの」

「すいませんあたしが……」

千佳「あれはしょうがないよ。　それにしてもお姉ちゃんがそんな格好するなんて……」

伸恵「美羽……変な真似するんじゃねぇぞ」

美羽「分かってるよぅ　お姉ちゃん」

つかさ「あの子達ってのぶちゃんの知り合い？」

伸恵「まぇね…、妹とその近所の友達」

つかさ「ねね、妹ってあの黒い髪をトンボ球で留めてる子でしょ？」

伸恵「へぇ、分かるんだ」

つかさ「二人とも結構似ているもん」

伸恵「ふ～ん、自分じゃ似てるかどうかなんて分からないけどそういうもんなのかねー…」

美羽「モーニングセットをお願いします」

伸恵「……今夕方なんで出来ません」

つかさ(あのツインテールの子、のぶちゃんの邪魔ばかりしてるけど大丈夫かな…？)


伸恵「お待ちどうさまでしたー　ご注文の……」

美羽「あ、弁当持ってきてるんでやっぱりいいです」

伸恵「……………」

美羽「……………」


ﾊﾟﾘｰｰﾝ!!　ｶﾞｼｬｰﾝ!!　ﾄﾞｶﾞｼｬｱｰｰ!!

つかさ「うわぁ！　な、何!?」

「こるぁーー！　美羽ーー！　いい加減にしろーーー！」

「伸恵お姉ちゃんのアホーーーッ！」

つかさ「のぶちゃんがあの子が喧嘩してるっ　ど、どうしよう」

ﾄﾞｶﾞｼｬｰﾝ!!　ﾋﾞｼｬｱ!!

つかさ「ふ、二人とも喧嘩は……ｱﾍﾞｼｯ」

ﾊﾟﾀﾘｯ

伸恵「ああ、柊さん!?　美羽てめぇーーー！」

美羽「今のはお姉ちゃんの投げた皿じゃんかよー」

ﾊﾞﾘｰﾝ!!　ｶﾞｼｬｱ!!


つかさ「………きゅぅ」

伸恵「店長があたしに話があるって。まぁ、内容は大体想像付くけどね」

つかさ「えぐっ……ひっく……のぶちゃんアルバイトクビになっちゃうの……？」

伸恵「まあ……あれだけの事してしまったからしゃーないって。柊さんはあたしの分まで頑張りなよ」


つかさ「せっかく一緒に頑張れるお友達が出来たのに今日でお別れなんて嫌だよぅ……ぐすっ…ひぐっ」

伸恵「べ、別に私がバイト辞めたからって柊さんと他人になってしまう訳じゃないだろ？」

つかさ「でも私、この店以外でのぶちゃんとの接点全く無いんだもん……」

伸恵「ぐぁ……確かにそうだ……しゃーない、柊さん明日うちに遊びに来る？　　
　　　確か明日は柊さんバイト休みで、あたしも元々入ってなかったから急に代わりに入らされる事はないっしょ」

つかさ「えぇ、いいの!?」

伸恵「もち」

つかさ「やった～」

翌日、伊藤家

つかさ「こ、こんにちわー」
伸恵「いらっしゃーい　２階に私の部屋あるから上がって適当にくつろいでて」
つかさ「あ、うん」
ﾄｺﾄｺ
つかさ「あれ？　これどっちの部屋なのかな？　あ、プレートがある『伸恵の部屋』こっちみたいだね」
ｶﾞﾁｬ


千佳「お姉ちゃん、お友達どう……う、うわっ」
つかさ「ふぇ!?」
美羽「む!?　誰だ！」

つかさ「あ、あの、お、おじゃましてます(あの時の子達だ……)」

千佳「あ、こ、こんにちわ……」

美羽「いきなり部屋に入って来るとは怪しい奴めっ」

千佳「みっちゃんやめなよ。多分お姉ちゃんのお友達だよ」

つかさ「ご、ごめんなさい　ドアに『伸恵の部屋』って書いてあったから……そ、そんなに身構えないでよぉ」

美羽「ふっふっふ、怪しい奴にはこうだぁっ」

つかさ「ふぇえええ!?」

ｶﾞﾁｬ
伸恵「おーい　ドアのプレート入れ替わってるけどもしかして美……」
つかさ「は、離してよぉ～」
美羽「はっはっは、降りて欲しければレストランの季節限定パ……」


伸恵「柊さんにまでタカるなアホゥ！」

つかさ「の、のぶちゃん乱暴はダメだよぉ」
伸恵「こいつにはこれ位しないと効かないからいいの。柊さんも力ずくで振り解けばよかったのに」
つかさ「だ、だってそんな事したら可愛そうなんだもん」

美羽「甘い……甘すぎるぜこの姉御」

基本こんな感じにゆるゆるな日常が続くから退屈な人も多いかも

伸恵「ファミレスでこいつがどれだけ暴れたか柊さんも見たでしょ?　全く、こいつのせいで散々だったよ」

つかさ（のぶちゃんも負けない位暴れてたけど）

千佳「ああっ、どこかで会った事ある気がしたけどファミレスでお姉ちゃんと一緒に働いてた人だったんだ。
　　　えっと……この前はみっちゃんがすいませんでした……」

つかさ「う、ううん、私は平気だよ。でものぶちゃんはちょっと可愛そうだったかな……」

千佳「はい……ほら、みっちゃんも謝って」

美羽「本当に大人気ないお姉ちゃんですいませ～ん、ほら、お姉ちゃんも頭下げて(ｸﾞｨｯ)」

伸恵「テメェ……」

つかさ「ﾌﾟｯ……あははははは　美羽ちゃんって面白い子なんだね～　でも美羽ちゃんもああいう事はもう止めようね」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

伸恵「お、茉莉ちゃんとアナちゃんが来たか」

千佳「あたし行ってくるね」

つかさ「お友達？」

伸恵「ちぃ達のね。ほら、ファミレスでこいつらと一緒に来ていた子だよ」

つかさ「ああ、メガネかけた子と外人さんだね」

伸恵「二人とも凄く可愛くてさ～」

美羽「伸恵姉ちゃん、私は～？」

伸恵「ん？　何だみぅ？」

美羽「うぅ……」

つかさ「わわ、み、美羽ちゃんも凄く可愛いよ。ね？のぶちゃん？」

伸恵「それ以上に迷惑掛けすぎなんだよこいつは」

ﾄﾀﾄﾀ
千恵「今お姉ちゃんの友達も来ててさー」
アナ「まあ、そうなんですの？」
茉莉「こ、怖そうな人だったらどうしよう……」

ｶﾞﾁｬ
つかさ「こんにちわ～」

茉莉「あ、あの……こんにちわ」
アナ「は、はじめましてですわ」

伸恵「茉莉ちゃんとアナちゃん。ちぃ達より１つ下の５年生だ。
　　　んで、私の友達の柊つかささん、私より２つ年上でファミレスで一緒に働いてた子だ」

つかさ「そうなんだー　まつりちゃんは私のお姉ちゃんと同じ名前だね」　

伸恵「例の双子のお姉ちゃん？」

つかさ「ううん、双子のお姉ちゃんとは別に上に後二人お姉ちゃんがいるの。
　　　　その上から2番目の方のお姉ちゃんだよ」

茉莉「(ﾎｯ)優しそうなお姉ちゃんで良かったぁ」

千佳「お姉ちゃんの友達だって言うからもっと変な人かと思ったでしょ」

アナ「い、いえいえそんな、滅相もございませんわ」

伸恵「おまえら……」


つかさ「そ、そういえばアナちゃんって日本人じゃないよね？」

茉莉「うん。アナちゃんはイギリス人なんだよ」

つかさ「そうなんだ、可愛い～　ねぇ、抱きしめていい？(ｷﾞｭ～)」

アナ「あ、あの……恥ずかしいですわ……」

つかさ「だって可愛いんだもん」

美羽「つかさお姉ちゃんの浮気者ー！」
伸恵「おい！　いつからあんたの恋人になったんだよ」

つかさ「あー　もしかしてみっちゃんもギュってして欲しいの？　それじゃあ次はみっちゃ～ん　(ｷﾞｭ～)」

美羽「わわ、何するんだよぉ」

伸恵「あんたが妬いてたからだろう？」

美羽「うぅぅ…」

千佳「みっちゃん顔真っ赤だよ」

伸恵「あははははっ、こんなみぅ見るの初めてだな」

美羽「い、いいじゃんかよー」

つかさ「みっちゃんも可愛い～」ｽﾘｽﾘ


みWIKI「凛々しいイメージの伸恵さんとは対照的で
　　　　とても優しくてちょっぴり天然、だけどお勉強は(伸恵さんより)出来て
　　　　料理やお菓子作りもとてもお上手なつかささんは
　　　　みんなから懐かれるのにそう時間はかからなかった様です。
　　　　それではその様子を少し見てみましょう」

３０分後　キッチンにて

千佳「つかさお姉ちゃん凄ーい。こんなにおいしいクッキー作れるなんて」

つかさ「そういうちぃちゃんも凄いよ。私が小学生の頃は全然上手く作れなかったもん」

千佳「お姉ちゃんやみっちゃんはいつもあたしに作らせて美味しそうに食べてばっかりなんだよ」

つかさ「でも美味しそうに食べてくれる人がいたら凄く嬉しいよ。一人で作って一人で食べてもあんまり楽しくないもん」

千佳「うん…たしかにそだね。あ、そうだ。私コンビニで出た新しいデザートの研究をしてるんだけど
　　　良かったら今度一緒に挑戦してみない？」

つかさ「おぉ～　面白そうだね～」

１０分後　千佳の部屋

美羽「つかさお姉ちゃんめっ！　とぅっ」

つかさ「あぁ～　やったなぁ～　抱きしめ攻撃～」ｷﾞｭｰ　ｽﾘｽﾘ

美羽「わわわわ、やるなおぬしっ」

つかさ「小さい頃、家でお姉ちゃん達に沢山やられたからこういうのには慣れっこだよ」

美羽「大人しくクッキーを全部あたしに差し出せぇーっ」

つかさ「独り占めしようとするのなら、みっちゃんがクッキーを食べる前に私がみっちゃんを食べちゃうよ？　がお～っ！」

美羽「つかさお姉ちゃんに吼えられても怖くないよぉ～」

つかさ「いったなぁ～　ｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｮ」

美羽「ひゃっ　あははははっ　ちょっ　タ、タンマッ　　クッキー諦めるからぁーっ」

更に１５分後

『In the station, this road is true and immediate. 』

つかさ「えっと、これは『駅はこの道を真っ直ぐです』ていう意味だと思うよ」

茉莉「やっぱりそうだったんだ」

つかさ「それじゃ二人とも、声に出して練習してみよーう(小学生相手でも勉強を教えるなんて初めてだからドキドキするなぁ)」

つかさ「インザ　ステェション」

アナ&茉莉「イ、インザ　スティション」

つかさ「ディスロォドイズ　トゥール　アンド　イミーディエット(最後の単語はこの発音で良かったよね…多分)」

アナ&茉莉「ディス　ロード　イズ　トゥール　アンド　イミーディエット」

つかさ「あ、ディスロードのロードだけど真ん中のォを強めに発音した方がいいかも」

アナ「そうなんですの？　教科書では発音の仕方まで分かりませんから助かりますわ」

茉莉「凄く勉強になるね」

つかさ(まさか高校で習ってた英語がこんな時に役に立つなんて思わなかったよ)

つかさ「えへへ、それじゃあ途中からもう１回～。　ディスロォドイズ　トゥール……」

美羽「何だよぉ　あたし達仲間はずれかよぉ(ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ)」

千佳「だったらみっちゃんも参加すれば？」

伸恵「柊さんって頭いいんだね……(ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ)」

千佳「お姉ちゃんと同じ高校生でもこんなに違うんだね」

美羽「ですよねー(ﾊﾟｸﾊﾟｸ)」

伸恵「三流商業高校の１年と有名進学校の３年とじゃ違って当然だっての(ﾊﾟｸﾊﾟｸﾊﾟｸ)」

千佳「……ちゃんとつかさお姉ちゃんと茉莉ちゃんとアナちゃんの分残しておきなよ」



みWIKI「こうして楽しい時間はあっという間に過ぎていき、晩ご飯で帰る時間になってしまいました。
　　　　つかささんは茉莉さんとアナさんを見送った後、自身も伸恵さんに見送られて帰るようです」

茉莉「つかさお姉ちゃん　バイバーイ」

アナ「また今度一緒に遊びましょう」

つかさ「うん、二人とも気をつけてねー」


美羽「ｱﾀﾀﾀﾀﾀ、とぉ～」

千佳「もう、家が隣だからっていい加減屋根を渡って行き来するのやめなよ」

美羽「ハッハッハ　つかさお姉ちゃんサラバだーっ」

つかさ「あ、あはは、美羽ちゃん凄いね」


伸恵「柊さん。今日はせっかく来たのに騒がしくて本当にごめんね。ちぃ達の相手をさせただけで終っちまって悪かった」

つかさ「そんな事全然ないよ。今日はすっごく楽しかった。今度は私の家に遊びに着てよ」

伸恵「そだね。まあ、せっかくだから今度お邪魔してみようかな」

つかさ「うんっ　大歓迎だよ　それじゃ私ももう帰るね。のぶちゃんバイバーイ」

伸恵「あいよ、さいならー」



みWIKI「そして数日後。今度は伸恵さんがつかささんの家に遊びに来る日が来ました。
　　　　ですが伸恵さんは素行等に色々問題がある様ですが大丈夫でしょうか？」

殴り書きしたのを清書しながら投下してるんだけど
他のＳＳ書きさんってもっと速いのかな？ｽｺﾞｽｗ

かがみ「つかさの友達遅いわね……　ファミレスでバイトしてた年下の子だったわよね？」

つかさ「２才下だよ　もう約束の時間過ぎてるのに……」

かがみ「確かその子アルバイトクビになったって言ってたわよね？　そんな子と友達になって大丈夫なの？」

つかさ「の、のぶちゃんは良い子だよっ」

かがみ「だったらクビになんてなるわけ無いでしょ」

つかさ「もうっ　お姉ちゃんの意地悪っ」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
つかさ「あ、きたっ　はーい、のぶちゃんいらっしゃーい」

伸恵「いやぁ～ゴメンゴメン、昨日飲み過ぎちゃってね～」

かがみ(飲みすぎ…？)

伸恵「オマケに原付がパンクしててさ。こっちに車止める所があったのなら車で来ればよかったよ」

つかさ「もう、無免許運転はダメだよ～」

伸恵「中学入ってすぐ乗り出したから下手な所持者には負けない自身あるんだけどね」

かがみ(無免許運転…？　しかも中学入ってすぐって……)

伸恵「おじゃましまーす。あ、ここはタバコ吸っても大丈夫？」

かがみ(タ、タバコ!?)

つかさ「私の部屋にベランダがあるからそこでなら……でも灰皿がないよ」

伸恵「ああ、それなら空き缶を灰皿代わりにするから大丈夫」

「ちょっとあんたっ　未成年のクセにお酒とタバコなんてダメじゃないのよ！それに無免許運転ですって……!?」

/「……へぇ～　!　もしかしてあんたが噂の双子のお姉ちゃん？」

つかさ「う、うん。かがみお姉ちゃんだよ……」

伸恵「話に聞いてたとおり生真面目そうな人だね～　よろしくねかがみさん……だっけ」

かがみ「気安く名前で呼ぶな！　それよりさっきの話…っ」

伸恵「はいはい気をつけるよー」

かがみ「何よその態度！　あんた年下でしょう!?」

つかさ「の、のぶちゃん部屋に行こっ」

伸恵「ああ」

ﾄﾀﾄﾀ　ﾊﾞﾀﾝｯ　

かがみ「……………」

伸恵「柊さんのお姉ちゃんって噂どおりの真面目系なんだ」

つかさ「うん、私も良く怒られるかも」

伸恵「さてと、それじゃ早速一服っと…(ｶﾞﾁｬ　ｼｭﾎﾞ)」

つかさ「あ、あははは……」

ちと一時間ちょっと出かけてくる

帰還。
書いてる間レス少なかったからほとんど誰も見てないかもとか思ってたら
一斉に保守されててワラタｗ

みWIKI『こうして伸恵さんは、かがみさんにこれ以上無い位最悪な第一印象を与えて
　　　　帰って行きました。この様な方と遭遇そるのは全く始めてのかがみさん。
　　　　しかもそれがつかささんの友達だと言うので溜まったものではありません』

かがみ「つかさっ　今すぐあの子との付き合いをやめなさいっ！」

つかさ「え？　なんで？」

かがみ「未成年なのにお酒もタバコもしてる上に車を無免許運転するなんて不良どころか犯罪者じゃないのよ！
　　　　　年上にもタメ口だしっ」

つかさ「っ……のぶちゃんをそんな風に言わないでよ！」

かがみ「全部本当の事でしょう！　いいからもう関わるのやめなさいっ！」

つかさ「嫌だよっ　こなちゃん達以外で初めて出来た友達だもん！」

ただお「話はかがみから全部聞いたよ。つかさ、友達になる相手はちゃんと選びなさい」

みき「あなたまであの子の様になったらどうするのっ」

つかさ「お姉ちゃん達のバカ！」

ｶﾞﾁｬｯ　ﾊﾞﾀﾝｯ

みき「つかさっ　こんな時間にどこいくの!?」

つかさ(のぶちゃんは確かに悪い所もあるけど、妹思いの優しい子だもんっ)

つかさ「うぐっ……ひっく……」

伸恵「あ、あはは………それでうちに来たって訳か………あたしのせいでごめんねぇ」

千佳「お姉ちゃん、これを期にタバコやめなよぉ」

伸恵「そう簡単に辞められたら苦労しないんだけどね(ｺﾞｿｺﾞｿ　ｼｭﾎﾞｯ)」

千佳「もうっ　早速吸ってるし……」

つかさ「伸恵ちゃんは優しい子なのに……ﾋｯｸ……そんな風に言われるのが悔しくて……」

伸恵「……っ……そうは言っても、ぶっちゃげいけない事してるのは確かだしね……ちょっと前まで金髪に染めてたし
　　　普通に考えて不良だよね……」

みWIKI『みなさん、分かってますよね!?　私達の髪のカラフルさに比べたら
　　　　金髪なんて全く普通だというツッコミは厳禁ですよ!?』

伸恵「まあ、確かにずっと真面目にやってきた柊さんらには、あたしみたいなのは刺激が強すぎるのかもね。
　　　あたしも柊さんみたいな人とあんまり深く接した事無いから……柊さんの為にももうお別れする？」
千佳「ぇ……？」
ｶﾞﾊﾞｯ
美羽「こるぁ～～っ！　そんなのダメだぁー！」
千佳「うわぁ！」
つかさ「キャア！」
伸恵「み、美羽、お前なんでベットの下にいるんだよ」


美羽「つかさお姉ちゃんがもう家に来ないのならあたしがさらいに行くからね！」
伸恵「あんた柊さんの家どこか知らないだろう」
つかさ「……でも、私もせっかくみんなと仲良くなれたのにお別れするなんて絶対に嫌だよ」
千佳「あたしも何だか嫌だな……」

……みさおもｗ

伸恵「まあ、とりあえず帰りたくないのなら泊っていきなよ。今晩は両親もいないし自分の家だと思って
　　　くつろぎいで平気だからさ……つかさ」

つかさ「ふぇ!?」
伸恵「あ、やっぱり呼び捨てより「つかささん」とか「つか姉」とかの方が良かった？　いや、ここは「つかさちゃん」かな？」

つかさ「そ、それはいいんだけど……泊るのは迷惑なんじゃ……」

千佳「みっちゃんに比べたら全然だよ」

伸恵「だな。むしろ大歓迎～」

美羽「な、なにさー」


つかさ「のぶちゃん……ちぃちゃん……ありがとう……ふぇぇん！」　ｶﾞﾊﾞｯ　

伸恵「ちょ、ちょっとっ」

千佳「は、恥ずかしいよぉ……」

美羽「ちょっと待てー！　抱きつくなら二人じゃなくてあたしにの胸の飛び込んで来い！」

伸恵「な、何はともあれ晩御飯にしようぜ。ちぃ、今から作るの面倒なら出前でも取るか？」

つかさ「(ｺﾞｼｺﾞｼ)えへへ、お泊りさせてもらうお礼に私に作らせてよ」

みWIKI『何だか和やかな雰囲気になっている伊藤家に対して、柊家は今も大騒ぎのようです』


ただお「かがみ、どうだった？」

かがみ「だめ、こなたの所にもみゆきの所にも来てないって」

みき「こっちからかけても全く出ないし……あら、メール？　……つかさからだわ！」

かがみ「なんて書いてあるの!?」

みき「『今日は友達の家に泊ります』だって……」

ただお「ふむ…とりあえずは安心……か」

かがみ「友達って…こなたとみゆき以外にあいつにそんな親しい友達いるはず………あ！　まさかあの伸恵って子の所じゃ！
　　　　あいつ！　関わるなっていった手前から……力ずくでも連れ戻しにいってやる！」

みき「あんたその子の家の場所知ってるの？」

かがみ「う～ん……そうだっ　つかさのファミレスでバイトしてたのなら、ファミレスにいけば住所が……」

まつり「はーい、みんなそろそろそれ位にしたら？」

かがみ「まつり姉さん!?」

まつり「お父さんもお母さんもかがみも過保護すぎるし真面目すぎるのよ」

かがみ「つかさまで変な事始めたらどうするのよ!?」

まつり「そうやってみんなで『真面目に勉強勉強』って押えつけすぎるから、つかさも反発するのよ。
　　　　第一つかさがアルバイトで忙しくなったのも元々みんなで勉強しろって言い過ぎたせいでしょ？」

ただお「だからといって、つかさをそんな不良と関らせるのは……」

まつり「私もかがみに噛み付いてる所見て不良だと思ったけど、つかさとは普通に接し合ってたわよ。
　　　　何だかんだでつかさが学校以外で自分で作った友達だし、無理やり引き離してもまた裏目に出かねないかもね」

ただお「う～む、しかし……」

みき「あなた……どうしましょう……」

『…………』



みWIKI『確かに今のつかささんは軽い反抗期状態で、これ以上無理な事をすると泥沼になりかねず
　　　　みなさんどうしたものかと考え込んでいるみたいです。
　　　　………一方そのつかささんは……』

『ごちそうさま～』

伸恵「はぁ～　うまかった～　つかさって普通の料理も上手なんだね」
美羽「ですよねー」
千佳「みっちゃんまで当然の様に食べてるし」
つかさ「で、でもこの前も言ったけど、沢山の人に美味しそうに食べてもらえると凄くうれしいよ」


千佳「それはそうなんだけどつかさお姉ちゃん聞いてよ～。　お姉ちゃんもみっちゃんも
　　　あたしが作った時は食べるだけ食べて、美味しいとかは一言も言わないんだよ』
つかさ「そ、そうなんだ……ねえのぶちゃん、みっちゃん。　いつもちぃちゃんが作ってくれてる料理は美味しい？」
美羽「んー　まぁまぁかな？」
伸恵「不味くは無い」

つかさ「うぅ……ちぃちゃ～ん、二人とも本当に素直じゃないね～」

千佳「まあ、今更だけどね。……つかさお姉ちゃん、ありがと」

つかさ「うん」

千佳「ねえ、この料理のレシピで聞きたい所があるんだけど」

つかさ「うん、何でも教えてあげるよ～」

※次２レス。ｲｹﾅｲシーンありｗ

美羽&千佳「Zzz……」

つかさ「えへへ、眠ってるみっちゃんとちぃちゃんかわいいなぁ～」

伸恵「みぅは起きてると色々とうるさいだけだけどな」
ｶﾞﾁｬ　ｼｭﾎﾞｯ

伸恵「プハァ～」


つかさ「のぶちゃんって本当においしそうにタバコ吸うね」

伸恵「これでも吸い始めた頃は頭痛くなったりして苦労したんだよ」

つかさ「いくつから吸ってたの？」

伸恵「中学入ってすぐだったかな」

つかさ「…どんだけ～」

伸恵「そだ、いい機会だからつかさも吸ってみない？」

つかさ「えぇ!?　そんな……これ悪い事だよ」

伸恵「でも少しは興味あるでしょ？　とりあえず試しに１回だけ体験してみなよ」

つかさ「うぅ……………それじゃちょっとだけ……」

伸恵「それじゃまずこれ加えて、あたしが火をつけたら軽く吸ってはき出してみて」

ｼｭﾎﾞｯ
つかさ「すぅ～……はぁ～～　……」

伸恵「どう？　初めてのタバコの感想は？」

つかさ「うぅ……何だか口の中が苦くて頭がクラクラするよ……こんなののどこがいいの？」

伸恵「よし、それじゃあ次はお酒いってみよ～」

つかさ「ふぇえええ!?」
伸恵「こんな体験、有名進学校で真面目な友達しか作った事の無いつかさにはまず無いでしょう～　ほれ、飲め飲め」

つかさ「……ゴクッ　ゴクッ　にがぁ……」



みWIKI『あらあら、つかささんも不良になっちゃいますよ？　
　　　　こうしてちょっといけない体験をしてから、伊藤家で一夜を過ごすつかささんでした』

ﾁｭﾝﾁｭﾝ

美羽&千佳「Zzz……」

つかさ「うぅ……昨日の夜は散々だったよ～　私もうお酒もタバコもやらないからっ」

伸恵「あはは、確かにつかさには相性が良くなかったか
　　　ちぃは酒を飲ませると結構よっぱらって面白いんだけどな」

つかさ「もうっ！　あんな小さい子にまで飲ませたらダメだよっ！」

伸恵「それより今日学校でしょ？　荷物取りに家に行くのならもう出発しないと間に合わなくない？」

つかさ「そ、そうだったー！　急げー！」

伸恵「またねー」

つかさ「ちぃちゃんとみっちゃんによろしくー」

ちなみに初期の原作連載時には千佳が酒を飲まされて暴れる話があったけど
単行本収録時に抹消されたっぽい。

あと同じく初期連載時には、伊藤家に高校３年のヒッキーの長男がいたらしいけど
これも単行本収録時に黒歴史にされたとか……

ｶﾞﾗｯ

つかさ「た、ただいま……」

ただお「つかさ、おかえり。ちゃんと学校に間に合う時間に帰って来たね」

みき「朝ごはんはパンでいい？」

つかさ「う、うん。あの、昨日は……」


ただお「……その件については、私達は今の所様子を見ることにした」

みき「止めた所で今のつかさが聞いてくれるか怪しいし……
　　　ただしあなたまであの子と一緒に変な事までするんじゃないわよ」

つかさ「う、うん(さ、昨晩の事はトップシークレットだね)」


かがみ「つかさ、おかえり」

つかさ「あ、お姉ちゃんおはよう……」

かがみ「……私、もうどうなっても知らないからね」

つかさ「う、うん……」

みWIKI『こうして家での居心地は少しだけ悪くなってしまったものの、
　　　　伸恵さんとの友達付き合いを黙認される事となったつかささん。
　　　　そしてその数日後。色々な事がありスッカリ忘れていたアルバイトの初給料の日を迎えるのでした』





つかさ「そうだった。今日は始めてお給料貰える日だ。　ﾄﾞｷﾄﾞｷ」

店長「はい柊さんのお給料明細。お金は既に口座に振り込んであるから」

つかさ「はい、ありがとうございます。週３回位働いたからな……ふぇええ!?」

ﾊﾞﾀﾝｯ
つかさ「のぶちゃーーん！」
伸恵「わわ、どうした!?　何だか慌ててるみたいだけど」
つかさ「の、のぶちゃん、どうしよう!?　今日始めてのお給料もらったんだけど……」
伸恵「おぉ～　おめでとさん」

つかさ「あ、ありがとう……じゃなくて！　これ見てよ！」
伸恵「給料明細？　どれどれ……　６万かっ　結構稼げたね～　そういえばあたし達はちょうど締め日から働いたんだっけか」
つかさ「の、のぶちゃんどうしよう……私こんな沢山のお金もらってもどうすればいいのか分からないよ……」
伸恵「つかさが真面目に働いたお金なんだし難しく考えないで好きな事に使っちゃいなよ」
つかさ「携帯代と今までもらってたおこずかいの分だけで、２万いかなくても十分だったのに……」

千佳「別にさぁ、使い道無いのなら貯金すればいいんじゃないの？」

伸恵「ったく、ちぃは夢が無いな～」

つかさ「それが普通だと思うけど……(汗」

ｶﾞﾗｯ
美羽「それじゃあ今から私のお洋服買いに行こうか」

伸恵&千佳「帰れっ」

つかさ(とりあえずは貯金……かな)

フラグイベント終了ｗ

>>123
原作では不明だけどアニメでは伸恵のバイトしてたファミレスは時給１０００円と優遇良かった。
１０００円×１回５時間労働×３日間×４週間＝６００００円　と勝手に計算ｗ
１回５時間は現実のバイトでは普通だけど、柊家の場合結構ただおさんが気にしそうだな……
それによく考えたら慣れないうちはもうちょっと短いかもかｗ

数日後

こなた「つかさ、今日はバイト休みだよね？　私の家に遊びに来ない？」

つかさ「あ、ごめんね、今日も違う友達の家に遊びに行く約束してるの」

こなた「例のバイト先で知り合った子？」

かがみ「あんたいつもあの子の家で一体何やってるのよ。　変な事してないでしょうね」

つかさ「ふ、普通に遊んでるだけだよ。それじゃあまた明日ね～」

ﾀｯﾀｯﾀ


こなた「……最近のつかさ、何だか付き合い悪くて寂しいよ」

かがみ「あんな子と付き合ってて大丈夫なのか、本当に心配よ……しかも私達より優先順位上だ何て……」

みゆき「健全な友達付き合いならいいのですが……」

かがみ「私達とこなたとの付き合いさえ健全な物に感じるなんて……」

こなた「かがみんﾋﾄﾞｽｗ」

ｶﾞﾁｬ
つかさ「こんにちわ～」
伸恵「おぉ、着たかー　いらっしゃ～い」
「つ、つかさお姉ちゃん助けてっ　美羽ちゃんがぁ～　(ﾄﾀﾄﾀ)」

「あぁー　つかさお姉ちゃん遅刻だぞっ :::!_,,,_廊下に立ってろーっ！(ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ)」

つかさ「わわわわ、茉莉ちゃん、とりあえず抱っこするねっ。　
　　　　こらみっちゃんっ、茉莉ちゃんをいじめちゃダメだよっ」

美羽「ふっふっふー　これからも早く来ないなら茉莉ちゃんの命はないぞぉ」

つかさ「ええええ!?　そんなぁ……」

千佳「つかさお姉ちゃんはあたし達と違って高校生なんだし早く来れないのは当たり前なんじゃない？」


アナ「でも伸恵お姉さまは一番に帰られてる事が多い様ですが……」

つかさ「のぶちゃん、学校はちゃんと行かなくちゃダメだよ」

伸恵「し、失礼なっ　学校が近所なだけで最後の授業もそこそこ受けてるよっ」

つかさ「じゃあそこそこはサボってるんだ」

美羽「こらーー！　つかさお姉ちゃん！　いい加減茉莉ちゃんを抱っこするのやめろー！」

つかさ「もうまつりちゃんをいじめないって約束出来るのなら下ろすよ？」

茉莉「ぐす……ひっく……(ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ)」

美羽「うぅ……しょうがない、だったらこうだぁっ　ｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｮ」

アナ「美羽さんっ！　茉莉さんが落ちてしまうじゃありませんか！」

つかさ「あ、あははははは　みっちゃん止めて～っ　のぶちゃんも笑ってないで助けてよ」

伸恵「いや……なんかあんた達みてると面白くてね」

>>132
終盤・・かな・・ｗ

数分後

つかさ「ハァ……ハァ……何とか茉莉ちゃんの氏守に成功したよ……」

美羽「ねぇねぇ　つかさお姉ちゃん、もう茉莉ちゃんに悪戯しないからゲームやろうぜ～」

千佳「ダメだよっ　今日はあたしにお菓子作りを教えてくれる約束でしょ!?」

アナ「つかさお姉さま、英語の発音で分からない所があるんですけど……ほら、茉莉ちゃんも涙をふいて」

茉莉「すん……(ｺﾞｼｺﾞｼ)　つかさお姉ちゃんお願い……」

美羽「こらぁ～　お前ら順番は守れぇ！」

千佳「あんたが守れよ」

つかさ「は、はうぅぅ……」

伸恵「つかさ、モテモテじゃないのさ(ﾆﾔﾆﾔ)」

ｶﾞﾗｯ

つかさ「ただいま～」

みき「お帰りつかさ。ちょうど夕ご飯が出来た所よ」

『いただきまーす』

かがみ「でさ～　こなたったらねー」

まつり「へぇー　そうなんだ、でもそれならかがみも……」


つかさ「ｳｽﾞｳｽﾞ(のぶちゃんの家での事話したいけど、みんな良く思ってないみたいだから話すに話せないよ～)」

みWIKI『むしろ小学生の子達がいて仲良くしてる事を話せば好印象を与えれると思うのですが
　　　　つかささんはそこらへんはちょっと不器用ですね。

　　　　……こうしてつかささんはしっかりとアルバイトを頑張りつつ、フリーの日の大半は伸恵さん達の家におじゃまする
　　　　日々をを本格的に送り始めました。

　　　　宿題等の最低限の学業はギリギリ消化してる様ですがつかささんの家族、特にかがみさんは気が気では無い様です。
　　　　私とこなたさんも、つかささんと遊ぶ機会が随分と減って寂しさを感じずにはいられませんでした。

　　　　……それでは約2ヶ月の月日が流れ、夏休みが近づいてきたある日の出来事から見てみましょう。
　　　　この日はつかささんが一大決心をする日でもありました』

つかさ「こんにちわー　あれ？　のぶちゃんどこかいくの？」

伸恵「ああ、家の米がもうすぐ切れるから親に買って来る様に頼まれてね。
　　　つってもあんな重い物運ぶとなると帰りが面倒だからしな……しゃーねー　車出すか」

つかさ「ダ、ダメー！　絶対ダメだよっ」

伸恵「うわ、いきなりどうしたのさ」

つかさ「それでのぶちゃんに何かあったら凄く悲しいよ……私も手伝うから二人で買いに行こ？」

伸恵「……はいはい。分かったよ」

つかさ(家では私が一番下の子だけど、こっちでは逆に私が一番年長者なんだししっかりしなきゃ)

つかさ「のぶちゃんはいつも無免許運転してるの？」

伸恵「まあ、普段は原付の方が手軽だしそこまで頻繁に運転はしてないんだけどさ。
　　　どの道１８になったら速攻自動車免許取ろうと思うんだ。そういえばつかさはもう１８才の誕生日過ぎたんだっけ？
　　　取る予定とか無いの？」

つかさ「ふぇ!?　う、う～ん……考えた事も無かったな……」

伸恵「就職したら通う暇もなさそうだし学生のうち取ってた方がいいんじゃない？
　　　まあ、進学するのならもうしばらくは学生でいられるし、一応受験勉強とかあるつかさは今年はパスするのも無難かもね」

つかさ「そんなに難しい所行く訳じゃないし勉強はそんなにする必要ないんだけど……あ、そういえばそう言って
　　　　お父さん達に怒られたのが切欠でのぶちゃん達と知り合えたんだよね」

伸恵「あれからもう３ヶ月か……人生何が切欠になるか分かんないよね」
ｶﾁｯ　ｼｭﾎﾞｯ　ﾌﾟﾊｰ

つかさ「の、のぶちゃん……手を離さないで……一人で１０kgはキツいよ……」

伸恵「免許あったら気兼ねしないでみんなで遠くに遊びにいけるんだけどね～」

つかさ(のぶちゃんの事だから、本当に行きたくなったらまた平気で無免許運転するんだろうな……
　　　しかも千佳ちゃん達を乗せて……)

つかさ「もうすぐ夏休みだし………よし、私決めた！」

自分で書いてて何だけど、アニメ版の２０歳伸恵はともかく
原作１６歳伸恵はここまで考えれるか分からないなｗ

かがみ「は、はぁ!?　夏休みを利用して自動車学校へ車の免許取り行く!?」

つかさ「うん、今までの貯金とバイト代を全部使ったらギリギリお金も足りそうだから……」

いのり「…！」

ただお「勉強の方はどうするんだ？」

つかさ「だから勉強が休みの夏休みのうちに取るんだよ」

ただお「そうじゃなくて受験勉強の方だっ。受験生にとって夏休みは一番大切な時期なんだぞ!?　
　　　　ただでさえバイトしてるせいで成績はが心配だというのに……」

みき「専門学校の入試は１０月。夏休み終ってすぐなのよ。こんな大事な時期にあなたは……」

つかさ「も、もちろん勉強も料理の専門学校にちゃんと受かる様に頑張るよ」

まつり「まあ、実際つかさが受ける学校の偏差値はそこまで高くないし、つかさの成績なら
　　　　今覚えてる事を忘れなければ十分うかると思うけどねー」

みき「まつりは黙ってなさい！」

かがみ「大体なんで急にそんな事思い立つのよ。もしかしてあの子の影響で……」

つかさ「い、いつかは取った方がいい物なんだし取れる内にとっておきたいんだよ。
　　　　専門学校に入ったら色々忙しいかもしれないし……」

ただお「今はその専門学校に入る事に専念した方がいいんじゃないか？」

つかさ「そ、それはそうだけど……」

いのり「……つかさ……あなたアルバイト始めて随分変わったわね……」

つかさ「いのりお姉ちゃん……？」

いのり「あ、別に悪い意味で言ってる訳じゃないの。自分のアルバイト代で自動車学校にいくって言い出すのが以外だったのよ。
　　　　普通つかさ位の年の子は自分のお金があってもそういうのは親に出してくれる様にお願いする物なのに」

つかさ(頼んでも出してくれないって思ってただけなんだけど……)

まつり「そういえばつかさがみんな反対されてもここまで自分の考えを通そうとするなんて少し前じゃ考えられなかったわよね」

いのり「お父さん達、許してあげてもいいんじゃない？　実際社会に出るのなら運転免許はかなり重要な物なんだし」

まつり「確かにつかさは受験生だけど、受験生みんなが夏休みは勉強地獄が必要っていう訳でもないしね。
　　　　大体自動車学校に行かなかったからって、いつも夏休みの宿題さえギリギリのつかさが受験勉強まで満足にすると思う？
　　　　下手にどこにも通わないで過ごすより、バイトと自動車学校の勉強をしっかり頑張るのがいいのかもしれないわよ」

かがみ「でもまだつかさには早すぎるんじゃない？」

つかさ「わ、私だってもう１８歳だもん」

ただお「……分かった、つかさの好きにしなさい。自動車学校のお金も半分出してやる。その代わり勉強を疎かにしすぎて
　　　　失敗するようなことがあったら承知しないぞ」

つかさ「……はい」

かがみ「つかさ……」

こなた「つかさ、自動車学校に通い始めたって本当？」

つかさ「うん、思ったより難しくて実技は全然ダメだよ。ギアチェンジが全然スムーズにいかなくて…」

こなた「むぅ～大学生になったら速攻で取ってやろうと思ってたのにまさかつかさに先を越されるとは……」

かがみ「それで仮免の試験は大丈夫そうなの？」

つかさ「のぶちゃんからも色々アドバイス貰ってるから大丈夫……だと思う？」

かがみ「あんたねぇっ！　免許持ってない子のアドバイスなんてあてにするんじゃないわよっ！
　　　　まさか実際にあの子と車に乗ってたりするの!?」

つかさ「そ、そんな事ないよっ。あ、もうすぐ時間だから私もう行くね。今日は夕方からはアルバイトもあって大変だぁ」

ﾀｯﾀｯﾀ

こなた「新しい友達にアルバイトに運転免許、つかさは随分と青春を満喫してるね～」

かがみ「その分私達と遊ぶ時間は結構減ったけどね……」

こなた「おやぁ～　かがみん寂しいのー？」

かがみ「そ、そんな事っ!………ある……かも……」

こなた「……かがみ……」






ｶﾞｶﾞ!　ｶﾞｶﾞﾝ!

つかさ「はうぅっ！」

教官「ま、またエンストしてしまいまったね」

つかさ「す、すいません……」

教官「試験ではエンストまでいかなくてもギアチェンジがスムーズにいかないと減点の対象になってしまうので
　　　気をつけてくださいね」

つかさ「うぅ……がんばらないと……私が一番お姉さんなんだから」

子ネタ・ある日の伊藤家
みWIKI『今回は茉莉ちゃんとアナちゃんは来てないみたいです』


つかさ「う～ん、もにゃもにゃ……」


美羽「おお、つかさお姉ちゃんが寝てる」　

伸恵「アルバイトとか自動車学校で大分疲れてるんだろう。寝かせときなよ」

美羽「よし、今のうちに油性ペンでつかさお姉ちゃんの顔に……」

千佳「やめんかコラァ――！」

つかさ「ん…むにゃ……ふぇ……？」　ﾊﾟﾁ……



千佳「あ……つかさお姉ちゃん、ごめんなさい……」
美羽「やーい、起したー。悪い子～」
千佳「み、みっちゃんが変な事しようとするからでしょ？　つかさお姉ちゃん気にしないでまた寝……」
つかさ「ちぃちゃん可愛い～」
ｸﾞｨｯ　ｷﾞｭｰ
千佳「うわぁっ」

伸恵「ち、ちぃがベットに引きずりこまれて抱き枕に!?」

つかさ「ﾓﾌﾓﾌ～」



美羽「つかさお姉ちゃんの浮気物ー！　あたしも混ぜろー！　こうなったらちぃちゃんに落書きだー！」

千佳「やっ……ちょっとやめて！　つ、つかさお姉ちゃん離して！」

つかさ「ちぃちゃ～ん……Zzz……」

伸恵「みぅー、せめて水性ペンで書いてやれよー」

美羽「ラジャー」

千佳「ちょっ！　お姉ちゃんっ!?　いゃあああっ！」

つかさ「むにゃ……あれ？　ちぃちゃん？　おでこの『肥満少女』って何？」

つかさ「そ、そうだったんだ……ちぃちゃんごめんね(ﾌｷﾌｷ)」

千佳「うぅ……つかさお姉ちゃんは悪気がなかったんだし二人に比べたら全然大丈夫だよ……水性だし」

伸恵「まあ、面白い物を見させてもらったよ(ﾆﾔﾆﾔ)」


千佳「……所でつかさお姉ちゃん、起きたのならそろそろ離して欲しいんだけど……？」

つかさ「だってちぃちゃん抱き心地が凄く良いんだもん(ｷﾞｭｰ)」

千佳「は、恥ずかしいよぉ～」

美羽「こらぁー！　抱くなら私を抱けー！」

つかさ「しょうがないなぁ～。それじゃ交代だね」ｸﾞｨｯ　ｷﾞｭｰ

美羽「ふぇ!?　あわわわわ」

つかさ「みっちゃんも抱き枕にすると気持ちいいね～……ｽﾋﾟｰ……Zzz……」

伸恵「つ、つかさの奴もう寝やがった……」

千佳「みっちゃん……覚悟はいい？」

美羽「ち、ちぃちゃんっ！　油性ペンは許してっ！　ぎゃあああ！」

みWIKI『あらあら、つかささんは去年までは毎日の様にお昼に起きるのんびりとした生活をされてたらしいですが
　　　　今年の夏休みは大忙しみたいですね。

　　　　……いえ、この場合は充実されてると言った方がいいのかもしれません。
　　　　アルバイトに自動車学校と頑張られてる中、伸恵さん達とお過ごしになる時間も
　　　　たっぷりとお取りになられてる様で本当に羨ましい限りです。

　　　　さて、そんな夏休みの日々のとある1日、千佳さん達４人はひょんな事が切欠で
　　　　つかささんに大人の階段を登らさせてさせてもらう出来事がありました』

の前に風呂入ってくるｗ
ストーリーが中々進まなくて日常子ネタも多くてｽﾏｿ


出会い編

家族との衝突編

自動車学校の決意編

（今ここ）
大人の階段編

夏休みの宿題編
　
おでかけ(？)編

受験勉強編

対面編１

対面編２

茉莉「おじゃましまーす」

美羽「来たかちんちくりんめ！」

茉莉「(ﾋﾞｸｯ)な、なに…？」

美羽「あたしはもう茉莉ちゃんやちぃちゃんと違ってちんちくりんじゃないぞっ　これをみよっ(ｶﾞﾊﾞｯ)」

茉莉「うわぁー　美羽ちゃんブラジャーしてるー」

アナ「茉莉ちゃん、よく見て下さい　これは美羽さんのブラではありませんわ」

茉莉「あ……よく見るとガボガボだ……　じゃあ誰の？」

つかさ「みっちゃん、いい加減に返してよ～」

伸恵「つかさも頼まれたからって本当に貸したりするからだよ」

千佳「お姉ちゃんまた面白がって止めなかったし……」

美羽「はっはっは、もうアナちゃんなんて目じゃないぞ」


つかさ「……みっちゃん、ブラジャーって自分の胸の形に合ってない物を付けてると形が変になってしまうんだよ」

美羽「！！　　コラァつかさお姉ちゃんっ！、もっとあたしのサイズに合わせたブ……」

伸恵「いい加減にしろっつうの」
つかさ「え、えっと、みっちゃん、そろそろ返して貰うね(ｺﾞｿｺﾞｿ)」


つかさ「ふえぇ……外すに外せないよぉ」
美羽「(ﾓﾐｯ)」
つかさ「ひゃうぅ　わ、私の胸に触らないでよー」
美羽「さすがに柔らかいですなー　伸恵お姉ちゃんの胸はどうなんだろう？」
伸恵「…………」
千佳「みっちゃん……お姉ちゃんにはやめときなよ、殺されるよ？」
つかさ「じゃあ……私はいいの……？　ぐすっ」

美羽「それじゃあ次は……（ﾁｮﾝ）」

アナ「ひゃっ……な、何するんですの!?」

美羽「よく見るとおっOいの先っぽが浮かび上がってたからね」

つかさ「………！」

千佳「……おやじ」

美羽「お前　年下のクセに成長早くてナマイキなんだよ～」

つかさ「あの……アナちゃん。自分のブラとか持ってる？」

アナ「いえ、まだ持ってませんわ」

つかさ「えっと、それじゃあ今度一緒に買いに行かない？」

美羽「な、なんだと!?」

アナ「で、でもあたしにはまだちょっと早くないでしょうか……？」

つかさ「そんな事ないよ、アナちゃん位の膨らみがあったら付けても変じゃないよ。
　　　　夏服だと先が透けちゃうからあった方が絶対いいと思うよ」

伸恵「まあ、個人差はあるけどいいんじゃない？　アナちゃん位の年から付けてる子も結構いるだろうし」

茉莉「何だかブラジャーって憧れるな～」

つかさ「それじゃあ今度二人で……」

美羽「よし、それじゃあ今からみんなでいこうか。お姉ちゃん達のおごりで」

伸恵「アナちゃんの初ブラか、いいねぇ～」

つかさ「えぇぇ!?」

店員「そうですね、この子のサイズだとこちら中から選ばれるのが良いかと思われます」

つかさ「ありがとうございまーす。アナちゃん、どれにしようか？」

アナ「そ、そうですね……これなんかお洒落でいいですわね、でもこれも捨てがたいし……」

つかさ(ジュニアブラって思ってたより結構安いんだ…)

つかさ「予備を含めて２つ買ってあげるよ」

アナ「ほ、本当ですか!?」

ググったら数枚セットやパンツとセットとかで１０００円あたりでしたｗ

伸恵「何はともあれ試しに試着してみよっか♪(ﾆﾔﾆﾔ)」

アナ「は、はい」

伸恵「それじゃつかさ、アナちゃんは任せといて♪」

つかさ「のぶちゃん、アナちゃんに怪しい事しちゃダメだよ？」

千佳「ぷくくっ　お姉ちゃんったらつかさお姉ちゃんにまで警戒されてやんの」

伸恵「うっせ」

美羽「店員さーん、あたし達も図って下さーい」

店員「あら、お嬢さんたちも？」

千佳「ち、ちぃちゃんっ！　あたし達は違うでしょう！」

茉莉「それにお金持ってないよ……」

美羽「だって年下のアナちゃんばっかりズルイじゃんかよ～　みんなもそう思うでしょ？」

千佳&茉莉「うぅ……」

美羽「ねえ、伸恵お姉ちゃん、つかさお姉ちゃん、あたしも欲しいよぉ～」

つかさ「あ、あはは……」

伸恵「あんた達には１００年早いって。…でも茉莉ちゃんのブラジャー姿も見てみたいなぁ…(ﾆﾔﾆﾔ)」

茉莉「ふぇ…!?」

美羽「だから何で年下の二人ばかりであたし達はシカトすんだよー」

千佳「……お姉ちゃんの変O」

つかさ「……あの、すいませーん　この子達に合いそうな物はありますか？」

美羽「おおっ！」

茉莉「……え？」

千佳「つ、つかさお姉ちゃん!?」

伸恵「つかさ、胸も無い奴らのために無理する事ないって。４人分ともなると料金もバカにならないぞ」

つかさ「でもちぃちゃんとみっちゃんはあと半年ちょっとで中学生だし、女の子の事に慣れてた方がいいよ。
　　　　自動車学校のお金半分出して貰ってるからアルバイト代あるし……その代わり大事に使ってね」

美羽「やったー！　つかさお姉ちゃん好きー！(わくわく)」

茉莉「何か凄くドキドキするよー(うるうる)」

千佳「つ、つかさお姉ちゃんありがとう……ど、どんなの選ぼっかな……(ドキドキ)」

……

伸恵「………っと言う訳で無事に家に帰ってきたんだが……」

千佳「付け方の練習かぁ」

つかさ「分からなくなったら私かのぶちゃんに言ってね」

茉莉「ふえぇ、取れなくなっちゃったよー」

つかさ「茉莉ちゃん、ホックはもうちょっと上。前かがみになると取れやすいよ」

アナ「えっと、本当は付けた後軽く胸を寄せ上げるんですわよね」

つかさ「そだよー」

伸恵「まあ実際こいつらにはまだそこまでの胸は無いけどね」

美羽「よーし、それじゃあつかさお姉ちゃんで実験だー！」

つかさ「ふえぇっ　みっちゃん止めてーっ」

ﾓﾐﾓﾐ

伸恵「……凄い光景だなこりゃ」

つかさ「うん、大分上手く付け外し出来るようになれたし、これでみんな大人に近づけたね」

茉莉「あ……あの……つかさお姉ちゃん……」

つかさ「どうしたの？　まだ分からない所ある？」

千佳「せーのっ」

４人『ありがとうございましたー(ﾍﾟｺﾘ)』

つかさ「ふぇ!?　み、みんな……？」

アナ「つかさお姉様のおかげで今日はとても貴重な体験を積ませて頂きましたわ」

美羽「ついにあたしも大人の仲間入りだ～！」

つかさ「そ、そんな……たまたま結果的にそうなってしまっただけだし……
　　　　それに私もまだ全然子供だよ～」

伸恵「さぁみんな、そろそろ晩御飯の時間だぞー」

アナ「茉莉ちゃん帰りましょ」

茉莉「うん」

美羽「帰ったらお父さんに見せびらかしてやろ」

千佳「すんなっ」

美羽「そういえばちぃちゃんとあたしは同じサイズのだったね。今度交換してみようよ」

千佳「ぇー　やだよー」

つかさ「………あ、私も帰らないと」

伸恵「つかさ……あたしからもありがと。あたしはこういう事苦手だからさ……
　　　実際ちぃ達はともかくアナちゃんはそろそろ必要かなって思ってたから
　　　いい機会だったよ。今度みんなのブラ代の半分だけでも出すからさ」

つかさ「あ、ううん、大丈夫だよ。私が好きでした事だし」

伸恵「そっか、じゃあむしろついでにあたしの新しいブラ代を出してくれぇ～」

つかさ「もぉ～、のぶちゃんったらぁ～」

伸恵「あはは、な～んてね。それじゃまたな」

つかさ「はーい　バイバーイ」



伸恵「……何だかんだでつかさも私より２歳年長……なんだな……」

みWIKI『つかささんは伸恵さん達の家ではもうすっかりお姉さんらしくなられている様で
　　　　私も親友として嬉しく思いますが同時に少し寂しく感じてしまうのは何故でしょう……。
　　　　いずれにせよつかささんのそんな一面はかがみさんや本編の私達はまだ全く知る由がありませんでした。

　　　　そんな日々を送っているうちに夏休みもそろそろ半分が経過しようとしてました。
　　　　つかささんや他のみなさんは宿題は進んでいるのでしょうか？』

つかさ「ふぁ……おふぁよ～～」

かがみ「今起きたの？　全くだらしが無い……」

まつり「無理もないって。昨日は朝から夕方前までアルバイトした後自動車学校行って、
　　　　帰ってきてからもしばらく学科の勉強してたみたいだし。あ、そういえばつかさ、仮免習得おめでとう。
　　　　自動車学校も折り返し地点ね」

つかさ「えへへ、ありがとう。実技は本当にギリギリだったよ～」

かがみ「そう言うと聞こえはいいかもしれないけど、どっちも無い時はあの伸恵って子の家に遊びに行ってばっかりで
　　　　学校の勉強は全然してないじゃないのよ」

つかさ「夏休みの宿題もちゃんとしてるよ」

かがみ「受験勉強はどうなのよ」

つかさ「だからちゃんと専門学校には……」

まつり「はーいそこまで。その話はこの前したでしょ？」

かがみ「………」

つかさ「……私、のぶちゃんの家に行ってくる」(ﾄﾀﾄﾀ)

かがみ「ま、またあいつの所かよっ……」

まつり「かがみ……あんた最近少しつかさにキツくない？　心配してるのは分かるけど
　　　　あんなトゲトゲしたい言い方だと反発されるだけよ？」

かがみ「……少し前まで私の言う事ちゃんと聞いてたのに……」

まつり「かがみも受験のストレスとか大分溜まってるんじゃいの？　
　　　　ちょっと嫌な事言うけど、１流大学を目指すかがみと平均的な専門学校に行くつかさとじゃ
　　　　必要な勉強量が全然違って、つかさの学力ならよっぽど油断しない限りは去年まで通りの勉強量でも
　　　　問題無いのは事実なのよ。その……今のつかさが羨ましいのかもしれないけどさ……」

かがみ「……つかさは小さい頃からいつも私を頼ってばかりで一人じゃ何も出来なかったから心配なのよ……。
　　　　休み明けの実力テストの結果が散々だったら沢山叱ってやる」

まつり「あはは、そうね」

かがみ「はぁ……何か今日はもう勉強する気しないわ……こなたとどこか行こうかしら」

まつり「そうしなさいよ。かがみは受験本番までまだあと半年あるのよ。夏休みも受験勉強に励むのは偉いけど
　　　　今から必要以上に根を詰めすぎてたら身が持たないわよ」

ﾄｩﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

かがみ「あ、電話だ」

ｶﾞﾁｬ
かがみ「はい、柊です」

伸恵「あーもしもし、伊藤と申しますがつかささんはいらっしゃいますか？」

かがみ「(あの子だっ！)…………たった今あんたの家に行くって出て行ったわよ」

伸恵「(お、クソ真面目姉ちゃんか)そっか、家に向かってるんならいいや」

かがみ「何で携帯じゃなくて家にかけてくるのよ」

伸恵「それがつかさの奴携帯の電池切れてるのに気づいてないみたいでさー。
　　　あたしの家に居る奴らが『今日は来れるのか？』ってうるさくて、前に家の電話番号教えて貰ってたから
　　　かけたって訳」

かがみ「今『あたしの家に居る奴ら』って言ったけどあんたの他にも誰かいるの!?　どんな人達よ!?」

伸恵「個性的な奴らだよ。そういえばこの前ブラ取られたりしてたっけ」

かがみ「!!?　ど、どういう事よ!?」

伸恵「ああ大丈夫大丈夫　すぐに返してもらってたから(ｶﾞﾁｬ　ｼｭﾎﾞ)フゥ～」

かがみ「その音……あんたまさか今もタバコ吸ってるんじゃないでしょうね？」

伸恵「今もっていうかいつも吸ってるかな」

かがみ「もうっ！　あんた本当に最悪よ！　社会のルール守りなさいよ！」

伸恵「ありゃりゃ、こりゃ重症だ。つかさが窮屈するのも分かる気がするよ」

かがみ「あんたみたいな不良、私絶対に認めないからね！」

伸恵「別に認めて貰おうなんて思ってないよ。感謝はしてるけどね」

かがみ「感謝？　何でよ？」

伸恵「結果的にあんたが色々うるさく言ったのが切欠であたし達は出会えたんだから。……嫌味抜きに本当にありがと」

かがみ「……っ……」

伸恵「それじゃ切るね」

ガチャ　ツー、ツー、ツー

かがみ「………」



まつり「かがみ、何だか和やかな会話じゃなかったみたいだけど誰からだったの？　もしかして例のつかさの友達？」

かがみ「そうよ。　……はぁ～、つかさの事だから向こうで年上らしい事なんて何一つ出来て無いに違いないわ……
　　　　……そういう自覚持ってるのかしらあいつ」

まつり「全く……気にしすぎよ」

小一時間後


つかさ「はい。あとはこの答えを代入すれば……」

伸恵「おお！　簡単に解けた！　ありがと、さすが名門進学校の３年生だ」

つかさ「えへへ、１年生の問題だったら私でも何とかなるよ。　それに比べて私の宿題は……うぅ……難しいよ……」

美羽「な、なんじゃこりゃあ！　つかさお姉ちゃんの宿題、算数なのに英語じゃないかぁ！　バカにしてるのかぁ！」

千佳「もう、みっちゃん。つかさお姉ちゃんにまで宿題の邪魔しちゃダメだよっ」

アナ「でも確かに訳が分かりませんわ……」

茉莉「高校生ってこんな難しい勉強するんだ……つかさお姉ちゃん凄い……」

伸恵「何だよ、私の勉強の内容見ても訳が分からないクセに」

美羽「ああ、伸恵お姉ちゃんはバカっぽいから頑張らなくても、高校生になったら普通に分か――」

つかさ「解けたー！　はぁ、疲れた～　いつもお姉ちゃんを頼ってばかりだったからな……」

アナ「あたしと茉莉ちゃんも大体終りましたわ」

千佳「あ、つかさお姉ちゃん。あたし算数で分からない所があるんだけど……」

つかさ「いいよ、どこかな？」

伸恵「あたしも次の問題解いて欲しいんだけど」

つかさ「のぶちゃんはもう少し自分の力でやらないとダメだよ。次の問題はさっきの問題と同じ方法で解ける筈だから
　　　　それで分からなかったらもう１回言って」

伸恵「くそ……あわよくば殆どの問題を解いて貰おうと思ってたのに」

つかさ「もうっ、ズルはダメだよっ」

つかさ（……私って今物凄くお姉ちゃんしてるよっ…　何だか嬉しい～）

茉莉「つかさお姉ちゃん。この後アナちゃんと英語のお勉強するんだけど
　　　宿題終ったのならつかさお姉ちゃんも良かったら一緒にどお？」

つかさ「えっと、ごめんね。私もこの後英語の宿題ももうちょっと終らせたいから……
　　　　あ、ちぃちゃん、ここの計算が間違ってるよ」

千佳「あ、そっか」

アナ「そうですか……仕方ありませんわね」

つかさ「そうだ、私の宿題を一緒に解いて見る？　日本語の文を英語にするんだけど、辞書もあるしみんなで調べれば
　　　　早く終わりそうだよ。今日の英語のお勉強はそれにしようよ」

アナ「何だか面白そうですわね」

茉莉「うん、そうしよっか」


伸恵「……クソ真面目どもめ(ｶｷｶｷ)」

美羽「……ですよね」

つかさ「のぶちゃん、英語の辞書もう１冊欲しいんだけどあるなら貸してー」
伸恵「あー　はいはい。……所でさっきの問題解いてみたんだけどこれで大丈夫なのか？」




つかさ「どれどれ……？　うん、正解だよ。のぶちゃんもやれば出来るじゃない。偉い偉い」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

伸恵「ちょっ　ちょっと！　恥ずかしいってばっ！」


茉莉&アナ「(ｼﾞｰ)」

千佳&美羽「(ﾆﾔﾆﾔ)」

伸恵「こらっ　お前らジロジロ見るなぁ！」

つかさ(のぶちゃんも結構可愛いなぁ～)

つかさ「それじゃ私はそろそろ帰るね。みんなももう帰らないとお母さんに怒られちゃうよ？」

アナ「あら、いつの間にかもうこんな時間ですわ」

美羽「えぇー？　今日は勉強してばっかだったじゃんかよー。今から遊ぼうよー」

伸恵「こらみぅっ　つかさを困らせるな」

茉莉「あたしも早く帰らないとご飯の時間に間に合わないよぉ」

美羽「あたしはまだまだ間に合うぜ～」

千佳「みっちゃんお隣さんだからでしょうっ　つかさお姉ちゃん、今度一緒にケーキ作る約束、絶対だからね」

つかさ「うん　それじゃあのぶちゃん達またね。　茉莉ちゃん、アナちゃん、途中まで一緒に帰ろう？」

茉莉「うん♪」　

アナ「喜んでお供しますわ」

ﾄｺﾄｺ

アナ「……あ、あの…つかさお姉さま」

つかさ「ん？　どうしたの？」

アナ「………茉莉ちゃん　いきますわよ」

茉莉「うん、せーの」


『ｳｨｰ　ﾗｲｸ　ﾕｰ。　ﾌﾟﾘｰｽﾞ　ﾋﾞｰ　ﾄｩｹﾞｻﾞｰ　ｲﾝ　ｻﾞ　ﾌｭｰﾁｬｰ』



つかさ「ふぇ!?　(こ、これってさっき英語のお勉強してた時に、３人で調べた単語の組み合わせだよね。
　　　　えっと、確かtogetherは『一緒にいる』　in　the　futureは『将来』だったと思うから……)


つかさ「………」

茉莉(ちゃんと言えたかな……？）　

アナ(間違っていたらどうしましょう……)

つかさ「えへへ。　ｲｴｽ。ﾕｰ　ﾌｧｲﾌﾞ　ﾋﾟｰﾌﾟﾙ　ｱｰ　　……え、えっと　マ、ﾏｲ　ﾍﾞｽﾄ　ﾌﾚﾝﾄﾞ。
　　　　ﾚｯﾂ　ﾋﾞｰ　ﾌｫｰ　ｱ　ﾛﾝｸﾞﾀｲﾑ　ﾄｩｹﾞｻﾞｰ　……わ、分かる……かな？　私が間違ってるかもしれないけど……」

アナ「えっと、５人は私の凄い友達で……」

茉莉「長い時間一緒にいよう……？」

つかさ「二人とも凄～い。よく分かったねー。しかも単語じゃなくて英文を喋れるなんて」

アナ「つかさお姉さまのおかげですわ　(か、考えたのは茉莉さんですけど)」

つかさ「私も二人と一緒にお勉強してなかったら多分何言ってるか全然分からなかったよ。
　　　　　何だか茉莉ちゃんとアナちゃんと一緒だと勉強が面白くて凄くはかどるの。宿題も大分進んだし」

アナ「あたしも先生がいてくれて大助かりです。これからもよろしくお願いしますわ」

つかさ「う、うん」

つかさ(私だって精一杯だよぉ。二人のために英語の勉強頑張ってて良かったぁ～)

つかさ「ただいまー」

かがみ「つかさ、今日も夕方までずっとあの子の家にいたみたいだけど宿題はちゃんとしてるの!?」

つかさ「うん、大丈夫だよ。明日は朝からアルバイトだし今日はご飯食べてお風呂入ったらもう寝ようかな」

かがみ「もうすぐ夏休み終るのにそんなんで宿題は大丈夫なの!?　直前になって慌てても知らないわよ」

つかさ「うん……ふぁ……Ｚｚｚ……むにゃむにゃ」

かがみ「全く……」

みWIKI『かがみさんは、まさかつかささんが伸恵さんの家で宿題をしていたとは思いもよらないでいるみたいですね。
　　　　確かに伸恵さんは勉強というイメージからは程遠いので無理もありません。
　　　　そうしてるうちに長かった夏休みも残す所あと1日となってしまいました。
　　　　つかささんは夏休みの間に自動車免許を取る予定でしたが大丈夫でしょうか？』

８月３１日


美羽「ちぃちゃん宿題写させてー！」

千佳「はいはい、来ると思った」


ｶｲｶｷｶｷ

美羽「うぅ～めんど～い。ちぃちゃんよく全部終らせたね～」

千佳「分からない所はつかさお姉ちゃんに教えてもらいながらやったからね」

美羽「ちぃちゃん写すの手伝ってよ～」

千佳「なんであたしがそこまでしてあげないといけないんだコラ。　大体字でバレちゃうじゃん」


美羽「つかさお姉ちゃんは今日は来ないの？　ファミレスでバイト？」

千佳「なんか運転免許の大事な試験があるんだって」

こなた「大事な試験？」

かがみ「本験ていう最後の筆記試験で、それに合格すれば晴れて運転免許が取れるそうよ」

こなた「へぇ～つかさ凄～い」

かがみ「受かるかどうか怪しいけどね。あいつ卒験とかいう最後の実技試験で１回落ちたらしいし」

こなた「受かればギリギリで夏休み中に免許ゲット達成だね」

かがみ「全く……夏休み最後の日だってのに学校の宿題大丈夫なのかしらあいつ。てっきり最後の日はこなたみたいに
　　　　私に泣きついて来ると思ったんだけど」


こなた「かがみ～　まだ宿題こんなに残ってるよっ　今日だけじゃもう無理だよー」

かがみ「自業自得よ……終ってない宿題は提出日まではもうしばらくある奴なんでしょ？　　
　　　　分からない所は教えてあげるからまた来なさいよ」

こなた「うん、ありがとかがみ」

かがみ「それだけじゃなくて明後日からは休み明けの実力テストもあるんだししっかりしなさいよねっ
　　　　全くつかさは……こんな大事な時に……」

ﾁｬﾗﾗ～

こなた「あ、つかさからメールだ。写真が添付されてる」
かがみ「私にも来たわ。友達全員に一斉送信か？」
『本検受かったよ～　(＾〇＾)』

伸恵「へぇ～　やったじゃん」

ﾊﾞﾀﾝｯ

茉莉「伸恵お姉ちゃん、つかさお姉ちゃんからメールがっ」

伸恵「分かってる、あたしの所にも来たから」

茉莉「つかさお姉ちゃん凄～い　運転免許取れるなるなんて、大人の人だ……」

アナ「本当に誇りに思いますわ……茉莉さん、早速返信しましょう」

茉莉「うん」


伸恵「さぁて、これからみんなで遠出かける機会が増えるぞ～」

美羽「ですよねー」

千佳「お、お姉ちゃん達、あんまりつかさお姉ちゃんに無理させたらダメだよ」

伸恵「せっかく苦労して取った資格は活用させないとね。　油断してるとすぐにペーパードライバー
　　　になりそうだし」

ﾁｬﾗﾗ～



つかさ「わわわ、また返信が来た」

こなた『ＧＪ！　つかさ偉い！、よく頑張った。今度乗せてね』

かがみ『浮かれてばかりでいないで学校の勉強も忘れるんじゃないわよ。まあ、あんたにしては頑張ったわよ。おめでとう
　　　　事故には気をつけるのよ』

みゆき『つかささん、おめでとうございます。安全運転を心がけてくださいね』

伸恵『よくやった！　早速今度あたしの家の車持ち出してドライブだ』

千佳『つかさお姉ちゃんおめでとう。これからもしみんなでお出かけする事があったら、お姉ちゃんじゃなくて
　　　ちゃんと免許持ってるつかさお姉ちゃんが運転してくれたら嬉しいかも』

美羽『遊園地でしょー　動物園でしょー　デパートでしょー　毎日のあたしの送り迎えでしょー』

茉莉『つかさお姉ちゃん凄～い。今度車に乗せてくれたら嬉しいな』

アナ『つかさお姉さま　心からお祝い申し上げますわ。本当にあたしの自慢のお姉さまです』



つかさ「みんな……ぐすっ………ありがとう」

みWIKI『こうしてつかささんの、例年とは少し違った高校生最後の夏休みは幕を下ろしたのでした。
　　　　私もかがみさんも受験勉強がメインの夏休みを送り、来るべき大学受験の事を思えば
　　　　決して無駄にならない時を過ごしたと自負しておりますが、私的につかささんも
　　　　それに負けない位無駄にならない時を過ごせていたのではないかと思います。
　　　　そして始業式、実力テスト、宿題提出と、２学期が始まってからの最初の半月は
　　　　慌しく過ぎていくのでした』

９月中ごろ

みき「つかさ、こなたちゃんが遊びに来てる所悪いんだけど車出してくれないかしら？
　　　スーパーに買い物に行きたいんだけどクリーニング店へお洋服も取りに行かなくちゃいけなくて」

つかさ「うん、いいよー」

みき「つかさが運転出来るようになってかなり助かってるわ。ちゃんと安全運転で乗せて言ってね」

つかさ「うん　まだそんなに慣れてないから凄く緊張するよ……　それじゃこなちゃん、１時間位したら戻ってくるから」

こなた「つかさ、気をつけてねー」

ｶﾞﾁｬ　ﾌﾞﾙﾙﾙ……

こなた「う～ん、車を運転するつかさ……　何だが凄くシュールな光景だね～」

かがみ「お母さんったらあんまり賛成じゃなかったのに、実際に取った途端頼りだすんだから……」

こなた「そういえばつかさ、宿題はちゃんと全部終らせてたし実力テストの成績は特には下がってはいなかったみたいだね」

かがみ「最も元々そこまで大した成績でもないんだけどね……それでも第一志望の学校には問題ないだろうって
　　　　それよりもつかさの成績をよく見ると何だか面食らった所があったんだけど……」

こなた「……英語だね」

かがみ「そう。あいつ何故か英語はかなり良く出来てて、私より断然いい点数で学年トップクラスのみゆきにも迫る勢いだったのよ
　　　　……なんでまた……？」

こなた「どの道成績は下がってる訳じゃないかったしこれでかがみんの不安は解消かな？」

かがみ「……まだ油断は出来ないわよ。つかさの専門学校の入試はもう１ヶ月切ってて、今が一番大事な時期なんだから」

～数日後～

かがみ「まったくっ　この時期にあの子と遠くに遊びに行くなんて、つかさは本当にしょうがないんだからっ！
　　　　宿題と実力テストがちゃんとしてたと思ったらこれよっ」

こなた「まぁまぁかがみん、実力テストが終った後の３連休なんだしあんまり硬い事言わないでやりなよ　
　　　　実際今私達も遊んでるじゃん」

かがみ「でもつかさの入試本番はあと半月なのよ!?　今が一番大事な時期だっていうのに……
　　　　いくら専門学校志望だからって、姉としてはもっと自覚を持って欲しいわよ
　　　　………今まで私抜きで遠くに出かる事なんて１回も無かったのに……」

こなた「おやおや、それが本心かな？」

かがみ「わ、悪かったわねっ」

伸恵「みんなー　忘れ物は無いかー？」

千佳「大丈夫ー」

美羽「さあアナちゃんと茉莉ちゃんも後ろに乗り込めー」

アナ「ＯＫですわ」

茉莉「いつも伸恵お姉ちゃんの家に集ってばかりで、車でおでかけする事なんてほとんどなかったからドキドキするよ」

伸恵「だよねー。今まで何度か、あたしの運転で行こうとしたけどその度につかさに止められてたからね」

つかさ「あ、当たり前だよぉ」

伸恵「さて、あたしは助手席に座ってっと……今日は運転免許を持ってるつかさの運転で行くぞー」


　　　『おぉー！』


つかさ「のぶちゃんの家の車使わせてもらっていいのかな……？　家の車以外は初めてだから何だか緊張するよー」

伸恵「いいのいいの。元々こういう時、あたしに運転させない為にとったんだしょ？　それとも運転変わる？」

つかさ「そ、それは絶対にダメだよっ　ちゃんと法律守らないとっ」

伸恵「おーし、だったら覚悟を決めるんだ」

つかさ「うぅ……入試本番まであと半月なのにこんな事してていいのかなぁ……」

伸恵「つかさはちゃんと茉莉ちゃん達と勉強してるじゃん。そのおかげで英語の成績良かったんでしょ？」

つかさ「う、うん。二人と一緒だと楽しみながら勉強出来て何だか凄く身につくんだよ」


美羽「こるぁーお姉ちゃん達ー！　話してばっかりいないで早く出発だー！　向こうで遊ぶ時間無くなっちゃうよぉ」

つかさ「う、うん、それじゃ出発するからみんなシートベルトちゃんと締めてねー」

『はーい』

つかさ「出発～」

ｶﾁｯ　ﾌﾞｵﾝｯ　ﾌﾞﾙﾙﾙﾙ

千佳「向こう付いたらまずどこから回ろうか」

茉莉「あたしここ行ってみたいなー」

アナ「あ、それあたしもですわ」

美羽「そうか、じゃあそこは一番最後に回るとしよう」

茉莉「ふぇ!?」

アナ「全く、美羽さんときたら……」

美羽「それよりここに速攻行ってみようぜー」

千佳「ぇー　そこは逆に最後の楽しみにしたいよー」

美羽「なんだよぅ、わがままな奴だなぁ」

『キャッ　キャッ』

つかさ「えへへ、みんな楽しそうだね～」

伸恵「それはそうとちょっと安全運転すぎじゃない？　私だったらさっきの交差点、１つ前の青信号で渡ってしまうけど」

つかさ「でもそれでもしみんなに何かあったら凄く悲しいんだもん。のぶちゃんやみっちゃん達の事を考えると
　　　　どうしても慎重になっちゃうよ……」

伸恵「……つかさらしいね」

みWIKI『あらあら、早速運転免許を伸恵さん達に活用されてるみたいですね。具体的にどこにお出かけになられたのかは
　　　　あえて語られてませんが、無事に事故も無くみなさんとの楽しい思い出をお作りになられた後
　　　　みなさんを家まで送り届けた事だけは報告しておきます。

　　　　最後に伸恵さんが、帰りは自分一人で運転するからこの車でつかささんの家までどうかと
　　　　言われたみたいですがつかささんはしっかりと断られてたみたいですね。


　　　　あと余談ですが苺ましまろＯＶＡを見てみた所、伊藤家にある車は恐らくステーションワゴンタイプですが
　　　　実はセダンやステーションワゴンは８～９割方乗車定員は５人以下だそうです。
　　　　作中の車内の様子を見る限り伊藤家の車もそれに該当しそうなのですが
　　　　そこの所は実は６人乗りだったと補完して頂きたく存じます。
　　　　
　　　　さあ、そうしてる内にいよいよつかささんの入試までのカウントダウンが始まりました。
　　　　つかささんは本分の受験勉強もちゃんとこなせているのでしょうか？』

入試数日前

かがみ「つかさったらただでさえこの前遠出したのに今日もあの子の家に入り浸り!?　
　　　　それで一体いつ勉強しているのよ!?　さすがに試験舐めすぎてない!?」

こなた「でもつかさは気づかない所でちゃんと勉強してるんだと思うよ。
　　　　夏休みとかそうだったじゃん」

かがみ「でも今は学校があるし、時々部屋に様子見に行ってつかさが家でやってる勉強量は把握してるんだけど
　　　　現状じゃ不安があるのよ。本番はあと数日後だってのにあの子と遊び呆けてるなんて……」

一方その頃


茉莉「えっと、次の漢字の読みを答えなさい」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

『松明』

伸恵「なんだこりゃ？　……まつ…めい？」

つかさ「た……たいまつ……かな？」

茉莉「つかさお姉ちゃん正解ー」

アナ「それでは第２問ですわ」ﾊﾟﾗ


『相殺』


つかさ「えっと、そうさつ？」

アナ「残念、違いますわ……」

千佳「あ、これぷよぷよに出てた単語だよね。ほら、つかさお姉ちゃん、みんなでぷよぷよした時
　　　何て言ってたか思い出して」

つかさ「んっと……あっ　そうさいかな!?」

アナ「はい、大正解ですわっ」

つかさ「やったーっ　ちぃちゃんありがとぉ」

千佳「えへへ　たまたまだよ」



伸恵「それにしても一般常識なんていう科目(？)が専門学校にはあるなんてね」

つかさ「みんなが手伝ってくれて凄く感謝してるよ」

アナ「夏休みの宿題とかでお世話になってるお返しですわ」

美羽「それじゃあ次は第３問だー！」


『白粉』


つかさ「ふぇ!?　これ何だろ……？」

伸恵「またいかにも怪しそうな単語が出てきたな……」

つかさ「しろこな……？　う～ん」

美羽「ふっふっふ、これは危ない物だぞー」

伸恵「まやくか!?」

美羽「伸恵お姉ちゃん正解～」

伸恵「ありゃ、そうなんだくすり以外の漢字あったんだなー」

アナ「ちょっと美羽さんっ！　答え見たら正解は「おしろい」じゃありませんのっ
　　　つかさお姉さまの進学がかかってるのですから真面目にして下さいっ！」

美羽「うぅ…すぐに言うつもりだったんだしいいじゃんかよー」

つかさ「おしろいって何なのかな？」

アナ「何となく、芸者さんや舞妓さんが肌に塗ってる物を連想しますけど……」

千佳「よーし、ネットで検索してみようよ」

つかさ「へぇ～　アナちゃんの言った通りだったけどルースパウダーの違う言い方でもあったんだー　なるほどぉ」

茉莉「それってなぁに？　お化粧の道具？」

つかさ「うん、そだよー」

美羽「け、化粧する時ってくすりもやるのかっ!?　大人ってなんてい……」

……………

つかさ「みんな、ありがとうっ　おかげでお勉強が物凄くはかどったよ」
伸恵「あはは、こいつらがこんなに役に立つなんて意外だったな」
美羽「感謝しろよなー」
つかさ「うん、美羽ちゃんも毎日手伝ってくれて本当にありがとうっ　大好きだよ」
美羽「……っ…」

　「照れんなよ」(ﾂﾝﾂﾝ)

「う、うっさいっ」


アナ「いよいよ本番はもう目の前ですわね。健闘をお祈りしてますわ」
茉莉「つかさお姉ちゃん、頑張ってね」

つかさ「うん　みんなの協力無駄にはしないよ」

その晩柊家

かがみ「つかさ、もう本番は目の前だけど一般常識の勉強とかはちゃんとしてるの？」

つかさ「うん、大丈夫だよ」

かがみ「それじゃ軽く試して見ようか」

つかさ「ふえぇ!?」

かがみ「文句言わないの。　えっと問題集は……」


………


かがみ「………………」

つかさ「……………ど、どうかな？」

かがみ「…………い、以外に悪くなかったわよ………」

つかさ「えへへ、お姉ちゃん。心配してくれてありがとう」

かがみ「べ、別についでよ　ついで！(つかさったらいつの間にこんな学力を……一体いつ勉強してるのよ……？)」

みWIKI『かがみさんも以外に鈍いんですね。いえ、心のどこかで感ずいているのかもしれませんが認めたくないのでしょうか？
　　　　そうこうしてる内に肝心の入試本番の日はあっという間に過ぎ去り更に一週間の時が流れました。
　　　　そしていよいよ今日は合否の通知が届く日。
　　　　元々の受かるのはほぼ間違いないとされていたつかささん。本番でもしっかりした手ごたえを感じていた様子から
　　　　結果は目に見えてる様に感じますが……果たして結果はどうなったのでしょうか？』

つかさ「…………」

かがみ「…………」

こなた「…………」

みき「………」


つかさ「それじゃ専門学校から送られてきた通知……開けるね」

こなた「うぅ……自分のじゃないのに緊張するよぉ」


ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ　ｿｰｰ

つかさ「……………」

こなた「つ、つかさ、どう!?」



つかさ「………………」

つかさ「………やったーーーー！　受かったよーーー！！」

こなた「おおーー！　やったーー！」

みき「つかさ、おめでとう」

かがみ「よくやったわね。偉いわよ」

つかさ「うん、お母さん、お姉ちゃん、ありがとう」



かがみ「まあ、送られて来た封書の分厚さから見て、受かってるのは簡単に予想できてたけどね」

みき「かがみ、せっかくなんだからそう言う事言わないの。……まあ、お母さんも予想してたけどね」

つかさ「早速のぶちゃん達に電話しなきゃ」
ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟ

かがみ「まったく……こんな時もあの子かよ」

こなた「まぁまぁ、かがみもとりあえずは肩の荷が下りたんじゃない？」
かがみ「別に、今まで気を緩めるといけなかったから厳しい事言ってたけど、実際つかさの成績なら十分合格出来る
　　　　のは私にも分かってたからね。……それに何だかんだで少しは受験勉強してたみたいだし
　　　　あの子と遊んでる合間を縫ってよくやったわよ」

こなた「おお、やっぱりかがみはツンデレさんだね～」

かがみ「ツンデレ言うな！　それにしてもつかさの奴、いつ勉強してたのよ……」

つかさ「あ、のぶちゃん？　うん、うん、無事に受かったよ。　えへへ　ありがとう。これもみんなと勉強したおかげだよ～」

こなた&かがみ&みき「……！！？」

つかさ「あ、今みんなもいるの？　うん話す話す～。　……あ、もしもしアナちゃん？　うん、合格したよ。　
　　　　うん、ありがとー。　ううん、そんな事ないよ。　試験ではちぃちゃんが出してくれた問題も出たし　
　　　　アナちゃんと茉莉ちゃんのおかげで英語もバッチリだったし。　みんなが協力してくれてすっごく嬉しかったんだから」

こなた&かがみ&みき「…………」

こなた&かがみ&みき「……………」

つかさ「さてと、他の子達にも電話しよっと。あとゆきちゃんにも」

みき「あの……つかさ？　もしかして伸恵ちゃんの家に言ってる時はずっと勉強してたの？」

つかさ「あ、う、うん……ずっとしてたのはみんなで出かけた後の最後の半月だけで
　　　　それまでは合間に遊んだりもしてたけど。
　　　　……そういえば夏休みの宿題とかものぶちゃんの家でやる事が多かったかな」

かがみ「そう……だったんだ……てっきりしょうも無い事して遊んでるのかと思ってた……」

こなた「私達のの知らない所で結構がんばってたんだねー」

つかさ「あ、でも受験が迫る前はお姉ちゃんの言う通り遊んでるだけな事が多かったんだけどね」

みき「あと、今の電話の会話を聞いてるとみっちゃんとかちぃちゃんとか言う名前が出てたけど
　　　伸恵ちゃんの他にも遊んでる友達がいるの？」

かがみ(そういえばあの子が前に電話でそう言う事言ってたわよね。ブラがどうのこうのとか……)

つかさ「う、うん……いつものぶちゃんの家に集って、私も入れて６人で一緒に遊んでるの」

かがみ「うわ、すっかりたまり場になってるじゃないのよ……　まさか全員あの子みたいな不良なんじゃないでしょうね？
　　　　どんな人達なのよ？」

つかさ「えっと……みんな私より年下で……」

かがみ(あの子の同級生か？)

つかさ「あ、一人は髪が金髪で……(イギリス人のアナちゃん)」

かがみ(うぁ……やっぱり思いっきり不良じゃないのよ)

ﾋﾟﾝｸﾜｶﾒ『みなさん、分かってますよね!?　私達の髪のカラフルさに比べたら金髪なんて全く普通だというツッコミは厳禁ですよ!?
　　　　　大事な事なので>>94に引き続き２回言わせて頂きましたよ!?』

ﾁｬﾗﾗ～

つかさ「あ、電話だ。かける前に向こうからかかって来ちゃった。　ちょっと話してくるね」

かがみ「あ、ちょっとっ！」

ﾀｯﾀｯﾀ

かがみ「…………」

こなた「まぁまぁかがみん。どんな人達だろうと電話での話し方からしてかなり親しそうな感じだったから
　　　　つかさの前であんまり邪険にするのは良くないよ。　
　　　　親友の悪口を言われたら誰だって腹を立てずにはいられないよ」

みき「それにつかさの受験勉強をしっかり手伝ってくれてる友達思いの子達なら
　　　一概に付き合いを辞めなさいとはもう言えなくなってしまったわね……」

かがみ「そう……ね……」

つかさ「ただいま～」

みき「つかさ、悪い子達じゃないのなら良かったら今度、伸恵ちゃんを含めてその友達達を家に呼んでみなさいな。
　　　お母さんもどんな子達なのか興味あるわ」

かがみ「ちょっ　ちょっとお母さん!?」

つかさ「ふぇ!?　で、でも……」

みき「つかさの手助けをしてくれるいい子達なんでしょ？　お母さんもお礼を言いたいしね」

つかさ「う、うん……」

みき「さあ、今晩はつかさの合格祝いでご馳走を作るわよ」

つかさ「あ、お母さん私も手伝うよー」

みき「あらあら、お祝いされる本人なのに」

ｽﾀｽﾀ　ﾄｺﾄｺ

　「……………」

こなた「かがみ……何だか元気ないね。そんなにつかさの友達たちの事が気になる？」

かがみ「それもあるけど……いつの間にかつかさはもう私よりずっと遠くに行ってる気がする……
　　　　私はアルバイトはせいぜい身内だからって甘い目で見られる神社のお手伝い程度しかした事無いのに
　　　　あいつはそういう目で見られない所でしっかり頑張ってる。
　　　　そして不良だけど新しい友達も作って、夏休みを潰して自動車学校に行って車の運転も出来るようになっちゃったんだよ……　
　　　　しかも難しい所じゃなかったとはいっても、それらを全部を自力で受験と両立させるなんて……」
こなた「…………」

かがみ「少し前まで私が面倒見ないと何も出来ない様な子だったのに…………今回の受験も私が付きっ切りで
　　　　面倒見るんだろうなって思ってたのに………こなたぁ……寂しいよぉ～～～　うわぁあああんっ！」

こなた「かがみ……よしよし　今までつかさに少しキツくあたってたのも、本当はその子につかさを取られて
　　　　寂しかったからなんだね………」

みWIKI『こうしてつかささんの進路は無事に決まり、後は卒業するのみになりました。
　　　　進路が決まったとはいえ残りの高校生活もしっかりと勉学に励んで欲しいですね。
　　　　また今回の件でつかささんの家族達の、伸恵さん達に対する見方も随分と変わったのも
　　　　大きかったのではないでしょうか？
　　　　つかささんをダメにするかもしれないと思ってたお友達達の意外な一面を垣間見させられ
　　　　みなさん困惑を隠せず、また興味が沸いてきている様です』

伸恵「つ、つかさのお母さんが一度みんなで遊びに来てみないかって言っているぅっ!?」

つかさ「う、うん。今ならあんまり変な目で見られる事はなさそうだし、せっかくだからどう……かな？　」

伸恵「う～ん、でもなぁ～　さすがに何だか気まずい気がするぞ」

美羽「別にいいじゃんかよー　たまにはつかさお姉ちゃんの家で遊ぼうよー」

千佳「あたしもせっかくだしつかさお姉ちゃんの家がどんな所なのか見てみたいなー」

アナ「つかささんの家は神社でしたよね？　あたしも一度行ってみたいですわ」

茉莉「みんなと一緒ならあたしも行ってみたーい」

伸恵「………でもなぁ～……あたしは前に１回だけ行ったんだけどその時につかさの姉ちゃんと色々あったからな～」

アナ「一体どんな事をやらかしたんですの？」
伸恵「……聞くなっ」

千佳「あれは普通にお姉ちゃんがいけないと思うよ」

美羽「全く、伸恵お姉ちゃんは本当にどうしようもないなぁ～」

伸恵「うっさいっ！　……そういえばつかさの姉ちゃんって全部で３人いるんだっけか？」

つかさ「うん。上に３人のお姉ちゃんがいて私が一番下の妹なんだよ。その内の一人は双子で私と同い年なんだけど
　　　　私なんかより凄くしっかりしてて、家での私はこのメンバーで言うと茉莉ちゃんみたいな感じかな？」


茉莉「えええ!?　そ、そうなの!?　つかさお姉ちゃんだってしっかりしてて頼りになるし
　　　すっごくお姉ちゃんなのに……」
アナ「な、何だか想像出来ませんわね……」
千佳「と、とても信じられないよ……」
つかさ「ふぇぇ!?(わ、私ってみんなからそんな風に見られてたんだ……凄いプレッシャーだよ……)」

美羽「そんな訳で今度つかさお姉ちゃんの家にみんなで行くとしよう」

伸恵「あ、あたしは留守番してていいか？」

つかさ「ダァメ。のぶちゃんも来るのっ」

伸恵「しゃーねーな……分かったよ」

みWIKI『こうして出会ってから半年の時を経て伸恵さんは久しぶりに、それ以外のみなさんは初めて
　　　　つかささんの家にお邪魔する事になりました。そういえばつかささんは
　　　　伸恵さん達の事はよく思われてないからあまり喋らない方がいいと思い、家族にはほとんど話しておらず
　　　　そのせいで伸恵さん以外の方の事は、かがみさん達は何も知らないのでしたね。
　　　　果たしてどうなるのでしょうか？』

実は８時から友達が来て一緒にさっき作ったキノコカレー食べる予定だったり。
オタ友達で隠す必要はないけど、投下速度不安定になるかも……

つかさ「お母さん、明日の休みに友達が家に来るから」

みき「あら、こなたちゃん達？」

かがみ「え？そんな約束してないはずだけど……？」

つかさ「う、ううん。こなちゃんじゃなくて……のぶちゃん達」

みき「まぁっ、そうなの？」

かがみ「あの不良がまた来るの!?　しかも『達』って何よ『達』って」

つかさ「この前話した、のぶちゃん以外の４人の友達もみんな遊び来る事になったの」

かがみ(こ、この家が不良のたまり場になっちゃうじゃない。どうなるのよ)

みき「かがみ、お母さんが連れて来てもいいて言ったんだからそう邪険にするものじゃないわよ」

かがみ「わ、分かったわよ……」

翌日

つかさ「あ、うん　分かったー。　でも絶対に来てね。　うん、それじゃあ後でね　（ﾋﾟｯ）
　　　　のぶちゃんだけは少し遅れてくるけど他の子はもうすぐ来るって」

かがみ「はぁ……その４人も変な人達じゃないでしょうね？」

つかさ「そんな事無いよ。とってもいい子達だよ。それにのぶちゃんもちょっと不良な所もあるけど
　　　　面倒見が良くて面白い子なんだから」

かがみ(どうだか………そもそも全員女だとは限らないし、ガラの悪い男とかだったらどうしよう)

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


つかさ「あ、来た　はーい」
ﾄﾀﾄﾀ

かがみ(いよいよ対面か……何かあったら毅然とした態度で臨むわよ)

まつり「かがみ、ちょっと露骨に敵対しすぎよ」

かがみ「そういうまつり姉さんだって内心不安でしょ」

まつり「そりゃまあ、そうだけど……」

つかさ「ささ、あがってあがって～」




　　　　　　　　　　　　　『おじゃましまーす』

　　　　　　　　　　　　　『おじゃましまーす』

かがみ「………………へ？………あれ？」

まつり「しょ………小学……生……？」

みき「あ、あら……？　い、いらっしゃい……つかさのお友達……かしら……？」
美羽「いえ、つかさお母さんの愛娘です」
まつり「えええ!?」
つかさ「もぉ、みっちゃんったらまた～……　あ、みんなに紹介するね。この子達が私のお友達だよ。
　　　　まず伊藤千佳ちゃんと松岡美羽ちゃん。二人とも広沢小学校の６年生で千佳ちゃんはのぶちゃんの妹なんだよ」



美羽「どもー　いつもつかさお姉ちゃんがお世話になってまーす。ほら、つかさお姉ちゃんも」(ｸﾞｨｯ)

つかさ「ふぇええ!?　あ、あの、お姉ちゃん達、い、いつもありがとうございます」(ﾍﾟｺﾘ)
まつり「あははははっ、いえいえ面白おかしく面倒見させてもらってます」

千佳「あ、あの、うちのお姉ちゃんが前来た時に色々とご迷惑をおかけしたみたいで……すいませんでした……」

かがみ「あ、う、うん……、べ、別にそんなに気にしなくていいのよ。　
　　　　……あの子にこんなちゃんとした妹がいたなんて……」

つかさ「そして桜木茉莉ちゃんとアナ・コ……ｺﾎﾝ、アナちゃん。
　　　　二人ともちぃちゃん達より１つ年下の広沢小学校の５年生で、アナちゃんは何とイギリス人なんだよ」


茉莉「あ、あの、初めまして。いつもつかさお姉ちゃんには……も、物凄くお世話になってますっ」

アナ「つかさお姉さまのお姉さま方、よろしくお願いしますですわ」

かがみ「な、何よ……。金髪の子がいるってそういう事だったのね……」

まつり「へぇ～『まつり』って私と同じ名前だね～　」

茉莉「は、はい。……こういう時はなんて呼べばいいのかなー」

つかさ「それじゃ次は私の家族を紹介するね。まずあたしのお母さん」

みき「今日はよく来てくれたわね。どんな子達かと思ったけどみんなとってもいい子みたいでで安心したわ」

千佳「と、とってもいい子だなんて　そんなぁ……(赤」

アナ「お母様……？　あたしてっきりお姉さんかと思いましたわ……」

みき「あ、あらまぁ」

つかさ「次に２番目のお姉ちゃんのまつりお姉ちゃんと３番目で双子のかがみお姉ちゃんだよ。
　　　　あとはお父さんと１番上のお姉ちゃんがいるんだけど今は仕事中かな」

かがみ「ふぅ……、年齢とかが凄く予想外だったけどちゃんとした子達で本当に良かったわ……。よろしくね」

まつり「みんな、よろしく～」

美羽「へぇー　この人が噂のつかさお姉ちゃんの双子のお姉さんかー」

かがみ「な、何よ？」

アナ「つかさお姉さまも凄く頼りになるのに、そのつかさお姉さまが
　　　『自分より何でも出来てしっかりしてる双子のお姉さまがいる』っと言ってましたから……」

つかさ「はうぅっ　み、みんな……恥ずかしいよぉ」

かがみ「それにしても『頼りになるつかさお姉ちゃん』ね……いつもつかさはみんなといる時どんな感じなのよ？　
　　　　年上なのに迷惑かけてない？」

　　「そ、そんな事全然ないよぉ。
　　　美羽ちゃんにいじめられてる時はすぐに助けてくれるし　　
　　　あと英語の勉強をしてるんだけど、つかさお姉ちゃんは分かりやすく教えてくれて
　　　頼りになるしすっごく優しいよ」

　　「あたしも勉強で分からない所があったらよく教えてもらってるよ。あと料理とかお菓子作りが私よりすっごく上手で
　　　料理の先生でもあるかな」

　　「んー、時々クソ真面目になって自分の宿題をやり始めたりみんなの勉強を教えたりするけど
　　　その間が遊んでくれなくてつまんないかなー。でも遊んでくれる時は伸恵お姉ちゃんみたいに
　　　凶暴じゃなくて茉莉ちゃんみたいに弱っちくもないから面白いかなー」

　　「以前私の胸の事を心配して頂きブラジャーを買ってくださいましたわ。英語もとってもお上手で車の運転出来て
　　　暴走した伸恵お姉さまをお止めになるし、凄く大人で頼りになりますわ」

まつり「へぇ～～～～　ほぉ～～～～　　ふぅ～～ん(ﾆﾔﾆﾔ)」
みき「あらあら………つかさったらいつのまに…………」
かがみ「つかさがね……何だか複雑だわ」

つかさ「もうっ　みんな恥ずかしいから止めてってばっ。ささ、とりあえずみんな私の部屋にいこ」

ｿﾞﾛｿﾞﾛ

美羽「ゲームやろうぜゲーム」

つかさ「テレビゲームは居間にしかないかなぁ」

千佳「つかさお姉ちゃん、お昼ご飯作るのあたしも手伝っていい？」

つかさ「うんいいよー。あ、そうだ茉莉ちゃんとアナちゃんにこの前言ってた
　　　　中学１年生の頃の教科書あげるから二人で使ってね」

茉莉「わぁ、つかさお姉ちゃんありがとー」

アナ「中学生の本なんてあたし達に扱えるでしょうか？」

つかさ「今の二人なら多分大丈夫だと思うよ。もし分からない所があったらまた教えてあげるから」

美羽「こらぁ！　クソ真面目モードになるなぁ！　それよりこの前言ってたつかさお姉ちゃんのお下がりの服
　　　約束どおり全部頂くぜーっ」

千佳「もうっ、少しは遠慮しないとダメだよみっちゃん」

ﾜｲﾜｲ　ｶﾞﾔｶﾞﾔ


みき「……何だかつかさの意外な一面を見させてもらってるわ……」
まつり「普段のつかさ見てると考えられない光景よね～～」
かがみ「全く……こういう子達だったのならもっと早く喋れっての」

みWIKI『つかささんのご家族の前では始めて見せる一面に皆さんは
　　　　嬉しがったり面白がったり寂しがったりと反応は様々な様です
　　　　つかささんは家の中では甘えん坊の末っ子という位地付けだったので
　　　　最近少し変わられたとはいえ驚かれるのも無理もないと思われます。
　　　　おや？　お昼になると千佳さん達の事を何も知らないお父様といのりお姉様が
　　　　気が気じゃない様子で仕事の合間に駆けつけて来たようです」

ただお「ただいま　つかさの友達はもう来てるのか？」

かがみ「例の伸恵って子はもうすぐ来るらしいけど、他の４人はもう来てるわよ」

いのり「一体どんな子達かしら……？」

まつり「今その子達と一緒にお昼ご飯作ってるよ」

いのり「へぇー　どれどれ……」

ちぃちゃんの可愛さはガチｗ
みんなの中では結構しっかりしてるけど何だかんだで子供っぽい所が萌えｗ

つかさ「茉莉ちゃん、お皿出してくれる？」

ただお&いのり「ま、まつりちゃん!?」

まつり「わ、私じゃないわよ!?」

茉莉「うん分かった。うんしょっと……」

つかさ「あ、何枚も一緒に運ぶのは危ないから１枚ずつでいいよ」

アナ「あたしもお手伝いしますわ」

つかさ「二人ともありがとー」

いのり「……同じ名前なだけだったみたいね」

まつり「そりゃ妹がいきなりちゃん付けで呼んでたらビビるのは分かるけどさ……」

ただお「……それにしてもこれは予想外なお友達だな……」

いのり「と……年下だとは聞いてたけど小学生位の子達じゃないのよ……」

千佳「つかさお姉ちゃん、この味で大丈夫かな？」

つかさ「おぉーさすがちぃちゃん。やるね～」

美羽「あたしも手伝った事を忘れるなよ」

千佳「でたらめに調味料入れてて何言ってるんだよ。つかさお姉ちゃんが味が整うまで頑張ってくれなかったら
　　　本当にヤバかったんだからね」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

つかさ「あ、のぶちゃんかな？　はーい」

ﾄﾀﾄﾀ

伸恵「ごめんごめん、ちと新しいバイトの面接が長引いちゃってさー」

つかさ「そうなんだ、また一緒に働けたらいいのにね……。あ、ちょうど今からみんなでお昼ご飯だからあがってー」

美羽「おーい、つかさお姉ちゃーん」

つかさ「ん？　どうしたのー？」

ﾄｺﾄｺ

伸恵「んじゃ　おじゃまします　……お」

「………………」

かがみ「……実際に会うのは半年ぶり位ね」

伸恵「……だな」

かがみ「あんたはつかさとはいつもどういう事してるのよ。変な事に巻き込んだりしてないでしょうね？」

伸恵「そりゃまぁ色々だよ。あいつらも入れてあたしの家で一緒にバカやって遊ぶ事が大半だけど
　　　時々買い物行ったりあたしの宿題見てもらったり、ここ最近はつかさの受験勉強の手助けしたりもしたな」

かがみ「相変わらず飲酒とか喫煙とか無免許運転してるの？」

伸恵「無免許運転はつかさに怒られるから今はしてないけどそれ以外はバリバリだね」

かがみ「……全く……あのつかさに注意されるなんてね」

伸恵「ああ、私も年上者でしっかりもののつかさの世話になってるよ。
　　　あんたは認めたくないのかもしれないけど、つかさは一人じゃ何も出来ない末っ子つかさちゃんなんかじゃなくて
　　　しっかりしてて子供達からも頼りにされるつかさお姉ちゃんなんだよ」

かがみ「………もう知ってるわよ……」

千佳「あ、お姉ちゃん来たの？　遅いよー」
美羽「遅刻した罰として盛り付けは全部伸恵お姉ちゃんの仕事だー」


伸恵「ごめんごめん、今行くよ。……妹達が呼んでるから行くね……かがみ」

かがみ「行ってらっしゃい……伸恵ちゃん」


かがみ(私達が不安に思ってたあの子のだらしなさも、逆につかさが成長に繋がったのかも……本当に複雑よ)

つかさ「出来たー。それじゃあお姉ちゃん達もみんな席についてー。
　　　　１１人で同じテーブルは無理だから、お姉ちゃん達がテーブルでのぶちゃん達がチャブ台でいいかな？
　　　　私はのぶちゃん達の方にいくね」

かがみ「つ、つかさが仕切ってる……!?」

伸恵「あはは、別にあたしの家じゃ珍しい事じゃないよ」

茉莉「そんなにビックリする事かな……？」

いのり「つかさもすっかりお姉ちゃんね」

アナ「はい、そうですわ」


つかさ「それじゃみんな」

『いただきまーす』

みWIKI『つかささんがアルバイト代で、アナさんだけでなく伸恵さん以外のみなさん全員に初ブラジャーをプレゼントした事。
　　　　つかささんは家では本来は物凄くお姉ちゃんっ子で甘えん坊な事。
　　　　つかささんの英語の成績が良くなったのは、アナさんと茉莉さんに教える為に自分の勉強にも頑張ってるせいだという事。
　　　　つかささんは実は凄く怖がりでホラー映画を見ると決まってかがみさんの布団に潜り込んでる事。
　　　　受験勉強の時はみんなで問題を出し合って面白おかしく勉強した事。

　　　　始めての交流での話題は必然的にお互いの共通点であるつかささんの事ばかりとなり
　　　　双方ともつかささんの意外な一面を知る度に驚きの声を上げ、本人は顔を真っ赤にしながら
　　　　楽しい食事の時間は過ぎて行きました』

ただお「ご馳走様。中々おいしかったよ」

まつり「ほんとほんと。小学生なのに凄いわよね～」

千佳「は、はい、ありがとうございます」

美羽「まぁ、あたしが味付けしたおかげだな感謝したまえ」

千佳「お前はだまってろ」

伸恵「あの、食後の一服するんでベランダ貸してもらっていいですか？」
柊家一同「………(汗」
つかさ「あ、あはは……どうぞ～」
千佳「あ、あの、うちのお姉ちゃんが何だか色々とすいません」
アナ「そ、そうだ！　後片付けのお手伝いを致しますわっ」
茉莉「わ、わたしもっ」
みき「あら、どうもありがとね」

みWIKI『さすがにかがみさん達も諦めてきたみたいですね。
　　　　さて、後片付けが終ってもまだまだ遊ぶ時間はたっぷりあります。
　　　　みなさんどのような事をされているのでしょうか』

３０分後　居間にて

美羽「それではいよいよ本日のメインイベント！　つかさお姉ちゃんのお下がりの服試着大会を開催します！」

つかさ「えへへ　他のお姉ちゃん達が着てたのも用意したから、好きなのを持っていっていいよ。いいよね？　お姉ちゃん？」

かがみ「まぁ、あってもどうせ使い道無いし好きなだけ持ってって構わないわよ」

美羽「おおっ！　かがみお姉ちゃん達ありがとー！　愛してるぅーっ！」

かがみ「べ、別にいいのよ。　こ、こらっ美羽ちゃん！　抱きつくふりしてどこ触ってるのよっ」

美羽「んー　双子なのにつかさお姉ちゃんより胸あるんだね。よし余分な分をあたしが……」

伸恵「阿呆っ、お前はペチャパイのままで十分だっ」

かがみ「ま、まさかあんたに助けられるなんてね……」

伸恵「い……い、いつものクセだよクセっ」

美羽「(ｶﾞﾊﾞｯ)　よっしゃー　みんなも一緒に着替えるぞー」

茉莉「本当にいいのかなー」

伸恵「おお、この服とかアナちゃんが着たら可愛いんじゃない？」

アナ「そ、そうでしょうか？」

千佳「もぉ、お姉ちゃんまでその気になってるんだからっ」

伸恵「ちぃはどうせおしゃれに興味の無いんだもんね～」

千佳「わ、私だってっ」ｶﾞﾊﾞｯ

伸恵「一番暴走しそうだなお前は」

茉莉「え、えっと、どうかな？」

アナ「まあっ、凄く可愛らしいですわ」

茉莉「そ、そっかな？　えへへ」

つかさ「そのお出かけ用のワンピース。懐かしいな～」

伸恵「そう言うアナちゃんの着てる服だって可愛いじゃないか。
　　　　そういうフリフリな物はちぃやみぅが着ても似合わんだろうな」

千佳「うっさいなもうっ」

伸恵「んで、これ誰が着てたの？　つかさ？」

かがみ「！！」

つかさ「えっとね……かがみお姉ちゃん」

伸恵「へぇ～　こんなの着てたんだぁ～可愛い所あるじゃん(ﾆﾔﾆﾔ)」

かがみ「わ、悪かったわね！」

アナ「あの、かがみお姉さま、こんな素敵な服タダで頂いてしまって本当にいいのでしょうか？」
かがみ「(素敵な服!?　もうっ　アナちゃんったら……)　だからこそ誰にも使われないで
　　　　押入れにしまわれるより誰かに着て欲しいのよ。みんなも遠慮しなくていいからね」
茉莉「かがみお姉ちゃん、ありがとー」
伸恵「かがみお姉さま優しぃ～」
かがみ「だ、黙れ！　あんたこそさっきから茉莉ちゃんとアナちゃんを随分熱い眼差しで見てるけどどうしたのよ!?」
伸恵「だって可愛いんだも～ん」

千佳「お姉ちゃんったらいっつもそればっかり」

伸恵「へっへー　そんな地味なポロシャツとかＴシャツばかり選んでる千佳に言われたくないね」

千佳「あんまりおしゃれ過ぎるのを選んでも普段は着づらかったりしそうだから
　　　こういういつも着れそうなのがいいのっ」

伸恵「賢いというか……効率的というか……現実的というか……
　　　………そういえば美羽はさっきから静かだけどどうした？」

千佳「すっかり熱中してて、つかさお姉ちゃんが様子見てるよ」

美羽「う～む、このスカートに合うのは果たしてどっちか……まぁ、当然両方持って帰るけどね」

つかさ「私はどっちかというと今着てる方のが似合ってると思うよ」

美羽「あ、やっぱりつかさお姉ちゃんもそう思う？　じゃあさっそく今日はこの服のままでいようっと」

つかさ「ダ、ダメだよ。それ夏用の服で袖も無いからそのままでいると寒くて風邪ひいちゃうよ」


美羽「まだそんなに寒くないしこれ位どうって事ないよー」

つかさ「ダァメ、この服で外に出る時はちゃんと上にもう１枚着て、来年の夏の楽しみに取っておこうね」

美羽「うぅ……しょうがないなぁ……」

つかさ「うん、美羽ちゃんいい子。それじゃあ上からこの薄手のブルゾン着てみようか。これも美羽ちゃんにきっと似合うよ」



茉莉「つかさお姉ちゃん、何だかお母さんみたい……」

伸恵「…………だな」

かがみ「………………………そうね……認めるわ……」

伸恵「クックック　どうだ、参ったか」

かがみ「何であんたが得意げなのよ」

試着大会が一段落した後

美羽「おりゃぁー　つかさお姉ちゃん覚悟ー」

千佳「もうっ　みっちゃんやめなよ」

つかさ「キャア！　よくもやったなー、お返しの抱っこ攻撃だー」

美羽「わわわ、下ろせー！」

つかさ「降参するー？」

美羽「するもんかぁ！」

つかさ「じゃあずっとこのまま～(ｽﾘｽﾘ)」

美羽「伸恵お姉ちゃん助けてよぉ」

伸恵「ｸｯｸｯｸ　いつも茉莉ちゃんとかに悪戯してる罰だ」

茉莉「あの、つかさお姉ちゃん、さっき貰った英語の教科書アナちゃんと読んでるんだけど
　　　発音が分からない所があって教えて欲しいんだけど……」

つかさ「あ、うん　どこかな？」
ﾊﾟｯ

美羽「ぷはぁっ　ま……茉莉ちゃん、ナイス……」

千佳「偶然だけど助けて貰ったんだから今度から優しくしなよ」

伸恵「それにしてもつかさは何かある度にみんなに抱きついたりするからな……」

つかさ「あー　もしかしてのぶちゃんもギューってして欲しいの～？」

伸恵「ち、違っ　あたしは別に……」

つかさ「茉莉ちゃん、アナちゃん　もう大丈夫かな？」
アナ「はい、ここさえ分かれば後は何とかなりそうですわ」
茉莉「つかさお姉ちゃん、ありがとう」
つかさ「それじゃ抱きつき攻撃再開ー。今度はのぶちゃんに～」


伸恵「お、おい！」

つかさ「えへへ、ギュー　ナデナデ」

つかさ「えへへ、ギュー　ナデナデ」



かがみ「おやおや？　伸恵ちゃんはどうしたのかな～？　(ﾆﾔﾆﾔ)」

美羽「どうしたんでしょうねぇ～(ﾆﾔﾆﾔ)」

千佳「どうしたんだろうねぇ～(ﾆﾔﾆﾔ)」

伸恵「お、お前ら後で覚えてろよ……」

>>518
そうなんだ、知識不足申し訳ない

まつり「ねえ、アナちゃん、まつ…りちゃん」

アナ「は、はい。なんでしょう？」

みき「私達試着してた時から見ていたけど、つかさってあなた達といる時は本当にいつもあんな感じなの？」

アナ「そうですわね。普段はとてもお優しくてみんなお世話になってますけど
　　　美羽さんがプロレスごっこを始めると結構ノリがよくてあんな風になったりしますわ。
　　　あたし達も時々ギュッて抱きしめられたりしますし」

茉莉「あたしはつかさお姉ちゃんに抱きしめられるの嫌いじゃないなー。凄く優しくギュッってしてくれるし。
　　　それに美羽ちゃんがあたしをいじめようとすると、すぐに抱え上げて助けてくれるの」

みき「あらあら……」

まつり「何だか今日は色々と驚かされてばっかりね……」

コテ＆トリつけてみた

みWIKI『こうして楽しい時間は瞬く間に過ぎて行き、みなさん家に帰る時間を迎えました』



伸恵「おーい　みんなー　日も暮れて来たしいい加減そろそろ帰るぞー」

千佳「うわっ　もうこんな時間だ」

美羽「ぇー　もっと遊ぼうぜー」

つかさ「またいつでも遊びに来ていいから今日はこれ位にしよ？　お母さん心配するよ？」

茉莉「つかさお姉ちゃん、また遊びに来ていい？」

つかさ「もちろんだよ。　またいつでも来てね」

アナ「はい、是非来させて頂きますわ。今度は神社もじっくり見学させて頂きますわね」

つかさ「あ、茉莉ちゃんとアナちゃんは他のみんなより家まで遠いし途中から一人でしょ？　
　　　　服とか本で荷物も一杯だし私が車で送っていくよ。お母さん、いいでしょ？」

みき「いいわよ。　その代わり安全運転で責任持って家まで送り届けなさいね」

つかさ「うん、まかせてよ」

アナ「そ、そこまでして頂いていいのでしょうか？」

つかさ「今日は凄く楽しかったからそのお礼だよ」

茉莉「そ、そんな……凄く楽しくてお礼を言いたいのはこっちだよぉ」

美羽「待て待てー！　それなら私も乗せろー！　アナちゃん達ばかりずるいぞー！」

つかさ「でもうちの車じゃ５人までしか乗れないよ……」

伸恵「あーあたし原付だから大丈夫。あたしらの家は通り道になるし、つかささえ良かったら
　　　ちぃとみぅも乗せて行って構わないぞ。
　　　……みぅも服を貰いすぎて荷物が凄い事になってるしな」

つかさ「うん分かった。それじゃあみぅちゃんとちぃちゃんも送っていくね」

美羽「やったー　あたしつかさお姉ちゃんの隣がいい～」

千佳「少しは自重しろよ……つかさお姉ちゃん、ありがと」

かがみ「あんた、美羽ちゃんとは言い合ってばかりだったけど結構優しい所あるのね」

伸恵「………まぁ、表向きはあれでも可愛い妹分だしね。」


つかさ「お母さん、帰りにスーパーで何か買ってこようか？」

みき「それじゃあ卵をお願いしようかしら」

つかさ「うん分かった。それじゃあ行ってきまーす」


『おじゃましましたー』


ｶﾞﾁｬ　ﾌﾞﾙﾙﾙ……




かがみ「……………」

まつり「……………」

みき「……………」


『…………………』

みき「……一気に静かになったわね」

まつり「うん……何だか見てる方もあっという間の一日だったね。
　　　　かがみもとりあえずは一安心したんじゃない？」

かがみ「他の子はともかく、伸恵ちゃんは完全に安心は出来ないけど
　　　　あんな様子を見せ付けられたんじゃもう付き合い辞めろ何て言う気にはとてもなれないわよ……
　　　　それにちゃんと話してみればそんなに悪い奴じゃなかったし結構可愛い所もあったしさ……」

みき「……また来たら歓迎してあげましょ」

かがみ「……そうね」

みWIKI『こうして賑やかな１日は幕を閉じました。
　　　　このような１日になるとはご家族のみなさん、思いもしなかったみたいですね。

　　　　つかささんに凄く懐いてる小学生の可愛い子達。
　　　　しっかりしたお姉さんな一面を見せたつかささん。
　　　　悪友的立場ながらもつかささんとは親しそうにしてる伸恵さん。
　　　　本当に驚かされるばかりだった様です。

　　　　………そしてこれを機に、元々受験の件で揺れていた伸恵さん達に対する見方が
　　　　見事に覆され、ご家族の方はつかささんの友達付き合いを悪く言う様な事は無くなり
　　　　むしろ歓迎する様になりました。
　　　　最も伸恵さんの非行は妥協してるものの内心快く思っていない様ですが……
　　　
　　　　つかささんも今まで話せなかった分、ご家族の方に楽しそうに伸恵さん達の事を話すようになり
　　　　３年生になってからの半年間、ご家族との間でずっとくすぶってたわだかまりも無くなった様です。

　　　　きっとつかささんは高校を卒業されてもお友達に囲まれた充実された毎日を送られる事でしょう』

ふう……あとエピローグっぽいのを兼ねて
>350-546の柊家におじゃまして対面編の半分位の文を書きたいんだけど
今日は時間的にも気力的にも最後まで書けそうに無いかも……
キリがいいここでひとまず切り上げて、残りは明日スレが残ってたらでもおｋかな……？



出会い編

家族との衝突編

自動車学校の決意編

大人の階段編

夏休みの宿題編
　
おでかけ(？)編

受験勉強編

対面編１

（今ここ）

対面編２

>>551
……了解です。
せっかくだからその時は今のスレタイの伸恵の誤字直した物を立てさせてもらいます。
明日は多分正午以降……になるかな。

それではひとまずお休みです

……ほいっぷ

昨晩のキノコカレーの調理器具と食器洗って、１５分後あたりから再開しますｗ

みき「はい……はい……いえいえ、そう言って頂けるとうちの娘も喜びます。
　　　……いえそんな、むしろお宅の娘さんが凄く良い子で
　　　それがつかさにいい刺激になったんだと思います。
　　　それにやっぱり茉莉ちゃん自身が頑張られたのが一番大きいんではないでしょうか？
　　　………いえいえそんな、滅相も無いです。　はい……はい、それでは失礼致します」

ｶﾞﾁｬ

ただお「つかさの話が上がっていたみたいだけど一体誰から電話だったんだ？」

みき「茉莉ちゃんの家のお母様からですよ。つかさのおかげ小学５年生なのに中学生前半位の
　　　英語が出来るようになったって随分喜ばれていたわ。それにつかさを見習って時々お皿洗いを
　　　手伝う様になったみたいで……」

ただお「ははは、我が娘の事ながらなんだか照れ臭いね」

みき「考えて見ればあの時つかさと衝突しなかったら、つかさとあの子達は
　　　出会う事は無かったんですよね……」

ただお「何が切欠になるか分からない物だな。そういえばつかさとかがみは今日はどうした？」

みき「久しぶりにこなたちゃん達と遊びに行ってるみたいですよ」

こなた「ふっふっふ　今日はつかさの噂の友達達に始めて会いに行く日だ～」

みゆき「一体どんな方達なのでしょうか」

かがみ「一人はひねくれているけど他は普通にいい子達よ。
　　　　……もう一人、少し悪ふざけが過ぎる子もいるけどね」

こなた「ほほー　かがみの太鼓判つきか。ちょっと前まであんなに敵対心燃やしてたのにね－」

かがみ「……まぁ、色々あってね」

つかさ「到着ー。ここがのぶちゃんとちぃちゃんの家で、隣がみっちゃんの家だよ」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

こなた「さあ、どんな子が出てくるんだろう。ﾜｸﾜｸ」

みWIKI『……………………………………………………………
　　　　……………………………………………………………
　　　　……………………………………………………………
　　　　良かった……本編での私のまともな出番ちゃんとありました……
　　　　それ以前では、メール文では無いちゃんとしたセリフは一言だけあったのですが
みなさんお気づきになられましたか？』

ﾀｯﾀｯﾀ……ｶﾞﾁｬ

「つかさお姉ちゃん達、いらっしゃーい」

こなた&みゆき「!?」
つかさ「こんにちわー。前に話した通り、今日はお姉ちゃんと私のお友達を連れてきたよ」
みゆき「は、はじめまして。今日はよろしくお願いしますね」
こなた「………ま、まさか………噂の友達の正体が口リっ子だったとは……さすがに予想外だよ」

千佳「口リっ子……？　あ、かがみお姉ちゃん。久しぶりだね」
かがみ「こんにちわ。みんな元気にしてる？」
千佳「うん、上がってよ」


『おじゃましまーす』

ｶﾞﾁｬ
千佳「みんな、つかさお姉ちゃんとかがみお姉ちゃんとそのお友達が来たよー」

　「！！！！」

茉莉「伸恵お姉ちゃん、どうしたの？」

アナ「この感じ……以前に経験したことがありますわ……」




伸恵「…………」ｼﾞ～

こなた「………へ？　どしたの？」

伸恵「膝まである長い髪……　愛嬌のあるネコ口………　ピョコンと跳ねたアホ毛……
　　　クリクリした大きい瞳……　間延びしたアニメ声………」
ｽﾀｽﾀｽﾀ
こなた「え？　え？」

「これあたしのー！」

こなた「うおぉ!?」

かがみ「ちょっとっ！　私のこなたに何するのよ！」

美羽「お、お姉ちゃんがお酒飲んでるせいでまた変Oモードにっ」

みゆき「つ、つかささんからお聞きしてましたが、予想以上に凄い方ですね……」

アナ「ト、トラウマですわ……」

………

伸恵「いやぁ～　こなたちゃん、さっきはごめんねぇ～」

こなた「正直マジでビビったよ……」

かがみ「はぁ……あんたいい加減お酒とタバコ止めなさいよ……」

伸恵「そう言われて止めれれば苦労しないって」　

かがみ「全く……」

伸姉 vs かがみ vs >>648 vs >>652 vs(ry

つかさ「改めて紹介するね。私の学校での大親友の高良みゆきちゃんと泉こなたちゃんだよ」

こなた「ヤフー」

みゆき「こんにちわ。みなさんとっても可愛らしいですね」

美羽「ですよねー」

千佳「はいはい」

アナ「何だか凄く大人っぽい方ですわね」

茉莉「うん。お姉ちゃん達の中では一番年上に見えるよー」

美羽「それでお前はつかさお姉ちゃんの妹か？」

アナ「つかさお姉さまには末っ子のはずですが……」


こなた「む？　いきなりお前呼ばわりとは失礼な奴め」

千佳「みっちゃんっ　……こなたちゃん、みっちゃんがごめんね」

こなた「………ふ、二人とも私より少し背が高い(＝ω＝.;)」

●公式身長データ

こなた１４２cm

美羽　１４４cm
千佳　１４５cm（アニメ版では142,5cm）

ミステイクしたorz

>>656の最初
>>つかさ「改めて紹介するね。私の『学校での』大親友の高良みゆきちゃんと泉こなたちゃんだよ」

『学校での』いらんかった……
みんな聞き逃してちゃんと理解しなかったって事で……

茉莉「あの……えっと……こなたちゃんは何年生？　５年生？　６年生？」

こなた「！！」

アナ「あたしたちと同じ小学校でしょうか？」

千佳「うーん、同じ学年ならクラスが違っても見覚えあるはずだし、同じ学校なら４年生だと思う。
　　　こなたちゃんはどこの小学校？」

こなた「………(＝ω＝.;)」

かがみ「ﾌﾟ、ﾌﾟｸｸ……あははははははははっ　もうダメ笑い氏ぬっ」

こなた「なんだよぉ！」

みゆき「ｸｽｯ、泉さんは３年生ですよ(ﾆｺﾆｺ)」

美羽「なにぃ!?　３年生のクセに何であたし達と同じ位デカいんだよぉっ」

伸恵「こらみぅっ。こなたちゃんはお前より３つも年下なんだからもうちょっと優しくしろよっ。
　　　それにしても意外だな……中学１年位だと思ってたのに……最近の子は発育いいんだな」

つかさ「もう、お姉ちゃんダメだよぉ。みんな、こなちゃんは小学３年生じゃなくて高校３年生。
　　　　つまり私と同い年だよ」

『えええええええ!?』

かがみ「しかも誕生日は私たちの中で一番早いのよねこれが」




『どうぇええええええ!?』

千佳「あ、あの、す、すいませんでしたっ」

美羽「お前高校生のクセして小っちゃすぎなんだよー」

こなた「失礼なっ　このぺチャパイめっ」

美羽「な、なんだとぉっ!?」

こなた「それに比べて他の子達はみんな歩く萌え要素だね(ｷﾞｭ～)」

茉莉「え、えっと……こなたちゃん……？　あっ、じゃなくてこなたお姉ちゃん……？」

アナ「……あんまり身長が変わらない人に抱きつかれてもそんなに嫌じゃありませんわね」

こなた「お～　そっかそっか　よしよし　(ｷﾞｭ～)」

かがみ「ちゃっかり利点を生かしてるんじゃないわよ。あんた口リコンか？」

伸恵「……うぐ……」

こなた「……うぐぅ……」



美羽「こらー！　二人を離せー！　離さないとこうだー！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

ｷﾞｭ～　ﾓﾐﾓﾐ

みゆき「ｷｬｱ！　あ、あの……美羽さん!?」

美羽「こっちのお姉ちゃんはおっOいデカ過ぎなんだよー！」

>>679
アッ――――

こなた「よ～し、こなたお姉さんも負けない位二人を可愛がってあげようではないか」

ﾜｷﾜｷ

茉莉「ふぇ？」

アナ「あ、あの、こなたお姉さま？」


ｽﾊﾟｰﾝ　ｽﾊﾟｰﾝ

かがみ　伸恵「やめぃ！」

こなた　美羽「ぐぉ……」

つかさ「もぉ、みんな本当にしょうがないね～」
ｷﾞｭ～

千佳「……つかさお姉ちゃん？」

つかさ「えへへ、みんなを見てると私もギュってしたくなっちゃった」

千佳「は、恥ずかしいよぉ……そりゃあつかさお姉ちゃんは
　　　変な事は絶対にしないから安心出来るけど……(ｷｭ～)」

こなた「おおっ　お互い心を許しあって純粋に抱き合ってる。さすがつかさだ」

かがみ「あいつは昔から抱きついたり抱きしめられたりするのが大好きだったからねー」

伸恵「へー、やっぱりそうなんだ」

美羽「そこーっ！　あたし達は離れたんだから二人も離れろー！　それよりゲームやろうぜゲーム」

千佳「ぇー　今日はつかさお姉ちゃんとチョコレートケーキ作る約束してるんだもん。　ね？　つかさお姉ちゃん？」

つかさ「う、うん。前からしてた約束だから、今日は私はちぃちゃんとケーキ作りかな。みっちゃんも食べたいでしょ？」

美羽「じゃあゲーム機を下のテレビに繋いで、つかさお姉ちゃんはゲームとケーキ作りを同時進行でやるって事で」

千佳「おいおい、どんだけの器用さが必要なんだよ」



こなた「まぁまぁ美羽ちゃんや。ゲームなら私がとことん付き合ってあげるよ」

美羽「おお、サンキュー」

かがみ「ただしこなたは強いわよー」

美羽「ﾌｯﾌｯﾌ。望む所だ」

みゆき「そういえばつかささんからさっきお聞きしましたけどお二人は英語の勉強されてるようですね？
　　　　何でも最近は中学生の教科書を使われてるとか……凄いですね」

茉莉「あ、ありがとう。……でも分からない所が多くて大変だよ」

つかさ「そうだ、ゆきちゃんって私よりすっごく勉強が出来るんだよ。
　　　　せっかくの機会だからゆきちゃんにも英語教えてもらいなよ」

アナ「でもせっかく遊び来ていらしたのにいいんでしょうか……？」

みゆき「私はむしろ大歓迎ですよ」

アナ「は、はい！　つかさお姉さまはいつもみんなに引っ張りだこなので助かりますわっ」

茉莉「えへへ、お姉ちゃん先生がまた出来ちゃった」

つかさ「茉莉ちゃん、アナちゃん、良かったね」

伸恵「……クソ真面目」

かがみ「こら伸恵ちゃん、そういう事言わないのっ」

こなた「お、マリオカートがある。せっかくだし４人プレイしない？　えっと、私とかがみと美羽ちゃんともう一人は……」

かがみ「伸恵ちゃん、一緒にやらない？」

伸恵「私もか!?」

美羽「伸恵お姉ちゃんはかなり弱っちぃぞ。自分で勝手に穴におちまくるし」

かがみ「心配しなくてもちゃんと手加減してあげるわよ(ﾆﾔﾆﾔ)」

伸恵「てめぇ……ぬかしあがったな……」

こなた「ﾌｯﾌｯﾌ、伸恵ちゃんや、ここはバトルゲームモードで共同戦線といこうではないか」

伸恵「おお、マジ助かるぜっ」

美羽「な、なんだとぉ!?　二人ともズルいぞー！」

かがみ「美羽ちゃん、私達も協力してこなたと伸恵ちゃんに一泡ふかせてやりましょう？」

美羽「ラジャー！　お姉ちゃん達、覚悟しろよー」

こなた「ﾌｯﾌｯﾌ　年長者の恐ろしさ分からせてあげるよ」


『ﾜｲﾜｲ、ｶﾞﾔｶﾞﾔ』

正直俺も混ぜて欲しいぜ

かがみ「……ねぇ伸恵ちゃん」

伸恵「ん？　何だ？」


かがみ「………これからもつかさをお願いね」

伸恵「ん、お、おう」

かがみ「まぁ、むしろあんたがつかさに面倒見られるんでしょうけどね」

伸恵「う、うっさいな」

エピローグ入ります。

ＡＡラシュで、」残り３０レス位のうちの２０位がＡＡで埋もれてしまって
携帯の方は読み辛くなってしまうと思いますが申し訳ありません。

つかさ「さあ、ちぃちゃん。みんながビックリする位美味しいケーキを作ろうね」


千佳「ねぇ、つかさお姉ちゃん」
つかさ「ん？　なに？」
千佳「……これからもずっと……、あたしが中学生になってお姉ちゃんが専門学生になってもずっとずっとお友達でいようね」
つかさ「どうしたの？　改まって」
千佳「何となく……これからもつかさお姉ちゃん達とずっと一緒にいたいなって」

つかさ「……うん。私もちぃちゃんだけじゃなくて、のぶちゃんもみっちゃんも茉莉ちゃんもアナちゃんも、
　　　　こなちゃんもお姉ちゃんもゆきちゃんも、みんなの事が大好きだよ。これからもみんなずっとお友達でいようね」

千佳「うん♪」

つかさ「よーし！　それじゃあ私のだーい好きなみんな達に美味しいケーキ作るぞぉー！！」
千佳「あ、あたしも本当は大好きなみっちゃんやお姉ちゃん達の為に心を込めて作るぞぉー！！」

　『おぉーーーー！！』

………………

「あ、あいつら……丸聞こえだっての……」

「な、何だか照れてしまいますわ。……それは私もみなさんの事が大好きですけど……」

「でも……凄く嬉しいかも……」

「つかささん……ありがとうございます。　私も大好きですよ」

「ち、ちぃちゃん、やっぱりあたしの事が大好きだったのかっ」

「おやおやー？　美羽ちゃんや、顔が真っ赤っかだよー？どうしたのかなー？(ﾆﾔﾆﾔ)」

「み、見るなよぉ」

　「伸恵ちゃんも何だか顔赤いけどどうしたー？(ﾆﾔﾆﾔ)」

「そ、そう言うあんたこそ　赤いじゃねーか」

みゆき「かがみさんは最近までつかささんとはすれ違い気味で凄く寂しがってましたからね。
　　　　……かがみさん、本当に良かったですね」

かがみ「み、みゆき……ぶっちゃげるんじゃないわよ……」




茉莉「えへへ、あたしも本当はみんな、美羽ちゃんの事も好きだよ」

美羽「………っ………」

アナ「まぁ、美羽さんのおかげで賑やかで退屈はしませんわね」

美羽「や、やめろよぉ～」



こなた「伸恵ちゃんや、妹に『本当は大好き』って言われた感想はどうかなー？　是非一言どうぞ」

伸恵「な、何もねーよっ！」

　「結局私は弄られ役かよっ」

「こうなったら後でこの話題で二人を　散々弄ってやるっ」

「私も協力するわよっ」

「アネゴさん達！　　あっしも手を貸すぜ！」

　　　　　　　　　　『おぉーー！！』

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



高良みゆき　１流大学医学部へ進学。多忙な毎日を送っているがつかさの友達の可愛い子達に
　　　　　　母性本能が燻られたのか、時々に訪ねてはつかさの代理の臨時講師として
　　　　　　勉強も見てあげたりしている。

　　　　　　一方で日本文化には自分より詳しいアナには驚きを隠せない様で、それに関しては
　　　　　　逆に色々な事を教えて貰い博識に更に磨きをかけている様子だ。

　　　　　　『イギリス人のアナちゃんに英語を教えて日本の事を教えて貰ってるなんて何だが不思議だね』
　　　　　　とつかさ達に面白がられているらしい。




泉こなた　　中堅の大学に進学しあいかわらずゆる～い毎日を送っている。
　　　　　　千佳や美羽とは時々テレビゲーム等をして遊んでいるが、相変わらず美羽とは
　　　　　　減らず口を叩き合う事が多いみたいである。

　　　　　　そして度が過ぎると、美羽達と体格は大して違わない為
　　　　　　美羽もろともつかさの抱っこの刑の餌食にされる事も少なくない。

　　　　　　ちなみに大学生なのに関わらず、伸恵以外の４人の子と行動してると自分が千佳達と
　　　　　　同い年として物凄く馴染みすぎているのが悩みらしい

柊かがみ　　受験勉強の甲斐があり１流大学法学部へ進学。つかさつながりで本人の次に最も
　　　　　　伸恵や千佳達と関わる事が多く、相変わらずの伸恵の様子に呆れつつも最近は
　　　　　　冗談交じりに軽口を叩き合う位には仲良くなってる。
　　　　　　
　　　　　　みんなに懐かれお姉さんしてるつかさをいつも間にあたりにし、つかさの成長を喜び
　　　　　　頼もしく感じると共に僅かに寂しさも感じずにはいられない様子だ。
　　　　　　
　　　　　　だが、つかさは高校３年の前半はすれ違いから甘えられなかった反動からか
　　　　　　家の中では高校を卒業した今でも相変わらずのお姉ちゃんっ子で、かがみは呆れるふりをしながらも
　　　　　　内心嬉しさを隠せない様子である。




桜木茉莉　　広沢小学校の６年生に進級。相変わらず運動面等で苦労している様だが
　　　　　　つかさ達との特訓により最近補助輪無しで自転車に乗れるようになったらしい。

　　　　　　英語の実力は中々の物になっており、みゆきからは
　　　　　　『中学生になって英語が正式に基本教科に加わってからの茉莉さんの活躍が楽しみです』
　　　　　　っと太鼓判を押されている模様。

　　　　　　また、ペットを飼う事に興味があるつかさとかがみに、フェレットの世話はどんな感じなのかを
　　　　　　良く質問され、その大変さを教える度にそれらを一人で全てこなしている事に尊敬の眼差しを向けられ
　　　　　　照れくさい様子でいるみたいだ。

アナ・コ(ry 茉莉と同じく広沢小学校の最上級生となる。つかさやみゆきを先生とした、茉莉との英語レッスンが
　　　　　　実を結び、茉莉には劣るものの最近簡単な英語は何とか話せる様になったらしい。

　　　　　　伸恵ばかりかこなたからも萌え要素の塊として弄られる事が多く、その度につかさに助けを求め、
　　　　　　完全に信頼しきった様子で抱きつかれているつかさを二人は心底羨ましがってる様子だ。
　　　　　　
　　　　　　また神社にかなりの興味がある様子で、頻繁に柊家におじゃましては
　　　　　　ただおやいのりから様々な話を聞いたり、神社やまつりごとを見学させて貰ったりしており
　　　　　　その時は本人はもちろんだがただおも上機嫌になってるとかどうとか。




伊藤伸恵　　浜松商業高校の２年生に進級。喫煙と飲酒は相変わらずでかがみ達によく叱られているが
　　　　　　毎度軽くスルーしており、こなたと一緒になって逆にかがみを弄って遊んだりしている。

　　　　　　つかさ達と知り合った影響からかほんの少しだけ学力が上がり卒業後は短大あたりへの
　　　　　　進学を考えている。

　　　　　　あの時タバコ代が必要でファミレスでバイトしなかったら……
　　　　　　同時期につかさが家族と衝突してアルバイトを始めなかったら………
　　　　　　仮に知り合っても美羽が押しかけて暴れずにいたら、家に遊びに行く切欠も出来ず
　　　　　　ただのバイト仲間で終ってたかもしれない……
　　　　　
　　　　　　そう思うと人生の不思議さを実感し、結果論だが美羽やかがみ、そして自分の喫煙クセに
　　　　　　内心感謝せずにはいられない様子だ。

松岡美羽　　千佳と共に蜆塚中学校の進学。晴れて中学生となるもののトラブルメーカーぶりは相変わらずで
　　　　　　千佳達を大いに悩ませている。

　　　　　　また、おしゃれ好きな上にコスプレ服も何着か持ってる所をこなたに目をつけられ
　　　　　　時々コスプレイベントに誘われて、かがみ達は呆れているようだが本人も意外と乗り気な様子だ。

　　　　　　『何だかんだで二人とも凄く仲がいいよね』っとつかさがつっこむと『誰がこのペチャパイと！』
　　　　　　っと見事にハモった答えが返って来てみんなを笑わせる事も少なくない。　　　　　

　　　　　　カッコいい伸恵お姉ちゃん　優しいつかさお姉ちゃん、張り合いがあるこなたお姉ちゃん
　　　　　　その他沢山のお姉ちゃん達に囲まれてご満悦みたいだ。
　　　　　　

伊藤千佳　　美羽と共に蜆塚中学校の進学。中学になっても美羽とは同じクラス、隣の席になり腐れ縁はまだまだ
　　　　　　続きそうだが半端諦めているみたいである。

　　　　　　中学生になってからはお洒落やダイエットに気を使うようになり始め、後者はかがみ達から無理しない様に
　　　　　　アドバイスを貰いつつも自分なりに頑張ろうとしてる様子だが
　　　　　　専門学校で腕を更に上げたつかさから積極的に料理やお菓子作りを学んでいるため仲々取り組めないでいる様子だ。
　　　　　　
　　　　　　つかさと共に茉莉の自転車特訓を手伝ったり、こなたに食ってかかる美羽を制止したりと
　　　　　　相変わらずお子様４人グループの中では一番しっかりものののお姉さん的存在だが、
　　　　　　反面おどけたつかさに優しくギュっと抱き締められると、物凄く心地良さそうな顔をしてしまい
　　　　　　それを伸恵に見られて盛大にからかわれる事も少なくは無い。

柊つかさ　　高校卒業後、料理専門学校へ進学。学校で習った調理技術を早速母親やこなた、そして千佳に教えたり
　　　　　　友達や家族にご馳走して美味しそうに食べてもらうのが一番の楽しみみたいだ。

　　　　　　また、ファミレスのバイトも続けており、最近では調理の腕を買われてキッチンの仕事も兼ねる
　　　　　　様になりバイト仲間達からも一目置かれている。　

　　　　　　進学、進級しても相変わらず伸恵の家に集合して、トラブルメーカーの美羽を発端に
　　　　　　様々な珍事に巻き込まれたりしている反面
　　　　　　中学生になり授業のレベルが一気に上がり困惑気味な千佳と美羽の勉強をしっかり見てあげたりと
　　　　　　伊藤家内でのお姉さんぶりは相変わらずの様だ。
　　　　　　美羽との絡みで体力が付いたのか、最近はお姫様抱っこにハマっててお子様グループやこなたが
　　　　　　時々それの餌食になって真っ赤になってる様だが、本人は純粋に楽しんでるだけの模様。

　　　　　　一方本来の甘えん坊な一面もまだまだ健在で、柊家内では高校３年の暫くの期間甘えられなかった分
　　　　　　事ある度に姉達に無邪気に抱きついたりし、何度かその場面を遊びに来た美羽や伸恵達にたまたま目撃され
　　　　　　ここぞとばかりに弄られる事もあるとかどうとか。

　　　　　　こなた達との付き合いも信恵達と共にしっかり続けており、大学生になり運転免許を取ったこなたと一緒に
　　　　　　お互い自分の家の車を使い、連休は９人で旅行に行ったり海に行ったりと
　　　　　　料理の勉強にしっかり励みながらも充実した日々を送っている。

　　　　　　最近は専門学校でも一緒に遊ぶ位の仲の良い女友達が沢山増えてきた様子で
　　　　　　生まれた時から一緒の大好きな家族　
　　　　　　高校時代からの大親友　
　　　　　　バイト先の先輩後輩　
　　　　　　……そして伸恵や千佳達と、
　　　　　　彼女の人の良さと優しさに魅かれていく人の数は計り知れない。
　　　　　
　　　　　　彼女はきっとこれからも沢山の友達と家族に囲まれて充実した日々を送っていく事だろう。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

つかさ「みんなー、おまたせー。私とちぃちゃんの特性チョコレートケーキ完成だよー」

千佳「こんなビックサイズの凄いケーキ作ったの始めてだよ……つかさお姉ちゃんってこんな凄いの作れるんだ」

つかさ「えへへ、９人もいるからね。でも千佳ちゃんが手伝ってくれなかったら
　　　　こんなに上手に出来なかったよ」

　「つかさ　ちぃ」

「つかさ、ちぃちゃん」

「つかさお姉ちゃん　ちぃちゃん」

「つかさ　千佳ちゃん」

「つかさお姉ちゃん　千佳ちゃん」

　「つかささん　千佳さん」

「つかさお姉さま　千佳さん」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『ﾆﾔﾆﾔ　ﾆｺﾆｺ』　　　　　　　　　　　　　
　　

「ふぇ!?　ど、どうしたの？」

　「な、なんだよ!?」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　『私達も大好きだぁ―――！！！』







　　　　　　　　　　　　　つかさ「柊つかさです」伸恵(恵)「伊藤伸恵(恵)です」　　　




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終わり

終った……

最後までお付き合いありがとうございました。

最近黒つかさが多かったからたまには白つかさを書いて見たかったｗ

苺ましまろ知らない人結構いるかもと思って挿絵を兼ねたＡＡ張りまくったけど
大丈夫だったかな・・？ｗ

つかさが家族と衝突
↓
それが切欠で他の二次作品キャラと出会う
↓
つかさと二次作品キャラが仲良くなるものの、家族は快く思わず更に衝突。
わだかまりが出来てしまう
↓
結局つかさはその二次作品キャラとばっか行動。
一見堕落してる様に見えるものの純粋に仲良くなり絆が生まれて、またお互い成長していく
↓
そういう一面は家族やこなた達しらないまま月日が経つ
↓
そしてある日、つかさの意外な一面、二次作品キャラのいい所を知る事となる
↓
和解

こういう流れでは決めていたけど、そのコラボする
二次作品を何にするか悩んでいたｗ

なにやら続編の声が沢山ｗ
コラボとか全く初めてで今は真っ白で力尽きてます。
一応自分の中では綺麗に終ったと思ってて続編とかあまり考えてなかったｗ　
むしろ誰か書いてくれないかな？ｗ



話し変わるけど
全体的に自分でも序盤がイマイチだったと思うかな……
最初は一部指摘があった通りましまろエピソードまんまにつかさを混ぜただけで
その後もしばらくゆるゆるな日常だったから……
自分でもかがみと伸恵が初対面してブチ切れる所から面白くなると思ってて
それまでの辛抱だと思ってたｗ


ちなみにらきすた（つかさ）とのコラボ候補一覧

エヴァ　
　　　　　つかさと純粋な姉弟

ホーリーランド


ラブひな

エヴァ　
　　　　　つかさと純粋な姉弟

ホーリーランド


↑これミスｗ

ちなみにらきすた（つかさ）とのコラボ候補一覧

エヴァ　シンジがつかさと出会う。つかさの優しさに魅かれるシンジ。
　　　　　自分より悩みが多い年下の男の子の力になってあげたいつかさ
　　　　　嫉妬しまくるのアスカに情けないシンジを快く思わないかがみ
　　　　　そして使途襲来ｗ　
　　　　　最後は純粋な姉弟の様な関係に？ｗ
　　　　　

ホリーランド　つかさが家を飛び出して夜の街を歩いてたら
　　　　　　　　　ヤンキーに絡まれてしまい、そこを某ヤンキー狩りに助けられる
　　　　　　　　　それを切欠につかさも暴力を覚え……ｗ



ラブひな　つかさが柊家を離れてひなた荘にｗ
　　　　　　　毎度トラブルに巻き込まれｗ


前者はどれも厨２病っぽくい上に自分の力で実現には無理っぽくて
後者もオリジナル展開ムズくて面白くかけそうに無かった
景太郎とのフラグなんて嫌だったしｗ

>>852
まさにそれも考えてたけどみんないい人だから面白く書くのムズそうだと思ってた。



そんな中久々に苺ましまろ読んで、不良な伸姉とかが家族との衝突原因にぴったりで
トラブル起こしまくりの美羽とかとのからみは面白そうで
「これだあああ！」って感じで確定ｗ
男キャラいないから変なフラグ立つ心配ないのも大きかったｗ

壁|ω・｀)

もうこれで終りみたいな事行って、帰られた方には本当に申し分けないけど
ＡＡ抜きなら４レス分の番外編小ネタ書いていい？(ＡＡ使うならもうちょっとあるｗ)

明らかに雰囲気が違うから止めといたんだけど折角だからｗ

一折準備完了

つかさ、アナ、茉莉だけの登場ですが
高学年女子が体験するお約束なネタいってみますｗ

本編終ってレスや容量の残量気にする事なくなったので

つかさ「今日は茉莉ちゃんとアナちゃんが私の家に遊びに来る日かー。
　　　　お姉ちゃん達もみんないないし何しようかなー？　神社の裏側を色々見せるのも楽しそうかも」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
つかさ「あ、はーい。二人ともいらっしゃ………」


茉莉「つかさお姉ちゃん！！　アナちゃんが！　アナちゃんが氏んじゃうよぉ！」

つかさ「ど、どうしたの！？」

茉莉「血が……血が……！！」

アナ「ぐす……ひっく……つかさお姉さま………うわああああん！！」

つかさ「………ぁ………」

………

アナ「あ、あの……ナプキンの当て方はこれでいいんでしょうか……？」

つかさ「うん、その上からこの下着をそっと履いてね」


アナ「あの……わざわざ買って来て頂いてありがとうございます………ｸﾞｽｯ……うぅ……」

茉莉「アナちゃん………」

つかさ「…………」

ｷﾞｭｯ

アナ「……ぁ……つかさお姉さま……？」



つかさ「アナちゃん……いきなりこんな事になったらビックリするよね……
　　　　自分の体じゃなくなったみたいで凄く怖いよね……」

アナ「……ｸﾞｽｯ……(ｺｸﾝ)」

つかさ「だけどこれは全然変な事じゃないんだよ。
　　　　女の子はみんな、大人になる時準備が出来たら始まる事なの。　
　　　　慣れない内は色々大変かもしれないけどお母さんが何でも教えてくれるし
　　　　私やのぶちゃんも力になるから……一緒にがんばろうね」

アナ「………はい……つかさお姉さま」

つかさ「えっと、あとは生理中は出来るだけ冷やさない様にした方がいいかな。アナちゃんスカートだし
　　　　何かアナちゃんでも着れるいい物は……ちょっと待っててね｣

ｺﾞｿｺﾞｿ
つかさ｢う～ん、この前の試着大会でみんな沢山持って帰ったからなー｣

……………

茉莉｢……アナちゃん、大丈夫……？｣


アナ｢はい……おかげ様で大分落ち着きましたわ｣

茉莉｢つかさお姉ちゃんがいてくれて本当に良かったね……｣

アナ｢はい……本当に頼りになるお姉さまですわ｣

>>918
あ、残り７レス分程度なので大丈夫ですｗ

トコトコ





つかさ｢子供の頃使ってたタイツ発見～。
　　　　これ厚手で暖かいし、黒だから少し位ナプキンから出ちゃってもごまかせるからお勧めだよ。
　　　　この前の洋服と一緒でもう使う人いないしあげるから、今靴下と履き替えてね。
　　　　あ、おへそまでちゃんと上げないとダメだよ｣

アナ｢は、はい(ｺﾞｿｺﾞｿ)｣

茉莉｢……つかさお姉ちゃん……あたしもいつか始まっちゃうのかな……｣

つかさ｢……うん。本当にいつ始まるか分からないから茉莉ちゃんも
　　　もしもの時の為に道具を持ち歩いてた方がいいかもしれないね｣

茉莉｢あたしがなった時も助けてくれる？｣



つかさ｢もちろんだよ。後で茉莉ちゃんにも道具の使い方を教えてあげるね｣

アナ｢あ、あの……終わりました……ナプキンが動かなくなりましたし結構便利なんですね……｣

つかさ｢それじゃあもう少しゆっくり休んだら車で、アナちゃんと茉莉ちゃんにもっとちゃんと合いそうな物一式と
　　　　お赤飯の材料を買いに行こぉ～。お祝いだから私のおごりだよー｣

アナ｢そ、そこまでして頂いて本当にありがとうございます。
　　……私が大人の階段をまだ登った事を知った美羽さんの驚く顔が目に浮かびますわ～｣

茉莉｢ア、アナちゃん、恥ずかしいから態々みんなに言わないでよぉ～｣

つかさ｢あ、あはは……(汗)　
つかさ(アナちゃん大分元気になったみたいで良かった……)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい

以上ですｗ
本編にこれは入れ辛かったｗ

つかさ愛してるぅ～

自分じゃ中々客観的に見られないから
つまらない話かもしれないと心配してたけど
勿体無いお言葉の数々を貰えて本当に感謝です。

これの為に部屋に篭ってばかりの３連休だったけどこれはこれで
かなり充実した時間を過ごせた気がする。

本当にありですｗ

つかさ｢あれからもう１年半か……なんだか凄くあっという間だったよ……｣

こなた｢つかさー　はやくー｣
かがみ｢おいてくわよー｣
美羽｢早くしろー｣
千佳｢早くいこうよー｣
茉莉｢おくれちゃうよぉー｣
アナ｢急いでくださーい｣
みゆき｢みんな待ってますよー｣
伸恵｢つかさがいないと始まらないんだよー｣

つかさ｢うーん、今いくよー｣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～FIN～ 　　　　　　　　

今度こそおわりｗ

またどこかで会いましょうﾉｼ