1: 2012/03/26(月) 23:33:40.36 ID:Kp62yjmr0
佐藤さんがもしもアホの子だったらss
5: 2012/03/26(月) 23:36:50.04 ID:Kp62yjmr0
榊原「794年と言えば…?」
佐藤「んー……」
榊原「……なくようぐいす?」
佐藤「んー……」
佐藤「あっ」
佐藤「平安閣!」
榊原(こりゃ先が思いやられるなぁ…)
佐藤「んー……」
榊原「……なくようぐいす?」
佐藤「んー……」
佐藤「あっ」
佐藤「平安閣!」
榊原(こりゃ先が思いやられるなぁ…)
7: 2012/03/26(月) 23:39:48.06 ID:Kp62yjmr0
榊原「じゃあ、ここはわかる?」
佐藤「んー…」
佐藤「わかんない」
榊原「そっか…じゃあ、ここは?」
佐藤「…わかんない」
榊原「…なるほど」
佐藤「んー…」
佐藤「わかんない」
榊原「そっか…じゃあ、ここは?」
佐藤「…わかんない」
榊原「…なるほど」
9: 2012/03/26(月) 23:42:38.33 ID:Kp62yjmr0
三神「あら、まだ残ってたの?もう下校時間よ」
榊原「わかりました」
榊原「じゃあ佐藤さん、今日はこの辺にしとこうか」
佐藤「うん」
榊原「途中まで一緒に帰る?」
佐藤「うん」
榊原「じゃあ帰ろう」
榊原「わかりました」
榊原「じゃあ佐藤さん、今日はこの辺にしとこうか」
佐藤「うん」
榊原「途中まで一緒に帰る?」
佐藤「うん」
榊原「じゃあ帰ろう」
15: 2012/03/26(月) 23:46:56.10 ID:Kp62yjmr0
佐藤「~♪」
榊原「…ハァ」
僕がなぜ、放課後佐藤さんに勉強を教えてあげることになったかと言うと、
赤沢さんと風見くん、つまり学級委員の2人に頼まれたからだ。
佐藤さんは授業中、いつもボーっとしているらしく、
正直なところ成績もよくないらしい。
もうすぐ期末テストということもあり、
あまりにも心配だから僕に依頼したという成り行きだ。
榊原「…ハァ」
僕がなぜ、放課後佐藤さんに勉強を教えてあげることになったかと言うと、
赤沢さんと風見くん、つまり学級委員の2人に頼まれたからだ。
佐藤さんは授業中、いつもボーっとしているらしく、
正直なところ成績もよくないらしい。
もうすぐ期末テストということもあり、
あまりにも心配だから僕に依頼したという成り行きだ。
18: 2012/03/26(月) 23:48:40.16 ID:Kp62yjmr0
榊原「…期末テストまで間に合うかなぁ…?」
榊原「って、あれ?」
榊原「佐藤さんがいないっ!?」
榊原「どこに行ったんだ…?」
榊原「って、あれ?」
榊原「佐藤さんがいないっ!?」
榊原「どこに行ったんだ…?」
20: 2012/03/26(月) 23:51:10.62 ID:Kp62yjmr0
榊原「まったく…」
榊原「ちょっと目を離した隙にこれだもんな…」
榊原「どこだ…?」
佐藤「♪」
榊原「…いた!」
榊原「佐藤さん、探したよ」
佐藤「あっ、榊原くーん♪」
榊原「ちょっと目を離した隙にこれだもんな…」
榊原「どこだ…?」
佐藤「♪」
榊原「…いた!」
榊原「佐藤さん、探したよ」
佐藤「あっ、榊原くーん♪」
23: 2012/03/26(月) 23:54:57.65 ID:Kp62yjmr0
榊原「あんまり心配かけさせないでよ」
佐藤「ごめんなさい」
榊原「で、何してたの?しゃがみこんで…」
佐藤「妖精さんとね、お話してたの♪」
榊原「よ、妖精…?」
佐藤「うん」
榊原「佐藤さん…あのね、妖精なんてこの世にいる訳ないんだよ?」
榊原「妖精って言うのは、おとぎ話の中だけにいる存在なんだから…」
佐藤「そんなこと…ないもん」ジワッ
佐藤「ごめんなさい」
榊原「で、何してたの?しゃがみこんで…」
佐藤「妖精さんとね、お話してたの♪」
榊原「よ、妖精…?」
佐藤「うん」
榊原「佐藤さん…あのね、妖精なんてこの世にいる訳ないんだよ?」
榊原「妖精って言うのは、おとぎ話の中だけにいる存在なんだから…」
佐藤「そんなこと…ないもん」ジワッ
32: 2012/03/27(火) 00:00:34.97 ID:tlBXHzR/0
榊原「えっ…」
佐藤「そんなこと、ないもん…!」
榊原「ご、ごめん、泣かないで佐藤さん」オロオロ
佐藤「私には妖精さんが見えるもん…」シクシク
榊原「そ、そうだよね。ごめん、僕が間違ってたよ」
佐藤「…じゃあ、榊原くんにも見えるの?」
榊原「え」
佐藤「ほら、ここにいるでしょ?」
榊原「み、見えるよ。うん」
榊原「こ、こんにちは、妖精さん。僕、榊原恒一です☆」
佐藤「そこにはもういないよ…こっちに移動してるよ」
榊原「…」
佐藤「そんなこと、ないもん…!」
榊原「ご、ごめん、泣かないで佐藤さん」オロオロ
佐藤「私には妖精さんが見えるもん…」シクシク
榊原「そ、そうだよね。ごめん、僕が間違ってたよ」
佐藤「…じゃあ、榊原くんにも見えるの?」
榊原「え」
佐藤「ほら、ここにいるでしょ?」
榊原「み、見えるよ。うん」
榊原「こ、こんにちは、妖精さん。僕、榊原恒一です☆」
佐藤「そこにはもういないよ…こっちに移動してるよ」
榊原「…」
33: 2012/03/27(火) 00:04:15.66 ID:Kp62yjmr0
榊原「こ、こんにちは妖精さん☆」
ヒソヒソ ヒソヒソ
ヤーネー… オキノドクニ…
榊原「……」プルプル
佐藤「榊原くんも妖精さんと仲良くなれたね♪」
榊原「はは、実に光栄だよ佐藤さん」
佐藤「よかったね♪」キャッキャッ
榊原「嬉しすぎて涙出そう……」
ヒソヒソ ヒソヒソ
ヤーネー… オキノドクニ…
榊原「……」プルプル
佐藤「榊原くんも妖精さんと仲良くなれたね♪」
榊原「はは、実に光栄だよ佐藤さん」
佐藤「よかったね♪」キャッキャッ
榊原「嬉しすぎて涙出そう……」
34: 2012/03/27(火) 00:06:58.19 ID:tlBXHzR/0
榊原「ハァ…」
佐藤「あ、私こっちだから」
榊原「あ、うん…。くれぐれも気をつけて帰ってね」
佐藤「うん♪」
佐藤「じゃねー♪」
榊原「また明日ね」
佐藤「ばいばーい♪」
榊原「ハァ…」
佐藤「あ、私こっちだから」
榊原「あ、うん…。くれぐれも気をつけて帰ってね」
佐藤「うん♪」
佐藤「じゃねー♪」
榊原「また明日ね」
佐藤「ばいばーい♪」
榊原「ハァ…」
37: 2012/03/27(火) 00:17:36.05 ID:QpaRdqwh0
~翌日~
赤沢「恒一くん、どんな感じ?」
榊原「佐藤さんのこと?」
赤沢「当たり前じゃない」
榊原「…正直、間に合わないかも知れない」
赤沢「そう…恒一くんの力を持ってしても駄目か……」
榊原「でも、任されたからには、やれるだけやってみるよ」
赤沢「頼むわね…それと、ごめんなさい。こんなこと押し付けちゃって…」
榊原「赤沢さんが気にすることないさ」
赤沢「恒一くん、どんな感じ?」
榊原「佐藤さんのこと?」
赤沢「当たり前じゃない」
榊原「…正直、間に合わないかも知れない」
赤沢「そう…恒一くんの力を持ってしても駄目か……」
榊原「でも、任されたからには、やれるだけやってみるよ」
赤沢「頼むわね…それと、ごめんなさい。こんなこと押し付けちゃって…」
榊原「赤沢さんが気にすることないさ」
39: 2012/03/27(火) 00:21:03.41 ID:QpaRdqwh0
榊原「佐藤さん」
佐藤「あっ、榊原くーん♪」
榊原「今日からは、休み時間も勉強するからね」
佐藤「ふぇ~?どーして~?」
榊原「いいから、やるよ」
佐藤「何を~?」
榊原「だから勉強を……ハァ」
佐藤「あっ、榊原くーん♪」
榊原「今日からは、休み時間も勉強するからね」
佐藤「ふぇ~?どーして~?」
榊原「いいから、やるよ」
佐藤「何を~?」
榊原「だから勉強を……ハァ」
40: 2012/03/27(火) 00:24:25.07 ID:QpaRdqwh0
榊原「じゃあ佐藤さん、ここは?」
佐藤「ん~……」
佐藤「ん?」チラッ
榊原「…僕の顔を見ても答えなんか書いてないよ?」
佐藤「ん~……」
榊原「自分でしっかり考えなきゃ駄目だよ」
佐藤「ふぇ?」
榊原「ふぇ?じゃなくて…」
佐藤「ん~……」
佐藤「ん?」チラッ
榊原「…僕の顔を見ても答えなんか書いてないよ?」
佐藤「ん~……」
榊原「自分でしっかり考えなきゃ駄目だよ」
佐藤「ふぇ?」
榊原「ふぇ?じゃなくて…」
44: 2012/03/27(火) 00:33:48.88 ID:QpaRdqwh0
榊原「…ハァ」
佐藤「…?」
榊原「よしっ、じゃあこうしよう」
榊原「今夜はうちに泊まりなよ、みっちり教えてあげるから」
佐藤「ふぇぇぇ?//」
赤沢「!?」
佐藤「…?」
榊原「よしっ、じゃあこうしよう」
榊原「今夜はうちに泊まりなよ、みっちり教えてあげるから」
佐藤「ふぇぇぇ?//」
赤沢「!?」
45: 2012/03/27(火) 00:37:57.33 ID:QpaRdqwh0
小椋「ちょっと待ったぁぁぁ!」
榊原「?」
小椋「なら私も付き合うよ榊原くん!」
多々良「わ、私も!」
榊原「え…でも…いいの?」
小椋「3人で教えたほうが捗るよ!」
多々良「うんうん!」
榊原「2人がいいなら、お言葉に甘えさせてもらおうかな」
榊原「助かるよ」ニコッ
小椋「//」
佐藤「チッ」
榊原「?」
小椋「なら私も付き合うよ榊原くん!」
多々良「わ、私も!」
榊原「え…でも…いいの?」
小椋「3人で教えたほうが捗るよ!」
多々良「うんうん!」
榊原「2人がいいなら、お言葉に甘えさせてもらおうかな」
榊原「助かるよ」ニコッ
小椋「//」
佐藤「チッ」
49: 2012/03/27(火) 00:44:10.40 ID:QpaRdqwh0
榊原「僕の家はあそこの角を曲がればもうすぐだよ」
多々良「へぇ//」
佐藤「…榊原くぅん」ピトッ
榊原「な、何?」
佐藤「…ううん、何でもない」
榊原「そ、そう…」
ズイッ
小椋「へぇ。閑静な住宅街ね…って田舎だから当たり前かっ//」
榊原「そ、そうだね」
佐藤「…チッ」
多々良「え…?」
多々良「へぇ//」
佐藤「…榊原くぅん」ピトッ
榊原「な、何?」
佐藤「…ううん、何でもない」
榊原「そ、そう…」
ズイッ
小椋「へぇ。閑静な住宅街ね…って田舎だから当たり前かっ//」
榊原「そ、そうだね」
佐藤「…チッ」
多々良「え…?」
53: 2012/03/27(火) 00:50:33.14 ID:QpaRdqwh0
榊原「よし!早速はじめよう」
多々良「そうね!」
榊原「じゃあ佐藤さん、国語からやろうね」
佐藤「うん」
榊原「この漢字の、読み問題からやってみようか」
佐藤「はいっ」
榊原「じゃあまずはこの漢字」
佐藤「んー…?」
榊原「…これはね、さんめんきょうって読むんだよ」
佐藤「なのかな…?」
榊原「なのかな?じゃなくて、そう読むの」
佐藤「うん」
多々良「そうね!」
榊原「じゃあ佐藤さん、国語からやろうね」
佐藤「うん」
榊原「この漢字の、読み問題からやってみようか」
佐藤「はいっ」
榊原「じゃあまずはこの漢字」
佐藤「んー…?」
榊原「…これはね、さんめんきょうって読むんだよ」
佐藤「なのかな…?」
榊原「なのかな?じゃなくて、そう読むの」
佐藤「うん」
55: 2012/03/27(火) 00:55:37.87 ID:QpaRdqwh0
小椋(こりゃ重症だな…あたしより酷いわ…)
榊原「じゃあこれは?」
佐藤「けいこく…かな?」
榊原「おっ、正解!よく出来ました」
佐藤「おぉー」パチパチ
多々良「よかったね、佐藤さん」
佐藤「榊原くん、んー」
榊原「…へ?」
佐藤「ご褒美ちょうだい?…んーっ」
榊原「え……」
小椋(こ、こいつ…!)
榊原「じゃあこれは?」
佐藤「けいこく…かな?」
榊原「おっ、正解!よく出来ました」
佐藤「おぉー」パチパチ
多々良「よかったね、佐藤さん」
佐藤「榊原くん、んー」
榊原「…へ?」
佐藤「ご褒美ちょうだい?…んーっ」
榊原「え……」
小椋(こ、こいつ…!)
58: 2012/03/27(火) 01:02:46.88 ID:QpaRdqwh0
佐藤「早く早く♪」
榊原「そ、そういうご褒美はちょっと…」
佐藤「早く♪」
小椋「…」バンッ
佐藤「!」ビクッ
小椋「やめろ!!」
榊原「小椋さん…?」
小椋「榊原くんが困ってるじゃない!!」
佐藤「……」
佐藤「………ウザッ」ボソッ
多々良「え…」
榊原「そ、そういうご褒美はちょっと…」
佐藤「早く♪」
小椋「…」バンッ
佐藤「!」ビクッ
小椋「やめろ!!」
榊原「小椋さん…?」
小椋「榊原くんが困ってるじゃない!!」
佐藤「……」
佐藤「………ウザッ」ボソッ
多々良「え…」
129: 2012/03/27(火) 12:52:25.30 ID:QpaRdqwh0
榊原「ま、まあまあ小椋さん」
小椋「で、でも!」
多々良「榊原くんまさか…ご褒美あげるつもりですか!?」
榊原「さすがにキスはしないけど…」
榊原「このぐらいなら」ナデナデ
佐藤「ふぁあ//」
小椋「ぐっ…」ギリッ
多々良(いいなぁ…)
榊原「じゃあ国語はこの辺にして、数学に移ろう」
小椋「で、でも!」
多々良「榊原くんまさか…ご褒美あげるつもりですか!?」
榊原「さすがにキスはしないけど…」
榊原「このぐらいなら」ナデナデ
佐藤「ふぁあ//」
小椋「ぐっ…」ギリッ
多々良(いいなぁ…)
榊原「じゃあ国語はこの辺にして、数学に移ろう」
133: 2012/03/27(火) 13:04:11.32 ID:QpaRdqwh0
佐藤「えっと…ここは榊原×佐藤=愛の方程式を使って…」
榊原「なんなのその方程式は…」
その後、僕らはやれるだけのことはやった。
そして迎えたテスト当日。
佐藤さんが気になって、僕はなかなかテストに集中出来なかった。
彼女はちゃんと出来ただろうか・・・。
榊原「なんなのその方程式は…」
その後、僕らはやれるだけのことはやった。
そして迎えたテスト当日。
佐藤さんが気になって、僕はなかなかテストに集中出来なかった。
彼女はちゃんと出来ただろうか・・・。
137: 2012/03/27(火) 13:09:01.87 ID:QpaRdqwh0
そして…
久保寺「それでは、テストを返します」
榊原(来たか……)
久保寺「赤沢さん」
赤沢「はい」
久保寺「ケアレスミスが目立ちました、次は気をつけるように」
赤沢「あちゃー…38点か…」
久保寺「綾野さん」
綾野「はーい!」
綾野「うわ…26点。あはは…」
久保寺「それでは、テストを返します」
榊原(来たか……)
久保寺「赤沢さん」
赤沢「はい」
久保寺「ケアレスミスが目立ちました、次は気をつけるように」
赤沢「あちゃー…38点か…」
久保寺「綾野さん」
綾野「はーい!」
綾野「うわ…26点。あはは…」
139: 2012/03/27(火) 13:13:36.72 ID:QpaRdqwh0
久保寺「有田さん」
有田「はいっ」
久保寺「良く出来ました」
有田「やった…!48点!」
久保寺「ですが、テストの裏に榊原くんのヌードを書くのはやめなさい」
有田「はーい」
久保寺「小椋さん」
小椋「ういーっす」
久保寺「もう少し頑張りましょう」
小椋「25点か…まあまあだな」
久保寺「どこがですか」
有田「はいっ」
久保寺「良く出来ました」
有田「やった…!48点!」
久保寺「ですが、テストの裏に榊原くんのヌードを書くのはやめなさい」
有田「はーい」
久保寺「小椋さん」
小椋「ういーっす」
久保寺「もう少し頑張りましょう」
小椋「25点か…まあまあだな」
久保寺「どこがですか」
142: 2012/03/27(火) 13:19:57.97 ID:QpaRdqwh0
久保寺「佐藤さん」
佐藤「ふぇ~?」
久保寺「…前に来なさい」
佐藤「ふぁーい」
久保寺「よく頑張りましたね、先生は見直しましたよ」
佐藤「ご、50点…//」
久保寺「猿田くん」
猿田「ぞな」
久保寺「2点」
猿田「ほほぅ…」
佐藤「ふぇ~?」
久保寺「…前に来なさい」
佐藤「ふぁーい」
久保寺「よく頑張りましたね、先生は見直しましたよ」
佐藤「ご、50点…//」
久保寺「猿田くん」
猿田「ぞな」
久保寺「2点」
猿田「ほほぅ…」
144: 2012/03/27(火) 13:23:33.70 ID:QpaRdqwh0
久保寺「多々良さん」
多々良「はいっ!」
久保寺「惜しかったですね」
多々良(47点か……自己採点では49点は堅かったのに)
久保寺「榊原くん」
榊原「はい」
久保寺「さすが、と言っていいでしょう」
榊原(50点だ!!)
多々良「はいっ!」
久保寺「惜しかったですね」
多々良(47点か……自己採点では49点は堅かったのに)
久保寺「榊原くん」
榊原「はい」
久保寺「さすが、と言っていいでしょう」
榊原(50点だ!!)
146: 2012/03/27(火) 13:31:13.54 ID:QpaRdqwh0
そして、全教科のテストも返ってきて、クラス順位も決まった。
1位 有田松子
2位 榊原恒一
3位 佐藤和江
4位 多々良恵
5位 見崎鳴
6位 赤沢泉美
7位 杉浦多佳子
8位 桜木ゆかり
9位 王子誠
10位 渡辺珊
赤沢「そ、そんなバカな…佐藤さんが3位…!?」
1位 有田松子
2位 榊原恒一
3位 佐藤和江
4位 多々良恵
5位 見崎鳴
6位 赤沢泉美
7位 杉浦多佳子
8位 桜木ゆかり
9位 王子誠
10位 渡辺珊
赤沢「そ、そんなバカな…佐藤さんが3位…!?」
147: 2012/03/27(火) 13:35:57.96 ID:QpaRdqwh0
榊原「すごいじゃないか佐藤さん!」
佐藤「ふぇ~?」
多々良「まさか佐藤さんに足元をすくわれるなんて…思ってもみなかったわ」
榊原「僕、すごく嬉しいよ…」ホロリ
佐藤「泣かないで、榊原くん」ナデナデ
榊原「佐藤さん…//」
有田「榊原くん、私とワンツーフィニッシュだね!」
榊原「有田さん。1位なんて凄いね」
有田「えへへ//」
佐藤「…」
佐藤「ふぇ~?」
多々良「まさか佐藤さんに足元をすくわれるなんて…思ってもみなかったわ」
榊原「僕、すごく嬉しいよ…」ホロリ
佐藤「泣かないで、榊原くん」ナデナデ
榊原「佐藤さん…//」
有田「榊原くん、私とワンツーフィニッシュだね!」
榊原「有田さん。1位なんて凄いね」
有田「えへへ//」
佐藤「…」
149: 2012/03/27(火) 13:39:33.62 ID:QpaRdqwh0
猿田「ぐぬー!」
王子「どうしたんだい?」
猿田「どうせ佐藤がいるからビリはないと思ってたんぞな」
猿田「そしたらワシがビリだったぞな…」
猿田「許せんぞな!」
王子「いや君が悪いだろ。全面的に」
王子「どうしたんだい?」
猿田「どうせ佐藤がいるからビリはないと思ってたんぞな」
猿田「そしたらワシがビリだったぞな…」
猿田「許せんぞな!」
王子「いや君が悪いだろ。全面的に」
155: 2012/03/27(火) 13:47:50.48 ID:QpaRdqwh0
榊原「それにしても佐藤さん、よくここまで伸びて来たね」
小椋「本当よね…びっくりだわ」
佐藤「うん」
佐藤「夢がね、出来たの」
多々良「夢?」
榊原「へぇ。夢を持つことは良い事だよね」
小椋「で、どんな夢なの?」
佐藤「榊原くんと…同じ高校に進みたいの//」
榊原「え…」
赤沢「…」ギリッ
小椋「本当よね…びっくりだわ」
佐藤「うん」
佐藤「夢がね、出来たの」
多々良「夢?」
榊原「へぇ。夢を持つことは良い事だよね」
小椋「で、どんな夢なの?」
佐藤「榊原くんと…同じ高校に進みたいの//」
榊原「え…」
赤沢「…」ギリッ
157: 2012/03/27(火) 13:53:35.65 ID:QpaRdqwh0
榊原「僕と同じ高校に?」
佐藤「//」コクッ
多々良「でも…榊原くんが行くのって、有名な進学校よね?」
榊原「う、うん」
小椋「大丈夫かよ?」
佐藤「わ、私がんばる!」
榊原「じゃあ、一緒に頑張ろうね」ニコッ
佐藤「ふぁぁ//」
佐藤「//」コクッ
多々良「でも…榊原くんが行くのって、有名な進学校よね?」
榊原「う、うん」
小椋「大丈夫かよ?」
佐藤「わ、私がんばる!」
榊原「じゃあ、一緒に頑張ろうね」ニコッ
佐藤「ふぁぁ//」
159: 2012/03/27(火) 14:02:27.20 ID:QpaRdqwh0
そして僕は、東京の高校に進学することになったのだが…。
~東京~
トゥルルル
榊原「はい、もしもし」
赤沢『あ、恒一くん?』
榊原「ああ、赤沢さん」
赤沢『今、引越しの荷物片付いたところなんだけど…』
赤沢『…遊びに来ない?』
榊原「え?行ってもいいの?」
赤沢『ふふっ。もちろんいいわよ』
~東京~
トゥルルル
榊原「はい、もしもし」
赤沢『あ、恒一くん?』
榊原「ああ、赤沢さん」
赤沢『今、引越しの荷物片付いたところなんだけど…』
赤沢『…遊びに来ない?』
榊原「え?行ってもいいの?」
赤沢『ふふっ。もちろんいいわよ』
167: 2012/03/27(火) 14:35:14.72 ID:QpaRdqwh0
榊原「へぇ、ここが赤沢さんのアパートかぁ」
赤沢「いらっしゃい、恒一くん」
榊原「いい部屋だね」
赤沢「ふふっ、ありがとう」
赤沢「引越しでドタバタしてたから、また少し散らかってるけどね」
榊原「でも凄いよ、一人暮らしなんて」
赤沢「いらっしゃい、恒一くん」
榊原「いい部屋だね」
赤沢「ふふっ、ありがとう」
赤沢「引越しでドタバタしてたから、また少し散らかってるけどね」
榊原「でも凄いよ、一人暮らしなんて」
169: 2012/03/27(火) 14:42:31.96 ID:QpaRdqwh0
高校生だし…
172: 2012/03/27(火) 14:50:07.41 ID:QpaRdqwh0
赤沢「そ、そんなことないわよ//」テレッ
榊原「そんなことあるって」
赤沢「あ、飲み物でも淹れましょうか?」
榊原「うん、もらうよ」
赤沢「何にする?」
榊原「ハワイコナのエクストラファンシー」
赤沢「ふふっ、言うと思った//」
榊原「赤沢さんが教えてくれたからね」
榊原「そんなことあるって」
赤沢「あ、飲み物でも淹れましょうか?」
榊原「うん、もらうよ」
赤沢「何にする?」
榊原「ハワイコナのエクストラファンシー」
赤沢「ふふっ、言うと思った//」
榊原「赤沢さんが教えてくれたからね」
173: 2012/03/27(火) 14:56:03.31 ID:QpaRdqwh0
榊原「ごちそうさま」
榊原「じゃあ、長居しても迷惑だろうし…そろそろ帰るね」
赤沢「別に迷惑なんかじゃないのに」
赤沢(むしろ…ずっと一緒にいたいな//)
榊原「おじゃましました」
赤沢「また遊びに来なさいね」
榊原「じゃあ、長居しても迷惑だろうし…そろそろ帰るね」
赤沢「別に迷惑なんかじゃないのに」
赤沢(むしろ…ずっと一緒にいたいな//)
榊原「おじゃましました」
赤沢「また遊びに来なさいね」
175: 2012/03/27(火) 15:03:12.37 ID:QpaRdqwh0
榊原「もう夜か…すっかり赤沢さんの家に入り浸っちゃったな」
榊原「…ん?」
榊原「電柱の影に誰かいる…」
榊原「…ん?」
榊原「電柱の影に誰かいる…」
179: 2012/03/27(火) 15:13:05.00 ID:QpaRdqwh0
佐藤「ふぇぇ」
榊原「佐藤さん…?」
佐藤「あっ、榊原くん//」
榊原「こんなところで…何してるの?」
佐藤「星のね、数を数えてたの//」
榊原「…今日、くもりだよ?」
佐藤「ふぇ~?」
榊原「……」
佐藤「ん~…?」
榊原「…じゃ、じゃあね」
佐藤「……」
榊原「佐藤さん…?」
佐藤「あっ、榊原くん//」
榊原「こんなところで…何してるの?」
佐藤「星のね、数を数えてたの//」
榊原「…今日、くもりだよ?」
佐藤「ふぇ~?」
榊原「……」
佐藤「ん~…?」
榊原「…じゃ、じゃあね」
佐藤「……」
182: 2012/03/27(火) 15:22:16.98 ID:QpaRdqwh0
榊原「なんだったんだろ…」
榊原「とりあえず、風呂に入るか」
榊原「♪」
榊原「とりあえず、風呂に入るか」
榊原「♪」
190: 2012/03/27(火) 15:42:08.17 ID:QpaRdqwh0
榊原「ふぅ、風呂入ってさっぱりした」
榊原「ベランダで夜風に当たるか…」
ガラガラッ
榊原「ん~、夜風が気持ちいい」
榊原「…ん?」
佐藤「……」
榊原「公衆電話に誰かが……って佐藤さん…!?」
榊原「ベランダで夜風に当たるか…」
ガラガラッ
榊原「ん~、夜風が気持ちいい」
榊原「…ん?」
佐藤「……」
榊原「公衆電話に誰かが……って佐藤さん…!?」
192: 2012/03/27(火) 15:46:47.84 ID:QpaRdqwh0
榊原(誰に電話してるんだ……?)
佐藤「……」スッ
榊原「!?」サッ
榊原(い、今目が合ったよな…?)
佐藤「……」
佐藤「……」スッ
榊原「!?」サッ
榊原(い、今目が合ったよな…?)
佐藤「……」
195: 2012/03/27(火) 15:54:44.74 ID:QpaRdqwh0
トゥルルル
榊原「!」ビクッ
トゥルルル
榊原「…」ガチャッ
榊原「…もしもし?」
佐藤『…』
榊原「……どちら様ですか?」
佐藤『…』
榊原(誰だ…?)
佐藤『榊原くぅん…』
榊原「佐藤さん?」
榊原「!」ビクッ
トゥルルル
榊原「…」ガチャッ
榊原「…もしもし?」
佐藤『…』
榊原「……どちら様ですか?」
佐藤『…』
榊原(誰だ…?)
佐藤『榊原くぅん…』
榊原「佐藤さん?」
198: 2012/03/27(火) 16:02:20.49 ID:QpaRdqwh0
榊原「な、何…?」
佐藤『声が…聞きたかっただけ…』
榊原「そ、そう…」
佐藤『…』
榊原「じゃあ僕忙しいから…切るね」
佐藤『あ…』
その夜、佐藤さんからの電話は15回続いた。
佐藤『声が…聞きたかっただけ…』
榊原「そ、そう…」
佐藤『…』
榊原「じゃあ僕忙しいから…切るね」
佐藤『あ…』
その夜、佐藤さんからの電話は15回続いた。
200: 2012/03/27(火) 16:09:16.06 ID:QpaRdqwh0
そして、入学式がやって来たのだ。
榊原「今日から僕も高校生か…」
榊原「本当は男子校に通うつもりだったけど」
榊原「赤沢さんがこっちの高校のほうが美術大に行くには有利だって」
榊原「僕に進言してくれたんだよなぁ」
赤沢「おはよう!恒一くん」
榊原「おはよう、赤沢さん」
榊原「今日から僕も高校生か…」
榊原「本当は男子校に通うつもりだったけど」
榊原「赤沢さんがこっちの高校のほうが美術大に行くには有利だって」
榊原「僕に進言してくれたんだよなぁ」
赤沢「おはよう!恒一くん」
榊原「おはよう、赤沢さん」
203: 2012/03/27(火) 16:14:00.95 ID:QpaRdqwh0
佐藤「榊原くん…」クイクイッ
榊原「あ、佐藤さんもおはよう」
赤沢「…」
有田「イェーイ!みんな元気してたー!?」
榊原「有田さんは…元気そうだね」
赤沢(ったく…何でこいつらまでくっついて来たのかしら…)
榊原「あ、佐藤さんもおはよう」
赤沢「…」
有田「イェーイ!みんな元気してたー!?」
榊原「有田さんは…元気そうだね」
赤沢(ったく…何でこいつらまでくっついて来たのかしら…)
205: 2012/03/27(火) 16:19:55.82 ID:QpaRdqwh0
赤沢「そう言えば、自分のクラス何組か見た?」
榊原「まだ見てない」
有田「じゃあ皆で見に行こう!」
榊原 A組
赤沢 A組
有田 A組
佐藤 C組
佐藤「……」
榊原「まだ見てない」
有田「じゃあ皆で見に行こう!」
榊原 A組
赤沢 A組
有田 A組
佐藤 C組
佐藤「……」
207: 2012/03/27(火) 16:24:28.24 ID:QpaRdqwh0
有田「っしゃあ!!」ガッツポーズ
赤沢「ふふっ。また1年間、よろしくね恒一くん」
榊原「こちらこそ」
佐藤「…」グイッ
榊原「ん?どうしたの佐藤さん」
佐藤「私、C組」
榊原「うん…そうみたいだね」
佐藤「榊原くんは…C組?」
榊原「いや…A組だけど」
佐藤「…私、A組?」
榊原「違うでしょ。佐藤さんはC組だよ」
佐藤「ん~?どゆこと?」
赤沢「ふふっ。また1年間、よろしくね恒一くん」
榊原「こちらこそ」
佐藤「…」グイッ
榊原「ん?どうしたの佐藤さん」
佐藤「私、C組」
榊原「うん…そうみたいだね」
佐藤「榊原くんは…C組?」
榊原「いや…A組だけど」
佐藤「…私、A組?」
榊原「違うでしょ。佐藤さんはC組だよ」
佐藤「ん~?どゆこと?」
212: 2012/03/27(火) 16:29:22.39 ID:QpaRdqwh0
赤沢「あなたはC組、恒一くんはA組。わかった?」
佐藤「ん~…?」
榊原(大丈夫かな…)
有田「ほらほら榊原くん!早く私たちの愛の巣へレッツゴーよ!」グイッ
榊原「わわっ、そんなに引っ張らないでよ」
赤沢「あっ!待ちなさいよ!」
佐藤「ん~?」
佐藤「どういう…こと…?」
佐藤「私…A組ってことなのかな…」
佐藤「ん~…?」
榊原(大丈夫かな…)
有田「ほらほら榊原くん!早く私たちの愛の巣へレッツゴーよ!」グイッ
榊原「わわっ、そんなに引っ張らないでよ」
赤沢「あっ!待ちなさいよ!」
佐藤「ん~?」
佐藤「どういう…こと…?」
佐藤「私…A組ってことなのかな…」
216: 2012/03/27(火) 16:33:31.73 ID:QpaRdqwh0
榊原「へぇ、ここが僕たちのクラスか」
有田「ここで私と榊原くんのセクシャルな学校生活が始まるのね…!子宮が疼くわ…//」
赤沢「何言ってんのよアンタ!」
榊原「はは…」
ガラッ
佐藤「ここ…かな…?」
赤沢「出た…」
有田「ここで私と榊原くんのセクシャルな学校生活が始まるのね…!子宮が疼くわ…//」
赤沢「何言ってんのよアンタ!」
榊原「はは…」
ガラッ
佐藤「ここ…かな…?」
赤沢「出た…」
219: 2012/03/27(火) 16:37:59.59 ID:QpaRdqwh0
榊原「佐藤さん、ここはC組じゃないよ」
佐藤「ん~?」
赤沢「ここはA組よ!自分のクラスに行きなさいよ!」
佐藤「ふぇぇ」グスッ
榊原「赤沢さん、そんなに大きな声出さなくても…」
赤沢「だって…。ごめんなさい、佐藤さん」
榊原「有田さん、佐藤さんをC組まで連れて行ってあげて」
有田「了解ですっ!私のダッチハズバンド君!」
佐藤「ん~?」
赤沢「ここはA組よ!自分のクラスに行きなさいよ!」
佐藤「ふぇぇ」グスッ
榊原「赤沢さん、そんなに大きな声出さなくても…」
赤沢「だって…。ごめんなさい、佐藤さん」
榊原「有田さん、佐藤さんをC組まで連れて行ってあげて」
有田「了解ですっ!私のダッチハズバンド君!」
222: 2012/03/27(火) 16:42:01.09 ID:QpaRdqwh0
佐藤「榊原くんがいいよぉ…」
榊原「ごめん、僕トイレに行きたいから…」
有田「ほら、行くわよ佐藤さん」ムンズッ
佐藤「ふぇ~?」ズルズル
赤沢「まったく…あの子大丈夫かしら?」
榊原「どうだろう…」
榊原「ごめん、僕トイレに行きたいから…」
有田「ほら、行くわよ佐藤さん」ムンズッ
佐藤「ふぇ~?」ズルズル
赤沢「まったく…あの子大丈夫かしら?」
榊原「どうだろう…」
223: 2012/03/27(火) 16:44:31.03 ID:QpaRdqwh0
有田「ほら、もうすぐC組に着くからね……」
有田「っていない!?」
有田「これはぬいぐるみ……変わり身の術!?」
有田「っていない!?」
有田「これはぬいぐるみ……変わり身の術!?」
225: 2012/03/27(火) 16:48:15.21 ID:QpaRdqwh0
~男子トイレ~
榊原「さてさて」
榊原「ふぅ…」プルルッ
ギィ…
榊原(ん…?個室に誰かいたのか)
佐藤「榊原くぅん…」
榊原「佐藤さん!?」
榊原「さてさて」
榊原「ふぅ…」プルルッ
ギィ…
榊原(ん…?個室に誰かいたのか)
佐藤「榊原くぅん…」
榊原「佐藤さん!?」
226: 2012/03/27(火) 16:52:20.76 ID:QpaRdqwh0
榊原「な、何してるの…ここ男子トイレだよ?」
佐藤「え~?」
榊原「え~?じゃなくって…」
佐藤「ん~?」
榊原「ちょ、ちょっと、覗きこまないでよ…//」
佐藤「え~?」
榊原「え~?じゃなくって…」
佐藤「ん~?」
榊原「ちょ、ちょっと、覗きこまないでよ…//」
229: 2012/03/27(火) 16:56:29.08 ID:QpaRdqwh0
佐藤「ふぁぁ//」
榊原「み、見ないでよぉ!//」
佐藤「榊原くん…おっきいね…//」
榊原「んもぉー!」
榊原「ほら、早く出よう。こんなところ誰かに見られたら大変だよ」
佐藤「うん」
榊原「じゃあね」
佐藤「……」
榊原「み、見ないでよぉ!//」
佐藤「榊原くん…おっきいね…//」
榊原「んもぉー!」
榊原「ほら、早く出よう。こんなところ誰かに見られたら大変だよ」
佐藤「うん」
榊原「じゃあね」
佐藤「……」
232: 2012/03/27(火) 17:04:11.17 ID:QpaRdqwh0
先生「よーし、それじゃあ出席取るついでに自己紹介もしてくれー」
先生「まずは…赤沢泉美さん」
赤沢「はい」
赤沢「赤沢泉美です。富山の中学から来ました」
先生「続いて…えー、有田松子さん」
有田「はいっ!」
有田「私は有田松子!榊原くんの性奴隷をさせてもらっています!」
榊原「んなっ…」
ざわざわ ざわざわ
先生「おー、ちゃんと避妊はしろよ、避妊は」
有田「はい!」
榊原「いやいや」
先生「まずは…赤沢泉美さん」
赤沢「はい」
赤沢「赤沢泉美です。富山の中学から来ました」
先生「続いて…えー、有田松子さん」
有田「はいっ!」
有田「私は有田松子!榊原くんの性奴隷をさせてもらっています!」
榊原「んなっ…」
ざわざわ ざわざわ
先生「おー、ちゃんと避妊はしろよ、避妊は」
有田「はい!」
榊原「いやいや」
236: 2012/03/27(火) 17:14:28.71 ID:QpaRdqwh0
先生「えー、では次、榊原恒一くん」
榊原「はい」
榊原「初めまして、榊原恒一です」キラキラ
女子「「「わぁぁぁぁぁ//」」」
中尾山「ケッ」
「やだぁ// すっごいイケメン//」
「でも有田さんを性奴隷にしてるんでしょ…」ヒソヒソ
榊原「…ゴホンッ」
榊原「さっきの有田さんの事は、真っ赤な嘘です」
榊原「はい」
榊原「初めまして、榊原恒一です」キラキラ
女子「「「わぁぁぁぁぁ//」」」
中尾山「ケッ」
「やだぁ// すっごいイケメン//」
「でも有田さんを性奴隷にしてるんでしょ…」ヒソヒソ
榊原「…ゴホンッ」
榊原「さっきの有田さんの事は、真っ赤な嘘です」
240: 2012/03/27(火) 17:18:58.95 ID:QpaRdqwh0
先生「ところで榊原」
榊原「はい?」
先生「お前の後ろに立ってる女の子は誰だ?知り合いか?」
榊原「え?」クルッ
佐藤「ふぇ~?」
榊原「佐藤さん…!何で…」
赤沢「出たぁ……」
榊原「はい?」
先生「お前の後ろに立ってる女の子は誰だ?知り合いか?」
榊原「え?」クルッ
佐藤「ふぇ~?」
榊原「佐藤さん…!何で…」
赤沢「出たぁ……」
243: 2012/03/27(火) 17:23:33.30 ID:QpaRdqwh0
榊原「佐藤さんダメじゃないか、ここにいちゃ…」
佐藤「ん~?なんで?」
榊原「あのねぇ…」
先生「何だー?あっしにはチンプンカンプンでござるぞー?」
赤沢「先生、彼女はC組の子なんです」
先生「なるほどぉ」
ガラッ
校長「ちょっといいかね」
先生「オス、校長殿」
佐藤「ん~?なんで?」
榊原「あのねぇ…」
先生「何だー?あっしにはチンプンカンプンでござるぞー?」
赤沢「先生、彼女はC組の子なんです」
先生「なるほどぉ」
ガラッ
校長「ちょっといいかね」
先生「オス、校長殿」
245: 2012/03/27(火) 17:26:51.87 ID:QpaRdqwh0
校長「ヒソヒソ」
先生「ふむふむ」
先生「おーし、佐藤さんもA組になった」
赤沢「は?」
榊原「どう言うことだ…?」
佐藤「ふふっ、いっしょだねぇ♪」
先生(まさかあの子が理事長の娘さんとはな…)
先生(そりゃA組に行きたいと言われれば、そうするしかあるまい…)
先生「ふむふむ」
先生「おーし、佐藤さんもA組になった」
赤沢「は?」
榊原「どう言うことだ…?」
佐藤「ふふっ、いっしょだねぇ♪」
先生(まさかあの子が理事長の娘さんとはな…)
先生(そりゃA組に行きたいと言われれば、そうするしかあるまい…)
253: 2012/03/27(火) 17:49:10.71 ID:QpaRdqwh0
そんなこんなで、僕らの高校生活は幕を上げた。
そして、高校3年。
僕らは、それぞれ進路について悩んでいた。
榊原「まあ、僕は美術大に進むんだけどね」
赤沢「あら、奇遇ね。私もよ」
榊原「え?そうなの?」
そして、高校3年。
僕らは、それぞれ進路について悩んでいた。
榊原「まあ、僕は美術大に進むんだけどね」
赤沢「あら、奇遇ね。私もよ」
榊原「え?そうなの?」
256: 2012/03/27(火) 17:54:31.63 ID:QpaRdqwh0
赤沢「言ってなかったっけ?私、将来は彫刻家になりたいの」
榊原「へぇ」
有田「私も美術大に行く!」
榊原「有田さんも?」
有田「ま、私は美術に興味ないけどね。榊原くんをただひたすら追いかけるだけ!」
榊原「はは…」
佐藤「私も…行く…」
榊原「佐藤さんも?」
榊原「へぇ」
有田「私も美術大に行く!」
榊原「有田さんも?」
有田「ま、私は美術に興味ないけどね。榊原くんをただひたすら追いかけるだけ!」
榊原「はは…」
佐藤「私も…行く…」
榊原「佐藤さんも?」
258: 2012/03/27(火) 17:58:13.29 ID:QpaRdqwh0
中尾山「お、俺も赤沢さんと同じ大学に進もうかな//」
赤沢「あ、そう。好きにすれば?別にあんたの進路なんて興味ないけど」
中尾山「お、おう」
榊原「大学か…」
そんなわけで、僕らは同じ大学を受験したのである。
赤沢「あ、そう。好きにすれば?別にあんたの進路なんて興味ないけど」
中尾山「お、おう」
榊原「大学か…」
そんなわけで、僕らは同じ大学を受験したのである。
260: 2012/03/27(火) 18:01:38.01 ID:QpaRdqwh0
そして僕らは、見事に大学に受かった。
榊原「ここが美術大か…」
赤沢「私たちのキャンパスライフが始まるのね…」
有田「榊原くんのヌード書き放題か…」
佐藤「ふぇぇ…」
中尾山「赤沢さんと同じ大学だぜ!」
多々良「あれ?榊原くんに…皆?」
小椋「よー」
中尾「うおお!まさか赤沢さんと同じ大学とは!」
榊原「ここが美術大か…」
赤沢「私たちのキャンパスライフが始まるのね…」
有田「榊原くんのヌード書き放題か…」
佐藤「ふぇぇ…」
中尾山「赤沢さんと同じ大学だぜ!」
多々良「あれ?榊原くんに…皆?」
小椋「よー」
中尾「うおお!まさか赤沢さんと同じ大学とは!」
267: 2012/03/27(火) 18:09:29.56 ID:QpaRdqwh0
中尾山「ん?何だオメー」
中尾「お前こそ何もんだ!」
赤沢「バカ二人はほっといて行きましょ」
小椋「そうね」
有田「榊原くん、そこのトイレで一発やらない?」
榊原「やらないよ…」
佐藤「チッ」
中尾「お前こそ何もんだ!」
赤沢「バカ二人はほっといて行きましょ」
小椋「そうね」
有田「榊原くん、そこのトイレで一発やらない?」
榊原「やらないよ…」
佐藤「チッ」
268: 2012/03/27(火) 18:19:23.28 ID:QpaRdqwh0
そして僕らは夏休み、海外旅行を計画することになった。
榊原「どこに行きたい?紙に書いて行くよ」
赤沢「そうね…ロンドンなんてどうかしら?」
榊原「いいね」カキカキ
榊原「多々良さんは?」
多々良「私はフランスがいいかなぁ。ロンシャンに行きたいわ」
榊原「なるほど」カキカキ
榊原「佐藤さんは?」
佐藤「んー……エデンかなぁ」
榊原「小椋さんは?」
榊原「どこに行きたい?紙に書いて行くよ」
赤沢「そうね…ロンドンなんてどうかしら?」
榊原「いいね」カキカキ
榊原「多々良さんは?」
多々良「私はフランスがいいかなぁ。ロンシャンに行きたいわ」
榊原「なるほど」カキカキ
榊原「佐藤さんは?」
佐藤「んー……エデンかなぁ」
榊原「小椋さんは?」
273: 2012/03/27(火) 18:26:53.58 ID:QpaRdqwh0
小椋「私はイターリアに行きたいわイターリアに」
榊原「いいねイタリア。僕も行ってみたいな」カキカキ
榊原「有田さんは?」
有田「熱海」
榊原「なるほど、手軽なのも魅力的だよね。ま、海外旅行ではないけど」カキカキ
榊原「んー、どうしよっか?」
赤沢「恒一くんが決めてもらっていいわよ?」
榊原「うーん。じゃあフランスに行こっか?」
榊原「いいねイタリア。僕も行ってみたいな」カキカキ
榊原「有田さんは?」
有田「熱海」
榊原「なるほど、手軽なのも魅力的だよね。ま、海外旅行ではないけど」カキカキ
榊原「んー、どうしよっか?」
赤沢「恒一くんが決めてもらっていいわよ?」
榊原「うーん。じゃあフランスに行こっか?」
277: 2012/03/27(火) 18:31:05.33 ID:QpaRdqwh0
そんなわけで、僕らはフランスへ旅行することになったわけで…。
~出発当日~
有田「ほら榊原くん、遅れちゃうよ!」
榊原「わかった」
榊原「…て言うか何で有田さん僕の家に住み着いてるのさ?」
有田「いいから早く!」
榊原「あ、そうだ、佐藤さんのアパートにも寄って行こうよ。心配だし」
~出発当日~
有田「ほら榊原くん、遅れちゃうよ!」
榊原「わかった」
榊原「…て言うか何で有田さん僕の家に住み着いてるのさ?」
有田「いいから早く!」
榊原「あ、そうだ、佐藤さんのアパートにも寄って行こうよ。心配だし」
279: 2012/03/27(火) 18:34:06.26 ID:QpaRdqwh0
ピンポーン
ガチャッ
佐藤「ふぇ~?」
榊原「佐藤さん何でまだパジャマ着てるの!もう行く時間だよ?」
佐藤「ふぁぁ…急いで支度するね」
榊原「まったく…」
有田「ハァ」
ガチャッ
佐藤「ふぇ~?」
榊原「佐藤さん何でまだパジャマ着てるの!もう行く時間だよ?」
佐藤「ふぁぁ…急いで支度するね」
榊原「まったく…」
有田「ハァ」
284: 2012/03/27(火) 18:38:52.78 ID:QpaRdqwh0
佐藤「おまたせぇ~」
榊原「……」
榊原「…佐藤さん、一応聞くけどパスポート持った?」
佐藤「ふぇぇっ?パスポートなら引き出しの奥にしまってあるよ?」
有田「」
榊原「……」
佐藤「失くしたら困るからね♪」
有田「」
榊原「……」ジトーッ
佐藤「?」
佐藤「???」
佐藤「ああっ!!」ドタドタッ
榊原「早くしてねー」
榊原「……」
榊原「…佐藤さん、一応聞くけどパスポート持った?」
佐藤「ふぇぇっ?パスポートなら引き出しの奥にしまってあるよ?」
有田「」
榊原「……」
佐藤「失くしたら困るからね♪」
有田「」
榊原「……」ジトーッ
佐藤「?」
佐藤「???」
佐藤「ああっ!!」ドタドタッ
榊原「早くしてねー」
291: 2012/03/27(火) 19:06:29.85 ID:QpaRdqwh0
榊原「よし、ここにいれば小椋さんたちが来るはずだよ」
有田「じゃあ待ってる間に一発やっとこっか?」
榊原「何をですか…何もやりませんよ」
有田「照れちゃってー//」
榊原「あ、来たみたいだ」
小椋「おーっす」
有田「うわぁ、ベンツだ!」
有田「じゃあ待ってる間に一発やっとこっか?」
榊原「何をですか…何もやりませんよ」
有田「照れちゃってー//」
榊原「あ、来たみたいだ」
小椋「おーっす」
有田「うわぁ、ベンツだ!」
293: 2012/03/27(火) 19:09:23.95 ID:QpaRdqwh0
榊原「でもさ、ベンツと言えど6人は…」
赤沢「もうすぐ多々良さんが来るわ」
ブォンブォンブォン… ブォオオオオオオオオ
榊原「ん?」
多々良「はぁーい♪」
小椋「ハーレー・ダビッドソンかよ。やるじゃねぇか」
赤沢「ベンツに4人、ハーレーに2人で行きましょう」
赤沢「もうすぐ多々良さんが来るわ」
ブォンブォンブォン… ブォオオオオオオオオ
榊原「ん?」
多々良「はぁーい♪」
小椋「ハーレー・ダビッドソンかよ。やるじゃねぇか」
赤沢「ベンツに4人、ハーレーに2人で行きましょう」
296: 2012/03/27(火) 19:14:45.52 ID:QpaRdqwh0
小椋「榊原くん、助手席に乗りなよ♪」ポンポンッ
多々良「榊原くん、私のハーレーに!」
榊原「えぇー…どうしようかな?」
小椋「いいからいいから」ドンッ
榊原「うわわっ」
バタンッ
榊原「無理矢理押し込まれた…」
多々良「チッ」
多々良「じゃあ、佐藤さんこっち乗りなよ」
佐藤「チッ」
多々良「榊原くん、私のハーレーに!」
榊原「えぇー…どうしようかな?」
小椋「いいからいいから」ドンッ
榊原「うわわっ」
バタンッ
榊原「無理矢理押し込まれた…」
多々良「チッ」
多々良「じゃあ、佐藤さんこっち乗りなよ」
佐藤「チッ」
299: 2012/03/27(火) 19:25:26.74 ID:QpaRdqwh0
小椋「よーし、んじゃぶっ飛ばしていくわよ♪」
榊原「く、くれぐれも安全運転でね…?」
小椋「わかってますって!」
バゥンバゥン!
榊原(うわ…マフラーいじくってるなこりゃ…)
榊原「く、くれぐれも安全運転でね…?」
小椋「わかってますって!」
バゥンバゥン!
榊原(うわ…マフラーいじくってるなこりゃ…)
300: 2012/03/27(火) 19:26:58.43 ID:QpaRdqwh0
多々良「佐藤さん、一応つかまっててね」
佐藤「…」
多々良「それじゃ、出発♪」
佐藤「…チッ」
多々良「…え?」
佐藤「…」
多々良「それじゃ、出発♪」
佐藤「…チッ」
多々良「…え?」
302: 2012/03/27(火) 19:33:10.44 ID:QpaRdqwh0
赤沢「空港についたわ」
榊原「大分時間ロスしたからね…急ごう」
佐藤「ん~?ここどこぉ?」
榊原「空港だよ佐藤さん」
小椋「ったくイライラするわねぇ」
榊原「大分時間ロスしたからね…急ごう」
佐藤「ん~?ここどこぉ?」
榊原「空港だよ佐藤さん」
小椋「ったくイライラするわねぇ」
329: 2012/03/27(火) 21:47:01.76 ID:QpaRdqwh0
~機内~
佐藤「ふぁぁ//」
佐藤「榊原くん、みてみて、本当に空飛んでるよぉ!」
榊原「そうだね」
佐藤「窓開けてみよっと♪」
佐藤「んっ…ん?あれ?」
佐藤「榊原くぅん…」
榊原「ん?」
佐藤「窓、開かないよぉ……」
榊原「開くわけないじゃないか」
佐藤「ふぁぁ//」
佐藤「榊原くん、みてみて、本当に空飛んでるよぉ!」
榊原「そうだね」
佐藤「窓開けてみよっと♪」
佐藤「んっ…ん?あれ?」
佐藤「榊原くぅん…」
榊原「ん?」
佐藤「窓、開かないよぉ……」
榊原「開くわけないじゃないか」
333: 2012/03/27(火) 21:49:53.38 ID:QpaRdqwh0
赤沢「わわっ、すごい、本当に飛んでるわ!」
赤沢「ほらほら、小椋も見なさいよ!」
小椋「んー、そーだね、すごいすごい」
赤沢「わっ!雲の上飛んでる!ねーねー!」
小椋「大人しく映画見させろや…」
赤沢「ちょっと窓開けてみましょう!」
赤沢「……あ、開かない!?」
小椋「開くわけねーだろカス」
赤沢「ほらほら、小椋も見なさいよ!」
小椋「んー、そーだね、すごいすごい」
赤沢「わっ!雲の上飛んでる!ねーねー!」
小椋「大人しく映画見させろや…」
赤沢「ちょっと窓開けてみましょう!」
赤沢「……あ、開かない!?」
小椋「開くわけねーだろカス」
340: 2012/03/27(火) 21:56:16.31 ID:QpaRdqwh0
そんなこんなで、僕らは何とかフランスへと到着したわけで…
多々良「待たせたわね、我が華の巴里よ」
赤沢「うわっ…香水臭いわね、ここ」
佐藤「ここがシャムネコドラゴンボール空港…」
榊原「シャルル・ドゴール空港だよ、佐藤さん」
有田「じゃあ記念に空港のトイレで一発やろっか榊原くん」
榊原「やらないよ」
多々良「待たせたわね、我が華の巴里よ」
赤沢「うわっ…香水臭いわね、ここ」
佐藤「ここがシャムネコドラゴンボール空港…」
榊原「シャルル・ドゴール空港だよ、佐藤さん」
有田「じゃあ記念に空港のトイレで一発やろっか榊原くん」
榊原「やらないよ」
343: 2012/03/27(火) 22:00:59.93 ID:QpaRdqwh0
赤沢「まずどこに行こうか?」
多々良「私はロンシャン競馬場に行きたいわ」
小椋「あたしはカンヌがいいなぁ」
榊原「僕はとりあえず、エッフェル塔は押さえておきたいな」
有田「私はとりあえず、榊原くんのエッフェル塔を挿入してもらいたいな」
佐藤「ピザの斜塔行きたい…」
赤沢「じゃあシャンゼリゼの通りでも散歩してみない?」
榊原「あ、それいいね」
多々良「私はロンシャン競馬場に行きたいわ」
小椋「あたしはカンヌがいいなぁ」
榊原「僕はとりあえず、エッフェル塔は押さえておきたいな」
有田「私はとりあえず、榊原くんのエッフェル塔を挿入してもらいたいな」
佐藤「ピザの斜塔行きたい…」
赤沢「じゃあシャンゼリゼの通りでも散歩してみない?」
榊原「あ、それいいね」
347: 2012/03/27(火) 22:04:48.43 ID:QpaRdqwh0
そして観光を済ませ、僕らは一路ホテルへとやって来たわけで…
榊原「僕は一人部屋の方がいいよね?」
赤沢「ダメよ」
榊原「え?何で?」
小椋「だってその分、お金かかっちゃうじゃない」
榊原「確かにユーロだと何かと高くついちゃうけど…」
赤沢「じゃあ恒一くん、私と…」
佐藤「榊原くぅん」クイクイ
赤沢(出た…)
佐藤「榊原くん、私と一緒…」
榊原「しょうがないなぁ」
榊原「僕は一人部屋の方がいいよね?」
赤沢「ダメよ」
榊原「え?何で?」
小椋「だってその分、お金かかっちゃうじゃない」
榊原「確かにユーロだと何かと高くついちゃうけど…」
赤沢「じゃあ恒一くん、私と…」
佐藤「榊原くぅん」クイクイ
赤沢(出た…)
佐藤「榊原くん、私と一緒…」
榊原「しょうがないなぁ」
350: 2012/03/27(火) 22:08:27.94 ID:QpaRdqwh0
榊原「へぇ~フランスのテレビってこんなのやってるんだ」ピッピッ
佐藤「榊原くぅ~ん…」
榊原「はいはい、何でしょうか?」
榊原「って、何で裸なの!?//」
佐藤「シャワー浴びようとしたんだけど、水圧が弱いの…」
榊原「そ、そんなこと言われても…//」
佐藤「手で顔隠してないで、たすけてよぉ…」
佐藤「榊原くぅ~ん…」
榊原「はいはい、何でしょうか?」
榊原「って、何で裸なの!?//」
佐藤「シャワー浴びようとしたんだけど、水圧が弱いの…」
榊原「そ、そんなこと言われても…//」
佐藤「手で顔隠してないで、たすけてよぉ…」
353: 2012/03/27(火) 22:11:41.40 ID:QpaRdqwh0
小椋「ホテルに入っちゃうと暇だよねぇ」
有田「そうだね」
小椋「ま、あたしはDVDプレーヤー持って来てるからいいけど」
有田「あ、じゃあこれ一緒に見ようよ」
小椋「何それ?」
有田「榊原くんの秘蔵映像集vol.24」
有田「そうだね」
小椋「ま、あたしはDVDプレーヤー持って来てるからいいけど」
有田「あ、じゃあこれ一緒に見ようよ」
小椋「何それ?」
有田「榊原くんの秘蔵映像集vol.24」
354: 2012/03/27(火) 22:13:42.21 ID:QpaRdqwh0
小椋「わわわ…何これ…す、すごい//」
有田「ふっふーん。そうでしょー?」
小椋「どうやってこんな映像撮ったんだよ…?」
有田「ほら私、榊原くんの家に半同棲してるじゃない」
小椋「いつも勝手に上がりこんでるだけのくせに…」
有田「ふっふーん。そうでしょー?」
小椋「どうやってこんな映像撮ったんだよ…?」
有田「ほら私、榊原くんの家に半同棲してるじゃない」
小椋「いつも勝手に上がりこんでるだけのくせに…」
355: 2012/03/27(火) 22:19:13.91 ID:QpaRdqwh0
そして、僕らは夏のパリを満喫し、日本へと帰国したわけで。
楽しみのあとに待っていたのは、就職活動だったわけで…。
赤沢「恒一くん、もう就職決まった?」
榊原「それがまだ…」
有田「私の肉壷にリクルートしてみませんか?」
榊原「多々良さんはどう?」
多々良「私もまだなの…。牧場で働こうかな…とも考えてるんだけどね」
榊原「なるほど…」
楽しみのあとに待っていたのは、就職活動だったわけで…。
赤沢「恒一くん、もう就職決まった?」
榊原「それがまだ…」
有田「私の肉壷にリクルートしてみませんか?」
榊原「多々良さんはどう?」
多々良「私もまだなの…。牧場で働こうかな…とも考えてるんだけどね」
榊原「なるほど…」
360: 2012/03/27(火) 22:24:44.98 ID:QpaRdqwh0
赤沢「そうだ!」
赤沢「皆で会社を立ち上げればいいのよ!」
榊原「事業を始めるってこと…?どんな事業?」
赤沢「アパレル関係とか」
多々良「競馬予想会社は?」
小椋「シカゴに行ってマフィアになるとか」
有田「おもちゃを作るとか!」
榊原「それ絶対子供のおもちゃじゃないよね、有田さん」
榊原「佐藤さんは何か意見ないの?」
佐藤「ん~…」
佐藤「お菓子」
赤沢「皆で会社を立ち上げればいいのよ!」
榊原「事業を始めるってこと…?どんな事業?」
赤沢「アパレル関係とか」
多々良「競馬予想会社は?」
小椋「シカゴに行ってマフィアになるとか」
有田「おもちゃを作るとか!」
榊原「それ絶対子供のおもちゃじゃないよね、有田さん」
榊原「佐藤さんは何か意見ないの?」
佐藤「ん~…」
佐藤「お菓子」
364: 2012/03/27(火) 22:30:36.32 ID:QpaRdqwh0
結局僕らは、美術大卒ともあり、デザイナー関連の事業を始めたわけで…。
赤沢「株式会社Akazawa、ここに立ち上げよ!」
小椋「ダセェ名前だなおい」
赤沢「いいじゃない、私が社長取締役なんだから」
榊原「はは…そうだね」
赤沢「多々良さんは秘書をやってもらうわね」
多々良「はい」
赤沢「恒一くんは副社長。私の右腕として期待してるわ」
榊原「うん」
佐藤「あの、私は…」
赤沢「佐藤さんは…お茶汲みね」
佐藤「ふぁぁい//」
赤沢「株式会社Akazawa、ここに立ち上げよ!」
小椋「ダセェ名前だなおい」
赤沢「いいじゃない、私が社長取締役なんだから」
榊原「はは…そうだね」
赤沢「多々良さんは秘書をやってもらうわね」
多々良「はい」
赤沢「恒一くんは副社長。私の右腕として期待してるわ」
榊原「うん」
佐藤「あの、私は…」
赤沢「佐藤さんは…お茶汲みね」
佐藤「ふぁぁい//」
366: 2012/03/27(火) 22:35:00.86 ID:QpaRdqwh0
最初はどうなることやら、と思っていたこの会社も、
滑り出し好調で上手く波に乗れたわけで。
そして、今や一流企業にまで発展したわけで…。
赤沢「しかしまぁ…よく6人だけでここまで来たものよね」
榊原「感慨深いですね、社長」
赤沢「恒一くん、2人きりの時は泉美って呼んでよね//」
榊原「はい、泉美社長」
赤沢「そうじゃなくて…」
チーン
榊原「エレベーターが来ましたよ社長」
滑り出し好調で上手く波に乗れたわけで。
そして、今や一流企業にまで発展したわけで…。
赤沢「しかしまぁ…よく6人だけでここまで来たものよね」
榊原「感慨深いですね、社長」
赤沢「恒一くん、2人きりの時は泉美って呼んでよね//」
榊原「はい、泉美社長」
赤沢「そうじゃなくて…」
チーン
榊原「エレベーターが来ましたよ社長」
368: 2012/03/27(火) 22:37:49.35 ID:QpaRdqwh0
小椋「おーい、佐藤、お茶」
佐藤「ふぁーい」
有田「あ、こっちにもお願い」
佐藤「ふぁーい」
小椋「…遅いわね」
有田「様子見て来たら?」
小椋「ったく…」
佐藤「zzz」
小椋「寝てるし…これで何度目だよ…」
佐藤「ふぁーい」
有田「あ、こっちにもお願い」
佐藤「ふぁーい」
小椋「…遅いわね」
有田「様子見て来たら?」
小椋「ったく…」
佐藤「zzz」
小椋「寝てるし…これで何度目だよ…」
369: 2012/03/27(火) 22:41:17.63 ID:QpaRdqwh0
小椋「ガミガミ ガミガミ」
佐藤「ふぇぇ~、すみませーん…」
榊原「ん…?」
榊原「どうしたの?」
小椋「榊原くん、聞いてよ!またこいつ寝てたのよ!?」
榊原「まあまあ、とりあえず落ち着いて…」
有田「まだー?……あ、榊原くん」
榊原「やあ」
有田「私の聖水でも飲みますか?」
榊原「お茶でいいよ」
佐藤「ふぇぇ~、すみませーん…」
榊原「ん…?」
榊原「どうしたの?」
小椋「榊原くん、聞いてよ!またこいつ寝てたのよ!?」
榊原「まあまあ、とりあえず落ち着いて…」
有田「まだー?……あ、榊原くん」
榊原「やあ」
有田「私の聖水でも飲みますか?」
榊原「お茶でいいよ」
373: 2012/03/27(火) 22:46:54.54 ID:QpaRdqwh0
榊原(それにしても…)
小椋「本当にアンタは毎回毎回!」ガミガミ
佐藤「ふぇぇ」
榊原(佐藤さんは変わらないな…)
榊原(中学、高校、大学…いつもこんな感じだったよな…)
榊原(そしてその度に、僕が何とかしてあげてたけど…)
榊原(この子は今後…大丈夫だろうか…)
榊原(佐藤さんには、僕がずっとついてあげなきゃな……)
小椋「本当にアンタは毎回毎回!」ガミガミ
佐藤「ふぇぇ」
榊原(佐藤さんは変わらないな…)
榊原(中学、高校、大学…いつもこんな感じだったよな…)
榊原(そしてその度に、僕が何とかしてあげてたけど…)
榊原(この子は今後…大丈夫だろうか…)
榊原(佐藤さんには、僕がずっとついてあげなきゃな……)
377: 2012/03/27(火) 22:51:11.95 ID:QpaRdqwh0
後日。
榊原「あ、佐藤さん」
佐藤「ん~?」
榊原「…今日、仕事終わったあと空いてる?」
佐藤「うん!」
榊原「じゃあ…その……一緒にご飯でもどうかな?2人で」
佐藤「ふぇ~?//」
僕は、佐藤を誘ったわけで。
榊原「あ、佐藤さん」
佐藤「ん~?」
榊原「…今日、仕事終わったあと空いてる?」
佐藤「うん!」
榊原「じゃあ…その……一緒にご飯でもどうかな?2人で」
佐藤「ふぇ~?//」
僕は、佐藤を誘ったわけで。
379: 2012/03/27(火) 22:54:36.34 ID:QpaRdqwh0
そして…。
榊原「佐藤さん」
佐藤「なにぃ?」
榊原「僕と…結婚しよう」
佐藤「ふぁぁ//」
榊原「君をほっとけないよ。…だから僕と、結婚してくれる?」
佐藤「//」コクンッコクンッ
榊原「そう。…良かった」
佐藤「えへへ//」
榊原「佐藤さん」
佐藤「なにぃ?」
榊原「僕と…結婚しよう」
佐藤「ふぁぁ//」
榊原「君をほっとけないよ。…だから僕と、結婚してくれる?」
佐藤「//」コクンッコクンッ
榊原「そう。…良かった」
佐藤「えへへ//」
384: 2012/03/27(火) 22:58:53.31 ID:QpaRdqwh0
僕と佐藤さんは、長い年月をかけて結ばれたわけで…。
赤沢「まさか、あなたたちが結婚するなんてね…」
多々良「幸せになってね、榊原くん」
小椋「ぐやじいよぉ…」
有田「榊原くん、寂しくなったらいつでも私の穴に飛び込んで来てねっ!」
榊原「みんな、ありがとう」
赤沢「まさか、あなたたちが結婚するなんてね…」
多々良「幸せになってね、榊原くん」
小椋「ぐやじいよぉ…」
有田「榊原くん、寂しくなったらいつでも私の穴に飛び込んで来てねっ!」
榊原「みんな、ありがとう」
389: 2012/03/27(火) 23:01:30.46 ID:QpaRdqwh0
鳴「榊原くん、おめでとう」
榊原「見崎…。それに皆も…」
勅使河原「やるじゃねえかサカキ!男を上げやがって!」
中尾「祝福はまかせろー!」
中尾山「フラワーシャワーもまかせろー!」
久保寺「実におめでたいですね。おめでとう、榊原くん。そして佐藤さん」
榊原「先生…」
佐藤「ふぇぇ」
榊原「見崎…。それに皆も…」
勅使河原「やるじゃねえかサカキ!男を上げやがって!」
中尾「祝福はまかせろー!」
中尾山「フラワーシャワーもまかせろー!」
久保寺「実におめでたいですね。おめでとう、榊原くん。そして佐藤さん」
榊原「先生…」
佐藤「ふぇぇ」
393: 2012/03/27(火) 23:06:19.19 ID:QpaRdqwh0
そして僕と佐藤…いや、和江は、新しい第一歩を踏み出したわけで…。
榊原「和江、愛してるよ」
和江「私も//」
和江(案外、楽勝だったわね…)
おわり
榊原「和江、愛してるよ」
和江「私も//」
和江(案外、楽勝だったわね…)
おわり
394: 2012/03/27(火) 23:06:48.65 ID:2FzuwrYS0
計算だったんだな…乙
395: 2012/03/27(火) 23:07:23.59 ID:JbXreoaP0
素晴らしい
乙
乙
405: 2012/03/27(火) 23:11:33.73 ID:QpaRdqwh0
明日はスレタイの時点でネタバレ食らいそうだな…
明日はvip休むか
明日はvip休むか
410: 2012/03/27(火) 23:15:58.23 ID:QpaRdqwh0
藤巻さんは×和久井くんとかなら…誰かが書いてくれるはず
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